JP2004098602A - Resin molding apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブレット状の樹脂素材を金型に自動的に投入して成形する樹脂成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金型を構成する開閉可能な上型及び下型を備え、前記上型及び下型を閉じることによって形成されるキャビティ内に樹脂材料を流し込んで成形する樹脂成形装置が知られている。
【0003】
予め加熱しておいた金型内で樹脂素材を軟化させて該金型のキャビティに圧入し、更に加熱して樹脂素材を熱硬化させることにより、該キャビティの形状どおりに繰り返し樹脂を成形することができる。
【0004】
一般的に、金型には樹脂素材を収容するポットが複数形成され、複数の樹脂成形を同時に行うことができるようになっている。
【0005】
このような樹脂成形装置としては、例えば、リードフレーム、半導体の基板、フィルム、テープ等の被封止体を樹脂素材と共に金型に投入して一体成形することにより樹脂封止する樹脂封止装置が知られている。
【0006】
ところで、樹脂成形を繰り返し実行すると、金型のキャビティ内に微量の樹脂や添加材料、洗油等の残存物(汚れ)が固着し、これにより成形製品の不良トラブルを招く等の問題が発生する。
【0007】
このため従来、例えばエミック樹脂等の金型掃除材を使用して、キャビティ内の汚れを付着させ、これらの汚れを除去する方法が一般に採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法は、汚れの除去能力が必ずしも高くないという問題を有している。従って、この方法によっても除去できない汚れが多くなると、金型を分解して一つ一つの部品を研磨材等を用いて入念に清掃し、再組み立てをするという方法を取らざるを得ないというのが実情である。
【0009】
ところが、現実的な問題として、この種の樹脂成形装置の金型の分解・再組立は、極めて長い時間と労力を必要とし、この停滞が製品の生産性に大きく影響するという問題があった。又、これを嫌ってこの分解・再組立の間隔(インターバル)を大きくすると、離型性の不良から、製品の歩留まりが低くなるという問題が生じた。
【0010】
なお、本発明に関係して、清掃材としてCО2成分を含む噴射素材を用いた洗浄は、これ自体は公知である。
【0011】
しかしながら、例えば、人手によって金型のクリーニング面にノズルを臨ませる方法(特開平11−254454号公報等参照)は、一般に樹脂成形装置の場合、上型と下型との間隔が狭いため、事実上分解・再組み立てをしなければ良好な洗浄ができず、時間と労力の短縮には寄与しない。
【0012】
一方、ロボットを用いて樹脂成形装置の外部から金型のクリーニング面にノズルを臨ませる方法は、該ロボットを樹脂成形装置と別個に設置する必要があり、しかも、特定の樹脂成形装置に特定の専用ロボットを組み合わせる必要があることから、コスト高となるだけでなく、メンテナンスも煩雑となる。
【0013】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであって、金型を分解することなく(或いは分解の頻度を大きく低減しながら)キャビティ面を常に良好な洗浄状態に維持し、省力化及び高歩留まり性(高生産性)とを両立させることのできる樹脂成形装置を提供することその課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
金型を構成する開閉可能な上型及び下型を備え、該上型及び下型を閉じることによって形成されるキャビティ内に樹脂材料を流し込んで成形する樹脂成形装置において、開いた状態における前記上型及び下型の間で、該上方及び下型に対して相対移動可能に設置されたヘッドと、該ヘッドに取り付けられ、前記上型又は下型の所定の箇所に対して対向可能とされたクリーニング用噴射ノズルと、前記ヘッド上の噴射ノズルに対してCO2成分を含む噴射素材を供給可能とする噴射素材供給機構とを備えたことにより、上記課題を解決したものである。
【0015】
本発明では、開いた状態における上型及び下型の間で、該上型及び下型に対して相対移動可能に設置されたヘッドと、該ヘッドに取り付けられた噴射ノズルと、該噴射ノズルに対してCО2成分を含む噴射素材を供給可能とする供給機構とを備えるようにした。この結果、前記ヘッドの上型及び下型に対する相対移動に伴って変位自在とされた噴射ヘッドから、上型又は下型の所定の箇所に対してCО2成分を含む噴射素材によるクリーニングを可能としている。
【0016】
これにより、洗浄システムは樹脂成形装置に一体的に組み込まれることになり、インラインによる洗浄ができる。そのため低コスト化が図れると共に、メンテナンス性が格段に向上する。
【0017】
CО2成分を含む噴射素材としては、具体的には例えば3〜8MPa(より好ましくは4〜7MPa)に加圧されたCО2ガス又は液化CО2を採用するとよい。これらの噴射素材はノズルによりドライアイス粒子(固体粒子)となり、供給圧力の勢いにより所定の圧力で吹き付けることができる。
【0018】
なお、ドライアイス粒子は、圧縮気体(例えばアルゴンガス或いはエア等)と共に高速に吹き付けることも可能であり、洗浄原理のガス・ウェッジ作用を利用して金型を分解せずに高度の洗浄ができる。また噴射後昇華するため洗油残りというような問題も発生しない上に、昇華した結果生じる二酸化炭素は毒性を有しないことから厳格な回収の必要もない。そのため、低コストで安全な環境を維持でき、省力化と歩留まり向上及び品質の維持を図ることができる。
【0019】
なお、本発明を具体的に実施する場合、例えば、前記噴射ノズルは、開いた状態における前記上型及び下型の間の所定の平面内で2次元的に移動可能とされ、且つ所定の間隔で走査・クリーニング可能とされることにより、クリーニングすべき面を網羅的にクリーニングするような構成を採用すると良い。
【0020】
この場合、1回の成形ごとにクリーニング面の全面をクリーニングするのではなく、1回の成形に際してクリーニングすべき面の一部のみを操作・クリーニングする構成とし、複数回の成形を経てクリーニングすべき面の全面を走査・クリーニングするような構成とすると良い(後述)。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本実施形態に係る樹脂成形装置10の全体構造を示す概略斜視図である。なお、図1は、樹脂成形装置10の金型を開いた状態を示しており、上型の表示は省略されている。
【0023】
この樹脂成形装置10は、金型を構成する開閉可能な上型及び下型12を備え、上型及び下型12を閉じることによって形成されるキャビティ13内に樹脂材料を流し込んで成形する。この基本構成自体は、従来と特に変わらず、同様の構成が採用されている。なお、符号12Aは下型12の一部を交換可能としたチェイスである。
【0024】
また、樹脂成形装置10は、開いた状態における前記上型及び下型の間で、移動可能に設置された走行ヘッド14と、該走行ヘッド14に取り付けられた噴射ノズル16と、前記走行ヘッド14上の噴射ノズル16に対してCО2成分を含む噴射素材を供給可能とする噴射素材供給機構Sdを備える。
【0025】
前記走行ヘッド14は、ガイドレール18の溝部18Aに係合するカムフォロア20を備え、図示せぬ駆動手段により該ガイドレール18に沿って前後方向(図のX方向)の移動が可能とされている。
【0026】
この走行ヘッド14には、クリーナブラシ22、及びボールねじ26を備えている。クリーナブラシ22はモータ(図示略)により回転駆動可能とされており、ボールねじ26はモータ24により回転駆動可能とされている。ボールねじ26にはナット支持部28が回転不能且つスライド可能に螺合しており、ボールねじ26の回転に伴って該ナット支持部28が左右方向(図のY方向)に移動できるようになっている。前記ドライアイスの噴射ノズル16はこのナット支持部28に取り付けられており、ナット支持部28と一体的に左右方向に移動可能であり、結果として、チェイス12Aのクリーニングすべき面に対し、前後、左右の2次元的な移動が可能である。
【0027】
前記噴射素材供給機構Sdは、4〜7MPaに加圧されたCО2ガス又は液化CО2(CО2成分を含む噴射素材)を収容したCO2 ボンベ30及び制御ボックス32を備え、噴射ノズル16から噴射される際にいわゆる断熱膨張に類似する状態を形成することにより、該噴射ノズル16より所定圧のドライアイス粒子として噴射可能とするものである。ドライアイス粒子は前述したように、用途に応じ圧縮気体と共に噴射される。本発明は、噴射ノズルに対して例えばアルゴンガス又はエアを供給可能とする混合噴射素材供給機構(図示略)を付設し、該アルゴンガス、或いはエア等を組合わせて噴射するものも含んでいる。
【0028】
なお、この場合の混合噴射素材供給機構は、CO2成分を含む噴射素材供給機構Sdと並列に設けられ、噴射ノズル16の上流で図示せぬバルブを介して該CO2成分を含む噴射素材供給機構Sdの系路と合流される。
【0029】
次にこの樹脂成形装置10の作用を説明する。
【0030】
樹脂を封止後、金型が型開きして、上型及び下型12が離反すると、封止されたリードフレーム等が別ユニットで搬送される。その後、走行ヘッド14がガイドレール18にガイドされながらチェイス12A上の残存物を清掃するため前進してくる(図2のaの軌跡)。このとき、走行ヘッド14の先端のナット支持部28に取付けられている噴射ノズル16の先端からドライアイス粒子がチェイス12A上に噴射される。この噴射によってチェイス12A上から分離された残存物は、クリーナブラシ22によって吸着・清掃される。
【0031】
走行ヘッド14はクリーナブラシ22がチェイス12Aの先端に届く位置まで前進し、ここでボールねじ26のモータ24が駆動され、ナット支持部28の移動とともに噴射ノズル16は若干右方向に移動される(図2のbの軌跡)。そのうえで、クリーナヘッド14は後退を開始し(図2のcの軌跡)、後退し切った位置で次のプレス(封止)を迎えるべく、噴射ノズル16からの噴射を止めて待機する。なお、プレスのサイクルが短い場合、あるいは、より安定した噴射を意図する場合には、噴射ノズル16からの噴射を止めることなく(噴射したまま)待機するようにしてもよい。
【0032】
次のプレスが終わった後、全く同様の工程にて図2の符号d、e、f、gで示す軌跡にてチェイス12A上のクリーニングを行う。以降、1回のプレスことに、クリーニング軌跡h、i、j、k …と、右方向に順次進行していき、チェイス12Aの端までいった段階で、再び、軌跡a、b、c →(待機:プレス) → 軌跡d、e、f、g →(待機:プレス) → 軌跡h、i、j、k …を繰り返すようになっている。
【0033】
なお、全く同様なクリーニングが図示せぬ上型についても同時に実行される。
【0034】
又、上記構造からも明らかなように、クリーニングブラシ22による清掃については、走行ヘッド14が前後方向に往復するたびに行われる。
【0035】
このように、1回のプレスごとにクリーニングすべき面の全面をドライアイス洗浄しないようにしたのは、1)ドライアイス噴射による洗浄を行う場合、クリーニングヘッド14をある程度「低速」で進行させるようにしないと、こびりついた残存物を剥離できないことがあるが、1回のプレスごとに低速でクリーニングすべき面の全面に対してドライアイスの噴射を行うと、洗浄時間が非常に長くなってしまうこと、2)1回のプレスだけでは、残存物の固着量はそれほど多くはなく、従って、必ずしも毎回ドライアイス噴射による洗浄をする必要はないこと、等を総合的に考慮したためである。
【0036】
従って、この実施形態では、1回のプレス毎にクリーニングすべき面の一部のみについて比較的低速で確実にクリーニングを行い、結果として数回のプレスで1回の割合で全クリーニング面がクリーニングされる。
【0037】
なお、噴射ノズルを具体的に移動(変位あるいはスキャン)させるための構造は、上述した構造に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、走行ヘッド14自体を前後動可能とし、該走行ヘッド14上でノズルを支持するナット支持部28を左右に移動可能な構成としていたが、噴射ノズルを直接的に前後左右に移動可能な構成としてもよい。この場合は、噴射ノズルを支持している「支持体」が、ヘッドを構成すると見ることができる。
【0038】
なお、本実施形態のように前後移動及び左右移動の組合せで走行ヘッド14を移動させるようにしていると、該走行ヘッド14の前後移動及び左右移動距離を変更する場合に、その変更量を数値で入力する入力装置を設けておくことにより、チェイス12Aのサイズ変更時の再調整を容易にできる。
【0039】
更に、チェイス12Aの形状を検出するセンサを設置するようにした場合には、その検出信号を受けて走行ヘッド14の移動制御、噴射ノズル16のオン・オフ制御を連動して行うこともできる。
【0040】
又、チェイス12Aのパターンを事前に何通りか設定しておき、チェイス12Aの変更時に指定されたパターン及び移動距離通りに走行ヘッド14を移動制御するように発展的に構成することもできる。
【0041】
このように、変更入力装置、形状検出器、パターン設定機、演算機等を有する自動制御装置を具備しておくと能率のよいオンラインクリーニングが達成できる。
【0042】
これらの利点は、本実施形態のように噴射ノズルを上型及び下型の間の所定の平面内で2次元的に移動可能とし、クリーニングすべき面を網羅的にスキャン可能とした構成を採用している場合に特に有効であり、大きなコスト増を伴うことなく実現できる。
【0043】
一方、クリーニングの態様についても、必ずしも上述したような工程で行う必要はない。例えば、1回のプレスごとに走行ヘッド14を2往復以上前後動させるようにしてもよく、あるいは、ドライアイス粒子の噴射後にかならずクリーニングブラシ22による清掃が行われるように、走行ヘッド14が最後に後退するときにはドライアイスの噴射を行わないようにすることもできる。もちろん、チェイスの種類によっては、三又ノズル、又は四又ノズルを用いることによって1回のプレス毎にクリーニングすべき面の全面を一度にドライアイス洗浄するように構成してもよく、更には、数回のプレスごとにドライアイス洗浄を部分的に行うように構成してもよい。
【0044】
なお、前記実施形態では、金型を定置させ、噴射ノズルを移動制御していたが、これとは反対に噴射ノズルを定置させ金型を移動制御させることにより両者を相対移動させるものでもかまわない。
【0045】
また、以上の構成に加え、例えばバキューム吸引機構を更に並設し、ドライアイスの噴射によってクリーニング面から離反した残存物を効率的に吸引・回収するようにしてもよい。
【0046】
図3は、このバキュームによる残存物の吸引を実現した噴射ノズル60の先端構造の設計変更例を示している。
【0047】
この噴射ノズル60では、単にドライアイス粒子(あるいはこれとアルゴンガス等の圧縮ガスとの混合物)を中央の噴射口62から噴射可能とするだけでなく、その周囲に、一定の距離Lを置いてバキューム吸引口64が一体化された状態で同軸に臨まされている。
【0048】
このような構造の噴射ノズル60を採用することにより、ドライアイス粒子の噴射によってチェイス12Aの表面から離反された残存物を周囲のエアArと共に拡散させることなく、確実に回収することができるようになる。
【0049】
なお、このバキューム吸引構造、あるいはクリーニングブラシによる清掃構造を含め、本発明ではCО2成分を含む噴射素材による洗浄機構のほかにどのようなクリーニング機構を併設するかについては、特に限定されない。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、金型を分解することなく(或いは分解の頻度を大きく低減しながら)キャビティ面を常に良好な洗浄状態に維持し、省力化及び高歩留まり性(高生産性)とを両立させることのできる樹脂成形装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る樹脂成形装置の金型を型開きした状態を斜視図
【図2】同樹脂成形装置におけるクリーニング軌跡を示す平面方向から見た斜視図
【図3】噴射ノズルの設計変更例を示すノズル先端の拡大断面図
【符号の説明】
10…樹脂成形装置
12…(金型の)下型
14…走行ヘッド
16、60…噴射ノズル
18…ガイドレール
20…カムフォロア
22…クリーナブラシ
24…モータ
26…ボールねじ
28…ナット支持部
30…CO2ボンベ
32…制御ボックス
Sd…噴射素材供給機構[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin molding apparatus for automatically charging and molding a tablet-shaped resin material into a mold.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a resin molding apparatus that includes an openable upper mold and a lower mold that constitute a mold, and injects and molds a resin material into a cavity formed by closing the upper mold and the lower mold.
[0003]
Softening the resin material in the pre-heated mold, press-fitting it into the cavity of the mold, and further heating and thermosetting the resin material to form the resin repeatedly according to the shape of the cavity Can be.
[0004]
Generally, a plurality of pots for accommodating a resin material are formed in a mold so that a plurality of resin moldings can be performed simultaneously.
[0005]
As such a resin molding apparatus, for example, a resin sealing apparatus that puts a sealed body such as a lead frame, a semiconductor substrate, a film, a tape, etc. together with a resin material into a mold and integrally molds the resin is used. It has been known.
[0006]
By the way, when the resin molding is repeatedly performed, a minute amount of resin (resin, additive material, residual material such as oil washing, etc.) adheres to the cavity of the mold, thereby causing a problem such as causing a trouble of a molded product. .
[0007]
For this reason, conventionally, a method has been generally adopted in which dirt in the cavity is adhered using a mold cleaning material such as an emic resin and the dirt is removed.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, this method has a problem that the ability to remove dirt is not always high. Therefore, when the amount of dirt that cannot be removed by this method increases, it is necessary to disassemble the mold, carefully clean each part using an abrasive, etc., and reassemble. Is the fact.
[0009]
However, as a practical problem, there has been a problem that disassembling and reassembling the mold of this type of resin molding apparatus requires an extremely long time and labor, and this stagnation greatly affects the productivity of the product. If the interval between disassembly and reassembly is increased to avoid this, there is a problem that the yield of products is reduced due to poor releasability.
[0010]
Incidentally, in relation to the present invention, the cleaning with an injection material comprising a CO 2 component as a cleaning material, which are known per se.
[0011]
However, for example, a method in which a nozzle faces a cleaning surface of a mold by hand (see Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-254454) generally requires a resin molding apparatus because the distance between an upper mold and a lower mold is narrow. Good cleaning cannot be performed unless it is disassembled and reassembled, and does not contribute to a reduction in time and labor.
[0012]
On the other hand, in the method in which the nozzle is made to face the cleaning surface of the mold from the outside of the resin molding apparatus using a robot, it is necessary to install the robot separately from the resin molding apparatus. The need to combine dedicated robots not only increases costs, but also complicates maintenance.
[0013]
The present invention has been made in view of such a conventional problem, and always maintains a good cleaning state of a cavity surface without disassembling a mold (or while greatly reducing the frequency of disassembly). It is an object of the present invention to provide a resin molding apparatus capable of achieving both labor saving and high yield (high productivity).
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In a resin molding apparatus comprising an openable upper mold and a lower mold that constitute a mold, a resin material is poured into a cavity formed by closing the upper mold and the lower mold, and the upper mold is opened. Between the mold and the lower mold, a head installed so as to be relatively movable with respect to the upper and lower molds, attached to the head, and capable of facing a predetermined portion of the upper or lower mold. The object has been achieved by providing a cleaning injection nozzle and an injection material supply mechanism capable of supplying an injection material containing a CO 2 component to the injection nozzle on the head.
[0015]
In the present invention, between the upper mold and the lower mold in the open state, a head installed so as to be relatively movable with respect to the upper mold and the lower mold, an ejection nozzle attached to the head, In contrast, a supply mechanism capable of supplying an injection material containing two CО components is provided. As a result, the upper mold and the injection head which is freely displaceable along with the relative movement with respect to the lower mold of the head, as a possible cleaning by injection material including CO 2 component to a predetermined position of the upper die or the lower die I have.
[0016]
As a result, the cleaning system is integrated into the resin molding apparatus, and inline cleaning can be performed. Therefore, the cost can be reduced, and the maintainability is remarkably improved.
[0017]
CO The injection material comprising two components, may specifically employ a CO 2 gas or liquefied CO 2 pressurized to for example 3 to 8 MPa (more preferably 4~7MPa). These spray materials become dry ice particles (solid particles) by a nozzle, and can be sprayed at a predetermined pressure by the force of the supply pressure.
[0018]
The dry ice particles can be sprayed at a high speed together with a compressed gas (eg, argon gas or air), and high-level cleaning can be performed without disassembling the mold by using the gas wedge action of the cleaning principle. . In addition, since sublimation occurs after injection, there is no problem such as residual oil washing. In addition, since carbon dioxide produced as a result of sublimation has no toxicity, there is no need for strict recovery. Therefore, a safe environment can be maintained at low cost, and labor saving, improvement in yield, and maintenance of quality can be achieved.
[0019]
When the present invention is specifically implemented, for example, the injection nozzle is two-dimensionally movable within a predetermined plane between the upper mold and the lower mold in an open state, and has a predetermined interval. It is preferable to adopt a configuration in which the surface to be cleaned is exhaustively cleaned by enabling the scanning and cleaning.
[0020]
In this case, instead of cleaning the entire surface of the cleaning surface each time molding is performed, only a part of the surface to be cleaned is operated and cleaned in one molding, and the cleaning should be performed through a plurality of moldings. It is preferable that the entire surface is scanned and cleaned (described later).
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0022]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing the overall structure of a resin molding device 10 according to the present embodiment. FIG. 1 shows a state in which the mold of the resin molding apparatus 10 is opened, and the display of the upper mold is omitted.
[0023]
The resin molding apparatus 10 includes an openable and closable upper mold and a
[0024]
The resin molding apparatus 10 further includes a traveling head 14 movably installed between the upper mold and the lower mold in an open state, an
[0025]
The traveling head 14 includes a
[0026]
The traveling head 14 includes a cleaner brush 22 and a
[0027]
The injection material supply mechanism Sd includes a CO 2 cylinder 30 containing a C 2 gas or a liquefied C 2 (a spray material containing C 2 components) pressurized to 4 to 7 MPa and a
[0028]
Incidentally, the mixed injection material feeding mechanism in this case is provided in parallel with the injection material feeding mechanism Sd containing CO 2 component injection material supply through a valve (not shown) upstream of the
[0029]
Next, the operation of the resin molding apparatus 10 will be described.
[0030]
After the resin is sealed, when the mold is opened and the upper mold and the
[0031]
The traveling head 14 advances to a position where the cleaner brush 22 reaches the tip of the
[0032]
After the next press is completed, cleaning on the
[0033]
Note that completely the same cleaning is performed on the upper mold (not shown) at the same time.
[0034]
Further, as is apparent from the above structure, cleaning by the cleaning brush 22 is performed every time the traveling head 14 reciprocates in the front-rear direction.
[0035]
As described above, the entire surface to be cleaned is not subjected to dry ice cleaning for each press. 1) When cleaning by dry ice injection is performed, the cleaning head 14 is advanced to some extent at a low speed. Otherwise, the adhered residue may not be peeled off. However, if dry ice is sprayed on the entire surface to be cleaned at a low speed for each press, the cleaning time becomes extremely long. That is, 2) the total amount of adhesion of the residue is not so large by one press, and therefore, it is not necessary to always perform cleaning by dry ice injection every time.
[0036]
Therefore, in this embodiment, only a part of the surface to be cleaned is reliably cleaned at a relatively low speed every time one press is performed, and as a result, the entire cleaning surface is cleaned once every several presses. You.
[0037]
The structure for specifically moving (displacing or scanning) the ejection nozzle is not limited to the above-described structure. For example, in the above-described embodiment, the traveling head 14 itself can be moved back and forth, and the nut support portion 28 that supports the nozzle on the traveling head 14 can be moved left and right. It may be configured to be movable left and right. In this case, it can be seen that the “support” supporting the ejection nozzle constitutes the head.
[0038]
When the traveling head 14 is moved by a combination of the forward and backward movement and the left and right movement as in the present embodiment, when the forward and backward movement and the left and right movement distance of the traveling head 14 are changed, the change amount is set to a numerical value. By providing an input device for inputting in the above, readjustment when changing the size of the
[0039]
Further, when a sensor for detecting the shape of the
[0040]
Further, it is also possible to configure the patterns of the
[0041]
As described above, if an automatic control device having a change input device, a shape detector, a pattern setting device, a computing device and the like is provided, efficient online cleaning can be achieved.
[0042]
These advantages are achieved by adopting a configuration in which the injection nozzle can be two-dimensionally moved within a predetermined plane between the upper die and the lower die as in the present embodiment, and the surface to be cleaned can be exhaustively scanned. This is particularly effective when the operation is performed, and can be realized without a large increase in cost.
[0043]
On the other hand, it is not always necessary to perform the cleaning in the above-described steps. For example, the traveling head 14 may be moved back and forth for at least two reciprocations for each press, or the traveling head 14 is finally moved so that the cleaning by the cleaning brush 22 is always performed after the ejection of the dry ice particles. When retreating, it is also possible not to perform the injection of dry ice. Of course, depending on the type of the chase, a three-pronged nozzle or a four-pronged nozzle may be used to perform dry ice cleaning on the entire surface to be cleaned at one time for each press. Dry ice cleaning may be partially performed every several presses.
[0044]
In the above-described embodiment, the mold is fixed and the injection nozzle is controlled to move. However, on the contrary, the injection nozzle may be fixed and the mold is controlled to move so that the two can be relatively moved. .
[0045]
Further, in addition to the above-described configuration, for example, a vacuum suction mechanism may be further provided in parallel to efficiently suck and collect a residue separated from the cleaning surface by the injection of dry ice.
[0046]
FIG. 3 shows an example of a design change of the tip structure of the
[0047]
The
[0048]
By employing the
[0049]
Incidentally, the vacuum suction structure or including cleaning structure by the cleaning brush, for either the present invention features a what cleaning mechanism in addition to the cleaning mechanism due to the injection material including CO 2 component is not particularly limited.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the cavity surface is always maintained in a good cleaning state without disassembling the mold (or while greatly reducing the frequency of disassembly), thereby saving labor and increasing yield (high yield). (Productivity) can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a mold of a resin molding apparatus according to an embodiment of the present invention is opened. FIG. 2 is a perspective view showing a cleaning trajectory in the resin molding apparatus when viewed from a plane direction. Enlarged sectional view of the nozzle tip showing an example of nozzle design change
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ...
Claims (5)
開いた状態における前記上型及び下型の間で、該上方及び下型に対して相対移動可能に設置されたヘッドと、
該ヘッドに取り付けられ、前記上型又は下型の所定の箇所に対して対向可能とされたクリーニング用噴射ノズルと、
前記ヘッド上の噴射ノズルに対してCO2成分を含む噴射素材を供給可能とする噴射素材供給機構とを備えた
ことを特徴とする樹脂成形装置。In a resin molding apparatus comprising an openable upper mold and a lower mold that constitute a mold, and casting and molding a resin material into a cavity formed by closing the upper mold and the lower mold,
Between the upper mold and the lower mold in the open state, a head installed movably relative to the upper and lower molds,
A cleaning spray nozzle attached to the head and capable of facing a predetermined portion of the upper mold or the lower mold,
An injection material supply mechanism for supplying an injection material containing a CO 2 component to an injection nozzle on the head.
前記噴射素材供給機構が、前記噴射素材として3〜8MPaに加圧されたCO2ガス又は液化CО2を前記噴射ノズルに供給し、
前記噴射ノズルが、該噴射素材をドライアイス粒子として前記上型又は下型の所定の箇所に噴射する
ことを特徴とする樹脂成形装置。In claim 1,
The injection material supply mechanism supplies CO 2 gas or liquefied C 化2 pressurized to 3 to 8 MPa as the injection material to the injection nozzle,
The injection molding nozzle injects the injection material as dry ice particles to a predetermined portion of the upper die or the lower die.
更に前記噴射ノズルに対してアルゴンガス又はエアを供給可能とする混合噴射素材供給機構を備え、
前記噴射ヘッドから前記ドライアイス粒子を、アルゴンガス又はエアと共に噴射可能とした
ことを特徴とする樹脂成形装置。In claim 2,
Further provided with a mixed injection material supply mechanism capable of supplying argon gas or air to the injection nozzle,
A resin molding apparatus, wherein the dry ice particles can be injected together with argon gas or air from the injection head.
前記噴射ノズルは、開いた状態における前記上型及び下型の間の所定の平面内で該上型及び下型に対して2次元的に相対移動可能とされ、且つ所定の間隔で走査可能とされることにより、
クリーニングすべき面を網羅的にクリーニング可能とした
ことを特徴とする樹脂成形装置。In any one of claims 1 to 3,
The spray nozzle is two-dimensionally movable relative to the upper mold and the lower mold in a predetermined plane between the upper mold and the lower mold in an open state, and is capable of scanning at a predetermined interval. By doing
A resin molding apparatus capable of comprehensively cleaning a surface to be cleaned.
1回の成形ごとに前記クリーニングすべき面の一部のみが走査・クリーニング可能とされ、複数回の成形を経てクリーニングすべき面の全面を走査・クリーニングするように構成した
ことを特徴とする樹脂成形装置。In claim 4,
A resin characterized in that only a part of the surface to be cleaned can be scanned and cleaned each time molding is performed, and the entire surface to be cleaned is scanned and cleaned through a plurality of moldings. Molding equipment.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266596A JP2004098602A (en) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | Resin molding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=32265370
Family Applications (1)
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JP2002266596A Pending JP2004098602A (en) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | Resin molding apparatus |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008149603A (en) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Bridgestone Corp | Mold cleaning method and device |
JPWO2011135979A1 (en) * | 2010-04-28 | 2013-07-18 | コニカミノルタ株式会社 | Method for manufacturing imaging lens |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002266596A patent/JP2004098602A/en active Pending
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JPWO2011135979A1 (en) * | 2010-04-28 | 2013-07-18 | コニカミノルタ株式会社 | Method for manufacturing imaging lens |
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