JP2004109583A - Fixing device and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタまたはファクシミリなどのトナーを利用した画像形成装置に用いる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加熱定着ローラに、エンドレスベルトを所定角度巻き付けてニップ部を形成する定着装置が実現されている。この定着装置は、エンドレスベルトを巻き付けて広いニップ部を形成することができるため、加熱定着ローラの径を小さくすることができる。
しかしながら、このようなエンドレスベルトで加熱定着ローラに押圧された記録紙は、加熱定着ローラから剥離しにくい。
そこで、ニップ部の出口付近において加熱定着ローラを局所的に強く押圧し、加熱定着ローラに歪みを生じさせることにより記録紙の剥離を促す定着装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
また、加熱定着ローラの回転軸方向中央部の圧力を両端よりも大きくすることにより、紙しわを防止しているものもある(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−133776号公報
【特許文献2】
特開2001−356625号公報
【特許文献3】
特開2002−148981号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した背景からなされたものであり、さらに高い剥離性を有する定着装置を提供することを目的とする。
例えば、カラー印刷した場合などは、複数色のトナーが記録紙上に大量に付着しており特に剥離しにくい。また、薄いコート紙などの場合に、記録紙自身の腰が弱く剥離しにくい。
そこで、このように剥離しにくい印刷形態に対しても十分な剥離性を有する定着装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[定着装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる定着装置は、記録媒体に付着したトナーを定着させる定着装置であって、少なくとも表面に弾性体層が形成された定着ローラと、前記定着ローラとの間で前記記録媒体を挟みこんでニップ部を形成するベルトと、前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する加圧部材とを有し、前記加圧部材は、前記ニップ部を通過する記録媒体に対して、定着ローラ回転軸方向の中央部よりも端部をより強く押圧する。
【0006】
好適には、前記加圧部材は、前記ニップ部の出口近傍の前記ベルトを押圧する第1の押圧部と、前記第1の押圧部よりも前記ニップ部の入口近傍の前記ベルトを押圧する第2の押圧部とを含み、前記第1の押圧部が、前記ニップ部を通過する記録媒体に対して、定着ローラ回転軸方向の中央部よりも端部をより強く押圧する。
【0007】
好適には、前記第1の押圧部は、前記第2の押圧部よりも剛性が高い。
【0008】
好適には、前記第2の押圧部は、前記ニップ部を通過する記録媒体に対して、定着ローラ回転軸方向の両端部よりも中央部をより強く押圧する。
【0009】
また、本発明にかかる定着装置は、記録媒体に付着したトナーを定着させる定着装置であって、少なくとも表面に弾性体層が形成された定着ローラと、前記定着ローラとの間で前記記録媒体を挟みこんでニップ部を形成するベルトと、前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する加圧部材と、前記ニップ部の出口近傍の前記ベルト側に、前記ベルトの回転軸方向の長さとほぼ同じ長さの剥離補助部材とを有し、前記剥離補助部材の端部が前記ベルトの表面近傍に位置する。
【0010】
好適には、前記ベルトの表面近傍に位置する剥離補助部材の端部は、前記定着ローラ回転軸方向の中央部よりも端部において前記ベルトの表面の方向に突き出た形状を有する。
【0011】
好適には、前記ニップ部の出口近傍の前記定着ローラ側に、前記定着ローラの回転軸方向の長さとほぼ同じ長さの主剥離部材をさらに有し、前記主剥離部材の端部が前記定着ローラの表面近傍に位置する。
【0012】
また、本発明にかかる定着装置は、記録媒体に付着したトナーを定着させる定着装置であって、少なくとも表面に弾性体層が形成された定着ローラと、前記定着ローラとの間で前記記録媒体を挟みこんでニップ部を形成するベルトと、前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記ニップ部の出口近傍で前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する第1の押圧部と、前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記第1の押圧部よりも前記ニップ部の入口近傍の前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する第2の押圧部とを有し、前記第1の押圧部の前記ベルトを押圧する面は、前記定着ローラの方向に突出した曲面であり、前記曲面において前記ベルトを押圧する圧力が最大の点における記録媒体搬送方向の接線は、前記定着ローラと前記ベルトとが前記ニップ部入口近傍で接する接点と前記ニップ部出口近傍で接する接点とを結んだニップ直線と平行、又は、前記ニップ部出口側において、前記ニップ直線に比べて前記定着ローラからより遠ざかる方向に傾いている。
【0013】
[画像形成装置]
また、本発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の定着装置を具備する。
【0014】
【発明の実施の形態】
[コピー装置]
図1は、本発明にかかる定着装置20を有するコピー装置10(画像形成装置)の構成を例示する図である。
図1に示すように、コピー装置10は、装置全体を制御する制御装置11、用紙トレイ部12、原稿用紙40を送る原稿送り装置14、原稿用紙40の画像を読み取るスキャナ16、ゼログラフィなどによりトナー像を印刷用紙42上に形成するプリントエンジン18、および、印刷用紙42上のトナー像を定着させる定着装置20などから構成される。
コピー装置10が使用するトナーは、例えば、WAXが内添されたポリエステル系重合トナーであり、イエロー・マゼンダ・シアン・ブラックの4色である。
なお、図中の矢印はそれぞれX軸、Y軸およびZ軸の方向を示し、例えば(−X)はX軸のマイナス方向を示す。本図におけるX軸、Y軸およびZ軸は、以下の図におけるものと対応している。
【0015】
[定着装置]
図2は、定着装置20の構成をより詳細に説明する図である。
図2に示すように、定着装置20は、定着ローラ210、エンドレスベルト220、加圧部材230、ベルト走行ガイド240、剥離手段250および剥離補助手段260を有する。
定着ローラ210は、金属製のコア(円筒状芯金)212の周囲に耐熱性弾性体層214および耐熱性樹脂層216を形成したものであり、コア212の内部に、ハロゲンランプなどの熱源218を有する。
コア212は、鉄、アルミニウム又はステンレスなどの熱伝導性の高い金属で形成され、耐熱性弾性体層214および耐熱性樹脂層216は、例えばPFAなどで形成される。
エンドレスベルト220は、例えば筒状のベルトであり、ベルトの外周面を定着ローラ210に対して所定の角度巻き付けるように接触させて、印刷用紙42が通過するニップ部を形成する。
エンドレスベルト220は、例えばポリイミドで形成されたベース層をPFAでコーティングして形成される。
【0016】
加圧部材230は、弾性体押圧部材232(第2の押圧部)、低摩擦層234、支持部材236および剛性体押圧部材238(第1の押圧部)を有する。
弾性体押圧部材232は、定着ローラ210の外周面にほぼ添った凹曲面を有し、エンドレスベルト220内側に配置されて、当該凹曲面でエンドレスベルト220を定着ローラ210の方向に押圧し、幅広いニップ部を形成する。
また、弾性体押圧部材232は、エンドレスベルト220の内周面と接する部分に、表面平滑性の高い低摩擦層234を形成し、エンドレスベルト220の滑らかな回転を実現させる。
弾性体押圧部材232は、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム又は板バネなどの弾性体で形成され、低摩擦層234は、例えばテフロン(登録商標)を含侵させたガラス繊維で形成される。
剛性体押圧部材238は、弾性体押圧部材232の用紙搬送方向後方に配置され、エンドレスベルト220を介して、定着ローラ210を押圧し、定着ローラ210の外周に歪みを作り出す。
剛性体押圧部材238は、例えばアルミニウムなどの剛性体部材で形成される。
上記弾性体押圧部材232および剛性体押圧部材238は、金属製の支持部材236に保持されている。
【0017】
ベルト走行ガイド240は、支持部材236の弾性体押圧部材232と反対側の面に設けられ、エンドレスベルト220の摺動回転を円滑にする。
したがって、ベルト走行ガイド240のエンドレスベルト220と接触する面は、摩擦係数および熱伝導性が低い材料であることが望ましい。
【0018】
剥離手段250は、ニップ部出口近傍の定着ローラ210側に配置され、剥離部材252(主剥離部材)と、この剥離部材252を保持する第1の保持部材254とを有する。
剥離部材252は、例えば耐熱性を有する薄板部材であり、剥離部材252のX軸方向の長さは、エンドレスベルト220のX軸方向の長さとほぼ同じである。
第1の保持部材254は、ニップ部の出口近傍において剥離部材252の端部が定着ローラ210表面の近傍に位置するように、剥離部材252を保持する。
【0019】
剥離補助手段260は、ニップ部出口近傍のエンドレスベルト側に配置され、剥離補助部材262と、この剥離補助部材262を保持する第2の保持部材264とを有する。
剥離補助部材262は、例えば耐熱性を有する薄板部材であり、剥離補助部材262の最大平面は、ほぼ長方形である。
また、剥離補助部材252のX軸方向の長さは、エンドレスベルト220のX軸方向の長さとほぼ同じである。
第2の保持部材264は、ニップ部の出口近傍において剥離補助部材262の端部がエンドレスベルト220の外周面近傍に位置するように、剥離補助部材262を保持する。
なお、剥離部材252および剥離補助部材264は、アルミニウムなどの金属又は耐熱性樹脂などで形成される。
【0020】
[加圧分布]
次に、加圧部材230がエンドレスベルト220を押圧する圧力(ニップ圧力)の分布を説明する。
図3は、図2における定着装置20の断面(L断面)の一例を説明する図である。
図3に示すように、剛性体押圧部材238は、定着ローラ210の回転軸方向(X方向)の両端に凸部238aおよび238bを有する。
剛性体押圧部材238の凸部(238aおよび238b)と凹部(238c)とは、エンドレスベルト220を介して、印刷用紙42を定着ローラ210の方向に押圧し、定着ローラ210の表面に歪みを生じさせる。
【0021】
図4は、図2に示すK断面およびL断面におけるニップ圧力のグラフを示す。
図4に示す実線は、L断面におけるニップ圧を示し、一点鎖線は、K断面におけるニップ圧を示す。
L断面において、エンドレスベルト220および定着ローラ210に対するニップ圧力は、エンドレスベルト220の回転軸方向(X軸方向)の中央部(Pc)よりも両端部(Pe)の方が高い。
そのため、回転軸方向(X軸方向)両端で定着ローラ210表面の歪みが大きくなり、印刷用紙42の両端の剥離性能が上がり、さらに、エンドレスベルト220の回転方向(X軸方向)両端において摺動抵抗が大きいため、印刷用紙42の両端の搬送速度が遅くなるので、印刷用紙42の中央部の剥離遅れを防止でき、回転軸方向(X軸方向)全域で良好な剥離性能を実現する。
なお、剛性体押圧部材238は、エンドレスベルト220の回転軸方向(X軸方向)両端のニップ圧力を中央部よりも高くできれば、図3に例示した形状に限定されず、例えば、回転軸方向の両端と中央部とで剛性の異なる部材を用いて構成されてもよい。
一方、K断面では、エンドレスベルト220および定着ローラ210に対するニップ圧力は、エンドレスベルト220の回転軸方向(X軸方向)の両端部よりも中央部の方が高い。
印刷用紙42の端部は紙シワになりやすいので、弾性体押圧部材232は、K断面(図4)に示すような圧力分布でエンドレスベルト220を押圧し、定着ローラ210の回転軸方向(X軸方向)両端の歪みを小さくして、紙シワの発生を低減させる。
【0022】
図5は、剛性体押圧部材238の曲面を説明する図である。
図5に示すように、剛性体押圧部材238のエンドレスベルト220に接触する面は、定着ローラ210の方向に凸曲面である。
剛性体押圧部材238の凸曲面のニップ圧力は、図中の点Pにおいて最大となり、剛性体押圧部材238の凸曲面の点Pおける接線(印刷用紙42が搬送される方向のもの)が、接線Mである。
また、図中のニップ線Nは、定着ローラ210とエンドレスベルト220がニップ部入口で接する点Qとニップ部出口で接する点Rとを結んだ直線である。
接線Mは、ニップ線Nと平行、又は、ニップ線Nよりもニップ部出口側において定着ローラ210から遠ざかる方向に傾いていることが好ましく、本例の接線Mは、ニップ部出口側において定着ローラ210から遠ざかる方向に、ニップ線Nよりも角度αだけ傾いている。
このように、剛性体押圧部材238が、ニップ圧の最大点における接線がニップ部出口側において定着ローラ210から遠ざかるような凸曲面を有すると、印刷用紙42は、定着ローラ210からより剥離しやすくなる。
【0023】
図6は、用紙搬送方向のニップ圧力のグラフを示す。
図6に示すように、弾性体押圧部材232に押圧される部分のニップ圧力は、剛性体押圧部材238に押圧される部分のニップ圧力よりも低い。
弾性体押圧部材232に押圧される部分のニップ圧力は、ほぼ一定しており、トナー像の定着に適したものである。
また、剛性体押圧部材238に押圧される部分のニップ圧力は、定着ローラ210の表面を剥離に適した量だけ歪ませるため、点P(図5)において局所的に最大(Pc)となる。
このように、ニップ部出口近傍で局所的にニップ圧力を大きくして、ニップ部出口近傍の定着ローラ210表面を局所的に歪ませて、印刷用紙42の剥離性を高める。
【0024】
[定着動作]
次に、図2を参照して定着処理の動作を説明する。
定着ローラ210が矢印B方向に回転すると、この回転によりエンドレスベルト220も従動回転する。
プリントエンジン18(図1)によりトナー像420が形成された印刷用紙42は、矢印A方向に搬送されて、定着装置20のニップ部に挿通される。
ニップ部に挿通された印刷用紙42は、弾性体押圧部材232の押圧により、トナー像420が形成された面を定着ローラ210の外周面に密着させられる。
定着ローラ210の外周面に密着させられた印刷用紙42上のトナー像420は、定着ローラ210から供給される熱により溶融し印刷用紙42に定着する。
トナー像が定着した印刷用紙42は、剛性体押圧部材238による定着ローラ210外周面の歪みと、耐熱性樹脂層216の離型作用とにより、定着ローラ210から剥離する。
【0025】
剥離手段250は、定着ローラ210からの印刷用紙42の剥離を補助し、剥離補助手段260は、エンドレスベルト220からの印刷用紙42の剥離を補助する。
また、剥離補助手段260は、印刷用紙42の角がZ軸マイナス方向(−Z方向)にカールするのを受け止めて、印刷用紙42のカールを矯正する。
【0026】
このように、ニップ部出口直前で、印刷用紙42の回転軸方向両端部を中央部よりも強く押圧することにより、印刷用離42の定着ローラ210に対する剥離性能を高めることができる。
また、この剥離性能向上に伴って、印刷用紙42がエンドレスベルト220に付着した場合には、剥離補助部材262が印刷用紙42をエンドレスベルト220から剥離させ、印刷用紙42がカールした場合には、剥離補助部材262が印刷用紙42のカールを矯正することができる。
【0027】
[剥離性能の確認]
次に、剛性体押圧部材238による定着ローラ210の回転軸方向両端のニップ圧Pe(図4)と中央部のニップ圧Pc(図4)との比を変化させて剥離性能を確認する。
以下、Pc/Peを係数kとする。
図7は、係数kを変化させた場合の剥離性能および紙シワ性能の表であり、図8は、図7に示す剥離性能および紙シワ性能を評価するときの評価基準の表である。
また、図9は、図7に示した剥離性能および紙シワ性能のグラフである。
図7に示すように、係数kが、0.50,0.75,0.83,1.00および1.25の場合の剥離性能および紙シワ性能を評価した。
剥離性能および紙シワ性能は、定着ローラ210の表面温度(160℃〜185℃)ごとに評価し、各係数kごとに合計して比較を行った。
【0028】
[条件]
以下、剥離性能および紙シワ性能のテスト条件を示す。
トナー:WAX成分が内添されたポリエステル系重合トナー
トナー像:TMA=13g/m2程度のベタ塗り像、先端余白3mm
印刷用紙:坪量104g/m2
環境:気温25℃、湿度60%
【0029】
[評価基準]
次に、剥離性能および紙シワ性能を評価する基準を示す。
図8(A)に示すように、A〜Eの5つの基準で評価した。
A〜Dは、剥離性能を評価する基準であり、剥離しにくい条件(上記印刷用紙にベタ塗り画像を形成して使用)でテストした。一方、Eは、紙しわ性能を評価する基準であり、紙しわが発生しやすい条件(白紙を使用)でテストした。
基準Aは、光沢むらの有無に対する評価基準である。光沢むらは、剥離不良時の加熱不均一により発生する。光沢むらが発生した場合に×と評価した。
基準Bは、気泡発生に対する評価基準である。気泡は、加熱過多により発生する。つまり、剥離不良による加熱過多に応じて気泡が発生する。基準以上の気泡が発生した場合に×と評価した。
基準Cは、定着ロール210へのトナー付着に対する評価基準である。トナーの付着は、加熱過多により発生する。トナーが定着ロール210に付着した場合に×と評価した。
基準Dは、剥離手段250によるこすり傷に対する評価基準である。剥離不良の時に、印刷用紙42が剥離手段250に強く接触し、こすり傷を受ける。印刷面にこすり傷が発生した場合に×と評価した。
基準Eは、紙しわに対する評価基準である。通常の白紙に発生する紙しわを評価する。3枚中1枚でも紙シワが発生した場合に×と評価した。
また、図8(B)に示すように、各評価基準について○と評価された温度範囲の広さに応じて、剥離評価を行い、各評価基準の剥離評価に対してポイントを付与した。
○と評価された温度範囲が30度以上の場合は、3ポイントであり、温度範囲が狭くなるに従ってポイントが低くなる。
【0030】
[結果]
図7に示すように、160℃〜185℃までの各温度において、上記A〜Dそれぞれの基準について評価し、各評価基準(A〜D)ごとにまとめた評価が剥離評価であり、この各評価基準ごとの剥離評価をまとめたものが剥離総合評価ポイントである。
また、基準Eに関しても、160℃〜185℃までの各温度の評価をまとめて、紙シワ性能ポイントとした。
以上の剥離総合評価ポイントおよび紙シワ性能ポイントを係数kに対してプロットしたグラフが、図9である。
図9に示すように、剥離性能は、係数kが0.7〜0.9の範囲で良好であり、紙シワ性能は、係数0.75以降が良好である。
したがって、係数kの値の範囲は、0.7〜0.9が好ましく、0.75〜0.9がより好ましい。
【0031】
以上説明したように、本発明にかかる定着装置20は、ニップ部出口近傍において、印刷用紙42の回転軸方向中央部よりも両端部をより強く押圧することにより、印刷用紙42の剥離性能を向上させることができる。
また、定着装置20は、剥離性能の向上に伴って発生する印刷用紙42のカールおよびエンドレスベルト220への付着を、剥離補助部材262を用いることにより解消させることができる。
【0032】
[変形例]
なお、剥離性能は印刷用紙42の端部において特に顕著であり、さらに剥離補助部材262とエンドレスベルト220の接触磨耗防止などを考え合わせると、剥離補助部材262は、エンドレスベルト220に対して両端部でより接近し中央部で離隔する形状が望ましい。
図10(A)および図10(B)は、剥離補助部材262の変形例を例示する図である。
図10(A)および図10(B)に示すように、剥離補助部材262は、エンドレスベルト220外周面の近傍に位置する端部において、エンドレスベルト220方向に突出した2つの突出部266を両端に有し、この2つの突出部266の間に滑らかな凹部268を形成してもよい。
突出部266は、図10(A)に例示するような頂点であってもよいし、図10(B)に例示すように、エンドレスベルト262に平行な部分であってもよい。
特に、図10(B)に例示した形状は、印刷用紙42の大きさが2種類以上ある場合に好適である。
このように、剥離補助部材262は、突出部266を回転軸方向(X軸方向)の両端に設けることにより、印刷用紙42両端のカールを受け止めて矯正し、さらに剥離補助部材262がエンドレスベルト220と近接する部分を最小限にして、接触による磨耗や熱交換を低減させることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる定着装置によれば、さらに高い剥離性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる定着装置20を有するコピー装置10の構成を例示する図である。
【図2】定着装置20の構成をより詳細に説明する図である。
【図3】図2における定着装置20の断面(L断面)の一例を説明する図である。
【図4】図2に示すK断面およびL断面におけるニップ圧力のグラフである。
【図5】剛性体押圧部材238の曲面を説明する図である。
【図6】用紙搬送方向のニップ圧力のグラフである。
【図7】係数kを変化させた場合の剥離性能の評価の表を示す図である。
【図8】(A)は、図7に示す評価基準の表を示し、(B)は、評価に対応する評価ポイントの表を示す図である。
【図9】図7に示した剥離性能および紙シワ性能のグラフである。
【図10】(A)および(B)は、それぞれ剥離補助部材262の変形例を例示する図である。
【符号の説明】
10・・・コピー装置
20・・・定着装置
210・・・定着ローラ
212・・・コア
214・・・耐熱性弾性体層
216・・・耐熱性樹脂層
218・・・熱源
220・・・エンドレスベルト
230・・・加圧部材
232・・・弾性体押圧部材
234・・・低摩擦層
236・・・支持部材
238・・・剛性体押圧部材
240・・・ベルト走行ガイド
250・・・剥離手段
252・・・剥離部材
254・・・第1の保持部材
260・・・剥離補助手段
262・・・剥離補助部材
264・・・第2の保持部材
42・・・印刷用紙
420・・・トナー像[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a fixing device used in an image forming apparatus using a toner, such as a copying machine, a printer, and a facsimile.
[0002]
[Prior art]
A fixing device that forms a nip portion by winding an endless belt around a heat fixing roller at a predetermined angle has been realized. In this fixing device, since a wide nip portion can be formed by winding an endless belt, the diameter of the heat fixing roller can be reduced.
However, the recording paper pressed by the heat fixing roller with such an endless belt hardly peels off from the heat fixing roller.
In view of this, there has been proposed a fixing device in which the heat fixing roller is locally strongly pressed in the vicinity of the exit of the nip portion to cause the heat fixing roller to be distorted, thereby facilitating the separation of the recording paper (for example,
In some cases, paper wrinkles are prevented by increasing the pressure at the center of the heat-fixing roller in the direction of the rotation axis than at both ends (for example, see Patent Document 3).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-11-133776 [Patent Document 2]
JP 2001-356625 A [Patent Document 3]
JP-A-2002-148981
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above background, and has as its object to provide a fixing device having higher releasability.
For example, when color printing is performed, a large amount of toner of a plurality of colors adheres to the recording paper, and it is particularly difficult to remove the toner. Further, in the case of a thin coated paper or the like, the stiffness of the recording paper itself is weak and the recording paper is not easily peeled.
Accordingly, it is an object of the present invention to provide a fixing device having a sufficient releasability even in a printing mode in which the printing is difficult to be performed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
[Fixing device]
In order to achieve the above object, a fixing device according to the present invention is a fixing device that fixes toner adhered to a recording medium, and includes a fixing roller having an elastic layer formed at least on a surface thereof; A belt that sandwiches the recording medium to form a nip portion, and a pressing member that is provided to face the fixing roller with the belt therebetween and presses the belt in the direction of the fixing roller. The pressing member presses the recording medium passing through the nip more strongly at the end than at the center in the fixing roller rotation axis direction.
[0006]
Preferably, the pressing member presses the belt near the outlet of the nip portion, and a first pressing portion that presses the belt near the entrance of the nip portion more than the first pressing portion. And a second pressing portion, wherein the first pressing portion presses the end portion of the recording medium passing through the nip portion more strongly than the center portion in the fixing roller rotation axis direction.
[0007]
Preferably, the first pressing portion has higher rigidity than the second pressing portion.
[0008]
Preferably, the second pressing portion presses the center portion of the recording medium passing through the nip portion more strongly than the both end portions in the fixing roller rotation axis direction.
[0009]
Further, the fixing device according to the present invention is a fixing device for fixing toner adhered to a recording medium, wherein the recording medium is fixed between at least a fixing roller having an elastic layer formed on a surface thereof and the fixing roller. A belt that sandwiches the belt to form a nip portion, a pressing member that is provided to face the fixing roller with the belt interposed therebetween, and presses the belt in the direction of the fixing roller; On the belt side, a separation assisting member having a length substantially equal to the length of the belt in the rotation axis direction is provided, and an end of the separation assisting member is located near the surface of the belt.
[0010]
Preferably, an end of the peeling assisting member located near the surface of the belt has a shape protruding in the direction of the surface of the belt at an end from a center in the rotation axis direction of the fixing roller.
[0011]
Preferably, the fixing roller side near the outlet of the nip portion further includes a main peeling member having a length substantially equal to a length of the fixing roller in a rotation axis direction, and an end of the main peeling member is fixed to the fixing portion. It is located near the surface of the roller.
[0012]
Further, the fixing device according to the present invention is a fixing device for fixing toner adhered to a recording medium, wherein the recording medium is fixed between at least a fixing roller having an elastic layer formed on a surface thereof and the fixing roller. A belt that sandwiches the belt to form a nip portion, and a first pressing portion that is provided to face the fixing roller across the belt and presses the belt in the direction of the fixing roller near an outlet of the nip portion. A second pressing portion provided to face the fixing roller with the belt therebetween, and pressing the belt closer to the entrance of the nip portion than the first pressing portion in the direction of the fixing roller. The surface of the first pressing portion that presses the belt is a curved surface protruding in the direction of the fixing roller, and the recording medium conveyance direction at a point where the pressure that presses the belt on the curved surface is maximum. The tangent line is parallel to a nip straight line connecting the contact point where the fixing roller and the belt contact near the nip portion entrance and the contact contact near the nip portion exit, or the nip straight line at the nip portion exit side. In comparison, it is inclined in a direction away from the fixing roller.
[0013]
[Image forming apparatus]
Further, an image forming apparatus according to the present invention includes the fixing device according to any one of
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Copy device]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a copying apparatus 10 (image forming apparatus) having a
As shown in FIG. 1, a
The toner used by the copying
The arrows in the figure indicate the directions of the X axis, the Y axis, and the Z axis, for example, (-X) indicates the minus direction of the X axis. The X, Y, and Z axes in this figure correspond to those in the following figures.
[0015]
[Fixing device]
FIG. 2 is a diagram illustrating the configuration of the
As shown in FIG. 2, the
The
The
The
The
[0016]
The pressing
The elastic
In addition, the elastic
The elastic pressing
The rigid-
The rigid
The elastic
[0017]
The
Therefore, it is desirable that the surface of the
[0018]
The peeling means 250 is disposed on the side of the fixing
The peeling
The
[0019]
The
The
Further, the length of the peeling
The
Note that the peeling
[0020]
[Pressure distribution]
Next, the distribution of the pressure (nip pressure) at which the
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a cross section (L cross section) of the fixing
As shown in FIG. 3, the rigid
The convex portions (238a and 238b) and the concave portions (238c) of the rigid
[0021]
FIG. 4 shows a graph of the nip pressure in the K section and the L section shown in FIG.
The solid line shown in FIG. 4 indicates the nip pressure in the L section, and the dashed line indicates the nip pressure in the K section.
In the L section, the nip pressure on the
Therefore, the distortion of the surface of the fixing
Note that the rigid
On the other hand, in the K cross section, the nip pressure on the
Since the end of the
[0022]
FIG. 5 is a diagram illustrating a curved surface of the rigid
As shown in FIG. 5, the surface of the rigid
The nip pressure on the convex curved surface of the rigid
A nip line N in the figure is a straight line connecting a point Q at which the fixing
The tangent line M is preferably parallel to the nip line N or inclined in a direction away from the fixing
As described above, when the rigid
[0023]
FIG. 6 shows a graph of the nip pressure in the paper transport direction.
As shown in FIG. 6, the nip pressure of the portion pressed by the elastic pressing
The nip pressure of the portion pressed by the elastic pressing
Further, the nip pressure of the portion pressed by the rigid
As described above, the nip pressure is locally increased near the nip exit, and the surface of the fixing
[0024]
[Fixing operation]
Next, the operation of the fixing process will be described with reference to FIG.
When the fixing
The
The
The
The
[0025]
The
Further, the
[0026]
As described above, immediately before the exit of the nip portion, by pressing both ends in the rotation axis direction of the
In addition, when the
[0027]
[Confirmation of peeling performance]
Next, the peeling performance is confirmed by changing the ratio of the nip pressure Pe (FIG. 4) at both ends of the fixing
Hereinafter, Pc / Pe is defined as a coefficient k.
FIG. 7 is a table of the peeling performance and the paper wrinkle performance when the coefficient k is changed, and FIG. 8 is a table of the evaluation criteria for evaluating the peeling performance and the paper wrinkle performance shown in FIG.
FIG. 9 is a graph of the peeling performance and the paper wrinkle performance shown in FIG.
As shown in FIG. 7, the peeling performance and the paper wrinkling performance when the coefficient k was 0.50, 0.75, 0.83, 1.00 and 1.25 were evaluated.
The peeling performance and the paper wrinkling performance were evaluated for each surface temperature (160 ° C. to 185 ° C.) of the fixing
[0028]
[conditions]
Hereinafter, test conditions of the peeling performance and the paper wrinkle performance are shown.
Toner: Polyester polymerized toner with WAX component added internally Toner image: TMA = solid image of about 13 g / m 2 ,
Printing paper: basis weight 104 g / m 2
Environment: temperature 25 ° C, humidity 60%
[0029]
[Evaluation criteria]
Next, the criteria for evaluating the peeling performance and the paper wrinkling performance will be described.
As shown in FIG. 8A, the evaluation was made based on five criteria A to E.
A to D are criteria for evaluating the peeling performance, and the test was performed under the conditions where the peeling is difficult (a solid image is formed on the printing paper and used). On the other hand, E is a criterion for evaluating the paper wrinkle performance, and the test was performed under conditions where paper wrinkles easily occur (using blank paper).
The criterion A is an evaluation criterion for the presence or absence of uneven gloss. The uneven gloss is caused by uneven heating at the time of poor peeling. When gloss unevenness occurred, it was evaluated as x.
The criterion B is an evaluation criterion for bubble generation. Bubbles are generated by excessive heating. That is, bubbles are generated according to excessive heating due to defective peeling. When air bubbles exceeding the standard were generated, it was evaluated as x.
The criterion C is an evaluation criterion for toner adhesion to the fixing
The criterion D is an evaluation criterion for scuffing by the peeling means 250. At the time of the peeling failure, the
The criterion E is an evaluation criterion for paper wrinkles. Evaluate paper wrinkles that occur on normal blank paper. When paper wrinkles occurred in at least one of the three sheets, it was evaluated as x.
Further, as shown in FIG. 8 (B), the peeling evaluation was performed in accordance with the range of the temperature range evaluated as “に つ い て” for each evaluation criterion, and points were given to the peeling evaluation of each evaluation criterion.
When the temperature range evaluated as “○” is 30 ° C. or more, three points are obtained, and the points become lower as the temperature range becomes narrower.
[0030]
[result]
As shown in FIG. 7, at each temperature from 160 ° C. to 185 ° C., each of the above criteria A to D was evaluated, and the evaluation summarized for each of the evaluation criteria (A to D) was the peeling evaluation. The sum of the peeling evaluations for each evaluation criterion is the total peeling evaluation point.
Regarding the reference E, the evaluation of each temperature from 160 ° C. to 185 ° C. was collectively defined as a paper wrinkle performance point.
FIG. 9 is a graph in which the above-described total evaluation points of the peeling and the paper wrinkle performance points are plotted against the coefficient k.
As shown in FIG. 9, the peeling performance is good when the coefficient k is in the range of 0.7 to 0.9, and the paper wrinkle performance is good when the coefficient is 0.75 or more.
Therefore, the range of the value of the coefficient k is preferably from 0.7 to 0.9, and more preferably from 0.75 to 0.9.
[0031]
As described above, the fixing
Further, the fixing
[0032]
[Modification]
Note that the peeling performance is particularly remarkable at the end of the
FIGS. 10A and 10B are diagrams illustrating a modification of the
As shown in FIGS. 10A and 10B, the peeling
The
In particular, the shape illustrated in FIG. 10B is suitable when the size of the
As described above, the
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the fixing device of the present invention, higher releasability can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a copying apparatus having a fixing device according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating the configuration of a fixing
3 is a diagram illustrating an example of a cross section (L cross section) of the fixing
FIG. 4 is a graph of nip pressure in a K section and an L section shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a diagram illustrating a curved surface of a rigid
FIG. 6 is a graph of a nip pressure in a paper transport direction.
FIG. 7 is a view showing a table of evaluation of peeling performance when a coefficient k is changed.
8A is a diagram showing a table of evaluation criteria shown in FIG. 7, and FIG. 8B is a diagram showing a table of evaluation points corresponding to the evaluation.
FIG. 9 is a graph of the peeling performance and paper wrinkle performance shown in FIG.
FIGS. 10A and 10B are diagrams exemplifying modifications of the
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (9)
少なくとも表面に弾性体層が形成された定着ローラと、
前記定着ローラとの間で前記記録媒体を挟みこんでニップ部を形成するベルトと、
前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する加圧部材と
を有し、
前記加圧部材は、前記ニップ部を通過する記録媒体に対して、定着ローラ回転軸方向の中央部よりも端部をより強く押圧する定着装置。A fixing device for fixing toner adhered to a recording medium, comprising:
A fixing roller having at least a surface formed with an elastic layer,
A belt that sandwiches the recording medium between the fixing roller and forms a nip portion;
A pressure member provided to face the fixing roller with the belt therebetween, and pressing the belt in the direction of the fixing roller;
The fixing device, wherein the pressing member presses the edge of the recording medium passing through the nip portion more strongly than the center in the rotation axis direction of the fixing roller.
前記第1の押圧部が、前記ニップ部を通過する記録媒体に対して、定着ローラ回転軸方向の中央部よりも端部をより強く押圧する
請求項1に記載の定着装置。A first pressing portion that presses the belt near the outlet of the nip portion; and a second pressing portion that presses the belt near the entrance of the nip portion more than the first pressing portion. And
2. The fixing device according to claim 1, wherein the first pressing unit presses the end portion of the recording medium passing through the nip portion more strongly than the center portion in the fixing roller rotation axis direction. 3.
請求項2に記載の定着装置。The fixing device according to claim 2, wherein the first pressing portion has higher rigidity than the second pressing portion.
請求項2または3に記載の定着装置。4. The fixing device according to claim 2, wherein the second pressing portion presses the center portion of the recording medium passing through the nip portion more strongly than both ends in the fixing roller rotation axis direction. 5.
少なくとも表面に弾性体層が形成された定着ローラと、
前記定着ローラとの間で前記記録媒体を挟みこんでニップ部を形成するベルトと、
前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する加圧部材と、
前記ニップ部の出口近傍の前記ベルト側に、前記ベルトの回転軸方向の長さとほぼ同じ長さの剥離補助部材と
を有し、
前記剥離補助部材の端部が前記ベルトの表面近傍に位置する定着装置。A fixing device for fixing toner adhered to a recording medium, comprising:
A fixing roller having at least a surface formed with an elastic layer,
A belt that sandwiches the recording medium between the fixing roller and forms a nip portion;
A pressure member that is provided to face the fixing roller with the belt interposed therebetween, and presses the belt in the direction of the fixing roller;
On the belt side near the outlet of the nip portion, a peeling auxiliary member having a length substantially equal to the length of the belt in the rotation axis direction,
A fixing device in which an end of the separation assisting member is located near a surface of the belt.
請求項3に記載の定着装置。4. The fixing device according to claim 3, wherein an end of the separation assisting member located near the surface of the belt has a shape protruding toward the surface of the belt at an end from a center in a direction of the fixing roller rotation axis. 5. .
をさらに有し、
前記主剥離部材の端部が前記定着ローラの表面近傍に位置する
請求項5または6に記載の定着装置。On the side of the fixing roller near the outlet of the nip portion, further includes a main peeling member having a length substantially the same as the length of the fixing roller in the rotation axis direction,
The fixing device according to claim 5, wherein an end of the main peeling member is located near a surface of the fixing roller.
少なくとも表面に弾性体層が形成された定着ローラと、
前記定着ローラとの間で前記記録媒体を挟みこんでニップ部を形成するベルトと、
前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記ニップ部の出口近傍で前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する第1の押圧部と、
前記ベルトを挟んで前記定着ローラに対向して設けられ、前記第1の押圧部よりも前記ニップ部の入口近傍の前記ベルトを前記定着ローラの方向に押圧する第2の押圧部と
を有し、
前記第1の押圧部の前記ベルトを押圧する面は、前記定着ローラの方向に突出した曲面であり、
前記曲面において前記ベルトを押圧する圧力が最大の点における記録媒体搬送方向の接線は、前記定着ローラと前記ベルトとが前記ニップ部入口近傍で接する接点と前記ニップ部出口近傍で接する接点とを結んだニップ直線と平行、又は、前記ニップ部出口側において、前記ニップ直線に比べて前記定着ローラからより遠ざかる方向に傾いている定着装置。A fixing device for fixing toner adhered to a recording medium, comprising:
A fixing roller having at least a surface formed with an elastic layer,
A belt that sandwiches the recording medium between the fixing roller and forms a nip portion;
A first pressing portion provided to face the fixing roller with the belt interposed therebetween, and pressing the belt in the direction of the fixing roller near an outlet of the nip portion;
A second pressing portion provided to face the fixing roller with the belt interposed therebetween, the second pressing portion pressing the belt closer to the entrance of the nip portion than the first pressing portion in the direction of the fixing roller. ,
The surface of the first pressing portion that presses the belt is a curved surface protruding in the direction of the fixing roller,
A tangent in the recording medium conveyance direction at a point where the pressure pressing the belt on the curved surface is the maximum connects the contact point where the fixing roller and the belt come into contact near the entrance of the nip and the contact point where the contact comes near the exit of the nip part. A fixing device that is inclined in a direction parallel to the nip straight line or in a direction away from the fixing roller as compared with the nip straight line on the exit side of the nip portion;
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