JP2004135397A - 電源装置および電源分配用の直流電圧変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一次直流電源電圧を生成し供給する直流電源生成部1と、この直流電源生成部1が生成し供給する一次直流電源電圧を共通に入力しPC3およびデバイス4a〜4cのそれぞれに応じた二次直流電源電圧に変換して出力する複数のDC−DC変換部22a〜22dを有するDC−DCコンバータ部2とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に関し、特にパーソナルコンピュータとその周辺のデバイスの電源装置および電源分配用の直流電圧変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、電子タイプライタなどの携帯可能な情報処理装置では、キーボードなどの操作入力部とディスプレイ部とが一体になったものが多い。ことに、いわゆるノート型と呼ばれるものは、操作入力部上にディスプレイ部が回動自在に支持されていて、収納時には操作入力部上にディスプレイ部が畳み込まれ、使用時にはディスプレイ部を起こして用いるように構成され、可搬性や収納性が優れたものになっている。この種の装置は、また、持ち運んで屋外でも使用できるように本体内部に設けられたり、本体と一体に構成したりすることができるバッテリパックなどのDC(直流)電源部を有し、さらに、商用電源などのAC(交流)電源でも使用できるように、AC−DC変換アダプタを有している場合が多い。このAC−DC変換アダプタ(以下ACアダプタと略す。)はバッテリパックの充電装置としても用いられる場合もある。通常、ACアダプタは装置本体とは別体で装置本体とはケーブルとコネクタを用いて接続するように構成されている。
【0003】
ところで、このような情報処理装置をその周辺装置と一緒に使用する場合、これらの情報処理装置と周辺装置をいずれもAC電源で使用しようとすると、従来は、情報処理装置用のACアダプタと周辺装置用のACアダプタとを別々に用意する必要があった。従って、装置全体を運搬する場合には、情報処理装置と周辺装置とそれぞれのACアダプタを一緒に持ち運ばねばならず、運搬に不便を感じるという問題があった。また、装置全体をテーブル上に配置して使用する場合は、装置やACアダプタの置き場所に机上のスペースが占領されてしまう、相互の配線が輻輳してしまうという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するため、周辺装置の一つとACアダプタとを一体に形成し、このACアダプタとを一体に形成した周辺装置を経由して情報処理装置に電源を供給することで装置数と布線数とを少なくする試みがある(例えば特許文献1参照)。しかしながら、この方法もあくまで周辺装置の一つとACアダプタを一体化するだけで、周辺装置が2つ以上の場合にそれ以上ACアダプタを減らすことができるわけではない。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−119872号公報(第2−3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のごとく、従来、携帯型の情報処理装置を複数の周辺装置と共にAC電源で使用する場合、情報処理装置と周辺装置にそれぞれACアダプタを用意せねばならず、運搬に不便であり、また、使用時にはスペースを占領するという問題が有った。このような問題は、携帯型の情報処理装置に限ったものではなく、デスクトップ型の情報処理装置と周辺装置との間にも頻繁に起こるものであり、タコ脚配線や配線ケーブルの輻輳、スペースの狭小化を招いている。
【0007】
本発明はこのような問題を解決して、電源装置を共通にまとめることにより、装置の個数、配線ケーブルの本数を少なくして運搬や操作時の配置を容易にすることが可能な情報処理装置と周辺装置用の電源装置および電源分配用の直流電圧変換装置の実現を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するため、本発明(請求項1)は、情報処理装置と1または複数のその周辺装置に直流電源を供給する電源装置において、一次直流電源電圧を生成し供給する直流電源生成装置と、この直流電源生成装置が生成し供給する一次直流電源電圧を共通に入力し、前記情報処理装置および前記周辺装置のそれぞれに応じた二次直流電源電圧に変換する複数の直流電圧変換手段を有する直流電圧変換部とを具備することを特徴とする。
これにより、情報処理装置とその周辺装置への電源装置を共通にまとめることができ、装置の個数、配線ケーブルの本数を少なくして運搬や操作時の配置を容易にすることができる。
【0009】
また、前記直流電源生成装置は交流−直流変換アダプタであることを特徴とする(請求項2)。
これにより、商用電源などの交流電源から情報処理装置と周辺装置へ共通に電源を提供することができる電源装置がえられる。
【0010】
また、前記直流電源生成装置は電池パックであることを特徴とする(請求項3)。
これにより、共通の電池パックから情報処理装置と周辺装置へ共通に電源を提供することができる電源装置がえられる。
【0011】
また、前記直流電源生成装置と前記直流電圧変換部とは相互に掛合して一体化可能な筐体を有し、それぞれの筐体に一次直流電源電圧供給用の相互接続コネクタと相互掛合用の掛止機構とを具備することを特徴とする(請求項4)。
これにより、前記直流電源生成装置と前記直流電圧変換部とを一体化して用いて構成を集約することができ、装置数と布線数を一層低減することが可能な電源装置を実現することができる。
【0012】
また、前記直流電圧変換部は前記直流電源生成装置から一次直流電圧の供給をうける接続コネクタのほかに、前記直流電源生成装置とは異なる他の直流電源生成装置から一次直流電圧の供給をうける第2の接続コネクタと、前記接続コネクタまたは前記第2の接続コネクタからの直流電源電圧の入力を選択する入力選択手段を具備することを特徴とする(請求項5)。
これにより、例えば一般の交流−直流変換アダプタからも直流電源電圧の供給をうけることが可能な電源装置を実現することができる。
【0013】
また、前記直流電圧変換部は各直流電圧変換手段の電源投入の順序とタイミングを設定する電源投入タイミング調整手段を有することを特徴とする(請求項6)。
これにより、電源の一斉投入による突入電流を軽減することができ、また、情報処理装置が電源入力時に正常にデバイスを認識することができる。
【0014】
また、前記直流電源生成装置が前記情報処理装置用の交流−直流変換アダプタであり、前記直流電圧変換部はこの交流−直流変換アダプタから入力される直流電源電圧を前記情報処理装置にはそのまま出力し、前記周辺装置には前記直流電圧変換手段を介して二次直流電源電圧に変換して出力することを特徴とする(請求項7)。
これにより、直流電源生成部を改めて設ける必要がなくなり、装置を簡略化することができ、装置設置時に占有するスペースを小さくでき、運搬を容易にすることができる。
【0015】
また、前記課題を達成するため、本発明(請求項8)は、情報処理装置と1または複数のその周辺装置に直流電源を分配して供給する電源分配用の直流電圧変換装置であって、一次直流電源電圧を生成する直流電源生成装置が供給する一次直流電源電圧を共通に入力する入力部と、前記情報処理装置および前記周辺装置のそれぞれに応じた二次直流電源電圧に変換する複数の直流電圧変換手段と、前記変換した二次直流電源電圧をそれぞれに供給する出力部を有することを特徴とする。
これにより、情報処理装置とその周辺装置へ直流電源を供給する装置(例えばACアダプタ)を共通にまとめることができ、機器の個数、配線ケーブルの本数を少なくして運搬や操作時の配置を容易にすることができる。
【0016】
また、前記電源分配用の直流電圧変換装置が、前記情報処理装置又は前記周辺装置のいずれかの筐体に収められていることを特徴とする。
これにより、例えば後記する図9のように周辺機器の筐体に納められるので、取り扱い易くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電源装置および電源分配用の直流電圧変換部を、添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0018】
図1に本発明にかかる電源装置の一実施形態のブロック図を示す。図1において、符号1は直流電源生成部(直流電源生成装置)、符号2はDC−DCコンバータ部(直流電圧変換部、直流電圧変換装置)、符号3はパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略す)、符号4a、4b、4cは周辺装置(以下「デバイス」と略す)である。また、直流電源生成部1で、符号11はAC入力ラインである。また、DC−DCコンバータ部2で、符号21は電源選択回路(入力選択手段)であり、符号22a〜22dはDC−DC変換部である。また、このうち、符号22aはPC用DC−DC変換部であり、符号22b〜22dはデバイス用DC−DC変換部である。また、符号23は電源投入タイミング調整部(電源投入タイミング調整手段)であり、符号24は直流電源生成部コネクタ(接続コネクタ、入力部)であり、符号25はACアダプタ用DCジャックコネクタ(第2の接続コネクタ、直流電源入力コネクタ)であり、符号26a〜26dは出力コネクタである。このうち、符号26aはPC用出力コネクタ(出力部)であり、符号26b〜26dはデバイス用出力コネクタ(出力部)である。
【0019】
この一実施形態での機能を説明する。
直流電源生成部1は例えば電流容量の大きいACアダプタで構成され、AC入力ライン11から入力される商用電源を所定の一次直流電源電圧に変換する。
DC−DCコンバータ部2は入力された直流電圧をPC3や各デバイス4a〜4cに応じた二次直流電源電圧に変換して出力する。直流電源生成部コネクタ24は直流電源生成部1に接続され、ACアダプタ用DCジャックコネクタ25は一般のACアダプタに接続されてDC電源を入力する。
【0020】
直流電源生成部1からの一次直流電源電圧と一般のACアダプタからの入力電圧では電圧が異なる場合が有るので、電源選択回路21は直流電源生成部コネクタ24またはACアダプタ用DCジャックコネクタ25への入力に接続を検出して、接続のあるいずれかの入力を択一的に選択する。なお、一般のACアダプタは電源電圧も3Vから30Vぐらいまで多様な種類が有り、しかもジャックコネクタの種類や極性もさまざまである。このため、多様なACアダプタに対応するように、ACアダプタ用DCジャックコネクタ25として代表的な複数のジャックコネクタを用意して切り替えスイッチで選択するとか、ジャックコネクタ自身を着脱自在にするなどしてこれに対応するようにしてもよい。
【0021】
DC−DC変換部22a〜22dは、電源選択回路21によって選択された入力一次直流電源電圧をPC3や各デバイス4a〜4cに応じたそれぞれ固定の二次直流電源電圧に変換して出力する。この固定の電圧は、例えば、PC3に対してはDC16〜19Vが供給され、各デバイス4a〜4cには5Vが供給されるといった具合である。必要が有れば、PC3やデバイス4a〜4cへの出力電源電圧の値を可変にして、調整するようにすることもできる。
【0022】
電源投入タイミング調整部23は、DC−DC変換部22a〜22dからの二次直流電源電圧を所定の順序でPC3とデバイス4a〜4cに給電する。例えば、DC−DC変換部22b〜22dを順に働かしてデバイス用のデバイス用出力コネクタ26b、26c、26dという順序で電源を投入して行き、最後にDC−DC変換部22aを働かしてPC用出力コネクタ26aに電源を投入する。
【0023】
このようにすることで、電源の一斉投入による突入電流を軽減することができ、さらに、最後にDC−DC変換部22aを働かせることで、電源入力時にPC3に正常にデバイス4a〜4cを認識させることができる。PC用出力コネクタ26a、デバイス用出力コネクタ26b〜26dは同一の種類のコネクタを用いる。
【0024】
本実施形態の電源装置は、このような構成を採ることにより、PC3とデバイス4a〜4cに対するDC−DC変換部22a〜22dを一つの構成に統一することができ、また、電源装置へのAC入力ライン11を一本にまとめることができるので、使用時の布線の数が少なくなり、占有するスペースも小さくなって全体の設置が容易になり、また、装置がまとまるため運搬も容易になる。また、コンセントの数が限られているような場所でも、限られたコンセントを有効に活用することができる。
【0025】
ところで、図1の実施形態では直流電源生成部1とDC−DCコンバータ部2とが別筐体に分離されたものとして示したが、これらは一体に構成することもできる。図2に一体に構成された場合の電源装置のブロック図を示す。図2で符号10はこの実施形態の電源装置である。また符号1は直流電源生成部、符号2はDC−DCコンバータ部、符号11はAC入力ライン、符号26a〜26dは出力コネクタである。便利のため、図1と同一の機能には同一の符号を付けて示している。なお、この図2の電源装置10は、直流電源生成部1とDC−DCコンバータ部2とが直結されているため、電源選択回路21は不要である。電源投入タイミング調整部23はここでは省略して示した。
【0026】
このような構成を採ることで、電源装置10が一体化されるため、構成がさらに集約され、布線数が一層少なく、占有するスペースも一層小さくなって全体の設置が容易になり、また、運搬もさらに容易になる。
【0027】
図3に図1に示す電源装置の簡易型の実施形態を示す。図3において、符号1´はPC3用のACアダプタ、符号2´はDC−DCコンバータ部、符号3はPC、符号4はデバイスで、符号26aはPC用出力コネクタ、符号26bはデバイス用出力コネクタである。便利のため、図1と同一の機能には同一の符号を付けて示している。
【0028】
この実施形態では、図1での直流電源生成部1に変えて、PC3用のACアダプタ1´(例えばPC3購入時に同梱されていたもの)をそのまま直流電源生成部に用いている。このようにすると、PC3へはACアダプタ1´からの入力電圧(たとえばDC16〜19V)をそのまま出力すればよいので、DC−DCコンバータ部2´でDC−DC変換部22aが不要になる。また、入力電圧が決まっているので、図1の電源選択回路21も不要である。なお、PC3を購入したときに同梱されているACアダプタ1´は、通常余裕を持ったものが同梱されており、PC3に電源を供給する以上の能力を持っている。
【0029】
このように、用いるデバイス4の電流容量がさほど多くない場合は、図3の簡易型の電源装置を用いることで、直流電源生成部1を改めて設ける必要がなくなり、その分、装置を簡略化することができ、装置設置時に占有するスペースを小さくでき、運搬を容易にすることができる。
【0030】
図4〜図8に、図1のブロック図に示した一実施形態を実現する装置構成の一例の外観図を示す。
図4は直流電源生成部1の外観斜視図で、図4(a)はACアダプタで直流電源生成部1を形成する場合の正面図、図4(b)はその後面図である。また、図4(c)は専用バッテリパックで直流電源生成部1を実現した場合の後面図である。
この例で直流電源生成部1は、図5に後記するDC−DCコンバータ部2と図7に示すように一体に構成することができるように作られている。
【0031】
図4(a)で符号12はDC−DCコンバータ部2との電源接続用の凸状のDC出力コネクタであり、符号13はDC−DCコンバータ部2との筐体接続用のロック機構である。このDC出力コネクタ12はDC−DCコンバータ部2と一体化する場合には、DC−DCコンバータ部2内の受け側にある直流電源生成部コネクタ24に接続される。ロック機構13は直流電源生成部1をDC−DCコンバータ部2と一体化する場合に、その爪部がDC−DCコンバータ部2のロック受け部27と掛合されるように構成されている。なお、このようなロック機構13とロック受け部27による直流電源生成部1とDC−DCコンバータ部2の接続は一般的な技術を使用することができる。
【0032】
AC電源を用いない場合、図4(a),(b)のAC入力ライン11を有した直流電源生成部1ではなく、図4(c)の専用バッテリパック5を直流電源生成部1として用いることができる。専用バッテリパック5は内部にバッテリを有しており、図4(a)の直流電源生成部1のDC出力コネクタ12と同一のDC出力コネクタから図4(a)の直流電源生成部1が出力するのと同じDC電圧を出力する(もちろん電圧は異なるものとすることもできる)。また、ロック機構13で図4(a)の直流電源生成部1の場合と同様にDC−DCコンバータ部2と一体化することができる。
【0033】
図5はDC−DCコンバータ部2の外観斜視図で、図5(a)は後面図、図5(b)は正面図である。直流電源生成部コネクタ24は直流電源生成部1と一体化した場合、直流電源生成部1のDC出力コネクタ12と電気的に接続できるように構成されている。ACアダプタ用DCジャックコネクタ(第2の接続コネクタ)25は直流電源生成部1を用いない場合に一般のACアダプタ(他の直流電源生成装置)に接続するようになっている。ロック受け部27は直流電源生成部1と一体化する場合に直流電源生成部1のロック機構13の爪部が掛合するように設けられている。
DC−DCコンバータ部2の正面には出力コネクタ26a〜26dが設けられている。出力コネクタ26aはPC用であり、出力コネクタ26b〜26dはデバイス用である。
【0034】
図6にDC−DCコンバータ部2の出力コネクタ26a〜26dと、PC3やデバイス4a〜4cの電源入力コネクタを結ぶ電源ケーブル6の外観図を示す。この電源ケーブル6は一方に出力コネクタ26a〜26dと接続されるDC−DCコンバータ側コネクタ61を、他方にPC3とデバイス4a〜4cのそれぞれに合わせたDCプラグ62を有する構成になっている。なお、図6に示す電源ケーブル6は、1対1用のものであるが、1対n用のものでもよい。
【0035】
図7は、直流電源生成部1とDC−DCコンバータ部2を一体化する場合の接続の様子を示す説明図である。図7上段図のようにDC−DCコンバータ部2の後面側に直流電源生成部1を組み合わせ、図7下段図のように直流電源生成部1のDC出力コネクタ12をDC−DCコンバータ部2の直流電源生成部コネクタ24に挿入して接続し、直流電源生成部1のロック機構13の爪部をDC−DCコンバータ部2のロック受け部27と掛合して一体化する。
このようにすることにより、装置の点数や布線数が少なくなり、運搬の手間が省け、また、装置設置時に占有するスペースを小さくすることができる。
【0036】
一般的なACアダプタ7をDC−DCコンバータ部2に接続する場合の例を図8に示す。この場合、ACアダプタ7の出力はDC−DCコンバータ部2のACアダプタ用DCジャックコネクタ25へ入力される。このような構成で、直流電源生成部1からでも一般のACアダプタ7からでも電源電圧を得ることができ、出力電流容量などから入力電源を電源選択回路21によって選択することができる。
【0037】
ちなみに、図5(a)に示すように、DC−DCコンバータ部2は後面にACアダプタ用DCジャックコネクタ25を有しているが、このACアダプタ用DCジャックコネクタ25は、直流電源生成部1と組み合わせる際の組み合わせ面(接合面)に位置する。このため、本実施形態では組み合わせた後に、ACアダプタ用DCジャックコネクタ25に図8に示すようなACアダプタ7は接続できない。
【0038】
DC−DCコンバータ部2を周辺装置の一つに内蔵させて形成することで、装置数を低減することも可能である。図9にDC−DCコンバータ部2をMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置8に内蔵させた例のブロック図を示す。DC−DCコンバータ部2とPC3間の電源ケーブルは、MOディスクドライブ装置8のDCジャック82とPC3のDCジャック32とを接続する。DC−DCコンバータ部2がMOディスクドライブ装置8に内蔵されている(筐体に納められている)ので、このような接続になる。ここで、DC−DCコンバータ部2は、デバイス用DC−DC変換部22bを備えており、PC用ACアダプタ1’が供給する一次直流電源電圧を、MOディスクドライブ81に応じた二次直流電源電圧に変換する。なお、PC3とMOディスクドライブ装置8の間のUSB(Universal Serial Bus)ケーブルは、MOディスクドライブ装置8のUSBコネクタ83とPC3のUSBコネクタ33とを接続する。この図では直流電源生成部がPC用ACアダプタ1´である場合が示されている。このようにすることで、装置数を1つ分減らし、布線数もその分減らすことができる。ちなみに、MOディスクドライブ装置8に電源が入っているときは、PC3とMOディスクドライブ装置8の双方に電源が供給され、MOディスクドライブ装置8の電源が切れているときは、PC3側のみに電源が供給される。
【0039】
なお、本発明は以上説明した実施形態に限定されることなく、幅広く変形実施することができる。例えば、周辺装置としてMOディスクドライブ装置を例に説明したが、CD−RW、DVD−RAM、DVD−RW、HDD、コンパクトフラッシュ(R)などでもよい。また、情報処理装置としてパソコンを例に説明したが、情報家電などでもよい。また、DC−DCコンバータ部(直流電圧変換装置)2を独立した筐体(パッケージ)に納めて独立した商品として取り扱い、流通や取引を行うことができる。また、DC−DCコンバータ部を周辺機器の筐体に納めるようにしたが、情報処理装置の筐体に納めるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、一次直流電源電圧を周辺装置のそれぞれに応じた二次直流電源電圧に変換するDC−DCコンバータ部(直流電圧変換部)を設けるようにしたことで、情報処理装置とその周辺装置への電源装置を共通にまとめることができ、装置の個数、配線ケーブルの本数を少なくして運搬や操作時の配置を容易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の一実施形態のブロック図。
【図2】直流電源生成部とDC−DCコンバータ部とが一体に構成された本発明の電源装置の他の実施形態のブロック図。
【図3】本発明の電源装置の簡易型の実施形態のブロック図。
【図4】本発明の電源装置の外観斜視図であり、(a)は直流電源生成部の正面、(b)は後面、(c)は専用バッテリパックの後面を示す。
【図5】本発明の電源装置のDC−DCコンバータ部の外観斜視図であり、(a)は後面を、(b)は正面を示す。
【図6】本発明の電源装置のDC−DCコンバータ部の出力コネクタからの電源ケーブルの外観図。
【図7】直流電源生成部とDC−DCコンバータ部を一体化する場合の接続の様子を示す説明図。
【図8】一般的なACアダプタをDC−DCコンバータ部に接続する場合の様子を示す説明図。
【図9】DC−DCコンバータ部を周辺装置に内蔵させた実施形態のブロック図。
【符号の説明】
1 … 直流電源生成部(直流電源生成装置)
1´… PC用ACアダプタ
2、2´… DC−DCコンバータ部(直流電圧変換部)
3 … パーソナルコンピュータ(PC、情報処理装置)
32 … DCジャック
33 … USBコネクタ
4、4a、4b、4c… 周辺装置(デバイス)
5 … 専用バッテリパック
6 … 電源ケーブル
7 … ACアダプタ(交流−直流変換アダプタ)
8 … MOディスクドライブ装置
11 … AC入力ライン
12 … DC出力コネクタ(相互接続コネクタ)
13 … ロック機構(相互掛合用の掛止機構)
21 … 電源選択回路(入力選択手段)
22a〜22d… DC−DC変換部(直流電圧変換手段)
23 … 電源投入タイミング調整部(電源投入タイミング調整手段)
24 … 直流電源生成部コネクタ(相互接続コネクタ)
25 … ACアダプタ用DCジャックコネクタ(第2の接続コネクタ)
26a〜26d… 出力コネクタ
27 … ロック受け部(相互掛合用の掛止機構)
61 … DC−DCコンバータ側コネクタ
62 … DCプラグ
81 … MOディスクドライブ
82 … DCジャック
83 … USBコネクタ
Claims (9)
- 情報処理装置と1または複数のその周辺装置に直流電源を供給する電源装置において、
一次直流電源電圧を生成し供給する直流電源生成装置と、
この直流電源生成装置が生成し供給する一次直流電源電圧を共通に入力し、前記情報処理装置および前記周辺装置のそれぞれに応じた二次直流電源電圧に変換する複数の直流電圧変換手段を有する直流電圧変換部とを具備することを特徴とする電源装置。 - 前記直流電源生成装置は交流−直流変換アダプタであることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 前記直流電源生成装置は電池パックであることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 前記直流電源生成装置と前記直流電圧変換部とは相互に掛合して一体化可能な筐体を有し、それぞれの筐体に一次直流電源電圧供給用の相互接続コネクタと相互掛合用の掛止機構とを具備することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電源装置。
- 前記直流電圧変換部は前記直流電源生成装置から一次直流電圧の供給をうける接続コネクタのほかに、前記直流電源生成装置とは異なる他の直流電源生成装置から一次直流電圧の供給をうける第2の接続コネクタと、
前記接続コネクタまたは前記第2の接続コネクタからの直流電源電圧の入力を選択する入力選択手段を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記直流電圧変換部は各直流電圧変換手段の電源投入の順序とタイミングを設定する電源投入タイミング調整手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電源装置。
- 前記直流電源生成装置が前記情報処理装置用の交流−直流変換アダプタであり、前記直流電圧変換部はこの交流−直流変換アダプタから入力される直流電源電圧を前記情報処理装置にはそのまま出力し、前記周辺装置には前記直流電圧変換手段を介して二次直流電源電圧に変換して出力することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 情報処理装置と1または複数のその周辺装置に直流電源を分配して供給する電源分配用の直流電圧変換装置であって、
一次直流電源電圧を生成する直流電源生成装置が供給する一次直流電源電圧を共通に入力する入力部と、前記情報処理装置および前記周辺装置のそれぞれに応じた二次直流電源電圧に変換する複数の直流電圧変換手段と、前記変換した二次直流電源電圧をそれぞれに供給する出力部を有することを特徴とする電源分配用の直流電圧変換装置。 - 前記電源分配用の直流電圧変換装置が、前記情報処理装置又は前記周辺装置のいずれかの筐体に収められていることを特徴とする請求項8に記載の電源分配用の直流電圧変換装置。
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