JP2004114983A

JP2004114983A - Opening/closing body structure of vehicle

Info

Publication number: JP2004114983A
Application number: JP2002284831A
Authority: JP
Inventors: Kenji Kaneno; 金納　賢治; Toshifumi Suzuki; 鈴木　俊史
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2002-09-30
Filing date: 2002-09-30
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2022-09-30
Also published as: JP4019885B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide biparting doors of a vehicle capable of improving visual confirmation property and appearance as well as ingress/egress property and cargo loading property. <P>SOLUTION: A right side door 11 and a left side door 1 have door glasses 15, 5, respectively, and sash is not provided on sides of mutually opposing door glasses. A weather strip WS3 is provided in a left side end part from the door glass 15 of the right side door 11 to a door body 13. This weather strip WS3 can retract and move into an inner side of a vehicle room from a seal part in the interlocking relationship with a door handle of the right side door 11. Since link type door hinges 61, 66 are provided in a right side end part of the right side door 11, the weather strip WS3 can turn along locus KW which does not interfere with a right side end part 33J of the left side door 1 so that opening/closing operation can be started from any left or right door. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の開閉体構造、特に観音開きタイプのドア構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の車両における観音開きタイプのドアとしては、図１４に示すような構造が知られている（特開平９−３０９３３８号公報）。このような観音開きタイプのドアは、その開閉が一枚のバックドアを横方向、あるいは上下方向に開閉するよりも容易であり、結果として、乗降性や荷役性が優れた車両とすることができる。
【０００３】
図１４において、（Ａ）はドアの外観を表す斜視図である。これによれば、ドアは車両後方側から見て右側のドア１３０と左側のドア１４０とから構成され、右側のドア１３０にはサッシュ部１３１がドアガラス１３５を囲むようにして支持し、左側のドア１４０においてもサッシュ部１４１がドアガラス１４５を囲むように支持している。また、（Ａ）におけるＢ−Ｂ断面図である（Ｂ）によれば、ドア１３０は先閉ドア、ドア１４０は後閉ドアとされ、ドア１３０に設けられたウエザーストリップとドア１４０に設けられたウエザーストリップとでこれら２枚のドアの重なり合い部の隙間をシールする構造となっている。
【０００４】
しかしながら、このような構造は、車幅方向略中央においてドアサッシュ１３１と１４１が上下方向に配設されているため、運転者が車両を後退させる際に後方の視認性が悪く、安全性に欠けるものとなっている。また、車両デザインとしても開放感に乏しく、見栄えが悪い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
以上から、本発明は、観音開きタイプのドアにおいて、乗降性や荷役性の向上と共に、視認性や見栄えをも向上できる構造を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の構成による車両の開閉体構造は、車両に形成され、乗降あるいは荷役のための連続した開口を一対のドアで開閉する観音開きタイプのドアであって、一対のドアは、夫々がドアボデーと、その上下部及び車両側方部がドアサッシュによって支持されているドアガラスとを具備し、ドア閉時には、一方のドアのドアボデーと他方のドアのドアボデーがウエザーストリップを介してシールされるとともに、双方のドアガラスの内、ドアサッシュによって支持されていないドアガラス端部同士がウエザーストリップを介してシールされるものである。
【０００７】
本発明の第１の構成によれば、ドアが観音開きであるところから、ドア開閉操作が容易であるとともに、ドアを開けた状態において乗降性、荷役性に優れ、且つドアボデー同士、ドアガラス同士がウエザーストリップでシールされる構造であるところから、特に左右のドアの境界部におけるシール部構造がシンプルで、見栄えと車両後方の視認性を向上することができる。
【０００８】
本発明の第２の構成による車両の開閉体構造は、第１の構成において、一対のドアにおける一方のドアと他方のドアとが対向辺にあって、ドア閉時に一方のドアの一部と他方のドアの一部とが車室内側と車室外側とに重複するように配設され、重複した際に、車室内側に配設された一方のドアのドアボデーとドアガラスに、他方のドアのドアボデーとドアガラスとに当接してシールを行うウエザーストリップが設けられているものである。
【０００９】
本発明の第２の構成によれば、ドア閉時において車室内側に位置するドアのドアガラスからドアボデーに渡ってウエザーストリップが設けられ、このウエザーストリップは他方のドアのドアガラスからドアボデーに当接してシールする構造とされているため、構造がシンプルで見栄えが良い観音開きドアとすることができる。
【００１０】
本発明の第３の構成による車両の開閉体構造は、第１の構成において、一対のドアの何れか一方のドアのドアガラスに他方のドアのドアガラスと当接してシールを行うウエザーストリップが設けられ、ウエザーストリップは、ドア閉時の双方のドアガラスと当接してシールしている状態から一方のドアのドアガラスが他方のドアのドアガラスより先行して開放動される際に、他方のドアのドアガラスとの干渉を避ける位置に退避移動可能に設けられているものである。
【００１１】
本発明の第３の構成によれば、ウエザーストリップが設けられている側のドアガラスが他方のドアガラスよりも先に開放される場合であっても、ウエザーストリップは他方のドアのドアガラスとの干渉を避ける位置に退避移動可能に設けられているので、干渉することなく開放操作ができる。
【００１２】
本発明の第４の構成による車両の開閉体構造は、第３の構成において、ウエザーストリップは、一方のドアに移動可能に枢着されているとともに、一方のドアにウエザーストリップをドアハンドルと連動して他方のドアの対向辺端部との干渉を避ける位置に移動させる連結機構が設けられているものである。
【００１３】
本発明の第４の構成によれば、通常ドアを開けるときはドアハンドルを把持するが、この動作と連動してウエザーストリップを退避移動することができるので、特別な操作が不要であるとともに、簡便な構造でこれを実現できる。
【００１４】
本発明の第５の構成による車両の開閉体構造は、第１の構成において、一対のドアは、車両側方側の辺がヒンジを介して車体に取付けられているとともに、一対のドアにおける一方のドアに設けられたウエザーストリップの開放軌跡が他方のドアとの干渉を避けるように設定されているものである。
【００１５】
本発明の第６の構成によれば、一対のドアにおける一方のドアが他方のドアとの干渉を避ける軌跡で開放可能に設定されているので、ドア開放操作が支障無く行え、これにより乗降性並びに荷役性を向上することができる。
【００１６】
本発明の第６の構成による車両の開閉体構造は、第５の構成において、一対のドアの少なくとも一方のヒンジの回動軌跡が、一対のドアにおける一方のドアに設けられたウエザーストリップと他方のドアとの干渉を避けるように設定されているものである。
【００１７】
本発明の第６の構成によれば、一対のドアにおける一方のドアに設けられたウエザーストリップは、同じく一方のドアに設けられたヒンジによって他方のドアと干渉しないので、どちらのドアからでも開放操作が支障無く行え、これにより乗降性並びに荷役性を向上することができる。
【００１８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、観音開きタイプのドアにおいて、乗降性や荷役性を向上と、車幅方向中央部のサッシュレスによる視認性と見栄えの向上が両立できるものである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係るドア構造の外観を図１に基づいて説明する。本発明に係るドア構造は、図１に示すように、例えば車両の観音開き式バックドアであって、車両後方から見て左側に位置するとともに開閉可能にされた左側ドア１と、同じく右側に位置するとともに開閉可能にされた右側ドア１１とで構成されている。
【００２０】
左側ドア１は、ドアボデー３と、ドアガラス５と、ドアガラス５の周縁部の内、上下部と左側の三方を支持するドアサッシュ部７と、ドア開閉ハンドル９を有している。また、右側ドア１１は、ドアボデー１３と、ドアガラス１５と、ドアガラス１５の周縁部の内、上下部と右側の三方を支持するドアサッシュ部１７と、ドア開閉ハンドル１９を有している。
【００２１】
この図から分かるように、本発明に係るドア構造は、左側ドア１に設けられたドアガラス５の右側と、右側ドア１１に設けられたドアガラス１５の左側にはドアサッシュ部が形成されていないものとされている。すなわち、ドア閉時において、車幅方向略中央に上下方向のドアサッシュの無いサッシュレス構造であるため、広々とした開放感のあるドア構造が得られ、見栄えが良く、しかも車室内からの後方視界を良好にすることができる。
【００２２】
次に、ドアガラス並びにドアボデーのシール構造における第一の実施の形態について、図１の断面Ａ−Ａ、断面Ｂ−Ｂを表す図を用いて説明する。まず、図１の断面Ａ−Ａを表す図２に基づいて、左側ドア１に設けられたドアガラス５と右側ドア１１に設けられたドアガラス１５の間のシール構造について説明する。なお、以下に説明するウエザーストリップの形状は、特にこれらに限定されるものではなく、シール機能を果たす形状であれば如何なるものであってもよい。
【００２３】
図２は、左側ドア１と右側ドア１１が閉じられた状態を示しており、左側ドア１のドアガラス５と右側ドア１１のドアガラス１５との間にはウエザーストリップＷＳ１が設けられ、ドアガラス５とドアガラス１５との隙間をシールするようになっている。ここで、ウエザーストリップＷＳ１は右側ドア１１に設けられたドアガラス１５の端部を囲むように接着されているものである。
【００２４】
この第一の実施の形態の場合、左側ドア１と右側ドア１１には開閉順序が有り、図２のようなドア閉の状態からドア開の状態にするためには、同図の円弧矢印で示しているように、（１）左側ドア１を開け、（２）右側ドア１１を開ける、という操作順序が取られる。また、ドア開の状態からドア閉の状態にするためには、（３）右側ドア１１を閉め、（４）左側ドア１を閉める、という操作順序が取られる。
【００２５】
次に、図１の断面Ｂ−Ｂを表す図３に基づいて、第一の実施の形態における左側ドア１のドアボデー３と右側ドア１１のドアボデー１３との間のシール構造について説明する。左側のドアボデー３はアウターパネル３ａとインナーパネル３ｂから成り、車幅方向略中央部において重ね合わされ、端部３Ｊが形成されている。一方、右側のドアボデー１３はアウターパネル１３ａとインナーパネル１３ｂから成り、車幅方向略中央部において重ね合わされ、端部１３Ｊが形成されている。ここで、左側のドアボデー３の端部３Ｊは、右側のドアボデー１３の端部１３Ｊよりも車両後方側に配設されており、右側のドアボデー１３の端部１３Ｊに固定されたウエザーストリップＷＳ２が、左側のドアボデー３の端部３Ｊと右側のドアボデー１３の端部１３Ｊとの隙間をシールする構造となっている。
【００２６】
なお、特に図示しないが、図２で示したウエザーストリップＷＳ１と図３で示したウエザーストリップＷＳ２は、ドアガラス１５の下端部付近で連結一体化されることにより、右側ドア１１の左側端部上下方向全体に渡って配設されているものである。
【００２７】
また、この第一の実施の形態は、左側のドアボデー３の端部３Ｊと右側のドアボデー１３の端部１３Ｊが上記のような位置関係とシール構造を有しているため、先に説明したドア開閉順序を取るものであるが、ドア閉時において左側のドアボデー３の端部３Ｊが右側のドアボデー１３の端部１３Ｊよりも車両前方側に位置するようにしても良く、この場合、ウエザースリップＷＳ２は左側のドアボデー３の端部３Ｊに固定され、且つ図２のウエザーストリップＷＳ１も左側ドア１のドアガラス５の端部に接着固定されるものとなる。そしてその開閉操作は、閉状態から右側ドアを開けた後、左側ドアを開け、左側ドアを閉めた後、右側ドアを閉めるという順序とされる。
【００２８】
続いて、第二の実施の形態について図４〜７を用いて説明する。第二の実施の形態は、左右どちらのドアからでも開閉が可能な観音開き式ドア構造に関するもので、ドア外観は図１において示したものと同じである。
【００２９】
図４は、図１のＡ−Ａ断面であって、第二の実施の形態における左右のドアガラス部のシール構造を示すものである。図４において、左側ドア１のドアガラス５と右側ドア１１のドアガラス１５の間には、車室内側において上下方向にウエザーストリップＷＳ３が配設され、両ドアガラス間の隙間をシールしている。そして、後で図５を用いて説明するが、このウエザーストリップＷＳ３は、ドア開閉ハンドル１９（図１参照）を把持した際に、ドアガラス面から離れて鎖線で示している位置に移動可能とされている。
【００３０】
ドアハンドル把持の操作によりウエザーストリップがドアガラス、あるいはドアボデーから離れて移動する機構について、図１のＣ−Ｃ断面図である図５、並びにウエザーストリップの可動機構を車両内側から示す図６に基づいて簡単に説明する。
図５において、左側ドアボデー３はアウターパネル３３ａ、インナーパネル３３ｂから成り、アウターパネル３３ａとインナーパネル３３ｂとは端部３３Ｊで連結されている。一方、右側ドアボデー１３は、アウターパネル４３ａ、インナーパネル４３ｂから成り、アウターパネル４３ａとインナーパネル４３ｂとは端部４３Ｊで連結されている。
【００３１】
端部３３Ｊと端部４３Ｊとは、ドア閉時において互いに対向するように配設され、これらの間には、その隙間をシールするウエザーストリップＷＳ３が設けられている。このウエザーストリップＷＳ３は、右側ドアボデー１３のアウターパネル４３ａに形成されている凹部（符号無し）に設けられたドアハンドル１９が把持されて鎖線で示した状態１９’にされた際、ウエザーストリップ可動機構３０により鎖線で示した状態ＷＳ３’に移動するようにされている。
【００３２】
ウエザーストリップ可動機構３０がウエザーストリップＷＳ３を移動するための構造の一例を示したのが図６である。ウエザーストリップ可動機構３０は、ドアハンドル１９と、ドアハンドル１９の裏面に固定された板部材５１と、板部材５１に固定された円筒スリーブ５１Ｓと、円筒スリーブ５１Ｓに挿通された金属棒５３と、インナーパネル１３ｂに固定された箱体５５と、箱体５５の一面に固定されたＬ字状支持部材５７ａ、５７ｂと、ウエザーストリップＷＳ３の背面部ＷＳ３Ｂに固定されたウエザーストリップ支持部材５９とから構成されている。ここで、ウエザーストリップ支持部材５９は、突出部５９ａ、５９ｂ、５９ｃを有し、突出部５９ａ、５９ｂは夫々がＬ字状支持部材５７ａ、５７ｂの水平面５７ａ’、５７ｂ’において水平回動可能に支持されている。
【００３３】
また、円筒スリーブ５１Ｓに挿通された金属棒５３は、ドアハンドル１９の側の端部が略Ｕ字状に折り曲げられたＵ字状部５３ａと、ウエザーストリップ支持部材５９に形成された突出部５９ｃの穴部（符号無し）に挿通されて略Ｌ字状に折り曲げられたＬ字状部５３ｂを有している。
【００３４】
以上のように構成されたウエザーストリップ可動機構３０について説明する。まず、ドアハンドル１９が把持されて矢印（イ）の方向に引っ張られると、板部材５１と円筒スリーブ５１Ｓが矢印（イ）の方向に移動する。
【００３５】
この時、金属棒５３のＵ字状部５３ａは円筒スリーブ５１Ｓに契合するため、金属棒５３は矢印（ロ）の方向に引っ張られる。ここで、金属棒５３の他端に形成されたＬ字状部５３ｂは、ウエザーストリップ支持部材５９に形成された突出部５９ｃに契合してウエザーストリップ支持部材５９を矢印（ロ）の方向に引っ張ることになるが、ウエザーストリップ支持部材５９の突出部５９ａ、５９ｂは、Ｌ字状支持部材５７ａ、５７ｂの水平面上において支持されているとともに水平回動可能とされているため、矢印（ハ）のように回動する。そして、ウエザーストリップＷＳ３は、その背面部ＷＳ３Ｂにおいてウエザーストリップ支持部材５９に固定されているので、ウエザーストリップ支持部材５９と連動してウエザーストリップＷＳ３も矢印（ハ）のように回動する。
【００３６】
以上から、ドアハンドル１９を把持して引っ張るとウエザーストリップＷＳ３が回動しながら左右のドアボデー３、１３から移動可能となっていることが分かるが、先に説明した左右のドアガラス５，１５をシールするウエザーストリップＷＳ３は、ドアボデー３、１３をシールするウエザーストリップＷＳ３と一体とされているため、ドアハンドル１９を操作するだけでドアガラス５，１５からもウエザーストリップＷＳ３が移動可能となっている。
【００３７】
なお、特に図示していないが、ウエザーストリップＷＳ３の背面部ＷＳ３Ｂは、スチール板材、プラスチック板材等の剛性の高い部材で構成されることによりウエザーストリップＷＳ３の全体の変形が防止されている。
【００３８】
続いて、第二の実施の形態におけるドアヒンジ構造の一例を、図７に基づいて説明する。先に説明したように、第二の実施の形態は、左右どちらのドアからでも先に開けられる構造とされており、そのため、ウエザーストリップが設けられている側のドアを先に開けようとする際、ウエザーストリップが他方のドアに干渉しないようにウエザーストリップが設けられている側のドアの開放軌跡を設定している。このような開放軌跡は、図７に示しているようなリンク式ドアヒンジと、図８に示しているようなリンク式ドアヒンジの取付け構造によって設定することが可能である。図７において、（Ａ）はウエザーストリップが設けられている側のドアのやや上方部に固定されるドアヒンジアッパー、（Ｂ）はウエザーストリップが設けられている側のドアのやや下方部に固定されるドアヒンジロアである（図１参照）。
【００３９】
このドアヒンジアッパー６１は、ドア側に締結固定されるドア側固定部材６２と、車体側に締結固定される車体側固定部材６３と、これらドア側固定部材６２と車体側固定部材６３とを連結するリンク部材６４とから構成されている。詳細には、ドア側固定部材６２は、ドアに締結部材（符号無し、図８参照）で固定され、略垂直方向に延びる固定面部６２Ｔと、固定面部６２Ｔの上下両端部から水平方向に延びる水平面部６２Ｕ、６２Ｌを有し、車体側固定部材６３は、車体に締結部材（符号無し、図８参照）で固定され、略垂直方向に延びる固定面部６３Ｔと、固定面部６３Ｔの上下両端部から水平方向に延びる水平面部６３Ｕ、６３Ｌ、及びドアの開放角度を規定するストッパ部６３ｓを有している。また、リンク部材６４は、リンク面部６４ａと、その両端において円筒状に形成された端部６４ｂ、６４ｃを有し、端部６４ｂは、ドア側固定部材６２における水平面部６２Ｕと６２Ｌとの間に介挿されてピンＰ１により回動可能にされ、他方の端部６４ｃは、車体側固定部材６３における水平面部６３Ｕと６３Ｌとの間に介挿されてピンＰ３により回動可能にされている（図８参照）。
【００４０】
一方、ドアヒンジロア６６は、ドア側に締結固定される固定面部６７Ｔを有するドア側固定部材６７と、車体側に締結固定される固定面部６８Ｔを有する車体側固定部材６８と、その長さがドアヒンジアッパーのリンク部材６４より短く設定され、ドア側固定部材６７と車体側固定部材６８とを連結するリンク部材６９とから構成され、ドアヒンジアッパー６１と同じようにドア側固定部材６７とリンク部材６９とはピンＰ２により、車体側固定部材６８とリンク部材６９とはピンＰ４により回動可能とされている。
【００４１】
次に、このリンク式ドアヒンジにより設定されるバックドアの開放軌跡について、図８及び図９を用いて説明する。図８は、図１におけるＤ−Ｄ断面であり、リンク式ドアヒンジの右側ドア１１への取付け状態を表している。また、図９は、リンク式ドアヒンジが設けられたドアの開放軌跡およびウエザーストリップの回動軌跡を表す図である。
【００４２】
図８において、ドアヒンジアッパー６１は、その車体側固定部６３が右側サイドパネルＳＰの後端面部ＳＰＢに、ドア側固定部６２が右側ドア１１のインナーパネル４３ｂに締結固定されているとともに、これらはリンク部材６４により連結されている。ドアヒンジロア６６は、詳細に示していないが、ドアヒンジアッパー６１と同じようにその車体側固定部材６８がドア側右側サイドパネルＳＰの後端面部ＳＰＢに、ドア側固定部６７が右側ドア１１のインナーパネル４３ｂに締結固定されているとともに、これらはリンク部材６９により連結されている。これらのドアヒンジの位置関係としては、ドアヒンジアッパー６１よりも下方の車両後方側にドアヒンジロア６６が設けられ、リンク部材６４とリンク部材６９とは夫々の車体側固定部材６３，６８からやや後方に向かって略平行に延びている状態とされている。
【００４３】
図７に示したリンク式ドアヒンジを図８に示した位置関係で取付けると、ドアが開放操作される際、ドアヒンジアッパー６１におけるドア側固定部６２のピンＰ１は、リンク部材６４の長さを半径とする軌跡７０Ａに沿ってピン位置Ｐ１’に移動し、ドアヒンジロア６６のピンＰ２は、リンク部材６９の長さを半径とする軌跡７０Ｂに沿ってピン位置Ｐ２’に移動する。しかし、この右側ドア１１の左側ドアとの対向辺部である端部４３Ｊは、ドアヒンジロア６６のリンク部材６９がドアヒンジアッパー６１のリンク部材６４よりも短く、且つ後方に取付けられていることにより、車体側のピンＰ３、Ｐ４を中心として右側ドア１１の長さを半径とした円周上の開放軌跡ではなく、右側に引っ張られるような軌跡（図９参照）を取り、ウエザーストリップＷＳ３も左側ドアとの干渉を避けるように開放される。
なお、上で説明したドアヒンジの構造、取付けのレイアウトは、ドアの端部４３Ｊ並びにその近傍に設けられたウエザーストリップＷＳ３が他方のドアと干渉しない軌跡で開放動されるように設定されるものであれば、リンク式に限定されることなく、如何なる構造、取付けのレイアウトであっても良い。
【００４４】
このような軌跡について図９を用いて具体的に説明する。
図９において、（Ａ）はリンク式ヒンジを用いていない場合のドアの開放軌跡を示し、（Ｂ）は本実施の形態であるリンク式ヒンジを用いている場合のドアの開放軌跡を示し、理解し易くするために図８の符号を用いている。
【００４５】
（Ａ）は、車体側固定部材ＦＳに対してドア側固定部材ＦＤが開放動可能されたヒンジＨＡを有しており、この場合、ドアＤＡの端部ＤＡＥはその長さを半径とする軌跡ＫＡに沿って開放される。
【００４６】
これに対し、本発明の実施の形態として上げた上記リンク式ドアヒンジを用いた場合の（Ｂ）は、リンク式のヒンジであるドアヒンジアッパー６１とドアヒンジロア６６によって、ドア１１の端部４３Ｊはドアヒンジ側に引っ張られるような軌跡ＫＢを取る。具体的には、ドア１１を寸法Ｌだけ開けてドア１１ａの状態にした時、（Ａ）の場合の軌跡ＫＡではドア１１の端部４３ＪはＬａの位置に、（Ｂ）の場合の軌跡ＫＢではドア１１の端部４３ＪはＬｂの位置にあり、（Ｂ）の場合の軌跡ＫＢの方が（Ａ）の場合の軌跡ＫＡよりも寸法Ｌｓだけヒンジ側に寄った状態とすることができる。そしてこれは、先に説明したようなアッパーリンクとロアリンクの位置関係、並びにリンク部材の長さの違いによって設定できるものである。
【００４７】
次に、図１０を用いて、ウエザーストリップが他方のドアとの干渉を避ける軌跡で回動可能とされていることを説明する。図１０のドアヒンジは、図８、９で説明したリンク式ドアヒンジ機構を有している。このため、右側ドア１１の左辺部である端部４３Ｊの開放軌跡ＫＢは、図９（Ａ）のようなヒンジを有する左側ドア１の右辺部である端部３３Ｊのドア開放軌跡ＫＡとは異なっている。即ち、右側ドア１１の端部４３Ｊの開放軌跡ＫＢは、左側ドア１の端部１３Ｊとドア開放寸法Ｌが同じでも、車幅方向についてはドアヒンジ側へ大きく移動する。その結果、Ａ部詳細に示しているように、右側ドア１１の端部４３Ｊがこの開放軌跡ＫＢを取ることにより、ウエザーストリップＷＳ３も開放軌跡ＫＢを平行移動させた回動軌跡ＫＷに沿って移動し、左側ドア１の端部３３Ｊとの干渉を避けることができるので、右側ドア１１を先に開放することが可能である。即ち、左側ドア１の端部３３Ｊと右側ドア１１の端部４３Ｊの内端を結ぶ線の長さをＳとし、この内端を結ぶ線上においてウエザーストリップＷＳ３の開放軌跡ＫＷとの交点と右側ドア１１の端部４３Ｊの開放軌跡ＫＢとの交点との長さをＳｋとした場合、Ｓ＞Ｓｋの関係が成立するような開放軌跡ＫＷをウエザーストリップＷＳ３は取っている。そして、この関係は、次に説明するドアガラス部のウエザーストリップについても成立する。
【００４８】
図１１に第二の実施の形態におけるドアガラス部のウエザーストリップＷＳ３がドアガラスとの干渉を避けて開放される軌跡を示している。これによれば、ウエザーストリップＷＳ３は右側ドアに設けられているので、ドアハンドルの操作によって車室内側に移動後退した状態で、回動軌跡ＫＷに沿って移動するので、左側ドアのドアガラス５に干渉することはなく、右側ドア１１を先に開放することが可能である。
【００４９】
以上、第二の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、左側ドアにウエザーストリップを設ける場合、左側ドアにリンク式ドアヒンジを設けて右側ドアの左側端部に干渉しない開放軌跡を取らせる構造としても良いし、左右両ドアともリンク式ドアヒンジを用いても良い。
【００５０】
続いて、本発明に係る第三の実施の形態について説明する。第三の実施の形態は、左右一対のドアの車両側方側の辺がヒンジを介して車体に取付けられているとともに、左右一対のドアにおける一方のドアに設けられたウエザーストリップの開放軌跡が他方のドアとの干渉を避けるように設定されている構造に関するもので、図１２は、その第三の実施の形態における車両のドアの外観を示した図である。図１２において、左側ドア８０は車両側方側ドアボデー８０Ｓと車両中央側ドアボデー８０Ｃからなり、夫々、ドアガラス８２Ｓ、８２Ｃを有している。車両中央側ドアボデー８０Ｃに設けられているドアガラス８２Ｃは、その上下部と車両側方側のみがドアサッシュ８４により支持されている。また、右側ドア８１は車両側方側ドアボデー８１Ｓと車両中央側ドアボデー８１Ｃからなり、夫々、ドアガラス８３Ｓ、８３Ｃを有しているとともに、車両中央側ドアボデー８１Ｃに設けられているドアガラス８３Ｃは、その上下部と車両側方側のみがドアサッシュ８５により支持されている。そして第三の実施の形態では、左側ドア８０においては車両側方側ドアボデー８０Ｓと車両中央側ドアボデー８０Ｃが、右側ドア８１においては車両側方側ドアボデー８１Ｓと車両中央側ドアボデー８１Ｃが折り畳まれるように開く、折畳式観音開きドア構造を有しているもので、共に分割ライン８６が形成されている。
【００５１】
第三の実施の形態におけるドアの開閉構造について、図１２におけるＥ−Ｅ断面を表す図１３を用いて説明する。右側ドア８１の車両中央側ドアボデー８１Ｃには、第二の実施の形態で説明したと同じような車両内側に向かって後退可能なウエザーストリップＷＳ４が車両中央側ドアボデー８０Ｃ、８１Ｃの夫々の端部８０Ｊ、８１Ｊとの隙間をシールするように設けられ（Ｂ部詳細参照）、車両側方側ドアボデー８１Ｓの車両側方側には、車両ボデー側に固定されたボデー側固定部材ＨｓＤと車両側方側ドアボデー８１Ｓに固定されたドア側固定部材ＨｓＤを有するドアヒンジＨｓ（図１２参照）が設けられている。また、車両側方側ドアボデー８１Ｓと車両中央側ドアボデー８１ＣとはヒンジＨｍによって連結されている。即ち、右側ドア８１はヒンジＨｍを支点として車両側方側ドアボデー８１Ｓと車両中央側ドアボデー８１Ｃとが屈曲可能なドア構造とされている。さらに、車両中央側ドアボデー８１Ｃの下端面部にはガイドピンＧＰが設けられ、このガイドピンＧＰは車両中央側ドアボデー８１Ｃの下端面部に相対するボデー側の面部には車幅方向に延びる溝Ｍが形成されている。
【００５２】
このような構造を有する第三の実施の形態の場合、操作する人がドアハンドルを持って矢印で示したような、車両側方側、やや後方に向かってドア８１を引くと、車両側方側ドアボデー８１ＳのヒンジＨｍとの取付け部は軌跡ＫＳを取りながら移動していき、最終的に車両側方側ドアボデー８１Ｓは開放位置８１Ｓ’で停止する。この時、車両中央側ドアボデー８１ＣはガイドピンＧＰが溝Ｍを通って移動するため、ウエザーストリップＷＳ４と当接する車両中央側ドアボデー８１Ｃの端部８１Ｊは軌跡ＫＥを取りながら車両側方部近くまで移動し、最終的に車両側方側ドアボデー８１Ｓの開放位置８１Ｓ’と重なるように開放位置８１Ｃ’で開放を停止する。また、ウエザーストリップＷＳ４は車両中央側ドアボデー８１Ｃに連結されているので軌跡ＫＥと略同等の軌跡ＫＷＳを取り、左側ドアと干渉することなく開放が可能である。
【００５３】
軌跡ＫＥの立ち上がる曲線は車両中央側ドアボデー８１Ｃの車幅方向の長さと厚みとの関係によって異ならせることが可能で、本実施の形態のように車両中央側ドアボデー８１Ｃの車幅方向の長さが車両中央側ドアボデー８１Ｃの厚みより十分に大きいと、緩やかな角度で立ち上がった曲線となすことができる。従って、図１３のＢ部詳細図に示しているように、左側ドア８０における車両中央側ドアボデー８０Ｃの端部８０Ｊも緩やかな立ち上がり曲線を有する軌跡ＫＥが取れ、ドアハンドル８８を把持してウエザーストリップＷＳ４を車室内側の後退位置ＷＳ４’にまで後退させておけばウエザーストリップＷＳ４に干渉することなく左側ドアを始めに開放させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る車両のドア外観図
【図２】第一の実施形態における図１のＡ−Ａ断面
【図３】第一の実施形態における図１のＢ−Ｂ断面
【図４】第二の実施形態における図１のＡ−Ａ断面
【図５】第二の実施形態における図１のＣ−Ｃ断面
【図６】ウエザーストリップ可動機構を示す図
【図７】第二の実施形態におけるドアヒンジ構造を示す図
【図８】リンク式ドアヒンジのドアへの取付け状態を示す図（図１におけるＤ−Ｄ断面）
【図９】リンク式ヒンジを用いたドアの開放軌跡を示す図
【図１０】リンク式ドアヒンジが設けられた右側ドアのウエザーストリップの開放軌跡を示す図
【図１１】ドアガラス部のウエザーストリップの開放軌跡を示す図
【図１２】第三の実施形態に係る車両のドア外観図
【図１３】第三の実施形態に係るウエザーストリップの開放軌跡を示す図
【図１４】従来技術を示す図
【符号の説明】
ＷＳ１、ＷＳ２、ＷＳ３、ＷＳ４・・・ウエザーストリップ
１、８０・・・左側ドア
３・・・左側ドアのドアボデー
５・・・左側ドアのドアガラス
７・・・左側ドアのサッシュ部
１１、８１・・・右側ドア
１３・・・右側ドアのドアボデー
１５・・・右側ドアのドアガラス
１７・・・右側ドアのサッシュ部
６１、６６、Ｈｓ・・・ドアヒンジ
ＫＡ、ＫＢ、ＫＥ・・・ドア端部の開放軌跡
ＫＷ、ＫＷＳ・・・ウエザーストリップの軌跡[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an opening / closing body structure of a vehicle, particularly to a double door type door structure.
[0002]
[Prior art]
As a double door type door in a conventional vehicle, a structure as shown in FIG. 14 is known (Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-309338). Such a double door type door is easier to open and close than opening and closing one back door in the horizontal direction or the vertical direction, and as a result, it is possible to provide a vehicle with excellent getting on and off and cargo handling. .
[0003]
FIG. 14A is a perspective view illustrating an appearance of a door. According to this, the door is composed of a right door 130 and a left door 140 as viewed from the rear side of the vehicle, and a sash 131 is supported on the right door 130 so as to surround the door glass 135, and the left door 140 Also, the sash 141 supports the door glass 145 so as to surround it. Further, according to (B), which is a cross-sectional view taken along the line BB in (A), the door 130 is a front-closed door and the door 140 is a rear-closed door, and the weather strip provided on the door 130 and the door 140 are provided on the door 140. The gap between the overlapping portions of the two doors is sealed with the weather strip.
[0004]
However, in such a structure, since the door sashes 131 and 141 are arranged in the vertical direction substantially at the center in the vehicle width direction, when the driver retreats the vehicle, the visibility behind is poor, and the safety is lacking. It has become something. In addition, the vehicle design has a poor feeling of openness and the appearance is poor.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a structure of a double door that can improve the visibility and appearance as well as the ease of getting on and off and cargo handling.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
An opening / closing body structure for a vehicle according to a first configuration of the present invention is a double door type door formed on a vehicle and opening and closing a continuous opening for getting on / off or loading / unloading with a pair of doors. Has a door body, and a door glass whose upper and lower portions and the side portions of the vehicle are supported by a door sash. When the door is closed, the door body of one door and the door body of the other door are sealed via a weather strip. In addition, the end portions of the door glass, which are not supported by the door sash, of both door glasses are sealed via a weather strip.
[0007]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the 1st structure of this invention, since a door is a double door, it is easy to open and close a door, and it is excellent in getting on and off property, cargo handling in the state where the door was opened, and the door bodies and the door glasses are connected. Since the structure is sealed by the weather strip, the structure of the seal portion particularly at the boundary between the left and right doors is simple, and the appearance and the visibility behind the vehicle can be improved.
[0008]
The opening and closing body structure for a vehicle according to the second configuration of the present invention, in the first configuration, wherein one of the pair of doors and the other door are on opposite sides, and a part of one of the doors is closed when the doors are closed. A part of the other door is disposed so as to overlap between the inside of the vehicle and the outside of the vehicle. When the doors overlap, the door body and door glass of one of the doors disposed on the inside of the vehicle are attached to the other side. A weatherstrip is provided which abuts against the door body of the door and the door glass to seal.
[0009]
According to the second configuration of the present invention, when the door is closed, the weather strip is provided from the door glass of the door located on the vehicle interior side to the door body, and the weather strip is applied to the door body from the door glass of the other door. Because the structure is such that it is in contact with and sealed, a double door that has a simple structure and a good appearance can be provided.
[0010]
The vehicle opening / closing body structure according to the third configuration of the present invention is the vehicle configuration according to the first configuration, wherein the weather strip that seals by contacting the door glass of one of the pair of doors with the door glass of the other door is provided. The weatherstrip is provided so that when the door glass of one door is opened earlier than the door glass of the other door from the state where the weather strip comes into contact with and seals both the door glasses when the door is closed, Is provided so as to be able to retreat and move to a position where the door does not interfere with the door glass.
[0011]
According to the third configuration of the present invention, even when the door glass on which the weather strip is provided is opened earlier than the other door glass, the weather strip is in contact with the door glass of the other door. The opening operation can be performed without interference because it is provided so as to be able to retract and move at a position where the interference is avoided.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the vehicle structure according to the third aspect, the weather strip is movably pivotally attached to one of the doors, and the weather strip is linked to the door handle by the one of the doors. A connecting mechanism is provided for moving the door to a position that avoids interference with the end of the opposite side of the other door.
[0013]
According to the fourth configuration of the present invention, the door handle is normally gripped when the door is opened, but the weather strip can be retracted and moved in conjunction with this operation, so that no special operation is required, and This can be realized with a simple structure.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided an opening / closing body structure for a vehicle according to the first aspect, wherein the side of the pair of doors is attached to a vehicle body via a hinge on a side of the vehicle and one side of the pair of doors. The opening trajectory of the weather strip provided on the door is set so as to avoid interference with the other door.
[0015]
According to the sixth configuration of the present invention, one of the pair of doors is set to be openable along a locus that avoids interference with the other door, so that the door opening operation can be performed without hindrance. In addition, cargo handling can be improved.
[0016]
The opening and closing body structure for a vehicle according to a sixth configuration of the present invention, in the fifth configuration, is configured such that a rotation locus of at least one hinge of the pair of doors is different from a weather strip provided on one of the pair of doors. It is set to avoid interference with other doors.
[0017]
According to the sixth configuration of the present invention, the weather strip provided on one of the pair of doors does not interfere with the other door by the hinge provided on one of the doors. The operation can be performed without hindrance, whereby the getting on and off and the cargo handling can be improved.
[0018]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in a double door type door, it is possible to achieve both improvement in getting on and off and cargo handling, and improvement in visibility and appearance by sashlessness in a central portion in a vehicle width direction.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
First, the appearance of a door structure according to the present invention will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, the door structure according to the present invention is, for example, a double door type back door of a vehicle, which is located on the left side when viewed from the rear of the vehicle and is openable and closable. And a right side door 11 which can be opened and closed.
[0020]
The left door 1 has a door body 3, a door glass 5, a door sash 7 for supporting the upper and lower portions and the left side of the periphery of the door glass 5, and a door opening / closing handle 9. The right door 11 has a door body 13, a door glass 15, a door sash part 17 for supporting the upper and lower parts and the right side of the peripheral part of the door glass 15, and a door opening / closing handle 19.
[0021]
As can be seen from this figure, in the door structure according to the present invention, a door sash portion is formed on the right side of the door glass 5 provided on the left door 1 and on the left side of the door glass 15 provided on the right door 11. It is not expected. That is, when the door is closed, the sashless structure has no door sash in the vertical direction substantially at the center in the vehicle width direction, so that a spacious and open door structure is obtained, and the appearance is good, and the rearward position from the vehicle interior. The visibility can be improved.
[0022]
Next, a first embodiment of a door glass and a door body sealing structure will be described with reference to the drawings showing a cross section AA and a cross section BB of FIG. First, a seal structure between the door glass 5 provided on the left door 1 and the door glass 15 provided on the right door 11 will be described with reference to FIG. 2 showing a cross section AA of FIG. In addition, the shape of the weather strip described below is not particularly limited to these, and may be any shape as long as it has a sealing function.
[0023]
FIG. 2 shows a state in which the left door 1 and the right door 11 are closed. A weather strip WS1 is provided between the door glass 5 of the left door 1 and the door glass 15 of the right door 11, and the door glass is provided. The gap between the door 5 and the door glass 15 is sealed. Here, the weather strip WS <b> 1 is bonded so as to surround an end of the door glass 15 provided on the right door 11.
[0024]
In the case of the first embodiment, the left door 1 and the right door 11 have an opening / closing order. To change the door from the closed state to the open state as shown in FIG. As shown in the figure, an operation sequence of (1) opening the left door 1 and (2) opening the right door 11 is adopted. In order to change the door from the open state to the door closed state, an operation sequence of (3) closing the right door 11 and (4) closing the left door 1 is taken.
[0025]
Next, a seal structure between the door body 3 of the left door 1 and the door body 13 of the right door 11 in the first embodiment will be described with reference to FIG. 3 showing a cross section BB of FIG. The left door body 3 includes an outer panel 3a and an inner panel 3b, and is overlapped at a substantially central portion in the vehicle width direction to form an end 3J. On the other hand, the right door body 13 is composed of an outer panel 13a and an inner panel 13b, and is overlapped at a substantially central portion in the vehicle width direction to form an end 13J. Here, the end 3J of the left door body 3 is disposed rearward of the vehicle with respect to the end 13J of the right door body 13, and the weather strip WS2 fixed to the end 13J of the right door body 13 includes: The gap between the end 3J of the left door body 3 and the end 13J of the right door body 13 is sealed.
[0026]
Although not particularly shown, the weather strip WS1 shown in FIG. 2 and the weather strip WS2 shown in FIG. It is arranged throughout the direction.
[0027]
Further, in the first embodiment, the end 3J of the left door body 3 and the end 13J of the right door body 13 have the above-described positional relationship and the sealing structure. Although the opening and closing order is taken, when the door is closed, the end 3J of the left door body 3 may be located on the vehicle front side with respect to the end 13J of the right door body 13, and in this case, the weather slip WS2 Is fixed to the end 3J of the left door body 3, and the weather strip WS1 of FIG. 2 is also adhesively fixed to the end of the door glass 5 of the left door 1. The opening / closing operation is performed in such a sequence that the right door is opened, the left door is opened, the left door is closed, and then the right door is closed.
[0028]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. The second embodiment relates to a double door type door structure that can be opened and closed from either the left or right door, and the exterior of the door is the same as that shown in FIG.
[0029]
FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 1 and shows a sealing structure of right and left door glass portions in the second embodiment. In FIG. 4, a weather strip WS3 is disposed vertically between the door glass 5 of the left door 1 and the door glass 15 of the right door 11 on the vehicle interior side to seal a gap between both door glasses. . As will be described later with reference to FIG. 5, when the weather strip WS3 is gripped by the door opening / closing handle 19 (see FIG. 1), the weather strip WS3 can be moved away from the door glass surface to a position indicated by a chain line. Have been.
[0030]
The mechanism by which the weather strip is moved away from the door glass or the door body by the operation of gripping the door handle is based on FIG. 5 which is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 1 and FIG. 6 which shows the movable mechanism of the weather strip from the inside of the vehicle. It will be explained briefly.
In FIG. 5, the left door body 3 includes an outer panel 33a and an inner panel 33b, and the outer panel 33a and the inner panel 33b are connected at an end 33J. On the other hand, the right door body 13 includes an outer panel 43a and an inner panel 43b, and the outer panel 43a and the inner panel 43b are connected at an end 43J.
[0031]
The end portion 33J and the end portion 43J are disposed so as to face each other when the door is closed, and a weather strip WS3 that seals a gap therebetween is provided between them. When the door handle 19 provided in the concave portion (without reference numeral) formed in the outer panel 43a of the right door body 13 is gripped and brought into the state 19 'shown by a chain line, the weather strip WS3 is The position 30 is moved to a state WS3 'indicated by a chain line.
[0032]
FIG. 6 shows an example of a structure for moving the weather strip WS3 by the weather strip movable mechanism 30. The weather strip movable mechanism 30 includes a door handle 19, a plate member 51 fixed to the back surface of the door handle 19, a cylindrical sleeve 51S fixed to the plate member 51, a metal rod 53 inserted through the cylindrical sleeve 51S, A box 55 fixed to the inner panel 13b, L-shaped support members 57a and 57b fixed to one surface of the box 55, and a weather strip support member 59 fixed to the back portion WS3B of the weather strip WS3. Have been. Here, the weatherstrip support member 59 has protrusions 59a, 59b, 59c, and the protrusions 59a, 59b can be horizontally rotated on horizontal surfaces 57a ', 57b' of the L-shaped support members 57a, 57b, respectively. Supported.
[0033]
The metal rod 53 inserted into the cylindrical sleeve 51S has a U-shaped part 53a whose end on the side of the door handle 19 is bent substantially in a U-shape, and a protruding part 59c formed on the weatherstrip support member 59. Has an L-shaped portion 53b that is inserted into the hole (no symbol) and bent into a substantially L-shape.
[0034]
The weather strip movable mechanism 30 configured as described above will be described. First, when the door handle 19 is gripped and pulled in the direction of the arrow (A), the plate member 51 and the cylindrical sleeve 51S move in the direction of the arrow (A).
[0035]
At this time, since the U-shaped portion 53a of the metal bar 53 is engaged with the cylindrical sleeve 51S, the metal bar 53 is pulled in the direction of the arrow (b). Here, the L-shaped portion 53b formed at the other end of the metal bar 53 engages with the protrusion 59c formed on the weatherstrip support member 59 and pulls the weatherstrip support member 59 in the direction of the arrow (b). That is, since the projections 59a and 59b of the weatherstrip support member 59 are supported on the horizontal plane of the L-shaped support members 57a and 57b and are horizontally rotatable, the arrows (c) To rotate. Since the weather strip WS3 is fixed to the weatherstrip support member 59 at the back surface portion WS3B, the weatherstrip WS3 also rotates as shown by an arrow (c) in conjunction with the weatherstrip support member 59.
[0036]
From the above, it can be seen that when the door handle 19 is gripped and pulled, the weather strip WS3 is movable from the left and right door bodies 3 and 13 while rotating. Since the weather strip WS3 for sealing is integrated with the weather strip WS3 for sealing the door bodies 3 and 13, the weather strip WS3 can be moved from the door glasses 5 and 15 only by operating the door handle 19. .
[0037]
Although not particularly shown, the rear portion WS3B of the weather strip WS3 is made of a highly rigid member such as a steel plate or a plastic plate, so that the entire deformation of the weather strip WS3 is prevented.
[0038]
Next, an example of a door hinge structure according to the second embodiment will be described with reference to FIG. As described above, the second embodiment has a structure in which the door can be opened first from either the left or right door, and therefore, the door on which the weather strip is provided is first opened. At this time, the opening trajectory of the door on which the weather strip is provided is set so that the weather strip does not interfere with the other door. Such an opening locus can be set by a link type door hinge as shown in FIG. 7 and a link type door hinge mounting structure as shown in FIG. In FIG. 7, (A) is a door hinge upper fixed to a slightly upper portion of the door on which the weather strip is provided, and (B) is fixed to a slightly lower portion of the door on the side where the weather strip is provided. (See FIG. 1).
[0039]
The door hinge upper 61 connects a door-side fixing member 62 fastened and fixed to the door side, a vehicle-side fixing member 63 fastened and fixed to the vehicle body side, and connects the door-side fixing member 62 and the vehicle body-side fixing member 63. And a link member 64. Specifically, the door-side fixing member 62 is fixed to the door with a fastening member (no reference numeral, see FIG. 8), and a fixing surface portion 62T extending substantially vertically, and a horizontal surface extending horizontally from both upper and lower ends of the fixing surface portion 62T. The vehicle body-side fixing member 63 has surface portions 62U and 62L, is fixed to the vehicle body with a fastening member (no reference numeral, see FIG. 8), extends substantially vertically, and extends horizontally from both upper and lower ends of the fixing surface portion 63T. It has horizontal plane portions 63U and 63L extending in the direction, and a stopper portion 63s for defining an opening angle of the door. Further, the link member 64 has a link surface portion 64a, and ends 64b and 64c formed in a cylindrical shape at both ends thereof. The end portion 64b is located between the horizontal surface portions 62U and 62L of the door-side fixing member 62. The other end portion 64c is inserted between the horizontal plane portions 63U and 63L of the vehicle body-side fixing member 63 and is rotatable by the pin P3 (see FIG. 4). See FIG. 8).
[0040]
On the other hand, the door hinge lower 66 includes a door-side fixing member 67 having a fixing surface portion 67T fastened and fixed to the door side, a vehicle body-side fixing member 68 having a fixing surface portion 68T fastened and fixed to the vehicle body side, and a door hinge having a length equal to the door hinge. It is set shorter than the upper link member 64 and is composed of a link member 69 connecting the door-side fixing member 67 and the vehicle body-side fixing member 68. The door-side fixing member 67 and the link member 69 are similar to the door hinge upper 61. Is rotatable by a pin P2, and the vehicle body side fixing member 68 and the link member 69 are rotatable by a pin P4.
[0041]
Next, an opening locus of the back door set by the link type door hinge will be described with reference to FIGS. 8 and 9. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line DD in FIG. 1 and shows a state where the link type door hinge is attached to the right door 11. FIG. 9 is a diagram showing an opening locus of a door provided with a link type door hinge and a turning locus of a weather strip.
[0042]
In FIG. 8, the door hinge upper 61 has a vehicle body-side fixing portion 63 fixed to the rear end surface portion SPB of the right side panel SP and a door-side fixing portion 62 fixed to the inner panel 43 b of the right door 11. They are connected by a link member 64. Although not shown in detail, the door hinge lower 66 has a vehicle-body-side fixing member 68 on the rear end surface portion SPB of the door-side right side panel SP and a door-side fixing portion 67 on the inner side of the right door 11, similarly to the door hinge upper 61. They are fastened and fixed to the panel 43b, and they are connected by a link member 69. Regarding the positional relationship of these door hinges, a door hinge lower 66 is provided below the door hinge upper 61 on the vehicle rear side, and the link members 64 and 69 are slightly rearward from the vehicle body side fixing members 63 and 68, respectively. And extend substantially in parallel.
[0043]
When the link type door hinge shown in FIG. 7 is attached in the positional relationship shown in FIG. 8, when the door is opened, the pin P1 of the door-side fixing portion 62 of the door hinge upper 61 has a radius equal to the length of the link member 64. Move along the locus 70A to the pin position P1 ', and the pin P2 of the door hinge lower 66 moves to the pin position P2' along the locus 70B whose radius is the length of the link member 69. However, the end 43J, which is the side of the right door 11 opposite to the left door, has the link member 69 of the door hinge lower 66 shorter than the link member 64 of the door hinge upper 61 and is attached rearward. Rather than an open locus on the circumference having the radius of the length of the right door 11 around the pins P3 and P4 on the vehicle body side, a locus that is pulled to the right (see FIG. 9) is taken, and the weather strip WS3 is also a left door. Open to avoid interference with
The structure and mounting layout of the door hinge described above are set such that the door end 43J and the weather strip WS3 provided in the vicinity thereof are opened and moved along a locus that does not interfere with the other door. If so, the structure is not limited to the link type, and may be any structure and mounting layout.
[0044]
Such a locus will be specifically described with reference to FIG.
9A shows an opening locus of the door when the link hinge is not used, and FIG. 9B shows an opening locus of the door when the link hinge according to the present embodiment is used. The reference numerals in FIG. 8 are used for easy understanding.
[0045]
(A) has a hinge HA in which the door-side fixing member FD can be opened and moved with respect to the vehicle body-side fixing member FS. In this case, the end DAE of the door DA has a locus whose radius is the length thereof. Opened along KA.
[0046]
On the other hand, when the above-mentioned link type door hinge used as an embodiment of the present invention is used, (B) shows the door hinge upper 61 and the door hinge lower 66 which are link type hinges, and the end 43J of the door 11 is a door hinge. Take a locus KB that is pulled to the side. Specifically, when the door 11 is opened by the dimension L to be in the state of the door 11a, the end portion 43J of the door 11 is located at the position La in the locus KA in the case (A), and the locus KB in the case (B). In this case, the end 43J of the door 11 is located at the position Lb, so that the locus KB in the case (B) is closer to the hinge side by the dimension Ls than the locus KA in the case (A). This can be set based on the positional relationship between the upper link and the lower link, as described above, and the difference in the length of the link member.
[0047]
Next, with reference to FIG. 10, a description will be given of the fact that the weather strip is rotatable along a locus that avoids interference with the other door. The door hinge of FIG. 10 has the link type door hinge mechanism described in FIGS. For this reason, the opening locus KB of the end 43J that is the left side of the right door 11 is different from the door opening locus KA of the end 33J that is the right side of the left door 1 having a hinge as shown in FIG. ing. That is, the opening trajectory KB of the end 43J of the right door 11 largely moves toward the door hinge in the vehicle width direction even if the door opening dimension L is the same as the end 13J of the left door 1. As a result, as shown in detail in section A, the end 43J of the right door 11 takes this opening locus KB, so that the weather strip WS3 also moves along the turning locus KW obtained by translating the opening locus KB in parallel. Since interference with the end 33J of the left door 1 can be avoided, the right door 11 can be opened first. That is, the length of a line connecting the end 33J of the left door 1 and the inner end of the end 43J of the right door 11 is S, and the intersection of the opening locus KW of the weather strip WS3 and the right door on the line connecting the inner ends. Assuming that the length of the end 43J of the eleventh from the intersection with the opening locus KB is Sk, the weather strip WS3 has an opening locus KW that satisfies the relationship of S> Sk. This relationship also holds for the weatherstrip of the door glass part described below.
[0048]
FIG. 11 shows a trajectory in which the weather strip WS3 of the door glass part in the second embodiment is opened while avoiding interference with the door glass. According to this, since the weather strip WS3 is provided on the right door, the weather strip WS3 moves along the turning locus KW in a state in which the weather strip WS3 is moved back and forth toward the interior of the vehicle by operating the door handle. And the right door 11 can be opened first.
[0049]
Although the second embodiment has been described above, the present invention is not limited to this. For example, when a weather strip is provided on the left door, a link type door hinge is provided on the left door and the left end of the right door is provided. The opening trajectory which does not interfere with the portion may be adopted, or a link type door hinge may be used for both the left and right doors.
[0050]
Subsequently, a third embodiment according to the present invention will be described. In the third embodiment, the side of the pair of left and right doors on the side of the vehicle is attached to the vehicle body via a hinge, and the opening trajectory of the weather strip provided on one of the pair of left and right doors is set to FIG. 12 is a diagram showing an appearance of a vehicle door according to a third embodiment of the present invention, which relates to a structure set so as to avoid interference with the other door. In FIG. 12, the left door 80 includes a vehicle side door body 80S and a vehicle center side door body 80C, and has door glasses 82S and 82C, respectively. The door glass 82C provided on the vehicle center side door body 80C is supported by the door sash 84 only on the upper and lower portions and on the side of the vehicle. The right door 81 includes a vehicle side door body 81S and a vehicle center side door body 81C. The right side door 81 has door glasses 83S and 83C, respectively, and the door glass 83C provided on the vehicle center side door body 81C includes: Only the upper and lower portions and the side of the vehicle are supported by the door sash 85. In the third embodiment, the vehicle side door body 80S and the vehicle center side door body 80C are folded in the left side door 80, and the vehicle side side door body 81S and the vehicle center side door body 81C are folded in the right side door 81. It has an openable / foldable double door system, both of which are formed with a dividing line 86.
[0051]
A door opening / closing structure according to the third embodiment will be described with reference to FIG. 13 showing a cross section taken along line EE in FIG. The vehicle center side door body 81C of the right side door 81 is provided with a weather strip WS4 that can retreat inwardly of the vehicle in the same manner as described in the second embodiment, at each end 80J of the vehicle center side door bodies 80C and 81C. , 81J (see B section in detail), and a vehicle side side of the vehicle side door body 81S is provided with a body side fixing member HsD fixed to the vehicle body side. A door hinge Hs (see FIG. 12) having a door-side fixing member HsD fixed to the door body 81S is provided. The vehicle side door body 81S and the vehicle center side door body 81C are connected by a hinge Hm. That is, the right door 81 has a door structure in which the vehicle side door body 81S and the vehicle center side door body 81C can be bent with the hinge Hm as a fulcrum. Further, a guide pin GP is provided on the lower end surface of the vehicle center side door body 81C. The guide pin GP is formed with a groove M extending in the vehicle width direction on a body side surface portion facing the lower end surface of the vehicle center side door body 81C. Have been.
[0052]
In the case of the third embodiment having such a structure, when an operator holds the door handle and pulls the door 81 toward the side of the vehicle or slightly rearward as indicated by an arrow, the side of the vehicle The mounting portion of the side door body 81S to the hinge Hm moves while taking the locus KS, and finally the vehicle side door body 81S stops at the open position 81S '. At this time, since the guide pin GP moves through the groove M, the end 81J of the vehicle center side door body 81C, which comes into contact with the weather strip WS4, moves close to the vehicle side while taking a locus KE. Then, the opening is finally stopped at the opening position 81C 'so as to overlap with the opening position 81S' of the vehicle side door body 81S. Further, since the weather strip WS4 is connected to the vehicle center side door body 81C, the weather strip WS4 takes a locus KWS substantially equivalent to the locus KE, and can be opened without interfering with the left door.
[0053]
The rising curve of the locus KE can be made different depending on the relationship between the length and the thickness of the vehicle center side door body 81C in the vehicle width direction, and as in the present embodiment, the length of the vehicle center side door body 81C in the vehicle width direction is reduced. When the thickness is sufficiently larger than the thickness of the vehicle center side door body 81C, a curve rising at a gentle angle can be formed. Accordingly, as shown in the detailed view of the portion B in FIG. 13, the end 80J of the vehicle center side door body 80C of the left door 80 also has a locus KE having a gentle rising curve, and the weather strip is gripped by gripping the door handle 88. If the WS4 is retracted to the retracted position WS4 'on the vehicle interior side, the left door can be opened first without interfering with the weather strip WS4.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of a vehicle door according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 1 according to the first embodiment;
FIG. 3 is a sectional view taken along line BB of FIG. 1 according to the first embodiment;
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1 in a second embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line CC of FIG. 1 according to a second embodiment;
FIG. 6 is a view showing a weather strip movable mechanism.
FIG. 7 is a diagram showing a door hinge structure according to a second embodiment.
FIG. 8 is a view showing a state where the link type door hinge is attached to the door (a cross section taken along line DD in FIG. 1).
FIG. 9 is a diagram showing an opening locus of a door using a link hinge.
FIG. 10 is a diagram showing an opening locus of a weather strip of a right door provided with a link type door hinge;
FIG. 11 is a view showing an opening locus of a weather strip in a door glass part.
FIG. 12 is an external view of a vehicle door according to a third embodiment.
FIG. 13 is a diagram showing an opening locus of a weather strip according to a third embodiment.
FIG. 14 is a diagram showing a conventional technique.
[Explanation of symbols]
WS1, WS2, WS3, WS4 ... weather strip
1, 80 ... left side door
3. Door body of left door
5 ... Door glass of left door
7 ... Sash part of left door
11, 81 ... right side door
13 ・・・ Door body of right side door
15 ... Door glass of right side door
17 ... Sash part of right door
61, 66, Hs: Door hinge
KA, KB, KE: Open locus of the door end
KW, KWS: track of weather strip

Claims

A double door type door that is formed in a vehicle and opens and closes a continuous opening for getting on and off or loading and unloading with a pair of doors,
Each of the pair of doors includes a door body and a door glass whose upper and lower portions and a side portion of the vehicle are supported by a door sash, and when the doors are closed, the door body of one door and the door body of the other door are closed. An opening / closing body structure for a vehicle, which is sealed via a weather strip and ends of both door glasses, which are not supported by the door sash, are sealed via the weather strip.

One door and the other door in the pair of doors are on opposite sides, and when the doors are closed, a part of the one door and a part of the other door are in the vehicle interior side and the vehicle exterior side. A weather strip that is disposed so as to overlap with the door body and the door glass of one door and the door body and the door glass of the other door that seals the door body and the door glass that are disposed on the inside of the vehicle cabin when they overlap. The vehicle opening / closing body structure according to claim 1, which is provided.

A weatherstrip is provided for contacting and sealing the door glass of one of the doors of the pair of doors, and the weatherstrip is in contact with both door glasses when the door is closed. When the door glass of the one door is opened before the door glass of the other door from the sealed state, the door glass can be retracted to a position to avoid interference with the door glass of the other door. The vehicle opening / closing body structure according to claim 1, which is provided.

The weather strip is movably pivotally attached to the one door, and the weather strip is linked to a door handle of the one door at a position to avoid interference with an opposite edge of the other door. The vehicle opening / closing body structure according to claim 3, further comprising a connecting mechanism for moving the vehicle.

The pair of doors has a side on the side of the vehicle attached to the vehicle body via a hinge, and an opening trajectory of a weather strip provided on one of the pair of doors interferes with the other door. The vehicle opening / closing body structure according to claim 1, wherein the opening / closing body structure is set to be avoided.

The rotation trajectory of at least one hinge of the pair of doors is set to avoid interference between a weather strip provided on one of the pair of doors and the other door. Vehicle opening and closing structure.