JP2004090742A

JP2004090742A - 子供用自転車の装飾体

Info

Publication number: JP2004090742A
Application number: JP2002253084A
Authority: JP
Inventors: Kazu Suzuki; 鈴木　和
Original assignee: STAR AGENT KK
Current assignee: STAR AGENT KK
Priority date: 2002-08-30
Filing date: 2002-08-30
Publication date: 2004-03-25

Abstract

【課題】子供たちに人気のある装飾体を自転車に装着して自転車の魅力機能を高める。
【解決手段】子供たちに人気のある装飾体５を形成し、その下部から中心部までを切り開いて子供用自転車１のフレーム４に嵌合しうるＵ字形切欠部１０を設け、その切欠部１０を介して当該装飾体５をフレーム４に嵌合すると共にフレーム４にネジ１３にて着脱自在に装着する。
【選択図】　　　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、子供用自転車に装着する装飾体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の子供用自転車は運転して楽しむための機能面が中心に構成したものが一般的に市販されている。そして、図１に示すように、自転車に乗れない子供が横転せずに乗れるよう、後輪の左右両側に補助車輪３０を取り外し自在に装備したものが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の子供用自転車は運転を楽しむ機能は充実しているももの、自転車自身に更に魅力を付与することにより子供たちの関心を引きつけ得る装飾性をも高めることが要望されていた。
【０００４】
よって本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、子供たちに人気のある装飾体を自転車に脱着自在に装着して自転車の魅力機能を高めることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の子供用自転車の装飾体に係る請求項１は、装飾用本体に子供用自転車のフレームに嵌合する切欠部を設けるとともに当該切欠部を介して、装飾体を前記フレームに着脱自在に装着することができるように構成したことを特徴とするものである。
【０００６】
請求項２は、前記装飾用本体のフレームとの着脱手段は、前記切欠部とフレームに設けたネジ止め手段にて構成したことを特徴とするものである。
【０００７】
請求項３は、前記装飾用本体のフレームとの着脱手段は、前記切欠部内に板バネを内装し、該板バネの弾性力にてフレームを挟持することにより着脱自在に装着することができるように構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体である。
【０００８】
請求項４は、前記装飾用本体の形状がサッカーボール、オートバイのガソリンタンク、電車や自動車等の乗物、あるいは動物、人形等の形状を立体的に形成することにより構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体。である。
【０００９】
請求項５は、前記装飾用本体に収納用凹部を形成するとともに該収納用凹部の開口部に当該装飾用本体の外形の一部を形成する開閉自在な蓋体を設けて、その凹部と前記蓋体とにより密閉空間を形成することにより構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体である。
【００１０】
請求項６は、前記装飾用本体がウレタン樹脂から成ることを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体である。
【００１１】
請求項１によれば、子供に人気のある形状の装飾体を子供用自転車のフレームに着脱自在にかつ確実に取り付けることができ、この装飾体を取りつけることにより自転車の装飾効果を付与するとともに、子供が自分の自転車に対する愛着心を高めることが可能となる。
【００１２】
請求項３によれば、子供に人気のある形状の装飾体を、子供用自転車のフレームに対してネジを用いずにＵ字形板バネの弾性力だけで着脱自在に取り付けることができるので、フレームにネジ穴を螺設する必要がなく脱着操作を簡易にすることができる。
【００１３】
請求項４によれば、装飾体には子供たちに人気のある各種形状に形成することにより、好みに合わせて選択することができる
【００１４】
請求項５によれば、凹部と蓋体にて形成した密閉空間は、小物入れ等として利用することができる。
【００１５】
請求項６によれば、子供用自転車の装飾体は、柔軟性のあるウレタン樹脂材から成るので自転車に装着しても安全であり、しかも廉価に製造するこが可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【００１７】
（実施の形態１）
図１から図４は実施の形態１を示すもので、図１は装飾体を取り付けた子供用自転車を示す一部を省略した側面図、図２（ａ）は装飾体の斜視図、（ｂ）は装飾用本体の凹部に嵌着する蓋体を示す斜視図、図３及び図４は装飾体をフレームに装着した状態の断面図である。
【００１８】
本発明を適用する子供用自転車１は、図１に示すように前輪２と後輪３との間が管状のフレーム４を介して連結されており、本発明はこのフレーム４に対して装飾体５を着脱自在に装着することができるように構成したものである。
【００１９】
この自転車１に装着する本発明の装飾体５は、例えば現在老若を問わず国際的関心事となっているワールドカップサッカー等のボール、あるいはオートバイのガソリンタンク、電車や自動車等の乗物、あるいは動物等の形状を立体的に形成したものを適用するものである。本実施の形態では、これらの装飾体のうち図２に示すサッカーボールの形状に形成した装飾体５を例にして説明する。
【００２０】
この装飾体５は、図２及び図３のに示すように、装飾用本体６の頂部に凹設した凹部１１の開口部に蓋体７が開閉自在に取り付けられたもので、それぞれは柔軟性を有するウレタン樹脂材から成り、外面にビニールシート等の表層８が被着されている。そして表層８の面には図２に示すようにサッカーボールの模様が印刷されている。また、本体６の下部から中心部に至る範囲には断面Ｕ字形の切欠部１０を設け、この切欠部１０の幅は自転車１のフレーム４に外嵌しうる寸法に設定されている。
【００２１】
また、本体６の上部には、前記したように方形の凹部１１が形成され、その凹部１１の開口部に表面が装飾体５の外形に形成された蓋体７にて閉止した際に、凹部１１と蓋体７とにより密閉空間１２が形成される。
【００２２】
この密閉空間１２の内面はビニールの表層８が被着され、その底面には自転車１のフレーム４に固定するためのネジ１３を挿通する穴１４が貫通している。　そして密閉空間１２の底面には、装飾体５をフレーム４に締め付けるための補強板１５が設けられ、更に補強板１５の面を座金１６を介してネジ１３によりフレーム４に締め付けることにより着脱自在に固定されている。なお、フレーム４の装着箇所にはネジ１３が螺合する雌ネジ１７が螺設されている。
【００２３】
また、前記密閉空間１２の開口部には、図２及び３に示すように蓋体７の面が当接する方形の座面１８（図２）が形成されている。そして蓋体７の裏面には、密閉空間１２の内壁面との間を連結する布又はビニール製のテープ１９が固定されている。
【００２４】
更に、蓋体７の裏面には、蓋体７が閉止した状態を保つために先端が内側に湾曲したプラスチック製のバネ板２０が設けられており、湾曲した部分が弾性力にて密閉空間１２の内壁に圧接するようになっている。そしてこの蓋体７は、図３に示すように開いた状態ではテープの長さ範囲内にて自由に開放することができ、バネ板２０は外方向にそりかえった状態となっている。蓋体７を閉じるとテープ１９は密閉空間１２内にて弛み、バネ板２０は密閉空間１２内壁に圧接して蓋体７の閉止状態が保たれる。
【００２５】
本実施の形態によれば、子供に人気のある形状の装飾体５を子供用自転車１に装着することにより自転車１の魅力を高めることが可能となる。また装飾体５は、柔軟性を有するウレタン樹脂材にて形成されているので、自転車１に取り付けても安全であり、また着脱自在であるので好みのもの例えば、他に予め用意された取り替え用の装飾体（例えばアニメ用動物等の形状のもの）を自由に取り替えて楽しむことができる。また、本体６に設けられた密閉空間１２は小物入れ等として利用することができる。
【００２６】
（実施の形態２）
図５及び図６は、本発明の実施の形態２に係る装飾体の断面図を示す図である。
【００２７】
本実施の形態では、前記実施の形態１において装飾体５を自転車のフレーム４に対してネジ１３にて固定したのであるが、これに替えて、前記切欠部にＵ字形板バネを設けてその弾性力にてフレーム４に固定するものであり、その他の構成は前記実施の形態１と同様であるので同一番号を付してその説明を省略する。
【００２８】
図５及び６に示すように、本実施の形態における装飾体５は、装飾用本体６の下部から中心部までを切り開いて子供用自転車のフレームに嵌合しうる切欠部２１を設けて、その切欠部２１内にプラスチック又は金属製のＵ字形板バネ２２を装着して固定したものである。
【００２９】
Ｕ字形板バネ２２は、Ｕ字形の開口部に自転車１のフレーム４を挿入しやすくする外開きのガイド部２３が設けられており、Ｕ字形の奥部は内形がフレーム４の周囲を強固に挟持し得る寸法に形成されている。更にＵ字形の奥部上面には、平板２４がＵ字形板バネ２２に一体的に固定されており、この平板２４は、板バネ２２とウレタン樹脂材との一体形成を容易にするとともに、平板２４の上面を密閉空間１２の底面としている。
【００３０】
本実施の形態によれば、装飾体５を自転車のフレーム４にＵ字形板バネ２２の弾性力に抗して押し込むことにより、ワンタッチで装着することができるので装着が容易であり、前記実施の形態１の場合のように、フレーム４にネジ穴１７を加工する必要がない。
【００３１】
また、前記実施の形態１及び２における装飾体５の形状は、サッカーボールに限らずオートバイのガソリンタンク、電車や自動車等の乗物、動物あるいは人形等の各種形状に形成してもよい。そして、例えばオートバイのガソリンタンクの場合はガソリン吸入口の部分に小物入れを形成するなど、それぞれの形状に従って適切な部分に小物入れを形成することができる。
【００３２】
このように、多種類の装飾体５を形成することにより子供たちが自分の好みに合わせて装飾体５を選択することができ、交換して取り付けることにより自転車に対する関心を高め、かつ関心を持続させることが可能となる。
【００３３】
【発明の効果】
本発明の子供用自転車の装飾体によれば、子供たちに人気のある各種装飾体を形成して自転車に装着することにより、子供たちの自転車に対する関心を高めることが可能となる。また、これらの装飾体は主として柔軟性のあるウレタン樹脂材にて形成されているので安全かつ廉価である。
【００３４】
さらに、自転車のフレームに対して着脱自在であり、各種形状の装飾体を形成することにより、子供の好みに合わせて装飾体を交換して取り付けることができる。また、本体に形成した密閉空間は小物入れ等として利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係る装飾体を取り付けた子供用自転車を示す一部を省略した側面図である。
【図２】（ａ）は、装飾体本体の斜視図、（ｂ）は蓋体を示す斜視図である。
【図３】装飾体を自転車のフレームに装着した状態の断面図である。
【図４】装飾体を自転車のフレームに装着した状態の断面図である。
【図５】本発明の実施の形態２を示す装飾体を自転車のフレームに装着した状態の断面図である。
【図６】本発明の実施の形態２を示す装飾体を自転車のフレームに装着した状態の断面図である。
【符号の説明】
１　子供用自転車
２　前輪
３　後輪
４　フレーム
５　装飾体
６　装飾体本体
７　蓋体
８　表層
９　模様
１０，２１　Ｕ字形切欠部
１１　凹部
１２　密閉空間
１３　ネジ軸
１４　穴
１５　補強板
１６　座金
１７　雌ネジ
１８　座面
２０　バネ板
２２　Ｕ字形板バネ
２３　ガイド部
２４　平板

Claims

装飾用本体に子供用自転車のフレームに嵌合する切欠部を設けるとともに当該切欠部を介して、装飾体を前記フレームに着脱自在に装着することができるように構成したことを特徴とする子供用自転車の装飾体。
前記装飾用本体のフレームとの着脱手段は、前記切欠部とフレームに設けたネジ止め手段にて構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体。
前記装飾用本体のフレームとの着脱手段は、前記切欠部内に板バネを内装し、該板バネの弾性力にてフレームを挟持することにより着脱自在に装着することができるように構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体。
前記装飾用本体の形状がサッカーボール、オートバイのガソリンタンク、電車や自動車等の乗物、あるいは動物、人形等の形状を立体的に形成することにより構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体。
前記装飾用本体に収納用凹部を形成するとともに該収納用凹部の開口部に当該装飾用本体の外形の一部を形成する開閉自在な蓋体を設けて、その凹部と前記蓋体とにより密閉空間を形成することにより構成したことを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体。
前記装飾用本体がウレタン樹脂から成ることを特徴とする請求項１記載の子供用自転車の装飾体。