JP2004084183A - Sandbag, sandbag installation method using the same, and banking method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、盛土等に適用可能な大型の土嚢袋に関するものであり、全体として高い強度を持っているとともに、内部に投入する用土の状態を問わず使用することができるようにしたものである。なお、本出願で用土と称するものは、浚渫土砂,ヘドロ,建設残土など及びその用土を含むものである。さらに、この発明に係る土嚢袋を使用した土嚢の設置方法と盛土工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から大型の袋状の土嚢袋もあるが、これらは土嚢としての用途よりは主として材料の運搬や飼料の運搬に使用されることを目的としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来のものは強度や長期耐久性に問題がある。災害復旧の際等の応急用としては間に合っているが、永久構造物として用いるには問題があり、また使用勝手にも不都合がある。
【0004】
すなわち、構造的には長期耐久性を目的としていないので、盛土等に使用するための土嚢袋として使用するにはその強度が十分ではない。また、高含水の用土などを用いる場合においては、透水性に関し袋の素材や構造について考慮されていないので袋内の水分が外に速やかに排出されず安定しない。
【0005】
一方、従来の大型土嚢を高盛土に使用する場合には、設置した土嚢どうしの結合力がないため、転倒・崩壊する懸念があり、したがって土嚢を高く積みあげることが困難であるとともに、転倒や崩壊を防ぐためには土嚢を垂直に積まず、上下方向に互い違いになるように積む必要があり、結果として垂直の法面を形成するような積み方はできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、大型土嚢袋を盛土に適用するためには、袋全体として十分な強度を有するとともに、用土の水分が速やかに排出されるように袋の素材について配慮し、また設置後の転倒や崩壊を防ぐために隣接する土嚢どうしを簡単に結合することができるようにする必要がある。さらに、土嚢敷設時に隙間なく敷きつめられるようにするために、袋が中に入れた用土により膨らんだりせずに円筒形状を極力保つような構造にしておく必要がある。
【0007】
また、土嚢を数段積みあげた場合にも安定しているようにするために、隣接する土嚢どうしを結合するだけではなく、積み上げた土嚢を上下に貫通させるH鋼などの支柱が容易に打ちこめるような構造にしておく必要がある。
【0008】
そこで、この発明にかかる土嚢袋は前記課題を解決するために、有底円筒状の袋体の底面中央部及び側面下方を所望面積透水性を有する素材で、そして他の部分は非透水性の素材で形成し、袋体側面外周に環状補強帯を所望間隔で所望数縫着し、U字形に曲げた2本の吊り帯の中央部分を吊り下げ部とし両側部分をそれぞれ等間隔で環状補強帯と直交するようにし、吊り帯は環状補強帯と交叉する部分で環状補強帯と縫着するとともに、底面中央部の透水性素材部とその周囲の非透水性素材部の境界に底面補強帯を縫着し吊り帯の各先端をこの底面補強帯に縫着したものである。
【0009】
あるいは、これに加え袋体の上面を透水性素材又は非透水性素材で塞ぎ、中央部分には放射状に切れ目を形成して投入口とするとともに、投入口部分の内側には内容物飛散防止用の布の一辺を縫着したり、吊り下げ部の長さを土嚢袋の直径の1.2倍〜3.0倍としたものである。
【0010】
また、この発明にかかる土嚢設置方法は本発明の土嚢袋に用土を入れ土嚢を所定箇所に敷きつめつつ又は敷きつめた後に、各土嚢袋の吊り下げ部を任意箇所で切断し、この切断した吊り下げ部を隣接する土嚢袋の吊り帯部分に結んで土嚢を一体化するようにし、さらに前記の方法により土嚢袋を所望段数上下の土嚢が同軸上に位置するように積み、積んだ土嚢のうち任意箇所の土嚢袋について最上段の土嚢袋の上面開口部から最下段の土嚢袋の底面の透水性素材部を貫通するように支柱を打ち込んだものである。
【0011】
一方、この発明にかかる盛土工法は前記の方法により土嚢を設置し、最外列の土嚢と間隔をあけて簡易壁を構築し、土嚢と簡易壁の間に裏込め土を投入するとともに、積み上げた土嚢の内側に所望高さになるまで用土を盛土するようにしたものである。
【0012】
【作用】
土嚢袋の底面の中央部と側面下方を非透水性素材にしておくことにより土嚢内に高含水の用土などを投入して用土とした場合でも、水分は用土の自重によりこの透水性素材で形成した部分から容易に外に排出される。
【0013】
また、袋の円筒部には環状補強帯を縫着し底部には底面補強帯を縫着したので、袋全体として極めて大きな強度を有し、さらに吊り帯はこれら環状補強帯と底面補強帯を接続したので土嚢吊り上げ時に袋が内部の用土の重みに負けて破損するようなことを防止できる。
【0014】
さらに、設置後は吊り下げ部を途中で切断することにより、この切断した吊り下げ部を利用して隣接する土嚢の吊り帯に結合することができ、土嚢設置後の転倒や崩壊を防止できる。また、投入口と透水性素材で形成した底面中央部をを利用して垂直にH鋼等の支柱を容易に打ち込むことができ、盛土時の土嚢の安定性をさらに高めることができる。一方、盛土の土圧自体は土嚢で殆どを受け止め止めることが可能となり、土嚢の外側には化粧用の簡易壁を建築用コンクリート積ブロックや矢板等により施工することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の態様】
次に、この発明にかかる土嚢袋の一実施例を図1〜図3に基づいて述べる。
1は有底円筒状の袋体であり、底面中央部2及び側面下方部3は所望面積透水性を有する素材で形成してある。そして袋体1の他の部分4は非透水性の素材で形成してある。非透水性の素材としては例えば網地の材料などが使用できるが、その他袋体1全体をポリプロピレン製として底面中央部2と側面下方部3には防水処理をせず、他の部分4には防水処理をして非透水性となるようにしておいてもよい。また、非透水性素材で形成する箇所は図示した面積や箇所に限定されるものではなく、袋体1の下側から水分が外に速やかに排出できればよい。
【0016】
袋体側面外周には環状補強帯5が所望間隔で所望数縫着してある。図示した例では、側面底部と上端を少し空けて等間隔で三本縫着した例を示したが、これらは袋の大きさ等により適宜選択すればよい。また、縫着する代わりに接着剤により接着したりあるいは環状補強帯5と袋体1の素材によっては熱溶着等の方法によって固着させてもよい。なお、環状補強帯5の素材としてはある程度以上の引張強度を有していれば合成繊維製でも天然繊維製でも何でよい。また、幅も適当でよいが、例えば図示した例(袋体1はポリプロピレン製であり直径と高さは共に110cm)の場合は、環状補強帯5の幅は10cmとして袋体1の側面底部と上端をそれぞれ10cm空けて等間隔で三本としている。
【0017】
6はU字形に曲げた2本の吊り帯であり、その中央部分は吊り下げ部7となる。そして両側部分はそれぞれ等間隔(図3の底面図で円周の1/4周間隔で)で環状補強帯5と直交するようにし、吊り帯6は環状補強帯5と直交する交叉部8で環状補強帯5と縫着してある。すなわち、吊り帯6は環状補強帯5と交叉する交叉部8以外は袋体1とは分離しており、後述するようにこの分離部9を利用して隣接する土嚢と結合することができる。
【0018】
また、底面中央部2の透水性素材部とその周囲の非透水性素材部10の境界には底面補強帯11が縫着してある。そして吊り帯6の各先端12はこの底面補強帯11に縫着してある。なお、吊り帯6の吊り下げ部7の長さをは袋体1の直径の1.2倍〜3.0倍とする。吊り下げ部7は後述するようにこの部分を設置後に切断して結合ロープとして使用するので長いほど便利であるが、しかし長すぎると土嚢設置作業時に不必要に土嚢を高く吊り上げなければならず、作業効率が悪くなるので、妥協点として上記位の長さにしておくことが適当である。
【0019】
袋体1の上面13は必要に応じて透水性素材又は非透水性素材で塞いであり、中央部分には放射状に切れ目14を形成して投入口15としてある。投入口15部分の内側には内容物飛散防止用に投入口15を挟むように対向して投入口15を塞ぐ大きさの二枚の布16がそれぞれ一辺を上面13の投入口15の端部に縫着してある。そして、上面13の放射状の切れ目14の先端には絞り紐17が通してあり巾着状に投入口15となっている開口部を狭めることができる。すなわち、投入口15は内容物飛散防止用の二枚の布16と巾着状に狭めることができる袋体1上面13の三枚の材料により閉鎖されることになる。
【0020】
次に、本発明の土嚢袋を利用した土嚢設置方法を図4及び図5に基づいて述べる。
上記した土嚢袋の投入口15を開いて中に適当な用土を入れる。土嚢袋内の排水についても考慮してあるので、含水率が高い場合も利用することができる。そして、土嚢袋内に土砂を入れ終ったら、絞り紐17を絞って投入口15を狭める。ここまでの作業は土嚢設置箇所において行ってもよいし、あるいはその他の場所で行ってもよい。
【0021】
なお、土嚢袋に入れる用土としては先に述べたような各種土砂等のほか、降雨や日照等の天候あるいはその他の外的要因により土嚢袋に破損が生じる場合や永久構造物の構築という点を考慮すると、安定処理土を用いることが望ましい。但し、安定処理土でもセメント安定処理のように、土嚢を設置する前に固まってしまうような速硬性のものは安定性の面から不適当であり、ある程度練りだめができ、且つ材令の進行ならびに加圧に応じて強度が増加する処理土が望ましい。例えば、いわゆるFe石灰系処理土として知られるものが適している。これは自然土や自然土と砕石に土質安定剤として、酸化鉄と石灰や、酸化アルミニウム,酸化鉄及び酸化チタンを主成分としたAl−Fe−Ti系酸化組成物又は酸化アルミニウム,酸化鉄及び酸化チタンの混合物と石灰や、酸化鉄を主成分とするFe系酸化混合物とCaO, SiO2, Al2O3を主成分として含む下水汚泥焼却灰と石灰を混合したものである。
【0022】
そして、土嚢を所定箇所に平らに敷きつめた後に、各土嚢袋の吊り下げ部7を任意箇所で切断して結合ロープ18とする。ついでこの切断した吊り下げ部7、すなわち結合ロープ18を隣接する土嚢袋の吊り帯6の分離部9に結ぶ。吊り下げ部7を切断する箇所は吊り下げ部7の長さにより適当な箇所を選択すればよいが、切断した部分の両側(合計四本の結合ロープができることになる。)とも結合ロープ18として使用したい場合には中央で切断し、片側(合計二本の結合ロープができることになる。)だけでよい場合はどちらかの袋体1の上面13近傍で切断すればよい。なお、この隣接する土嚢の結合作業は、土嚢を全部敷設後に行ってもよいが、場合によっては敷設作業を行いながら順次並行して行ってもよい。これはそのときの作業環境や条件により任意に選択すればよい。
【0023】
そして、このようにして図6に示すように土嚢袋を所望段数上下の土嚢が同軸上に位置するように積む。従来のように階段状に積み上げることも勿論可能であるが、土嚢の敷設面積と必要数を減らすために同軸上で垂直に積めることが本発明の土嚢袋の特徴である。ついで図7に示すように積んだ土嚢のうち任意箇所の土嚢袋について最上段の土嚢袋の上面開口部から最下段の土嚢袋の底面の透水性素材部を貫通するように支柱19を打ち込む。支柱としては例えばH鋼を使用する。支柱19は土嚢の積み上げ段数と土嚢敷設箇所の諸条件等により適当な本数と箇所を選択すればよい。
【0024】
次に、本発明の土嚢袋を利用した盛土工法を図6及び図7に基づいて述べる。
上記した方法により土嚢を図6に示すように必要段数積み上げる。そして図7に示すように、最外列の土嚢20と間隔をあけて簡易壁として矢板21を打ち込み、土嚢20と矢板21の間に裏込め土22を投入する。また、積み上げた土嚢の内側に所望高さになるまで用土23を盛土する。用土23の土圧は土嚢により受け止めることが可能であり、その外側に施工する矢板21は裏込め土22の土圧だけを受け止めることができればよいので、矢板21はそれほど本格的なものでなくてもよい。
【0025】
なお、図示した例では簡易壁として矢板21を打ち込む例を示したが、簡易壁は積んだ土嚢の外側の化粧的な意味もあり、上記したように土圧としては裏込め土22の土圧だけを受け止めることができればよいので、矢板のように地盤に打ち込んで構築するもののほか、例えば建築用コンクリート積ブロック等のようなものを積み上げて構築してもよい。なお、図6に示すように支柱19は使用しないで盛土することも可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明にかかる土嚢袋によれば、有底円筒状の袋体の底面中央部及び側面下方を所望面積透水性を有する素材で、そして他の部分は非透水性の素材で形成し、袋体側面外周に環状補強帯を所望間隔で所望数縫着し、U字形に曲げた2本の吊り帯の中央部分を吊り下げ部とし両側部分をそれぞれ等間隔で環状補強帯と直交するようにし、吊り帯は環状補強帯と交叉する部分で環状補強帯と縫着するとともに、底面中央部の透水性素材部とその周囲の非透水性素材部の境界に底面補強帯を縫着し吊り帯の各先端をこの底面補強帯に縫着したので、環状補強帯により高含水で重量が大きい内容物に対して側面の膨れを抑制でき土嚢を隙間なく敷きつめる作業を簡単に行えるとともに、底面補強帯とともに吊り上げ時や積み重ね時の袋の破断を防止でき、さらに底面部及び側面下部に透水性素材を使用することにより水分を多く含む土も積極的に利用することができる。また、吊り帯は土嚢設置後には隣接する土嚢との結束用材料として利用することができる。
【0027】
さらに、上記に加え袋体の上面を透水性素材又は非透水性素材で塞ぎ、中央部分には放射状に切れ目を形成して投入口とするとともに、投入口部分の内側には内容物飛散防止用の布の一辺を縫着したので、投入口からの切れ目部分がホッパーの役割をして用土の投入が簡単に行える一方、投入口の内部に内容物飛散防止用の布を縫着しておくことにより、いったん中に入った用土が外に飛び出すのを防止できる。あるいは吊り下げ部の長さを、土嚢袋の直径の1.2倍〜3.0倍としたので、吊り下げ部は土嚢吊り上げ時にはその長さが不必要に長過ぎず、設置後に結合用の紐として利用するには隣接する土嚢に結ぶのに程よい長さを確保することができる。
【0028】
また、この発明に係る土嚢袋設置方法によれば本発明の土嚢袋に用土を入れ土嚢を所定箇所に敷きつめた後に、各土嚢袋を吊り下げ部の任意箇所で切断し、この切断した吊り下げ部を隣接する土嚢袋の吊り帯部分に結んで土嚢を一体化するようにしたので、隣合う土嚢を確実に連結することができ、土嚢の転倒を防止でき構造的に安定性を確保でき、したがって土嚢を階段状にずらさず垂直に積み上げることが可能となる。
【0029】
さらに、前記の方法により本発明の土嚢袋を所望段数上下の土嚢が同軸上に位置するように積み、積んだ土嚢のうち任意箇所の土嚢袋について最上段の土嚢袋の上面開口部から最下段の土嚢袋の底面の透水性素材部を貫通するように支柱を打ち込んだので、土嚢を階段状にずらさないで垂直に積んだ結果支柱を土嚢中央を串刺しするように貫通させることができ、土嚢の垂直方向の安定性をさらに高めることができる。
【0030】
一方、この発明に係るも盛土工法によれば、前記の方法により土嚢を設置し、最外列の土嚢と間隔をあけて簡易壁を構築し、土嚢と簡易壁の間に裏込め土を投入するとともに、積み上げた土嚢の内側に所望高さになるまで用土を盛土するようにしたので、従来の土嚢を階段状に積み上げた方法に比べ、同じ高さ土嚢を積み上げるのに土嚢の設置面積及び必要土嚢数を減らすことができるとともに、簡易壁は盛土の土圧を殆ど受けないので土嚢の外側は簡易な方法で構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土嚢袋の正面図である。
【図2】本発明の土嚢袋の底面図である。
【図3】本発明の土嚢袋の平面図である。
【図4】本発明の土嚢設置工法を示す正面説明図である。
【図5】本発明の土嚢設置工法を示す平面説明図である。
【図6】本発明の盛土工法の実施例を示す説明図である。
【図7】本発明の盛土工法の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 袋体
2 底面中央部
3 側面下方部
4 他の部分
5 環状補強帯
6 吊り帯
7 吊り下げ部
8 交叉部
9 分離部
10 非透水性素材部
11 底面補強帯
12 先端
13 上面
14 切れ目
15 投入口
16 布
17 絞り紐
18 結合ロープ
19 支柱
20 土嚢
21 矢板
22 裏込め土
23 用土[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a large sandbag applicable to embankment or the like, and has high strength as a whole and can be used regardless of the state of soil to be put into the inside. . In the present application, what is referred to as the soil includes dredged soil, sludge, construction residual soil, and the like and the soil. Further, the present invention relates to a method for installing a sandbag using the sandbag according to the present invention, and an embankment method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are also large-sized sandbags, but these are intended to be mainly used for transporting materials and transporting feed rather than being used as sandbags.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the conventional one has problems in strength and long-term durability. Although it is sufficient for emergency use at the time of disaster recovery, it is problematic to use it as a permanent structure, and its use is inconvenient.
[0004]
That is, since the structure is not intended for long-term durability, its strength is not sufficient for use as a sandbag for use in embankment or the like. In the case of using a medium with high water content, the material and structure of the bag are not taken into consideration with respect to water permeability, so that moisture in the bag is not quickly discharged to the outside and is not stable.
[0005]
On the other hand, when a conventional large sandbag is used for high embankment, there is no binding force between the installed sandbags, so there is a concern that the sandbags may fall over and collapse.Therefore, it is difficult to pile the sandbags high, To prevent collapse, sandbags must not be stacked vertically, but stacked alternately in the vertical direction. As a result, stacking that forms a vertical slope cannot be performed.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In other words, in order to apply a large sandbag to the embankment, the bag must have sufficient strength as a whole, and the material of the bag must be considered so that the moisture of the soil can be discharged quickly. It is necessary to be able to easily join adjacent sandbags to prevent them. Furthermore, in order to be able to lay the sandbags without gaps when laying the sandbags, it is necessary to have a structure that keeps the bag as much as possible without expanding the bags due to the soil material placed therein.
[0007]
In addition, in order to maintain stability even when several sandbags are stacked, not only are the sandbags connected to each other but also a strut made of H steel or the like that penetrates the stacked sandbags up and down easily is struck. It is necessary to have a structure that fits.
[0008]
Therefore, in order to solve the above problem, the sandbag according to the present invention is made of a material having a desired area of water permeability at the bottom center and the lower side of the bottomed cylindrical bag, and the other parts are non-water permeable. It is made of a material, and a desired number of annular reinforcing bands are sewn on the outer periphery of the side surface of the bag at a desired interval, and the central portion of the two hanging bands bent into a U-shape is used as a hanging portion, and both side portions are annularly reinforced at equal intervals. The suspension belt should be perpendicular to the belt, and the suspension band should be sewn to the annular reinforcement band at the intersection with the annular reinforcement band. And each end of the hanging band is sewn to this bottom reinforcing band.
[0009]
Alternatively, in addition to this, the upper surface of the bag body is closed with a water-permeable material or a water-impermeable material, and a radial cut is formed in a central portion as an input port, and inside the input port portion is used for preventing content scattering. And the length of the hanging portion is 1.2 to 3.0 times the diameter of the sandbag.
[0010]
Further, the sandbag installation method according to the present invention cuts the hanging portion of each sandbag bag at an arbitrary position while putting the soil in the sandbag bag of the present invention and laying the sandbag at a predetermined position or after laying the sandbag at the predetermined position. The sandbags are connected to the hanging part of the adjacent sandbag so that the sandbags are integrated, and the sandbags are stacked by the above-mentioned method so that the desired number of steps of the sandbags are positioned coaxially. The struts are driven into the sandbags at the locations so as to penetrate through the permeable material portion on the bottom surface of the lowermost sandbag from the upper surface opening of the uppermost sandbag.
[0011]
On the other hand, in the embankment method according to the present invention, sandbags are installed by the above-described method, a simple wall is constructed at an interval from the outermost sandbags, backfill soil is injected between the sandbags and the simple walls, and the piled up. The soil is filled up to the desired height inside the sandbag.
[0012]
[Action]
Even if a highly hydrous soil is put into the sandbag by making the middle part of the bottom of the sandbag and the lower side of the sandbag a non-permeable material, moisture is formed by this water-permeable material due to the weight of the soil itself. It is easily discharged outside from the part where it was done.
[0013]
In addition, an annular reinforcing band is sewn to the cylindrical portion of the bag and a bottom reinforcing band is sewn to the bottom, so that the bag has extremely high strength as a whole, and the hanging band has these annular reinforcing band and bottom reinforcing band. Since the bag is connected, it is possible to prevent the bag from being damaged by the weight of the internal soil when the sandbag is lifted.
[0014]
Further, after the installation, the hanging portion is cut in the middle, and the cut hanging portion can be used to connect to the hanging band of the adjacent sandbag, so that the falling and the collapse after the installation of the sandbag can be prevented. In addition, a column such as H steel can be easily driven vertically by using the inlet and the bottom center portion formed of a water-permeable material, and the stability of the sandbag at the time of embankment can be further enhanced. On the other hand, the earth pressure itself of the embankment can be almost completely received by the sandbag, and a simple decorative wall can be constructed on the outside of the sandbag with a concrete building block for construction or a sheet pile.
[0015]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS
Next, an embodiment of a sandbag according to the present invention will be described with reference to FIGS.
Reference numeral 1 denotes a bottomed cylindrical bag, and a bottom central portion 2 and a
[0016]
A desired number of
[0017]
[0018]
Further, a
[0019]
The
[0020]
Next, a method for setting a sandbag using the sandbag according to the present invention will be described with reference to FIGS.
Open the
[0021]
The soil to be put into the sandbag is not limited to the various types of soil described above, but may be damaged when the sandbag is damaged due to the weather such as rainfall or sunshine, or other external factors, or the construction of a permanent structure. Considering this, it is desirable to use stabilized soil. However, even in the case of stabilized soil, such as cement stabilization, which is hardened quickly before setting sandbags, is not suitable from the viewpoint of stability. In addition, a treated soil whose strength increases in response to pressure is desirable. For example, what is known as so-called Fe lime-based treated soil is suitable. This is a natural soil or natural soil and crushed stone as a soil stabilizer, iron oxide and lime, Al-Fe-Ti-based oxide composition or aluminum oxide, iron oxide and iron oxide containing aluminum oxide, iron oxide and titanium oxide as main components. It is a mixture of a mixture of titanium oxide and lime, or an oxidized Fe-based mixture containing iron oxide as a main component and sewage sludge incineration ash containing CaO, SiO2, and Al2O3 as a main component.
[0022]
Then, after the sandbags are laid flat at predetermined positions, the hanging portions 7 of the sandbags are cut at arbitrary positions to form
[0023]
Then, as shown in FIG. 6, the sandbags are stacked in such a manner that the sandbags above and below the desired number of steps are positioned coaxially. It is of course possible to stack the sandbags in a stepped manner as in the prior art, but it is a feature of the sandbags of the present invention that they are stacked vertically coaxially in order to reduce the laying area and required number of sandbags. Then, as shown in FIG. 7, the
[0024]
Next, an embankment method using a sandbag according to the present invention will be described with reference to FIGS.
According to the above-described method, sandbags are stacked in a required number of steps as shown in FIG. Then, as shown in FIG. 7, a
[0025]
In the illustrated example, an example is shown in which the
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the sandbag according to the present invention, the bottom central part and lower side of the bottomed cylindrical bag are made of a material having a desired area of water permeability, and the other parts are made of a water-impermeable material. A ring-shaped reinforcing band is sewn at a desired interval on the outer periphery of the side surface of the bag body at a desired interval, and the central portion of the two hanging bands bent into a U-shape is used as a hanging portion, and both side portions are respectively formed at equal intervals. The suspension belt is sewn to the annular reinforcement band at the intersection with the annular reinforcement band, and the bottom reinforcement band is attached to the boundary between the water-permeable material part at the center of the bottom surface and the non-permeable material part around it. Each end of the hanging band is sewn to this bottom reinforcing band, so that the annular reinforcing band can suppress side swelling of heavy contents with high water content, making it easy to lay sandbags without gaps. Can be carried out, and when lifting and stacking with the bottom reinforcement band Rupture of the bag can be prevented, it is possible to soil containing much moisture aggressively utilized by using a more permeable material on the bottom surface and the lower side. Further, the hanging band can be used as a material for binding with an adjacent sandbag after the sandbag is installed.
[0027]
Furthermore, in addition to the above, the upper surface of the bag body is closed with a water-permeable material or a non-water-permeable material, a cut is formed radially in the center portion to form an inlet, and the inside of the inlet portion is for preventing content scattering. Because one side of the cloth is sewn, the cut from the input port functions as a hopper, making it easy to put in the soil, while sewn a cloth to prevent the contents from scattering. This can prevent the soil once inside from jumping out. Alternatively, since the length of the hanging part is 1.2 to 3.0 times the diameter of the sandbag, the length of the hanging part is not unnecessarily long when the sandbag is lifted, and the length of the hanging part for connection is set after installation. When used as a string, it is possible to secure a length suitable for tying to an adjacent sandbag.
[0028]
According to the method for setting a sandbag according to the present invention, after putting the soil into the sandbag of the present invention and laying the sandbag at a predetermined position, each sandbag is cut at an arbitrary position of a hanging portion, and the cut suspension is used. The part is tied to the hanging part of the adjacent sandbag so that the sandbags can be integrated, so that the adjacent sandbags can be securely connected, the sandbags can be prevented from falling and structural stability can be secured, Therefore, it becomes possible to stack the sandbags vertically without shifting them stepwise.
[0029]
Furthermore, the sandbags of the present invention are stacked by the above-described method so that the desired number of upper and lower sandbags are coaxially positioned. The struts were driven so as to penetrate through the permeable material part on the bottom of the sandbag, so the sandbags were stacked vertically without shifting in steps, so that the struts could be penetrated as if skewered in the center of the sandbag. Can be further enhanced in the vertical direction.
[0030]
On the other hand, according to the embankment method according to the present invention, sandbags are installed by the above-described method, a simple wall is constructed at an interval from the outermost sandbag, and backfill soil is injected between the sandbags and the simple walls. In addition, since the soil was laid up to the desired height inside the piled sandbags, compared to the conventional method of stacking sandbags stepwise, the installation area of sandbags and the same height for stacking sandbags at the same height The required number of sandbags can be reduced, and the simple wall hardly receives the earth pressure of the embankment, so that the outside of the sandbags can be constructed by a simple method.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a sandbag according to the present invention.
FIG. 2 is a bottom view of the sandbag of the present invention.
FIG. 3 is a plan view of the sandbag of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory front view showing the sandbag installation method of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory plan view showing a sandbag installation method of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory view showing an embodiment of the embankment method of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory view showing another embodiment of the embankment method of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bag 2
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