【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがネーム（名前）を設定できる通信機能付きの電子機器及び電子機器のネーム変更方法に係り、例えばパソコンやＰＤＡの画面上で通信相手の電子機器のネームが一覧表示等された際、同じネームの電子機器の存在頻度を減らす技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、無線通信機能を備えた例えばＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）のような携帯機器が普及している。例えばＰＤＡのような携帯機器から印刷する場合、有線でプリンタに接続するケーブルを持ち歩くのは面倒である。そこで、無線通信機能付きＰＤＡから無線通信で送信された印刷データを受信できる無線通信機能を備えたプリンタが求められている。無線通信機能としては例えばブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（Ｒ））が近年注目されている。
【０００３】
プリンタにはユーザが認識し易いネームを設定できるようになっており、ＰＤＡの画面上で印刷に使うプリンタを選択するときにはそのプリンタのネームが表示される。例えばブルートゥースではユーザがデバイスネームを設定することができ、このデバイスネームがＰＤＡのプリンタ選択画面に表示される。デバイスネームはデフォルトでは、プロダクト名やモデル名になっていることが多く、ユーザはプリンタ購入後、プロダクト名やモデル名を自機が認識し易いデバイスネームに適宜変更して使用する。
【０００４】
例えばＰＤＡに搭載された近距離無線通信デバイス（ブルートゥース通信デバイス）は、まず通信エリア内（周辺）にあるプリンタ等の通信デバイスを探すインクワイアリ手続きを行い、インクワイアリ応答があれば、次にインクワイアリ応答のあったデバイスからデバイスネームを取得する（例えば特許文献１）。ＰＤＡのプリンタ選択画面には、現在接続（インクワイアリ）されている全てのプリンタのデバイスネームが画面に一覧表示され、ユーザはその中から印刷させたい１台のプリンタを選択することになる。
【０００５】
なお、後で述べる図８及び図９に示す従来技術は、特許法第２９条第１項第一号に規定する公然知られた技術に該当するもので、これに関する先行技術文献情報はありません。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１−１９７０８０号公報 （第２−４頁、第１−３図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ブルートゥースのような近距離無線通信では、通信エリアが約１０メートルであるため、マンション等のビルでは隣家、階下の他人のプリンタも通信エリア内に存在することなる。もちろん、特定の電子機器とだけ通信を許可する設定機能もあるが、その設定がなされていなければ、図８に示すように、たまたま同じデバイスネーム「ＰＭ−９００」が付されたプリンタ４５，４６が、隣家や階下などを含む通信エリア内に複数台存在する場合がある。この場合、ＰＤＡ５０から印刷を指令する際、その通信エリア内に存在する複数台のプリンタ４５，４６が検索される。なお、図８における破線及び鎖線の円はそれぞれ各プリンタ４６及びＰＤＡ５０の通信エリアを示す。
【０００８】
このようにＰＤＡ５０の通信エリア内に複数台のプリンタ４５，４６が存在すると、図９に示すＰＤＡ５０から印刷を指令する際、その本体５１に設けられた近距離無線通信デバイス５２がプリンタ４５，４６を検索する。そして、応答のあったプリンタ４５，４６から取得したデバイスネームがＰＤＡ５０の画面５３上のプリンタ選択画面に一覧表示される。この場合、同図に示すようにプリンタ選択画面には、同一デバイスネーム「ＰＭ−９００」のプリンタが複数台存在することになる。
【０００９】
このようにＰＤＡ５０の画面５３上に２つの「ＰＭ−９００」が表示されたら、これら２つの「Ｐ Ｍ−９００」は区別できない。仮に一方を任意に選択し間違って階下や隣家のデバイスネームを選択してしまうと、他人の家のプリンタ４６に印刷されてしまう心配がある。
【００１０】
これを避けるため２つのデバイスネームを区別する方法として、一方の電源を切ってみてデバイスネームの残った方が電源を切らなかったプリンタと特定するカットアンドトライという方法がある。しかし、たとえ最初、カットアンドトライでプリンタ４５，４６を特定してその一方を選び印刷ができても、次回も同じことの繰り返しで、その都度カットアンドトライを試みなければならない。
【００１１】
これを避けるためには、ユーザが自機のデバイスネームを変更することになるが、プリンタ４５，４６のようなＵＩ（ユーザインタフェイス）が貧弱なデバイスは、容易にデバイスネームを変更することができない。つまり、プリンタ４５，４６は、テンキーやアルファベットキー等の文字入力用キーを備えておらず、数少ないキーに多くの文字を割り付けなければならず、同一のデバイスネームが現れる度にデバイスネーム変更のため面倒なキー操作を強いられることはユーザにとって酷であった。
【００１２】
また、他の方法としては、プリンタ１のＵＳＢポートにＰＣを接続してＰＣの画面上でキーボードを操作してデバイスネームを変更することもできる。しかし、特にＰＣとは接続せず無線通信で印刷データを転送する使われ方をするユーザにとって、ケーブルの接続は手間がかかるし、さらにＰＣを所有していないユーザもありその場合はＰＣによるデバイスネーム変更そのものができなかった。
【００１３】
また、隣家や階下に同じデバイスネームのプリンタが存在する場合に限らず、プリンタを移動させて使用する場合、元の場所では周りに同じデバイスネームのプリンタが存在しなかったものの、移動先の場所ではその周りに同じデバイスネームのプリンタが存在する場合がある。この場合も印刷を指令したいプリンタをＰＤＡ等の画面上で特定できないという同様の問題が発生する。なお、上記問題はプリンタのような電子機器に限らず、パソコンやＰＤＡ等の画面を通してその通信相手の電子機器に設定されたデバイスネームが表示されるようになっていれば、デジタルカメラやプロジェクタ等のＵＩが比較的貧弱な他の電子機器においても共通の問題である。
【００１４】
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、パソコンやＰＤＡ等の指令を出す機器の画面に一覧表示などされる電子機器のネームに同一ネームが存在する頻度を減らすことができ、しかもユーザをネーム変更の煩わしさから解放できる電子機器及び電子機器のネーム変更方法を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の電子機器は、ネットワークに接続されている他の機器に設定されたネームを通信により取得する通信手段と、前記通信手段により取得した前記他の機器のネーム中に自機に設定されたネームと同じネームが既に存在していれば、自機のネームを変更する変更手段とを備えたことを要旨とする。
【００１６】
本発明の電子機器によれば、通信手段によりネットワークに接続されている他の機器のネームを取得し、その取得したネーム中に自機に設定されたネームと同じネームが既に存在してれば、変更手段により自機のネームが変更される。従って、例えば他の機器の画面にネットワークに接続している機器のネームが一覧表示等される場合、自機と同じネームが存在することがまずなくなるので、ユーザはその画面の一覧表示等から機器を正しく認識できるようになる。
【００１７】
また、本発明の電子機器において、前記自機とは、他の機器からの指令を受け付け所定の処理をする機器である。この構成によれば、指令を出す他の機器が、自機及び自機と同種の他の機器の中から指令を出す機器を選択をする際、例えばその画面上に選択する機器のネーム一覧が表示された場合、そのネーム一覧に同じネームが存在しにくくなるので、指令を出すべき機器をネームから特定し易くなる。
【００１８】
また、本発明の電子機器では特に、前記通信手段は、無線通信によりネットワークに接続する無線通信手段であることが好ましい。
この構成によれば、無線通信機能付きの携帯機器（例えばＰＤＡ等）を持ち歩き、この携帯機器が機器の通信手段と通信してネットワークに接続したとき、携帯機器の画面には作業指示（指令）などを出す相手先の機器のネームが一覧表示等で表示される。この際、画面には同一ネームが表示される頻度が減るので、所望する機器を適切に選択することが可能となる。
【００１９】
さらに本発明の電子機器では特に、前記変更手段は、ネームの最後の文字又は文字列を変更するか、ネームの最後に文字又は文字列を追加することとすることが望ましい。
【００２０】
この構成によれば、ネームは、その最後の文字又は文字列が変更されるか、その最後に文字又は文字列が追加されるだけの変更なので、他の機器の画面上に自機の変更後のネームが表示されても、元のネームのかなりの文字列が残ることからどの機器であるかがそのネームに残る文字列から分かり、所望する機器を正しく選択することが可能である。
【００２１】
また、本発明の電子機器では、特に前記変更手段は、電源投入時にネットワークに接続している他の機器のネーム中に自機に設定されたネームと同じネームが既に存在していれば、自機のネームを変更することが好ましい。
【００２２】
この構成によれば、ネットワークに接続している他の機器のネームが自機と同じであれば、自機のネームを変更するタイミングが、電源投入時であることから、同一ネームが存在する頻度を減らし易い。
【００２３】
また、本発明の電子機器では、特に前記変更手段は、前記通信手段が取得した他の機器のネーム中に、自機の変更後のネームと同じものがあり、かつ自機のオリジナルのネームと同じものがなければ、自機のネームをオリジナルのネームに戻すことが好ましい。
【００２４】
この構成によれば、自機の変更後のネームと同じものがあり、かつ自機のオリジナルのネームと同じものがなければ、自機のネームをオリジナルのネームに戻すので、ユーザに認識され易いネームが設定されやすくなる。
【００２５】
また、本発明の電子機器では、特に前記変更手段は、前記通信手段が取得した他の機器のネーム中に、自機のオリジナルのネームと同じものがなければ、自機の変更後のネームをオリジナルのネームに戻すことが望ましい。
【００２６】
この構成によれば、他の機器のネームが、自機のオリジナルのネームと同じものがなければ、自機の変更後のネームをオリジナルのネームに戻すので、ユーザに認識され易いネームが設定されやすくなる。
【００２７】
本発明の電子機器のネーム変更方法では、ネットワークに接続されている他の機器に設定されたネームを通信により取得する段階と、前記取得した前記他の機器のネーム中に自機に設定されたネームと同じネームが既に存在していれば、前記自機のネームを変更する段階とを備える。従って、例えば他の機器の画面にネットワークに接続している機器のネームが一覧表示等される場合、自機と同じネームが存在することがまずなくなるので、ユーザはその画面の一覧表示等から機器を正しく認識できるようになる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したプリンタの一実施形態を図１〜図７に従って説明する。
【００２９】
図１は、プリンタ１の斜視図である。電子機器としてのプリンタ１は、インクジェット式プリンタであって、本体２の上面右側に操作パネル３を備える。本体２の背面側には自動給紙装置４のシートフィーダー５およびロール紙支持部６が設けられ、シートフィーダー５にセットされた単票紙、あるいはロール紙支持部６にセットされたロール紙が本体２内部に給紙される。本体２の中央に設けられたカバー７の下方には印刷機構（図示省略）が搭載され、印刷機構の作動により印刷された用紙８が本体２の前側下部の排紙口９から排出される。
【００３０】
操作パネル３は、設定画面１０と複数の操作スイッチ（操作キー）１１とを備えている。また、操作スイッチ１１は、電源スイッチやメンテナンススイッチ、印刷開始スイッチ、中止スイッチの他、設定画面１０上のメニュー画面の中から所望の項目を選択したり簡単な英数字等を入力するために操作される選択スイッチ１２等が設けられている。
【００３１】
プリンタ１は近距離無線通信機能を備えており、本体２内には近距離無線通信デバイス２０が内蔵されている。近距離無線通信デバイス２０は本実施形態ではブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（Ｒ））通信デバイスを採用している。つまり、本実施形態では、近距離無線通信の通信エリア内に存在する複数の電子機器（プリンタ１やＰＤＡ３０等）が互いに繋がる（リンクする）ことで無線ネットワークを構築する。
【００３２】
近距離無線通信デバイス２０には通信作業手順（通信プロトコル）のプログラムが予めメモリに記憶されている。近距離無線通信デバイス２０のチップ内のマイコンは前記プログラムを実行して他の電子機器との近距離無線通信の接続などを含む各種通信作業を所定ルールに従って実行する。
【００３３】
図３は、プリンタの近距離無線通信機能に関する構成ブロック図を示す。
プリンタコントローラ２１には、操作パネル３、プリンタメカニカル部２２、ＲＯＭ２３、フラッシュメモリ（ＥＥＲＯＭ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｒｅａｄ−Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ））２４およびＲＡＭ２５が接続されている。近距離無線通信デバイス２０は、ベースバンド部２６、ＲＦ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）部２７、アンテナ２８およびフラッシュメモリ（ＥＥＲＯＭ）２９を備えている。
【００３４】
電子機器を区別して目的の相手（電子機器）と接続するには、通信プロトコル上、「ＢＤ ＡＤＤＲ」と呼ばれるアドレスが使われる。これは、６バイト（４８ビット）のバイナリーで、ユーザインタフェイス（ＵＩ）としては、非常に分かりにくいものである。このアドレスとは別に、デバイスネームを任意に付けられる機能がある。「ＢＤ ＡＤＤＲ」が正式名称とすれば、これはニックネームのような存在となる。
【００３５】
図２に示すようにＰＤＡ３０は、本体３１に近距離無線通信デバイス３２、画面３３および操作キー３４を備えている。例えばＰＤＡ３０から印刷を試みるとき、ＰＤＡ３０から、周りで接続可能なプリンタ１を探すインクワイアリ手続きを行う。接続可能なプリンタ１から応答があれば、次にそれらのプリンタ１のデバイスネームを一つひとつ聞きに回る。その結果、例えば「ＰＭ−９００Ａ」「ＰＭ−９００」「ＰＭ−１０００」が見つかったとすると、それらのデバイスネームをＰＤＡ３０は画面（ディスプレイ）３３に例えば一覧表示等の形式で表示し、ユーザにどれかを選ばせる。デバイスネームはこのように使われるので、表示されるデバイスと近くにある実物が一致しやすい命名が一般的である。
【００３６】
図３に示すように、ＲＯＭ２３には、デフォルトであるデバイスネームが記憶されている。ユーザがデバイスネームを設定・変更しないときはこのデフォルトで登録されたプロダクト名やモデル名などのデバイスネームが使用される。この例ではデフォルトのデバイスネームとして「ＰＭ−ＰＲＴ」が記憶されている。
【００３７】
フラッシュメモリ２４には、ユーザが操作パネル３から設定したデバイスネームが記憶される。プリンタ１にはユーザが自機で認識し易い名前にデフォルトのデバイスネームを変更できる機能が備えられており、ユーザは操作パネル３の画面１０に既に設定されているデバイスネームを表示させるとともに、選択スイッチ１２を操作することでデバイスネームの設定・変更を行えるようになっている。この際、プリンタ１には限られた数のスイッチ（選択スイッチ）しかないため、例えば選択スイッチ１２によりアルファベットや数字を１文字ずつ順番に選択操作してゆくことでデバイスネームを変更する。この例では、フラッシュメモリ２４にはユーザが設定したデバイスネームとして「ＰＭ−９００」が設定されている。
【００３８】
ベースバンド部２６と接続されたフラッシュメモリ２９には、現在のデバイスネームが記憶されるようになっている。ユーザが設定したデバイスネーム「ＰＭ−９００」を名称自動変更処理により自動変更した場合、この自動変更後の「ＰＭ−９００Ａ」が現在デバイスネームとしてフラッシュメモリ２９に設定される。
【００３９】
ベースバンド部２６は、通信プロトコルに従い回りで接続可能な他のプリンタ１やＰＤＡ３０等の電子機器を探すインクワイアリ手続きを行う。接続可能な他のプリンタ１やＰＤＡ３０等から応答があれば、次にそれらのプリンタ１やＰＤＡ３０等のデバイスネームを一つひとつ聞きに回る。ＲＦ部２７は、ベースバンド部２６及びアンテナ２８と接続されており、これらの間に介在して信号の変調・復調処理等を行う。
【００４０】
ＲＡＭ２５には、インクワイアリした他のプリンタ１やＰＤＡ３０等の電子機器のアドレスとデバイスネームを格納するテーブルＴが一時的に記録される。
プリンタメカニカル部２２は、本実施形態ではインクジェット式プリンタの機械的構成部分であって、記録ヘッド、キャリッジモータ、紙送りモータ、ロール紙駆動モータ等から構成されている。プリンタメカニカル部２２はプリンタコントローラ２１と電気的に接続されており、プリンタコントローラ２１がプリンタメカニカル部２２を制御することにより印刷処理が実行される。
【００４１】
ＰＤＡ３０で印刷をする際、その画面３３に例えば同一名称の「ＰＭ−９００Ａ」「ＰＭ−９００Ａ」が２台表示された場合、ユーザは画面３３上で印刷させようとするプリンタ１を識別することができない。そこで、本実施形態のプリンタ１では、電源が投入されると、自動的に自機の周りの電子機器（デバイス）をインクワイアリ（検索）し、見つかった電子機器のデバイスネームを聞き回り、自機と同じデバイスネームがあると自機のデバイスネームを自動変更する。すなわち、自機に現在命名されているデバイスネームの末尾の文字又は文字列を変更するか、末尾に文字又は文字列を付け加える処理を自動的に行う。
【００４２】
例えばデバイスネームの末尾にアルファベット１文字例えば「Ａ」を付けたり、数字１文字例えば「１」を付け加えたりする。具体的には例えばデバイスネームが「ＰＭ−９００」であれば「ＰＭ−９００Ａ」とし、デバイス名「ＰｒｉｎｔｅｒＭ」であれば「ＰｒｉｎｔｅｒＭ１」とする。もちろん、デバイスネームの末尾に追加する文字や文字列は他ものを任意に設定でき、例えば「−Ａ」や「−１」のようなハイフン付き、「（Ａ）」や「（１）」のような括弧付き、「ＡＢＣ」や「１２３」のようなアルファベットや数字からなる文字列でもよい。またデバイスネームの末尾に追加する文字数や追加文字の設定ルール（変更ルール）は適宜設定することができる。
【００４３】
また、デバイスネームの末尾の文字又は文字列を変更する場合は、末尾「−Ａ」を「−Ｂ」へ変更したり、末尾「−１」を「−２」へ変更するなどする。例えばユーザが２台のプリンタ１を区別するため、「ＰＭ−９００Ａ」と「ＰＭ−９００Ｂ」のデバイスネームを各プリンタ１に設定したとする。この場合、その周りの電子機器のデバイスネームを聞き回った際に自機と同じデバイスネーム「ＰＭ−９００Ｂ」が存在すると、自機のデバイスネーム「ＰＭ−９００Ｂ」をその末尾の文字又は文字列を変更して例えば「ＰＭ−９００Ｃ」とする。勿論このようにデバイスネームの末尾を変更する場合も、その変更する文字数や変更文字の変更ルールは適宜設定することができる。なお、デバイスネームの変更ルールは、元のデバイスネームが完全に残るか（文字追加型）、あるいは以前のデバイスネームを容易に推測できできる程度に最小限の変更（末尾変更型）に留めるルールとすることが望ましい。
【００４４】
また、自動変更したデバイスネームを元に戻す機能を備えている。これは例えば初期設定のデバイスネーム例えば「ＰＭ−９００」が、自動変更で「ＰＭ−９００Ａ」に変更された後、元のデバイスネームと同じデバイスネームを持つ他のプリンタ１が移動などされて近くに存在しなくなれば、自機のデバイスネームをユーザ設定の元のデバイスネームへ戻す機能である。プリンタ１の電源が入ると、「ＰＭ−９００Ａ」は存在しないのでこのままでもよいが、元のデバイスネーム「ＰＭ−９００」と同じデバイスネームも他に見当たらなければ、自機のデバイスネームを自動的に元のデバイスネーム「ＰＭ−９００」に戻す処理を行う。
【００４５】
デバイスネームを自動変更した場合は、ユーザに知らせる手段を設けることもできる。本実施形態では、例えば「新しい名称は「ＰＭ−９００Ａ」になりました。」と印刷する方法を採用している。また、プリンタ１の設定画面１０に「新しい名称は「ＰＭ−９００Ａ」になりました。」を表示してユーザに知らせる方法も採用できる。
【００４６】
図４は、名称自動変更処理を示すフローチャートである。プリンタコントローラ２１は電源オン後のイニシャライズ時にこの名称自動変更処理を実行する。
ステップ１０（以下、単にＳと記す）では、周りのデバイス（電子機器）のインクワイアリ（ｉｎｑｕｉｒｙ）を行う。
【００４７】
Ｓ２０では、インクワイアリ応答（ｉｎｑｕｉｒｙ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）を待つ。
Ｓ３０では、発見した全てのデバイス（電子機器）のニックネーム（ｎａｍｅ）をとったか否かを判断する。発見した全てのデバイス（電子機器）のニックネーム（ｎａｍｅ）を取得しない場合はＳ４０に進み、発見した全てのデバイス（電子機器）のデバイスネームを取得した場合はＳ６０に進む。
【００４８】
Ｓ４０では、デバイス（電子機器）ｎ個目に対してネーム要求（Ｎａｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）する。
Ｓ５０では、デバイスｎのネームをとり、ＲＡＭ２５へ入れる。
【００４９】
こうして発見した全てのデバイス（電子機器）のネームをとるまでＳ３０〜Ｓ５０を順番に繰り返す。そして、デバイスｎ（ｎ＝１，…，ｋ（但し、ｋはｋ≧１の整数））から取得されたネームは、順番にＲＡＭ２５に記憶される。例えば図３に示すテーブルＴにデバイスネームはアドレス別に格納される。
【００５０】
Ｓ６０では、自分（自機）と同じネームのデバイス（電子機器）があるか否かを判断する。自分と同じネームのデバイス（電子機器）がなければこのイニシャライズのシーケンスを終了する。一方、自機と同じネームのデバイス（電子機器）がある場合はＳ７０に進む。
【００５１】
Ｓ７０では、自機のデバイスネームの語尾に「Ａ」を付けるか、既に付いていればその文字を変更する。
次のＳ８０では、変更したネームは見つかったネーム中にあるか否かを判断する。変更したネームがＲＡＭ２５のテーブルＴに格納されたネーム中にある場合はＳ７０に戻ってネームの付け直しをし、変更したネームが見つかったネームの中になくなるまでＳ７０のネーム変更処理を行う。一方、変更したネームが見つかったネーム中になければ、Ｓ９０に進む。
【００５２】
Ｓ９０では、変更したネームをフラッシュメモリ２９に記憶する。つまり変更したネームは、ユーザ設定のデバイスネームが記憶されるフラッシュメモリ２４とは別のフラッシュメモリ２９に記憶される。これは、ユーザが付けたネームを戻すときや、語尾に自動変更した文字が付いているか否かを判別するため、ユーザの付けたネームとは別に記憶しておくためである。
【００５３】
Ｓ１００では、自分のネームを新しいネームに変更する。つまり近距離無線通信デバイス２０内のフラッシュメモリ２９に記憶した新しいネームを現在のネームとして設定する。
【００５４】
図５は、名称自動変更処理のトランザクション図である。以下、図５〜図７等を用いて名称自動変更機能を備えたプリンタ１の作用を説明する。この例では、３台のプリンタ１と１台のＰＤＡ３０との間でネットワークが構築される例である。３台のプリンタ１はいずれも近距離無線通信機能及び名称自動変更機能を有する上記構成のもので、現状の初期段階では２台に同一のデバイスネーム「ＰＭ−９００」が付けられており、他の１台にはそれらとは異なるデバイスネーム「ＰＭ−１０００」が付けられているとする。最初は「ＰＭ−１０００」のみが電源オン状態にあり、その他２台の「ＰＭ−９００」が順番に電源投入され、さらにその後、ＰＤＡ３０の電源が投入されるものとする。なお、デバイスネームを単にネームと呼ぶ。
【００５５】
まず「ＰＭ−１０００」のみ電源オン状態下において、「ＰＭ−９００」が電源オンされると、このプリンタ１はインクワイアリ（ｉｎｑｕｉｒｙ）し、その結果、「ＰＭ−１０００」からインクワイアリ応答（ｉｎｑｕｉｒｙ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）を受信する。１個のデバイスが見つかったので、これにネーム要求（ｎａｍｅ ｒｅｑｕｅｓｔ）をすると、その応答としてネーム「ＰＭ−１０００」を取得する。このとき、「ＰＭ−１０００」以外のデバイスは見つからないので自機は「ＰＭ−９００」のままでよい。
【００５６】
次に図５，図６に示すように、もう１台の「ＰＭ−９００」が電源オンされると、このプリンタ１はインクワイアリし、その結果、先に電源投入されている「ＰＭ−１０００」と「ＰＭ−９００」を各々ネームに持つ２台のプリンタ１からインクワイアリ応答を受信する。２個のデバイスが見つかったので、これらにネーム要求をすると、その応答としてデバイスネーム「ＰＭ−１０００」と「ＰＭ−９００」を取得する。このとき、図６に示すように、見つかったデバイス中に自機と同じデバイスネーム「ＰＭ−９００」が存在するので、自機のデバイスネーム「ＰＭ−９００」を「ＰＭ−９００Ａ」に自動変更する（図７参照）。
【００５７】
その後、図５，図７に示すように、ＰＤＡ３０が電源オンされると、ＰＤＡ３０はインクワイアリし、その結果、先に電源投入されている「ＰＭ−１０００」「ＰＭ−９００」「ＰＭ−９００Ａ」を各々ネームに持つ３台のプリンタ１からインクワイアリ応答を受信する。３個のデバイスが見つかったので、これらにネーム要求をすると、その応答としてネーム「ＰＭ−１０００」「ＰＭ−９００」「ＰＭ−９００Ａ」を取得する。ＰＤＡ３０から印刷する際に画面３３に表示されるプリンタ選択画面には、図２に示すようにこのとき検出されたプリンタ１のデバイスネーム「ＰＭ−１０００」「ＰＭ−９００」「ＰＭ−９００Ａ」が一覧表示される。このとき画面３３のプリンタ選択画面には同一デバイスネームは存在しない。なお、図６，図７における破線の円Ｐ１〜Ｐ３及び鎖線の円Ｐ４はそれぞれ各プリンタ１及びＰＤＡ３０の通信エリアを示す。
【００５８】
この際、ユーザは「ＰＭ−９００」と「ＰＭ−９００Ａ」が実機ではどれに対応するか判断がつかないが、ネーム変更時にプリンタ１からネーム変更の旨の印刷または画面表示されるので、それを見ることで、ネーム「ＰＭ−９００」「ＰＭ−９００Ａ」と実機との対応をとることができる。よって、ネーム変更直後においてもネームと実機の対応を判別するためのカットアンドトライをする必要がない。
【００５９】
また、例えばデバイスネームをＰＭ−９００→ＰＭ−９００Ａと変更し、電源投入時に変更後のデバイスネームと同じネームをもつ他の機器が存在した場合、オリジナルの（ユーザが設定した）デバイスネームＰＭ−９００が空いていれば、オリジナルのデバイスネームＰＭ−９００に戻される。よって、例えばＰＭ−９００→ＰＭ−９００Ａ→ＰＭ−９００Ｃ→ＰＭ−９００Ｄのようにどんどん違うネームに変更され続けることを回避できる。この際、フラッシュメモリ２９に記憶した現在のデバイスネームＰＭ−９００Ａとフラッシュメモリ２４に記憶したオリジナルのデバイスネームＰＭ−９００とを比較し、現在のデバイスネームがオリジナルでないことを判断する。さらにオリジナルのデバイスネームと同じデバイスネームがＲＡＭ２５に記憶されたテーブルＴ中に存在しなければ、そのオリジナルのデバイスネームを現在のデバイスネームとしてフラッシュメモリ２４に格納する。
【００６０】
以上詳述したように本実施形態の効果を以下に列挙する。
（１）インクワアリの結果見つかった他の機器のデバイスネームに同じデバイスネームがあると自機のデバイスネームを変更するので、例えばＰＤＡ３０等の指令を出す機器の画面にプリンタ選択画面などデバイスネームの一覧表示がなされたときに同じデバイスネームがなくなる。従って、ユーザはデバイスネーム変更のための面倒なキー操作をしなくて済む。
【００６１】
（２）ネーム変更は、デバイスネームの末尾に文字又は文字列を追加するか、デバイスネームの末尾の文字又は文字列を変更する方法をとるので、変更後のデバイスネームを見たユーザは変更後のデバイスネームから元のデバイスネームを容易に推測できる。従って、変更後のデバイスネームと実機を容易に対応付けることができる。
【００６２】
（３）オリジナルのデバイスネームが空いていれば、デバイスネームを元のオリジナルのデバイスネームに戻すので、例えばユーザが自分で設定した確認し易いデバイスネームが使われ易くなる。特に変更後のデバイスネームと同じデバイスネームが見つかってネーム変更が必要なときに限り、元のデバイスネームが空いていればそれに戻す構成を採用した。よって、たまたま電源が切られているなどの理由でオリジナルと同名の他のプリンタ１が見つからなかったため元のデバイスネームに戻し、その結果、同じネームが２つになる不都合は回避し易い。
【００６３】
（４）ネーム変更時に印刷または画面表示によりネーム変更の旨を報知するので、ネーム変更後に未知のネームがＰＤＡ３０の画面に表示されても、その印刷又は画面表示の報知内容を見ればネーム変更したプリンタ１が分かる。従って、例えばカットアンドトライをしなくても変更後のネームも持つプリンタ１を容易に識別することができる。
【００６４】
なお、実施形態は前記に限定されず、以下の変形例を採用してもよい。
（変形例１） 名称自動変更処理を電源投入時だけに行うことに限定されない。ＰＤＡ３０からの指示で現在印刷が行われている通信中のプリンタ１は、検索（インクワイアリ）できない。たまたま本プリンタ１（デバイスネーム「ＰＭ−９００」）の電源投入時に、ＰＤＡ３０と他のプリンタ（デバイスネーム「ＰＭ−９００」）が通信中にあると、本プリンタ１からはたとえ自機と同じデバイスネームのものが近くに存在してもそれを発見できない。そのため、本プリンタ１はデバイスネームを変更しない。やがて他のプリンタ「ＰＭ−９００」の印刷が終了して待機状態になったところで、ＰＤＡ３０からプリンタ１を探すと、２つの「ＰＭ−９００」が見えて区別できない。これは名称自動変更処理を電源投入時だけに行っていたことが原因で、このような不都合を減らすために、電源投入後の待機状態では適当な時間間隔で名称自動変更処理を定期的に行うようにする。こうすれば、電源投入時にたまたま通信中で見つからなかった電子機器を、その後見つけて本プリンタ１のネーム変更が可能となるので、その後、ＰＤＡ３０からプリンタ１を探したときに同じネームが存在しにくくなる。
【００６５】
（変形例２）前記実施形態では、変更後のデバイスネームと同じネームをもつ他の機器が存在した場合、オリジナルのデバイスネームが空いていれば、オリジナルのニックネームに戻すようにした。これに対し、オリジナルのデバイスネームが空いていれば、常にオリジナルのデバイスネームに戻す名称変更を優先する処理を採用することもできる。例えば自機と同じデバイスネームの他の機器があって、ネームを変更した後、その後の電源投入時に元のオリジナル（ユーザ設定）のデバイスネームと同じデバイスネームを有する他の機器が存在しなければ、オリジナルのデバイスネームに戻すようにする。例えば電子機器としてのデジタルカメラに名称自動変更機能を設けた場合、旅行先でたまたま同じニックネームのデジタルカメラと競合し、自機のニックネームをｃａｍｅｒａ１００→ｃａｍｅｒａ１００Ａに仕方なく自動変更する。しかし、旅行先から家に戻った後は、名称で競合する相手がいないのでユーザが設定したオリジナルのデバイスネームｃａｍｅｒａ１００に戻されるようにする。
【００６６】
（変形例３） 近距離無線通信手段はブルートゥースに限定されない。他の近距離無線通信手段であっても構わない。例えばその他の周波数帯域の無線通信手段や赤外線通信手段でもよい。さらに無線通信手段に限定されず有線通信手段を有する電子機器に適用しても構わない。電子機器をある有線ネットワークに移動させた際、同一ネームが存在することになる同様の問題が生じる場合があり、この問題を名称自動変更処理により解決することができる。
【００６７】
（変形例４）前記実施形態ではプリンタに適用したが、これに限定されない。デジタルカメラの他、複合機、プロジェクタなどデバイスネームを設定できる機能を有する電子機器ならば何にでも適用してよい。特に限られた数の操作キーしかなくデバイスネームの変更のキー操作が面倒な電子機器に適用すると特に効果がある。
【００６８】
前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を、以下に列挙する。
（１）前記無線通信手段は、無線通信エリア内に存在する他の機器と相互無線通信を行う近距離無線通信手段（２０）であることを特徴とする請求項３に記載の電子機器。
【００６９】
（２）請求項１〜請求項７のいずれか一項において、前記変更手段によるネーム変更の旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする電子機器。この構成によれば、ネーム変更の旨をユーザに知らせることができる。
【００７０】
（３）請求項８において、前記自機とは、他の機器からの指令を受け付け所定の処理をする機器であることを特徴とする電子機器のネーム変更方法。請求項２の発明と同様の効果が得られる。
【００７１】
（４）請求項８又は技術的思想（３）項において、前記通信は、無線通信によりネットワークに接続することを特徴とする電子機器のネーム変更方法。請求項の発明と同様の効果が得られる。
【００７２】
（５）請求項８又は技術的思想（３），（４）のいずれか一項において、前記ネームを変更する段階では、ネームの最後の文字又は文字列を変更するか、ネームの最後に文字又は文字列を追加することを特徴とする電子機器のネーム変更方法。請求項４の発明と同様の効果が得られる。
【００７３】
（６）請求項８又は技術的思想（３）〜（５）のいずれか一項において、前記ネームを変更する段階では、電源投入時にネットワークに接続されている他の機器のネーム中に自機に設定されたネームと同じネームが既に存在していれば、自機のネームを変更することを特徴とする電子機器のネーム変更方法。請求項５の発明と同様の効果が得られる。
【００７４】
（７）請求項８又は技術的思想（３）〜（６）のいずれか一項において、前記ネームを変更する段階では、前記通信により取得した他の機器のネーム中に、自機の変更後のネームと同じものがあり、かつ自機のオリジナルのネームと同じものがなければ、自機のネームをオリジナルのネームに戻すことを特徴とする電子機器のネーム変更方法。請求項６の発明と同様の効果が得られる。
【００７５】
（８）請求項８又は技術的思想（３）〜（６）のいずれか一項において、前記ネームを変更する段階では、前記通信手段が取得した他の機器のネーム中に、自機のオリジナルのネームと同じものがなければ、自機の変更後のネームをオリジナルのネームに戻すことを特徴とする電子機器のネーム変更方法。請求項７の発明と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一実施形態におけるプリンタの斜視図。
【図２】機器選択画面が表示されたＰＤＡの模式正面図。
【図３】プリンタの電気的構成を示すブロック図。
【図４】名称自動変更処理のフローチャート。
【図５】名称自動変更処理のトランザクション図。
【図６】近距離無線通信する電子機器の名称自動変更処理の説明図。
【図７】同じく電子機器の名称自動変更処理の説明図。
【図８】従来技術における電子機器の近距離無線通信の説明図。
【図９】同じく機器選択画面が表示されたＰＤＡの模式正面図。
【符号の説明】
１…電子機器としてのプリンタ、３…操作パネル、２０…通信手段、無線通信手段としての近距離無線通信デバイス、２１…変更手段を構成するプリンタコントローラ、２４…変更手段を構成するフラッシュメモリ、２５…変更手段を構成するＲＡＭ、２９…変更手段を構成するフラッシュメモリ、３０…電子機器としてのＰＤＡ、３２…近距離無線通信デバイス、３３…画面。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic device with a communication function that allows a user to set a name (name) and a method for changing the name of an electronic device. For example, a list of electronic device names of a communication partner is displayed on a screen of a personal computer or a PDA. In this case, the present invention relates to a technique for reducing the frequency of presence of electronic devices having the same name.
[0002]
[Prior art]
In recent years, portable devices having a wireless communication function, such as a PDA (Personal Digital Assistance), have become widespread. For example, when printing from a portable device such as a PDA, it is troublesome to carry around a cable connected to a printer by wire. Therefore, there is a demand for a printer having a wireless communication function capable of receiving print data transmitted by wireless communication from a PDA with a wireless communication function. As a wireless communication function, for example, Bluetooth (R) has attracted attention in recent years.
[0003]
A name that can be easily recognized by the user can be set for the printer. When a printer to be used for printing is selected on the screen of the PDA, the name of the printer is displayed. For example, in Bluetooth, a user can set a device name, and this device name is displayed on a printer selection screen of the PDA. By default, the device name is often a product name or a model name. After purchasing a printer, the user appropriately changes the product name or the model name to a device name which is easily recognized by the user and uses the device name.
[0004]
For example, a short-range wireless communication device (Bluetooth communication device) mounted on a PDA first performs an inquiry procedure for searching for a communication device such as a printer in a communication area (periphery). The device name is acquired from the existing device (for example, Patent Document 1). On the printer selection screen of the PDA, the device names of all currently connected (inquired) printers are listed on the screen, and the user selects one printer to be printed from the list.
[0005]
The prior art shown in FIGS. 8 and 9 described later corresponds to the publicly known technology prescribed in Article 29, Paragraph 1, Item 1 of the Patent Act, and there is no prior art document information on this.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-197080 A (Pages 2-4, FIG. 1-3)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in short-range wireless communication such as Bluetooth, the communication area is about 10 meters, so in a building such as an apartment, a printer of a neighbor or another person downstairs also exists in the communication area. Of course, there is also a setting function for permitting communication only with a specific electronic device. However, if the setting is not made, the printers 45 and 46 which happen to be given the same device name "PM-900" as shown in FIG. However, there may be a case where a plurality of devices exist in a communication area including a neighbor and a downstairs. In this case, when a print command is issued from the PDA 50, a plurality of printers 45 and 46 existing in the communication area are searched. Note that the dashed and dashed circles in FIG. 8 indicate the communication area of each printer 46 and PDA 50, respectively.
[0008]
When a plurality of printers 45 and 46 exist in the communication area of the PDA 50 as described above, when a print command is issued from the PDA 50 shown in FIG. 9, the short-range wireless communication device 52 provided on the main body 51 is connected to the printers 45 and 46. Search for. Then, a list of the device names acquired from the printers 45 and 46 that responded is displayed on the printer selection screen on the screen 53 of the PDA 50. In this case, as shown in the figure, a plurality of printers having the same device name “PM-900” exist on the printer selection screen.
[0009]
If two “PM-900s” are displayed on the screen 53 of the PDA 50 in this way, these two “PM-900s” cannot be distinguished. If one is arbitrarily selected and a device name of a downstairs or a neighboring house is selected by mistake, there is a concern that the data is printed on the printer 46 of another person's house.
[0010]
In order to avoid this, there is a method of distinguishing two device names, such as a cut-and-try method in which one of the device names is turned off, and the printer with the remaining device name is identified as the printer whose power was not turned off. However, even if the printers 45 and 46 are first specified by cut-and-try and one of them can be selected for printing, the same must be repeated the next time to perform the cut-and-try.
[0011]
In order to avoid this, the user changes the device name of the user's own device. However, devices with poor UI (user interface) such as the printers 45 and 46 can easily change the device name. Can not. That is, the printers 45 and 46 do not have character input keys such as numeric keys and alphabet keys, and must assign a large number of characters to a few keys, and change the device name every time the same device name appears. Forcing the user to perform troublesome key operations was severe for the user.
[0012]
As another method, a PC can be connected to the USB port of the printer 1 and the device name can be changed by operating a keyboard on the screen of the PC. However, especially for a user who uses print data to be transferred by wireless communication without connecting to a PC, connecting a cable is troublesome, and some users do not own a PC. I couldn't change the name itself.
[0013]
Also, not only when there is a printer with the same device name in the neighbor or downstairs, but also when moving the printer and using it, there is no printer with the same device name around in the original place, but in the destination place Then, there may be a printer with the same device name around it. In this case as well, a similar problem occurs that the printer for which printing is desired cannot be specified on a screen of a PDA or the like. Note that the above problem is not limited to electronic devices such as printers. If the device name set for the electronic device of the communication partner is displayed through a screen of a personal computer or PDA, a digital camera, a projector, or the like may be used. This is a common problem in other electronic devices whose UI is relatively poor.
[0014]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to reduce the frequency of the presence of the same name as the name of an electronic device displayed on a screen of a device that issues a command such as a personal computer or a PDA. It is an object of the present invention to provide an electronic device and a method for changing the name of an electronic device, which can eliminate the trouble of changing the name of the user.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an electronic device according to the present invention includes a communication unit that obtains, by communication, a name set for another device connected to a network, and a communication unit that obtains a name of the other device obtained by the communication unit. If the same name as the name set in the own device already exists, a change means for changing the name of the own device is provided.
[0016]
According to the electronic device of the present invention, the name of another device connected to the network is acquired by the communication unit, and if the same name as the name set for the own device already exists in the acquired name, The name of the own device is changed by the changing means. Therefore, for example, when the names of the devices connected to the network are displayed in a list on the screen of another device, it is unlikely that the same name as that of the own device exists. Can be correctly recognized.
[0017]
In the electronic device of the present invention, the own device is a device that receives a command from another device and performs a predetermined process. According to this configuration, when the other device that issues the command selects the device that issues the command from the own device and other devices of the same type as the own device, for example, the name list of the device to be selected is displayed on the screen. When it is displayed, the same name is less likely to exist in the name list, so that it is easier to specify the device to which the command is issued from the name.
[0018]
In the electronic device according to the aspect of the invention, it is preferable that the communication unit is a wireless communication unit that connects to a network by wireless communication.
According to this configuration, when a portable device (for example, a PDA or the like) with a wireless communication function is carried around and the portable device communicates with the communication means of the device and connects to the network, a work instruction (command) is displayed on the screen of the portable device. The name of the device to which the message is sent is displayed in a list or the like. At this time, the frequency at which the same name is displayed on the screen is reduced, so that a desired device can be appropriately selected.
[0019]
Furthermore, in the electronic device of the present invention, it is particularly preferable that the change unit changes the last character or character string of the name or adds a character or character string to the end of the name.
[0020]
According to this configuration, the name is changed such that the last character or character string is changed or only the character or character string is added at the end of the name. Even if the name is displayed, since a considerable character string of the original name remains, it is possible to know which device is from the character string remaining in the name, and it is possible to correctly select a desired device.
[0021]
Further, in the electronic device of the present invention, in particular, when the power supply is turned on, the changing unit determines whether the same name as the name set for the own device already exists in the names of other devices connected to the network. It is preferable to change the machine name.
[0022]
According to this configuration, if the name of another device connected to the network is the same as that of the own device, the timing of changing the name of the own device is at the time of power-on, so that the frequency at which the same name exists Is easy to reduce.
[0023]
Further, in the electronic device of the present invention, in particular, the changing unit includes, among the names of the other devices acquired by the communication unit, the same name as the name after the change of the own device, and the original name of the own device. If there is not the same thing, it is preferable to return the own name to the original name.
[0024]
According to this configuration, if there is the same name as the changed name of the own device, and if there is not the same name as the original name of the own device, the name of the own device is returned to the original name, so that the user is easily recognized. Names are easier to set.
[0025]
Further, in the electronic device of the present invention, in particular, if the name of the other device obtained by the communication unit does not include the same name as the original name of the own device, the changing unit may change the name of the own device after the change. It is desirable to return to the original name.
[0026]
According to this configuration, if the name of another device is not the same as the original name of the own device, the name after the change of the own device is returned to the original name, so that a name that is easily recognized by the user is set. It will be easier.
[0027]
In the method for changing the name of an electronic device of the present invention, a step of acquiring a name set for another device connected to the network by communication, and a step of setting the own device during the obtained name of the other device. Changing the name of the own device if the same name as the name already exists. Therefore, for example, when the names of the devices connected to the network are displayed in a list on the screen of another device, it is unlikely that the same name as that of the own device exists. Can be correctly recognized.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a printer embodying the present invention will be described with reference to FIGS.
[0029]
FIG. 1 is a perspective view of the printer 1. The printer 1 as an electronic device is an ink jet printer, and includes an operation panel 3 on the upper right side of the main body 2. On the back side of the main body 2, a sheet feeder 5 and a roll paper support unit 6 of the automatic paper feeder 4 are provided, and cut paper set on the sheet feeder 5 or roll paper set on the roll paper support unit 6 is provided. Paper is fed inside the main body 2. A printing mechanism (not shown) is mounted below a cover 7 provided at the center of the main body 2, and the printed paper 8 is discharged from a paper outlet 9 at a lower front side of the main body 2 by the operation of the printing mechanism.
[0030]
The operation panel 3 includes a setting screen 10 and a plurality of operation switches (operation keys) 11. The operation switch 11 is operated to select a desired item from a menu screen on the setting screen 10 and to input simple alphanumeric characters and the like in addition to a power switch, a maintenance switch, a print start switch, and a stop switch. A selection switch 12 is provided.
[0031]
The printer 1 has a short-range wireless communication function, and a short-range wireless communication device 20 is built in the main body 2. In this embodiment, the short-range wireless communication device 20 employs a Bluetooth (R) communication device. That is, in this embodiment, a wireless network is constructed by connecting (linking) a plurality of electronic devices (such as the printer 1 and the PDA 30) existing in the communication area of the short-range wireless communication.
[0032]
In the short-range wireless communication device 20, a program of a communication work procedure (communication protocol) is stored in a memory in advance. The microcomputer in the chip of the short-range wireless communication device 20 executes the above-mentioned program to execute various communication operations including connection of short-range wireless communication with other electronic devices according to predetermined rules.
[0033]
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration relating to a short-range wireless communication function of the printer.
The operation panel 3, the printer mechanical unit 22, the ROM 23, a flash memory (Electrically Erasable Read-Only Memory) 24, and a RAM 25 are connected to the printer controller 21. The short-range wireless communication device 20 includes a baseband unit 26, an RF (Radio Frequency) unit 27, an antenna 28, and a flash memory (EEROM) 29.
[0034]
In order to distinguish an electronic device and connect to a target partner (electronic device), an address called “BD ADDR” is used in a communication protocol. This is a 6-byte (48-bit) binary, which is very difficult to understand as a user interface (UI). In addition to this address, there is a function that can arbitrarily assign a device name. If "BD ADDR" is the official name, it will be like a nickname.
[0035]
As shown in FIG. 2, the PDA 30 includes a short-range wireless communication device 32, a screen 33, and operation keys 34 on a main body 31. For example, when printing is attempted from the PDA 30, an inquiry procedure for searching for a connectable printer 1 around the PDA 30 is performed. If there is a response from the connectable printers 1, then the device names of those printers 1 are searched for one by one. As a result, if, for example, “PM-900A”, “PM-900”, and “PM-1000” are found, the PDA 30 displays those device names on the screen (display) 33 in a format such as a list display, for example. To choose. Since the device name is used in this manner, a naming that easily matches the displayed device with the nearby real thing is common.
[0036]
As shown in FIG. 3, the ROM 23 stores a default device name. When the user does not set or change the device name, the device name such as the product name or model name registered by default is used. In this example, “PM-PRT” is stored as a default device name.
[0037]
The flash memory 24 stores a device name set by the user from the operation panel 3. The printer 1 is provided with a function for changing the default device name to a name that the user can easily recognize on his or her own device. The user can display the device name already set on the screen 10 of the operation panel 3 and select the device name. By operating the switch 12, the device name can be set or changed. At this time, since the printer 1 has only a limited number of switches (selection switches), the device name is changed by, for example, selecting and operating alphabetically and numerically one by one using the selection switch 12. In this example, “PM-900” is set in the flash memory 24 as the device name set by the user.
[0038]
The flash memory 29 connected to the baseband unit 26 stores the current device name. When the device name “PM-900” set by the user is automatically changed by the automatic name change process, “PM-900A” after the automatic change is set in the flash memory 29 as the current device name.
[0039]
The baseband unit 26 performs an inquiry procedure for searching for other electronic devices such as the printer 1 and the PDA 30 that can be connected around according to the communication protocol. If there is a response from another connectable printer 1, PDA 30, or the like, next, the device 1 asks for the device name of each of the printers 1, PDA 30, or the like. The RF unit 27 is connected to the baseband unit 26 and the antenna 28, and intervenes between them to perform signal modulation / demodulation processing and the like.
[0040]
In the RAM 25, a table T for storing addresses and device names of electronic devices such as the printer 1 and the PDA 30 which have been inquired is temporarily recorded.
In the present embodiment, the printer mechanical unit 22 is a mechanical component of the ink jet printer, and includes a recording head, a carriage motor, a paper feed motor, a roll paper drive motor, and the like. The printer mechanical unit 22 is electrically connected to the printer controller 21, and the printer controller 21 controls the printer mechanical unit 22 to execute a printing process.
[0041]
When printing on the PDA 30, for example, when two “PM-900A” and “PM-900A” with the same name are displayed on the screen 33, the user identifies the printer 1 to be printed on the screen 33. Can not. Therefore, when the power is turned on, the printer 1 of the present embodiment automatically inquires (searches for) electronic devices (devices) around itself, asks for a device name of the found electronic device, and If the same device name exists, the device name of the own device is automatically changed. That is, the process of changing the character or character string at the end of the device name currently assigned to the own device or adding the character or character string to the end is automatically performed.
[0042]
For example, one letter such as “A” is added to the end of the device name or one letter such as “1” is added to the number. Specifically, for example, if the device name is “PM-900”, it is “PM-900A”, and if the device name is “PrinterM”, it is “PrinterM1”. Of course, any other character or character string to be added to the end of the device name can be arbitrarily set, for example, with a hyphen such as “−A” or “−1”, or “(A)” or “(1)”. A character string composed of alphabets and numerals such as “ABC” and “123” with parentheses may be used. The number of characters to be added to the end of the device name and the setting rule (change rule) of the additional character can be set as appropriate.
[0043]
When changing the character or character string at the end of the device name, the end "-A" is changed to "-B", the end "-1" is changed to "-2", and the like. For example, it is assumed that the user sets device names “PM-900A” and “PM-900B” to each printer 1 in order to distinguish the two printers 1. In this case, if the same device name "PM-900B" as the own device exists when the device names of the electronic devices around the device are heard, the device name "PM-900B" of the own device is replaced by the last character or character string. To “PM-900C”, for example. Of course, when the end of the device name is changed in this way, the number of characters to be changed and the change rule of the changed character can be appropriately set. The rules for changing the device name include a rule that the original device name remains completely (character addition type) or a rule that changes the previous device name to a minimum change (tail change type) that can be easily guessed. It is desirable to do.
[0044]
It also has a function to restore the automatically changed device name. This is because, for example, after the default device name, for example, “PM-900” is automatically changed to “PM-900A”, another printer 1 having the same device name as the original device name is moved to a nearby location. If the device name no longer exists, the function returns the device name of the own device to the original device name set by the user. When the power of the printer 1 is turned on, “PM-900A” does not exist, so this may be left as it is. However, if no other device name identical to the original device name “PM-900” is found, the device name of the own device is automatically set. To the original device name "PM-900".
[0045]
If the device name is automatically changed, means for notifying the user can be provided. In this embodiment, for example, “The new name is“ PM-900A ”. "Is printed. In addition, "New name is" PM-900A "is displayed on the setting screen 10 of the printer 1. May be displayed to notify the user.
[0046]
FIG. 4 is a flowchart showing the automatic name change process. The printer controller 21 executes this automatic name change processing at the time of initialization after the power is turned on.
In step 10 (hereinafter simply referred to as S), an inquiry is performed for surrounding devices (electronic devices).
[0047]
In S20, an inquiry response (inquiry response) is waited for.
In S30, it is determined whether or not the nicknames (name) of all the discovered devices (electronic devices) have been obtained. If the nicknames (names) of all discovered devices (electronic devices) are not acquired, the process proceeds to S40, and if the device names of all discovered devices (electronic devices) are acquired, the process proceeds to S60.
[0048]
In S40, a name request (Name Request) is issued to the n-th device (electronic device).
In S50, the name of the device n is obtained and stored in the RAM 25.
[0049]
S30 to S50 are repeated in order until the names of all the devices (electronic devices) thus found are obtained. The names obtained from the devices n (n = 1,..., K (where k is an integer of k ≧ 1)) are sequentially stored in the RAM 25. For example, device names are stored for each address in a table T shown in FIG.
[0050]
In S60, it is determined whether there is a device (electronic device) having the same name as that of the user (own device). If there is no device (electronic device) having the same name as the own device, the initialization sequence ends. On the other hand, if there is a device (electronic device) having the same name as the own device, the process proceeds to S70.
[0051]
In S70, "A" is added to the end of the device name of the own device, or the character is changed if it is already attached.
In the next S80, it is determined whether or not the changed name is among the found names. If the changed name is found in the names stored in the table T of the RAM 25, the process returns to S70, where the name is re-assigned, and the name changing process of S70 is performed until the changed name is not included in the found names. On the other hand, if the changed name is not among the found names, the process proceeds to S90.
[0052]
In S90, the changed name is stored in the flash memory 29. That is, the changed name is stored in the flash memory 29 different from the flash memory 24 in which the device name set by the user is stored. This is for storing the name separately from the name given by the user when returning the name given by the user or for judging whether or not the automatically added character is added to the end of the name.
[0053]
In S100, the user's name is changed to a new name. That is, the new name stored in the flash memory 29 in the short-range wireless communication device 20 is set as the current name.
[0054]
FIG. 5 is a transaction diagram of the automatic name change process. Hereinafter, the operation of the printer 1 having the automatic name change function will be described with reference to FIGS. In this example, a network is constructed between three printers 1 and one PDA 30. Each of the three printers 1 has the above configuration having a short-range wireless communication function and an automatic name change function. At the present initial stage, the same device name "PM-900" is assigned to two printers. Is assigned a device name "PM-1000" different from them. At first, it is assumed that only the “PM-1000” is in the power-on state, the other two “PM-900s” are powered on in order, and then the PDA 30 is powered on. Note that the device name is simply called a name.
[0055]
First, when the power of "PM-900" is turned on while only the power of "PM-1000" is turned on, the printer 1 inquires, and as a result, an inquiry response from "PM-1000" is obtained. To receive. Since one device has been found, when a name request is made to the device, the name “PM-1000” is obtained as a response. At this time, since no device other than “PM-1000” is found, the own device may remain as “PM-900”.
[0056]
Next, as shown in FIGS. 5 and 6, when the power of the other “PM-900” is turned on, the printer 1 is inquired, and as a result, the “PM-1000” that has been turned on first is turned on. And "PM-900" are received from the two printers 1 each having a name. Since two devices have been found, when a name request is made to them, the device names “PM-1000” and “PM-900” are obtained as a response. At this time, as shown in FIG. 6, since the same device name "PM-900" as the own device exists in the found devices, the device name "PM-900" of the own device is automatically changed to "PM-900A". (See FIG. 7).
[0057]
Thereafter, as shown in FIGS. 5 and 7, when the power of the PDA 30 is turned on, the PDA 30 is inquired. As a result, the “PM-1000”, “PM-900”, “PM-900A” Are received from the three printers 1 each having a name of. Since three devices have been found, when a name request is made to them, the names “PM-1000”, “PM-900”, and “PM-900A” are obtained as a response. On the printer selection screen displayed on the screen 33 when printing from the PDA 30, the device names “PM-1000”, “PM-900”, and “PM-900A” of the printer 1 detected at this time are displayed as shown in FIG. A list is displayed. At this time, the same device name does not exist on the printer selection screen of the screen 33. 6 and 7, broken-line circles P1 to P3 and chain-line circle P4 indicate the communication area of each printer 1 and PDA 30, respectively.
[0058]
At this time, the user cannot determine which “PM-900” and “PM-900A” correspond to the actual device, but when the name is changed, the printer 1 prints the name change or displays the screen to display the name change. , The correspondence between the names “PM-900” and “PM-900A” and the actual device can be obtained. Therefore, there is no need to perform cut and try to determine the correspondence between the name and the actual machine immediately after the name change.
[0059]
Further, for example, if the device name is changed from PM-900 to PM-900A and another device having the same name as the changed device name exists when the power is turned on, the original (user-set) device name PM-900 If 900 is free, it is returned to the original device name PM-900. Therefore, it is possible to avoid a situation where the name is continuously changed to a different name, for example, PM-900 → PM-900A → PM-900C → PM-900D. At this time, the current device name PM-900A stored in the flash memory 29 is compared with the original device name PM-900 stored in the flash memory 24, and it is determined that the current device name is not the original. If the same device name as the original device name does not exist in the table T stored in the RAM 25, the original device name is stored in the flash memory 24 as the current device name.
[0060]
As described in detail above, the effects of the present embodiment are listed below.
(1) If the same device name is found in the device name of another device found as a result of the inquiry, the device name of the own device is changed. For example, a list of device names such as a printer selection screen is displayed on the screen of the device that issues a command such as PDA30. The same device name disappears when the display is made. Therefore, the user does not need to perform a troublesome key operation for changing the device name.
[0061]
(2) The name is changed by adding a character or character string to the end of the device name or by changing the character or character string at the end of the device name. The original device name can be easily guessed from the device name. Therefore, it is possible to easily associate the changed device name with the actual device.
[0062]
(3) If the original device name is vacant, the device name is returned to the original original device name, so that, for example, a device name set by the user and easily confirmed by the user is easily used. In particular, only when the same device name as the changed device name is found and the name needs to be changed, if the original device name is empty, the original device name is returned to that. Therefore, it is easy to avoid the inconvenience that the original device name is restored because another printer 1 having the same name as the original is not found because the power is accidentally turned off.
[0063]
(4) Since the name change is notified by printing or screen display when the name is changed, even if an unknown name is displayed on the screen of the PDA 30 after the name change, the name can be changed by looking at the notification content of the print or screen display. The printer 1 is known. Therefore, for example, the printer 1 having the changed name can be easily identified without performing cut and try.
[0064]
The embodiment is not limited to the above, and the following modifications may be adopted.
(Modification 1) The automatic name change process is not limited to being performed only when the power is turned on. The printer 1 currently communicating according to the instruction from the PDA 30 cannot be searched (inquired). If the PDA 30 and another printer (device name “PM-900”) are in communication with each other when the power of the printer 1 (device name “PM-900”) is turned on, the printer 1 will send the same device to itself. Even if something with the name exists nearby, it cannot be found. Therefore, the printer 1 does not change the device name. When the printing of the other printer “PM-900” is completed and the printer 1 is in a standby state, if the printer 1 is searched from the PDA 30, the two “PM-900” cannot be distinguished from each other. This is because the automatic name change processing was performed only when the power was turned on. To reduce such inconvenience, the automatic name change processing is periodically performed at appropriate time intervals in a standby state after the power is turned on. To do. This makes it possible to find the electronic device that was not found during the communication when the power was turned on and change the name of the printer 1 afterwards. Therefore, when the printer 1 is searched from the PDA 30, the same name is unlikely to exist. Become.
[0065]
(Modification 2) In the above-described embodiment, when there is another device having the same name as the device name after the change, if the original device name is free, the device is returned to the original nickname. On the other hand, if the original device name is vacant, it is possible to adopt a process of giving priority to the name change that always returns to the original device name. For example, if there is another device having the same device name as the own device, and after changing the name, when there is no other device having the same device name as the original original (user setting) device name when the power is turned on thereafter, To restore the original device name. For example, when a digital camera as an electronic device is provided with an automatic name change function, the user accidentally competes with a digital camera having the same nickname at a travel destination, and automatically changes his / her own nickname from camera 100 to camera 100A. However, after returning home from the travel destination, there is no competing partner by name, so that the original device name camera100 set by the user is returned.
[0066]
(Modification 3) The short-range wireless communication means is not limited to Bluetooth. Other short-range wireless communication means may be used. For example, wireless communication means or infrared communication means of another frequency band may be used. Further, the present invention is not limited to the wireless communication means, and may be applied to an electronic device having a wired communication means. When an electronic device is moved to a wired network, a similar problem that the same name exists may occur, and this problem can be solved by the automatic name change process.
[0067]
(Modification 4) In the above embodiment, the present invention is applied to a printer, but the present invention is not limited to this. In addition to a digital camera, the present invention may be applied to any electronic device having a function of setting a device name, such as a multifunction peripheral or a projector. This is particularly effective when applied to an electronic device having only a limited number of operation keys and having troublesome key operations for changing the device name.
[0068]
The technical ideas that can be grasped from the embodiment and other examples are listed below.
The electronic device according to claim 3, wherein (1) the wireless communication unit is a short-range wireless communication unit (20) for performing mutual wireless communication with another device existing in a wireless communication area.
[0069]
(2) The electronic device according to any one of claims 1 to 7, further comprising a notifying unit for notifying that the name is changed by the changing unit. According to this configuration, the user can be notified of the name change.
[0070]
(3) The electronic device name changing method according to claim 8, wherein the own device is a device that receives a command from another device and performs a predetermined process. The same effect as that of the second aspect can be obtained.
[0071]
(4) The method for changing the name of an electronic device according to the item (8) or the technical idea (3), wherein the communication is connected to a network by wireless communication. The same effect as the claimed invention can be obtained.
[0072]
(5) In the method of any one of claims 8 or (3) or (4), in the step of changing the name, the last character or character string of the name is changed or a character is added at the end of the name. Or a method of changing the name of an electronic device, characterized by adding a character string. The same effect as that of the fourth aspect can be obtained.
[0073]
(6) In any one of claims 8 or (3) to (5), in the step of changing the name, when the power is turned on, the name of the own device is included in the name of another device connected to the network. A method for changing the name of an electronic device, wherein if the same name as the name set in (1) already exists, the name of the own device is changed. The same effect as that of the fifth aspect is obtained.
[0074]
(7) In the method of any one of claims 8 or (3) to (6), in the step of changing the name, the name of another device acquired by the communication may be changed after the change of the own device. A method for changing the name of an electronic device, wherein if there is the same name as the original name and if there is no same as the original name of the own device, the name of the own device is returned to the original name. The same effect as that of the sixth aspect is obtained.
[0075]
(8) In any one of claims 8 or any of the technical ideas (3) to (6), in the step of changing the name, the original name of the own device is included in the name of another device acquired by the communication unit. A method for changing the name of an electronic device, wherein if there is no identical name, the changed name of the own device is returned to the original name. The same effect as that of the seventh aspect is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a printer according to an embodiment.
FIG. 2 is a schematic front view of the PDA on which a device selection screen is displayed.
FIG. 3 is a block diagram illustrating an electrical configuration of the printer.
FIG. 4 is a flowchart of an automatic name change process.
FIG. 5 is a transaction diagram of a name automatic change process.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a process for automatically changing the name of an electronic device that performs short-range wireless communication.
FIG. 7 is an explanatory diagram of an electronic device name automatic change process.
FIG. 8 is an explanatory diagram of short-range wireless communication of an electronic device according to the related art.
FIG. 9 is a schematic front view of the PDA on which a device selection screen is displayed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Printer as an electronic device, 3 ... Operation panel, 20 ... Communication means, Short-range wireless communication device as wireless communication means, 21 ... Printer controller which constitutes change means, 24 ... Flash memory which constitutes change means, 25 ... RAM constituting the changing means, 29 flash memory constituting the changing means, 30 PDA as electronic equipment, 32 short-range wireless communication device, 33 screen.
