JP2004120472A - 無線通信装置および通信方式切換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの無線通信モジュールにおいて、下位インタフェースを用いた機能と上位インタフェースを用いた機能の両機能を実現できる無線通信モジュールを提供する。
【解決手段】切換スイッチ6は、無線通信装置1の動作状態を切り換えるためのスイッチであり、無線通信装置の上位インタフェースに基づいて動作させるモードと、下位インタフェースに基づいて動作させるモードを切り換える。切換用ディスクリプタ格納領域7は本装置を上位インタフェースに基づいて動作させるためのプログラム情報(Device Descripter(デバイスディスクリプター))を複数種格納するための不揮発性メモリであり、選択された動作モードに応じたプログラム情報がディスクリプタ17にロードされ、このプログラムを用いて無線通信制御を実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】切換スイッチ6は、無線通信装置1の動作状態を切り換えるためのスイッチであり、無線通信装置の上位インタフェースに基づいて動作させるモードと、下位インタフェースに基づいて動作させるモードを切り換える。切換用ディスクリプタ格納領域7は本装置を上位インタフェースに基づいて動作させるためのプログラム情報(Device Descripter(デバイスディスクリプター))を複数種格納するための不揮発性メモリであり、選択された動作モードに応じたプログラム情報がディスクリプタ17にロードされ、このプログラムを用いて無線通信制御を実行する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器に着脱可能に接続される無線通信装置に関し、特にUSB規格に基づいた接続が可能な無線通信装置の通信方式切換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信方式としてBluetooth(ブルートゥース)規格を利用した通信デバイスが普及してきた。Bluetoothは、短距離の無線通信規格であり、2.4Ghz帯のISM(Industry science Medical)バンドを利用して近距離での無線通信を実現するものである。
【0003】
そして、ブルートゥース規格を用いた無線通信装置をパソコンや携帯電話などの電子機器に搭載することにより、無線によるデータ送受信が可能となっている。このとき、パソコンや携帯電話に予めブルートゥース用通信装置が内蔵されていない場合もあるが、そのような場合にはオプションとして着脱可能に接続されるブルートゥース規格の無線通信装置を利用することにより通信を実現することができる(文献参照)。このような着脱可能な無線通信装置を実現する際には、各電子機器に広く一般的に用意されているコネクタに対応していることが好ましく、例えばUSB(Universal Sireal Bus)を接続端子としたUSBデバイスとしての無線通信装置が存在している。このようなブルートゥースによる無線通信機能を有するUSBデバイスを用いることにより、各種電子機器間で簡単に無線によるデータ送受信を可能している。
【特許文献1】
特開2002−247043号公報 (図3および図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような、無線通信モジュール機能を有するUSBデバイスは、無線通信デバイスとしての機能と、その無線通信デバイスの上記アプリケーションとての機能、いわゆるプロファイル(Profile)機能を具備しているものがある。そして、上述したBluetoothによる無線機能付きUSBデバイスには、ブルートゥースを下位インタフェースを用いた無線通信モジュールとして見せるUSBデバイスと、ブルートゥースの上位アプリケーションの機能(プロファイル)に相当するUSB Class Deviceとして見せるUSBデバイスが存在している。しかし、無線モジュールとしてホストに見せる場合においては、ホストに専用の無線制御用プログラムを必要とし、またアプリケーションソフトとしてのプロファイルを実装し、このプロファイルに基づいて上位アプリケーションのクラスとしてホスト側電子機器に見せるUSBデバイスでは、そのクラスでの利用法でしか使用出来ないという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、1つの無線通信モジュールにおいて、下位インタフェースを用いた機能と上位インタフェースを用いた機能の両機能を実現できる無線通信モジュールを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するため、電子機器に接続して無線通信を行う無線通信装置において、前記電子機器との通信制御を行うための第1のインタフェース、および前記第1のインタフェースを用いて動作する第2のインタフェースそれぞれの動作用プログラムを格納する格納手段と、前記第1のインタフェースまたは前記第2のインタフェースを選択的に切換る切換手段と、この切換手段によって選択されたインタフェースに基づいて対応する動作プログラムを実行し、無線通信制御を行う通信制御手段とを具備したものである。
【0007】
また本発明は上述した課題を解決するため、前記第2のインタフェースを用いた動作用プログラムを複数具備し、前記切換手段によって前記第2のインタフェースが選択された場合は、前記第2のインタフェースに対応した複数の動作用プログラムを実行し、無線通信制御を行うものである。
【0008】
また本発明は上述した課題を解決するため、前記電子機器からの要求に基づいて、前記第1のインタフェースまたは第2のインタフェース何れのインタフェースが選択されたかを示す選択情報を送信するものである。
【0009】
また本発明は上述した課題を解決するため、電子機器に接続されて無線送受信を実行する無線通信装置の通信方式切換方法において、前記電子機器との通信制御を行うための第1のインタフェース、および前記第1のインタフェースを用いて動作する第2のインタフェースそれぞれの動作用プログラムを用意し、前記第1のインタフェースまたは前記第2のインタフェースを選択的に切換え、この切換えられたインタフェースに基づいて対応する動作プログラムを実行し、無線通信制御を行うことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態の無線通信装置1を示すブロック構成図である。本実施形態の無線通信装置は、ブルートゥース規格に即した無線通信カードであり、パソコンなどのホスト側電子機器2との接続はUSBインタフェースを用いてデータの送受信を行う。そして、ホスト側電子機器2と送受信されるデータをBluetoothを用いて他の電子機器に無線によりデータ通信するものである。
【0012】
無線通信装置1に設けられたメインCPU3は、無線通信装置1全体を制御するためのプロセッサであり、主にデータ通信確立のための内部処理を実行する。作業用メモリ4はメインCPU3が動作する際に使用するワーキングRAMであり、各種計算されるデータがロードされる。プログラム格納領域5はメインCPU3が動作するプログラムデータを格納し、また無線通信動作に用いられる各種設定情報を格納するROMである。切換スイッチ6は、無線通信装置の動作状態を切り換えるためのスイッチであり、無線通信装置の上位インタフェースに基づいて動作させるモードと、下位インタフェースに基づいて動作させるモードを切り換える。このスイッチは、メカニカルなスイッチであってもよいし、電気的なコマンドにより切り換えられるスイッチであってもよい。切換用ディスクリプタ格納領域7は本装置を上位インタフェースに基づいて動作させるための情報(Device Descripter(デバイスディスクリプター))を複数種格納するための不揮発性メモリであり、デバイスディスクリプターの種類が追加、更新可能とするために、書き換え可能なフラッシュメモリで構成されている。RFモジュール8は、外部機器との無線通信を実行するためのアンテナであり2.4Ghz帯の無線信号の送受信を行うモジュールである。USBデバイス制御装置9は、ホスト側電子機器2とUSBで通信を行うための通信制御を実行する制御装置であり、上位インタフェースあるいは下位インタフェースの動作モードに応じて、その動作を切り換えて通信制御を実行する。
【0013】
ディスクリプタ格納領域10は、USBデバイス制御装置9がホスト側電子機器2からのデバイス情報の取得要求があった場合に参照されるメモリであり、参照した情報をUSBデバイス制御装置3は、ホスト側電子機器2に返信する。
【0014】
ここで上述した、上位インタフェース、下位インタフェースの概念について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の無線通信装置1で用いられるプロトコルスタックを示す図で、最下層のRFトランシーバ層11、およびベースバンド層12は、RFアンテナ15との動作制御を行う層であり、規格に基づいて標準化されている。そして、ホストコントローラインタフェース層13は、ホスト側電子機器にアクセスするたのインタフェースで、この層を本実施形態でいう下位インタフェースと称している。そしてホスト側電子機器2にも同様に、この下位インタフェースにアクセスするためのドライバが実装されている場合には、下位インタフェース層に基づいて、無線通信が実現可能となる。そして、プロファイル層14はホストコントローラインタフェース層を通じて、ベースバンド層12などにアクセスする層であり、各種アプリケーションやシステムで、プロトコルをどのように使うかを記述した層である。従って、上位のインタフェース層とは異なり、利用するアプリケーションによってそれぞれ異なるプロファイル毎のデバイス情報が用意される。そして、ホスト側電子機器2が、各プロファイル毎のデバイス情報に対応するドライバが実装されていれば、ホスト側電子機器2は、アプリケーション特有の機能をサポートした無線通信が可能となるものである。
【0015】
このような構成を有する本実施形態の無線通信装置における動作について、以下に図3に示すフローチャートを用いながら説明する。
【0016】
まず、無線通信装置が起動時、即ちホスト側電子機器と接続され電源が投入された時、メインCPU4は、切換スイッチ6の状態が上位インタフェースに基づく動作モードであるか、下位インタフェースに基づく動作モードであるのかを判別する(ステップS1)。
【0017】
メインCPU4は判別した動作モードに応じて、切換用ディスクリブタ格納領域7から対応するデバイス情報を読み出す。即ち、切換スイッチが上位インタフェースを選択していれば、上位インタフェースに対応したデバイス情報を切換用ディスクリプタ格納領域7から読み出し、ディスクリプタ格納領域10にロードする(ステップS2)。一方、下位インタフェースを選択していれば、下位インタフェースに対応したデバイス情報を切換用ディスクリプタ格納領域7から読み出し、ディスクリプタ格納領域10にロードする(ステップS3)。
【0018】
そして、対応するデバイス情報に基づいて、メインCPU3は装置内の初期化等の内部処理を実行し、ホスト側電子機器2に動作準備完了の通知を送信する(ステップS4、ステップS5)。そして、ホスト側電子機器2は、無線通信装置1からの通知に応答するよう、無線通信装置1に対して、デバイス情報要求コマンド(Get_Descripter)を送り、このコマンドを受けた無線通信装置1は、USBデバイス制御装置9が、ディスクリプタ格納領域10に格納されているデバイス情報を参照し、デバイス情報をホスト側電子機器2に送信する(ステップS6、ステップS7)。そしてホスト側電子機器2は、受信したデバイス情報に基づいて、無線通信装置1の動作モードを認識し、この情報に基づいて、無線通信装置1の動作確立に必要とドライバを起動し、動作を開始する。
【0019】
以上のような動作手順に基づいて、無線通信装置1は、上位インタフェース、または下位インタフェースの何れのインタフェースによっても動作するとことができる。
【0020】
また、下位インタフェースとして、複数のインタフェースを予め格納し、ディスクリプタ格納領域10にロードしておけば、その各インタフェースに対応した動作モードでも動作することができ、複数インタフェースの同時使用を可能にできるものである。
【0021】
以上説明したように、本実施形態においては、上位インタフェース、または下位インタフェースを切り換えることによって、どちらを用いても無線通信動作を実現することができるので、ホスト側電子機器がたとえどちらか一方にしか対応していない場合であっても、USBの一般的なドライバ(下位インタフェース対応ドライバ)を有していれば、無線接続機器として使用することができる。そして、無線モジュール対応のドライバ(上位インタフェース対応ドライバ)を持っていれば、より高機能な無線制御を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】
1つの無線通信装置において、下位インタフェースを用いた機能と上位インタフェースを用いた機能の両機能を選択的に切り換えて動作さることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の無線通信装置のシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるプログラムスタックを示す概念図。
【図3】同実施形態での通信方式の切換動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…無線通信装置、2…ホスト側電子機器、3…メインCPU、4…作業用メモリ、5…プログラム格納領域、6…切換スイッチ、7…切替用ディスクリプタ格納領域、8…RFモジュール、9…USBデバイス制御装置、10…ディスクリプタ格納領域。
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器に着脱可能に接続される無線通信装置に関し、特にUSB規格に基づいた接続が可能な無線通信装置の通信方式切換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信方式としてBluetooth(ブルートゥース)規格を利用した通信デバイスが普及してきた。Bluetoothは、短距離の無線通信規格であり、2.4Ghz帯のISM(Industry science Medical)バンドを利用して近距離での無線通信を実現するものである。
【0003】
そして、ブルートゥース規格を用いた無線通信装置をパソコンや携帯電話などの電子機器に搭載することにより、無線によるデータ送受信が可能となっている。このとき、パソコンや携帯電話に予めブルートゥース用通信装置が内蔵されていない場合もあるが、そのような場合にはオプションとして着脱可能に接続されるブルートゥース規格の無線通信装置を利用することにより通信を実現することができる(文献参照)。このような着脱可能な無線通信装置を実現する際には、各電子機器に広く一般的に用意されているコネクタに対応していることが好ましく、例えばUSB(Universal Sireal Bus)を接続端子としたUSBデバイスとしての無線通信装置が存在している。このようなブルートゥースによる無線通信機能を有するUSBデバイスを用いることにより、各種電子機器間で簡単に無線によるデータ送受信を可能している。
【特許文献1】
特開2002−247043号公報 (図3および図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような、無線通信モジュール機能を有するUSBデバイスは、無線通信デバイスとしての機能と、その無線通信デバイスの上記アプリケーションとての機能、いわゆるプロファイル(Profile)機能を具備しているものがある。そして、上述したBluetoothによる無線機能付きUSBデバイスには、ブルートゥースを下位インタフェースを用いた無線通信モジュールとして見せるUSBデバイスと、ブルートゥースの上位アプリケーションの機能(プロファイル)に相当するUSB Class Deviceとして見せるUSBデバイスが存在している。しかし、無線モジュールとしてホストに見せる場合においては、ホストに専用の無線制御用プログラムを必要とし、またアプリケーションソフトとしてのプロファイルを実装し、このプロファイルに基づいて上位アプリケーションのクラスとしてホスト側電子機器に見せるUSBデバイスでは、そのクラスでの利用法でしか使用出来ないという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、1つの無線通信モジュールにおいて、下位インタフェースを用いた機能と上位インタフェースを用いた機能の両機能を実現できる無線通信モジュールを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するため、電子機器に接続して無線通信を行う無線通信装置において、前記電子機器との通信制御を行うための第1のインタフェース、および前記第1のインタフェースを用いて動作する第2のインタフェースそれぞれの動作用プログラムを格納する格納手段と、前記第1のインタフェースまたは前記第2のインタフェースを選択的に切換る切換手段と、この切換手段によって選択されたインタフェースに基づいて対応する動作プログラムを実行し、無線通信制御を行う通信制御手段とを具備したものである。
【0007】
また本発明は上述した課題を解決するため、前記第2のインタフェースを用いた動作用プログラムを複数具備し、前記切換手段によって前記第2のインタフェースが選択された場合は、前記第2のインタフェースに対応した複数の動作用プログラムを実行し、無線通信制御を行うものである。
【0008】
また本発明は上述した課題を解決するため、前記電子機器からの要求に基づいて、前記第1のインタフェースまたは第2のインタフェース何れのインタフェースが選択されたかを示す選択情報を送信するものである。
【0009】
また本発明は上述した課題を解決するため、電子機器に接続されて無線送受信を実行する無線通信装置の通信方式切換方法において、前記電子機器との通信制御を行うための第1のインタフェース、および前記第1のインタフェースを用いて動作する第2のインタフェースそれぞれの動作用プログラムを用意し、前記第1のインタフェースまたは前記第2のインタフェースを選択的に切換え、この切換えられたインタフェースに基づいて対応する動作プログラムを実行し、無線通信制御を行うことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態の無線通信装置1を示すブロック構成図である。本実施形態の無線通信装置は、ブルートゥース規格に即した無線通信カードであり、パソコンなどのホスト側電子機器2との接続はUSBインタフェースを用いてデータの送受信を行う。そして、ホスト側電子機器2と送受信されるデータをBluetoothを用いて他の電子機器に無線によりデータ通信するものである。
【0012】
無線通信装置1に設けられたメインCPU3は、無線通信装置1全体を制御するためのプロセッサであり、主にデータ通信確立のための内部処理を実行する。作業用メモリ4はメインCPU3が動作する際に使用するワーキングRAMであり、各種計算されるデータがロードされる。プログラム格納領域5はメインCPU3が動作するプログラムデータを格納し、また無線通信動作に用いられる各種設定情報を格納するROMである。切換スイッチ6は、無線通信装置の動作状態を切り換えるためのスイッチであり、無線通信装置の上位インタフェースに基づいて動作させるモードと、下位インタフェースに基づいて動作させるモードを切り換える。このスイッチは、メカニカルなスイッチであってもよいし、電気的なコマンドにより切り換えられるスイッチであってもよい。切換用ディスクリプタ格納領域7は本装置を上位インタフェースに基づいて動作させるための情報(Device Descripter(デバイスディスクリプター))を複数種格納するための不揮発性メモリであり、デバイスディスクリプターの種類が追加、更新可能とするために、書き換え可能なフラッシュメモリで構成されている。RFモジュール8は、外部機器との無線通信を実行するためのアンテナであり2.4Ghz帯の無線信号の送受信を行うモジュールである。USBデバイス制御装置9は、ホスト側電子機器2とUSBで通信を行うための通信制御を実行する制御装置であり、上位インタフェースあるいは下位インタフェースの動作モードに応じて、その動作を切り換えて通信制御を実行する。
【0013】
ディスクリプタ格納領域10は、USBデバイス制御装置9がホスト側電子機器2からのデバイス情報の取得要求があった場合に参照されるメモリであり、参照した情報をUSBデバイス制御装置3は、ホスト側電子機器2に返信する。
【0014】
ここで上述した、上位インタフェース、下位インタフェースの概念について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の無線通信装置1で用いられるプロトコルスタックを示す図で、最下層のRFトランシーバ層11、およびベースバンド層12は、RFアンテナ15との動作制御を行う層であり、規格に基づいて標準化されている。そして、ホストコントローラインタフェース層13は、ホスト側電子機器にアクセスするたのインタフェースで、この層を本実施形態でいう下位インタフェースと称している。そしてホスト側電子機器2にも同様に、この下位インタフェースにアクセスするためのドライバが実装されている場合には、下位インタフェース層に基づいて、無線通信が実現可能となる。そして、プロファイル層14はホストコントローラインタフェース層を通じて、ベースバンド層12などにアクセスする層であり、各種アプリケーションやシステムで、プロトコルをどのように使うかを記述した層である。従って、上位のインタフェース層とは異なり、利用するアプリケーションによってそれぞれ異なるプロファイル毎のデバイス情報が用意される。そして、ホスト側電子機器2が、各プロファイル毎のデバイス情報に対応するドライバが実装されていれば、ホスト側電子機器2は、アプリケーション特有の機能をサポートした無線通信が可能となるものである。
【0015】
このような構成を有する本実施形態の無線通信装置における動作について、以下に図3に示すフローチャートを用いながら説明する。
【0016】
まず、無線通信装置が起動時、即ちホスト側電子機器と接続され電源が投入された時、メインCPU4は、切換スイッチ6の状態が上位インタフェースに基づく動作モードであるか、下位インタフェースに基づく動作モードであるのかを判別する(ステップS1)。
【0017】
メインCPU4は判別した動作モードに応じて、切換用ディスクリブタ格納領域7から対応するデバイス情報を読み出す。即ち、切換スイッチが上位インタフェースを選択していれば、上位インタフェースに対応したデバイス情報を切換用ディスクリプタ格納領域7から読み出し、ディスクリプタ格納領域10にロードする(ステップS2)。一方、下位インタフェースを選択していれば、下位インタフェースに対応したデバイス情報を切換用ディスクリプタ格納領域7から読み出し、ディスクリプタ格納領域10にロードする(ステップS3)。
【0018】
そして、対応するデバイス情報に基づいて、メインCPU3は装置内の初期化等の内部処理を実行し、ホスト側電子機器2に動作準備完了の通知を送信する(ステップS4、ステップS5)。そして、ホスト側電子機器2は、無線通信装置1からの通知に応答するよう、無線通信装置1に対して、デバイス情報要求コマンド(Get_Descripter)を送り、このコマンドを受けた無線通信装置1は、USBデバイス制御装置9が、ディスクリプタ格納領域10に格納されているデバイス情報を参照し、デバイス情報をホスト側電子機器2に送信する(ステップS6、ステップS7)。そしてホスト側電子機器2は、受信したデバイス情報に基づいて、無線通信装置1の動作モードを認識し、この情報に基づいて、無線通信装置1の動作確立に必要とドライバを起動し、動作を開始する。
【0019】
以上のような動作手順に基づいて、無線通信装置1は、上位インタフェース、または下位インタフェースの何れのインタフェースによっても動作するとことができる。
【0020】
また、下位インタフェースとして、複数のインタフェースを予め格納し、ディスクリプタ格納領域10にロードしておけば、その各インタフェースに対応した動作モードでも動作することができ、複数インタフェースの同時使用を可能にできるものである。
【0021】
以上説明したように、本実施形態においては、上位インタフェース、または下位インタフェースを切り換えることによって、どちらを用いても無線通信動作を実現することができるので、ホスト側電子機器がたとえどちらか一方にしか対応していない場合であっても、USBの一般的なドライバ(下位インタフェース対応ドライバ)を有していれば、無線接続機器として使用することができる。そして、無線モジュール対応のドライバ(上位インタフェース対応ドライバ)を持っていれば、より高機能な無線制御を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】
1つの無線通信装置において、下位インタフェースを用いた機能と上位インタフェースを用いた機能の両機能を選択的に切り換えて動作さることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の無線通信装置のシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるプログラムスタックを示す概念図。
【図3】同実施形態での通信方式の切換動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…無線通信装置、2…ホスト側電子機器、3…メインCPU、4…作業用メモリ、5…プログラム格納領域、6…切換スイッチ、7…切替用ディスクリプタ格納領域、8…RFモジュール、9…USBデバイス制御装置、10…ディスクリプタ格納領域。
Claims (6)
- 電子機器に接続して無線通信を行う無線通信装置において、
前記電子機器との通信制御を行うための第1のインタフェース、および前記第1のインタフェースを用いて動作する第2のインタフェースそれぞれの動作用プログラムを格納する格納手段と、前記第1のインタフェースまたは前記第2のインタフェースを選択的に切換る切換手段と、この切換手段によって選択されたインタフェースに基づいて対応する動作プログラムを実行し、無線通信制御を行う通信制御手段とを具備したことを特徴とする無線通信装置。 - 前記第2のインタフェースを用いた動作用プログラムを複数具備し、前記切換手段によって前記第2のインタフェースが選択された場合は、前記第2のインタフェースに対応した複数の動作用プログラムを実行し、無線通信制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
- 前記電子機器からの要求に基づいて、前記第1のインタフェースまたは第2のインタフェース何れのインタフェースが選択されたかを示す選択情報を送信する請求項1記載の無線通信装置。
- 電子機器に接続されて無線送受信を実行する無線通信装置の通信方式切換方法において、前記電子機器との通信制御を行うための第1のインタフェース、および前記第1のインタフェースを用いて動作する第2のインタフェースそれぞれの動作用プログラムを用意し、前記第1のインタフェースまたは前記第2のインタフェースを選択的に切換え、この切換えられたインタフェースに基づいて対応する動作プログラムを実行し、無線通信制御を行うことを特徴とする通信方式切換方法。
- 前記第2のインタフェースを用いた動作用プログラムを複数具備し、前記第2のインタフェースが選択された場合は、前記第2のインタフェースに対応した複数の動作用プログラムを実行し無線通信制御を行うことを特徴とする請求項4記載の通信方式切換方法。
- 前記電子機器からの要求に基づいて、前記第1のインタフェースまたは第2のインタフェース何れのインタフェースが選択されたかを示す選択情報を送信する請求項5記載の通信方式切換方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002282452A JP2004120472A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 無線通信装置および通信方式切換方法 |
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JP2002282452A JP2004120472A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 無線通信装置および通信方式切換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=32276595
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JP2002282452A Pending JP2004120472A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 無線通信装置および通信方式切換方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270475A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Saxa Inc | ネットワーク環境設定装置、ネットワーク接続装置 |
US10868583B2 (en) | 2010-11-29 | 2020-12-15 | Sony Corporation | Communication apparatus, communication method, and program |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002282452A patent/JP2004120472A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270475A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Saxa Inc | ネットワーク環境設定装置、ネットワーク接続装置 |
US10868583B2 (en) | 2010-11-29 | 2020-12-15 | Sony Corporation | Communication apparatus, communication method, and program |
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