JP2004092392A - Application method of thermal barrier coating - Google Patents

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JP2004092392A
JP2004092392A JP2002240962A JP2002240962A JP2004092392A JP 2004092392 A JP2004092392 A JP 2004092392A JP 2002240962 A JP2002240962 A JP 2002240962A JP 2002240962 A JP2002240962 A JP 2002240962A JP 2004092392 A JP2004092392 A JP 2004092392A
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JP
Japan
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thermal barrier
barrier coating
coating layer
heat treatment
spring seal
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Pending
Application number
JP2002240962A
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Japanese (ja)
Inventor
Kazuhiro Kitayama
北山 和弘
Masahiro Hiragishi
平岸 政洋
Takehisa Hino
日野 武久
Shingo Nakajima
中嶋 慎吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an application method of thermal barrier coating for forming a thermal barrier coating layer to protect a jet engine, a gas turbine engine, or a gas turbine from high temperature gas, with improved workability and a shortened application period, and capable of forming the thermal barrier coating layer having a high thermal barrier effect. <P>SOLUTION: The thermal barrier coating layer x formed by performing a process of forming a thermal barrier coating layer x and a process of dispersion heat treatment in the state of having a spring seal 20 mounted on a combustor liner 11 is formed on a thermal barrier coating part 14 on the inside face of the combustor liner 11, and after the dispersion heat treatment is performed in the dispersion heat treatment process, an aging heat treatment is performed in an aging heat treatment process, thereby regaining the strength of the spring seal 20 which is lowered during the dispersion heat treatment, improving the workability and shortening the applying period of the thermal barrier coating application work, and providing an application method for the thermal barrier coating capable of forming a thermal barrier coating layer having a high thermal barrier effect even on the mounting part of the spring seal 20. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジェットエンジン又はガスタービンの燃焼器等の高温環境下で使用される部品に対して行う遮熱コーティング施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ジェットエンジン、ガスタービンエンジン又はガスタービンは、コンプレッサからの圧縮空気をジェット用燃料又は液化天然ガス(LNG)等の燃料とともに燃焼室に取り込んで燃焼させて、燃焼により発生した燃焼ガスを直接作動媒体として回転エネルギーに変換している。回転エネルギーに変換の際には、燃焼ガスを直接作動媒体とするため、ジェットエンジン、ガスタービンエンジン又はガスタービンに具備される燃焼器等の部品は、1000℃以上の燃焼ガスに曝される高温環境下で使用されることになる。従って、1000℃以上の燃焼ガスに曝される環境下で使用される部品には、高温強度および高温耐食性に優れたNi基やCo基のような超合金材料が用いられる。
【0003】
また、高温ガスに曝される部品は、その高温強度および高温耐食性を高めるため、超合金材料が使用される他にも、冷却空気による複雑な冷却を行い、かつ、高温ガスに曝されている部品の表面に遮熱コーティング層(保護皮膜)を施工している。遮熱コーティング層は、通例、基材となる部品面に耐酸化/腐食および熱応力緩和のためにボンドコートとしてMCrAlY系の金属をコーティングし、このボンドコート上にトップコートとして熱伝導率が低く遮熱効果の高いセラミック(ZrO−Y系)をコーティングした多層構造となっている。この多層構造の遮熱コーティング層を高温ガスに曝されている部品の表面に形成させることによって、高温ガスの熱を遮熱して高温ガスに曝される部品の温度上昇を低減させている。
【0004】
遮熱コーティング施工方法で適用される遮熱コーティング層形成方法としては、通例、大気圧プラズマ溶射法(APS)、低圧プラズマ溶射法(LPPS)とも呼ばれる真空プラズマ溶射法(VPS)、耐歪性柱状晶構造を与える電子ビーム物理蒸着(EB−PVD)のような物理蒸着法(PVD)、若しくは“特開平9−316622号公報”記載の高速ガス炎溶射法(HVOF)等が用いられる。
【0005】
このようにして形成される遮熱コーティング層は、幾つかの種類があるが、近年、遮熱性能向上のため気孔率が高く、膜厚の厚い遮熱コーティングが施工されるようになってきた。しかしながら遮熱コーティング層を厚膜化すると、ガスタービンの運転時に遮熱コーティングの剥離が生じやすくなる。そこで、耐剥離性の改善のために遮熱コーティング施工後に、ボンドコートの基材への密着性を向上させるための拡散熱処理を行っている。
【0006】
ここで、遮熱コーティング施工方法の一実施例として、1000℃以上の高温の燃焼ガスに曝されるガスタービンの燃焼器ライナ1の内面への遮熱コーティング施工方法について図3および図4を用いて説明する。
【0007】
図3は、燃焼器ライナ基材2を高温の燃焼ガス3から保護するための遮熱コーティング部4を拡大してより詳細に示した燃焼器ライナ1付近の断面図である。
【0008】
図3によれば、遮熱コーティング部4は、遮熱コーティング層yと、この遮熱コーティング層yに対し遮熱コーティング層を厚膜化し、かつトップコート層の気孔率を高くした遮熱コーティング層xとの2種類の遮熱コーティング層を有し、スプリングシール5の個所とその他の個所とで遮熱コーティング層の種類が異なっている。具体的には、燃焼器ライナ1に取り付けられるスプリングシール5の個所には、遮熱コーティング層yが、その他の個所には、遮熱コーティング層xが形成される。
【0009】
ジェットエンジン、ガスタービンエンジン又はガスタービンの運転下において、遮熱コーティング層xは、遮熱コーティング層yに比べ剥離し易い可能性があるため、遮熱コーティング層xの施工後には必ず拡散熱処理工程を行い、遮熱コーティング部4と基材である燃焼器ライナ1内面との密着性を高めている。しかし、拡散熱処理工程は、燃焼器部品の一部を構成する部品、例えば、スプリングシール5等の部品の強度低下を招く。
【0010】
そこで、燃焼器ライナ1内面に遮熱コーティング層を形成させる際、スプリングシール5等の強度低下を嫌って、スプリングシール5の取り付け前に拡散熱処理の必要な遮熱コーティング層xを施工し、その後、スプリングシール5を取り付けた後、スプリングシール5等の取付部位の燃焼器ライナ基材2には、遮熱コーティング施工後に拡散熱処理工程を必要としない遮熱コーティング層yを形成させていた。
【0011】
図4に図3の遮熱コーティング部4を形成する遮熱コーティング施工方法を順番を追って説明した作業工程フロー図を示す。尚、点線で示されるブロック(ステップS1)は、部品補修時のみに発生する工程であり、新規部品製作時には無い工程である。
【0012】
まず、ステップS1で、旧遮熱コーティング(使用後の遮熱コーティング層)の除去およびスプリングシール5の取外しを行う。次に、ステップS2で燃焼器ライナ1内面におけるスプリングシール5の取付部位に遮熱コーティング層xが形成されないようマスキングを行う。
【0013】
ステップS3の遮熱コーティング層x形成工程で、燃焼器ライナ1の内面に遮熱コーティング層xを形成する。次に、ステップS4でスプリングシール5取付部位に施したマスキングを除去して、ステップS5で遮熱コーティング層xのボンドコートと燃焼器ライナ基材2内面との密着性を高める拡散熱処理工程を実施する。そして、ステップS5の拡散熱処理工程が完了すると、ステップS6でスプリングシール5の新品を取り付ける。
【0014】
次に、ステップS7で、遮熱コーティング層xが形成された範囲、すなわち、スプリングシール5の非取付部位をマスキングして、ステップS8で燃焼器ライナ1内面におけるスプリングシール5の取付部位に対して遮熱コーティング層y形成工程を施工する。ステップS8で遮熱コーティング層y形成工程を施工することにより、遮熱コーティング層yが形成されて、遮熱コーティング部4の形成は完了する。最後に、ステップS9でステップS7にて施したスプリングシール5の非取付部位のマスキングを除去する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遮熱コーティング施工方法において遮熱コーティング層xを形成させる場合、燃焼器ライナ基材2内面との密着性が高まるように拡散熱処理工程を実施するために、燃焼器ライナ1に備えられる一部の部品、例えば、スプリングシール5等は、強度が低下してしまう。従って、燃焼器部品の補修時にはスプリングシール5等そのものに損傷が無くても安全確保の観点から必ず全て新しい部品と交換する必要があった。
【0016】
また、従来の遮熱コーティング施工方法は、スプリングシール5の部品取付部位には、遮熱コーティング層yを施工する必要がある。従って、例えば、スプリングシール5の取付部位に遮熱コーティング層xが施工されないようマスキングが必要であり、かつ、スプリングシール5を新品に交換後は、既施工の遮熱コーティング層xの施工部位に遮熱コーティング層yが施工されないようマスキングをする必要がある。このことから、従来の遮熱コーティング施工方法は、作業が複雑で作業工数が増大し、遮熱コーティング施工作業の工期の長期化につながっていた。
【0017】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、ジェットエンジン又はガスタービンの燃焼器等の部品を高温ガスから保護するために施工される遮熱コーティング施工方法において、作業性を改善して工期短縮化を図った遮熱コーティング施工方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遮熱コーティング施工方法は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、ジェットエンジン、ガスタービンエンジン又はガスタービン等の高温ガスに曝される部品を遮熱コーティング層を形成して高温ガスから保護する遮熱コーティング工程を備えた遮熱コーティング施工方法において、前記遮熱コーティング工程は、前記部品の高温ガスに曝される面に対して遮熱コーティング層を形成する遮熱コーティング層形成工程と、前記部品の高温ガスに曝される面と前記遮熱コーティング層形成工程により形成された遮熱コーティング層との間の密着性を高める拡散熱処理工程と、部品の強度を回復させる時効熱処理工程とを備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遮熱コーティング施工方法の実施形態を図面を用いて説明する。
【0020】
図1(A)にガスタービン10の燃焼器ライナ11付近の断面図を示し、図1(B)に、燃焼器ライナ11を高温の燃焼ガス12から保護するために形成される遮熱コーティング層(保護皮膜)13の形成範囲(以下、遮熱コーティング部とする)14を拡大してより詳細に示した燃焼器ライナ11の断面図を示す。
【0021】
図1(A)に示されるガスタービン10は、コンプレッサ15から吐出される圧縮空気16と燃料17とを燃焼器ライナ11に導き、燃焼器ライナ11で燃焼させる。そして、発生した燃焼ガス12は、回転エネルギーを得る作動媒体としてタービン(図外)に導かれる。燃焼器ライナ11に形成される遮熱コーティング部14は、燃焼ガス12に曝される燃焼器ライナ11の内面に位置する。また、遮熱コーティング部14に形成される遮熱コーティング層13は、基材となる部品面、すなわち、燃焼器ライナ基材18の内面に形成されるボンドコートと、このボンドコート上に遮熱効果の高いトップコートとを有する2層の皮膜構造である。
【0022】
図1(B)は、燃焼器ライナ11の内面に位置する遮熱コーティング部14を拡大した断面図である。
【0023】
図1(B)によれば、遮熱コーティング部14に形成される遮熱コーティング層13は、従来の遮熱コーティング施工方法により形成される遮熱コーティング部4とは異なり、スプリングシール20の取付部位についても、遮熱コーティング層(保護皮膜)xが施工されている。また、スプリングシール20の取付部以外の部位については、従来の遮熱コーティング施工方法と同様に遮熱コーティング層xが施工されている。従って、遮熱コーティング部14に形成される遮熱コーティング層13は、遮熱コーティング層xのみを有する。
【0024】
図2に、図1(B)に示される遮熱コーティング部14を形成するまでの作業工程、すなわち、遮熱コーティング工程を順番を追って説明する作業工程フロー図を示す。尚、点線で示されるブロック(ステップS11〜ステップS13)は、部品補修時のみに発生する工程であり、新規部品製作時には無い工程である。
【0025】
図2によれば、遮熱コーティング部14の形成手順は、まず、ステップS11で旧遮熱コーティング(使用後の遮熱コーティング層)の除去を行う。そして、ステップS12でスプリングシール20の点検を行い、点検の結果、部品交換が必要と判断される場合(S12でYESの場合)は、ステップS13に進む。次に、ステップS13でスプリングシール20の取外しを行う。
【0026】
次に、ステップS14で燃焼器ライナ11に新品のスプリングシール20を取り付ける。ステップS14が完了したら、次に、ステップS15で遮熱コーティング層x形成工程を実施する。ステップS15で実施される遮熱コーティング層x形成工程は、遮熱コーティング層xをスプリングシール20部も含めた燃焼器ライナ11の内面に対して形成する工程である。
【0027】
次に、ステップS16の拡散熱処理工程で、燃焼器ライナ11に対して拡散熱処理を行い、ボンドコートと燃焼器ライナ基材18内面との密着性を高める。しかし、このステップS16で行った拡散熱処理工程によって、スプリングシール20等に使用している析出強化合金は、強度が低下している。そこで、ステップS17の時効熱処理工程で、時効熱処理を行う。この時効熱処理を行うことにより、スプリングシール20は、低下した強度を回復することができる。ステップS17が完了すると遮熱コーティング工程は完了する。
【0028】
一方、ステップS12でスプリングシール20の点検を行った結果、部品交換が必要ないと判断される場合(S12でNOの場合)は、ステップS15に進み、ステップS15〜ステップS17までの処理を行う。
【0029】
図2に示される遮熱コーティング施工方法は、従来の遮熱コーティング施工方法と比較して、時効熱処理を行いスプリングシール20の低下した強度を回復させることにより、拡散熱処理によって強度が低下する、例えば、スプリングシール20等の析出強化合金を部品に使用する燃焼器に対しても遮熱効果に優れた遮熱コーティング層xを形成することができるので、従来の遮熱コーティング施工方法と比較して、遮熱性が向上する。従って、高温の燃焼ガス12からスプリングシール20への伝熱量も減少し、スプリングシール20の損傷を低減できる。
【0030】
また、遮熱コーティング工程内の遮熱コーティング層形成工程を1回にすることができるとともに、2度のマスキング作業工程およびマスキング除去工程とが削除できる。従って、作業効率は格段に改善され、作業工数も低減する。つまり、作業効率を改善して工期短縮化を図り、遮熱コーティング部14に遮熱効果が高い遮熱コーティング層13を形成することが可能な遮熱コーティング施工方法を提供することが可能となる。
【0031】
以上、説明したように本発明に係る遮熱コーティング施工方法の実施の形態によれば、燃焼器ライナ11にスプリングシール20を取り付けた状態で、遮熱コーティング層13を燃焼器ライナ11内面の遮熱コーティング部14に形成する遮熱コーティング層形成工程と、遮熱コーティング層13と燃焼器ライナ11内面との密着性を高める拡散熱処理工程とを行い、低下したスプリングシール20の強度を回復させる時効熱処理工程で、時効熱処理を行うことで、遮熱コーティング工程内の遮熱コーティング層形成工程1回と、2回のマスキング作業工程およびマスキング除去工程とが削除できる。従って、作業効率は格段に改善され、工期短縮化を図った遮熱コーティング施工方法を提供することが可能となる。
【0032】
また、時効熱処理工程を実施することで、拡散熱処理工程によって強度が低下したスプリングシール20の強度を回復させることができるので、遮熱コーティング層形成工程および拡散熱処理工程を実施して高い遮熱効果を有する遮熱コーティング層13が形成できる。従って、スプリングシール20等の拡散熱処理工程によって強度が低下する部位を有する部品に対しても高い遮熱効果を有する遮熱コーティング層13が形成可能な遮熱コーティング施工方法を提供することが可能となる。
【0033】
さらに、遮熱コーティング層形成工程後の拡散熱処理工程によって強度が低下したスプリングシール20等の析出強化合金に対しても時効熱処理工程で時効熱処理を行うことにより強度を回復することが可能であることから、燃焼器部品の補修時にはスプリングシール20等の部品そのものに損傷がない等、点検時に問題がない場合は新品の部品に交換する必要もなくなるため、補修時のコストも低減できる。
【0034】
さらにまた、従来の遮熱コーティング施工方法と比較して、例えば、スプリングシール20等の析出強化合金が用いられている燃焼器等に対しても、遮熱効果に優れた遮熱コーティング層xを形成することができるので、スプリングシール20等の析出強化合金からなる部品の遮熱性が向上する。従って、高温の燃焼ガス12からスプリングシール20への伝熱量も減少し、スプリングシール20の損傷を低減して、スプリングシール20の寿命を向上させる。スプリングシール20の寿命向上は、補修時のコスト低減に間接的に寄与する。
【0035】
尚、拡散熱処理工程によって強度が低下する対象は複数の部位であっても良いし、部品全体でも良いし、複数個以上の部品を有する組立品であっても良い。例えば、拡散熱処理工程によって強度が低下するのが、ある部品全体の場合、時効熱処理工程を実施することで、強度低下した部品全体の強度を回復することが可能となる。また、時効熱処理工程は、拡散熱処理工程後の強度がほぼ維持された部位に適用しても差し支えない。さらに、本発明の実施の形態には、拡散熱処理工程後の強度がほぼ維持された部位に時効熱処理工程を実施し、拡散熱処理工程後の強度に対して時効熱処理工程後の強度が増した場合も包含する。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る遮熱コーティング施工方法によれば、ジェットエンジン又はガスタービンの燃焼器等の部品を高温の燃焼ガスから保護するために施工される遮熱コーティング施工方法において、遮熱コーティング層形成工程と拡散熱処理工程とを実施して形成される遮熱効果の高い遮熱コーティング層を形成しても、時効熱処理工程で時効熱処理を行うことにより、拡散熱処理工程によって低下した部品の強度を回復させることが可能となる。従って、拡散熱処理工程によって強度が低下する部品の取付部位を気にすることなく、遮熱コーティング層形成工程と拡散熱処理工程とを実施して形成される遮熱効果の高い遮熱コーティング層が形成でき、遮熱コーティング施工作業の作業効率を改善して工期短縮化を図った遮熱コーティング施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮熱コーティング施工方法を施工する範囲を示す図であり、(A)はガスタービンの燃焼器ライナ付近の断面図、(B)は本発明に係る遮熱コーティング施工方法を施工する燃焼器ライナ内面を拡大した断面図。
【図2】本発明に係る遮熱コーティング施工方法により遮熱コーティング層を形成する手順を説明した作業工程フロー図。
【図3】従来の遮熱コーティング施工方法を施工する燃焼器ライナ内面を拡大し、遮熱コーティング工程施工範囲を示した断面図。
【図4】従来の遮熱コーティング施工方法により遮熱コーティング部を形成する手順を説明した作業工程フロー図。
【符号の説明】
10 ガスタービン
11 燃焼器ライナ
12 燃焼ガス
13 遮熱コーティング層(保護皮膜)
14 遮熱コーティング部
15 コンプレッサ
16 圧縮空気
17 燃料
18 燃焼器ライナ基材
20 スプリングシール
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for applying a thermal barrier coating to a component used in a high-temperature environment such as a combustor of a jet engine or a gas turbine.
[0002]
[Prior art]
Generally, a jet engine, a gas turbine engine, or a gas turbine takes compressed air from a compressor together with a fuel such as a jet fuel or a liquefied natural gas (LNG) into a combustion chamber and burns the fuel. It is converted into rotational energy as working medium. When converting to rotational energy, the combustion gas is used directly as the working medium. Therefore, parts such as a combustor provided in a jet engine, a gas turbine engine, or a gas turbine are exposed to a high temperature of 1000 ° C. or higher. It will be used under the environment. Therefore, a superalloy material such as a Ni-based or Co-based material having excellent high-temperature strength and high-temperature corrosion resistance is used for components used in an environment exposed to a combustion gas of 1000 ° C. or higher.
[0003]
In addition, in order to increase the high-temperature strength and high-temperature corrosion resistance of components exposed to high-temperature gas, in addition to the use of superalloy materials, they perform complicated cooling with cooling air and are exposed to high-temperature gas. A thermal barrier coating layer (protective film) is applied to the surface of the component. The thermal barrier coating layer is generally coated with MCrAlY-based metal as a bond coat for the purpose of oxidation resistance / corrosion and thermal stress relaxation on the component side serving as a base material, and has a low thermal conductivity as a top coat on the bond coat. It has a multilayer structure coated with a ceramic (ZrO 2 —Y 2 O 3 system) having a high heat shielding effect. By forming the heat-shielding coating layer having the multilayer structure on the surface of the component exposed to the high-temperature gas, the heat of the high-temperature gas is shielded, and the temperature rise of the component exposed to the high-temperature gas is reduced.
[0004]
As a method of forming a thermal barrier coating layer applied in the thermal barrier coating application method, vacuum plasma thermal spraying (VPS), also called atmospheric pressure plasma thermal spraying (APS), low pressure plasma thermal spraying (LPPS), and strain-resistant columnar shape are commonly used. A physical vapor deposition method (PVD) such as electron beam physical vapor deposition (EB-PVD) for giving a crystal structure, or a high-speed gas flame spraying method (HVOF) described in "JP-A-9-316622" is used.
[0005]
There are several types of thermal barrier coating layers formed in this way. In recent years, thermal barrier coatings having a high porosity and a large thickness have been applied to improve thermal barrier performance. . However, when the thickness of the thermal barrier coating layer is increased, peeling of the thermal barrier coating tends to occur during operation of the gas turbine. Therefore, a diffusion heat treatment for improving the adhesion of the bond coat to the base material is performed after the thermal barrier coating is applied to improve the peel resistance.
[0006]
Here, as one embodiment of the thermal barrier coating application method, FIG. 3 and FIG. 4 are used for the thermal barrier coating application method on the inner surface of the combustor liner 1 of the gas turbine exposed to a high-temperature combustion gas of 1000 ° C. or more. Will be explained.
[0007]
FIG. 3 is a cross-sectional view of the vicinity of the combustor liner 1 in which the thermal barrier coating portion 4 for protecting the combustor liner substrate 2 from the high-temperature combustion gas 3 is shown in an enlarged manner.
[0008]
According to FIG. 3, the thermal barrier coating section 4 includes a thermal barrier coating layer y and a thermal barrier coating layer in which the thermal barrier coating layer is thicker than the thermal barrier coating layer y and the porosity of the top coat layer is increased. Layer 2 has two types of thermal barrier coating layers, and the location of the spring seal 5 and the other locations are different in the type of thermal barrier coating layer. Specifically, a thermal barrier coating layer y is formed at a location of a spring seal 5 attached to the combustor liner 1, and a thermal barrier coating layer x is formed at other locations.
[0009]
During the operation of a jet engine, a gas turbine engine or a gas turbine, the thermal barrier coating layer x may be more easily peeled off than the thermal barrier coating layer y. To improve the adhesion between the thermal barrier coating portion 4 and the inner surface of the combustor liner 1 as a base material. However, the diffusion heat treatment step causes a decrease in the strength of components constituting a part of the combustor components, for example, components such as the spring seal 5.
[0010]
Therefore, when forming a thermal barrier coating layer on the inner surface of the combustor liner 1, the thermal barrier coating layer x that requires diffusion heat treatment is applied before attaching the spring seal 5, in order to avoid a decrease in the strength of the spring seal 5. After the spring seal 5 has been attached, the heat shield coating layer y that does not require a diffusion heat treatment step after the heat shield coating is formed is formed on the combustor liner substrate 2 at the location where the spring seal 5 is attached.
[0011]
FIG. 4 shows a work process flow chart for sequentially explaining the thermal barrier coating application method for forming the thermal barrier coating portion 4 of FIG. The block shown by the dotted line (step S1) is a process that occurs only when a component is repaired, and is a process that does not exist when a new component is manufactured.
[0012]
First, in step S1, the old thermal barrier coating (the thermal barrier coating layer after use) is removed and the spring seal 5 is removed. Next, in step S2, masking is performed so that the thermal barrier coating layer x is not formed on the inner surface of the combustor liner 1 where the spring seal 5 is attached.
[0013]
In the step S3 of forming a thermal barrier coating layer, a thermal barrier coating layer x is formed on the inner surface of the combustor liner 1. Next, in step S4, the masking applied to the mounting portion of the spring seal 5 is removed, and in step S5, a diffusion heat treatment step for increasing the adhesion between the bond coat of the thermal barrier coating layer x and the inner surface of the combustor liner substrate 2 is performed. I do. Then, when the diffusion heat treatment process in step S5 is completed, a new spring seal 5 is attached in step S6.
[0014]
Next, in step S7, the area where the thermal barrier coating layer x is formed, that is, the non-attached portion of the spring seal 5 is masked, and in step S8, the attached portion of the spring seal 5 on the inner surface of the combustor liner 1 is masked. A heat barrier coating layer y forming step is performed. By performing the step of forming the thermal barrier coating layer y in step S8, the thermal barrier coating layer y is formed, and the formation of the thermal barrier coating portion 4 is completed. Finally, in step S9, the masking of the non-attached portion of the spring seal 5 performed in step S7 is removed.
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the thermal barrier coating layer x is formed by the conventional thermal barrier coating application method, the thermal barrier coating layer x is provided in the combustor liner 1 in order to perform the diffusion heat treatment step so as to increase the adhesion to the inner surface of the combustor liner substrate 2. Some parts, for example, the spring seal 5 and the like have reduced strength. Therefore, when repairing the combustor parts, it is necessary to always replace all the parts with new parts from the viewpoint of ensuring safety even if the spring seal 5 itself is not damaged.
[0016]
Further, in the conventional thermal barrier coating application method, it is necessary to apply a thermal barrier coating layer y to a part mounting portion of the spring seal 5. Therefore, for example, it is necessary to perform masking so that the thermal barrier coating layer x is not applied to the installation site of the spring seal 5, and after replacing the spring seal 5 with a new one, the installation site of the existing thermal barrier coating layer x is applied. It is necessary to perform masking so that the thermal barrier coating layer y is not applied. For this reason, the conventional thermal barrier coating method has a complicated operation and an increased number of man-hours, leading to a longer work period of the thermal barrier coating work.
[0017]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and has improved workability in a thermal barrier coating application method applied to protect components such as a combustor of a jet engine or a gas turbine from high-temperature gas. It is intended to provide a thermal barrier coating construction method that shortens the construction period.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a method for applying a thermal barrier coating according to the present invention, as described in claim 1, heat-shields a component exposed to a high-temperature gas such as a jet engine, a gas turbine engine or a gas turbine. In a thermal barrier coating application method comprising a thermal barrier coating step of forming a coating layer to protect from a high-temperature gas, the thermal barrier coating step includes forming a thermal barrier coating layer on a surface of the component exposed to the high-temperature gas. Forming a thermal barrier coating layer; forming a thermal barrier coating layer; and performing a diffusion heat treatment step to increase adhesion between the surface of the component exposed to the high-temperature gas and the thermal barrier coating layer formed by the thermal barrier coating layer forming process. And an aging heat treatment step for restoring the strength of the steel sheet.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a thermal barrier coating application method according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1A is a cross-sectional view of the vicinity of a combustor liner 11 of a gas turbine 10, and FIG. 1B is a thermal barrier coating layer formed to protect the combustor liner 11 from a high-temperature combustion gas 12. FIG. 2 is a cross-sectional view of the combustor liner 11 in which a formation range (hereinafter, referred to as a thermal barrier coating portion) 14 of a (protective film) 13 is enlarged and shown in more detail.
[0021]
The gas turbine 10 shown in FIG. 1A guides compressed air 16 and fuel 17 discharged from a compressor 15 to a combustor liner 11 and causes the combustor liner 11 to burn. The generated combustion gas 12 is guided to a turbine (not shown) as a working medium for obtaining rotational energy. The thermal barrier coating 14 formed on the combustor liner 11 is located on the inner surface of the combustor liner 11 exposed to the combustion gases 12. Further, the thermal barrier coating layer 13 formed on the thermal barrier coating portion 14 is provided with a bond coat formed on the component surface serving as a base material, that is, a bond coat formed on the inner surface of the combustor liner base material 18, and a heat shield on the bond coat. It is a two-layer film structure having a top coat with high effect.
[0022]
FIG. 1B is an enlarged cross-sectional view of the thermal barrier coating portion 14 located on the inner surface of the combustor liner 11.
[0023]
According to FIG. 1 (B), the thermal barrier coating layer 13 formed on the thermal barrier coating section 14 is different from the thermal barrier coating section 4 formed by the conventional thermal barrier coating application method in that the spring seal 20 is attached. A thermal barrier coating layer (protective film) x is also applied to the part. In addition, a portion other than the mounting portion of the spring seal 20 is provided with the thermal barrier coating layer x in the same manner as the conventional thermal barrier coating application method. Therefore, the thermal barrier coating layer 13 formed on the thermal barrier coating part 14 has only the thermal barrier coating layer x.
[0024]
FIG. 2 shows a work process flow chart for sequentially explaining the work process up to forming the thermal barrier coating portion 14 shown in FIG. 1B, that is, the thermal barrier coating process. The blocks indicated by the dotted lines (steps S11 to S13) are steps that occur only when the parts are repaired, and do not exist when new parts are manufactured.
[0025]
According to FIG. 2, the procedure for forming the thermal barrier coating section 14 is to first remove the old thermal barrier coating (used thermal barrier coating layer) in step S11. Then, the spring seal 20 is inspected in step S12, and as a result of the inspection, if it is determined that the parts need to be replaced (YES in S12), the process proceeds to step S13. Next, the spring seal 20 is removed in step S13.
[0026]
Next, a new spring seal 20 is attached to the combustor liner 11 in step S14. When step S14 is completed, next, a step of forming a thermal barrier coating layer x is performed in step S15. The step of forming the thermal barrier coating layer x performed in step S15 is a step of forming the thermal barrier coating layer x on the inner surface of the combustor liner 11 including the spring seal 20.
[0027]
Next, in the diffusion heat treatment step of step S16, diffusion heat treatment is performed on the combustor liner 11 to increase the adhesion between the bond coat and the inner surface of the combustor liner base material 18. However, the strength of the precipitation-strengthened alloy used for the spring seal 20 and the like has been reduced by the diffusion heat treatment step performed in step S16. Therefore, the aging heat treatment is performed in the aging heat treatment step of Step S17. By performing the aging heat treatment, the spring seal 20 can recover the lowered strength. When step S17 is completed, the thermal barrier coating process is completed.
[0028]
On the other hand, as a result of checking the spring seal 20 in step S12, when it is determined that the parts need not be replaced (NO in S12), the process proceeds to step S15, and the processes from step S15 to step S17 are performed.
[0029]
In the thermal barrier coating application method shown in FIG. 2, compared with the conventional thermal barrier coating application method, the aging heat treatment is performed to recover the reduced strength of the spring seal 20, and the strength is reduced by the diffusion heat treatment. Since a heat-shielding coating layer x having an excellent heat-shielding effect can be formed even on a combustor using a precipitation-strengthened alloy such as a spring seal 20 for a part, the heat-shielding coating method can be formed in comparison with a conventional heat-shielding coating method. , Heat insulation is improved. Therefore, the amount of heat transfer from the high-temperature combustion gas 12 to the spring seal 20 is also reduced, and damage to the spring seal 20 can be reduced.
[0030]
In addition, the thermal barrier coating layer forming process in the thermal barrier coating process can be performed once, and the two masking operation processes and the masking removing process can be eliminated. Therefore, the work efficiency is remarkably improved and the number of work steps is reduced. That is, it is possible to provide a thermal barrier coating application method capable of improving the work efficiency and shortening the construction period, and forming the thermal barrier coating layer 13 having a high thermal barrier effect on the thermal barrier coating portion 14. .
[0031]
As described above, according to the embodiment of the thermal barrier coating application method according to the present invention, the thermal barrier coating layer 13 is shielded from the inner surface of the combustor liner 11 with the spring seal 20 attached to the combustor liner 11. Aging for recovering the reduced strength of the spring seal 20 by performing a process of forming a thermal barrier coating layer formed on the thermal coating unit 14 and a diffusion heat treatment process of increasing the adhesion between the thermal barrier coating layer 13 and the inner surface of the combustor liner 11. By performing the aging heat treatment in the heat treatment step, one heat shield coating layer forming step, two masking work steps, and a masking removing step in the heat shield coating step can be eliminated. Therefore, work efficiency is remarkably improved, and it is possible to provide a method of applying a thermal barrier coating with a shortened construction period.
[0032]
In addition, by performing the aging heat treatment step, the strength of the spring seal 20, whose strength has been reduced by the diffusion heat treatment step, can be recovered. Therefore, the heat shield coating layer forming step and the diffusion heat treatment step are performed to achieve a high heat shielding effect. Can be formed. Therefore, it is possible to provide a thermal barrier coating application method capable of forming a thermal barrier coating layer 13 having a high thermal barrier effect even on a component having a portion whose strength is reduced by a diffusion heat treatment process such as the spring seal 20. Become.
[0033]
Further, it is possible to recover the strength by performing the aging heat treatment in the aging heat treatment step even for the precipitation strengthened alloy such as the spring seal 20 whose strength has been reduced by the diffusion heat treatment step after the thermal barrier coating layer forming step. Therefore, when there is no problem during inspection, such as when the parts such as the spring seal 20 are not damaged when repairing the combustor parts, it is not necessary to replace the parts with new parts, so that the cost for repair can be reduced.
[0034]
Furthermore, as compared with the conventional thermal barrier coating application method, for example, even for a combustor or the like using a precipitation strengthened alloy such as the spring seal 20, a thermal barrier coating layer x having an excellent thermal barrier effect is formed. Since it can be formed, the heat shielding property of a component made of a precipitation strengthened alloy such as the spring seal 20 is improved. Accordingly, the amount of heat transferred from the high-temperature combustion gas 12 to the spring seal 20 is also reduced, and damage to the spring seal 20 is reduced, and the life of the spring seal 20 is improved. The improvement in the life of the spring seal 20 indirectly contributes to a reduction in cost for repair.
[0035]
The object whose strength is reduced by the diffusion heat treatment step may be a plurality of parts, the whole part, or an assembly having a plurality of parts or more. For example, in the case where the strength is reduced by the diffusion heat treatment process for a certain part as a whole, the aging heat treatment step can be performed to recover the strength of the whole part whose strength has been reduced. In addition, the aging heat treatment step may be applied to a portion where the strength after the diffusion heat treatment step is substantially maintained. Furthermore, in the embodiment of the present invention, the aging heat treatment step is performed on a portion where the strength after the diffusion heat treatment step is substantially maintained, and the strength after the aging heat treatment step is increased with respect to the strength after the diffusion heat treatment step. Is also included.
[0036]
【The invention's effect】
According to the thermal barrier coating application method according to the present invention, in a thermal barrier coating application method applied to protect components such as a combustor of a jet engine or a gas turbine from a high-temperature combustion gas, a thermal barrier coating layer forming step Even if a heat-shielding coating layer having a high heat-shielding effect is formed by performing the diffusion heat treatment step, the aging heat treatment is performed in the aging heat treatment step to recover the strength of the component reduced by the diffusion heat treatment step. It becomes possible. Therefore, a heat-shielding coating layer having a high heat-shielding effect formed by performing the heat-shielding coating layer forming step and the diffusion heat-treating step can be formed without worrying about a mounting portion of a component whose strength is reduced by the diffusion heat treatment step. Thus, it is possible to provide a thermal barrier coating application method in which the work efficiency of the thermal barrier coating application operation is improved and the construction period is shortened.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a view showing a range in which a thermal barrier coating method according to the present invention is applied, (A) is a cross-sectional view near a combustor liner of a gas turbine, and (B) is a thermal barrier coating application according to the present invention. Sectional drawing which expanded the inner surface of the combustor liner which applied the method.
FIG. 2 is a work process flowchart illustrating a procedure for forming a thermal barrier coating layer by the thermal barrier coating application method according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an enlarged inner surface of a combustor liner for applying a conventional thermal barrier coating method, and showing a range of the thermal barrier coating process.
FIG. 4 is a work process flowchart illustrating a procedure for forming a thermal barrier coating portion by a conventional thermal barrier coating application method.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 Gas turbine 11 Combustor liner 12 Combustion gas 13 Thermal barrier coating layer (protective film)
14 Thermal barrier coating section 15 Compressor 16 Compressed air 17 Fuel 18 Combustor liner substrate 20 Spring seal

Claims (1)

ジェットエンジン、ガスタービンエンジン又はガスタービン等の高温ガスに曝される部品に遮熱コーティング層を形成して高温ガスから保護する遮熱コーティング工程を備えた遮熱コーティング施工方法において、
前記遮熱コーティング工程は、前記部品の高温ガスに曝される面に対して遮熱コーティング層を形成する遮熱コーティング層形成工程と、
前記部品の高温ガスに曝される面と前記遮熱コーティング層形成工程により形成された遮熱コーティング層との間の密着性を高める拡散熱処理工程と、部品の強度を回復させる時効熱処理工程とを備えることを特徴とする遮熱コーティング施工方法。
In a thermal barrier coating application method comprising a thermal barrier coating step of forming a thermal barrier coating layer on a component exposed to a high-temperature gas such as a jet engine, a gas turbine engine, or a gas turbine to protect the component from the high-temperature gas,
The thermal barrier coating step, a thermal barrier coating layer forming step of forming a thermal barrier coating layer on the surface of the component exposed to the high-temperature gas,
A diffusion heat treatment step for increasing the adhesion between the surface of the component exposed to the high-temperature gas and the thermal barrier coating layer formed by the thermal barrier coating layer forming step, and an aging heat treatment step for restoring the strength of the component. A method for applying a thermal barrier coating, comprising:
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