JP2004105378A - Catheter for diagnosis and treatment, and fixing mechanism of medical implement - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、診断治療用カテーテルおよび医療器の固定機構に関するものであり、人体への挿入長さを保持することが可能であり、かつ、回動などの操作が容易な診断治療用カテーテルおよび医療器の固定機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
血管、消化管、尿管などの人体の管状器官における診断治療は、チューブ状のカテーテルを管状器官へ挿入して目的部位へ通じ、チューブ内に造影剤、ガイドワイヤー、バルーンカテーテル、ステントなどの各種デバイスを注入あるいは挿入する、などしてなされる。
【0003】
従来、このような診断治療用カテーテルとしては、目的部位まで血管壁などを傷つけず安全にかつ精度よく到達するため、カテーテル先端部を略L字形としたもの(例えば、特許文献1参照。)、チューブ内に挿入するマンドリンに係止ワイヤを取り付け、該ワイヤをカテーテル後端部に設けた係止部に係止させる固定装置を備えたもの(例えば、特許文献2参照。)、あるいは人体の器官に直接、接触するカテーテル外表面にバイオポリマーを共有結合によって固定させたものなどがある(例えば、特許文献3参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−85570号公報(第3−4貢、図1)
【特許文献2】
実開昭62−84441号公報(第1図)
【特許文献3】
特開2001−129074号公報(第4−9貢、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
カテーテルの人体への挿入、特定部位までの到達においては、器官壁との摩擦、立体的障害などによる反発力が大きく、常時、人体外へカテーテルを押し出そうとする力が、カテーテルに対して作用する。このため、従来のカテーテルは上記のごとく、人体への挿入、特定部位への到達における操作性の改善や器官壁の損傷の防止に重点がおかれている。
【0006】
しかし、上記のごとき反発力は、カテーテルの先端部が目的部位に到達した後も作用し続けるため、カテーテルの位置が不安定になり、人体外の方向へ滑り出し変位してしまう。一方、診断治療においては、各種デバイスの挿入などのため、一定の時間内は、カテーテルを人体内の所望の位置に保持する必要がある。このため、カテーテルの人体外への滑り出しを防止し、人体内への挿入長さを保持できるようにする必要がある。
【0007】
【発明の目的】
本発明の目的は、カテーテル本体の人体への挿入、特定部位への位置決めののち、カテーテル本体の人体外への滑り出しを防止して、人体内への挿入長さを保持できるようにした診断治療用カテーテルの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、可撓性のチューブからなるカテーテル本体と、該カテーテル本体が人体内へ挿入された状態で挿入長さを保持するための保持具とからなる診断治療用カテーテルであって、該保持具は、カテーテル本体に対し摺動可能であるとともに軸方向に位置決め可能に取り付けられ、かつ、カテーテル本体に対し回動可能な状態で人体外に固定可能であることを特徴とする。
【0009】
請求項2では、請求項1に記載の診断治療用カテーテルであって、保持具がカテーテル本体上に設けられた突出部と係合することによって、カテーテルの軸方向に位置決め可能であることを特徴とする。
【0010】
請求項3では、請求項1に記載の診断治療用カテーテルであって、カテーテル本体上の任意の位置に移動させることができる突出部を備え、保持具が該突出部と係合することによって、カテーテル本体の軸方向に位置決め可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項4では、請求項1または2に記載の診断治療用カテーテルであって、保持具は筒状部材であり、該筒状部材の筒内にカテーテル本体を挿通させ、カテーテル本体上を筒状部材を摺動させて、突出部に係合させ、筒状部材の位置決めをすることを特徴とする。
【0012】
請求項5では、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の診断治療用カテーテルであって、保持具がカテーテル本体の先端に向かって突出したリップ部を備え、該リップ部によって、人体外に固定されることを特徴とする。
【0013】
請求項6では、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の診断治療用カテーテルであって、カテーテル本体に潤滑剤が塗布されていることを特徴とする。
【0014】
請求項7では、請求項6に記載の診断治療用カテーテルであって、カテーテル本体には、潤滑剤が塗布されていない部分であって、カテーテルを操作する部分が含まれていることを特徴とする。
【0015】
請求項8では、人体に挿入される可撓性のチューブからなる医療器本体と、チューブの人体への挿入長さを保持する保持具とからなる医療器の固定機構であって、保持具が、医療器本体のうち人体に挿入されていない部分を摺動可能で、チューブの軸方向に位置決め可能であり、かつ、チューブを回動可能な状態で人体外部に固定可能であることを特徴とする。
【0016】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、カテーテル本体の人体内への挿入長さを保持するための保持具によって、カテーテル本体の人体外への滑り出しを防止できる。また、該保持具は、カテーテル本体上を摺動可能であるとともに軸方向に位置決め可能であるため、カテーテル本体上の人体外に位置する箇所に位置決めでき、人体内に悪影響を与えることがない。さらに、該保持具はカテーテル本体に対し回動可能であるため、カテーテル本体の人体外への滑り出しを防止しつつ、診断治療が可能である。
【0017】
請求項2の発明によれば、保持具がカテーテル本体上に設けられた突出部と係合することによって位置決めできるので、ごく簡単な機構で保持具の位置決めが可能である。また、本発明の位置決め機構では、カテーテル本体を、人体内へ進入させる方向へは、移動させることができるため、診断治療において操作が容易となる。
【0018】
請求項3の発明によれば、突出部をカテーテル本体上の任意の位置に移動させることができるため、人の大きさや人体外において保持具を固定する位置に応じて、カテーテル本体上における保持具の位置決め箇所を決めることができる。
【0019】
請求項4の発明によれば、保持具は筒状部材であり、該筒状部材の筒内にカテーテル本体を挿通させるため、カテーテル本体上における保持具の摺動がきわめて容易にできる。
【0020】
請求項5の発明によれば、保持具が備えているリップ部を鉗子、テープなどを用いて人体外に固定できるため、カテーテルの固定がきわめて容易になる。
【0021】
請求項6の発明によれば、保持具によってカテーテル本体の人体外への滑り出しを防止しつつ、診断治療を行うことができ、かつ、カテーテル本体の外表面と器官壁との間の滑り性が改善できるため、人体への挿入、特定部位への到達における操作性の改善や器官壁の損傷の防止といった課題も解決できる。
【0022】
請求項7の発明によれば、診断治療の際、潤滑剤が塗布されていない部分で操作できるため、操作中の手滑りが防止でき誤操作などを防ぐことができる。
【0023】
請求項8の発明によれば、カテーテルにかかわらず、広く可撓性のチューブからなる医療器本体であって、人体へ挿入し、かつ、人体への挿入長さを保持する必要のある医療器の固定機構を提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図1〜図5とともに説明する。
実施の形態では心臓の冠状動脈用のガイディングカテーテルを取り上げて説明する。冠状動脈用のガイディングカテーテルは患者の手首部から橈骨動脈Aに挿入して、図2に示すごとく心臓の冠状動脈Bの入口の開口部分にカテーテルの先端部を係止させて位置決めをするものである。
【0025】
本発明の第1実施例を図1および図2とともに説明する。第1実施例に用いられるカテーテル1は、可撓性のチューブによって形成されたカテーテル本体11と、カテーテル本体11の先端側に設けられ、その最先端部が冠状動脈Bに係止する屈曲先端部12と、カテーテル本体11の末端側に設けられ各種デバイスを注入するためのコネクター13とからなる。
【0026】
カテーテル本体11には、樹脂製の突出部2が固着され、後記する保持チューブ3によって係止される。突出部2は器官壁の損傷防止の点から、人体内に挿入されない箇所に固着されるが、診断治療における操作性を考慮すると、カテーテル本体11の末端から50cm以内にあることが好ましい。
【0027】
突出部2とコネクター13の間には、筒状で樹脂製の保持チューブ3が存在している。保持チューブ3内にはカテーテル本体11が挿通しており、保持チューブ3はカテーテル本体11に対し相対的に摺動可能かつ回動可能である。保持チューブ3の内径は突出部2よりも実質的に小さく設定され、突出部2によって保持チューブ3の摺動が規制されるようになっている。
【0028】
保持チューブ3には固定リップ4が、屈曲先端部12に向かう方向に取り付けられている。固定リップ4は図1または図2に示すごとく、テープ、腕バンドまたは鉗子などで、患者の体表面、患者を覆う滅菌シーツ、患者が載置されている固定用補助器具などの人体外に固定される。
【0029】
図1および図5(a)に示すごとく保持チューブ3および固定リップ4は、樹脂製の他に、金属製のものも用いることもできる。また、固定リップ4は樹脂などの剛性の高い素材ばかりでなく、ゴムなどの弾性体を用いることも可能である。
保持チューブ3の断面形状は、後記のごとく突出部2を係止できるのであれば、円形である必要はなく四角形、六角形などの多角形状であってもよい。
【0030】
一方、カテーテル本体11では、突出部2から屈曲先端部12までの部分の外表面は、人体への挿入、特定部位への到達における操作性の改善や器官壁の損傷の防止のため、親水性ポリマーを塗布してある。親水性ポリマーとしては例えばポリビニルピロリドンやヒアルロン酸などが用いられ、親水性ポリマー以外にシリコンなども潤滑剤として用いられる。
なお、図1に示すごとく、突出部2よりごくわずかに屈曲先端部12に近づいた箇所に医師が操作する操作部14が設けられているが、該操作部14には、手滑りなどによる誤動作を防止するため、潤滑剤が塗布されていない。操作部14は例えば樹脂によって形成されている。
【0031】
上記のごとき構成を有するカテーテル1を使用すると、心臓の冠状動脈Bの入口の開口部分に、屈曲先端部12を位置決めした後、カテーテル1の人体外への滑り出しを防止することができる。
すなわち、保持チューブ3は固定リップ4によって人体外に固定されているため、カテーテル本体11が人体内から滑り出そうとすると、突出部2が保持チューブ3によって係止されカテーテル1の滑り出しを防止することができる。
一方、保持チューブ3はカテーテル本体11に対し回動可能であるため、突出部2が保持チューブ3によって係止された後もカテーテル本体11を人体内において回動操作することができる。
【0032】
またカテーテル本体11は、突出部2の保持チューブ3への係止により、人体外へ後退することはないが、人体内へ挿入させることは可能である。このため、挿入方向に微調整をしたい場合には、容易にカテーテル本体11を進入させることができる。この際、新たな挿入長さを保持したいならば、固定リップ4と人体外とを接続しているテープなどを外し、新たな人体外の場所に接続すれば、再度、カテーテルの滑り出しを防止できる。
【0033】
さらに、カテーテル1における固定機構を構成する突出部2、保持チューブ3、固定リップ4は、カテーテル1の末端側に設けられ、人体内に挿入されることがない。このため、カテーテル本体11のうち人体内に挿入される部分や屈曲先端部12に、余分な変形などを加える必要がなく人体への悪影響がない。
【0034】
また、カテーテル本体11では、上記のごとく突出部2から屈曲先端部12までの部分の外表面は、人体への挿入、特定部位への到達における操作性の改善や器官壁の損傷の防止のため、親水性ポリマーを塗布してある。
特に、橈骨動脈から挿入して冠状動脈に係止するガイディングカテーテルの場合には、橈骨動脈が細いため、カテーテルを挿入している間に血管に痙攣が発生しやすいという弊害もある。この弊害を軽減するためにも親水性ポリマーなどの塗布による潤滑性の付与は有効である。
【0035】
このため、カテーテル本体11の外表面の潤滑性ゆえに、冠状動脈Bに対する屈曲先端部12の係止状態はますます不安定になる。しかし、本実施例のごときカテーテル1を用いれば、突出部2と保持チューブ3との係合によりカテーテル本体11の人体内での挿入長さを保持できるため、冠状動脈Bに対する屈曲先端部12の係止状態を安定させることができる。
【0036】
次に本発明の第2実施例を図3とともに説明する。本実施例においては、突出部2がカテーテル本体11に対し移動可能であり、かつカテーテル本体11上の任意の箇所で固定できる。すなわち本実施例においては突出部2はボルト部21とナット部22から構成され、カテーテル本体11はボルト部21を挿通し、ボルト部21はカテーテル本体11上を自由に移動できる。
【0037】
ボルト部21を、ナット部22で締め付けると、ボルト部21の内筒部はカテーテル本体11の外表面に圧接される。このため人体内への挿入長さなどに応じて、突出部2はカテーテル本体11上の任意の箇所に固定することができ、該突出部2が保持チューブ3に係止されるため、カテーテル本体11の人体外への滑り出しを防止できる。
なお、突出部2の固定方法はボルト/ナットによる螺子機構に限られるものではなく、テープなどで突出部2をカテーテル本体11上に固定してもよい。
【0038】
次に本発明の第3実施例を図4とともに説明する。本実施例においては、突出部2をカテーテル本体11と一体的に成形している。このため、突出部2とカテーテル本体11とは段差を有し、該段差が保持チューブ3に係止されるため、カテーテル本体11の人体外への滑り出しを防止できる。
【0039】
(変形例)
第1実施例において保持チューブ3に取り付けられている固定リップ4は、第2実施例および第3実施例に示すごとく必須の構成要素ではない。すなわち、直接、保持チューブ3自体をテープなどで外部に固定することも可能である。また、図5(b)〜(d)に示すごとく、保持チューブ3の両側に取り付けたり、複数取り付けたものであってもよい。さらに固定リップ4の形状は第1実施例の形状に限られず、図5(e)に示すごとく平板状のものであってもよい。この場合は、平板により外部への取り付けがより安定する。あるいは、予め、リップ部に接着剤を塗布するなどして接着機能を持たせておき、人体外部への固定を容易にしてもよい。
【0040】
また、カテーテル本体11への潤滑剤の塗布も必須ではなく、潤滑剤を塗布していないカテーテルにも適用可能である。潤滑剤の塗布による滑りなどの影響がない場合は操作部14も必須ではなく、直接、カテーテル本体11を操作すればよい。滑りの影響があっても、突出部2を操作部14として操作することも可能である。さらに操作部14は、突出部2と一体形状とすることも可能である。
【0041】
なお、本実施例は心臓のガイディングカテーテルに関するものであるが、他のカテーテル、例えば、マイクロカテーテルや造影用カテーテルなどであってもよく、さらに、心臓以外の人体器官に対するものであってもよい。
また、以上に述べた実施例は固定機構をカテーテルに使用したものであるが、カテーテルを挿入するシースイントロデューサに使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における診断治療用カテーテルを示す図である。
【図2】第1実施例における診断治療用カテーテルの心臓への適用を示す図である。
【図3】第2実施例における診断治療用カテーテルを示す図である。
【図4】第3実施例における診断治療用カテーテルを示す図である。
【図5】保持チューブの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 カテーテル
11 カテーテル本体
12 屈曲先端部
13 コネクター
14 操作部
2 突出部
3 保持チューブ(保持具)
4 固定リップ(リップ部)
A 橈骨動脈
B 冠状動脈[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a catheter for diagnosis and treatment and a fixing mechanism for a medical device, a catheter for diagnosis and treatment capable of maintaining a length of insertion into a human body, and easily performing operations such as rotation, and a medical device. The present invention relates to a container fixing mechanism.
[0002]
[Prior art]
Diagnosis and treatment of human tubular organs such as blood vessels, gastrointestinal tracts, and ureters are performed by inserting a tubular catheter into the tubular organ, leading to the target site, and inserting various agents such as a contrast agent, guide wire, balloon catheter, and stent into the tube. This is done by injecting or inserting a device.
[0003]
Conventionally, as such a catheter for diagnosis and treatment, in order to safely and accurately reach a target site without damaging a blood vessel wall or the like, a catheter distal end portion has a substantially L-shape (for example, see Patent Document 1). A device equipped with a fixing device for attaching a locking wire to a mandolin inserted into a tube and locking the wire to a locking portion provided at the rear end of the catheter (for example, see Patent Document 2), or an organ of a human body There is a method in which a biopolymer is immobilized by a covalent bond on the outer surface of a catheter directly in contact with the catheter (for example, see Patent Document 3).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-85570 (No. 3-4 tribute, FIG. 1)
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. Sho 62-84441 (FIG. 1)
[Patent Document 3]
JP 2001-129074 A (No. 4-9, FIG. 2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
When the catheter is inserted into the human body or reaches a specific site, the repulsive force due to friction with the organ walls, steric obstacles, etc. is large, and the force that constantly pushes the catheter out of the human body is applied to the catheter. Works. For this reason, as described above, the conventional catheter focuses on insertion into a human body, improvement in operability in reaching a specific site, and prevention of damage to organ walls.
[0006]
However, the repulsive force as described above continues to act even after the distal end portion of the catheter reaches the target portion, so that the position of the catheter becomes unstable, and the catheter slides out of the human body and is displaced. On the other hand, in diagnostic treatment, it is necessary to hold the catheter at a desired position in the human body for a certain period of time for inserting various devices. For this reason, it is necessary to prevent the catheter from slipping out of the human body and to maintain the insertion length in the human body.
[0007]
[Object of the invention]
An object of the present invention is to provide a diagnostic treatment capable of preventing insertion of a catheter main body into a human body and positioning the catheter main body at a specific site, and then preventing the catheter main body from sliding out of the human body, thereby maintaining the length of insertion into the human body. To provide a catheter for medical use.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the catheter for diagnosis and treatment according to the first aspect, wherein the retainer can be positioned in the axial direction of the catheter by engaging with a protrusion provided on the catheter body. And
[0010]
According to
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the catheter for diagnosis and treatment according to the first or second aspect, wherein the holder is a tubular member, and the catheter body is inserted into the tubular member. The present invention is characterized in that the member is slid and engaged with the protruding portion to position the tubular member.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the diagnostic / treatment catheter according to any one of the first to fourth aspects, wherein the holding tool includes a lip portion protruding toward the distal end of the catheter body, and the lip portion allows the outside of the human body. It is characterized by being fixed to.
[0013]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the diagnostic treatment catheter according to any one of the first to fifth aspects, wherein a lubricant is applied to the catheter body.
[0014]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided the catheter for diagnosis and treatment according to the sixth aspect, wherein the catheter main body includes a portion to which the lubricant is not applied and a portion for operating the catheter. I do.
[0015]
According to claim 8, a medical device fixing mechanism including a medical device main body formed of a flexible tube inserted into a human body and a holding device for holding the insertion length of the tube into the human body, wherein the holding device is A part of the medical device main body that is not inserted into the human body can be slid, can be positioned in the axial direction of the tube, and can be fixed outside the human body in a rotatable state. I do.
[0016]
Function and Effect of the Invention
According to the first aspect of the present invention, it is possible to prevent the catheter body from slipping out of the human body by the holder for holding the insertion length of the catheter body into the human body. In addition, since the holder can slide on the catheter body and can be positioned in the axial direction, it can be positioned at a position on the catheter body that is located outside the human body, and does not adversely affect the human body. Further, since the holder is rotatable with respect to the catheter main body, diagnosis and treatment can be performed while preventing the catheter main body from sliding out of the human body.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, since the positioning can be performed by engaging the holder with the protrusion provided on the catheter body, the positioning of the holder can be performed with a very simple mechanism. Further, in the positioning mechanism of the present invention, the catheter body can be moved in the direction of entering the human body, so that the operation is easy in diagnostic treatment.
[0018]
According to the invention of
[0019]
According to the fourth aspect of the present invention, the holding member is a cylindrical member, and the catheter body is inserted into the cylindrical member, so that the holding member can slide on the catheter body very easily.
[0020]
According to the fifth aspect of the present invention, the lip portion of the holder can be fixed to the outside of the human body using forceps, tape, or the like, so that the catheter can be easily fixed.
[0021]
According to the invention of claim 6, diagnostic treatment can be performed while preventing the catheter body from slipping out of the human body by the holding tool, and the sliding property between the outer surface of the catheter body and the organ wall is reduced. The improvement can solve problems such as insertion into a human body, improvement in operability in reaching a specific site, and prevention of damage to organ walls.
[0022]
According to the seventh aspect of the present invention, since the operation can be performed at the portion where the lubricant is not applied during the diagnosis and treatment, hand slip during operation can be prevented, and erroneous operation can be prevented.
[0023]
According to the invention of claim 8, it is a medical device main body made of a widely flexible tube regardless of the catheter, and needs to be inserted into a human body and to maintain the insertion length into the human body. Can be provided.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
In the embodiment, a guiding catheter for the coronary artery of the heart will be described. The guiding catheter for the coronary artery is inserted into the radial artery A from the patient's wrist and positioned by locking the distal end of the catheter at the opening at the entrance of the coronary artery B of the heart as shown in FIG. It is.
[0025]
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
[0026]
A projecting
[0027]
Between the protruding
[0028]
A fixing
[0029]
As shown in FIGS. 1 and 5 (a), the holding
The cross-sectional shape of the holding
[0030]
On the other hand, in the
As shown in FIG. 1, an
[0031]
When the
That is, since the holding
On the other hand, since the holding
[0032]
Further, the catheter
[0033]
Furthermore, the
[0034]
Further, in the
In particular, in the case of a guiding catheter that is inserted from the radial artery and locked in the coronary artery, the radial artery is thin, so that there is a problem that vasospasm is likely to occur in the blood vessel while the catheter is being inserted. In order to reduce this adverse effect, it is effective to impart lubricity by applying a hydrophilic polymer or the like.
[0035]
Therefore, the locked state of the bent
[0036]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the
[0037]
When the
The method of fixing the
[0038]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, the
[0039]
(Modification)
The fixing
[0040]
Further, the application of a lubricant to the
[0041]
Although the present embodiment relates to a guiding catheter for the heart, it may be another catheter, for example, a microcatheter or a catheter for contrast, and may be a human body organ other than the heart. .
In the above-described embodiment, the fixing mechanism is used for the catheter. However, the fixing mechanism can be used for a sheath introducer for inserting the catheter.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a diagnostic treatment catheter according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing the application of the diagnostic treatment catheter to the heart in the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram showing a diagnostic treatment catheter according to a second embodiment.
FIG. 4 is a view showing a catheter for diagnosis and treatment in a third embodiment.
FIG. 5 is a view showing a modified example of the holding tube.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
4 Fixed lip (lip part)
A Radial artery B Coronary artery
Claims (8)
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---|---|---|---|
JP2002270553A JP2004105378A (en) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | Catheter for diagnosis and treatment, and fixing mechanism of medical implement |
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