JP2004113038A - ブレイドおよびスピナーベイト - Google Patents

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Abstract

【課題】回転方向を常に一定にすると共に、回転の立上りを速くし且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転させる。
【解決手段】ブレイド1は、全体的に湾曲した薄板からなる。前端と尾端1bを通る軸線xより上半分1cの前縁1eは、全体の湾曲と同方向に曲げられている。また、軸線xより下半分1dの前縁1fは、全体の湾曲と逆方向に曲げられている。つまり、軸線xに対して上半分1cと下半分1dが非対称になっている。ただし、上半分1cと下半分1dの重量は等しくなっている。
【効果】回転方向を常に一定に出来る。回転の立上りを速くし且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転させることが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレイドおよびスピナーベイトに関し、さらに詳しくは、回転方向が常に一定になると共に、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転するブレイドおよびそのブレイドを用いたスピナーベイトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1のブレイドと第2のブレイドとを持つダブル・ブレイド・タイプのスピナーベイトが知られている。
【0003】
ダブル・ブレイド・タイプのスピナーベイトでは、第1のブレイドと第2のブレイドとが逆方向に回転すると、それぞれの回転力の影響が相殺されるため、安定性が向上する。一方、第1のブレイドと第2のブレイドとが同方向に回転すると、両方の回転力の影響が増幅されて大きく振動し、集魚力が上がることがある。
【0004】
他方、全体的に湾曲した薄板からなり、前端部に取付孔を有し、前端から尾端へ通る軸線に対して上半分と下半分とが対称のブレイドが知られている。このような対称ブレイドは、軸線に対して上半分と下半分とが対称であるため、回転方向が一定にならない。つまり、ある時には前から見て時計回りに回転し、別な時には前から見て反時計回りに回転する。
【0005】
また、全体的に湾曲した薄板からなり、前端部に取付孔を有し、前端から尾端へ通る軸線に対して上半分と下半分とが非対称のブレイドも知られている。このような非対称ブレイドは、軸線に対して上半分と下半分とが非対称であるため、回転方向が常に一定になる。つまり、前から見て時計回りに常に回転するか又は前から見て反時計回りに常に回転するかのいずれかになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
第1のブレイドおよび第2のブレイドに対称ブレイドを用いると、ある時は両ブレードが逆方向に回転し、別な時は両ブレードが同方向に回転し、どちらになるか判らない問題点がある。
【0007】
これに対して、第1のブレイドおよび第2のブレイドに非対称ブレイドを用いると、両ブレードを常に逆方向に回転させたり、常に同方向に回転させることが出来る。
しかし、従来の非対称ブレイドは、軸線の上半分と下半分の一方が他方より重かったため、重い方が下になった姿勢で安定し、回転の立上りが遅くなる問題点がある。また、スロー・リトリーブ時に回転しないことがある問題点がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、回転方向が常に一定になると共に、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転するブレイドおよびそのブレイドを用いたスピナーベイトを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、全体的に湾曲した薄板からなるスピナー用のブレイドであって、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁と下半分の前縁の一方が前記湾曲と逆方向に曲げられ、他方が前記湾曲と同方向に曲げられており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするブレイドを提供する。
上記第1の観点によるブレイドでは、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁と下半分の前縁の一方が前記湾曲と逆方向に曲げられ、他方が前記湾曲と同方向に曲げられているため、回転方向が常に一定になる。また、軸線より上半分と下半分の重量が等しいため、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転する。
【0010】
第2の観点では、本発明は、全体的に湾曲した薄板からなるスピナー用のブレイドであって、前端から尾端へ通る軸線より上半分の縁部と下半分の縁部の一方が他方より大きく湾曲しており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするブレイドを提供する。
上記第2の観点によるブレイドでは、前端から尾端へ通る軸線より上半分の縁部と下半分の縁部の一方が他方より大きく湾曲しているため、回転方向が常に一定になる。また、軸線より上半分と下半分の重量が等しいため、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転する。
【0011】
第3の観点では、本発明は、第1のブレイドと第2のブレイドとを持つダブル・ブレイド・タイプのスピナーベイトであって、第1のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁が前記湾曲と同方向に曲げられ、下半分の前縁が前記湾曲と逆方向に曲げられており、且つ、上半分と下半分の重量が等しく、第2のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁が前記湾曲と逆方向に曲げられ、下半分の前縁が前記湾曲と同方向に曲げられており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするスピナーベイトを提供する。
上記第3の観点によるスピナーベイトでは、第1のブレイドと第2のブレイドとが常に逆方向に回転するため、安定性が向上する。また、両ブレイドの回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転する。
【0012】
第4の観点では、本発明は、第1のブレイドと第2のブレイドとを持つダブル・ブレイド・タイプのスピナーベイトであって、第1のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より上半分の縁部が下半分の縁部より大きく湾曲しており、且つ、上半分と下半分の重量が等しく、第2のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より下半分の縁部が上半分の縁部より大きく湾曲しており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするスピナーベイトを提供する。
上記第4の観点によるスピナーベイトでは、第1のブレイドと第2のブレイドとが常に逆方向に回転するため、安定性が向上する。また、両ブレイドの回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時でも確実に回転する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0014】
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態に係るブレイド1を示す6面図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は上面図、(e)は底面図、(f)は左側面図である。
このブレイド1は、全体的に湾曲した薄板からなる。全体の形状は、例えば、ウィローリーフ形(抵抗の少ない「柳の葉」の形),コロラド形(幅広の「花びら」の形),インディアナ形(細めの「たまご」の形)のいずれかである。薄板の材料は、真鍮,スチール,アルミニウム,ステンレス,ジュラルミン,タングステン又はプラスチック等である。
【0015】
ブレイド1の前端部には、取付孔1aが設けられている。また、前端と尾端1bを通る軸線xより上半分1cの前縁1eは、全体の湾曲と同方向に曲げられている。また、軸線xより下半分1dの前縁1fは、全体の湾曲と逆方向に曲げられている。つまり、軸線xに対して上半分1cと下半分1dが非対称になっている。ただし、上半分1cと下半分1dの重量は等しくなっている。
【0016】
図2に示すように、水流中で、ブレイド1の上半分1cには、左右から圧力P1,P2がかかるが、ブレイド1が全体に翼状に湾曲しており且つ上半分前縁1eが曲げられているため、P1>P2となる。また、水流中で、ブレイド1の下半分1dには、左右から圧力P3,P4がかかるが、ブレイド1が全体に翼状に湾曲しており且つ下半分前縁1fが曲げられているため、P3<P4となる。このため、ブレイド1は、前から見て常に時計方向に回転する。
そして、上半分1cと下半分1dの重量が等しいため、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時つまり弱い水流時でも確実に回転する。
【0017】
−第2の実施形態−
図3は、第2の実施形態に係るブレイド2を示す6面図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は上面図、(e)は底面図、(f)は左側面図である。
このブレイド2は、全体的に湾曲した薄板からなる。全体の形状は、例えば、ウィローリーフ形(抵抗の少ない「柳の葉」の形),コロラド形(幅広の「花びら」の形),インディアナ形(細めの「たまご」の形)のいずれかである。薄板の材料は、真鍮,スチール,アルミニウム,ステンレス,ジュラルミン,タングステン又はプラスチック等である。
【0018】
ブレイド2の前端部には、取付孔2aが設けられている。また、前端と尾端2bを通る軸線xより上半分2cの前縁2eは、全体の湾曲と逆方向に曲げられている。また、軸線xより下半分2dの前縁2fは、全体の湾曲と同方向に曲げられている。つまり、軸線xに対して上半分2cと下半分2dが非対称になっている。ただし、上半分2cと下半分2dの重量は等しくなっている。
【0019】
図4に示すように、水流中で、ブレイド2の上半分2cには、左右から圧力P5,P6がかかるが、ブレイド2が全体に翼状に湾曲しており且つ上半分前縁2eが曲げられているため、P5<P6となる。また、水流中で、ブレイド2の下半分2dには、左右から圧力P7,P8がかかるが、ブレイド2が全体に翼状に湾曲しており且つ下半分前縁2fが曲げられているため、P7>P8となる。このため、ブレイド2は、前から見て常に反時計方向に回転する。
そして、上半分2cと下半分2dの重量が等しいため、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時つまり弱い水流時でも確実に回転する。
【0020】
−第3の実施形態−
図5は、第3の実施形態に係るスピナーベイト112を示す右側面図である。また、図6は、第3の実施形態に係るスピナーベイト112を示す上面図である。
このルアー112は、3cm以上15cm以下の全長を有するロッド11と、ロッド11の上端側に例えば3cm程度の間隔で取り付けられたブレイド1,2と、ロッド11の中央付近と下端の2点でロッド11を係止する「く」の字形のアーム13と、アーム13の下端に取り付けられたジグヘッド14と、ジグヘッド14の尾部に固設されたフック15と、ジグヘッド14から吹き流されたラバー・スカート16とを具備して構成されている。
【0021】
ロッド11の下端は、係止リング部11eになっている。
【0022】
ブレイド1は第1の実施形態で説明したブレイドであり、ブレイド2は第2の実施形態で説明したブレイドである。ブレイド1,2の大きさは、同じでも、異なっていてもよい。
【0023】
アーム13の上端は、係止リング部13eになっている。アーム13と係止リング部13eのなす角度は、例えば45゜である。また、アーム13の「く」の字の角部には、ライン(釣り糸)を結び付けるためのアイレットEが形成されている。
【0024】
ロッド11と係止リング部13eとがなす角度θは、例えば45°である。ただし、この角度θは、ロッド11の係止リング部11eをアーム13の「く」の字の角部とジグヘッド14側の端部との間の区間でスライドさせることで可変となっている。ロッド11の係止リング部11eをアーム13のジグヘッド14側の端部に寄せた状態での角度θは、例えば75°である。
【0025】
次に、スピナーベイト112を使用したフィッシングの手順について説明する。
(1)アングラーは、釣り竿に装着されたリールに巻き付けられたラインの先端をスピナーベイト112のアイレットEに結ぶ。スピナーベイト112を垂らした状態では、ブレイド1,2の重みでロッド11の係止リング部11eがアーム13の「く」の字の角部に寄るため、角度θが最小(例えば45゜)となる。
(2)アングラーが釣り竿を振ってキャスティングすると、ラインを引っ張りながら飛ぶため、フック15の側が先になって飛ぶ。この状態では、フック15の側からジグヘッド14の頭部の側への空気流となるため、ブレイド1,2が受ける空気流により角度θが最大(例えば75゜)となり、ロッド11がキャスト方向に対して少し後方に倒れ込む。これにより、スピナーベイト112の重心がキャスト方向の反対側に少し移動するため、飛行姿勢が安定して飛びやすくなる。
【0026】
(3)スピナーベイト112を水中で略垂直にフォーリング(キャストしたルアーが沈降すること)させると、ロッド11が略垂直に立った状態で沈降する。すると、水流により、ブレイド1,2が互いに逆方向に回転する。したがって、安定して沈降し、魚が隠れていそうなポイント(例えばクイ打ちポイント)を狙ってスピナーベイト112を正確に沈めることが可能となる。
【0027】
(4)シェイキング(ルアーを小刻みにしゃくり上げる操作),ストップ&ゴー(リーリングをしては止めることを繰り返す操作),リフト&フォール(ルアーを水底から引き上げては落とし込むことを繰り返す操作),トウィッチング(釣り竿を細かく振動させては止めることを繰り返す操作),ジャーキング(軽やかにルアーをスライドさせてはピタッと止めることを繰り返す操作)などのテクニックを駆使すると、水流により、ブレイド1,2が互いに逆方向に回転する。したがって、スピナーベイト112が安定性して進む。また、角度θが最小となる状態と最大となる状態の間で変化するので、スピナーベイト112が伸縮したかの如き視覚的変化を得ることが可能となり、魚の興味を強く引くことが出来る。
【0028】
なお、ラバー・スカート16に代えて、又はそれに加えて、フック15にワームなどのソフト・ルアーを取り付けてもよい。
【0029】
−第4の実施形態−
図7は、第4の実施形態に係るスピナーベイト111を示す右側面図である。このルアー111は、第3の実施形態に係るスピナーベイト112のブレイド2の代わりにブレイド1を取り付けたものである。
【0030】
このルアー111によれば、水流により、ブレイド1,1が同方向に回転する。したがって、スピナーベイト111が大きく振動し、魚の興味を強く引くことが出来る場合もある。
【0031】
−第5の実施形態−
図8は、第5の実施形態に係るブレイド3を示す6面図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は上面図、(e)は底面図、(f)は左側面図である。
このブレイド3は、全体的に湾曲した薄板からなる。全体の形状は、例えば、ウィローリーフ形(抵抗の少ない「柳の葉」の形),コロラド形(幅広の「花びら」の形),インディアナ形(細めの「たまご」の形)のいずれかである。薄板の材料は、真鍮,スチール,アルミニウム,ステンレス,ジュラルミン,タングステン又はプラスチック等である。
【0032】
ブレイド3の前端部には、取付孔3aが設けられている。また、前端と尾端3bを通る軸線xより上半分3cの上縁3gが下半分3dの下縁3hより大きく湾曲している。つまり、軸線xに対して上半分3cと下半分3dが非対称になっている。ただし、上半分3cと下半分3dの重量は等しくなっている。
【0033】
図9に示すように、水流中で、ブレイド3の上半分3cには、左右から圧力P9,P10がかかるが、ブレイド3が全体に翼状に湾曲しているため、P9>P10となる。また、水流中で、ブレイド3の下半分3dには、左右から圧力P11,P12がかかるが、ブレイド3が全体に翼状に湾曲しているため、P11>P12となる。ところが、上縁3gが下縁3hより大きく湾曲しているため、(P9−P10)>(P11−P12)となる。このため、ブレイド3は、前から見て常に時計方向に回転する。
そして、上半分3cと下半分3dの重量が等しいため、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時つまり弱い水流時でも確実に回転する。
【0034】
−第6の実施形態−
図10は、第6の実施形態に係るブレイド4を示す6面図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は上面図、(e)は底面図、(f)は左側面図である。
このブレイド4は、全体的に湾曲した薄板からなる。全体の形状は、例えば、ウィローリーフ形(抵抗の少ない「柳の葉」の形),コロラド形(幅広の「花びら」の形),インディアナ形(細めの「たまご」の形)のいずれかである。薄板の材料は、真鍮,スチール,アルミニウム,ステンレス,ジュラルミン,タングステン又はプラスチック等である。
【0035】
ブレイド4の前端部には、取付孔4aが設けられている。また、前端と尾端4bを通る軸線xより下半分4dの下縁4hが上半分4cの上縁4gより大きく湾曲している。つまり、軸線xに対して上半分4cと下半分4dが非対称になっている。ただし、上半分4cと下半分4dの重量は等しくなっている。
【0036】
図11に示すように、水流中で、ブレイド4の上半分4cには、左右から圧力P13,P14がかかるが、ブレイド4が全体に翼状に湾曲しているため、P13>P14となる。また、水流中で、ブレイド4の下半分4dには、左右から圧力P15,P16がかかるが、ブレイド4が全体に翼状に湾曲しているため、P15>P16となる。ところが、上縁4gが下縁4hより大きく湾曲しているため、(P13−P14)<(P15−P16)となる。このため、ブレイド4は、前から見て常に反時計方向に回転する。
そして、上半分4cと下半分4dの重量が等しいため、回転の立上りが速く且つスロー・リトリーブ時つまり弱い水流時でも確実に回転する。
【0037】
−第7の実施形態−
図12は、第7の実施形態に係るスピナーベイト134を示す右側面図である。
このルアー134は、第3の実施形態に係るスピナーベイト112のブレイド1の代わりにブレイド3を取り付け、ブレイド2の代わりにブレイド4を取り付けたものである。
【0038】
このルアー134によれば、水流により、ブレイド3,4が逆方向に回転する。したがって、スピナーベイト134が安定し、コントロールが容易になる。
【0039】
−第8の実施形態−
図13は、第8の実施形態に係るスピナーベイト133を示す右側面図である。
このルアー133は、第3の実施形態に係るスピナーベイト112のブレイド1,2の代わりにブレイド3,3を取り付けたものである。
【0040】
このルアー133によれば、水流により、ブレイド3,3が同方向に回転する。したがって、スピナーベイト133が大きく振動し、魚の興味を強く引くことが出来る場合もある。
【0041】
【発明の効果】
本発明のブレイドによれば、回転方向を常に一定に出来ると共に、回転の立上りを速くし、且つ、スロー・リトリーブ時でも確実に回転させることが出来る。また、本発明のスピナーベイトによれば、2つのブレイドが常に逆方向に回転するため、安定性が増し、コントロールが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るブレイドを示す6面図である。
【図2】第1の実施形態に係るブレイドに加わる水圧を示す説明図である。
【図3】第2の実施形態に係るブレイドを示す6面図である。
【図4】第2の実施形態に係るブレイドに加わる水圧を示す説明図である。
【図5】第3の実施形態に係るスピナーベイトを示す左側面図である。
【図6】第3の実施形態に係るスピナーベイトを示す上面図である。
【図7】第4の実施形態に係るスピナーベイトを示す左側面図である。
【図8】第5の実施形態に係るブレイドを示す6面図である。
【図9】第5の実施形態に係るブレイドに加わる水圧を示す説明図である。
【図10】第6の実施形態に係るブレイドを示す6面図である。
【図11】第6の実施形態に係るブレイドに加わる水圧を示す説明図である。
【図12】第7の実施形態に係るスピナーベイトを示す左側面図である。
【図13】第8の実施形態に係るスピナーベイトを示す左側面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4       ブレイド
1c,2c,3c,4c   上半分
1d,2d,3d,4d   下半分
1e,2e         上半分前縁
1f,2f         下半分前縁
3g,4g         上縁
3h,4h         下縁
x             軸線

Claims (4)

  1. 全体的に湾曲した薄板からなるスピナー用のブレイドであって、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁と下半分の前縁の一方が前記湾曲と逆方向に曲げられ、他方が前記湾曲と同方向に曲げられており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするブレイド。
  2. 全体的に湾曲した薄板からなるスピナー用のブレイドであって、前端から尾端へ通る軸線より上半分の縁部と下半分の縁部の一方が他方より大きく湾曲しており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするブレイド。
  3. 第1のブレイドと第2のブレイドとを持つダブル・ブレイド・タイプのスピナーベイトであって、第1のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁が前記湾曲と同方向に曲げられ、下半分の前縁が前記湾曲と逆方向に曲げられており、且つ、上半分と下半分の重量が等しく、第2のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より上半分の前縁が前記湾曲と逆方向に曲げられ、下半分の前縁が前記湾曲と同方向に曲げられており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするスピナーベイト。
  4. 第1のブレイドと第2のブレイドとを持つダブル・ブレイド・タイプのスピナーベイトであって、第1のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より上半分の縁部が下半分の縁部より大きく湾曲しており、且つ、上半分と下半分の重量が等しく、第2のブレイドは、全体的に湾曲した薄板からなり、前端から尾端へ通る軸線より下半分の縁部が上半分の縁部より大きく湾曲しており、且つ、上半分と下半分の重量が等しいことを特徴とするスピナーベイト。
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