JP2004115767A - Polyvinyl chloride-based pressure-sensitive self-adhesive tape or sheet - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートに関し、より詳細には、粘着テープ又はシートの側面における粘着剤のはみ出しや、打抜き加工等の加工時における刃物への粘着剤の付着などが抑制又は防止されたポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
基材がポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなっているポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートでは、粘着成分としてスチレン−ブタジエンゴム(「SBR」と称する場合がある)を含有する粘着剤が用いられており、該SBRは低吸水性や耐老化性に優れているが、粘着性や凝集性がやや低いという一面を有しているため、SBRと天然ゴムとの混合物を粘着成分とする粘着剤が広く用いられている(非特許文献1参照)。市販されているSBRには各種グレードがあり、そのグレートによっては、SBRの凝集力不足による粘着テープ又はシートの側面における粘着剤のはみ出し(糊はみ出し)や、打抜き加工等の加工時における刃物への粘着剤の付着(糊取られ)が発生する場合がある。このため、SBRゴムの選択が制限され、これが、粘着剤のコストダウンの大きな障害となっている。
【0003】
【非特許文献1】
日本粘着テープ工業会粘着ハンドブック編集委員会編集「粘着ハンドブック(第2版)」日本粘着テープ工業会、1995年10月12日、p.461−467
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、粘着剤の粘着成分としてのスチレン−ブタジエンゴムとして、各種グレードのスチレン−ブタジエンゴムを用いていても、粘着テープ又はシートの側面における粘着剤のはみ出しや、打抜き加工時における刃物への粘着剤の付着が抑制又は防止されたポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意検討した結果、基材がポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなっているポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートにおいて、粘着剤の粘着成分としてのスチレン−ブタジエンゴムの見かけの分子量を大きくすると、スチレン−ブタジエンゴムの凝集力の低下を抑制することができることを見出した。さらに鋭意検討した結果、その見かけの分子量を上げる方法として、イソシアネート系化合物を用いることが有用であることを見出した。すなわち、スチレン−ブタジエンゴムをイソシアネート系化合物と組み合わせて用いると、スチレン−ブタジエンゴムの凝集力の不足によるテープ又はシート側面における粘着剤のはみ出しや、打抜き加工等の加工時における刃物への粘着剤の付着を抑制または防止することができることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【0006】
すなわち、本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる基材と、該基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とで構成されているポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートであって、前記粘着剤層が、少なくともスチレン−ブタジエンゴムを粘着成分として含有し、且つイソシアネート系化合物を含有する粘着剤により形成されていることを特徴とするポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートを提供する。
【0007】
前記イソシアネート系化合物の割合としては、全粘着成分100重量部に対して0.5〜40重量部であることが好ましい。
【0008】
また、前記粘着成分としては、スチレン−ブタジエンゴムおよび天然ゴムの混合物であることが好ましく、このような混合物の場合、スチレン−ブタジエンゴムと天然ゴムとの割合としては、スチレン−ブタジエンゴム/天然ゴム=10/90〜90/10(重量比)であることが好適である。
【0009】
前記基材のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、重合度が1000〜1300のポリ塩化ビニルを含有していてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートの特徴としては、粘着剤における粘着成分として用いられているスチレン−ブタジエンゴムを、イソシアネート系化合物と組み合わせていることにある。このように、スチレン−ブタジエンゴムをイソシアネート系化合物と組み合わせて用いるので、前記スチレン−ブタジエンゴムが、各種グレードのスチレン−ブタジエンゴムであっても、イソシアネート系化合物による架橋により、該スチレン−ブタジエンゴムの見かけの分子量を上げることができる。そのため、スチレン−ブタジエンゴムの凝集力が元来高くなくても(不足していても)、前記架橋により見かけの分子量が大きくなっているので、テープ又はシートの側面における粘着剤のはみ出し(糊はみ出し)や、打抜き加工等の加工時における刃物(加工刃)への粘着剤の付着(糊取られ)を抑制または防止することができる。しかも、イソシアネート系化合物を用いているので、スチレン−ブタジエンゴムを少なくとも含んでいる粘着剤の粘着特性の低下を引き起こさず、粘着剤本来の粘着性及びタック性を保持している。
【0011】
本発明のポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートは、前述のように、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる基材と、該基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とで構成されている。
【0012】
基材のポリ塩化ビニル系樹脂組成物としては、樹脂成分の主成分としてポリ塩化ビニル(「PVC」と称する場合がある)を含有していれば特に制限されない。ポリ塩化ビニル系樹脂組成物(PVC系樹脂組成物)の樹脂成分全量に対するPVCの割合としては、例えば、50重量%以上(好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90〜100重量%)である。なお、PVC系樹脂組成物は、樹脂成分以外に、必要に応じて、公知乃至慣用の添加剤(例えば、安定剤、可塑剤など)を含有していてもよい。
【0013】
PVCとしては、軟質のPVCを好適に用いることができる。軟質のPVCとしては、重合度が1000〜1300のPVCに、安定剤や可塑剤等を適量加えたものが挙げられる。
【0014】
基材の厚みは、特に制限されず、例えば、10〜500μm(好ましくは12〜200μm、さらに好ましくは15〜100μm)程度である。なお、基材は単層の形態を有していてもよく、また、複層の形態を有していてもよい。
【0015】
基材には、必要に応じて、背面処理、帯電防止処理、下塗り処理などの各種処理が施されていてもよい。
【0016】
粘着剤層を形成するための粘着剤(感圧接着剤)は、粘着成分(ベースポリマー)として少なくともスチレン−ブタジエンゴム(スチレン−ブタジエン共重合体;SBR)を含有している。該粘着剤におけるSBRの含有割合は、特に制限されず、他の粘着成分の種類に応じて適宜選択することができ、例えば、粘着成分全量に対して10重量%以上(好ましくは20重量%以上)の範囲から選択することができる。
【0017】
このようなSBRとしては、公知乃至慣用のSBRを用いることができる。なお、SBRにおけるモノマー成分としてのスチレンとブタジエンとの割合としては、特に制限されない。
【0018】
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)の種類又はグレードは特に制限されず、各種の種類又はグレードのスチレン−ブタジエンゴムを用いることができる。
【0019】
粘着剤の粘着成分として、SBR以外の他の粘着成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソブチレン、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体などのゴム成分の他、アクリル系粘着剤やウレタン系粘着剤などの各種粘着剤中の粘着成分(ベースポリマー)などが挙げられる。このようなSBR以外の他の粘着成分は、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0020】
本発明では、SBR以外の他の粘着成分としては、ゴム成分(SBR以外のゴム成分)が好ましく、特に天然ゴムが好適である。すなわち、粘着剤の粘着成分としては、SBRおよび天然ゴムの混合物を好適に用いることができる。粘着成分が、SBRと天然ゴムとの混合物である場合、SBRと天然ゴムとの割合としては、例えば、SBR/天然ゴム(重量比)=10/90〜90/10(好ましくは20/80〜80/20)の範囲から選択することができる。SBR/天然ゴムの比が10/90(重量比)より少ないと、十分な耐老化性が得られにくくなり、一方、90/10(重量比)より多いと、十分なタック性、粘着力が得られにくくなる。
【0021】
また、粘着剤にはイソシアネート系化合物が含まれている。該イソシアネート系化合物は架橋剤として用いることができる。イソシアネート系化合物としては、公知乃至慣用のイソシアネート系架橋剤を好適に用いることができる。イソシアネート系化合物には、脂肪族ポリイソシアネート系化合物、脂環式ポリイソシアネート系化合物、芳香族ポリイソシアネート系化合物、芳香脂肪族ポリイソシアネート系化合物などが含まれる。イソシアネート系化合物は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0022】
脂肪族ポリイソシアネート系化合物には、例えば、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、2−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、3−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート系化合物などが含まれる。
【0023】
脂環式ポリイソシアネート系化合物には、例えば、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシレンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート系化合物などが含まれる。
【0024】
芳香族ポリイソシアネート系化合物には、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニトロジフェニル−4,4´−ジイソシアネート、2,2´−ジフェニルプロパン−4,4´−ジイソシアネート、3,3´−ジメチルジフェニルメタン−4,4´−ジイソシネート、4,4´−ジフェニルプロパンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ナフチレン−1,4−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、3,3´−ジメトキシジフェニル−4,4´−ジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート系化合物などが含まれる。
【0025】
芳香脂肪族ポリイソシアネート系化合物には、例えば、キシリレン−1,4−ジイソシアネート、キシリレン−1,3−ジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイソシアネート系化合物などが含まれる。
【0026】
また、イソシアネート系化合物としては、前記例示の脂肪族ポリイソシアネート系化合物、脂環族ポリイソシアネート系化合物、芳香族ポリイソシアネート系化合物、芳香脂肪族ポリイソシアネート系化合物による二重体や三量体、反応生成物又は重合物(例えば、ジフェニルメタンジイソシアネートの二重体や三量体、トリメチロールプロパンとトリレンジイソシアネートとの反応生成物、トリメチロールプロパンとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応生成物、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、ポリエーテルポリイソシアネート、ポリエステルポリイソシアネートなど)なども用いることができる。
【0027】
イソシアネート系化合物の割合としては、特に制限されないが、例えば、全粘着成分100重量部に対して0.5〜40重量部(好ましくは1〜20重量部、さらに好ましくは1〜10重量部)の範囲から選択することができる。イソシアネート系化合物の割合が、全粘着成分100重量部に対して0.5重量部より少ないと、粘着剤又はSBRの凝集力を高める効果が低下し、糊はみ出し防止性が低下し、一方、40重量部を超えると、粘着力が低下する。なお、イソシアネート系化合物の割合が、全粘着成分100重量部に対して1〜10重量部であると、糊はみ出し防止性や糊取られ防止性が優れ、且つ粘着性、タック性やロッキング防止性等の粘着特性も優れている。
【0028】
粘着剤には、必要に応じて各種添加剤、例えば、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種安定剤、粘着付与樹脂、充填剤、着色剤、帯電防止剤、発泡剤、界面活性剤などの公知の各種添加剤が配合されていてもよい。これらの添加剤の使用量は、粘着剤に適用される通常の量であってもよい。
【0029】
粘着剤層の厚みは、例えば、5〜100μm(好ましくは10〜50μm)程度である。
【0030】
本発明のポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシート(粘着製品)は、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる基材と、前記基材の少なくとも一方の面(片面)に形成された粘着剤層とで構成されており、通常、粘着剤層は基材の片面のみに形成されている。ポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートは、コーティング法などの慣用の方法を用いて、基材の少なくとも一方の面に粘着剤層を形成することにより、製造できる。なお、粘着剤層は、剥離フィルム(剥離ライナ)により保護されていてもよい。また、ポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートは、本発明の効果を損なわない範囲で、他の層(例えば、中間層、下塗り層など)を有していてもよい。
【0031】
ポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートは、例えば、基材と、前記基材の一方の面に形成された粘着剤層と、前記基材の他方の面に形成された背面処理層とで構成されていると、粘着剤層の表面がシート背面(例えば、背面処理層の面)と重ね合わせて積層して、粘着剤層を保護することができる。また、この際、ロール状に巻回することにより、ロール状に巻回された状態又は形態を有している粘着テープ(ロール状に巻回された粘着テープ)として作製することができ、ロール状に巻回しない場合は、粘着シートとして作製することができる。このように、基材と、前記基材の一方の面に形成された粘着剤層と、前記基材の他方の面に形成された背面処理層とで構成されている場合、粘着テープは、コーティング法などの慣用の方法を用いて、基材の一方の面上に粘着剤層を形成し、他方の面上に背面処理層を形成することにより、製造でき、さらには、粘着剤層の表面をシート背面と重ね合わせて、ロール状に巻回することにより、ロール状に巻回された粘着テープを製造できる。なお、基材に背面処理層が形成されていない場合、コーティング法などの慣用の方法を用いて、基材の一方の面上に粘着剤層を形成した後、剥離ライナの剥離面を粘着剤層に接触するように積層し、ロール状に巻回することにより、ロール状に巻回された粘着テープを製造できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、ポリ塩化ビニル系粘着テープ又はシートは、粘着剤層が、少なくともスチレン−ブタジエンゴムを粘着成分として含有し、且つイソシアネート系化合物を含有する粘着剤により形成されているので、前記スチレン−ブタジエンゴムとして、低価格で汎用性の高いスチレン−ブタジエンゴムを用いていても、粘着テープ又はシートの側面における粘着剤のはみ出しや、打抜き加工時における刃物への粘着剤の付着を抑制又は防止することができる。
【0033】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0034】
(基材の調製例1)
ポリ塩化ビニル(商品名「TH−1300」信越化学社製):100重量部、可塑剤(商品名「DOP」花王社製;ジオクチルフタレート):54重量部、および安定剤(商品名「NL−175」水澤化学社製):2重量部を混合してポリ塩化ビニル系樹脂組成物を調製し、該ポリ塩化ビニル系樹脂組成物を、押出し成形機を用いてフィルム状(厚み170μm)に成形し、ポリ塩化ビニル製フィルム(「PVCフィルム」と称する場合がある)を作製した。
【0035】
(粘着剤の調製例1)
スチレン−ブタジエンゴム(商品名「SBR1013S」SHELL社製):70重量部、天然ゴム(商品名「RSS1級」野村貿易社製):30重量部、石油樹脂(商品名「エスコレッツ1315」TONNEX社製;軟化点100℃):60重量部、老化防止剤(商品名「イルガノックス1010」チバガイギー社製;フェノール系老化防止剤):5重量部、およびイソシアネート系化合物(商品名「コロネートL」日本ポリウレタン工業社製):2重量部を混合して、粘着剤(「粘着剤A」と称する場合がある)を調製した。
【0036】
(粘着剤の調製例2)
イソシアネート系化合物(商品名「コロネートL」日本ポリウレタン工業社製)を用いなかったこと以外は、前記粘着剤の調製例1と同様にして、粘着剤(「粘着剤B」と称する場合がある)を調製した。
【0037】
(実施例1)
基材の調製例1により得られたPVCフィルムの一方の面に、粘着剤の調製例1で得られた粘着剤Aを乾燥後の厚みが30μmとなるように塗工し、乾燥させて粘着剤層を形成した後、巻き取り機にてロール状に巻き取り、さらに、これを切断機にて切断して、所定の幅のロール状の粘着テープを作製した。
【0038】
(比較例1)
基材の調製例1により得られたPVCフィルムの一方の面に、粘着剤の調製例2で得られた粘着剤Bを乾燥後の厚みが30μmとなるように塗工し、乾燥させて粘着剤層を形成した後、巻き取り機にてロール状に巻き取り、さらに、これを切断機にて切断して、所定の幅のロール状の粘着テープを作製した。
【0039】
(評価)
実施例1、比較例1で得られた粘着テープについて、下記の各測定又は評価を行うことにより、粘着性、タック性、糊はみ出し防止性を評価した。評価結果は表1に示した。
【0040】
(粘着力測定)
粘着テープを、19mm幅に切断し、室温(23℃)且つ65%RH雰囲気下の条件でSUSステンレス板にゴムローラー(2kg)を用いて圧着して(1往復)貼付し、180°ピール粘着力(剥離速度300mm/分、23℃)を測定して、粘着性(又は剥離性)を評価した。
【0041】
(タック性評価)
粘着テープの粘着剤層に、室温(23℃)且つ65%RH雰囲気下で、指を押しつけて離した際の官能にて、下記の基準により、タック性を評価した。
評価基準
○:指に十分に引っ付いている
△:指に弱いが引っ付いている
×:指に全く引っ付かない
【0042】
(糊はみ出し防止性評価)
各2巻の粘着テープを、互いに側面が接触するように重ね合わせ、60℃で1日間保存した後取り出して、室温(23℃)で冷却後、粘着テープの側面を、室温(23℃)で、指を押しつけて離した際の官能等により、下記の基準により、糊はみ出し防止性を評価した。
評価基準
○:側面にべとつきがない
△:側面に若干べとつきがある
×:側面にべとつきがあり、2巻の粘着テープ同士がくっついている
【0043】
【表1】
【0044】
表1より、実施例に係る粘着テープは、いずれも加工性や物性劣化等を引き起こすことなく、粘着特性の低下を抑制または防止することができた。すなわち、実施例に係る粘着テープ又はシートは、その側面における粘着剤のはみ出しや、打抜き加工時における刃物への粘着剤の付着が抑制又は防止されており、且つ適切な粘着力と適切なタック性とを有している。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet, and more specifically, suppresses sticking out of the pressure-sensitive adhesive on the side face of the pressure-sensitive adhesive tape or sheet, or the adhesion or the like of the pressure-sensitive adhesive to a blade during processing such as punching. The present invention relates to a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet which is prevented.
[0002]
[Prior art]
In a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet whose base material is made of a polyvinyl chloride-based resin composition, a pressure-sensitive adhesive containing styrene-butadiene rubber (sometimes referred to as “SBR”) as an adhesive component is used. The SBR is excellent in low water absorption and aging resistance, but has an aspect that adhesiveness and cohesiveness are slightly low, so that an adhesive containing a mixture of SBR and natural rubber as an adhesive component is used. It is widely used (see Non-Patent Document 1). There are various grades of SBR that are commercially available, and depending on the grade, the adhesive may protrude from the side of the pressure-sensitive adhesive tape or sheet due to insufficient cohesion of the SBR (glue protrudes), or may be applied to a blade during processing such as punching. Adhesion (adhesion) of the adhesive may occur. For this reason, the selection of the SBR rubber is restricted, and this is a major obstacle to reducing the cost of the adhesive.
[0003]
[Non-patent document 1]
Edited by the Adhesion Handbook Editing Committee of the Japan Adhesive Tape Industry Association, "Adhesion Handbook (2nd edition)" Japan Adhesive Tape Industry Association, October 12, 1995, p. 461-467
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a styrene-butadiene rubber of various grades as a styrene-butadiene rubber as a pressure-sensitive adhesive component, but to prevent the pressure-sensitive adhesive from protruding from the side surface of the pressure-sensitive adhesive tape or sheet, or to perform punching. An object of the present invention is to provide a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet in which adhesion of a pressure-sensitive adhesive to a blade is suppressed or prevented.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to achieve the above object, and as a result, in a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet in which a substrate is made of a polyvinyl chloride-based resin composition, styrene- It has been found that when the apparent molecular weight of the butadiene rubber is increased, a decrease in the cohesive strength of the styrene-butadiene rubber can be suppressed. As a result of further intensive studies, they have found that it is useful to use an isocyanate compound as a method for increasing the apparent molecular weight. That is, when the styrene-butadiene rubber is used in combination with the isocyanate-based compound, the styrene-butadiene rubber protrudes from the tape or sheet side due to lack of cohesive force, and the pressure-sensitive adhesive to the blade during processing such as punching. It has been found that adhesion can be suppressed or prevented. The present invention has been completed based on these findings.
[0006]
That is, the present invention is a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet comprising a substrate made of a polyvinyl chloride-based resin composition and an adhesive layer formed on at least one surface of the base material, The present invention provides a polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet, wherein the pressure-sensitive adhesive layer contains at least a styrene-butadiene rubber as a pressure-sensitive adhesive and is formed of a pressure-sensitive adhesive containing an isocyanate-based compound.
[0007]
The ratio of the isocyanate-based compound is preferably 0.5 to 40 parts by weight based on 100 parts by weight of all the adhesive components.
[0008]
The adhesive component is preferably a mixture of styrene-butadiene rubber and natural rubber. In the case of such a mixture, the ratio of styrene-butadiene rubber to natural rubber is styrene-butadiene rubber / natural rubber. = 10/90 to 90/10 (weight ratio).
[0009]
The polyvinyl chloride resin composition of the base material may contain polyvinyl chloride having a degree of polymerization of 1,000 to 1,300.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A feature of the polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet of the present invention resides in that styrene-butadiene rubber used as a pressure-sensitive adhesive component in a pressure-sensitive adhesive is combined with an isocyanate-based compound. As described above, since the styrene-butadiene rubber is used in combination with the isocyanate-based compound, even if the styrene-butadiene rubber is a styrene-butadiene rubber of various grades, the styrene-butadiene rubber is crosslinked by the isocyanate-based compound. The apparent molecular weight can be increased. For this reason, even if the cohesive force of the styrene-butadiene rubber is not originally high (even if it is insufficient), the apparent molecular weight is increased by the crosslinking, so that the pressure-sensitive adhesive protrudes from the side surface of the tape or sheet (paste protrudes). ) And adhesion (adhesion) of the pressure-sensitive adhesive to a blade (working blade) at the time of processing such as punching processing can be suppressed or prevented. In addition, since the isocyanate-based compound is used, the pressure-sensitive adhesive containing at least the styrene-butadiene rubber does not cause a decrease in the pressure-sensitive adhesive properties, and retains the original tackiness and tackiness of the pressure-sensitive adhesive.
[0011]
As described above, the polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet of the present invention is composed of a substrate made of a polyvinyl chloride-based resin composition and an adhesive layer formed on at least one surface of the substrate. .
[0012]
The polyvinyl chloride resin composition of the substrate is not particularly limited as long as it contains polyvinyl chloride (sometimes referred to as “PVC”) as a main component of the resin component. The ratio of PVC to the total amount of the resin components of the polyvinyl chloride resin composition (PVC resin composition) is, for example, 50% by weight or more (preferably 80% by weight or more, more preferably 90 to 100% by weight). . In addition, the PVC-based resin composition may contain a known or commonly used additive (eg, a stabilizer, a plasticizer, and the like) as necessary, in addition to the resin component.
[0013]
As the PVC, soft PVC can be suitably used. Examples of the soft PVC include those obtained by adding appropriate amounts of stabilizers, plasticizers, and the like to PVC having a degree of polymerization of 1,000 to 1,300.
[0014]
The thickness of the substrate is not particularly limited, and is, for example, about 10 to 500 μm (preferably 12 to 200 μm, more preferably 15 to 100 μm). The substrate may have a single-layer form or a multi-layer form.
[0015]
The substrate may be subjected to various treatments such as a back surface treatment, an antistatic treatment, and an undercoating treatment, if necessary.
[0016]
The pressure-sensitive adhesive (pressure-sensitive adhesive) for forming the pressure-sensitive adhesive layer contains at least styrene-butadiene rubber (styrene-butadiene copolymer; SBR) as a pressure-sensitive adhesive component (base polymer). The content ratio of SBR in the pressure-sensitive adhesive is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the type of other pressure-sensitive adhesive components. For example, 10% by weight or more (preferably 20% by weight or more) based on the total amount of the pressure-sensitive adhesive components ) Can be selected from the range.
[0017]
As such an SBR, a known or commonly used SBR can be used. The ratio of styrene and butadiene as monomer components in SBR is not particularly limited.
[0018]
The type or grade of styrene-butadiene rubber (SBR) is not particularly limited, and various types or grades of styrene-butadiene rubber can be used.
[0019]
Examples of the adhesive component other than SBR as the adhesive component of the adhesive include, for example, rubber components such as natural rubber (NR), polyisobutylene, and styrene-isoprene-styrene copolymer, as well as acrylic adhesives and urethane-based adhesives. An adhesive component (base polymer) in various adhesives such as an adhesive is exemplified. Such adhesive components other than SBR can be used alone or in combination of two or more.
[0020]
In the present invention, as the adhesive component other than SBR, a rubber component (a rubber component other than SBR) is preferable, and natural rubber is particularly preferable. That is, as the adhesive component of the adhesive, a mixture of SBR and natural rubber can be suitably used. When the adhesive component is a mixture of SBR and natural rubber, the ratio of SBR to natural rubber is, for example, SBR / natural rubber (weight ratio) = 10/90 to 90/10 (preferably 20/80 to 80/20). When the ratio of SBR / natural rubber is less than 10/90 (weight ratio), it is difficult to obtain sufficient aging resistance. On the other hand, when the ratio is more than 90/10 (weight ratio), sufficient tackiness and adhesive strength are obtained. It is difficult to obtain.
[0021]
The pressure-sensitive adhesive contains an isocyanate compound. The isocyanate compound can be used as a crosslinking agent. As the isocyanate-based compound, a known or commonly used isocyanate-based crosslinking agent can be suitably used. The isocyanate compound includes an aliphatic polyisocyanate compound, an alicyclic polyisocyanate compound, an aromatic polyisocyanate compound, an araliphatic polyisocyanate compound, and the like. The isocyanate-based compounds can be used alone or in combination of two or more.
[0022]
Examples of the aliphatic polyisocyanate compound include 1,6-hexamethylene diisocyanate, 1,4-tetramethylene diisocyanate, 2-methyl-1,5-pentane diisocyanate, 3-methyl-1,5-pentane diisocyanate, and lysine. Examples include aliphatic diisocyanate compounds such as diisocyanate.
[0023]
Examples of the alicyclic polyisocyanate compound include, for example, alicyclic diisocyanate compounds such as isophorone diisocyanate, cyclohexyl diisocyanate, hydrogenated tolylene diisocyanate, hydrogenated xylene diisocyanate, hydrogenated diphenylmethane diisocyanate, and hydrogenated tetramethyl xylene diisocyanate. included.
[0024]
Examples of the aromatic polyisocyanate compound include 2,4-tolylene diisocyanate, 2,6-tolylene diisocyanate, 4,4'-diphenylmethane diisocyanate, 2,4'-diphenylmethane diisocyanate, and 4,4'-diphenyl ether diisocyanate. , 2-nitrodiphenyl-4,4'-diisocyanate, 2,2'-diphenylpropane-4,4'-diisocyanate, 3,3'-dimethyldiphenylmethane-4,4'-diisocyanate, 4,4'-diphenylpropane Aromatics such as diisocyanate, m-phenylene diisocyanate, p-phenylene diisocyanate, naphthylene-1,4-diisocyanate, naphthylene-1,5-diisocyanate, 3,3'-dimethoxydiphenyl-4,4'-diisocyanate And diisocyanate compounds.
[0025]
The araliphatic polyisocyanate compound includes, for example, araliphatic diisocyanate compounds such as xylylene-1,4-diisocyanate and xylylene-1,3-diisocyanate.
[0026]
Examples of the isocyanate-based compound include the above-described aliphatic polyisocyanate-based compound, alicyclic polyisocyanate-based compound, aromatic polyisocyanate-based compound, and dimer or trimer of araliphatic polyisocyanate-based compound, Product or polymer (for example, diphenylmethane diisocyanate dimer or trimer, reaction product of trimethylolpropane and tolylene diisocyanate, reaction product of trimethylolpropane and hexamethylene diisocyanate, polymethylene polyphenylisocyanate, polymethylene Ether polyisocyanate, polyester polyisocyanate, etc.) can also be used.
[0027]
The ratio of the isocyanate-based compound is not particularly limited, but is, for example, 0.5 to 40 parts by weight (preferably 1 to 20 parts by weight, more preferably 1 to 10 parts by weight) based on 100 parts by weight of the total adhesive component. You can choose from a range. When the proportion of the isocyanate compound is less than 0.5 part by weight with respect to 100 parts by weight of the total adhesive component, the effect of increasing the cohesive force of the adhesive or SBR is reduced, and the adhesive extruding prevention property is reduced. When the amount exceeds the weight part, the adhesive strength is reduced. In addition, when the ratio of the isocyanate compound is 1 to 10 parts by weight based on 100 parts by weight of the total adhesive component, the adhesive is excellent in preventing the adhesive from sticking out and removing the adhesive, and has excellent adhesiveness, tackiness and antilocking property. The adhesive properties such as are excellent.
[0028]
The adhesive includes various additives as necessary, for example, various stabilizers such as a plasticizer, an ultraviolet absorber, an antioxidant, a tackifier resin, a filler, a colorant, an antistatic agent, a foaming agent, and a surfactant. Various known additives such as agents may be blended. The amounts of these additives used may be the usual amounts applied to pressure-sensitive adhesives.
[0029]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer is, for example, about 5 to 100 μm (preferably 10 to 50 μm).
[0030]
The polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet (adhesive product) of the present invention comprises a substrate made of a polyvinyl chloride-based resin composition and an adhesive layer formed on at least one surface (one surface) of the substrate. The pressure-sensitive adhesive layer is usually formed only on one side of the substrate. The polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet can be produced by forming a pressure-sensitive adhesive layer on at least one surface of a substrate by using a conventional method such as a coating method. Note that the pressure-sensitive adhesive layer may be protected by a release film (release liner). Further, the polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet may have another layer (for example, an intermediate layer, an undercoat layer, or the like) as long as the effects of the present invention are not impaired.
[0031]
The polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet is composed of, for example, a substrate, a pressure-sensitive adhesive layer formed on one surface of the substrate, and a back treatment layer formed on the other surface of the substrate. In this case, the surface of the pressure-sensitive adhesive layer is laminated on the back surface of the sheet (for example, the surface of the back surface treatment layer) to protect the pressure-sensitive adhesive layer. Further, at this time, by winding in a roll shape, it can be produced as an adhesive tape having a state or form wound in a roll shape (adhesive tape wound in a roll shape). When it is not wound into a shape, it can be produced as an adhesive sheet. In this way, when the base material, the pressure-sensitive adhesive layer formed on one surface of the base material, and the back surface treatment layer formed on the other surface of the base material, the pressure-sensitive adhesive tape, It can be manufactured by forming a pressure-sensitive adhesive layer on one surface of a base material and forming a back surface treatment layer on the other surface using a conventional method such as a coating method. By laminating the front surface with the back surface of the sheet and winding it in a roll, an adhesive tape wound in a roll can be manufactured. If the back surface treatment layer is not formed on the base material, an adhesive layer is formed on one surface of the base material using a conventional method such as a coating method, and then the release surface of the release liner is coated with an adhesive. The pressure-sensitive adhesive tape wound in a roll shape can be manufactured by laminating so as to be in contact with the layer and winding in a roll shape.
[0032]
【The invention's effect】
According to the present invention, the polyvinyl chloride-based pressure-sensitive adhesive tape or sheet has the pressure-sensitive adhesive layer containing at least a styrene-butadiene rubber as a pressure-sensitive adhesive component, and is formed of a pressure-sensitive adhesive containing an isocyanate-based compound. As a styrene-butadiene rubber, even if a low-priced, highly versatile styrene-butadiene rubber is used, the sticking of the adhesive on the side of the adhesive tape or sheet, or the adhesion of the adhesive to the blade during the punching process is suppressed or Can be prevented.
[0033]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0034]
(Preparation example 1 of base material)
100 parts by weight of polyvinyl chloride (trade name “TH-1300” manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), 54 parts by weight of plasticizer (trade name “DOP” manufactured by Kao Corporation; dioctyl phthalate), and a stabilizer (trade name “NL- 175 "manufactured by Mizusawa Chemical Co., Ltd.): 2 parts by weight are mixed to prepare a polyvinyl chloride resin composition, and the polyvinyl chloride resin composition is formed into a film (170 μm thickness) using an extruder. Then, a polyvinyl chloride film (sometimes referred to as a “PVC film”) was produced.
[0035]
(Preparation example 1 of adhesive)
Styrene-butadiene rubber (trade name "SBR1013S" manufactured by SHELL): 70 parts by weight, natural rubber (trade name "RSS1 grade" manufactured by Nomura Trading Co., Ltd.): 30 parts by weight, petroleum resin (trade name "Escolets 1315" manufactured by TONNEX) ; Softening point 100 ° C): 60 parts by weight, antioxidant (trade name “Irganox 1010” manufactured by Ciba Geigy; phenolic antioxidant): 5 parts by weight, and isocyanate compound (trade name “Coronate L” Nippon Polyurethane) (Manufactured by Kogyo Co., Ltd.): 2 parts by weight were mixed to prepare an adhesive (sometimes referred to as “adhesive A”).
[0036]
(Preparation example 2 of adhesive)
A pressure-sensitive adhesive (sometimes referred to as "pressure-sensitive adhesive B") in the same manner as in Preparation Example 1 of the pressure-sensitive adhesive except that an isocyanate-based compound (trade name "Coronate L" manufactured by Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd.) was not used. Was prepared.
[0037]
(Example 1)
On one surface of the PVC film obtained by the base material preparation example 1, the pressure-sensitive adhesive A obtained by the pressure-sensitive adhesive preparation example 1 is applied so as to have a thickness after drying of 30 μm, and then dried and adhered. After forming the agent layer, it was wound into a roll by a winder, and further cut by a cutter to produce a roll-shaped adhesive tape having a predetermined width.
[0038]
(Comparative Example 1)
On one surface of the PVC film obtained in Preparation Example 1 of the base material, the pressure-sensitive adhesive B obtained in Preparation Example 2 of the pressure-sensitive adhesive is applied so as to have a thickness of 30 μm after drying, and dried to obtain an adhesive. After forming the agent layer, it was wound into a roll by a winder, and further cut by a cutter to produce a roll-shaped adhesive tape having a predetermined width.
[0039]
(Evaluation)
With respect to the pressure-sensitive adhesive tapes obtained in Example 1 and Comparative Example 1, the following measurements or evaluations were performed to evaluate the pressure-sensitive adhesiveness, tackiness, and adhesive sticking-out prevention properties. The evaluation results are shown in Table 1.
[0040]
(Adhesion measurement)
The pressure-sensitive adhesive tape was cut into a width of 19 mm, and was pressure-bonded (one reciprocation) to a SUS stainless steel plate using a rubber roller (2 kg) at room temperature (23 ° C.) and in an atmosphere of 65% RH, and a 180 ° peel adhesive was applied. The force (peeling rate 300 mm / min, 23 ° C.) was measured to evaluate the tackiness (or peeling property).
[0041]
(Tackiness evaluation)
The tackiness was evaluated according to the following criteria, based on the sensation when the finger was pressed and released from the pressure-sensitive adhesive layer of the pressure-sensitive adhesive layer at room temperature (23 ° C.) and 65% RH atmosphere.
Evaluation criteria ○: Sufficiently stuck to finger △: Weak to finger but stuck ×: Not stuck to finger at all [0042]
(Evaluation of adhesive run-out prevention)
The two tapes of adhesive tape were overlapped with each other so that the side surfaces were in contact with each other, stored at 60 ° C. for 1 day, taken out, cooled at room temperature (23 ° C.), and the side surface of the adhesive tape was heated at room temperature (23 ° C.). The adhesive bleeding-preventing property was evaluated according to the following criteria, based on the sensation when the finger was pressed and released.
Evaluation criteria ○: no stickiness on the side △: slightly sticky on the side ×: sticky on the side, two volumes of adhesive tape are stuck together
[Table 1]
[0044]
As shown in Table 1, the pressure-sensitive adhesive tapes according to the examples were able to suppress or prevent the deterioration of the pressure-sensitive properties without causing any deterioration in workability or physical properties. In other words, the pressure-sensitive adhesive tape or sheet according to the example has a configuration in which the protrusion of the pressure-sensitive adhesive on its side surface and the adhesion of the pressure-sensitive adhesive to the blade at the time of punching are suppressed or prevented, and the proper adhesive force and appropriate tackiness And
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