JP2004092035A - Structure of traveling rail for cart - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,駆動手段と操舵手段とを備えたカートが走行するゴルフ場の芝生コース等の道路に設けられた走行路におけるカート走行レール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年,ゴルフ競技に関しては,プロゴルファのみならず,一般の人々が娯楽,スポーツとして大いに楽しむようになった。また,ゴルフ競技においては,ゴルフ道具は,キャディに依頼して搬送するよりも,無人走行のカートを利用して搬送するようになった。しかしながら,カートがゴルフ場内の芝生を自由にどこでも走行することはできず,ゴルフ場ではカートの走行路のルートが決められており,ゴルフ場の芝生コースにカートの誘導路が作られているのが一般的である。
【0003】
従来,カートの走行路は,ゴルフ場では,カートが走行する道路部分は,アスファルトやコンクリートによって作られ,その領域には芝生が生えておらず,地面がむき出しの状態になっているのが一般的である。
【0004】
従来,無人搬送車誘導装置として,特開平7−98612号公報に開示されたものが知られている。上記無人搬送車誘導装置は,無人搬送車の走行する誘導路に誘導路用ブロックを設置し,誘導路用ブロックには永久磁石が設けられており,永久磁石に磁界を発生させ,この磁界により無人搬送車が誘導されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,ゴルフ場に無人搬送車の誘導路を作った場合には,ゴルフ場に芝生のみでない土壌や舗装道路がむき出しになり,余り景観のよいものではない。そこで,ゴルフ場の芝生コースにおいて,カートをスムーズに走行させると共に,景観を良くすることが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,駆動手段と操舵手段とを備えたカートが走行するゴルフ場の芝生コース等の道路に設けられた走行路において,ゴルフ場の芝生コース内の芝生を傷めることなく,一面を芝生で形成すると共に,無人搬送車即ちカートの走行を可能にし,電磁誘導式のカートにはタイヤの走行振れが無く,良好な走行を可能にするカート走行レール構造を提供することである。
【0007】
この発明は,駆動手段と操舵手段とを備えたカートが走行するゴルフ場の芝生コース等の道路に設けられた走行路において,前記走行路に沿って敷設され且つ前記カートの両側のタイヤがそれぞれ通る一対の走行レール,及び前記走行レール間で前記走行路に沿って隔置して配設され且つ前記カートを誘導するための永久磁石部材を備えていることを特徴とするカート走行レール構造に関する。
【0008】
前記カートは,前記永久磁石部材の磁界を検出する磁気センサ,及び前記磁気センサからの検出信号に応答して前記駆動手段と前記操舵手段とを制御するコントローラを有するものである。
【0009】
このカート走行レール構造では,前記走行レールは,前記走行路に沿って延びる地中に敷設された基礎,前記基礎上に固定されて前記走行路に沿って延びる地中に敷設された地中レールベース,及び前記地中レールベースに取り付けられ且つ地上に露出して前記走行路に沿って延びる前記カートのタイヤが通る複数のレール部を立設させたベース板を備えたレール本体を有するものである。また,前記地中レールベースは中央部に沿って上方に延びる溝付きウエブを有し,前記レール本体は前記溝付きウエブに嵌合する下方に延びるレールウエブと,前記レールウエブに一体に形成され且つ前記レール部を立設させたベース板とを有している。
【0010】
このカート走行レール構造は,前記レール本体,前記地中レールベース及び前記基礎が前記走行路に形成された路溝内に配置され,前記レール本体の前記レールウエブが嵌合した前記地中レールベースの前記溝付きウエブの高さに対応する前記レール本体と前記地中レールベースとの間の前記路溝内の領域,及び前記路溝内の前記基礎の周囲領域には埋め戻し土が充填されているものである。
【0011】
又は,前記走行レールは,前記走行路に沿って延びる地中に敷設された基礎,前記基礎上に固定されて前記走行路に沿って延び且つ地上に露出して前記走行路に沿って延びる前記カートのタイヤが通る複数のレール部を立設させたベース板を備えたレール本体を有するものである。
【0012】
このカート走行レール構造は,前記レール本体を構成する前記レール部には,前記カートの前記タイヤのすべり止めとなる上面が開口する切欠きが形成されている。
【0013】
また,このカート走行レール構造は,前記レール本体を構成する前記レール部と前記ベース板には,前記走行路における水抜きと芝生育成のための多数の水抜き育成用孔,スリット等の通口が形成されている。
【0014】
更に,前記走行レールを構成する前記基礎は,前記走行路に沿って形成された路溝に埋設された発泡樹脂板,砂利又はコンクリートである。
【0015】
このカート走行レール構造は,前記走行レール間及び前記レール部間には,前記芝生が植えられている。
【0016】
また,前記永久磁石部材は,内周面に支持突起を備えた両端が開口する筒状のケース,前記ケース内で前記支持突起に支持された永久磁石,及び前記ケースの上部に嵌合する蓋体から構成されている。
【0017】
前記走行レール間で前記走行路に沿って延びている前記カートを誘導するための誘導線は,前記走行路を横切る溝においてコンクリートで被覆された鉄板から成るU字溝に充填された非金属に形成された配線溝内に配設されている。
【0018】
また,前記誘導線は,前記走行路に形成された配線溝に配設又は前記走行路に設置された導線受けピンによって支持される。
【0019】
この発明によるカート走行レール構造は,上記のように構成されているので,例えば,芝コース内にカート用走行路を作る場合に,カート用走行路の路肩の修理用として適用して好ましいものであり,走行路における芝生に無人搬送車即ちカートのタイヤが入ること無く,レール部を走行するので,カートの荷重が芝生にかかることなく,芝生が剥げたりすることがない。また,このカート走行レール構造は,ゴルフ場にカートを走行させる走行路に関するものであり,カートのタイヤが走行する部分のみにタイヤの走行時に支持できる複数のレール部を形成し,走行路から縁石を排除し,レール部以外の領域には芝生を植え込んだ状態にして,ゴルフ場を一面芝生で埋めつくし,極めて景観を良くすると共に,カートの走行をスムーズに行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明によるカート走行レール構造の実施例を説明する。まず,図1,図2及び図3を参照して,この発明によるカート走行レール構造の一実施例を説明する。
【0021】
このカート走行レール構造は,ゴルフ場内において使用されるゴルフカートである無人搬送車即ちカート4の走行におけるカート専用道路として構成したものである。このカート走行レール構造は,ゴルフ場の芝生コース内に一般的なアスファルトやコンクリートの道路を作らず,カート4の走行路1として,カート4が走行する道路をレール構造に構成したものであり,芝生19の中に左右のタイヤ5の走行部のみに堅固な走行レール2を形成し,芝生19の中を芝生19を傷めることなく,カート4を走行させ,ゴルフ競技に支障とならない芝生コースを完成させるものである。また,このカート走行レール構造は,カート4の走行路1を地中の基礎部と地上の走行レール部の上下に分けて構成されている。
【0022】
このカート走行レール構造は,駆動手段と操舵手段とを備えたカート4が走行するゴルフ場の芝生19に設けられた走行路1において,走行路1に沿って敷設され且つカート4の左右のタイヤ5がそれぞれ通る一対の走行レール2,及び走行レール2間で走行路1に沿って隔置して配設され且つカート4を誘導するための永久磁石部材3を備えている。カート4は,永久磁石部材3の磁界を検出する磁気センサ,及び該磁気センサからの検出信号に応答して駆動手段と操舵手段とを制御するコントローラを有している。
【0023】
図1及び図2に示すように,走行レール2は,基礎部を構成する走行路1に沿って延びる地中に敷設された基礎6及び基礎6上に固定されて走行路1に沿って延びる地中に敷設された地中レールベース7,並びに走行レール部を構成する地中レールベース7に取り付けられ且つ地上に露出して走行路1に沿って延びるカート4のタイヤ5が通る複数のレール部8を備えたレール本体9を有する。このカート走行レール構造では,走行路1に路溝18が形成され,路溝18にはその底部に砂利32が敷き詰められ,砂利32の上に基礎6が設置されている。基礎6には地中レールベース7が固定され,地中レールベース7にレール本体9が取り付けられている。地中レールベース7とレール本体9との取付けは,レール本体9のレールウエブ11が地中レールベース7の溝付きウエブ10に嵌合することによって達成される。溝付きウエブ10の高さに対応するレール本体9のベース部40と地中レールベース7のベース板12との間の路溝18内の領域,及び路溝18内の基礎6の周囲領域には,埋め戻し土33が充填されている。
【0024】
このカート走行レール構造において,基礎6,地中レールベース7及びレール本体9を作製する材料は,剛性があって強度を備えておればよく,材料に限定されるものではなく,例えば,産業廃棄物の圧縮材でも使用できる。このカート走行レール構造は,例えば,レール本体9を鉄,鋳物,アルミニウム等の金属材で作ることができるが,地中においての腐食や錆を考慮すると,塩化ビニル等の合成樹脂で作ることができ,強度も十分に確保できるものである。
【0025】
走行レール2の走行レール部は,水抜き育成用孔,スリット等の通口17を備えたベース部40,ベース部40に上方へ延びるように立設した切欠き付きのリブの形状に形成したレール部8,及びベース部40に下方へ延びるレールウエブ11を一体構造に構成したレール本体9によって構成されている。レール本体9は,溝付きウエブ10に嵌合する下方に延びるレールウエブ11,及びレールウエブ11が一体に形成され且つ複数のレール部8が立設したベース板12を有している。レール本体9には,複数本(図1,2では,3本)のレール部8が設けられている。このカート走行レール構造は,レール部8が複数本設けられ,大きな内外輪差のある曲がり走行路に対応でき,二重に走行レール2を敷設する必要がないものである。
【0026】
また,走行レール2の基礎部は,走行路1に沿って延びる地中に敷設された基礎6,及び基礎6上に固定されて走行路1に沿って延びる地中に敷設された地中レールベース7から構成されている。地中レールベース7は,基礎6上に固定されたベース板12,及び中央部に長手方向に沿って上方に延びる溝付きウエブ10から構成されている。走行レール部のレールウエブ11は,地中レールベース7の溝付きウエブ10に差し込んで嵌合することによって,レール本体9と地中レールベース7とを固定し,レール本体9を通じてカート4の荷重を基礎部で支持するように構成されている。また,止め釘35は,地中レールベース7に形成された固定用のピン孔44と基礎6に形成された固定用のピン孔36に挿通され,外部の土41に打ち込まれ,基礎6と地中レールベース7とが路溝18に強固に固定されている。
【0027】
このカート走行レール構造は,走行レール2の直線部分では,地中部の発泡樹脂板等の基礎6,地中レールベース7及び地上のレール本体9は,互いの接続部のジョイント施工時に,図3に示すように,長手方向に互いにずらして配設することにより,走行レール2は走行路1において不動になり,沈下は皆無に近くなる。従来のカート走行路は,一般の道路として造られているので,長期の使用において,タイヤ走行部の外側のみが傷みが激しくなり,路面が沈んだりするが,このカート走行レール構造を走行路1に適用すれば,沈下等の現象を避けることができる。
【0028】
このカート走行レール構造は,地下の基礎6と地中レールベース7との基礎部と,地上のレール部8を持つレール本体9とを着脱可能な構造に構成しているので,例えば,地上部のレール本体9が破損した場合には,レール本体9のみを交換でき,走行路1の補修を極めて容易に行うことができ,低コストで走行路1を補修することができる。しかも,地中レールベース7に設けた溝付きウエブ10は,上方が開口しているので,基礎6及び地中レールベース7を路溝18に配置して固定し,次いで,埋め戻し土33を充填して固めた後に,レール本体9のレールウエブ11を溝付きウエブ10に上方から差し込むことによって,地中レールベース7にレール本体9を容易に固定することができる。また,このカート走行レール構造は,タイヤ5が走行するタイヤ5の下方のみにレール部8が有り,レール部8を持つレール本体9に対する基礎部が発泡樹脂板等の基礎6で補強され,その隙間には埋め戻し土33を充填できるので,カート4の荷重を支持するには,十分な強度を確保できる。
【0029】
また,このカート走行レール構造は,路溝18内に収容された基礎6上に固定された地中レールベース7とレール本体9との間の空間部には,埋め戻し土33が埋め戻されるので,芝生19の生育に十分な埋め戻し土33を確保でき,また,埋め戻し土33として芝生19の生育に適した土を選定すれば,芝生生育の効果は更に良好になる。しかも,レール本体9には,切欠き43,スリット,孔等の通口17が形成されているので,芝生19の地下根の成長も阻害されることがない。従って,このカート走行レール構造は,タイヤ5を支えるレール部8の複数のラインのみが走行レール2として見える外は,一面に芝生19が生えた景観のよい芝生コースが完成する。
【0030】
レール本体9を構成するレール部8とベース板12には,走行路1における水抜きと芝生19の育成のために多数の水抜き育成用孔,スリット,切欠き等の通口17が形成されている。レール本体9には,芝生張り代があり,水抜きを兼ねた芝生19の下根の育成用の孔,スリット等の通口17が形成されているので,芝生19の生育を妨げることがなく,芝生19は良好に育つことができる。また,レール本体9には,切欠き43が形成されているので,芝生19の上根育成を兼ねて走行レール2の上り坂や下り坂等の斜面でも,タイヤ5がスリップすることなく,カート4をスムーズに走行させることができる。
【0031】
また,走行レール2を構成する基礎6は,走行路1に沿って延びる路溝18に埋設された発泡樹脂板,砂利,或いはコンクリート板である。更に,このカート走行レール構造では,走行レール2間及びレール部8間には,芝生19が植えられている。このカート走行レール構造は,走行路1の工法的にも,芝生19に大敵であるセメント,砂利,油系製品の使用を避けることができ,基礎6を砂,発泡樹脂板等の材料で構成することによって,芝生19の生育を妨げず,芝生19の生育が良好になり,走行レール2自体をローコストで作ることができ,走行路1の工期を大幅に短縮できる。
【0032】
このカート走行レール構造は,地下の基礎部と地上のレール部8を持つレール本体9とに分離可能に構成したので,基礎部の土の埋め戻しが簡単になり,地固めも簡単になり,確実に作ることができ,埋め戻し土33によってレール本体9の落ち込みを防止でき,地固め後に地上部のレール本体9を基礎部の地中レールベース7の溝付きウエブ10に差し込むことにより一体化することができる。基礎部には,固定用のピン孔36が設けられており,固定用のピン孔36には止め釘35が挿通されて外部或いは地下の土41に打ち込まれている。従って,走行レール2の基礎6上への土33の埋め戻し時又は転圧地固め時にも,路溝18内で基礎6が動いたり,基礎6の設置誤差が発生することがない。
【0033】
次に,図4を参照して,この発明によるカート走行レール構造の別の実施例を説明する。このカート走行レール構造では,走行レール2は,走行路1に沿って延びる地中に敷設された基礎13,基礎13上に固定されて走行路1に沿って延び且つ地上に露出して走行路1に沿って延びるカート4のタイヤ5が接して走行する複数のレール部14を備えたレール本体15を有する。また,レール本体15は,レール部14を立設させたベース板16を有している。また,このカート走行レール構造は,走行レール2間を路面の仕上げに仕上げ材で強固に補強することができ,コンクリートに鉄筋等を組み込む場合にも落ち込み等が発生しないようにレール本体15がかぶり,レール本体15の下方の基礎13の厚さを十分にとれるように構成できる。
【0034】
図4に示す実施例では,レール部14は,走行路1の芝生19との境界に位置するレール部14が高く形成され,内側のレール部14Lは低く形成され,走行路1の全面においてアスファルトやコンクリート34によって表面仕上げされており,レール部14の上面は露出してタイヤ5に接するが,レール部14Lはアスファルトやコンクリート34の補強材として機能している。また,この場合には,走行レール2間には芝生19は植えられていない。また,走行レール2間の中間領域には,カート1の荷重はかからないので,その中間領域に配置されるアスファルトやコンクリート34の強度は余り強固である必要がなく,仕上げ材も最小の厚さで良く,走行路1を低コストで作ることができる。また,この実施例では,走行レール2間には,永久磁石部材3と誘導線24が設置されている。なお,このカート走行レール構造は,一般道路の路肩にも適用できる。即ち,この発明のカート走行レール構造を一般道路に適用した場合には,下層の砂利32が基礎部13のため横逃げせず,上からの圧力即ち荷重のみとなり,路肩が欠けたり,傷むことが無く,路肩の欠け防止や縁切りのための縁石を省略でき,カートの走行路を低コストで作ることができ,工期を短縮して完成できる。
【0035】
次に,図5を参照して,この発明によるカート走行レール構造の更に別の実施例を説明する。この実施例は,図4の実施例におけるレール部14,14Lの構造と走行レール2間の状態が異なる以外は,同一の構成である。即ち,この実施例のレール部30は,基礎13に直接設置されたベース板31に全て同一高さに立設して形成されており,走行レール2間には芝生19を植え込むことができるものである。言い換えれば,図5の実施例は,図2に示す実施例から地中レールベースを排除した構造に相当している。
【0036】
図6及び図7に示すように,このカート走行レール構造では,カート4を誘導するための誘導線24は,走行路1における走行レール2間に走行路1に沿って延びている。走行路1を横切る溝29には,コンクリート26で被覆された鉄板27から成るU字溝25が掛け渡されており,誘導線24は,U字溝25に充填されたコンクリート又はアミコン等の非金属材42中に形成された内を配設され,アスファルト等の非金属材46で固定されている。誘導線24が在るところでは,誘導線24より50mm以内には,鉄製品を設置することができないため,スリットを持つ鉄板27で作ったU字溝25を,U字溝25の壁面が50mm以上の所になるように構成し,鉄板27が地中に埋められるため,鉄板27の表面をコンクリート26で被覆する。誘導線24は,U字溝25に配置することにより,周囲の鉄製品或いは他の電磁波に乱されることがなく,誘導線24の電磁波を保護することができる。更に,図8に示すように,誘導線24を受けるピン28は,L型ピン本体37と,上部水平部38に固定されたピン受け39とから構成されている。ピン28は,誘導線24を配設する配線溝(図示せず)を設けることができない走行路1の領域に使用して有用である。
【0037】
図9に示すように,永久磁石20を収容するケース22から成る永久磁石部材3は,内周面に支持突起21を備えた両端が開口する筒状のケース22,ケース22内で支持突起21に支持された永久磁石20,及びケース22の上部に嵌合する蓋体23から構成されている。永久磁石部材3は,カート4の電磁誘導の制御用の永久磁石20を持ち,永久磁石20をアスファルトやコンクリートで固定できないような所で有効である。また,永久磁石20がケース22内で支持突起21に支持されるので,永久磁石20が地中へ沈下することがなく,常に良好に機能することができる。更に,筒状のケース22は,上下部が開口しているので,埋め戻し砂や土を上部から充填できると共に,蓋体23との隙間から進入した水の水抜きにも有効に作用する。また,ケース22には,樹脂製の蓋体23が設けられているので,上方を芝刈り機械等の作業車が通過しても,永久磁石20が持ち上がったり,機械器具に吸着したりすることがなく,永久磁石20の設置位置がずれたり,無くなったりすることがない。
【0038】
【発明の効果】
この発明によるカート走行レール構造は,上記のように構成されているので,芝生と道路部の見切りも付き,コンクリート製の縁石も必要でなくなり,走行路を作るのに,ローコストで工期も短縮でき,芝生コースをきれいに仕上げることができる。また,このカート走行レール構造は,タイヤが走行する部分のみに基礎部を形成し,基礎部上にレール部を持つレール本体を敷設するので,専門業者に工事をさせる必要がなく,素人でも工事を行うことができる。また,このカート走行レール構造は,ゴルフ場の芝生コース内にカート道路としてのアスファルトやコンクリートが剥き出しになることがなく,タイヤを芝生の中でタイヤの接地面の最小領域でレール面で受け,芝生にはカートの荷重をかけずに芝生が剥がれることなく,芝生を傷めず,カートが走行することになり,景観を一層良好にすると共に,ゴルフ競技の支障になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカート走行レール構造の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1のカート走行レール構造における走行レールを示す断面図である。
【図3】図1のカート走行レール構造における走行レールの長手方向を示す断面図である。
【図4】この発明によるカート走行レール構造における走行レールの別の実施例を示す断面図である。
【図5】この発明によるカート走行レール構造における一方の走行レールを示す更に別の実施例である断面図である。
【図6】ゴルフ場における走行路を横切る溝を示す説明図である。
【図7】図6の溝に配設されるU字溝を示す断面図である。
【図8】誘導線を支持する受けピンを示す正面図である。
【図9】走行路に沿って配設される永久磁石部材の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 走行路
2 走行レール
3 永久磁石部材
4 カート
5 タイヤ
6,13 基礎
7 地中レールベース
8,14,30 レール部
9,15 レール本体
10 溝付きウエブ
11 レールウエブ
12,16,31 ベース板
17 通口
18 路溝
19 芝生
20 永久磁石
21 支持突起
22 ケース
23 蓋体
24 誘導線
25 U字溝
26 コンクリート
27 鉄板
28 誘導線用ピン
29 走行路を横切る溝
32 砂利
33 埋め戻し土
34 アスファルト又はコンクリート
35 止め釘
36 固定用のピン孔
37 ピン本体
38 水平部
39 ピン受け
40 ベース部
41 外部の土
42 非金属材
43 切欠き
44 地中レールベースの固定用のピン孔
45 溝
46 非金属材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cart running rail structure on a running path provided on a road such as a lawn course of a golf course on which a cart having a driving means and a steering means runs.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, not only professional golfers but also ordinary people have enjoyed golf competitions greatly as entertainment and sports. In addition, in golf competitions, golf tools are now transported using unmanned carts, rather than being transported to caddies. However, the cart cannot travel freely on the grass in the golf course anywhere, and the course of the cart has been decided at the golf course, and the taxiway for the cart has been created on the grass course of the golf course. Is common.
[0003]
Conventionally, carts have been used in golf courses in which golf courses are made of asphalt or concrete, and the area where the carts run is made of asphalt or concrete, and there is no lawn in the area, leaving the ground exposed. It is a target.
[0004]
2. Description of the Related Art Conventionally, an automatic guided vehicle guidance device disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-98612 is known. In the automatic guided vehicle guidance device described above, a guideway block is installed on a guideway on which the automatic guided vehicle runs, and a permanent magnet is provided in the guideway block, and a magnetic field is generated in the permanent magnet. An automated guided vehicle is being guided.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when an automatic guided vehicle guideway is formed in a golf course, soil and paved roads other than grass are exposed in the golf course, and the scenery is not very good. Therefore, it is desired to make the cart run smoothly and to improve the landscape on the grass course of the golf course.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-mentioned problem, and a golf course having a driving course and a steering means is provided on a road such as a grass course of a golf course where a cart travels. The cart runs to form a surface on the grass without damaging the grass inside, and to enable the automatic guided vehicle, that is, the cart to run, and the electromagnetic induction type cart has no tire run-out and enables good running. It is to provide a rail structure.
[0007]
According to the present invention, in a traveling path provided on a road such as a lawn course of a golf course on which a cart having a driving means and a steering means travels, tires laid along the traveling path and tires on both sides of the cart are respectively provided. A cart running rail structure comprising: a pair of running rails passing therethrough; and a permanent magnet member disposed between the running rails along the running path and guiding the cart. .
[0008]
The cart includes a magnetic sensor that detects a magnetic field of the permanent magnet member, and a controller that controls the driving unit and the steering unit in response to a detection signal from the magnetic sensor.
[0009]
In this cart traveling rail structure, the traveling rail includes a foundation laid in the ground extending along the traveling path, and an underground rail fixed on the foundation and laid in the ground extending along the traveling path. A rail body having a base plate mounted on the underground rail base and having a plurality of rail portions erecting a plurality of rail portions that are exposed on the ground and extend along the traveling path and through which the cart tires pass. is there. The underground rail base has a grooved web extending upward along a center portion, and the rail main body is formed integrally with the rail web extending downward and fitted to the grooved web. And a base plate on which the rail portion is erected.
[0010]
In the cart running rail structure, the rail body, the underground rail base, and the foundation are disposed in a path groove formed in the running path, and the underground rail base fitted with the rail web of the rail body. Backfill soil is filled in an area in the path groove between the rail main body and the underground rail base corresponding to the height of the grooved web and an area around the foundation in the path groove. Is what it is.
[0011]
Or the traveling rail is a foundation laid in the ground extending along the traveling path, and is fixed on the foundation, extends along the traveling path, and is exposed on the ground and extends along the traveling path. It has a rail body provided with a base plate on which a plurality of rail portions through which a tire of a cart passes are erected.
[0012]
In this cart running rail structure, a notch is formed in the rail portion constituting the rail main body, the upper surface of the cart serving as a slip stopper for the tire being opened.
[0013]
Further, in this cart running rail structure, the rail portion and the base plate constituting the rail main body are provided with a large number of drainage holes, slits and the like for drainage and lawn growth on the traveling path. Is formed.
[0014]
Further, the foundation constituting the traveling rail is a foamed resin plate, gravel or concrete embedded in a path groove formed along the traveling path.
[0015]
In this cart running rail structure, the lawn is planted between the running rails and between the rail portions.
[0016]
The permanent magnet member includes a cylindrical case having a support protrusion on an inner peripheral surface and having both ends opened, a permanent magnet supported by the support protrusion in the case, and a lid fitted on an upper portion of the case. Consists of the body.
[0017]
The guide lines for guiding the cart extending along the running path between the running rails are formed of non-metal filled in a U-shaped groove made of a concrete-coated iron plate in a groove crossing the running path. It is arranged in the formed wiring groove.
[0018]
The guide wire is provided in a wiring groove formed in the travel path or supported by a lead receiving pin provided in the travel path.
[0019]
Since the cart running rail structure according to the present invention is configured as described above, for example, when a cart running path is formed in a turf course, the cart running rail structure is preferably applied for repairing a shoulder of the cart running path. In addition, since the automatic guided vehicle, that is, the cart, travels on the rail without entering the lawn on the traveling path, the load of the cart is not applied to the lawn, and the lawn does not come off. This cart running rail structure relates to a running path for running a cart on a golf course, and a plurality of rail portions that can be supported during running of the tire are formed only in a portion where the tire of the cart runs, and a curb is formed from the running path. The golf course can be completely covered with lawn in areas other than the rails, and grass can be buried in areas other than the rails, so that the scenery can be extremely improved and the cart can run smoothly.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a cart running rail structure according to the present invention will be described with reference to the drawings. First, an embodiment of a cart running rail structure according to the present invention will be described with reference to FIG. 1, FIG. 2 and FIG.
[0021]
The cart running rail structure is configured as an unmanned carrier, which is a golf cart used in a golf course, that is, a cart-only road for running the cart 4. In this cart running rail structure, a general asphalt or concrete road is not formed in a lawn course of a golf course, and a road on which the cart 4 runs is formed as a running
[0022]
The cart running rail structure is provided along a running
[0023]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the traveling
[0024]
In this cart running rail structure, the material for forming the
[0025]
The running rail portion of the running
[0026]
The foundation of the traveling
[0027]
In the cart running rail structure, in the straight portion of the running
[0028]
In this cart running rail structure, the base part of the
[0029]
In this cart running rail structure, the
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
Since the cart running rail structure is configured to be separable into a base part underground and a
[0033]
Next, another embodiment of the cart running rail structure according to the present invention will be described with reference to FIG. In this cart running rail structure, the running
[0034]
In the embodiment shown in FIG. 4, the
[0035]
Next, another embodiment of the cart running rail structure according to the present invention will be described with reference to FIG. This embodiment has the same configuration except that the structure of the
[0036]
As shown in FIGS. 6 and 7, in this cart running rail structure, a
[0037]
As shown in FIG. 9, a
[0038]
【The invention's effect】
Since the cart running rail structure according to the present invention is constructed as described above, the lawn and the road are cut off, no concrete curb is required, and the construction time can be reduced at a low cost to construct the running path. , The lawn course can be finished neatly. In addition, since this cart running rail structure forms a base only on the part where the tire runs, and lays the rail body with the rail on the base, there is no need to have a specialized contractor work, and even a layman can work. It can be performed. In addition, this cart running rail structure prevents the asphalt and concrete as a cart road from being exposed on the grass course of the golf course, and receives the tire on the rail surface in the minimum area of the tire contact surface in the grass. The lawn does not come off without applying the load of the cart, the lawn is not damaged, the cart runs, and the landscape is further improved, and the golf game is not hindered.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing one embodiment of a cart running rail structure according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing a traveling rail in the cart traveling rail structure of FIG.
FIG. 3 is a sectional view showing a longitudinal direction of a traveling rail in the cart traveling rail structure of FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view showing another embodiment of the traveling rail in the cart traveling rail structure according to the present invention.
FIG. 5 is a sectional view showing still another embodiment of one running rail in the cart running rail structure according to the present invention.
FIG. 6 is an explanatory view showing a groove crossing a running path in a golf course.
FIG. 7 is a sectional view showing a U-shaped groove provided in the groove of FIG. 6;
FIG. 8 is a front view showing a receiving pin that supports a guide wire.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing one embodiment of a permanent magnet member disposed along a traveling path.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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