JP2004113595A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】吸引風を発する電動送風機2を内蔵する掃除機本体1と、前記電動送風機2を駆動する電池6とを備え、前記電池6は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下としたもので、本体を軽量化し使用時間を長くする、あるいは、同じ本体重量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということができる。
【選択図】 図2
【解決手段】吸引風を発する電動送風機2を内蔵する掃除機本体1と、前記電動送風機2を駆動する電池6とを備え、前記電池6は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下としたもので、本体を軽量化し使用時間を長くする、あるいは、同じ本体重量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭において使用する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、図4に示すものがあり、以下、図面にしたがって説明する。
【0003】
従来、2次電池を電源とする電気掃除機が知られている。掃除機本体1内には吸引風を発する電動送風機2を配し、前記電動送風機2の吸引側には、集塵室8を配し、前記集塵室8内には吸引された塵埃等を捕集するとともに、前記塵埃を含む汚れた空気を清浄化する集塵袋9を有している。また、掃除機本体1内に電動送風機2を回転させるための2次電池10を設けており、2次電池としてはニッケル水素電池あるいはニッカド電池を使用している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−078654号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電気掃除機では、ニッケル水素電池やニッカド電池からなる2次電池の電気容量が小さいため、掃除機の使用時間を長くしたり、吸引力を高くしようとすると、電池の本数を増加させる必要があり、本体質量が大幅に増加し、さらに本体が大きくなり携帯性や収納性が低下するという課題があった。また、ハンディタイプでは、ニッケル水素電池を使用した充電式電気掃除機が知られているが、ハンディタイプのような小型軽量の電気掃除機では、ニッケル水素電池でも使用本数を増加させると質量、本体の大きさが大きく増加し、吸引力を向上させる限界があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下としたもので、リチウムイオン電池は、従来のニッケル水素電池と比較すると、電池電圧が4.2Vと電池本数3.5本に相当するため同電圧で比較すると質量が軽く、電池容量も多いため、従来と同じ吸引力を保ったまま本体を軽量化し、使用時間を長くする、あるいは、同じ質量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということが可能である。
【0008】
また、電池形状は角型では電池容量が少なくて十分な電力又は使用可能時間を得られないという問題があったが、平なラミネートとすることで、電池の大きさに自由度があるため本体の隙間に収納することができ、また小型化、軽量化を達成すると共に十分な電力を得ることもできる。
【0009】
また、一般に一日の掃除時間は平均25分といわれており、十分な吸込力を得るためには消費電力80W以上が適当であるが、使用可能時間を25分以上にして、消費電力を80W以上とするためには単2形のニッケル水素電池で電池本数を4本以上必要とする。また、一般に本体質量は使用性の点から現在では3000g程度が主流となっており、15本以上使用すると、電池質量が900g以上となり、本体質量が3000gを超える可能性が生じ、使用性が低下する。よって、電池形状を平らなラミネート形状とし、本数を4本以上15本以下とすることで、本体の小型、軽量化を達成し、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下としたもので、リチウムイオン電池は、従来のニッケル水素電池と比較すると、電池電圧が4.2Vと電池本数3.5本に相当するため同電圧で比較すると質量が軽く、電池容量も多いため、従来と同じ吸引力を保ったまま本体を軽量化し、使用時間を長くする、あるいは、同じ質量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということが可能である。
【0011】
また、電池形状は角型では電池容量が少なくて十分な電力又は使用可能時間を得られないという問題があったが、平なラミネートとすることで、電池の大きさに自由度があるため本体の隙間に収納することができ、また小型化、軽量化を達成すると共に十分な電力を得ることもできる。
【0012】
また、一般に一日の掃除時間は平均25分といわれており、十分な吸込力を得るためには消費電力80W以上が適当であるが、使用可能時間を25分以上にして、消費電力を80W以上とするためには単2形のニッケル水素電池で電池本数を4本以上必要とする。また、一般に本体質量は使用性の点から現在では3000g程度が主流となっており、15本以上使用すると、電池質量が900g以上となり、本体質量が3000gを超える可能性が生じ、使用性が低下する。よって、電池形状を平らなラミネート形状とし、本数を4本以上15本以下とすることで、本体の小型、軽量化を達成し、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0013】
本発明の請求項2記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電池の質量を前記掃除機本体の質量の10%以上62.5%以下としたもので、電気掃除機の本体質量は2000g〜4000gが適当であるが、掃除機の構成上、電池以外の構造物の質量が必然的に1500g〜2000g以上必要となり、電池の質量は500g以上2500g以下、つまり本体質量の10%以上62.5%以下にする必要があり、そのためには質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を少なくし、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0014】
本発明の請求項3記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機の消費電力を80W以上としたもので、充電式電気掃除機では消費電力は最低80W以上が適当であるが、消費電力を80W以上得ようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を減らし、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0015】
本発明の請求項4記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、吸込仕事率を15W以上としたもので、充電式電気掃除機では吸込仕事率は最低15W以上が適当であるが、吸込仕事率を15W以上得ようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を減らし、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0016】
本発明の請求項5記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、また前記電動送風機の電流値を8A未満と、8A以上15A以下の範囲の少なくともいずれか一方の範囲内または両範囲にまたがるようにし、前記電動送風機への入力を複数段階で制御できるようにしたもので、電動送風機への入力を被掃除面の状態、すなわち床、たたみ、じゅうたん等に応じて複数段階で最適に制御することにより、電池本数を減らして、本体を大型化することなく使用可能時間を最大限延長できるよう調整できる。
【0017】
本発明の請求項6記載の発明は、床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御できるようにしたもので、床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御することにより、塵埃を捕集しにくいじゅうたんでは入力を上げ、捕集しやすいフローリングなどでは入力を下げる、あるいは塵埃の多少によって入力を最適に制御することにより電池本数を減らして、本体を大型化することなく使用可能時間を最大限延長できるよう調整できる。また、集塵室内の塵埃の量がある一定量より多くなると入力を低下させて電動送風機の過度の温度上昇を防止できる。
【0018】
本発明の請求項7記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、集塵前の吸込具を床面より離した状態での開放風量を0.4m3/min以上としたもので、充電式電気掃除機では集塵前の開放風量は0.4m3/min以上が適当であるが、開放風量を0.4m3/min以上出力しようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を増やすことなく、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0019】
本発明の請求項8記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、最高吸込仕事率時点の真空度を3000Pa以上としたもので、充電式電気掃除機では最高吸込仕事率時点の真空度は3000Pa以上が適当であるが、真空度を3000Pa以上得ようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を減らして、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0020】
本発明の請求項9記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記リチウムイオン電池の充電時には一度全放電することなく再充電することとしたもので、リチウムイオン電池は、充電池特有のメモリー効果がなく使用直後にすぐに再充電することができるため、使用したいときに充電できていないということもない。
【0021】
本発明の請求項10記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、前記電動送風機の運転動作の制御を行う制御回路とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記リチウムイオン電池の電圧が放電終止電圧以下になると、前記電動送風機の運転を停止し、前記リチウムイオン電池の充電の必要性を使用者に知らせた後、前記制御回路を遮断するようにしたもので、吸込力が低下して掃除に支障をきたす前に使用者に知らせることができ、また、過放電することなく電池寿命を悪化させることがない。
【0022】
本発明の請求項11記載の発明は、リチウムイオン電池の充電の必要性を使用者に知らせる報知装置を備え、前記報知装置を作動させた後、制御回路を遮断するようにしたもので、吸込力が低下して掃除に支障をきたす前に使用者に知らせることができ、また、過放電することなく電池寿命を悪化させることがない。
【0023】
本発明の請求項12記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機をインバーターモータとしたもので、電動送風機の効率がよいため発熱が少なく、電池と電動送風機を近接して配置することが可能であり、本体の小型化を一層計ることができる。また、電動送風機の排気温度も低いため、排気を電池に当てることにより電池の温度上昇を低減することができ、電池寿命も増加する。
【0024】
本発明の請求項13記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、吸引された塵埃を捕集する集塵室とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記集塵室は前記吸引風を前記集塵室内部にて旋回させることで、塵埃を前記集塵室にて捕集することを特徴とするもので、ごみが集塵室に溜まってきたときの風量変化が小さく電動送風機の冷却に十分な吸気風が送れるため排気温度も低くでき、排気を電池に当てることにより電池の温度上昇を低減することができ、電池寿命も増加する。
【0025】
本発明の請求項14記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、吸引された塵埃を捕集する集塵室とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機への入力を通常使用状態の入力と高吸込力状態の入力とが選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上としたことを特徴とするもので、充電式電気掃除機では高吸込力状態を確保しようとすると、電池本数を増加させないと使用可能時間が少なくなるが、電動送風機への入力を通常使用状態と高吸込力状態を選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上としたことにより、電池本数を増やすことなく高吸込力状態を確保すると同時に使用可能時間の短縮を最小限にすることができる。従って、吸引力を向上させても、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0026】
本発明の請求項15記載の発明は、高吸込力状態の入力で一定時間運転後は、自動的に通常使用状態の入力に移行するようにしたことを特徴とするもので、電池本数を増やすことなく高吸込力を確保すると同時に、使用者が長時間高吸込力状態で使用し続けて、電池寿命が短くなり使用可能時間が大きく減少することを防止できる。また、高入力による温度上昇も防止し、電池寿命の低下も防止できる。
【0027】
本発明の請求項16記載の発明は、高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、前記集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる報知手段を設けたことを特徴とするもので、入力の低い通常使用状態では、入力や回転数、真空度が低くてこれらの変化が捉えにくいが、高入力状態を設けることで、入力や回転数、真空度の変化を容易に捕らえ、的確に集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせることができる。
【0028】
本発明の請求項17記載の発明は、電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックと、前記電池を単セル毎に、前記電池の充放電中の電圧および温度を検知して充放電制御する保護回路とを備え、前記保護回路は、前記電池パック内に設けられているもので、本体内に複数の電池を組み合わした電池パックと充電器からの充電端子の接点構成が2本で充電可能であり、また電池パック内に保護回路を有することで本体のリード線も少なく簡素化できるため、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0029】
本発明の請求項18記載の発明は、電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックと、前記電池を単セル毎に、前記電池の充放電中の電圧および温度を検知して充放電制御する保護回路と、前記電動送風機の運転動作の制御を行う制御回路とを備え、前記保護回路と前記制御回路を一体化して形成したもので、充電器からの充電端子の接点構成が2本で充電可能であり、保護回路が電池にないため電池寿命時の電池交換が容易になるだけでなく電池が小型になることで、本体も小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0030】
本発明の請求項19記載の発明は、電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックを備え、前記電池パックは、電動送風機の左右または上下方向に配置したもので、電池パックを電動送風機から本体外郭までの隙間に効率よく備えることができ、また本体の重量バランスも容易に取れるようになるため、本体が小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0031】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、図4を用いて説明する。図1、図2、図4に示すように、掃除機本体1は吸引風を発する電動送風機2を内蔵し、本体1に一端を接続されるホース3とホース3の他端に接続される延長管4と吸込具5から構成され、掃除機本体1には図3に示すように電動送風機2を駆動する平らなラミネート形状のリチウムイオン6を3本直列接続にしたもの2つを並列接続した電池本数6本を備えている。また、電動送風機2はインバーターモータとしており駆動回路を内蔵し、発熱部品を電動送風機2内の吸気通路に備えることで電動送風機2も小型化を行っている。ホース3の先端パイプ10に手元操作部11を備え、手元操作部11で操作を行うことで電動送風機2を動作させる制御回路12が掃除機本体1に内蔵されている。リチウムイオン電池6は電動送風機2の下方部にあり、充電端子も本体後方下部に備えてある。リチウムイオン電池6の総質量は掃除機本体1の質量の略30%とし、電動送風機2への入力は制御回路12により複数段階で制御できるようにしており、電動送風機2の最低消費電力を100W以上とし、吸込仕事率を15W以上、最高吸込仕事率時点の真空度を3000Pa以上、集塵前の開放風量を0.4m3/min以上、電流値を15A以下となるような構成としている。
【0032】
電動送風機2への入力は、手元操作部11からの入力を得て制御回路12が決定するが吸込具5に床面の状態を検知する床面検知手段13、塵埃通過経路内に塵埃の有無を検知する塵埃検知手段14、あるいは制御回路内に集塵室内の塵埃の量を電動送風機2の回転数または電流値変化を検知する塵埃量検知手段15を備え、それぞれの信号を受け電動送風機2や吸込具5に内蔵してある回転ブラシ16を回転させる電動機17を複数段階で制御するようにしている。
【0033】
リチウムイオン電池6はニッカド電池、ニッケル水素電池と比べて過充電、過放電に比較的に弱く、複数のリチウムイオン電池6を電池パック18にした際にもリチウムイオン電池6一個づつ電池電圧と電池温度を検知する必要があり、電池パックに電圧検知手段19、電池温度を検知する温度検知手段20を備える保護回路21が内蔵されていて、充電中はリチウムイオン電池6の過充電を防ぐために温度バランスをとりながら充電を行い、放電中も個々のリチウムイオン電池6の過放電を防ぐために温度バランスをとりながら放電を行い、電池電圧が放電終止電圧以下になると、電動送風機2を停止し、充電の必要性を使用者に知らせた後制御回路12を遮断するようにしている。この保護回路21は制御回路12と一体にすることで電池パック18が小型化できることは言うまでもない。また、この保護回路21にて充電中の個々のリチウムイオン電池6の電圧バランスが取れるため充電端子22は電池両端の正極と負極の2本のみで構成できる。
【0034】
電動送風機2への入力は通常使用状態と高吸込力状態を手元操作部11で選択できるようになっており、高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上とし、高吸込力状態で一定時間運転後は自動的に通常使用状態に移行するようにしている。また、高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる表示手段7を本体1の表面に設けている。また、電動送風機2への入力が、吸込具5または延長管4と吸込具5をホースから外すと吸い込み力が上昇するようにしている。
【0035】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0036】
リチウムイオン電池は、従来の2次電池として知られるニッカド電池やニッケル水素と比較すると、電池電圧が4.2Vと高く電池本数3.5本分に相当するため同電圧にて比較すると同電池容量でも質量が軽く、体積あたりの電池容量も多いため、従来と同じ吸引力を保ったまま本体を軽量化し、使用時間を長くする、あるいは、同じ質量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということが可能である。
【0037】
また、電池本数を6本使用することで、消費電力80W以上、使用可能時間25分以上を実現し、本体質量3000g以下を達成できている。さらに、床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御することにより、吸込力や使用可能時間を最適に調整できる。
【0038】
また、メモリー効果がないため掃除機動作による放電直後に充電が開始できるため、使用したいときに充電できていないという問題が生じにくいという利点もある。さらに、電池電圧が放電終止電圧以下になると、保護回路21にて電動送風機2を停止し充電の必要性を使用者に知らせた後回路を遮断するようにしたため、吸込力が低下して掃除に支障をきたす前に使用者に知らせることができ、また、過放電することなく電池寿命を悪化させることがない。
【0039】
さらに、電動送風機2をインバーターモータにしたため、モータ効率がよく電動送風機2の発熱が少なくでき、リチウムイオン電池6と電動送風機2を近接して配置することが可能であり、本体の小型化を一層計ることができる。また、制御回路12に保護回路21を一体にすれば個々のリチウムイオン電池6は保護回路21によって電池電圧のバランスが保たれているため、電池パック18を複数個に分けることができる。そのため掃除機本体1と電動送風機2の隙間である上下、左右に配置することができ、さらに小型化を行うことができる。
【0040】
また、リチウムイオン電池6は平らなラミネート構造であり表面積が大きく充電中の温度上昇はニッケル水素電池に比べて低くできる利点もある。電動送風機2への入力を通常使用状態の入力と高吸込力状態の入力とが選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上とし、高吸込力状態で一定時間運転後は自動的に通常使用状態に移行するようにしたことにより、電池本数を増やすことなく高吸込力を確保すると同時に使用可能時間が短くなることを最小限にすることができる。
【0041】
高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる表示手段7を設けたため、通常使用状態では入力や回転数、真空度が低くてこれらの変化が捉えにくいが、高入力状態を設けることで、入力や回転数、真空度の変化を容易に捕らえ、的確に集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせることができる。
【0042】
また、従来、充電式電気掃除機では隙間を掃除する時など、吸込力が少ないため塵埃を十分捕集できなかったが、リチウムイオン電池を使用することと、吸込具または延長管と吸込具をホースから外すと電動送風機への入力が自動的に上昇することにより、高吸込力を確保でき、十分塵埃を捕集できる。その結果、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上し、使用者のライフサイクルに合わせた電気掃除機を提供できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する充電式電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の全体図
【図2】同電気掃除機の断面図
【図3】電池パックの回路構成図
【図4】同電気掃除機の回路構成図
【図5】従来の電気掃除機の構成図
【符号の説明】
1 本体
2 電動送風機
3 ホース
4 延長管
5 吸込具
6 リチウムイオン電池
18 電池パック
21 保護回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭において使用する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、図4に示すものがあり、以下、図面にしたがって説明する。
【0003】
従来、2次電池を電源とする電気掃除機が知られている。掃除機本体1内には吸引風を発する電動送風機2を配し、前記電動送風機2の吸引側には、集塵室8を配し、前記集塵室8内には吸引された塵埃等を捕集するとともに、前記塵埃を含む汚れた空気を清浄化する集塵袋9を有している。また、掃除機本体1内に電動送風機2を回転させるための2次電池10を設けており、2次電池としてはニッケル水素電池あるいはニッカド電池を使用している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−078654号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電気掃除機では、ニッケル水素電池やニッカド電池からなる2次電池の電気容量が小さいため、掃除機の使用時間を長くしたり、吸引力を高くしようとすると、電池の本数を増加させる必要があり、本体質量が大幅に増加し、さらに本体が大きくなり携帯性や収納性が低下するという課題があった。また、ハンディタイプでは、ニッケル水素電池を使用した充電式電気掃除機が知られているが、ハンディタイプのような小型軽量の電気掃除機では、ニッケル水素電池でも使用本数を増加させると質量、本体の大きさが大きく増加し、吸引力を向上させる限界があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下としたもので、リチウムイオン電池は、従来のニッケル水素電池と比較すると、電池電圧が4.2Vと電池本数3.5本に相当するため同電圧で比較すると質量が軽く、電池容量も多いため、従来と同じ吸引力を保ったまま本体を軽量化し、使用時間を長くする、あるいは、同じ質量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということが可能である。
【0008】
また、電池形状は角型では電池容量が少なくて十分な電力又は使用可能時間を得られないという問題があったが、平なラミネートとすることで、電池の大きさに自由度があるため本体の隙間に収納することができ、また小型化、軽量化を達成すると共に十分な電力を得ることもできる。
【0009】
また、一般に一日の掃除時間は平均25分といわれており、十分な吸込力を得るためには消費電力80W以上が適当であるが、使用可能時間を25分以上にして、消費電力を80W以上とするためには単2形のニッケル水素電池で電池本数を4本以上必要とする。また、一般に本体質量は使用性の点から現在では3000g程度が主流となっており、15本以上使用すると、電池質量が900g以上となり、本体質量が3000gを超える可能性が生じ、使用性が低下する。よって、電池形状を平らなラミネート形状とし、本数を4本以上15本以下とすることで、本体の小型、軽量化を達成し、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下としたもので、リチウムイオン電池は、従来のニッケル水素電池と比較すると、電池電圧が4.2Vと電池本数3.5本に相当するため同電圧で比較すると質量が軽く、電池容量も多いため、従来と同じ吸引力を保ったまま本体を軽量化し、使用時間を長くする、あるいは、同じ質量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということが可能である。
【0011】
また、電池形状は角型では電池容量が少なくて十分な電力又は使用可能時間を得られないという問題があったが、平なラミネートとすることで、電池の大きさに自由度があるため本体の隙間に収納することができ、また小型化、軽量化を達成すると共に十分な電力を得ることもできる。
【0012】
また、一般に一日の掃除時間は平均25分といわれており、十分な吸込力を得るためには消費電力80W以上が適当であるが、使用可能時間を25分以上にして、消費電力を80W以上とするためには単2形のニッケル水素電池で電池本数を4本以上必要とする。また、一般に本体質量は使用性の点から現在では3000g程度が主流となっており、15本以上使用すると、電池質量が900g以上となり、本体質量が3000gを超える可能性が生じ、使用性が低下する。よって、電池形状を平らなラミネート形状とし、本数を4本以上15本以下とすることで、本体の小型、軽量化を達成し、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0013】
本発明の請求項2記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電池の質量を前記掃除機本体の質量の10%以上62.5%以下としたもので、電気掃除機の本体質量は2000g〜4000gが適当であるが、掃除機の構成上、電池以外の構造物の質量が必然的に1500g〜2000g以上必要となり、電池の質量は500g以上2500g以下、つまり本体質量の10%以上62.5%以下にする必要があり、そのためには質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を少なくし、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0014】
本発明の請求項3記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機の消費電力を80W以上としたもので、充電式電気掃除機では消費電力は最低80W以上が適当であるが、消費電力を80W以上得ようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を減らし、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0015】
本発明の請求項4記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、吸込仕事率を15W以上としたもので、充電式電気掃除機では吸込仕事率は最低15W以上が適当であるが、吸込仕事率を15W以上得ようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を減らし、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0016】
本発明の請求項5記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、また前記電動送風機の電流値を8A未満と、8A以上15A以下の範囲の少なくともいずれか一方の範囲内または両範囲にまたがるようにし、前記電動送風機への入力を複数段階で制御できるようにしたもので、電動送風機への入力を被掃除面の状態、すなわち床、たたみ、じゅうたん等に応じて複数段階で最適に制御することにより、電池本数を減らして、本体を大型化することなく使用可能時間を最大限延長できるよう調整できる。
【0017】
本発明の請求項6記載の発明は、床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御できるようにしたもので、床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御することにより、塵埃を捕集しにくいじゅうたんでは入力を上げ、捕集しやすいフローリングなどでは入力を下げる、あるいは塵埃の多少によって入力を最適に制御することにより電池本数を減らして、本体を大型化することなく使用可能時間を最大限延長できるよう調整できる。また、集塵室内の塵埃の量がある一定量より多くなると入力を低下させて電動送風機の過度の温度上昇を防止できる。
【0018】
本発明の請求項7記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、集塵前の吸込具を床面より離した状態での開放風量を0.4m3/min以上としたもので、充電式電気掃除機では集塵前の開放風量は0.4m3/min以上が適当であるが、開放風量を0.4m3/min以上出力しようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を増やすことなく、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0019】
本発明の請求項8記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、最高吸込仕事率時点の真空度を3000Pa以上としたもので、充電式電気掃除機では最高吸込仕事率時点の真空度は3000Pa以上が適当であるが、真空度を3000Pa以上得ようとすると電動送風機への入力も高入力が必要なため、質量が軽く、電池容量も多いリチウムイオン電池を使用することで、電池の本数を減らして、吸引力を向上させ、かつ使用可能時間をほぼ維持したまま、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する電気掃除機を提供できる。
【0020】
本発明の請求項9記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記リチウムイオン電池の充電時には一度全放電することなく再充電することとしたもので、リチウムイオン電池は、充電池特有のメモリー効果がなく使用直後にすぐに再充電することができるため、使用したいときに充電できていないということもない。
【0021】
本発明の請求項10記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、前記電動送風機の運転動作の制御を行う制御回路とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記リチウムイオン電池の電圧が放電終止電圧以下になると、前記電動送風機の運転を停止し、前記リチウムイオン電池の充電の必要性を使用者に知らせた後、前記制御回路を遮断するようにしたもので、吸込力が低下して掃除に支障をきたす前に使用者に知らせることができ、また、過放電することなく電池寿命を悪化させることがない。
【0022】
本発明の請求項11記載の発明は、リチウムイオン電池の充電の必要性を使用者に知らせる報知装置を備え、前記報知装置を作動させた後、制御回路を遮断するようにしたもので、吸込力が低下して掃除に支障をきたす前に使用者に知らせることができ、また、過放電することなく電池寿命を悪化させることがない。
【0023】
本発明の請求項12記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機をインバーターモータとしたもので、電動送風機の効率がよいため発熱が少なく、電池と電動送風機を近接して配置することが可能であり、本体の小型化を一層計ることができる。また、電動送風機の排気温度も低いため、排気を電池に当てることにより電池の温度上昇を低減することができ、電池寿命も増加する。
【0024】
本発明の請求項13記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、吸引された塵埃を捕集する集塵室とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記集塵室は前記吸引風を前記集塵室内部にて旋回させることで、塵埃を前記集塵室にて捕集することを特徴とするもので、ごみが集塵室に溜まってきたときの風量変化が小さく電動送風機の冷却に十分な吸気風が送れるため排気温度も低くでき、排気を電池に当てることにより電池の温度上昇を低減することができ、電池寿命も増加する。
【0025】
本発明の請求項14記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、吸引された塵埃を捕集する集塵室とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機への入力を通常使用状態の入力と高吸込力状態の入力とが選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上としたことを特徴とするもので、充電式電気掃除機では高吸込力状態を確保しようとすると、電池本数を増加させないと使用可能時間が少なくなるが、電動送風機への入力を通常使用状態と高吸込力状態を選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上としたことにより、電池本数を増やすことなく高吸込力状態を確保すると同時に使用可能時間の短縮を最小限にすることができる。従って、吸引力を向上させても、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0026】
本発明の請求項15記載の発明は、高吸込力状態の入力で一定時間運転後は、自動的に通常使用状態の入力に移行するようにしたことを特徴とするもので、電池本数を増やすことなく高吸込力を確保すると同時に、使用者が長時間高吸込力状態で使用し続けて、電池寿命が短くなり使用可能時間が大きく減少することを防止できる。また、高入力による温度上昇も防止し、電池寿命の低下も防止できる。
【0027】
本発明の請求項16記載の発明は、高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、前記集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる報知手段を設けたことを特徴とするもので、入力の低い通常使用状態では、入力や回転数、真空度が低くてこれらの変化が捉えにくいが、高入力状態を設けることで、入力や回転数、真空度の変化を容易に捕らえ、的確に集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせることができる。
【0028】
本発明の請求項17記載の発明は、電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックと、前記電池を単セル毎に、前記電池の充放電中の電圧および温度を検知して充放電制御する保護回路とを備え、前記保護回路は、前記電池パック内に設けられているもので、本体内に複数の電池を組み合わした電池パックと充電器からの充電端子の接点構成が2本で充電可能であり、また電池パック内に保護回路を有することで本体のリード線も少なく簡素化できるため、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0029】
本発明の請求項18記載の発明は、電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックと、前記電池を単セル毎に、前記電池の充放電中の電圧および温度を検知して充放電制御する保護回路と、前記電動送風機の運転動作の制御を行う制御回路とを備え、前記保護回路と前記制御回路を一体化して形成したもので、充電器からの充電端子の接点構成が2本で充電可能であり、保護回路が電池にないため電池寿命時の電池交換が容易になるだけでなく電池が小型になることで、本体も小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0030】
本発明の請求項19記載の発明は、電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックを備え、前記電池パックは、電動送風機の左右または上下方向に配置したもので、電池パックを電動送風機から本体外郭までの隙間に効率よく備えることができ、また本体の重量バランスも容易に取れるようになるため、本体が小型化でき携帯性や収納性が向上した電気掃除機を提供できる。
【0031】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、図4を用いて説明する。図1、図2、図4に示すように、掃除機本体1は吸引風を発する電動送風機2を内蔵し、本体1に一端を接続されるホース3とホース3の他端に接続される延長管4と吸込具5から構成され、掃除機本体1には図3に示すように電動送風機2を駆動する平らなラミネート形状のリチウムイオン6を3本直列接続にしたもの2つを並列接続した電池本数6本を備えている。また、電動送風機2はインバーターモータとしており駆動回路を内蔵し、発熱部品を電動送風機2内の吸気通路に備えることで電動送風機2も小型化を行っている。ホース3の先端パイプ10に手元操作部11を備え、手元操作部11で操作を行うことで電動送風機2を動作させる制御回路12が掃除機本体1に内蔵されている。リチウムイオン電池6は電動送風機2の下方部にあり、充電端子も本体後方下部に備えてある。リチウムイオン電池6の総質量は掃除機本体1の質量の略30%とし、電動送風機2への入力は制御回路12により複数段階で制御できるようにしており、電動送風機2の最低消費電力を100W以上とし、吸込仕事率を15W以上、最高吸込仕事率時点の真空度を3000Pa以上、集塵前の開放風量を0.4m3/min以上、電流値を15A以下となるような構成としている。
【0032】
電動送風機2への入力は、手元操作部11からの入力を得て制御回路12が決定するが吸込具5に床面の状態を検知する床面検知手段13、塵埃通過経路内に塵埃の有無を検知する塵埃検知手段14、あるいは制御回路内に集塵室内の塵埃の量を電動送風機2の回転数または電流値変化を検知する塵埃量検知手段15を備え、それぞれの信号を受け電動送風機2や吸込具5に内蔵してある回転ブラシ16を回転させる電動機17を複数段階で制御するようにしている。
【0033】
リチウムイオン電池6はニッカド電池、ニッケル水素電池と比べて過充電、過放電に比較的に弱く、複数のリチウムイオン電池6を電池パック18にした際にもリチウムイオン電池6一個づつ電池電圧と電池温度を検知する必要があり、電池パックに電圧検知手段19、電池温度を検知する温度検知手段20を備える保護回路21が内蔵されていて、充電中はリチウムイオン電池6の過充電を防ぐために温度バランスをとりながら充電を行い、放電中も個々のリチウムイオン電池6の過放電を防ぐために温度バランスをとりながら放電を行い、電池電圧が放電終止電圧以下になると、電動送風機2を停止し、充電の必要性を使用者に知らせた後制御回路12を遮断するようにしている。この保護回路21は制御回路12と一体にすることで電池パック18が小型化できることは言うまでもない。また、この保護回路21にて充電中の個々のリチウムイオン電池6の電圧バランスが取れるため充電端子22は電池両端の正極と負極の2本のみで構成できる。
【0034】
電動送風機2への入力は通常使用状態と高吸込力状態を手元操作部11で選択できるようになっており、高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上とし、高吸込力状態で一定時間運転後は自動的に通常使用状態に移行するようにしている。また、高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる表示手段7を本体1の表面に設けている。また、電動送風機2への入力が、吸込具5または延長管4と吸込具5をホースから外すと吸い込み力が上昇するようにしている。
【0035】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0036】
リチウムイオン電池は、従来の2次電池として知られるニッカド電池やニッケル水素と比較すると、電池電圧が4.2Vと高く電池本数3.5本分に相当するため同電圧にて比較すると同電池容量でも質量が軽く、体積あたりの電池容量も多いため、従来と同じ吸引力を保ったまま本体を軽量化し、使用時間を長くする、あるいは、同じ質量でも吸引力を向上させ、使用時間を長くするということが可能である。
【0037】
また、電池本数を6本使用することで、消費電力80W以上、使用可能時間25分以上を実現し、本体質量3000g以下を達成できている。さらに、床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御することにより、吸込力や使用可能時間を最適に調整できる。
【0038】
また、メモリー効果がないため掃除機動作による放電直後に充電が開始できるため、使用したいときに充電できていないという問題が生じにくいという利点もある。さらに、電池電圧が放電終止電圧以下になると、保護回路21にて電動送風機2を停止し充電の必要性を使用者に知らせた後回路を遮断するようにしたため、吸込力が低下して掃除に支障をきたす前に使用者に知らせることができ、また、過放電することなく電池寿命を悪化させることがない。
【0039】
さらに、電動送風機2をインバーターモータにしたため、モータ効率がよく電動送風機2の発熱が少なくでき、リチウムイオン電池6と電動送風機2を近接して配置することが可能であり、本体の小型化を一層計ることができる。また、制御回路12に保護回路21を一体にすれば個々のリチウムイオン電池6は保護回路21によって電池電圧のバランスが保たれているため、電池パック18を複数個に分けることができる。そのため掃除機本体1と電動送風機2の隙間である上下、左右に配置することができ、さらに小型化を行うことができる。
【0040】
また、リチウムイオン電池6は平らなラミネート構造であり表面積が大きく充電中の温度上昇はニッケル水素電池に比べて低くできる利点もある。電動送風機2への入力を通常使用状態の入力と高吸込力状態の入力とが選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上とし、高吸込力状態で一定時間運転後は自動的に通常使用状態に移行するようにしたことにより、電池本数を増やすことなく高吸込力を確保すると同時に使用可能時間が短くなることを最小限にすることができる。
【0041】
高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる表示手段7を設けたため、通常使用状態では入力や回転数、真空度が低くてこれらの変化が捉えにくいが、高入力状態を設けることで、入力や回転数、真空度の変化を容易に捕らえ、的確に集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせることができる。
【0042】
また、従来、充電式電気掃除機では隙間を掃除する時など、吸込力が少ないため塵埃を十分捕集できなかったが、リチウムイオン電池を使用することと、吸込具または延長管と吸込具をホースから外すと電動送風機への入力が自動的に上昇することにより、高吸込力を確保でき、十分塵埃を捕集できる。その結果、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量が増加せず本体を小型化でき携帯性や収納性が向上し、使用者のライフサイクルに合わせた電気掃除機を提供できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、吸引力を向上させ、使用時間を長くしても、本体質量の増加を少なくし、本体を小型化でき携帯性や収納性が向上する充電式電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の全体図
【図2】同電気掃除機の断面図
【図3】電池パックの回路構成図
【図4】同電気掃除機の回路構成図
【図5】従来の電気掃除機の構成図
【符号の説明】
1 本体
2 電動送風機
3 ホース
4 延長管
5 吸込具
6 リチウムイオン電池
18 電池パック
21 保護回路
Claims (19)
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池は平板状のリチウムイオン電池であるとともに、前記電池の使用本数を4本以上15本以下とした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電池の質量を前記掃除機本体の質量の10%以上62.5%以下とした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機の消費電力を80W以上とした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、吸込仕事率を15W以上とした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、また前記電動送風機の電流値を8A未満と、8A以上15A以下の範囲の少なくともいずれか一方の範囲内または両範囲にまたがるようにし、前記電動送風機への入力を複数段階で制御できるようにした電気掃除機。
- 床面の状態、塵埃の有無、あるいは集塵室内の塵埃の量を検知して電動送風機への入力を複数段階で制御できるようにした請求項5記載の電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、集塵前の吸込具を床面より離した状態での開放風量を0.4m3/min以上とした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、最高吸込仕事率時点の真空度を3000Pa以上とした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記リチウムイオン電池の充電時には一度全放電することなく再充電することとした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、前記電動送風機の運転動作の制御を行う制御回路とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記リチウムイオン電池の電圧が放電終止電圧以下になると、前記電動送風機の運転を停止し、前記リチウムイオン電池の充電の必要性を使用者に知らせた後、前記制御回路を遮断するようにした電気掃除機。
- リチウムイオン電池の充電の必要性を使用者に知らせる報知装置を備え、前記報知装置を作動させた後、制御回路を遮断するようにした請求項10記載の電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機をインバーターモータとした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、吸引された塵埃を捕集する集塵室とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記集塵室は前記吸引風を前記集塵室内部にて旋回させることで、塵埃を前記集塵室にて捕集することを特徴とする電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機を駆動する電池と、吸引された塵埃を捕集する集塵室とを備え、前記電池はリチウムイオン電池とし、前記電動送風機への入力を通常使用状態の入力と高吸込力状態の入力とが選択できるよう制御し、前記高吸込力状態の入力を通常使用状態の入力の略1.5倍以上としたことを特徴とする電気掃除機。
- 高吸込力状態の入力で一定時間運転後は、自動的に通常使用状態の入力に移行するようにしたことを特徴とする請求項14記載の電気掃除機。
- 高吸込力状態で集塵室内の真空度、または電動送風機の電流値あるいは回転数を検知し、前記集塵室内の塵埃の量を使用者に知らせる報知手段を設けたことを特徴とする請求項14または15記載の電気掃除機。
- 電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックと、前記電池を単セル毎に、前記電池の充放電中の電圧および温度を検知して充放電制御する保護回路とを備え、前記保護回路は、前記電池パック内に設けられている請求項1〜16のいずれか1項に記載の電気掃除機。
- 電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックと、前記電池を単セル毎に、前記電池の充放電中の電圧および温度を検知して充放電制御する保護回路と、前記電動送風機の運転動作の制御を行う制御回路とを備え、前記保護回路と前記制御回路を一体化して形成した請求項1〜16のいずれか1項に記載の電気掃除機。
- 電動送風機を駆動する複数のリチウムイオン電池から構成される電池パックを備え、前記電池パックは、電動送風機の左右または上下方向に配置した請求項1〜18のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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