JP2004112497A - 最適のデータ圧縮法の選択方法 - Google Patents

最適のデータ圧縮法の選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ソースデータを圧縮する複数のデータ圧縮法から一つの最適なデータ圧縮法を選択する、最適のデータ圧縮法の選択方法の提供。
【解決手段】ソースデータのサンプリングをするステップ(200)と、
各データ圧縮法で、サンプルデータを圧縮するステップ(250)と、
各データ圧縮法で圧縮したサンプルデータの総長度を計算するステップ(260)と、
複数のデータ圧縮法より最適のデータ圧縮法を決定するために該総長度を相互に比較するステップ(270)と、
最適のデータ圧縮法を選択するステップ(280,290)と、
を具えたことを特徴とする。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は速くリアルな印刷、さらに詳しくは、複数のデータ圧縮方法より最適のものを選択する、最適のデータ圧縮法の選択方法に関する。なお、本明細書中、「幅(width)」とは、データの縦列の数(number of columus of data)を指し、「高さ(height)」はデータの行の数(number of lines of data)を指す。
【0002】
【従来の技術】
伝統的な印刷システムは、プリンタとコンピュータを具えている。少なくとも一種類のアプリケーションソフトとプリンタドライバがコンピュータ内で動作する。プリンタファームウエアはプリンタ内で動作する。アプリケーションソフト中で形成されると共に提出される印刷ジョブがコンピュータ内で一ページずつ処理される。各ページは少なくともグラフィックオブジェクト、イメージオブジェクト、及び又はテキストオブジェクトを有しうる。それから、印刷ジョブはコンピュータ内で動作するプリンタドライバで処理される。印刷ジョブはコンピュータからケーブルでプリンタに送られる。印刷ジョブはプリンタ内で動作するプリンタファームウエアで処理される。最後に、印刷ジョブが指定表面、例えば一枚の紙の表面に印刷される。
【0003】
速度と品質はプリンタの評価に重要である。うまく速く印刷できる理想的な印刷システムを求めながらも、我々は速度の追求を犠牲にしがちである。ゆえに、我々は品質とスピードのバランスを達成する試みをなす。
【0004】
印刷時間は提出(render)時間、転送時間及び処理時間を含む。提出時間はグラフィックオブジェクト、イメージオブジェクト、及び又はテキストオブジェクトを命令とデータに変換するのにかかる時間である。イメージオブジェクトに対しては、この提出時間は圧縮時間を含む場合が多い。提出時間は実質的にはコンピュータの使用するCPUに依存し、印刷時間の小部分を形成することが多い。転送時間は、命令とデータをコンピュータからケーブルでプリンタに転送するのにかかる時間で、実質的にはコンピュータ内で動作するプリンタドライバにより決定される。転送時間は印刷時間の大きな部分を占めることが多い。これは印刷ジョブが大きくなるほど明らかとなる。転送時間を減らすための選択としては、ケーブルでコンピュータからプリンタに転送される命令とデータのサイズを減らし、より効果的なネットワーク転送プロトコルを使用し、及び、プリンタ、コンピュータ、ケーブルを含む印刷システムのハードウエアの速度を改善すること等がある。処理時間は圧縮解除、指定表面上での命令とデータの解釈と実行にかかる時間で、プリンタファームウエアに依存する。処理時間を減らすための選択にはいくつかあり、即ち、より効果的なデータ圧縮方法及びデータ縮小方法の使用がある。従来より、転送するデータを減らすための多くの努力がなされてきた。
【0005】
圧縮は、コンピュータからケーブルでプリンタに転送されるデータを減らすのにしばしば用いられる。多くのデータ圧縮方法、例えばTiff及びDeltaRowがある。Tiffは行をそれ以前の行を知ることなく圧縮する。Delta Rowは一つの行とその前の一つの行の間の違いを比較する。Tiffは非真色(non−true−color)イメージ或いはグレースケールレベルのイメージの圧縮においてはDelta Rowより効果的と思われ、一方、Delta Rowは真色イメージと行の再発生が頻繁に起こるイメージの圧縮においては、より有効であると思われる。いくつかのデータ圧縮方法から最適のものを選択することが重要である。しかし、これまでそのための選択方法は提供されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な目的は、複数のデータ圧縮方法から最適の圧縮方法を選択する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ソースデータを圧縮する複数のデータ圧縮法から一つの最適なデータ圧縮法を選択する、最適のデータ圧縮法の選択方法において、
ソースデータのサンプリングをするステップ(200)と、
各データ圧縮法で、サンプルデータを圧縮するステップ(250)と、
各データ圧縮法で圧縮したサンプルデータの総長度を計算するステップ(260)と、
複数のデータ圧縮法より最適のデータ圧縮法を決定するために該総長度を相互に比較するステップ(270)と、
最適のデータ圧縮法を選択するステップ(280,290)と、
を具えたことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、
ソースデータが大量であるかを判断するステップ(220)と、
ソースデータが大量である場合に少なくとも一つの行の少なくとも二つのグループをサンプリングするステップ(230)と、
ソースデータが大量でない場合に少なくとも一つの行のただ一つのグループをサンプリングするステップ(240)と、
を具えたことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、少なくとも10個の行を含む時にソースデータを大量と判断することを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項4の発明は、請求項2に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、ソースデータが大量である場合に少なくとも一つの行の少なくとも二つのグループをサンプリングするステップ(230)で3つのグループのサンプリングを行うことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項5の発明は、請求項4に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、第1のサンプルグループをソースデータの最初に位置するものとし、第2のサンプルグループをソースデータの中央に位置するものとし、最後のサンプルグループをソースデータの末部に位置するものとすることを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項6の発明は、請求項4に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、各サンプルグループが二つの行を含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項7の発明は、請求項2に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、前記ただ一つのグループが二つの行を含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項8の発明は、請求項7に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、複数のデータ圧縮法がTiffとDelta Rowを含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項9の発明は、請求項8に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、最適のデータ圧縮法を選択するステップ(290)で、Tiffで圧縮したサンプルデータの総長度がDelta Rowで圧縮したサンプルデータの総長度より小さければTiffを選択するステップを含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
請求項10の発明は、請求項8に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、最適のデータ圧縮法を選択するステップ(290)で、Tiffで圧縮したサンプルデータの総長度がDelta Rowで圧縮したサンプルデータの総長度より大きければDelta Rowを選択するステップを含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明によると、最適のソースデータ圧縮法の選択方法は、各データ圧縮法によりサンプルデータを圧縮するステップと、各データ圧縮法により圧縮されたサンプルデータの総長度を計算するステップと、総長度を他の総長度と比較して最適のデータ圧縮法を決定するステップと、最適のデータ圧縮法を選択するステップと、を含む。
【0009】
ソースデータのサンプリングのステップは、ソースデータが大量であるかを判断するステップと、ソースデータが大量であれば少なくとも一つの行の少なくとも二つのグループのサンプリングを行うステップと、ソースデータが大量でなければ少なくとも一つの行の一つだけのグループのサンプリングを行うステップと、を含む。
【0010】
ソースデータは、少なくとも10個の行を含む時に大量と判断されうる。
少なくとも二つのグループのサンプリングは、三つのグループのサンプリングのステップとされうる。
【0011】
第1のサンプルグループはソースデータの最初に位置し、第2のサンプルグループはソースデータの中央に位置し、第3のサンプルグループはソースデータの末端に位置する。
【0012】
各サンプルグループ或いは唯一のサンプルグループは二つの行を具えたものとされうる。
【0013】
データ圧縮法はTiffとDelta Rowを含みうる。Tiffにより圧縮されたサンプルデータの総長度がDelta Rowにより圧縮されたサンプルデータの総長度より小さい場合はTiffが選択される。Tiffにより圧縮されたサンプルデータの総長度がDelta Rowにより圧縮されたサンプルデータの総長度より大きい場合はDelta Rowが選択される。
【0014】
【実施例】
本発明の方法は、プリンタとプリンタとデータ交換するコンピュータを具えた印刷システム(図示せず)において実行される。ソフトウエアの少なくとも一つのアプリケーションとプリンタドライバがコンピュータ内で動作する。プリンタファームウエアはプリンタ内で動作する。アプリケーションソフトウエア内で形成され提出される印刷ジョブはコンピュータ内で一ページずつ処理される。各ページは少なくとも一つのグラフィックオブジェクト、少なくとも一つのイメージオブジェクト、及び又は、少なくとも一つのテキストオブジェクトを含む。それから印刷ジョブはコンピュータ内で動作するプリンタドライバ内で処理される。印刷ジョブはコンピュータからプリンタにケーブルで送られる。印刷ジョブはプリンタ内で動作するプリンタファームウエアで処理される。最後に、印刷ジョブは指定表面例えば紙面に印刷される。
【0015】
図1はイメージの操作に特に役立つ本発明の好ましい実施例による速くリアルな印刷方法を示す。ステップ100にて、ルーチンは、印刷するページが少なくとも一つのイメージオブジェクトを有する時に開始する。ステップ200で、そのページのその少なくとも一つのイメージオブジェクトのソースデータがサンプリングされてサンプルデータを提供し、複数のデータ圧縮法例えばTiff及びDelta Rowから最適の一つの方法を選択する。ステップ300で、選択したデータ圧縮法によるサンプルデータ圧縮が満足できるものであるか判断する。ルーチンは、選択したデータ圧縮法によるサンプルデータ圧縮が満足できるものである場合、ステップ400に進み、そうでなければステップ500に進む。ステップ400で、ソースデータを選択したデータ圧縮法により圧縮する。ステップ500で、ソースデータの縮小が可能であるかを判断する。もしソースデータの縮小が可能であればステップ600に進み、可能でなければステップ400に進む。ステップ600で、ソースデータを縮小し選択したデータ圧縮法により圧縮する。
【0016】
図示されていないが、ルーチンは、イメージのソースデータ提供のステップと複数のデータ圧縮法を提供するステップを含む。
【0017】
図1中のステップ200はステップ2に示される複数のステップを含むサブルーチンとして実行される。ステップ210で、サブルーチンは開始する。ステップ220で、ソースデータが大量であるかを判断する。ソースデータが大量であればステップ230に進み、そうでなければステップ240に進む。ステップ230で、少なくとも一つの行の少なくとも二つのグループをサンプリングする。ステップ240で、少なくとも一つの行のただ一つのグループをサンプリングする。ステップ250で、各グループ或いは唯一のグループを各種データ圧縮法例えばTiff及びDelta Rowで圧縮する。ステップ260で、各種データ圧縮法により圧縮した各行或いは一つの行の総長度をそれぞれ計算する。ステップ270で、総長度を相互に比較してTiff圧縮のほうがDelta Rowより適するかを判断する。もしTiff圧縮のほうがDelta Rowより適していればステップ280に進み、そうでなければステップ290に進む。ステップ280でTiffを選択する。ステップ290でDelta Rowを選択する。
【0018】
ステップ220で、ソースデータが大量であるかを判断する。もしソースデータが大量の行を含めば、少なくとも一つの行の少なくとも二つの行をサンプリングして全部の行を代表させる。しかし、サンプリングするグループ数はあまり大き過ぎてはならず、なぜならサンプル行の操作にあまりに時間がかかることになるためである。同様に、各サンプルグループもあまりに多くの行を含むものとしてはならない。もしソースデータがわずかに数個の行しか含まなければ、一つの行で全ての行を代表させれば十分である。好ましくは、10個の行を以て、ソースデータが大量の行を有するか否かの判断の基準とする。好ましくは、ソースデータが10個以上の行を有する時、三つのグループをサンプリングする。第1のグループはソースデータの最初に位置し、第2のグループはソースデータの中央に位置し、最後のグループはソースデータの末部に位置するものとする。ステップ240で、行のただ一つのグループをサンプリングする。この唯一のグループはソースデータの中央に位置するものとする。好ましくは各グループ或いは唯一のグループは、少なくとも一つ、好ましくは二つの行を含むものとする。
【0019】
ステップ250で、行の唯一のグループを各種データ圧縮法例えばTiff及びDelta Rowで圧縮する。好ましくはTiff及びDelta Rowのみを各グループ或いは唯一のグループの圧縮に用いる。
【0020】
ステップ260で、Tiffにより圧縮したデータの総長度を計算し、Delta Rowにより圧縮したデータの総長度を計算し、及び、他の任意のデータ圧縮法により圧縮したデータの総長度を計算される。
【0021】
ステップ300で、選択したデータ圧縮法によるサンプルデータの圧縮が満足のいくものであるかの判断の基準を設定する。好ましくは、判断の基準は8%に設定する。もし圧縮されたサンプルデータの総長度が圧縮前のサンプルデータの総長度の8%に満たない場合に、この圧縮は満足いくものであると判断する。
【0022】
図3を参照されたい。図1中のステップ500は、複数のステップを含むサブルーチンとして実行される。ステップ510でサブルーチンは開始する。ステップ520でクリッピングが実行されたかを判断する。クリッピングが実行されていればサブルーチンはステップ400に進み、実行されていなければステップ530に進む。ステップ530で、合併が実行されたかを判断する。合併が実行されていればステップ400に進み、実行されていなければステップ540に進む。ステップ540でソースデータの幅とソースデータの高さが大きいかを判断する。もしソースデータの幅とソースデータの高さが大きければサブルーチンはステップ400に進み、そうでなければステップ550に進む。ステップ550で、ソースデータが少ないかを判断する。もしソースデータが少なければサブルーチンはステップ400に進み、そうでなければステップ560に進む。ステップ560で、Tiffが選択されたかを判断する。Tiffが選択されていればサブルーチンはステップ570に進み、そうでなければステップ580に進む。ステップ570で、拡大(magnification)が実行されたかを判断する。拡大が実行されていればサブルーチンはステップ400に進み、そうでなければステップ600に進む。ステップ580で、拡大が実行されたか、及びその倍率が設定値より大きいかを判断する。もし拡大が実行されその倍率が設定値より大きい場合は、ステップ400に進み、そうでなければステップ600に進む。
【0023】
ステップ520から580について更に説明する前に、それらがソースデータの観察できるゆがみを防止するためのものであることを理解する必要がある。ステップ520から580のうちいくつかはプリンタにより提供される機能で、その他はソースデータの各種の属性に関係する。特に、クリッピング(clipping)、合併(merging)及び拡大(magnifying)はプリンタにより提供される機能である。ソースデータの幅と高さ間の違い及びソースデータの量は明らかにソースデータの異なる属性である。
【0024】
ステップ520で、クリッピングが実行されたかを判断する。クリッピングはソースデータのページが幅と高さに関して指定表面のページより大きい時に実行される。即ち、ソースデータの一つのページが、比較的小さいサイズのページに設定され指定ページがA4サイズページに設定される場合、ソースデータのページの幅は指定表面のページの幅より大きくなり、クリッピングが実行され、即ち、ソースデータの複数の縦列がソースデータの当該ページよりクリップされる。クリッピングのプロセスでソースデータからいくつかの縦列及び又は行を削除した後で本発明の縮小のプロセスでソースデータから更にいくつかの縦列及び又は行を削除すると、ゆがみは無視できないほど明らかになることがわかっている。ゆえに、クリッピングが実行されたと判断された場合はステップ400に進み、そうでなければステップ530に進む。
【0025】
ステップ530で、合併が実行されたかを判断する。合併とはソースデータの少なくとも二つのページを指定表面の一つのページに合併することを指す。ここに至り、行及び又は縦列はソースデータの各ページより削除されねばならない。これが発生する時、本発明によるとコスト/効果規則により縮小のステージに進入する必要はない。ゆえに、サブルーチンは合併が実行されていればステップ400に、そうでなければステップ540に進む。
【0026】
ステップ540で、ソースデータの幅とソースデータの高さの差が大きいかの判断を行う。幅が高さよりずっと大きければ、該ソースデータは水平条を代表する。この場合、ソースデータからの行(line)の削除はイメージの穴ゆがみ(grave distortion)を必然的に伴う。反対に高さが幅よりずっと大きい場合は、すなわち、ソースデータは垂直条を代表する。この場合、ソースデータからの縦列の削除はイメージの穴ゆがみを必然的に伴う。ゆえに、サブルーチンはソースデータの幅とソースデータの高さの差が大きいければステップ400に進み、そうでなければステップ550に進む。ステップ540は非真色(non−true−color)イメージにとって特に重要である。好ましくは、行が縦列の5倍以上の数であればイメージを垂直条と設定し、縦列が行の5倍以上の数であればイメージを水平条と設定する。
【0027】
ステップ550で、ソースデータが少ないかを判断する。コスト対有効性を考慮し、本発明によると、ソースデータが少ない場合は縮小のステージに進入する必要はない。ゆえに、ソースデータが少なければステップ400に進み、そうでなければステップ560に進む。好ましくはソースデータは、150個の行或いは縦列以下を有する時に、少ないと判断する。ステップ550は真色イメージにとって重要である。
【0028】
ステップ570と580を更に説明する前に、イメージの拡大(magnification)について検討する。イメージの拡大はいろいろな場合に起こり、例えば、コンピュータが使用者の指示の下で拡大を実行したり、イメージを含むドキュメントページが指定表面より小さい時にコンピュータが自動的に「ページに合わせる(fit to page)」機能を実行する場合に起こる。拡大が起こる時、ソースデータのいくつかの行及び又は縦列は再生成され、すなわち、ソースデータのいくつかの行及び又は縦列が二度出現する。こうしてソースイメージはひずむ。ソースのいくつかの非再生成行及び又は縦列が減らされる場合、すなわち、ソースデータのいくつかの行及び又は縦列が二度出現し、一方ソースデータのいくつかの他の行及び又は縦列は消え、ソースイメージはさらにひずむ。ゆえに拡大がすでに実行された時、ソースデータの減少は余分の問題をもたらす。
【0029】
サブルーチンがステップ570に進む時、Tiffが選択され、イメージが非真色イメージであると想定され、そしてイメージ縮小による品質ロスはそれほどでもない。ソースデータのいくつかの多重化の後にソースデータからいくつかを削減するため、非真色イメージはゆがみの影響を受けにくい。ゆえにサブルーチンは拡大がなされている時にはステップ400に進み、そうでなければステップ600に進む。
【0030】
ステップ580で、Delta Rowを選択し、イメージを真色イメージであると想定する。非真色イメージとして拡大された後で縮小されるため真色イメージはゆがみの影響をそれほど受けない。縮小は拡大の倍率が設定基準以下である限り実行可能である。ゆえに、ステップ580で、拡大倍率が設定値より大きいかを判断する。拡大倍率が設定値より大きければサブルーチンはステップ400に進み、そうでなければステップ600に進む。好ましくは、拡大倍率は約1.42(10/7)に設定する。
【0031】
ソースデータの縮小は二つの方向で行われる。ソースデータからいくつかの行及び縦列が削除される。削除中、ソースイメージのアスペクト比は穴イメージゆがみを避けるため維持されねばならない。縮小率は経験的な値である。縮小率は品質劣化を防ぐために高過ぎてはならない。縮小率はまた低過ぎてもならず、そうでなければソースデータの縮小は一般費用を伴うためコスト対有効性の考察をするに値しなくなるためである。縮小率はイメージ属性により20%〜50%とされて速度と品質のバランスを達成する。
【0032】
以上の実施例は本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、複数のデータ圧縮方法から最適の圧縮方法を選択する方法を提供している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用した速くリアルな印刷方法のフローチャートである。
【図2】本発明による、複数のデータ圧縮法から最適のデータ圧縮法を選択する方法のフローチャートである。
【図3】本発明による、データ縮小が実行可能であるかを判断する方法のフローチャートである。
【符号の説明】
100 開始
200 ソースデータのサンプリング及びデータ圧縮法の選択
300 選択した圧縮方法によるサンプルデータ圧縮が満足できるものか
400 選択した方法によるソースデータ圧縮
500 ソースデータの縮小が可能か
600 ソースデータの縮小と選択したデータ圧縮法による縮小後のデータの圧縮
700 終了
210 開始
220 ソースデータは大量か
230 サンプル行の少なくとも二つのグループ
240 サンプル行のただ一つのグループ
250 サンプル行の圧縮
260 圧縮した行の総長度の計算
270 TiffのほうがDelta Rowより適するか
280 Tiffを選択
290 Delta Rowを選択
295 終了
510 開始
520 クリッピングするか
530 併合するか
540 幅と高さの差が大きいか
550 Tiffを選択するか
570 拡大するか
580 拡大率は大きいか

Claims (10)

  1. ソースデータを圧縮する複数のデータ圧縮法から一つの最適なデータ圧縮法を選択する、最適のデータ圧縮法の選択方法において、
    ソースデータのサンプリングをするステップ(200)と、
    各データ圧縮法で、サンプルデータを圧縮するステップ(250)と、
    各データ圧縮法で圧縮したサンプルデータの総長度を計算するステップ(260)と、
    複数のデータ圧縮法より最適のデータ圧縮法を決定するために該総長度を相互に比較するステップ(270)と、
    最適のデータ圧縮法を選択するステップ(280,290)と、
    を具えたことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  2. 請求項1に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、
    ソースデータが大量であるかを判断するステップ(220)と、
    ソースデータが大量である場合に少なくとも一つの行の少なくとも二つのグループをサンプリングするステップ(230)と、
    ソースデータが大量でない場合に少なくとも一つの行のただ一つのグループをサンプリングするステップ(240)と、
    を具えたことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  3. 請求項2に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、少なくとも10個の行を含む時にソースデータを大量と判断することを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  4. 請求項2に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、ソースデータが大量である場合に少なくとも一つの行の少なくとも二つのグループをサンプリングするステップ(230)で3つのグループのサンプリングを行うことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  5. 請求項4に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、第1のサンプルグループをソースデータの最初に位置するものとし、第2のサンプルグループをソースデータの中央に位置するものとし、最後のサンプルグループをソースデータの末部に位置するものとすることを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  6. 請求項4に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、各サンプルグループが二つの行を含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  7. 請求項2に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、前記ただ一つのグループが二つの行を含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  8. 請求項7に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、複数のデータ圧縮法がTiffとDelta Rowを含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  9. 請求項8に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、最適のデータ圧縮法を選択するステップ(290)で、Tiffで圧縮したサンプルデータの総長度がDelta Rowで圧縮したサンプルデータの総長度より小さければTiffを選択するステップを含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
  10. 請求項8に記載の最適のデータ圧縮法の選択方法において、最適のデータ圧縮法を選択するステップ(290)で、Tiffで圧縮したサンプルデータの総長度がDelta Rowで圧縮したサンプルデータの総長度より大きければDelta Rowを選択するステップを含むことを特徴とする、最適のデータ圧縮法の選択方法。
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