JP2004113695A

JP2004113695A - Drying storage for used food container and dividing storage which has the same

Info

Publication number: JP2004113695A
Application number: JP2002285008A
Authority: JP
Inventors: Kazutoshi Obata; 小幡　一敏; Sayuri Endo; 遠藤　小百合
Original assignee: Cleanup Corp
Current assignee: Cleanup Corp
Priority date: 2002-09-30
Filing date: 2002-09-30
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2022-09-30
Also published as: JP4198431B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a drying storage for used food container, which is simply organized, can store/dry used food containers and keep them clean inside even when the used food containers are wet after cleaning, and a dividing storage which can separately store the used food containers or the like which wear moisture after cleaning and keep them clean inside without restrictions. <P>SOLUTION: The used food container drying storage 1 stores used food containers which are wet after cleaning in a compartment 3 installed inside so that they can be taken out, and the used food containers in the compartment is dried by the air A made to compulsorily pass through the compartment. A dividing storage which has the used food container drying storage 1 is provided with a plurality of drawers for classifying/storing the whole trash including the used food container according to the type and a cabinet which is installed with such the plurality of drawers which can be pulled out and stored, and the used food container drying storage built into the cabinet. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄後の水気を帯びた状態の食品トレーなど使用済食品容器を収納して乾燥，保管するための使用済食品容器乾燥庫およびこれを有する分別収納庫に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、地球環境の保護および資源の有効利用などの観点から、ごみを再資源化するために全国的にごみの分別収集が行われるようになっている。分別収集の内容は地方自治体によってまちまちであるが、主としてキッチンで発生する牛乳パック，食品トレー，瓶，缶，ペットボトル（ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）製のボトル）など使用済食品容器には、資源ごみとして回収可能なものが多い。また、キッチンからは資源ごみになりにくい生ごみも発生する。
使用済食品容器は、洗浄しても水気を帯びたまま放置しておくと、ごみ袋からの汁だれや残留付着物の腐敗による臭気が発生するので、通常は洗浄したのち乾燥させている。
その後、資源ごみとして分別してごみ収集に出すか、または、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店頭に設置された資源ごみの回収場所へ持ち込むことになる。
【０００３】
ところが、以前と比較すると分別，洗浄，乾燥すべき使用済食品容器の種類や全体量が次第に増えており、洗浄後の使用済食品容器を乾燥，保管するためのスペースの確保が困難になってきている。
洗浄後の使用済食品容器は、主としてキッチンルームで、流し台やシステムキッチンの天板の上や水切りカゴなどに立て掛けるかまたは何かに引っかけた状態で放置し、自然乾燥させているのが現状である。
しかし、キッチンルームはそれほど風通しのよくない場合が多いので、自然乾燥には時間がかかり、洗浄後の使用済食品容器は、いつまででも放置されたままになる。また、瓶，缶，ペットボトルなどを天板上に逆さまに立て掛けておくと、瓶などに付着していた水が、天板を長時間にわたって濡らしてしまう。
使用済食品容器が乾燥するまでこのような状態では、キッチンスペースが雑然となって見栄えも悪く、天板が乾かずにいつまでも濡れたままだと、衛生面でも好ましくない。また、自然乾燥中の使用済食品容器が邪魔になって、家事作業にも支障をきたしてしまうという課題があった。
【０００４】
そこで、このような分別，洗浄，乾燥が必要な使用済食品容器の増加に伴い、資源ごみを分別して収納庫内に一時的に保管する技術が提案されている。
たとえば、特許文献１などには、多種類の分別ごみを収納するための収納庫が提案されている。しかし、この収納庫は、乾燥機能がないので、予め洗浄，自然乾燥された分別ごみでないと衛生上収納することはできなかった。
また、他の従来技術にかかる商品は、可燃ごみやアルミ缶，ペットボトルなどの圧縮可能なごみはそれぞれ圧縮することができ、圧縮できない瓶やスチール缶などはそのままの状態で専用収納スペースで保管するようになっている。
しかしながら、この商品には換気，乾燥機能や防臭機能が装備されていないので、生ごみや洗浄後の水気を帯びた使用済食品容器は投入することができない。つまり、収納対象物が乾燥したごみに限られるという制約があるので、使い勝手が悪く、上述の課題も解決することができなかった。
【０００５】
他の従来技術として、キッチンにおいてごみ収納箱（または、ごみ容器）にごみを投入して、このごみ収納箱（または、ごみ容器）の内部の臭気を排気，脱臭できるごみ収納装置も提案されている（たとえば、特許文献２，特許文献３など参照）。
【０００６】
【特許文献１】
特開平１１−３３２６７１号公報
【特許文献２】
特開平１０−８０３３３号公報
【特許文献３】
特開平１０−１５２２０４号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献２に記載のごみ収納装置では、脱臭ファンを設けて排気，脱臭を行なっているが、使用済食品容器を強制的に乾燥させるための対策は採られていない。そのため、ごみの種類に応じた適切な乾燥を行うことはできず、使用済食品容器は、長時間にわたってごみ収納箱内で水気を帯びたままの状態になって、腐敗する恐れもあった。
一方、特許文献３に記載のごみ収納装置は、吸引ファンを設けて排気，脱臭を行なっている。しかし、瓶やペットボトルなど（使用済食品容器）を資源ごみとして分別収納するためのごみ容器には、洗浄，自然乾燥済みの資源ごみしか収納することができなかった。すなわち、このごみ収納装置は、洗浄して水気を帯びたままの資源ごみを強制的に乾燥させる構成ではなかった。
【０００８】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、使用済食品容器が洗浄後の水気を帯びた状態でも、これを収納して乾燥し清潔な状態で室内で保管することができる簡素な構成の使用済食品容器乾燥庫を提供することを目的とする。
また、本発明は、洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器など各種のごみ全体を、制約を受けることなく収納し、分別して清潔な状態で室内で保管することが可能な分別収納庫を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる使用済食品容器乾燥庫は、洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器を、室内に設置された収納部に取り出し可能に収納し、この収納部で空気を強制的に通過させることにより、前記収納部内の前記使用済食品容器を乾燥させている。
前記収納部は、開口部を有する中空の収納部本体と、この収納部本体に引き出し，収納自在に設けられ、前板で前記開口部を塞ぐことが可能な引き出しと、この引き出しに着脱可能に載置され、前記使用済食品容器を収納可能で持ち運び自在な内容器とを有し、前記引き出しが前記収納部本体に収納された状態のとき、前記使用済食品容器を乾燥させるための前記空気は、前記前板または蹴込み部に形成された吸気用開口から前記引き出し内に入って前記内容器内を流れた後、前記収納部本体の内部から屋外または室内に排気されるようにするのが好ましい。前記使用済食品容器乾燥庫は、前記収納部本体から排気用配管に至る空気流路の途中に取付けられた吸気ファンによって前記空気を強制的に流すようにするのが好ましい。
本発明にかかる分別収納庫は、前記使用済食品容器乾燥庫が組込まれた分別収納庫であって、前記使用済食品容器を含むごみの全体をこのごみの種類に応じて分別して収納し保管するための複数の引き出しと、これら複数の引き出しが引き出し，収納可能に設けられたキャビネットと、このキャビネットに組込まれた前記使用済食品容器乾燥庫とを備えている。また、前記分別収納庫を厨房家具に組込むのが好ましい。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図１ないし図１３を参照して説明する。
（第１の実施形態）
図１は、使用済食品容器乾燥庫の一実施形態を示す斜視図、図２は、図１に示す使用済食品容器乾燥庫の内容器を示す図で、図２（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は、それぞれ前記内容器の斜視図，Ｂ部拡大図，Ｃ部拡大図である。図３は、前記使用済食品容器乾燥庫の概略断面図である。
図１ないし図３に示すように、使用済食品容器乾燥庫（以下、乾燥庫と記載）１は、洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器２を、収納部３に取り出し可能に収納している。収納部３は、室内（たとえば、キッチンルーム，リビングルーム）に設置されている。なお、乾燥庫１の前板７側を「前方」として、以下説明する。
使用済食品容器２としては、再資源化可能な牛乳パック，食品トレー，瓶，缶，ペットボトル，袋状物などがあり、これらは、空になったら洗浄，乾燥，分別して資源ごみとしてごみ収集に出すか、またはスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店頭の回収場所に持ち込むことになる。
【００１１】
乾燥庫１は、収納部３で空気Ａを強制的に通過させることにより、収納部３内の使用済食品容器２を乾燥させるようにしている。これにより、使用済食品容器２が洗浄後の水気を帯びた状態でも、この使用済食品容器２を収納して乾燥し、清潔な状態で室内で保管することができ、乾燥庫１の構成も簡素なものにすることができる。
このユニット状の乾燥庫１は、室内に独立して床面上に設置してもよいが、分別収納庫４，４ａ（図７〜図１０）や、厨房家具（たとえば、システムキッチン，食器などを収納する収納庫，キッチンの流し台など）に組込むことも可能である。
【００１２】
本実施形態の収納部３は、開口部５を有する中空の収納部本体６と、収納部本体６に引き出し，収納自在に設けられ、前板７で開口部５を塞ぐことが可能な引き出し８と、引き出し８に着脱可能に載置され、使用済食品容器２を収納可能で持ち運び自在な内容器９とを有している。内容器９には、持ち運び用部材としてのひも４０が取付けられている。
そして、収納部３は、引き出し８が収納部本体６に収納された状態のとき、使用済食品容器２を乾燥させるための空気Ａが、前板７（または、蹴込み部）に形成された吸気用開口１０から引き出し８内に入って内容器９内を流れた後、収納部本体６の内部から屋外または室内に（本実施形態では、屋外に）排気されるようにしている。
【００１３】
収納部３に引き出し８を設けたので、収納部３に対して使用済食品容器２を容易に収納したり取り出したりすることができる。内容器９を引き出し８に対して着脱可能に且つ持ち運び自在にしたので、たとえば、キッチンルームで調理中などに、内容器９をシンクの近くに置いて、使用済食品容器が空になったら洗浄して水気を帯びた状態で内容器９に次々に収納し、その後、内容器９を乾燥庫１まで持ち運ぶことができる。
従来のような自然乾燥ではないので、調理の際などに使用済食品容器２が邪魔になることはなく、家事作業の能率が向上する。内容器９を持ち運ぶ途中で使用済食品容器２から水が床に落ちることはなく、清潔である。内容器９にひも４０などの持ち運び用部材を取付けたので、ひも４０を持って内容器９を容易に持ち運ぶことができる。
内容器９内を通過した空気Ａは、収納部本体６の内部から排気用配管１１を通って屋外に排気されるので、キッチンルームやリビングルームなどの室内に臭気が漏れることはない。
なお、使用済食品容器２からの臭気がほとんどない場合には、空気Ａを収納部本体６の内部から室内に排気するようにしてもよい。この場合には、排気用配管１１は不要になるので、構成が簡略化され、設置工事も不要になる。
【００１４】
収納部本体６から排気用配管１１に至る空気流路の途中には、空気Ａを強制的に流すための吸気ファン１３が取付けられている。本実施形態の乾燥庫１では、収納部本体６と排気用配管１１との接続部１２に吸気ファン１３を取付け、この吸気ファン１３によって空気Ａを強制的に流している。
これにより、引き出し８が収納部本体６に収納された状態のとき、引き出し８と収納部本体６との間などに若干の隙間があっても、この隙間から空気が内部に吸引されるので、収納部３内の空気が室内２２に漏れ出る恐れはない。
なお、吸気ファン１３を取付ける位置は、収納部本体６から排気用配管１１に至る空気流路の途中であればよいので、接続部１２以外の位置たとえば排気用配管１１の途中や収納部本体６の内部であってもよい。
また、吸気ファン１３に代えて、送風ファンを、内容器９より下部に位置させて引き出し８に取付けた場合であってもよい。
【００１５】
次に、乾燥庫１について詳細に説明する。
収納部本体６は全体が矩形状に形成され、前面に開口部５が形成され、前面（または、他の面）に吸気ファン１３を運転するための操作部２０が取付けられている。操作部２０には、「乾燥モード」のオン，オフスイッチ，「乾燥＋防臭モード」のオン，オフスイッチなどが設けられている。
収納部本体６の内部には、吸気ファン１３を制御するための制御部２１が取付けられており、制御部２１は、吸気ファン１３および操作部２０と電気的に接続されている。
吸気ファン１３は、収納部本体６の側板６ａまたは背板６ｂの内側に取付けられている。なお、吸気ファン１３を、収納部本体６の天井板または底板に取付けた場合であってもよい。
【００１６】
排気用配管１１は、吸気ファン１３と連通して収納部本体６に接続されている。排気用配管１１は、収納部３が設置された室内２２から建屋壁２３を貫通して屋外２４まで延び、屋外２４で排気口２５が開口して屋外排気ができるようになっている。
排気用配管１１の途中には逆流防止手段２６が取付けられて、吸気ファン１３が停止しているときなどに、収納部本体６内の臭気が室内２２に漏れ出ないようにしている。なお、収納部本体６内にほとんど臭気がない場合には、逆流防止手段２６を設けない場合であってもよい。
【００１７】
引き出し８は、受けレール３０とスライド部材３２により引き出し，収納自在になっている。引き出し８は、内方に空間Ｓが形成された引き出し本体３１と、引き出し本体３１の前方に固定された前板７とを有している。
引き出し８の左右に配置されている側板６ａには、左右一対の受けレール３０が取付けられている。一対の受けレール３０は、前後方向を向いて、ほぼ水平に且つ平行に配置されている。
受けレール３０には、スライド部材３２が前後方向にスライド自在に係合している。一対のスライド部材３２は、引き出し本体３１の左右両側に取付けられている。引き出し８は、一対の受けレール３０とスライド部材３２を介して、収納部本体６に対して前後方向に自在に移動する。
【００１８】
パッキン３３が、収納部本体６の前端面の外周部全体（または、前板７の後面外周部全体）に固着されている。これにより、引き出し８が収納部本体６に収納された状態で、前板７と収納部本体６との間の隙間がシールされ、収納部本体６の内部が密閉される。
引き出し本体３１は、平板状の底板３４と、底板３４の両側に固定された一対の側板３５と、底板３４と側板３５に固定され、後方に配置され且つ前板７と平行に配置された背板３６とを有している。
【００１９】
引き出し本体３１の上部外周面には、スプリング機能を発揮する複数個の位置決め部材３７が、上方に突出して設けられている。位置決め部材３７は、たとえば、引き出し本体３１に対して左右にそれぞれ二個ずつ，後方に一個配置されている。
複数個の位置決め部材３７が、内容器９を引き出し本体３１の上面の所定位置に位置決めするので、内容器９を、引き出し本体３１に対して着脱可能に容易に載置することができる。内容器９を引き出し本体３１に載置するときには、位置決め部材３７は、その弾性力に抗して変形し、スプリング力により内容器９を所定位置に保持する。
引き出し本体３１の上端面全周には、矩形環状の密閉用パッキン３８が固着されている。したがって、内容器９を引き出し本体３１上に載置した状態で、密閉用パッキン３８により引き出し本体３１と内容器９との間の隙間がシールされる。引き出し本体３１と、引き出し本体３１上に載置された内容器９の底板４１とにより、密閉した空間Ｓが形成される。
【００２０】
前板７は、引き出し本体３１の前方側に固定され、ステンレス鋼やアルミニウムなど金属または合成樹脂により形成されている。特に、収納部３を独立して設置する場合、前板７は、人の足や掃除機などが接触することが多いので、剛性と美観の点で金属製であるのが好ましく、また、図示はしていないが、前方下部に蹴込みを形成するのが好ましい。
前板７の下部には、空間Ｓと連通する吸気用開口１０が貫通形成されている。内容器９が引き出し本体３１上に載置され、引き出し８が収納部本体６に収納された状態では、密閉用パッキン３８により隙間がシールされている。したがって、室内２２の空気Ａは、吸気用開口１０から密閉された空間Ｓに入った後、隙間から洩れることなくその全量が内容器９内に流入する。
【００２１】
内容器９は、上方が開口した有底中空状をなし、また、内容器９の持ち運び用部材の一例として変形自在なひも４０を有している。ひも４０は、内容器９の上縁部に一本または複数本（ここでは、二本）掛け渡されて、持ち運びを容易にするとともに、使用済食品容器２の収納，取り出しの邪魔にならないようにしている。
なお、内容器９に設けられる持ち運び用部材としては、変形自在なひも４０に代えて、内容器９の上縁部の左右（または、前後）に分離して固定される複数（たとえば、二個）の把手であってもよい。
この把手の場合には、持ち運び用部材が内容器９の開口を横切って掛け渡されていない。したがって、内容器９に対する使用済食品容器２の収納，取り出しの際に、内容器９の開口で把手が邪魔にならないので、作業をさらに容易に行うことができる。
【００２２】
内容器９は、底板４１と、底板４１の外周縁全周から上方に立ち上がって固定された平面視矩形状で筒状の側板４２とを有している。底板４１の上面４５は、波型またはその他の凹凸のある形状になっている。
これにより、内容器９内に収納された使用済食品容器２が底板４１にぴったりと密着して通風を妨げることがなくなり、使用済食品容器２の表面全体が空気Ａに触れて乾燥を容易にしている。
【００２３】
内容器９内に空気Ａを取り入れるための複数の空気取り入れ部４３が、底板４１の全体にわたって配置されている。空気取り入れ部４３には、立ち上がり管４４が、一体的にまたは別体で底板４１に固定されている。立ち上がり管４４は、底板４１を貫通し、底板４１の上面４５より上方まで立ち上がって上下が開口している。
カバー部材４６が、立ち上がり管４４を覆って、底板４１の上面４５に（または、立ち上がり管４４に）着脱可能に別体で（または、一体的に）取付けられている。カバー部材４６は、有底筒状のものを逆さまにして配置され、側面には複数（ここでは、二つ）の開口部４７が穿設されている。
したがって、内容器９が引き出し本体３１上に載置された状態で、空間Ｓ内の空気Ａは、立ち上がり管４４を通ってカバー部材４６内に入り、開口部４７から横方向（または、下方向，斜め下方向）に出て、内容器９内に流入することになる。これにより、底板４１に溜まっている水に風が当たるので、底板４１の乾燥が促進される。
立ち上がり管４４を設けたので、底板４１に水が溜まっていても、内容器９を持ち運ぶときに水が落下することがなく、また、内容器９を引き出し８に載置したときに、底板４１上の水が引き出し８内の空間Ｓに落下することがない。
カバー部材４６を設けたので、使用済食品容器２に付着していた水が上方から落ちてもカバー部材４６に当たるので立上がり管４４内に浸入することがない。また、内容器９に収納された使用済食品容器２は、まずカバー部材４６に当たるので、空気取り入れ部４３の空気流路を塞ぐ恐れもない。
【００２４】
これとは別に、底板４１には、一本または複数本の細長い棒状管４８が、上方に延びて着脱可能に取付けられている。棒状管４８は、ペットボトル，瓶，缶などの使用済食品容器２の転倒を防止して、これら容器の内部側も乾燥させるためのものである。
棒状管４８の下部は、底板４１を貫通して下方に開口し、棒状管４８の上端部またはその近傍には、開口部４９が形成されている。本実施形態では、棒状管４８の上端部を切断して開口部４９とし、棒状管４８の上端部に、カバー部材５０が固定されている。
カバー部材５０は開口部４９から離れて上方に配置されているので、開口部４９から流出した空気Ａが横方向に流れ出るようになっている。カバー部材５０があるので、開口部４９に水が浸入することがなく、使用済食品容器２が開口部４９を塞ぐ恐れもない。
したがって、ペットボトル，瓶，缶などの使用済食品容器２をさかさまにして棒状管４８に差し込むと、使用済食品容器２内の水は下方に落下し、一方、空間Ｓ内の空気Ａは、棒状管４８内を上方に流れて開口部４９から流出し、カバー部材５０に案内されて横方向に流出する。
その後、空気Ａは、使用済食品容器２内を下方に流れ、使用済食品容器２の下部の出口から内容器９内に流出して上昇することになる。これにより、使用済食品容器２の内部と外部の両方に空気Ａが行き渡るので、短時間のうちに乾燥する。また、使用済食品容器２は棒状管４８に支持されているので転倒しない。
【００２５】
図４（Ａ）〜（Ｄ）は、内容器９に設けられる棒状管４８の各種変形例を示す斜視図である。
図４（Ａ）〜（Ｄ）に示す棒状管４８の上端部またはその近傍の形状としては、図４（Ａ）では、棒状管４８の上端部が閉じており、この上端部の下方近傍に一つまたは複数の開口部４９ａを横方向に形成している。
開口部４９ａが横方向を向いているので、開口部４９ａ内への水の浸入を防止することができ、また、使用済食品容器２が開口部４９ａのところに密着しにくくなり、開口部４９ａが使用済食品容器２により塞がれる恐れが少なくなる。
図４（Ｂ）に示す棒状管４８では、図４（Ａ）で示した一つまたは複数の開口部４９ａの上側ほぼ半分の周囲にひさし５２を取付けている。開口部４９ａが横方向を向き且つ開口部４９ａの上方にひさし５２が設けられているので、開口部４９ａ内への水の浸入を防止することができる。また、使用済食品容器２はひさし５２にまず接触するので、開口部４９ａが使用済食品容器２により塞がれる恐れがさらに少なくなる。
【００２６】
図４（Ｃ）に示す棒状管４８では、図４（Ａ）に示す一つまたは複数の開口部４９ａの周囲に複数の突起部５３を形成している。開口部４９ａが横方向に形成されているので、開口部４９ａ内への水の浸入を防止することができる。また、使用済食品容器２は突起部５３にまず接触するので、開口部４９ａが使用済食品容器２により塞がれる恐れが少なくなる。
図４（Ｄ）では、図４（Ａ）に示す開口部４９ａと同じように、一つまたは複数の開口部４９ａが形成されており、さらに、棒状管４８の上端部には、棒状管４８より径の大きな大径部５４が一体的にまたは別体で形成されている。
開口部４９ａが横方向を向き且つ大径部５４が開口部４９ａより上方に位置しているので、開口部４９ａ内への水の浸入を防止することができる。また、使用済食品容器２は大径部５４にまず接触するので、開口部４９ａが使用済食品容器２により塞がれる恐れが少なくなる。
【００２７】
図２，図３に示すように、ビニール袋など袋状物の使用済食品容器２を良好に乾燥させるために、内容器９の側板４２の内壁には、クリップ状の支持手段５１が取付けられている。ビニール袋などを、その出口側を下にした状態でクリップ状支持手段５１で吊り下げて支持すれば、良好に乾燥することができる。
このように、内容器９には、空気取り入れ部４３，棒状管４８，クリップ状支持手段５１などが設けられているので、各種の使用済食品容器２を、最適な状態で内容器９にそれぞれセットして、短時間で乾燥することができる。
【００２８】
次に、乾燥庫１の動作について説明する。
図５は、乾燥運転，防臭運転，開口部５の開放時の防臭運転があり、運転モードを選択できる場合の、乾燥庫１の動作を示すフローチャートである。
乾燥庫１は、「乾燥モード」と「乾燥＋防臭モード」のうち一方のモードを選択可能になっている。「乾燥モード」では、乾燥運転と、開口部５の開放時の防臭運転とを行う。「乾燥＋防臭モード」では、乾燥運転と防臭運転を行う。
なお、防臭運転と開口部５の開放時の防臭運転とを省略した場合であってもよい。この場合には、運転モードは一つになるので運転モード選択は不要である。これら各モードの手順のプログラムは、制御部２１のメモリーに予め記憶されている。制御部２１は、各モードでの動作に必要なプログラムをメモリから呼び出して、乾燥運転，防臭運転時の動作をシーケンス制御する。
【００２９】
乾燥庫１を使用する際には、通常、内容器９をキッチンのシンクの近くに置き、ペットボトルなど食品容器が空になるとシンクで洗浄したのち、水気を帯びた状態の使用済食品容器２を内容器９内に収納する。
このとき、使用済食品容器２の種類，形状などに応じて、空気取り入れ部４３，棒状管４８，クリップ状支持手段５１などを適宜使い分ける。そして、使用済食品容器２内に水がなるべく残らず、且つ内容器９内で空気Ａが均等に流れるように内容器９に収納する。
そのために、たとえば、ペットボトル，紙パックなど筒状物は棒状管４８による「倒置」、食品トレイなど皿状物は底板４１の凹凸や空気取り入れ部４３を使った「立てかけ」、菓子袋，レトルトパックなど袋状物はクリップ状支持手段５１を使った「吊し」、というように使用済食品容器２の形態に合わせた収納の仕方が好ましい。
こうして、使用済食品容器２が収納された内容器９を、そのひも４０を持ってシンクの近傍から収納部３に持ち運ぶ。このとき、内容器９の底板４１上に若干の水が溜まっていても、空気取り入れ部４３の立ち上がり管４４が立ちがっており、また、棒状管４８も上方に延びているので、内容器９内の水が下に落ちる恐れはなく、清潔である。
【００３０】
次いで、引き出し８を収納部本体６から前方に引き出した状態で、内容器９を引き出し８上にセットする。このとき、位置決め部材３７の弾性力に抗して内容器９を引き出し本体３１の上面に載置する。内容器９は、弾性変形した位置決め部材３７にスプリング力で押し付けられた状態で、所定位置に位置決め保持される。
内容器９と引き出し本体３１との間の隙間は密閉用パッキン３８でシールされる。その結果、引き出し本体３１と内容器９の底板４１とにより、空間Ｓが密閉される。
次いで、引き出し８を後方に押し込むと、引き出し８は受けレール３０とスライド部材３２を介して後方に移動して、収納部本体６内に収納される。すると、前板７の裏面と収納部本体６との間はパッキン３３によりシールされるので、収納部本体６の内部空間は密閉される。この状態で、乾燥庫１の運転を開始することになる。
【００３１】
乾燥庫１を運転する際には、まず始めにモードを選択する（ステップ１０１）。「乾燥モード」を選択した場合には、開始操作として「乾燥モード」のスイッチをオンする（ステップ１０２）。なお、ステップ１０２でスイッチをオフすると、運転モード選択（ステップ１０１）に戻る。
スイッチをオンすると、操作部２０に入力された指令が制御部２１に送られ、制御部２１は吸気ファン１３を制御して乾燥運転を行う。この場合、制御部２１のタイマーＴ１で予め設定された時間ｔ１が経過するまで、吸気ファン１３が連続運転される。タイマーＴ１は、乾燥時間ｔ１の設定用のタイマーである。
【００３２】
吸気ファン１３が運転されると、室内の空気Ａ１が前板７の吸気用開口１０を通って空間Ｓに入る。次いで、空気Ａは、空気取り入れ部４３では、空間Ｓから立ち上がり管４４内を上昇し、カバー部材４６の内部を通って、開口部４７から内容器９内に流入する。
一方、空気Ａは、空間Ｓから棒状管４８内を上昇して開口部４９から流出し、カバー部材５０に当たって横方向に流れ出る。なお、図４に示す棒状管４８の場合には、開口部４９ａから横方向に流出する。
棒状管４８にペットボトル，瓶，缶などがセットされている場合、開口部４９から流出した空気Ａは、これら使用済食品容器２内を下方に流れるので、使用済食品容器２の内部が乾燥する。そして、この空気Ａは、これら使用済食品容器２の下部の出口から内容器９内に流出したのち、この内容器９内を上昇する。こうした空気Ａの流れにより、内容器９内の使用済食品容器２が乾燥する。
【００３３】
内容器９内を流れた空気Ａは、収納部本体６の内部を通り、吸気ファン１３により排気用配管１１を流れ、途中の逆流防止手段２６を通って、排気口２５から屋外２４に排出される。
引き出し本体３１と内容器９との間の隙間が密閉用パッキン３８によりシールされて空間Ｓが密閉され、収納部本体６と前板７との間の隙間がパッキン３３によりシールされて、収納部本体６の内部空間が密閉されている。したがって、吸気ファン１３により吸い込まれる空気Ａのほぼ全量が、吸気用開口１０から吸い込まれて内容器９内を強制的に通過する。
設定時間ｔ１が経過すると、吸気ファン１３は停止し、タイマーＴ１はリセットされる（ステップ１０３）。
【００３４】
開口部５が開放されているときに、収納部本体６内の臭気が室内に漏れ出るのを防ぐために、開口部５の開放時の防臭運転を行なっている。すなわち、ステップ１０３の経過後、開口部５が開放されているか否かを判別する（ステップ１０４）。この判別は人間が行なってもよいが、収納部本体６と引き出し８にリミットスイッチなどを設けて引き出し８が収納されているか否かを検知してもよい。開口部５が開放しているときには、吸気ファン１３が運転され（ステップ１０５）、この吸気ファン１３の運転は、開口部５が閉じられるまで連続運転される。ステップ１０４で開口部５が閉じられているときには防臭運転の必要はないので、吸気ファン１３は停止したままである（ステップ１０６）。吸気ファン１３が停止した状態でステップ１０４に戻る。
【００３５】
一方、ステップ１０１で「乾燥＋防臭モード」を選択すると、開始操作が行われる。すなわち、「乾燥＋防臭モード」のスイッチをオンすると、次の工程に移行する（ステップ２０２）。なお、このスイッチをオフするとステップ１０１の選択モードに戻る。
ステップ２０２でスイッチがオンされると、タイマーＴ１で予め設定された時間ｔ１が経過するまで吸気ファン１３が回転して、上述と同様にして乾燥運転が行われる。設定時間ｔ１が経過すると、吸気ファン１３が停止し、タイマーＴ１がリセットされる（ステップ２０３）。
【００３６】
設定時間ｔ１が経過して乾燥運転が終了すると、防臭運転に移行する。防臭運転では、吸気ファン１３の保護とランニングコストの低減のために、吸気ファン１３は間欠運転される。
すなわち、防臭運転では、タイマーＴ２で予め設定された時間ｔ２が経過するまで吸気ファン１３が運転される。設定時間ｔ２が経過すると、吸気ファン１３が停止し、タイマーＴ２がリセットされる（ステップ２０４）。タイマーＴ２は、防臭時の吸気ファン１３の間欠運転のためのファン運転時間ｔ２の設定用のタイマーである。
防臭運転時のファン間欠運転のために、ファン停止時間ｔ３の設定用のタイマーＴ３も設けられている。このタイマーＴ３で予め設定された時間ｔ３が経過したか否かが判別される（ステップ２０５）。
この設定時間ｔ３の間、吸気ファン１３は停止している。設定時間ｔ３が経過してタイマーＴ３がリセットされたのち（ステップ２０６）、ステップ２０４に戻って再び吸気ファン１３が設定時間ｔ２のあいだ運転される。
【００３７】
ステップ２０５で、設定時間ｔ３が経過していない場合は、開口部５が開放されているか否かが判別される（ステップ２０７）。開口部５が開放されている場合、吸気ファン１３を運転して（ステップ２０８）、開口部５の開放時の防臭運転が行われ、ステップ２０５に戻る。ステップ２０７で開口部５が開放されていない場合には、吸気ファン１３を停止し（ステップ２０９）、ステップ２０５に戻る。
このように、ステップ１０２，２０２で各モードのスイッチをオンすればそれぞれのモードでのシーケンス制御が行われる。各モードを終了する場合には、ステップ１０２，２０２で各スイッチをオフすれば、ステップ１０１に戻って各動作が終了する。
【００３８】
乾燥庫１を上述のように動作させることにより、使用済食品容器２が洗浄後の水気を帯びた状態でも、この使用済食品容器２を、内容器９を介して収納部３に収納して積極的に乾燥し、清潔な状態で室内で保管することができ、乾燥庫１自体も簡素な構成にすることができる。内容器９やその付属品は取り外しできるので、容易に洗浄して常に清潔な状態に保つことができる。
なお、センサなどを設置して、通風異常や吸気ファン１３の異常時には運転停止の制御を行うのが好ましく、また、排気用配管１１の途中などに、脱臭剤を使用した脱臭部を設けるのが好ましい。
【００３９】
次に、乾燥庫１を使用した実施例について説明する。
図６（Ａ）は、濡れた状態の使用済食品容器の乾燥実験を行なった際の乾燥対象物の一覧表、図６（Ｂ）は、乾燥状態の実験データを示す表、図６（Ｃ）は、図６（Ｂ）に示す実験データのグラフである。
この実験では、図６（Ａ）に示す乾燥対象物（一般家庭ごみ）を軽く水洗いし、内容器９にセットしたのち、時間経過に伴う乾燥対象物全体の水分残量を測定した。実験条件は下記の通りである。

【００４０】
この実験の結果、図６（Ａ）に示す乾燥対象物全体を、約４時間乾燥することにより、乾燥対象物に付着していた水分の９８．８％を除去でき、４．５時間後には１００％の水分を除去できた。
したがって、たとえば、その日一日に発生した使用済食品容器２の全部を内容器９に収納して乾燥庫１にセットし、夜寝る前などに乾燥庫１をオンしておけば、翌日の朝までには使用済食品容器２を乾燥することができ、清潔な状態で室内で保管することができる。
このように、洗浄して水気を帯びたままの使用済食品容器２を乾燥庫１に収納して乾燥することができるので、キッチンなどで長く放置して自然乾燥する必要がなくなる。
したがって、キッチンスペースが雑然となることがなく見栄えがよくなり、家事作業の能率も向上する。また、瓶，缶，ペットボトルなどを流し台やシステムキッチンの天板上に逆さまに立て掛けておく必要がなくなるので、天板が濡れることがなくなって衛生的になる。
使用済食品容器２は、その残留付着物が腐敗する前に短時間のうちに積極的に乾燥されるので、腐敗による臭気の発生はほとんどない。
乾燥には温風を使用しておらず、吸気ファン１３の動力も小さいので、ランニングコスト（電気料）は、たとえば１０〜５０円／月程度で済み、非常に安価である。
【００４１】
（第２の実施形態）
図７ないし図１２は、前記乾燥庫１が組込まれた分別収納庫４の一実施形態を示す図である。図７は分別収納庫４の正面図、図８（Ａ）は、図７に示す分別収納庫４の斜視図、図８（Ｂ）は、図８（Ａ）の変形例にかかる分別収納庫４ａの斜視図である。
図９は、図８（Ａ），（Ｂ）に示す分別収納庫４，４ａの各引き出しを引き出した状態を示す斜視図、図１０は、図９に示す分別収納庫４，４ａに使用済食品容器２などを分別収納した状態を示す斜視図、図１１は、図８（Ａ），（Ｂ）に示す分別収納庫４，４ａの乾燥庫１における内容器９を示す斜視図である。図１２は、キッチンなどで発生する各種ごみに関する分別収納庫の商品性の比較表である。
【００４２】
図７ないし図１１は、第１の実施形態の乾燥庫１を組込んで分別収納庫４，４ａを構成した場合を示している。分別収納庫４，４ａは、使用済食品容器２などを含むごみの全体を、ごみの種類に応じて分別して収納し保管するための複数の引き出し６０ａ〜６０ｅと、これら複数の引き出し６０ａ〜６０ｅが引き出し，収納可能に設けられたキャビネット６１と、キャビネット６１に組込まれた乾燥庫１とを備えている。
各引き出し６０ａ〜６０ｅは、キャビネット６１に取付けられた受けレールとこの受けレールに係合し、各引き出しに取付けられたスライド部材とを介して、前後方向に移動自在になっている。各引き出し６０ａ〜６０ｅの前板には、移動操作用の把手がそれぞれ取付けられている。
各引き出し６０ａ〜６０ｅは、ごみの分別の数や量に応じて使い分ければよく、各引き出しの内部をさらに必要に応じて仕切っている。本実施形態では、引き出し６０ａには、紙パックと食品トレーとを分別して収納し、引き出し６０ｂには、可燃ごみとリサイクルプラスチック（容器包装プラスチックなど）を分別して収納している。
引き出し６０ｃには、資材（たとえば、ごみ袋や缶の圧縮機）が設置され、また、紙箱，紙袋，包装紙などを収納し、引き出し６０ｄには、ペットボトルと瓶や缶などを分別して収納し、引き出し６０ｅには、生ごみを処理可能な生ごみ処理機６２が設置されている。
このように分別収納庫４，４ａでは、乾燥庫１と引き出し６０ａ〜６０ｅは、隣り合わせになるようにキャビネット６１に組み込まれて、一つのキャビネットとして構成されている。
なお、乾燥庫１用のキャビネットと引き出し用のキャビネットとを分離し、且つ、乾燥庫１と引き出し６０ａ〜６０ｅとが隣り合わせになるように構成した場合でもよい。
【００４３】
図７，図８（Ａ）に示す分別収納庫４には、乾燥庫１の排気用配管１１が取付けられている。図８（Ｂ）に示す分別収納庫４ａでは、乾燥庫１用の排気用配管１１の他に、生ごみ処理機６２用の排気用配管６３がキャビネット６１に取付けられている。
分別収納庫４，４ａの使い方としては、キッチンその他の室内で発生する乾いた一般家庭ごみのうち特に資源ごみは、その種類に応じて、直接いずれかの引き出し６０ａ〜６０ｄに分別して保管する。キッチンで発生する生ごみは、引き出し６０ｅ内の生ごみ処理機６２に投入して処理する。
一方、主としてキッチンで発生し、水洗いの必要な使用済食品容器２は、洗浄し水気を帯びた状態で乾燥庫１に収納する。乾燥庫１での乾燥が終了したら、この乾燥済の使用済食品容器２を、その種類別に分別して内容器９から引き出し６０ａ〜６０ｄに移し替えて保管することになる。
【００４４】
このようにして、キッチンなどで発生し洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器２など各種のごみ全体を、何ら制約を受けることなく分別収納庫４，４ａに分別して収納し、清潔な状態で室内で保管することが可能になる。
分別収納庫４，４ａは、乾燥庫１と引き出し６０ａ〜６０ｅを隣り合わせまたは一つのキャビネットとして構成することによって、乾燥から分別収納までが手際よく行える。
キッチンなどで発生する各種のごみのほとんど全部を、分別収納庫４，４ａで受け入れることができ、使い勝手がよい。また、ごみの収納，保管，搬出などの作業を、屋外に出なくても全て室内で行うことができ、家事作業の負担が軽減する。
分別収納庫４，４ａをキッチンルームに設置すれば、ここにごみ箱を置く必要がなくなり、キッチンルームの清潔感が向上する。
【００４５】
従来の分別収納庫では、洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器を直接収納することができなかった。これに対して、本発明の分別収納庫４，４ａは、濡れた状態の使用済食品容器を乾燥庫１に直接収納できるので、収納できるものとできないものとを予め分別する必要がなく、各種のごみ全体を分別収納庫４に収納することができる。
地方自治体などによる資源ごみの回収の場合、使用済食品容器などの種類によっては回収のサイクルの長いものもあるが、使用済食品容器などを分別収納庫４，４ａに清潔な状態で良好に保管することができる。その結果、キッチンスペースはすっきりと整理されて外見も向上し、さらに、従来支障をきたしていた家事作業の能率も向上する。
また、瓶，缶，ペットボトルなどを流し台やシステムキッチンの天板上に逆さまに立て掛けておく必要がなくなるので、天板が濡れることがなくなって衛生的になる。使用済食品容器２は、その残留付着物が腐敗する前に短時間のうちに積極的に乾燥されるので、腐敗による臭気の発生はほとんどない。
このように、分別収納庫４，４ａにおいても、前記第１の実施形態と同じ作用効果を奏する。
【００４６】
図１２は、キッチンなどで発生する各種ごみに関する分別収納庫の商品性の比較表である。
図１２では、本発明の分別収納庫４にかかる本件製品と、従来の分別収納庫にかかる各種製品（Ａ製品〜Ｄ製品）とを比較している。比較表中の、「○」は「可能」または「良」であることを示し、「△」は「やや可能」または「可」であることを示し、「×」は「不可能」または「不可」であることを示している。
この比較表に示すように、分別以前に必要な濡れごみ（洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器２）の乾燥機能を本件製品に設けた点が、従来と比べて新規な着目であることが分かる。
また、比較表から分かるように、本件製品では、シンクまわりでの自然乾燥が不要なので、キッチンスペースが整然として見栄えがよくなり、また、乾燥庫１と多くの引き出し６０ａ〜６０ｅが設けられているので、ごみの分別種の数を多くすることができる。
【００４７】
（第３の実施形態）
図１３は、分別収納庫４，４ａをキッチン７０の収納庫７１に組込んだ状態を示す斜視図である。
前記第２の実施形態では、分別収納庫４，４ａを独立して設置した場合を示しているが、乾燥庫１が乾燥機能を有しているので、図１３に示すように、分別収納庫４，４ａを厨房家具に組込んで使用することができる。厨房家具としては、たとえば、食器，台所用品および食品などを収納する収納庫７１や、システムキッチン７２や、キッチンの流し台などがある。
図示する収納庫７１は、キッチン７０に設置されて食器などを収納している。分別収納庫４，４ａに接続された排気用配管１１が、建屋壁２３を貫通して屋外まで延びている。
このように、分別収納庫４，４ａを、厨房家具に簡単な設計変更で容易に組込むことができる。また、キッチン７０のスペースを有効に活用し、全体のデザインの調和を図ることができる。分別収納庫４，４ａを厨房家具に組込んでも、前記第１の実施形態，第２の実施形態と同じ作用効果を奏する。
【００４８】
以上、本発明の複数の実施形態（変形例を含む）を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形，付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【００４９】
【発明の効果】
本発明にかかる使用済食品容器乾燥庫は、上述のように構成したので、使用済食品容器が洗浄後の水気を帯びた状態でも、これを収納して乾燥し清潔な状態で室内で保管することができ、簡素な構成にすることができる。
本発明にかかる分別収納庫は、上述のように構成したので、洗浄後の水気を帯びた状態の使用済食品容器など各種のごみ全体を、制約を受けることなく収納し、分別して清潔な状態で室内で保管することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１ないし図１３は本発明の実施形態を示す図で、図１は、使用済食品容器乾燥庫の一実施形態を示す斜視図である。
【図２】図１に示す使用済食品容器乾燥庫の内容器を示す図である。図２（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は、それぞれ前記内容器の斜視図，Ｂ部拡大図，Ｃ部拡大図である。
【図３】前記使用済食品容器乾燥庫の断面図である。
【図４】図４（Ａ）〜（Ｄ）は、前記内容器に設けられる棒状管の各種変形例を示す斜視図である。
【図５】前記使用済食品容器乾燥庫の動作を示すフローチャートである。
【図６】図６（Ａ）は、濡れた状態の使用済食品容器の乾燥実験を行なったときの乾燥対象物の一覧表、図６（Ｂ）は、乾燥状態の実験データを示す表、図６（Ｃ）は、図６（Ｂ）に示す実験データのグラフである。
【図７】図７ないし図１２は、前記使用済食品容器乾燥庫が組込まれた分別収納庫の一実施形態を示す図で、図７は前記分別収納庫の正面図である。
【図８】図８（Ａ）は、図７に示す分別収納庫の斜視図、図８（Ｂ）は、図８（Ａ）の変形例にかかる分別収納庫の斜視図である。
【図９】図８（Ａ），（Ｂ）に示す分別収納庫の各引き出しを引き出した状態を示す斜視図である。
【図１０】図９に示す分別収納庫に使用済食品容器などを分別収納した状態を示す斜視図である。
【図１１】図８（Ａ），（Ｂ）に示す分別収納庫の使用済食品容器乾燥庫における内容器を示す斜視図である。
【図１２】キッチンなどで発生する各種ごみに関する分別収納庫の商品性の比較表である。
【図１３】前記分別収納庫をキッチンの収納庫に組込んだ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
１　　　使用済食品容器乾燥庫
２　　　使用済食品容器
３　　　収納部
４，４ａ　　分別収納庫
５　　　開口部
６　　　収納部本体
７　　　前板
８　　　引き出し
９　　　内容器
１０　　吸気用開口
１１　　排気用配管
１３　　吸気ファン
２２　　室内
２４　　屋外
６０ａ〜６０ｅ　　引き出し
６１　　キャビネット
７１　　収納庫（厨房家具）
Ａ　　　空気[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a used food container drying cabinet for storing, drying, and storing used food containers such as a wet food tray after washing, and a sorting container having the same.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, refuse has been separately collected nationwide in order to recycle refuse from the viewpoints of protection of the global environment and effective use of resources. Separate collection varies depending on the local government, but used food containers such as milk packs, food trays, bottles, cans, and PET bottles (polyethylene terephthalate (PET) bottles) mainly generated in the kitchen are considered as resource waste. Many can be collected. In addition, kitchen garbage, which is hard to turn into resource garbage, is generated.
If the used food container is left moist after washing, an odor due to juice dripping from the garbage bag and decay of residual deposits is generated. Therefore, the used food container is usually washed and dried.
After that, they are sorted as resource garbage and put out for garbage collection, or brought to a resource garbage collection place installed at a store such as a supermarket or a convenience store.
[0003]
However, compared to the past, the types and the total amount of used food containers to be separated, washed and dried are gradually increasing, and it becomes difficult to secure a space for drying and storing the used food containers after washing. ing.
At present, the used food containers that have been washed are left in the kitchen room, standing on a sink, a top plate of a system kitchen, a draining basket, or hooked on something, and allowed to dry naturally. is there.
However, kitchen rooms are often not so well ventilated, so it takes time to air dry, and the used food containers after washing remain forever. Also, if a bottle, can, plastic bottle, or the like is placed upside down on the top plate, water attached to the bottle or the like will wet the top plate for a long time.
In such a state until the used food container dries, the kitchen space is cluttered and the appearance is poor, and if the top plate does not dry and remains wet forever, it is not preferable in terms of hygiene. In addition, there is a problem that the used food container during the natural drying is in the way and hinders housework.
[0004]
Accordingly, with the increase in used food containers that need to be separated, washed and dried, a technique has been proposed for separating resource waste and temporarily storing it in a storage.
For example, Patent Literature 1 and the like propose a storage for storing various types of sorted waste. However, since this storage does not have a drying function, it cannot be stored for sanitary purposes unless it is separated waste that has been washed and air-dried in advance.
As for other products according to the prior art, combustible waste, compressible waste such as aluminum cans and plastic bottles can be compressed, and non-compressible bottles and steel cans are stored as they are in a dedicated storage space. It has become.
However, since this product is not equipped with ventilation, drying and deodorizing functions, it is not possible to put in garbage or washed and used food containers after washing. In other words, there is a restriction that the object to be stored is limited to dry garbage, so that the usability is poor and the above-mentioned problem cannot be solved.
[0005]
As another conventional technique, a garbage storage device capable of putting garbage into a garbage storage box (or garbage container) in a kitchen and exhausting and deodorizing the odor inside the garbage storage box (or garbage container) has also been proposed. (For example, see Patent Documents 2 and 3).
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-11-332671
[Patent Document 2]
JP-A-10-80333
[Patent Document 3]
JP-A-10-152204
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the refuse storage device described in Patent Literature 2, a deodorizing fan is provided to exhaust and deodorize, but no measures are taken for forcibly drying the used food container. For this reason, appropriate drying cannot be performed according to the type of refuse, and the used food container remains wet in the refuse storage box for a long time, and there is a risk of decay.
On the other hand, the refuse storage device described in Patent Document 3 is provided with a suction fan to perform exhaust and deodorization. However, in a garbage container for separating and storing bottles and used bottles (used food containers) as recyclable waste, only recyclable waste that has been washed and air-dried can be stored. In other words, this refuse storage device was not configured to forcibly dry resource refuse that has been washed and still wet.
[0008]
The present invention has been made in order to solve such a problem, and even when a used food container is wet after washing, it can be stored and stored indoors in a dry and clean state. It is an object of the present invention to provide a used food container drying cabinet having a simple configuration.
Further, the present invention provides a separate storage capable of storing all kinds of garbage such as used food containers in a wet state after washing without restriction, and separating and storing them indoors in a clean state. The purpose is to provide a warehouse.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the used food container drying cabinet according to the present invention stores the used food container in a wet state after washing in a storage unit installed indoors so as to be able to be taken out. The used food container in the storage section is dried by forcibly passing air through the storage section.
The storage section is a hollow storage section main body having an opening, a drawer is provided in the storage section main body so as to be freely storable, and a drawer capable of closing the opening with a front plate is provided. And a container capable of storing the used food container and being portable, and the air for drying the used food container when the drawer is stored in the storage unit body. Is configured such that, after entering into the drawer through the intake opening formed in the front plate or the riser portion and flowing through the inner container, the air is exhausted from the inside of the storage portion body to the outside or the room. Is preferred. In the used food container drying cabinet, it is preferable that the air is forcibly flown by an intake fan attached in the middle of an air flow path from the storage section main body to the exhaust pipe.
The separation storage according to the present invention is a separation storage in which the used food container drying storage is incorporated, and stores and stores the entire waste including the used food container according to the type of the waste. A plurality of drawers, a cabinet in which the plurality of drawers can be pulled out and stored, and a used food container drying cabinet incorporated in the cabinet. Further, it is preferable to incorporate the sorting storage into kitchen furniture.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS.
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a used food container drying cabinet, and FIG. 2 is a view showing an inner container of the used food container drying cabinet shown in FIG. 1, and FIGS. 2 (A) and 2 (B). (C) is a perspective view, B part enlarged view, and C part enlarged view of the inner container, respectively. FIG. 3 is a schematic sectional view of the used food container drying cabinet.
As shown in FIGS. 1 to 3, a used food container drying cabinet (hereinafter, referred to as a drying cabinet) 1 is capable of taking out a used food container 2 in a wet state after washing into a storage unit 3. It is stored. The storage unit 3 is installed indoors (for example, a kitchen room, a living room). The following description is based on the assumption that the front plate 7 side of the drying cabinet 1 is “forward”.
Used food containers 2 include recyclable milk packs, food trays, bottles, cans, plastic bottles, bags, and the like. These are washed, dried, separated, and collected as garbage when emptied. Or take it to a collection point at a store such as a supermarket or a convenience store.
[0011]
The drying cabinet 1 dries the used food container 2 in the storage unit 3 by forcibly passing the air A in the storage unit 3. Thus, even when the used food container 2 is wet after washing, the used food container 2 can be stored and dried, and can be stored indoors in a clean state. It can be simple.
The unit-shaped drying cabinet 1 may be installed indoors on the floor independently, but may be separated storages 4, 4a (FIGS. 7 to 10), kitchen furniture (eg, a system kitchen, tableware, etc.). Can also be incorporated into storage shelves, kitchen sinks, etc.).
[0012]
The storage section 3 of the present embodiment includes a hollow storage section main body 6 having an opening 5 and a drawer 8 which is provided in the storage section main body 6 so as to be freely drawn out and stored therein and capable of closing the opening 5 with a front plate 7. And an inner container 9 which is detachably mounted on the drawer 8 and which can store the used food container 2 and can be carried around. A string 40 is attached to the inner container 9 as a carrying member.
When the drawer 8 is stored in the storage unit body 6, air A for drying the used food container 2 is formed on the front plate 7 (or the riser) of the storage unit 3. After entering the drawer 8 through the intake opening 10 and flowing through the inner container 9, the air is exhausted from the interior of the storage section main body 6 to the outside or indoors (outdoors in the present embodiment).
[0013]
Since the drawer 8 is provided in the storage section 3, the used food container 2 can be easily stored in or removed from the storage section 3. Since the inner container 9 is made detachable and portable with respect to the drawer 8, for example, during cooking in a kitchen room, the inner container 9 is placed near the sink, and the used food container is washed when it becomes empty. Then, the inner container 9 can be successively stored in the inner container 9 in a wet state, and thereafter, the inner container 9 can be carried to the drying cabinet 1.
Since it is not naturally dried as in the related art, the used food container 2 does not become an obstacle during cooking or the like, and the efficiency of housework is improved. Water does not fall from the used food container 2 to the floor while the inner container 9 is being carried, and the container is clean. Since the carrying member such as the string 40 is attached to the inner container 9, the inner container 9 can be easily carried with the string 40.
The air A that has passed through the inner container 9 is exhausted to the outside through the exhaust pipe 11 from the inside of the storage section main body 6, so that the odor does not leak into a room such as a kitchen room or a living room.
In addition, when there is almost no odor from the used food container 2, the air A may be exhausted from the inside of the storage unit main body 6 to the room. In this case, since the exhaust pipe 11 is not required, the configuration is simplified and the installation work is not required.
[0014]
An intake fan 13 for forcibly flowing the air A is provided in the middle of the air flow path from the housing main body 6 to the exhaust pipe 11. In the drying cabinet 1 of the present embodiment, an intake fan 13 is attached to a connection portion 12 between the storage section main body 6 and the exhaust pipe 11, and the air A is forced to flow by the intake fan 13.
Accordingly, when the drawer 8 is stored in the storage unit main body 6, even if there is a slight gap between the drawer 8 and the storage unit main body 6, the air is sucked into the gap from the gap. There is no possibility that the air in the storage section 3 leaks into the room 22.
The position where the intake fan 13 is attached may be any position in the air flow path from the housing section main body 6 to the exhaust pipe 11. Therefore, the position other than the connection section 12, for example, the middle of the exhaust pipe 11 or the housing section main body 6. May be inside.
Further, instead of the intake fan 13, a blower fan may be located below the inner container 9 and attached to the drawer 8.
[0015]
Next, the drying cabinet 1 will be described in detail.
The storage section main body 6 is formed in a rectangular shape as a whole, has an opening 5 formed on the front face, and an operation section 20 for operating the intake fan 13 is mounted on the front face (or another face). The operation unit 20 is provided with an on / off switch for a “dry mode”, an on / off switch for a “dry + odor control mode”, and the like.
A control unit 21 for controlling the intake fan 13 is mounted inside the storage unit body 6, and the control unit 21 is electrically connected to the intake fan 13 and the operation unit 20.
The intake fan 13 is attached to the inside of the side plate 6a or the back plate 6b of the storage unit body 6. The intake fan 13 may be mounted on the ceiling plate or the bottom plate of the storage unit body 6.
[0016]
The exhaust pipe 11 communicates with the intake fan 13 and is connected to the storage unit body 6. The exhaust pipe 11 extends from the room 22 in which the storage unit 3 is installed to the outside 24 through the building wall 23, and an exhaust port 25 is opened in the outdoor 24 to allow outdoor exhaust.
A backflow prevention means 26 is attached in the middle of the exhaust pipe 11 to prevent the odor in the storage unit main body 6 from leaking into the room 22 when the intake fan 13 is stopped. In addition, when there is almost no odor in the storage part main body 6, the case where the backflow prevention means 26 is not provided may be sufficient.
[0017]
The drawer 8 can be pulled out and stored by a receiving rail 30 and a slide member 32. The drawer 8 has a drawer main body 31 in which a space S is formed inside, and a front plate 7 fixed in front of the drawer main body 31.
A pair of left and right receiving rails 30 are attached to side plates 6a arranged on the left and right sides of the drawer 8, respectively. The pair of receiving rails 30 are arranged substantially horizontally and parallel to each other in the front-rear direction.
A slide member 32 is slidably engaged with the receiving rail 30 in the front-rear direction. The pair of slide members 32 are attached to the left and right sides of the drawer main body 31. The drawer 8 is freely movable in the front-rear direction with respect to the storage section main body 6 via the pair of receiving rails 30 and the slide member 32.
[0018]
The packing 33 is fixed to the entire outer peripheral portion of the front end surface of the storage section main body 6 (or the entire outer peripheral portion of the rear surface of the front plate 7). Thereby, in a state where the drawer 8 is stored in the storage unit main body 6, a gap between the front plate 7 and the storage unit main body 6 is sealed, and the inside of the storage unit main body 6 is sealed.
The drawer main body 31 has a flat bottom plate 34, a pair of side plates 35 fixed to both sides of the bottom plate 34, a back plate fixed to the bottom plate 34 and the side plates 35, and arranged rearward and parallel to the front plate 7. And a plate 36.
[0019]
A plurality of positioning members 37 exhibiting a spring function are provided on the upper outer peripheral surface of the drawer body 31 so as to protrude upward. For example, two positioning members 37 are disposed on the left and right sides of the drawer main body 31, and one positioning member 37 is disposed on the rear side.
Since the plurality of positioning members 37 position the inner container 9 at a predetermined position on the upper surface of the drawer main body 31, the inner container 9 can be easily detachably mounted on the drawer main body 31. When the inner container 9 is placed on the drawer main body 31, the positioning member 37 is deformed against its elastic force, and holds the inner container 9 at a predetermined position by a spring force.
A rectangular annular sealing gasket 38 is fixed to the entire periphery of the upper end surface of the drawer body 31. Therefore, with the inner container 9 placed on the drawer main body 31, the gap between the drawer main body 31 and the inner container 9 is sealed by the sealing packing 38. A closed space S is formed by the drawer main body 31 and the bottom plate 41 of the inner container 9 placed on the drawer main body 31.
[0020]
The front plate 7 is fixed to the front side of the drawer main body 31, and is formed of a metal such as stainless steel or aluminum or a synthetic resin. In particular, when the storage unit 3 is installed independently, the front plate 7 is preferably made of metal in terms of rigidity and aesthetics, since the front plate 7 often comes into contact with human feet, a vacuum cleaner, and the like. Although not done, it is preferable to form a rise in the lower front part.
An intake opening 10 communicating with the space S is formed through the lower part of the front plate 7. When the inner container 9 is placed on the drawer main body 31 and the drawer 8 is stored in the storage section main body 6, the gap is sealed by the sealing packing 38. Therefore, after the air A in the room 22 enters the closed space S from the intake opening 10, the entire amount of the air A flows into the inner container 9 without leaking from the gap.
[0021]
The inner container 9 has a hollow shape with a bottom with an open top, and has a deformable string 40 as an example of a member for carrying the inner container 9. One or a plurality (two in this case) of the strings 40 are wrapped around the upper edge of the inner container 9 to facilitate carrying, and not to hinder the storage and removal of the used food container 2. I have to.
In addition, as the carrying member provided in the inner container 9, instead of the deformable string 40, a plurality (for example, two pieces) separated and fixed to the left and right (or front and rear) of the upper edge of the inner container 9 is used. ) May be the handle.
In the case of this handle, the carrying member is not stretched across the opening of the inner container 9. Therefore, when the used food container 2 is stored in or taken out of the inner container 9, the handle is not in the way of the opening of the inner container 9, so that the operation can be performed more easily.
[0022]
The inner container 9 includes a bottom plate 41 and a rectangular side plate 42 having a rectangular shape in a plan view and fixed upwardly from the entire outer periphery of the bottom plate 41. The upper surface 45 of the bottom plate 41 has a corrugated shape or another uneven shape.
As a result, the used food container 2 stored in the inner container 9 does not hinder the ventilation by closely fitting to the bottom plate 41, and the entire surface of the used food container 2 comes into contact with the air A to facilitate drying. ing.
[0023]
A plurality of air intake portions 43 for taking in the air A into the inner container 9 are arranged over the entire bottom plate 41. A riser pipe 44 is fixed to the bottom plate 41 integrally or separately from the air intake section 43. The riser pipe 44 penetrates through the bottom plate 41, rises above the upper surface 45 of the bottom plate 41, and is open at the top and bottom.
A cover member 46 is detachably attached separately (or integrally) to the upper surface 45 of the bottom plate 41 (or to the riser tube 44) so as to cover the riser tube 44. The cover member 46 is arranged with the bottomed cylindrical shape upside down, and a plurality of (here, two) openings 47 are formed in the side surface.
Therefore, in a state where the inner container 9 is placed on the drawer main body 31, the air A in the space S enters the cover member 46 through the riser pipe 44, and passes through the opening 47 in the lateral direction (or downward direction). , Diagonally downward) and flows into the inner container 9. Thus, the wind hits the water stored in the bottom plate 41, and thus the drying of the bottom plate 41 is promoted.
Since the riser pipe 44 is provided, even if water is accumulated in the bottom plate 41, water does not fall when the inner container 9 is carried, and when the inner container 9 is placed on the drawer 8, The upper water does not fall into the space S in the drawer 8.
Since the cover member 46 is provided, even if the water adhering to the used food container 2 falls from above, the water hits the cover member 46 and does not enter the rising pipe 44. Further, since the used food container 2 stored in the inner container 9 first hits the cover member 46, there is no possibility of blocking the air flow path of the air intake section 43.
[0024]
Separately, one or a plurality of elongated rod-like tubes 48 extend upward and are detachably attached to the bottom plate 41. The rod-shaped tube 48 is for preventing the used food container 2 such as a PET bottle, a bottle, a can, etc. from falling over and also drying the inside of these containers.
The lower part of the rod-shaped tube 48 is opened downward through the bottom plate 41, and an opening 49 is formed at or near the upper end of the rod-shaped tube 48. In the present embodiment, the upper end of the rod-shaped tube 48 is cut into an opening 49, and the cover member 50 is fixed to the upper end of the rod-shaped tube 48.
Since the cover member 50 is disposed above and apart from the opening 49, the air A flowing out of the opening 49 flows out in the lateral direction. Since the cover member 50 is provided, water does not enter the opening 49, and there is no possibility that the used food container 2 closes the opening 49.
Therefore, when the used food container 2 such as a PET bottle, a bottle, a can, or the like is turned upside down and inserted into the rod-shaped tube 48, the water in the used food container 2 falls downward, while the air A in the space S becomes Then, it flows upward through the rod-shaped tube 48, flows out of the opening 49, and is guided by the cover member 50 and flows out in the lateral direction.
Thereafter, the air A flows downward in the used food container 2, flows out from the lower outlet of the used food container 2 into the inner container 9, and rises. As a result, the air A is distributed both inside and outside the used food container 2, so that it is dried in a short time. In addition, the used food container 2 does not fall because it is supported by the rod-shaped tube 48.
[0025]
FIGS. 4A to 4D are perspective views showing various modified examples of the rod-shaped tube 48 provided in the inner container 9.
4A to 4D, the shape of the upper end portion of the rod-shaped tube 48 or the vicinity thereof is such that the upper end portion of the rod-shaped tube 48 is closed in FIG. One or more openings 49a are formed in the lateral direction.
Since the opening 49a is oriented in the horizontal direction, it is possible to prevent water from entering the opening 49a, and it is difficult for the used food container 2 to adhere to the opening 49a. Is less likely to be blocked by the used food container 2.
In the rod-shaped tube 48 shown in FIG. 4B, an eave 52 is attached around the upper half of one or more openings 49a shown in FIG. 4A. Since the opening 49a faces the horizontal direction and the eaves 52 are provided above the opening 49a, it is possible to prevent water from entering the opening 49a. Further, since the used food container 2 comes into contact with the eaves 52 first, the possibility that the opening 49a is closed by the used food container 2 is further reduced.
[0026]
In the rod-shaped tube 48 shown in FIG. 4C, a plurality of projections 53 are formed around one or more openings 49a shown in FIG. Since the opening 49a is formed in the lateral direction, it is possible to prevent water from entering the opening 49a. Further, since the used food container 2 comes into contact with the projection 53 first, the possibility that the opening 49a is closed by the used food container 2 is reduced.
In FIG. 4D, one or more openings 49a are formed in the same manner as the openings 49a shown in FIG. 4A. A large diameter portion 54 having a larger diameter is formed integrally or separately.
Since the opening 49a faces in the horizontal direction and the large-diameter portion 54 is located above the opening 49a, it is possible to prevent water from entering the opening 49a. Further, since the used food container 2 comes into contact with the large-diameter portion 54 first, the possibility that the opening 49a is closed by the used food container 2 is reduced.
[0027]
As shown in FIGS. 2 and 3, a clip-shaped supporting means 51 is attached to the inner wall of the side plate 42 of the inner container 9 in order to dry the used food container 2 in the form of a bag such as a plastic bag. ing. If a plastic bag or the like is suspended and supported by the clip-shaped support means 51 with its outlet side down, it can be dried well.
As described above, since the inner container 9 is provided with the air intake portion 43, the rod-shaped tube 48, the clip-shaped support means 51, and the like, the various used food containers 2 are stored in the inner container 9 in an optimal state. It can be set and dried in a short time.
[0028]
Next, the operation of the drying cabinet 1 will be described.
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the drying cabinet 1 when there are a drying operation, a deodorizing operation, and a deodorizing operation when the opening 5 is opened, and the operation mode can be selected.
The drying cabinet 1 can select one of a “drying mode” and a “drying and deodorizing mode”. In the “drying mode”, a drying operation and a deodorizing operation when the opening 5 is opened are performed. In the "drying and deodorizing mode", the drying operation and the deodorizing operation are performed.
The deodorizing operation and the deodorizing operation when the opening 5 is opened may be omitted. In this case, since the number of operation modes is one, there is no need to select an operation mode. The program of the procedure of each mode is stored in the memory of the control unit 21 in advance. The control unit 21 calls a program necessary for the operation in each mode from the memory, and performs sequence control of the operation during the drying operation and the deodorizing operation.
[0029]
When using the drying cabinet 1, usually, the inner container 9 is placed near the sink of the kitchen, and when the food container such as a plastic bottle becomes empty, it is washed with the sink, and then the used food container 2 in a damp state is washed. Is stored in the inner container 9.
At this time, the air intake portion 43, the rod-shaped tube 48, the clip-shaped support means 51, and the like are appropriately used depending on the type, shape, and the like of the used food container 2. Then, the used food container 2 is stored in the inner container 9 so that water does not remain as much as possible and the air A flows evenly in the inner container 9.
For this purpose, for example, cylindrical objects such as PET bottles and paper packs are “inverted” by a rod-like tube 48, and dish-shaped objects such as food trays are “standing” using the unevenness of the bottom plate 41 and the air intake 43, confectionery bags, retort It is preferable to store the bag-like material such as a pack in accordance with the form of the used food container 2 such as “hanging” using the clip-like support means 51.
Thus, the inner container 9 in which the used food container 2 is stored is carried to the storage section 3 from the vicinity of the sink by holding the string 40. At this time, even if a small amount of water is accumulated on the bottom plate 41 of the inner container 9, the rising pipe 44 of the air intake section 43 is standing and the rod-shaped pipe 48 is also extended upward. There is no danger that the water in 9 will fall down and it is clean.
[0030]
Next, the inner container 9 is set on the drawer 8 in a state where the drawer 8 is pulled out from the storage section main body 6 forward. At this time, the inner container 9 is placed on the upper surface of the drawer main body 31 against the elastic force of the positioning member 37. The inner container 9 is positioned and held at a predetermined position while being pressed against the elastically deformed positioning member 37 by a spring force.
A gap between the inner container 9 and the drawer main body 31 is sealed with a sealing packing 38. As a result, the space S is sealed by the drawer body 31 and the bottom plate 41 of the inner container 9.
Next, when the drawer 8 is pushed rearward, the drawer 8 moves rearward via the receiving rail 30 and the slide member 32 and is stored in the storage section body 6. Then, since the space between the back surface of the front plate 7 and the storage unit main body 6 is sealed by the packing 33, the internal space of the storage unit main body 6 is sealed. In this state, the operation of the drying cabinet 1 is started.
[0031]
When operating the drying cabinet 1, first, a mode is selected (step 101). When the "dry mode" is selected, the switch of the "dry mode" is turned on as a start operation (step 102). When the switch is turned off in step 102, the operation returns to the operation mode selection (step 101).
When the switch is turned on, a command input to the operation unit 20 is sent to the control unit 21, and the control unit 21 controls the intake fan 13 to perform a drying operation. In this case, the intake fan 13 is continuously operated until a time t1 preset by the timer T1 of the control unit 21 elapses. The timer T1 is a timer for setting the drying time t1.
[0032]
When the intake fan 13 is operated, the indoor air A1 enters the space S through the intake opening 10 of the front plate 7. Next, in the air intake section 43, the air A rises in the riser pipe 44 from the space S, passes through the inside of the cover member 46, and flows into the inner container 9 from the opening 47.
On the other hand, the air A rises in the rod-shaped tube 48 from the space S, flows out of the opening 49, hits the cover member 50, and flows out in the lateral direction. In the case of the rod-shaped tube 48 shown in FIG. 4, it flows out from the opening 49a in the lateral direction.
When a plastic bottle, a bottle, a can, or the like is set in the rod-shaped tube 48, the air A flowing out of the opening 49 flows downward in the used food container 2, so that the inside of the used food container 2 is dried. I do. Then, the air A flows out from the lower outlet of the used food container 2 into the inner container 9 and then rises in the inner container 9. Due to such a flow of the air A, the used food container 2 in the inner container 9 is dried.
[0033]
The air A flowing through the inner container 9 passes through the inside of the housing main body 6, flows through the exhaust pipe 11 by the intake fan 13, passes through the backflow prevention means 26 on the way, and is discharged from the exhaust port 25 to the outside 24. You.
The gap between the drawer main body 31 and the inner container 9 is sealed by the sealing packing 38 to seal the space S, and the gap between the storage section main body 6 and the front plate 7 is sealed by the packing 33 to form the storage section. The internal space of the main body 6 is sealed. Therefore, substantially the entire amount of the air A sucked by the intake fan 13 is sucked from the intake opening 10 and forcedly passes through the inner container 9.
When the set time t1 has elapsed, the intake fan 13 stops, and the timer T1 is reset (step 103).
[0034]
When the opening 5 is open, an odor-preventing operation is performed when the opening 5 is opened in order to prevent the odor in the storage unit main body 6 from leaking into the room. That is, after step 103, it is determined whether or not the opening 5 is open (step 104). Although this determination may be made by a human, a limit switch or the like may be provided on the storage unit body 6 and the drawer 8 to detect whether the drawer 8 is stored. When the opening 5 is open, the intake fan 13 is operated (step 105), and the operation of the intake fan 13 is continuously operated until the opening 5 is closed. When the opening 5 is closed in step 104, there is no need for the deodorizing operation, so the intake fan 13 remains stopped (step 106). The process returns to step 104 with the intake fan 13 stopped.
[0035]
On the other hand, when "drying + odor control mode" is selected in step 101, a start operation is performed. That is, when the switch of “drying + deodorizing mode” is turned on, the process proceeds to the next step (step 202). When the switch is turned off, the process returns to the selection mode of step 101.
When the switch is turned on in step 202, the intake fan 13 rotates until the time t1 preset by the timer T1 elapses, and the drying operation is performed in the same manner as described above. When the set time t1 has elapsed, the intake fan 13 stops, and the timer T1 is reset (step 203).
[0036]
When the drying operation ends after the set time t1 has elapsed, the operation shifts to the deodorizing operation. In the deodorizing operation, the intake fan 13 is operated intermittently in order to protect the intake fan 13 and reduce the running cost.
That is, in the deodorizing operation, the intake fan 13 is operated until the time t2 preset by the timer T2 elapses. When the set time t2 has elapsed, the intake fan 13 stops, and the timer T2 is reset (step 204). The timer T2 is a timer for setting a fan operation time t2 for intermittent operation of the intake fan 13 during deodorization.
For intermittent operation of the fan during the deodorizing operation, a timer T3 for setting the fan stop time t3 is also provided. This timer T3 determines whether a preset time t3 has elapsed (step 205).
During this set time t3, the intake fan 13 is stopped. After the set time t3 has elapsed and the timer T3 has been reset (step 206), the flow returns to step 204 and the intake fan 13 is operated again for the set time t2.
[0037]
If the set time t3 has not elapsed in Step 205, it is determined whether or not the opening 5 is open (Step 207). When the opening 5 is open, the intake fan 13 is operated (step 208), and the deodorizing operation when the opening 5 is opened is performed, and the process returns to step 205. If the opening 5 is not opened in step 207, the intake fan 13 is stopped (step 209), and the process returns to step 205.
In this way, when the switches of each mode are turned on in

steps

102 and 202, the sequence control in each mode is performed. When ending each mode, if each switch is turned off in

steps

102 and 202, the process returns to step 101 and each operation ends.
[0038]
By operating the drying cabinet 1 as described above, the used food container 2 is stored in the storage unit 3 via the inner container 9 even when the used food container 2 is wet after washing. It can be actively dried and stored indoors in a clean state, and the drying cabinet 1 itself can have a simple configuration. Since the inner container 9 and its accessories can be removed, the inner container 9 and its accessories can be easily washed and always kept in a clean state.
In addition, it is preferable to install a sensor or the like to control the operation stop when ventilation is abnormal or the intake fan 13 is abnormal, and to provide a deodorizing section using a deodorant in the exhaust pipe 11 or the like. preferable.
[0039]
Next, an embodiment using the drying cabinet 1 will be described.
FIG. 6A is a list of objects to be dried when a drying experiment of a used food container in a wet state is performed, FIG. 6B is a table showing experimental data in a dry state, and FIG. 7) is a graph of the experimental data shown in FIG.
In this experiment, the object to be dried (general household waste) shown in FIG. 6A was lightly washed with water, set in the inner container 9, and then the remaining water content of the entire object to be dried with time was measured. The experimental conditions are as follows.

[0040]
As a result of this experiment, by drying the entire object to be dried shown in FIG. 6 (A) for about 4 hours, 98.8% of the water attached to the object to be dried can be removed, and after 4.5 hours, 100% of the water could be removed.
Therefore, for example, if all of the used food containers 2 generated on the day are stored in the inner container 9 and set in the drying cabinet 1 and the drying cabinet 1 is turned on before going to bed at night, the morning of the next morning, By this time, the used food container 2 can be dried and stored indoors in a clean state.
In this way, the used food container 2 that has been washed and kept moist can be stored in the drying cabinet 1 and dried, so that it is not necessary to leave it in a kitchen or the like for a long time to dry naturally.
Therefore, the kitchen space is not cluttered and the appearance is improved, and the efficiency of housework is improved. Also, since it is not necessary to lean the bottle, can, plastic bottle, or the like upside down on the sink or the top plate of the system kitchen, the top plate does not get wet and becomes sanitary.
Since the used food container 2 is actively dried in a short time before the remaining deposits are spoiled, there is almost no odor due to spoilage.
Since hot air is not used for drying and the power of the intake fan 13 is small, the running cost (electricity charge) is, for example, about 10 to 50 yen / month, and is very inexpensive.
[0041]
(Second embodiment)
FIGS. 7 to 12 are views showing an embodiment of the separation storage 4 into which the drying storage 1 is incorporated. 7 is a front view of the sorting storage 4, FIG. 8A is a perspective view of the sorting storage 4 shown in FIG. 7, and FIG. 8B is a sorting storage according to a modification of FIG. 8A. It is a perspective view of 4a.
FIG. 9 is a perspective view showing a state where each drawer of the sorting storages 4 and 4a shown in FIGS. 8A and 8B is pulled out, and FIG. 10 is used for the sorting storages 4 and 4a shown in FIG. FIG. 11 is a perspective view showing a state where the food containers 2 and the like are sorted and stored, and FIG. 11 is a perspective view showing the inner container 9 in the drying cabinet 1 of the sorting storages 4 and 4a shown in FIGS. FIG. 12 is a comparison table of merchantability of the sorting storage for various kinds of garbage generated in a kitchen or the like.
[0042]
FIGS. 7 to 11 show a case in which the sorting cabinets 4 and 4a are configured by incorporating the drying cabinet 1 of the first embodiment. The sorting storages 4 and 4a are provided with a plurality of drawers 60a to 60e for sorting and storing and storing the entire garbage including the used food container 2 according to the type of garbage, and a plurality of the drawers 60a to 60e. The cabinet 61 is provided so that it can be pulled out and stored, and the drying cabinet 1 incorporated in the cabinet 61.
Each of the drawers 60a to 60e is movable in the front-rear direction via a receiving rail attached to the cabinet 61 and a sliding member attached to each drawer. A handle for moving operation is attached to the front plate of each of the drawers 60a to 60e.
Each of the drawers 60a to 60e may be properly used depending on the number and amount of garbage separated, and the inside of each drawer is further partitioned as necessary. In the present embodiment, the drawer 60a stores the paper pack and the food tray separately, and the drawer 60b stores the combustible waste and the recycled plastic (such as plastic containers and packaging) separately.
Materials (for example, garbage bags and can compressors) are installed in the drawer 60c, and paper boxes, paper bags, and wrapping paper are stored in the drawer 60d. A garbage processing machine 62 capable of processing garbage is installed in the drawer 60e.
As described above, in the sorting storages 4 and 4a, the drying storage 1 and the drawers 60a to 60e are incorporated into the cabinet 61 so as to be adjacent to each other, and are configured as one cabinet.
The cabinet for the drying cabinet 1 and the cabinet for the drawer may be separated from each other, and the drying cabinet 1 and the drawers 60a to 60e may be adjacent to each other.
[0043]
7 and 8 (A), the exhaust pipe 11 of the drying cabinet 1 is attached. 8 (B), in addition to the exhaust pipe 11 for the drying cabinet 1, an exhaust pipe 63 for a garbage disposer 62 is attached to the cabinet 61.
Regarding the usage of the sorting storages 4 and 4a, among the dry general household waste generated in the kitchen and other rooms, especially the resource waste is directly separated and stored in any of the drawers 60a to 60d according to the kind. The garbage generated in the kitchen is put into a garbage disposal machine 62 in the drawer 60e for processing.
On the other hand, used food containers 2 which are mainly generated in the kitchen and need to be washed with water are stored in the drying cabinet 1 in a washed and moist state. When the drying in the drying cabinet 1 is completed, the dried used food containers 2 are separated according to their types, transferred from the inner container 9 to the drawers 60a to 60d, and stored.
[0044]
In this manner, various kinds of garbage, such as the used food container 2 which is generated in a kitchen or the like and is wet after being washed, is separated and stored in the separation storage bins 4 and 4a without any restrictions, and is cleaned. It can be stored indoors in a safe condition.
The sorting storages 4 and 4a can perform drying to sorting storage efficiently by arranging the drying storage 1 and the drawers 60a to 60e next to each other or as a single cabinet.
Almost all of various kinds of garbage generated in a kitchen or the like can be received in the sorting bins 4 and 4a, which is convenient. In addition, the work of storing, storing, and carrying out the garbage can be all performed indoors without going outside, and the burden of housework is reduced.
If the sorting bins 4 and 4a are installed in the kitchen room, there is no need to place a trash can here, and the cleanliness of the kitchen room is improved.
[0045]
In the conventional sorting storage, it was not possible to directly store a used food container in a wet state after washing. On the other hand, the sorting storage boxes 4 and 4a of the present invention can store wet used food containers directly in the drying box 1, so that it is not necessary to sort in advance what can be stored and what cannot. The entire waste can be stored in the sorting storage 4.
In the case of resource refuse collection by local governments, although the collection cycle may be long depending on the type of used food containers, etc., the used food containers etc. are stored in a clean state in the storage bins 4 and 4a. can do. As a result, the kitchen space is neatly organized and the appearance is improved, and the efficiency of housekeeping work, which has conventionally hindered, is also improved.
Also, since it is not necessary to lean the bottle, can, plastic bottle, or the like upside down on the sink or the top plate of the system kitchen, the top plate does not get wet and becomes sanitary. Since the used food container 2 is actively dried in a short time before the remaining deposits are spoiled, there is almost no odor due to spoilage.
In this manner, the same effects as those of the first embodiment can be obtained in the sorting storages 4 and 4a.
[0046]
FIG. 12 is a comparison table of merchantability of the sorting storage for various kinds of garbage generated in a kitchen or the like.
FIG. 12 compares the product according to the sorting storage 4 of the present invention with various products (products A to D) according to the conventional sorting storage. In the comparison table, “○” indicates “possible” or “good”, “△” indicates “slightly possible” or “possible”, and “×” indicates “impossible” or “good”. "Impossible".
As shown in this comparison table, the product has a new function to dry wet garbage (used food container 2 in a damp condition after washing) required before sorting, which is a new focus compared to the conventional product. It turns out that it is.
Further, as can be seen from the comparison table, in the present product, since natural drying around the sink is unnecessary, the kitchen space is orderly and has a good appearance, and the drying cabinet 1 and many drawers 60a to 60e are provided. Therefore, the number of sorts of garbage can be increased.
[0047]
(Third embodiment)
FIG. 13 is a perspective view showing a state where the sorting storages 4 and 4a are incorporated in the storage 71 of the kitchen 70.
In the second embodiment, the case where the sorting storages 4 and 4a are independently installed is shown. However, since the drying storage 1 has a drying function, as shown in FIG. 4, 4a can be used by being incorporated into kitchen furniture. Examples of the kitchen furniture include a storage 71 for storing tableware, kitchen utensils, food, and the like, a system kitchen 72, and a kitchen sink.
The illustrated storage 71 is installed in a kitchen 70 and stores tableware and the like. An exhaust pipe 11 connected to the sorting storages 4 and 4a extends through the building wall 23 to the outside.
Thus, the sorting storages 4 and 4a can be easily incorporated into kitchen furniture with simple design changes. Further, the space of the kitchen 70 can be effectively used, and the overall design can be harmonized. Even if the sorting storages 4 and 4a are incorporated into kitchen furniture, the same operation and effects as those of the first and second embodiments can be obtained.
[0048]
As described above, a plurality of embodiments (including modified examples) of the present invention have been described, but the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and additions are possible within the scope of the present invention. It is.
In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
[0049]
【The invention's effect】
Since the used food container drying cabinet according to the present invention is configured as described above, even when the used food container is wet after washing, it is stored and stored indoors in a dry and clean state. And a simple configuration can be achieved.
Since the sorting storage according to the present invention is configured as described above, various kinds of garbage such as used food containers in a damp state after washing are stored without restriction, and sorted and kept in a clean state. Can be stored indoors.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1 to 13 are views showing an embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a used food container drying cabinet.
FIG. 2 is a view showing an inner container of the used food container drying cabinet shown in FIG. 1; FIGS. 2A, 2B, and 2C are a perspective view, an enlarged view of a portion B, and an enlarged view of a portion C of the inner container, respectively.
FIG. 3 is a sectional view of the used food container drying cabinet.
FIGS. 4A to 4D are perspective views showing various modifications of a rod-shaped tube provided in the inner container.
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the used food container drying cabinet.
6 (A) is a list of objects to be dried when a drying experiment of a used food container in a wet state is performed, FIG. 6 (B) is a table showing experimental data in a dry state, FIG. 6C is a graph of the experimental data shown in FIG.
FIGS. 7 to 12 are views showing an embodiment of a separation storage in which the used food container drying storage is incorporated, and FIG. 7 is a front view of the separation storage.
8 (A) is a perspective view of the sorting storage shown in FIG. 7, and FIG. 8 (B) is a perspective view of a sorting storage according to a modification of FIG. 8 (A).
FIG. 9 is a perspective view showing a state where each drawer of the sorting storage shown in FIGS. 8A and 8B is pulled out.
10 is a perspective view showing a state where used food containers and the like are sorted and stored in the sorting storage shown in FIG. 9;
FIG. 11 is a perspective view showing an inner container in a used food container drying storage of the sorting storage shown in FIGS. 8 (A) and (B).
FIG. 12 is a comparison table of merchantability of a sorting storage for various kinds of garbage generated in a kitchen or the like.
FIG. 13 is a perspective view showing a state where the sorting storage is assembled in a kitchen storage.
[Explanation of symbols]
1 Used food container drying cabinet
2 used food containers
3 storage
4,4a Separation storage
5 opening
6 storage unit body
7 Front plate
8 drawers
9 Inner container
10 Inlet for intake
11 Exhaust piping
13 Intake fan
22 indoor
24 Outdoor
60a-60e drawer
61 cabinet
71 Storage (kitchen furniture)
A air

Claims

Store the used food container in a damp state after washing in a storage unit installed indoors so that it can be taken out.
A used food container drying cabinet, wherein the used food container in the storage portion is dried by forcibly passing air through the storage portion.

A used food container drying cabinet according to claim 1,
The storage section is a hollow storage section main body having an opening, a drawer is provided in the storage section main body so as to be freely storable, and a drawer capable of closing the opening with a front plate is provided. Placed, having a portable inner container capable of storing the used food container,
When the drawer is stored in the storage portion main body, the air for drying the used food container enters the drawer from an intake opening formed in the front plate or the riser. A used food container drying cabinet, wherein the used food container is evacuated from the inside of the storage unit body to the outside or the room after flowing in the inner container.

It is a used food container drying cabinet according to claim 2,
A used food container drying cabinet, wherein the air is forcibly flown by an intake fan attached in the middle of an air flow path from the storage section main body to an exhaust pipe.

It is a sorting storage in which the used food container drying storage according to claim 1, 2, or 3 is incorporated,
A plurality of drawers for storing and storing the entire waste including the used food container separately according to the type of the waste,
A cabinet in which the plurality of drawers can be pulled out and stored;
A separated storage having a used food container drying cabinet provided with the used food container drying cabinet incorporated in the cabinet.

It is a separation storage according to claim 4,
The separation storage having a used food container drying storage, wherein the separation storage is incorporated in kitchen furniture.