【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の光学機器に用いられる光量調節装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラなどの光学機器には、絞り口径を切り替えることにより光量調節を行う光量調節装置が内蔵されている。この光量調節装置は、例えば、開放絞り口径よりも小さい口径の絞り開口を有した少なくとも１ 枚の絞り羽根と、この絞り羽根を保持する地板とを備えている。絞り羽根は、前記絞り開口を光軸上に挿入する挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で移動自在に取り付けられる。地板には、絞り羽根の他、この絞り羽根を駆動する電磁駆動ユニットが設けられるので、強度の高い材料、例えば、ポリカーボネート等の硬質の樹脂で成形される。この地板上には、絞り羽根との当接により、前記絞り羽根を前記挿入位置及び退避位置に規制するストッパ（規制部材）が一体に形成される（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
近年のデジタルスチルカメラは、動画記録が出来るものが一般的であり、動画の記録と同時に内蔵されたマイクにより、音声も記録できるようになっている。動画記録中に、直射日光の当たっている被写体から日陰の被写体へパンしたときや、逆に日陰の被写体から直射日光の当たっている被写体へパンしたとき等のように、光量が急激に変化すると、光量を調節する為に前記絞り羽根が前記挿入位置と退避位置との間を移動する。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−７５１４３号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光量調節装置は、ストッパが地板と同じ材料（硬質の樹脂）で形成されているので、絞り羽根とストッパとの衝突音が大きく、動画記録途中に絞りが切り替わると、マイクが衝突音を拾い、それが雑音として記録されてしまうという問題があった。このため、絞り羽根とストッパとの衝突音をできるだけ小さくしたいという要望があった。
【０００６】
本発明は、絞り羽根とストッパとの衝突音が小さい光量調節装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の光量調節装置は、絞り羽根を規制するストッパを、絞り羽根が取り付けられる地板よりも反発性の低い部材、例えば、ゴムなどの弾性部材や、フェルト等の柔らかい繊維状の材料で形成したことを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１に示す光量調節装置１０は、例えば、デジタルスチルカメラのレンズ鏡筒内に組み込まれる。光量調節装置１０は、基板部材である地板１１、この地板１１に保持される絞り羽根１３及びシャッタ羽根１４、これら各羽根１３，１４を地板１１とともに挟み込むように覆う羽根押さえ板１６からなる。地板１１には、シャッタ羽根１４及び絞り羽根１３のそれぞれを駆動するための電磁駆動ユニット１７が２つ設けられており、各電磁駆動ユニット１７は地板１１の下面に固定されている。電磁駆動ユニット１７には、回転軸１７ａと駆動ピン１７ｂが設けられている。それぞれが地板１１の上面に突出している。駆動ピン１７ｂは、地板１１に形成された扇形の開口１１ｂに挿通されている。絞り羽根１３及びシャッタ羽根１４は、それぞれ回転軸１７ａに回動自在に取り付けられ、駆動ピン１７ｂによって駆動される。
【０００９】
地板１１及び羽根押さえ板１６は、それぞれポリカーボネート等の硬質の樹脂で形成されている。地板１１と羽根押さえ板１６の中央部には、それぞれ開口１１ａ，１６ａが形成されている。これら開口１１ａ，１６ａは光軸１８上に配置されており、開放絞りとなる。地板１１上には、羽根押さえ板１６の取り付け脚となるボス１９ａ，１９ｂが設けられている。ボス１９ａ，１９ｂには、ネジ穴が形成されており、羽根押さえ板１６は、これをボス１９ａ，１９ｂ上に配置した状態でネジ２１によってネジ止めされる。ボス１９ａ，１９ｂの高さは絞り羽根１３及びシャッタ羽根１４が走行する適宜な空隙が設けられるように決められる。
【００１０】
シャッタ羽根１４には、軸穴１４ｂと長穴１４ｃとが形成されている。軸穴１４ｂには回転軸１７ａが、長穴１４ｃには駆動ピン１７ｂがそれぞれが挿通される。シャッタ羽根１４は、駆動ピン１７ｂが移動することにより、その遮蔽部１４ａを光軸１８に挿入する挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で回動する。地板１１上には、このシャッタ羽根１４の回動範囲を規制するストッパ２２ａ，２２ｂが形成されている。ストッパ２２ａ，２２ｂは、例えば、地板１１と一体に形成される。シャッタ羽根１４は、各ストッパ２２ａ，２２ｂと当接することにより、前記挿入位置及び退避位置で静止する。
【００１１】
絞り羽根１３には、開口１１ａ及び開口１６ａよりも小径の絞り開口１３ａが形成されており、また、シャッタ羽根１４と同様に、回転軸１７ａが挿通される軸穴１３ｂと、駆動ピン１７ｂが挿通される長穴１３ｃとが形成されている。絞り羽根１３は、地板１１上に回転軸１７ａを中心に回動自在に保持されており、図２に示すように、絞り開口１３ａが光軸１８上に挿入される挿入位置と、図３に示すように、この挿入位置から退避する退避位置との間で回動する。
【００１２】
地板１１上には、絞り羽根１３の回動範囲を規制するストッパ３６ａ，３６ｂが設けられている。ストッパ３６ａは、絞り羽根１３と当接することにより、絞り羽根１３を挿入位置に規制し、他方、ストッパ３６ｂは、絞り羽根１３と当接することにより、絞り羽根１３を退避位置に規制する。各ストッパ３６ａ，３６ｂは、地板１１に使用される材料よりも、反発性が低い弾性部材であるゴムで形成されている。こうすることで、絞り羽根１３と各ストッパ３６ａ，３６ｂとが衝突したときに発生する衝突音が軽減されるようにしている。
【００１３】
各ストッパ３６ａ，３６ｂは、例えば、接着剤により地板１１に固定される。羽根押さえ板１６には、各ストッパ３６ａ，３６ｂが地板１１から外れないように、各ストッパ３６ａ，３６ｂをその上面から押さえつけるストッパ押さえ部材３７ａ，３７ｂが設けられている。
【００１４】
電磁駆動ユニット１７は、マグネットロータ４６、ステータヨーク４７、電磁コイル４８、マグネットカバー４９からなる。マグネットロータ４６は、回転軸１７ａと駆動ピン１７ｂが設けられた駆動レバー３１と、この駆動レバー３１の下面に取り付けられた永久磁石５２とからなる。駆動レバー５１の下面には、回転軸１７ａが突きだしており、この回転軸１７ａを永久磁石３２に圧入することにより、駆動レバー５１に永久磁石５２が固定される。なお、インサート成形により、駆動レバー５１と永久磁石５２とを固定してもよい。回転軸１７ａの下端は、マグネットカバー４９の軸受け穴４９ａと嵌合して保持される。
【００１５】
永久磁石５２の外周面は、２極に着磁されて磁極が形成されている。ステータヨーク４７は、軟磁性材料を複数枚積層してそれらを連結したものである。このステータヨーク４７には、導線からなる電磁コイル４８が取り付けられている。永久磁石５２の外周面は、ステータヨーク４７によって包囲される。
【００１６】
マグネットロータ４６の全回転角度は、例えば、５０°であり、永久磁石５２の磁極とステータヨーク４７の配置関係は、マグネットロータ４６の全回転角度の中間点である２５°の位置で、永久磁石５２とステータヨーク４７との間に作用する吸引力（デイテント力）がゼロとなり、マグネットロータ４６が０°又は５０°の位置にある時にデイテント力が最大となるようにしている。電磁コイル４８の通電がオフされている時には、ステータヨーク４７が非励磁状態にあり、永久磁石５２とステータヨーク４７との間に作用するデイテント力によって、マグネットロータ４６が０°又は５０°の位置に保持される。
【００１７】
この状態から、電磁コイル４８に電流を流す（通電オン）と、ステータヨーク４７とマグネットロータ２０との間に吸引力と反発力が生じ、マグネットロータ２０が回転する。この吸引力と反発力が作用する方向は、電磁コイル４８に電流を流す向きによって切り替わるようになっている。これにより電磁コイル４８に通電することで、マグネットロータ２０を０°と５０°の間で回動させることができる。そして、上述したとおり、マグネットロータ４６が０°又は５０°の位置にあるときには、電磁コイル４８の通電をオフしても、マグネットロータ４６と永久磁石５２との間にはデイテント力が作用するので、このデイテント力によってマグネットロータ４６を０°又は５０°の位置で静止させることができる。
【００１８】
以下、上記構成による作用について説明する。デジタルスチルカメラで動画を撮影する場合には、動画の記録とともにマイクによって音声が記録される。被写体の輝度が変化した場合には、光量調節装置１０が作動して、絞りが切り替えられる。電磁駆動ユニット１７の駆動により、絞り羽根１４が挿入位置及び退避位置の一方の位置から他方へ回動すると、絞り羽根１４が各ストッパ３６ａ，３６ｂのいずれかと当接して停止する。各ストッパ３６ａ，３６ｂは、ゴムによって形成されているから、当接時の衝突音が小さい。このため、この衝突音がマイクによって拾われることはないので、ノイズのない動画を撮影することができる。
【００１９】
図４に示す光量調節装置６１は、絞り羽根１３とシャッタ羽根１４との間に仕切板６２を配置した例である。なお、上述の第１の実施形態と同一の部材については同一符号を用いる。仕切板６２には、開口１１ａ及び開口１６ａと対応する位置に開放絞りとなる開口６２ａが形成されており、開口１１ｂに対応する位置には、開口６２ｂが形成されている。この開口６２ｂから駆動ピン１７ｂが突出する。この仕切板６２を介して、絞り羽根１３は地板１１に保持される。絞り羽根１３のストッパ３６ａ，３６ｂは、仕切板６２に取り付けられる。
【００２０】
また、図５に示すように、絞り羽根１３の絞り開口１３ａに対応する位置にＮＤフイルタ７１を配置してもよい。ＮＤフイルタ７１は、接着剤により絞り羽根１３に固定される。また、絞り羽根自体を透明なＮＤフイルタの素材を使用して形成してもよい。
【００２１】
なお、絞り羽根のストッパの材料として、ゴムを用いた例で説明したが、フェルトや不織布、或いは合成皮革等のように、軟らかい繊維を基材とする材料を用いてもよく、この場合でもゴムを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
【００２２】
なお、本発明の光量調節装置を、デジタルスチルカメラに組み込んだ例で説明したが、デジタルスチルカメラ以外にも、例えば、ビデオカメラなどの各種光学機器に適用することができる。
【００２３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、絞り開口を設けた絞り羽根を光軸に出し入れして、光量を調節する光量調節装置に於いて、絞り羽根を突き当てて位置決めする規制部材を、反発性の低い部材、とりわけゴム等の軟らかい材質で構成することにより、絞り羽根が規制部材へ衝突するときの衝突音が小さい光量調節装置を提供することができる。これにより、動画記録中に絞り羽根が作動しても、前記衝突音がノイズとしてマイクへ拾われてしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の光量調節装置の分解斜視図である。
【図２】絞りが小絞りのときの絞り羽根の位置を示す説明図である。
【図３】絞りが開放絞りのときの絞り羽根の位置を示す説明図である。
【図４】シャッタ羽根と絞り羽根の間に仕切板を設けた光量調節装置の説明図である。
【図５】絞り羽根にＮＤフイルタを設けた例を示す説明図である。
【符号の説明】
１０ 光量調節装置
１１ 地板
１３ 絞り羽根
１３ａ 絞り開口
１７ 電磁駆動ユニット
３６ａ，３６ｂ ストッパ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a light amount adjusting device used in an optical apparatus such as a digital camera.
[0002]
[Prior art]
Optical devices such as digital still cameras incorporate a light amount adjustment device that adjusts the amount of light by switching the aperture. The light quantity adjusting device includes, for example, at least one diaphragm blade having a diaphragm opening having a smaller aperture than the open diaphragm aperture, and a ground plate that holds the diaphragm blade. The diaphragm blades are mounted so as to be movable between an insertion position where the diaphragm opening is inserted on the optical axis and a retraction position where the diaphragm opening is retracted from the insertion position. Since the base plate is provided with an electromagnetic drive unit that drives the diaphragm blades in addition to the diaphragm blades, the base plate is formed of a high-strength material, for example, a hard resin such as polycarbonate. A stopper (regulating member) that restricts the diaphragm blade to the insertion position and the retracted position is integrally formed on the base plate by contact with the diaphragm blade (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
In recent years, a digital still camera is generally capable of recording a moving image, and can record a sound with a built-in microphone simultaneously with the recording of the moving image. During video recording, if the light intensity changes abruptly, such as when panning from a subject exposed to direct sunlight to a shaded subject, or conversely panning from a subject exposed to direct sunlight to a subject exposed to direct sunlight, etc. In order to adjust the amount of light, the diaphragm blade moves between the insertion position and the retracted position.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-75143
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional light quantity control device, the stopper is made of the same material (hard resin) as the main plate, so the collision noise between the diaphragm blades and the stopper is loud, and the microphone collides when the diaphragm switches during movie recording. There was a problem that the sound was picked up and recorded as noise. For this reason, there has been a desire to minimize the collision noise between the aperture blade and the stopper.
[0006]
An object of this invention is to provide the light quantity adjustment apparatus with a small collision sound with an aperture blade and a stopper.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the light amount adjusting device of the present invention, the stopper for restricting the diaphragm blade is formed of a member having a low resilience than the ground plate to which the diaphragm blade is attached, for example, an elastic member such as rubber, or a soft fibrous material such as felt. It is characterized by that.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A light amount adjusting device 10 shown in FIG. 1 is incorporated in, for example, a lens barrel of a digital still camera. The light quantity adjusting device 10 includes a base plate 11 that is a substrate member, a diaphragm blade 13 and a shutter blade 14 that are held by the base plate 11, and a blade pressing plate 16 that covers the blades 13 and 14 together with the base plate 11. The base plate 11 is provided with two electromagnetic drive units 17 for driving the shutter blades 14 and the diaphragm blades 13, and each electromagnetic drive unit 17 is fixed to the lower surface of the base plate 11. The electromagnetic drive unit 17 is provided with a rotating shaft 17a and a drive pin 17b. Each protrudes from the upper surface of the main plate 11. The drive pin 17 b is inserted through a fan-shaped opening 11 b formed in the main plate 11 . The aperture blade 13 and the shutter blade 14 are rotatably attached to a rotating shaft 17a, and are driven by a driving pin 17b.
[0009]
The base plate 11 and the blade pressing plate 16 are each formed of a hard resin such as polycarbonate. Openings 11 a and 16 a are formed in the central portions of the base plate 11 and the blade pressing plate 16, respectively. These openings 11a and 16a are disposed on the optical axis 18 and serve as an open stop. On the base plate 11, bosses 19a and 19b serving as attachment legs of the blade pressing plate 16 are provided. Screw holes are formed in the bosses 19a and 19b, and the blade pressing plate 16 is screwed with screws 21 in a state where the blade pressing plate 16 is disposed on the bosses 19a and 19b. The heights of the bosses 19a and 19b are determined so as to provide appropriate gaps for the diaphragm blades 13 and the shutter blades 14 to travel.
[0010]
The shutter blade 14 has a shaft hole 14b and a long hole 14c. A rotating shaft 17a is inserted into the shaft hole 14b, and a driving pin 17b is inserted into the elongated hole 14c. When the drive pin 17b moves, the shutter blade 14 rotates between an insertion position for inserting the shielding portion 14a into the optical axis 18 and a retreat position for retracting from the insertion position. On the base plate 11, stoppers 22a and 22b for restricting the rotation range of the shutter blade 14 are formed. The stoppers 22a and 22b are formed integrally with the base plate 11, for example. The shutter blade 14 comes to rest at the insertion position and the retracted position by contacting the stoppers 22a and 22b.
[0011]
The aperture blade 13 is formed with an aperture aperture 13a having a diameter smaller than that of the aperture 11a and the aperture 16a. Similarly to the shutter blade 14, the shaft hole 13b through which the rotary shaft 17a is inserted and the drive pin 17b are inserted. A long hole 13c is formed. The diaphragm blades 13 are held on the base plate 11 so as to be rotatable about a rotation shaft 17a. As shown in FIG. 2, the diaphragm aperture 13a is inserted into the optical axis 18 as shown in FIG. As shown, it rotates between this insertion position and the retracted position.
[0012]
On the base plate 11, stoppers 36a and 36b for restricting the rotation range of the aperture blade 13 are provided. The stopper 36a contacts the diaphragm blade 13 to restrict the diaphragm blade 13 to the insertion position, while the stopper 36b contacts the diaphragm blade 13 to restrict the diaphragm blade 13 to the retracted position. Each stopper 36a, 36b is formed of rubber which is an elastic member having a lower resilience than the material used for the main plate 11. By doing so, the collision sound generated when the diaphragm blade 13 and the stoppers 36a and 36b collide with each other is reduced.
[0013]
Each stopper 36a, 36b is fixed to the main plate 11 with an adhesive, for example. The blade pressing plate 16 is provided with stopper pressing members 37 a and 37 b that press the stoppers 36 a and 36 b from the upper surface thereof so that the stoppers 36 a and 36 b do not come off the base plate 11.
[0014]
The electromagnetic drive unit 17 includes a magnet rotor 46, a stator yoke 47, an electromagnetic coil 48, and a magnet cover 49. The magnet rotor 46 includes a drive lever 31 provided with a rotating shaft 17a and a drive pin 17b, and a permanent magnet 52 attached to the lower surface of the drive lever 31. A rotary shaft 17 a protrudes from the lower surface of the drive lever 51, and the permanent magnet 52 is fixed to the drive lever 51 by press-fitting the rotary shaft 17 a into the permanent magnet 32. The drive lever 51 and the permanent magnet 52 may be fixed by insert molding. The lower end of the rotating shaft 17 a is fitted and held in the bearing hole 49 a of the magnet cover 49.
[0015]
The outer peripheral surface of the permanent magnet 52 is magnetized into two poles to form a magnetic pole. The stator yoke 47 is formed by stacking a plurality of soft magnetic materials and connecting them. An electromagnetic coil 48 made of a conducting wire is attached to the stator yoke 47. The outer peripheral surface of the permanent magnet 52 is surrounded by the stator yoke 47.
[0016]
The total rotation angle of the magnet rotor 46 is, for example, 50 °, and the arrangement relationship between the magnetic poles of the permanent magnet 52 and the stator yoke 47 is at a position of 25 °, which is the midpoint of the total rotation angle of the magnet rotor 46. The attraction force (detent force) acting between 52 and the stator yoke 47 is zero, and the detent force is maximized when the magnet rotor 46 is at a position of 0 ° or 50 °. When the energization of the electromagnetic coil 48 is turned off, the stator yoke 47 is in a non-excited state, and the magnet rotor 46 is positioned at 0 ° or 50 ° by the detent force acting between the permanent magnet 52 and the stator yoke 47. Retained.
[0017]
From this state, when a current is passed through the electromagnetic coil 48 (energization is turned on), an attractive force and a repulsive force are generated between the stator yoke 47 and the magnet rotor 20, and the magnet rotor 20 rotates. The direction in which the attractive force and the repulsive force act is switched according to the direction in which a current flows through the electromagnetic coil 48. Thereby, the magnet rotor 20 can be rotated between 0 ° and 50 ° by energizing the electromagnetic coil 48. As described above, when the magnet rotor 46 is at a position of 0 ° or 50 °, a detent force acts between the magnet rotor 46 and the permanent magnet 52 even if the electromagnetic coil 48 is turned off. The magnet rotor 46 can be stationary at a position of 0 ° or 50 ° by this detent force.
[0018]
Hereinafter, the operation of the above configuration will be described. When shooting a moving image with a digital still camera, sound is recorded by a microphone together with the recording of the moving image. When the luminance of the subject changes, the light amount adjusting device 10 operates to switch the aperture. When the diaphragm blade 14 is rotated from one of the insertion position and the retracted position to the other by driving the electromagnetic drive unit 17, the diaphragm blade 14 comes into contact with one of the stoppers 36 a and 36 b and stops. Since the stoppers 36a and 36b are made of rubber, the collision noise at the time of contact is small. For this reason, since this collision sound is not picked up by the microphone, a moving image without noise can be shot.
[0019]
The light quantity adjusting device 61 shown in FIG. 4 is an example in which a partition plate 62 is disposed between the aperture blade 13 and the shutter blade 14. In addition, the same code | symbol is used about the same member as the above-mentioned 1st Embodiment. In the partition plate 62, an opening 62a serving as an open stop is formed at a position corresponding to the opening 11a and the opening 16a, and an opening 62b is formed at a position corresponding to the opening 11b. The drive pin 17b protrudes from the opening 62b. The diaphragm blades 13 are held by the main plate 11 through the partition plate 62. The stoppers 36 a and 36 b of the aperture blade 13 are attached to the partition plate 62.
[0020]
Further, as shown in FIG. 5, the ND filter 71 may be arranged at a position corresponding to the aperture opening 13 a of the aperture blade 13. The ND filter 71 is fixed to the diaphragm blade 13 with an adhesive. Further, the aperture blade itself may be formed using a transparent ND filter material.
[0021]
In addition, although demonstrated using the rubber | gum as an example of the material of a stop of a diaphragm blade, you may use the material which makes a soft fiber base material like felt, a nonwoven fabric, or synthetic leather, and also in this case rubber The same effect as when using can be obtained.
[0022]
In addition, although the example which integrated the light quantity adjustment apparatus of this invention in the digital still camera was demonstrated, it can apply to various optical apparatuses, such as a video camera, for example besides a digital still camera.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the light quantity adjusting device that adjusts the light quantity by putting the diaphragm blade provided with the diaphragm opening into and out of the optical axis, the restricting member that abuts the diaphragm blade and positions it, By configuring the member with low resilience, in particular, a soft material such as rubber, it is possible to provide a light amount adjusting device that produces a small collision sound when the diaphragm blade collides with the regulating member. This prevents the collision sound from being picked up by the microphone as noise even when the diaphragm blades are activated during moving image recording.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a light amount adjusting device of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing positions of diaphragm blades when the diaphragm is a small diaphragm.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing positions of diaphragm blades when the diaphragm is an open diaphragm.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a light amount adjusting device in which a partition plate is provided between the shutter blade and the diaphragm blade.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example in which an ND filter is provided on a diaphragm blade.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Light quantity adjustment apparatus 11 Base plate 13 Diaphragm blade 13a Diaphragm opening 17 Electromagnetic drive unit 36a, 36b Stopper
