【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は単極電磁場を使用することで従来の電場、磁場単体を使用した、空気、水処理では不可能な空気、水の化学的状態の変化をもたらす。また、本発明者が特許を申請中の電場と磁場が対抗配置された単極電磁場を、電極面、磁極面の方向を同一とする平行配置とすることにより、単極電磁場の大型化、健康器具への用途の拡大をはかることができる。
【0002】
【従来の技術】
磁場を利用した、水処理装置、健康マット、枕などは無数にある。また電場を利用した水処理装置、健康器具もある。それらは、電場、あるいは磁場のみを使用している。ピップエレキバンは小さなフェライト磁石のN極を肌に接着させる方法とっている。流行の磁気カップは強力な磁石をカップ内に設置している。このほか、エレクトロンをチャージするとする機器は高い直流電圧を印加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の磁気を使用した水処理装置にあっては、その効果が極めて短時間になくなる、外乱により消える、等の問題があり、その解決手段として複数個を配列する必要があった。例えば、マンション、ビル等に使用する場合、各階に設置せざるを得なかった。また強力な磁石を使用するため高価になった。電子チャージには長時間を必要とし、工業的応用は難しかった。
健康磁気マットにおいても、効果ありとする場合と効果なしとする場合があり、科学的に完全に証明されてはいない。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決するために電場、磁場単体ではなく、電場と磁場が共存する電磁場、すなわち単極電磁場を生成すること、強力な磁場、電場を必要としない装置、方法を提供することを目的としている。
【0005】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成する方法として、磁場、あるいは電場単体ではなく電場と磁場が共存する電磁場を使用する。ローレンツの方程式からも明らかなように、荷電粒子にたいする電場と磁場の作用は異なっている。すなわち、電場は荷電粒子の運動エネルギーを変える、他方、磁場はスピンを含めた運動方向を変える。荷電粒子の状態、特に外郭電子の運動エネルギーと方向の変化が物質の状態を変えるには必要である。そのためには、電場と磁場を同時に作用させなければならない。
【0006】
電場には正の電場と負の電場がある。そして、荷電粒子にたいする作用は互いに反対である。同じように、磁場にはN極の磁場とS極の磁場がある。そしてその荷電粒子にたいする作用は反対である。これら個々の電場と磁場を組み合わせることにより単極電磁場をつくることができる。組み合わは色々あるる。しかし、基本的には電場と磁場の方向が平行か、逆平行のいずれかになる。正の電場を(+)、負の電場を(−)、N極の磁場を(+)、S極の磁場を(−)、電極面と磁場面の向きにかんして、上、または右向きを(+)、下、または左向きを(−)とする。ただし、電極面、磁極面は平行に配置する。この電場、磁場、面の向きの掛け算をする。正の電場とN極の磁場が平行、かつ右向き(上向き)の単極電磁場の場合、(+)×(+)×(+)×(+)=(+)となる。正の電場とS極の磁場の場合は(−)となる。左向き(下向き)の場合も同様である。正となる電磁場は実験結果から還元的作用を持っていることが明らかとなっている。負となる電磁場は酸化的作用をもっている。また、単極電磁場は対称性、非対称性の観点からは、非対称性電磁場である。これに対して正負2極間の電場、NS2極間の磁場は対称性の電場であり、磁場である。この対称性電場、対称性磁場から構成される対称電磁場には物質、電流、電磁波等の状態を変える、酸化的、または還元的状態にする作用はない。中性、ゼロの場である。
【0007】
地球上の静電磁場は0.4ガウスの磁場、100V/mの電場からなる。さらにシューマン共振としてしられる定在波の電磁波が存在する。この超低周波の微弱電磁波の作用がいろいろ研究されている。いずれにしろ、地球上における化学反応、生理学的反応はこの静電磁場、超低周波電磁波の支配下にある。
【0008】
水は非常に感度の高い物質でこのような微弱な電磁場の影響を受けて状態がかわる。したがって、電場と磁場を使用することにより、現在市場にある磁気水処理装置が使用しているような強い磁場を使用する必要はなくなる。実験によれば、例えば100ガウスの磁場と3V/cmでも十分な効果をえることができている。磁気マットにおいて使用されているような1000ガウス単位の強い磁石である必要はない。地球電磁場の影響を無視できる電磁場の強さがあれば、例えば10倍の4ガウス、1000V/mの強さで効果をえることができる。逆に言えば、健康改善を目的とする場合、不必要に強い電磁場は問題を起こす可能性があるといわざるをえない。
【0009】
シューマン共振については生理的影響があることが報告されているが、今後の研究に待つところも多い。しかし、地球上の生命体はこの極低周波の支配下で進化をとげてきたのであり、必然的に影響をうけている。このシューマン共振を利用するには、地球電磁場に似た電磁場環境をつくりその中でシューマン周波数の電磁波を発生させる必要がある。シューマン共振の周波数は4−40Hzの範囲にあり、極超低周波である。この周波数帯域は脳波の周波数帯域とも関連している。シューマン周波数の影響を人間がうけていることの証明でもある。電場の強さは極めて弱い。約1mV/mである。磁場の強さは10万分の一ガウスである。殆ど無視できるとされる大きさである。この微弱な電磁波に人体の感度があり、影響を受けているのは、人体の70%とされる水が感度の高い物質であることの証明でもある。見方を変えれば、極超低周波の電磁波を利用した水処理が可能なことを意味する。たたし、地球電磁場と同じ単極静電磁場の中で照射する。
【0010】
原子,分子,電子,原子核が運動の自由度を持っている液体状,気体状,プラズマ状の物質は外部からの単極電磁場に対応した安定状態に移行する。荷電粒子である原子、原子核、電子の状態は外部電磁場の下でエネルギー最低の条件を満たす安定状態となる。この物質が固体化したとき、原子、原子核、電子の状態はそのまま保持される。逆に言えば、原子、原子核、電子の状態に対応した固体状態となる。固体状態では原子、原子核、電子は相互に拘束状態にあり、運動にかんする自由度が低い。外部電磁場の影響を受けにくい。この理論は水を使った実験により証明されている。氷の状態では,単極電磁場の作用を受けつけない。水、水蒸気の状態においては外部単極電磁場の作用を受けて酸化的、あるいは還元的状態になる。そしてその影響は保持される。この水、水蒸気の状態を中性、酸化的でも還元的でもない状態にするには対称性(中性)電磁場の中に置けばよい。
【0011】
一般的にいって、通常の電磁場、すなわち対称性電磁場は荷電粒子に対する相反する作用が共存する場である。化学的作用は相殺されてしまう。このことが物理的処理、化学反応制御に外部電磁場が今日まで利用されなかった理由である。全く新しい概念である非対称性電磁場、即ち単極電磁場は物理的、化学的反応制御に新分野を開くものである。
【0012】
【発明の実施形態】
発明の実施形態を実施例に基き図を使用して説明する。
図1において表面が絶縁フィルム3により絶縁された平板状電極1は平板状磁石2に密着させてある。平板状磁石2と平板状電極1を電気的に絶縁する必要性は主として強い電場を必要とする場合の安全のためである。強い磁場を必要とする場合は、アルニコ系等の平板状金属磁石6を使用する。平板状金属磁石6に直流電圧装置5からに電圧を供給して電場を生成する。磁極面が同時に電極面となる。電場の強さの下限を地球電場の10倍以上に設定し、地球電場の影響を無視できるレベルとする。電場の強さは1000V/mになる。空気の絶縁耐力が約3万ボルト/cmである事を考慮して上限値を決定する。なお、直流電圧装置5は安全のために高抵抗による垂下特性をもたせる。平板状電極1は平板状磁石2のN極面にかさねてあるが、これはS極面でもよい。平板状電極1へ供給する電圧の極性を反転して単極電磁場の作用を反転する。直流電圧装置5と平板状電極1のあいだに切り替えスイッチ4を設ける。
【0013】
先に、この単極電磁場は電場と磁場の方向が平行、逆平行、あるいは電場、磁場、極面方向の3ベクトルの掛け算が正,または負のどちらかになることを説明した。平行(正)単極電磁場はこの単極電磁場を直角に通過する、または、滞在する水、空気をふくめて気体状、液体状、プラズマ状物質の状態を還元的状態にすること、逆平行(負)の単極電磁場は酸化的状態にする。この事実は本発明者が出願中の特許のなかでも説明している。(特願2001−304210)
【0014】
図2は本発明を電磁気マットに応用した例である。マットのような広い面積をカバーする単極電磁場を造る必要がある。用途から考えて、出きるだけ軽量化する必要もある。電磁気マットは基本的には平板状電極と平板状磁石から構成される。平板状電極として導電性の材質からなるシート状、布状の物、例えば、炭素繊維シート、あるいは細い金属繊維を編んだ布状シートを使用する。図2において、柔軟な炭素繊維シート21を平板状電極として使用している。その表面には絶縁フィルム23、例えば、ポリエチレンフィルムが接着してある。高い絶縁耐力を持っている。この絶縁フィルム23の表面に複数個の平板状磁石22を密着する。平板状磁石22の磁極面は原則として同一方向とする。平板状磁石22の個数は炭素繊維シート21の面積、および必要とする平均磁場の強さを考慮して決定する。地磁気の強さの10−20倍を一つの目安としてよい。磁極面から0.5mの高さで例えば4−8ガウスとする。平板状磁石の極面面積の合計とシート面積の比を0.25、磁場減衰率を0,2とすると平板状磁石の強さは160ガウスとなる。フェライト磁石でよういに得られる強さである。平板状磁石22の面積は300平方ミリ、厚さ10mmである。直流電圧装置25と炭素繊維シート21を接続するコード28がある。中間に切り替えスイッチ24があり、炭素繊維シート21に供給する電圧の極性を目的に応じて切り替える。
【0015】
シューマン共振に関連する極低周波数は人体、とくに脳波に影響を与えるとされている。また、ガン患者の基本周波数が15Hzになると主張する人々もいる。一般的に言って、リラックス状態の生体リズムの基本周波数は7.5Hz付近にある。したがって、生体リズムを7.5Hzに戻す事により健康になると考えられる。その方法は地球静電磁場と等しいか、それ以上の静電磁場のなかで、脳を含めた人体に7.5−8Hzの極低周波の電磁波を照射して強制的に乱れた脳波、例えば15Hzになっている脳波を7.5Hzにもどすのである。脳波が正常に戻る事によりメラトニン、セラトニンの比率が正常化し、免疫力が向上してくる。図2において直流電圧装置25から炭素繊維シート21に供給される直流電圧に周波数発振器26からの7.5Hz極低周波を重畳すればよい。その強度は10mV/m、磁場は1万分の一ガウス以上あれば十分である。生物が誕生した時には現在のような人工的な電磁波は存在していない。生物が持つ基本周波数は当然、この地球の基本周波数(シューマン周波数)に準じたものになる。シューマン共振の生理学的効果については研究が進んでおり、メラトニン、セラトニンの比率に影響を与えると報告されている。
【0016】
単極電磁場には物質状態を還元的状態と酸化的状態にする作用がある。この化学的状態の違いは、電子の状態の変化、スピンの反転であると考えられる。このスピンの反転に関係すると考えられる具体的な現象は単極電磁場を直角に通過した電流が放射する電磁波、光の化学的作用が同じように還元的、酸化的になることである。平行単極電磁場を通過した電流の光、電磁波は還元的に作用し、逆平行単極電磁場を通過した電流のそれは酸化的に作用する。このスピン反転が電場と磁場の強さに比例するのは当然であるが、磁場、電場の極性、方向が反転する単極電磁場を複数個直列に並べ、この単極電磁場に直角に電流を通過させることにより弱い電場、例えば5V/cm、50ガウスの単極電磁場でも十分な効果を得ることができた。この反転配置効果が電子の状態の変化、スピン反転に単極電磁場が効果的に作用するとする根拠である。
【0017】
一定方向に流れている気体状、液体状物質、あるいはプラズマ状の物質、例えば高温ガスフレーム、また電流、光、電磁波を単極電磁場処理する場合、極性が反転している2種類の単極電磁場装置を流れに沿って複数個配列し、この反転配列単極電磁場中を直角に通過させるのが効果的である。この反転効果については、先に参照した申請中の特許のなかでも説明している。本発明は単極電磁場を構成する電場の電極面と磁場の磁極面が同一方向を向くことを特徴とする。しかし、電場と磁場の方向が平行、逆平行の観点からは同一の単極電磁場で、その化学的作用も同一である。反転配置には二つの方法がある。一つは流れの方向に沿って同一側に極性が反転する単極電磁場を配置する方法(図3)と同一単極電磁場を反対側に交互に配置する方法(図4)の二つである。
【0018】
マクロ的に静止状態にある、液体状、気体状の物質を単極電磁場処理する場合、積極的に反転電磁場配列効果を利用するには同一周波数、位相で振動する交流電場、磁場を使用して単極電磁場をつくり、この中に対象とする物質を一定時間滞在させる。図5はその例である。周波数は対象とする物質よって変わる。今一つの方法は処理対象の気体、液体に縦波振動を加える方法である。単極電磁場の方向に対して直角方向に超音波振動を加えるのである。超音波により、分子、原子は微視的に僅かではあるが振動方向に移動する。図6は単極電磁場と超音波を組み合わせた例である。この超音波振動法を対称電磁場に適用してみた。振動波形に非対称性をもたすことで化学的作用をもたらす可能性があることがわかった。
【0019】
【発明の効果】
電場と磁場の方向が平行,逆平行の単極電磁場には、出願中の特許にあるように電場と磁場の極面を対抗配置する方式がある。本発明の電場と磁極の両極面が同一方向となる単極電磁場も電場と磁場が平行、逆平行である点は同一であり、作用も変わらない。極面を同一方向とすることにより、対抗配置における面積的制限を解除することができ、大面積の単極電磁場を容易に実現する事ができる。単極電磁場の用途を拡大できる。
【0020】
ポットの底面、または側面に単極電磁場を取り付けることで水の改質ができる。強い磁石を使う必要がない。200ガウスの平板状磁石、100ボルトの電圧を平板状電極に加えれば十分な効果がある。電気を利用した様々な家庭用加熱機器の電流を単極電磁場処理した電流とする。用途に応じて単極電磁場を還元的、または酸化的にする。例えば、電気温水器は還元的単極電磁場を使用する。従来の健康磁気マットは強力な磁石、例えば2000ガウスの磁石を使用しているが、200ガウスの磁石で十分である。電圧も高い必要はない。さらに、体調、症状に応じて電圧の極性を反転、作用を反転できる。ガラスの溶融ベッドに面状の単極電磁場を設置し、その上を溶融状態のガラスを通過させることで二つの状態のガラスを製造できる。このガラスを通過した光は使用した単極電磁場に対応して還元的作用の光、酸化的作用の光となる。このガラス使うことで植物の生育制御,動物の健康管理ができる。
【0021】
金属を溶融する電気炉の電流を単極電磁場で処理(直角に通過)して放射される熱線、可視光線、紫外線の作用を酸化的、または還元的状態とする。この電流により溶解、凝固した金属の状態は対応して酸化的、還元的状態になる。酸化し難い金属を造ることができる。また、この金属は効果的な触媒として使用できる。貴金属を必要としない触媒が可能となる。
【0022】
空気を単極電磁場で処理すると、空気中の酸素の水にたいする溶解度が増加する。還元的単極電磁場で処理した空気を吹き込まれた水の溶存酸素量は12ppm以上になる。処理しない空気の溶存酸素は7ppmとすくない。この溶存酸素量の増大はあおこ対策に効果的である。養殖漁業の問題である海底のヘドロ防止が、また赤潮対策が可能となる。溶存酸素量の増加は魚、真珠、牡蠣、ホタテの成長を促進するとともにホルモン剤、薬品の使用を不必要にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】単極電磁場の例図である。
【図2】マット状単極電磁場の例図である。
【図3】反転単極電磁場(同一側配置)の例図である
【図4】反転単極電磁場(交互配置)の例図である。
【図5】交流単極電磁場の例図である。
【図6】超音波振動単極電磁場の例図である。
【図7】シート状(平板)単極電磁場の例図である。
【符号の説明】
1、31,41 51、61 平板状電極
2、22、32、42、62 平板状磁石
3、23、73 絶縁フィルム
4、24、34、44、64、74 切り替えスイッチ
5、25,35,45,65、75 直流電圧装置
6 平板状金属磁石
7、28、38、48,68、76 高圧接続ケーブル
21、71 炭素繊維シート電極(平板状電極)
26 周波数発振器
27 ミキサー
37、47 流体輸送パイプ
52 電磁石コイル
53 周波数発振器
54 位相調整器
55 電力増幅器
56 電磁石コア
66 超音波振動板
67 容器
72 シート状磁石(平面状磁石)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention uses a unipolar electromagnetic field to effect a change in the chemical state of air and water that is not possible with air and water treatment using conventional electric and magnetic fields alone. In addition, the monopolar electromagnetic field in which the electric field and the magnetic field for which the inventor has applied for a patent opposes the electrode surface and the magnetic pole surface are arranged in parallel to make the unipolar electromagnetic field larger and healthier. It can be used for instruments.
[0002]
[Prior art]
There are countless water treatment devices, health mats, and pillows that use magnetic fields. There are also water treatment devices and health appliances that use electric fields. They use only electric or magnetic fields. Pip Elekiban uses a method of bonding the N pole of a small ferrite magnet to the skin. Trendy magnetic cups have strong magnets installed inside the cup. In addition, a device that charges electrons applies a high DC voltage.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional water treatment apparatus using magnetism, there is a problem that the effect disappears in a very short time, and the effect disappears due to a disturbance. For example, when used in condominiums and buildings, they have to be installed on each floor. Also, the use of powerful magnets made them expensive. Electronic charging took a long time, and industrial application was difficult.
Even with a healthy magnetic mat, it may or may not be effective, and has not been completely scientifically proven.
[0004]
In order to solve these problems, the present invention provides an electric field and a magnetic field, not an electric field and a magnetic field alone, but an electromagnetic field in which an electric field and a magnetic field coexist, that is, a monopolar electromagnetic field, a strong magnetic field, an apparatus and a method that do not require an electric field are provided. It is intended to be.
[0005]
[Means to solve the problem]
As a method for achieving the above object, a magnetic field or an electromagnetic field in which an electric field and a magnetic field coexist is used instead of an electric field alone. As is clear from Lorentz's equation, the effects of electric and magnetic fields on charged particles are different. That is, an electric field changes the kinetic energy of a charged particle, while a magnetic field changes the direction of motion, including spin. Changes in the state of charged particles, especially the kinetic energy and direction of the outer electrons, are necessary to change the state of matter. For that purpose, an electric field and a magnetic field must act simultaneously.
[0006]
The electric field has a positive electric field and a negative electric field. And the action on charged particles is opposite to each other. Similarly, the magnetic field includes an N-pole magnetic field and an S-pole magnetic field. And the action on the charged particles is the opposite. A monopole electromagnetic field can be created by combining these individual electric and magnetic fields. There are various combinations. However, basically, the directions of the electric field and the magnetic field are either parallel or antiparallel. The positive electric field is (+), the negative electric field is (-), the magnetic field of the north pole is (+), the magnetic field of the south pole is (-). (+), Downward or leftward is (-). However, the electrode surface and the magnetic pole surface are arranged in parallel. The electric field, magnetic field, and surface direction are multiplied. In the case of a monopole electromagnetic field in which the positive electric field and the magnetic field of the N pole are parallel and rightward (upward), (+) × (+) × (+) × (+) = (+). In the case of a positive electric field and an S-pole magnetic field, it becomes (-). The same applies to the case of facing left (downward). Experimental results show that positive electromagnetic fields have a reducing effect. Negative electromagnetic fields have an oxidizing effect. The monopole electromagnetic field is an asymmetric electromagnetic field from the viewpoint of symmetry and asymmetry. On the other hand, the electric field between the positive and negative poles and the magnetic field between the NS two poles are symmetric electric fields and magnetic fields. A symmetric electromagnetic field composed of a symmetric electric field and a symmetric magnetic field has no effect of changing the state of matter, current, electromagnetic waves, or the like, to an oxidizing or reducing state. Neutral, zero place.
[0007]
The electrostatic field on the earth consists of a 0.4 Gauss magnetic field and an electric field of 100 V / m. Further, there is a standing wave electromagnetic wave which is regarded as Schumann resonance. Various studies have been conducted on the effects of this extremely low frequency weak electromagnetic wave. In any case, chemical and physiological reactions on the earth are governed by this electrostatic magnetic field and very low frequency electromagnetic waves.
[0008]
Water is a very sensitive substance and changes its state under the influence of such a weak electromagnetic field. Thus, by using electric and magnetic fields, there is no need to use a strong magnetic field as used by magnetic water treatment devices currently on the market. According to experiments, a sufficient effect can be obtained even with a magnetic field of 100 Gauss and 3 V / cm, for example. It need not be a strong magnet of the order of 1000 gauss as used in magnetic mats. If the strength of the electromagnetic field is so small that the influence of the earth's electromagnetic field can be neglected, the effect can be obtained with, for example, 10 times 4 gauss and 1000 V / m. Conversely, when it comes to improving health, unnecessarily strong electromagnetic fields can cause problems.
[0009]
It has been reported that Schumann resonance has a physiological effect, but there are many places to wait for future research. However, life on Earth has evolved under the control of this extremely low frequency, and is inevitably affected. In order to use this Schumann resonance, it is necessary to create an electromagnetic field environment similar to the earth's electromagnetic field and to generate an electromagnetic wave having a Schumann frequency therein. The frequency of Schumann resonance is in the range of 4-40 Hz, which is a very low frequency. This frequency band is also related to the brain wave frequency band. It is also proof that humans are affected by the Schumann frequency. The electric field is extremely weak. About 1 mV / m. The strength of the magnetic field is 1 / 100,000 Gauss. The size is almost negligible. This weak electromagnetic wave has sensitivity to the human body and is affected by the fact that water, which accounts for 70% of the human body, is a sensitive substance. In other words, it means that water treatment using extremely low frequency electromagnetic waves is possible. However, it is irradiated in the same monopolar electrostatic magnetic field as the earth's electromagnetic field.
[0010]
Liquid, gaseous, or plasma-like substances in which atoms, molecules, electrons, and nuclei have a degree of freedom of movement move to a stable state corresponding to an external monopolar electromagnetic field. The state of charged particles such as atoms, nuclei, and electrons becomes a stable state that satisfies the minimum energy condition under an external electromagnetic field. When the material solidifies, the state of atoms, nuclei, and electrons is maintained. Conversely, it becomes a solid state corresponding to the state of atoms, nuclei, and electrons. In the solid state, atoms, nuclei, and electrons are in a mutually constrained state, and have a low degree of freedom regarding movement. Less susceptible to external electromagnetic fields. This theory has been proved by experiments with water. In the state of ice, it does not accept the action of a monopolar electromagnetic field. In the state of water and water vapor, it is oxidized or reduced under the action of an external monopolar electromagnetic field. And its effects are retained. In order to make this state of water and water vapor neutral and neither oxidative nor reductive, it may be placed in a symmetric (neutral) electromagnetic field.
[0011]
Generally speaking, a normal electromagnetic field, ie, a symmetric electromagnetic field, is a field in which opposing actions on charged particles coexist. Chemical effects are offset. This is the reason why external electromagnetic fields have not been used for physical processing and chemical reaction control until today. A completely new concept of asymmetric electromagnetic fields, i.e. monopolar fields, opens up a new field of physical and chemical reaction control.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings based on an example.
In FIG. 1, a flat electrode 1 whose surface is insulated by an insulating film 3 is in close contact with a flat magnet 2. The need to electrically insulate the plate magnet 2 and the plate electrode 1 is mainly for safety when a strong electric field is required. When a strong magnetic field is required, a flat metal magnet 6 such as an alnico-based one is used. A voltage is supplied from the DC voltage device 5 to the flat metal magnet 6 to generate an electric field. The pole face simultaneously becomes the electrode face. The lower limit of the electric field strength is set to 10 times or more of the earth electric field so that the influence of the earth electric field can be ignored. The strength of the electric field is 1000 V / m. The upper limit value is determined considering that the dielectric strength of air is about 30,000 volt / cm. Note that the DC voltage device 5 has a drooping characteristic due to high resistance for safety. The plate electrode 1 is placed on the N pole surface of the plate magnet 2, but may be the S pole surface. The polarity of the voltage supplied to the flat electrode 1 is reversed to reverse the action of the monopolar electromagnetic field. A switch 4 is provided between the DC voltage device 5 and the flat electrode 1.
[0013]
Earlier, it was explained that the direction of the electric field and the magnetic field is parallel or antiparallel, or that the multiplication of the three vectors of the electric field, the magnetic field, and the polar plane is either positive or negative. A parallel (positive) unipolar electromagnetic field passes through this unipolar electromagnetic field at a right angle, or converts the state of gaseous, liquid, or plasma-like matter into a reductive state, including water and air that stays therein, antiparallel ( The negative) monopole field is brought into an oxidizing state. This fact is explained in the patents pending by the present inventors. (Japanese Patent Application 2001-304210)
[0014]
FIG. 2 shows an example in which the present invention is applied to an electromagnetic mat. It is necessary to create a monopole electromagnetic field that covers a large area such as a mat. Considering the application, it is necessary to reduce the weight as much as possible. The electromagnetic mat is basically composed of a flat electrode and a flat magnet. A sheet-like or cloth-like material made of a conductive material, for example, a carbon fiber sheet or a cloth-like sheet knitted with thin metal fibers is used as the flat electrode. In FIG. 2, a flexible carbon fiber sheet 21 is used as a flat electrode. An insulating film 23, for example, a polyethylene film is adhered to the surface. Has high dielectric strength. A plurality of flat magnets 22 are adhered to the surface of the insulating film 23. The pole faces of the plate-like magnets 22 are, in principle, in the same direction. The number of the plate-like magnets 22 is determined in consideration of the area of the carbon fiber sheet 21 and the required strength of the average magnetic field. One guideline may be 10-20 times the strength of the earth's magnetism. The height is, for example, 4-8 gauss at a height of 0.5 m from the pole face. Assuming that the ratio of the total surface area of the flat magnet to the sheet area is 0.25 and the magnetic field attenuation rate is 0.2, the strength of the flat magnet is 160 Gauss. This is the strength obtained with ferrite magnets. The area of the plate-shaped magnet 22 is 300 mm 2 and the thickness is 10 mm. There is a cord 28 connecting the DC voltage device 25 and the carbon fiber sheet 21. There is a changeover switch 24 in the middle, which switches the polarity of the voltage supplied to the carbon fiber sheet 21 according to the purpose.
[0015]
Extremely low frequencies associated with Schumann resonance are said to affect the human body, especially brain waves. Others have claimed that the fundamental frequency of cancer patients is 15 Hz. Generally speaking, the fundamental frequency of the biological rhythm in the relaxed state is around 7.5 Hz. Therefore, returning the biological rhythm to 7.5 Hz is considered healthy. In this method, the human body including the brain is irradiated with an extremely low frequency electromagnetic wave of 7.5-8 Hz in an electrostatic magnetic field equal to or larger than the earth's electrostatic magnetic field to forcibly disturb the brain wave, for example, 15 Hz. It returns the brain wave to 7.5 Hz. When the EEG returns to normal, the ratio of melatonin and seratonin is normalized, and immunity is improved. In FIG. 2, the 7.5 Hz extremely low frequency from the frequency oscillator 26 may be superimposed on the DC voltage supplied from the DC voltage device 25 to the carbon fiber sheet 21. It is sufficient that the intensity is 10 mV / m and the magnetic field is 1 / 10,000 gauss or more. When the creature was born, there were no artificial electromagnetic waves as it is now. The fundamental frequency of living things naturally follows the fundamental frequency (Schumann frequency) of the earth. Studies are ongoing on the physiological effects of Schumann resonance, and are reported to affect the ratio of melatonin and seratonin.
[0016]
A monopolar electromagnetic field has the effect of bringing a material state into a reducing state and an oxidizing state. This difference in the chemical state is considered to be a change in the state of the electrons and a reversal of the spin. A specific phenomenon considered to be related to this spin reversal is that the chemical action of the electromagnetic waves and light emitted by the current that has passed at right angles to the unipolar electromagnetic field becomes similarly reductive and oxidative. Light and electromagnetic waves of the current passing through the parallel monopole electromagnetic field act reductively, and those of the current passing through the antiparallel monopole electromagnetic field act oxidatively. It is natural that this spin inversion is proportional to the strength of the electric field and the magnetic field.However, a plurality of unipolar electromagnetic fields in which the magnetic field, the polarity of the electric field, and the direction are reversed are arranged in series, and the current passes at right angles to this monopolar electromagnetic field. By doing so, a sufficient effect could be obtained even with a weak electric field, for example, a monopolar electromagnetic field of 5 V / cm and 50 Gauss. This inversion arrangement effect is the basis that the monopolar electromagnetic field effectively acts on the change of the state of the electrons and the spin inversion.
[0017]
Gas, liquid, or plasma-like substances flowing in a certain direction, such as a high-temperature gas flame, or two types of unipolar electromagnetic fields whose polarities are reversed when current, light, or electromagnetic waves are treated with monopolar electromagnetic fields It is effective to arrange a plurality of devices along the flow, and to pass the device at right angles through the inverted array of monopolar electromagnetic fields. This reversal effect is also explained in the above-referenced pending patent application. The present invention is characterized in that the electrode surface of the electric field constituting the monopolar electromagnetic field and the magnetic pole surface of the magnetic field face in the same direction. However, from the viewpoint that the directions of the electric field and the magnetic field are parallel and antiparallel, the same monopolar electromagnetic field has the same chemical action. There are two methods for the inverted arrangement. One is to arrange a unipolar electromagnetic field whose polarity is reversed on the same side along the flow direction (FIG. 3), and the other is to arrange the same unipolar electromagnetic field alternately on the opposite side (FIG. 4). .
[0018]
When processing a liquid or gaseous substance that is macroscopically stationary, using a monopolar electromagnetic field, use an alternating electric field and magnetic field that oscillate at the same frequency and phase to use the inverted electromagnetic field arrangement effect positively. A monopole electromagnetic field is created, in which the substance of interest stays for a certain period of time. FIG. 5 is an example. The frequency depends on the substance of interest. Another method is to apply longitudinal wave vibration to the gas or liquid to be treated. Ultrasonic vibration is applied in a direction perpendicular to the direction of the monopolar electromagnetic field. Due to the ultrasonic waves, molecules and atoms move in the vibration direction, though slightly microscopically. FIG. 6 shows an example in which a monopole electromagnetic field and ultrasonic waves are combined. This ultrasonic vibration method was applied to a symmetric electromagnetic field. It has been found that asymmetry in the vibration waveform may have a chemical effect.
[0019]
【The invention's effect】
As for the unipolar electromagnetic field in which the directions of the electric field and the magnetic field are parallel and antiparallel, there is a method in which the pole faces of the electric field and the magnetic field are opposed to each other as described in the patent application. The unipolar electromagnetic field according to the present invention, in which the polar surfaces of the electric field and the magnetic pole are in the same direction, is the same in that the electric field and the magnetic field are parallel and antiparallel, and the operation is the same. By setting the polar faces in the same direction, the area limitation in the opposing arrangement can be released, and a large-area monopolar electromagnetic field can be easily realized. Applications of monopole electromagnetic fields can be expanded.
[0020]
Water can be reformed by attaching a monopolar electromagnetic field to the bottom or side of the pot. There is no need to use strong magnets. Applying a 200 gauss plate magnet and a voltage of 100 volts to the plate electrode has a sufficient effect. The electric current of various household heating appliances using electricity is assumed to be a current obtained by performing a monopolar electromagnetic field treatment. The monopolar field is reduced or oxidized depending on the application. For example, electric water heaters use a reducing monopolar electromagnetic field. Conventional health magnetic mats use strong magnets, eg, 2000 gauss magnets, but 200 gauss magnets are sufficient. The voltage does not need to be high. In addition, the polarity of the voltage can be reversed and the function can be reversed according to the physical condition and symptoms. A two-state glass can be produced by placing a planar monopolar electromagnetic field in a glass melt bed and passing the molten glass over it. The light that has passed through the glass becomes light having a reducing action and light having an oxidizing action corresponding to the used monopolar electromagnetic field. Use of this glass can control plant growth and manage animal health.
[0021]
The action of the heat rays, visible rays, and ultraviolet rays emitted by processing the electric current of the electric furnace for melting the metal in a monopolar electromagnetic field (passing at a right angle) is brought into an oxidizing or reducing state. The state of the melted and solidified metal is correspondingly changed to an oxidizing and reducing state by this electric current. Metals that are difficult to oxidize can be made. This metal can also be used as an effective catalyst. A catalyst that does not require a noble metal can be obtained.
[0022]
Treating air with a monopolar electromagnetic field increases the solubility of oxygen in the air in water. The dissolved oxygen content of the water into which the air treated with the reducing monopolar electromagnetic field is blown is 12 ppm or more. The dissolved oxygen in the untreated air is as low as 7 ppm. This increase in the amount of dissolved oxygen is effective for countermeasures against burns. Prevention of sludge on the seabed, which is a problem of aquaculture, and measures against red tide are possible. Increased dissolved oxygen promotes the growth of fish, pearls, oysters and scallops, and eliminates the need for hormonal agents and drugs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example diagram of a monopole electromagnetic field.
FIG. 2 is an example diagram of a mat-shaped monopole electromagnetic field.
FIG. 3 is an example of an inverted monopole electromagnetic field (arranged on the same side). FIG. 4 is an example of an inverted monopole electromagnetic field (alternate arrangement).
FIG. 5 is an example diagram of an AC monopole electromagnetic field.
FIG. 6 is an example of an ultrasonic vibration monopole electromagnetic field.
FIG. 7 is an example diagram of a sheet (flat) monopole electromagnetic field.
[Explanation of symbols]
1, 31, 41 51, 61 Plate electrodes 2, 22, 32, 42, 62 Plate magnets 3, 23, 73 Insulating films 4, 24, 34, 44, 64, 74 Switching switches 5, 25, 35, 45 , 65, 75 DC voltage device 6 Flat metal magnets 7, 28, 38, 48, 68, 76 High voltage connection cables 21, 71 Carbon fiber sheet electrode (flat electrode)
26 Frequency Oscillator 27 Mixer 37, 47 Fluid Transport Pipe 52 Electromagnetic Coil 53 Frequency Oscillator 54 Phase Adjuster 55 Power Amplifier 56 Electromagnetic Core 66 Ultrasonic Vibration Plate 67 Container 72 Sheet Magnet (Flat Magnet)