JP2004118509A - Data management system and data management program - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷に関する設定内容に基づいて、データの検索、印刷等を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理分野の発展はめざましく、特にパーソナルコンピュータ等の性能は飛躍的に向上している。これにより、ビジネス分野/特定用途のみならず、一般ユーザに対しても、画像や文書を入力装置で取り込み、蓄積、管理し、必要に応じて検索し、出力装置にて印刷する情報処理装置が普及してきている。
【0003】
このような情報処理装置には、フィニッシング機能を付加してデータファイルの内容を印刷できるものがある。フィニッシング機能とは、データファイルを印刷し、出力する際の仕上げに関する印刷設定機能である。例えば、2ページを1枚の用紙に出力する「2in1」、複数枚の用紙を綴じる「ステープル」等が知られている。
【0004】
通常は、データファイルを印刷する度に、特定のフィニッシング機能を指定する。したがって、同じファイルを印刷しようとしても、再び同じフィニッシング機能の設定を行わなければならない。
【0005】
この問題に対して、アプリケーションからデータファイルの内容を印刷する際、あらかじめプリンタドライバにファイル名とその印刷設定情報を記録させ、データファイル名が一致すると、対応する印刷設定情報に従って印刷を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−350606号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の方法では、第三者にデータファイルを転送した後で、送信者がデータファイルに対して行っていた印刷設定を当該第三者が再現できないことがあった。その理由は、各装置のプリンタドライバが保持していたデータファイル名とその印刷設定情報との対応関係は転送されず、第三者の装置におけるプリンタドライバに登録されていないからである。換言すれば、印刷設定情報は、プリンタに対応するプリンタドライバごとに設定しなければならず、印刷に用いられるプリンタが変わると、それまでの印刷設定情報が反映されることはなかった。よって、データファイルと印刷設定情報との統合的な取り扱いが必要とされている。
【0008】
また、例えば会議に使う資料は、OHP用フィルムに印刷され、またはステイプルで綴じる等の特定のフィニッシング機能を行って出力する機会が多い。このような会議書類に関するデータファイルを分類、検索する際、現状では、印刷設定に基づいてファイルの検索を行うことができない。
【0009】
本発明は、印刷に使用するプリンタにかかわらず、印刷設定に関する情報を保持し、かつ、印刷設定に関する情報に基づいて、データファイルの管理、検索等を行うことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ管理システムは、ファイルを管理するファイルシステムが構築され、印刷の対象となるデータファイルを記憶する記憶部と、前記データファイルごとに、前記データファイルの印刷の設定を記述したアノテーション情報ファイルを生成して、前記記憶部に記憶させるファイル生成部とを備えている。記憶部に構築されたファイルシステムは、前記データファイルおよび前記アノテーション情報ファイルを一体的に管理する。これにより上記目的を達成できる。
【0011】
前記アノテーション情報ファイルは、前記データファイルの印刷の設定に関する1以上の項目を有する。そして前記記憶部は、前記データファイルを複数記憶し、かつ、前記データファイルの各々に関連する複数のアノテーション情報ファイルを記憶する。このデータ管理システムは、前記複数のアノテーション情報ファイルから、前記1以上の項目のうちの所定の項目を有するアノテーション情報ファイルを検索し、検索された前記アノテーション情報ファイルに関連する前記データファイルを特定する検索部をさらに備えていてもよい。
【0012】
データ管理システムは、前記アノテーション情報ファイルの記述に基づいて、前記データファイルの印刷結果のプレビュー、設定された印刷形態のサムネイルおよびリストの少なくとも1つを表示する表示部をさらに備えていてもよい。
【0013】
本発明によるデータ管理プログラムは、ファイルを管理するファイルシステムが構築されたコンピュータにおいて実行可能なデータ管理プログラムであって、印刷の対象となるデータファイルを記憶するステップと、前記データファイルごとに、前記データファイルの印刷の設定を記述したアノテーション情報ファイルを生成するステップと、生成した前記アノテーション情報ファイルを記憶するステップとからなる。データ管理プログラムは、ファイルシステムにおいて、前記データファイルおよび前記アノテーション情報ファイルを一体的に管理する。これにより上記目的を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本実施の形態の説明で利用するデータ管理システムの構成例を示す図である。このシステムは、画像データ、文書データ等のデータファイルを入力するデータファイル入力装置10と、データファイル入力装置10に入力されたデータファイルを管理するデータ管理装置20と、データファイルを印刷する印刷装置30とから構成される。
【0016】
本システムの特徴は、データ管理装置20内のデータファイルの内容を印刷する際に、ファイルごとに、フィニッシング機能等の印刷に関する設定を記述した印刷設定アノテーション情報を持たせ、データファイルと一体的に管理(移動、消去等)することにある。一体的に管理することにより、次に印刷を行う際に、印刷設定アノテーション情報を参照して、印刷設定に基づいて印刷し、または、印刷設定アノテーション情報に基づいてファイルの検索を行うことができる。なお、このデータ管理装置20は、例えば汎用PCであるが、以下説明するように構成され、かつ、以下説明するような処理を行うことができる装置であれば、PCに限られない。なお、データファイルは画像データ、文書データ等のコンピュータファイルである。
【0017】
データファイル入力装置10は、データファイルが画像の場合には、デジタルカメラ、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ等である。またデータファイル入力装置10は、フレキシブル/CD/DVDドライブ等であってもよい。なお、ネットワーク(図示せず)を介して他の装置からデータ管理装置20にデータファイルを入力することもできる。印刷装置30は、周知のプリンタである。以後特に言及がない限り、印刷装置30は、プリンタであるとして説明する。なおデータファイル入力装置10および印刷装置30を、スキャナ、プリンタ、コピー、ファクシミリ等の複数の機能を有する、1台の多機能装置(MPF:Multi Function Peripheral)とすることもできる。
【0018】
図2は、データ管理装置20の構成を示すブロック図である。データ管理装置20は、中央演算処理装置(CPU)201と、読み出し専用メモリ(ROM)202と、表示ディスプレイ(CRT)203と、キーボード204と、通信インターフェース(I/F)205と、ランダムアクセスメモリ(RAM)206と、ハードディスクメモリ(HDD)207と、マウス208と、CD−ROM209と、拡張スロット210とを備え、データバス211を通じて相互にデータを入出力できる。
【0019】
CPU201は、インテル社製のPentium(登録商標)であり、ROM202に記憶されているプログラムに基づいて、データ管理装置20およびデータ管理システムを制御する。CPU201は、データバス211を介して命令を送り、データ管理装置20全体の動作を制御する。CPU201の制御によるデータ管理装置20の主要な動作は、後述する。
【0020】
CRT203は、表示制御回路を含む、画像あるいは文字等の表示や、操作のための表示等を行うディスプレイである。キーボード204は、ユーザから数字、文字等の入力を受け取り、CPU201に転送する。キーボード204はまた、印刷設定アノテーション情報の設定等の際にも利用される。通信I/F205は、データ管理装置20が、データファイル入力装置10および印刷装置30(図1)等とデータの受信および送信を行うインターフェースである。RAM206は、データ、CPU201が実行するプログラム等を記憶し、それらに任意にアクセス可能なメモリである。
【0021】
HDD207は、大容量の二次記憶装置であり、画像データ、文書データ等のデータファイルを記憶し、データファイルをフォルダに格納して管理するファイルシステムが構築されている。マウス208は、ポインタの位置情報等を受け取り、CPU201に転送する。マウス208はまた、ユーザがデータファイルを選択して、そのデータファイルに対する印刷を行わせたい場合や、検索条件の選択等を行う場合に利用される。CD−ROM209は、CD−ROMを再生して、CPU201に転送可能なドライブ装置である。拡張スロット210は、データ管理装置20の機能を拡張する回路基板等を増設するためのスロットである。なお、上述のキーボード204およびマウス208は、ユーザが指示を入力する指示入力手段として機能すれば十分であり、上述した機能が実現できる場合には特に別個に設ける必要はなく、また、これらに代わる指示入力手段を設けることもできる。
【0022】
図3は、データ管理システム(図1)におけるデータ管理装置20の主要動作を示すフローチャートである。CPU201(図2)は、このフローチャートに基づくコンピュータプログラムにしたがって動作する。具体的には、システムの電源が投入され、プログラムが起動されると、CPU201は、まず、以下の各処理で必要なフラグ等のイニシャライズや、初期画面表示等を行う初期設定処理を行う(ステップS1)。その後、CRT203(図2)に初期メニューを表示して、初期メニュー画面上で処理の選択が行われたか否かを判断する(ステップS2)。メニューは、データ管理装置20が行う処理を列挙した項目である。本明細書では、項目は、「データ登録」、「付加情報設定」、「検索」「印刷」および「システム終了」である。ユーザは、キーボード204またはマウス208を用いて、メニューの項目を選択する。このステップでは、メニューに列挙された処理が1つ選択されるまでループする。メニューが選択されれば、各メニューに応じた処理(S3〜S6,S8)を行う。
【0023】
まず「データ登録」が選択された場合、処理は、ステップS3に進む。データ登録処理とは、データ管理装置20にデータファイルを登録する処理、例えば、データファイルの作成、移動等である。データファイルを登録すると、データ管理装置20のCPU201(図2)は、図6を参照して後述するように、登録したファイルに関連付けられた、印刷設定のためのアノテーション情報を記述するファイルをも同時に生成する。換言すれば、CPU201は、アノテーション情報ファイル生成部として機能する。
【0024】
アノテーション情報ファイルは、データ管理システム独自のファイルであり、データ管理システム内でのみ活用できる。アノテーション情報ファイルは、他のアプリケーションファイルとは何ら関連がなく、ユーザが閲覧等できない不可視属性が与えられている。よってユーザは、アノテーション情報ファイルを単独で操作(移動、削除等)できない。このファイルに対して、アノテーション情報の記録や更新が、データ管理装置20により行われる。データ管理装置20は、アノテーション情報ファイルの内容に基づいて、関連するファイルの属性を判断する。また、データ管理装置20に構築されたファイルシステムは、データファイルと、それに関連するアノテーション情報ファイルとが常に同じデータ管理装置20のHDD207(図2)内に共存するように一体的に管理する。より具体的には、このファイルシステムにおいては、データファイルと、それに関連するアノテーション情報ファイルとは、データファイルが移動されれば、関連するアノテーション情報ファイルも同じ場所に移動され、データファイルが消去されれば、関連するアノテーション情報ファイルも消去される。
【0025】
本発明によるデータ管理システム内で、データ管理装置20(図2)から別のデータ管理装置にデータファイルを転送する場合には、データ管理装置20は、そのデータファイルに関連するアノテーション情報ファイルも同時に転送する。転送先のデータ管理装置がデータファイルを登録した場合には、さらにそのデータ管理装置は、データファイルに関連付けされたアノテーション情報ファイルの有無を調べる。そして、関連付けられたアノテーション情報ファイルを受け取っていれば、そのアノテーション情報ファイルをデータ管理システムに登録する。アノテーション情報ファイルが予め設けられている場合には、さらに関連付けて同時に登録してもよい。転送先のデータ管理装置もまた、対応するアノテーション情報に基づいて、データファイルを印刷する。その結果、どのデータ管理装置を用いても、予め設定されたアノテーション情報に基づいて、ユーザの希望どおりの印刷形態で印刷できる。また、使用するプリンタが変わった場合でも、アノテーション情報ファイルに記述されている当初の印刷設定に基づいて、印刷できる。
【0026】
次に「付加情報設定」が選択された場合、処理はステップS4に進む。付加情報設定処理(ステップS4)は、データ管理装置20内のデータファイルに対して、検索の際に利用されるキーワードやマーカー等を付加する。付加情報の例として、データ管理に必須となる属性情報が挙げられる。属性情報は、データの作成日/修正日、ファイル名、ファイルフォーマット等である。
【0027】
本明細書では特に、付加情報が、上述のアノテーション情報であるとする。すなわち、付加情報の設定とは、印刷設定アノテーション情報の付加・修正をいう。図4は、付加情報の設定処理の手順を示すフローチャートである。ユーザはまず、マウス208(図2)等を用いて、付加情報を設定する対象となるデータファイルを選択する(ステップS401)。データ管理装置20のCPU201(図2)は、付加情報が既に設定されているか否かを判断し(ステップS402)、既に設定されている場合にはその情報をCRT203(図2)に表示する(ステップS403)。例えば、図5は、印刷設定アノテーションの設定画面の例を示す図である。この例では、印刷設定アノテーション情報は、チェックボックスにチェックされている「2in1」、「モノクロ」および「A4」である。
【0028】
印刷設定アノテーション情報が設定されていない場合には、デフォルトで予め与えられている設定内容をCRT203(図2)に表示し、その内容を付加情報として設定する(ステップS404)。ここでいうデフォルトの設定とは、CRT203上に表示された「印刷アイコン」に登録されている、プリンタの初期設定である。データ管理システム内で印刷アイコンとして登録された直後にプリンタごとの初期設定がデフォルト設定として反映される。なお、そのデフォルト設定は、その都度必要なときにユーザーの手によって変更できる。ユーザは、表示された設定内容に変更・修正等がある場合には、その変更・修正を反映させる(ステップS405)。そしてデータ管理装置20は、付加情報の設定を更新し、HDD207(図2)に保存する。なお、付加情報(アノテーション情報)が設定されていないファイルが存在する場合には、ユーザが「付加情報設定」を選択しなかった場合でも、データ管理装置20が自動的に付加情報の設定処理を行うようにしてもよい。
【0029】
図6の(a)〜(d)は、アノテーション情報の設定態様を示す図である。図6の(a)は、テキスト形式のデータファイル(”Conference.txt”)を表す。図6の(b)〜(d)は、アノテーション情報を規定する3種類の手段を示す。図6の(b)は、アノテーション情報ファイル(”Conference.ant”)がデータファイルとは別のファイルとして設けられていることを示す図である。アノテーション情報ファイルのファイル名は、関連するデータファイルと拡張子のみが異なっている。なお「拡張子」とは、ファイル名の一部をなす、ファイルの性質を表す文字、数字の組み合わせである。図6の(c)は、データファイル名と、そのアノテーションとを対応させて格納するテーブルを示す図である。データファイル(”Conference.txt”)に対して、図5においてチェックされている「2in1」、「モノクロ」および「A4」がアノテーションとして規定されていることが理解される。図6の(d)は、データファイルに付加されたアノテーション情報を示す図である。アノテーション情報は、データファイルの最後に限らず、最初、または適当に重畳して盛り込んでもよい。なお、図6の(d)の例の場合には、データファイル自体を変更することになるが、データ管理システムにおいて取り扱うことができれば、特に問題はない。
【0030】
以下では、図6の(b)で説明したような、アノテーション情報ファイルが、データファイルとは別個に設けられるとして説明する。
【0031】
アノテーション情報の内容を確認する場合には、以下の2つの手段が考えられる。すなわち、印刷確認サムネイルによる表示、または、リスト表示である。印刷確認サムネイルによる表示とは、ファイルに関連付けられた印刷設定アノテーションに基づいて、印刷後の形態が把握できるようにした概略表示である。図7の(a)は、サムネイル表示のみによるアノテーション情報の確認画面の例を示す。図7の(b)は、さらに簡略化したサムネイル表示と、その下部にアノテーションを表記した、アノテーション情報の確認画面の例を示す。アノテーションが表記されているため、ユーザは、どのような処理かを非常に理解しやすくなる。なお、このアノテーションの表記は、図7の(a)に示す詳細なサムネイル表示の下部に設けてもよい。また、印刷結果のプレビューを表示させることもできる。一方、リスト表示とは、ファイルに付加されたアノテーション情報を詳細なリストにした表示である。アノテーション情報の追加があると、リスト項目に追記される。
【0032】
再び図3を参照して、「検索」が選択された場合、処理はステップS5に進む。検索処理(ステップS5)では、ユーザがマウスマウス208、キーボード204(図2)等を用いて検索項目または検索語を入力する。データ管理装置20のCPU201は、データファイルに関連付けられたアノテーション情報を検索して、その検索項目または検索語を含むアノテーション情報ファイルを検索する。検索処理については、図11および図12を参照して後述する。
【0033】
「印刷」が選択された場合、処理はステップS6に進む。印刷処理(ステップS6)では、データ管理装置20は、ユーザからの印刷指示に基づいて、プリンタ30(図1)にユーザが指定したデータファイル(文書データ・画像データ等)を送信し、その内容を印刷する。印刷処理については、図8〜図10を参照して後述する。
【0034】
「システム終了」が選択された場合、処理はステップS8に進む。システム終了処理(ステップS8)では、データ管理装置20は、例えばデータ登録、印刷等が終了し、電源を切る場合の処理の処理等を行う。
【0035】
データ登録処理(ステップS3)、付加情報設定処理(ステップS4)、検索処理(ステップS5)、および、印刷処理(ステップS6)が終了すると、その他の処理(ステップS7)に進んで後処理等を行い、再びメニュー選択待ち(ステップS2)に戻る。
【0036】
次に図8〜図10を参照して、2種類の印刷処理を説明する。
【0037】
図8は、印刷ダイアログを用いた印刷の詳細を示すフローチャートである。ここでいう印刷ダイアログとは、印刷を行うために表示される設定画面である。例えば、図5のように、印刷形態を示す種々の項目が表示され、希望する項目のチェックボックスをチェックすると、その形態で印刷が可能になる。なお、この処理の実行に先立って、データ管理装置20は、予め文書・画像等のデータファイルをデータファイル入力装置10から受け取っており、HDD207(図2)に格納しているとする。
【0038】
ユーザは、まず印刷したいデータファイルを選択する(ステップS801)。するとCPU201(図2)は、選択されたデータファイルに、印刷設定アノテーション情報が存在するか否かを判定する(ステップS802)。存在する場合には、その印刷設定アノテーション情報にしたがって、印刷設定画面(すなわち印刷ダイアログ)を表示する(ステップS803)。逆に存在しない場合には、デフォルトの印刷設定を規定するアノテーション情報にしたがって、印刷設定画面を表示する(ステップS804)。この画面は、データ管理システムの印刷ドライバーにより表示される。この印刷ドライバーは、プリンタごとにそのメーカー等が配布するドライバーではなく、データ管理システムがアノテーション情報とデータファイルをともに管理できるドライバーである点に留意されたい。すなわち、印刷設定画面からのアノテーション情報の修正は、容易に受け付けられ、すぐに反映される。
【0039】
このように構成した理由は、アノテーション情報ファイルを生成した際のプリンタと、現在印刷を行おうとしているプリンタとが異なった場合、直接、各プリンタのドライバーに印刷設定アノテーションを反映させる処理が複雑になるからである。そこでデータ管理システム内では、統一されたドライバーを用いて、印刷設定アノテーションをそのドライバーに管理させ、印刷直前にデータ管理システム独自のドライバーから各プリンタのドライバーに印刷情報を渡し、印刷を行うことにさせている。これにより、データファイルが別のデータ管理装置に転送され、使用するプリンタ(およびプリンタを動作させるドライバー)が変わった場合でも、アノテーション情報ファイルに記述されている当初の印刷設定に基づいて、印刷できる。
【0040】
ステップS803およびS804により印刷設定画面を表示すると、次に、現在設定されているプリンタの印刷機能の確認を行い、使用するプリンタで実行できない機能、例えば、プリンタに搭載されていない印刷機能に関する設定のアノテーション文字をグレーアウト表示する(ステップS805)。これにより、ユーザは、現在設定されたプリンタに搭載されていない印刷機能の選択等ができないようになる。ただし、チェックボックスのチェックとは独立しており、チェックは既存のままで、ON・OFFの変更は行うことができる。ユーザは、必要に応じて、現在示されている印刷設定を変更・修正する(ステップS806)。ユーザは、プリンタの印刷能力にとらわれず印刷したい項目にのみチェックをつければよい。
【0041】
続いて、CPU201(図2)は、現在設定されているアノテーション情報の内容が、印刷を行うプリンタで実現可能か否かを判断する(ステップS807)。実現できる場合には、設定された内容にしたがって、そのプリンタで印刷を行う(ステップS810)。実現できない場合には、プリンタを変更するか否かの判断をユーザから受け取り(ステップS808)、変更しない場合には、現在のプリンタが印刷可能な内容に限定して設定を行う(ステップS809)。その後、設定された内容にしたがって、印刷を行う(ステップS810)。しかし、印刷を行うプリンタを変更する場合には、変更後のプリンタが決定すると、ステップS805からの処理を再び行う。最後に、印刷が実行されると、設定された新たな内容を、印刷設定アノテーションとして更新し、保存する(ステップS811)。
【0042】
次に図9および図10を参照して、ランチャーの印刷アイコンを用いた印刷を説明する。図9は、ランチャー90と、複数のデータファイルが表示されたCRT203(図2)の画面の例を示す図である。ランチャー90は、マウス208(図2)でアイコンをクリックするだけで、そのアイコンに対応する処理が実行されるプログラムである。ランチャー90には、先に図3を参照して説明した処理を含む複数のアイコンが表示されている。例えば、アイコン91は、データ登録処理を示す。アイコン92は、付加情報(アノテーション情報)の作成処理を示す。アイコン93は、フォルダ一覧表示処理を示す。アイコン94は、文書一覧表示処理を示す。アイコン95は検索処理を示す。アイコン96は、印刷処理を示す。なお、ランチャー90の各アイコンに、データファイルをドラッグ・アンド・ドロップしても、そのデータファイルに対して、ドロップされた位置のアイコンに対応する処理(例えば、図4の付加情報設定処理や、後述の図11、図12による検索処理等)が実行される。図では、データファイル(”Conference.txt”)を印刷アイコン96にドラッグ・アンド・ドロップする場合の軌跡を点線で示す。
【0043】
図10は、ランチャーの印刷アイコンを用いた印刷処理を示すフローチャートである。ユーザが、データファイルを選択して、印刷アイコン96にドラッグ・アンド・ドロップすると(ステップS1001)、CPU201(図2)は、選択されたデータファイルに、印刷設定アノテーション情報が存在するか否かを判定する(ステップS1002)。存在しない場合には、デフォルトの印刷設定を規定するアノテーション情報にしたがって、印刷設定画面を表示する(ステップS1003)。印刷設定アノテーション情報が既存である場合、またはデフォルト設定が付加されると、CPU201は、現在の印刷設定アノテーションの内容が、印刷を行うプリンタで実現可能か否かを判定する(ステップS1004)。実現できる場合には、設定された内容にしたがって、そのプリンタで印刷を行う(ステップS1007)。実現できない場合には、現在のプリンタが印刷可能な内容で印刷するかをユーザから受け取る(ステップS1005)。そして現在のプリンタが印刷可能な内容で印刷する場合には、その内容を設定し、印刷を行う(ステップS1007)。印刷可能な内容で印刷しない場合には、印刷ダイアログを表示し、印刷を行うプリンタの変更または印刷設定アノテーションの内容を変更し(ステップS1006)、その内容を設定し、印刷を行う(ステップS1007)。以上、2種類の印刷処理を説明した。
【0044】
なお、データファイルの印刷設定を修正する場合、すなわち、アノテーション情報を変更する場合には、2種類の変更手順がある。すなわち、印刷を行う必要がない場合には、図4で説明した付加情報の設定処理を実行すればよく、印刷を行う必要がある場合には、例えば図5に示す項目を含む印刷ダイアログを用いて修正できる。後者の場合には、図8のS810、およびS811により、印刷が行われなければ設定が更新され、保存されない点に留意されたい。
【0045】
次に、図11および図12を参照して、2種類のアノテーション情報に基づくデータファイルの検索処理を説明する。この処理は、印刷設定を基準としたデータファイルの検索を目的としており、例えば、OHP用フィルムに印刷されるデータファイルを検索して、会議用の資料を分類する場合等に有用である。
【0046】
図11は、印刷設定アノテーションの設定画面からのファイル検索処理を示すフローチャートである。このフローは、主としてCPU201(図2)により実行される。換言すれば、CPU201は、データファイル検索部として機能する。CPU201は、CRT203(図2)に、印刷設定アノテーションの設定画面を表示する(ステップS1101)。設定画面には、例えば図5に示すように、印刷の設定項目とチェックボックスが含まれている。次にユーザは、マウス208(図2)等を用いて、検索を希望する印刷設定項目をチェックする(ステップS1102)。すなわち、データ管理装置20は、検索の基準となる印刷設定項目を、ユーザから受け取る。
【0047】
そしてデータ管理装置20のCPU201は、印刷設定アノテーション情報ファイル(図6の(b)等)を検索して、チェックされた印刷設定項目と同じ項目を含むアノテーション情報ファイルを特定する(ステップS1103)。図6の(a)〜(d)を参照して説明したように、アノテーション情報ファイルを特定できれば、対応するデータファイルも特定できる。CPU201は、アノテーション情報ファイルに基づいて特定したデータファイルを、印刷設定確認リストとして、CRT203に表示する(ステップS1104)。なお、リスト表示後に、またはリスト表示に代えて、検索結果のデータファイルに対して、印刷設定確認サムネイル(図7の(a)または(b))を表示してもよい。
【0048】
図12は、印刷設定確認サムネイルからのファイル検索処理を示すフローチャートである。CPU201(図2)は、CRT203(図2)に、印刷設定確認サムネイルを表示する(ステップS1201)。印刷設定確認サムネイルには、例えば図7の(a)または(b)に示すように、サムネイル表示された印刷の設定項目とチェックボックスが含まれている。次にユーザは、マウス208(図2)等を用いて、印刷形態についてのサムネイルを見て、検索を希望する印刷形態をチェックする(ステップS1202)。すなわち、データ管理装置20は、検索の基準となる印刷設定項目を、ユーザから受け取る。なお、チェックボックスに代えて、選択されたサムネイルを強調表示等して、選択されたことを明示してもよい。
【0049】
そしてデータ管理装置20のCPU201は、印刷設定アノテーション情報ファイル(図6の(b)等)を検索して、チェックされた印刷形態と同じ形態を含むアノテーション情報ファイルを特定する(ステップS1203)。図6の(a)〜(d)を参照して説明したように、アノテーション情報ファイルを特定できれば、対応するデータファイルも特定できる。CPU201は、アノテーション情報ファイルに基づいて特定したデータファイルを、印刷設定確認サムネイルとして、CRT203に表示する(ステップS1204)。なお、サムネイル表示後に、またはサムネイル表示に代えて、検索結果を印刷設定確認リストを表示してもよい。
【0050】
以上、2種類の検索処理を説明した。いずれの検索に際しても、データ管理装置20は、印刷設定アノテーション以外のパラメータ(例えば、キーワード、マーカーなど)に基づいて検索を行うことができるが、この検索は従来から広く行われているため、詳細な説明は省略する。
【0051】
データ管理装置20(図2)、および、これを含むデータ管理システム全体は、図3、4、8、10〜12のフローチャートに基づくコンピュータプログラムにしたがって動作する。このようなコンピュータプログラムは、CD、DVD等の光ディスク、フロッピーディスク等の磁気ディスク、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、EEPROM等の半導体メモリに代表される記録媒体に記録される。またインターネット等の電気通信回線を介して他のコンピュータに伝送され、通信相手のコンピュータのメモリ等の記録媒体に記録される。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷の対象となるデータファイルごとに、データファイルの印刷の設定を記述したアノテーション情報ファイルを生成し、データファイルおよびアノテーション情報ファイルを一体的に管理する。その結果、アノテーション情報ファイルを常に参照して印刷できるので、どの印刷装置で印刷するか否かにかかわらず、常に希望する印刷結果を得ることができる。さらにユーザは、印刷のたびに印刷の設定をする必要もなくなり、作業の効率化を図ることができる。
【0053】
また本発明によれば、アノテーション情報ファイルの記述に基づいて、印刷の設定に基づいてデータファイルを検索できる。よって、印刷の形態ごとのデータファイルの分類等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の説明で利用するデータ管理システムの構成例を示す図である。
【図2】データ管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】データ管理システム(図1)におけるデータ管理装置の主要動作を示すフローチャートである。
【図4】付加情報の設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】印刷設定アノテーションの設定画面の例を示す図である。
【図6】(a)〜(d)は、アノテーション情報の設定態様を示す図である。(a)は、テキスト形式のデータファイルを表す概念図である。(b)〜(d)は、アノテーション情報を規定する3種類の手段を示す概念図である。
【図7】(a)は、サムネイル表示のみによるアノテーション情報の確認画面の例を示す図である。(b)は、さらに簡略化したサムネイル表示と、その下部にアノテーションを表記した、アノテーション情報の確認画面の例を示す図である。
【図8】印刷ダイアログを用いた印刷の詳細を示すフローチャートである。
【図9】ランチャーと、複数のデータファイルが表示されたCRTの画面の例を示す図である。
【図10】ランチャーの印刷アイコンを用いた印刷処理を示すフローチャートである。
【図11】印刷設定アノテーションの設定画面からのファイル検索処理を示すフローチャートである。
【図12】印刷設定確認サムネイルからのファイル検索処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データファイル入力装置、
20 データ管理装置、
30 印刷装置(プリンタ)、
201 CPU、
202 ROM、
203 CRT、
204 キーボード、
205 通信I/F、
206 RAM、
207 HDD、
208 マウス、
209 CD−ROM、
210 拡張スロット、
211 データバス。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technology for performing data search, printing, and the like, based on print settings.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the field of information processing has been remarkably developed, and the performance of personal computers and the like has been dramatically improved. As a result, an information processing device that captures, stores, and manages images and documents with an input device, searches as needed, and prints with an output device is provided to not only business fields / specific applications but also general users. It is becoming popular.
[0003]
Some of such information processing apparatuses can print the contents of a data file by adding a finishing function. The finishing function is a print setting function related to finishing when printing and outputting a data file. For example, “2 in 1” for outputting two pages on one sheet, “staple” for binding a plurality of sheets, and the like are known.
[0004]
Usually, each time a data file is printed, a specific finishing function is specified. Therefore, even if the same file is to be printed, the same finishing function must be set again.
[0005]
To solve this problem, there is a technology that, when printing the contents of a data file from an application, causes the printer driver to record the file name and its print setting information in advance, and if the data file name matches, prints according to the corresponding print setting information. It is known (see Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-350606 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional method, after transferring the data file to the third party, the third party may not be able to reproduce the print settings that the sender has made for the data file. The reason is that the correspondence between the data file name held by the printer driver of each device and its print setting information is not transferred and is not registered in the printer driver of the third party device. In other words, the print setting information has to be set for each printer driver corresponding to the printer, and when the printer used for printing changes, the print setting information up to that time has not been reflected. Therefore, integrated handling of the data file and the print setting information is required.
[0008]
Further, for example, there are many occasions where materials used for a meeting are printed on an OHP film or output by performing a specific finishing function such as stapling. At the time of classifying and retrieving data files related to such meeting documents, at present, it is not possible to retrieve files based on print settings.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to retain information about print settings regardless of the printer used for printing, and to manage and search data files based on the information about print settings.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In the data management system of the present invention, a file system that manages files is constructed, a storage unit that stores data files to be printed, and annotation information that describes, for each of the data files, print settings of the data files. A file generation unit that generates a file and stores the file in the storage unit. The file system constructed in the storage unit integrally manages the data file and the annotation information file. Thereby, the above object can be achieved.
[0011]
The annotation information file has one or more items related to print settings of the data file. Then, the storage unit stores a plurality of the data files, and stores a plurality of annotation information files associated with each of the data files. The data management system searches the plurality of annotation information files for an annotation information file having a predetermined item among the one or more items, and specifies the data file related to the searched annotation information file. A search unit may be further provided.
[0012]
The data management system may further include a display unit that displays at least one of a preview of a print result of the data file, a thumbnail of a set print mode, and a list based on the description of the annotation information file.
[0013]
A data management program according to the present invention is a data management program that is executable on a computer in which a file system for managing files is constructed, and stores a data file to be printed, and for each of the data files, The method includes the steps of generating an annotation information file in which data file printing settings are described, and storing the generated annotation information file. The data management program integrally manages the data file and the annotation information file in a file system. Thereby, the above object can be achieved.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0015]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of a data management system used in the description of the present embodiment. The system includes a data
[0016]
The feature of this system is that when printing the contents of a data file in the
[0017]
When the data file is an image, the data
[0018]
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
FIG. 3 is a flowchart showing main operations of the
[0023]
First, when "data registration" is selected, the process proceeds to step S3. The data registration process is a process of registering a data file in the
[0024]
The annotation information file is a file unique to the data management system, and can be used only in the data management system. The annotation information file has no relation to other application files, and is given an invisible attribute that cannot be viewed by the user. Therefore, the user cannot operate (move, delete, etc.) the annotation information file alone. Recording and updating of the annotation information are performed on the file by the
[0025]
When a data file is transferred from the data management device 20 (FIG. 2) to another data management device in the data management system according to the present invention, the
[0026]
Next, when "additional information setting" is selected, the process proceeds to step S4. The additional information setting process (step S4) adds a keyword, a marker, and the like used at the time of search to the data file in the
[0027]
Particularly in this specification, it is assumed that the additional information is the above-described annotation information. That is, the setting of the additional information refers to the addition / modification of the print setting annotation information. FIG. 4 is a flowchart illustrating a procedure of a setting process of additional information. First, the user selects a data file for which additional information is to be set using the mouse 208 (FIG. 2) or the like (step S401). The CPU 201 (FIG. 2) of the
[0028]
If the print setting annotation information has not been set, the default setting contents are displayed on the CRT 203 (FIG. 2), and the contents are set as additional information (step S404). The default settings here are the initial settings of the printer registered in the “print icon” displayed on the
[0029]
(A) to (d) of FIG. 6 are diagrams illustrating a setting mode of the annotation information. FIG. 6A illustrates a data file in a text format (“Conference.txt”). FIGS. 6B to 6D show three types of means for defining annotation information. FIG. 6B is a diagram showing that the annotation information file (“Conference.ant”) is provided as a file different from the data file. The file name of the annotation information file differs from the related data file only in the extension. Note that the “extension” is a combination of letters and numbers that form a part of the file name and that indicates the nature of the file. FIG. 6C is a diagram showing a table for storing data file names and their annotations in association with each other. It is understood that “2in1”, “monochrome”, and “A4” checked in FIG. 5 are defined as annotations for the data file (“Conference.txt”). FIG. 6D is a diagram illustrating annotation information added to the data file. The annotation information is not limited to the end of the data file, and may be included at the beginning or appropriately superimposed. In the case of the example of FIG. 6D, the data file itself is changed, but there is no particular problem as long as the data file can be handled by the data management system.
[0030]
In the following, description will be made assuming that the annotation information file as described in FIG. 6B is provided separately from the data file.
[0031]
When checking the content of the annotation information, the following two means are conceivable. That is, a display using a print confirmation thumbnail or a list display is performed. The display using the print confirmation thumbnail is a schematic display in which the form after printing can be grasped based on the print setting annotation associated with the file. FIG. 7A shows an example of a confirmation screen for annotation information only by thumbnail display. FIG. 7B shows an example of a further simplified thumbnail display and a confirmation screen of annotation information in which annotations are described below the thumbnail display. Since the annotation is described, the user can very easily understand what kind of processing is performed. The notation of the annotation may be provided below the detailed thumbnail display shown in FIG. In addition, a preview of the print result can be displayed. On the other hand, the list display is a display in which the annotation information added to the file is a detailed list. If annotation information is added, it is added to the list item.
[0032]
Referring to FIG. 3 again, when “search” is selected, the process proceeds to step S5. In the search process (step S5), the user inputs a search item or a search word using the
[0033]
If “print” is selected, the process proceeds to step S6. In the printing process (step S6), the
[0034]
If “system end” is selected, the process proceeds to step S8. In the system termination process (step S8), the
[0035]
When the data registration process (Step S3), the additional information setting process (Step S4), the search process (Step S5), and the printing process (Step S6) are completed, the process proceeds to other processes (Step S7) to perform post-processing and the like. Then, the process returns to waiting for menu selection (step S2).
[0036]
Next, two types of print processing will be described with reference to FIGS.
[0037]
FIG. 8 is a flowchart illustrating details of printing using the print dialog. The print dialog here is a setting screen displayed for performing printing. For example, as shown in FIG. 5, various items indicating the printing mode are displayed, and when a check box of a desired item is checked, printing is possible in that mode. Prior to execution of this process, it is assumed that the
[0038]
The user first selects a data file to be printed (step S801). Then, the CPU 201 (FIG. 2) determines whether or not the print setting annotation information exists in the selected data file (step S802). If there is, a print setting screen (that is, a print dialog) is displayed according to the print setting annotation information (step S803). On the other hand, if it does not exist, a print setting screen is displayed according to the annotation information that defines the default print setting (step S804). This screen is displayed by the print driver of the data management system. It should be noted that this print driver is not a driver distributed by the manufacturer or the like for each printer, but a driver that allows the data management system to manage both the annotation information and the data file. That is, the modification of the annotation information from the print setting screen is easily accepted and immediately reflected.
[0039]
The reason for this configuration is that if the printer that generates the annotation information file is different from the printer that is currently printing, the process of directly reflecting the print setting annotation on the driver of each printer becomes complicated. Because it becomes. Therefore, in the data management system, using a unified driver, the print setting annotation is managed by the driver, and the printing information is passed from the driver of the data management system to the driver of each printer immediately before printing, and printing is performed. Let me. As a result, even when the data file is transferred to another data management device and the printer (and the driver that operates the printer) used changes, printing can be performed based on the original print settings described in the annotation information file. .
[0040]
When the print setting screen is displayed in steps S803 and S804, the print function of the currently set printer is checked, and a function that cannot be executed by the printer to be used, for example, a setting of a print function not installed in the printer is set. The annotation character is grayed out (step S805). This prevents the user from selecting a print function that is not installed in the currently set printer. However, it is independent of the check of the check box, and the ON / OFF can be changed while the check remains as it is. The user changes or corrects the currently displayed print settings as needed (step S806). The user only needs to check the items that he / she wants to print regardless of the printing ability of the printer.
[0041]
Next, the CPU 201 (FIG. 2) determines whether or not the content of the currently set annotation information can be realized by a printer that performs printing (step S807). If it can be realized, printing is performed by the printer according to the set contents (step S810). If the printer cannot be realized, a determination as to whether or not to change the printer is received from the user (step S808). If the printer is not to be changed, the setting is limited to the contents that can be printed by the current printer (step S809). Thereafter, printing is performed according to the set contents (step S810). However, when changing the printer for printing, if the changed printer is determined, the processing from step S805 is performed again. Finally, when printing is executed, the set new contents are updated as print setting annotations and stored (step S811).
[0042]
Next, printing using the print icon of the launcher will be described with reference to FIGS. FIG. 9 is a diagram showing an example of a screen of the CRT 203 (FIG. 2) on which the launcher 90 and a plurality of data files are displayed. The launcher 90 is a program that executes a process corresponding to an icon simply by clicking the icon with the mouse 208 (FIG. 2). The launcher 90 displays a plurality of icons including the process described above with reference to FIG. For example, the
[0043]
FIG. 10 is a flowchart showing a printing process using the print icon of the launcher. When the user selects a data file and drags and drops it onto the print icon 96 (step S1001), the CPU 201 (FIG. 2) determines whether print setting annotation information exists in the selected data file. A determination is made (step S1002). If the print setting screen does not exist, a print setting screen is displayed according to the annotation information that defines the default print setting (step S1003). If the print setting annotation information already exists, or if the default setting is added, the
[0044]
When the print settings of the data file are corrected, that is, when the annotation information is changed, there are two types of change procedures. That is, if printing is not required, the setting process of the additional information described in FIG. 4 may be executed. If printing is required, a print dialog including the items shown in FIG. Can be corrected. Note that in the latter case, the settings are updated and not saved unless printing is performed in S810 and S811 in FIG.
[0045]
Next, with reference to FIGS. 11 and 12, a description will be given of a data file search process based on two types of annotation information. This processing is intended to search for a data file based on print settings, and is useful, for example, when searching for a data file to be printed on an OHP film and classifying meeting materials.
[0046]
FIG. 11 is a flowchart illustrating a file search process from the print setting annotation setting screen. This flow is mainly executed by the CPU 201 (FIG. 2). In other words, the
[0047]
Then, the
[0048]
FIG. 12 is a flowchart illustrating a file search process from a print setting confirmation thumbnail. The CPU 201 (FIG. 2) displays a print setting confirmation thumbnail on the CRT 203 (FIG. 2) (step S1201). The print setting confirmation thumbnail includes print setting items and check boxes displayed as thumbnails, for example, as shown in FIG. 7A or 7B. Next, using the mouse 208 (FIG. 2) or the like, the user looks at the thumbnail of the print mode and checks the print mode desired to be searched (step S1202). That is, the
[0049]
Then, the
[0050]
The two types of search processing have been described above. In any of the searches, the
[0051]
The data management device 20 (FIG. 2) and the entire data management system including the same operate according to a computer program based on the flowcharts of FIGS. Such a computer program is recorded on a recording medium typified by an optical disk such as a CD or DVD, a magnetic disk such as a floppy disk, a smart media, a compact flash (registered trademark), or a semiconductor memory such as an EEPROM. In addition, the data is transmitted to another computer via an electric communication line such as the Internet, and is recorded on a recording medium such as a memory of a communication partner computer.
[0052]
【The invention's effect】
According to the present invention, for each data file to be printed, an annotation information file describing the print settings of the data file is generated, and the data file and the annotation information file are managed integrally. As a result, it is possible to always refer to the annotation information file for printing, so that a desired print result can always be obtained regardless of which printing apparatus is used for printing. Further, the user does not need to make print settings each time printing is performed, so that work efficiency can be improved.
[0053]
Also, according to the present invention, a data file can be searched based on print settings based on the description of the annotation information file. Therefore, it is easy to classify the data files for each printing mode.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of a data management system used in the description of an embodiment.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of a data management device.
FIG. 3 is a flowchart showing main operations of a data management device in the data management system (FIG. 1).
FIG. 4 is a flowchart illustrating a procedure of a setting process of additional information.
FIG. 5 illustrates an example of a print setting annotation setting screen.
FIGS. 6A to 6D are diagrams illustrating a setting mode of annotation information. (A) is a conceptual diagram showing a text format data file. (B)-(d) are conceptual diagrams showing three types of means for defining annotation information.
FIG. 7A is a diagram illustrating an example of a confirmation screen of annotation information only by thumbnail display. (B) is a diagram showing an example of a further simplified thumbnail display and a confirmation screen of annotation information in which an annotation is described below the thumbnail display.
FIG. 8 is a flowchart illustrating details of printing using a print dialog.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a launcher and a CRT screen on which a plurality of data files are displayed.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a printing process using a print icon of a launcher.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a file search process from a print setting annotation setting screen.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a file search process from a print setting confirmation thumbnail.
[Explanation of symbols]
10 data file input device,
20 data management devices,
30 printing device (printer),
201 CPU,
202 ROM,
203 CRT,
204 keyboard,
205 communication I / F,
206 RAM,
207 HDD,
208 mice,
209 CD-ROM,
210 expansion slots,
211 Data bus.
Claims (4)
前記データファイルごとに、前記データファイルの印刷の設定を記述したアノテーション情報ファイルを生成して、前記記憶部に記憶させるファイル生成部とを備えたデータ管理システムであって、記憶部に構築されたファイルシステムは、前記データファイルおよび前記アノテーション情報ファイルを一体的に管理する、データ管理システム。A file system for managing files, a storage unit for storing data files to be printed,
A data management system comprising: a file generation unit that generates an annotation information file describing print settings of the data file for each of the data files, and stores the annotation information file in the storage unit. A data management system, wherein the file system integrally manages the data file and the annotation information file.
前記記憶部は、前記データファイルを複数記憶し、かつ、前記データファイルの各々に関連する複数のアノテーション情報ファイルを記憶しており、
データ管理システムは、前記複数のアノテーション情報ファイルから、前記1以上の項目のうちの所定の項目を有するアノテーション情報ファイルを検索し、検索された前記アノテーション情報ファイルに関連する前記データファイルを特定する検索部をさらに備えた、請求項1に記載のデータ管理システム。The annotation information file has one or more items related to print settings of the data file,
The storage unit stores a plurality of the data files, and stores a plurality of annotation information files associated with each of the data files,
The data management system searches the plurality of annotation information files for an annotation information file having a predetermined item of the one or more items, and specifies the data file related to the searched annotation information file. The data management system according to claim 1, further comprising a unit.
印刷の対象となるデータファイルを記憶するステップと、
前記データファイルごとに、前記データファイルの印刷の設定を記述したアノテーション情報ファイルを生成するステップと、
生成した前記アノテーション情報ファイルを記憶するステップと
からなり、ファイルシステムにおいて、前記データファイルおよび前記アノテーション情報ファイルを一体的に管理するデータ管理プログラム。A data management program executable on a computer in which a file system for managing files is constructed,
Storing a data file to be printed;
For each data file, generating an annotation information file describing the print settings of the data file,
Storing the generated annotation information file; and a data management program for integrally managing the data file and the annotation information file in a file system.
Priority Applications (1)
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