JP2004130681A - Writing utensil cap and molding die structure for writing utensil cap - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記具用キャップ及び筆記具用キャップ成形金型構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
先端のペン先保護、インク揮発防止、ポケットでの携帯、机上での転がり防止などのためキャップ本体とクリップを有した筆記具用キャップが知られている。筆記具のキャップは、筆記具本体側に凸凹嵌合部を設けた円筒状のキャップ本体と、キャップ本体上部(キャップ本体の反開口側)に別体又は一体にクリップとからなるのが一般的である。
キャップを射出成形により行う場合、一体に成形する場合が多く、この場合にはキャップ本体部分とクリップ部分は全くの同色となるため、外観意匠に変化をあまり与えることができず、低級品に採用される事が多い。
また、特開2002−172887号公報や、実用新案登録第2595554号公報に開示されているようなクリップが別体の場合は、着色等の変化はつけられるもののクリップ取り付け部に十分な強度が必要となるため取り付け部のサイズが大きくなってしまう問題や材質的な制約の問題などがあり、設計上、意匠上の多大な考慮を必要としていた。
【特許文献1】特開2002−172887号公報
【特許文献2】実用新案登録第2595554号公報
【0003】
キャップ誤飲時の呼吸確保のための対策としては、クリップ片の取り付け箇所周辺に空気流路を確保したものや、単純にキャップ天井部に穴をあけたものが知られている。
キャップ本体とクリップとを別体としたものは、外観の差別性が向上するものの、安全性確保に関しては、通気のための穴サイズを大きくしにくかったり、取り付けスペースや肉厚が増大したり、取り付け強度の問題から取り付け部が目立ってしまったり、筆記具の全長が長くなってしまったり、外径が増大してしまうなどの不都合を招く事が多い。
【0004】
2重成形は、1次側を成形後に金型内に成形品を残す又は投入して2次側の成形を行うか、2つの樹脂を同時に成形する事により、組み立て不要で一体の成形品を得る方法であり各種の金型構造が採用されている。
通常の2重成形は軸とゴムグリップなど2つの樹脂がリング状に重なる成形をして、1次側となる樹脂の上部に2次側の樹脂が被さる構成となっている。
筆記具のキャップの金型構造としては、安全のための通気孔を確保する必要があり、また、弾性変形するクリップを設けなければならず、特に難易度の高い構造が要求される事が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクリップを単純にキャップ本体と一体に成形したものでは、上述のとおり外観の差別化を図れないという問題を有しており、さらに、キャップをした際にペン先が見えた方がインク色の判別が可能であるため、筆記先端が外部から見える構造とすることが望ましい。更に、誤飲時の通気を確保することが安全性の面で好ましい。
クリップとキャップ本体を別体としたものでは、複雑な組み立てを必要とする組立上の不具合や、クリップ取り付け部を設けるため太くなったり筆記具の全長が長くなったり意匠上の不具合が見られる。
筆記具のキャップでは意匠上の差別化の観点から要求される金型構造も難易度が高くなってきており、特に2重成形での金型構造では多数個取り性も考慮したものが望まれている。
本発明は、上記従来技術の問題点に着目してなされたもので、部品点数が少なく簡単な構成で、外観に優れ、意匠性の展開がしやすく、安価で安全性の高い筆記具のキャップ及びそのキャップを成形する金型構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
第1の課題解決手段である筆記具用のキャップは、筆記具本体への装着部を有するキャップ本体と、該キャップ本体に設けられるクリップとからなる筆記具用キャップであり、該筆記具用キャップは2重成形により形成され、前記クリップは、キャップ本体へ固定されるクリップ支持部と、該クリップ支持部により支持されるクリップ片とからなり、キャップ本体とクリップ支持部との少なくともいずれかには、キャップ本体の内部と外部とを連通する通気孔を設けたことを特徴とするものである。
本手段による筆記具用キャップは、2重同時成形やインサート成形などの2重成形により形成される。通気孔は単体、複数、丸径、異形、窓状や溝状などでも良い。
【0007】
第2の解決手段は、第1の課題解決手段を限定したものであり、前記筆記具用キャップを筆記具本体へ取り付けた際に筆記具本体の筆記先端が外部から見えるように筆記先端視認部を設け、該筆記先端視認部は、キャップ本体を挟んで通気孔の対向位置に設けたことを特徴とするものである。
筆記先端視認部の具体的な形成態様としては、例えば、キャップ取り付け時におけるキャップ本体やクリップ支持部やクリップ片の少なくとも筆記先端付近を透明、半透明若しくは窓部とする態様がある。さらに、キャップ本体を透明、半透明などとし、クリップ支持部を、キャップ取り付け時における筆記先端付近以外の位置に設けるようにすること、すなわち筆記先端と重ならないように設けることでも筆記先端が外部から見えるようにすることができる。
【0008】
第3の課題解決手段は、筆記具本体への装着部を有するキャップ本体と、クリップ支持部とクリップ片とからなるクリップとを2重成形により成形する筆記具用キャップ成型用金型構造であり、キャップ本体コアピンには突起を形成し、キャップ本体成型時には少なくとも該突起をキャップ本体キャビティーに当接させ、クリップ成型時にも少なくとも該突起をクリップキャビティーに当接させたことを特徴とするものである。
キャップ本体内径側を形成するコアピンには突起を形成し、キャップ本体成形時には少なくとも該突起をキャップ本体キャビティー(キャビティーにピンを挿入した場合も含む、以下同様でキャビティーと標記する)に当接させ、クリップ成型時にも少なくとも該突起をクリップキャビティーに当接させることとした。なお、キャップ本体キャビティーやクリップキャビティーにも突起を形成しておいて、この突起にキャップ本体コアピンに形成した突起を当接した場合を排除するものではない。
突起は常にキャビティーに当接するため樹脂が流入しない事からこの部分は貫通孔となり誤飲時における呼吸確保のための通気孔を形成することができる。
【0009】
第4の解決手段は、第3の課題解決手段を限定したものであり、キャップ本体コアピンを対称軸とし、該対象軸を中心とし突起と対向した位置において、前記クリップキャビティーをキャップ本体に当接させる当接部を設け、キャップ本体コアピンを、突起と前記当接部とにより挟み込む構成としたことを特徴とするものである。
【0010】
第5の課題解決手段は、筆記具本体への装着部を有するキャップ本体と、クリップ支持部とクリップ片とからなるクリップとを2重成形により成形する筆記具用キャップ成型用金型構造であり、キャップ本体キャビティーには第1の突起を形成し、キャップ本体成型時には少なくとも該突起をキャップ本体コアピンに当接させ、クリップキャビティーには第2の突起を形成し、クリップ成型時には少なくとも該突起をキャップ本体コアピンに当接させ、前記第1と第2の突起がキャップ本体コアピンに当接する箇所は同一であることを特徴とするものである。なお、キャップ本体コアピンにも突起を形成しておいて、この突起にキャップ本体キャビティーの第1の突起とクリップキャビティーの第2の突起を当接させる場合を排除するものではない。
第1と第2の突起は常にキャビティーに当接し、かつ、キャップ本体コアピンの同一箇所に当接するため、当接箇所には樹脂が流入しない事から、貫通孔となり、通気孔を形成することができる。
【0011】
第6の解決手段は、第5の課題解決手段を限定したものであり、キャップ本体コアピンを対称軸とし、該対象軸を中心とし前記第1及び第2の突起と対向した位置において、前記クリップキャビティーをキャップ本体に当接させる当接部を設け、キャップ本体コアピンを、第2の突起と当接部とにより挟み込む構成としたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づき本発明の実施の形態を詳細に説明する。
ペン先の保護や内部インクの揮発を防止する等のためにキャップを装着した筆記具において、キャップ本体にクリップを設ける方法としては、キャップ本体の取り付け部位にクリップを強圧入する方法や、凸凹嵌合やネジ等の抜け止め部品により固着する方法が一般的である。
クリップが金属の場合にはクリップにギザ部を設けて圧入することで比較的容易に抜け止めを行う事ができていた。しかし、近年のボールペンなどではインク色が黒、赤、青などの通常色から金銀まで数十色にも及ぶことから差別化の為、キャップやクリップの装飾が重要となってきており、着色透明やラメ入りなどの着色の要望だけではなく、形状や材質面でも優位性を持たせる必要が生じてきている。
【0013】
キャップ本体の素材としてはCoPET(共重合ポリエステルとPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂のアロイ樹脂)、PC(ポリカーボネート樹脂)、弾性アクリル(ソフトアクリル樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、ソフトスチレン樹脂などが用いられる事が多いが、その中でも近年は、透明性、光沢、キャップ嵌合性などによりCoPET、弾性アクリルが用いられる事が多い。
しかし、これらのCoPETや弾性アクリル樹脂は実用耐熱温度が70度以下で夏場の車内などでの使用を考慮するとやや耐熱性が低く、このためクリップの圧入、固着のためにはクリップの圧入距離を長くする、強圧入にする、別部品で固着するなどの対策が必要であった。
またPCでは耐薬品性や嵌合耐久性の問題があり、PPでは外観の透明度や光沢や印刷適正がないなどの問題がある。
通常はクリップを取り付ける取り付け部の分だけ大きなサイズの筆記具となる。クリップとキャップ本体を単純な一体とした場合にはサイズの問題は無くなるものの、外観的には色変更や形状の自由度が無くなって一般的には極低級品にしか用いられないキャップとなる、もしくはクリップ部に2回印刷などの印刷等を施すなどの差別化されるためのコストがかかったり生産性が悪化するという不都合がある。
【0014】
クリップの材質はPC、ABS、弾性アクリル、PPなどクリップを持ち上げた場合に破壊しにくい強度や剛性を有した材質があるが、いずれの場合にも取り付け部の大きさの分だけ大きなサイズの筆記具とする必要が生じる。
またキャップ本体に凹部を設け、クリップをリング状にはめ込む発明も見られるが、組み立て時には入りやすく抜け止め時には抜けにくいようにする要求には十分には応えられていない。
【0015】
(実施形態1)
図1から図9により本発明の実施形態1を詳述する。
筆記具本体への装着部である凸凹嵌合部9と開口縁14とを有するキャップ本体1と、キャップ本体1に設けられるクリップ2とからなる筆記具用キャップであり、クリップ2はキャップ本体1へ固定される部分となるクリップ支持部4とクリップ支持部4により支持されるクリップ片3とからなっている。また、キャップ本体1とクリップ2とは2重成形により形成している。
【0016】
クリップ2の材質は、クリップ片3をポケットなどへの抜き差しなど持ち上げた場合に弾性変形する材質であり、通常のクリップとして使用される材質(PC、ABS、PP、アクリル、CoPET、PET、PE、PS等及びこれらのアロイや弾性グレードや無機物や着色剤などを混練したものやそれらのリサイクル材)が使用可能である。 キャップ本体1の材質は、例えばCoPET(共重合ポリエステルとPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂のアロイ樹脂)、PC(ポリカーボネート樹脂)、弾性アクリル(ソフトアクリル樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、ソフトスチレン樹脂などが挙げられる。
クリップ支持部4の内表面側には、キャップ本体1の内方方向へ突出する抜け止め部5を設け、該抜け止め部5を、筆記先端を抜き差しするキャップ本体1の開口縁14より後方(筆記具挿入側)に設けた。これによりキャップ全体の大きさを大きくすることなくコンパクトかつ確実にクリップ2をクリップ本体に係止する事が可能となる。
【0017】
実施形態1ではクリップ支持部4は、クリップ片3を支持する基部4−aとキャップ本体1への取り付け部となる基部4−bとで構成し、筒部4−bから舌片状のクリップ抜け止め部5をキャップ本体1の開口縁14よりも後方(筆記具側)に突出させたものである。その抜け止め部5は、開口縁14の後方において内方(キャップ本体の軸芯方向)に突出し、クリップ2に荷重が働きクリップ2がキャップ本体1から剥がれた際に、キャップ本体1に対しクリップ2を抜き出しを抑制するものである。
更に、クリップ2に荷重が働きクリップ2がキャップ本体1から剥がれた際に、クリップ本体1からクリップ2の後方への抜けを防止する前端抜け止め11をクリップ2の先端付近に設けている。なお、この前端抜け止め部11は必ずしも前端にある必要はない。クリップ2の後方への抜けが防止できればいずれでもよい。
【0018】
クリップ片3は、キャップ本体1へ固定されるクリップ支持部4に一体に設けた。クリップ片3を持ち上げてもその応力を受け止める筒部4−bを設けた為、クリップのゆるみ等の問題が発生しにくい。
筒部4−bはキャップ本体1全体を覆う方が強度的には有利であるが、本実施形態1の図2に示す様にクリップ支持部の筒部4−bの途中に抜けがあったり、クリップ窓部10がある異形とする事もでき、この場合は意匠的な差別化を図ることができる。 また、クリップ2のクリップ抜け止め部5を、キャップ本体1を挟んでクリップ片3の対向位置に設けてある。クリップ片3は持ち上げて使用されるものであるため、クリップ片3に荷重が働きクリップ2がキャップ本体1から剥がれた場合にも、抜け止め部5がキャップ本体1の開口縁14に係止又は当接し得るためクリップ2の前方への抜けや揺動に対し、優位である。
【0019】
通常は、キャップ本体1とクリップ2の取り付け部が必要であり、更にクリップ2には比較的大きな応力がかけられて使用される事が多い。本実施例では2重成形キャップとしたため取り付け部をそれほど考慮する必要もなく、外観性を優位にする事ができる。
【0020】
筆記具のキャップでは、幼児などが誤って誤飲してしまい、窒息する事故に対応するため、通気性能を持たせたものが多く提案されてきている。2重成形ではない通常のクリップでは、孔を設けるのみで単純に通気孔を確保することができるが、2重成形の場合には、1次側に穴をあけたとしても2次側の樹脂が流れ込むと穴がふさがれてしまうという問題がある。後ほど詳細を説明するが、1次側2次側共に同一の連続したクリップ通気孔7、キャップ本体通気孔8としているため、通気孔がふさがれることもなく確実に通気をすることができる。
【0021】
キャップ本体1は透明、半透明、着色透明等の内部視認可能な樹脂で成形し、クリップ2をインク色、軸色などの着色半透明または着色不透明の樹脂で成形し、クリップ2の先端部に筆記具本体に取り付けた際に筆記先端が外部から見える様に筆記先端視認部である窓部10を形成した。
クリップ支持部4を、キャップ取り付け時における筆記先端付近以外の位置に設けるようにすること、すなわち筆記先端と重ならないように設けることでも筆記先端が外部から見えるようにすることができる。
本実施形態では、キャップ本体1の前端近くまで筆記先端部(図示せず)を挿入する事が可能であり、筆記先端の種類や色を視認させる事が容易となっている。
更に、筆記具用キャップを筆記具本体へ取り付けた際に筆記具本体の筆記先端が外部から見えるように筆記先端視認部であるクリップ窓部10を設けてあり、クリップ窓部10は、キャップ本体1を挟んで通気孔であるクリップ通気孔7及びキャップ本体通気孔8の対向位置に設けてある。クリップ通気孔7及びキャップ本体通気孔8からキャップ本体1の内部に向かって光が入る事が出来るので、クリップ窓部10からの内部視認性を向上させることができる。窓部のみを開けた場合は内部が暗くなって色等が見えない場合が多い。
【0022】
本実施形態では、キャップ本体1とクリップ2の取り付けのための従来のような取り付け部を有しておらず、外観上スマートな筆記具用キャップとなっている。
なお、筆記具本体の抜き差しをやりやすくするため、抜け止め部5周辺をテーパー状にするなどの工夫をするとなお良い。
【0023】
更に、キャップ誤飲時の通気を確保する通気孔を一体に成形させる事ができたり、キャップ本体1とクリップ2がスキマ無くある程度の密着性を持たせる事が可能であるため抜け止め性と回り止め性などを向上させる事が容易にできたり、肉厚を最少化できたりすることができる。
また、インサート成形ではキャップ本体1を通常に成形し、クリップ金型内にこのキャップ本体1を挿入後、クリップ2を成形する事で2重成形ができる。
このように2重成形した場合には組み立てを全く行うことなく意匠性、外観性に優れた筆記具のキャップを提供する事もできる。
【0024】
(実施形態2)
本発明の実施形態1のキャップを得るための金型装置に関して、図10、図11に示す。
図に示す様に鋼材等を組み合わせて、製品部となる空間にゲート(図示せず)を設け、このゲートを経由して溶融樹脂を高速高圧で射出成形する。本発明では2重成形により異材質の樹脂によるキャップ本体1とクリップ2が一体化された状態で製品が取り出される。なお、キャップ本体1とクリップ2とを異色材質とすることが好ましい。
本実施例での2重成型の場合には、図10に示す様に、まず1次側の形状となるキャップ本体1の形状を形成する1次側空間104をキャップ本体コアピン101、キャップ本体キャビティー102、1次側ベース103、エジェクター111等によって形成し、射出成形により1次側空間104内部を樹脂で充填成形する。その後、図11に示す2次側のクリップ2の部分を射出成形するものであり、図の空間部109が樹脂で充填されて、1次側と2次側が一体となったキャップが得られる金型構造である。
【0025】
実施形態2では、キャップ本体1の内径側を形成するキャップ本体コアピン101に突起101aを設け、この突起101aをキャップ本体キャビティー102に当接させ当接部105を形成し成形時にこの当接部に樹脂が流れ込まないようにした。
その後、キャップ本体キャビティー部102のみを回転させるか又はキャップ本体1を取りだした後に向きを合わせて、2次側金型で図11に示すようにクリップ2となる空間109以外を密接させて成形するとクリップ2がキャップ本体1に密着又は溶着した状態で一体に成形される。
この時、キャップ本体コアピン101の突起101aは1次側への当接と同様に2次側でもクリップキャビティー107へ当接し当接部105を形成し、1次側のキャップ本体1のキャップ本体通気孔8と、2次側のクリップ2のクリップ通気孔7は完全に連通した状態とする事ができる。
【0026】
更に、図11に示すように、キャップ本体コアピン101を対称軸とし、該対象軸を中心とした場合に、突起101aと対向(対称軸との軸対象位置)した位置に、前記クリップキャビティー107をキャップ本体1に当接させる当接部107aを設け、キャップ本体コアピン101を、突起101aと前記当接部107aとにより挟み込む構成としてある。なお、クリップキャビティー107とキャップ本体1との当接部はクリップ窓部10が形成される。
このような構成とすると、射出圧による変動やバリの発生などを防止できる金型構成となる。
【0027】
(実施形態3)
実施形態3としては、図12に示す様にクリップキャビティー107に第2の突起107bを設けて、キャップ本体コアピン101に当接させ当接部105を形成したものである。
図示はしていないが、このキャップ本体コアピン101に第2の突起107bを当接させる前に、キャップ本体キャビティーに形成した第1の突起をキャップ本体コアピン101に当接させ、キャップ本体1である1次側キャップ本体1を形成した。
本図は、第1の突起がキャップ本体コアピン101に当接した箇所と同一箇所に、第2の突起107bを当接させた状態を示している。
更に本図では、キャップ本体コアピン101を対称軸とし、該対象軸を中心とし前記第1及び第2の突起と対向した位置において、前記クリップキャビティー107をキャップ本体1に当接させる当接部107aを設けており、キャップ本体コアピン101を、第2の突起107bと当接部107aとにより挟み込む構成とした。
実施形態2とは突起の出る位置等は違うものの、まったく同様の作用効果を有するものである。
【0028】
なお、上述の実施形態2及び3において、ゲート、エジェクターなどの位置や形状に関しては制約無く、本発明の構成を満足すればどの様なものでも良い。なお、前記第1と第2の突起をキャップ本体コアピンの同一箇所に当接させずに、異なる箇所に当接させることもできる。
【0029】
本発明の実施形態は一例であり、回り止めリブを追加することもできるし、抜け止めの形状や数や高さも変えることができる。また、キャップ断面を異形にすることも本発明の範囲内で可能である。
キャップ本体1の肉厚は0.3から1.5mm、クリップ2の肉厚は0.4から3mm(さらに望ましくは0.5から1.5mm)、クリップ抜け止め部5はキャップ本体1の外表面から内方方向に向かって0.1から1.5mmの突出量(係止量)である事が望ましい。
キャップ本体1とクリップ2の材質として、さらに望ましくはCoPETとPCの様な適度な密着性や、2次側を成形時に1次側樹脂が極端には溶けない耐熱性を有する事が望ましい。さらに20度以上溶融温度に差がある組み合わせの場合には完全に両者が接着する事が無く本発明が更に有効となる。また、クリップ2とキャップ本体1の位置が逆転した形状(クリップが内部に潜り込んでキャップ本体1が外部に出ている部分があるなど)とすることもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明により、部品点数の少なく簡単な構成で安全性の高い通気孔を有し、組み立てを必要としない筆記具のキャップ及びそのキャップを成形する金型構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に適用するキャップの縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態1に適用するキャップの横方向正面外観図である。
【図3】本発明の実施形態1に適用するキャップの上面外観図である。
【図4】本発明の実施形態1に適用するキャップの右側面外観図である。
【図5】図1のD−D断面図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【図7】図1のB−B断面図である。
【図8】図1のA−A断面図である。
【図9】本発明の実施形態1に適用するキャップの下面外観図である。
【図10】本発明の実施形態2に適用する1次側キャップ本体の金型縦断面図である。
【図11】本発明の実施形態2に適用する2次側クリップの金型縦断面図である。
【図12】本発明の実施形態3に適用するキャップの金型縦断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体
2 クリップ3 クリップ片
4 クリップ支持部
4−a クリップ支持部 基部
4−b クリップ支持部 筒部
5 クリップ抜け止め部7 クリップ通気孔8 キャップ本体通気孔
9 キャップ本体凸凹嵌合部10 クリップ窓部(筆記先端視認部)
11 前端抜け止め
12 コア溝
13 キャビ溝14 キャップ本体の開口縁
101 キャップ本体コアピン
101a 突起
102 キャップ本体キャビティー
103 1次側ベース
104 1次側空間
105 (コアとキャビティーとの)当接部
106 2次側ベース
107 クリップキャビティー
107a (クリップキャビティーとキャップ本体との)当接部
107b 第2の突起
109 2次側空間
111 エジェクター[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a writing instrument cap and a writing tool cap forming mold structure.
[0002]
[Prior art]
A writing instrument cap having a cap body and a clip is known for protecting a pen point at the tip, preventing ink volatilization, carrying in a pocket, and preventing rolling on a desk. A writing instrument cap generally includes a cylindrical cap body provided with a concave-convex fitting portion on the writing instrument body side, and a separate or integrated clip on the upper portion of the cap body (opposite to the opening of the cap body). .
When the cap is formed by injection molding, it is often molded integrally. In this case, the cap body and the clip are completely the same color, so the appearance design cannot be changed much, and it is used for low-grade products. It is often done.
Further, in the case where the clip as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-172887 or Utility Model Registration No. 2595554 is a separate body, a sufficient strength is required for the clip attaching portion, although the coloring and the like can be changed. Therefore, there are problems such as an increase in the size of the mounting portion and a problem of material restrictions, and a great deal of design and design considerations have been required.
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-172887 [Patent Document 2] Japanese Utility Model Registration No. 2595554
As a countermeasure for ensuring breathing at the time of accidental ingestion of the cap, there have been known ones in which an air flow path is secured around the attachment portion of the clip piece, and those in which a hole is simply formed in the cap ceiling.
The one with the cap body and the clip as a separate body improves the discriminability of the appearance, but it is difficult to increase the hole size for ventilation, the mounting space and the wall thickness are increased, Problems often arise, such as the mounting portion becoming conspicuous due to the problem of mounting strength, the total length of the writing implement becoming longer, and the outer diameter increasing.
[0004]
In the double molding, after molding the primary side, the molded article is left in the mold or is put in the mold to perform the secondary side molding, or by simultaneously molding the two resins, an integrated molded article without assembling is required. This is a method of obtaining a mold, and various mold structures are employed.
Ordinary double molding is such that two resins such as a shaft and a rubber grip overlap in a ring shape, and the resin on the secondary side covers the upper part of the resin on the primary side.
As the mold structure of the writing instrument cap, it is necessary to secure a ventilation hole for safety, and it is necessary to provide a clip that is elastically deformed, so that a particularly difficult structure is often required.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
If the conventional clip is simply molded integrally with the cap body, there is a problem that the appearance cannot be differentiated as described above. Therefore, it is desirable that the writing tip be configured to be visible from the outside. Furthermore, it is preferable in terms of safety to ensure ventilation at the time of accidental ingestion.
In the case where the clip and the cap main body are separated from each other, there are assembly problems that require complicated assembly, and the provision of the clip attachment portion results in an increase in the thickness, the length of the writing implement, and an increase in the design.
With respect to writing instrument caps, the mold structure required from the viewpoint of design differentiation is also becoming more difficult. Particularly in the case of a double-molded mold structure, it is desired to take into account the multi-cavity. I have.
The present invention has been made by focusing on the problems of the above-described conventional technology, and has a simple configuration with a small number of parts, has an excellent appearance, is easy to develop a design property, is inexpensive, has a highly safe writing instrument cap and An object is to provide a mold structure for molding the cap.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To solve the above problems, the following means are provided.
A writing instrument cap as a first means for solving the problem is a writing instrument cap including a cap body having a mounting portion to the writing instrument body and a clip provided on the cap body, and the writing instrument cap is formed by double molding. The clip is formed by a clip support portion fixed to the cap body and a clip piece supported by the clip support portion. At least one of the cap body and the clip support portion includes the cap body A ventilation hole is provided for communicating the inside with the outside.
The writing instrument cap according to this means is formed by double molding such as double simultaneous molding or insert molding. The ventilation hole may be single, plural, round, irregular, window-shaped or groove-shaped.
[0007]
The second solving means is limited to the first problem solving means, provided with a writing tip visual recognition portion so that the writing tip of the writing instrument body can be seen from the outside when the writing instrument cap is attached to the writing instrument body, The writing tip visual recognition portion is provided at a position facing the ventilation hole with the cap body interposed therebetween.
As a specific form of forming the writing tip visual recognition portion, for example, there is a mode in which at least the vicinity of the writing tip of the cap body, the clip support portion, and the clip piece when the cap is attached is made transparent, translucent, or a window. Furthermore, by making the cap body transparent, translucent, etc., and providing the clip support portion at a position other than near the writing tip when attaching the cap, that is, by providing it so that it does not overlap with the writing tip, the writing tip is also from the outside. Can be visible.
[0008]
A third object of the present invention is to provide a writing tool cap molding die structure for forming a cap body having a mounting portion to the writing tool body and a clip comprising a clip support portion and a clip piece by double molding. A projection is formed on the main body core pin, and at least the projection is brought into contact with the cap body cavity during molding of the cap body, and at least the projection is brought into contact with the clip cavity during molding of the clip. .
A projection is formed on the core pin forming the inner diameter side of the cap body, and at least the projection is applied to the cap body cavity (including the case where a pin is inserted into the cavity, hereinafter similarly referred to as a cavity) at the time of molding the cap body. At the time of molding the clip, at least the projection is brought into contact with the clip cavity. It should be noted that the case where projections are also formed on the cap body cavity and the clip cavity and the projections formed on the cap body core pins abut on these projections is not excluded.
Since the projection always contacts the cavity and the resin does not flow in, the portion becomes a through hole, and a ventilation hole for securing breathing during accidental ingestion can be formed.
[0009]
The fourth solution is a solution of the third solution, wherein the clip cavity is applied to the cap body at a position where the core pin of the cap body is a symmetric axis and the projection is centered on the object axis. A contact portion to be brought into contact is provided, and the cap body core pin is configured to be sandwiched between the protrusion and the contact portion.
[0010]
A fifth object of the present invention is to provide a writing tool cap molding die structure for forming a cap body having a mounting portion to the writing tool body and a clip including a clip support portion and a clip piece by double molding. A first projection is formed in the main body cavity, and at least the projection is brought into contact with the core pin of the cap main body when molding the cap main body, and a second projection is formed in the clip cavity. The present invention is characterized in that the first and second projections are in contact with the main body core pin, and the positions where the first and second projections are in contact with the cap main body pin are the same. The case where the projection is also formed on the core pin of the cap main body and the first projection of the cap main body cavity and the second projection of the clip cavity are brought into contact with this projection is not excluded.
Since the first and second projections always contact the cavity and also contact the same portion of the core pin of the cap body, the resin does not flow into the contact portion. Can be.
[0011]
A sixth aspect of the present invention is a modification of the fifth aspect of the present invention, wherein the cap body core pin has a symmetric axis, and the clip is provided at a position opposed to the first and second projections about the target axis. An abutment portion for bringing the cavity into contact with the cap body is provided, and the cap body core pin is sandwiched between the second protrusion and the abutment portion.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
In a writing instrument equipped with a cap for protecting the pen tip and preventing volatilization of the internal ink, for example, a method of providing a clip on the cap body includes a method of forcibly inserting the clip into a mounting portion of the cap body, and a method of fitting unevenly. Generally, a method of fixing with a retaining part such as a screw or a screw is used.
When the clip is made of metal, it has been relatively easy to prevent the clip from slipping off by providing the clip with a notch and press-fitting the clip. However, since the ink colors of recent ballpoint pens range from black, red, blue, etc. to several tens of colors from gold to silver, decoration of caps and clips has become important for differentiation, and colored transparent In addition to the demands for coloring such as lacquer and lame, it is necessary to give superiority in shape and material.
[0013]
As the material of the cap body, CoPET (alloy resin of copolymerized polyester and PET (polyethylene terephthalate) resin), PC (polycarbonate resin), elastic acrylic (soft acrylic resin), PP (polypropylene resin), soft styrene resin, etc. are used. Of these, CoPET and elastic acryl are often used in recent years due to their transparency, luster, cap fitting properties, and the like.
However, these CoPET and elastic acrylic resin have a practical heat resistance temperature of 70 ° C. or less, and have a somewhat low heat resistance in consideration of use in a car in summer, etc. Therefore, the press-fitting distance of the clip is required for press-fitting and fixing the clip. It was necessary to take measures such as lengthening, press-fitting, and fixing with separate parts.
Also, PC has problems such as chemical resistance and fitting durability, and PP has problems such as lack of transparency, gloss, and printability of appearance.
Usually, it becomes a writing implement of a large size by the size of the attachment part where the clip is attached. If the clip and the cap body are simply integrated, the size problem will be eliminated, but the appearance will not change the color or the degree of freedom of the shape, so it will be a cap generally used only for very low grade products Alternatively, there is an inconvenience that the cost for differentiation is increased, such as performing printing such as printing twice on the clip portion, or the productivity is deteriorated.
[0014]
Clips are made of PC, ABS, elastic acrylic, PP, etc., which are materials that have strength and rigidity that are difficult to break when the clip is lifted, but in all cases, writing implements that are large enough for the size of the mounting part Is required.
In addition, there is an invention in which a concave portion is provided in the cap body and the clip is fitted in a ring shape.
[0015]
(Embodiment 1)
A writing instrument cap including a
[0016]
The material of the
On the inner surface side of the
[0017]
In the first embodiment, the
Further, a front end stopper 11 is provided near the distal end of the
[0018]
The
It is advantageous in terms of strength that the cylindrical portion 4-b covers the
[0019]
Usually, an attachment portion between the
[0020]
Many writing implement caps have been proposed that have ventilation performance in order to cope with an accident in which an infant or the like accidentally ingests the food accidentally and suffocates. With ordinary clips that are not double molded, ventilation holes can be simply secured by merely providing holes. However, in the case of double molding, even if a hole is made in the primary side, the resin on the secondary side There is a problem that the hole is closed when the water flows. As will be described in detail later, since the same continuous clip ventilation hole 7 and cap main body ventilation hole 8 are provided on the primary side and the secondary side, ventilation can be reliably performed without blocking the ventilation holes.
[0021]
The cap
By providing the
In the present embodiment, the writing tip (not shown) can be inserted to the vicinity of the front end of the
Furthermore, a
[0022]
The present embodiment does not have a conventional mounting portion for mounting the
In addition, in order to make it easy to insert and remove the writing instrument main body, it is more preferable to take measures such as making the periphery of the retaining
[0023]
Further, the vent hole for securing ventilation when the cap is accidentally ingested can be integrally formed, and the
In insert molding, double molding can be performed by molding the
In the case of such a double molding, it is possible to provide a writing instrument cap excellent in design and appearance without any assembling.
[0024]
(Embodiment 2)
A mold apparatus for obtaining a cap according to the first embodiment of the present invention is shown in FIGS.
As shown in the figure, a gate (not shown) is provided in a space to be a product part by combining steel materials and the like, and the molten resin is injection-molded at a high speed and a high pressure via the gate. In the present invention, the product is taken out in a state where the
In the case of double molding in this embodiment, as shown in FIG. 10, first, a
[0025]
In the second embodiment, a projection 101a is provided on a cap
Thereafter, only the cap main
At this time, the projection 101a of the cap
[0026]
Further, as shown in FIG. 11, when the cap main
With such a configuration, a mold configuration capable of preventing fluctuation due to the injection pressure, generation of burrs, and the like is provided.
[0027]
(Embodiment 3)
In the third embodiment, as shown in FIG. 12, a second projection 107b is provided in the
Although not shown, the first projection formed in the cap body cavity is brought into contact with the cap
This figure shows a state in which the second projection 107b is in contact with the same location where the first projection abuts on the cap
Further, in this drawing, a contact portion for bringing the
The second embodiment has exactly the same operation and effect as those of the second embodiment, although the projection position is different.
[0028]
In the above-described second and third embodiments, there are no restrictions on the position or shape of the gate, the ejector, and the like, and any structure may be used as long as the structure of the present invention is satisfied. Note that the first and second protrusions may be brought into contact with different portions of the cap body core pin without making contact with the same portion.
[0029]
The embodiment of the present invention is an example, and a detent rib can be added, and the shape, number, and height of the detent can be changed. It is also possible within the scope of the invention to make the cap cross section irregular.
The thickness of the
More preferably, the material of the
[0030]
【The invention's effect】
Advantageous Effects of Invention According to the present invention, it is possible to provide a writing instrument cap and a mold structure for molding the cap, which have a simple configuration with a small number of parts, a highly safe ventilation hole, and do not require assembly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a cap applied to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a lateral front external view of a cap applied to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a top external view of a cap applied to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a right side external view of a cap applied to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view taken along line DD of FIG. 1;
FIG. 6 is a sectional view taken along line CC of FIG. 1;
FIG. 7 is a sectional view taken along the line BB of FIG. 1;
FIG. 8 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 9 is a bottom external view of a cap applied to the first embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a vertical sectional view of a mold of a primary side cap main body applied to a second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a vertical sectional view of a mold of a secondary clip applied to the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a vertical sectional view of a die of a cap applied to a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Front end stopper 12 Core groove 13 Cavity groove 14 Opening edge of
Claims (6)
該筆記具用キャップは2重成形により形成され、
前記クリップは、キャップ本体へ固定されるクリップ支持部と、該クリップ支持部により支持されるクリップ片とからなり、
キャップ本体とクリップ支持部との少なくともいずれかには、キャップ本体の内部と外部とを連通する通気孔を設けたことを特徴とする筆記具用キャップ。A cap for a writing instrument comprising a cap body having a mounting portion to the writing instrument body and a clip provided on the cap body,
The writing instrument cap is formed by double molding,
The clip includes a clip support portion fixed to the cap body, and a clip piece supported by the clip support portion,
A cap for writing implements, characterized in that at least one of the cap body and the clip support portion is provided with a ventilation hole communicating between the inside and the outside of the cap body.
該筆記先端視認部は、キャップ本体を挟んで通気孔の対向位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の筆記具用キャップ。When the writing instrument cap is attached to the writing instrument body, a writing tip recognition section is provided so that the writing tip of the writing instrument body can be seen from the outside,
2. The writing instrument cap according to claim 1, wherein the writing tip visual recognition portion is provided at a position facing the ventilation hole with the cap body interposed therebetween.
キャップ本体コアピンには突起を形成し、
キャップ本体成型時には少なくとも該突起をキャップ本体キャビティーに当接させ、
クリップ成型時にも少なくとも該突起をクリップキャビティーに当接させたことを特徴とする筆記具用キャップ成型金型構造。A cap body for a writing instrument for forming a cap body having a mounting portion to the writing instrument body, and a clip composed of a clip support portion and a clip piece by double molding,
Form a projection on the cap body core pin,
At the time of molding the cap body, at least the protrusion is brought into contact with the cap body cavity,
A cap molding die structure for a writing instrument, wherein at least the projections are in contact with the clip cavity during clip molding.
キャップ本体コアピンを、突起と前記当接部とにより挟み込む構成としたことを特徴とする請求項3記載の筆記具用キャップ成形金型構造。The cap body core pin has a symmetric axis, and at a position facing the projection about the target axis, a contact portion is provided for bringing the clip cavity into contact with the cap body,
The cap forming die structure for a writing instrument according to claim 3, wherein the core pin of the cap main body is sandwiched between the projection and the contact portion.
キャップ本体キャビティーには第1の突起を形成し、キャップ本体成型時には少なくとも該突起をキャップ本体コアピンに当接させ、
クリップキャビティーには第2の突起を形成し、クリップ成型時には少なくとも該突起をキャップ本体コアピンに当接させ、
前記第1と第2の突起がキャップ本体コアピンに当接する箇所は同一であることを特徴とする筆記具用キャップ成形用金型構造。A cap body for a writing instrument for forming a cap body having a mounting portion to the writing instrument body, and a clip composed of a clip support portion and a clip piece by double molding,
A first protrusion is formed in the cap body cavity, and at least the protrusion is brought into contact with the cap body core pin during molding of the cap body,
A second projection is formed in the clip cavity, and at least the projection is brought into contact with the core pin of the cap body during clip molding,
A location where the first and second projections abut against the core pin of the cap body is the same, and a die structure for forming a cap for a writing instrument is provided.
キャップ本体コアピンを、第2の突起と当接部とにより挟み込む構成としたことを特徴とする請求項5記載の筆記具用キャップ成形金型構造。A cap body core pin is set as a symmetric axis, and at a position facing the first and second projections about the target axis, a contact portion is provided for bringing the clip cavity into contact with the cap body,
6. The cap molding die structure for a writing instrument according to claim 5, wherein the core pin of the cap body is sandwiched between the second protrusion and the contact portion.
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