【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、省電力モード時にユーザが画像形成装置内部にアクセスしたことを認識する画像形成装置の自己診断に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
次に本発明に係る画像形成装置の構成の一例について説明する。
【０００３】
図１３はカラー画像形成装置１００の構成を示す図である。図１３に示すカラー画像形成装置１００には、シアン（Ｃ），マゼンタ（Ｍ），イエロー（Ｙ），ブラック（Ｂｋ）の各色ごとに４つの画像形成部が配置されている。それぞれの画像形成部は、像担持体１０１Ｃ，１０１Ｍ，１０１Ｙ，１０１Ｂｋ、像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋを一様に所定の電位に帯電するための帯電手段１０２Ｃ，１０２Ｍ，１０２Ｙ，１０２Ｂｋ、帯電された像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋ上に各色画像データに対応したレーザ光１０３Ｃ，１０３Ｍ，１０３Ｙ，１０３Ｂｋを照射して静電潜像を形成するためのレーザスキャナユニット１０４Ｃ，１０４Ｍ，１０４Ｙ，１０４Ｂｋ、像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋ上に形成された静電潜像を現像して顕像化するための現像手段１０５Ｃ，１０５Ｍ，１０５Ｙ，１０５Ｂｋ、現像手段１０５Ｃ〜１０５Ｂｋ内の各色トナーを像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋに送り出すためのスリーブローラ１０６Ｃ，１０６Ｍ，１０６Ｙ，１０６Ｂｋ、像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋ上に形成されたトナー画像を記録媒体１０７に転写するための転写手段１０８Ｃ，１０８Ｍ，１０８Ｙ，１０８Ｂｋ、トナーの転写後に像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋ上に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段１０９Ｃ，１０９Ｍ，１０９Ｙ，１０９Ｂｋから構成される。また、１１０Ｃ，１１０Ｍ，１１０Ｙ，１１０Ｂｋは廃トナーを収納するための廃トナーユニットである。
【０００４】
カラー画像形成装置１００の下部には記録媒体１０７が収納された給紙カセット１１１が配置されている。給紙カセット１１１からの記録媒体１０７の搬送経路には、記録媒体の給紙用のピックアップローラ１１２、給紙された記録媒体１０７を画像形成部から定着手段へ搬送するための記録媒体搬送部１１３、記録媒体１０７の先端を検出し、画像形成プロセスのタイミングをはかるための検出センサ１１４、像担持体１０１Ｃ〜１０１Ｂｋ上に形成された現像剤画像を転写するタイミングをとるために記録媒体１０７を待機させるためのレジストローラ１１５、記録媒体１０７を記録媒体搬送部１１３上に静電的に吸着させるための吸着ローラ１１６である。
【０００５】
レジストローラ１１５で待機した記録媒体１０７は、検出センサ１１４の検出結果と画像形成プロセスとのタイミングをとって、各色画像形成部を貫通するように配置された搬送ベルト１１３上を搬送されるとともに、転写手段１０８Ｙ〜１０８Ｂｋにより順次トナー画像が転写される。１１７は定着手段であり、記録媒体１０７上に転写された４色のトナー画像を溶融定着させる。定着手段１１７の内部は不図示のヒータに通電することによって所定の定着温度に加熱するスリーブローラ１１８、スリーブローラ１１８と対向する位置に配設される加圧ローラ１１９、スリーブローラの表面に当接され定着温度をモニタするサーミスタ１２０によって構成される。定着手段１１７によって定着された記録媒体１０７は機外に排出され、画像形成動作を終了する。
【０００６】
上述に記載したような複数のトナー像を順次重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置においては、記録媒体上での各色トナー像の走査方向および搬送方向の書き込み開始位置がずれると色ズレが生じて画質が低下してしまう。そこで色ズレを補正するために光センサ１２１を配設し、記録媒体搬送部１１３上にＣ，Ｍ，Ｙ，Ｂｋの各色トナーパターンを形成しこれを光センサ１２１によって検出することでトナー像の走査方向および搬送方向のズレ量を測定する。検出された信号はカラー画像形成装置のエンジンＣＰＵに送られ、エンジンＣＰＵはその検出信号から色ズレ量を算出、色ズレ補正値として内部メモリに格納し、格納された色ズレ補正値をもとに各色の書き出しタイミングを再設定して各色間の色ズレを補正する。
【０００７】
また上述の画像形成装置においては、稀に紙しわのある記録紙に印字した場合に、装置内部の搬送経路途中で記録紙が詰まり滞留してしまうことがある。このような場合に、画像形成装置には、ユーザが装置内部に紙詰まり滞留している記録紙を除去する際に所定の外装カバーを開いて装置内部に手を入れなければならないため、ユーザに怪我をさせないようにモータ類や高圧回路などの駆動系電源を機械的に遮断する、いわゆるインターロックという安全面での配慮が要求されている。
【０００８】
図１３において１２２は外装カバー、１２３は駆動系電源に直列に接続されるインターロックスイッチであり、外装カバー１２２が開かれた場合に、これと連動してインターロックスイッチ１２３はオープンになりインターロックスイッチ１２３より後段側に接続される負荷（モータ類や高圧回路など）の電源を遮断する。
【０００９】
また従来の画像形成装置においては、画像形成装置のエンジンＣＰＵは装置内部の消耗品等が交換されたか否かを検知するために、インターロックスイッチ後段側の電圧の有無によって外装カバーが開閉されたことを監視しており、外装カバーの開閉によって装置内部の消耗品が交換されているかどうかと正常に動作するかどうかの自己診断を行っている。
【００１０】
一方近年、画像形成装置の待機時消費電力を低減させる動きが高まっている。画像形成装置においてはとりわけモータ類や高圧回路など画像形成に係る駆動系ユニットの電力は大きく、待機時であっても画像コントローラなどの制御系ユニットに比較するとその消費電力は非常に大きいものとなっている。
【００１１】
上述の理由から、従来省電力モード時には駆動系電源電圧を遮断するなどの提案がなされている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述従来例の画像形成装置のインターロックシステムにおいては、省電力モード時に駆動系電源電圧を遮断してしまうためにユーザが外装カバーを開閉したことを検知できず、消耗品が交換されたり、ユニットが着脱されたことも検知できないために画質への影響も懸念される不具合があった。
【００１３】
また外装カバーを閉じても監視手段がないために、省電力モードから復帰できずに操作パネルから解除操作するか、画像信号を送信して復帰させなければならなかった。このような場合には、操作パネルからの設定解除方法が煩わしかったり、画像信号を送信しても自己診断に時間がかかりなかなかプリントアウトできないなどの不具合があった。
【００１４】
またこのような不具合に対応するために、駆動系電源ライン遮断用のインターロックスイッチの隣りに、省電力モード時に遮断しない制御系電源ライン用のインターロックスイッチを併設する提案などがある。この場合には装置内部の配線が複雑になりかつコスト高となってしまう不具合があった。
【００１５】
さらに従来の省電力モードにおいて、駆動系電源電圧を遮断しない場合の外装カバーの開閉を検知するインターロックシステムでは、外装カバーの開閉のみをして画像形成装置の消耗品を交換しなかった場合には、省エネモードから復帰してしまい本来ユーザの意図しない場面で自己診断を開始するなどの不具合があった。
【００１６】
本発明は、上述のような問題点に着目してなされたもので、安価な構成で省電力モード時にユーザが画像形成装置内部へのアクセスをしたかどうかを監視できる自己診断機能を有する画像形成装置を提供することを目的としている。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した課題を解決することを目的としてなされたもので、係る目的を達成する一手段として以下の構成を備える。
【００１８】
即ち第１の構成は、少なくとも１つ以上の像担持体と、前記少なくとも１つ以上の像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像を形成する少なくとも１つ以上の画像形成手段と、前記少なくとも１つ以上の像担持体へ搬送されるとともに前記少なくとも１つ以上の像担持体上に形成されたトナー像を転写する記録媒体と、前記記録媒体を前記少なくとも１つ以上の像担持体へ搬送する開閉可動可能な搬送ベルトと、前記少なくとも１つ以上の画像形成手段により前記搬送ベルト上に形成される画像補正用のトナーパターンを検出するための光センサを備えた画像形成装置において、前記画像形成装置の消費電力を低減するための第１の省電力モードと、前記第１の省電力モードに加えてさらに消費電力を低減するための第２の省電力モードと、画像形成動作に関わる駆動系電源電圧と制御系電源電圧の少なくとも２つ以上の電源電圧を供給するスイッチング電源と、前記駆動系電源電圧を遮断する駆動系電源電圧遮断手段と、前記駆動系電源電圧ラインに接続され画像形成装置の外装カバーが開閉された場合に駆動系負荷への電源電圧の供給を遮断するインターロックスイッチとを備え、省電力モード時に前記光センサの光源を発光させ、搬送ベルトの下地表面からの検出値をモニタすることによって、前記第１の省電力モード時に、前記光センサの検出値に変化がない場合、外装カバーの開閉によるインターロックスイッチの遮断があった場合に省電力モードを解除しない構成とすることができる。また前記第２の省電力モード時に、前記搬送ベルトが開閉された時の前記光センサ検出値の変化によってユーザが画像形成装置内部へアクセスしたことを認識し省電力モードを解除する構成とすることができる。
【００１９】
第２の構成は、少なくとも１つ以上の像担持体と、前記少なくとも１つ以上の像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像を形成する少なくとも１つ以上の画像形成手段と、前記少なくとも１つ以上の像担持体へ搬送されるとともに前記少なくとも１つ以上の像担持体上に形成されたトナー像を転写する記録媒体と、前記記録媒体を前記少なくとも１つ以上の像担持体へ搬送する開閉可動可能な搬送ベルトと、前記記録媒体上に転写されたトナー画像を溶融・定着させる着脱可能な定着器を備えた画像形成装置において、前記画像形成装置の消費電力を低減するための第１の省電力モードと、前記第１の省電力モードに加えてさらに消費電力を低減するための第２の省電力モードと、画像形成動作に関わる駆動系電源電圧と制御系電源電圧の少なくとも２つ以上の電源電圧を供給するスイッチング電源と、前記駆動系電源電圧を遮断する駆動系電源電圧遮断手段と、前記駆動系電源電圧ラインに接続され画像形成装置の外装カバーが開閉された場合に駆動系負荷への電源電圧の供給を遮断するインターロックスイッチ、前記定着器の温度を検出するサーミスタとを備え、省電力モード時にサーミスタの検出値をモニタすることによって、前記第１の省電力モード時に、前記サーミスタの検出値に前記定着器の着脱された時の変化がない場合、外装カバーの開閉によるインターロックスイッチの遮断によって省電力モードを解除しない構成とすることができる。また前記第２の省電力モード時に、前記サーミスタ検出値に前記定着器の着脱された時の変化があった場合に、ユーザが画像形成装置内部へアクセスしたことを認識し省電力モードを解除する構成とすることができる。
【００２０】
第３の構成は、少なくとも１つ以上の像担持体と、前記少なくとも１つ以上の像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像を形成する少なくとも１つ以上の画像形成手段と、前記少なくとも１つ以上の像担持体へ搬送されるとともに前記少なくとも１つ以上の像担持体上に形成されたトナー像を転写する記録媒体と、前記記録媒体を前記少なくとも１つ以上の像担持体へ搬送する開閉可動可能な搬送ベルトと、前記少なくとも１つ以上の画像形成手段により前記搬送ベルト上に形成される画像補正用のトナーパターンを検出するための光センサと、前記記録媒体上に転写されたトナー画像を溶融・定着させる着脱可能な定着器を備えた画像形成装置において、前記画像形成装置の消費電力を低減するための第１の省電力モードと、前記第１の省電力モードに加えてさらに消費電力を低減するための第２の省電力モードと、画像形成動作に関わる駆動系電源電圧と制御系電源電圧の少なくとも２つ以上の電源電圧を供給するスイッチング電源と、前記駆動系電源電圧を遮断する駆動系電源電圧遮断手段と、前記駆動系電源電圧ラインに接続され画像形成装置の外装カバーが開閉された場合に駆動系負荷への電源電圧の供給を遮断するインターロックスイッチと、前記定着器の温度を検出するサーミスタとを備え、省電力モード時に前記光センサの光源を発光させ、搬送ベルトの下地表面からの検出値をモニタすると同時に、前記サーミスタの検出値をモニタすることによって、前記第１の省電力モード時に、前記光センサの検出値に変化がなく、前記サーミスタの検出値に前記定着器の着脱された時の変化もない場合、外装カバーの開閉によるインターロックスイッチの遮断によって省電力モードを解除しない構成とすることができる。
【００２１】
また前記第２の省電力モード時に、前記搬送ベルトが開閉された時の前記光センサ検出値の変化、または前記サーミスタ検出値に前記定着器の着脱された時の変化のいずれかがあった場合に、ユーザが画像形成装置内部へアクセスしたことを認識し省電力モードを解除する構成とすることができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
［実施例１］
図１に本発明の第１実施例の構成を示す。図１において、１はＡＣ入力電源、２はスイッチング電源、３は２４Ｖｂｅでありインターロックスイッチ１２３より上流のスイッチング電源側に接続される駆動系電源電圧である。なお本発明の実施例においては、駆動系電源電圧を２４Ｖで示している。４は２４Ｖａｆでありインターロックスイッチ１２３より下流の負荷側に接続される駆動系電源電圧である。５は高圧電源、６はドラムモータ、７は搬送モータ、８はスキャナであり、それぞれ画像形成装置における駆動系の負荷である。９は制御系電源電圧であり、本発明の実施例においては３．３Ｖで示している。１０はエンジン制御部、１１はコントローラ部であり、それぞれ画像形成装置における制御系の負荷である。
【００２３】
１２は画像形成装置のＣＰＵである。１３はその他の制御系電源電圧であり、本発明の実施例においては５Ｖで示している。また本発明の構成においては光センサ１２１への電源電圧として５Ｖを使用している。１４はユーザが画像形成装置の内部にアクセスしたことを監視するための光センサ検知手段である。１５は光センサ検知手段１４の検出結果をＣＰＵ１２に送出する信号、１６は省電力モードに移行する際にＣＰＵ１４から送出される駆動系電源電圧（本実施例では２４Ｖ）のＯＮ／ＯＦＦ信号である。
【００２４】
図２は図１に示したスイッチング電源２内部の概略構成の一例である。図２において、１７は整流ダイオード、１８は平滑コンデンサ、１９はトランスを含むコンバータ回路部（Ａ）であり、本実施例においては駆動系電源電圧２４Ｖを生成する。２０は駆動系電源ラインの２次側整流部、２１はスイッチング制御部（Ａ）であり、２４Ｖ電圧を負荷変動などが生じた場合でも一定になるように、フィードバックしスイッチング周波数を可変する。
【００２５】
２２は制御系電源電圧を生成するコンバータ回路部（Ｂ）、２３は制御系電源ラインの２次側整流部、２４はスイッチング制御部（Ｂ）であり、制御系電源電圧である３．３Ｖ電圧が負荷変動などが生じた場合でも一定になるように、フィードバックしスイッチング周波数を可変する。２５は２次側整流部、２６は制御系電源電圧である３．３Ｖと同じコンバータ回路部（Ｂ）から生成される２次側電圧（＞５Ｖ）から５Ｖを生成するレギュレータである。上述の構成において、ＣＰＵ１２から２４ＶのＯＦＦ信号が送出されるとスイッチング制御部（Ａ）はスイッチング動作を停止させ２４ＶがＯＦＦされる。
【００２６】
図３は光センサ検知手段１４の構成を示す図である。図３において、図３（ａ）は搬送ベルト１１３が閉じている状態を示し、図３（ｂ）は搬送ベルト１１３が開いている状態を示す。光センサ１２１は発光素子２７と受光素子２８から構成されている。搬送ベルト１１３が閉じている状態では、発光素子２７から照射された光の反射光が受光素子２８に受光され、図３（ｃ）に示すように受光量に対応した検出電圧値を示す。
【００２７】
一方、搬送ベルトが開いた状態では、発光素子２７から照射された光の反射光は受光素子２８には受光されず検出電圧値は０Ｖ付近となる。この２点の間に開閉のしきい値を設定すれば、搬送ベルトの開閉を検出することができる。
【００２８】
図４は本発明の第１実施例の動作を表すタイミングチャート、図５は本発明の第１実施例を説明するフローチャートを示す。以下図４と図５を用いて第１実施例を説明する。
【００２９】
図５のフローチャートにおいて画像形成装置は省電力モードへの移行指示を受けると、機内昇温状態などをチェックした後スリープ１に移行する。スリープ１では駆動系電源電圧３はスイッチング電源２から供給されている。Ｓ１０１ではスリープ中にユーザの機内へのアクセスを監視するために、光センサ１２１は搬送ベルト１１３上に光を照射しモニタを開始する。またスリープ１では、Ｓ１０２に示すようにコントローラ部１１からのプリント信号を待機状態にあり、プリント信号があった場合にはＳ１１１に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。この時光センサの出力に変化がなければ（搬送ベルトの開閉がなければ）、画像形成装置の内部状態に変化がないとして自己診断を実行しないようにシーケンスを選択することもできる。
【００３０】
Ｓ１０２でプリント信号がない場合はＳ１０３に進み、スリープ２への移行指示を待つ。移行指示があった場合は、機内昇温状態などを監視しスリープ２への移行条件をチェックする（Ｓ１０４）。Ｓ１０３でスリープ２への移行指示がない場合、Ｓ１０６に進み、ユーザが外装カバー１２２を開閉したかどうかをインターロックスイッチ１２３の後段負荷側電圧の有無によってＣＰＵ１２は認識する。外装カバー１２２が開いていない場合には、Ｓ１０２に戻りプリント信号及びスリープ２への移行指示を待つ。外装カバー１２２が開けられた場合、Ｓ１０７に進み光センサの検出電圧によって搬送ベルト１１３の開閉状態を監視する。搬送ベルト１１３が開けられていない場合、省電力モードは解除しないでＳ１０２に戻りプリント信号及びスリープ２への移行指示を待つ。
【００３１】
Ｓ１０７で搬送ベルトが開けられた場合、光センサ１２１からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信する。そして搬送ベルト１１３及び外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ１１１に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。なお図４におけるスリープ１の期間は、外装カバーのみ開かれ搬送ベルトが開かれていない場合に、スリープ状態が継続されている様子を示している。
【００３２】
Ｓ１０４に戻り、機内昇温状態などを監視しスリープ２への移行条件を満たした場合にはスリープ２に移行する（Ｓ１０５）。スリープ２への移行に際して、ＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ電圧を停止させるべくスイッチング制御部（Ａ）２１に２４Ｖ ＯＦＦの指示を与える。Ｓ１０８ではプリント信号があった場合にはＳ１１０に進み、ＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そしてＳ１１１で省電力モードを解除して自己診断を実行する。Ｓ１０８でプリント信号がない場合は、Ｓ１０９に進み光センサの検出電圧によって搬送ベルト１１３の開閉状態を監視する。
【００３３】
Ｓ１０９で搬送ベルト１１３が開けられていない場合、省電力モードは解除しないでＳ１０８に戻りプリント信号を待つ。Ｓ１０９で搬送ベルトが開けられた場合、光センサ１２１からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信し、Ｓ１１０に進みＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そして搬送ベルト１１３及び外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ１１１に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。なお図４におけるスリープ２の期間は、外装カバーが開かれ、続いて搬送ベルトが開かれた場合に、外装カバーが閉じた後にスリープ状態が解除される様子を示している。
【００３４】
本実施例１の構成においては、搬送ベルトの開閉の検出をトリガとして画像形成装置内部のアクセス、スリープ解除の判断としたが、画像形成装置の構成によっては画像形成ユニットやスキャナ、定着器などを検出のトリガとすることも可能である。
【００３５】
上述説明したように本実施例１の画像形成装置の省電力モードにおいては、第１の省電力モード（スリープ１）時に外装カバー１２２の開閉検知と共に搬送ベルトユニットの開閉検知を行うことで、外装カバー１２２のみを開けた場合にユーザの意図しない場面での省電力モードの解除及び自己診断の起動を省き、搬送ベルトユニットを開けた場合には消耗品交換やユニットの着脱など機内へのアクセスがあったと判断し省電力モードを解除し自己診断を実行するため、ユーザへの煩わしさを回避することができる。また駆動系電源電圧を遮断する第２の省電力モード（スリープ２）時にも画像形成装置内部への消耗品交換やユニットの着脱など機内へのユーザのアクセスを監視することができる。
【００３６】
［実施例２］
図６に本発明の第２実施例の構成を示す。前述説明した符号については説明を省く。図６において、２９はサーミスタからの出力信号であり、定着器１１７の温度を電圧変換した信号がＣＰＵ１２に送られる。定着器を着脱することによるサーミスタ電圧の変化によって、ユーザの定着器へのアクセスを認識する構成としている。
【００３７】
図７（ａ）はサーミスタの検出回路の概略図であり、図７（ｂ）は定着器１１７の温度に対するサーミスタの検出電圧を示す図である。図７（ｂ）において、検出回路の基準電源を３．３Ｖとした場合、定着器１１７の温度が室温（２５度）の時のサーミスタの検出電圧は３Ｖ付近を示す。定着器の温調がスタートし目標温度（本実施例では１８０度としてある）に到達した時には０．７Ｖ付近を示している。定着器１１７が着脱された場合には、検出回路とサーミスタとが分離するため出力電圧はＶｃｃ（３．３Ｖ）に張り付くように構成されている。
【００３８】
図８は本発明の第２実施例の動作を表すタイミングチャート、図９は本発明の第２実施例を説明するフローチャートを示す。以下図８と図９を用いて第２実施例を説明する。
【００３９】
図９のフローチャートにおいて画像形成装置は省電力モードへの移行指示を受けると、機内昇温状態などをチェックした後スリープ１に移行する。スリープ１では駆動系電源電圧３はスイッチング電源２から供給されている。Ｓ２０１ではスリープ中にＣＰＵ１２は定着器１１７の温度を監視すると共に、定着器１１７が着脱されたか否かを監視するためにサーミスタ電圧のモニタを開始する。またスリープ１では、Ｓ２０２に示すようにコントローラ部１１からのプリント信号を待機状態にあり、プリント信号があった場合にはＳ２１１に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。この時サーミスタ１２０の検出電圧に規定（着脱のしきい値）以上の変化がなければ、定着器１１７の着脱・交換がないとして自己診断を実行しないようにシーケンスを選択することもできる。
【００４０】
Ｓ２０２でプリント信号がない場合はＳ２０３に進み、スリープ２への移行指示を待つ。移行指示があった場合は、機内昇温状態などを監視しスリープ２への移行条件をチェックする（Ｓ２０４）。Ｓ２０３でスリープ２への移行指示がない場合、Ｓ２０６に進み、ユーザが外装カバー１２２を開閉したかどうかをインターロックスイッチ１２３の後段負荷側電圧の有無によってＣＰＵ１２は認識する。外装カバー１２２が開いていない場合には、Ｓ２０２に戻りプリント信号及びスリープ２への移行指示を待つ。外装カバー１２２が開けられた場合、Ｓ２０７に進みサーミスタの検出電圧によって定着器１１７の着脱状態を監視する。定着器１１７が着脱・交換されていない場合、省電力モードは解除しないでＳ２０２に戻りプリント信号及びスリープ２への移行指示を待つ。
【００４１】
Ｓ２０７で定着器１１７が着脱・交換された場合、サーミスタ１２０からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信する。そして外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ２１１に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。なお図８におけるスリープ１の期間は、外装カバーのみ開かれ定着器の着脱・交換が行われていない場合に、スリープ状態が継続されている様子を示している。
【００４２】
Ｓ２０４に戻り、機内昇温状態などを監視しスリープ２への移行条件を満たした場合にはスリープ２に移行する（Ｓ２０５）。スリープ２への移行に際して、ＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ電圧を停止させるべくスイッチング制御部（Ａ）２１に２４Ｖ ＯＦＦの指示を与える。Ｓ２０８ではプリント信号があった場合にはＳ２１０に進み、ＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そしてＳ２１１で省電力モードを解除して自己診断を実行する。
【００４３】
Ｓ２０８でプリント信号がない場合は、Ｓ２０９に進みサーミスタの検出電圧によって定着器１１７の着脱状態を監視する。Ｓ２０９で定着器１１７が着脱・交換されていない場合、省電力モードは解除しないでＳ２０８に戻りプリント信号を待つ。Ｓ２０９で定着器１１７が着脱・交換された場合、サーミスタ１２０からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信し、Ｓ２１０に進みＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そして外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ２１１に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。
【００４４】
なお図８におけるスリープ２の期間は、外装カバーが開かれ、続いて定着器の着脱・交換が行われた場合に、外装カバーが閉じた後にスリープ状態が解除される様子を示している。
【００４５】
上述説明したように本実施例２の画像形成装置の省電力モードにおいては、第１の省電力モード（スリープ１）時に外装カバー１２２の開閉検知と共に定着器の着脱・交換検知を行うことで、外装カバー１２２のみを開けた場合にユーザの意図しない場面での省電力モードの解除及び自己診断の起動を省き、定着器の着脱・交換が行われた場合には省電力モードを解除し自己診断を実行するため、ユーザへの煩わしさを回避することができる。また駆動系電源電圧を遮断する第２の省電力モード（スリープ２）時にも定着器の着脱・交換を監視することができる。
【００４６】
［実施例３］
図１０に本発明の第３実施例の構成を示す。前述説明した符号については説明を省く。図１０において、前述した実施例と同様にＣＰＵ１２は光センサ１２１からの検出信号１５とサーミスタからの検出信号２９をモニタすることによって、搬送ベルト１１３の開閉検知と定着器１１７の着脱を検出し、ユーザの画像形成装置機内へのアクセスを認識する構成としている。
【００４７】
図１１は本発明の第３実施例の動作を表すタイミングチャート、図１２は本発明の第３実施例を説明するフローチャートを示す。以下図１１と図１２を用いて第３実施例を説明する。
【００４８】
図１２のフローチャートにおいて画像形成装置は省電力モードへの移行指示を受けると、機内昇温状態などをチェックした後スリープ１に移行する。スリープ１では駆動系電源電圧３はスイッチング電源２から供給されている。Ｓ３０１ではスリープ中にユーザの機内へのアクセスを監視するために、光センサ１２１は搬送ベルト１１３上に光を照射しモニタを開始する。Ｓ３０２ではスリープ中にＣＰＵ１２は定着器１１７の温度を監視すると共に、定着器１１７が着脱されたか否かを監視するためにサーミスタ電圧のモニタを開始する。
【００４９】
またスリープ１では、Ｓ３０３に示すようにコントローラ部１１からのプリント信号を待機状態にあり、プリント信号があった場合にはＳ３１４に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。この時光センサの出力に変化がなく（搬送ベルトの開閉がなければ）、またサーミスタ１２０の検出電圧に規定（着脱のしきい値）以上の変化がなければ、画像形成装置の内部状態に変化がないとして自己診断を実行しないようにシーケンスを選択することもできる。
【００５０】
Ｓ３０３でプリント信号がない場合はＳ３０４に進み、スリープ２への移行指示を待つ。移行指示があった場合は、機内昇温状態などを監視しスリープ２への移行条件をチェックする（Ｓ３０５）。Ｓ３０４でスリープ２への移行指示がない場合、Ｓ３０７に進み、ユーザが外装カバー１２２を開閉したかどうかをインターロックスイッチ１２３の後段負荷側電圧の有無によってＣＰＵ１２は認識する。外装カバー１２２が開いていない場合には、Ｓ３０３に戻りプリント信号及びスリープ２への移行指示を待つ。外装カバー１２２が開けられた場合、Ｓ３０８に進み光センサの検出電圧によって搬送ベルト１１３の開閉状態を監視する。
【００５１】
Ｓ３０８で搬送ベルトが開けられた場合、光センサ１２１からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信する。そして搬送ベルト１１３及び外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ３１４に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。搬送ベルト１１３が開けられていない場合、Ｓ３０９に進みサーミスタの検出電圧によって定着器１１７の着脱状態を監視する。
【００５２】
定着器１１７が着脱・交換されていない場合、省電力モードは解除しないでＳ３０３に戻りプリント信号及びスリープ２への移行指示を待つ。Ｓ３０９で定着器１１７が着脱・交換された場合、サーミスタ１２０からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信する。そして外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ３１４に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。なお図１１における１番目のスリープ１の期間は、外装カバーのみ開かれ搬送ベルトが開かれていない場合に、２番目のスリープ１の期間は、外装カバーのみ開かれ定着器の着脱・交換が行われていない場合に、それぞれスリープ状態が継続されている様子を示している。
【００５３】
Ｓ３０５に戻り、機内昇温状態などを監視しスリープ２への移行条件を満たした場合にはスリープ２に移行する（Ｓ３０６）。スリープ２への移行に際して、ＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ電圧を停止させるべくスイッチング制御部（Ａ）２１に２４Ｖ ＯＦＦの指示を与える。
【００５４】
Ｓ３１０ではプリント信号があった場合にはＳ３１１に進み、ＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そしてＳ３１４で省電力モードを解除して自己診断を実行する。Ｓ３１０でプリント信号がない場合は、Ｓ３１２に進み光センサの検出電圧によって搬送ベルト１１３の開閉状態を監視する。Ｓ３１２で搬送ベルトが開けられた場合、光センサ１２１からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信し、Ｓ３１１に進みＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そして搬送ベルト１１３及び外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ３１４に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。
【００５５】
Ｓ３１２で搬送ベルト１１３が開けられていない場合、Ｓ３１３に進みサーミスタの検出電圧によって定着器１１７の着脱状態を監視する。Ｓ３１３で定着器１１７が着脱・交換されていない場合、省電力モードは解除しないでＳ３１０に戻りプリント信号を待つ。Ｓ３１３で定着器１１７が着脱・交換された場合、サーミスタ１２０からの検出信号の変化をＣＰＵ１２は受信し、Ｓ３１１に進みＣＰＵ１２はスイッチング電源２に対して２４Ｖ ＯＮの指示を与える。そして外装カバー１２２が閉じた後に、Ｓ３１４に進み省電力モードを解除して自己診断を実行する。
【００５６】
なお図１１における１番目のスリープ２の期間は、外装カバーが開かれ、続いて搬送ベルトが開かれた場合に、２番目のスリープ２の期間は、外装カバーが開かれ、続いて定着器の着脱・交換が行われた場合に、それぞれ外装カバーが閉じた後にスリープ状態が解除される様子を示している。
【００５７】
本実施例３の構成においては、搬送ベルトの開閉及び定着器の着脱の検出をトリガとして画像形成装置内部のアクセス、スリープ解除の判断としたが、画像形成装置の構成によっては画像形成ユニットやスキャナなどを検出のトリガとすることも可能である。
【００５８】
上述説明したように本実施例３の画像形成装置の省電力モードにおいては、第１の省電力モード（スリープ１）時に外装カバー１２２の開閉検知と共に搬送ベルトユニットの開閉検知及び定着器の着脱・交換検知を行うことで、外装カバー１２２のみを開けた場合にユーザの意図しない場面での省電力モードの解除及び自己診断の起動を省き、搬送ベルトユニットを開けた場合には消耗品交換やユニットの着脱など機内へのアクセスがあったと判断し省電力モードを解除し自己診断を実行するため、ユーザへの煩わしさを回避することができる。また駆動系電源電圧を遮断する第２の省電力モード（スリープ２）時にも画像形成装置内部への消耗品交換やユニットの着脱など機内へのユーザのアクセスを監視することができる。
【００５９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置の省電力モードにおける自己診断方法によれば、安価な構成で、駆動系電源電圧を遮断する第２の省電力モード中の画像形成装置内部への消耗品交換やユニットの着脱のためのユーザのアクセスを監視することができる。また省電力モード中に外装カバーのみを開閉した場合に、ユーザの意図しない場面での省電力モードの解除及び自己診断の起動を省き、消耗品交換やユニットの着脱があった場合に省電力モードを解除し自己診断を実行できるため、ユーザへの煩わしさを回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例の構成を示す図
【図２】本発明の実施例に示す、スイッチング電源内部の構成を示す図
【図３】光センサ検知手段の構成を示す図
【図４】本発明の第１実施例の動作を説明するタイミングチャート
【図５】本発明の第１実施例の動作を説明するフローチャート
【図６】本発明の第２実施例の構成を示す図
【図７】サーミスタ検出手段の構成を示す図
【図８】本発明の第２実施例の動作を説明するタイミングチャート
【図９】本発明の第２実施例の動作を説明するフローチャート
【図１０】本発明の第３実施例の構成を示す図
【図１１】本発明の第３実施例の動作を説明するタイミングチャート
【図１２】本発明の第３実施例の動作を説明するフローチャート
【図１３】従来の画像形成装置の構成を示す図
【符号の説明】
１ ＡＣ入力電源
２ スイッチング電源
３、４ 駆動系電源電圧
５ 高圧電源
６ ドラムモータ
７ 搬送モータ
８ スキャナ
９ 制御系電源電圧
１０ エンジン制御部
１１ コントローラ部
１２ ＣＰＵ
１３ その他の制御系電源電圧
１４ 光センサ検知手段
１５ 光センサの検出信号
１６ 駆動系電源電圧のＯＮ／ＯＦＦ信号
１７ 整流ダイオード
１８ 平滑コンデンサ
１９ コンバータ回路部（Ａ）
２０ 駆動系電源ラインの２次側整流部
２１ スイッチング制御部（Ａ）
２２ コンバータ回路部（Ｂ）
２３ 制御系電源ラインの２次側整流部
２４ スイッチング制御部（Ｂ）
２５ ２次側整流部
２６ ５Ｖを生成するレギュレータ
２７ 発光素子
２８ 受光素子
２９ サーミスタの検出信号
１００ 画像形成装置
１０１ 像担持体
１０２ 帯電手段
１０３ レーザ照射光
１０４ スキャナユニット
１０５ 現像手段
１０６ スリーブローラ
１０７ 記録媒体
１０８ 転写手段
１０９ クリーニング手段
１１０ 廃トナーユニット
１１１ 給紙カセット
１１２ ピックアップローラ
１１３ 記録媒体搬送部
１１４ 検出センサ
１１５ レジストローラ
１１６ 吸着ローラ
１１６、１１７ 定着手段
１１８ 定着スリーブローラ
１１９ 定着加圧ローラ
１２０ サーミスタ
１２１ 光センサ
１２２ 外装カバー
１２３ インターロックスイッチ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to self-diagnosis of an image forming apparatus that recognizes that a user has accessed the inside of the image forming apparatus in a power saving mode.
[0002]
[Prior art]
Next, an example of the configuration of the image forming apparatus according to the present invention will be described.
[0003]
FIG. 13 is a diagram illustrating a configuration of the color image forming apparatus 100. In the color image forming apparatus 100 shown in FIG. 13, four image forming units are arranged for each color of cyan (C), magenta (M), yellow (Y), and black (Bk). The respective image forming units are provided with charging units 102C, 102M, 102Y, and 102Bk for uniformly charging the image carriers 101C, 101M, 101Y, and 101Bk and the image carriers 101C to 101Bk to a predetermined potential. Laser scanner units 104C, 104M, 104Y, 104Bk, and image carrier 101C for irradiating laser beams 103C, 103M, 103Y, and 103Bk corresponding to respective color image data onto carriers 101C to 101Bk to form electrostatic latent images. Developing means 105C, 105M, 105Y, 105Bk for developing and visualizing the electrostatic latent image formed on the image bearing members 101C-101Bk, and for sending out the respective color toners in the developing means 105C-105Bk to the image carriers 101C-101Bk. Sleeve rollers 106C, 106M, 106Y, 106Bk Transfer means 108C, 108M, 108Y, 108Bk for transferring the toner image formed on the image carriers 101C to 101Bk to the recording medium 107, and removes the toner remaining on the image carriers 101C to 101Bk after the transfer of the toner. Cleaning means 109C, 109M, 109Y, and 109Bk. Reference numerals 110C, 110M, 110Y, and 110Bk denote waste toner units for storing waste toner.
[0004]
At the lower part of the color image forming apparatus 100, a paper feed cassette 111 containing a recording medium 107 is arranged. A pickup roller 112 for feeding the recording medium and a recording medium conveyance unit 113 for conveying the fed recording medium 107 from the image forming unit to the fixing unit are provided on a conveyance path of the recording medium 107 from the sheet feeding cassette 111. A detection sensor 114 for detecting the leading end of the recording medium 107 and measuring the timing of the image forming process, and waiting for the recording medium 107 to transfer the developer image formed on the image carriers 101C to 101Bk. And a suction roller 116 for electrostatically attracting the recording medium 107 onto the recording medium transport unit 113.
[0005]
The recording medium 107 waiting at the registration rollers 115 is conveyed on a conveying belt 113 arranged to penetrate the image forming section of each color, at a timing of the detection result of the detection sensor 114 and the image forming process, and The toner images are sequentially transferred by the transfer units 108Y to 108Bk. A fixing unit 117 melts and fixes the four color toner images transferred onto the recording medium 107. The inside of the fixing means 117 is in contact with a sleeve roller 118 heated to a predetermined fixing temperature by energizing a heater (not shown), a pressure roller 119 disposed at a position facing the sleeve roller 118, and a surface of the sleeve roller. And a thermistor 120 for monitoring the fixing temperature. The recording medium 107 fixed by the fixing unit 117 is discharged out of the apparatus, and the image forming operation ends.
[0006]
In a color image forming apparatus for forming a color image by sequentially superimposing a plurality of toner images as described above, if the writing start position of each color toner image on the recording medium in the scanning direction and the transport direction is shifted, the color shift occurs. And the image quality is degraded. Therefore, an optical sensor 121 is provided to correct the color misregistration, and C, M, Y, and Bk color toner patterns are formed on the recording medium transport unit 113, and are detected by the optical sensor 121 to form a toner image. The displacement in the scanning direction and the transport direction is measured. The detected signal is sent to the engine CPU of the color image forming apparatus. The engine CPU calculates the amount of color shift from the detected signal, stores it in the internal memory as a color shift correction value, and based on the stored color shift correction value. Then, the writing timing of each color is reset and the color shift between the colors is corrected.
[0007]
In the above-described image forming apparatus, when printing is rarely performed on recording paper having wrinkles, the recording paper may be jammed and stayed in the middle of a transport path inside the apparatus. In such a case, the image forming apparatus requires the user to open a predetermined exterior cover and put his / her hand inside the apparatus when removing a recording sheet that is jammed inside the apparatus. There is a demand for safety in terms of so-called interlock, which mechanically shuts off the power supply of a drive system such as motors and high-voltage circuits so as not to cause injury.
[0008]
In FIG. 13, reference numeral 122 denotes an exterior cover, and reference numeral 123 denotes an interlock switch connected in series to a drive system power supply. When the exterior cover 122 is opened, the interlock switch 123 is opened and interlocked in conjunction with this. The power supply of loads (motors, high-voltage circuits, and the like) connected downstream of the switch 123 is cut off.
[0009]
In the conventional image forming apparatus, the engine CPU of the image forming apparatus opens and closes the outer cover according to the presence or absence of a voltage on the rear side of the interlock switch in order to detect whether or not consumables and the like inside the apparatus are replaced. The self-diagnosis is performed to determine whether consumables inside the apparatus have been replaced by opening and closing the outer cover and whether the apparatus operates normally.
[0010]
On the other hand, in recent years, there has been an increasing movement to reduce standby power consumption of image forming apparatuses. In an image forming apparatus, the power of a drive system unit related to image formation such as motors and a high voltage circuit is particularly large, and the power consumption thereof is very large even in a standby state as compared with a control system unit such as an image controller. ing.
[0011]
For the reasons described above, proposals have conventionally been made to cut off the drive system power supply voltage in the power saving mode.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the interlock system of the image forming apparatus of the above-described conventional example, it is not possible to detect that the user has opened and closed the outer cover because the drive system power supply voltage is cut off during the power saving mode, and consumables are replaced. There is a problem that the image quality may be affected because the unit cannot be detected as being attached or detached.
[0013]
In addition, since there is no monitoring means even when the outer cover is closed, it is not possible to return from the power saving mode, and it is necessary to release the operation from the operation panel or to return by transmitting an image signal. In such a case, there are problems that the method of releasing the setting from the operation panel is cumbersome, and that even if an image signal is transmitted, it takes time for self-diagnosis and it is difficult to print out.
[0014]
Further, in order to cope with such a problem, there is a proposal to provide an interlock switch for a control system power supply line which is not interrupted in the power saving mode next to the interlock switch for cutting off the drive system power supply line. In this case, there is a problem that the wiring inside the device becomes complicated and the cost increases.
[0015]
Further, in the conventional power saving mode, the interlock system that detects the opening and closing of the exterior cover when the drive system power supply voltage is not cut off is used when only the exterior cover is opened and closed and the consumables of the image forming apparatus are not replaced. However, there is a problem that the self-diagnosis is started in a scene that is originally not intended by the user after returning from the energy saving mode.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problem, and has an inexpensive configuration and has a self-diagnosis function capable of monitoring whether or not a user has accessed the inside of an image forming apparatus during a power saving mode. It is intended to provide a device.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made for the purpose of solving the above-mentioned problem, and has the following configuration as one means for achieving the object.
[0018]
That is, the first configuration includes at least one or more image carriers, at least one or more image forming units for forming toner images of different colors on the at least one or more image carriers, and the at least one image carrier. A recording medium that is conveyed to one or more image carriers and transfers a toner image formed on the at least one image carrier, and conveys the recording medium to the at least one image carrier An image forming apparatus comprising: a transport belt that can be opened and closed; and an optical sensor for detecting an image correction toner pattern formed on the transport belt by the at least one or more image forming units. A first power saving mode for reducing power consumption of the device, a second power saving mode for further reducing power consumption in addition to the first power saving mode, A switching power supply that supplies at least two power supply voltages of a drive system power supply voltage and a control system power supply voltage related to an image forming operation; a drive system power supply voltage cutoff unit that cuts off the drive system power supply voltage; An interlock switch that is connected to the line and shuts off the supply of power supply voltage to the drive system load when the outer cover of the image forming apparatus is opened and closed. By monitoring the detection value from the surface of the underlayer, when the detection value of the optical sensor does not change in the first power saving mode, it is saved when the interlock switch is shut off by opening and closing the outer cover. The power mode may not be released. In the second power saving mode, the power saving mode is canceled by recognizing that the user has accessed the inside of the image forming apparatus based on a change in the optical sensor detection value when the transport belt is opened and closed. Can be.
[0019]
The second configuration includes at least one or more image carriers, at least one or more image forming units that form toner images of different colors on the at least one or more image carriers, and the at least one image carrier. A recording medium that is conveyed to the image carrier and transfers a toner image formed on the at least one image carrier, and an opening and closing mechanism that conveys the recording medium to the at least one image carrier An image forming apparatus including a movable conveyance belt and a detachable fixing device for melting and fixing the toner image transferred onto the recording medium, a first method for reducing power consumption of the image forming apparatus. A power-saving mode, a second power-saving mode for further reducing power consumption in addition to the first power-saving mode, and a reduction in a driving system power supply voltage and a control system power supply voltage related to an image forming operation. A switching power supply for supplying at least two or more power supply voltages, a drive system power supply voltage cutoff unit for cutting off the drive system power supply voltage, and an exterior cover of the image forming apparatus connected to the drive system power supply voltage line and opened and closed. An interlock switch for interrupting supply of a power supply voltage to a drive system load, and a thermistor for detecting the temperature of the fixing device, and monitoring the detected value of the thermistor in a power saving mode, thereby achieving the first power saving. In the power mode, when the detected value of the thermistor does not change when the fixing unit is attached or detached, the power saving mode may not be released by shutting off the interlock switch by opening and closing the outer cover. In the second power saving mode, if the detected value of the thermistor changes when the fixing unit is attached or detached, the user recognizes that the user has accessed the inside of the image forming apparatus and cancels the power saving mode. It can be configured.
[0020]
A third configuration includes at least one or more image carriers, at least one or more image forming units that form toner images of different colors on the at least one or more image carriers, and the at least one image carrier. A recording medium that is conveyed to the image carrier and transfers a toner image formed on the at least one image carrier, and an opening and closing mechanism that conveys the recording medium to the at least one image carrier A movable conveyance belt, an optical sensor for detecting a toner pattern for image correction formed on the conveyance belt by the at least one image forming unit, and a toner image transferred onto the recording medium A first power saving mode for reducing power consumption of the image forming apparatus, the first power saving mode for reducing the power consumption of the image forming apparatus. A second power saving mode for further reducing power consumption in addition to the power mode, a switching power supply for supplying at least two power supply voltages of a driving system power supply voltage and a control system power supply voltage related to an image forming operation, A drive system power supply voltage cutoff means for cutting off the drive system power supply voltage, and an interface connected to the drive system power supply voltage line for cutting off the supply of the power supply voltage to the drive system load when an exterior cover of the image forming apparatus is opened and closed. A lock switch, and a thermistor for detecting the temperature of the fixing device, wherein the light source of the optical sensor is made to emit light in the power saving mode, and the detection value of the thermistor is monitored at the same time as monitoring the detection value from the base surface of the conveyor belt. By monitoring, in the first power saving mode, the detection value of the optical sensor does not change and the detection value of the thermistor does not change. If there is no change in when de can be configured not to release the power saving mode by interrupting the interlock switch by opening and closing of the outer cover.
[0021]
Also, in the second power saving mode, when there is a change in the optical sensor detection value when the conveyor belt is opened and closed, or when the thermistor detection value changes when the fixing device is attached or detached. In addition, the power saving mode may be canceled by recognizing that the user has accessed the inside of the image forming apparatus.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Example 1]
FIG. 1 shows the configuration of the first embodiment of the present invention. In FIG. 1, 1 is an AC input power supply, 2 is a switching power supply, and 3 is 24 Vbe, which is a drive system power supply voltage connected to the switching power supply side upstream of the interlock switch 123. In the embodiment of the present invention, the drive system power supply voltage is shown as 24V. Reference numeral 4 denotes 24Vaf, which is a drive system power supply voltage connected to the load side downstream of the interlock switch 123. Reference numeral 5 denotes a high-voltage power supply, 6 denotes a drum motor, 7 denotes a transport motor, and 8 denotes a scanner, each of which is a load of a drive system in the image forming apparatus. Reference numeral 9 denotes a control system power supply voltage, which is 3.3 V in the embodiment of the present invention. Reference numeral 10 denotes an engine control unit, and 11 denotes a controller unit, each of which is a load of a control system in the image forming apparatus.
[0023]
Reference numeral 12 denotes a CPU of the image forming apparatus. Reference numeral 13 denotes another control system power supply voltage, which is 5 V in the embodiment of the present invention. In the configuration of the present invention, 5 V is used as the power supply voltage to the optical sensor 121. Reference numeral 14 denotes an optical sensor detecting unit for monitoring that the user has accessed the inside of the image forming apparatus. Reference numeral 15 denotes a signal for transmitting the detection result of the optical sensor detection unit 14 to the CPU 12, and reference numeral 16 denotes an ON / OFF signal of the drive system power supply voltage (24 V in this embodiment) transmitted from the CPU 14 when shifting to the power saving mode. .
[0024]
FIG. 2 is an example of a schematic configuration inside the switching power supply 2 shown in FIG. In FIG. 2, reference numeral 17 denotes a rectifier diode, reference numeral 18 denotes a smoothing capacitor, and reference numeral 19 denotes a converter circuit unit (A) including a transformer. In this embodiment, a drive system power supply voltage of 24 V is generated. Reference numeral 20 denotes a secondary rectifying unit of the drive system power supply line, and reference numeral 21 denotes a switching control unit (A). The switching control unit (A) feeds back a 24V voltage so as to be constant even when a load change or the like occurs, thereby changing a switching frequency.
[0025]
Reference numeral 22 denotes a converter circuit unit (B) for generating a control system power supply voltage; 23, a secondary rectification unit of the control system power supply line; and 24, a switching control unit (B), which is a 3.3V voltage which is a control system power supply voltage. The feedback is performed to vary the switching frequency so that the switching frequency becomes constant even when a load change or the like occurs. Reference numeral 25 denotes a secondary rectifier, and reference numeral 26 denotes a regulator that generates 5 V from a secondary voltage (> 5 V) generated from the same converter circuit (B) as the control system power supply voltage of 3.3 V. In the above-described configuration, when a 24V OFF signal is sent from the CPU 12, the switching control unit (A) stops the switching operation and turns off 24V.
[0026]
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of the optical sensor detecting means 14. 3A illustrates a state in which the transport belt 113 is closed, and FIG. 3B illustrates a state in which the transport belt 113 is open. The optical sensor 121 includes a light emitting element 27 and a light receiving element 28. When the transport belt 113 is closed, the reflected light of the light emitted from the light emitting element 27 is received by the light receiving element 28, and shows a detection voltage value corresponding to the amount of received light as shown in FIG.
[0027]
On the other hand, when the transport belt is open, the reflected light of the light emitted from the light emitting element 27 is not received by the light receiving element 28, and the detection voltage value is around 0V. If the threshold value for opening and closing is set between these two points, the opening and closing of the transport belt can be detected.
[0028]
FIG. 4 is a timing chart showing the operation of the first embodiment of the present invention, and FIG. 5 is a flowchart for explaining the first embodiment of the present invention. The first embodiment will be described below with reference to FIGS.
[0029]
In the flowchart of FIG. 5, when the image forming apparatus receives the instruction to shift to the power saving mode, the image forming apparatus shifts to sleep 1 after checking the internal temperature rise state and the like. In sleep 1, the drive system power supply voltage 3 is supplied from the switching power supply 2. In S101, the optical sensor 121 irradiates light onto the transport belt 113 to start monitoring in order to monitor the user's access to the cabin during sleep. In sleep 1, as shown in S102, a print signal from the controller unit 11 is in a standby state, and when there is a print signal, the process proceeds to S111 to release the power saving mode and execute self-diagnosis. At this time, if there is no change in the output of the optical sensor (there is no opening / closing of the transport belt), the sequence may be selected so that the self-diagnosis is not executed on the assumption that there is no change in the internal state of the image forming apparatus.
[0030]
If there is no print signal in S102, the process proceeds to S103 and waits for an instruction to shift to sleep 2. If there is a transfer instruction, the internal temperature rise state and the like are monitored and the condition for shifting to sleep 2 is checked (S104). If there is no instruction to shift to sleep 2 in S103, the process proceeds to S106, and the CPU 12 recognizes whether or not the user has opened and closed the exterior cover 122 based on the presence or absence of the load on the subsequent stage of the interlock switch 123. If the exterior cover 122 is not open, the process returns to S102 and waits for a print signal and an instruction to shift to sleep 2. When the outer cover 122 is opened, the process proceeds to S107, and the open / close state of the transport belt 113 is monitored based on the detection voltage of the optical sensor. If the transport belt 113 has not been opened, the process returns to S102 without canceling the power saving mode, and waits for a print signal and an instruction to shift to sleep 2.
[0031]
When the transport belt is opened in S107, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the optical sensor 121. Then, after the transport belt 113 and the outer cover 122 are closed, the process proceeds to S111, where the power saving mode is canceled and the self-diagnosis is executed. Note that, during a sleep 1 period in FIG. 4, a state in which the sleep state is continued when only the outer cover is opened and the transport belt is not opened is illustrated.
[0032]
Returning to S104, monitoring the temperature rise state in the apparatus and the like, and shifting to sleep 2 when the condition for shifting to sleep 2 is satisfied (S105). At the time of transition to sleep 2, the CPU 12 gives the switching control unit (A) 21 an instruction of 24V OFF to stop the switching power supply 2 at the 24V voltage. In S108, if there is a print signal, the process proceeds to S110, and the CPU 12 gives an instruction of 24V ON to the switching power supply 2. Then, in step S111, the power saving mode is canceled to execute a self-diagnosis. If there is no print signal in S108, the process proceeds to S109, and the open / close state of the transport belt 113 is monitored based on the detection voltage of the optical sensor.
[0033]
If the transport belt 113 has not been opened in S109, the process returns to S108 without canceling the power saving mode and waits for a print signal. When the transport belt is opened in S109, the CPU 12 receives the change in the detection signal from the optical sensor 121, and proceeds to S110, where the CPU 12 gives the switching power supply 2 an instruction of 24V ON. Then, after the transport belt 113 and the outer cover 122 are closed, the process proceeds to S111, where the power saving mode is canceled and the self-diagnosis is executed. Note that, during the sleep 2 period in FIG. 4, when the exterior cover is opened and the transport belt is subsequently opened, the sleep state is released after the exterior cover is closed.
[0034]
In the configuration of the first embodiment, the detection of the opening and closing of the conveyance belt is used as a trigger to determine the access inside the image forming apparatus and the release of the sleep mode. It can also be used as a trigger for detection.
[0035]
As described above, in the power saving mode of the image forming apparatus of the first embodiment, in the first power saving mode (Sleep 1), the open / close detection of the transport belt unit and the open / close detection of the transport belt unit are performed in the first power save mode. When only the cover 122 is opened, the release of the power saving mode and the start of the self-diagnosis in a scene unintended by the user are omitted. Since it is determined that there is a power saving mode and the self-diagnosis is executed and the self-diagnosis is executed, it is possible to avoid trouble for the user. Further, even in the second power saving mode (sleep 2) in which the drive system power supply voltage is cut off, it is possible to monitor user access to the inside of the image forming apparatus such as replacement of consumables in the image forming apparatus and attachment / detachment of the unit.
[0036]
[Example 2]
FIG. 6 shows the configuration of the second embodiment of the present invention. The description of the symbols described above is omitted. In FIG. 6, reference numeral 29 denotes an output signal from the thermistor, and a signal obtained by converting the temperature of the fixing device 117 into a voltage is sent to the CPU 12. The configuration is such that a user's access to the fixing device is recognized based on a change in the thermistor voltage due to attachment and detachment of the fixing device.
[0037]
7A is a schematic diagram of a detection circuit of the thermistor, and FIG. 7B is a diagram showing a detection voltage of the thermistor with respect to the temperature of the fixing device 117. In FIG. 7B, when the reference power supply of the detection circuit is set to 3.3 V, the detection voltage of the thermistor when the temperature of the fixing device 117 is room temperature (25 degrees) is around 3 V. When the temperature control of the fixing device starts and reaches the target temperature (180 degrees in this embodiment), the voltage is around 0.7 V. When the fixing device 117 is attached and detached, the output voltage is stuck to Vcc (3.3 V) because the detection circuit and the thermistor are separated.
[0038]
FIG. 8 is a timing chart showing the operation of the second embodiment of the present invention, and FIG. 9 is a flowchart for explaining the second embodiment of the present invention. The second embodiment will be described below with reference to FIGS.
[0039]
In the flowchart of FIG. 9, when the image forming apparatus receives an instruction to shift to the power saving mode, the image forming apparatus shifts to sleep 1 after checking an internal temperature rise state and the like. In sleep 1, the drive system power supply voltage 3 is supplied from the switching power supply 2. In S201, during sleep, the CPU 12 monitors the temperature of the fixing device 117 and starts monitoring the thermistor voltage in order to monitor whether the fixing device 117 is attached or detached. In sleep 1, a print signal from the controller unit 11 is in a standby state as shown in S202, and if there is a print signal, the process proceeds to S211 to release the power saving mode and execute a self-diagnosis. At this time, if the detected voltage of the thermistor 120 does not change more than a specified value (threshold value for attachment / detachment), the sequence may be selected so that the self-diagnosis is not executed because the attachment / detachment / exchange of the fixing device 117 is not performed.
[0040]
If there is no print signal in S202, the process proceeds to S203 and waits for an instruction to shift to sleep 2. If there is a transfer instruction, the apparatus monitors the in-machine temperature rising state and the like, and checks a condition for shifting to sleep 2 (S204). If there is no instruction to shift to sleep 2 in S203, the process proceeds to S206, and the CPU 12 recognizes whether or not the user has opened and closed the outer cover 122 based on the presence or absence of the load on the subsequent stage of the interlock switch 123. If the exterior cover 122 is not open, the process returns to S202 and waits for a print signal and an instruction to shift to sleep 2. If the outer cover 122 is opened, the process proceeds to S207, and the state of attachment / detachment of the fixing device 117 is monitored based on the detection voltage of the thermistor. If the fixing unit 117 has not been attached / detached / replaced, the process returns to step S202 without canceling the power saving mode, and waits for a print signal and an instruction to shift to sleep 2.
[0041]
When the fixing device 117 is detached or replaced in S207, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the thermistor 120. Then, after the outer cover 122 is closed, the process proceeds to S211 to release the power saving mode and execute a self-diagnosis. Note that, during a sleep 1 period in FIG. 8, a state in which the sleep state is continued when only the outer cover is opened and the attachment / detachment / replacement of the fixing unit is not performed.
[0042]
Returning to S204, the apparatus monitors the in-machine temperature rising state and the like, and shifts to sleep 2 when the condition for shifting to sleep 2 is satisfied (S205). At the time of transition to sleep 2, the CPU 12 gives the switching control unit (A) 21 an instruction of 24V OFF to stop the switching power supply 2 at the 24V voltage. In S208, if there is a print signal, the process proceeds to S210, and the CPU 12 gives an instruction of 24V ON to the switching power supply 2. Then, in step S211, the self-diagnosis is executed by releasing the power saving mode.
[0043]
If there is no print signal in S208, the flow advances to S209 to monitor the state of attachment / detachment of the fixing device 117 based on the detection voltage of the thermistor. If the fixing unit 117 has not been attached or detached or replaced in S209, the process returns to S208 without canceling the power saving mode and waits for a print signal. When the fixing device 117 is detached or replaced in S209, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the thermistor 120, and proceeds to S210, where the CPU 12 gives the switching power supply 2 an instruction of 24V ON. Then, after the outer cover 122 is closed, the process proceeds to S211 to release the power saving mode and execute a self-diagnosis.
[0044]
Note that, during the period of sleep 2 in FIG. 8, when the exterior cover is opened and then the fixing unit is attached / detached / replaced, the sleep state is released after the exterior cover is closed.
[0045]
As described above, in the power saving mode of the image forming apparatus according to the second embodiment, in the first power saving mode (Sleep 1), the opening / closing of the outer cover 122 is detected and the attachment / detachment / replacement of the fixing unit is detected. When only the outer cover 122 is opened, the power saving mode is not released and the self-diagnosis is not started in a scene unintended by the user, and the power-saving mode is released and the self-diagnosis is performed when the fixing unit is detached or replaced. Is executed, it is possible to avoid trouble for the user. Also, in the second power saving mode (Sleep 2) in which the drive system power supply voltage is cut off, the attachment / detachment / replacement of the fixing device can be monitored.
[0046]
[Example 3]
FIG. 10 shows the configuration of the third embodiment of the present invention. The description of the symbols described above is omitted. In FIG. 10, the CPU 12 monitors the detection signal 15 from the optical sensor 121 and the detection signal 29 from the thermistor to detect the opening / closing of the conveyor belt 113 and the attachment / detachment of the fixing device 117 as in the above-described embodiment. The configuration recognizes a user's access to the inside of the image forming apparatus.
[0047]
FIG. 11 is a timing chart showing the operation of the third embodiment of the present invention, and FIG. 12 is a flowchart for explaining the third embodiment of the present invention. The third embodiment will be described below with reference to FIGS.
[0048]
In the flowchart of FIG. 12, when the image forming apparatus receives the instruction to shift to the power saving mode, the image forming apparatus shifts to sleep 1 after checking the internal temperature rise state and the like. In sleep 1, the drive system power supply voltage 3 is supplied from the switching power supply 2. In step S301, the optical sensor 121 irradiates light onto the transport belt 113 and starts monitoring to monitor the user's access to the cabin during sleep. In S302, during sleep, the CPU 12 monitors the temperature of the fixing device 117 and starts monitoring the thermistor voltage in order to monitor whether the fixing device 117 is attached or detached.
[0049]
In sleep 1, as shown in S303, a print signal from the controller unit 11 is in a standby state, and if there is a print signal, the process proceeds to S314 to release the power saving mode and execute a self-diagnosis. At this time, if the output of the optical sensor does not change (unless the conveyor belt is opened or closed), and if the detected voltage of the thermistor 120 does not change more than a specified value (threshold for detachment), the internal state of the image forming apparatus changes. The sequence can be selected so that the self-diagnosis is not performed as no.
[0050]
If there is no print signal in S303, the process proceeds to S304 and waits for an instruction to shift to sleep 2. If there is a transition instruction, the apparatus monitors the internal temperature rise state and checks the transition condition to sleep 2 (S305). If there is no transition instruction to the sleep 2 in S304, the process proceeds to S307, and the CPU 12 recognizes whether or not the user has opened and closed the outer cover 122 based on the presence or absence of the subsequent load side voltage of the interlock switch 123. If the exterior cover 122 is not open, the process returns to S303 and waits for a print signal and an instruction to shift to sleep 2. When the exterior cover 122 is opened, the process proceeds to S308, and the open / closed state of the transport belt 113 is monitored based on the detection voltage of the optical sensor.
[0051]
When the transport belt is opened in S308, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the optical sensor 121. Then, after the transport belt 113 and the outer cover 122 are closed, the process proceeds to S314, where the power saving mode is canceled, and the self-diagnosis is executed. If the transport belt 113 has not been opened, the process proceeds to step S309, and the state of attachment / detachment of the fixing device 117 is monitored based on the detection voltage of the thermistor.
[0052]
If the fixing device 117 has not been attached or detached or replaced, the process returns to S303 without canceling the power saving mode, and waits for a print signal and an instruction to shift to sleep 2. When the fixing device 117 is detached or replaced in S309, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the thermistor 120. Then, after the outer cover 122 is closed, the process proceeds to S314, where the power saving mode is canceled and the self-diagnosis is executed. In the first sleep 1 period shown in FIG. 11, when only the outer cover is opened and the transport belt is not opened, in the second sleep 1 period, only the outer cover is opened and the fixing unit is attached / detached / replaced. When the sleep state is not set, the state in which the sleep state is continued is shown.
[0053]
The process returns to S305, and monitors the internal temperature rise state, and shifts to sleep 2 when the condition for shifting to sleep 2 is satisfied (S306). At the time of transition to sleep 2, the CPU 12 gives the switching control unit (A) 21 an instruction of 24V OFF to stop the switching power supply 2 at the 24V voltage.
[0054]
In S310, if there is a print signal, the process proceeds to S311 and the CPU 12 gives an instruction of 24V ON to the switching power supply 2. Then, in step S314, the power saving mode is canceled and the self-diagnosis is executed. If there is no print signal in step S310, the process advances to step S312 to monitor the open / closed state of the transport belt 113 based on the detection voltage of the optical sensor. When the conveyor belt is opened in S312, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the optical sensor 121, proceeds to S311 and gives the switching power supply 2 an instruction of 24V ON. Then, after the transport belt 113 and the outer cover 122 are closed, the process proceeds to S314, where the power saving mode is canceled, and the self-diagnosis is executed.
[0055]
If the transport belt 113 has not been opened in step S312, the process advances to step S313 to monitor the state of attachment / detachment of the fixing device 117 based on the detection voltage of the thermistor. If the fixing unit 117 has not been detached or replaced in S313, the process returns to S310 without canceling the power saving mode and waits for a print signal. If the fixing device 117 is attached or detached or replaced in S313, the CPU 12 receives a change in the detection signal from the thermistor 120, and proceeds to S311 to give the switching power supply 2 an instruction of 24V ON. Then, after the outer cover 122 is closed, the process proceeds to S314, where the power saving mode is canceled and the self-diagnosis is executed.
[0056]
In addition, when the outer cover is opened during the first sleep 2 period in FIG. 11 and then the transport belt is opened, the outer cover is opened during the second sleep 2 period, and then the fixing unit is opened. In the case where attachment / detachment / replacement is performed, a state in which the sleep state is released after the outer cover is closed is shown.
[0057]
In the configuration of the third embodiment, the detection of the opening / closing of the transport belt and the attachment / detachment of the fixing device is used as a trigger to determine the access inside the image forming apparatus and the release of the sleep mode. It is also possible to use such as a detection trigger.
[0058]
As described above, in the power saving mode of the image forming apparatus according to the third embodiment, in the first power saving mode (Sleep 1), the opening and closing of the outer cover 122 is detected, the opening and closing of the transport belt unit, and the attachment / detachment of the fixing unit. By performing the replacement detection, it is possible to eliminate the release of the power saving mode and the activation of the self-diagnosis in a scene not intended by the user when only the outer cover 122 is opened, and to replace the consumables or the unit when the transport belt unit is opened. Since it is determined that there is access to the inside of the device such as attachment / detachment, the power saving mode is canceled and the self-diagnosis is executed, so that it is possible to avoid troublesomeness for the user. Further, even in the second power saving mode (sleep 2) in which the drive system power supply voltage is cut off, it is possible to monitor user access to the inside of the image forming apparatus such as replacement of consumables in the image forming apparatus and attachment / detachment of the unit.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, according to the self-diagnosis method of the image forming apparatus in the power saving mode according to the present invention, the self-diagnosis method can be performed with an inexpensive configuration to cut the drive system power supply voltage into the image forming apparatus in the second power saving mode. It is possible to monitor the user's access for replacement of consumables and attachment / detachment of the unit. In addition, when only the outer cover is opened and closed during the power saving mode, the power saving mode is not released and the self-diagnosis is not started in situations that are not intended by the user. Can be canceled and the self-diagnosis can be executed, so that there is an effect that the trouble for the user can be avoided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an internal configuration of a switching power supply according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of an optical sensor detecting unit.
FIG. 4 is a timing chart illustrating the operation of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of the first embodiment of the present invention;
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration of a thermistor detection unit;
FIG. 8 is a timing chart for explaining the operation of the second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart for explaining the operation of the second embodiment of the present invention;
FIG. 10 is a diagram showing a configuration of a third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a timing chart illustrating the operation of the third embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart illustrating the operation of the third embodiment of the present invention.
FIG. 13 illustrates a configuration of a conventional image forming apparatus.
[Explanation of symbols]
1 AC input power supply
2 Switching power supply
3, 4 Drive system power supply voltage
5 High voltage power supply
6 Drum motor
7 Transport motor
8 Scanner
9 Control system power supply voltage
10 Engine control unit
11 Controller
12 CPU
13 Other control system power supply voltage
14 Optical sensor detection means
15 Detection signal of optical sensor
16 ON / OFF signal of drive system power supply voltage
17 Rectifier diode
18 Smoothing capacitor
19 Converter circuit (A)
20 Secondary side rectifier of drive system power line
21 Switching control unit (A)
22 Converter circuit section (B)
23 Secondary rectifier of control system power line
24 Switching control unit (B)
25 Secondary rectifier
Regulator that generates 265V
27 Light-emitting element
28 light receiving element
29 Thermistor detection signal
100 Image forming apparatus
101 Image carrier
102 Charging means
103 Laser irradiation light
104 Scanner unit
105 developing means
106 Sleeve roller
107 Recording medium
108 transfer means
109 Cleaning means
110 Waste toner unit
111 paper cassette
112 Pickup roller
113 Recording medium transport unit
114 detection sensor
115 Registration roller
116 Suction roller
116, 117 fixing means
118 fusing sleeve roller
119 fixing pressure roller
120 thermistor
121 Optical Sensor
122 Exterior cover
123 interlock switch
