JP2004091246A - Method for melting iron-phosphate glass - Google Patents

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JP2004091246A JP2002253121A JP2002253121A JP2004091246A JP 2004091246 A JP2004091246 A JP 2004091246A JP 2002253121 A JP2002253121 A JP 2002253121A JP 2002253121 A JP2002253121 A JP 2002253121A JP 2004091246 A JP2004091246 A JP 2004091246A
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glass material
melting
iron phosphate
phosphate glass
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Hisaki Fukui
福井 寿樹
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To melt an iron-phosphate glass material in a stable condition. <P>SOLUTION: The iron-phosphate glass material 15 is supplied in a container 16 made of a conductive ceramic such as silicon carbide, or zirconium boride, and the container 16 is housed in the furnace body 18 in a heating furnace 17. Next, the container 16 is heated, by supplying electric power to an induction heating coil 19 embedded in the furnace body 18, to raise the temperature atmosphere in the container 16 nearly to 1,200°C, so that the iron-phosphate glass material 15 is indirectly heated and melted. Since the container 16 made of a ceramic is not eroded by iron-phosphate glass in a molten state, the glass material 15 in the container 16 is kept hot in a molten state by induction heating. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄リン酸ガラスの溶融方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は廃液のガラス固化処理に用いるガラス溶融炉の一例を示すものであり、このガラス溶融炉は、上下方向中間部分から下方へ向かって水平開口断面が徐々に縮小する形状の溶融空間1を有し且つ耐火材により形成された溶融炉本体2を備えている。
【0003】
溶融炉本体2の上部には、原料供給管3、廃液供給管4、及び排気管5が溶融空間1に連通するように接続されている。
【0004】
溶融炉本体2には、溶融空間1の上下方向中間部分で向き合う一対の主電極6と、溶融空間1の底部近傍に位置する底部電極7とが、溶融空間1に貯留される溶融ガラス13に浸漬するように設けられている(特許文献1参照)。
【0005】
また、溶融炉本体2下部には、溶融空間1に連通する流下ノズル8と、該流下ノズル8を取り囲む誘導加熱コイル9と、流下ノズル8に冷却用空気を吐出可能な空気噴射管10とが設けられている。
【0006】
更に、溶融炉本体2下方には、金属製の固化体容器11を載置して流下ノズル8の直下へ移動可能な台車12が設けられている。
【0007】
図6に示すガラス溶融炉では、原料供給管3から溶融空間1へ送給したガラスビーズを溶融炉本体2に付帯のヒータ(図示せず)により溶融させ、主電極6の双方、または一方の主電極6と底部電極7とに電力を供給し、溶融空間1の溶融ガラス13をジュール熱によって固化しないように保温する。
【0008】
このとき、流下ノズル8内でガラスが固化して可溶栓14を形成し、溶融空間1から外部への溶融ガラス13の流出を抑止する。
【0009】
この状態で、原料供給管3から溶融空間1へガラスビーズを送給すると、当該ガラスビーズが溶融ガラス13に溶融し、また、廃液供給管4から溶融空間1へ廃液を流入させると、当該廃液が溶融ガラス13に混入する。
【0010】
廃液のガラス固化処理にあたっては、固化体容器11を搭載した台車12を、流下ノズル8の直下に位置させておく。
【0011】
更に、誘導加熱コイル9へ電力を供給することにより流下ノズル8を加熱し、該流下ノズル8内で固化している可溶栓14を溶融させて、廃液が混入した溶融ガラス13を、流下ノズル8から固化体容器11へ流出させる。
【0012】
固化体容器11内に充填した溶融ガラス13は自然風冷により固化し、ガラス固化体が形成される。
【0013】
誘導加熱コイル9への電力の供給を中断し、空気噴射管10から流下ノズル8へ向けて冷却用空気を吹き付けると、流下ノズル8の温度が徐々に低下し、当該流下ノズル8内でガラスが固化して可溶栓14を形成し、溶融空間1から外部への溶融ガラス13の流出を抑止する。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−337195号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示すガラス溶融炉を用いて、鉄リン酸ガラス材料を溶融させる場合、溶融状態の鉄リン酸ガラスは金属系材料を著しく腐食させるので、主電極6や底部電極7に著しい侵食が生じ、溶融ガラス13をジュール熱で溶融させることができない。
【0016】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、鉄リン酸ガラス材料を安定した状態で溶融させることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法では、導電性セラミックスで形成した容器に鉄リン酸ガラス材料を投入し、容器を誘導加熱してガラス材料を溶融させる。
【0018】
本発明の請求項2に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法では、炉壁内面を導電性セラミックスで形成した加熱炉に鉄リン酸ガラス材料を投入し、加熱炉を誘導加熱してガラス材料を溶融させる。
【0019】
本発明の請求項3に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法では、非導電性セラミックスで形成した容器に鉄リン酸ガラス材料を投入し、容器をマイクロ波加熱してガラス材料を溶融させる。
【0020】
本発明の請求項4に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法では、炉壁内面を非導電性セラミックスで形成した加熱炉に鉄リン酸ガラス材料を投入し、加熱炉をマイクロ波加熱してガラス材料を溶融させる。
【0021】
本発明の請求項5に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法では、容器に鉄リン酸ガラス材料を投入し、容器を風冷しながら、ガラス材料をマイクロ波加熱して溶融させる。
【0022】
本発明の請求項1に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法においては、ガラス材料溶融用の容器を導電性セラミックスで形成し、容器の誘導加熱によりガラス材料を間接的に加熱して溶融させ、鉄リン酸ガラスの溶融に起因した容器の侵食を回避する。
【0023】
本発明の請求項2に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法においては、ガラス材料溶融用の加熱炉の炉壁内面を導電性セラミックスで形成し、炉壁の誘導加熱によりガラス材料を間接的に加熱して溶融させ、鉄リン酸ガラスの溶融に起因した炉壁の侵食を回避する。
【0024】
本発明の請求項3に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法においては、ガラス材料溶融用の容器を非導電性セラミックスで形成し、容器のマイクロ波加熱によりガラス材料を間接的に加熱して溶融させ、鉄リン酸ガラスの溶融に起因した容器の侵食を回避する。
【0025】
本発明の請求項4に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法においては、ガラス材料溶融用の加熱炉の炉壁内面を非導電性セラミックスで形成し、炉壁のマイクロ波加熱によりガラス材料を間接的に加熱して溶融させ、鉄リン酸ガラスの溶融に起因した炉壁の侵食を回避する。
【0026】
本発明の請求項5に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法においては、風冷されている容器内のガラス材料をマイクロ波加熱により直接的に加熱して溶融させ、鉄リン酸ガラスの溶融に起因した容器の侵食を回避する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0028】
図1は本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第1の例を示すものである。
【0029】
この溶融方法の実施にあたっては、鉄リン酸ガラス材料15を投入すべき容器16と、該容器16を誘導加熱するための加熱炉17とを準備する。
【0030】
鉄リン酸ガラス材料15としては、リン酸第二鉄(FePO・2HO)を主成分とするリン酸塩スラッジにリン酸(P)や鉄(Fe)などを、リン成分と鉄成分の割合が鉄リン酸ガラスの生成に適した割合で配合したものや、あるいは、単に、リン成分を含有する材料と鉄成分を含む材料を、ガラス生成に適した割合で配合したものを用いる。
【0031】
なお、ここで鉄リン酸ガラスとは、鉄とリンを含有し、溶融状態から急冷した際に、非結晶質で固化し且つX線回折がピークを呈さない物質と定義する。
【0032】
また、鉄リン酸ガラスは、光源からの熱線を遮断して可視光を透過させる物性を有し、熱線吸収ガラス材料などにも用いられている。
【0033】
容器16は、導電性を有し且つ耐熱性に優れた炭化ケイ素(SiC)やホウ化ジルコニウム(ZrB)などのセラミックスで形成されている。
【0034】
加熱炉17は、耐火物により形成され且つ容器16を収納可能な空間を有する炉本体18と、当該炉本体18に容器16収納用の空間を周方向に取り囲むように埋め込んだ誘導加熱コイル19とで構成されている。
【0035】
図1に示す溶融方法では、ガラス材料15を容器16に投入し、当該容器16を炉本体18に収納する。
【0036】
次いで、誘導加熱コイル19に電力を供給して容器16を誘導加熱し、これにより、容器16内の温度雰囲気を1200℃程度に高め、ガラス材料15を間接加熱して溶融させる。
【0037】
セラミックスで形成した容器16は、溶融状態の鉄リン酸ガラスで侵食されることはなく、よって、容器16内のガラス材料15を誘導加熱で溶融状態に保温することができる。
【0038】
更に、溶融状態のガラス材料15に廃液を混入させ、誘導加熱コイル19への電力の供給を中断し、容器16を炉本体18の外部へ取り出すと、当該容器16内のガラス材料15が自然風冷により固化し、ガラス固化体を形成する。
【0039】
図2は本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第2の例を示すものであり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0040】
この溶融方法の実施にあたっては、鉄リン酸ガラス材料15を溶融する加熱炉20と、容器21とを準備する。
【0041】
加熱炉20は、耐火物により形成した炉本体22と、当該炉本体22の内側面と内底面を被覆するライナ23と、炉本体22にライナ23を周方向に取り囲むように埋め込んだ誘導加熱コイル24、並びにライナ23の底面下側に位置するように炉本体22に埋め込んだ誘導加熱コイル25とで構成されている。
【0042】
加熱炉20には、ライナ23内底面から炉本体22底面へ貫通する流出口26が穿設されている。
【0043】
流出口26には、スリーブ27が嵌入されており、該スリーブ27は、前記の誘導加熱コイル25によって周方向に取り囲まれている。
【0044】
ライナ23及びスリーブ27は、導電性を有し且つ耐熱性に優れた炭化ケイ素やホウ化ジルコニウムなどのセラミックスで形成されている。
【0045】
容器21は、セラミックスで形成してもよいし、ステンレス鋼などの構造物用の金属材料で形成してもよい。
【0046】
図2に示す溶融方法では、炉本体22にガラス材料15を投入した後に、誘導加熱コイル24に電力を供給してライナ23を誘導加熱し、ライナ23内の温度雰囲気を1200℃程度に高め、ガラス材料15を間接加熱して溶融させる。
【0047】
このとき、誘導加熱コイル24だけに電力を供給し、誘導加熱コイル25へは電力を供給しないでおく。
【0048】
これにより、ライナ23の内周面付近で一旦溶融したガラス材料15が流出口26に嵌入されているスリーブ27内で固化して、当該スリーブ27を閉止する可溶栓28を形成し、溶融状態のガラス材料15の流下を阻止する。
【0049】
セラミックスで形成したライナ23及びスリーブ27は、溶融状態の鉄リン酸ガラスで侵食されることはなく、よって、炉本体22内のガラス材料15を誘導加熱で溶融状態に保温することができる。
【0050】
更に、溶融状態のガラス材料15に廃液を混入させ、流出口26の直下に容器21を配置したうえ、誘導加熱コイル25へ電力の供給してスリーブ27を誘導加熱し、前記の可溶栓28を溶融させると、炉本体22から容器21へ溶融状態のガラス材料15が流下する。
【0051】
この後、容器21内のガラス材料15が自然風冷により固化し、ガラス固化体を形成する。
【0052】
ガラス材料15の温度は急激に低下するため、容器21が金属製であっても、侵食は生じない。
【0053】
また、誘導加熱コイル25への電力の供給を中断し、スリーブ27付近に冷却用空気を吹き付けると、温度低下によりスリーブ27でガラスが固化して可溶栓28を形成し、溶融状態のガラス材料15の流出を阻止する。
【0054】
図3は本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第3の例を示すものであり、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0055】
この溶融方法の実施にあたっては、鉄リン酸ガラス材料15を投入すべき容器29と、周波数28GHz程度のマイクロ波30を出射する手段(図示せず)とを準備する。
【0056】
また、容器29は、非導電性で且つ耐熱性に優れたアルミナ(Al)などセラミックスで形成されている。
【0057】
図3に示す溶融方法では、ガラス材料15を容器29に投入し、当該容器29に向けてマイクロ波30を出射する。
【0058】
これにより、容器29をマイクロ波加熱し、その内部の温度雰囲気を1200℃程度に高め、ガラス材料15を間接加熱して溶融させる。
【0059】
セラミックスで形成した容器29は、溶融状態の鉄リン酸ガラスで侵食されることはなく、よって、容器29内のガラス材料15を誘導加熱で溶融状態に保温することができる。
【0060】
更に、溶融状態のガラス材料15に廃液を混入させ、容器29へのマイクロ波30の出射を中断すると、当該容器29内のガラス材料15が自然風冷によって固化し、ガラス固化体を形成する。
【0061】
図4は本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第4の例を示すものであり、図中、図1乃至図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0062】
この溶融方法の実施にあたっては、鉄リン酸ガラス材料15を溶融する加熱炉31と、先に述べた容器21及び周波数28GHz程度のマイクロ波30を出射する手段(図示せず)とを準備する。
【0063】
加熱炉31は、非導電性で且つ耐熱性に優れたアルミナなどのセラミックスで形成した炉本体32と、当該炉本体32の底部に埋め込んだ誘導加熱コイル33とで構成されている。
【0064】
加熱炉31には、炉本体32の底部を貫通する流出口34が穿設されている。
【0065】
流出口34には、スリーブ27が嵌入されており、該スリーブ27は、前記の誘導加熱コイル33によって周方向に取り囲まれている。
【0066】
図4に示す溶融方法では、炉本体32にガラス材料15を投入し、当該炉本体32に向けてマイクロ波30を出射する。
【0067】
これにより、炉本体32をマイクロ波加熱し、炉本体32内部の温度雰囲気を1200℃程度に高め、ガラス材料15を間接加熱して溶融させる。
【0068】
このとき、誘導加熱コイル33へは電力を供給しないでおく。
【0069】
これにより、炉本体32内で一旦溶融したガラス材料15が流出口34に嵌入されているスリーブ27内で固化して、当該スリーブ27を閉止する可溶栓28を形成し、溶融状態のガラス材料15の流下を阻止する。
【0070】
セラミックスで形成した炉本体32及びスリーブ27は、溶融状態の鉄リン酸ガラスで侵食されることはなく、よって、炉本体32内のガラス材料15を誘導加熱で溶融状態に保温することができる。
【0071】
更に、溶融状態のガラス材料15に廃液を混入させ、流出口34の直下に容器21を配置したうえ、誘導加熱コイル33へ電力の供給してスリーブ27を誘導加熱し、前記の可溶栓28を溶融させると、炉本体32から容器21へ溶融状態のガラス材料15が流下する。
【0072】
この後、容器21内のガラス材料15が自然風冷により固化し、ガラス固化体を形成する。
【0073】
ガラス材料15の温度は急激に低下するため、容器21が金属製であっても、侵食は生じない。
【0074】
また、誘導加熱コイル33への電力の供給を中断し、スリーブ27付近に冷却用空気を吹き付けると、温度低下によりスリーブ27でガラスが固化して可溶栓28を形成し、溶融状態のガラス材料15の流出を阻止する。
【0075】
図5は本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第5の例を示すものであり、図中、図1乃至図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0076】
この溶融方法の実施にあたっては、鉄リン酸ガラス材料15を投入すべき容器35と、該容器35を風冷するための冷却室36と、先述した周波数28GHz程度のマイクロ波30を出射する手段(図示せず)とを準備する。
【0077】
容器35は、ステンレス鋼などの構造物用の金属材料で形成されている。
【0078】
この容器35の内側面と内底面は、非導電性で且つ耐熱性に優れたアルミナなどにより形成したライナ37で被覆されている。
【0079】
冷却室36は、容器35が上側から挿入可能な胴部38と、該胴部38の上端に締結可能な蓋部39とで構成されている。
【0080】
胴部38には、その底面側から内部へ冷却用空気40を送給するための送気口41が穿設され、また、蓋部39には、冷却用空気40の排出と冷却室36内部へのマイクロ波30の導入とを兼ねた排気管42が設けられている。
【0081】
図5に示す溶融方法では、ガラス材料15を容器35に投入し、当該容器35を冷却室36の胴部38に挿入し、蓋部39を胴部38に締結する。
【0082】
次いで、送気口41から冷却室36内部に冷却用空気40を連続的に送給し、容器35内のガラス材料15に向けてマイクロ波30を出射する。
【0083】
これにより、ガラス材料15をマイクロ波加熱して溶融させる。
【0084】
このとき、マイクロ波30の周波数が28GHz程度と非常に高いため、金属材料で形成した容器35に、アークが生じることはない。
【0085】
セラミックスにより形成したライナ37で内側面と内底面を被覆した容器35は、溶融状態の鉄リン酸ガラスで侵食されることはなく、よって、容器35内のガラス材料15を誘導加熱で溶融状態に保温することができる。
【0086】
また、容器35の内側面と内底面をライナ37で被覆しない場合、容器35が外面側から冷却用空気40で風冷されることにより、溶融状態のガラス材料15が急激に固化して、容器35の内側面と内底面を被覆する固化ガラス層が速やかに形成するため、容器35には侵食が生じない。
【0087】
更に、排気管42にチューブ(図示せず)などを挿通して、溶融状態のガラス材料15に廃液を混入させた後に、容器35を冷却室36の外部へ取り出すと、当該容器35内のガラス材料15が自然風冷により固化し、ガラス固化体を形成する。
【0088】
なお、本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更を加え得ることは勿論である。
【0089】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法によれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
【0090】
(1)本発明の請求項1に記載の発明においては、導電性セラミックスで形成した容器を誘導加熱し、容器内のガラス材料を間接的に加熱するので、鉄リン酸ガラス材料を安定した状態で溶融させることが可能になる。
【0091】
(2)本発明の請求項2に記載の発明においては、導電性セラミックスで形成した炉壁を誘導加熱し、加熱炉内のガラス材料を間接的に加熱するので、鉄リン酸ガラス材料を安定した状態で溶融させるが可能になる。
【0092】
(3)本発明の請求項3に記載の発明においては、非導電性セラミックスで形成した容器をマイクロ波加熱し、容器内のガラス材料を間接的に加熱するので、鉄リン酸ガラス材料を安定した状態で溶融させることが可能になる。
【0093】
(4)本発明の請求項4に記載の発明においては、非導電性セラミックスで形成した炉壁をマイクロ波加熱し、加熱炉内のガラス材料を間接的に加熱するので、鉄リン酸ガラス材料を安定した状態で溶融させることが可能になる。
【0094】
(5)本発明の請求項5に記載の鉄リン酸ガラスの溶融方法においては、風冷されている容器内のガラス材料をマイクロ波加熱し、容器を冷却しながらガラス材料を直接的に加熱するので、鉄リン酸ガラス材料を安定した状態で溶融させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第1の例の手順を示す概念図である。
【図2】本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第2の例の手順を示す概念図である。
【図3】本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第3の例の手順を示す概念図である。
【図4】本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第4の例の手順を示す概念図である。
【図5】本発明の鉄リン酸ガラスの溶融方法の第5の例の手順を示す概念図である。
【図6】ガラス溶融炉の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
15 鉄リン酸ガラス材料
16 容器
20 加熱炉
23 ライナ(炉壁内面)
29 容器
30 マイクロ波
31 加熱炉
32 炉本体(炉壁内面)
35 容器
40 冷却用空気(風冷)
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for melting iron phosphate glass.
[0002]
[Prior art]
FIG. 6 shows an example of a glass melting furnace used for the vitrification treatment of the waste liquid. This glass melting furnace includes a melting space 1 having a shape in which a horizontal opening cross section gradually decreases downward from a vertically intermediate portion. And a melting furnace main body 2 formed of a refractory material.
[0003]
A raw material supply pipe 3, a waste liquid supply pipe 4, and an exhaust pipe 5 are connected to an upper portion of the melting furnace main body 2 so as to communicate with the melting space 1.
[0004]
In the melting furnace body 2, a pair of main electrodes 6 facing each other at an intermediate portion in the vertical direction of the melting space 1 and a bottom electrode 7 located near the bottom of the melting space 1 are connected to the molten glass 13 stored in the melting space 1. It is provided so as to be immersed (see Patent Document 1).
[0005]
Further, a lowering nozzle 8 communicating with the melting space 1, an induction heating coil 9 surrounding the lowering nozzle 8, and an air injection pipe 10 capable of discharging cooling air to the lowering nozzle 8 are provided below the melting furnace main body 2. Is provided.
[0006]
Further, below the melting furnace body 2, there is provided a carriage 12 on which a solidified metal container 11 is placed and which can be moved directly below the downflow nozzle 8.
[0007]
In the glass melting furnace shown in FIG. 6, the glass beads fed from the raw material supply pipe 3 to the melting space 1 are melted by a heater (not shown) attached to the melting furnace main body 2 and both or one of the main electrodes 6 are melted. Electric power is supplied to the main electrode 6 and the bottom electrode 7 to keep the molten glass 13 in the molten space 1 from being solidified by Joule heat.
[0008]
At this time, the glass is solidified in the downflow nozzle 8 to form a fusible plug 14, and the outflow of the molten glass 13 from the melting space 1 to the outside is suppressed.
[0009]
In this state, when the glass beads are fed from the raw material supply pipe 3 to the melting space 1, the glass beads are melted into the molten glass 13, and when the waste liquid flows into the melting space 1 from the waste liquid supply pipe 4, the waste liquid is melted. Is mixed into the molten glass 13.
[0010]
When the waste liquid is vitrified, the carriage 12 on which the solidified body container 11 is mounted is located immediately below the downflow nozzle 8.
[0011]
Further, by supplying power to the induction heating coil 9, the falling nozzle 8 is heated, the fusible plug 14 solidified in the falling nozzle 8 is melted, and the molten glass 13 mixed with the waste liquid is removed from the falling nozzle 13. 8 to the solidified container 11.
[0012]
The molten glass 13 filled in the solidified container 11 is solidified by natural air cooling to form a solidified glass.
[0013]
When the supply of power to the induction heating coil 9 is interrupted and cooling air is blown from the air injection pipe 10 toward the downflow nozzle 8, the temperature of the downflow nozzle 8 gradually decreases, and the glass in the downflow nozzle 8 becomes glassy. It solidifies to form a fusible plug 14 and suppresses outflow of the molten glass 13 from the molten space 1 to the outside.
[0014]
[Patent Document 1]
JP 2001-337195 A
[Problems to be solved by the invention]
However, when the iron phosphate glass material is melted using the glass melting furnace shown in FIG. 6, the molten iron phosphate glass significantly corrodes the metal-based material, so that the main electrode 6 and the bottom electrode 7 are significantly eroded. Occurs, and the molten glass 13 cannot be melted by Joule heat.
[0016]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to melt an iron phosphate glass material in a stable state.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the method for melting iron phosphate glass according to claim 1 of the present invention, an iron phosphate glass material is charged into a container formed of conductive ceramics, and the container is heated by induction heating. Melt the material.
[0018]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 2 of the present invention, the iron phosphate glass material is charged into a heating furnace in which the inner surface of the furnace wall is formed of conductive ceramics, and the heating furnace is induction-heated to reduce the glass material. Let melt.
[0019]
In the method for melting iron phosphate glass according to a third aspect of the present invention, the iron phosphate glass material is charged into a container made of non-conductive ceramics, and the container is microwave-heated to melt the glass material.
[0020]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 4 of the present invention, the iron phosphate glass material is charged into a heating furnace in which the inner surface of the furnace wall is formed of non-conductive ceramics, and the heating furnace is microwave-heated. Melt the material.
[0021]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 5 of the present invention, an iron phosphate glass material is charged into a container, and the glass material is microwave-heated and melted while the container is air-cooled.
[0022]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 1 of the present invention, a container for melting a glass material is formed of conductive ceramics, and the glass material is indirectly heated and melted by induction heating of the container, Avoid erosion of containers due to melting of iron phosphate glass.
[0023]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 2 of the present invention, the inner surface of a furnace wall of a heating furnace for melting glass material is formed of conductive ceramics, and the glass material is indirectly heated by induction heating of the furnace wall. Heating and melting to avoid erosion of the furnace wall due to melting of the iron phosphate glass.
[0024]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 3 of the present invention, a container for melting the glass material is formed of non-conductive ceramics, and the glass material is indirectly heated and melted by microwave heating of the container. To avoid erosion of the container due to melting of the iron phosphate glass.
[0025]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 4 of the present invention, the inner surface of the furnace wall of the heating furnace for melting the glass material is formed of non-conductive ceramics, and the glass material is indirectly heated by microwave heating of the furnace wall. It is heated and melted to avoid erosion of the furnace wall due to melting of the iron phosphate glass.
[0026]
In the method for melting iron phosphate glass according to claim 5 of the present invention, the glass material in the air-cooled container is directly heated and melted by microwave heating to melt the iron phosphate glass. Avoid erosion of the resulting container.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0028]
FIG. 1 shows a first example of the method for melting iron phosphate glass of the present invention.
[0029]
In carrying out this melting method, a container 16 into which the iron phosphate glass material 15 is to be charged and a heating furnace 17 for induction heating the container 16 are prepared.
[0030]
As the iron phosphate glass material 15, phosphoric acid (P 2 O 5 ), iron (Fe), or the like is added to a phosphate sludge containing ferric phosphate (FePO 4 .2H 2 O) as a main component, and a phosphorus component A composition in which the ratio of iron and iron components is blended in a ratio suitable for the formation of iron phosphate glass, or a mixture of a material containing a phosphorus component and a material containing an iron component in a ratio suitable for glass production Is used.
[0031]
Here, the iron phosphate glass is defined as a substance that contains iron and phosphorus, is amorphous and solidifies when quenched from a molten state, and does not show a peak in X-ray diffraction.
[0032]
Further, iron phosphate glass has the property of blocking visible rays from a light source and transmitting visible light, and is also used as a heat ray absorbing glass material.
[0033]
The container 16 is formed of ceramics having conductivity and excellent heat resistance, such as silicon carbide (SiC) and zirconium boride (ZrB 2 ).
[0034]
The heating furnace 17 includes a furnace main body 18 formed of a refractory material and having a space capable of storing the container 16, and an induction heating coil 19 embedded in the furnace main body 18 so as to surround a space for storing the container 16 in a circumferential direction. It is composed of
[0035]
In the melting method shown in FIG. 1, a glass material 15 is charged into a container 16 and the container 16 is stored in a furnace body 18.
[0036]
Next, electric power is supplied to the induction heating coil 19 to heat the container 16 by induction, whereby the temperature atmosphere in the container 16 is raised to about 1200 ° C., and the glass material 15 is indirectly heated and melted.
[0037]
The container 16 made of ceramics is not eroded by the iron phosphate glass in a molten state, and thus the glass material 15 in the container 16 can be kept in a molten state by induction heating.
[0038]
Further, when the waste liquid is mixed into the glass material 15 in a molten state, the supply of electric power to the induction heating coil 19 is interrupted, and the container 16 is taken out of the furnace body 18, the glass material 15 in the container 16 becomes naturally windy. Solidifies by cooling to form a vitrified body.
[0039]
FIG. 2 shows a second example of the method for melting the iron phosphate glass of the present invention. In the figure, the portions denoted by the same reference numerals as those in FIG. 1 represent the same items.
[0040]
In carrying out this melting method, a heating furnace 20 for melting the iron phosphate glass material 15 and a container 21 are prepared.
[0041]
The heating furnace 20 includes a furnace main body 22 formed of a refractory, a liner 23 covering the inner side surface and the inner bottom surface of the furnace main body 22, and an induction heating coil embedded in the furnace main body 22 so as to surround the liner 23 in a circumferential direction. 24, and an induction heating coil 25 embedded in the furnace main body 22 so as to be located below the bottom surface of the liner 23.
[0042]
The heating furnace 20 is provided with an outlet 26 penetrating from the inner bottom surface of the liner 23 to the bottom surface of the furnace main body 22.
[0043]
A sleeve 27 is fitted in the outlet 26, and the sleeve 27 is circumferentially surrounded by the induction heating coil 25.
[0044]
The liner 23 and the sleeve 27 are formed of ceramics such as silicon carbide and zirconium boride having conductivity and excellent heat resistance.
[0045]
The container 21 may be formed of ceramics or a metal material for a structure such as stainless steel.
[0046]
In the melting method shown in FIG. 2, after charging the glass material 15 into the furnace main body 22, power is supplied to the induction heating coil 24 to induction heat the liner 23, and the temperature atmosphere in the liner 23 is increased to about 1200 ° C. The glass material 15 is melted by indirect heating.
[0047]
At this time, power is supplied only to the induction heating coil 24, and power is not supplied to the induction heating coil 25.
[0048]
As a result, the glass material 15 once melted near the inner peripheral surface of the liner 23 is solidified in the sleeve 27 fitted in the outflow port 26 to form a fusible plug 28 for closing the sleeve 27, and the molten state is formed. Of the glass material 15 is prevented from flowing down.
[0049]
The liner 23 and the sleeve 27 formed of ceramics are not eroded by the iron phosphate glass in a molten state, and therefore, the glass material 15 in the furnace body 22 can be kept in a molten state by induction heating.
[0050]
Further, the waste liquid is mixed with the glass material 15 in a molten state, the container 21 is disposed immediately below the outlet 26, and electric power is supplied to the induction heating coil 25 to heat the sleeve 27 by induction. Is melted, the molten glass material 15 flows down from the furnace body 22 to the container 21.
[0051]
Thereafter, the glass material 15 in the container 21 solidifies by natural air cooling to form a vitrified body.
[0052]
Since the temperature of the glass material 15 drops rapidly, no erosion occurs even if the container 21 is made of metal.
[0053]
Further, when the supply of electric power to the induction heating coil 25 is interrupted and cooling air is blown around the sleeve 27, the glass is solidified by the sleeve 27 due to a decrease in temperature to form a fusible plug 28, and the molten glass material is formed. Prevent outflow of 15
[0054]
FIG. 3 shows a third example of the method for melting the iron phosphate glass of the present invention. In the drawing, portions denoted by the same reference numerals as those in FIGS. 1 and 2 represent the same components.
[0055]
In carrying out this melting method, a container 29 into which the iron phosphate glass material 15 is to be charged and a means (not shown) for emitting a microwave 30 having a frequency of about 28 GHz are prepared.
[0056]
The container 29 is formed of ceramics such as alumina (Al 2 O 3 ) which is non-conductive and excellent in heat resistance.
[0057]
In the melting method shown in FIG. 3, the glass material 15 is put into a container 29, and the microwave 30 is emitted toward the container 29.
[0058]
Thus, the container 29 is microwave-heated, the temperature atmosphere inside the container 29 is raised to about 1200 ° C., and the glass material 15 is indirectly heated and melted.
[0059]
The container 29 formed of ceramics is not eroded by the iron phosphate glass in a molten state, and therefore, the glass material 15 in the container 29 can be kept in a molten state by induction heating.
[0060]
Further, when the waste liquid is mixed into the glass material 15 in a molten state and the emission of the microwave 30 to the container 29 is interrupted, the glass material 15 in the container 29 is solidified by natural air cooling to form a vitrified body.
[0061]
FIG. 4 shows a fourth example of the method for melting the iron phosphate glass of the present invention. In the figure, the portions denoted by the same reference numerals as those in FIGS. 1 to 3 represent the same components.
[0062]
In carrying out this melting method, a heating furnace 31 for melting the iron phosphate glass material 15 and a unit (not shown) for emitting the above-described container 21 and the microwave 30 having a frequency of about 28 GHz are prepared.
[0063]
The heating furnace 31 includes a furnace main body 32 made of ceramics such as alumina which is non-conductive and excellent in heat resistance, and an induction heating coil 33 embedded in the bottom of the furnace main body 32.
[0064]
The heating furnace 31 has an outlet 34 penetrating through the bottom of the furnace body 32.
[0065]
A sleeve 27 is fitted into the outlet 34, and the sleeve 27 is circumferentially surrounded by the induction heating coil 33.
[0066]
In the melting method shown in FIG. 4, the glass material 15 is put into the furnace main body 32, and the microwave 30 is emitted toward the furnace main body 32.
[0067]
Thereby, the furnace main body 32 is microwave-heated, the temperature atmosphere inside the furnace main body 32 is raised to about 1200 ° C., and the glass material 15 is indirectly heated and melted.
[0068]
At this time, no power is supplied to the induction heating coil 33.
[0069]
As a result, the glass material 15 once melted in the furnace main body 32 is solidified in the sleeve 27 fitted in the outlet 34 to form a fusible plug 28 for closing the sleeve 27, and the glass material in the molten state is formed. Block the flow of 15
[0070]
The furnace body 32 and the sleeve 27 formed of ceramics are not eroded by the iron phosphate glass in a molten state, and therefore, the glass material 15 in the furnace body 32 can be kept in a molten state by induction heating.
[0071]
Further, a waste liquid is mixed with the glass material 15 in a molten state, the container 21 is disposed immediately below the outlet 34, and electric power is supplied to the induction heating coil 33 to heat the sleeve 27 by induction. Is melted, the molten glass material 15 flows down from the furnace main body 32 to the container 21.
[0072]
Thereafter, the glass material 15 in the container 21 solidifies by natural air cooling to form a vitrified body.
[0073]
Since the temperature of the glass material 15 drops rapidly, no erosion occurs even if the container 21 is made of metal.
[0074]
Further, when the supply of electric power to the induction heating coil 33 is interrupted and cooling air is blown around the sleeve 27, the glass is solidified by the sleeve 27 due to a decrease in temperature to form a fusible plug 28, and the molten glass material is formed. Prevent outflow of 15
[0075]
FIG. 5 shows a fifth example of the method for melting the iron phosphate glass of the present invention. In the figure, the portions denoted by the same reference numerals as those in FIGS. 1 to 4 represent the same items.
[0076]
In carrying out this melting method, a container 35 into which the iron phosphate glass material 15 is to be charged, a cooling chamber 36 for cooling the container 35 by air, and a means for emitting the microwave 30 having a frequency of about 28 GHz as described above ( (Not shown).
[0077]
The container 35 is formed of a structural metal material such as stainless steel.
[0078]
The inner side surface and the inner bottom surface of the container 35 are covered with a liner 37 formed of alumina or the like which is non-conductive and excellent in heat resistance.
[0079]
The cooling chamber 36 includes a body 38 into which the container 35 can be inserted from above, and a lid 39 that can be fastened to the upper end of the body 38.
[0080]
The body 38 is provided with an air supply port 41 for supplying cooling air 40 from the bottom side to the inside, and the cover 39 is provided with the cooling air discharge and the cooling chamber 36 inside. There is provided an exhaust pipe 42 which also serves to introduce the microwave 30 into the air.
[0081]
In the melting method shown in FIG. 5, the glass material 15 is charged into a container 35, the container 35 is inserted into the body 38 of the cooling chamber 36, and the lid 39 is fastened to the body 38.
[0082]
Next, the cooling air 40 is continuously supplied from the air supply port 41 into the cooling chamber 36, and the microwave 30 is emitted toward the glass material 15 in the container 35.
[0083]
Thereby, the glass material 15 is melted by microwave heating.
[0084]
At this time, since the frequency of the microwave 30 is as high as about 28 GHz, no arc is generated in the container 35 formed of a metal material.
[0085]
The container 35 whose inner side surface and inner bottom surface are covered with the liner 37 formed of ceramics is not eroded by the iron phosphate glass in a molten state, and therefore, the glass material 15 in the container 35 is brought into a molten state by induction heating. Can be kept warm.
[0086]
When the inner side surface and the inner bottom surface of the container 35 are not covered with the liner 37, the container 35 is cooled by the cooling air 40 from the outer surface side, so that the molten glass material 15 is rapidly solidified. Since the solidified glass layer covering the inner side surface and the inner bottom surface of the container 35 is quickly formed, the container 35 is not eroded.
[0087]
Further, after inserting a tube (not shown) or the like into the exhaust pipe 42 to mix the waste liquid into the glass material 15 in the molten state, the container 35 is taken out of the cooling chamber 36. The material 15 is solidified by natural air cooling to form a vitrified body.
[0088]
The method for melting the iron phosphate glass of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it goes without saying that changes can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0089]
【The invention's effect】
As described above, according to the iron phosphate glass melting method of the present invention, the following excellent effects can be obtained.
[0090]
(1) In the invention described in claim 1 of the present invention, since the container formed of conductive ceramics is induction-heated and the glass material in the container is indirectly heated, the iron phosphate glass material is kept in a stable state. To be melted.
[0091]
(2) In the invention according to claim 2 of the present invention, the furnace wall formed of conductive ceramics is induction-heated and the glass material in the heating furnace is indirectly heated, so that the iron phosphate glass material is stabilized. It becomes possible to melt in the state where it was made.
[0092]
(3) In the invention according to claim 3 of the present invention, the container formed of non-conductive ceramics is microwave-heated, and the glass material in the container is indirectly heated, so that the iron phosphate glass material is stabilized. It becomes possible to melt in a state where it is melted.
[0093]
(4) In the invention according to claim 4 of the present invention, since the furnace wall formed of the non-conductive ceramics is microwave-heated and the glass material in the heating furnace is indirectly heated, the iron phosphate glass material is used. Can be melted in a stable state.
[0094]
(5) In the method for melting iron phosphate glass according to claim 5 of the present invention, the glass material in the air-cooled container is microwave-heated, and the glass material is directly heated while cooling the container. Therefore, the iron phosphate glass material can be melted in a stable state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing a procedure of a first example of a method for melting iron phosphate glass of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram showing a procedure of a second example of the method for melting iron phosphate glass of the present invention.
FIG. 3 is a conceptual diagram showing a procedure of a third example of the method for melting iron phosphate glass of the present invention.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing a procedure of a fourth example of the method for melting iron phosphate glass of the present invention.
FIG. 5 is a conceptual diagram showing a procedure of a fifth example of the method for melting iron phosphate glass of the present invention.
FIG. 6 is a conceptual diagram showing an example of a glass melting furnace.
[Explanation of symbols]
15 Iron phosphate glass material 16 Container 20 Heating furnace 23 Liner (furnace wall inner surface)
29 container 30 microwave 31 heating furnace 32 furnace body (furnace wall inner surface)
35 Vessel 40 Cooling air (air cooling)

Claims (5)

導電性セラミックスで形成した容器に鉄リン酸ガラス材料を投入し、容器を誘導加熱してガラス材料を溶融させることを特徴とする鉄リン酸ガラスの溶融方法。A method for melting iron phosphate glass, comprising charging an iron phosphate glass material into a container made of conductive ceramics, and inductively heating the container to melt the glass material. 炉壁内面を導電性セラミックスで形成した加熱炉に鉄リン酸ガラス材料を投入し、炉壁を誘導加熱してガラス材料を溶融させることを特徴とする鉄リン酸ガラスの溶融方法。A method for melting iron phosphate glass, comprising charging a phosphate glass material into a heating furnace having a furnace wall inner surface made of conductive ceramics, and inductively heating the furnace wall to melt the glass material. 非導電性セラミックスで形成した容器に鉄リン酸ガラス材料を投入し、容器をマイクロ波加熱してガラス材料を溶融させることを特徴とする鉄リン酸ガラスの溶融方法。A method for melting iron phosphate glass, comprising charging an iron phosphate glass material into a container formed of non-conductive ceramics, and microwave heating the container to melt the glass material. 炉壁内面を非導電性セラミックスで形成した加熱炉に鉄リン酸ガラス材料を投入し、炉壁をマイクロ波加熱してガラス材料を溶融させることを特徴とする鉄リン酸ガラスの溶融方法。A method for melting iron phosphate glass, comprising: charging an iron phosphate glass material into a heating furnace having a furnace wall inner surface made of non-conductive ceramics; and microwave heating the furnace wall to melt the glass material. 容器に鉄リン酸ガラス材料を投入し、容器を風冷しながら、ガラス材料をマイクロ波加熱して溶融させることを特徴とする鉄リン酸ガラスの溶融方法。A method for melting iron phosphate glass, comprising charging an iron phosphate glass material into a container and microwave-heating the glass material while cooling the container.
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