【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、喫茶や食事を提供する飲食店舗に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、店舗内に設けたテーブルにパーソナルコンピュータを設置し、飲食を楽しみながらインターネットのウェブページを閲覧できるようにした、いわゆるインターネットカフェが存在している（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
このようなインターネットカフェは、気軽に入店することができ、インターネットから様々な情報を得ることができる。
【０００４】
しかし、インターネットカフェで入手できる情報は、テキストや画像であり、商品の実物ではないため、実物を見たい、触れたいという解決されない欲求が残ることが多かった。
【０００５】
また、最近は、様々な情報が高度化し複雑化し、必要としない情報も溢れており、それゆえに必要な情報を的確に探し出すことが困難になっている。このような状況の下で、商品の情報のやりとりを行おうとした場合、インターネットカフェのような従来の方式では、情報を提供する企業側も、情報を入手する利用者側も、満足のいく結果を得ることができなかった。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−１８３１４３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、喫茶や食事を楽しみながら、満足のいく情報を入手することができる飲食店舗を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【０００９】
この発明の飲食店舗は、商品展示スペース１を有し、端末装置２と飲食代精算装置３を備え、端末装置２は商品展示スペース１に展示された商品に関する利用者からの資料請求の入力を受け付け、飲食代精算装置３は利用者の資料請求の状況に応じて割引した飲食代金を提示するようにしている。
【００１０】
端末装置２は、店舗内に配置された複数のテーブル４上にそれぞれ設置され、飲食代精算装置３とネットワークを介して接続されているものとすることができる。
【００１１】
飲食代金の割引額の上限が設定されているものとすることもできる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【００１３】
図１は、この発明の飲食店舗の間取り図、図２は、飲食店舗内の一部の様子を示す説明図、図３は、この飲食店舗に導入されているシステムの構成図、図４〜６は、端末装置２の画面に表示される内容を示す説明図である。
【００１４】
この発明の飲食店舗は、商品展示スペース１を有し、端末装置２と飲食代精算装置３を備え、端末装置２は商品展示スペース１に展示された商品に関する利用者からの資料請求の入力を受け付け、飲食代精算装置３は利用者の資料請求の状況に応じて割引した飲食代金を提示するようにしたものである。
【００１５】
この飲食店舗は、喫茶店のような様式であり、あわせて専門の情報を集約した店舗である。例えば、婚礼に関する情報を扱う店舗の場合は、「ブライダルカフェ」の名称で運営され、ブライダル関連商品を展示し、結婚式の打ち合わせ等に使用できるようにしている。
【００１６】
なお、この明細書において、商品の概念にはサービスも含まれるものし、また、商品自体だけではなく、そのサンプルや写真、カタログも商品の概念に含まれるものとする。商品としては、例えば、引き出物用の商品、衣装、ブーケ、指輪、ケーキ、家具、電化製品、日用品、結婚式場・二次会会場・ホテル・チャペル・旅行のプラン、写真・ＶＴＲのサービス等が挙げられる。
【００１７】
飲食店舗には、エントランスホール、キッチン、カウンター、テーブル４を設けた客席が設けられている。エントランスホールは、商品展示スペース１の１つで、通常はブライダル関連商品を展示するようにしているが、小規模なファッションショーを行うこともできる。エントランスホールの壁面の一部はガラス張りとし、外側からも展示された商品が見えるようにするとよい。
【００１８】
また、飲食店舗内には、適宜箇所に壁面に沿わせてスクリーン５を設置している。スクリーン５は、大型のものが望ましく、投射型のプロジェクター用のものや、プラズマディスプレイ等とすることができる。
【００１９】
前記客席は、図２に示したような、利用者が着席して飲食等を行うことができるテーブル４と椅子が複数組設けられており、各テーブル４の上には端末装置２が１台ずつ設置されている。さらに、その周囲には、商品展示スペース１として、壁面に形成した数十センチ四方の窪みや棚、ショーケースが設けられている。これらの商品展示スペース１には、宝石類や食器その他結婚式等で使用する各種のブライダル関連商品が配置される。
【００２０】
この飲食店舗には、図３に示したような、端末装置２、飲食代精算装置３、管理コンピュータ６等からなるシステムが導入されている。各端末装置２、飲食代精算装置３、及び管理コンピュータ６は、店舗内ＬＡＮに接続されており、端末装置２等はインターネットに接続できるものとしている。
【００２１】
端末装置２は、パーソナルコンピュータと同様な機能を有するコンピュータで、液晶ディスプレイ等からなる表示部を有しており、この表示部の前面に取り付けられたタッチパネルから入力を行えるようになっている。
【００２２】
飲食代精算装置３は、レジとしての機能を有するコンピュータで、既成のＰＯＳレジとすることができる。
【００２３】
管理コンピュータ６は、資料請求データベース（ＤＢ）、会計データベースを備えるコンピュータで、飲食店舗の事務所等、適宜の場所に設置される。管理コンピュータ６は、１台でも、複数台で構成されるものでもよい。
【００２４】
管理コンピュータ６は、各利用者別の、利用日、資料請求回数、資料請求先および商品名、注文した飲食物、飲食代金、割引額、実際の支払額等のデータを管理する。これらのデータは、資料請求データベース、会計データベースに格納される。
【００２５】
資料請求データベースは、利用者別の利用回数、資料請求情報、割引実績データ等の管理を行い、会計データベースは、利用者ごとの飲食代金や、飲食店舗全体の会計データ等の管理を行う。
【００２６】
この飲食店舗において、利用者は、コーヒー等の飲食物を注文し、飲食物が届くまでの間や飲食中に、端末装置２を操作することにより、興味のある商品のページを呼び出し、資料を請求することができる。
【００２７】
次に、利用者が、商品に関する資料請求を行う方法について説明する。
【００２８】
初めてこの飲食店舗に来店した利用者は、自動車の運転免許証等の身分証明書を飲食店舗の係員に提示して、会員登録の申し込みを行う。登録の申し込みの受け付けは、飲食店舗側が用意した用紙に利用者が所定事項を記入して係員に提出する方法と、飲食店舗に備え付けのパソコンに所定事項を入力する方法のいずれでも良い。
【００２９】
前記所定事項には、氏名、住所、性別、生年月日、職業、趣味や興味のあること、挙式予定、ユーザーＩＤ（英数字等）、パスワード、電話番号、メールアドレス、飲食店舗の利用等に関する規約に同意するか否か、ダイレクトメールの送付の可否、ＩＤやパスワードを忘れた場合に本人確認を行うためのキーワード、住民基本台帳番号等が含まれるものとすることができる。これらの項目は、管理コンピュータ６が備えるデータベースに格納して管理することができる。
【００３０】
飲食店舗側は、ユーザーＩＤの重複がないか、その他登録に当たって問題がないかを確認した後、当該利用者のＩＤとパスワードを確定し、利用者に通知する。ＩＤとパスワードの確定に時間がかかる場合は、その間、登録を待つ利用者は、専用の端末装置により、登録済みの利用者と同様に資料請求を行うことができるようにするとよい。
【００３１】
会員登録された利用者は、テーブル４に設置された端末装置２のタッチパネルからユーザーＩＤとパスワードを入力することにより、システムにログインする。図４は、ログインの際に表示される画面の例である。入力は、画面上に表示される擬似キーボード（図示せず）に触れることにより行うことができる。擬似キーボードは、画面右上隅に表示される「キーボードＯＮ／ＯＦＦ」に触れることにより、表示／非表示を切り替えることができる。
【００３２】
ログインすると、端末装置２が資料請求サイトにアクセスする。資料請求サイトを運営するサーバーは、店舗内ＬＡＮの内側、外側のいずれに設置されたものでもよく、端末装置２自身や管理コンピュータ６を前記サーバーとして機能させることもできる。
【００３３】
端末装置２が資料請求サイトにアクセスすると、画面に図５に示したような情報検索や店舗からのお知らせ、お勧め情報、現在の飲食代、現在までの資料請求累計、本日の資料請求回数、ボーナスポイント等とともに、左側の欄に「ホテル・式場・チャペル」、「写真・ＶＴＲ」、「引出物・引菓子・内祝」、「ドレス・衣裳」、「リング・宝石類」、「印刷物」、「アイディアグッズ」、「生花・ブーケ」、「演出」、「ハネムーン・旅行」等、飲食店舗に展示されている商品に関する情報カテゴリーの一覧が表示される。なお、表示される情報カテゴリーは、飲食店舗内に展示されていない商品に関するものが含まれていても良い。
【００３４】
利用者は、希望の情報カテゴリーを、タッチパネルに触れることにより選択する。すると、図６に示したように、情報カテゴリーに関連する企業の一覧が表示される。利用者は、この一覧から資料を請求する企業を選択し、当該企業の表示部分に触れる。すると、当該企業に関する情報や、取り扱い商品の紹介のページ（図示せず）が表示される。
【００３５】
前記取り扱い商品の紹介のページは、企業が運営するウェブサイトのページとすることができるが、端末装置２や管理コンピュータ６等の飲食店舗内のコンピュータに保存されているページとすることもできる。このページには、商品の写真や購入方法、企業への連絡方法等の情報が含まれているとともに、「資料請求ボタン」が表示され、このボタンに触れることにより、当該企業のメールボックス７あてに、端末装置２から資料請求があったことを知らせるための通知が自動的になされる。メールボックス７は、前記通知の受信及び保存を行う。前記通知には、利用者のＩＤ、商品の品番等の情報が含まれる。通知は、電子メールによるものとすることができるが、ＦＡＸによるものとすることもできる。
【００３６】
なお、この実施形態では、図６の画面にも「資料請求ボタン」が表示され、このボタンに一度触れるだけで、一覧で表示されるすべての企業に対して、一括して資料請求が行えるようにしている。
【００３７】
また、店舗内の大型のスクリーン５に映し出される商品（たとえば、ウエディングドレスの紹介）を、端末装置２の画面にも表示し、タッチパネルで商品を選択することにより、資料請求ができるようにしてもよい。
【００３８】
端末装置２は、前記企業のメールボックス７あての通知を行うとともに、管理コンピュータ６に、利用者のＩＤと資料請求の対象となった商品の品番等の情報を送信する。これらの情報を受信した管理コンピュータ６は、利用者ごとの請求回数をカウントし、資料請求データベースに格納するとともに、請求状況に応じて割引した飲食代金を会計データベースに格納する。
【００３９】
前記資料請求があった旨の通知をメールボックス７で受信した企業は、資料請求を行った利用者に、当該商品の電子化された資料を送信する。資料の送信は、電子メール、ＨＴＴＰ、ＦＴＰ等適宜のプロトコルを利用して行うことができる。利用者は、資料請求を行った端末装置２、あるいは自宅のパソコンで、資料を受信することができる。なお、ＦＡＸや郵送で資料を送付することとしてもよい。
【００４０】
また、この飲食店舗では、以下に説明するように、資料請求数に応じて飲食代金が割引される。
【００４１】
例えば、利用者が飲食物として１杯のコーヒーを注文した場合、通常の飲食代金を３００円とし、
１回目の資料請求を行った場合、１０円割引し、飲食代金は２９０円、
２回目の資料請求を行った場合、さらに１０円割引し、飲食代金は２８０円、
３回目の資料請求を行った場合、さらに１０円割引し、飲食代金は２７０円、
とし、以下同様に、資料請求回数が１回増えるごとに１０円ずつ割引されるようにする。ただし飲食代金は、通常の額の２／３を最低額に設定しており、これ以下になる場合は割引されないものとする。この場合、コーヒー１杯の最低額は２００円となる。この割引限度は、店舗側が自由に設定することができる。
【００４２】
各利用者の飲食代金は、図５、図６に示したように、端末装置２の画面にリアルタイムで表示されるようにしている。
【００４３】
なお、資料請求の対象とした商品や、注文した飲食物の種類によって、割引額を異なるものとすることができる。また、前記最低額による制限と併せて、合計の割引額の上限を設定することもできる。例えば、利用者１人につき、１日の合計の割引額を、１０００円までとすることができる。
【００４４】
１人の利用者が、飲食代金の割引だけを目当てに、同じ商品の資料請求を何回も繰り返して行うことが予想されるが、その対処法として、資料請求を期間や回数によって制限することができる。例えば、各利用者は、同一企業の同一商品に対する資料請求を、１週間に３回以上することができないこととする。また、同一企業の同一商品でなくとも、１日にできる資料請求の回数を３０回までとすることもできる。これらの対処法により、悪意のある利用者の飲食代金が不当に割引されることが防止される。
【００４５】
ただし、飲食代金の割引だけが目的ではない場合もあり得るので、飲食店舗の係員に依頼すれば資料請求を行えるようにし、この場合の資料請求は割引の対象としてカウントされないようにすることもできる。
【００４６】
飲食代金の計算は、管理コンピュータ６が、会計データベースに格納された利用者の資料請求回数、飲食代金、割引額等のデータに基づいて行なう。そして、管理コンピュータ６は、前記飲食代金の計算結果を飲食代精算装置３に送信する。利用者は、飲食を終えて飲食店舗から出る際に、飲食代精算装置３が提示する金額を支払う。
【００４７】
前記割引額の上限や資料請求回数の制限の設定及び管理は、管理コンピュータ６によって行われ、必要に応じて管理コンピュータ６から端末装置２や飲食代精算装置３に対して飲食代金の表示等に関する処理を行うように指示がなされる。
【００４８】
なお、飲食代金や資料請求の累計に応じて、利用者にボーナスポイントを付与して、さらに飲食代金が割引されるようにすることもできる。
【００４９】
この飲食店舗は、店舗内のスペースを、商品展示を望む企業にレンタルすることにより、専門情報誌やインターネット上のショッピングモールを実体化したものとして利用できるようになっているとともに、運営に伴う各種経費の回収や飲食代金の割引費用の補填を行い、さらには利益を上げることも可能である。
【００５０】
また、この飲食店舗は、結婚式等の相談や申し込みを受け付ける場所として利用されるようにし、成約した利用者に対しては、当該利用者の情報を管理コンピュータ６が備えるデータベースに登録し、特典を与えることとすることができる。例えば、成約した利用者は、挙式日から６ヶ月間は飲食代金を５０％割引し、店舗内のＶＩＰルームの使用ができる等の特典を与える。
【００５１】
利用者は、この飲食店舗に出向くことで、多種の商品の情報が得られるため、各商品を扱う複数の店舗へわざわざ足を運ぶ必要がなくなる。また、この飲食店舗では、商品の実物を手に取ることもできるため、インターネットだけでは得られない情報を得ることもできる。
【００５２】
商品を出展する企業側は、この飲食店舗を自社のアンテナショップとして利用することができる。企業は、情報誌に広告を掲載する感覚で商品を出展することが可能で、しかも、実際に商品を見た利用者からの資料請求を受けることができるため、的確で有益な情報を得ることができる。
【００５３】
また、企業は、リスクの大きい新規出店や、効果のない広告媒体に多額の出費をすることなく、低コストでこの飲食店舗を自社の商品展示場所として活用することができる。しかも、この飲食店舗は、一般の喫茶店と同様、出入りが容易であり、さらに、飲食代金の割引が動機付けとなり、利用者の飲食店舗への来店回数、商品と接する機会及び資料請求回数が多くなることが見込まれ、幅広い層の人々に商品や企業のブランドを印象付けることが可能で、購買意欲の喚起と同時に将来を見据えた潜在顧客獲得の効果が期待できる。
【００５４】
【発明の効果】
この発明の飲食店舗は、上述のような構成を有しており、喫茶や食事を楽しみながら、満足のいく情報を入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態の飲食店舗の間取り図。
【図２】この発明の実施形態の飲食店舗の一部の様子を示す説明図。
【図３】この発明の実施形態の飲食店舗に導入されているシステムの構成図。
【図４】この発明の実施形態の飲食店舗における端末装置の画面に表示される内容を示す説明図。
【図５】この発明の実施形態の飲食店舗における端末装置の画面に表示される内容を示す説明図。
【図６】この発明の実施形態の飲食店舗における端末装置の画面に表示される内容を示す説明図。
【符号の説明】
１ 商品展示スペース
２ 端末装置
３ 飲食代精算装置
４ テーブル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a restaurant that provides a cafe or a meal.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a so-called Internet cafe in which a personal computer is installed on a table provided in a store so that a user can browse web pages on the Internet while enjoying eating and drinking (for example, see Patent Document 1).
[0003]
Such an Internet cafe can be easily entered, and various information can be obtained from the Internet.
[0004]
However, the information that can be obtained from Internet cafes is text or images, not the actual products, so there is often an unsolved desire to see or touch the actual products.
[0005]
Also, recently, various types of information have become sophisticated and complicated, and unnecessary information has overflowed. Therefore, it has been difficult to accurately find necessary information. Under such circumstances, when trying to exchange information on products, conventional methods such as Internet cafes will give satisfactory results to both the company providing the information and the users obtaining the information. Could not get.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-183143
[Problems to be solved by the invention]
Then, this invention makes it a subject to provide the restaurant which can obtain satisfactory information, enjoying a cafe and a meal.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following technical means.
[0009]
The restaurant according to the present invention has a product display space 1, and includes a terminal device 2 and a food and drink payment settlement device 3. The terminal device 2 receives an input of a material request from a user regarding a product displayed in the product display space 1. Receiving and eating and drinking fee settlement apparatus 3 presents a discounted eating and drinking fee according to the user's request for data.
[0010]
The terminal device 2 may be installed on each of a plurality of tables 4 arranged in a store, and may be connected to the food and beverage bill payment device 3 via a network.
[0011]
An upper limit of the discount amount of the food and drink price may be set.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a floor plan of a restaurant according to the present invention, FIG. 2 is an explanatory view showing a part of the inside of the restaurant, FIG. 3 is a configuration diagram of a system introduced in the restaurant, FIG. FIG. 6 is an explanatory diagram showing the content displayed on the screen of the terminal device 2.
[0014]
The restaurant according to the present invention has a product display space 1, and includes a terminal device 2 and a food and drink payment settlement device 3. The terminal device 2 receives an input of a material request from a user regarding a product displayed in the product display space 1. The accepting and eating and drinking fee settlement apparatus 3 presents a discounted eating and drinking fee according to the situation of the user requesting the material.
[0015]
This restaurant has a style like a coffee shop, and is a store where specialized information is also collected. For example, a store that handles information related to weddings is operated under the name of “bridal cafe,” and displays bridal-related products so that they can be used for wedding meetings and the like.
[0016]
In this specification, the concept of a product includes a service, and not only the product itself, but also a sample, a photograph, and a catalog are also included in the concept of the product. Examples of commodities include gift commodities, costumes, bouquets, rings, cakes, furniture, appliances, daily necessities, wedding venues, second party venues, hotels, chapels, travel plans, and photo / VTR services.
[0017]
The restaurant has an entrance hall, a kitchen, a counter, and seats provided with a table 4. The entrance hall is one of the merchandise display spaces 1 and usually displays bridal-related merchandise, but can also hold a small fashion show. Part of the wall of the entrance hall should be made of glass so that the displayed products can be seen from the outside.
[0018]
In the restaurant, a screen 5 is installed at an appropriate location along the wall surface. The screen 5 is desirably large, and may be a projection type projector, a plasma display, or the like.
[0019]
As shown in FIG. 2, the customer seat is provided with a plurality of sets of tables 4 and chairs on which the user can sit and eat and drink, and one terminal device 2 is provided on each table 4. Have been installed. Further, a dent, a shelf, and a showcase of several tens of centimeters square formed on a wall surface are provided as a product display space 1 around the periphery. Jewelry, tableware, and various other bridal-related products used at weddings and the like are arranged in these product display spaces 1.
[0020]
As shown in FIG. 3, a system including the terminal device 2, the food and drink bill payment device 3, the management computer 6, and the like is installed in the restaurant. Each of the terminal devices 2, the food and beverage payment apparatus 3, and the management computer 6 are connected to the in-store LAN, and the terminal devices 2 and the like can be connected to the Internet.
[0021]
The terminal device 2 is a computer having the same function as a personal computer, has a display unit such as a liquid crystal display or the like, and can input data from a touch panel attached to the front of the display unit.
[0022]
The food and beverage payment apparatus 3 is a computer having a cash register function, and may be an existing POS cash register.
[0023]
The management computer 6 is a computer having a data request database (DB) and an accounting database, and is installed at an appropriate place such as an office of a restaurant. The management computer 6 may be a single computer or a plurality of computers.
[0024]
The management computer 6 manages, for each user, data such as the date of use, the number of requests for data, the data request destination and product name, ordered food and drink, food and drink prices, discounts, actual payments, and the like. These data are stored in a material request database and an accounting database.
[0025]
The material request database manages the number of uses, material request information, discount result data, and the like for each user, and the accounting database manages the food and drink price for each user and the accounting data for the entire restaurant.
[0026]
In this restaurant, the user orders food and drink such as coffee, and operates the terminal device 2 until the food and drink arrives or while eating or drinking, thereby calling a page of the product of interest and reading the material. Can be charged.
[0027]
Next, a description will be given of a method in which a user makes a material request for a product.
[0028]
The user who comes to the restaurant for the first time presents an identification card such as a driver's license of a car to the staff of the restaurant and applies for membership registration. The registration application may be accepted either by a method in which a user fills out a sheet prepared by the restaurant and submits it to a staff member, or a method in which the user inputs a predetermined item to a personal computer provided in the restaurant.
[0029]
The predetermined items include name, address, gender, date of birth, occupation, interests and interests, wedding schedule, user ID (alphanumeric characters, etc.), password, telephone number, e-mail address, use of restaurants, etc. The information may include whether or not to agree to the terms, whether or not direct mail can be sent, a keyword for performing identity verification when the ID or password is forgotten, a basic resident register number, and the like. These items can be stored and managed in a database provided in the management computer 6.
[0030]
After checking whether there is no duplication of the user ID or any other problem in the registration, the restaurant side determines the ID and password of the user and notifies the user. When it takes time to determine the ID and the password, it is preferable that the user waiting for the registration can use the dedicated terminal device to make a document request in the same manner as the registered user.
[0031]
A user registered as a member logs in to the system by inputting a user ID and a password from the touch panel of the terminal device 2 installed on the table 4. FIG. 4 is an example of a screen displayed at the time of login. Input can be performed by touching a pseudo keyboard (not shown) displayed on the screen. The pseudo keyboard can be switched between display and non-display by touching “keyboard ON / OFF” displayed in the upper right corner of the screen.
[0032]
When the user logs in, the terminal device 2 accesses the material request site. The server that operates the document request site may be installed inside or outside the in-store LAN, and the terminal device 2 itself or the management computer 6 may function as the server.
[0033]
When the terminal device 2 accesses the document requesting site, the screen displays an information search as shown in FIG. 5 and information from the store, recommended information, current eating and drinking costs, the total number of requesting materials to date, the number of requesting materials today, Along with bonus points, etc., in the column on the left, "Hotel / ceremony hall / chapel", "Photo / VTR", "Present / Hot confection / Inner congratulation", "Dress / Costume", "Ring / Jewelry", "Print", "Idea" A list of information categories related to products displayed at restaurants, such as “goods”, “flowers / bouquets”, “staging”, and “honeymoon / travel”, is displayed. The displayed information category may include a category related to a product that is not displayed in the restaurant.
[0034]
The user selects a desired information category by touching the touch panel. Then, as shown in FIG. 6, a list of companies related to the information category is displayed. The user selects the company requesting the material from this list, and touches the displayed portion of the company. Then, information about the company and a page (not shown) for introducing the handled product are displayed.
[0035]
The introduction page of the handled product may be a page of a website operated by a company, or may be a page stored in a computer in a restaurant such as the terminal device 2 or the management computer 6. This page contains information such as the product photo, how to purchase it, how to contact the company, etc., as well as a "material request button". By touching this button, you can reach the mailbox 7 of the company. Then, a notification for notifying that a material request has been made from the terminal device 2 is automatically made. The mailbox 7 receives and stores the notification. The notification includes information such as a user ID and a product number. The notification can be by e-mail, but can also be by fax.
[0036]
In this embodiment, a "material request button" is also displayed on the screen shown in FIG. 6, so that a single request for touching this button makes it possible to collectively request materials for all companies displayed in the list. I have to.
[0037]
In addition, a product (for example, an introduction of a wedding dress) projected on a large screen 5 in a store is also displayed on the screen of the terminal device 2 and a product can be requested by selecting a product on the touch panel. Good.
[0038]
The terminal device 2 notifies the mailbox 7 of the company and transmits information such as the ID of the user and the product number of the product for which the document request was made to the management computer 6. The management computer 6 receiving these pieces of information counts the number of billings for each user, stores the counted number in the material billing database, and stores the discounted food and drink price in accordance with the billing status in the accounting database.
[0039]
The company that has received the notice of the request for the material in the mailbox 7 transmits the digitized material of the product to the user who has requested the material. The transmission of the material can be performed using an appropriate protocol such as e-mail, HTTP, and FTP. The user can receive the material on the terminal device 2 that has requested the material or on the personal computer at home. The materials may be sent by facsimile or mail.
[0040]
In addition, in this restaurant, as described below, the food and drink price is discounted according to the number of requested materials.
[0041]
For example, if a user orders one cup of coffee for food and drink, the normal food and drink price is 300 yen,
If you request the first time, 10 yen discount, 290 yen for food and drink,
If you make a second document request, you will receive an additional 10 yen discount, and the food and drink price will be 280 yen,
If you make a third request, you will receive an additional 10 yen discount, and the food and beverage fee will be 270 yen.
Similarly, every time the number of requests for materials increases by one, the discount is made by 10 yen. However, the price of food and drink is set at 2/3 of the normal amount as the minimum amount, and if it is less than this, it will not be discounted. In this case, the minimum amount for one cup of coffee is 200 yen. The discount limit can be freely set by the store.
[0042]
The food and drink price of each user is displayed on the screen of the terminal device 2 in real time as shown in FIGS.
[0043]
It should be noted that the discount amount may be different depending on the product for which the document is requested and the type of food and drink ordered. In addition to the restriction by the minimum amount, an upper limit of the total discount amount can be set. For example, the total discount for one user per day can be up to 1,000 yen.
[0044]
It is expected that a single user will repeatedly request data for the same product only for the purpose of discounting on food and drink, but as a countermeasure, limit the request for data according to the period and number of times. Can be. For example, it is assumed that each user cannot request material for the same product of the same company three or more times a week. Further, the number of requests for materials per day can be up to 30 even if they are not the same product of the same company. These measures prevent the malicious user from being unduly discounted on food and drink.
[0045]
However, it may not be the only purpose of discounting the food and drink price, so it is possible to request the material by requesting the staff of the restaurant, and in this case, the material request can be prevented from being counted as a discount target .
[0046]
The calculation of the food and drink price is performed by the management computer 6 based on data such as the number of requests for data of the user, the food and drink price, and the discount amount stored in the accounting database. Then, the management computer 6 transmits the calculation result of the food and drink price to the food and drink payment apparatus 3. The user pays the amount presented by the food and beverage payment apparatus 3 when exiting the restaurant after eating and drinking.
[0047]
The setting and management of the upper limit of the discount amount and the limitation of the number of requests for materials are performed by the management computer 6, and the management computer 6 displays the food and drink price to the terminal device 2 and the food and beverage payment device 3 as necessary. An instruction is given to perform the processing.
[0048]
It should be noted that bonus points can be given to the user in accordance with the total amount of the food and drink price and the material request, so that the food and drink price can be further discounted.
[0049]
By renting the space inside the restaurant to a company that wants to display products, the restaurant can be used as a materialized version of a specialized information magazine or a shopping mall on the Internet. It is also possible to recover expenses and make up for discounts on food and beverages, and even increase profits.
[0050]
In addition, this restaurant is used as a place for accepting consultations and applications for weddings, etc., and for users who have concluded contracts, the information of the users is registered in a database provided in the management computer 6, and benefits are obtained. Can be given. For example, a user who has concluded offers a 50% discount on food and drink for six months from the wedding date and gives benefits such as the use of a VIP room in the store.
[0051]
By visiting the restaurant, the user can obtain information on various types of products, so that the user does not need to go to a plurality of stores handling each product. In addition, in this restaurant, since the actual product can be picked up, it is possible to obtain information that cannot be obtained only by the Internet.
[0052]
Companies exhibiting products can use this restaurant as their own antenna shop. Companies can exhibit products as if they were advertising in an information magazine, and can receive information requests from users who actually saw the products, thereby obtaining accurate and useful information. Can be.
[0053]
In addition, the company can use this restaurant as a place for exhibiting its products at low cost without opening a large risky new store or spending a large amount of ineffective advertising media. In addition, this restaurant is easy to get in and out, like a general coffee shop, and is further motivated by the discount on the price of food and drink, and the number of visits to the restaurant, the number of opportunities to interact with products, and the number of requests for documents are large. It is possible to impress the product and corporate brand to a wide range of people, and it is expected to stimulate purchase motivation and at the same time acquire potential customers with an eye on the future.
[0054]
【The invention's effect】
The restaurant according to the present invention has the above-described configuration, and can obtain satisfactory information while enjoying a cafe or a meal.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a floor plan of a restaurant according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing a part of a restaurant according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a configuration diagram of a system installed in a restaurant according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing contents displayed on the screen of the terminal device in the restaurant according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing contents displayed on the screen of the terminal device in the restaurant according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing contents displayed on the screen of the terminal device in the restaurant according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Product display space 2 Terminal device 3 Food and beverage payment device 4 Table
