JP2004112023A

JP2004112023A - Image processor

Info

Publication number: JP2004112023A
Application number: JP2002267938A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Hidaka; 日高　隆博; Hirohisa Komai; 駒井　拓央; Isayuki Kouno; 河野　功幸; Michihiro Tamune; 田宗　道弘
Original assignee: NEOCELLULAR KK; Fuji Xerox Co Ltd; Neorex Co Ltd
Current assignee: NEOCELLULAR KK; Neorex Co Ltd; Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 2002-09-13
Filing date: 2002-09-13
Publication date: 2004-04-08

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image processor which relieves its processing load while performing processing with an information code image taking into account. <P>SOLUTION: The image processor includes an image processing section 21 which performs: a code part detection process 41 for detecting part of image data being a processing object and including the information code image as a code part; processes 31 to 38 for applying prescribed image processing to the image data being the processing object to create processed image data; and a shaping process 42 for applying correction processing to an area corresponding to the detected code part in the processed image data. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機などの画像処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、複写機はその内部のデジタル化が進んでいる。近年、一般的なカラー複写機は、図８に示すように、スキャナ部１０と、制御部２０と、プリンタ部３０とを含んで構成され、制御部２０は、画像処理部２１と、ＣＰＵ２２と、記憶部２３と、操作部２４と、表示部２５と、外部インタフェース部２６とを含んでいる。
【０００３】
スキャナ部１０は、例えばフラットベッド型のスキャナであり、制御部２０から入力される指示に従って、読取面に配置された用紙面を光学的に読み取って、読み取った結果である画像データを制御部２０に出力する。
【０００４】
制御部２０のＣＰＵ２２は、記憶部２３に格納されているプログラムに従って動作し、利用者からの操作に応答して、スキャナ部１０に用紙の読取を指示し、スキャナ部１０から入力される画像データを処理対象として、画像処理部２１にて所定の画像処理を行って、プリンタ部３０に出力する。この画像処理部２１の具体的な画像処理の内容については、後に詳しく述べる。
【０００５】
記憶部２３は、ＣＰＵ２２のワークメモリとして動作する。また、この記憶部２３は、ＣＰＵ２２によって実行されるプログラムや画像処理部２１に渡される各種画像処理パラメータを保持している。操作部２４は、キーパッド等であり、利用者の操作内容をＣＰＵ２２に伝達する。表示部２５は、ＣＰＵ２２から入力される指示に従って情報を表示する。この表示部２５は、例えば液晶ディスプレイ等である。外部インタフェース部２５は、スキャナ部１０及びプリンタ部３０に接続され、ＣＰＵ２２から入力される指示をスキャナ部１０やプリンタ部３０に出力する。
【０００６】
プリンタ部３０は、カラープリンタであり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック（黒）の４色のインクを用いて制御部２０から入力される画像データを用紙上に記録する。
【０００７】
ここで画像処理部２１の画像処理の例について説明する。画像処理部２１が行う画像処理は、主として画像入力を行う装置としてのスキャナ部１０との関係において行われる処理（入力用処理）と、プリンタ３０に出力するための画像データを生成するための処理（出力用処理）とに分けられている。具体的に画像処理部２１は、スキャナ部１０から画像データが入力されると、記憶部２３に格納されている画像処理パラメータを使用して、この入力された画像データを処理する。画像処理部２１は、例えば図９に示すような機能ブロック図によって表すことができる。
【０００８】
この画像処理部２１は、入力階調補正処理３１と、色補正処理３２と、Ｔ／Ｉ識別処理３３と、墨生成・下色除去処理３４と、変倍処理３５と、精細度補正処理３６と、出力階調補正処理３７と、中間調生成処理３８とのそれぞれのモジュールを含んでなる。この例では、入力階調補正処理３１が、入力用処理に相当し、それ以降の処理は出力用処理に相当する。
【０００９】
入力階調補正処理３１は、赤・緑・青（ＲＧＢ）の各色成分ごとに分けて入力される画像データに対して行われる、スキャナ部１０の特性に応じた所定の階調補正処理である。この処理により、スキャナ部１０の特性が変更されても（例えば異なる特性を有するスキャナ部１０に置き換えられても）、特定の原稿から略同じ画像データが得られるようになる。
【００１０】
色補正処理３２は、プリンタ部３０において印刷を行うため、ＲＧＢの色成分のデータからＹＭＣ（イエロー・マゼンタ・シアン）の各色の成分の画像データを生成する処理である。この処理は、色変換の処理として広く知られている。Ｔ／Ｉ識別処理３３は、色補正処理３２により生成される画像データから文字部分（テキスト）と、写真等のイメージ部分とを区別するための制御信号（Ｔ／Ｉ分離制御信号）を生成して出力する処理である。
【００１１】
墨生成・下色除去処理３４は、色補正処理３２が行われた画像データと、Ｔ／Ｉ識別処理３３によって生成された制御信号との入力を受けて、入力された画像データに含まれる文字部分のうち、黒色と判定される部分を識別し、当該部分を墨色（黒色）に設定する処理を行う。また、画像データから用紙の地色となるべき部分を検出して、その地色が白になるように補正する処理を行う。従って、この墨生成・下色除去処理３４が生成する画像データは、４色の成分、ＹＭＣＫ（イエロー・マゼンタ・シアン・ブラック）の各画像データとなる。
【００１２】
変倍処理３５は、別途入力された変倍の指示（拡大・縮小の指示）に従って、墨生成・下色除去処理３４が生成する画像データを拡大・縮小する処理である。精細度補正処理３６は、拡大・縮小後の画像データの精細度を補正する処理である。この処理においては、Ｔ／Ｉ識別処理３３から入力される制御信号が利用され、文字部分とイメージ部分とでそれぞれの補正処理が行われる。出力階調補正処理３７は、プリンタ装置３０の色出力特性に応じた階調の画像データを生成する処理であり、ここでもＴ／Ｉ識別処理３３から入力される制御信号が利用されて、文字部分とイメージ部分とでそれぞれの色を再現するための階調補正が行われる。中間調生成処理３８は、各色の画像データの中間調（黒又は白以外の部分）を補正する処理である。ここでもＴ／Ｉ識別処理３３から入力される制御信号が利用されて、文字部分とイメージ部分とでそれぞれの中間調を再現するための補正が行われる。
【００１３】
画像処理部２１は、これら一連の画像処理によってスキャナ部１０から入力される画像データを処理し、プリンタ部３０に出力する。
【００１４】
しかしながら、この従来の複写機では、例えばバーコード等の情報コード画像の複写の際に問題がある。様々な情報を画像化して用紙面に印刷した情報コード画像は、スキャナで読み取られ、そこに含められた情報が様々な用途で利用されている。この情報コード画像は、正確に読み取られなければならないので、色ずれなどの「にじみ」などを防止する必要があり、一般には黒一色で印刷される。また、コード画像をあらわすパターンはそれぞれの形状やその相対的サイズ・位置などが重要な要素となっており、若干でも、画像処理にて線幅が変化したりそれぞれの位置がばらつくと、正しくコード情報として機能しなくなる。このことは、その画像が微細になればなるほど重要である。ところが、上記従来の複写機においては、情報コード画像について特に配慮していないので、複写された原稿上の情報コード画像は、必ずしも読取可能なものにならない。
【００１５】
そこで、情報コード画像を含んでいる原稿を複写する場合、情報コード画像に配慮して一旦情報コード画像を複号し、印刷のときに、複号の結果から再度情報コード画像を生成して印刷するという技術が考えられている（特許文献１）。
【００１６】
【特許文献１】
特開２０００−１３５８４号公報
【特許文献２】
特許第２７７４８９２号公報
【特許文献３】
特開平６−２００８５号公報
【特許文献４】
特開平６−１２４３５６号公報
【特許文献５】
特開平７−２１９８７６号公報
【特許文献６】
特開平１０−１７１７５８号公報
【特許文献７】
特開２０００−１２８０４３号公報
【特許文献８】
特開２０００−１４３９７３号公報。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の方法では、情報コード画像の検出と、情報コード画像の複号／再符号化による情報コード画像の再生成と、再生成した情報コード画像の合成といった処理をそれぞれ別個に行っており、処理負荷が増大してしまうため、近年重要な高速な複写の要求に応えることができなくなる。
【００１８】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、情報コード画像に配慮した処理を行いながら、その処理負荷の軽減を図ることのできる画像処理装置を提供することをその目的の一つとする。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像処理装置において、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する手段と、前記処理対象となった画像データについて所定の画像処理を行い、処理画像データを生成する手段と、前記処理画像データのうち、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う手段と、を含むことを特徴としている。
【００２０】
また、本発明のある態様によると、画像データを所定の媒体に記録して出力する画像記録装置に接続され、前記画像記録装置にて記録される画像データを生成する画像処理装置であって、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する手段と、前記処理対象となった画像データについて一連の画像処理を行い、記録の対象となる画像データを生成する手段と、前記一連の画像処理の過程で、処理された画像データ上で、少なくとも前記情報コード画像の部分に対する処理が完了した時点で、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う手段と、を含むこととした。
【００２１】
また、本発明の別の態様によると、画像データの入力を受け付ける画像入力装置と、画像データを所定の媒体に記録して出力する画像記録装置とに接続され、前記画像入力装置から入力された画像データに対して所定の処理を行い、前記画像記録装置にて記録される画像データを生成する画像処理装置であって、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する手段と、前記処理対象となった画像データについて、前記画像入力装置との関係において行われる処理と、前記画像記録装置との関係において行われる処理とを含む一連の画像処理を行い、記録の対象となる画像データを生成する手段と、前記一連の画像処理の過程で、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う手段と、を含み、前記コード部分の検出は、前記一連の画像処理の過程で、前記画像入力装置との関係において行われる処理が完了した後の画像データについて行われることとした。
【００２２】
これらの画像処理装置においてさらに、前記コード部分を検出する際に用いられた、当該コード部分に含まれる情報コード画像に関する情報を記憶する手段を含み、当該記憶された情報が、後の情報コード画像の複号処理に供されることとするのも好ましい。
【００２３】
さらに、本発明の別の態様によると、画像データを所定の媒体に記録して出力する画像記録装置にて記録される前記画像データを生成する画像処理方法であって、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する工程と、前記処理対象となった画像データについて一連の画像処理を行い、記録の対象となる画像データを生成する工程と、前記一連の画像処理の過程で、処理された画像データ上で、少なくとも前記情報コード画像の部分に対する処理が完了した時点で、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う工程と、を含むこととした。
【００２４】
さらに本発明の別の態様によると、画像データの入力を受け付ける画像入力装置と、画像データを所定の媒体に記録して出力する画像記録装置とを用い、前記画像入力装置から入力された画像データに対して所定の処理を行い、前記画像記録装置にて記録される画像データを生成する画像処理方法であって、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する工程と、前記処理対象となった画像データについて、前記画像入力装置との関係において行われる処理と、前記画像記録装置との関係において行われる処理とを含む一連の画像処理を行い、記録の対象となる画像データを生成する工程と、前記一連の画像処理の過程で、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う工程と、を含み、前記コード部分の検出は、前記一連の画像処理の過程で、前記画像入力装置との関係において行われる処理が完了した後の画像データについて行われることとした。
【００２５】
さらに、本発明の別の態様によると、コンピュータを用いて画像データを所定の媒体に記録して出力する画像記録装置にて記録される前記画像データを生成させる画像処理プログラムであって、コンピュータに、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する手順と、前記処理対象となった画像データについて一連の画像処理を行い、記録の対象となる画像データを生成する手順と、前記一連の画像処理の過程で、処理された画像データ上で、少なくとも前記情報コード画像の部分に対する処理が完了した時点で、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う手順と、を実行させることとした。
【００２６】
さらに本発明の別の態様によると、画像データの入力を受け付ける画像入力装置と、画像データを所定の媒体に記録して出力する画像記録装置とに接続されたコンピュータを用い、前記画像入力装置から入力された画像データに対して所定の処理を行い、前記画像記録装置にて記録される画像データを生成させる画像処理プログラムであって、前記コンピュータに、処理対象となった画像データについて、情報コード画像を含む部分をコード部分として検出する手順と、前記処理対象となった画像データについて、前記画像入力装置との関係において行われる処理と、前記画像記録装置との関係において行われる処理とを含む一連の画像処理を行い、記録の対象となる画像データを生成する手順と、前記一連の画像処理の過程で、前記検出したコード部分に対応する領域について、補正処理を行う手順と、を実行させ、前記コード部分の検出は、前記一連の画像処理の過程で、前記画像入力装置との関係において行われる処理が完了した後の画像データについて行せることとした。
【００２７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態の画像処理装置は、図８に示した一般的な画像処理装置と同様の構成をとるものであるが、画像処理部２１における画像処理の内容が異なっている。すなわち、本実施の形態においては、画像処理部２１の処理内容は、図１に示すように、入力階調補正処理３１と、色補正処理３２′と、Ｔ／Ｉ識別処理３３と、墨生成・下色除去処理３４′と、変倍処理３５と、精細度補正処理３６と、出力階調補正処理３７と、中間調生成処理３８とのそれぞれのモジュールと、コード部分検出処理４１と、整形処理４２とのそれぞれのモジュールとを含んで構成される。なお、図９と同様の動作を行う部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【００２８】
コード部分検出処理４１は、画像データから情報コード画像の部分を検出し、当該検出した位置（領域）を表す領域制御信号を出力する処理である。このコード部分検出処理４１の詳細な内容は後に詳しく述べる。また、整形処理４２は、コード部分検出処理４１にて出力された領域制御信号に基づき、当該信号に示された領域に含まれる情報コード画像について、その生成規定に応じた画像補正処理を行うものである。この整形処理４２においては、情報コード画像をなす各画素の値が補正され、読取可能な状態として出力される。この整形処理４２の具体的な内容についても、後に詳しく説明する。
【００２９】
また、色補正処理３２′は、従来の色補正処理３２と同様の処理を行うものであるが、それとともに、コード部分検出処理４１が出力した領域制御信号に従い、当該信号に示された領域に含まれる情報コード画像について、それを黒色の単色とする処理を行う。墨生成・下色除去処理３４′もまた、従来の墨生成・下色除去処理３４と同様の処理とともに、領域制御信号に示された領域に含まれる情報コード画像について、それを黒色の単色とする処理を行う。
【００３０】
本実施の形態において特徴的なことは、コード部分検出処理４１は、入力階調補正処理３１によって生成された画像データに対して行われることである。これは種々の画像処理やそこで用いられる種々のパラメータによってコード部分の検出精度がばらつくことを防止するために画像入力装置としてのスキャナ部１０から入力される画像データをそのまま利用するために出力用処理の前段階で行うこととしたものである。尤も、画像入力装置は、装置ごとの入力特性を有するのが通常であり、ここでも当該特性を補正するために入力用処理として入力階調補正処理３１を行っている。検出精度のばらつきを防止するためには、画像入力装置の特性に依存しない状態になっていることが好ましい。そこで本実施の形態では、この入力用処理が完了した後でコード部分検出処理４１を行うこととしている。
【００３１】
同様に、整形処理４２された後の画像データは、そのままの状態でプリンタ部３０に出力されることが望ましい。そこで、出力用処理の最終段階である出力階調処理３７又は中間調生成処理３８より後に実行する。なお情報コード画像は黒色一色で表現されており、中間調のデータではないので、一般的には、出力階調処理３７までには当該部分に対する処理は完了している。そのため、一般的には出力階調処理３７の後段であれば中間調生成処理３８より前に整形処理４２を行っても構わない。しかしながら、中間調生成処理３８が黒色一色の色調に対しても何らかの処理を行うようになっている場合は、中間調生成処理３８より後段で整形処理４２を行う必要がある。
【００３２】
ここで、まずコード部分検出処理４１の動作について説明する。この処理では、処理対象の画像データをグレイスケールの画像に変換して、図２に示す、情報コード画像を含む領域を検出する処理を開始する。なお、以下の説明では情報コード画像は、具体的に、図３に示すようなバーコードであるとする。このバーコードはスキャン方向に１１ｍｍ、これに対する方向に３ｍｍの矩形内に描画される微小な画像であり、スキャン方向の前後に、それぞれ１．５ｍｍの空白領域（用紙の地色が現れている部分）が形成されている。また、バーコードの画像は、黒の細いバーと、黒の太いバーと、白の細いバーと、白の太いバーの合計４種類のバーの配列よりなり、この４種類のバーがそれぞれ少なくとも１本ずつは含まれているものとして規定され、走査方向を横方向として、縦縞の画像となる。
【００３３】
入力された画像データを処理対象として、この画像データの空間周波数マップを生成する（Ｓ１）。具体的には、当該画像データについて所定サイズの画素ブロックごとにＤＣＴ（Ｄｉｓｃｒｅｔｅ　Ｃｏｓｉｎｅ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍ）変換を行い、その結果を配列することで空間周波数マップを生成することができる。次に、処理Ｓ１にて作成した空間周波数マップ（例えば上記の８×８マトリクス）に対して、情報コード画像の性状との関係において定められる強調処理を行う（Ｓ２）。
【００３４】
ここで、強調処理の内容について説明する。一例として８×８画素のブロックごとにＤＣＴを行い、その結果として図４に示すような８×８のマトリクスを得たとすると、画素ブロック内で縦方向の低周波成分が強くなるほど、８×８マトリクスの、ほぼ上半分に並ぶ要素（図４の（Ｐ））の値が大きくなる。また画素ブロック内で横方向の低周波数成分が強くなるほど、８×８マトリクスの、ほぼ左半分に並ぶ要素（図４の（Ｑ））の値が大きくなる。つまり、マトリクス上で上方の要素ほど、縦方向の低周波成分の強さに応じて大きくなり、左側の要素ほど、横方向の低周波成分の強さに応じて大きくなるのである。従って、この８×８マトリクスにおいて、上半分に並ぶ各要素の値が大きくなり、かつ左半分に並ぶ各要素の値が小さくなる場合は、画素ブロックに縦方向の縞の画像が含まれていると判定できる。またこの８×８マトリクスにおいて、上半分に並ぶ各要素の値が小さくなり、かつ左半分に並ぶ各要素の値が大きくなる場合は、画素ブロックに横方向の縞の画像が含まれていると判定できる。
【００３５】
つまり、図３に示した例のように規定され、生成されたバーコードの場合、所定の解像度で読み取ってＤＣＴを行えば、画素ブロックに縦方向の縞の画像が含まれることとなるので、ＤＣＴの結果として得られるマトリクスの上半分に並ぶ各要素の値が大きくなり、かつ左半分に並ぶ各要素の値が小さくなる。
【００３６】
そこで本実施の形態では、空間周波数マップのマトリクスの各行の要素を配列したベクトルと、図５に示す各重みベクトルとの内積を演算する。具体的に８×８マトリクスの各要素ａｉｊのうち、第ｉ行目の要素の絶対値｜ａｉ１｜，｜ａｉ２｜，…｜ａｉ８｜と、ｉ番目の重みベクトルとの内積αｉ＝｜ａｉ１｜×ｗｉ１＋｜ａｉ２｜×ｗｉ２＋…＋｜ａｉ８｜×ｗｉ８を演算して、各行に対する演算結果、α１，…，α８を得、これらの総和αを強調処理の結果とする。なお、ここでは８要素を有するそれぞれ８個のベクトルの内積を演算しているが、６４要素を有するそれぞれのベクトルを８要素ずつ内積演算させるようにしてもよい。
【００３７】
ちなみに、第１行目の要素ａ１１，ａ１２，…ａ１８を配列したベクトルに対しては、［０，１，２，３，３，３，２，１］といった重みベクトルとの内積を演算することとなる。図５に示したように、マトリクスの上方の行の要素ほど、強調処理の結果への寄与が大きくなるように、対応する重みベクトルの要素の値が調整されている。
【００３８】
また、ここでは上半分に並ぶ要素の値の大きさを決定する場合を説明したが、図５に示したｉ番目の重みベクトルと、空間周波数マップのマトリクスの第ｉ列の要素の絶対値を配列したベクトル｜ａ１ｉ｜，｜ａ２ｉ｜，…｜ａ８ｉ｜との内積βｉ＝｜ａ１ｉ｜×ｗｉ１＋｜ａ２ｉ｜×ｗｉ２＋…＋｜ａ８ｉ｜×ｗｉ８を演算して、β１，…β８を得て、その総和βを強調処理の結果とすれば、同様に左半分に並ぶ要素の大きさを決定することができる。
【００３９】
こうして演算した各ブロックごとの強調処理の結果、α，βについて、情報コード画像（この場合は図３のバーコード）の画像の生成規定との関係で定められる条件に基づく判断処理を行い、補正した空間周波数マップを生成する。具体的にここでは、「マトリクスの上半分に並ぶ各要素の値が大きくなり、かつ左半分に並ぶ各要素の値が小さくなる」との条件に基づく判断処理を行うため、予めしきい値として定めたαｔｈ、βｔｈを用いて、α≧αｔｈかつβ＜βｔｈの場合に黒、そうでない場合に白として、各ブロックに対応する位置の画素を設定した２値化画像を生成する（Ｓ３）。この２値化画像の黒画素の部分が情報コード画像を含む候補となる。
【００４０】
なお、この２値化画像は、処理対象となった画像データがｘ×ｙ画素であり、各ブロックが８×８画素である場合、（ｘ／８）×（ｙ／８）画素の画像となる。なお、ｘ，ｙが８で割り切れない場合もあるが、この場合の２値化画像の画素数はＤＣＴ処理におけるブロック化の方法に応じることとなる。この２値化画像は、いわば、コード部分の検出のために強調補正された補正マップである。
【００４１】
この補正マップ上で、予め定めた基準との関係で画定される領域（上述の判断処理により「黒」となった領域）を情報コード画像を含む候補領域とする（Ｓ４）。そして、処理対象の画像データのうち、処理Ｓ４で画定した候補領域に対応する部分を参照し、当該部分が所定の条件を満足しているか否かにより、情報コード画像部分（コード部分）を画定して（Ｓ５）、この画定したコード部分を表す制御信号（領域制御信号）を出力する。出力された制御信号は画像処理部の他の処理において必要のあるときに参照される。従って、実際の画像信号は、このコード部分検出処理４１の処理に掛かった分、遅延されて以降の画像処理へ渡される。
【００４２】
この処理Ｓ５での所定の条件の例としては、情報コード画像のスキャン方向前後に設けられる空白領域の有無や、候補領域に対応する部分に含まれる線の数、候補領域に対応する部分に含まれる線の幅の一様性等、情報コード画像の生成規定とのパターンマッチングがある。すなわち、図３を用いて説明したように、ある例では、情報コード画像としてのバーコードのスキャン方向の前後に空白領域が設けられている。そこで、こうした情報コード画像の場合、この空白領域がなければ、当該部分は情報コード画像部分ではないと判断できる。また、情報コード画像がバーコードの場合、含まれる線の数は一般に決められており、細い線や太い線のいずれか一方のみで構成されることは一般的にない。そこで、候補領域に含まれた線の数が決められた数でないときや、幅（太さ）が一様であるときは、当該部分は情報コード画像部分ではないと判断できるのである。この処理Ｓ５の判断によって、多数の縦線で構成されたトーン部分を情報コード画像が含まれた部分と認識することが防止される。
【００４３】
さらに、処理Ｓ４において、生成した２値化画像から孤立点を除去する処理を行ってから、情報コード画像を含む候補領域を確定する処理を行ってもよい。孤立点除去の方法は複写機の技術等で広く知られたものを用いることができる。すなわち２値化画像上で孤立点のようにある黒画素の周囲が白画素で囲まれている場合、当該黒画素を白画素に補正する。またある白画素の周囲が黒画素で囲まれている場合は、当該白画素を黒画素に補正する（図６）。
【００４４】
なお、原稿を置く向きによっては、バーコードが縦縞ではなく、横縞として読み取られる場合がある。すなわち、バーコードの走査方向とスキャナ部１１の主走査方向とが一致するように用紙が配置された場合と、バーコードの走査方向とスキャナ部１１の副走査方向とが直交するように用紙が配置された場合とでは異なる。バーコードが横縞として読み取られると、ＤＣＴの結果であるマトリクスの上半分に並ぶ各要素の値が小さくなり、かつ左半分に並ぶ各要素の値が大きくなる。そこでこのようなケースに備えるため、処理Ｓ３において、β≧βｔｈかつα＜αｔｈの場合に黒、そうでない場合に白に設定した２値化画像を生成する。このようにすると横縞として読み取られる場合に対応できる。すなわち縦縞として読み取られる場合と横縞として読み取られる場合とにそれぞれ対応する２値化画像を生成して、それぞれ処理してもよい。また、これ以外の形態の情報コード画像についても、それぞれの性状との関係でＤＣＴのマトリクス上に現れる特徴部分を強調処理し、当該特徴部分の有無に応じて情報コード画像を含む部分（コード部分）を検出できる。
【００４５】
このコード部分検出処理４１によれば、周波数成分の分析と実際の処理対象画像データに対するパターンマッチングとにより、情報コード画像の部分を人為的操作なしに認識する。すなわち、上述のように本実施の形態では処理対象画像データの全体から情報コード画像を探索することがないので、処理時間が短縮されるなど、負荷が軽減される。
【００４６】
［ＤＣＴにおけるブロックのサイズ］
なお、ＤＣＴにおけるブロックのサイズは、ここでは８×８画素としたが、このブロックのサイズは例えばスキャナ部１０における読取解像度等に応じて変更可能としておくことも好ましい。
【００４７】
［強調処理の別の例］
ここまでの説明の例では、強調処理として、ＤＣＴの結果として得られたマトリクス上の要素に対して重みを乗じていたが、マトリクス上で上方の要素ほど、縦方向の低周波成分の強さに応じて大きくなり、左側の要素ほど、横方向の低周波成分の強さに応じて大きくなることに着目して、例えば情報コード画像が図３に示したバーコードである場合は、図７に示すようにマトリクス上の、上半分に並ぶ要素を含むサブマトリクス（図７におけるＭなど）を少なくとも１つ抽出して、このサブマトリクスに対する所定の演算によって補正マップを生成してもよい。
【００４８】
具体的にここでの所定の演算としては、サブマトリクスの行列式の演算や、予め定められた比較用マトリクスとの要素比較（例えば要素間の差分）などがある。なお、比較用マトリクスは、情報コード画像に対しＤＣＴを行ってマトリクスを得、そのマトリクスから抽出されたサブマトリクスとすることができる。複数のサブマトリクスを抽出した場合は、各サブマトリクスの行列式等を用いることとなる。
【００４９】
サブマトリクスに対する所定の演算の結果を利用して各ブロックが情報コード画像を含んだ領域であるか否かを判断することになる。具体的に図７に示したサブマトリクスの行列式の値が所定のしきい値を越えていれば、当該サブマトリクスの元となったブロックを情報コード画像を含んだ領域の候補とする。
【００５０】
この場合も、マトリクス上で左側半分に並ぶ要素を含むサブマトリクスを用いれば、バーコードが横縞として読み取られた場合にも対応できる。
【００５１】
［整形処理］
次に、整形処理４２の具体的内容について説明する。この整形処理４２は、本発明の補正処理を具現化したものである。整形処理４２のある例によれば、プリンタ部３０での出力解像度の情報と情報コード画像の生成規則とに基づいて予め定められている規則に従い、情報コード画像を構成する各画素を「白」とするか「黒」とするかが補正される。具体的に図３に示した情報コード画像の場合、６００ｄｐｉの出力解像度の元で細い線が幅３画素、太い線が幅７画素（白線、黒線とも）という生成規則であるとすると、整形処理４２では、領域制御信号によって画定されるコード部分について、バーコードの走査方向（コード部分の長手方向）にコード部分の画素を順次走査する。そして１行分の画素群について、バーコードの線種を判定する処理を行い、その判定の結果に応じて次の行の画素値を補正して設定する。
【００５２】
バーコードの線種を判定する処理としては例えば、走査方向に５画素以上黒画素が連続した場合に、当該部分を黒の太線と判断し、同様に５画素以上白画素が連続した場合に、当該部分を白の太線と判断する。ここで本来の幅７画素より少なめに５画素としているのは、画素ずれや出力時の太り（印刷の結果、黒インクが用紙ににじむなどして線幅が大きくなる現象）を考慮したのである。さらに２画素以上５画素未満の黒画素の連続部分は黒の細線とし、５画素未満の白画素の連続部分は白の細線と判断する。
【００５３】
この処理は、例えば入力画像を直接リアルタイムにカウントして白画素、黒画素をそれぞれ判定してもよいし、論理回路を用いて、走査方向５画素分のＡＮＤの結果と、５画素のＯＲの結果と、２画素のＡＮＤの結果とを用いて、次の［表１］のように判定してもよい。
【００５４】
【表１】

【００５５】
また画素値を補正して設定する処理としては、１行分遅れて入出力可能な、いわばピンポンバッファを設定して、前の行で黒の太線と判定された画素群の先頭に相当する画素から７画素分、無条件に黒の画素に設定する。同様に前の行で白の太線と判定された画素群の先頭に相当する画素から７画素分、無条件に白の画素に、黒の細線と判定された画素群の先頭に相当する画素から３画素分、無条件に黒の画素に、白の細線と判定された画素群の先頭に相当する画素から３画素分、無条件に白の画素にそれぞれ設定する。この様にすれば、主走査方向での遅延を発生させずに整形処理が可能となり、また、最初のライン（一行）での判定結果を所定行連続して使用することにより、各行での１画素単位での判定ズレを防止できる。さらに、この様なラインバッファを複数本用いれば、行単位での判定ミスを防ぐ為、数行の多数決判定を行って補正処理を行う事もできる。
【００５６】
［整形処理に変る補正の処理の例］
なお、コード部分検出処理４１によって検出した情報コード画像部分に対して、そこに含まれる情報コード画像を復号して、この複号結果を用いて再度情報コード画像を生成し、プリンタ部３０に出力する画像データに合成することにより、情報コード画像の補正処理を行ってもよい。この場合、コード部分検出処理の処理Ｓ５において、当該処理で得た情報コード画像に関する情報、例えば候補領域に含まれた線の幅に関する情報や、線の数といった情報を記憶部２３に格納しておき、これを利用して複号を行う。例えば線の幅に関する情報として、候補領域に含まれる各線について太い、細いといった情報を記憶しておけば、ここで複号を行うときの処理に利用できる。このようにすると、コード部分検出処理４１において取得された情報が、後の複号処理に利用されるので、全体としての処理負荷を軽減できる。
【００５７】
［拡大縮小時の整形処理］
本実施の形態において、さらに特徴的なことは、出力用処理の一つである変倍処理３５に先立ってコード部分が検出され、そのコード部分の画像データに基づいて整形処理が行われることである。これによって、画像データが全体的に拡大又は縮小されても、情報コード画像の部分は拡大・縮小されることがなく、プリンタ部３０が印刷した情報コード画像は読取可能な状態に維持される。
【００５８】
なお、この場合において情報コード画像を印字する領域は、変倍処理によってその位置が変えられるので、整形処理４２においては変倍処理後のコード部分に対応する位置を演算によって得て、当該部分に整形処理後の画素を設定することとなる。
【００５９】
また、ここでは画像処理部２１のようなハードウエアが実際の画像処理を行う場合を例として示したが、記憶部２３に図１に示したような機能ブロックを有する画像処理プログラムを格納しておき、ＣＰＵ２２がこれを実行して画像処理をソフトウエア的に行ってもよい。この場合は画像処理部２１のようなハードウエアは必ずしも必要でない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る画像処理の一例を表す機能ブロック図である。
【図２】情報コード画像を検出するための処理の例を表すフローチャート図である。
【図３】情報コード画像の一例を表す説明図である。
【図４】ＤＣＴの処理の結果、得られるマトリクスの概要を表す説明図である。
【図５】重みベクトルの一例を表す説明図である。
【図６】孤立点の除去の処理の概要を表す説明図である。
【図７】サブマトリクスの一例を表す説明図である。
【図８】一般的な画像処理装置の構成ブロック図である。
【図９】従来の画像処理の例を表す機能ブロック図である。
【符号の説明】
１　画像処理装置、１０　スキャナ部、２０　制御部、２１　画像処理部、２２　ＣＰＵ、２３　記憶部、２４　操作部、２５　表示部、２６　外部インタフェース部、３０　プリンタ部、３１　入力階調補正処理、３２，３２′　色補正処理、３３　Ｔ／Ｉ識別処理、３４，３４′　墨生成・下色除去処理、３５　変倍処理、３６　精細度補正処理、３７　出力階調補正処理、３８　中間調生成処理、４１　コード部分検出処理、４２　整形処理。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing device such as a copying machine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, digital copying machines have been digitized. In recent years, a general color copier includes a scanner unit 10, a control unit 20, and a printer unit 30 as shown in FIG. 8, and the control unit 20 includes an image processing unit 21, a CPU 22, , A storage unit 23, an operation unit 24, a display unit 25, and an external interface unit 26.
[0003]
The scanner unit 10 is, for example, a flatbed-type scanner, and optically reads a sheet surface arranged on a reading surface in accordance with an instruction input from the control unit 20, and outputs image data as a result of the reading to the control unit 20. Output to
[0004]
The CPU 22 of the control unit 20 operates according to the program stored in the storage unit 23, instructs the scanner unit 10 to read a sheet in response to an operation by a user, and outputs image data input from the scanner unit 10. Is subjected to predetermined image processing in the image processing unit 21 and output to the printer unit 30. The specific image processing contents of the image processing unit 21 will be described later in detail.
[0005]
The storage unit 23 operates as a work memory of the CPU 22. Further, the storage unit 23 holds a program executed by the CPU 22 and various image processing parameters passed to the image processing unit 21. The operation unit 24 is a keypad or the like, and transmits the operation contents of the user to the CPU 22. The display unit 25 displays information according to an instruction input from the CPU 22. The display unit 25 is, for example, a liquid crystal display or the like. The external interface unit 25 is connected to the scanner unit 10 and the printer unit 30, and outputs an instruction input from the CPU 22 to the scanner unit 10 and the printer unit 30.
[0006]
The printer unit 30 is a color printer, and records image data input from the control unit 20 on paper using four color inks of yellow, magenta, cyan, and black (black).
[0007]
Here, an example of image processing of the image processing unit 21 will be described. The image processing performed by the image processing unit 21 is a process (input process) mainly performed in relation to the scanner unit 10 as a device that performs image input, and a process for generating image data to be output to the printer 30. (Output processing). Specifically, when image data is input from the scanner unit 10, the image processing unit 21 processes the input image data using the image processing parameters stored in the storage unit 23. The image processing unit 21 can be represented by, for example, a functional block diagram as shown in FIG.
[0008]
The image processing unit 21 includes an input tone correction process 31, a color correction process 32, a T / I identification process 33, a black generation / under color removal process 34, a scaling process 35, and a definition correction process 36 And an output gradation correction process 37 and a halftone generation process 38. In this example, the input tone correction processing 31 corresponds to the input processing, and the subsequent processing corresponds to the output processing.
[0009]
The input tone correction process 31 is a predetermined tone correction process performed on image data that is input separately for each of the red, green, and blue (RGB) color components according to the characteristics of the scanner unit 10. . By this processing, even if the characteristics of the scanner unit 10 are changed (for example, the scanner unit 10 having different characteristics), substantially the same image data can be obtained from a specific document.
[0010]
The color correction process 32 is a process for generating image data of each color component of YMC (yellow, magenta, cyan) from data of RGB color components in order to perform printing in the printer unit 30. This process is widely known as a color conversion process. The T / I identification processing 33 generates a control signal (T / I separation control signal) for distinguishing a character part (text) from an image part such as a photograph from the image data generated by the color correction processing 32. Output.
[0011]
The black generation / under color removal processing 34 receives the input of the image data on which the color correction processing 32 has been performed and the control signal generated by the T / I identification processing 33, and receives characters included in the input image data. Among the portions, a portion determined to be black is identified, and a process of setting the portion to black (black) is performed. In addition, a portion that should be the ground color of the paper is detected from the image data, and a process of correcting the ground color to white is performed. Accordingly, the image data generated by the black generation / under color removal processing 34 is image data of four color components, YMCK (yellow, magenta, cyan, and black).
[0012]
The scaling process 35 is a process for enlarging or reducing the image data generated by the black generation / under color removal process 34 in accordance with a separately input scaling instruction (enlargement / reduction instruction). The definition correction process 36 is a process for correcting the definition of the image data after the enlargement / reduction. In this processing, a control signal input from the T / I identification processing 33 is used, and correction processing is performed for each of the character portion and the image portion. The output tone correction process 37 is a process of generating image data of a tone corresponding to the color output characteristics of the printer device 30. Here, the control signal input from the T / I identification process 33 is used to output the character data. The gradation correction for reproducing the respective colors in the portion and the image portion is performed. The halftone generation process 38 is a process for correcting a halftone (a part other than black or white) of the image data of each color. Here, the control signal input from the T / I identification processing 33 is used to perform correction for reproducing the respective halftones in the character portion and the image portion.
[0013]
The image processing unit 21 processes the image data input from the scanner unit 10 by the series of image processing, and outputs the processed image data to the printer unit 30.
[0014]
However, this conventional copying machine has a problem when copying an information code image such as a bar code. An information code image in which various information is imaged and printed on a paper surface is read by a scanner, and the information included therein is used for various purposes. Since this information code image must be accurately read, it is necessary to prevent "bleeding" such as color misregistration and the like, and is generally printed in black. Also, the pattern representing the code image is an important factor in its shape, its relative size and position, etc., and even if the line width changes or each position varies due to image processing, the code It will not function as information. This becomes more important as the image becomes finer. However, in the above-described conventional copying machine, since the information code image is not particularly considered, the information code image on the copied document is not always readable.
[0015]
Therefore, when copying a document containing an information code image, the information code image is once decoded in consideration of the information code image, and at the time of printing, the information code image is generated again from the decoding result and printed. There has been proposed a technique of performing such processing (Patent Document 1).
[0016]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-13584
[Patent Document 2]
Japanese Patent No. 2774892
[Patent Document 3]
JP-A-6-2008
[Patent Document 4]
JP-A-6-124356
[Patent Document 5]
JP-A-7-219876
[Patent Document 6]
JP-A-10-171758
[Patent Document 7]
JP 2000-128043 A
[Patent Document 8]
JP-A-2000-143973.
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional method, processes such as detection of an information code image, regeneration of an information code image by decoding / re-encoding the information code image, and synthesis of the regenerated information code image are separately performed. As a result, the processing load increases, and it is no longer possible to meet the demand for high-speed copying, which is important in recent years.
[0018]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is to provide an image processing apparatus that can reduce a processing load while performing processing in consideration of an information code image.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for solving the problems of the conventional example described above is a device for detecting, in an image processing apparatus, a portion including an information code image as a code portion for image data to be processed; Means for performing predetermined image processing on the image data to generate processed image data, and means for performing a correction process on a region corresponding to the detected code portion in the processed image data, I have.
[0020]
According to an aspect of the present invention, there is provided an image processing apparatus connected to an image recording apparatus that records and outputs image data on a predetermined medium, and generates image data recorded by the image recording apparatus. Means for detecting a portion including an information code image as a code portion for the image data to be processed, and performing a series of image processing on the image data to be processed to generate image data to be recorded Means for performing a correction process on an area corresponding to the detected code portion at least when the processing on the information code image portion is completed on the processed image data in the series of image processing processes Means.
[0021]
According to another aspect of the present invention, an image input device that receives input of image data and an image recording device that records and outputs image data on a predetermined medium are connected to each other, and input from the image input device. An image processing apparatus for performing predetermined processing on image data and generating image data to be recorded by the image recording apparatus, wherein a part including an information code image of a processing target image data is a code part. Means for detecting, for the image data that has been the processing target, performing a series of image processing including processing performed in relation to the image input device, and processing performed in relation to the image recording device, Means for generating image data to be recorded; and performing correction processing on an area corresponding to the detected code portion in the course of the series of image processing. Includes a means, the detection of the code portion, with the series of image processing processes, was be performed on image data after processing performed in relation to the image input device is complete.
[0022]
These image processing apparatuses further include a unit for storing information related to an information code image included in the code portion, which is used when detecting the code portion, and the stored information is used for a subsequent information code image. It is also preferable to be subjected to the decoding process.
[0023]
Further, according to another aspect of the present invention, there is provided an image processing method for generating the image data recorded by an image recording apparatus which records and outputs image data on a predetermined medium, wherein the image processing target For data, a step of detecting a portion including an information code image as a code portion, and performing a series of image processing on the processed image data to generate image data to be recorded; and Performing a correction process on at least a region corresponding to the detected code portion at the time when the process on the information code image portion is completed on the processed image data in the process of image processing. And
[0024]
According to still another aspect of the present invention, there is provided an image input device that receives an input of image data, and an image recording device that records and outputs the image data on a predetermined medium. An image processing method for performing predetermined processing on the image data and generating image data to be recorded by the image recording apparatus, wherein a part including an information code image is detected as a code part in the image data to be processed. Performing a series of image processing including a process performed in relation to the image input device, and a process performed in relation to the image recording apparatus, for the image data that has been processed, A step of generating target image data and a step of performing a correction process on an area corresponding to the detected code part in the series of image processing. When, wherein the detection of said code portion in said series of image processing processes, was be performed on image data after processing performed in relation to the image input device is complete.
[0025]
Further, according to another aspect of the present invention, there is provided an image processing program for generating the image data recorded by an image recording apparatus that records and outputs image data on a predetermined medium using a computer, A procedure for detecting a portion including an information code image as a code portion for the image data to be processed, and performing a series of image processing on the image data to be processed to generate image data to be recorded And in the course of the series of image processing, on the processed image data, at least when the processing for the information code image portion is completed, a correction process is performed on the region corresponding to the detected code portion. And the procedure to be performed.
[0026]
According to another aspect of the present invention, a computer connected to an image input device that receives input of image data, and an image recording device that records and outputs image data on a predetermined medium, An image processing program for performing predetermined processing on input image data and generating image data to be recorded by the image recording apparatus, wherein the computer has an information code for the image data to be processed. A procedure for detecting a portion including an image as a code portion, a process performed on the image data to be processed in relation to the image input device, and a process performed in relation to the image recording device. A procedure for performing a series of image processing and generating image data to be recorded, and in the course of the series of image processing, Performing a correction process on an area corresponding to the code portion, and detecting the code portion after completion of the process performed in relation to the image input device in the process of the series of image processing. Can be performed for the image data.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The image processing apparatus of the present embodiment has the same configuration as the general image processing apparatus shown in FIG. 8, but differs in the content of the image processing in the image processing unit 21. That is, in the present embodiment, as shown in FIG. 1, the processing contents of the image processing unit 21 include an input gradation correction processing 31, a color correction processing 32 ', a T / I identification processing 33, and a black generation processing. Under color removal processing 34 ′, scaling processing 35, definition correction processing 36, output gradation correction processing 37, halftone generation processing 38, code part detection processing 41, shaping The processing 42 and the respective modules are configured. Note that portions performing the same operations as those in FIG. 9 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0028]
The code portion detection process 41 is a process of detecting a portion of an information code image from image data and outputting an area control signal indicating the detected position (area). The details of the code portion detection processing 41 will be described later in detail. Further, the shaping process 42 performs, based on the region control signal output in the code portion detection process 41, an image correction process according to the generation rule for the information code image included in the region indicated by the signal. It is. In the shaping process 42, the value of each pixel forming the information code image is corrected and output as a readable state. The specific contents of the shaping process 42 will also be described later in detail.
[0029]
The color correction process 32 ′ performs the same process as the conventional color correction process 32, but also, in accordance with the region control signal output from the code portion detection process 41, performs processing on the region indicated by the signal. With respect to the included information code image, a process of converting it into a single black color is performed. The black generation / under color removal processing 34 'is also performed in the same manner as the conventional black generation / under color removal processing 34, and the information code image included in the area indicated by the area control signal is converted to a single black color. Is performed.
[0030]
A characteristic feature of the present embodiment is that the code portion detection processing 41 is performed on the image data generated by the input gradation correction processing 31. This is an output process for directly using image data input from the scanner unit 10 as an image input device in order to prevent detection accuracy of a code portion from being varied due to various image processing and various parameters used therein. This is to be performed in the previous stage. However, the image input device usually has input characteristics for each device, and here, the input gradation correction process 31 is performed as an input process in order to correct the characteristics. In order to prevent variations in detection accuracy, it is preferable that the state be independent of the characteristics of the image input device. Therefore, in the present embodiment, the code part detection processing 41 is performed after the input processing is completed.
[0031]
Similarly, it is desirable that the image data after the shaping process 42 be output to the printer unit 30 as it is. Therefore, the processing is executed after the output gradation processing 37 or the halftone generation processing 38 which is the final stage of the output processing. Since the information code image is represented by a single black color and is not halftone data, generally, the processing for the relevant part is completed by the output gradation processing 37. Therefore, in general, the shaping process 42 may be performed before the halftone generation process 38 at a stage subsequent to the output gradation process 37. However, in the case where the halftone generation processing 38 performs some kind of processing even for a black color tone, it is necessary to perform the shaping processing 42 at a stage subsequent to the halftone generation processing 38.
[0032]
Here, the operation of the code part detection process 41 will be described first. In this process, the image data to be processed is converted into a grayscale image, and the process of detecting an area including the information code image shown in FIG. 2 is started. In the following description, the information code image is specifically a barcode as shown in FIG. This barcode is a minute image drawn in a rectangle of 11 mm in the scanning direction and 3 mm in the scanning direction, and a 1.5 mm blank area (a part where the background color of the paper appears) before and after the scanning direction. ) Is formed. The barcode image is composed of a total of four types of bars, that is, a thin black bar, a thick black bar, a thin white bar, and a thick white bar, and each of the four types of bars has at least one bar. Each book is defined as being included, and the scanning direction is the horizontal direction, and the image is a vertically striped image.
[0033]
With the input image data as a processing target, a spatial frequency map of the image data is generated (S1). Specifically, a spatial frequency map can be generated by performing DCT (Discrete Cosine Transform) transformation on the image data for each pixel block of a predetermined size, and arranging the results. Next, the spatial frequency map (for example, the above-described 8 × 8 matrix) created in process S1 is subjected to an enhancement process determined in relation to the properties of the information code image (S2).
[0034]
Here, the content of the emphasis processing will be described. As an example, if DCT is performed for each block of 8 × 8 pixels, and as a result an 8 × 8 matrix as shown in FIG. 4 is obtained, as the low frequency component in the vertical direction becomes stronger in the pixel block, 8 × 8 The values of the elements ((P) in FIG. 4) arranged substantially in the upper half of the matrix become large. Also, as the low-frequency component in the horizontal direction becomes stronger in the pixel block, the value of the element ((Q) in FIG. 4) of the 8 × 8 matrix arranged substantially in the left half becomes larger. That is, the upper element on the matrix increases according to the intensity of the low frequency component in the vertical direction, and the element on the left side increases according to the intensity of the low frequency component in the horizontal direction. Therefore, in this 8 × 8 matrix, if the value of each element arranged in the upper half becomes large and the value of each element arranged in the left half becomes small, the image of the vertical stripe is included in the pixel block. Can be determined. In this 8 × 8 matrix, when the value of each element lined up in the upper half becomes small and the value of each element lined up in the left half becomes large, it is considered that the pixel block contains an image of a horizontal stripe. Can be determined.
[0035]
That is, in the case of a barcode generated and defined as shown in the example shown in FIG. 3, if the image is read at a predetermined resolution and DCT is performed, a pixel block includes a vertically striped image. The value of each element arranged in the upper half of the matrix obtained as a result of DCT increases, and the value of each element arranged in the left half decreases.
[0036]
Therefore, in the present embodiment, an inner product of a vector in which elements in each row of the matrix of the spatial frequency map are arranged and each weight vector shown in FIG. 5 is calculated. Specifically, among the elements aij of the 8 × 8 matrix, the inner product αi = | ai1 | of the absolute value | ai1 |, | ai2 |,... | Ai8 | of the element in the i-th row and the i-th weight vector × wi1 + | ai2 | × wi2 +... + | Ai8 | × wi8 to obtain the operation results for each row, α1,..., Α8, and the sum α of these is used as the result of the emphasis processing. Although the inner product of eight vectors each having eight elements is calculated here, the inner product of each vector having 64 elements may be calculated by eight elements.
[0037]
By the way, for the vector in which the elements a11, a12,... A18 in the first row are arranged, the inner product of the vector with the weight vector such as [0, 1, 2, 3, 3, 3, 2, 1] is calculated. It becomes. As shown in FIG. 5, the values of the elements of the corresponding weight vectors are adjusted such that the elements in the upper row of the matrix have a greater contribution to the result of the enhancement processing.
[0038]
Also, here, the case where the magnitudes of the values of the elements arranged in the upper half are determined has been described. However, the absolute value of the i-th weight vector shown in FIG. .. .A8i |, the inner product βi = | a1i | × wi1 + | a2i | × wi2 +... + | A8i | × wi8 is calculated to obtain β1,. If the sum β is used as the result of the emphasis processing, the size of the elements arranged in the left half can be determined in the same manner.
[0039]
As a result of the emphasizing process for each block calculated in this way, a determination process is performed on α and β based on conditions determined in relation to the generation rule of the image of the information code image (in this case, the bar code in FIG. 3), and correction is performed. Generated spatial frequency map. Specifically, in this case, the judgment processing based on the condition that “the value of each element arranged in the upper half of the matrix becomes larger and the value of each element arranged in the left half becomes smaller” is performed. Using the determined αth and βth, a binarized image in which pixels at positions corresponding to the respective blocks are set as black when α ≧ αth and β <βth and as white otherwise, is generated (S3). The black pixel portion of the binarized image is a candidate including the information code image.
[0040]
When the image data to be processed is x × y pixels and each block is 8 × 8 pixels, the binarized image is an image of (x / 8) × (y / 8) pixels. Become. Although x and y may not be divisible by 8, the number of pixels of the binarized image in this case depends on the method of blocking in the DCT processing. This binarized image is, so to speak, a correction map that has been subjected to emphasis correction for detecting a code portion.
[0041]
On the correction map, an area defined by a relationship with a predetermined reference (an area that is “black” by the above-described determination processing) is set as a candidate area including the information code image (S4). Then, of the image data to be processed, the information code image part (code part) is defined by referring to a part corresponding to the candidate area defined in step S4 and determining whether the part satisfies a predetermined condition. Then (S5), a control signal (region control signal) representing the defined code portion is output. The output control signal is referred to when necessary in other processing of the image processing unit. Accordingly, the actual image signal is delayed by the processing of the code part detection processing 41 and passed to the subsequent image processing.
[0042]
Examples of the predetermined condition in the processing S5 include the presence or absence of a blank area provided before and after the scanning direction of the information code image, the number of lines included in the part corresponding to the candidate area, and the number of lines included in the part corresponding to the candidate area. Pattern matching with the generation rule of the information code image, such as the uniformity of the width of the line to be performed. That is, as described with reference to FIG. 3, in one example, blank areas are provided before and after the scanning direction of the barcode as the information code image. Therefore, in the case of such an information code image, if there is no blank area, it can be determined that the relevant portion is not an information code image portion. Further, when the information code image is a barcode, the number of lines included is generally determined, and is generally not constituted by only one of a thin line and a thick line. Therefore, when the number of lines included in the candidate area is not the predetermined number or when the width (thickness) is uniform, it can be determined that the part is not the information code image part. By the determination in the process S5, it is prevented that a tone portion formed by a number of vertical lines is recognized as a portion including the information code image.
[0043]
Further, in the process S4, after performing a process of removing isolated points from the generated binarized image, a process of determining a candidate region including the information code image may be performed. As a method of removing isolated points, a method widely known in the art of copying machines or the like can be used. That is, when a black pixel, such as an isolated point, is surrounded by a white pixel on the binarized image, the black pixel is corrected to a white pixel. When a certain white pixel is surrounded by a black pixel, the white pixel is corrected to a black pixel (FIG. 6).
[0044]
Note that the barcode may be read not as vertical stripes but as horizontal stripes depending on the direction in which the original is placed. That is, when the paper is arranged so that the scanning direction of the barcode coincides with the main scanning direction of the scanner unit 11, the paper is arranged such that the scanning direction of the barcode is orthogonal to the sub-scanning direction of the scanner unit 11. It is different from the case where it is arranged. When the barcode is read as horizontal stripes, the value of each element arranged in the upper half of the matrix as a result of DCT becomes smaller and the value of each element arranged in the left half becomes larger. In order to prepare for such a case, in step S3, a binarized image is generated in which black is set when β ≧ βth and α <αth, and white otherwise. In this way, it is possible to cope with the case where the image is read as horizontal stripes. That is, binarized images corresponding to the case of reading as vertical stripes and the case of reading as horizontal stripes may be generated and processed. In addition, for information code images in other forms, a characteristic portion appearing on the DCT matrix is emphasized in relation to each property, and a portion including the information code image (code portion) is determined according to the presence or absence of the characteristic portion. ) Can be detected.
[0045]
According to the code portion detection process 41, the information code image portion is recognized without any artificial operation by analyzing the frequency component and performing pattern matching on the actual processing target image data. That is, as described above, in the present embodiment, the information code image is not searched for from the entire processing target image data, so that the processing time is shortened and the load is reduced.
[0046]
[Block size in DCT]
Although the size of the block in the DCT is 8 × 8 pixels here, it is preferable that the size of the block can be changed according to, for example, the reading resolution of the scanner unit 10.
[0047]
[Another example of emphasis processing]
In the example described so far, the elements on the matrix obtained as a result of the DCT are multiplied by weights as the emphasis processing, but the intensity of the low frequency component in the vertical direction increases as the elements are higher on the matrix. Paying attention to the fact that the element on the left side increases according to the strength of the low frequency component in the horizontal direction. For example, when the information code image is the barcode shown in FIG. As shown in (1), at least one sub-matrix (such as M in FIG. 7) including elements arranged in the upper half of the matrix may be extracted, and a correction map may be generated by a predetermined operation on this sub-matrix.
[0048]
Specifically, the predetermined operation here includes an operation of a determinant of a sub-matrix and an element comparison with a predetermined comparison matrix (for example, a difference between elements). Note that the comparison matrix can be a sub-matrix extracted from the matrix by performing a DCT on the information code image to obtain a matrix. When a plurality of sub-matrices are extracted, the determinant of each sub-matrix or the like is used.
[0049]
It is determined whether or not each block is an area including the information code image by using the result of the predetermined operation on the sub-matrix. Specifically, if the value of the determinant of the sub-matrix shown in FIG. 7 exceeds a predetermined threshold value, the block that is the source of the sub-matrix is set as a candidate for the area including the information code image.
[0050]
Also in this case, if a sub-matrix including elements arranged in the left half on the matrix is used, it is possible to cope with the case where the barcode is read as horizontal stripes.
[0051]
[Shaping process]
Next, the specific contents of the shaping process 42 will be described. This shaping process 42 embodies the correction process of the present invention. According to an example of the shaping process 42, each pixel forming the information code image is set to “white” in accordance with a predetermined rule based on the output resolution information in the printer unit 30 and the information code image generation rule. Or “black” is corrected. Specifically, in the case of the information code image shown in FIG. 3, if the generation rule is such that a thin line has a width of 3 pixels and a thick line has a width of 7 pixels (both a white line and a black line) under an output resolution of 600 dpi, In the process 42, the pixels of the code portion are sequentially scanned in the bar code scanning direction (longitudinal direction of the code portion) for the code portion defined by the area control signal. Then, a process of determining the bar code line type is performed for the pixel group of one row, and the pixel value of the next row is corrected and set according to the result of the determination.
[0052]
As a process of determining the line type of the barcode, for example, when five or more black pixels continue in the scanning direction, the part is determined to be a black thick line, and similarly, when five or more white pixels continue, This part is determined as a thick white line. The reason why the width is set to 5 pixels, which is smaller than the original width of 7 pixels, is to take account of pixel shift and thickening at the time of output (a phenomenon in which the line width becomes large due to black ink bleeding on paper as a result of printing). . Further, a continuous portion of black pixels of 2 or more and less than 5 pixels is determined as a thin black line, and a continuous portion of white pixels of less than 5 pixels is determined as a thin white line.
[0053]
In this processing, for example, an input image may be directly counted in real time to determine white pixels and black pixels, respectively, or a logical circuit may be used to perform an AND operation on five pixels in the scanning direction and an OR of five pixels in the scanning direction. The determination may be made as shown in the following [Table 1] using the result and the result of the AND of two pixels.
[0054]
[Table 1]

[0055]
In addition, as a process of correcting and setting a pixel value, a ping-pong buffer that can be input / output with a delay of one row, that is, a ping-pong buffer is set, and a pixel corresponding to the head of a pixel group determined to be a black thick line in the previous row is set. Are unconditionally set to black pixels for 7 pixels. Similarly, from the pixel corresponding to the head of the pixel group determined to be a white thick line in the previous row, seven pixels from the pixel corresponding to the head of the pixel group determined to be a black thin line are unconditionally converted to white pixels. Three pixels are unconditionally set to black pixels, and three pixels are unconditionally set to white pixels from the pixel corresponding to the head of the pixel group determined to be a white thin line. With this configuration, the shaping process can be performed without causing a delay in the main scanning direction, and the determination result of the first line (one line) is used continuously for a predetermined number of lines, so that one line in each line is used. It is possible to prevent a judgment deviation in a pixel unit. Furthermore, if a plurality of such line buffers are used, a correction process can be performed by performing a majority decision on several lines in order to prevent a determination error on a line-by-line basis.
[0056]
[Example of correction processing that changes to shaping processing]
The information code image included in the information code image portion detected by the code portion detection process 41 is decoded, and an information code image is generated again using the decoding result and output to the printer unit 30. The information code image may be corrected by synthesizing the information code image with the image data to be processed. In this case, in the process S5 of the code portion detection process, information on the information code image obtained by the process, for example, information on the width of the line included in the candidate area and information on the number of lines are stored in the storage unit 23. Use this to perform decryption. For example, if information such as thick and thin lines for each line included in the candidate area is stored as the information on the line width, it can be used for processing when decoding is performed here. In this way, the information acquired in the code part detection processing 41 is used for the subsequent decoding processing, so that the processing load as a whole can be reduced.
[0057]
[Shaping process when scaling]
In this embodiment, a further characteristic feature is that a code portion is detected prior to a scaling process 35 which is one of output processes, and a shaping process is performed based on image data of the code portion. is there. Thereby, even if the image data is entirely enlarged or reduced, the information code image portion is not enlarged or reduced, and the information code image printed by the printer unit 30 is maintained in a readable state.
[0058]
In this case, the position of the area where the information code image is printed can be changed by the scaling process. Therefore, in the shaping process 42, the position corresponding to the code portion after the scaling process is obtained by calculation, and The pixel after the shaping process is set.
[0059]
Here, the case where hardware such as the image processing unit 21 performs actual image processing has been described as an example. However, the storage unit 23 stores an image processing program having functional blocks as shown in FIG. Alternatively, the CPU 22 may execute this to perform image processing by software. In this case, hardware such as the image processing unit 21 is not always necessary.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram illustrating an example of image processing according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating an example of a process for detecting an information code image.
FIG. 3 is an explanatory diagram illustrating an example of an information code image.
FIG. 4 is an explanatory diagram illustrating an outline of a matrix obtained as a result of DCT processing.
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating an example of a weight vector.
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating an outline of a process of removing an isolated point.
FIG. 7 is an explanatory diagram illustrating an example of a sub-matrix.
FIG. 8 is a configuration block diagram of a general image processing apparatus.
FIG. 9 is a functional block diagram illustrating an example of conventional image processing.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 image processing device, 10 scanner unit, 20 control unit, 21 image processing unit, 22 CPU, 23 storage unit, 24 operation unit, 25 display unit, 26 external interface unit, 30 printer unit, 31 input gradation correction process, 32 , 32 'color correction processing, 33 T / I identification processing, 34, 34' black generation / under color removal processing, 35 scaling processing, 36 definition correction processing, 37 output gradation correction processing, 38 halftone generation processing, 41 Code part detection processing, 42 Shaping processing.

Claims

Means for detecting a portion including an information code image as a code portion with respect to the image data to be processed;
Means for performing predetermined image processing on the image data that has been processed and generating processed image data;
Means for performing a correction process on an area corresponding to the detected code portion in the processed image data;
An image processing apparatus comprising:

An image processing apparatus connected to an image recording apparatus that records and outputs image data on a predetermined medium and generates image data recorded by the image recording apparatus,
Means for detecting a portion including an information code image as a code portion with respect to the image data to be processed;
Means for performing a series of image processing on the image data subjected to the processing, to generate image data to be recorded,
In the course of the series of image processing, on the processed image data, at least when the processing for the information code image portion is completed, a region corresponding to the detected code portion, means for performing a correction process,
An image processing apparatus comprising:

An image input device that receives input of image data and an image recording device that records and outputs the image data on a predetermined medium, and performs predetermined processing on the image data input from the image input device, An image processing device that generates image data recorded by the image recording device,
Means for detecting a portion including an information code image as a code portion with respect to the image data to be processed;
The image data to be processed is subjected to a series of image processing including a process performed in relation to the image input device and a process performed in relation to the image recording device, and an image to be recorded is processed. Means for generating data;
In the course of the series of image processing, means for performing a correction process for an area corresponding to the detected code portion,
Including
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the detection of the code portion is performed on the image data after the processing performed in relation to the image input apparatus is completed in the series of image processing.

The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 3,
Used when detecting the code portion, further comprising means for storing information about the information code image included in the code portion,
An image processing apparatus, wherein the stored information is subjected to a decoding process of an information code image later.

An image processing method for generating the image data recorded in an image recording apparatus that records and outputs image data on a predetermined medium,
A step of detecting a portion including the information code image as a code portion with respect to the image data to be processed;
A step of performing a series of image processing on the image data subjected to the processing, and generating image data to be recorded,
In the course of the series of image processing, on the processed image data, at least when the processing of the information code image portion is completed, a region corresponding to the detected code portion, performing a correction process,
An image processing method comprising:

Using an image input device that receives input of image data and an image recording device that records and outputs image data on a predetermined medium, performs predetermined processing on image data input from the image input device, An image processing method for generating image data recorded by an image recording device,
A step of detecting a portion including the information code image as a code portion with respect to the image data to be processed;
The image data to be processed is subjected to a series of image processing including a process performed in relation to the image input device and a process performed in relation to the image recording device, and an image to be recorded is processed. Generating data;
In the course of the series of image processing, a step of performing a correction process for an area corresponding to the detected code portion,
Including
The image processing method according to claim 1, wherein the detection of the code portion is performed on the image data after the processing performed in relation to the image input device is completed in the series of image processing.

An image processing program that generates the image data recorded by an image recording device that records and outputs image data on a predetermined medium using a computer,
On the computer,
A procedure for detecting a portion including the information code image as a code portion for the image data to be processed;
A sequence of performing a series of image processing on the image data subjected to the processing, and generating image data to be recorded,
In the process of the series of image processing, on the processed image data, at least when the processing of the information code image portion is completed, a region corresponding to the detected code portion, a procedure of performing a correction process,
An image processing program characterized by executing

Using a computer connected to an image input device that accepts input of image data and an image recording device that records and outputs image data on a predetermined medium, a predetermined format is used for image data input from the image input device. An image processing program that performs processing and generates image data recorded by the image recording device,
To the computer,
A procedure for detecting a portion including the information code image as a code portion for the image data to be processed;
The image data to be processed is subjected to a series of image processing including a process performed in relation to the image input device and a process performed in relation to the image recording device, and an image to be recorded is processed. Steps to generate the data,
In the course of the series of image processing, a procedure for performing a correction process on an area corresponding to the detected code portion,
And execute
An image processing program, wherein the detection of the code portion is performed on the image data after the processing performed in relation to the image input device is completed in the series of image processing.