JP2004113466A - 問診の方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信ネットワークを介して患者が問診に回答し医師がその回答を閲覧するシステムにおいて、セキュリティを保持することができる問診の方法を提供することを目的とする。
【解決手段】患者用端末装置2はデータベースサーバ装置3から質問セットを受信し、質問セットから質問プログラムを生成し、質問プログラムを実行して患者に質問を表示する。患者は質問に対する回答を入力し、データベースサーバ装置はこの回答データを受信して格納する。そして医師用端末装置1は回答データを受信して医師はこの回答データを閲覧する。この方法により、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】患者用端末装置2はデータベースサーバ装置3から質問セットを受信し、質問セットから質問プログラムを生成し、質問プログラムを実行して患者に質問を表示する。患者は質問に対する回答を入力し、データベースサーバ装置はこの回答データを受信して格納する。そして医師用端末装置1は回答データを受信して医師はこの回答データを閲覧する。この方法により、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医師用端末装置、患者用端末装置、およびデータベースサーバ装置を通信ネットワークを介して接続して構成したシステムにおける問診の方法に関し、特に、患者用端末装置に対して質問事項を遠隔より送信し、その質問事項に対する患者の回答を患者用端末装置から遠隔で医師用端末装置により受信して出力する、遠隔問診のための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医師が患者の問診を行うためには、患者が病院などに行くか、医師が患者の家庭を訪問するなど、医師と患者は直接対面しなければならず、移動時間や待ち時間など時間的ロスが大きかった。
【0003】
この問題点を解決するために、米国特許(例えば特許文献1参照)の明細書においては、複数のユーザのための遠隔健康モニタリングシステムが開示されている。このシステムにおいて、サーバ装置は、患者に対する質問事項を含み、ウエブにより閲覧可能なHTML等のスクリプトプログラムを生成し格納する。一方、患者用端末装置は、サーバ装置に格納されたスクリプトプログラムをダウンロードした後実行し、患者は患者用端末装置の表示部に表示された質問事項に回答し、その回答データは患者用端末装置からサーバ装置に送信される。
【0004】
また、日本の特許出願公開公報(例えば特許文献2参照)においては、遠隔診断システムが開示されている。このシステムにおいて、コンピュータにてなるセンター装置は問診事項を含む患者別チェックリストを遠隔端末装置に送信する。一方、遠隔端末装置は、受信された患者別チェックリストに基づいて、測定、問診を行った後、センター装置に送信して格納し、医師はそれに基づいて診断を行う。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6101478号
【特許文献2】
特開平9―84771号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術のシステムにおいては、問診事項を含むスクリプトプログラム又は患者別チェックリストを、遠隔の患者用端末装置に送信しているために、セキュリティを保持することができないと言う問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、従来技術のシステムに比較して、セキュリティを保持することができる問診の方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の問診の方法は、医師用端末装置と、患者用端末装置と、患者に対する問診のための質問セットを格納するデータベースサーバ装置とを、通信ネットワークを介して接続することにより構成し、前記患者用端末装置は前記データベースサーバ装置から質問セットを受信するステップと、前記受信した質問セットに基づいて患者に対して問診のための質問を行うための質問プログラムを生成するステップと、前記生成された質問プログラムを実行することにより患者に対する問診を行うこととしたものである。
【0009】
これによって、患者用端末装置はデータベースサーバ装置から質問セットを受信し、その質問セットから質問プログラムを生成し、それを実行することで問診を行うので、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、医師用端末装置と、患者用端末装置と、患者に対する問診のための質問セットを格納するデータベースサーバ装置とを、通信ネットワークを介して接続することにより構成し、前記患者用端末装置は前記データベースサーバ装置から質問セットを受信するステップと、前記受信した質問セットに基づいて患者に対して問診のための質問を行うための質問プログラムを生成するステップと、前記生成された質問プログラムを実行することにより患者に対する問診のための質問を表示するステップと、前記質問に対する患者の回答データを前記データベースサーバ装置に格納するために送信するステップを有し、前記医師用端末装置は前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された回答データを受信するステップを有する方法としたものである。
【0011】
これによって、患者用端末装置はデータベースサーバ装置から質問セットを受信し、質問セットから質問プログラムを生成し、質問プログラムを実行して患者に質問を表示する。患者は質問に対する回答を入力し、患者用端末装置はこの入力された回答データをデータベースサーバ装置に送信し、データベースサーバ装置はこの回答データを格納する。そして医師用端末装置はデータベースサーバ装置にアクセスしてこの回答データを受信して医師はこの回答データを閲覧する。この方法により、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の患者用端末装置は予め決められた回答形式に対応した雛形質問プログラムを格納する記憶手段を有し、前記質問プログラムを生成するステップは前記データベースサーバ装置から受信された質問セットを前記雛形質問プログラムに挿入することにより質問プログラムを生成するステップとを備えたことを特徴とする方法としたものである。
【0012】
これによって、記憶手段に格納された雛形質問プログラムにデータベースサーバ装置から受信した質問セットを挿入することで質問プログラムを生成でき、処理は容易であり短時間で質問プログラムを生成できる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、特に請求項2に記載の回答形式は、前記質問に対する回答として複数の選択肢の選択文から少なくとも1つを選択して回答する第1の回答形式と、前記質問に対する回答として数値を用いて回答する第2の回答形式との少なくとも1つを含むことを特徴とする方法としたものである。
【0014】
これによって、複数の選択肢の選択文から少なくとも1つを選択して回答する場合や、数値を用いて回答する場合など医師の希望する各種の質問に対し患者が容易に回答できる質問プログラムを作成できる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1に記載の発明の質問セットは、前記回答形式を指示するデータと、質問文とを含むことを特徴とする方法としたことによって、質問セットが回答形式を指示するデータと質問文を含むので、指示された回答形式用の雛形質問プログラムに質問文を挿入するだけで容易に質問プログラムを生成できる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項4に記載の発明の質問セットはさらに、少なくとも1つの選択文を含むことを特徴とする方法としたことによって、雛形質問プログラムに選択文を挿入するだけで容易に質問プログラムを生成できる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項4に記載の発明の質問セットはさらに、医師によって入力された回答の目標を含むことを特徴とする方法としたことによって、患者に目標を見せることができるようになり問診に回答しながら生活改善の目安を知ることができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項1に記載の発明の患者用端末装置はさらに、前記入力された回答データを格納するステップを備え、前記表示するステップは前記質問とともに前記格納された過去の回答データを表示することを特徴とする方法とすることによって、患者により入力された回答データは患者用端末装置に格納され、また問診の表示の際に過去に入力された回答データを合わせて表示することができるようになり、患者は過去の回答を参考にしながら新たな回答をできる。
【0019】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項3に記載の発明の第2の回答形式は、前記質問に対する回答として数値を直接的に入力して回答する第3の回答形式と、前記質問に対する回答として数値の初期値から増大又は減少させて回答の数値を入力して回答する第4の回答形式とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする方法としたことによって、回答の度に数値変動の小さい問診項目は増大、減少による回答、数値変動の大きい問診項目は直接的な入力による回答などと使い分けることができる。
【0020】
請求項9に記載の発明は、特に、請求項8に記載の発明の患者用端末装置はさらに、前記入力されたデータを格納するステップを備え、前記数値の初期値は前記格納された回答データのうちの当該患者の前回の回答の数値であることを特徴とする方法としたことによって、増大又は減少させて数値入力する回答形式での数値の初期値を前回の回答とすることができ、数値変動の少ない問診項目については患者の入力作業を更に容易にできる。
【0021】
請求項10に記載の発明は、特に、請求項5に記載の発明のプログラムを生成するステップは、前記選択文の数とその長さのうちの少なくとも一方に基づいて前記選択文を表示するためのレイアウトを変更するステップを有することを特徴とする方法としたことによって、表示を見やすくレイアウトすることができる。
【0022】
請求項11に記載の発明は、特に、請求項1に記載の発明の医師用端末装置はさらに、入力された患者の診療方針を前記データベースサーバ装置に格納するために送信するステップと、前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された患者の診療方針を受信するステップと前記受信した診療方針を表示するステップを備えたことを特徴とする方法としたことによって、医師が患者の診療方針を入力するとその診療方針はデータベースサーバ装置に送信、格納される。そして医師は医師用端末装置によりデータベースサーバ装置にアクセスして格納された患者の診療方針を受信し表示することができ、医師は問診結果を見ながら気付いたことをすぐにデータベースサーバ装置に登録でき使い勝手が向上する。
【0023】
請求項12に記載の発明は、特に、請求項11に記載の発明の医師用端末装置はさらに、前記回答データを受信して表示したときに、操作者の指示に基づいて前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された患者の診療方針を受信して表示するようにリンク制御するステップを有することを特徴とする方法としたことによって、医師の操作により患者の問診結果の表示から診療方針の表示に移ることができ、問診結果に疑問を感じたときに診療方針を確認できて使い勝手が向上する。
【0024】
請求項13に記載の発明は、コンピュータを請求項1記載の患者用端末装置または医師用端末装置として機能させるためのプログラムであり、コンピュータにより患者用端末装置または医師用端末装置を実現できる。
【0025】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のプログラムを記録した媒体であり、コンピュータを患者用端末装置または医師用端末装置として実現するためのプログラムを媒体に記録して配布できる。
【0026】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例を説明する問診の方法の構成を示すブロック図である。図1において医師用端末装置1と、患者用端末装置2と、データベースサーバ装置3とが、例えばLAN、公衆電話網、インターネットなどの通信ネットワーク4を介して接続されている。ここで医師用端末装置1、患者用端末装置は同様に構成された複数の装置が接続されているが、便宜上各1台が接続された構成で説明する。
【0027】
医師用端末装置1は例えば通信機能を有するパーソナルコンピュータにてなり、患者の登録、問診のための質問セットの登録、回答の閲覧、診療方針の入力および閲覧を含む処理を実行する。また患者用端末装置2は例えば通信機能を有するパーソナルコンピュータにてなり、データベースサーバ装置3から送信される質問セットに基づいて質問プログラムを生成して格納し、患者用端末処理を実行したとき、格納された質問プログラムを実行して患者に対する質問を前回の回答データとともに表示し、患者からの回答データを格納し、格納した回答データをデータベースサーバ装置30に送信する。さらにデータベースサーバ装置3は例えば通信機能を有するコンピュータにてなり、医師用端末装置1、患者用端末装置2との間で、問診のための質問データ、回答データ、診療方針などを送受信し格納する。
【0028】
そして医師用端末装置1は、患者の登録、問診のための質問セットの登録、回答の閲覧、診療方針の入力および閲覧等の処理手順を予め記憶したユーザインタフェースプログラム5と、液晶ディスプレイなどの表示手段6と、キーボードやマウスなどの入力手段7と、通信ネットワーク4を介してデータベースサーバ装置3とデータを送受信するための通信インターフェース8と、送受信データや入力データを格納するメモリ9を含む構成している。
【0029】
患者用端末装置2は、データベースサーバ装置3から受信した質問セットを基に質問プログラム10を生成するための質問プログラム生成手段11を有し、生成された質問プログラムを実行することで患者に質問を表示し、患者はその質問に対して回答を入力する。入力された回答は通信ネットワーク4を介してデータベースサーバ装置3に送信される。そのための液晶ディスプレイなどの表示手段12と、キーボードやマウスなどの入力手段13と、通信インターフェース14と、送受信データや入力データを格納するメモリ15を含む構成としている。
【0030】
データベースサーバ装置3は、医師用端末装置1や患者用端末装置2から送信されてきたデータを受信して格納し、また医師用棚末装置1や患者用端末装置2にデータを送信する。データを格納するために患者情報格納手段16、質問セット格納手段17、関連付け格納手段18、回答格納手段19を備え、またデータ送受信のための通信インターフェース20を備えた構成としている。
【0031】
図2により患者情報格納手段16の内部構成を説明する。患者情報格納手段16に格納される患者データは、患者番号で識別される各患者毎に分割され、また各患者の患者データは、氏名、生年月日、性別、医師の診療方針を含む。図2の患者情報のうち、診療方針を除く患者情報については医師用端末装置1を用いて患者の登録処理において入力された後、データベースサーバ装置3に転送して格納される。診療方針については医師用端末装置1を用いて診療方針の入力および閲覧処理において入力された後、データベースサーバ装置3に転送して格納される。
【0032】
図3により質問セット格納手段17の内部構成を説明する。質問セット格納手段17に格納される質問セットのデータは、質問番号で識別される各質問毎に分割され、各質問のデータは、回答形式、質問文、選択文(ただし、数値入力のときは選択文なしである)を含む。ここで回答形式は図18〜図27の画面例で示すように、以下の10種類の回答形式を備える。
【0033】
(1)単一選択回答形式、2者択一、目標なし:これは図18に示すように、目標がなく、質問に対して、例えば、YESまたはNOの選択文の回答例をマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する2者択一の回答形式である。
【0034】
(2)単一選択回答形式、2者択一、目標あり:これは図19に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、例えば、YESまたはNOの選択文の回答例をマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する2者択一の回答形式である。
【0035】
(3)単一選択回答形式、4者択一、目標なし:これは図20に示すように、目標がなく、質問に対して、例えば、4つの選択文の回答例から1つの回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する4者択一の回答形式である。
【0036】
(4)単一選択回答形式、4者択一、目標あり:これは図21に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、例えば、4つの選択文の回答例から1つの回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する4者択一の回答形式である。
【0037】
(5)複数選択回答形式、目標なし:これは図22に示すように、目標がなく、質問に対して、例えば、4つの回答例などの複数の選択文の回答例から1つ又は複数の回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する複数の回答可能な回答形式である。
【0038】
(6)複数選択回答形式、目標あり:これは図23に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、例えば、6つの回答例などの複数の選択文の回答例から1つ又は複数の回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する複数の回答可能な回答形式である。
【0039】
(7)数値入力回答形式、目標なし:これは図24に示すように、目標がなく、質問に対して、回答の数値を画像上のテンキーを用いてマウス13でクリックすることにより数値表示部に回答の数値を直接的に入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0040】
(8)数値入力回答形式、目標あり:これは図25に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、回答の数値を画像上のテンキーを用いてマウス13でクリックすることにより数値表示部に回答の数値を直接的に入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0041】
(9)増減入力回答形式、目標なし:これは図26に示すように、目標がなく、質問に対して、数値表示部に示された前回値から、1回のマウス13のクリックで数値を1ずつ表示された数値を増減させて、数値表示部に回答の数値を増減入力方式で入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0042】
(10)増減入力回答形式、目標あり:これは図27に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、数値表示部に示された前回値から、1回のマウス13のクリックで数値を1ずつ表示された数値を増減させて、数値表示部に回答の数値を増減入力方式で入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0043】
本実施例においては、以上の10種類の回答形式を備えるので、種々の質問に対する回答に対応することができる。質問において選択文を表示するので、患者は選択的に回答すればよいので、きわめて回答しやすい。また、質問において前回の回答などの過去の回答を表示するので、これを参照して回答しやすい。さらに、質問において、目標を表示するので、目標の意識を持って生活の改善などに取り組むことができ、早期に病気を治癒させることもできる。またさらに、例えば、前回の回答の数値を初期値として、それから増大又は減少することにより現在の数値を入力できるので、数値の入力がきわめて簡単であり、操作性を大幅に向上できる。
【0044】
図4により関連付け格納手段18の内部構成を説明する。関連付け格納手段18に格納された関連付けデータは、列方向に患者番号で識別される各患者を配置する一方、行方向に質問番号で識別される各質問を配置したテーブル形式を有し、各患者と各質問との交差点で丸印を付したものが、その患者に対して当該質問がなされるものであることを示す。また、この丸印が付された交差点において、質問に対する医師により設定される目標があるときは、目標のデータが格納される。このような関連付けデータを格納することにより、各質問を各患者固有のものとして取り扱う必要がなく、各質問を全ての患者に適用可能であって、きわめて汎用性の高いシステムとなっている。
【0045】
従って、図4の関連付けデータでは、各患者と各質問との関連付け、すなわちその質問が当該患者に指定されているか否かと、その目標があるときは目標が格納される。以上の関連付けデータについては、医師用端末装置1を用いて医師により質問セットを入力または新しい患者を入力された後、データベースサーバ装置3に転送され、格納される。
【0046】
図5を用いて回答格納手段19の内部構成を説明する。図5において、回答データは、回答日時と、患者番号で示された患者コードと、質問番号と、目標と、回答とからなるテーブル形式で格納される。以上の回答データについては、患者用端末装置2を用いて患者により入力された後、データベースサーバ装置3に転送されて格納される。
【0047】
以上のように構成されたシステムにおいて、医師用端末装置1と、データベースサーバ装置3との間で信号やデータの送受信が行われる。これらの信号やデータの通信においては、これらの信号やデータを送信側で暗号化する一方、受信側で暗号解読するようにしてもよい。
【0048】
図6は、医師用端末装置1のユーザインタフェースププログラム5によって実行される医師用端末処理を示すフローチャートである。この医師用端末処理において、入力とは医師によりキーボードやマウスよりなる入力手段7を用いたデータ又は数値の入力であり、表示とは液晶ディスプレイよりなる表示手段6に出力して表示することをいう。
【0049】
図6のステップS1において、まず医師コードおよびパスワードを入力し、ステップS2において認証はOKであるか否かが判断され、すなわち入力された患者コードおよびパスワードのデータが、予め入力されて登録された認証データと一致するか否かが判断され、NOのときはステップS1に戻る一方、YESのときはステップS3に進む。ステップS3以下においては以下の選択肢を有する図13のメニュー画面を表示し、操作者である医師はこれらの選択肢から1つを選択することにより処理を選択する。
【0050】
(a)患者の登録
(b)質問セットの登録
(c)回答の閲覧
(d)診療方針の入力および閲覧
(e)処理終了
まず、ステップS3において患者の登録が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS4に進み、患者の登録処理を実行した後ステップS5に進む一方、ステップS3でNOのときはそのままステップS5に進む。次いでステップS5において質問セットの登録が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS6に進み、質問セットの登録処理を実行した後ステップS7に進む一方、ステップS5でNOのときはそのままステップS7に進む。さらにステップS7において回答の閲覧が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS8に進み、回答の閲覧処理を実行した後ステップS9に進む一方、ステップS7でNOのときはそのままステップS10に進む。ステップS9では、ステップS8の回答の閲覧処理において診療方針の入力をリンクさせて、患者番号で示された患者コードとともに直接にステップS11の診療方針の入力および閲覧処理にジャンプさせることを指示するか否かを示すリンクコードLCが1であるか否か、すなわち、上記ジャンプの指示があるか否かを判断し、YESのときはステップS11にジャンプして進む一方、NOのときはステップS10に進む。次いで、ステップS10において診療方針の入力および閲覧が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS11に進み、診療方針の入力および閲覧処理を実行した後ステップS12に進む一方、ステップS10でNOのときはそのままステップS12に進む。さらにステップS12において囚虜処理が選択されたか否かが判断され、NOのときはステップS3に戻る一方、YESのときは当該医師用端末処理を終了する。
【0051】
図7は、図6のサブルーチンである患者の登録処理(ステップS4)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0052】
図7において、医師用端末装置1は、ステップS21でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS22で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS23で登録済みの質問セットを医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS24でこの登録済みの質問セットを受信する。そしてステップS25で図14に示すような患者の登録画面を表示する。ステップS26において医師は患者の登録画面で、患者番号で示される患者コード、氏名、生年月日、性別の情報を入力し、また既に登録済みの質問セットをその患者に割り当てるかどうかを選択する。即ち、登録する患者に質問する項目についてはチェックを入力し、また目標がある場合には当該患者の目標を入力して登録する。そしてステップS27で、入力されたデータは医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次に、ステップS28でメモリに保存された患者の登録データをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3はステップS29でこのデータを受信する。そしてステップS30で受信したデータを患者情報格納手段16と関連付け格納手段18に分けて保存する。また医師用端末装置1はステップS31でデータベースサーバ装置3との回線を切断して、元のメインループに戻る。一方、データベースサーバ装置3もステップS32で医師用端末装置1との回線を切断して処理を終了する。
【0053】
図8は、図6のサブルーチンである質問セットの登録処理(ステップS6)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0054】
図8において、医師用端末装置1は、ステップS41でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS42で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS43で登録済みの患者情報を医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS44でこの登録済みの患者情報を受信する。そしてステップS45で図15に示すような質問セットの登録画面を表示する。ステップS46において医師は質問セットの登録画面で、質問番号で示される質問コード、回答形式、質問文、選択形式の回答形式の場合は選択文を入力し、また既に登録済みの患者にその質問セットを割り当てるかどうかを選択する。即ち、当該質問をする患者についてはチェックを入力する。そしてステップS47で、入力されたデータは医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次に、ステップS48でメモリに保存された質問セットの登録データをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3はステップS49でこのデータを受信する。そしてステップS50で受信したデータを質問セット格納手段17と関連付け格納手段18に分けて保存する。また医師用端末装置1はステップS51でデータベースサーバ装置3との回線を切断して、元のメインループに戻る。一方、データベースサーバ装置3もステップS52で医師用端末装置1との回線を切断して処理を終了する。
【0055】
図9は、図6のサブルーチンである回答の閲覧処理(ステップS8)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0056】
図9において、医師用端末装置1は、ステップS61でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS62で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS63で登録済みの患者情報と質問セットを医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS64でこの登録済みの患者情報を受信する。そしてステップS65で図16に示すような回答の閲覧画面を表示する。この時点で図16の中央部の回答データの部分は表示されていない。ステップS66において医師は検索項目を入力する。この入力時においては、まず患者選択に示された複数の患者のうちから患者を選択し、次いで、画面下部に示された「日付で検索」または「質問で検索」のうちいずれかを選択し、前者の「日付で検索」においては、図示しない日付を指定する画面において当該患者の回答データを閲覧したい日付け(1つ又は複数、もしくは期間を指定する。)を入力することにより検索項目を指定する一方、後者の「質問で検索」においては、図示しないいままでに登録された質問を表示してそのうちから1つ又は複数を選択する画面において当該患者の回答データを閲覧したい場質問番号(1つ又は複数の質問番号を指定する。)を入力することにより検索項目を指定する。当該検索項目の入力が終了すればステップS67で入力されたデータは医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次に、ステップS68でメモリに保存された検索項目のデータをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3はステップS69でこのデータを受信する。そしてステップS70で受信した検索項目に合致する回答データを回答格納手段19より抽出する。そしてステップS71により抽出した回答データを医師用端末装置1に送信する。そして医師用端末装置1ではステップS72により回答データを受信する。次に、ステップS73によりデータベースサーバ装置3との回線接続を切断する一方、データベースサーバ装置3はステップS74で医師用端末装置1との回線接続を切断する。医師用端末装置1は次にステップS75で受信した回答データを表示する。
【0057】
この回答データの表示では、日付、時刻、診療方針へのリンク、目標、質問、回答が表示される。ここで診療方針の入力処理へのリンクは、図9の回答の閲覧処理において診療方針の入力をリンクさせて、患者番号で示される患者コードとともに直接にステップS11の診療方針の入力および閲覧処理にジャンプさせることを指示するものであり、ステップS76でこのリンクが選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS77においてリンクレコードLCを1にセットした後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS76でNOであるときは、ステップS78において「処理終了」が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS79においてリンクレコードLCを0にリセットした後、元のメインルーチンに戻る。また、ステップS78でNOであるときはステップS76に戻る。
【0058】
図10は、図6のサブルーチンである回答の閲覧処理(ステップS11)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0059】
図10において、医師用端末装置1は、ステップS81でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS82で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS83で登録済みの患者情報を医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS84でデータベースサーバ装置3から登録されている患者情報を受信する。そしてステップS85で図17に示す診療方針の入力、閲覧画面をその下部の診療方針データを除き表示する。次にステップS86においてLC=1であるか否かが判断され、YESのときはステップS89にジャンプして進む一方、NOのときはステップS87に進む。次に医師はステップS87で患者を選択する。そしてステップS88で選択された患者コードを医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次にステップS89でメモリ9に保存されている選択された患者コードをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3ではステップS90でこの患者コードを受信し、ステップS91で当該患者の診療方針データを抽出し、ステップS92で抽出した診療方針データを医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1ではステップS93でこの診療方針データを受信し、ステップS94でデータベースサーバ装置3との回線接続を切断する。またデータベースサーバ装置3ではステップS95で医師用端末装置1との回線接続を切断する。医師用端末装置1ではステップS96で受信した診療方針データを図17の下部に表示する。
【0060】
次に医師は当該患者に対して新たな診療方針を入力する場合には「追加」を選択する。医師用端末装置1はステップS97で追加選択がされたかどうかを判断し、YESであればステップS98に進む一方、NOであればステップS99に進む。ステップS98において医師は診療方針データを入力する。そしてステップS100で入力された診療方針を医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次にステップS101でデータベースサーバ装置3と回線接続する一方、データベースサーバ装置3はステップS102で医師用端末装置1と回線接続する。医師用端末装置1はステップS103で患者コードと追加の診療方針データをデータベースサーバ装置3に送信する一方、データベースサーバ装置3はステップS104でこの患者コードと診療方針データを受信する。そしてステップS105で患者情報格納手段16に診療方針データを保存する。医師用端末装置1はステップS106でデータベースサーバ装置3との回線接続を切断してステップS97に戻る一方、データベースサーバ装置3はステップS107で医師用端末装置1との回線を切断する。また医師用端末装置1はステップS99で処理終了が選択されたか否かを判断し、NOであればステップS97に戻る一方、YESであれば処理を終了して元のメインルーチンに戻る。
【0061】
以上の診療方針の入力および閲覧処理においては、当該患者に対する過去の診療方針データを見ながら、これからすべき診療方針データを入力することができるので、正しい診療方針の判断ができ、また繰り返し同じ診療方針を入力するような誤りを起こすこともなく使い勝手がよい。また図9および図10の処理において回答の閲覧画面からのリンクで当該患者に対する診療方針の入力および閲覧にジャンプすることができ、この場合には患者選択操作を省略することができて操作性を大幅に向上できる。
【0062】
図11は患者用端末装置2によって実行される患者用端末処理を示すフローチャートであり、データベースサーバ装置3との送受信を含めて示している。この患者用端末処理において、入力とは患者によりキーボードやマウスなどの入力手段13を用いたデータ又は数値の入力であり、表示とは液晶ディスプレイなどの表示手段12に出力して表示することをいう。
【0063】
図11のステップS111において、患者はまず患者用端末装置2で患者コードとパスワードを入力し、患者用端末装置2はステップS112において入力された患者コードとパスワードが予め登録されている認証データと一致しているかどうか、即ち認証はOKかどうかが判断され、YESのときはステップS113に進む一方、NOのときはステップS111に戻る。
【0064】
患者用端末装置2は、ステップS111において、質問プログラム10に保存されている質問数をnとしてカウンタIを1〜nの範囲でカウントしながら以下のステップS114からS116の処理を繰り返す。ステップS114において図18から図27に示すいずれかの表示例のごとく質問を前回の回答や目標とともに表示する。ステップS115において患者は患者用端末装置2に質問に対する回答を入力する。そしてステップS116において、入力されたデータは患者用端末装置2のメモリ15に一時的に保存する。この処理をn回繰り返す過程においてはステップS114に戻る一方、n回の処理が終わるとステップS117に進む。
【0065】
患者用端末装置2はステップS117でデータベースサーバ装置3と回線を接続する。またデータベースサーバ装置3はステップS118で患者用端末装置2と回線接続する。患者用端末装置2はステップS119で患者コード、質問セットNo.、入力された回答データを送信する。データベースサーバ装置3はステップS120でこれらデータを受信し、ステップS121で回答格納手段19に保存する。そしてステップ122で当該患者に対する新たな質問セットが医師により登録されているかを判断し、YESであればステップS123で新たな質問セットを患者用端末装置2に送信する一方、NOであればステップS127にジャンプする。患者用端末装置2はステップS124で所定時間内にデータベースサーバ装置から新たな質問セットを受信するかどうかを判断し、YESであればステップS125でデータベースサーバ装置3から送信されてくる新たな質問セットを受信する一方、NOであればステップS126にジャンプする。そしてステップS126でデータベースサーバ装置3との回線を切断し、データベースサーバ装置3はステップS127で患者用端末装置2との回線を切断する。
【0066】
患者用端末装置2はステップS128で新たな質問セットを受信したかどうかを判断しYESであればステップS129に進む一方、NOであれば患者用端末処理を終了する。ステップS129において、新たに受信した質問セットの数をnとしてカウンタIを1〜nの範囲でカウントしながら以下のステップS130からS131の処理を繰り返す。ステップS130において新たに受信した質問セットから質問プログラム10を生成するサブルーチンを実行する。次にステップS131で新たな質問プログラムを保存する。この処理をn回繰り返す過程においてはステップS130に戻る一方、n回の処理が終わると患者用端末処理を終了する。
【0067】
図12は、図11のサブルーチンである質問プログラム生成処理(ステップS130)を示すフローチャートである。
【0068】
図12のステップS141において、まず、回答形式は単一選択か否かが判断され、YESのときはステップS144に進む一方、NOのときはステップS142に進む。ステップS142において単一選択形式雛形プログラムに質問文データと選択文データを代入する。そしてステップS143において選択文データの選択文数またはその長さに応じて表示レイアウトを変更することにより質問プログラムを生成し、サブルーチンを終了して元のメインルーチンに戻る。ここで雛形プログラムは、質問文データと選択文データが空欄になっており、これに質問文データと選択文データを代入することにより、患者に対して表示手段12において質問画面を表示して、その質問に対する回答を入力することができる画面を提供するための質問プログラムを生成する。
【0069】
また表示レイアウトの変更処理においては、選択文データの数が2でその長さが短いときには図18や図19に示すように、1行で2つの選択文を並置して画面を構成している。また選択文データの数が4でその長さが短いときは図20および図21の画面例に示すように、各行で2つの選択文を並置して画面を構成している。しかしながら、選択文データの数が複数でその長さが比較的長く、最大の長さを有する選択文が1行をほぼ占有するときは、各行で1つの選択文を、行方向に並置して画面を構成している。ここで、選択文データの長さが更に長く、最大の長さを有する選択文が2行以上を占有するときは、複数の行で各1つの選択文を配置して、かつ複数の選択文を行方向に並置して画面を構成している。以上の表示レイアウト変更処理により、患者が回答例の選択文を見るときに複数の回答例を把握しやすくかつ見やすくするように構成できる。
【0070】
次いでステップS144において回答形式は複数選択か否かが判断され、YESのときはステップS145に進む一方、NOのときはステップステップS147に進む。ステップS145において複数選択形式雛形プログラムに質問文データと選択文データを代入する。そしてステップS146において選択文データの選択文数またはその長さに応じて表示レイアウトを変更することにより質問プログラムを生成し、サブルーチンを終了して元のメインルーチンに戻る。表示レイアウトの生成についてはステップS143と同様の処理である。この処理での画面例を図22と図23に示す。
【0071】
さらにステップS147において回答形式は数値入力か否かが判断され、YESのときはステップS148に進む一方、NOのときはステップS149に進む。ステップS148において数値入力回答形式の雛形プログラムに質問文データを代入することにより、質問プログラムを生成した後、サブルーチン処理を終了して元のメインルーチンに戻る。この処理での画面例を図24と図25に示す。
【0072】
さらにステップS149において回答形式は増減入力か否かが判断され、YESのときはステップS150に進む一方、NOのときはサブルーチン処理を終了して元のメインルーチンに戻る。ステップS150において増減入力回答形式の雛形プログラムに質問文データを代入することにより質問プログラムを生成してサブルーチン処理を終了して元のメインルーチンに戻る。この処理での画面例を図26と図27に示す。
【0073】
次に医師用端末装置1の画面例について説明する。図13は医師用端末装置1のメニュー画面の例である。医師用端末装置1には「患者の登録」、「質問セットの登録」、「回答の閲覧」、「診療方針の入力および閲覧」、「処理終了」の各メニューがあり、その項目が表示されていて、それぞれの項目に対応したボタン21、22、23、24、25が表示されている。このいずれかのボタンをマウス等の入力手段7でクリックすることにより選択された処理に移行するものである。
【0074】
図14は医師用端末装置1の患者の登録画面の例である。医師は、図14において、患者番号入力欄26、患者氏名入力欄27、生年月日入力欄28、性別入力欄29にそれぞれ当該患者の情報をキーボード等の入力手段7により入力する。また質問表示欄30に既に登録されているすべての質問が表示される。31は質問チェック欄で医師はそれを見ながら当該患者に質問すべき項目に入力手段7によりチェックを入力する。32は目標入力欄であり、目標がある場合にはこの欄に入力する。33はスクロールバーであり、登録済みの質問をスクロールしながら閲覧、入力するためのものである。すべての項目の入力が終わると登録ボタン34をクリックすることで、患者の登録処理を終了する。
【0075】
図15は医師用端末装置1の質問セットの登録画面の例である。医師は図15において、質問番号入力欄35に質問番号を入力し、回答形式選択欄36で新たに登録する質問セットの回答形式が「単一選択」、「複数選択」、「数値入力」、「増減入力」のいずれであるかを選択してチェックを入力する。そして、質問文入力欄37に質問文を入力し、回答形式が「単一選択」か「複数選択」の場合には選択文入力欄38に選択肢の数だけ選択文を入力する。39は患者チェック欄で既に登録済みのすべての患者が表示されていて、当該質問をすべき患者を選択しチェックを入力する。40、41はスクロールバーであり、多数ある場合の選択文や患者をスクロールしながら閲覧、入力するためのものである。すべての項目の入力が終わると登録ボタン42をクリックすることで、質問セットの登録処理を終了する。
【0076】
図16は医師用端末装置1の回答閲覧画面の例である。43は患者名選択欄で登録されているすべての患者が表示されている。医師はその中から回答を閲覧すべき患者を選択する。44は回答表示欄であり、患者名選択欄43で医師により選択された患者の回答が、登録された日付・時刻、目標、質問文とともに表示される。ここで45はリンクボタンであり、このボタンをクリックすることで当該患者の診療方針の入力、閲覧画面へ遷移する。46は日付検索ボタン、47は質問検索ボタンであり、これらボタンをクリックすることにより表示する回答データを日付や質問で詳細に絞り込むことができる。48、49、50はいずれもスクロールバーで、患者名や回答データをスクロールしながら閲覧するためのものである。51は処理終了ボタンであり、このボタンをクリックすることで回答閲覧の処理を終了する。
【0077】
図17は医師用端末装置1の診療方針の入力および閲覧の画面の例である。52は患者名選択欄で登録されているすべての患者が表示されている。医師はその中から診療方針を入力または閲覧すべき患者を選択する。53は診療方針表示欄であり、患者名選択欄52で医師により選択された患者の診療方針が、登録された日付・時刻億ともに表示される。54は診療方針入力欄であり、当該患者に対して新たな診療方針を登録する場合にはこの欄に入力する。55は追加ボタンで診療方針入力欄54に入力された診療方針を追加して登録する場合にこの追加ボタン55をクリックする。56はクリアボタンで、診療方針入力欄54に入力された診療方針を取り消すときにこのクリアボタン56をクリックする。57,58,59はいずれもスクロールバーで、患者名や診療方針をスクロールしながら閲覧するためのものである。60は処理終了ボタンであり、このボタンをクリックすることで診療方針の入力および閲覧の処理を終了する。
【0078】
次に患者用端末装置2の画面例について説明する。図18は単一選択回答形式、2者択一、目標なしの問診の画面例である。図18の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「頭は痛みますか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「YES」および「NO」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「NO」が表示されている。患者は「YES」または「NO」に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。痛みのような感覚を問う質問には絶対的な評価基準がなく、「YES」と「NO」の区別が難しいが、前回の回答を表示しているので、前回の回答時と感覚を比較することで回答できるので回答しやすく使い勝手が向上する。
【0079】
図19は単一選択回答形式、2者択一、目標ありの問診の画面例である。図19の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「30分以上運動しましたか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「YES」および「NO」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「NO」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「YES」が表示されている。患者は「YES」または「NO」に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。生理情報でなく、30分以上運動したかどうかのような生活情報では、医師から目標を示してもらうことで生活習慣の改善につながり健康維持が図れる。そのために患者は問診に回答する毎に目標を見ることができて意識付けを図ることができ生活改善にもたらす効果は大きい。
【0080】
図20は単一選択回答形式、4者択一、目標なしの問診の画面例である。図20の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「夕べはよく眠れましたか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「よく眠れた」、「眠れた」、「あまり眠れない」、「眠れない」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「眠れた」が表示されていている。患者はいずれかの選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。図18、図19では選択文が2つであったが、4つの選択文があるので表示レイアウトを選択文の数に合わせて変更している。
【0081】
図21は単一選択回答形式、4者択一、目標ありの問診の画面例である。図21の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「ビールを飲みましたか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「1本未満」、「2本未満」、「3本未満」、「3本以上」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「1本未満」が表示されていていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「1本未満」が表示されている。患者はいずれかの選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。
【0082】
図22は複数選択回答形式、目標なしの問診の画面例である。図22の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「気分の悪かった時間帯はいつですか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「0〜6時」、「6〜12時」、「12〜18時」、「18〜24時」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「6〜12時」と「18〜24時」が表示されていている。患者は気分の悪かった時間帯すべての選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。
【0083】
図23は複数選択回答形式、目標ありの問診の画面例である。図23の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「今日食べた食品はどれですか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「穀類」、「魚類」、「野菜類」、「肉類」、「乳製品」、「果物類」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「穀類」、「肉類」、「野菜類」、「果物類」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「全て」が表示されている。患者は食べた食品すべての選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。
【0084】
図24は数値入力回答形式、目標なしの画面例である。図24においては質問文表示欄61に表示されている「ピークフロー値を入力して下さい」に対して、数値入力用のテンキー67と、入力表示ボックス68が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「650」が表示されている。患者はピークフロー値をテンキー67を使って、例えば650であれば「6」「5」「0」と順にマウス等の入力手段13によりクリックする。その時、入力表示ボックス68には「650」と表示されるので、それを確認してOKボタン65をクリックすることで回答する。
【0085】
図25は数値入力回答形式、目標ありの画面例である。図25においては質問文表示欄61に表示されている「歩数を入力して下さい」に対して、数値入力用のテンキー67と、入力表示ボックス68が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「7630」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「10000以上」が表示されている。患者は歩数をテンキー67を使って、例えば7630歩であれば「7」「6」「3」「0」と順にマウス等の入力手段13によりクリックする。その時、入力表示ボックス68には「7630」と表示されるので、それを確認してOKボタン65をクリックすることで回答する。
【0086】
図26は増減入力回答形式、目標なしの画面例である。図26においては質問文表示欄61に表示されている「今日の排尿回数は何回ですか」に対して、入力表示ボックス68と、入力表示ボックス68の表示数値を増加させるための増加ボタン69と、減少するための減少ボタン70が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「6」が表示されている。そして入力表示ボックス68には初期値として前回の回答である6が表示されている。患者は増加ボタン69または減少ボタン70を使って入力表示ボックス68に表示されている数値を1ずつ増加または減少させる。例えば8回であれば増加ボタン69を2回マウス等の入力手段13によりクリックする。そしてOKボタン65をクリックすることで回答する。このように桁数の少ない数値であれば増加、減少により操作するので、間違いを起こしにくい。また生理データや生活習慣データは日々大きく変化するものではない場合が多いものであり、入力表示ボックス68に表示する数値の初期値として前回の回答を採用していることで、増加ボタン69や減少ボタン70を操作する回数も非常に少なくて済み、使い勝手がよい。
【0087】
図27は増減入力回答形式、目標ありの画面例である。図27においては質問文表示欄61に表示されている「たばこを何本吸いましたか」に対して、入力表示ボックス68と、入力表示ボックス68の表示数値を増加させるための増加ボタン69と、減少するための減少ボタン70が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「25」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標10未満が表示されている。患者は増加ボタン69または減少ボタン70を使って入力表示ボックス68に表示されている数値を1ずつ増加または減少させる。例えば23本であれば減少ボタン70を2回マウス等の入力手段13によりクリックする。そしてOKボタン65をクリックすることで回答する。
【0088】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜14記載の発明によれば、患者用端末装置はデータベースサーバ装置から質問プログラムを受信するのでなく質問セットを受信し、その質問セットから質問プログラムを生成し、それを実行することで問診を行うので、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。また質問セットのデータのみを受信するので、通信のデータ量が少なく短時間で行えるので、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における問診の方法の構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるデータベースサーバ装置の患者情報格納手段の内部構成図
【図3】同実施例におけるデータベースサーバ装置の質問セット格納手段の内部構成図
【図4】同実施例におけるデータベースサーバ装置の関連付け格納手段の内部構成図
【図5】同実施例におけるデータベースサーバ装置の回答格納手段の内部構成図
【図6】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理を示すフローチャート
【図7】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである患者の登録処理を示すフローチャート
【図8】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである質問セットの登録処理を示すフローチャート
【図9】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである回答の閲覧処理を示すフローチャート
【図10】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである診療方針の入力、閲覧処理を示すフローチャート
【図11】同実施例における患者用端末装置で実行される患者用端末処理を示すフローチャート
【図12】同実施例における患者用端末装置で実行される患者用端末処理のサブルーチンである質問プログラム生成処理を示すフローチャート
【図13】同実施例における医師用端末装置の画面例であってメニュー画面を示す図
【図14】同実施例における医師用端末装置の画面例であって患者の登録画面を示す図
【図15】同実施例における医師用端末装置の画面例であって質問セットの登録画面を示す図
【図16】同実施例における医師用端末装置の画面例であって回答の閲覧画面を示す図
【図17】同実施例における医師用端末装置の画面例であって診療方針の入力、閲覧閲覧画面を示す図
【図18】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、2者択一、目標なしの問診の画面を示す図
【図19】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、2者択一、目標ありの問診の画面を示す図
【図20】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、4者択一、目標なしの問診の画面を示す図
【図21】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、4者択一、目標ありの問診の画面を示す図
【図22】同実施例における患者用端末装置の画面例であって複数選択回答形式、目標なしの問診の画面を示す図
【図23】同実施例における患者用端末装置の画面例であって複数選択回答形式、目標ありの問診の画面を示す図
【図24】同実施例における患者用端末装置の画面例であって数値入力回答形式、目標なしの問診の画面を示す図
【図25】同実施例における患者用端末装置の画面例であって数値入力回答形式、目標ありの問診の画面を示す図
【図26】同実施例における患者用端末装置の画面例であって増減入力回答形式、目標なしの問診の画面を示す図
【図27】同実施例における患者用端末装置の画面例であって増減入力回答形式、目標ありの問診の画面を示す図
【符号の説明】
1 医師用端末装置
2 患者用端末装置
3 データベースサーバ装置
4 通信ネットワーク
15 患者用端末装置の記憶手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、医師用端末装置、患者用端末装置、およびデータベースサーバ装置を通信ネットワークを介して接続して構成したシステムにおける問診の方法に関し、特に、患者用端末装置に対して質問事項を遠隔より送信し、その質問事項に対する患者の回答を患者用端末装置から遠隔で医師用端末装置により受信して出力する、遠隔問診のための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医師が患者の問診を行うためには、患者が病院などに行くか、医師が患者の家庭を訪問するなど、医師と患者は直接対面しなければならず、移動時間や待ち時間など時間的ロスが大きかった。
【0003】
この問題点を解決するために、米国特許(例えば特許文献1参照)の明細書においては、複数のユーザのための遠隔健康モニタリングシステムが開示されている。このシステムにおいて、サーバ装置は、患者に対する質問事項を含み、ウエブにより閲覧可能なHTML等のスクリプトプログラムを生成し格納する。一方、患者用端末装置は、サーバ装置に格納されたスクリプトプログラムをダウンロードした後実行し、患者は患者用端末装置の表示部に表示された質問事項に回答し、その回答データは患者用端末装置からサーバ装置に送信される。
【0004】
また、日本の特許出願公開公報(例えば特許文献2参照)においては、遠隔診断システムが開示されている。このシステムにおいて、コンピュータにてなるセンター装置は問診事項を含む患者別チェックリストを遠隔端末装置に送信する。一方、遠隔端末装置は、受信された患者別チェックリストに基づいて、測定、問診を行った後、センター装置に送信して格納し、医師はそれに基づいて診断を行う。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6101478号
【特許文献2】
特開平9―84771号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術のシステムにおいては、問診事項を含むスクリプトプログラム又は患者別チェックリストを、遠隔の患者用端末装置に送信しているために、セキュリティを保持することができないと言う問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、従来技術のシステムに比較して、セキュリティを保持することができる問診の方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の問診の方法は、医師用端末装置と、患者用端末装置と、患者に対する問診のための質問セットを格納するデータベースサーバ装置とを、通信ネットワークを介して接続することにより構成し、前記患者用端末装置は前記データベースサーバ装置から質問セットを受信するステップと、前記受信した質問セットに基づいて患者に対して問診のための質問を行うための質問プログラムを生成するステップと、前記生成された質問プログラムを実行することにより患者に対する問診を行うこととしたものである。
【0009】
これによって、患者用端末装置はデータベースサーバ装置から質問セットを受信し、その質問セットから質問プログラムを生成し、それを実行することで問診を行うので、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、医師用端末装置と、患者用端末装置と、患者に対する問診のための質問セットを格納するデータベースサーバ装置とを、通信ネットワークを介して接続することにより構成し、前記患者用端末装置は前記データベースサーバ装置から質問セットを受信するステップと、前記受信した質問セットに基づいて患者に対して問診のための質問を行うための質問プログラムを生成するステップと、前記生成された質問プログラムを実行することにより患者に対する問診のための質問を表示するステップと、前記質問に対する患者の回答データを前記データベースサーバ装置に格納するために送信するステップを有し、前記医師用端末装置は前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された回答データを受信するステップを有する方法としたものである。
【0011】
これによって、患者用端末装置はデータベースサーバ装置から質問セットを受信し、質問セットから質問プログラムを生成し、質問プログラムを実行して患者に質問を表示する。患者は質問に対する回答を入力し、患者用端末装置はこの入力された回答データをデータベースサーバ装置に送信し、データベースサーバ装置はこの回答データを格納する。そして医師用端末装置はデータベースサーバ装置にアクセスしてこの回答データを受信して医師はこの回答データを閲覧する。この方法により、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の患者用端末装置は予め決められた回答形式に対応した雛形質問プログラムを格納する記憶手段を有し、前記質問プログラムを生成するステップは前記データベースサーバ装置から受信された質問セットを前記雛形質問プログラムに挿入することにより質問プログラムを生成するステップとを備えたことを特徴とする方法としたものである。
【0012】
これによって、記憶手段に格納された雛形質問プログラムにデータベースサーバ装置から受信した質問セットを挿入することで質問プログラムを生成でき、処理は容易であり短時間で質問プログラムを生成できる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、特に請求項2に記載の回答形式は、前記質問に対する回答として複数の選択肢の選択文から少なくとも1つを選択して回答する第1の回答形式と、前記質問に対する回答として数値を用いて回答する第2の回答形式との少なくとも1つを含むことを特徴とする方法としたものである。
【0014】
これによって、複数の選択肢の選択文から少なくとも1つを選択して回答する場合や、数値を用いて回答する場合など医師の希望する各種の質問に対し患者が容易に回答できる質問プログラムを作成できる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1に記載の発明の質問セットは、前記回答形式を指示するデータと、質問文とを含むことを特徴とする方法としたことによって、質問セットが回答形式を指示するデータと質問文を含むので、指示された回答形式用の雛形質問プログラムに質問文を挿入するだけで容易に質問プログラムを生成できる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項4に記載の発明の質問セットはさらに、少なくとも1つの選択文を含むことを特徴とする方法としたことによって、雛形質問プログラムに選択文を挿入するだけで容易に質問プログラムを生成できる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項4に記載の発明の質問セットはさらに、医師によって入力された回答の目標を含むことを特徴とする方法としたことによって、患者に目標を見せることができるようになり問診に回答しながら生活改善の目安を知ることができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項1に記載の発明の患者用端末装置はさらに、前記入力された回答データを格納するステップを備え、前記表示するステップは前記質問とともに前記格納された過去の回答データを表示することを特徴とする方法とすることによって、患者により入力された回答データは患者用端末装置に格納され、また問診の表示の際に過去に入力された回答データを合わせて表示することができるようになり、患者は過去の回答を参考にしながら新たな回答をできる。
【0019】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項3に記載の発明の第2の回答形式は、前記質問に対する回答として数値を直接的に入力して回答する第3の回答形式と、前記質問に対する回答として数値の初期値から増大又は減少させて回答の数値を入力して回答する第4の回答形式とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする方法としたことによって、回答の度に数値変動の小さい問診項目は増大、減少による回答、数値変動の大きい問診項目は直接的な入力による回答などと使い分けることができる。
【0020】
請求項9に記載の発明は、特に、請求項8に記載の発明の患者用端末装置はさらに、前記入力されたデータを格納するステップを備え、前記数値の初期値は前記格納された回答データのうちの当該患者の前回の回答の数値であることを特徴とする方法としたことによって、増大又は減少させて数値入力する回答形式での数値の初期値を前回の回答とすることができ、数値変動の少ない問診項目については患者の入力作業を更に容易にできる。
【0021】
請求項10に記載の発明は、特に、請求項5に記載の発明のプログラムを生成するステップは、前記選択文の数とその長さのうちの少なくとも一方に基づいて前記選択文を表示するためのレイアウトを変更するステップを有することを特徴とする方法としたことによって、表示を見やすくレイアウトすることができる。
【0022】
請求項11に記載の発明は、特に、請求項1に記載の発明の医師用端末装置はさらに、入力された患者の診療方針を前記データベースサーバ装置に格納するために送信するステップと、前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された患者の診療方針を受信するステップと前記受信した診療方針を表示するステップを備えたことを特徴とする方法としたことによって、医師が患者の診療方針を入力するとその診療方針はデータベースサーバ装置に送信、格納される。そして医師は医師用端末装置によりデータベースサーバ装置にアクセスして格納された患者の診療方針を受信し表示することができ、医師は問診結果を見ながら気付いたことをすぐにデータベースサーバ装置に登録でき使い勝手が向上する。
【0023】
請求項12に記載の発明は、特に、請求項11に記載の発明の医師用端末装置はさらに、前記回答データを受信して表示したときに、操作者の指示に基づいて前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された患者の診療方針を受信して表示するようにリンク制御するステップを有することを特徴とする方法としたことによって、医師の操作により患者の問診結果の表示から診療方針の表示に移ることができ、問診結果に疑問を感じたときに診療方針を確認できて使い勝手が向上する。
【0024】
請求項13に記載の発明は、コンピュータを請求項1記載の患者用端末装置または医師用端末装置として機能させるためのプログラムであり、コンピュータにより患者用端末装置または医師用端末装置を実現できる。
【0025】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のプログラムを記録した媒体であり、コンピュータを患者用端末装置または医師用端末装置として実現するためのプログラムを媒体に記録して配布できる。
【0026】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例を説明する問診の方法の構成を示すブロック図である。図1において医師用端末装置1と、患者用端末装置2と、データベースサーバ装置3とが、例えばLAN、公衆電話網、インターネットなどの通信ネットワーク4を介して接続されている。ここで医師用端末装置1、患者用端末装置は同様に構成された複数の装置が接続されているが、便宜上各1台が接続された構成で説明する。
【0027】
医師用端末装置1は例えば通信機能を有するパーソナルコンピュータにてなり、患者の登録、問診のための質問セットの登録、回答の閲覧、診療方針の入力および閲覧を含む処理を実行する。また患者用端末装置2は例えば通信機能を有するパーソナルコンピュータにてなり、データベースサーバ装置3から送信される質問セットに基づいて質問プログラムを生成して格納し、患者用端末処理を実行したとき、格納された質問プログラムを実行して患者に対する質問を前回の回答データとともに表示し、患者からの回答データを格納し、格納した回答データをデータベースサーバ装置30に送信する。さらにデータベースサーバ装置3は例えば通信機能を有するコンピュータにてなり、医師用端末装置1、患者用端末装置2との間で、問診のための質問データ、回答データ、診療方針などを送受信し格納する。
【0028】
そして医師用端末装置1は、患者の登録、問診のための質問セットの登録、回答の閲覧、診療方針の入力および閲覧等の処理手順を予め記憶したユーザインタフェースプログラム5と、液晶ディスプレイなどの表示手段6と、キーボードやマウスなどの入力手段7と、通信ネットワーク4を介してデータベースサーバ装置3とデータを送受信するための通信インターフェース8と、送受信データや入力データを格納するメモリ9を含む構成している。
【0029】
患者用端末装置2は、データベースサーバ装置3から受信した質問セットを基に質問プログラム10を生成するための質問プログラム生成手段11を有し、生成された質問プログラムを実行することで患者に質問を表示し、患者はその質問に対して回答を入力する。入力された回答は通信ネットワーク4を介してデータベースサーバ装置3に送信される。そのための液晶ディスプレイなどの表示手段12と、キーボードやマウスなどの入力手段13と、通信インターフェース14と、送受信データや入力データを格納するメモリ15を含む構成としている。
【0030】
データベースサーバ装置3は、医師用端末装置1や患者用端末装置2から送信されてきたデータを受信して格納し、また医師用棚末装置1や患者用端末装置2にデータを送信する。データを格納するために患者情報格納手段16、質問セット格納手段17、関連付け格納手段18、回答格納手段19を備え、またデータ送受信のための通信インターフェース20を備えた構成としている。
【0031】
図2により患者情報格納手段16の内部構成を説明する。患者情報格納手段16に格納される患者データは、患者番号で識別される各患者毎に分割され、また各患者の患者データは、氏名、生年月日、性別、医師の診療方針を含む。図2の患者情報のうち、診療方針を除く患者情報については医師用端末装置1を用いて患者の登録処理において入力された後、データベースサーバ装置3に転送して格納される。診療方針については医師用端末装置1を用いて診療方針の入力および閲覧処理において入力された後、データベースサーバ装置3に転送して格納される。
【0032】
図3により質問セット格納手段17の内部構成を説明する。質問セット格納手段17に格納される質問セットのデータは、質問番号で識別される各質問毎に分割され、各質問のデータは、回答形式、質問文、選択文(ただし、数値入力のときは選択文なしである)を含む。ここで回答形式は図18〜図27の画面例で示すように、以下の10種類の回答形式を備える。
【0033】
(1)単一選択回答形式、2者択一、目標なし:これは図18に示すように、目標がなく、質問に対して、例えば、YESまたはNOの選択文の回答例をマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する2者択一の回答形式である。
【0034】
(2)単一選択回答形式、2者択一、目標あり:これは図19に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、例えば、YESまたはNOの選択文の回答例をマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する2者択一の回答形式である。
【0035】
(3)単一選択回答形式、4者択一、目標なし:これは図20に示すように、目標がなく、質問に対して、例えば、4つの選択文の回答例から1つの回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する4者択一の回答形式である。
【0036】
(4)単一選択回答形式、4者択一、目標あり:これは図21に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、例えば、4つの選択文の回答例から1つの回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する4者択一の回答形式である。
【0037】
(5)複数選択回答形式、目標なし:これは図22に示すように、目標がなく、質問に対して、例えば、4つの回答例などの複数の選択文の回答例から1つ又は複数の回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する複数の回答可能な回答形式である。
【0038】
(6)複数選択回答形式、目標あり:これは図23に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、例えば、6つの回答例などの複数の選択文の回答例から1つ又は複数の回答を選択してマウス13でクリックした後、OKをクリックすることにより回答する複数の回答可能な回答形式である。
【0039】
(7)数値入力回答形式、目標なし:これは図24に示すように、目標がなく、質問に対して、回答の数値を画像上のテンキーを用いてマウス13でクリックすることにより数値表示部に回答の数値を直接的に入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0040】
(8)数値入力回答形式、目標あり:これは図25に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、回答の数値を画像上のテンキーを用いてマウス13でクリックすることにより数値表示部に回答の数値を直接的に入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0041】
(9)増減入力回答形式、目標なし:これは図26に示すように、目標がなく、質問に対して、数値表示部に示された前回値から、1回のマウス13のクリックで数値を1ずつ表示された数値を増減させて、数値表示部に回答の数値を増減入力方式で入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0042】
(10)増減入力回答形式、目標あり:これは図27に示すように、目標があり、質問に対して、示された目標を参照して、数値表示部に示された前回値から、1回のマウス13のクリックで数値を1ずつ表示された数値を増減させて、数値表示部に回答の数値を増減入力方式で入力した後、OKをクリックすることにより回答する回答形式である。
【0043】
本実施例においては、以上の10種類の回答形式を備えるので、種々の質問に対する回答に対応することができる。質問において選択文を表示するので、患者は選択的に回答すればよいので、きわめて回答しやすい。また、質問において前回の回答などの過去の回答を表示するので、これを参照して回答しやすい。さらに、質問において、目標を表示するので、目標の意識を持って生活の改善などに取り組むことができ、早期に病気を治癒させることもできる。またさらに、例えば、前回の回答の数値を初期値として、それから増大又は減少することにより現在の数値を入力できるので、数値の入力がきわめて簡単であり、操作性を大幅に向上できる。
【0044】
図4により関連付け格納手段18の内部構成を説明する。関連付け格納手段18に格納された関連付けデータは、列方向に患者番号で識別される各患者を配置する一方、行方向に質問番号で識別される各質問を配置したテーブル形式を有し、各患者と各質問との交差点で丸印を付したものが、その患者に対して当該質問がなされるものであることを示す。また、この丸印が付された交差点において、質問に対する医師により設定される目標があるときは、目標のデータが格納される。このような関連付けデータを格納することにより、各質問を各患者固有のものとして取り扱う必要がなく、各質問を全ての患者に適用可能であって、きわめて汎用性の高いシステムとなっている。
【0045】
従って、図4の関連付けデータでは、各患者と各質問との関連付け、すなわちその質問が当該患者に指定されているか否かと、その目標があるときは目標が格納される。以上の関連付けデータについては、医師用端末装置1を用いて医師により質問セットを入力または新しい患者を入力された後、データベースサーバ装置3に転送され、格納される。
【0046】
図5を用いて回答格納手段19の内部構成を説明する。図5において、回答データは、回答日時と、患者番号で示された患者コードと、質問番号と、目標と、回答とからなるテーブル形式で格納される。以上の回答データについては、患者用端末装置2を用いて患者により入力された後、データベースサーバ装置3に転送されて格納される。
【0047】
以上のように構成されたシステムにおいて、医師用端末装置1と、データベースサーバ装置3との間で信号やデータの送受信が行われる。これらの信号やデータの通信においては、これらの信号やデータを送信側で暗号化する一方、受信側で暗号解読するようにしてもよい。
【0048】
図6は、医師用端末装置1のユーザインタフェースププログラム5によって実行される医師用端末処理を示すフローチャートである。この医師用端末処理において、入力とは医師によりキーボードやマウスよりなる入力手段7を用いたデータ又は数値の入力であり、表示とは液晶ディスプレイよりなる表示手段6に出力して表示することをいう。
【0049】
図6のステップS1において、まず医師コードおよびパスワードを入力し、ステップS2において認証はOKであるか否かが判断され、すなわち入力された患者コードおよびパスワードのデータが、予め入力されて登録された認証データと一致するか否かが判断され、NOのときはステップS1に戻る一方、YESのときはステップS3に進む。ステップS3以下においては以下の選択肢を有する図13のメニュー画面を表示し、操作者である医師はこれらの選択肢から1つを選択することにより処理を選択する。
【0050】
(a)患者の登録
(b)質問セットの登録
(c)回答の閲覧
(d)診療方針の入力および閲覧
(e)処理終了
まず、ステップS3において患者の登録が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS4に進み、患者の登録処理を実行した後ステップS5に進む一方、ステップS3でNOのときはそのままステップS5に進む。次いでステップS5において質問セットの登録が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS6に進み、質問セットの登録処理を実行した後ステップS7に進む一方、ステップS5でNOのときはそのままステップS7に進む。さらにステップS7において回答の閲覧が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS8に進み、回答の閲覧処理を実行した後ステップS9に進む一方、ステップS7でNOのときはそのままステップS10に進む。ステップS9では、ステップS8の回答の閲覧処理において診療方針の入力をリンクさせて、患者番号で示された患者コードとともに直接にステップS11の診療方針の入力および閲覧処理にジャンプさせることを指示するか否かを示すリンクコードLCが1であるか否か、すなわち、上記ジャンプの指示があるか否かを判断し、YESのときはステップS11にジャンプして進む一方、NOのときはステップS10に進む。次いで、ステップS10において診療方針の入力および閲覧が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS11に進み、診療方針の入力および閲覧処理を実行した後ステップS12に進む一方、ステップS10でNOのときはそのままステップS12に進む。さらにステップS12において囚虜処理が選択されたか否かが判断され、NOのときはステップS3に戻る一方、YESのときは当該医師用端末処理を終了する。
【0051】
図7は、図6のサブルーチンである患者の登録処理(ステップS4)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0052】
図7において、医師用端末装置1は、ステップS21でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS22で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS23で登録済みの質問セットを医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS24でこの登録済みの質問セットを受信する。そしてステップS25で図14に示すような患者の登録画面を表示する。ステップS26において医師は患者の登録画面で、患者番号で示される患者コード、氏名、生年月日、性別の情報を入力し、また既に登録済みの質問セットをその患者に割り当てるかどうかを選択する。即ち、登録する患者に質問する項目についてはチェックを入力し、また目標がある場合には当該患者の目標を入力して登録する。そしてステップS27で、入力されたデータは医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次に、ステップS28でメモリに保存された患者の登録データをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3はステップS29でこのデータを受信する。そしてステップS30で受信したデータを患者情報格納手段16と関連付け格納手段18に分けて保存する。また医師用端末装置1はステップS31でデータベースサーバ装置3との回線を切断して、元のメインループに戻る。一方、データベースサーバ装置3もステップS32で医師用端末装置1との回線を切断して処理を終了する。
【0053】
図8は、図6のサブルーチンである質問セットの登録処理(ステップS6)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0054】
図8において、医師用端末装置1は、ステップS41でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS42で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS43で登録済みの患者情報を医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS44でこの登録済みの患者情報を受信する。そしてステップS45で図15に示すような質問セットの登録画面を表示する。ステップS46において医師は質問セットの登録画面で、質問番号で示される質問コード、回答形式、質問文、選択形式の回答形式の場合は選択文を入力し、また既に登録済みの患者にその質問セットを割り当てるかどうかを選択する。即ち、当該質問をする患者についてはチェックを入力する。そしてステップS47で、入力されたデータは医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次に、ステップS48でメモリに保存された質問セットの登録データをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3はステップS49でこのデータを受信する。そしてステップS50で受信したデータを質問セット格納手段17と関連付け格納手段18に分けて保存する。また医師用端末装置1はステップS51でデータベースサーバ装置3との回線を切断して、元のメインループに戻る。一方、データベースサーバ装置3もステップS52で医師用端末装置1との回線を切断して処理を終了する。
【0055】
図9は、図6のサブルーチンである回答の閲覧処理(ステップS8)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0056】
図9において、医師用端末装置1は、ステップS61でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS62で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS63で登録済みの患者情報と質問セットを医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS64でこの登録済みの患者情報を受信する。そしてステップS65で図16に示すような回答の閲覧画面を表示する。この時点で図16の中央部の回答データの部分は表示されていない。ステップS66において医師は検索項目を入力する。この入力時においては、まず患者選択に示された複数の患者のうちから患者を選択し、次いで、画面下部に示された「日付で検索」または「質問で検索」のうちいずれかを選択し、前者の「日付で検索」においては、図示しない日付を指定する画面において当該患者の回答データを閲覧したい日付け(1つ又は複数、もしくは期間を指定する。)を入力することにより検索項目を指定する一方、後者の「質問で検索」においては、図示しないいままでに登録された質問を表示してそのうちから1つ又は複数を選択する画面において当該患者の回答データを閲覧したい場質問番号(1つ又は複数の質問番号を指定する。)を入力することにより検索項目を指定する。当該検索項目の入力が終了すればステップS67で入力されたデータは医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次に、ステップS68でメモリに保存された検索項目のデータをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3はステップS69でこのデータを受信する。そしてステップS70で受信した検索項目に合致する回答データを回答格納手段19より抽出する。そしてステップS71により抽出した回答データを医師用端末装置1に送信する。そして医師用端末装置1ではステップS72により回答データを受信する。次に、ステップS73によりデータベースサーバ装置3との回線接続を切断する一方、データベースサーバ装置3はステップS74で医師用端末装置1との回線接続を切断する。医師用端末装置1は次にステップS75で受信した回答データを表示する。
【0057】
この回答データの表示では、日付、時刻、診療方針へのリンク、目標、質問、回答が表示される。ここで診療方針の入力処理へのリンクは、図9の回答の閲覧処理において診療方針の入力をリンクさせて、患者番号で示される患者コードとともに直接にステップS11の診療方針の入力および閲覧処理にジャンプさせることを指示するものであり、ステップS76でこのリンクが選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS77においてリンクレコードLCを1にセットした後、元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS76でNOであるときは、ステップS78において「処理終了」が選択されたか否かが判断され、YESのときはステップS79においてリンクレコードLCを0にリセットした後、元のメインルーチンに戻る。また、ステップS78でNOであるときはステップS76に戻る。
【0058】
図10は、図6のサブルーチンである回答の閲覧処理(ステップS11)を示すフローチャートであり、医師用端末装置1とデータベースサーバ装置3とのデータの送受信を含めて説明する。
【0059】
図10において、医師用端末装置1は、ステップS81でまずデータベースサーバ装置3と回線接続する。そしてデータベースサーバ装置3はステップS82で医師用端末装置1と回線接続し、ステップS83で登録済みの患者情報を医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1はステップS84でデータベースサーバ装置3から登録されている患者情報を受信する。そしてステップS85で図17に示す診療方針の入力、閲覧画面をその下部の診療方針データを除き表示する。次にステップS86においてLC=1であるか否かが判断され、YESのときはステップS89にジャンプして進む一方、NOのときはステップS87に進む。次に医師はステップS87で患者を選択する。そしてステップS88で選択された患者コードを医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次にステップS89でメモリ9に保存されている選択された患者コードをデータベースサーバ装置3に送信する。データベースサーバ装置3ではステップS90でこの患者コードを受信し、ステップS91で当該患者の診療方針データを抽出し、ステップS92で抽出した診療方針データを医師用端末装置1に送信する。医師用端末装置1ではステップS93でこの診療方針データを受信し、ステップS94でデータベースサーバ装置3との回線接続を切断する。またデータベースサーバ装置3ではステップS95で医師用端末装置1との回線接続を切断する。医師用端末装置1ではステップS96で受信した診療方針データを図17の下部に表示する。
【0060】
次に医師は当該患者に対して新たな診療方針を入力する場合には「追加」を選択する。医師用端末装置1はステップS97で追加選択がされたかどうかを判断し、YESであればステップS98に進む一方、NOであればステップS99に進む。ステップS98において医師は診療方針データを入力する。そしてステップS100で入力された診療方針を医師用端末装置1のメモリ9に一時的に保存する。次にステップS101でデータベースサーバ装置3と回線接続する一方、データベースサーバ装置3はステップS102で医師用端末装置1と回線接続する。医師用端末装置1はステップS103で患者コードと追加の診療方針データをデータベースサーバ装置3に送信する一方、データベースサーバ装置3はステップS104でこの患者コードと診療方針データを受信する。そしてステップS105で患者情報格納手段16に診療方針データを保存する。医師用端末装置1はステップS106でデータベースサーバ装置3との回線接続を切断してステップS97に戻る一方、データベースサーバ装置3はステップS107で医師用端末装置1との回線を切断する。また医師用端末装置1はステップS99で処理終了が選択されたか否かを判断し、NOであればステップS97に戻る一方、YESであれば処理を終了して元のメインルーチンに戻る。
【0061】
以上の診療方針の入力および閲覧処理においては、当該患者に対する過去の診療方針データを見ながら、これからすべき診療方針データを入力することができるので、正しい診療方針の判断ができ、また繰り返し同じ診療方針を入力するような誤りを起こすこともなく使い勝手がよい。また図9および図10の処理において回答の閲覧画面からのリンクで当該患者に対する診療方針の入力および閲覧にジャンプすることができ、この場合には患者選択操作を省略することができて操作性を大幅に向上できる。
【0062】
図11は患者用端末装置2によって実行される患者用端末処理を示すフローチャートであり、データベースサーバ装置3との送受信を含めて示している。この患者用端末処理において、入力とは患者によりキーボードやマウスなどの入力手段13を用いたデータ又は数値の入力であり、表示とは液晶ディスプレイなどの表示手段12に出力して表示することをいう。
【0063】
図11のステップS111において、患者はまず患者用端末装置2で患者コードとパスワードを入力し、患者用端末装置2はステップS112において入力された患者コードとパスワードが予め登録されている認証データと一致しているかどうか、即ち認証はOKかどうかが判断され、YESのときはステップS113に進む一方、NOのときはステップS111に戻る。
【0064】
患者用端末装置2は、ステップS111において、質問プログラム10に保存されている質問数をnとしてカウンタIを1〜nの範囲でカウントしながら以下のステップS114からS116の処理を繰り返す。ステップS114において図18から図27に示すいずれかの表示例のごとく質問を前回の回答や目標とともに表示する。ステップS115において患者は患者用端末装置2に質問に対する回答を入力する。そしてステップS116において、入力されたデータは患者用端末装置2のメモリ15に一時的に保存する。この処理をn回繰り返す過程においてはステップS114に戻る一方、n回の処理が終わるとステップS117に進む。
【0065】
患者用端末装置2はステップS117でデータベースサーバ装置3と回線を接続する。またデータベースサーバ装置3はステップS118で患者用端末装置2と回線接続する。患者用端末装置2はステップS119で患者コード、質問セットNo.、入力された回答データを送信する。データベースサーバ装置3はステップS120でこれらデータを受信し、ステップS121で回答格納手段19に保存する。そしてステップ122で当該患者に対する新たな質問セットが医師により登録されているかを判断し、YESであればステップS123で新たな質問セットを患者用端末装置2に送信する一方、NOであればステップS127にジャンプする。患者用端末装置2はステップS124で所定時間内にデータベースサーバ装置から新たな質問セットを受信するかどうかを判断し、YESであればステップS125でデータベースサーバ装置3から送信されてくる新たな質問セットを受信する一方、NOであればステップS126にジャンプする。そしてステップS126でデータベースサーバ装置3との回線を切断し、データベースサーバ装置3はステップS127で患者用端末装置2との回線を切断する。
【0066】
患者用端末装置2はステップS128で新たな質問セットを受信したかどうかを判断しYESであればステップS129に進む一方、NOであれば患者用端末処理を終了する。ステップS129において、新たに受信した質問セットの数をnとしてカウンタIを1〜nの範囲でカウントしながら以下のステップS130からS131の処理を繰り返す。ステップS130において新たに受信した質問セットから質問プログラム10を生成するサブルーチンを実行する。次にステップS131で新たな質問プログラムを保存する。この処理をn回繰り返す過程においてはステップS130に戻る一方、n回の処理が終わると患者用端末処理を終了する。
【0067】
図12は、図11のサブルーチンである質問プログラム生成処理(ステップS130)を示すフローチャートである。
【0068】
図12のステップS141において、まず、回答形式は単一選択か否かが判断され、YESのときはステップS144に進む一方、NOのときはステップS142に進む。ステップS142において単一選択形式雛形プログラムに質問文データと選択文データを代入する。そしてステップS143において選択文データの選択文数またはその長さに応じて表示レイアウトを変更することにより質問プログラムを生成し、サブルーチンを終了して元のメインルーチンに戻る。ここで雛形プログラムは、質問文データと選択文データが空欄になっており、これに質問文データと選択文データを代入することにより、患者に対して表示手段12において質問画面を表示して、その質問に対する回答を入力することができる画面を提供するための質問プログラムを生成する。
【0069】
また表示レイアウトの変更処理においては、選択文データの数が2でその長さが短いときには図18や図19に示すように、1行で2つの選択文を並置して画面を構成している。また選択文データの数が4でその長さが短いときは図20および図21の画面例に示すように、各行で2つの選択文を並置して画面を構成している。しかしながら、選択文データの数が複数でその長さが比較的長く、最大の長さを有する選択文が1行をほぼ占有するときは、各行で1つの選択文を、行方向に並置して画面を構成している。ここで、選択文データの長さが更に長く、最大の長さを有する選択文が2行以上を占有するときは、複数の行で各1つの選択文を配置して、かつ複数の選択文を行方向に並置して画面を構成している。以上の表示レイアウト変更処理により、患者が回答例の選択文を見るときに複数の回答例を把握しやすくかつ見やすくするように構成できる。
【0070】
次いでステップS144において回答形式は複数選択か否かが判断され、YESのときはステップS145に進む一方、NOのときはステップステップS147に進む。ステップS145において複数選択形式雛形プログラムに質問文データと選択文データを代入する。そしてステップS146において選択文データの選択文数またはその長さに応じて表示レイアウトを変更することにより質問プログラムを生成し、サブルーチンを終了して元のメインルーチンに戻る。表示レイアウトの生成についてはステップS143と同様の処理である。この処理での画面例を図22と図23に示す。
【0071】
さらにステップS147において回答形式は数値入力か否かが判断され、YESのときはステップS148に進む一方、NOのときはステップS149に進む。ステップS148において数値入力回答形式の雛形プログラムに質問文データを代入することにより、質問プログラムを生成した後、サブルーチン処理を終了して元のメインルーチンに戻る。この処理での画面例を図24と図25に示す。
【0072】
さらにステップS149において回答形式は増減入力か否かが判断され、YESのときはステップS150に進む一方、NOのときはサブルーチン処理を終了して元のメインルーチンに戻る。ステップS150において増減入力回答形式の雛形プログラムに質問文データを代入することにより質問プログラムを生成してサブルーチン処理を終了して元のメインルーチンに戻る。この処理での画面例を図26と図27に示す。
【0073】
次に医師用端末装置1の画面例について説明する。図13は医師用端末装置1のメニュー画面の例である。医師用端末装置1には「患者の登録」、「質問セットの登録」、「回答の閲覧」、「診療方針の入力および閲覧」、「処理終了」の各メニューがあり、その項目が表示されていて、それぞれの項目に対応したボタン21、22、23、24、25が表示されている。このいずれかのボタンをマウス等の入力手段7でクリックすることにより選択された処理に移行するものである。
【0074】
図14は医師用端末装置1の患者の登録画面の例である。医師は、図14において、患者番号入力欄26、患者氏名入力欄27、生年月日入力欄28、性別入力欄29にそれぞれ当該患者の情報をキーボード等の入力手段7により入力する。また質問表示欄30に既に登録されているすべての質問が表示される。31は質問チェック欄で医師はそれを見ながら当該患者に質問すべき項目に入力手段7によりチェックを入力する。32は目標入力欄であり、目標がある場合にはこの欄に入力する。33はスクロールバーであり、登録済みの質問をスクロールしながら閲覧、入力するためのものである。すべての項目の入力が終わると登録ボタン34をクリックすることで、患者の登録処理を終了する。
【0075】
図15は医師用端末装置1の質問セットの登録画面の例である。医師は図15において、質問番号入力欄35に質問番号を入力し、回答形式選択欄36で新たに登録する質問セットの回答形式が「単一選択」、「複数選択」、「数値入力」、「増減入力」のいずれであるかを選択してチェックを入力する。そして、質問文入力欄37に質問文を入力し、回答形式が「単一選択」か「複数選択」の場合には選択文入力欄38に選択肢の数だけ選択文を入力する。39は患者チェック欄で既に登録済みのすべての患者が表示されていて、当該質問をすべき患者を選択しチェックを入力する。40、41はスクロールバーであり、多数ある場合の選択文や患者をスクロールしながら閲覧、入力するためのものである。すべての項目の入力が終わると登録ボタン42をクリックすることで、質問セットの登録処理を終了する。
【0076】
図16は医師用端末装置1の回答閲覧画面の例である。43は患者名選択欄で登録されているすべての患者が表示されている。医師はその中から回答を閲覧すべき患者を選択する。44は回答表示欄であり、患者名選択欄43で医師により選択された患者の回答が、登録された日付・時刻、目標、質問文とともに表示される。ここで45はリンクボタンであり、このボタンをクリックすることで当該患者の診療方針の入力、閲覧画面へ遷移する。46は日付検索ボタン、47は質問検索ボタンであり、これらボタンをクリックすることにより表示する回答データを日付や質問で詳細に絞り込むことができる。48、49、50はいずれもスクロールバーで、患者名や回答データをスクロールしながら閲覧するためのものである。51は処理終了ボタンであり、このボタンをクリックすることで回答閲覧の処理を終了する。
【0077】
図17は医師用端末装置1の診療方針の入力および閲覧の画面の例である。52は患者名選択欄で登録されているすべての患者が表示されている。医師はその中から診療方針を入力または閲覧すべき患者を選択する。53は診療方針表示欄であり、患者名選択欄52で医師により選択された患者の診療方針が、登録された日付・時刻億ともに表示される。54は診療方針入力欄であり、当該患者に対して新たな診療方針を登録する場合にはこの欄に入力する。55は追加ボタンで診療方針入力欄54に入力された診療方針を追加して登録する場合にこの追加ボタン55をクリックする。56はクリアボタンで、診療方針入力欄54に入力された診療方針を取り消すときにこのクリアボタン56をクリックする。57,58,59はいずれもスクロールバーで、患者名や診療方針をスクロールしながら閲覧するためのものである。60は処理終了ボタンであり、このボタンをクリックすることで診療方針の入力および閲覧の処理を終了する。
【0078】
次に患者用端末装置2の画面例について説明する。図18は単一選択回答形式、2者択一、目標なしの問診の画面例である。図18の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「頭は痛みますか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「YES」および「NO」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「NO」が表示されている。患者は「YES」または「NO」に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。痛みのような感覚を問う質問には絶対的な評価基準がなく、「YES」と「NO」の区別が難しいが、前回の回答を表示しているので、前回の回答時と感覚を比較することで回答できるので回答しやすく使い勝手が向上する。
【0079】
図19は単一選択回答形式、2者択一、目標ありの問診の画面例である。図19の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「30分以上運動しましたか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「YES」および「NO」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「NO」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「YES」が表示されている。患者は「YES」または「NO」に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。生理情報でなく、30分以上運動したかどうかのような生活情報では、医師から目標を示してもらうことで生活習慣の改善につながり健康維持が図れる。そのために患者は問診に回答する毎に目標を見ることができて意識付けを図ることができ生活改善にもたらす効果は大きい。
【0080】
図20は単一選択回答形式、4者択一、目標なしの問診の画面例である。図20の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「夕べはよく眠れましたか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「よく眠れた」、「眠れた」、「あまり眠れない」、「眠れない」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「眠れた」が表示されていている。患者はいずれかの選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。図18、図19では選択文が2つであったが、4つの選択文があるので表示レイアウトを選択文の数に合わせて変更している。
【0081】
図21は単一選択回答形式、4者択一、目標ありの問診の画面例である。図21の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「ビールを飲みましたか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「1本未満」、「2本未満」、「3本未満」、「3本以上」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「1本未満」が表示されていていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「1本未満」が表示されている。患者はいずれかの選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。
【0082】
図22は複数選択回答形式、目標なしの問診の画面例である。図22の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「気分の悪かった時間帯はいつですか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「0〜6時」、「6〜12時」、「12〜18時」、「18〜24時」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「6〜12時」と「18〜24時」が表示されていている。患者は気分の悪かった時間帯すべての選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。
【0083】
図23は複数選択回答形式、目標ありの問診の画面例である。図23の画面例においては質問文表示欄61に表示されている「今日食べた食品はどれですか」に対して、選択文表示欄62に回答の選択文である「穀類」、「魚類」、「野菜類」、「肉類」、「乳製品」、「果物類」が表示されていて、それぞれの選択文に対応した選択ボタン63が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「穀類」、「肉類」、「野菜類」、「果物類」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「全て」が表示されている。患者は食べた食品すべての選択文に対応した選択ボタン63をマウス等の入力手段13によりクリックし、OKボタン65をクリックすることで回答する。
【0084】
図24は数値入力回答形式、目標なしの画面例である。図24においては質問文表示欄61に表示されている「ピークフロー値を入力して下さい」に対して、数値入力用のテンキー67と、入力表示ボックス68が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「650」が表示されている。患者はピークフロー値をテンキー67を使って、例えば650であれば「6」「5」「0」と順にマウス等の入力手段13によりクリックする。その時、入力表示ボックス68には「650」と表示されるので、それを確認してOKボタン65をクリックすることで回答する。
【0085】
図25は数値入力回答形式、目標ありの画面例である。図25においては質問文表示欄61に表示されている「歩数を入力して下さい」に対して、数値入力用のテンキー67と、入力表示ボックス68が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「7630」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標である「10000以上」が表示されている。患者は歩数をテンキー67を使って、例えば7630歩であれば「7」「6」「3」「0」と順にマウス等の入力手段13によりクリックする。その時、入力表示ボックス68には「7630」と表示されるので、それを確認してOKボタン65をクリックすることで回答する。
【0086】
図26は増減入力回答形式、目標なしの画面例である。図26においては質問文表示欄61に表示されている「今日の排尿回数は何回ですか」に対して、入力表示ボックス68と、入力表示ボックス68の表示数値を増加させるための増加ボタン69と、減少するための減少ボタン70が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「6」が表示されている。そして入力表示ボックス68には初期値として前回の回答である6が表示されている。患者は増加ボタン69または減少ボタン70を使って入力表示ボックス68に表示されている数値を1ずつ増加または減少させる。例えば8回であれば増加ボタン69を2回マウス等の入力手段13によりクリックする。そしてOKボタン65をクリックすることで回答する。このように桁数の少ない数値であれば増加、減少により操作するので、間違いを起こしにくい。また生理データや生活習慣データは日々大きく変化するものではない場合が多いものであり、入力表示ボックス68に表示する数値の初期値として前回の回答を採用していることで、増加ボタン69や減少ボタン70を操作する回数も非常に少なくて済み、使い勝手がよい。
【0087】
図27は増減入力回答形式、目標ありの画面例である。図27においては質問文表示欄61に表示されている「たばこを何本吸いましたか」に対して、入力表示ボックス68と、入力表示ボックス68の表示数値を増加させるための増加ボタン69と、減少するための減少ボタン70が表示されている。また前回回答表示欄64には前回の回答「25」が表示されていて、目標表示欄66には医師により入力された目標10未満が表示されている。患者は増加ボタン69または減少ボタン70を使って入力表示ボックス68に表示されている数値を1ずつ増加または減少させる。例えば23本であれば減少ボタン70を2回マウス等の入力手段13によりクリックする。そしてOKボタン65をクリックすることで回答する。
【0088】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜14記載の発明によれば、患者用端末装置はデータベースサーバ装置から質問プログラムを受信するのでなく質問セットを受信し、その質問セットから質問プログラムを生成し、それを実行することで問診を行うので、質問セットから質問プログラムを生成することのできる専用の患者用端末装置でのみ問診を実行でき、セキュリティを保持することができる。また質問セットのデータのみを受信するので、通信のデータ量が少なく短時間で行えるので、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における問診の方法の構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるデータベースサーバ装置の患者情報格納手段の内部構成図
【図3】同実施例におけるデータベースサーバ装置の質問セット格納手段の内部構成図
【図4】同実施例におけるデータベースサーバ装置の関連付け格納手段の内部構成図
【図5】同実施例におけるデータベースサーバ装置の回答格納手段の内部構成図
【図6】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理を示すフローチャート
【図7】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである患者の登録処理を示すフローチャート
【図8】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである質問セットの登録処理を示すフローチャート
【図9】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである回答の閲覧処理を示すフローチャート
【図10】同実施例における医師用端末装置で実行される医師用端末処理のサブルーチンである診療方針の入力、閲覧処理を示すフローチャート
【図11】同実施例における患者用端末装置で実行される患者用端末処理を示すフローチャート
【図12】同実施例における患者用端末装置で実行される患者用端末処理のサブルーチンである質問プログラム生成処理を示すフローチャート
【図13】同実施例における医師用端末装置の画面例であってメニュー画面を示す図
【図14】同実施例における医師用端末装置の画面例であって患者の登録画面を示す図
【図15】同実施例における医師用端末装置の画面例であって質問セットの登録画面を示す図
【図16】同実施例における医師用端末装置の画面例であって回答の閲覧画面を示す図
【図17】同実施例における医師用端末装置の画面例であって診療方針の入力、閲覧閲覧画面を示す図
【図18】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、2者択一、目標なしの問診の画面を示す図
【図19】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、2者択一、目標ありの問診の画面を示す図
【図20】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、4者択一、目標なしの問診の画面を示す図
【図21】同実施例における患者用端末装置の画面例であって単一選択回答形式、4者択一、目標ありの問診の画面を示す図
【図22】同実施例における患者用端末装置の画面例であって複数選択回答形式、目標なしの問診の画面を示す図
【図23】同実施例における患者用端末装置の画面例であって複数選択回答形式、目標ありの問診の画面を示す図
【図24】同実施例における患者用端末装置の画面例であって数値入力回答形式、目標なしの問診の画面を示す図
【図25】同実施例における患者用端末装置の画面例であって数値入力回答形式、目標ありの問診の画面を示す図
【図26】同実施例における患者用端末装置の画面例であって増減入力回答形式、目標なしの問診の画面を示す図
【図27】同実施例における患者用端末装置の画面例であって増減入力回答形式、目標ありの問診の画面を示す図
【符号の説明】
1 医師用端末装置
2 患者用端末装置
3 データベースサーバ装置
4 通信ネットワーク
15 患者用端末装置の記憶手段
Claims (14)
- 医師用端末装置と、患者用端末装置と、患者に対する問診のための質問セットを格納するデータベースサーバ装置とを、通信ネットワークを介して接続することにより構成し、前記患者用端末装置は前記データベースサーバ装置から質問セットを受信するステップと、前記受信した質問セットに基づいて患者に対して問診のための質問を行うための質問プログラムを生成するステップと、前記生成された質問プログラムを実行することにより患者に対する問診のための質問を表示するステップと、前記質問に対する患者の回答データを前記データベースサーバ装置に格納するために送信するステップを有し、前記医師用端末装置は前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された回答データを受信するステップを有する問診の方法。
- 前記患者用端末装置は予め決められた回答形式に対応した雛形質問プログラムを格納する記憶手段を有し、前記質問プログラムを生成するステップは前記データベースサーバ装置から受信された質問セットを前記雛形質問プログラムに挿入することにより質問プログラムを生成するステップとを備えたことを特徴とする請求項1記載の問診の方法。
- 前記回答形式は、前記質問に対する回答として複数の選択肢の選択文から少なくとも1つを選択して回答する第1の回答形式と、前記質問に対する回答として数値を用いて回答する第2の回答形式との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2記載の問診の方法。
- 前記質問セットは、前記回答形式を指示するデータと、質問文とを含むことを特徴とする請求項1記載の問診の方法。
- 前記質問セットはさらに、少なくとも1つの選択文を含むことを特徴とする請求項4記載の問診の方法。
- 前記質問セットはさらに、医師によって入力された回答の目標を含むことを特徴とする請求項4記載の問診の方法。
- 前記患者用端末装置はさらに、前記入力された回答データを格納するステップを備え、前記表示するステップは前記質問とともに前記格納された過去の回答データを表示することを特徴とする請求項1記載の問診の方法。
- 前記第2の回答形式は、前記質問に対する回答として数値を直接的に入力して回答する第3の回答形式と、前記質問に対する回答として数値の初期値から増大又は減少させて回答の数値を入力して回答する第4の回答形式とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3記載の問診の方法。
- 前記患者用端末装置はさらに、前記入力されたデータを格納するステップを備え、前記数値の初期値は前記格納された回答データのうちの当該患者の前回の回答の数値であることを特徴とする請求項8記載の問診の方法。
- 前記プログラムを生成するステップは、前記選択文の数とその長さのうちの少なくとも一方に基づいて前記選択文を表示するためのレイアウトを変更するステップを有することを特徴とする請求項5記載の問診の方法。
- 前記医師用端末装置はさらに、入力された患者の診療方針を前記データベースサーバ装置に格納するために送信するステップと、前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された患者の診療方針を受信するステップと前記受信した診療方針を表示するステップを備えたことを特徴とする請求項1記載の問診の方法。
- 前記医師用端末装置はさらに、前記回答データを受信して表示したときに、操作者の指示に基づいて前記データベースサーバ装置にアクセスして前記格納された患者の診療方針を受信して表示するようにリンク制御するステップを有することを特徴とする請求項11記載の問診の方法。
- コンピュータを請求項1記載の患者用端末装置または医師用端末装置として機能させるためのプログラム。
- 請求項13に記載のプログラムを記録した媒体。
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