JP2004105360A

JP2004105360A - Reclining mechanism

Info

Publication number: JP2004105360A
Application number: JP2002270089A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Suzuki; 鈴木　宏行; Masayuki Kamiyama; 上山　昌幸
Original assignee: Shiroki Corp
Current assignee: Shiroki Corp
Priority date: 2002-09-17
Filing date: 2002-09-17
Publication date: 2004-04-08
Anticipated expiration: 2022-09-17
Also published as: JP4149770B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reclining mechanism which has an increased shear strength at a connected part of a guide without changing a board thickness of a base arm. <P>SOLUTION: A recessed part extending to an angle part made of an opposing surfaces of the guides 105, 106 to a ratchet 130 and an opposing surfaces of the guides 105, 106 to a pole 140 is formed by pressing the opposing surfaces of the guides 105, 106 to the ratchet 130 in the through-thickness direction. A plurality of surfaces 105a, 105b, 106a, 106b opposing to the pole are formed in the thickness direction of the plate on the guides 105, 106. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースアームと、該ベースアームに対して回転可能に設けられ、前記ベースアームとの対向面には回転中心を中心とする内歯が形成されたラチェットと、前記ベースアームと前記ラチェットとの間に設けられ、前記ラチェットの内歯に噛合可能な外歯が形成されたポールと、打ち出し加工法により、前記ポールの両側面を挟むように前記ベースアームに形成され、前記ポールを前記ラチェットの回転軸と直交する方向に案内するガイドと、前記ベースアームと前記ラチェットとの間で、前記回転中心を中心として回転可能に設けられ、前記ポールを押して前記ポールの外歯を前記ラチェットの内歯に噛合させるカムと、前記ポールの外歯が前記ラチェットの内歯に噛合する方向に前記カムを付勢する付勢手段と、前記ポールの外歯が前記ラチェットの内歯から離れる方向に前記ポールを移動させるレリーズ手段とを有したリクライニング機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のリクライニング機構の一例として、特開２００２−１４２８９４号公報に記載されたリクライニング機構がある。
【０００３】
その機構を図９、図１０を用いて簡単に説明する。尚、図９はリクライニング機構の平面構成図、図１０は図９の切断線Ａ−Ａでの断面図である。
【０００４】
図９において、シートのシートクッションフレーム側に設けられるベースアーム１には、ヒンジピン３が設けられ、このヒンジピン３にシートのシートバックフレーム側に設けられるラチェット５が回転可能に設けられている。
【０００５】
ラチェット５には凹部７が形成され、この凹部７の壁面には、回転中心であるヒンジピン３を中心とする内歯９が形成されている。
【０００６】
この凹部７内には、ラチェット５の内歯９に噛合可能な外歯１３が形成されたポール１１が配設されている。更に、ベースアーム１に、ポール１１の両側面を挟むように形成されたガイド１５により、ポール１１はラチェット５の回転軸であるヒンジピン３と直行する方向に案内されている。
【０００７】
尚、このガイド１５は、図１０に示すように、ベースアーム１を打ち出し成形することにより形成されている。
【０００８】
再び図９に戻って、ベースアーム１において、２つのガイド１５の間には、ラチェット５の回転軸であるヒンジピン３と直行する方向延びる長穴１７が形成され、この長穴１７にはポール１１に形成された凸部１９が係合している。
【０００９】
ヒンジピン３にはカム２１が嵌合している。このカム２１は直接、又、カム２３を介して、ポール１１の背部を押圧可能となっている。
【００１０】
又、図示しないレリーズ手段が、ヒンジピン３、ポール１１の突部１９に設けられたピン２０に係合し、レーリーズ手段を回転させることにより、カム２３はヒンジピン３を中心に回転し、ポール１１はガイド１５に沿って移動するようになっている。
【００１１】
更に、図示しない付勢手段によりレリーズ手段は、カム２３がポール１１の背部を押圧する方向に、又、ポール１１は、その外歯１３がラチェット５の内歯９に噛合する方向に付勢されている。
【００１２】
次に、上記構成の作動を説明する。
【００１３】
レリーズ手段を操作していない状態では、図示しない付勢手段の付勢力により、カム２１は、ポール１１の背部を押圧して、ポール１１の外歯１３がラチェット５の内歯９に噛合し、ラチェット（シートバック）５の回転が禁止されている。
【００１４】
ここで、付勢手段の付勢力に抗してレリーズ手段を操作すると、カム２３はポール１１の背部より離反する方向に移動し、又、ポール１１は、その外歯１３がラチェット５の内歯９から離れる方向に移動し、ポール１１の外歯１３と、ラチェット５の内歯９との噛合が解除され、ラチェット（シートバック）５は回転可能となる。
【００１５】
シートバックの所望の傾動角を得たら、レリーズ手段の操作力を解除する。すると、付勢手段の付勢力により、カム２３、ポール１１は元位置に復帰し、ラチェット（シートバック）５の回転が禁止される。
【００１６】
【特許文献１】
特開２００２−１４２８９４号公報（図１、図４）
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のリクライニング機構を有するシートが設けられた車両が、前面衝突した場合又は後方から追突された場合、シートにはシートバックを回転させようとする大きな衝撃力が作用する。その衝撃力は、ラチェット５→ポール１１→ベースアーム１の順に伝達される。
【００１８】
ポール１１→ベースアーム１への衝撃力の伝達時に、ポール１１の側面がベースアーム１のガイド１５に当接し、押圧する。
【００１９】
ここで、図１０のベースアーム１のＢ部分、すなわち「つなぎ」と呼ばれる部分がせん断破壊せずに、かつ、ガイド１５が押しつぶされて衝撃力を吸収すれば、ポール１１の外歯１３とラチェット５の内歯９との噛合が保たれ、シートバックが回転しない。
【００２０】
一方、ベースアーム１を打ち出し成形して形成されるガイド１５の強度は、図１０に示すように、ポール１１が当接するガイド１５の高さ（ｈ１）と、図１０のＢ部分である「つなぎ」の厚み（ｈ２）とに依存する。
【００２１】
そして、ベースアーム１の板厚（ｈ）＝ｈ１＋ｈ２であるので、つなぎの厚み（ｈ２）を厚くするには、ガイド１１の打ち出し量を少なくして、ガイド１１の高さ（ｈ１）を低くすればよい。
【００２２】
しかし、図１０に示す構成で、ガイド１５の高さは今までの厚さ（ｈ１）のままで、つなぎの部分でのせん断強度の向上を図るには、ベースアーム１の板厚（Ｈ）を厚くすることでしか対応できない問題点がある。
【００２３】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ベースアームの板厚を変えずに、ガイドのつなぎの部分でのせん断強度が向上するリクライニング機構を提供することにある。
【００２４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項１記載の発明は、ベースアームと、該ベースアームに対して回転可能に設けられ、前記ベースアームとの対向面には回転中心を中心とする内歯が形成されたラチェットと、前記ベースアームと前記ラチェットとの間に設けられ、前記ラチェットの内歯に噛合可能な外歯が形成されたポールと、打ち出し加工法により、前記ポールの両側面を挟むように前記ベースアームに形成され、前記ポールを前記ラチェットの回転軸と直交する方向に案内するガイドと、前記ベースアームと前記ラチェットとの間で、前記回転中心を中心として回転可能に設けられ、前記ポールを押して前記ポールの外歯を前記ラチェットの内歯に噛合させるカムと、前記ポールの外歯が前記ラチェットの内歯に噛合する方向に前記カムを付勢する付勢手段と、前記ポールの外歯が前記ラチェットの内歯から離れる方向に前記ポールを移動させるレリーズ手段とを有したリクライニング機構において、前記ガイドのラチェットと対向する面を板厚方向に打ち出し加工して、前記ガイドのラチェットと対向する面と前記ガイドのポールと対向する面とからなる角部までかかる凹部を形成し、前記ガイドに、板厚方向に複数のポール対向面を形成したことを特徴とするリクライニング機構である。
【００２５】
前記ガイドのラチェットと対向する面を板厚方向に打ち出し加工して、前記ガイドのラチェットと対向する面と前記ガイドのポールと対向する面とからなる角部までかかる凹部を形成し、前記ガイドに、板厚方向に複数のポール対向面を形成したことにより、個々のポール対向面の打ち出し量が短くなり、つなぎの部分の厚さを従来より厚く確保できる。従って、ベースアームの板厚が従来と同じ板厚であっても、ガイドのつなぎの部分でのせん断強度を向上させることができる。
【００２６】
尚、ガイドが複数のポール対向面を有する場合、このリクライニング機構を有するシートが設けられた車両が、前面衝突した場合又は後方から追突された場合、ポールの側面は、最初に、複数のポール対向面のうちのポール側面との距離が一番短いポール対向面に当接する。衝撃力が大きな場合は、当接したポール対向面が押しつぶされて変形し、ポールの側面は次のポール対向面に当接する。このようにして、衝撃力に応じてポールの側面は、ガイドに形成された複数のポール対向面を次々に押しつぶしていく。
【００２７】
そして、最終的には、ガイドの前記ポールの側面と対向する部分全体で衝撃力を受けることとなり、従来のポールの側面のガイドへの押接と変わらない。
【００２８】
請求項２記載の発明は、前記凹部を前記ガイドの前記ポールの側面と対向する部分の全域にわたって形成したことを特徴とする請求項１記載のリクライニング機構である。
【００２９】
前記凹部を前記ガイドの前記ポールの側面と対向する部分の全域にわたって形成したことにより、つなぎの部分がガイドの前記ポールの側面と対向する部分の全域にわたって形成され、大きなせん断強度を得ることができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。本実施の形態例のリクライニング機構は、両側リクライニング装置に設けられるリクライニング機構である。
【００３１】
本実施の形態例のリクライニング機構の分解斜視図である図１及び図３の切断線Ｃ−Ｃでの断面図である図２、図２の切断線Ｂ−Ｂでの部分断面図である図３を用いて説明する。
【００３２】
本形態例のリクライニング機構９０では、図２に示すように、シートクッション側のフレーム３０１に、ベースアーム１００がロアアームとして取り付けられ、シートバック側のバックフレーム３０２に、ラチェット１３０が取り付けられる。
【００３３】
図１〜図２に示すように、ベースアーム１００の中央部には、凹部１０１が形成され、凹部１０１の底面には、断面形状が小判状の小判穴１０２が中央部に形成されている。
【００３４】
ヒンジピン１２０は、中間部に、ベースアーム１００の凹部に嵌合する大径部１２１が形成されている。この大径部１２１の一方の側には、ベースアーム１００の凹部１０１に嵌合する断面形状が小判状の小判部１２２が形成されている。この小判部１２２がベースアーム１００の小判穴１０２に嵌合することにより、ベースアーム１００とヒンジピン１２０とは一体化されることとなる。ヒンジピン１２０の大径部１２１の他方の側には、ラチェット１３０側に突き出た二つの同一形状の断面円弧状支持部１２３が対向するように形成されている。
【００３５】
ラチェット１３０のベースアーム１００との対向面の中央部には、第２凹部１３５が形成され、第２凹部１３５の底面には嵌合穴１３１が形成されている。この嵌合穴１３１には、ヒンジピン１２０の断面円弧状支持部１２３が回転自在に嵌合しており、このため、ベースアーム１００に対してラチェット１３０は回転可能となっている。そして、ベースアーム１００の外周部とラチェット１３０の外周部とは、取り付け金具２０５により、相対回転可能に接合されている。ラチェット１３０のベースアーム１００との対向面には、ラチェット１３０の回転中心を中心とする略円形の第１凹部１３２（図２参照）が形成され、該凹部内周面には全周にわたって内歯１３３が刻設されている。
【００３６】
ベースアーム１００上の、ラチェット１３０の第１凹部１３２との対向面にも凹部１０４が形成され、該凹部１０４の底面には、後述するポールをヒンジピン１２０の軸と直交する方向に案内するガイド手段であるガイド１０５，１０６が３組形成されている。
【００３７】
３つのポール１４０は、ガイド１０５，１０６に挟まれて、回転の中心軸であるヒンジピン１２０の軸と直交する方向に摺動案内され、前端部の外歯１４１がラチェット１３０の内歯１３３に噛合できるように構成されている。
【００３８】
カム１７０には、ヒンジピン１２０の断面円弧状支持部１２３が遊嵌する円弧状長穴１７２が穿設されており、カム１７０はベースアーム１００に対して一定範囲内で回転できるようになっている。カム１７０の中央部には、ラチェット１３０方向に突出する断面形状小判状の筒状突起１７３が形成されている。更に、カム１７０の突起１７３の周囲には、ラチェット１３０方向に突出する３つの突起１７４が形成されている。
【００３９】
カム１７０とラチェット１３０との間には、レリーズ手段としてのレリーズプレート１８０が配置される。このレリーズプレート１８０の中央部には、カム１７０の筒状突起１７３が挿通する穴１８１が形成されている。更に、穴１８１の周囲には、カム１７０の３つの突起１７４が係合する３つの穴１８２が形成されている。したがって、レリーズプレート１８０とカム１７０とは一体となって回転することとなる。また、レリーズプレート１８０には、各ポール１４０のラチェット１３０との対向面に形成された突起１４３が係合する３つのカム溝１８３が形成されている。このカム溝１８３は、レリーズプレート１８０を図１の矢印ＩＩ方向に回転させると、ポール１４０の外歯１４１をラチェット１３０の内歯１３３から離反させる（アンロック）方向に移動させるような形状に設定されている。
【００４０】
更に、カム１７０は、レリーズプレート１８０が矢印ＩＩ方向と反対側に回転させると、レリーズプレート１８０とともに回転し、押圧部１７５でもって、ポール１４０の背面１４２をその外歯１４１方向に押して、ポール１４０の外歯１４１をラチェット１３０の内歯１３３に噛合させる（ロック）ものである。
【００４１】
また、レリーズプレート１８０の周縁には、ラチェット１３０方向に折り曲げられた３つの折曲部１８５が形成されている。
【００４２】
ラチェット１３０の第２凹部１３５には、付勢手段としてのスパイラルスプリング１９０が配設されている。このスパイラルスプリング１９０の内端部はヒンジピン１２０の２つの断面円弧状支持部１２３の一方の断面円弧状支持部１２３に係止されている。スパイラルスプリング１９０の外端部はレリーズプレート１８０の３つの折曲部１８５のうちの１つの折曲部１８５に係止され、レリーズプレート１８０、カム１７０を介して、ポール１４０をロック方向に付勢している。
【００４３】
また、第２凹部１３５を形成したことにより、ラチェット１３０のベースアーム１００との対向面と反対側の面に形成された凸部１３５′の縁部に、ラチェット１３０の面方向に突出する突出部１３６を複数形成した。
【００４４】
そして、凸部１３５′及び突出部１３６をシートのシートバック側のフレーム３０２に形成された穴３０３に嵌合させた。
【００４５】
次に、図４、図５を用いてポール１４０、及びポール１４０を案内するガイド１０５、ガイド１０６の説明を行なう。図４（ａ）は図３の切断線Ｄ−Ｄでの断面図、図４（ｂ）は（ａ）図のＧ部分の拡大図、図５は図４のポール１４０、ガイド１０６をＦ方向から見た分解拡大斜視図である。
【００４６】
これらの図に示すように、本実施の形態例のガイド１０５、ガイド１０６は打ち出し成形法を用いて形成されている。
【００４７】
更に、ガイド１０５のラチェット１３０と対向する面には、板厚方向に打ち出し加工することにより、ガイド１０５のラチェット１３０と対向する面と、ガイド１０５のポール１４０と対向する面とからなる角部までかかる凹部Ｈを形成し、ガイド１０５に、板厚方向に複数のポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０５ｂを形成した。同様に、ガイド１０６のラチェット１３０と対向する面には、板厚方向に打ち出し加工することにより、ガイド１０６のラチェット１３０と対向する面と、ガイド１０６のポール１４０と対向する面とからなる角部までかかる凹部Ｈを形成し、ガイド１０６に、板厚方向に複数のポール対向面１０６ａ、ポール対向面１０６ｂを形成した。
【００４８】
更に、ポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０５ｂ，ポール対向面１０６ａ、ポール対向面１０６ｂは、ガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分の全域にわたって形成した。
【００４９】
一方、ポール１４０のガイド１０６と対向する側面には、ガイド１０５のポール対向面１０５ｂと対向し、ポール１４０の移動方向に沿って延びる突起１４０ａが、ポール１４０のガイド１０６と対向する側面には、ガイド１０６のポール対向面１０６ｂと対向し、ポール１４０の移動方向に沿って延びる突起１４０ｂがそれぞれ形成されている。
【００５０】
そして、図４（ｂ）に示すように、ポール１４０のガイド１０５と対向する側面（ガイド対向面）のうち、突起１４０ａ以外の面と、ガイド１０５のポール対向面１０５ａとの距離（ｌ）と、突起１４０ａとガイド１０５のポール対向面１０５ｂとの距離（Ｌ）とは、Ｌ＞ｌとなるように設定されている。尚、ポール１４０のガイド１０６との対向面とガイド１０６との関係も同様である。
【００５１】
すなわち、ガイド１０５、ガイド１０６の基部から離れるに従ってポールの側面との距離が長くなる複数（本実施の形態例では２つ）のポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０５ｂ，ポール対向面１０６ａ、ポール対向面１０６ｂが形成されていることとなる。
【００５２】
次に、図６を用いて、取り付け金具２０５の説明を行なう。図６（ａ）は組付け前の取り付け金具２０５の正面図、図６（ｂ）は図６（ａ）の右側面図、図６（ｃ）は図６（ａ）の切断線Ｅ−Ｅでの断面図である。
【００５３】
組付け前の取り付け金具２０５はラチェット１３０の端面に対向する円環部２０５ａと、円環部２０５ａの外周縁から折り曲げられた取り付け部２０５ｂとからなっている。円環部２０５ａには、ラチェット１３０の端面に当接するダボ（凸部）２０５ｃが複数（本実施の形態例では８つ）形成されている。
【００５４】
そして、ラチェット１３０側から取り付け金具２０５をセットし、取り付け部２０５ｂの先端部をベースアーム１００の端面側へ折り曲げることにより、ベースアーム１００の外周部とラチェット１３０の外周部とは、相対回転可能に接合される。
【００５５】
上記構成のリクライニング機構９０の作動を説明する。通常は、図１に示す矢印ＩＩと反対方向のスパイラルスプリング１９０の付勢力がレリーズプレート１８０，カム１７０に伝達され、カム１７０の押圧部１７５がポール１４０の背面１４２を押し、ポール１４０の外歯１４１がラチェット１３０の内歯１３３に噛合し、ラチェット（シートバック）１３０の回転が禁止されている（ロック状態）。
【００５６】
スパイラルスプリング１９０の付勢力に抗して、レリーズプレート１８０を矢印方向ＩＩ方向に回転させると、カム１７０の押圧部１７５のポール１４０の背面１４２への押しが解除される。また、レリーズプレート１８０のカム溝１８３により、ポール１４０がその外歯１４１がラチェット１３０の内歯１３３から離反する方向に移動し、ラチェット（シートバック）１３０は、回転可能となる（アンロック状態）。
【００５７】
シートバックを所望の角度まで回転させ、レリーズプレート１８０への操作力を解除すると、スパイラルスプリング１９０の付勢力により、カム１７０がポール１４０の背面を押し、ポール１４０の外歯１４１がラチェット１３０の内歯１３３に再び噛合し、ラチェット（シートバック）１３０の回転が禁止された状態に復帰する。
【００５８】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
（１）ガイド１０５、ガイド１０６のラチェット１３０と対向する面を板厚方向に打ち出し加工して、ガイド１０５、ガイド１０６のラチェット１３０と対向する面とガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０と対向する面とからなる角部までかかる凹部Ｈを形成し、ガイド１０５、１０６に、板厚方向に複数のポール対向面１０５ａ、１０５ｂ、１０６ａ、１０６ｂを形成したことにより、ポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０５ｂ，ポール対向面１０６ａ、ポール対向面１０６ｂの打ち出し量が短くなり、つなぎの部分Ｅの厚さを従来より厚く確保できる。従って、ベースアーム１００の板厚が従来と同じ板厚であっても、つなぎの部分Ｅでのせん断強度を向上させることができる。
【００５９】
尚、通常状態では、ポール１４０は、ガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分に設けられたポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０５ｂ，ポール対向面１０６ａ、ポール対向面１０６ｂのうちのポール１４０の側面との距離が一番短いガイド基部側のポール対向面であるポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０６ａに案内されてラチェット１３０の回転軸と直行する方向に移動する。
【００６０】
このリクライニング機構を有するシートが設けられた車両が、前面衝突した場合又は後方から追突された場合、ポール１４０の側面は、最初に、ガイド１０５のポール対向面１０５ａ、又はガイド１０６のポール対向面１０６ａに当接する。衝撃力が大きな場合は、当接したガイド１０５のポール対向面１０５ａ、又はガイド１０６のポール対向面１０６ａが押しつぶされて変形し、ポール１４０の側面はガイド１０５のポール対向面１０５ｂ、又はガイド１０６のポール対向面１０６ｂに当接する。
【００６１】
この場合、ガイド１０５又はガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分全体で衝撃力を受けることとなり、従来のポールの側面のガイドへの押接と変わらない。
（２）凹部Ｈをガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分の全域にわたって形成したことにより、つなぎの部分がガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分の全域にわたって形成され、大きなせん断強度を得ることができる。
（３）取り付け金具２０５にラチェット１３０に当接するダボ２０５ｃを複数設けたことにより、ベースアーム１００に対して回転するラチェット１３０と、取り付け金具２０５との摺動抵抗が少なくなり、スムーズなシートバックの傾動を得ることができる。
【００６２】
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。上記実施の形態例では、ガイド１０５、ガイド１０６に形成したポール対向面は２つであったが、３以上あってもかまわない。ポール対向面の数が増えれば増えるほど、つなぎの部分の厚さは厚くなりせん断破壊に対しては好適であるが、通常状態時、ポール１４０を案内するポール対向面の高さが低くなり、ポール１４０のガイド性が悪くなるので、両方を勘案して決定すべき事項である。
【００６３】
又、ガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分に設けられたポール対向面１０５ａ、ポール対向面１０５ｂ，ポール対向面１０６ａ、ポール対向面１０６ｂは、ガイド１０５、ガイド１０６のポール１４０の側面と対向する部分の全域にわたって形成したが、それに限定する必要はない。
【００６４】
図７及び図８に示すように、通常状態時、ポール１４０を案内するポール対向面であるガイド１０５′のポール対向面１０５ａ′、ガイド１０６′のポール対向面１０６ａ′は、ガイド１０５′、ガイド１０６′のポール１４０の側面と対向する部分の全域にわたって形成したが、ガイド１０５′のポール対向面１０５ｂ′、ガイド１０６′のポール対向面１０６ｂ′は、一部形成するようにしてもよい。
【００６５】
又、図７、図８に示すガイド１０５′、ガイド１０６′においては、ポール対向面１０５ｂ′、ガイド１０６′のポール対向面１０６ｂ′の両側には、傾斜面１０５ｃ′、傾斜面１０６ｃ′を形成した。このような傾斜面１０５ｃ′、傾斜面１０６ｃ′を形成することで、ポール１４０の組付けが容易となる。
【００６６】
又、シートクッション側のフレーム３０１に、ラチェット１３０をロアアームとして取り付け、シートバック側のフレーム３０２に、ベースアーム１００を取り付けるようにしてもよい。又、ポールの数は、１個でも２個でも４個以上でもよく、カム１７０の付勢も上記スパイラルスプリング１９０による方法に限らない。
【００６７】
【発明の効果】
以上述べたように請求項１記載の発明によれば、前記ガイドのラチェットと対向する面を板厚方向に打ち出し加工して、前記ガイドのラチェットと対向する面と前記ガイドのポールと対向する面とからなる角部までかかる凹部を形成し、前記ガイドに、板厚方向に複数のポール対向面を形成したことにより、個々のポール対向面の打ち出し量が短くなり、つなぎの部分の厚さを従来より厚く確保できる。従って、ベースアームの板厚が従来と同じ板厚であっても、ガイドのつなぎの部分でのせん断強度を向上させることができる。
【００６８】
請求項２記載の発明によれば、前記凹部を前記ガイドの前記ポールの側面と対向する部分の全域にわたって形成したことにより、つなぎの部分がガイドの前記ポールの側面と対向する部分の全域にわたって形成され、大きなせん断強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態例のリクライニング機構の分解斜視図である。
【図２】図３の切断線Ｃ−Ｃでの断面図である。
【図３】図２の切断線Ｂ−Ｂでの部分断面図である。
【図４】図３の切断線Ｄ−Ｄでの断面図である。
【図５】図４に示すガイドの拡大斜視図である。
【図６】図２に示す取り付け金具を説明する図で、（ａ）図は組付け前の取り付け金具の正面図、（ｂ）図は（ａ）図の右側面図、（ｃ）図は（ａ）図の切断線Ｅ−Ｅでの断面図である。
【図７】ガイドの他の実施の形態例を説明する図で、図３の切断線Ｄ−Ｄでの断面図である。
【図８】図７に示すガイドの拡大斜視図である。
【図９】従来のリクライニング機構の平面構成図である。
【図１０】図９の切断線Ａ−Ａでの断面図でである。
【符号の説明】
１００　ベースアーム
１３０　ラチェット
１０５，１０６　ガイド
１０５ａ，１０５ｂ，１０６ａ，１０６ｂ　ポール対向面
１４０　ポール[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a base arm, a ratchet provided rotatably with respect to the base arm, and a ratchet having internal teeth formed around a rotation center on a surface facing the base arm, and a ratchet provided with the base arm and the ratchet. And a pole formed with external teeth capable of meshing with the internal teeth of the ratchet, and formed on the base arm so as to sandwich both sides of the pole by a punching method, and the pole is A guide that guides in a direction perpendicular to the rotation axis of the ratchet, and is provided between the base arm and the ratchet so as to be rotatable about the rotation center, and pushes the pole to set the external teeth of the pole to the ratchet. A cam meshing with the internal teeth, biasing means for biasing the cam in a direction in which the external teeth of the pawl mesh with the internal teeth of the ratchet, and the external teeth of the pawl; About the reclining mechanism and a release means for moving said pawl in a direction away from the inner teeth of the ratchet.
[0002]
[Prior art]
As an example of a conventional reclining mechanism, there is a reclining mechanism described in JP-A-2002-142894.
[0003]
The mechanism will be briefly described with reference to FIGS. 9 is a plan view of the reclining mechanism, and FIG. 10 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
[0004]
9, a hinge pin 3 is provided on a base arm 1 provided on a seat cushion frame side of a seat, and a ratchet 5 provided on the hinge pin 3 on a seat back frame side of the seat is rotatably provided.
[0005]
A concave portion 7 is formed in the ratchet 5, and an internal tooth 9 is formed on the wall surface of the concave portion 7 about the hinge pin 3 which is the center of rotation.
[0006]
A pole 11 having external teeth 13 that can mesh with the internal teeth 9 of the ratchet 5 is provided in the recess 7. Further, the pawl 11 is guided by a guide 15 formed on the base arm 1 so as to sandwich both side surfaces of the pawl 11 in a direction perpendicular to the hinge pin 3 which is the rotation axis of the ratchet 5.
[0007]
The guide 15 is formed by stamping out the base arm 1 as shown in FIG.
[0008]
Returning to FIG. 9 again, in the base arm 1, between the two guides 15, an elongated hole 17 is formed extending in a direction perpendicular to the hinge pin 3 which is the rotation axis of the ratchet 5. Are engaged with each other.
[0009]
A cam 21 is fitted on the hinge pin 3. The cam 21 can press the back of the pole 11 directly or via the cam 23.
[0010]
The release means (not shown) is engaged with the hinge pin 3 and the pin 20 provided on the projection 19 of the pawl 11 to rotate the release means, whereby the cam 23 rotates about the hinge pin 3 and the pawl 11 It moves along the guide 15.
[0011]
Further, the release means is urged by urging means (not shown) in a direction in which the cam 23 presses the back of the pawl 11, and the pawl 11 is urged in a direction in which its outer teeth 13 mesh with the inner teeth 9 of the ratchet 5. ing.
[0012]
Next, the operation of the above configuration will be described.
[0013]
In a state where the release means is not operated, the cam 21 presses the back of the pawl 11 by the urging force of the urging means (not shown), and the external teeth 13 of the pawl 11 mesh with the internal teeth 9 of the ratchet 5, The rotation of the ratchet (seat back) 5 is prohibited.
[0014]
Here, when the release means is operated against the urging force of the urging means, the cam 23 moves in a direction away from the back of the pawl 11, and the pawl 11 has its external teeth 13 having the internal teeth of the ratchet 5. 9, the external teeth 13 of the pawl 11 and the internal teeth 9 of the ratchet 5 are disengaged, and the ratchet (seat back) 5 becomes rotatable.
[0015]
When the desired tilt angle of the seat back is obtained, the operating force of the release means is released. Then, the cam 23 and the pawl 11 return to their original positions by the urging force of the urging means, and the rotation of the ratchet (seat back) 5 is prohibited.
[0016]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-142894 (FIGS. 1 and 4)
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
When a vehicle provided with a seat having the above-described reclining mechanism has a frontal collision or a rear-end collision, a large impact force for rotating the seatback acts on the seat. The impact force is transmitted in the order of the ratchet 5, the pole 11, and the base arm 1.
[0018]
When the impact force is transmitted from the pole 11 to the base arm 1, the side surface of the pole 11 contacts the guide 15 of the base arm 1 and presses it.
[0019]
Here, if the portion B of the base arm 1 in FIG. 10, that is, the portion called “connector” is not sheared and the guide 15 is crushed to absorb the impact force, the external teeth 13 of the pole 11 and the ratchet The meshing with the internal teeth 9 of 5 is maintained, and the seat back does not rotate.
[0020]
On the other hand, as shown in FIG. 10, the strength of the guide 15 formed by stamping and forming the base arm 1 is the height (h1) of the guide 15 with which the pole 11 contacts, and the “joint” in the B portion of FIG. And the thickness (h2).
[0021]
Since the thickness (h) of the base arm 1 is equal to h1 + h2, in order to increase the thickness of the connection (h2), the amount of the guide 11 to be ejected is reduced and the height (h1) of the guide 11 is reduced. Just fine.
[0022]
However, in the configuration shown in FIG. 10, in order to improve the shear strength at the joint portion while maintaining the height of the guide 15 at the conventional thickness (h1), the thickness (H) of the base arm 1 is required. There is a problem that can only be dealt with by increasing the thickness.
[0023]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a reclining mechanism that improves the shear strength at a joint portion of a guide without changing the thickness of a base arm.
[0024]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a base arm, and the base arm is rotatably provided with respect to the base arm. A ratchet, a pole provided between the base arm and the ratchet, and formed with external teeth that can mesh with the internal teeth of the ratchet, and the base formed by a punching method so as to sandwich both side surfaces of the pole. A guide formed on an arm, for guiding the pawl in a direction perpendicular to the rotation axis of the ratchet, and between the base arm and the ratchet, provided rotatably about the rotation center, and pushing the pawl. A cam for engaging the external teeth of the pawl with the internal teeth of the ratchet, and biasing the cam in a direction in which the external teeth of the pawl mesh with the internal teeth of the ratchet In a reclining mechanism having a biasing means and a release means for moving the pawl in a direction in which the external teeth of the pawl move away from the internal teeth of the ratchet, a surface facing the ratchet of the guide is punched in a plate thickness direction. And forming a concave portion extending up to a corner formed by a surface of the guide facing the ratchet and a surface of the guide facing the pole, and forming the plurality of pole facing surfaces in the plate thickness direction on the guide. It is a characteristic reclining mechanism.
[0025]
A surface facing the ratchet of the guide is stamped out in the plate thickness direction to form a concave portion extending to a corner formed by the surface of the guide facing the ratchet and the surface of the guide facing the pole, and the guide is formed on the guide. Since a plurality of pole facing surfaces are formed in the plate thickness direction, the amount of projection of each pole facing surface is shortened, and the thickness of the connecting portion can be made larger than before. Therefore, even if the thickness of the base arm is the same as that of the related art, it is possible to improve the shear strength at the joint of the guides.
[0026]
When the guide has a plurality of pole facing surfaces, and the vehicle provided with the seat having the reclining mechanism has a frontal collision or a rear-end collision, the side surface of the pole first has a plurality of pole facing surfaces. It comes into contact with the pole opposing surface that has the shortest distance from the pole side surface. When the impact force is large, the contacted pole facing surface is crushed and deformed, and the side surface of the pole contacts the next pole facing surface. In this way, the side surface of the pole crushes the plurality of pole facing surfaces formed on the guide one after another according to the impact force.
[0027]
Eventually, the entire portion of the guide facing the side surface of the pole receives an impact force, which is no different from the conventional pressing of the side surface of the pole against the guide.
[0028]
The invention according to claim 2 is the reclining mechanism according to claim 1, wherein the recess is formed over an entire area of the guide facing the side surface of the pole.
[0029]
By forming the concave portion over the entire area of the guide facing the side surface of the pole, a connecting portion is formed over the entire area of the guide facing the side surface of the pole, and a large shear strength can be obtained. .
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The reclining mechanism of the present embodiment is a reclining mechanism provided in a double-sided reclining device.
[0031]
FIG. 2 is an exploded perspective view of the reclining mechanism of the embodiment, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 1, and FIG. 2 is a partial cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2. 3 will be described.
[0032]
In the reclining mechanism 90 of the present embodiment, as shown in FIG. 2, the base arm 100 is attached to the frame 301 on the seat cushion side as a lower arm, and the ratchet 130 is attached to the back frame 302 on the seat back side.
[0033]
As shown in FIGS. 1 and 2, a concave portion 101 is formed in the central portion of the base arm 100, and an oval hole 102 having an oval cross section is formed in the central portion of the bottom surface of the concave portion 101.
[0034]
The hinge pin 120 has a large-diameter portion 121 that is fitted in the recess of the base arm 100 at an intermediate portion. On one side of the large-diameter portion 121, an oval portion 122 having an oval cross section to be fitted into the concave portion 101 of the base arm 100 is formed. By fitting the oval portion 122 into the oval hole 102 of the base arm 100, the base arm 100 and the hinge pin 120 are integrated. On the other side of the large-diameter portion 121 of the hinge pin 120, two arc-shaped support portions 123 of the same shape protruding toward the ratchet 130 are formed so as to face each other.
[0035]
A second recess 135 is formed at the center of the surface of the ratchet 130 facing the base arm 100, and a fitting hole 131 is formed at the bottom surface of the second recess 135. The arc-shaped support portion 123 of the hinge pin 120 is rotatably fitted in the fitting hole 131, so that the ratchet 130 can rotate with respect to the base arm 100. The outer peripheral portion of the base arm 100 and the outer peripheral portion of the ratchet 130 are joined by a mounting bracket 205 so as to be relatively rotatable. On the surface of the ratchet 130 facing the base arm 100, a substantially circular first concave portion 132 (see FIG. 2) centering on the rotation center of the ratchet 130 is formed. 133 is engraved.
[0036]
A recess 104 is also formed on a surface of the base arm 100 facing the first recess 132 of the ratchet 130, and a guide means for guiding a pole, which will be described later, in a direction perpendicular to the axis of the hinge pin 120 is provided on the bottom surface of the recess 104. Are formed in three sets.
[0037]
The three pawls 140 are sandwiched between the guides 105 and 106 and are slid and guided in a direction orthogonal to the axis of the hinge pin 120 which is the center axis of rotation, and the external teeth 141 at the front end mesh with the internal teeth 133 of the ratchet 130. It is configured to be able to.
[0038]
The cam 170 has an arc-shaped long hole 172 into which the arc-shaped support portion 123 of the hinge pin 120 is loosely fitted, and the cam 170 can rotate within a certain range with respect to the base arm 100. . At the center of the cam 170, an oval cylindrical projection 173 that projects in the direction of the ratchet 130 is formed. Further, three projections 174 projecting in the direction of the ratchet 130 are formed around the projection 173 of the cam 170.
[0039]
A release plate 180 as release means is disposed between the cam 170 and the ratchet 130. A hole 181 through which the cylindrical projection 173 of the cam 170 is inserted is formed at the center of the release plate 180. Further, around the hole 181, three holes 182 with which the three protrusions 174 of the cam 170 are engaged are formed. Therefore, the release plate 180 and the cam 170 rotate integrally. Further, the release plate 180 is formed with three cam grooves 183 in which projections 143 formed on the surface of each pawl 140 facing the ratchet 130 engage. The cam groove 183 is set in such a shape that when the release plate 180 is rotated in the direction of arrow II in FIG. 1, the outer teeth 141 of the pawl 140 are moved away from the inner teeth 133 of the ratchet 130 (unlocked). Have been.
[0040]
Further, when the release plate 180 is rotated in the direction opposite to the direction of arrow II, the cam 170 rotates together with the release plate 180, and presses the rear surface 142 of the pawl 140 toward the external teeth 141 by the pressing portion 175, thereby causing the pawl 140 to rotate. The outer teeth 141 of the ratchet 130 mesh with the inner teeth 133 of the ratchet 130 (lock).
[0041]
Further, on the periphery of the release plate 180, three bent portions 185 bent in the direction of the ratchet 130 are formed.
[0042]
A spiral spring 190 as an urging means is provided in the second recess 135 of the ratchet 130. The inner end of the spiral spring 190 is locked to one of the two arc-shaped support portions 123 of the hinge pin 120. The outer end of the spiral spring 190 is engaged with one of the three bent portions 185 of the release plate 180, and urges the pawl 140 in the locking direction via the release plate 180 and the cam 170. are doing.
[0043]
In addition, since the second recess 135 is formed, a protrusion projecting in the surface direction of the ratchet 130 is provided at an edge of a protrusion 135 ′ formed on a surface of the ratchet 130 opposite to the surface facing the base arm 100. 136 were formed.
[0044]
Then, the convex portion 135 'and the projecting portion 136 were fitted into holes 303 formed in the frame 302 on the seat back side of the seat.
[0045]
Next, the pole 140 and the guides 105 and 106 for guiding the pole 140 will be described with reference to FIGS. 4A is a cross-sectional view taken along line D-D in FIG. 3, FIG. 4B is an enlarged view of a portion G in FIG. 3A, and FIG. It is the disassembled enlarged perspective view seen from FIG.
[0046]
As shown in these figures, the guides 105 and 106 of the present embodiment are formed by using an extrusion molding method.
[0047]
Further, the surface of the guide 105 facing the ratchet 130 is stamped in the plate thickness direction, so that the corner of the guide 105 facing the ratchet 130 and the guide 105 facing the pole 140 is formed. The concave portion H was formed, and a plurality of pole facing surfaces 105a and pole facing surfaces 105b were formed in the guide 105 in the plate thickness direction. Similarly, the surface of the guide 106 facing the ratchet 130 is stamped in the thickness direction to form a corner formed by the surface of the guide 106 facing the ratchet 130 and the surface of the guide 106 facing the pole 140. Such a concave portion H was formed, and a plurality of pole facing surfaces 106a and pole facing surfaces 106b were formed in the guide 106 in the plate thickness direction.
[0048]
Further, the pole facing surface 105a, the pole facing surface 105b, the pole facing surface 106a, and the pole facing surface 106b are formed over the entire area of the guide 105 and the portion of the guide 106 facing the side surface of the pole 140.
[0049]
On the other hand, on the side of the pole 140 facing the guide 106, a projection 140a facing the pole facing surface 105b of the guide 105 and extending along the moving direction of the pole 140 is provided. Protrusions 140b are formed to face the pole facing surface 106b of the guide 106 and extend along the moving direction of the pole 140.
[0050]
Then, as shown in FIG. 4B, of the side surface (guide facing surface) of the pole 140 facing the guide 105, the distance (l) between the surface other than the protrusion 140a and the pole facing surface 105a of the guide 105 is determined. The distance (L) between the projection 140a and the pole facing surface 105b of the guide 105 is set such that L> l. The relationship between the guide 106 and the surface of the pole 140 facing the guide 106 is the same.
[0051]
That is, a plurality (two in this embodiment) of the pole facing surfaces 105a, the pole facing surfaces 105b, the pole facing surfaces 106a, and the pole facing surfaces, in which the distance from the base of the guide 105 and the guide 106 increases as the distance from the base increases. That is, the surface 106b is formed.
[0052]
Next, the mounting bracket 205 will be described with reference to FIG. 6A is a front view of the mounting bracket 205 before assembly, FIG. 6B is a right side view of FIG. 6A, and FIG. 6C is a cutting line EE of FIG. 6A. FIG.
[0053]
The mounting bracket 205 before assembly includes an annular portion 205a facing the end surface of the ratchet 130, and an attaching portion 205b bent from the outer peripheral edge of the annular portion 205a. A plurality (eight in the present embodiment) of dowels (convex portions) 205c that come into contact with the end face of the ratchet 130 are formed in the annular portion 205a.
[0054]
Then, the mounting bracket 205 is set from the ratchet 130 side, and the distal end of the mounting portion 205b is bent toward the end surface side of the base arm 100, so that the outer peripheral portion of the base arm 100 and the outer peripheral portion of the ratchet 130 can be relatively rotated. Joined.
[0055]
The operation of the reclining mechanism 90 having the above configuration will be described. Normally, the urging force of the spiral spring 190 in the direction opposite to the arrow II shown in FIG. 1 is transmitted to the release plate 180 and the cam 170, and the pressing portion 175 of the cam 170 pushes the rear surface 142 of the pole 140, and the external teeth of the pole 140 141 meshes with the internal teeth 133 of the ratchet 130, and the rotation of the ratchet (seat back) 130 is prohibited (locked state).
[0056]
When the release plate 180 is rotated in the direction of arrow II against the urging force of the spiral spring 190, the pressing of the pressing portion 175 of the cam 170 against the back surface 142 of the pawl 140 is released. In addition, the pawl 140 is moved in a direction in which the outer teeth 141 are separated from the inner teeth 133 of the ratchet 130 by the cam groove 183 of the release plate 180, and the ratchet (seat back) 130 is rotatable (unlocked state). .
[0057]
When the seat back is rotated to a desired angle and the operating force on the release plate 180 is released, the cam 170 presses the back surface of the pawl 140 by the urging force of the spiral spring 190, and the external teeth 141 of the pawl 140 The teeth 133 are meshed again, and the ratchet (seat back) 130 returns to the state in which the rotation is prohibited.
[0058]
According to the above configuration, the following effects can be obtained.
(1) The surfaces of the guides 105 and 106 facing the ratchet 130 are stamped out in the plate thickness direction, and the surfaces of the guides 105 and 106 facing the ratchet 130 and the surfaces of the guides 105 and 106 facing the poles 140 are formed. The recesses H are formed up to the corners consisting of: a plurality of pole facing surfaces 105a, 105b, 106a, and 106b are formed in the guides 105 and 106 in the plate thickness direction, so that the pole facing surfaces 105a and the pole facing surfaces 105b are formed. , The amount of projection of the pole facing surface 106a and the pole facing surface 106b is reduced, and the thickness of the connecting portion E can be made larger than before. Therefore, even if the thickness of the base arm 100 is the same as the conventional thickness, the shear strength at the joint portion E can be improved.
[0059]
In the normal state, the pole 140 is formed of the pole facing surface 105a, the pole facing surface 105b, the pole facing surface 106a, and the pole facing surface 106b provided on the guide 105 and the portion of the guide 106 facing the side surface of the pole 140. It is guided by the pole facing surface 105a and the pole facing surface 106a, which are the pole facing surfaces on the guide base side having the shortest distance from the side surface of the pole 140, and moves in a direction perpendicular to the rotation axis of the ratchet 130.
[0060]
When the vehicle provided with the seat having the reclining mechanism has a frontal collision or a rear-end collision, the side surface of the pole 140 firstly faces the pole facing surface 105a of the guide 105 or the pole facing surface 106a of the guide 106. Abut. When the impact force is large, the pole facing surface 105a of the guide 105 or the pole facing surface 106a of the guide 106 is crushed and deformed, and the side surface of the pole 140 is deformed by the pole facing surface 105b of the guide 105 or the guide 106. It comes into contact with the pole facing surface 106b.
[0061]
In this case, the entire portion of the guide 105 or the guide 106 facing the side surface of the pole 140 receives an impact force, which is the same as the conventional pressing of the side surface of the pole against the guide.
(2) Since the concave portion H is formed over the entire region of the guide 105 and the guide 106 facing the side surface of the pole 140, the connecting portion is formed over the entire region of the guide 105 and the guide 106 facing the side surface of the pole 140. Therefore, a large shear strength can be obtained.
(3) By providing a plurality of dowels 205c abutting on the ratchet 130 on the mounting bracket 205, the sliding resistance between the ratchet 130 rotating with respect to the base arm 100 and the mounting bracket 205 is reduced, and a smooth seat back is provided. Tilt can be obtained.
[0062]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment. In the above embodiment, the guide 105 and the guide 106 have two pole facing surfaces. However, three or more pole facing surfaces may be provided. As the number of pole facing surfaces increases, the thickness of the connecting portion increases, which is suitable for shear failure, but in a normal state, the height of the pole facing surface guiding the pole 140 decreases, Since the guide property of the pole 140 is deteriorated, it is a matter to be determined in consideration of both.
[0063]
Further, the pole facing surface 105a, the pole facing surface 105b, the pole facing surface 106a, and the pole facing surface 106b provided on the guide 105 and the portion of the guide 106 facing the side surface of the pole 140 are formed by the guide 105 and the pole 140 of the guide 106. Although formed over the entire area facing the side surface, the invention is not limited to this.
[0064]
As shown in FIGS. 7 and 8, in the normal state, the pole facing surface 105a 'of the guide 105', which is the pole facing surface for guiding the pole 140, and the pole facing surface 106a 'of the guide 106' are the guide 105 'and the guide 105'. Although it is formed over the entire area of the portion 106 'facing the side surface of the pole 140, the pole facing surface 105b' of the guide 105 'and the pole facing surface 106b' of the guide 106 'may be partially formed.
[0065]
Also, in the guides 105 'and guides 106' shown in FIGS. 7 and 8, an inclined surface 105c 'and an inclined surface 106c' are formed on both sides of the pole facing surface 105b 'of the guide 106'. did. By forming such inclined surfaces 105c 'and 106c', the pole 140 can be easily assembled.
[0066]
Alternatively, the ratchet 130 may be attached to the frame 301 on the seat cushion side as a lower arm, and the base arm 100 may be attached to the frame 302 on the seat back side. The number of pawls may be one, two, four or more, and the bias of the cam 170 is not limited to the method using the spiral spring 190.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the surface of the guide facing the ratchet is stamped out in the plate thickness direction, and the surface of the guide facing the ratchet and the surface of the guide facing the pole. By forming a concave portion extending to the corner portion consisting of, and by forming a plurality of pole facing surfaces in the plate thickness direction on the guide, the amount of projection of each pole facing surface is reduced, and the thickness of the joint portion is reduced. It can be thicker than before. Therefore, even if the thickness of the base arm is the same as that of the related art, it is possible to improve the shear strength at the joint of the guides.
[0068]
According to the second aspect of the present invention, since the concave portion is formed over the entire area of the guide facing the side surface of the pole, the connecting portion is formed over the entire area of the guide facing the side surface of the pole. Therefore, a large shear strength can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a reclining mechanism according to an embodiment.
FIG. 2 is a sectional view taken along section line CC of FIG. 3;
FIG. 3 is a partial cross-sectional view taken along section line BB of FIG. 2;
FIG. 4 is a sectional view taken along section line DD in FIG. 3;
5 is an enlarged perspective view of the guide shown in FIG.
6 (a) is a front view of the mounting bracket before assembly, FIG. 6 (b) is a right side view of FIG. 6 (a), and FIG. (A) It is sectional drawing in the cutting line EE of a figure.
FIG. 7 is a view for explaining another embodiment of the guide, and is a cross-sectional view taken along section line DD in FIG. 3;
8 is an enlarged perspective view of the guide shown in FIG.
FIG. 9 is a plan view of a conventional reclining mechanism.
FIG. 10 is a sectional view taken along section line AA in FIG. 9;
[Explanation of symbols]
100 Base arm 130 Ratchet 105, 106 Guide 105a, 105b, 106a, 106b Pole facing surface 140 Pole

Claims

A base arm,
A ratchet provided rotatably with respect to the base arm, and a ratchet formed with internal teeth about a rotation center on a surface facing the base arm;
A pole provided between the base arm and the ratchet, and formed with external teeth that can mesh with the internal teeth of the ratchet;
A guide formed on the base arm so as to sandwich both sides of the pole by a punching method, and a guide for guiding the pole in a direction perpendicular to the rotation axis of the ratchet,
A cam provided between the base arm and the ratchet so as to be rotatable about the rotation center, and pushing the pole to mesh the external teeth of the pole with the internal teeth of the ratchet;
Biasing means for biasing the cam in a direction in which the external teeth of the pawl mesh with the internal teeth of the ratchet;
Release means for moving the pole in a direction in which the external teeth of the pole move away from the internal teeth of the ratchet,
In the reclining mechanism with
A surface facing the ratchet of the guide is stamped out in the thickness direction to form a concave portion extending to a corner formed by a surface of the guide facing the ratchet and a surface of the guide facing the pole,
A reclining mechanism, wherein a plurality of pole-facing surfaces are formed on the guide in a plate thickness direction.

2. The reclining mechanism according to claim 1, wherein the recess is formed over the entire area of the guide facing the side surface of the pole.