JP2004110728A - Portrait creating system - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は似顔絵作成装置に関し、特に、作画依頼者の特徴部分を自動的に強調できるようにすると共に作画依頼者の好みを反映するができるようにした似顔絵作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クレジットカード、IDカードなどにおいては、悪用を避けるために持ち主の写真を貼付するといったことが行われているが、写真だと容易に写真の取り替えができて真の持ち主の確認が困難になるため、持ち主の似顔絵をデータ化して添付し、本人の確認をこのデータで行うようにする方式が検討されている。また、電子メールなどに単に文章だけでなく、差出人本人の似顔絵を添付して送るといったことも盛んに行われており、こういった要求に応えるため、似顔絵を容易に、しかも作画依頼者の好みを反映して作成できるようにすることが望まれている。
【0003】
そのため、撮像装置で人物を撮像し、得られた画像データを処理して似顔絵を作成する方法や装置が種々提案されており、例えば特許文献1には、クレジットカードなどに顔の画像データを小容量で記憶できるようにするため、顔における眉、目、鼻、口などの要素部位を多数記憶したデータベースを設け、カメラで撮影した顔を構成する各要素部位をこのデータベースに記憶された要素部位と比較し、最も似ている要素部位によって作画依頼者の顔を表すデータとして要素部位の識別データと表示位置データをカードに記憶し、そのデータによって持ち主の似顔絵を表示できるようにした方法が示されている。
【0004】
また特許文献2乃至4には、予め複数の顔要素部位データを記憶しておき、撮像結果から髪、眉、目、鼻、口などの顔における要素部位を抽出して前記顔要素部位データと対応付け、この対応付けた要素部位データを顔の輪郭内に配置して似顔絵を作る方法が示されている。さらに特許文献5には、画像センサによって人物を撮像し、画像処理によって頭部領域を抽出した後人物の顔の特徴点位置を検出すると共に顔輪郭を確定し、顔における要素部位などを特別に記憶しておくことなく、顔の特徴点を強調した似顔絵を作成する画像加工部を備えた似顔絵生成装置が示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−44643号公報(図1)
【特許文献2】
特開平9−282440号公報(図1)
【特許文献3】
特開平10−255017号公報(特許3139617号)(図1)
【特許文献4】
特開2000−311248号公報(図1)
【特許文献5】
特開2002−175538号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1に示された方法は、作画依頼者の顔を小容量のデータでなるべく忠実に再現することを目的としたものであり、人間によって描画される似顔絵のように特徴部分を強調する、といったことはできないと共に作画依頼者の好みを反映するといったこともできない。また、特許文献2乃至4に示された装置は、予め用意した顔要素部位のデータによって作画依頼者に似た似顔絵を作ることができるが、人間によって描画される似顔絵のように特徴部分を強調するといったことはできず、作画依頼者の好みを反映するといったこともできない。さらに特許文献5に記載された装置は、こういった顔要素部位のデータを持たずに似顔絵を作ることができ、また、顔輪郭を太らせたり痩せさせたり、目の太さや目尻の方向などを変化させ、笑った顔や怒った顔を自動的に作成するなどの機能を有しはするが、これらは自動的に生成するものであって作画依頼者の好みを反映するといったことはできない。
【0007】
そのため本発明においては、作画依頼者の特徴部分を自動的に強調できるようにすると共に、作画依頼者の好みを反映することができるようにした似顔絵作成装置を提供することが課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載した発明は、
作画依頼者を撮像する撮像装置と、該撮像装置の撮像結果から作画依頼者の顔の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、作画依頼者の顔における要素部位を抽出する要素部位抽出手段とを有し、顔における特徴部分を強調して似顔絵を作成する似顔絵作成装置において、
顔の輪郭における理想的な縦横比、及び面積比を記憶し、前記輪郭抽出手段が抽出した作画依頼者の輪郭における縦横比、及び上下の面積比を前記理想的な縦横比、及び面積比に近づけるよう制御する輪郭特徴強調手段と、顔における各要素部位の理想的な縦横比と水平線に対する傾斜角度のデータを記憶し、前記要素部位抽出手段の抽出した顔の要素部位毎に縦横比や傾斜角度を理想的な値に近づけるよう変化させる要素部位強調手段とからなり、撮像した作画依頼者における顔の輪郭と要素部位を理想的な輪郭と要素部位に強調して似顔絵を作成することを特徴とする。
【0009】
このようにすることにより、顔の輪郭は理想的な縦横比及び面積比にでき、顔における各要素部位も、縦横比や傾斜角度を理想的な値に近づけた似顔絵が自動的に作成でき、作画依頼者にとって好ましい似顔絵を作成できる。
【0010】
そして請求項3に記載した発明は、
作画依頼者を撮像する撮像装置と、該撮像装置の撮像結果から作画依頼者の顔の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、作画依頼者の顔における要素部位を抽出する要素部位抽出手段とを有し、顔における特徴部分を強調して似顔絵を作成する似顔絵作成装置において、
顔の輪郭における理想的な縦横比、及び面積比を記憶し、前記輪郭抽出手段が抽出した作画依頼者の輪郭における縦横比、及び上下の面積比を前記理想的な縦横比、及び面積比に近づけるよう制御する輪郭特徴強調手段と、顔における各要素部位の画像データを収容した要素部位データ記憶装置と、該要素部位データ記憶装置に記憶した要素部位を表示して作画依頼者により選択できるようにしたインターフェイスとで構成され、作画依頼者における顔の輪郭を理想的な輪郭とすると共に前記インターフェイスを介して作画依頼者が選択した要素部位を配置して似顔絵を作成することを特徴とする。
【0011】
このようにすることにより、顔における輪郭は理想的な縦横比及び面積比にでき、顔における各要素部位は要素部位データ記憶装置から作画依頼者が選択して似顔絵を作成できるから、作画依頼者の希望するような似顔絵が容易に作成できる。
【0012】
そして請求項4に記載した発明は、
作画依頼者を撮像する撮像装置と、該撮像装置の撮像結果から作画依頼者の顔の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、作画依頼者の顔における要素部位を抽出する要素部位抽出手段とを有し、顔における特徴部分を強調して似顔絵を作成する似顔絵作成装置において、
顔の輪郭における理想的な縦横比、及び面積比を記憶し、前記輪郭抽出手段が抽出した作画依頼者の輪郭における縦横比、及び上下の面積比を前記理想的な縦横比、及び面積比に近づけるよう制御する輪郭特徴強調手段と、有名人の顔画像データを収容した顔画像データ記憶装置と、該顔画像データ記憶装置に記憶した顔画像を表示し、該顔画像における要素部位を作画依頼者により選択できるようにしたインターフェイスとで構成され、作画依頼者における顔の輪郭を理想的な輪郭とすると共に前記インターフェイスを介して作画依頼者が選択した有名人の顔の要素部位を配置して似顔絵を作成することを特徴とする。
【0013】
このようにすることにより、顔における輪郭は理想的な縦横比及び面積比にでき、顔における各要素部位は作画依頼者が希望する有名人の要素部位を使った似顔絵を作成できるから、作画依頼者の希望するような似顔絵が容易に作成できる。
【0014】
そして請求項2または5に記載した発明は、
前記作成した似顔絵を表示する表示手段と、該表示手段に表示した似顔絵の輪郭や要素部位の強調処理に対する作画依頼者の変更要求を前記輪郭特徴強調手段と要素部位特徴強調手段とに伝えるインターフェイスとを有し、前記作画依頼者の変更要求に従って似顔絵の強調内容を変更できるようにしたことを特徴とする。
及び、
前記インターフェイスは、表示手段に表示した似顔絵の輪郭に対する作画依頼者の変更要求を前記輪郭特徴強調手段に伝え、作画依頼者の変更要求に従って似顔絵の強調内容を変更できるようにしたことを特徴とする。
【0015】
このように作成して表示装置に表示された似顔絵に変更点がある場合は、作画依頼者の変更要求を前記輪郭特徴強調手段と要素部位特徴強調手段とに伝えることにより、作画依頼者の希望する似顔絵とすることができ、作画依頼者の好みを反映できるようにした似顔絵作成装置を提供することができる。
【0016】
また請求項6に記載した発明は、
前記似顔絵を作成する課程で強調結果を記憶するワークメモリを有し、前記インターフェイスを介してワークメモリ内の似顔絵を直接変更できるようにしたことを特徴とする。
【0017】
このようにすることにより、表示された似顔絵より例えばもっと痩せて表示させたい、または太らせて表示させたいという作画依頼者の要求がある場合でも、画像全体の縦横比を変更する操作や、黒子の追加、移動といった要素部位の直接追加・変更操作が可能となり、より作画依頼者の好みを反映できるようにした似顔絵作成装置を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成要素部位の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0019】
図1は本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態を示した概略ブロック図、図2は本発明になる似顔絵作成装置の第2実施形態を示した概略ブロック図、図3は本発明になる似顔絵作成装置の第3実施形態を示した概略ブロック図、図4は本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態における輪郭特徴強調部の輪郭特徴の強調方法を説明するための図、図5は本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態における要素部位特徴強調部の強調方法を説明するための図、図6は本発明になる似顔絵作成装置の第3実施形態における要素部位取り替え装置による要素部位特徴の強調方法を説明するための図である。
【0020】
図中同一構成要素には同一番号を付してあり、1は似顔絵を作成する人物、10は似顔絵を作成する人物1を撮像する撮像装置、20は撮像装置10から得られた画像をアナログ/デジタル変換してデジタル化する画像デジタル化装置、30は似顔絵を作成するためのデータ処理計算機で、31は人物における顔などの対象部分を抽出する対象抽出部、32は抽出した顔などの対象部分から輪郭を抽出する輪郭抽出部、33は顔における例えば目のような基準となる要素部位を抽出する基準抽出部、34は基準となる要素部位以外の例えば髪、眉、鼻、口などの顔を構成する要素部位を抽出する要素部位抽出部で、これら対象抽出部31、輪郭抽出部32、基準抽出部33、要素部位抽出部34は、例えば微分回路を用いることにより、画像の明るさの変化する部分や色の変化する部分を抽出したり、パターンマッチング法などを用いて顔を構成する輪郭や要素部位を抽出する。36は強調した輪郭と要素部位を合成するための合成部、37は輪郭の特徴を抽出する輪郭特徴強調部、38は要素部位の特徴を強調する要素部位特徴強調部、39は合成途中の強調画像を一時的に格納するワーキングメモリ、40は似顔絵の出力装置、50は合成した似顔絵を表示するCRTやキーボードなどの入力装置を備えたユーザインターフェイス、60は顔における髪、眉、目、鼻、口などの顔を構成する要素部位のいろいろな要素部位を記憶した要素部位データベース、70は俳優やタレントなどの有名人の顔における要素部位を抽出して入れ替えることができるようにした要素部位取り替え装置、71は俳優やタレントなどの有名人の顔画像を記憶した顔画像データベース、72はこの顔画像データベース71に記憶された有名人の顔画像から、作画依頼者の希望する有名人の要素部位を抽出する要素部位抽出部である。
【0021】
このうち輪郭特徴強調部37は、輪郭抽出部32が抽出した輪郭の、面長や丸顔等の特徴を表す縦横比、頭でっかちや下膨れ等の特徴を表す対象画像の基準部分の上と下の面積比など、特徴となるデータを生成する輪郭特徴データ生成部371、この輪郭データ特徴生成部371が生成した輪郭の特徴を強調するため、例えばこの輪郭が図4(A)のように面長な場合、図4(B)のように縦bの長さをそのままにして横aの長さを1.2倍と大きくしたり、あるいは輪郭が太めの場合は横aの長さを小さくしてスリムに見せるなどの強調方法や、もしくは例えば図4(C)のように下膨れで顔の上面積cに対して下面積dが大きい場合、図4(D)のように下面積dを0.8倍して上面積cと下面積dの大きさがほぼ等しくなるようにしたり、あるいは逆に上面積cが下面積dより大きい場合は上面積cを小さくするなどの強調方法を格納した輪郭特徴強調データベース372、そして輪郭データ特徴生成部371が生成した輪郭の特徴を、この輪郭特徴強調データベース372に記憶されている強調方法により強調処理し、合成部36を介してワーキングメモリ39に格納する輪郭特徴強調処理部373とからなっている。
【0022】
また要素部位特徴強調部38は、顔における要素部位の特徴データ、すなわち例えば目の場合は、たれ目や吊上がり目等の特徴と両目の目頭と目尻を結ぶ線の交差角度や、細い目やパッチリ目等の特徴を表す目の縦横比等を生成する要素部位特徴データ生成部381、この要素部位特徴データ生成部381が生成した要素部位の特徴を強調するため、例えば図5(A)のように目尻が目頭より下がっているたれ目(この場合は左目を示す)の場合、この目尻と目頭を結ぶ線が水平線と交差する角度θ度(傾斜角度)を検出し、図5(B)のようにその交差角度θ度を0度に戻す強調や、図5(C)のように縦fの長さに対して横eの長さが大きい細目の場合、図5(D)のように横eの長さを例えば0.8倍し、縦fの長さを1.2倍してパッチリ目にしたりする強調方法を格納した要素部位特徴強調データベース382、そして要素部位特徴データ生成部381で生成した要素部位特徴データを基準に、この要素部位特徴強調データベース382に記憶されている強調方法により強調処理してワーキングメモリ39に格納する要素部位特徴強調処理部383からなっている。なお、今の場合、目の特徴について記したが、これは髪や眉、鼻や口などについても同様にしてそれぞれの強調処理方法が要素部位特徴強調データベース382に記憶されている。
【0023】
このように構成した本発明の似顔絵作成装置の第1実施形態について図1、図4、図5を用いて説明すると、人物1を撮像した撮像装置10からの信号は、アナログ/デジタル変換回路を含む画像デジタル化装置20によってデジタル化され、データ処理計算機30の対象抽出部31で似顔絵作成の対象となる部分が抽出される。そしてさらに輪郭抽出部32で顔の輪郭が抽出され、次に例えば目などの顔の基準となる要素部位が基準抽出部33で、その他の髪や眉、鼻や口などの顔の要素部位が要素部位抽出部34で抽出される。なおこれら対象抽出、輪郭抽出、基準要素部位抽出、要素部位抽出などは、前記したように微分回路を用いて明るさや色の変化点を検出したり、テンプレートマッチングなどの方法を用いておこなう。
【0024】
こうして輪郭と顔を構成する要素部位が抽出されると、次に輪郭特徴強調部37における輪郭特徴データ生成部371が、輪郭抽出部32によって得られた輪郭がどのような縦横比か、及び上下の面積比はどのような構成になっているかを調べて輪郭の特徴データを生成する。そしてこの輪郭の縦横比が図4(A)に示したような例えば面長である場合、輪郭特徴強調処理部373は、輪郭特徴強調データベース372から面長の場合の強調処理方法、例えば図4(B)に示したように輪郭の横aの長さを1.2倍して標準の輪郭にする強調処理方法を選択し、面長の輪郭が標準の縦横比の輪郭となるように強調処理する。また輪郭特徴データ生成部371の生成した輪郭特徴データが、図4(C)に示したように顔の上面積cに対して下面積dが大きい下膨れの場合、例えば図4(D)に示したように下面積dを0.8倍して上面積cと下面積dの大きさがほぼ等しくなる強調処理方法を選択し、下膨れの輪郭が標準のすっきりした標準の縦横比の輪郭となるように強調処理する。そしてこれらの強調処理結果は、合成部36を介し、ワーキングメモリ39の所定の位置に記憶される。
【0025】
一方、要素部位特徴データ生成部381は、基準抽出部33や要素部位抽出部34が検出した目など、顔における基準となる要素部位やその他の髪、眉、鼻、口などの要素部位につき、それぞれの特徴となる点、例えば目であれば目頭と目尻とを結ぶ線が水平線と交差する角度(傾斜角度)、目における縦と横の長さ比などの特徴を生成する。すると要素部位特徴強調処理部383は、要素部位特徴強調データベース382に記憶されている目頭と目尻とを結ぶ線が水平線と交差する角度による強調処理を選択し、例えば図5(A)のように交差角度θ度のたれ目の場合は、図5(B)のようにこの角度が0度になるよう強調処理する。また図5(C)のように目の縦fの長さに対して横eの長さが大きい細目の場合、図5(D)のように横eの長さを例えば0.8倍し、縦fの長さを1.2倍するなどの強調処理を選択してパッチリ目にして強調処理をおこなう。そしてこれらの強調処理結果は、合成部36を介し、ワーキングメモリ39の所定の位置に記憶される。
【0026】
こうして強調処理のされた似顔絵の画像がワーキングメモリ39に記憶されると、それが合成部36を介してユーザインターフェイス50に備えられたCRTに表示され、その似顔絵が作画依頼者の望むものであった場合は出力装置40で出力されて似顔絵が完成する。またこの表示された似顔絵が作画依頼者の気に入らない場合、作画依頼者はインターフェイス50に備えられたキーボードなどの入力装置を操作し、合成部36を介して輪郭特徴強調部37、要素部位特徴強調部38に再処理を指示する。そのため輪郭特徴強調部37、要素部位特徴強調部38は、指示に従って再処理し、作画依頼者の希望した似顔絵になるようにする。またこの場合、輪郭特徴強調部37、要素部位特徴強調部38に再処理を指示するのではなく、インターフェイス50に備えられた入力装置からの入力で、ワーキングメモリ39に記憶された似顔絵を直接変更できるようにしても良い。このようにすると、例えば表示された似顔絵をもっと痩せさせたい、または太らせたいといった要望や、黒子の追加、移動といった要素部位の直接追加・変更操作が実現でき、より作画依頼者の好みを反映できる似顔絵作成装置を提供することができる。
【0027】
以上が本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態の動作であるが、以上説明してきた第1実施形態では、顔における要素部位は全て作画依頼者本人のものを強調処理して使っていたため、その強調処理には限界があり、好みの似顔絵が得られない場合がある。それに対処したのが図2に示した本発明における第2実施形態である。この第2実施形態においては、図1に示した第1実施形態における要素部位特徴強調部38の代わりに、顔における髪、眉、目、鼻、口などの顔を構成する要素部位をいろいろ記憶した要素部位データベース60を配したものである。
【0028】
すなわちこの図2に示した第2実施形態においては、図1に示した第1実施形態と同様、人物1を撮像した撮像装置10からの信号は、アナログ/デジタル変換回路を含む画像デジタル化装置20によってデジタル化され、データ処理計算機31の対象抽出部31で似顔絵作成の対象となる部分が抽出される。そして輪郭抽出部32で顔の輪郭が、基準抽出部33で目などの顔の基準となる要素部位が、そして要素部位抽出部34でその他の髪や眉、鼻や口などの顔の要素部位が抽出される。
【0029】
そして得られた顔の輪郭は、輪郭特徴強調部37の輪郭特徴データ生成部371により、前記したようにどのような縦横比か、及び上下の面積比はどのような構成になっているかが調べられて輪郭の特徴データが生成され、その結果を基に輪郭特徴強調処理部373が、輪郭特徴強調データベース372に記憶されている輪郭の縦横比と上下の面積比のそれぞれに対応した強調処理方法を選択して前記したのと同様に強調処理を実施する。そしてこの輪郭の強調処理結果と基準抽出部33、要素部位抽出部34などで抽出された目などの顔の基準となる要素部位と、その他の髪や眉、鼻や口などの顔の要素部位が合成部36を介し、ワーキングメモリ39の所定の位置に記憶されると共に、合成部36を介してユーザインターフェイス50に備えられたCRTなどの表示装置に表示される。
【0030】
それと同時に合成部36は、髪、眉、目、鼻、口などの要素部位を夫々複数記憶している要素部位データベース60からそれぞれの要素部位を読み出し、ユーザインターフェイス50のCRTなどの表示装置に表示させる。そのため作画依頼者は、ユーザインターフェイス50に設けられたキーボードなどの入力装置を用い、自分の好みに最も適していると思われる髪、眉、目、鼻、口などを選択して要素部位データベース60に指示し、合成部36を介してワーキングメモリ39に記憶させ、CRTなどの表示装置を備えたユーザインターフェイス50に表示されている作画依頼者の顔要素部位と置き換えてゆき、全ての要素部位が選択されて似顔絵が完成すると、出力装置40で出力して似顔絵が完成する。
【0031】
またこの表示された似顔絵における輪郭が作画依頼者の気に入らない場合、作画依頼者はインターフェイス50に備えられたキーボードなどの入力装置を操作し、合成部36を介して輪郭特徴強調部37に再処理を指示する。そのため輪郭特徴強調部37は、指示に従って再処理し、作画依頼者の希望した似顔絵になるようにする。なお、顔における要素部位が気に入らない場合は前記したようにして交換できる。またこの場合、輪郭特徴強調部37に再処理を指示するのではなく、インターフェイス50に備えられた入力装置からの入力で、ワーキングメモリ39に記憶された似顔絵の輪郭やその他の要素部位を直接変更できるようにしても良い。このようにすると、例えば表示された似顔絵をもっと痩せさせたい、または太らせたいといった要望や、黒子の追加、移動といった要素部位の直接追加・変更操作が実現でき、より作画依頼者の好みを反映できる似顔絵作成装置を提供することができる。
【0032】
以上が本発明になる似顔絵作成装置の第2実施形態の動作であるが、この第2実施形態により、作画依頼者は自分の好みにあった要素部位要素部位を用いて好みの似顔絵を作ることができるが、更に人によっては、この要素部位を俳優やタレントなど、有名人に似せて作りたいという人もいる。それに対処したのが図3に示した本発明における第3実施形態である。この第3実施形態においては、図1に示した第1実施形態における要素部位特徴強調部38、または図2に示した要素部位データベース60の代わりに、俳優やタレントなどの有名人の顔画像とその要素部位を予め格納した図6に71で示したような顔画像データベースを設け、作画依頼者がインターフェイス50のキーボードなどを用い、好みの有名人の顔画像における要素部位を抽出できる要素部位抽出部72を備えた要素部位取り替え装置70を設けたものである。
【0033】
すなわちこの図3に示した第3実施形態においては、図1に示した第1実施形態と同様、人物1を撮像した撮像装置10からの信号は、アナログ/デジタル変換回路を含む画像デジタル化装置20によってデジタル化され、データ処理計算機31の対象抽出部31で似顔絵作成の対象となる部分が抽出される。そして輪郭抽出部32で顔の輪郭が、基準抽出部33で目などの顔の基準となる要素部位が、そして要素部位抽出部34でその他の髪や眉、鼻や口などの顔の要素部位が抽出される。
【0034】
そして得られた顔の輪郭は、輪郭特徴強調部37の輪郭特徴データ生成部371により、前記したようにどのような縦横比か、及び上下の面積比はどのような構成になっているかが調べられて輪郭の特徴データが生成される。そしてその結果を基に輪郭特徴強調処理部373が、輪郭特徴強調データベース372に記憶されている輪郭の縦横比と上下の面積比のそれぞれに対応した強調処理方法を選択して前記したのと同様に強調処理を実施する。そしてこの輪郭の強調処理結果と基準抽出部33、要素部位抽出部34などで抽出された目などの顔の基準となる要素部位と、その他の髪や眉、鼻や口などの顔の要素部位が合成部36を介し、ワーキングメモリ39の所定の位置に記憶されると共に合成部36を介してユーザインターフェイス50に送られ、図6(A)に示したようにCRTなどの表示装置に表示される。
【0035】
それと同時に合成部36は、要素部位取り替え装置70における顔要素部位データベース71に記憶された俳優やタレントなどの有名人の顔画像を読み出し、もしくは図6に50として示したように、ユーザインターフェイス50におけるCRTなどの表示装置に人名と要素部位名を入力できるように表示させる。そのため作画依頼者は、ユーザインターフェイス50に設けられたキーボードなどの入力装置を用い、要素部位抽出部72で有名人の中から好みの人を選ぶと共にその人の顔の要素部位を顔画像データベース71から選択して抽出する。そしてそれを、合成部36を介してユーザインターフェイス50のCRTなどに表示されている作画依頼者の要素部位と交換し、図6(B)のように表示させる。そのためユーザインターフェイス50のCRTなどの表示装置には、作画依頼者の強調処理した輪郭と有名人の要素部位を用いた似顔絵が表示され、全ての要素部位が選択されて似顔絵が完成すると、出力装置40で出力して似顔絵が完成する。
【0036】
なお、この表示された似顔絵における輪郭が作画依頼者の気に入らない場合は前記と同様、作画依頼者はインターフェイス50に備えられたキーボードなどの入力装置を操作し、合成部36を介して輪郭特徴強調部37に再処理を指示する。そのため輪郭特徴強調部37は、指示に従って再処理し、作画依頼者の希望した似顔絵になるようにする。また、顔における要素部位が気に入らない場合はさらに有名人の要素部位を強調したり他の有名人の要素部位などに交換しても良い。さらにこの場合、輪郭特徴強調部37に再処理を指示するのではなく、インターフェイス50に備えられた入力装置からの入力で、ワーキングメモリ39に記憶された似顔絵の輪郭やその他の要素部位を直接変更できるようにしても良い。このようにすると、例えば表示された似顔絵をもっと痩せさせたい、または太らせたいといった要望や、黒子の追加、移動といった要素部位の直接追加・変更操作が実現でき、より作画依頼者の好みを反映できる似顔絵作成装置を提供することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明の請求項1に記載した発明によれば、顔の輪郭は理想的な縦横比及び面積比にでき、顔における各要素部位も、縦横比や傾斜角度を理想的な値に近づけた似顔絵が自動的に作成でき、作画依頼者にとって好ましい似顔絵を作成できる。
【0038】
そして請求項3に記載した本発明によれば、顔における輪郭は理想的な縦横比及び面積比にでき、顔における各要素部位は要素部位データ記憶装置から作画依頼者が選択して似顔絵を作成できるから、作画依頼者の希望するような似顔絵が容易に作成できる。
【0039】
また請求項4に記載した本発明によれば、顔における輪郭は理想的な縦横比及び面積比にでき、顔における各要素部位は作画依頼者が希望する有名人の要素部位を使った似顔絵を作成できるから、作画依頼者の希望するような似顔絵が容易に作成できる。
【0040】
そして請求項2または5に記載した本発明によれば、表示装置に表示された似顔絵に変更点がある場合は、作画依頼者の変更要求を前記輪郭特徴強調手段と要素部位特徴強調手段とに伝えることにより、作画依頼者の希望する似顔絵とすることができ、作画依頼者の好みを反映できるようにした似顔絵作成装置を提供することができる。
【0041】
また請求項6に記載した本発明によれば、表示された似顔絵より例えばもっと痩せて表示させたい、または太らせて表示させたいという作画依頼者の要求がある場合でも、画像全体の縦横比を変更する操作や、黒子の追加、移動といった要素部位の直接追加・変更操作が可能となり、より作画依頼者の好みを反映できるようにした似顔絵作成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態を示した概略ブロック図である。
【図2】本発明になる似顔絵作成装置の第2実施形態を示した概略ブロック図である。
【図3】本発明になる似顔絵作成装置の第3実施形態を示した概略ブロック図である。
【図4】本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態における輪郭特徴強調部の輪郭特徴の強調方法を説明するための図である。
【図5】本発明になる似顔絵作成装置の第1実施形態における要素部位特徴強調部の強調方法を説明するための図である。
【図6】本発明になる似顔絵作成装置の第3実施形態における要素部位取り替え装置による要素部位特徴の強調方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 人物
10 撮像装置
20 画像デジタル化装置
30 データ処理計算機
31 対象抽出部
32 輪郭抽出部
33 基準抽出部
34 要素部位抽出部
36 合成部
37 輪郭特徴強調部
38 要素部位特徴強調部
39 ワーキングメモリ
40 出力装置
371 輪郭特徴データ生成部
372 輪郭特徴強調データベース
373 輪郭特徴強調処理部
381 要素部位特徴データ生成部
382 要素部位特徴強調データベース
383 要素部位特徴強調処理部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a portrait creating apparatus, and more particularly, to a portrait creating apparatus capable of automatically highlighting a characteristic part of a drawing client and reflecting a preference of the drawing client.
[0002]
[Prior art]
In credit cards, ID cards, etc., it is common to attach the owner's photo to avoid abuse, but if it is a photo, it is easy to replace the photo and it is difficult to confirm the true owner A method has been studied in which a portrait of the owner is converted into data and attached, and the identity is confirmed using this data. Also, not only texts but also portraits of the sender are attached and sent to e-mails, etc., and in order to respond to such demands, portraits can be easily created and the preference of the drawing requester It is hoped that it can be created by reflecting the above.
[0003]
For this reason, various methods and apparatuses have been proposed in which an image of a person is imaged by an imaging device and the obtained image data is processed to create a portrait. For example, Patent Document 1 discloses a method for reducing the size of face image data on a credit card or the like. In order to be able to store by the capacity, a database is provided which stores a number of element parts such as eyebrows, eyes, nose and mouth in the face, and each element part constituting the face photographed by the camera is stored in this database. In this method, the identification data and display position data of the element parts are stored on the card as data representing the face of the drawing requester by the most similar element parts, and the caricature of the owner can be displayed based on the data. Have been.
[0004]
Further, in Patent Documents 2 to 4, a plurality of face element part data are stored in advance, and element parts in the face such as hair, eyebrows, eyes, nose, mouth, etc. are extracted from the imaging result, and the face element part data is stored. A method of associating and arranging the associated element part data in the outline of the face to create a portrait is shown. Further, Patent Document 5 discloses that a person is imaged by an image sensor, a head region is extracted by image processing, feature points of the face of the person are detected, and a face contour is determined. A portrait generating apparatus including an image processing unit that creates a portrait without emphasizing feature points of a face is shown.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-9-44643 (FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-9-282440 (FIG. 1)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 10-255017 (Japanese Patent No. 3139617) (FIG. 1)
[Patent Document 4]
JP 2000-31248 A (FIG. 1)
[Patent Document 5]
JP-A-2002-175538 (FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method disclosed in Patent Literature 1 aims to reproduce the face of a drawing requester with as little data as possible as possible, and emphasizes a characteristic portion like a portrait drawn by a human. And cannot reflect the preference of the drawing client. Further, the apparatuses disclosed in Patent Documents 2 to 4 can create a portrait similar to a drawing requester using data of a face element portion prepared in advance, but emphasize a characteristic portion like a portrait drawn by a human. And cannot reflect the preference of the drawing client. Further, the device described in Patent Document 5 can create a portrait without having such data of the face element part, and can also make the face outline thicker or thinner, the thickness of the eyes and the direction of the outer corner of the eyes. Has the function of automatically creating a laughing face or an angry face, but these are generated automatically and cannot reflect the preference of the drawing client. .
[0007]
Therefore, it is an object of the present invention to provide a caricature creating apparatus that can automatically emphasize a characteristic part of a drawing client and reflect the preference of the drawing client.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the invention described in claim 1 is
An image capturing apparatus for capturing an image of the drawing requester, a contour extracting means for extracting a contour of the face of the drawing requester from an imaging result of the image capturing apparatus, and an element part extracting means for extracting an element part in the face of the drawing requester are provided. And a portrait creating apparatus for creating a portrait by emphasizing a characteristic portion of the face,
The ideal aspect ratio and area ratio in the contour of the face are stored, and the aspect ratio and the upper and lower area ratio in the contour of the drawing requester extracted by the contour extraction means are converted to the ideal aspect ratio and area ratio. Contour feature emphasizing means for controlling to be close to each other, and data of an ideal aspect ratio of each element part in the face and data of an inclination angle with respect to a horizontal line are stored, and the aspect ratio and inclination of each face element part extracted by the element part extraction means are stored An elemental part emphasizing means for changing an angle so as to approach an ideal value, wherein a facial caricature is created by emphasizing a face contour and an elemental part of the photographed drawing client to the ideal outline and the elemental part. And
[0009]
By doing in this way, the face contour can be set to the ideal aspect ratio and area ratio, and for each element part in the face, a portrait with the aspect ratio and the inclination angle close to the ideal value can be automatically created, It is possible to create a portrait that is preferable for a drawing client.
[0010]
And the invention described in claim 3 is:
An image capturing apparatus for capturing an image of the drawing requester, a contour extracting means for extracting a contour of the face of the drawing requester from an imaging result of the image capturing apparatus, and an element part extracting means for extracting an element part in the face of the drawing requester are provided. And a portrait creating apparatus for creating a portrait by emphasizing a characteristic portion of the face,
The ideal aspect ratio and area ratio in the contour of the face are stored, and the aspect ratio and the upper and lower area ratio in the contour of the drawing requester extracted by the contour extraction means are converted to the ideal aspect ratio and area ratio. The contour feature emphasizing means for controlling the image data of the face, the element part data storage device containing the image data of each element part in the face, and the element parts stored in the element part data storage device are displayed and can be selected by the drawing requester. The interface is configured to make the outline of the face of the drawing client an ideal contour, and to arrange the element parts selected by the drawing client via the interface to create a portrait.
[0011]
By doing so, the contour of the face can be set to an ideal aspect ratio and area ratio, and each element part of the face can be selected by the drawing client from the element part data storage device to create a portrait, so that the drawing client Can easily create a caricature as desired.
[0012]
And the invention described in claim 4 is:
An image capturing apparatus for capturing an image of the drawing requester, a contour extracting means for extracting a contour of the face of the drawing requester from an imaging result of the image capturing apparatus, and an element part extracting means for extracting an element part in the face of the drawing requester are provided. And a portrait creating apparatus for creating a portrait by emphasizing a characteristic portion of the face,
The ideal aspect ratio and area ratio in the contour of the face are stored, and the aspect ratio and the upper and lower area ratio in the contour of the drawing requester extracted by the contour extraction means are converted to the ideal aspect ratio and area ratio. A contour feature emphasizing means for controlling the image data to be close to each other, a face image data storage device containing face image data of a celebrity, a face image stored in the face image data storage device, and an element part in the face image being displayed by a client And an interface that can be selected by the user, the outline of the face of the drawing client is set as an ideal outline, and the element parts of the face of the celebrity selected by the drawing client via the interface are arranged to create a portrait. It is characterized in that it is created.
[0013]
In this way, the contour of the face can be set to an ideal aspect ratio and area ratio, and each element part of the face can be created as a portrait using the celebrity element part desired by the drawing client. Can easily create a caricature as desired.
[0014]
And the invention described in claim 2 or 5 is:
Display means for displaying the created portrait, an interface for transmitting a request for change of the drawing requester for enhancement processing of the outline or element part of the portrait displayed on the display means to the outline feature enhancement means and the element part feature enhancement means, and Wherein the emphasis content of the portrait is changed according to the change request of the drawing client.
as well as,
The interface transmits a request for changing the drawing requester to the outline of the portrait displayed on the display means to the outline feature emphasizing means, so that the emphasized content of the portrait can be changed in accordance with the change request of the drawing requester. .
[0015]
When there is a change in the portrait created and displayed on the display device in this way, the change request of the drawing client is transmitted to the outline feature emphasizing means and the element part feature emphasizing means, so that the request of the drawing client can be changed. It is possible to provide a caricature creation device capable of reflecting the preference of a drawing client.
[0016]
The invention described in claim 6 is:
A work memory for storing the emphasis result in the process of creating the portrait is provided, and the portrait in the work memory can be directly changed via the interface.
[0017]
In this way, even if there is a request from the drawing requester to make the image appear thinner or thicker than the displayed portrait, for example, an operation to change the aspect ratio of the entire image, It is possible to directly add and change element parts such as adding and moving, and to provide a portrait creating apparatus that can reflect the preference of a drawing client more.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be illustratively described in detail with reference to the drawings. However, the dimensions, materials, shapes, relative arrangements, and the like of the component parts described in this embodiment are not intended to limit the scope of the present invention thereto unless otherwise specified. It is merely an illustrative example.
[0019]
FIG. 1 is a schematic block diagram showing a first embodiment of a portrait creating apparatus according to the present invention, FIG. 2 is a schematic block diagram showing a second embodiment of a portrait creating apparatus according to the present invention, and FIG. FIG. 4 is a schematic block diagram showing a third embodiment of the portrait creating apparatus according to the present invention. FIG. 4 is a view for explaining a method of enhancing the contour features of the contour feature enhancing section in the first embodiment of the portrait creating apparatus according to the present invention. FIG. 5 is a view for explaining a method of emphasizing an element part feature emphasizing part in the first embodiment of the portrait drawing apparatus according to the present invention, and FIG. 6 is an element part replacing apparatus in the third embodiment of the portrait drawing apparatus according to the present invention. FIG. 7 is a diagram for explaining a method of highlighting an element part feature by using FIG.
[0020]
In the figure, the same components are denoted by the same reference numerals, 1 is a person who creates a portrait, 10 is an imaging device that captures the person 1 who creates a portrait, and 20 is an analog / digital image obtained from the
[0021]
Among them, the contour
[0022]
In addition, the element part
[0023]
The first embodiment of the portrait creating apparatus of the present invention configured as described above will be described with reference to FIGS. 1, 4, and 5. A signal from the
[0024]
When the element parts constituting the outline and the face are thus extracted, the outline feature
[0025]
On the other hand, the element part feature
[0026]
When the portrait image thus emphasized is stored in the working
[0027]
The above is the operation of the first embodiment of the portrait drawing apparatus according to the present invention. However, in the first embodiment described above, all the element parts in the face are used by emphasizing the drawing requester himself. However, there is a limit to the emphasis processing, and a favorite portrait may not be obtained. The second embodiment of the present invention shown in FIG. 2 addresses this. In the second embodiment, instead of the element part
[0028]
That is, in the second embodiment shown in FIG. 2, similarly to the first embodiment shown in FIG. 1, a signal from an
[0029]
The obtained contour of the face is examined by the contour feature
[0030]
At the same time, the synthesizing
[0031]
If the outline in the displayed portrait is not desired by the drawing requester, the drawing requester operates an input device such as a keyboard provided in the
[0032]
The operation of the second embodiment of the portrait creating apparatus according to the present invention has been described above. According to the second embodiment, the drawing client can create a favorite portrait using the element part element part that suits his / her preference. But some people want to make this element look like a celebrity, such as an actor or a talent. The third embodiment of the present invention shown in FIG. 3 addresses this. In the third embodiment, instead of the element part
[0033]
That is, in the third embodiment shown in FIG. 3, similarly to the first embodiment shown in FIG. 1, a signal from an
[0034]
The obtained contour of the face is examined by the contour feature
[0035]
At the same time, the synthesizing
[0036]
If the contour of the displayed portrait is not desired by the drawing requester, the drawing requester operates an input device such as a keyboard provided in the
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the profile of the face can be set to an ideal aspect ratio and area ratio. Can be automatically created, and a preferred portrait for a drawing client can be created.
[0038]
According to the third aspect of the present invention, the contour of the face can be set to an ideal aspect ratio and area ratio, and each element part of the face is selected by the drawing requester from the element part data storage device to create a portrait. Because it is possible, a portrait like the one requested by the drawing client can be easily created.
[0039]
According to the present invention described in claim 4, the contour of the face can be set to an ideal aspect ratio and area ratio, and each element part of the face creates a portrait using the element part of a celebrity desired by the drawing client. Because it is possible, a portrait like the one requested by the drawing client can be easily created.
[0040]
According to the second or fifth aspect of the present invention, when there is a change in the portrait displayed on the display device, the change request of the drawing client is sent to the outline feature emphasizing unit and the element part feature emphasizing unit. By transmitting the information, a portrait picture desired by the drawing requester can be obtained, and a portrait drawing creating apparatus capable of reflecting the preference of the drawing requester can be provided.
[0041]
Further, according to the present invention described in claim 6, even if there is a request from the drawing requester to display, for example, a thinner or thicker than the displayed portrait, the aspect ratio of the entire image is reduced. It is possible to perform a change operation and an operation of directly adding and changing element parts such as adding and moving a mole, and to provide a caricature creation device that can reflect the preference of a drawing client more.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic block diagram showing a first embodiment of a portrait drawing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic block diagram showing a second embodiment of the portrait drawing apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic block diagram showing a third embodiment of a portrait creating apparatus according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram for explaining a contour feature emphasizing method of a contour feature emphasizing unit in the first embodiment of the portrait drawing apparatus according to the present invention;
FIG. 5 is a view for explaining an emphasizing method of an element part feature emphasizing unit in the first embodiment of the portrait creating apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram for explaining a method of enhancing an element part feature by an element part replacement device in a third embodiment of the portrait drawing apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 person
10 Imaging device
20 Image digitizing device
30 Data processing computer
31 Target extractor
32 Contour extraction unit
33 Reference extraction unit
34 Element part extraction unit
36 Synthesizing unit
37 Outline Feature Enhancement Unit
38 Element part feature highlighter
39 working memory
40 Output device
371 Outline feature data generation unit
372 Contour feature enhancement database
373 Contour feature enhancement processing unit
381 Element part feature data generation unit
382 Element site feature emphasis database
383 Element part feature enhancement processing unit
Claims (6)
顔の輪郭における理想的な縦横比、及び面積比を記憶し、前記輪郭抽出手段が抽出した作画依頼者の輪郭における縦横比、及び上下の面積比を前記理想的な縦横比、及び面積比に近づけるよう制御する輪郭特徴強調手段と、顔における各要素部位の理想的な縦横比と水平線に対する傾斜角度のデータを記憶し、前記要素部位抽出手段の抽出した顔の要素部位毎に縦横比や傾斜角度を理想的な値に近づけるよう変化させる要素部位強調手段とからなり、撮像した作画依頼者における顔の輪郭と要素部位を理想的な輪郭と要素部位に強調して似顔絵を作成することを特徴とする似顔絵作成装置。An image capturing apparatus for capturing an image of the drawing requester, a contour extracting means for extracting a contour of the face of the drawing requester from an imaging result of the image capturing apparatus, and an element part extracting means for extracting an element part in the face of the drawing requester are provided. And a portrait creating apparatus for creating a portrait by emphasizing a characteristic portion of the face,
The ideal aspect ratio and area ratio in the contour of the face are stored, and the aspect ratio and the upper and lower area ratio in the contour of the drawing requester extracted by the contour extraction means are converted to the ideal aspect ratio and area ratio. Contour feature emphasizing means for controlling to be close to each other, and data of an ideal aspect ratio of each element part in the face and data of an inclination angle with respect to a horizontal line are stored, and the aspect ratio and inclination of each face element part extracted by the element part extraction means are stored. An elemental part emphasizing means for changing an angle so as to approach an ideal value, wherein a facial caricature is created by emphasizing a face contour and an elemental part of the photographed drawing client to the ideal outline and the elemental part. Caricature creation device.
顔の輪郭における理想的な縦横比、及び面積比を記憶し、前記輪郭抽出手段が抽出した作画依頼者の輪郭における縦横比、及び上下の面積比を前記理想的な縦横比、及び面積比に近づけるよう制御する輪郭特徴強調手段と、顔における各要素部位の画像データを収容した要素部位データ記憶装置と、該要素部位データ記憶装置に記憶した要素部位を表示して作画依頼者により選択できるようにしたインターフェイスとで構成され、作画依頼者における顔の輪郭を理想的な輪郭とすると共に前記インターフェイスを介して作画依頼者が選択した要素部位を配置して似顔絵を作成することを特徴とする似顔絵作成装置。An image capturing apparatus for capturing an image of the drawing requester, a contour extracting means for extracting a contour of the face of the drawing requester from an imaging result of the image capturing apparatus, and an element part extracting means for extracting an element part in the face of the drawing requester are provided. And a portrait creating apparatus for creating a portrait by emphasizing a characteristic portion of the face,
The ideal aspect ratio and area ratio in the contour of the face are stored, and the aspect ratio and the upper and lower area ratio in the contour of the drawing requester extracted by the contour extraction means are converted to the ideal aspect ratio and area ratio. The contour feature emphasizing means for controlling the image data of the face, the element part data storage device containing the image data of each element part in the face, and the element parts stored in the element part data storage device are displayed and can be selected by the drawing requester. A portrait, wherein the portrait of the face of the drawing client is set as an ideal contour, and a portrait is created by arranging the element parts selected by the drawing client via the interface. Creation device.
顔の輪郭における理想的な縦横比、及び面積比を記憶し、前記輪郭抽出手段が抽出した作画依頼者の輪郭における縦横比、及び上下の面積比を前記理想的な縦横比、及び面積比に近づけるよう制御する輪郭特徴強調手段と、有名人の顔画像データを収容した顔画像データ記憶装置と、該顔画像データ記憶装置に記憶した顔画像を表示し、該顔画像における要素部位を作画依頼者により選択できるようにしたインターフェイスとで構成され、作画依頼者における顔の輪郭を理想的な輪郭とすると共に前記インターフェイスを介して作画依頼者が選択した有名人の顔の要素部位を配置して似顔絵を作成することを特徴とする似顔絵作成装置。An image capturing apparatus for capturing an image of the drawing requester, a contour extracting means for extracting a contour of the face of the drawing requester from an imaging result of the image capturing apparatus, and an element part extracting means for extracting an element part in the face of the drawing requester are provided. And a portrait creating apparatus for creating a portrait by emphasizing a characteristic portion of the face,
The ideal aspect ratio and area ratio in the contour of the face are stored, and the aspect ratio and the upper and lower area ratio in the contour of the drawing requester extracted by the contour extraction means are converted to the ideal aspect ratio and area ratio. A contour feature emphasizing means for controlling the image data to be close to each other, a face image data storage device containing face image data of a celebrity, a face image stored in the face image data storage device, and an element part in the face image being displayed by a client And an interface that can be selected by the user, the outline of the face of the drawing client is set as an ideal outline, and the element parts of the face of the celebrity selected by the drawing client via the interface are arranged to create a portrait. A caricature creation device characterized by creating.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-09-20 JP JP2002275914A patent/JP2004110728A/en not_active Withdrawn
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