【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入水圧が設定値以上になると水圧を逃がすために便器面内に排水する安全弁を備えた、人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の排水流路と安全弁を備えた衛生洗浄装置は特許文献１に示すような構成が一般的であった。この装置は図６に示されているように、排水流路５ｋは熱交換器６の上流で主流路１０から分岐され、安全弁５の上流の水圧が設定値以上になると開放して吐水ホース１７と、吐水口１８とから構成されている便器１５開口部に排水させて、熱交換器６が高圧に晒されないようにしていた。
【０００３】
【特許文献１】
特開平３−６６８４４号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した従来の安全弁５の排水構造では、１ＭＰａを超えるような高水圧が安全弁５の上流に印加された場合等においては、安全弁５の二次圧を熱交換器６の耐圧可能な水圧にまで低下させようとすると安全弁５からの排水流量も多くなり、例えば吐水口１８付近で吐水ホース１７が暴れ、吐水口１８と吐水ホース１７の接続部から排水の一部が漏れて飛び散り、衛生洗浄装置１の内部が被水してしまい、衛生洗浄装置１が故障する恐れがあるという問題があった。また、正常に便器１５面内に排水したとしても、もの凄い勢いで吐水口１８から排水された水が直接便器１５面内に噴射し、水滴が便器１５面の外に跳ね返って飛び散り、トイレの床や壁を濡らしたりする恐れがあるという問題があった。
【０００５】
そこで本発明では、高水圧が安全弁の上流に印加された場合でも、安全弁から排水される水を安全に便器面内に流出させ、水滴の跳ね返りや飛び散りによる衛生洗浄装置の故障やトイレの床・壁などの汚損を防止することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
請求項１記載の発明における衛生洗浄装置においては、熱交換器と前記熱交換器に水を供給するための給水装置とを有する衛生洗浄装置において、前記給水装置に水を供給するための水道配管に設けた分岐栓より前記熱交換器までの区間に、所定以上の水圧が加えられた際に水圧を外部へ逃がす安全弁を配置し、前記安全弁からの排水流路を、便器洗浄に用いる洗浄水の供給源より便器面内に流出するまでの通水路の途中に連通したことを特徴とする。これにより、安全弁より排水された水は、便器洗浄に用いる洗浄水の通水路に合流し、リムから小穴を通過して便器面内に水が飛び散ることなく安全に排水させることが出来る。
【０００７】
請求項２乃至４記載の発明における衛生洗浄装置においては、熱交換器と前記熱交換器に水を供給するための給水装置とを有する衛生洗浄装置において、前記給水装置に水を供給するための水道配管に設けた分岐栓より前記熱交換器までの区間に、所定以上の水圧が加えられた際に水圧を外部へ逃がす安全弁を配置し、前記安全弁からの排水を、ロータンク内に放水させたことを特徴とする。これにより、安全弁より排水されロータンク内に放水された水はオーバーフロー管を通ってロータンク内に溜められている便器の洗浄水の通水路に合流し、リムから小穴を通過して便器面内に水が飛び散らず安全に排水させることが出来る。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の具体的な実施例を、図１乃至図５に基づいて詳細に説明する。
【０００９】
まず第一の実施例について説明する。図１のような衛生洗浄装置１において、給水配管２ａより分岐栓２ｂによって衛生洗浄装置１に流入した給水圧の水は、調圧弁３によって減圧され、水路の開閉を行うメインバルブ４が開かれることにより安全弁５を通過して熱交換器６に至り、湯となる。熱交換器６の下流には流量調整弁７があり、湯はそこで流量を調節され、さらに流路切替弁８によって、おしり洗浄、ビデ洗浄などの目的に叶う局部洗浄用流路が選択され、ノズル９を通って局部に吐水する。この時、メインバルブ４の下流であって熱交換器６の上流に安全弁５を配置しており、例えば調圧弁３が故障し、給水圧がそのまま調圧弁３の下流に印加されたとしても、安全弁５によって主流路１０を流れる水のいくらかを排水して安全弁５の二次圧を下げている。これにより、給水装置１１は熱交換器６の上流で給水圧を熱交換器６の耐え得る所定の水圧以下にまで下げ、熱交換器６に高圧が印加されないよう制御している。
【００１０】
ここで、安全弁５の作動原理を、図２を用いて説明する。安全弁５は、局部洗浄用水の流れる主流路１０から分岐して構成され、分岐点５ａより主流路１０の圧力が主押圧室５ｂに伝搬する。主押圧室５ｂ下流はシート部５ｃにパッキン５ｄがポペット５ｅを介してばね５ｆによって押しつけられ、安全弁５は閉じた状態にある。しかし、調圧弁３が破損した場合、特に高水圧地域では、主押圧室５ｂの圧力による力がばね５ｆに抗してパッキン５ｄおよびポペット５ｅを押し上げ、パッキン５ｄがシート部５ｃから引き離されて安全弁５が開弁する。安全弁５が開弁すると水は副押圧室５ｇに流入し、ポペット５ｅの側面とボディー５ｈの隙間で形成される圧損部５ｉを通過して背圧室５ｊに至り、排水流路５ｋを通って排水される。このように、安全弁５から水を排出して主流路１０の圧力を下げることにより、調圧弁３の破損時の熱交換器６に印加される高圧負荷を軽減する。
【００１１】
この時、排水流路５ｋを給水源１２の流出口１２ａに合流させている。ここでいう給水源１２とは、ロータンク式乃至水道直圧式による給水を表している。これにより、安全弁５より排水された水を、図３に示すように、リム１３の下端に設けている複数の小穴１４を通過させて便器１５面内に水が飛び散ることなく安全に排水させることが出来るので、水滴の跳ね返りや飛び散りによる衛生洗浄装置１の故障やトイレの床・壁などの汚損を防止することができる。
【００１２】
尚、本実施例では安全弁５をメインバルブ４と熱交換器６の間に配置したが、目的によっては分岐栓２ｂからメインバルブ４までの間に配置してもよい。メインバルブ４を閉じている時には、メインバルブ４の上流までは給水圧が印加されており、例えば高水圧地域においてウォーターハンマー現象が発生した場合等、メインバルブ４の上流までは、常に過度の高水圧が印加される可能性がある。このような場合でも、メインバルブ４の上流に安全弁５を配置することにより、給水装置１１には所定の水圧以上は印加されないため、耐圧性を確保出来る。
【００１３】
また、本実施例は、衛生洗浄装置１の給水装置１１の役割の一つを担う安全弁５の排水流路５ｋを、便器１５の洗浄水の給水源１２より便器１５面内に流出するまでの通水路の途中、すなわちロータンク等の給水源１２乃至便器１５に接続させているため、施工時やメンテナンス時に接続が複雑となる。そこで、本実施例の好ましい実施形態は衛生洗浄装置１と便器１５の洗浄水の給水源１２および便器１５を一体とした製品とすることが望ましい。
【００１４】
次に第二の実施例について説明する。この例では、衛生洗浄装置１の水路構成および安全弁５の構造は第一の実施例に示したものと同様であるが、安全弁５の排水流路５ｋの接続箇所が異なる。便器１５の洗浄水の給水源１２がロータンク１２であった場合、排水流路５ｋをロータンク１２内部に接続してもよい。図４のように、排水流路５ｋの出口を、ロータンク１２内の水位より高位置から下方に向かって放水させる。この場合、既定の水位よりも溢れた分の水はオーバーフロー管１２ｂを通ってロータンク１２の流出口１２ａに合流することになり、第一の実施例と同等の効果を得ることが出来る。
【００１５】
また、デザイン収納上、排水流路５ｋの出口をロータンク１２内の水位よりも高位置に配置出来ない場合は、図５のように、排水流路５ｋの出口をロータンク１２内の水位より低位置からロータンク１２に接続してもよい。但し、この場合、排水流路５ｋの出口には、水位と排水流路５ｋの出口の高低差による水頭圧が印加されるため、ロータンク１２内の水が排水流路５ｋを逆流してしまうことになる。その為、排水流路５ｋの一部に、安全弁５よりロータンク１２への一方向にのみ流水可能な向きに逆止弁１６を設ける必要がある。
【００１６】
さらに、安全弁５からの排水を確実にロータンク１２内に通水させるために、少なくとも安全弁５の開弁圧が、ロータンク１２内の水位と排水流路５ｋの出口の高低差による水頭圧よりも高圧であるように設計しなければならない。これにより、安全弁５が開弁して排水流路５ｋに通水された水はロータンク１２内の水位と排水流路５ｋの出口の高低差による水頭圧よりも高圧であるために、排水流路５ｋの水を確実にロータンク１２内に通水することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一の実施例における衛生洗浄装置と安全弁の排水経路を示す図である。
【図２】一般的な安全弁の構造を示す図である。
【図３】本発明の実施例によって排水された水が便器面内に流出する様子を示す図である。
【図４】本発明の第二の実施例における衛生洗浄装置と安全弁の排水経路を示す図である。
【図５】本発明の第二の実施例における衛生洗浄装置と安全弁の排水経路を示す図である。
【図６】従来の衛生洗浄便座における安全弁の排水経路を示す図である。
【符号の説明】
１： 衛生洗浄装置
２： 給水部
３： 調圧弁
４： メインバルブ
５： 安全弁
５ｋ： 排水流路
６： 熱交換器
７： 流量調整弁
８： 流路切替弁
９： ノズル
１０： 主流路
１１： 給水装置
１２： 給水源（ロータンク）
１２ａ： 流出口
１２ｂ： オーバーフロー管
１３： リム
１４： 小穴
１５： 便器
１６： 逆止弁
１７： 吐水ホース
１８： 吐水口[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a sanitary washing device for washing a local part of a human body, provided with a safety valve that drains water into a toilet bowl in order to release the water pressure when the incoming water pressure exceeds a set value.
[0002]
[Prior art]
Heretofore, a sanitary washing device having a drainage channel and a safety valve of this type has generally been configured as shown in Patent Document 1. In this device, as shown in FIG. 6, the drain passage 5k is branched from the main passage 10 upstream of the heat exchanger 6, and is opened when the water pressure upstream of the safety valve 5 becomes equal to or higher than a set value, and the water discharge hose 17k is opened. And the water discharge port 18 to drain the water to the opening of the toilet 15 so that the heat exchanger 6 is not exposed to high pressure.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-66844
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described drainage structure of the safety valve 5, when a high water pressure exceeding 1 MPa is applied upstream of the safety valve 5, the secondary pressure of the safety valve 5 is changed to the water pressure that the heat exchanger 6 can withstand. If the water is discharged from the safety valve 5, the flow rate of the drainage water from the safety valve 5 will increase. There is a problem that the inside of the apparatus 1 may be wet and the sanitary washing apparatus 1 may be broken. Further, even if the water is normally drained into the toilet 15, the water drained from the water discharge port 18 is sprayed with great speed directly into the toilet 15, and water droplets bounce out of the toilet 15 and scatter, and the floor of the toilet and There was a problem that the wall might be wet.
[0005]
Therefore, in the present invention, even when a high water pressure is applied upstream of the safety valve, the water discharged from the safety valve is allowed to safely flow out into the toilet bowl surface, causing a failure of the sanitary washing device due to splashing or splashing of water droplets, and failure of the toilet floor or floor. The purpose is to prevent fouling of walls and the like.
[0006]
[Means for Solving the Problems and Their Functions and Effects]
The sanitary washing device according to claim 1, wherein in the sanitary washing device having a heat exchanger and a water supply device for supplying water to the heat exchanger, a water supply pipe for supplying water to the water supply device. In the section from the branch tap provided to the heat exchanger, a safety valve that releases the water pressure to the outside when a predetermined pressure or more is applied is disposed, and the drainage flow path from the safety valve is used for flushing water used for toilet flushing. In the middle of the water passage until it flows out of the supply source into the toilet bowl. As a result, the water drained from the safety valve joins the flow path of the flush water used for flushing the toilet, and can be safely drained without passing through the small hole from the rim into the toilet surface.
[0007]
The sanitary washing device according to any one of claims 2 to 4, wherein the sanitary washing device includes a heat exchanger and a water supply device for supplying water to the heat exchanger. In the section from the branch tap provided to the water pipe to the heat exchanger, a safety valve that releases the water pressure to the outside when a predetermined pressure or more is applied is disposed, and the drainage from the safety valve is discharged into the low tank. It is characterized by the following. As a result, the water discharged from the safety valve and discharged into the low tank flows through the overflow pipe into the flush water channel of the toilet bowl stored in the low tank, and passes through the small hole from the rim into the toilet bowl. Can be safely drained without scattering.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a specific embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0009]
First, a first embodiment will be described. In the sanitary washing device 1 as shown in FIG. 1, the water of the feed water pressure flowing into the sanitary washing device 1 from the water supply pipe 2a by the branch tap 2b is reduced in pressure by the pressure regulating valve 3, and the main valve 4 for opening and closing the water channel is opened. This passes through the safety valve 5 to reach the heat exchanger 6 and becomes hot water. Downstream of the heat exchanger 6, there is a flow control valve 7, in which the flow rate of hot water is adjusted, and a flow path switching valve 8 is used to select a local cleaning flow path suitable for purposes such as posterior cleaning, bidet cleaning, and the like. Water is discharged to a local area through the nozzle 9. At this time, the safety valve 5 is arranged downstream of the main valve 4 and upstream of the heat exchanger 6. For example, even if the pressure regulating valve 3 fails and the feedwater pressure is applied directly downstream of the pressure regulating valve 3, The safety valve 5 drains some of the water flowing through the main flow path 10 to reduce the secondary pressure of the safety valve 5. As a result, the water supply device 11 lowers the water supply pressure upstream of the heat exchanger 6 to a predetermined water pressure that the heat exchanger 6 can withstand, and controls so that a high pressure is not applied to the heat exchanger 6.
[0010]
Here, the operation principle of the safety valve 5 will be described with reference to FIG. The safety valve 5 is configured to branch off from the main flow path 10 through which the local cleaning water flows, and the pressure in the main flow path 10 propagates from the branch point 5a to the main pressing chamber 5b. Downstream of the main pressing chamber 5b, the packing 5d is pressed against the seat portion 5c by the spring 5f via the poppet 5e, and the safety valve 5 is in a closed state. However, when the pressure regulating valve 3 is damaged, especially in a high water pressure area, the force due to the pressure of the main pressing chamber 5b pushes up the packing 5d and the poppet 5e against the spring 5f, and the packing 5d is separated from the seat portion 5c, and the safety valve is released. 5 opens. When the safety valve 5 is opened, the water flows into the sub-pressing chamber 5g, passes through the pressure loss portion 5i formed by the gap between the side surface of the poppet 5e and the body 5h, reaches the back pressure chamber 5j, and passes through the drain passage 5k. Drained. As described above, by discharging water from the safety valve 5 and reducing the pressure in the main flow path 10, the high-pressure load applied to the heat exchanger 6 when the pressure regulating valve 3 is damaged is reduced.
[0011]
At this time, the drain channel 5k is joined to the outlet 12a of the water supply source 12. The water supply source 12 here refers to water supply by a low tank type or a direct water supply type. As a result, as shown in FIG. 3, the water drained from the safety valve 5 passes through the small holes 14 provided at the lower end of the rim 13 to safely drain the water without splashing into the toilet 15 surface. Therefore, it is possible to prevent failure of the sanitary washing device 1 due to splashing or splashing of water droplets and soiling of floors and walls of toilets.
[0012]
Although the safety valve 5 is arranged between the main valve 4 and the heat exchanger 6 in this embodiment, it may be arranged between the branch tap 2b and the main valve 4 depending on the purpose. When the main valve 4 is closed, the feedwater pressure is applied up to the upstream of the main valve 4. For example, when a water hammer phenomenon occurs in a high water pressure area, an excessively high water is always applied to the upstream of the main valve 4. Water pressure may be applied. Even in such a case, by arranging the safety valve 5 upstream of the main valve 4, a pressure higher than a predetermined water pressure is not applied to the water supply device 11, so that pressure resistance can be ensured.
[0013]
Further, in the present embodiment, the drainage flow path 5k of the safety valve 5 which plays one of the roles of the water supply device 11 of the sanitary washing device 1 is discharged from the flush water supply source 12 of the toilet 15 into the toilet 15 surface. The connection is complicated in the middle of the water passage, that is, in the water supply source 12 such as a low tank or the toilet 15 at the time of construction or maintenance. Therefore, in a preferred embodiment of the present embodiment, it is desirable that the sanitary washing device 1 and the water supply source 12 of the flush water of the toilet 15 and the toilet 15 be integrated into a product.
[0014]
Next, a second embodiment will be described. In this example, the water passage configuration of the sanitary washing device 1 and the structure of the safety valve 5 are the same as those shown in the first embodiment, but the connection point of the safety valve 5 to the drain passage 5k is different. When the water supply source 12 of the flush water of the toilet 15 is the low tank 12, the drain passage 5k may be connected to the inside of the low tank 12. As shown in FIG. 4, the outlet of the drain passage 5k is discharged downward from a position higher than the water level in the low tank 12. In this case, the water overflowing from the predetermined water level passes through the overflow pipe 12b and joins the outlet 12a of the low tank 12, so that the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0015]
If the outlet of the drain passage 5k cannot be located higher than the water level in the low tank 12 due to the design storage, the outlet of the drain passage 5k is positioned lower than the water level in the low tank 12, as shown in FIG. May be connected to the low tank 12. However, in this case, since the head pressure due to the difference between the water level and the height difference between the outlet of the drainage channel 5k is applied to the outlet of the drainage channel 5k, the water in the low tank 12 may flow backward through the drainage channel 5k. become. Therefore, it is necessary to provide the check valve 16 in a part of the drainage flow path 5k so that water can flow only in one direction from the safety valve 5 to the low tank 12.
[0016]
Furthermore, in order to ensure that the drainage water from the safety valve 5 flows through the low tank 12, the valve opening pressure of the safety valve 5 is at least higher than the water head pressure due to the water level in the low tank 12 and the height difference between the outlet of the drain passage 5k. Must be designed to be As a result, the safety valve 5 is opened and the water passed through the drain passage 5k is higher than the water level in the low tank 12 and the head pressure due to the height difference between the outlet of the drain passage 5k. 5 k of water can be reliably passed through the low tank 12.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a drainage path of a sanitary washing device and a safety valve according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a structure of a general safety valve.
FIG. 3 is a view showing a state in which water drained according to the embodiment of the present invention flows out into a toilet bowl surface.
FIG. 4 is a diagram illustrating a drainage path of a sanitary washing device and a safety valve according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a view showing a sanitary washing device and a drainage path of a safety valve according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a view showing a drainage path of a safety valve in a conventional sanitary washing toilet seat.
[Explanation of symbols]
1: Sanitary washing device 2: Water supply unit 3: Pressure regulating valve 4: Main valve 5: Safety valve 5k: Drainage channel 6: Heat exchanger 7: Flow control valve 8: Channel switching valve 9: Nozzle 10: Main channel 11: Water supply device 12: Water supply source (low tank)
12a: Outlet 12b: Overflow pipe 13: Rim 14: Small hole 15: Toilet bowl 16: Check valve 17: Water discharge hose 18: Water discharge port
