JP2004109431A - Flash photographing control method for camera - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムを使用する一眼レフカメラや一眼レフタイプのデジタルカメラなどのTTLオートフォーカス装置を有するカメラにおいて、フラッシュ撮影時に用いられる閃光撮影制御方法に関し、特に予備発光を行い、その結果得られた情報に基づいて主発光量を制御する閃光撮影制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラのフラッシュの発光量を制御する方式としては、被写体距離と設定絞り値に基づいて発光量を制御するいわゆるフラッシュマチック制御や、フィルムの露光と並行してフィルム面からの反射光量を測光し、光量が所定値まで達するとフラッシュの発光を停止させるTTLダイレクト調光制御などが知られている。
【0003】
例えば、特開昭62−66239号公報には、AFセンサにてフラッシュ発光時における光束を測定し、該AFセンサの光量積分出力を検知して閃光量の調停を行う技術が開示されている。この技術においては、フィルムの露光時にフィルム面から反射した反射光をAFセンサに導く。そして、TTLダイレクト調光により発光量が一定値に達した段階でフラッシュの発光を停止させる。
【0004】
上記技術は、被写体の反射光を検知するための調光センサを測距・焦点検出に用いられるオートフォーカスセンサ(以下、AFセンサと略記する)と併用することにより、1つのセンサで調光と測距・焦点検出を行うことで、調光センサを配置するスペースを省略してカメラの小型化を図るとともに、調光センサを省略してカメラの低コスト化を図るものである。
【0005】
しかし、この技術は、オートフォーカスの段階では、ミラーによって被写体光を反射させAFセンサに被写体光を導くことができるが、撮影時にはミラーを退避させる必要があることから、ミラーを使用することができず、その結果、フィルム面で反射した被写体光の光を当該AFセンサに被写体光を導くための手段を別途必要とする(同公報第1図及び第2図参照)。したがって、ミラー近傍の機構が複雑になるとともに、必要な部品点数が増え、カメラの大型化及びコストアップを招く結果となっていた。
【0006】
また、特開平11−190871号公報には、フラッシュ撮影時にフィルム面からの反射光量をAFセンサにより検知してフラッシュ調光を行う技術が開示されている。すなわち、上記技術と同様に、同じ素子ユニットをオートフォーカス用及びTTLダイレクト調光用として共用するものである。しかし、この技術も、オートフォーカスの段階で被写体光をAFセンサに導くとともに被写体光をAFセンサに導くことを可能にするための構成が必要となっていた。
【0007】
このように、AFセンサとフラッシュ調光用センサとを共用するには、ミラー退避前後において反射角の異なる被写体光をいかにAFセンサに導くかという問題を解消する必要がある。しかし、TTLダイレクト調光制御では、撮影時におけるメインミラーの退避によってフィルム面で反射した被写体光をAFセンサに導くための機構を省略して部品点数を少なくすることは実現困難である。
【0008】
これに対し、特開平8−248468号公報では、ミラー退避前にAFセンサで測光した予備発光情報から被写体の反射率を求め、AFセンサとは別の調光センサを用いて反射率が最も標準に近いセルでTTLダイレクト調光する技術が開示されている。
【0009】
しかし、上記技術では、AFセンサと調光用センサとが共用されておらず、カメラの小型化、低コスト化を図ることができない。
【0010】
他方、フラッシュの調光制御には、レリーズ時にフラッシュを予備発光させ、当該予備発光による被写体からの反射光量をモニタし、このモニタからの出力に基づいて、本発光量を定める制御(いわゆる予備発光調光制御)が存在する。この予備発光調光制御では、ミラー退避前に予備発光させ、予備発光時の被写体輝度に基づいて本発光の発光量を算出したのちに、その後にミラーを退避させて露光を開始するため、特別な機構を設けることなくAFセンサと調光用センサとを共用することができるとも考えられる。
【0011】
しかし、一般的には、AFセンサのモニタは制御可能範囲が狭く、AF制御と同じ光路でAFセンサに被写体光を導く場合、調光用のセンサとして利用することが困難である。すなわち、撮影前の予備発光を行った際、高反射率の被写体や被写体距離が近い場合は反射光が多いためオーバーフローし、逆に低反射率の被写体や被写体距離が遠い場合は反射光が少ないため、いずれの場合も本発光量を算出するために必要な情報を正確に求めることができず、精度の高い調光制御を行うことができない。
【0012】
一方で、AFセンサに制御可能範囲が広い高性能の受光素子を用いると、カメラのコストアップにつながる。
【0013】
【特許文献1】
特開昭62−66239号公報
【特許文献2】
特開平11−190871号公報
【特許文献3】
特開平8−248468号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、低コストかつ簡単な構成でAFセンサと調光用センサとの共用を実現可能にするカメラの閃光撮影制御方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、本発光に先立って発光量を異ならせて前記発光部を複数回予備発光させ、前記それぞれの発光量での予備発光による反射光に対応する前記AFセンサからの信号から撮影に最適な1つの信号を選択して本発光量を決定することを特徴とするカメラの閃光撮影制御方法を提供する。
【0016】
本発明のカメラの閃光撮影制御方法は、撮影レンズを透過した反射光を受光して信号を出力するAFセンサと、当該AFセンサからの検出信号に基づいて焦点調整を行うAF制御手段と、被写体に向けて光を照射する発光部とを備えるカメラに用いられる。
【0017】
本発明にかかる閃光撮影制御方法において用いられるカメラは、いわゆるTTLオートフォーカス機能を有するカメラである。カメラのAFセンサは、オートフォーカス機能及び上記本発光量の決定のための制御に共通して用いられる。
【0018】
この閃光撮影制御方法では、発光部を発光量を異ならせて複数回予備発光させ、それぞれの予備発光におけるAFセンサからの信号のうち、撮影に最適な信号を選択する。予備発光の回数は限定されるものではないが、レリーズルーチン中におこなわれる予備発光の回数が増えることにより、レリーズ開始から露光開始までのタイムラグが長くなるため、上限を設けることが好ましい。本発光の発光量は選択された信号に基づいて決定される。
【0019】
上記方法によれば、予備発光の発光量を変えて複数回発光させることで、AFセンサの制御可能範囲から外れる確率を下げる。すなわち、実質的にAFセンサの制御可能範囲を広げることができ、制御可能範囲が狭いAFセンサを調光用センサとして用いたカメラを実用化することができる。したがって、被写体光の光路確保のための部材を省略することができ、カメラの構成を容易にすることができるとともに、コストを抑えることができる。
【0020】
また、一眼レフタイプのデジタルカメラにおいて画像撮影用のCCDにモニタ機能がなくてもTTL調光が可能となる。
【0021】
請求項2の発明は、前記複数の予備発光のうち2回目以降の予備発光は、1回目の予備発光の発光量における反射光に対応する前記信号が、本発光時における発光部の発光量を決定することができる有効な値を有していない場合に行われるものである。
【0022】
したがって、先の予備発光において有効な信号が出力された場合は、それ以降の予備発光を行わないため、レリーズタイムラグを短くすることができる。
【0023】
請求項3の発明は、前記複数の予備発光のうち2回目以降の予備発光における発光量は、前記信号がオーバーフローの状態であるか反射光なしの状態であるかの区別に応じて変化するようにしたものである。
【0024】
例えば、先の予備発光時の発光量が大きく、AFセンサの信号がオーバーフローの状態となっていた場合は、後の予備発光時の発光量をより小さくし、逆に先の予備発光の発光量が小さく、反射光がない状態の場合は、後の予備発光時の発光量をより大きくすることができる。
【0025】
上記方法によれば、先の予備発光でのAFセンサからの信号の状態に応じて、後の予備発光時の信号が有効な値になるように発光量を調整することができる。したがって、予備発光時の検出結果がAFセンサの制御可能範囲から外れる確率を下げることができる。
【0026】
また、請求項4にかかる発明は、本発光時における発光部の発光量は、前記信号がオーバーフローの状態であるときは、前記積分時間情報に基づいて演算される予想蓄積電荷値に基づいて決定されることを特徴とするカメラの閃光撮影制御方法を提供する。
【0027】
本発明にかかる閃光撮影制御方法は、撮影レンズを透過した反射光を受光して信号を出力するAFセンサと、当該AFセンサからの検出信号に基づいて焦点調整を行うAF制御手段と、被写体に向けて光を照射する発光部とを備え、本発光に先立って前記発光部を予備発光させ、前記予備発光による反射光に対応する前記多点AFセンサからの積分時間情報を含む信号に基づいて本発光量を決定するカメラに用いられる。
【0028】
上記方法において、本発光に先立って行われる発光部の予備発光時の被写体からの反射光を検出するAFセンサから出力される信号は、積分時間の情報を有している。予備発光におけるAFセンサからの信号がオーバーフローの状態であると判断された場合は、積分時間情報に基づいて予想される蓄積電荷値を演算し、この情報に基づいて本発光量を決定する。
【0029】
したがって上記方法によれば、信号がオーバーフローの状態のため、正確な信号を得ることができない場合であっても積分時間情報に基づいて予想蓄積電荷値を導くことができ、本発光時における発光量を決定することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる閃光撮影制御方法を使用するカメラについて、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に本発明の閃光撮影制御方法を使用するカメラの構成を示す。図1は、カメラ本体に内蔵されているフラッシュ装置を用いずに外づけのフラッシュ装置を用いる場合のカメラの構成図であり、図2はカメラ本体に内蔵されているフラッシュ装置を用いる場合の構成図である。
【0031】
外付けフラッシュ装置を備えたカメラ1aは、銀塩フィルムを用いた一眼レフのカメラであり、カメラ本体2にレンズ3及び外付けフラッシュ装置4とを取りつけた構成である。フラッシュ装置4には、フラッシュ発光部27a及びフラッシュ発光部の発光量(ガイドナンバーレベル)及び発光タイミングを制御するフラッシュ制御モジュール26を備えている。カメラ1aに用いられるカメラ本体2には、内蔵のフラッシュ装置が設けられていてもよい。ただし、外付けのフラッシュ装置4を取り付けた場合は、内蔵のフラッシュ装置は使用しない。
【0032】
カメラ本体2に内蔵されたフラッシュ装置を用いるカメラ1bは、カメラ1aに用いられているのと同じカメラ本体2にレンズ3を取りつけた構成である。カメラ1bはカメラ本体2に閃光撮影のための発光部27及びフラッシュ制御モジュール26とを備えている。
【0033】
図3は図1及び図2のカメラの制御系の構成を示すブロック図である。カメラ1a,1bに用いられているカメラ本体2には、マイクロコンピュータからなる回路により構成されたカメラCPU11が設けられている。カメラCPU11は、後述するレンズCPU24と協働して、焦点調整、フラッシュ装置の調光制御、シャッター制御、絞り制御などカメラ1aの撮影動作を集中制御する。
【0034】
カメラ1a及び1bは、フラッシュ装置の発光量を制御するためにフラッシュマチック制御及び予備発光した場合のモニタ出力に基づいて本発光のガイドナンバーを算出する制御(いわゆる予備発光調光制御)による発光制御機能及び、TTLオートフォーカス機能とを有し、上記カメラCPU11は、上記フラッシュマチック制御及び予備発光調光制御によるフラッシュ装置4の発光量算出などの制御を行う。
【0035】
カメラ1a及び1bに向かう被写体光束Lは、図1及び図2に示すようにレンズ3を通過して、カメラ本体2の筐体10内部に設けられているメインミラー13に到達する。被写体光束Lの大部分は、メインミラー13で反射され、フォーカシングスクリーンに結像される。ファインダ窓(図示なし)を覗く撮影者は、ペンタプリズム12を介して正立実像としてフォーカシングスクリーンに形成された像を観察する。
【0036】
メインミラー13に到達した被写体光束Lの一部は、メインミラー13の中央に設けられているハーフミラー(図示なし)を透過し、メインミラー13の背後に設けられているサブミラー14により反射されて焦点検出モジュール焦点検出モジュール15に導かれる。焦点検出モジュール15は、図4に示すような構成のマルチAFセンサ(以下、単にAFセンサと略記する)16を備えている。
【0037】
AFセンサ16は、撮影レンズを透過した被写体光を受光する一部の領域を焦点検出領域とし、当該部分の被写体光を複数のエリアに分割して各エリアごとにその被写体光の輝度に応じた信号を出力する。AFセンサからの信号は、後述のように、カメラの焦点調整制御及びフラッシュ装置の光量制御に用いられる。
【0038】
図4に示すように、マルチAFセンサ16は、3エリア・4ライン(中央十字)からなるCCDセンサが用いられている。画面左エリアには第1アイランド、画面右エリアには第3アイランド、画面中央エリアには第2アイランドと第4アイランドがそれぞれ設けられている。第1から第4の各アイランドはそれぞれ、フォトダイオード31a,31b,35a,35b,39a,39b,43a,43bと、シフトレジスタ34,38,42,45a,45bと、モニターフォトダイオード(以下モニタと略記する。)32a,32b,36a,36b,40a,40b,44a,44bと、出力部33,37,41,46a,46bの各部分から構成される。
【0039】
フォトダイオードは、複数画素で構成され、被写体光を受けて電荷積分するセンサー部分である。シフトレジスタは、フォトダイオードの出力を出力部に転送するCCD部である。モニタは、光量制御に用いられるものであり、所定の出力になるとフォトダイオードの電荷積分が自動終了される。マルチAFセンサは、各アイランドごとに被写体輝度を計測する。
【0040】
本実施形態にかかるカメラ1a,1bのAFセンサ16からの信号が焦点調整のために使用される場合は、被写体からの反射光を受光してAFセンサ16から出力された被写体の輝度情報は、カメラCPU11に送られる。カメラCPU11はどのアイランドに位置する被写体に焦点を合わすべきかの判断を行い、レンズCPU24と交信して焦点が当該被写体に合うようにレンズ22を合焦位置へ移動させる。
【0041】
一方、AFセンサ16からの信号がフラッシュ装置の光量制御に用いられる場合は、フラッシュ装置を予備発光しない場合(定常光成分)と予備発光した場合との反射光量をそれぞれ電荷積分し、各アイランドのモニタからの出力に基づいて本発光における光量を決定する。
【0042】
AFセンサ16は制御可能範囲が狭いため、フラッシュ装置の光量制御に用いられる場合は、一部又は全部のアイランドに対して以下の現象が生じる場合がある。すなわち、フラッシュ装置からの予備発光量が大きい又は被写体が近い場合などは、予備発光とほぼ同時に積分が自動終了しモニタ出力がオーバーフローして適正な輝度情報が得られない。一方、フラッシュ装置からの予備発光量が小さい又は被写体が遠い場合などは、予備発光時のモニタ出力と定常光成分とのモニタ出力に差がなく、本発光時の発光量が算出できない。この場合の判定の処理については後述する。
【0043】
シャッター制御ユニット19は、カメラCPU11からの指示に基づき、シャッター17の開放時間及び駆動のタイミングなどを制御する。シャッター制御ユニット19には、シャッター駆動部19aが設けられている。シャッター駆動部19aによりシャッターが開放すると、被写体光Lがフィルム18に到達し露光する。
【0044】
測光モジュール20は、被写体輝度を測光するものであり、ペンタプリズム12からを透過する被写体光束の一部を受けてこれを測光する。測光モジュールにより測光された被写体輝度の情報はカメラCPU11に送られる。
【0045】
レンズ3に設けられているズームエンコーダ23は、焦点距離を検出するエンコーダである。ズームエンコーダ23はレンズ22の位置を検出し、レンズ3の焦点距離情報をレンズCPU24に出力する。レンズCPU24は、カメラCPU11との間で、当該焦点距離情報や絞り情報などを交信する。
【0046】
DX回路28は、フィルム容器に付されたDXコードを読み取るためのものである。DXコードには、フィルム感度(ISO感度)のデータなどが含まれている。
【0047】
次に、本実施形態にかかるカメラの撮影動作について説明する。図5に、本実施形態にかかるカメラの撮影動作全体の処理の流れを示す。まず、カメラCPU11はスイッチS1がオンの状態になるまで待機する(S11)。スイッチS1は、撮影者が撮影準備を行いシャッターレリーズボタン(図示なし。以下レリーズボタンと略称する。)の第1段階までの押下(半押し)が割り当てられている。
【0048】
スイッチS1がオンになると、カメラCPU11に各種設定情報の入力がされる(S12)。この各種設定情報としては、レンズCPU24から入力される焦点距離情報、絞り情報やDX回路28から入力されるDXコードなどが該当する。次にカメラCPU11は、AFモニタ16のいずれかのアイランドに存在する被写体のうち主被写体となるべき被写体を判定し、主被写体に焦点が合うようにレンズ4を制御し、当該フォーカスレンズの位置すなわち被写体距離を測定する(S13)。次いで、測光モジュール20により測光処理を行う(S14)。これらのAF・測光処理が終了すると、カメラCPU11はAE演算を行い(S15)、フラッシュを発光させるかどうかの判定、絞り値、シャッタースピードの決定などを行う。
【0049】
カメラCPU11は、以上のS12〜15の各処理を、スイッチS1がオンされている間は、レリーズボタンの第2段階まで押下(全押し)(スイッチS2)がオンされるまで繰り返す(S16)。そして、レリーズボタンが全押しされるとスイッチS2がオンされ、レリーズルーチンに進む。
【0050】
レリーズルーチンでは、先のAE演算(S15)により撮影時にフラッシュの発光が行われるかどうかについて判断する(S17)。フラッシュの発光が行われない場合は、フラッシュの発光制御を行うことなくレリーズ準備処理(S21)に進む。
【0051】
一方、撮影においてフラッシュの発光が行われる場合は、フラッシュの発光制御を行う。フラッシュの発光制御は、レリーズの瞬間に予備発光させた被写体光と定常光(フラッシュ発光なしの被写体光)を合わせて測光・評価演算し、本発光のガイドナンバーを演算する。まず、定常光における被写体輝度を各アイランドごとに検出する(S18)。次いで、所定の発光量でフラッシュを予備発光させ、このときの被写体輝度を各アイランドことに検出する(S19)。次いで、これらの被写体輝度の情報に基づいて本発光量を算出する(S20)。上記の発光制御処理の詳細については後述する。
【0052】
露光中にフラッシュ発光を行う場合は、先のステップS20で演算された本発光のガイドナンバーにしたがって、フラッシュを発光させる。
【0053】
この場合も、上記と同様に、再度積分、データ読み出し操作を行う。本実施形態では、積分開始後、所定の発光量でフラッシュを予備発光して、反射光量をモニタする。フラッシュ発光後、上述の定常光成分検出時と同じ一定時間の積分を行い、強制的に積分を終了する。
【0054】
続くレリーズ準備処理(S21)では、メインミラー13の跳ね上げ、シャッターチャージ及びフラッシュ発光を行う場合はカメラCPU11とフラッシュ制御モジュール間の交信等を行う。次いで、絞り制御し(S22)、シャッターを開放(S23)し、フィルムへの露光を行う。
【0055】
シャッターが開放している間にフラッシュ発光制御が必要な場合(S24)は、先のステップ(S20)により求められたガイドナンバーに基づいてフラッシュの本発光制御を行う。
【0056】
シャッターの開放後、所定のシャッター速度となるようにシャッタースピードをカウントし(S26)、所定の時間シャッターを開放すると、シャッターを閉じる(S27)。最後に調光が完了した旨をカメラ本体2の操作・表示部に表示し(S28)、ミラーダウン、画像情報の書き込み、フィルムの1コマ給送などの次コマの準備を行い(S29)、カメラの撮影動作が終了する。
【0057】
図7は、図5の第1変形例にかかるカメラの撮影動作の処理の流れを示すフロー図である。図7に示す変形例では、ステップ18の定常光におけるモニター積分の処理が、スイッチS1を押下している間に行われる。この変形例では、定常光のモニター積分がレリーズボタンの全押しのタイミングより前に行われているため、レリーズボタンの全押しからシャッターが作動するまでのタイムラグを短くすることができる。
【0058】
図8は、図5の第2変形例にかかるカメラの撮影動作の処理の流れを示すフロー図である。図9は図5の第3変形例にかかるカメラの撮影動作の処理の流れを示すフロー図であり、図7の処理と同様に定常光の電荷積分をレリーズボタンの半押しの状態で行う。図8及び図9に示す変形例では、フラッシュ発光制御において本発光量の算出ができなかった場合は、1回に限りフラッシュの予備発光をやり直す処理がなされる。フラッシュの予備発光のやり直し時においては、予備発光のガイドナンバーを1回目の予備発光のガイドナンバーと変化させて行うことが好ましい。
【0059】
上記各変形例においては、やり直し時の予備発光のガイドナンバーは、一律に1回目のガイドナンバーの2倍に設定されている。ただし、例えば、1回目のモニタ出力がすべてオーバーフローの場合は、1回目のガイドナンバーの2分の1の値に設定し、1回目のモニタ出力が定常光時のモニタ出力と差がない場合、すなわち反射光が存在しない場合は、1回目のガイドナンバーの2倍の値に設定するようにしてもよい。
【0060】
次に図5、図7、図8、図9の撮影動作中の各ステップの処理の流れについて説明する。
【0061】
(多点焦点検出)
図10は、ステップ13の多点焦点検出の処理の流れを示すフロー図である。多点焦点検出処理においては、AFセンサ16の各アイランドごとに電荷積分が開始(S41)される。電荷積分の時間は200msに設定されており、積分開始と同時に所定時間のカウントがなされる(S42)。所定時間が経過すると電荷積分が終了する(S43)。
【0062】
電荷積分が終了すると同時に、各アイランドのCCD(フォトダイオード)からの出力を読み出し、A/D変換を行う(S44)。カメラCPU11は、この出力を受信して、どのアイランドを合焦エリアとすべきかのエリア選択アルゴリズムを起動させ、当該選択されたアイランドを基準として焦点調整を行う(S45)。エリア選択アルゴリズムは、例えば、最近接エリア優先などの種々の公知のアルゴリズムが採用される。
【0063】
合焦エリアが決定すると、合焦エリア格納用RAM(FlNa)にどのエリアが合焦エリアとなったかについて記憶する。本実施形態では、合焦エリアが第1アイランドである場合はFlNaに1、合焦エリアが第2又は第4アイランドである場合はFlNaに2、合焦エリアが第3アイランドである場合はFlNaに3をそれぞれ記憶し、多点焦点検出処理が終了する。この合焦エリアを示すFlNaの値は、後に予備発光時の基準となるアイランドの決定に利用される。
【0064】
(モニタ積分(定常光))
図11は、ステップ18のモニタ積分(定常光)での処理の流れを示すフロー図である。図6は、フラッシュの発光制御の各信号のタイミングチャートである。
【0065】
レリーズルーチンに入ると、レリーズ開始信号(REL)がローになり、所定時間が経過するとモニタ積分(定常光)のステップが開始される。t1のタイミングで電荷積分開始信号(ICG)がハイになり、AFモニタ16は、サブミラー14により反射された被写体光Lの定常光成分の電荷蓄積を行う。カメラCPU11は積分開始から所定時間(2ms)の経過をカウントし(S52)、当該時間が経過するとt2のタイミングで積分終了・読み出し開始信号(SHM)をハイにしてモニタ積分を終了させる(S53)。
【0066】
電荷積分中はセンサ出力信号(積分情報)(IMT)はハイになっており、この間にモニタ出力が一定のレベル(蓄積電荷の許容量)に達した場合は、積分はアイランドごとに自動的に終了する。図12に積分時間と蓄積電荷との関係を示す。図12に示すように、積分時間と蓄積される電荷とは比例関係にある。被写体光が高輝度であれば傾きは急なものになる。モニタ積分においては、積分時間Trefは上述のように2msに設定されている。この時間が経過するまでに蓄積電荷が許容量Vrefに満たない場合は、所定の積分時間Trefが終了した時点での蓄積電化V0及び積分時間Trefが出力される。一方、許容量Vrefに達するまでに、設定されている積分時間Trefがかからない場合は、積分を所定時間することなく終了され、当該Vrefに達したときの時間T0及び蓄積電荷の許容量Vrefとが出力される。
【0067】
この間(t1〜t2)の間のセンサ出力信号(モニタ情報、画素出力)(OUT)信号は、代表アイランド(本実施形態では第2アイランド)のモニタ出力がリアルタイムに出力されている。所定時間Trefの経過によりSHM信号がハイとなって積分が終了すると同時にモニタ出力の読み出しが開始される(S54)。モニタ出力は、モード信号(MD)に同期して(t3〜t7)、INT端子より積分に関するデジタル情報と、OUT端子より各アイランドの積分終了時のモニタ出力がシリアルに出力される。このモニタ出力をA/D変換することにより定常光成分を知ることができる。
【0068】
本実施形態では、AFセンサを調光制御に用いる場合は、焦点調節に用いる場合に比べて積分時間を短く(2ms)に設定しているので、一般的に、フラッシュを使用するような明るさの条件では、モニタ出力は比較的小さな値となる。
【0069】
AFセンサからのモニタ出力に基づいて、定常光下でのそれぞれのアイランドのモニタ出力Vt(n)を決定する(S55)。第nアイランドごとの蓄積電荷のモニタ出力Vt(n)(nはアイランド番号を示す。)は、それぞれ上述のVref又はV0のうちの小さい方の値を採用する。
【0070】
次いで、定常光下でのそれぞれのアイランドのモニタ出力積分時間Ttを決定する(S56)。第nアイランドのモニタ出力積分時間Tt(n)(nはアイランド番号を示す。)は、それぞれ上述の積分時間Tref及びモニタ出力が飽和した時間T0のうち小さい方の値を採用する。
【0071】
すべてのアイランドのモニタ出力Vt及びモニタ出力時間Ttが出力されると、予備発光回数を示すフラグNpreをリセットして、モニタ積分(定常光)のステップを終了する。
【0072】
(フラッシュ予備発光)
次にフラッシュを予備発光させて再積分する処理について説明する。図13は、ステップ19のフラッシュ予備発光の処理の流れを示すフロー図である。このステップでは、まず、予備発光に用いるフラッシュ内蔵フラッシュが外付けフラッシュであるかを判断する(S61)。
【0073】
外付けフラッシュを用いて予備発光させる場合は、予備発光のガイドナンバーGNpreを所定の外付けフラッシュ用予備発光ガイドナンバーGNoutに設定する(S62)。本実施形態では、GNoutの値は2.8に設定されている。一方、内蔵フラッシュを用いて予備発光させる場合は、予備発光のガイドナンバーGNpreを所定の内蔵フラッシュ用予備発光ガイドナンバーGNinに設定する(S72)。本実施形態では、GNinの値は、1.4に設定されている。GNout及びGNinの値は、撮影条件にかかわらず、一定値に設定されていてもよいし、撮影条件に応じて撮影操作後とに変更するようにしてもよい。例えば、被写体距離と設定絞り値とから求められるガイドナンバーを用いることもできる。
【0074】
次いで、それぞれの場合において、予備発光回数を示すフラグNpreが0ではない場合、すなわち、図8及び図9にかかる撮影操作において、1回目の予備発光で本発光の光量を算出できなかった場合は、予備発光のガイドナンバーGNpreを2倍の値に設定する(S64,S74)。そして、外付けフラッシュに対しては、カメラCPU11とフラッシュCPU26aとの間でガイドナンバー情報を交信し(S65)、発光準備の処理が終了する。
【0075】
(モニタ積分(予備発光))
次いで予備発光時でのモニタ積分のステップ(S19b)に移行する。この処理では、モニタ積分(定常光)のステップと同様に、t8のタイミングで電荷積分開始信号(ICG)がハイになり、AFモニタは電荷蓄積を開始する(S81)。カメラCPU11は積分開始から所定時間(2ms)の経過をカウントし(S82)、当該時間が経過するとt10のタイミングで積分終了・読み出し開始信号(SHM)をハイにしてモニタ積分を終了させる(S86)。
【0076】
t8からt10の電荷積分がされている途中のt9においてフラッシュ発光信号(FL)がハイになり、フラッシュの発光が開始する(S82)。フラッシュ制御モジュール26は、先のステップS62,S72,S64,S74で決定したガイドナンバーGNpreにしたがって所定光量の制御を行う(S83)。そして、発光量が所定光量に達するとフラッシュの発光が終了する(S84)。
【0077】
そして、所定の電荷積分時間Tref(積分開始から2ms)をカウントし(S85)、当該時間が経過するとt10のタイミングで積分終了・読み出し開始信号(SHM)をハイにしてモニタ積分を終了させる(S86)。
【0078】
予備発光時においても電荷積分中はセンサ出力信号(積分情報)(IMT)はハイになっている。フラッシュの予備発光がされた場合のモニタ出力信号は、フラッシュの発光とほぼ同時に急激に立ちあがるが、モニタでの電荷蓄積から出力までの時間遅延があるため、一定の時間後反射光量に応じた出力レベルに達する。ここで、反射光量が比較的大きい場合には、所定の積分時間の間にモニタ電圧が所定レベルに達し、積分が自動的に終了する場合がある。この場合は、自動終了した積分時間によりモニタ出力を補正する。なお、積分時間が所定の積分時間の経過前に自動終了されたか否かは、後述のオーバーフロー判定に用いられる。
【0079】
各アイランドからのモニタ出力は、モード信号(MD)に同期して(t11〜t15)、INT端子より積分に関するデジタル情報と、OUT端子より各アイランドの積分終了時のモニタ出力がシリアルに出力される。モニタ出力は、モニタ積分(定常光)の場合と同様にA/D変換される(S87)。
【0080】
予備発光時のモニタ積分の処理においても、定常光時の処理と同様に、AFセンサからのモニタ出力に基づいて、フラッシュ発光時のそれぞれのアイランドのモニタ出力Vf(n)を決定する(S88)。第nアイランドごとのモニタ出力Vf(n)(nはアイランド番号を示す。)は、それぞれ上述のVref又はV0のうちの小さい方の値を採用する。
【0081】
次いで、フラッシュ発光時のそれぞれのアイランドのモニタ出力積分時間Tfを決定する(S89)。第nアイランドのモニタ出力積分時間Tf(n)(nはアイランド番号を示す。)は、それぞれ上述の積分時間Tref及びモニタ出力が飽和した時間T0のうち小さい方の値を採用する。
【0082】
すべてのアイランドのモニタ出力Vf(n)及びモニタ出力時間Tf(n)が出力されると、予備発光回数を示すフラグNpreをインクリメントして、モニタ積分(予備発光)のステップを終了する。
【0083】
(本発光量算出)
次に本発光量算出のステップ(S20)について説明する。図14は本発光量算出の処理の流れの概略を示すフロー図である。本発光制御処理では、定常光時と予備発光時の2つのモニタ出力の差を用いて本発光用のガイドナンバーGNを算出する。
【0084】
まず、上記2のモニタ出力について、オーバーフローしているかどうかについてのオーバーフロー判定処理がなされる(S100)。そして、次いで、2つのモニタ出力の差を用いて反射光有無の判定処理がなされる(S150)。これら2つの判定処理については、後で詳述する。
【0085】
次いで、上記2つの判定処理の結果に基づいてモニタ電圧補正処理(S200)がされる。モニタ電圧補正処理は、最終モニタ電圧係数Egaを算出するステップであり、上記2つのモニタ出力の値によって、それぞれ算出するシーケンスが異なる。最終モニタ電圧係数Egaの算出の各シーケンスについては後で詳述する。
【0086】
最後に、モニタ電圧補正処理(S200)で求められた最終モニタ電圧係数Egaを用いて本発光用ガイドナンバーGNが算出される(S350)。本発光用ガイドナンバーGNは、最終モニタ電圧係数Egaと予備発光時ガイドナンバーGNpreを用いて式(1)により算出される。
【0087】
【数1】
【0088】
次に本発光量算出処理中の各ステップについて詳細に説明する。
【0089】
(オーバーフロー判定処理)
図15は、ステップ100のオーバーフロー判定処理の詳細な処理の流れを示すフロー図である。オーバーフロー判定処理(S100)では、オーバーフローしたエリアの数及びどのアイランドがオーバーフローしたかの判定を行う。オーバーフローしている場合は、各アイランドを構成するセンサのモニタ出力が許容量を超えていることを意味し、これは予備発光時の発光量が大きすぎるか、被写体距離が短いなどの理由によりフラッシュの発光量が過分であることを意味する。
【0090】
まず、処理を開始するにあたって、オーバーフローしていないエリア数を示す情報Nnovを0にリセットし、各アイランドごとのオーバーフロー判定フラグNOV(n)にffhを入力し、リセットの状態にする(S101)。
【0091】
次に、各アイランドことにフラッシュ発光時において実際に積分処理を行った電荷積分時間Tf(n)が所定の積分時間Trefであるかどうかについて判定する。すなわち、まず、第1アイランドについてTf(1)の値がTrefの値(2ms)であるかを判定し、そうでない場合はオーバーフローであるとして次の第2アイランドへの判定処理(S104)に移動する。
【0092】
第1アイランドについてTf(1)の値がTrefの値(2ms)である場合は、所定時間の間強制的に電荷積分操作が終了しないということであるから、当該第1アイランドで構成されるエリアについては、オーバーフローはしておらず、Nnovに1を加えるとともに第1アイランドがオーバーフローしていないことを示すNOV(1)に0を入力する(S103)。
【0093】
第2アイランドについてもTf(2)の値がTrefの値(2ms)であるかを判定し、そうでない場合はオーバーフローであると判断して次の第3アイランドの判定処理(S106)に移動する。
【0094】
第2アイランドについても、Tf(2)の値がTrefの値(2ms)である場合は、モニタ出力がオーバーフローしていないと判断される。そして、第2アイランドがオーバーフローしていないことを示すNOV(2)に0を入力する(S105)。なお、第2アイランドについては、第4アイランドとともに1つのエリアを構成するため、この段階ではオーバーフローしていないエリア数Nnovに1を加える処理は行われない。
【0095】
引き続き、第3アイランドについては、上述の第1アイランドと同様の判定処理がなされ(S106,S107)、第4アイランドについては、上述の第2アイランドと同様の判定処理がなされる(S108,S109)。
【0096】
そして、最後に第2アイランド又は第4アイランドのTf(2)及びTf(4)の値のうちいずれか一方がTrefの値(2ms)であるであるかどうかについて再度判定し(S110)、いずれかがTrefである場合は、当該中央エリアがオーバーフローしているとしてNnovに1を加える処理を行う(S111)。
【0097】
上記の処理により、すべてのアイランド及びエリアについてオーバーフローしているかどうかについての判定が終了する。
【0098】
(反射光有無判定処理)
図16は、ステップ150の反射光有無判定処理の詳細な処理の流れを示すフロー図である。反射光判定処理(S150)では、出力がオーバーフローでなくかつ反射光があったエリア数及び、どのアイランドからの出力がオーバーフロー出なくかつ反射光があったかについての判定を行う。反射光の有無は後述するように、定常光時のモニタ出力Vt(n)と予備発光時のモニタ出力Vf(n)との差をとることにより行われ、差が閾値を超えていない場合、すなわち、比発光時と予備発光時の被写体輝度に差が小さい場合は、予備発光時の発光量が小さすぎるか被写体距離が遠すぎるかなどの理由により、フラッシュの発光量が不足していることを意味する。
【0099】
まず、処理を開始するにあたって、オーバーフローしておらずかつ反射光があるエリア数を示す情報Nrtlを0にリセットし、オーバーフローしておらずかつ反射光があるかどうかを各アイランドごとに判定するフラグRTL(n)をffhのコードを入力し、デフォルトの状態とする(S151)。
【0100】
次に、各アイランドごとにモニタ出力がオーバーフローしていないか、かつ反射光が所定値以上であるかについて判断する。すなわち、まず、第1アイランドについて、先のオーバーフロー判定処理(S102)で判定したオーバーフロー判定フラグNOV(1)が0(すなわち、第1アイランドのモニタ出力がオーバーフローしていない。)であり、予備発光時のモニタ出力Vf(1)と定常光時のモニタ出力Vt(1)との差が第1アイランドについての閾値電圧Th1よりも大きいかについて判断する(S152)。これらの条件を満たさない場合は、第1アイランドがオーバーフローである又は反射光が存在しないとして、次の第2アイランドへの判定処理(S154)に移動する。
【0101】
第1アイランドについてNOV(1)が0であり、かつ予備発光時のモニタ出力Vf(1)と定常光時のモニタ出力Vt(1)との差が第1アイランドについての閾値電圧Th1よりも大きい場合は、オーバーフローしておらずかつ反射光があるエリア数を示す情報Nrtlに1を加え、かつ、第1アイランドについて、オーバーフローなしかつ反射光ありを示す、RTL(1)=0を入力する(S153)。
【0102】
第2アイランドについても第1アイランドと同様のを判定を行い(S154)、条件を満たさない場合は次の第3アイランドの判定処理(S156)に移動する。
【0103】
第2アイランドについて、条件を満たすと判定された場合は(S154)、第2アイランドについて、オーバーフローなしかつ反射光ありを示す、RTL(2)=0を入力する(S155)。なお、第2アイランドについては、第4アイランドとともに1つの中央エリアを構成するため、オーバーフローしておらずかつ反射光があるエリア数を示す情報Nrtlに1を加える処理は行われない。
【0104】
引き続き、第3アイランドについては、上述の第1アイランドと同様の判定処理がなされ(S156,S157)、第4アイランドについては、上述の第2アイランドと同様の判定処理がなされる(S158,S159)。
【0105】
そして、最後に第2アイランド(S160)又は第4アイランド(S161)について、モニタ出力がオーバーフローしていないか、かつ反射光が所定値以上であるかについて再度判断する。いずれかのアイランドにおいて条件を満たしている場合は、オーバーフローしておらずかつ反射光があるエリア数を示す情報Nrtlに1を加える(S162)。
【0106】
上記の処理により、すべてのアイランド及びエリアについてオーバーフローしているかどうかについてかつ反射光が存在するかについての判定が終了する。
【0107】
なお、各アイランドごとに設定されている閾値電圧Th1〜Th4については、それぞれ同じ値でもよいし、各アイランドごとに変えていてもよい。本実施形態では、各アイランドごとの閾値電圧は一定に設定している。Th1〜Th4がそれぞれ異なる値を取る場合はそれぞれのアイランドの相対レベルをそろえることができる。すなわち、AFセンサモジュールの光学的特性(開口面積)、各センサのモニタ出力特性や感度特性、温度や電源条件による出力のばらつき等の諸条件により、各アイランドが同じ出力結果となるように調整することができる。
【0108】
(モニタ電圧補正処理第1処理例)
図17及び図18は、ステップ200のモニタ電圧補正処理の第1処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。この第1処理例では、AFセンサの合焦エリアのモニタ出力を基準として最終モニタ電圧係数Egaを算出する。そして、合焦エリアの出力が無効である場合、すなわち、オーバーフローしているか反射光が存在しない場合は、最大出力エリアから最終モニタ電圧係数Egaを算出する。
【0109】
この処理では、まず、各アイランドが合焦エリアであるか、かつ各アイランドのモニタ出力がオーバーフローでなく反射光が存在するかについて判断する。この判断は、多点焦点検出処理(図10参照)において決定された合焦エリア(S46)の情報を合焦エリア格納用RAMの情報及び、反射光有無判定処理(図16)において決定された各アイランドごとのオーバーフローしておらずかつ反射光があるかどうかを判定するフラグRTL(n)(S153,S155,S157,S159)の情報に基づいて行う。
【0110】
まず、第1アイランドについて、FlNaが1であり、かつフラグRTL(1)が0であるかについて判断する(S201)。これらの条件を満たさない場合は、順次第2、第4、第3アイランドの順に同様の判断を行う(S203,S205,S207)。なお、第2及び第4アイランドは2つで中央エリアを構成しているので、連続して判断処理を行っている。
【0111】
上記各ステップにおいて、合焦エリアであってかつモニタ出力がオーバーフローでなく反射光が存在する条件を満たす場合、このアイランドのモニタ出力を用いて最終モニタ電圧係数Egaを算出する(S202,S204、S206、S208)。最終モニタ電圧係数Egaは式(2)の演算式に基づいて算出される。
【0112】
【数2】
式(2)において、C(n)は第nアイランドの電圧補正係数、G(n)は第nアイランドのCCDゲイン補正係数を示す。
【0113】
上記までのステップにおいて最終モニタ電圧係数Egaが算出されると、ガイドナンバーの算出ができる準備が完了したことを示すガイドナンバー算出NGフラグに0を入力し(S210)、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0114】
合焦エリアであってかつモニタ出力がオーバーフローでなく反射光が存在する条件を満たすアイランドが存在しない場合、すなわち、合焦エリアのモニタ出力がオーバーフローしていたり、反射光が存在しないような場合は、引き続いてオーバーフローでないアイランドであってかつ最大出力電圧エリアの出力に基づいて最終モニタ電圧係数Egaの算出を行う処理を行う。
【0115】
当該処理においては、最初に最大のモニタ出力、すなわち定常光時のモニタ出力とフラッシュの予備発光時のモニタ出力の差が最大となるアイランドを判断する。そのために、最大モニタ出力の出力値を示すVmaxの値を初期値記0に戻し、当該最大モニタ出力のアイランドを示すフラグSelAreaを0にリセットする(S209)。
【0116】
そして、第1アイランドから順にRTLが0であるか、すなわち、モニタ出力がオーバーフローでなく、当該出力がそのときのVmaxより大きいかを判断する(S211)。そして、条件を満たす場合は、Vmaxの値を置き換えるとともに、最大モニタ出力のアイランドを示すフラグSelAreaに1を入力する(S212)。なお、第1アイランドではVmaxは0に戻されているため、RTLが0の値を有する場合は、無条件に第1アイランドのモニタ出力がそのときのVmaxとなる。一方、条件を満たさない場合は、引き続き他のアイランドについての処理に移行する。
【0117】
引き続いて第2アイランドについても同様の判断を行う。すなわち、RTLが0であるか、また、モニタ出力が先のステップまでにおいて決定されたそのときのVmaxの値よりも大きいかについて判断する(S213)。条件を満たす場合は、Vmaxの値を第2アイランドのモニタ出力に置き換えるとともに、最大モニタ出力のアイランドを示すフラグSelAreaに2を入力する(S214)。一方、条件を満たさない場合は、引き続き第3アイランドについての処理に移行する。
【0118】
第3及び第4アイランドについても同様に判断し(S215,S217)、条件を満たす場合は、VmaxとSelAreaの入力を行う(S216,S218)。
【0119】
ここまでのステップによって、SelAreaの値が最大のモニタ出力を有するアイランドを示すため、SelAreaの値を判断する(S219〜S222)。SelAreaの値が0以外の場合は、SelAreaの値のアイランドのモニタ出力を用いて最終モニタ電圧係数Egaを算出する(S202,S204,S206,S208)。上記までのステップにおいて最終モニタ電圧係数Egaが算出されると、ガイドナンバー算出NGフラグに0を入力し、ガイドナンバーの算出ができることを示し(S210)て、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0120】
一方、S211〜S218までのいずれのステップにおいてもVmaxおよびSelAreaの値が書き換えられなかった場合については、S209で設定されたようにVmax=0、SelArea=0となっている。すなわち、S219〜S222までの各ステップにおいて、SelAreaの値が0である場合は、最大モニタ出力を有するアイランドが存在しないことになり、式(2)に基づいて最終モニタ電圧係数Egaの算出を行うことができない。この場合は、引き続き以下の処理を行うことによって最終モニタ電圧係数Egaを決定する。
【0121】
まず、先のオーバーフロー判定処理(図15参照)において決定されたオーバーフローをしていないエリア数を示すフラグNnovの値が3以下であるかどうかを判断する(S223)。
【0122】
Nnov=3である場合、すなわち、すべてのエリアがオーバーフローしている場合は、最大ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最大の最大ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNmaxを用いる(S224)。
【0123】
一方、Nnovが3より小さい場合、すなわち、少なくとも1つ以上のエリアがオーバーフローである場合は、最小ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最小の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminを用いる(S225)。
【0124】
最後に、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグに1を入力し(S226)、処理を終了させる。
【0125】
(モニタ電圧補正処理第2処理例)
次に、モニタ電圧補正処理(S200)の第2処理例について説明する。図19及び図20は、モニタ電圧補正処理(S200)の第2処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。この第2処理例では、出力有効エリアのモニタ出力のみを加重平均して本発光時において用いられる最終モニタ電圧係数Egaを算出する。
【0126】
この処理では、各アイランドごとにオーバーフローしておらずかつ反射光があるかどうかを判断し、それぞれのアイランドごとの最終モニタ電圧係数Egaの値を算出する。すなわち、反射光有無判定処理(図16参照)において、判断した各アイランドごとのRTLに基づいて有効なモニタ出力があるか否かについて判断する。
【0127】
まず、第1アイランドについてRTL=0であるかどうか、すなわち、第1アイランドのモニタ出力がオーバーフローしておらずかつ反射光が存在するかについて確認する(S250)。RTL=0である場合は、第1アイランドの電圧係数Eg1を0とする(S251)。
【0128】
一方、RTLが0でない場合、すなわち、有効なモニタ出力が存在する場合は、第1アイランドの電圧係数Eg1について、式(3)によって算出する。
【0129】
【数3】
式(3)において、C(n)は第nアイランドの電圧補正係数、G(n)は第nアイランドのCCDゲイン補正係数を示す。
【0130】
以下、同様にして第2アイランドから第4アイランドについても判断処理を行い(S253,S256,S259)、各アイランドの電圧係数を決定する(S254,S255,S257,S258,S260,S261)。ただし、第4アイランドについては、第2アイランドが有効なモニタ出力を有しないことが条件として付加されており、中央エリアのアイランドの電圧係数Egnについてどちらか一方のみを用いるようにしている。
【0131】
このようにして各アイランドごとの電圧係数Egnの値が決定すると、図20に示すように、オーバーフローでなくかつ反射光があるエリアのみ加算して最終モニタ電圧係数Egaを算出する。すなわち、まず、先の反射光有無判定処理において決定した、オーバーフローでなくかつ反射光があるエリアの数を表すNrtlの値が0であるかについて判断する(S262)。Nrtlが0でない場合は、先のステップにより算出された各アイランドの電圧係数を合計し、Nrtlの値(すなわち、有効なモニタ出力を有するエリア数)で割ることによって、各アイランドごとの平均を最終モニタ電圧係数Egaとする(S263a)。次いで、ガイドナンバーの算出ができる準備が完了したことを示すガイドナンバー算出NGフラグに0を入力し(S264)、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0132】
一方、Nrtl=0である場合、すなわちすべてのアイランドからのモニタ出力がオーバーフロー又は反射光がない場合ような場合は、オーバーフローしたアイランドの数によって最終モニタ電圧係数Egaを変化させるようにしている。
【0133】
まず、先のオーバーフロー判定処理(図15参照)において決定されたオーバーフローをしていないエリア数を示すフラグNnovの値が3以下であるかどうかを判断する(S265)。
【0134】
Nnov=3である場合、すなわち、すべてのエリアがオーバーフローしている場合は、最大ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最大の最大ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNmaxを用いる(S266)。
【0135】
一方、Nnovが3より小さい場合、すなわち、少なくとも1つ以上のエリアがオーバーフローである場合は、最小ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最小の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminを用いる(S267)。
【0136】
最後に、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグに1を入力し(S268)、処理を終了させる。
【0137】
(モニタ電圧補正処理第3処理例)
次に、モニタ電圧補正処理(S200)の第3処理例について説明する。図21は、モニタ電圧補正処理(S200)の第3処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。この第3処理例では、出力有効エリアのモニタ出力のみを指数平均して本発光時において用いられる最終モニタ電圧係数Egaを算出する。第3処理例においては、出力有効モニタの判定は、第2処理例と同様に行う(S250〜S261)。本処理例では、最終モニタ電圧係数Egaの算出において、大きいモニタ出力により大きなウェイトをおいて算出することができる。すなわち、モニタ出力が大きい場合、すなわち、近い距離にある被写体を優先して最終モニタ電圧係数Egaを決定する場合に有利な処理方法である。
【0138】
第2処理例と同様の処理により、各アイランドごとの電圧係数Egnの値が決定すると、図21に示すように、オーバーフローでなくかつ反射光があるエリアのみを指数平均して最終モニタ電圧係数Egaを算出する。すなわち、まず、先の反射光有無判定処理において決定した、オーバーフローでなくかつ反射光があるエリアの数を表すNrtlの値が0であるかについて判断する(S262)。Nrtlが0でない場合は、式(4)に基づいて最終モニタ電圧係数を算出する(S263b)。
【0139】
【数4】
【0140】
次いで、ガイドナンバーの算出ができる準備が完了したことを示すガイドナンバー算出NGフラグに0を入力し(S264)、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0141】
一方、Nrtl=0である場合、すなわちすべてのアイランドからのモニタ出力がオーバーフロー又は反射光がない場合ような場合は、オーバーフローしたアイランドの数によって最終モニタ電圧係数Egaを変化させるようにしている。
【0142】
まず、先のオーバーフロー判定処理(図15参照)において決定されたオーバーフローをしていないエリア数を示すフラグNnovの値が3以下であるかどうかを判断する(S265)。
【0143】
Nnov=3である場合、すなわち、すべてのエリアがオーバーフローしている場合は、最大ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最大の最大ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNmaxを用いる(S266)。
【0144】
一方、Nnovが3より小さい場合、すなわち、少なくとも1つ以上のエリアがオーバーフローである場合は、最小ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最小の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminを用いる(S267)。
【0145】
最後に、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグに1を入力し(S268)、処理を終了させる。
【0146】
(モニタ電圧補正処理第4処理例)
次に、モニタ電圧補正処理(S200)の第4処理例について説明する。図22及び図23は、モニタ電圧補正処理(S200)の第4処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。この第4処理例では、オーバーフローしたアイランドの出力については、実際に積分された時間V0を用いて補正するとともに、補正されたモニタ出力を用いて出力最大エリアを選択し、最終モニタ電圧係数Egaを算出する。
【0147】
まず、各アイランドについて定常光時の積分時間の補正を行う(S270)。すなわち、所定積分時間Tref(2ms)と各アイランドの定常光時の積分時間Tt(n)の比率に定常光時のモニタ出力電圧Vt(n)を乗じて算出される補正された積分時間でのモニタ出力Vt’(n)を算出する。すなわち、補正された積分時間でのモニタ出力Vt’(n)は、積分時間と蓄積電荷とが比例の関係にあることを前提として、各アイランドごとに、飽和積分時間にわたって電荷積分が行われたと仮定した場合、該モニタ出力としての電圧Vt(n)はどのような値を有するかについてを仮想的に算出するものである。
【0148】
次いで、各アイランドについての予備発光時の積分時間の補正を行う(S271)。すなわち、予備発光時でのモニタ出力についても、補正された積分時間でのモニタ出力Vf’(n)を算出する。
【0149】
その後、補正された積分時間でのモニタ出力Vt’(n)及びVf’(n)を用いて、式(5)に基づいて各アイランドごとに電圧係数Egnを算出する(272〜S275)。
【0150】
【数5】
式(5)において、C(n)は第nアイランドの電圧補正係数、G(n)は第nアイランドのCCDゲイン補正係数を示す。
【0151】
次に、図23に示すように、先のステップで算出された各アイランドのEgnのうち最大のものを用いて最終モニタ電圧係数Egaを算出する処理を行う。まず、オーバーフロー判定処理(図15参照)において導かれたオーバーフローしていないエリア数を示すNnovが3であって、かつ、反射光有無判定処理(図16参照)において導かれたオーバーフローしておらず反射光を有するエリア数を示すNrtlが0であるかについて判断する(S280)。すなわち、このステップでは、3つのエリアのモニタ出力がすべて定常光時のモニタ出力と予備発光時のモニタ出力の差が閾値Thを超えていないかについてを判断する。
【0152】
このステップの条件を満たす場合は、最大ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最大の最大ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNmaxを用いる(S294)。そして、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグに1を入力し(S295)、処理を終了させる。
【0153】
一方、上記S280の条件を満たさない場合は、最大出力エリアの選択を開始する。まず、Egmaxを0にリセットする(S281)。そして、先のステップでそれぞれ算出されたEgnがEgmaxの値を超えているかについて、各アイランドごとに判断する。
【0154】
すなわち、第1アイランドについては、先のS272で算出されたEg1がEgmaxよりも大きいかについて判断し(S282)、Eg1>Egmaxである場合には、Egmaxの値をEg1の値に書き換える(S283)。
【0155】
同様に、第2から第4アイランドについてもEgnとEgmaxの比較を行い(S284,S286,S288)、そのときのEgmaxよりも大きい値を有している場合は、当該アイランドのEgnの値をEgmaxの値に書き換える(S285,S287、S289)。
【0156】
このようにして各アイランドの電圧係数のうち最大のものが決定すると、当該Egmaxの値が所定の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminよりも大きいか否かについて判断する(S290)。Egmaxの値がEg_GNminの値よりも大きい場合には、最終モニタ電圧係数Egaに所定の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminを採用する(S293)。そして、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグGNCalcNG_Fに1を入力し(S295)、処理を終了させる。
【0157】
一方、S290でEgmaxの値がEg_GNminの値よりも小さい場合には、最終モニタ電圧係数Egaとして、Egmaxを採用し(S291)、ガイドナンバーの算出ができる準備が完了したことを示すガイドナンバー算出NGフラグに0を入力し(S292)、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0158】
(モニタ電圧補正処理第5処理例)
次に、モニタ電圧補正処理(S200)の第5処理例について説明する。図24は、モニタ電圧補正処理(S200)の第5処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。この第2処理例においては、オーバーフローしたアイランドの出力については、実際に積分された時間V0を用いて補正するとともに、補正されたモニタ出力から算出された電圧係数を加重平均して最終モニタ電圧係数Egaを算出する。
【0159】
オーバーフローしたアイランドの出力について補正し、各アイランドの電圧係数を算出する処理(S270〜S275)については、第4処理例と同様に行う(図22参照)。
【0160】
次に、オーバーフロー判定処理(図15参照)において導かれたオーバーフローしていないエリア数を示すNnovが3であって、かつ、反射光有無判定処理(図16参照)において導かれたオーバーフローしておらず反射光を有するエリア数を示すNrtlが0であるかについて判断する(S300)。すなわち、このステップでは、3つのエリアのモニタ出力がすべて定常光時のモニタ出力と予備発光時のモニタ出力の差が閾値Thを超えていないことを判断する。
【0161】
このステップの条件を満たす場合は、最大ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最大の最大ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNmaxを用いる(S306)。そして、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグに1を入力し(S307)、処理を終了させる。
【0162】
一方、上記S280の条件を満たさない場合は、第2アイランドと第4アイランドのうち出力の大きいほうのアイランド(S301)と、他のアイランドの電圧係数Egnを加重平均し(S302)、この算出結果を仮の最終モニタ電圧係数Egaとして採用する。
【0163】
このようにして仮のEgaが決定すると、当該Egaの値が所定の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminよりも大きいか否かについて判断する(S303)。Egaの値がEg_GNminの値よりも大きい場合には、最終モニタ電圧係数Egaに所定の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminを採用する(S305)。そして、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグGNCalcNG_Fに1を入力し(S307)、処理を終了させる。
【0164】
一方、S302でEgmaxの値がEg_GNminの値よりも小さい場合には、最終モニタ電圧係数Egaとして、当該仮のEgaの値を採用し、ガイドナンバーの算出ができる準備が完了したことを示すガイドナンバー算出NGフラグに0を入力する(S304)、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0165】
(モニタ電圧補正処理第6処理例)
次に、モニタ電圧補正処理(S200)の第6処理例について説明する。図25は、モニタ電圧補正処理(S200)の第6処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。この第2処理例においては、オーバーフローしたアイランドの出力については、実際に積分された時間V0を用いて補正するとともに、全エリア出力を指数平均して最終モニタ電圧係数Egaを算出する。オーバーフローしたアイランドの出力について補正する処理については、第4処理例と同様に行う。
【0166】
オーバーフローしたアイランドの出力について補正し、各アイランドの電圧係数を算出する処理(S270〜S275)については、第4処理例と同様に行う(図22参照)。
【0167】
次に、オーバーフロー判定処理(図15参照)において導かれたオーバーフローしていないエリア数を示すNnovが3であって、かつ、反射光有無判定処理(図16参照)において導かれたオーバーフローしておらず反射光を有するエリア数を示すNrtlが0であるかについて判断する(S310)。すなわち、このステップでは、3つのエリアのモニタ出力がすべて定常光時のモニタ出力と予備発光時のモニタ出力の差が閾値Thを超えていないことを判断する。
【0168】
このステップの条件を満たす場合は、最大ガイドナンバー制御を行い、最終モニタ電圧係数Egaとして、あらかじめ定められている最大の最大ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNmaxを用いる(S315)。そして、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグに1を入力し(S316)、処理を終了させる。
【0169】
一方、上記S280の条件を満たさない場合は、各アイランドごとの電圧係数Egnを指数平均し(S311)、この算出結果を仮の最終モニタ電圧係数Egaとして採用する。
【0170】
このようにして仮のEgaが決定すると、当該Egaの値が所定の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminよりも大きいか否かについて判断する(S312)。Egaの値がEg_GNminの値よりも大きい場合には、最終モニタ電圧係数Egaに所定の最小ガイドナンバー制御時用電圧係数Eg_GNminを採用する(S314)。そして、最終モニタ電圧係数Egaの算出ができず、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグGNCalcNG_Fに1を入力し(S316)、処理を終了させる。
【0171】
一方、S312でEgmaxの値がEg_GNminの値よりも小さい場合には、最終モニタ電圧係数Egaとして、当該仮のEgaの値を採用し、ガイドナンバーの算出ができる準備が完了したことを示すガイドナンバー算出NGフラグに0を入力する(S313)、モニタ電圧補正処理を終了させる。
【0172】
このように上述の第1乃至第6処理例のいずれかのモニタ電圧補正処理により求められた最終モニタ電圧係数Egaは、図14に示すように、本発光のガイドナンバーを算出するために用いられる(S350)。
【0173】
なお、第1乃至第6処理例のいずれかのモニタ電圧補正処理が、図8及び図9における撮影動作処理において行われた場合は、本発光のガイドナンバーの算出ができないことを示すガイドナンバー算出NGフラグGNCalcNG_Fに1が入力されると、1回目の予備発光では予備発光のやり直しを行い、2回目の予備発光では求められた最終モニタ電圧係数を用いて本発光量の算出を行うこととなる。
【0174】
(フラッシュ本発光制御)
図26は、ステップ25のフラッシュ本発光制御処理の処理の流れを示すフロー図である。まず、予備発光に用いるフラッシュ内蔵フラッシュが外付けフラッシュであるかを判断する(S91)。
【0175】
外付けフラッシュを用いる場合は、カメラ−フラッシュ交信を行い(S92)、先のモニタ電圧補正処理において求められた最終モニタ電圧係数Egaを用いて算出された本発光用のガイドナンバーをセットする。一方、内蔵フラッシュを用いて予備発光させる場合は、カメラCPU11はフラッシュ制御モジュール26に本発光用のガイドナンバーを送信し、発光準備処理を行う(S73)。
【0176】
フラッシュの発光準備が終了すると、フラッシュの発光が開始される(S94)。フラッシュ制御モジュール26は、本発光用のガイドナンバーにしたがって所定光量の制御を行う(S95)。そして、発光量が所定光量に達するとフラッシュの発光が終了する(S96)。
【0177】
以上説明したように、本実施形態にかかる閃光撮影制御方法によれば、AFセンサをフラッシュの調光用のセンサとしても利用するため、部品点数を少なくすることができるとともに、本発光に先立って予備発光させて、その結果に基づいて本発光のガイドナンバーを決定することとしているため、被写体光をAFセンサに導くための構成を簡単なものとすることができる。
【0178】
また、制御可能範囲の狭いAFセンサを用いた場合であっても、調光制御に用いるモニタ出力を選択して採用することにより、本発光の発光量を的確に算出することができる。
【0179】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0180】
例えば、上記実施形態では、メインミラーのある銀塩フィルム用の一眼レフカメラに用いられる閃光撮影制御方法について説明しているが、この方法は一眼レフタイプのデジタルカメラにおいても使用することができる。この場合、オートフォーカス用のAFセンサとして、撮影用の撮像素子が用いられていることが多く、当該撮像素子の一部をAFセンサ及び調光制御用のセンサとして用いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外付けのフラッシュ装置を用いた本発明の一実施形態に係るカメラの構成図である。
【図2】カメラ本体に内蔵されているフラッシュ装置を用いた本発明の一実施形態に係るカメラの構成図である。
【図3】図1及び図2のカメラの制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】図1及び図2のカメラに用いられているマルチAFセンサの構成を示す図である。
【図5】本実施形態にかかるカメラの撮影動作全体の処理の流れを示すフロー図である。
【図6】図5の撮影処理におけるフラッシュの発光制御の各信号のタイミングチャートである。
【図7】図5の第1変形例にかかるカメラの撮影動作の処理の流れを示すフロー図である。
【図8】図5の第2変形例にかかるカメラの撮影動作の処理の流れを示すフロー図である。
【図9】図9は図5の第3変形例にかかるカメラの撮影動作の処理の流れを示すフロー図である。
【図10】多点測距の処理の流れを示すフロー図である。
【図11】モニタ積分(定常光)での処理の流れを示すフロー図である。
【図12】積分時間と蓄積電荷との関係を示す図である。
【図13】フラッシュ予備発光の処理の流れを示すフロー図である。
【図14】本発光量算出の処理の流れの概略を示すフロー図である。
【図15】オーバーフロー判定処理(S100)の詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図16】反射光有無判定処理の詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図17】モニタ電圧補正処理の第1処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図18】モニタ電圧補正処理の第1処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図19】モニタ電圧補正処理の第2処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図20】モニタ電圧補正処理の第2処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図21】モニタ電圧補正処理の第3処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図22】モニタ電圧補正処理の第4処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図23】モニタ電圧補正処理の第4処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図24】モニタ電圧補正処理の第5処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図25】モニタ電圧補正処理の第6処理例について詳細な処理の流れを示すフロー図である。
【図26】フラッシュ本発光制御処理の処理の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1a,1b カメラ
2 カメラ本体
3 レンズ
4 外付けフラッシュ装置
10 カメラ筐体
11 カメラCPU
12 ペンタプリズム
13 メインミラー
14 サブミラー
15 焦点検出モジュール
16 マルチAFセンサ
17 シャッター
18 撮像手段
19 シャッター制御ユニット
20 測光モジュール
21 レンズ筐体
22 撮影レンズ
23 ズームエンコーダ
24 レンズCPU
25 外付けフラッシュ装置筐体
26 フラッシュ制御モジュール
27a,27b 発光部
28 DX回路
29 絞り駆動部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a flash photography control method used for flash photography in a camera having a TTL autofocus device such as a single-lens reflex camera using a film or a single-lens reflex digital camera, and particularly to a pre-flash, and as a result, a pre-flash is obtained. A flash photography control method for controlling the main light emission amount based on the obtained information.
[0002]
[Prior art]
As a method of controlling the amount of light emitted from the camera flash, so-called flashmatic control that controls the amount of light emission based on the subject distance and the set aperture value, or measuring the amount of reflected light from the film surface in parallel with the exposure of the film, TTL direct light control, which stops flash emission when the light amount reaches a predetermined value, is known.
[0003]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-66239 discloses a technique in which a light flux at the time of flash emission is measured by an AF sensor, and a light quantity integrated output of the AF sensor is detected to arbitrate the flash light quantity. In this technique, light reflected from the film surface during exposure of the film is guided to an AF sensor. Then, the flash emission is stopped when the light emission amount reaches a certain value by TTL direct light control.
[0004]
The above technology uses a dimming sensor for detecting reflected light of a subject together with an autofocus sensor (hereinafter abbreviated as an AF sensor) used for distance measurement and focus detection, so that dimming can be performed with one sensor. By performing distance measurement and focus detection, the space for disposing the light control sensor is omitted to reduce the size of the camera, and the light control sensor is omitted to reduce the cost of the camera.
[0005]
However, this technology can reflect the subject light by the mirror at the autofocus stage and guide the subject light to the AF sensor. However, since the mirror needs to be retracted at the time of shooting, the mirror can be used. As a result, a means for guiding the subject light reflected from the film surface to the AF sensor is required separately (see FIGS. 1 and 2 of the publication). Therefore, the mechanism in the vicinity of the mirror becomes complicated, and the number of necessary parts increases, resulting in an increase in size and cost of the camera.
[0006]
Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-190871 discloses a technique of performing flash light control by detecting the amount of light reflected from a film surface by an AF sensor during flash photography. That is, similarly to the above-mentioned technology, the same element unit is shared for autofocus and TTL direct light control. However, this technique also requires a configuration to guide the subject light to the AF sensor and to guide the subject light to the AF sensor at the autofocus stage.
[0007]
As described above, in order to share the AF sensor and the flash dimming sensor, it is necessary to solve the problem of how to guide the subject light having different reflection angles to the AF sensor before and after the mirror is retracted. However, in the TTL direct light control, it is difficult to reduce the number of components by omitting a mechanism for guiding the subject light reflected on the film surface by retracting the main mirror during photographing to the AF sensor.
[0008]
On the other hand, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-248468, the reflectance of the subject is obtained from preliminary light emission information measured by the AF sensor before the mirror is retracted, and the reflectance is the most standard using a dimming sensor different from the AF sensor. A technology for performing TTL direct light control in a cell close to the above has been disclosed.
[0009]
However, in the above-described technology, the AF sensor and the light control sensor are not shared, and thus the size and cost of the camera cannot be reduced.
[0010]
On the other hand, in the flash dimming control, the flash is preliminarily fired at the time of release, the amount of reflected light from the subject due to the preflash is monitored, and control for determining the main flash amount based on the output from the monitor (so-called preflash) Dimming control). In this preliminary light emission dimming control, a special light emission is performed before the mirror is retracted, the light emission amount of the main light emission is calculated based on the subject luminance at the time of the preliminary light emission, and then the mirror is retracted to start the exposure. It is also considered that the AF sensor and the dimming sensor can be shared without providing a simple mechanism.
[0011]
However, the controllable range of the monitor of the AF sensor is generally narrow, and it is difficult to use the monitor as a light control sensor when the subject light is guided to the AF sensor along the same optical path as the AF control. In other words, when preliminary light emission before shooting is performed, if a subject with a high reflectance or a subject distance is short, there is a large amount of reflected light, and overflow occurs. Conversely, if a subject with a low reflectance or the subject distance is long, there is little reflected light. Therefore, in any case, information necessary for calculating the main light emission amount cannot be accurately obtained, and highly accurate dimming control cannot be performed.
[0012]
On the other hand, if a high-performance light receiving element having a wide controllable range is used for the AF sensor, the cost of the camera will increase.
[0013]
[Patent Document 1]
JP-A-62-66239
[Patent Document 2]
JP-A-11-190871
[Patent Document 3]
JP-A-8-248468
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, a technical problem to be solved by the present invention is to provide a flash photography control method for a camera which enables realization of sharing of an AF sensor and a dimming sensor with a low-cost and simple configuration.
[0015]
[Means for Solving the Problems and Their Functions and Effects]
In order to solve the above-mentioned technical problem, the present invention preliminarily emits the light emitting portion a plurality of times by varying the light emission amount prior to the main light emission, and corresponds to the reflected light due to the preliminary light emission at the respective light emission amounts. A flash photography control method for a camera, characterized in that one of the signals optimal for photography is selected from the signals from the AF sensor to determine the main light emission amount.
[0016]
A flash photographing control method for a camera according to the present invention includes an AF sensor that receives reflected light transmitted through a photographing lens and outputs a signal; an AF control unit that performs focus adjustment based on a detection signal from the AF sensor; And a light emitting unit that emits light toward the camera.
[0017]
The camera used in the flash photography control method according to the present invention is a camera having a so-called TTL autofocus function. The AF sensor of the camera is commonly used for the autofocus function and the control for determining the main light emission amount.
[0018]
In this flash photography control method, the light-emitting unit is made to perform preliminary light emission a plurality of times by varying the amount of light emission, and among the signals from the AF sensor in each preliminary light emission, a signal optimal for photographing is selected. Although the number of times of preliminary light emission is not limited, an increase in the number of times of preliminary light emission performed during the release routine increases the time lag from the start of release to the start of exposure, so it is preferable to set an upper limit. The light emission amount of the main light emission is determined based on the selected signal.
[0019]
According to the above-described method, the light emission amount of the preliminary light emission is changed to emit light a plurality of times, thereby reducing the probability of being out of the controllable range of the AF sensor. That is, the controllable range of the AF sensor can be substantially expanded, and a camera using an AF sensor with a narrow controllable range as a light control sensor can be put to practical use. Therefore, a member for securing the optical path of the subject light can be omitted, and the configuration of the camera can be simplified and the cost can be reduced.
[0020]
Further, in a single-lens reflex digital camera, TTL light control can be performed without a monitor function for a CCD for image capturing.
[0021]
In a second aspect of the present invention, the signal corresponding to the reflected light in the light emission amount of the first preliminary light emission is the light emission amount of the light emitting unit at the time of the main light emission. This is done when there is no valid value that can be determined.
[0022]
Therefore, when a valid signal is output in the previous preliminary light emission, the subsequent preliminary light emission is not performed, so that the release time lag can be shortened.
[0023]
According to a third aspect of the present invention, the light emission amount in the second and subsequent preliminary light emission of the plurality of preliminary light emission changes according to whether the signal is in an overflow state or in a state without reflected light. It was made.
[0024]
For example, if the light emission amount in the previous preliminary light emission is large and the signal of the AF sensor is in an overflow state, the light emission amount in the subsequent preliminary light emission is made smaller, and conversely, the light emission amount of the previous preliminary light emission is Is small and there is no reflected light, the amount of light emission at the time of preliminary light emission can be further increased.
[0025]
According to the above method, the light emission amount can be adjusted according to the state of the signal from the AF sensor in the previous preliminary light emission so that the signal in the subsequent preliminary light emission becomes a valid value. Therefore, it is possible to reduce the probability that the detection result at the time of the preliminary light emission is out of the controllable range of the AF sensor.
[0026]
Further, in the invention according to
[0027]
A flash photographing control method according to the present invention includes: an AF sensor that receives reflected light transmitted through a photographing lens and outputs a signal; an AF control unit that performs focus adjustment based on a detection signal from the AF sensor; A light-emitting unit for irradiating light toward the light-emitting unit, and preliminarily emits the light-emitting unit prior to main light emission, based on a signal including integration time information from the multipoint AF sensor corresponding to reflected light due to the preliminary light emission. Used for a camera that determines the main light emission amount.
[0028]
In the above method, the signal output from the AF sensor that detects the reflected light from the subject at the time of the preliminary light emission of the light emitting unit performed prior to the main light emission has information on the integration time. When it is determined that the signal from the AF sensor in the preliminary light emission is in an overflow state, the estimated accumulated charge value is calculated based on the integration time information, and the main light emission amount is determined based on this information.
[0029]
Therefore, according to the above-described method, even when it is impossible to obtain an accurate signal due to a signal overflow state, it is possible to derive the estimated accumulated charge value based on the integration time information, Can be determined.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a camera using a flash photography control method according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show the configuration of a camera using the flash photography control method of the present invention. FIG. 1 is a configuration diagram of a camera when an external flash device is used without using a flash device built in the camera body, and FIG. 2 is a configuration when a flash device built in the camera body is used. FIG.
[0031]
The camera 1a provided with an external flash device is a single-lens reflex camera using a silver halide film, and has a configuration in which a
[0032]
A
[0033]
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a control system of the camera shown in FIGS. The camera
[0034]
The
[0035]
The subject light beam L traveling to the
[0036]
Part of the subject light beam L that has reached the
[0037]
The
[0038]
As shown in FIG. 4, a CCD sensor composed of three areas and four lines (central cross) is used as the
[0039]
The photodiode is a sensor portion that is composed of a plurality of pixels and that receives the subject light and integrates the charge. The shift register is a CCD unit that transfers the output of the photodiode to the output unit. The monitor is used for light quantity control, and when a predetermined output is obtained, the charge integration of the photodiode is automatically terminated. The multi-AF sensor measures the subject brightness for each island.
[0040]
When the signals from the
[0041]
On the other hand, when the signal from the
[0042]
Since the
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
Next, a photographing operation of the camera according to the present embodiment will be described. FIG. 5 shows a flow of the entire photographing operation of the camera according to the present embodiment. First, the
[0048]
When the switch S1 is turned on, various setting information is input to the camera CPU 11 (S12). The various setting information includes focal length information input from the
[0049]
While the switch S1 is on, the
[0050]
In the release routine, it is determined by the AE operation (S15) whether or not the flash is fired at the time of shooting (S17). When the flash emission is not performed, the process proceeds to the release preparation process (S21) without performing the flash emission control.
[0051]
On the other hand, when flash emission is performed in shooting, flash emission control is performed. In the flash emission control, the subject light preliminarily fired at the moment of release and the stationary light (the subject light without flash emission) are measured and evaluated, and the guide number of the main emission is calculated. First, the subject brightness in the steady light is detected for each island (S18). Next, the flash is pre-emitted with a predetermined light emission amount, and the brightness of the subject at this time is detected for each island (S19). Next, the main light emission amount is calculated based on the information on the subject luminance (S20). The details of the light emission control process will be described later.
[0052]
When the flash is to be emitted during the exposure, the flash is emitted according to the guide number of the main emission calculated in step S20.
[0053]
In this case as well, the integration and data readout operations are performed again as described above. In this embodiment, after the start of the integration, the flash is pre-emitted with a predetermined light emission amount, and the reflected light amount is monitored. After the flash emission, the integration is performed for the same fixed time as when the above-mentioned steady light component is detected, and the integration is forcibly terminated.
[0054]
In the subsequent release preparation processing (S21), when the
[0055]
If flash emission control is required while the shutter is open (S24), main flash emission control is performed based on the guide number obtained in the previous step (S20).
[0056]
After the shutter is opened, the shutter speed is counted so as to reach a predetermined shutter speed (S26). When the shutter is opened for a predetermined time, the shutter is closed (S27). Finally, the fact that the light control is completed is displayed on the operation / display unit of the camera body 2 (S28), and preparation for the next frame such as mirror down, writing of image information, and feeding of one frame of film is performed (S29). The shooting operation of the camera ends.
[0057]
FIG. 7 is a flowchart illustrating a flow of a shooting operation of the camera according to the first modification of FIG. In the modification shown in FIG. 7, the process of the monitor integration in the steady light in
[0058]
FIG. 8 is a flowchart showing a flow of a shooting operation of the camera according to the second modification of FIG. FIG. 9 is a flowchart showing a flow of a photographing operation of the camera according to the third modified example of FIG. 5, and similarly to the processing of FIG. 7, charge integration of stationary light is performed in a state where the release button is half-pressed. In the modified examples shown in FIGS. 8 and 9, when the main light emission amount cannot be calculated in the flash light emission control, the process of re-executing the preliminary light emission of the flash only once is performed. It is preferable to change the guide number of the preliminary light emission from the guide number of the first preliminary light emission when re-executing the preliminary light emission of the flash.
[0059]
In each of the above modifications, the guide number of the preliminary light emission at the time of redoing is uniformly set to twice the first guide number. However, for example, when all the first monitor outputs overflow, the value is set to a half of the first guide number, and when the first monitor output does not differ from the monitor output at the time of steady light, That is, when there is no reflected light, the value may be set to a value twice as large as the first guide number.
[0060]
Next, the processing flow of each step during the photographing operation in FIGS. 5, 7, 8, and 9 will be described.
[0061]
(Multipoint focus detection)
FIG. 10 is a flowchart showing the flow of the multipoint focus detection processing in
[0062]
At the same time as the completion of the charge integration, the output from the CCD (photodiode) of each island is read and A / D conversion is performed (S44). The
[0063]
When the in-focus area is determined, the in-focus area storing RAM (FlNa) stores which area has become the in-focus area. In the present embodiment, if the focus area is the first island, FlNa is 1, if the focus area is the second or fourth island, 2 is FlNa, and if the focus area is the third island, FlNa. Are stored in the multi-point focus detection processing. The value of FlNa indicating the in-focus area is used later to determine an island that is a reference at the time of preliminary light emission.
[0064]
(Monitor integration (steady light))
FIG. 11 is a flowchart showing the flow of processing in the monitor integration (stationary light) in
[0065]
Upon entering the release routine, the release start signal (REL) goes low, and after a predetermined time has elapsed, the step of monitor integration (steady light) is started. At the timing of t1, the charge integration start signal (ICG) becomes high, and the AF monitor 16 stores the charge of the stationary light component of the subject light L reflected by the
[0066]
During the charge integration, the sensor output signal (integration information) (IMT) is high. If the monitor output reaches a certain level (allowable amount of accumulated charge) during this time, the integration is automatically performed for each island. finish. FIG. 12 shows the relationship between the integration time and the accumulated charge. As shown in FIG. 12, the integration time is proportional to the accumulated charge. If the subject light has high luminance, the inclination becomes steep. In the monitor integration, the integration time Tref is set to 2 ms as described above. If the accumulated charge does not reach the allowable amount Vref before this time elapses, the accumulated charge V0 and the integration time Tref at the time when the predetermined integration time Tref ends are output. On the other hand, if the set integration time Tref does not start before reaching the permissible amount Vref, the integration is terminated without a predetermined time, and the time T0 when the Vref is reached and the permissible amount Vref of the accumulated charge are obtained. Is output.
[0067]
As the sensor output signal (monitor information, pixel output) (OUT) signal during this period (t1 to t2), the monitor output of the representative island (the second island in the present embodiment) is output in real time. As the predetermined time Tref elapses, the SHM signal becomes high and the integration ends, and at the same time reading of the monitor output starts (S54). As the monitor output, in synchronization with the mode signal (MD) (t3 to t7), digital information on integration is output from the INT terminal and the monitor output at the end of integration of each island is serially output from the OUT terminal. A / D conversion of this monitor output allows the steady light component to be known.
[0068]
In the present embodiment, when the AF sensor is used for dimming control, the integration time is set to be shorter (2 ms) than when it is used for focus adjustment. Under the condition (1), the monitor output has a relatively small value.
[0069]
Based on the monitor output from the AF sensor, the monitor output Vt (n) of each island under steady light is determined (S55). As the monitor output Vt (n) of accumulated charges for each n-th island (n indicates an island number), the smaller value of Vref or V0 described above is adopted.
[0070]
Next, the monitor output integration time Tt of each island under the steady light is determined (S56). As the monitor output integration time Tt (n) of the n-th island (n indicates the island number), the smaller one of the integration time Tref and the time T0 at which the monitor output is saturated is used.
[0071]
When the monitor output Vt and the monitor output time Tt of all the islands are output, the flag Npre indicating the number of times of preliminary light emission is reset, and the step of monitor integration (steady light) ends.
[0072]
(Flash preflash)
Next, a process of pre-emission of the flash and reintegration will be described. FIG. 13 is a flowchart showing the flow of the flash preliminary light emission process in
[0073]
When preliminary light emission is performed using an external flash, the guide number GNpre of the preliminary light emission is set to a predetermined external flash preliminary light emission guide number GNout (S62). In the present embodiment, the value of GNout is set to 2.8. On the other hand, when the preliminary light emission is performed using the built-in flash, the guide number GNpre of the preliminary light emission is set to a predetermined preliminary light emission guide number GNin for the built-in flash (S72). In the present embodiment, the value of GNin is set to 1.4. The values of GNout and GNin may be set to constant values irrespective of the shooting conditions, or may be changed after the shooting operation according to the shooting conditions. For example, a guide number obtained from the subject distance and the set aperture value can be used.
[0074]
Next, in each case, when the flag Npre indicating the number of preliminary flashes is not 0, that is, when the light amount of the main flash cannot be calculated in the first preliminary flash in the photographing operation according to FIGS. Then, the guide number GNpre of the preliminary light emission is set to a double value (S64, S74). Then, for the external flash, guide number information is exchanged between the
[0075]
(Monitor integration (pre-flash))
Next, the process proceeds to the monitor integration step (S19b) during the preliminary light emission. In this process, the charge integration start signal (ICG) goes high at the timing t8, as in the step of monitor integration (steady light), and the AF monitor starts charge accumulation (S81). The
[0076]
At t9 during the integration of the charge from t8 to t10, the flash emission signal (FL) becomes high, and flash emission starts (S82). The
[0077]
Then, a predetermined charge integration time Tref (2 ms from the start of integration) is counted (S85), and when the time elapses, the integration end / readout start signal (SHM) is set high at timing t10 to end the monitor integration (S86). ).
[0078]
Even during the preliminary light emission, the sensor output signal (integration information) (IMT) is high during charge integration. The monitor output signal when the preliminary flash light is emitted rises almost at the same time as the flash light emission.However, since there is a time delay from charge accumulation to output in the monitor, the output according to the amount of reflected light after a certain time Reach level. Here, when the amount of reflected light is relatively large, the monitor voltage may reach a predetermined level during a predetermined integration time, and the integration may end automatically. In this case, the monitor output is corrected based on the automatically completed integration time. Note that whether or not the integration time has been automatically ended before the predetermined integration time has elapsed is used for overflow determination described later.
[0079]
The monitor output from each island is synchronized with the mode signal (MD) (t11 to t15), and digital information on integration is output from the INT terminal and the monitor output at the end of integration of each island is output from the OUT terminal in serial. . The monitor output is A / D converted in the same manner as in the case of monitor integration (steady light) (S87).
[0080]
In the process of monitor integration at the time of preliminary light emission, the monitor output Vf (n) of each island at the time of flash emission is determined based on the monitor output from the AF sensor, similarly to the process at the time of steady light (S88). . As the monitor output Vf (n) for each n-th island (n indicates the island number), the smaller value of Vref or V0 described above is adopted.
[0081]
Next, the monitor output integration time Tf of each island at the time of flash emission is determined (S89). As the monitor output integration time Tf (n) of the n-th island (n indicates the island number), the smaller one of the integration time Tref and the time T0 at which the monitor output is saturated is used.
[0082]
When the monitor outputs Vf (n) and the monitor output time Tf (n) of all the islands are output, the flag Npre indicating the number of times of preliminary light emission is incremented, and the step of monitor integration (preliminary light emission) ends.
[0083]
(Main light emission amount calculation)
Next, the step (S20) of the main light emission amount calculation will be described. FIG. 14 is a flowchart showing an outline of the flow of the main light emission amount calculation process. In the main light emission control process, a guide number GN for main light emission is calculated using a difference between two monitor outputs at the time of steady light and at the time of preliminary light emission.
[0084]
First, an overflow determination process as to whether or not an overflow has occurred is performed on the monitor output of the above (2) (S100). Then, a process of determining the presence or absence of reflected light is performed using the difference between the two monitor outputs (S150). These two determination processes will be described later in detail.
[0085]
Next, a monitor voltage correction process (S200) is performed based on the results of the above two determination processes. The monitor voltage correction process is a step of calculating the final monitor voltage coefficient Ega, and the calculation sequence differs depending on the values of the two monitor outputs. Each sequence of calculating the final monitor voltage coefficient Ega will be described later in detail.
[0086]
Finally, the main light emission guide number GN is calculated using the final monitor voltage coefficient Ega obtained in the monitor voltage correction process (S200) (S350). The guide number GN for main light emission is calculated by equation (1) using the final monitor voltage coefficient Ega and the guide number GNpre during preliminary light emission.
[0087]
(Equation 1)
[0088]
Next, each step in the main light emission amount calculation processing will be described in detail.
[0089]
(Overflow judgment processing)
FIG. 15 is a flowchart showing the detailed flow of the overflow determination process in
[0090]
First, at the start of the process, information Nnov indicating the number of areas not overflowing is reset to 0, ffh is input to an overflow determination flag NOV (n) for each island, and the island is reset (S101).
[0091]
Next, it is determined whether or not the charge integration time Tf (n) in which integration processing is actually performed for each island during flash emission is a predetermined integration time Tref. That is, first, it is determined whether the value of Tf (1) is the value of Tref (2 ms) for the first island, and if not, it is determined that an overflow has occurred, and the process moves to the next determination processing for the second island (S104). I do.
[0092]
If the value of Tf (1) for the first island is the value of Tref (2 ms), it means that the charge integration operation is not forcibly completed for a predetermined time, and thus the area constituted by the first island is not used. Does not overflow, 1 is added to Nnov and 0 is input to NOV (1) indicating that the first island has not overflown (S103).
[0093]
Also for the second island, it is determined whether the value of Tf (2) is the value of Tref (2 ms). If not, it is determined that an overflow has occurred, and the process moves to the next third island determination process (S106). .
[0094]
Also for the second island, when the value of Tf (2) is the value of Tref (2 ms), it is determined that the monitor output has not overflown. Then, 0 is input to NOV (2) indicating that the second island does not overflow (S105). Note that since the second island forms one area together with the fourth island, at this stage, the process of adding 1 to the number Nnov of the areas not overflowing is not performed.
[0095]
Subsequently, for the third island, the same determination processing as for the first island is performed (S106, S107), and for the fourth island, the same determination processing as for the second island is performed (S108, S109). .
[0096]
Finally, it is again determined whether one of the values of Tf (2) and Tf (4) of the second or fourth island is the value of Tref (2 ms) (S110). If the value is Tref, it is determined that the central area has overflown, and a process of adding 1 to Nnov is performed (S111).
[0097]
With the above processing, the determination as to whether or not all islands and areas have overflowed is completed.
[0098]
(Reflected light presence / absence determination processing)
FIG. 16 is a flowchart showing a detailed flow of the reflected light presence / absence determination processing in
[0099]
First, at the start of the process, information Nrtl indicating the number of areas where overflow does not occur and there is reflected light is reset to 0, and a flag for determining whether overflow has occurred and whether there is reflected light is performed for each island. The code of ffh is input to RTL (n) to set it in a default state (S151).
[0100]
Next, it is determined whether the monitor output does not overflow for each island and whether the reflected light is equal to or more than a predetermined value. That is, for the first island, the overflow determination flag NOV (1) determined in the previous overflow determination process (S102) is 0 (that is, the monitor output of the first island has not overflown), and the preliminary light emission is performed. It is determined whether the difference between the monitor output Vf (1) at the time and the monitor output Vt (1) at the time of the steady light is larger than the threshold voltage Th1 for the first island (S152). If these conditions are not satisfied, it is determined that the first island has overflowed or that there is no reflected light, and the process moves to the next determination processing for the second island (S154).
[0101]
NOV (1) is 0 for the first island, and the difference between the monitor output Vf (1) during preliminary light emission and the monitor output Vt (1) during steady light is greater than the threshold voltage Th1 for the first island. In this case, 1 is added to the information Nrtl indicating the number of areas where there is no overflow and there is reflected light, and RTL (1) = 0 indicating that there is no overflow and there is reflected light is input for the first island ( S153).
[0102]
The same judgment as that for the first island is performed for the second island (S154). If the condition is not satisfied, the process moves to the next third island judgment process (S156).
[0103]
When it is determined that the condition is satisfied for the second island (S154), RTL (2) = 0 indicating no overflow and reflected light is input for the second island (S155). Note that since the second island forms one central area together with the fourth island, the process of adding 1 to the information Nrtl indicating the number of areas that do not overflow and have reflected light is not performed.
[0104]
Subsequently, for the third island, the same determination processing as for the first island is performed (S156, S157), and for the fourth island, the same determination processing as for the second island is performed (S158, S159). .
[0105]
Finally, for the second island (S160) or the fourth island (S161), it is determined again whether the monitor output does not overflow and whether the reflected light is equal to or more than a predetermined value. If the condition is satisfied in any of the islands, 1 is added to the information Nrtl indicating the number of areas where the overflow does not occur and the reflected light exists (S162).
[0106]
With the above processing, the determination as to whether or not all the islands and areas have overflowed and whether or not the reflected light exists is completed.
[0107]
The threshold voltages Th1 to Th4 set for each island may be the same value, or may be changed for each island. In the present embodiment, the threshold voltage for each island is set constant. When Th1 to Th4 take different values, the relative levels of the islands can be made uniform. That is, adjustment is performed so that each island has the same output result by various conditions such as the optical characteristics (opening area) of the AF sensor module, monitor output characteristics and sensitivity characteristics of each sensor, and variations in output due to temperature and power supply conditions. be able to.
[0108]
(First example of monitor voltage correction processing)
FIGS. 17 and 18 are flowcharts showing the detailed processing flow of the first processing example of the monitor voltage correction processing in
[0109]
In this process, first, it is determined whether each island is an in-focus area and whether the monitor output of each island is not an overflow but has reflected light. This determination is based on the information of the focusing area (S46) determined in the multipoint focus detection processing (see FIG. 10) and the information of the focusing area storage RAM and the reflected light presence / absence determination processing (FIG. 16). This is performed based on the information of the flag RTL (n) (S153, S155, S157, S159) for determining whether or not there is an overflow for each island.
[0110]
First, for the first island, it is determined whether FlNa is 1 and the flag RTL (1) is 0 (S201). If these conditions are not satisfied, similar determinations are made sequentially in the order of the second, fourth, and third islands (S203, S205, S207). Since the second and fourth islands constitute a central area, the determination process is performed continuously.
[0111]
In each of the above steps, if the condition is that the area is in focus and the monitor output does not overflow and the reflected light is present, the final monitor voltage coefficient Ega is calculated using the monitor output of this island (S202, S204, S206). , S208). The final monitor voltage coefficient Ega is calculated based on the equation (2).
[0112]
(Equation 2)
In equation (2), C (n) represents the voltage correction coefficient of the n-th island, and G (n) represents the CCD gain correction coefficient of the n-th island.
[0113]
When the final monitor voltage coefficient Ega is calculated in the steps up to the above, 0 is input to a guide number calculation NG flag indicating that preparation for calculation of a guide number is completed (S210), and the monitor voltage correction processing is ended. .
[0114]
If there is no island that satisfies the condition that the reflected light exists because the monitor output is not an overflow in the focus area, that is, if the monitor output in the focus area overflows or there is no reflected light Then, a process of calculating the final monitor voltage coefficient Ega based on the output of the maximum output voltage area that is an island that does not overflow is performed.
[0115]
In this process, first, the island where the difference between the maximum monitor output, that is, the monitor output at the time of steady light and the monitor output at the time of preliminary light emission of the flash, is determined. For this purpose, the value of Vmax indicating the output value of the maximum monitor output is returned to the initial value of 0, and the flag SelArea indicating the island of the maximum monitor output is reset to 0 (S209).
[0116]
Then, it is determined whether RTL is 0 in order from the first island, that is, whether the monitor output is not overflow and the output is larger than Vmax at that time (S211). If the condition is satisfied, the value of Vmax is replaced, and 1 is input to the flag SelArea indicating the island of the maximum monitor output (S212). Since Vmax is returned to 0 in the first island, when RTL has a value of 0, the monitor output of the first island is unconditionally set to Vmax at that time. On the other hand, when the condition is not satisfied, the process proceeds to another island.
[0117]
Subsequently, the same determination is made for the second island. That is, it is determined whether the RTL is 0 and whether the monitor output is larger than the value of Vmax at that time determined up to the previous step (S213). If the condition is satisfied, the value of Vmax is replaced with the monitor output of the second island, and 2 is input to the flag SelArea indicating the island of the maximum monitor output (S214). On the other hand, when the condition is not satisfied, the process proceeds to the process for the third island.
[0118]
The same judgment is made for the third and fourth islands (S215, S217). If the conditions are satisfied, Vmax and SelArea are input (S216, S218).
[0119]
By the steps up to this point, the value of SelArea is determined to indicate the island having the maximum monitor output (S219 to S222). If the value of SelArea is other than 0, the final monitor voltage coefficient Ega is calculated using the monitor output of the island having the value of SelArea (S202, S204, S206, S208). When the final monitor voltage coefficient Ega is calculated in the steps up to the above, 0 is input to the guide number calculation NG flag, indicating that the guide number can be calculated (S210), and the monitor voltage correction processing is ended.
[0120]
On the other hand, when the values of Vmax and SelArea are not rewritten in any of steps S211 to S218, Vmax = 0 and SelArea = 0 as set in S209. That is, in each of the steps S219 to S222, if the value of SelArea is 0, there is no island having the maximum monitor output, and the final monitor voltage coefficient Ega is calculated based on equation (2). I can't. In this case, the following process is continuously performed to determine the final monitor voltage coefficient Ega.
[0121]
First, it is determined whether or not the value of the flag Nnov indicating the number of areas not overflowing determined in the previous overflow determination processing (see FIG. 15) is 3 or less (S223).
[0122]
If Nnov = 3, that is, if all areas overflow, the maximum guide number control is performed, and a predetermined maximum maximum guide number control voltage coefficient Eg_GNmax is determined as the final monitor voltage coefficient Ega. Is used (S224).
[0123]
On the other hand, when Nnov is smaller than 3, that is, when at least one or more areas overflow, the minimum guide number control is performed, and the final monitor voltage coefficient Ega is set to a predetermined minimum minimum guide number control. The use voltage coefficient Eg_GNmin is used (S225).
[0124]
Finally, 1 is input to the guide number calculation NG flag indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S226), and the process is terminated.
[0125]
(Second processing example of monitor voltage correction processing)
Next, a second processing example of the monitor voltage correction processing (S200) will be described. FIGS. 19 and 20 are flowcharts showing a detailed processing flow of the second processing example of the monitor voltage correction processing (S200). In the second processing example, only the monitor output of the output effective area is weighted and averaged to calculate the final monitor voltage coefficient Ega used at the time of main light emission.
[0126]
In this process, it is determined whether or not there is overflow for each island and there is reflected light, and the value of the final monitor voltage coefficient Ega for each island is calculated. That is, in the reflected light presence / absence determination processing (see FIG. 16), it is determined whether or not there is a valid monitor output based on the determined RTL for each island.
[0127]
First, it is checked whether RTL = 0 for the first island, that is, whether the monitor output of the first island does not overflow and the reflected light exists (S250). If RTL = 0, the voltage coefficient Eg1 of the first island is set to 0 (S251).
[0128]
On the other hand, when RTL is not 0, that is, when there is a valid monitor output, the voltage coefficient Eg1 of the first island is calculated by Expression (3).
[0129]
(Equation 3)
In equation (3), C (n) represents the voltage correction coefficient of the n-th island, and G (n) represents the CCD gain correction coefficient of the n-th island.
[0130]
Hereinafter, the determination process is similarly performed for the second to fourth islands (S253, S256, S259), and the voltage coefficient of each island is determined (S254, S255, S257, S258, S260, S261). However, for the fourth island, a condition is added that the second island does not have a valid monitor output, and only one of the voltage coefficients Egn of the island in the central area is used.
[0131]
When the value of the voltage coefficient Egn for each island is determined in this way, as shown in FIG. 20, only the area where there is no overflow and there is reflected light is added to calculate the final monitor voltage coefficient Ega. That is, first, it is determined whether or not the value of Nrtl indicating the number of areas where there is no overflow and there is reflected light, which is determined in the above reflected light presence / absence determination processing, is 0 (S262). If Nrtl is not zero, the average for each island is finalized by summing the voltage coefficients for each island calculated in the previous step and dividing by the value of Nrtl (ie, the number of areas with valid monitor output). The monitor voltage coefficient Ega is set (S263a). Next, 0 is input to the guide number calculation NG flag indicating that preparation for calculation of the guide number is completed (S264), and the monitor voltage correction process is terminated.
[0132]
On the other hand, when Nrtl = 0, that is, when the monitor outputs from all islands have no overflow or no reflected light, the final monitor voltage coefficient Ega is changed according to the number of overflowed islands.
[0133]
First, it is determined whether or not the value of the flag Nnov indicating the number of areas not overflowing determined in the previous overflow determination processing (see FIG. 15) is 3 or less (S265).
[0134]
If Nnov = 3, that is, if all areas overflow, the maximum guide number control is performed, and a predetermined maximum maximum guide number control voltage coefficient Eg_GNmax is determined as the final monitor voltage coefficient Ega. Is used (S266).
[0135]
On the other hand, when Nnov is smaller than 3, that is, when at least one or more areas overflow, the minimum guide number control is performed, and the final monitor voltage coefficient Ega is set to a predetermined minimum minimum guide number control. The use voltage coefficient Eg_GNmin is used (S267).
[0136]
Finally, 1 is input to the guide number calculation NG flag indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S268), and the process is terminated.
[0137]
(Third example of monitor voltage correction processing)
Next, a third processing example of the monitor voltage correction processing (S200) will be described. FIG. 21 is a flowchart showing a detailed processing flow of the third processing example of the monitor voltage correction processing (S200). In the third processing example, only the monitor output in the output effective area is exponentially averaged to calculate the final monitor voltage coefficient Ega used in the main light emission. In the third processing example, the determination of the output valid monitor is performed in the same manner as in the second processing example (S250 to S261). In the present processing example, in the calculation of the final monitor voltage coefficient Ega, a large monitor output can be calculated with a large weight. In other words, this is an advantageous processing method when the monitor output is large, that is, when the final monitor voltage coefficient Ega is determined with priority given to a subject at a short distance.
[0138]
When the value of the voltage coefficient Egn for each island is determined by the same processing as in the second processing example, as shown in FIG. 21, only the area where there is no overflow and there is reflected light is subjected to exponential averaging to obtain the final monitor voltage coefficient Ega. Is calculated. That is, first, it is determined whether or not the value of Nrtl indicating the number of areas where there is no overflow and there is reflected light, which is determined in the above reflected light presence / absence determination processing, is 0 (S262). If Nrtl is not 0, a final monitor voltage coefficient is calculated based on equation (4) (S263b).
[0139]
(Equation 4)
[0140]
Next, 0 is input to the guide number calculation NG flag indicating that preparation for calculation of the guide number is completed (S264), and the monitor voltage correction process is terminated.
[0141]
On the other hand, when Nrtl = 0, that is, when the monitor outputs from all islands have no overflow or no reflected light, the final monitor voltage coefficient Ega is changed according to the number of overflowed islands.
[0142]
First, it is determined whether or not the value of the flag Nnov indicating the number of areas not overflowing determined in the previous overflow determination processing (see FIG. 15) is 3 or less (S265).
[0143]
If Nnov = 3, that is, if all areas overflow, the maximum guide number control is performed, and a predetermined maximum maximum guide number control voltage coefficient Eg_GNmax is determined as the final monitor voltage coefficient Ega. Is used (S266).
[0144]
On the other hand, when Nnov is smaller than 3, that is, when at least one or more areas overflow, the minimum guide number control is performed, and the final monitor voltage coefficient Ega is set to a predetermined minimum minimum guide number control. The use voltage coefficient Eg_GNmin is used (S267).
[0145]
Finally, 1 is input to the guide number calculation NG flag indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S268), and the process is terminated.
[0146]
(Fourth processing example of monitor voltage correction processing)
Next, a fourth processing example of the monitor voltage correction processing (S200) will be described. FIGS. 22 and 23 are flowcharts showing the detailed processing flow of the fourth processing example of the monitor voltage correction processing (S200). In the fourth processing example, the output of the overflowed island is corrected using the actually integrated time V0, the maximum output area is selected using the corrected monitor output, and the final monitor voltage coefficient Ega is calculated. calculate.
[0147]
First, for each island, the integration time during steady light is corrected (S270). That is, the corrected integration time calculated by multiplying the ratio between the predetermined integration time Tref (2 ms) and the integration time Tt (n) of each island in the steady light by the monitor output voltage Vt (n) in the steady light is obtained. The monitor output Vt '(n) is calculated. That is, the monitor output Vt '(n) at the corrected integration time indicates that the charge integration has been performed over the saturation integration time for each island, assuming that the integration time and the accumulated charge are in a proportional relationship. If it is assumed, what value the voltage Vt (n) as the monitor output has is virtually calculated.
[0148]
Next, the integration time at the time of preliminary light emission for each island is corrected (S271). That is, the monitor output Vf '(n) at the corrected integration time is also calculated for the monitor output during the preliminary light emission.
[0149]
Thereafter, using the monitor output Vt '(n) and Vf' (n) at the corrected integration time, the voltage coefficient Egn is calculated for each island based on the equation (5) (272 to S275).
[0150]
(Equation 5)
In equation (5), C (n) represents the voltage correction coefficient of the nth island, and G (n) represents the CCD gain correction coefficient of the nth island.
[0151]
Next, as shown in FIG. 23, a process of calculating the final monitor voltage coefficient Ega using the largest one of the Egns of the respective islands calculated in the previous step is performed. First, Nnov indicating the number of non-overflow areas derived in the overflow determination process (see FIG. 15) is 3, and no overflow derived in the reflected light presence / absence determination process (see FIG. 16). It is determined whether Nrtl indicating the number of areas having the reflected light is 0 (S280). That is, in this step, it is determined whether or not the difference between the monitor output in the steady light and the monitor output in the preliminary light emission in all three areas does not exceed the threshold Th.
[0152]
When the condition of this step is satisfied, maximum guide number control is performed, and a predetermined maximum maximum guide number control voltage coefficient Eg_GNmax is used as the final monitor voltage coefficient Ega (S294). Then, 1 is input to the guide number calculation NG flag indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S295), and the process is terminated.
[0153]
On the other hand, when the condition of S280 is not satisfied, selection of the maximum output area is started. First, Egmax is reset to 0 (S281). Then, it is determined for each island whether the Egn calculated in the previous step exceeds the value of Egmax.
[0154]
That is, for the first island, it is determined whether Eg1 calculated in S272 is larger than Egmax (S282). If Eg1> Egmax, the value of Egmax is rewritten to the value of Eg1 (S283). .
[0155]
Similarly, Egn and Egmax are compared for the second to fourth islands (S284, S286, S288). If the second and fourth islands have a value greater than Egmax at that time, the Egn value of the island is set to Egmax. (S285, S287, S289).
[0156]
When the largest one of the voltage coefficients of each island is determined in this way, it is determined whether or not the value of Egmax is greater than a predetermined minimum guide number control voltage coefficient Eg_GNmin (S290). If the value of Egmax is larger than the value of Eg_GNmin, a predetermined minimum guide number control voltage coefficient Eg_GNmin is adopted as the final monitor voltage coefficient Ega (S293). Then, 1 is input to the guide number calculation NG flag GNCalcNG_F, which indicates that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S295), and the process ends.
[0157]
On the other hand, if the value of Egmax is smaller than the value of Eg_GNmin in S290, Egmax is adopted as the final monitor voltage coefficient Ega (S291), and a guide number calculation NG indicating that preparation for calculation of a guide number is completed is completed. "0" is input to the flag (S292), and the monitor voltage correction process ends.
[0158]
(Fifth example of monitor voltage correction processing)
Next, a fifth processing example of the monitor voltage correction processing (S200) will be described. FIG. 24 is a flowchart showing the detailed processing flow of the fifth processing example of the monitor voltage correction processing (S200). In the second processing example, the output of the overflowed island is corrected using the actually integrated time V0, and the voltage coefficient calculated from the corrected monitor output is weighted to obtain the final monitor voltage coefficient. Ega is calculated.
[0159]
The process of correcting the output of the overflowed island and calculating the voltage coefficient of each island (S270 to S275) is performed in the same manner as in the fourth processing example (see FIG. 22).
[0160]
Next, Nnov indicating the number of non-overflow areas derived in the overflow determination process (see FIG. 15) is 3, and the overflow derived in the reflected light presence / absence determination process (see FIG. 16) is performed. It is determined whether Nrtl indicating the number of areas having reflected light is 0 (S300). That is, in this step, it is determined that the difference between the monitor output in the steady light and the monitor output in the preliminary light emission in all three areas does not exceed the threshold Th.
[0161]
When the condition of this step is satisfied, maximum guide number control is performed, and a predetermined maximum maximum guide number control voltage coefficient Eg_GNmax is used as the final monitor voltage coefficient Ega (S306). Then, 1 is input to the guide number calculation NG flag indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S307), and the process is terminated.
[0162]
On the other hand, when the condition of S280 is not satisfied, the island (S301) having the larger output of the second and fourth islands and the voltage coefficient Egn of the other island are weighted and averaged (S302). Is adopted as a temporary final monitor voltage coefficient Ega.
[0163]
When the temporary Ega is determined in this way, it is determined whether or not the value of the Ega is larger than a predetermined minimum guide number control voltage coefficient Eg_GNmin (S303). When the value of Ega is larger than the value of Eg_GNmin, a predetermined minimum guide number control voltage coefficient Eg_GNmin is adopted as the final monitor voltage coefficient Ega (S305). Then, 1 is input to the guide number calculation NG flag GNCalcNG_F indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S307), and the process is terminated.
[0164]
On the other hand, if the value of Egmax is smaller than the value of Eg_GNmin in S302, the provisional Ega value is adopted as the final monitor voltage coefficient Ega, and the guide number indicating that preparation for calculating the guide number is completed. When 0 is input to the calculation NG flag (S304), the monitor voltage correction process ends.
[0165]
(Sixth processing example of monitor voltage correction processing)
Next, a sixth processing example of the monitor voltage correction processing (S200) will be described. FIG. 25 is a flowchart showing a detailed processing flow for the sixth processing example of the monitor voltage correction processing (S200). In the second processing example, the output of the overflowed island is corrected using the actually integrated time V0, and the final monitor voltage coefficient Ega is calculated by exponentially averaging the outputs of all areas. The processing for correcting the output of the overflowed island is performed in the same manner as in the fourth processing example.
[0166]
The process of correcting the output of the overflowed island and calculating the voltage coefficient of each island (S270 to S275) is performed in the same manner as in the fourth processing example (see FIG. 22).
[0167]
Next, Nnov indicating the number of non-overflow areas derived in the overflow determination process (see FIG. 15) is 3, and the overflow derived in the reflected light presence / absence determination process (see FIG. 16) is performed. It is determined whether Nrtl indicating the number of areas having reflected light is 0 (S310). That is, in this step, it is determined that the difference between the monitor output in the steady light and the monitor output in the preliminary light emission in all three areas does not exceed the threshold Th.
[0168]
When the condition of this step is satisfied, the maximum guide number control is performed, and a predetermined maximum maximum guide number control voltage coefficient Eg_GNmax is used as the final monitor voltage coefficient Ega (S315). Then, 1 is input to the guide number calculation NG flag indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S316), and the process ends.
[0169]
On the other hand, when the condition of S280 is not satisfied, the voltage coefficient Egn of each island is averaged exponentially (S311), and the calculation result is adopted as a temporary final monitor voltage coefficient Ega.
[0170]
When the temporary Ega is determined in this way, it is determined whether the value of the Ega is larger than a predetermined minimum guide number control voltage coefficient Eg_GNmin (S312). If the value of Ega is larger than the value of Eg_GNmin, a predetermined minimum guide number control voltage coefficient Eg_GNmin is adopted as the final monitor voltage coefficient Ega (S314). Then, 1 is input to the guide number calculation NG flag GNCalcNG_F indicating that the final monitor voltage coefficient Ega cannot be calculated and the guide number for main light emission cannot be calculated (S316), and the process ends.
[0171]
On the other hand, if the value of Egmax is smaller than the value of Eg_GNmin in S312, the provisional Ega value is adopted as the final monitor voltage coefficient Ega, and the guide number indicating that the preparation for calculating the guide number is completed. When 0 is input to the calculation NG flag (S313), the monitor voltage correction process ends.
[0172]
The final monitor voltage coefficient Ega obtained by the monitor voltage correction processing in any of the above-described first to sixth processing examples is used for calculating the guide number of the main light emission as shown in FIG. (S350).
[0173]
When the monitor voltage correction processing in any of the first to sixth processing examples is performed in the photographing operation processing in FIGS. 8 and 9, the guide number calculation indicating that the guide number of the main light emission cannot be calculated. When 1 is input to the NG flag GNCalcNG_F, the preliminary light emission is redone in the first preliminary light emission, and the main light emission amount is calculated in the second preliminary light emission using the obtained final monitor voltage coefficient. .
[0174]
(Flash main light emission control)
FIG. 26 is a flowchart showing the processing flow of the main flash light emission control processing in step S25. First, it is determined whether the built-in flash used for preliminary light emission is an external flash (S91).
[0175]
When an external flash is used, camera-flash communication is performed (S92), and a guide number for main emission calculated using the final monitor voltage coefficient Ega obtained in the previous monitor voltage correction processing is set. On the other hand, when performing preliminary light emission using the built-in flash, the
[0176]
When the preparation for flash emission is completed, flash emission is started (S94). The
[0177]
As described above, according to the flash photography control method according to the present embodiment, since the AF sensor is also used as a flash dimming sensor, the number of components can be reduced, and prior to the main light emission. Since the preliminary light emission is performed and the guide number of the main light emission is determined based on the result, the configuration for guiding the subject light to the AF sensor can be simplified.
[0178]
Further, even when an AF sensor having a narrow controllable range is used, the amount of main light emission can be accurately calculated by selecting and adopting a monitor output used for dimming control.
[0179]
The present invention is not limited to the above embodiment, but can be implemented in various other modes.
[0180]
For example, in the above embodiment, the flash photography control method used in a single-lens reflex camera for a silver halide film having a main mirror is described, but this method can be used in a single-lens reflex digital camera. In this case, an image sensor for photographing is often used as an AF sensor for autofocus, and a part of the image sensor is used as an AF sensor and a sensor for dimming control.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a camera according to an embodiment of the present invention using an external flash device.
FIG. 2 is a configuration diagram of a camera according to an embodiment of the present invention using a flash device built in the camera body.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a control system of the camera shown in FIGS. 1 and 2;
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a multi-AF sensor used in the cameras of FIGS. 1 and 2;
FIG. 5 is a flowchart showing a processing flow of the entire photographing operation of the camera according to the embodiment;
6 is a timing chart of each signal of flash emission control in the photographing process of FIG. 5;
FIG. 7 is a flowchart showing a processing flow of a photographing operation of the camera according to a first modification of FIG. 5;
FIG. 8 is a flowchart showing a flow of a shooting operation of a camera according to a second modification of FIG. 5;
FIG. 9 is a flowchart showing a processing flow of a photographing operation of the camera according to a third modification of FIG. 5;
FIG. 10 is a flowchart showing the flow of multipoint ranging processing.
FIG. 11 is a flowchart showing the flow of processing in monitor integration (steady light).
FIG. 12 is a diagram showing a relationship between integration time and accumulated charge.
FIG. 13 is a flowchart showing the flow of flash preliminary light emission processing.
FIG. 14 is a flowchart showing an outline of a flow of a main light emission amount calculation process.
FIG. 15 is a flowchart showing a detailed processing flow of an overflow determination process (S100).
FIG. 16 is a flowchart showing a detailed processing flow of reflected light presence / absence determination processing.
FIG. 17 is a flowchart showing a detailed processing flow of a first processing example of monitor voltage correction processing;
FIG. 18 is a flowchart showing a detailed processing flow of a first processing example of monitor voltage correction processing.
FIG. 19 is a flowchart showing a detailed processing flow of a second processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 20 is a flowchart showing a detailed processing flow of a second processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 21 is a flowchart showing a detailed processing flow of a third processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 22 is a flowchart showing a detailed processing flow of a fourth processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 23 is a flowchart showing a detailed processing flow of a fourth processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 24 is a flowchart showing a detailed processing flow of a fifth processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 25 is a flowchart showing a detailed processing flow of a sixth processing example of the monitor voltage correction processing.
FIG. 26 is a flowchart showing the flow of a main flash light emission control process.
[Explanation of symbols]
1a, 1b camera
2 Camera body
3 lens
4 External flash unit
10 Camera housing
11 Camera CPU
12 Penta prism
13 Main mirror
14 Submirror
15 Focus detection module
16 Multi AF sensor
17 Shutter
18 imaging means
19 Shutter control unit
20 Photometric module
21 Lens housing
22 Shooting lens
23 Zoom encoder
24 lens CPU
25 External flash unit housing
26 Flash control module
27a, 27b light emitting unit
28 DX circuit
29 Aperture drive unit
Claims (4)
本発光に先立って発光量を異ならせて前記発光部を複数回予備発光させ、前記それぞれの発光量での予備発光による反射光に対応する前記AFセンサからの信号から撮影に最適な1つの信号を選択して本発光量を決定することを特徴とするカメラの閃光撮影制御方法。An AF sensor that receives reflected light transmitted through the photographing lens and outputs a signal, an AF control unit that performs focus adjustment based on a detection signal from the AF sensor, and a light emitting unit that irradiates light to a subject. A flash photography control method used for a camera provided with
Prior to the main light emission, the light emission unit is caused to emit preliminary light a plurality of times by varying the light emission amount, and one signal optimal for photographing is obtained from the signal from the AF sensor corresponding to the reflected light due to the preliminary light emission at each of the light emission amounts. A flash light emission control method for a camera, wherein the main light emission amount is determined by selecting a flash light amount.
本発光時における発光部の発光量は、前記信号がオーバーフローの状態であるときは、前記積分時間情報に基づいて演算される予想蓄積電荷値に基づいて決定されることを特徴とするカメラの閃光撮影制御方法。An AF sensor that receives reflected light transmitted through the photographing lens and outputs a signal, an AF control unit that performs focus adjustment based on a detection signal from the AF sensor, and a light emitting unit that irradiates light to a subject. The camera is provided with a light emission unit that performs preliminary light emission prior to main light emission, and determines a main light emission amount based on a signal including integration time information from the multipoint AF sensor corresponding to reflected light due to the preliminary light emission. A flash photography control method,
The amount of light emitted by the light emitting unit during the main light emission is determined based on an estimated accumulated charge value calculated based on the integration time information when the signal is in an overflow state. Shooting control method.
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