JP2004124967A - Controller for belt type continuously variable transmission - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト式無段変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載されるベルト式無段変速機の油圧回路図としては、例えば、図2に示す構成のものが知られている。
【0003】
まず構成を説明すると、オイルポンプ22から吐出されプレッシャレギュレータバルブ40により調圧されたライン圧は、変速制御弁100を介してプライマリプーリ10のプライマリプーリシリンダ室10cへ供給されるとともに、セカンダリバルブ90を介してセカンダリプーリ11のセカンダリプーリシリンダ室11cへ供給される。
【0004】
前記変速制御弁100は、ステッピングモータ120の駆動により目標変速比に応じて開口し、変速によってプライマリプーリ10の溝幅が目標変速比になると、プライマリプーリ10の溝幅に応じて閉弁され、変速が終了するよう構成されている。
【0005】
また、前記セカンダリバルブ90は、セカンダリコントロールバルブ80から出力される制御圧に応じてセカンダリ圧を出力する。このセカンダリコントロールバルブ80は、2方リニアソレノイド70から出力される信号圧により制御されている。2方リニアソレノイド70が出力する信号圧は、目標変速比と入力トルク(エンジントルク)とに基づいて設定された目標セカンダリ圧に応じて図外のCVTCUにより制御される。
【0006】
前記2方リニアソレノイド70は、1つの入力ポートと2つの出力ポートとを有している。入力ポートは油路51を介してパイロットバルブ50の出力ポートと接続されている。また、出力ポートの一方は油路72を介してセカンダリコントロールバルブ80と接続され、他方はドレンポートとして図外のオイルパンと接続されている。そして、CVTCUからの信号に応じてドレンポートからのリーク量を変化させ、セカンダリコントロールバルブ80に出力する信号圧を調圧している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常、エンジン回転数の低いアイドル時には、エンジン負荷の軽減を図るため、ライン圧を最小とする制御が実施され、これに伴いセカンダリ圧も最小とする制御が行われる。このとき、2方リニアソレノイド70においては、信号圧を最小とするためドレンポートを開放する側へ作動してリーク量を最大とする制御が行われる。
【0008】
ところが、アイドル時にはオイルポンプ22による油の吐出流量が少なく、油圧回路の油量収支が厳しいため、アイドル時に2方リニアソレノイド70のリーク量を最大とする制御を行った場合、油量収支をさらに悪化させてしまう虞がある。
【0009】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セカンダリプーリに供給するセカンダリ圧を、2方リニアソレノイドの信号圧に応じて出力するセカンダリバルブを備えたベルト式無段変速機の制御装置において、アイドル時の油量収支を改善することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載のベルト式無段変速機の制御装置では、Vベルトを挟持するプライマリプーリおよびセカンダリプーリと、運転状態に基づく目標変速比となるように流量制御弁を介して前記プライマリプーリのプライマリ圧を制御する変速比制御手段と、前記セカンダリプーリにセカンダリ圧を出力するセカンダリ弁と、一定の油圧を元圧とし、前記セカンダリ弁に対し、セカンダリ圧を任意に設定可能な信号圧を出力する2方リニアソレノイドと、前記流量制御弁とセカンダリ弁に供給するライン圧を制御するライン圧制御弁と、前記2方リニアソレノイドのドレンポートを開閉する指令を出力し、信号圧を任意に設定可能なセカンダリ圧制御手段と、エンジンがアイドル状態であるかどうかを判断するアイドル状態判断手段と、アイドル状態であると判断されたとき、ライン圧を最小とする指令をライン圧制御弁に出力するアイドル時ライン圧制御手段と、を備えたベルト式無段変速機の制御装置において、前記セカンダリ圧制御手段は、アイドル状態であると判断されたとき、2方リニアソレノイドのドレンポートを閉じる指令を出力することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のベルト式無段変速機の制御装置において、前記2方リニアソレノイドとセカンダリ弁との間に、ライン圧制御弁からドレンされた油圧を元圧とし、セカンダリ弁に対し、2方リニアソレノイドから出力される信号圧に基づいてセカンダリ圧を任意に設定可能な制御圧を出力するセカンダリ制御弁を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、セカンダリ圧制御手段は、アイドル状態であると判断されたとき、2方リニアソレノイドのドレンポートを閉じる指令を出力する。すなわち、2方リニアソレノイドのスプールがドレンポートを閉じる方向へ移動する。よって、従来技術と比較してドレンポートからのリーク量を低減させることができるので、アイドル時の油量収支を改善することができる。
【0013】
なお、ドレンポートを閉じることで2方リニアソレノイドから出力される信号圧は最大となり、これに応じてセカンダリ弁にはセカンダリ圧を最大とする指令が出力されるが、ライン圧はアイドル時ライン圧制御手段により最小となるように制御されているため、セカンダリ圧はライン圧を超えた値とはならず、セカンダリプーリへの過剰なクランプ圧の供給は回避される。
【0014】
請求項2に記載の発明では、2方リニアソレノイドの小型化、応答性の向上等を目的として、2方リニアソレノイドとセカンダリ弁との間にセカンダリ制御弁を設けた構成のベルト式無段変速機において、アイドル時に2方リニアソレノイドのドレンポートを閉じることにより、2方リニアソレノイドのみならず、セカンダリ制御弁のドレンポートからのリーク量も最小とすることができ、アイドル時の油量収支を改善することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1はVベルト式無段変速機の概略構成図である。
【0016】
図1において、無段変速機5はロックアップクラッチを備えたトルクコンバータ2、前後進切り換え機構4を介してエンジン1に連結され、一対の可変プーリとして入力軸側のプライマリプーリ10、出力軸13に連結されたセカンダリプーリ11を備えている。これら一対の可変プーリ10,11は、Vベルト12によって連結されている。なお、出力軸13はアイドラギア14およびアイドラシャフトを介してディファレンシャル6に連結されている。
【0017】
無段変速機5の変速比やVベルトの接触摩擦力は、CVTコントロールユニット(CVTCU)20からの指令に応動する油圧コントロールユニット(油圧CU)30によって制御されている。CVTCU20は、エンジン1を制御するエンジンコントロールユニット(ECU)21から入力トルク情報や後述するセンサ等からの出力に基づいて変速比や接触摩擦力を決定し、制御する。
【0018】
無段変速機5のプライマリプーリ10は、入力軸と一体となって回転する固定円錐板10bと、この固定円錐板10bに対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、プライマリプーリシリンダ室10cへ作用する油圧(プライマリ圧)によって軸方向へ変位可能な可動円錐板10aから構成されている。
【0019】
一方、セカンダリプーリ11は、出力軸13と一体となって回転する固定円錐板11bと、この固定円錐板11bに対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダリプーリシリンダ室11cへ作用する油圧(セカンダリ圧)に応じて軸方向へ変位可能な可動円錐板11aから構成されている。
【0020】
ここで、プライマリプーリシリンダ室10cとセカンダリプーリシリンダ室11cは、等しい受圧面積に設定されている。
【0021】
エンジン1から入力された駆動トルクは、トルクコンバータ2と、前後進切り換え機構4を介して無段変速機5へ入力され、プライマリプーリ10からVベルト12を介してセカンダリプーリ11へ伝達される。このとき、プライマリプーリ10の可動円錐板10aおよびセカンダリプーリ11の可動円錐板11aを軸方向変位させ、Vベルト12との接触半径を変更することにより、プライマリプーリ10とセカンダリプーリ11との変速比を連続的に変更することができる。
【0022】
無段変速機5の変速比およびVベルト12の接触摩擦力は、油圧CU30によって制御される。
【0023】
図2は、Vベルト式無段変速機の油圧回路図である。
図において、40は油路41から供給されたオイルポンプ22の吐出圧を、ライン圧(プーリクランプ圧)として調圧するプレッシャレギュレータバルブである。油路41には油路42が連通されている。油路42は無段変速機5のプライマリプーリシリンダ室10cおよびセカンダリプーリシリンダ室11cに、ベルト12をクランプするプーリクランプ圧を供給するプーリクランプ圧供給油路である。また、油路42に連通された油路43は、パイロットバルブ50の元圧を供給する。
【0024】
また、プレッシャレギュレータバルブ40からドレンされた油圧は、油路46を介して前後進切り換え機構4(図1参照)を制御するクラッチレギュレータバルブ60に供給される。この油路46は、オリフィス45を有する油路44を介して油路42に連通されている。クラッチレギュレータバルブ60は油路46および油路61の油圧を調圧する。この油路61の油圧はセカンダリコントロールバルブ80および図外のセレクトスイッチングバルブへ供給される。
【0025】
パイロットバルブ50は、油路51を介して2方リニアソレノイド70の一定供給圧を設定する。2方リニアソレノイド70の出力圧(信号圧)はセカンダリコントロールバルブ80に供給され、セカンダリコントロールバルブ80の作動を制御する。
【0026】
セカンダリコントロールバルブ80には、入力ポートとして、2方リニアソレノイド70からの信号圧をオリフィス73により減圧して供給する油路72が接続され、クラッチレギュレータバルブ60により調圧された油路61と連通する油路74が接続されている。さらに、出力ポートとして、セカンダリバルブ90に制御圧を供給する油路81が接続されている。
【0027】
セカンダリバルブ90には、入力ポートとして、セカンダリコントロールバルブ80の出力ポートに接続されオリフィス82を有する油路81と、プレッシャレギュレータバルブ40により調圧された油路42と連通する油路44が接続されている。さらに、出力ポートとして、セカンダリプーリ11のセカンダリプーリシリンダ室11cにセカンダリ圧を供給する油路91が接続されている。
【0028】
変速制御弁100には、入力ポートとして、プレッシャレギュレータバルブ40により調圧された油路42と連通する油路47が接続されている。一方、出力ポートとして、プライマリプーリ10のプライマリプーリシリンダ室10cにプライマリ圧を供給する油路101が接続されている。
【0029】
変速制御弁100は、メカニカルフィードバック機構を構成するサーボリンク110に連結され、サーボリンク110の一旦に連結されたステッピングモータ120によって駆動されるとともに、サーボリンク110の他端に連結されたプライマリプーリ10の可動円錐板10aから溝幅、つまり実変速比のフィードバックを受ける。
【0030】
次に、作用を説明する。
[通常変速制御処理]
CVTCU20による通常の変速制御について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0031】
まず、ステップS1では、プライマリプーリ速度センサ26が検出したプライマリプーリ回転速度と、セカンダリプーリ速度センサ27が検出したセカンダリプーリ回転速度の比から、実変速比を算出する。
【0032】
ステップS2では、ECU21からの入力トルク情報から、無段変速機5への入力トルクを演算する。この入力トルク情報は、例えば、エンジン1の燃料噴射量(噴射パルス幅)とエンジン回転数などで構成される。
【0033】
次に、ステップS3では、上記実変速比と入力トルクに基づいて、図4のマップを参照して必要とするセカンダリ圧(必要セカンダリ圧)を演算する。
なお、このマップは、変速比が小さい(Od側)ほど油圧が低く、変速比が大きい(Lo側)ほど油圧が高く設定され、かつ、入力トルクが大きければ油圧を高く、入力トルクが小さければ油圧を低く設定するもので、予め設定したものである。
【0034】
ステップS4では、上記実変速比と入力トルクに基づいて、図5のマップを参照して必要とするプライマリ圧(必要プライマリ圧)を演算する。
なお、このマップは、変速比が小さいほど油圧が低く、大きいほど油圧が高く設定され、かつ、入力トルクが大きければ油圧を高く、小さければ油圧を低く設定するもので、上記必要セカンダリ圧に対して、変速比の小側では相対的に高く、変速比の大側では相対的に低くなるように設定されたものである。ただし、入力トルクによっては、必要プライマリ圧と必要セカンダリ圧の大小関係が逆になる場合もある。
【0035】
次に、ステップS5では、プライマリ圧の目標値であるプライマリ圧操作量を下式により演算する。
プライマリ圧操作量=必要プライマリ圧+オフセット量
ここで、オフセット量は、変速制御弁100の特性に応じて設定される値(油圧の加算値)であり、圧力損失の特性は、完全に油圧に比例するわけではないので、これを補償する値である。
【0036】
ステップS6では、プライマリ圧操作量と上記ステップS3で求めた必要セカンダリ圧との大小関係を比較判定する。プライマリ圧操作量の方が大きい場合にはステップS7へ進み、必要セカンダリ圧がプライマリ圧操作量以上である場合にはステップS8へ進む。
【0037】
ステップS7では、ライン圧PLの目標値であるライン圧操作量をプライマリ圧操作量として本制御を終了する。
【0038】
ステップS8では、ライン圧操作量を必要セカンダリ圧として本制御を終了する。
【0039】
このように、プライマリ圧操作量と必要セカンダリ圧のいずれか大きい方をライン圧操作量(目標油圧)として求めた後、プレッシャレギュレータバルブ40のソレノイドを駆動するための制御量(デューティ信号など)へ変換してプレッシャレギュレータバルブ40を駆動する。
【0040】
[アイドル時ライン圧最小制御処理]
図6は、CVTCU20におけるアイドル時ライン圧最小制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0041】
ステップS21では、車速センサ33とアイドルスイッチ32から、車速とアイドル信号を読み込む。
【0042】
ステップS22では、アイドル状態であるかどうかを、読み込んだ車速とアイドル信号から判断する。車速が0、かつ、アイドルスイッチがONである場合にはアイドル状態であると判断してステップS23へ進む。それ以外はアイドル状態ではないと判断して本制御を終了する。
【0043】
ステップS23では、ライン圧PLを最小とする指令をプレッシャレギュレータバルブ40へ出力する。
【0044】
ステップS24では、セカンダリ圧を最大とする指令を2方リニアソレノイド70へ出力して本制御を終了する。
[アイドル時ライン圧最小制御処理作用]
図7は、アイドル時ライン圧最小制御処理作用を示すタイムチャートである。
【0045】
瞬時t1では、運転者がアクセルペダルから足を離したため、アイドルスイッチ32がONされる。
【0046】
瞬時t2では、車両が停止して車速が0となったため、ライン圧PLを最小とする指令がCVTCU20からプレッシャレギュレータバルブ40に出力される。同時に、セカンダリ圧を最大とする指令がCVTCU20から2方リニアソレノイド70に出力される。
【0047】
このとき、2方リニアソレノイド70では、セカンダリ圧を最大とするためにドレンポートを閉じてセカンダリコントロールバルブ80に出力する信号圧を最大とする制御が行われる。一方、セカンダリコントロールバルブ80でも、ドレンポートを閉じてセカンダリバルブ90に出力する制御圧を最大とする制御が行われる。
【0048】
瞬時t3では、運転者がアクセルペダルに足を乗せたため、アイドルスイッチ32がOFFされ、通常の目標変速比に基づくライン圧PL制御に切り換えられる。
【0049】
次に、効果を説明する。
本実施の形態のVベルト式無段変速機では、アイドル時にライン圧PLを最小とする制御を行う際、2方リニアソレノイド70にセカンダリ圧を最大とする指令を出力することとしたため、2方リニアソレノイド70とセカンダリコントロールバルブ80のリーク量が最小となり、従来技術と比較してアイドル時の油量収支を改善することができる。
【0050】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0051】
例えば、本実施の形態では、車速センサ33とアイドルスイッチ32の出力信号からアイドル状態を判断する例を示したが、操作量センサ24やスロットル開度センサ等からアイドル状態を判断する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】Vベルト式無段変速機の概略構成図である。
【図2】Vベルト式無段変速機の油圧回路図である。
【図3】CVTコントロールユニットのプーリ圧制御部で行われる油圧制御の流れを示すフローチャートである。
【図4】変速比と入力トルクに応じた必要セカンダリ圧のマップである。
【図5】変速比と入力トルクに応じた必要プライマリ圧のマップである。
【図6】アイドル時ライン圧最小制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】アイドル時ライン圧最小制御処理作用を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 トルクコンバータ
4 前後進切り換え機構
5 無段変速機
6 ディファレンシャル
10 プライマリプーリ
10a 可動円錐板
10b 固定円錐板
10c プライマリプーリシリンダ室
11 セカンダリプーリ
11a 可動円錐板
11b 固定円錐板
11c セカンダリプーリシリンダ室
12 ベルト
13 出力軸
14 アイドラギア
22 オイルポンプ
24 操作量センサ
26 プライマリプーリ速度センサ
27 セカンダリプーリ速度センサ
32 アイドルスイッチ
33 車速センサ
40 プレッシャレギュレータバルブ
41 油路
42 油路
43 油路
44 油路
45 オリフィス
46 油路
47 油路
50 パイロットバルブ
51 油路
60 クラッチレギュレータバルブ
61 油路
70 2方リニアソレノイド
72 油路
73 オリフィス
74 油路
80 セカンダリコントロールバルブ
81 油路
82 オリフィス
90 セカンダリバルブ
91 油路
100 変速制御弁
101 油路
110 サーボリンク
120 ステッピングモータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a control device for a belt-type continuously variable transmission.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a hydraulic circuit diagram of a belt-type continuously variable transmission mounted on a vehicle, for example, the hydraulic circuit diagram shown in FIG.
[0003]
First, the configuration will be described. The line pressure discharged from the
[0004]
The
[0005]
The
[0006]
The two-way
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Normally, at the time of idling at a low engine speed, control for minimizing the line pressure is performed in order to reduce the engine load, and accordingly control for minimizing the secondary pressure is performed. At this time, in the two-way
[0008]
However, at the time of idling, the oil discharge flow rate of the
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a belt type including a secondary valve that outputs a secondary pressure supplied to a secondary pulley in accordance with a signal pressure of a two-way linear solenoid. In a control device for a continuously variable transmission, an object is to improve an oil amount balance during idling.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the control device for a belt-type continuously variable transmission according to the first aspect, the primary pulley and the secondary pulley that sandwich the V-belt and the flow rate control are performed such that a target gear ratio based on an operation state is obtained. Speed ratio control means for controlling a primary pressure of the primary pulley via a valve, a secondary valve for outputting a secondary pressure to the secondary pulley, a constant hydraulic pressure as a source pressure, and a secondary pressure for the secondary valve. A two-way linear solenoid that outputs a signal pressure that can be set to the valve, a line pressure control valve that controls a line pressure supplied to the flow control valve and the secondary valve, and a command that opens and closes a drain port of the two-way linear solenoid. And a secondary pressure control means capable of arbitrarily setting a signal pressure, and an idle determination means for determining whether the engine is in an idle state. A control device for a belt-type continuously variable transmission, comprising: a state determination unit; and an idle-time line pressure control unit that outputs a command to minimize the line pressure to a line pressure control valve when the idle state is determined. Wherein the secondary pressure control means outputs a command to close a drain port of the two-way linear solenoid when it is determined that the secondary pressure control means is in an idle state.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the control device for a belt-type continuously variable transmission according to the first aspect, a hydraulic pressure drained from a line pressure control valve is applied between the two-way linear solenoid and a secondary valve. And a secondary control valve that outputs a control pressure capable of arbitrarily setting the secondary pressure based on a signal pressure output from the two-way linear solenoid for the secondary valve.
[0012]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the secondary pressure control means outputs a command to close the drain port of the two-way linear solenoid when it is determined that the secondary pressure is in the idle state. That is, the spool of the two-way linear solenoid moves in the direction to close the drain port. Therefore, the amount of leakage from the drain port can be reduced as compared with the related art, so that the oil amount balance during idling can be improved.
[0013]
Note that by closing the drain port, the signal pressure output from the two-way linear solenoid becomes maximum, and in response to this, a command to output the secondary pressure to the maximum is output to the secondary valve. Since the control is performed by the control means so as to be minimum, the secondary pressure does not exceed the line pressure, and the supply of the excessive clamping pressure to the secondary pulley is avoided.
[0014]
According to the second aspect of the present invention, a belt-type continuously variable transmission having a configuration in which a secondary control valve is provided between the two-way linear solenoid and the secondary valve for the purpose of downsizing the two-way linear solenoid, improving responsiveness, and the like. By closing the drain port of the two-way linear solenoid at idle, the amount of leakage from the drain port of the secondary control valve as well as the two-way linear solenoid can be minimized. Can be improved.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
First, the configuration will be described.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a V-belt type continuously variable transmission.
[0016]
In FIG. 1, a continuously
[0017]
The gear ratio of the continuously
[0018]
The
[0019]
On the other hand, the
[0020]
Here, the primary
[0021]
The drive torque input from the
[0022]
The gear ratio of the continuously
[0023]
FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram of the V-belt type continuously variable transmission.
In the figure,
[0024]
The hydraulic pressure drained from the
[0025]
The
[0026]
An
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
Next, the operation will be described.
[Normal shift control process]
The normal shift control by the
[0031]
First, in step S1, the actual gear ratio is calculated from the ratio between the primary pulley rotation speed detected by the primary
[0032]
In step S2, the input torque to the continuously
[0033]
Next, in step S3, based on the actual gear ratio and the input torque, a required secondary pressure (required secondary pressure) is calculated with reference to the map of FIG.
In this map, the lower the speed ratio (Od side), the lower the hydraulic pressure, and the higher the speed ratio (Lo side), the higher the hydraulic pressure. If the input torque is large, the hydraulic pressure is high, and if the input torque is small, The hydraulic pressure is set low, and is set in advance.
[0034]
In step S4, a required primary pressure (required primary pressure) is calculated based on the actual gear ratio and the input torque with reference to the map of FIG.
In this map, the lower the speed ratio, the lower the hydraulic pressure, the higher the hydraulic pressure, the higher the hydraulic pressure, and the higher the input torque, the higher the hydraulic pressure, and the lower the input torque, the lower the hydraulic pressure. Thus, the gear ratio is set to be relatively high on the small side of the gear ratio and relatively low on the large side of the gear ratio. However, the magnitude relationship between the required primary pressure and the required secondary pressure may be reversed depending on the input torque.
[0035]
Next, in step S5, the primary pressure operation amount, which is the target value of the primary pressure, is calculated by the following equation.
Primary pressure operation amount = Necessary primary pressure + offset amount Here, the offset amount is a value (added value of hydraulic pressure) set according to the characteristics of the
[0036]
In step S6, the magnitude relationship between the primary pressure manipulated variable and the required secondary pressure obtained in step S3 is compared and determined. When the primary pressure operation amount is larger, the process proceeds to step S7, and when the required secondary pressure is equal to or more than the primary pressure operation amount, the process proceeds to step S8.
[0037]
In step S7, the control is terminated the line pressure operation quantity is a target value of the line pressure P L as a primary pressure operation quantity.
[0038]
In step S8, this control is ended with the line pressure operation amount as a necessary secondary pressure.
[0039]
As described above, after the larger of the primary pressure operation amount and the required secondary pressure is determined as the line pressure operation amount (target oil pressure), the control amount (such as the duty signal) for driving the solenoid of the
[0040]
[Idle line pressure minimum control processing]
FIG. 6 is a flowchart showing the flow of the idle-time line pressure minimum control process in the
[0041]
In step S21, a vehicle speed and an idle signal are read from the
[0042]
In step S22, it is determined whether the vehicle is in the idle state based on the read vehicle speed and the idle signal. If the vehicle speed is 0 and the idle switch is ON, it is determined that the vehicle is in an idle state, and the process proceeds to step S23. Otherwise, it is determined that the vehicle is not in the idle state, and the control ends.
[0043]
In step S23, it outputs a command to the line pressure P L to the minimum to the
[0044]
In step S24, a command to maximize the secondary pressure is output to the two-way
[Idle line pressure minimum control processing operation]
FIG. 7 is a time chart showing the operation of the line pressure minimum control at the time of idling.
[0045]
At the instant t1, the driver has released his / her foot from the accelerator pedal, and the
[0046]
At the instant t2, since the vehicle becomes the vehicle speed is 0 to stop, the command to minimize the line pressure P L is output from the CVTCU20 to the
[0047]
At this time, in the two-way
[0048]
At the instant t3, the driver for carrying the foot on the accelerator pedal, the
[0049]
Next, effects will be described.
Since the V-belt type continuously variable transmission of the present embodiment, the time of performing the control for minimizing the line pressure P L when idle, it was decided for outputting a command to the maximum secondary pressure 2-way
[0050]
The embodiment of the present invention has been described above. However, the specific configuration of the present invention is not limited to the present embodiment, and even if there is a design change or the like within a range not departing from the gist of the present invention, the present invention is not limited thereto. Included in the invention.
[0051]
For example, in the present embodiment, an example in which the idle state is determined from the output signal of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a V-belt type continuously variable transmission.
FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram of a V-belt type continuously variable transmission.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of hydraulic control performed by a pulley pressure control unit of the CVT control unit.
FIG. 4 is a map of a required secondary pressure according to a gear ratio and an input torque.
FIG. 5 is a map of a required primary pressure according to a gear ratio and an input torque.
FIG. 6 is a flowchart showing a flow of an idle line pressure minimum control process.
FIG. 7 is a time chart showing an operation of the line pressure minimum control processing at the time of idling.
[Explanation of symbols]
Claims (2)
運転状態に基づく目標変速比となるように流量制御弁を介して前記プライマリプーリのプライマリ圧を制御する変速比制御手段と、
前記セカンダリプーリにセカンダリ圧を出力するセカンダリ弁と、
一定の油圧を元圧とし、前記セカンダリ弁に対し、セカンダリ圧を任意に設定可能な信号圧を出力する2方リニアソレノイドと、
前記流量制御弁とセカンダリ弁に供給するライン圧を制御するライン圧制御弁と、
前記2方リニアソレノイドのドレンポートを開閉する指令を出力し、信号圧を任意に設定可能なセカンダリ圧制御手段と、
エンジンがアイドル状態であるかどうかを判断するアイドル状態判断手段と、アイドル状態であると判断されたとき、ライン圧を最小とする指令をライン圧制御弁に出力するアイドル時ライン圧制御手段と、
を備えたベルト式無段変速機の制御装置において、
前記セカンダリ圧制御手段は、アイドル状態であると判断されたとき、2方リニアソレノイドのドレンポートを閉じる指令を出力することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。A primary pulley and a secondary pulley for holding the V-belt,
Speed ratio control means for controlling a primary pressure of the primary pulley via a flow control valve so as to have a target speed ratio based on an operation state;
A secondary valve that outputs a secondary pressure to the secondary pulley,
A two-way linear solenoid that outputs a signal pressure capable of arbitrarily setting the secondary pressure to the secondary valve with a constant hydraulic pressure as a base pressure,
A line pressure control valve for controlling a line pressure supplied to the flow control valve and the secondary valve,
Secondary pressure control means for outputting a command to open and close the drain port of the two-way linear solenoid, and capable of arbitrarily setting a signal pressure;
Idle state determining means for determining whether the engine is in an idle state, and idle line pressure controlling means for outputting a command to minimize the line pressure to the line pressure control valve when it is determined that the engine is in an idle state;
In the control device of the belt-type continuously variable transmission having
The control device for a belt-type continuously variable transmission, wherein the secondary pressure control unit outputs a command to close a drain port of the two-way linear solenoid when it is determined that the secondary pressure control unit is in an idle state.
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