JP2004082830A

JP2004082830A - Junction switch device for door

Info

Publication number: JP2004082830A
Application number: JP2002245098A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Miyata; 宮田　雅彦; Hiroaki Takahashi; 高橋　広明
Original assignee: Tokai Rika Co Ltd
Current assignee: Tokai Rika Co Ltd
Priority date: 2002-08-26
Filing date: 2002-08-26
Publication date: 2004-03-18

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a junction switch device for doors capable of restraining the consumption of electrodes by quickly extinguishing the arcs caused when a door is opened or closed in an early stage. <P>SOLUTION: A first opening and closing section 40 is provided with a first electrode 22a and a second electrode 33a arranged opposing to each other. A car body 12 is formed with a second opening and closing section 41 arranged in series with the first opening and closing section 40. The second opening and closing section 41 has a third electrode 24a and a fourth electrode 26a arranged opposing to each other, and a permanent magnet 30 is arranged around the space between the third and fourth electrodes 24a and 26a. Therefore, the switching following the opening and closing of a slide door is performed by the second opening and closing section 41, as a result, the arc caused only by the second opening and closing section 41 can be extinguished by the permanent magnet 30 in an early stage, as a result, the consumption of the electrodes can be restrained. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア用ジャンクションスイッチ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ワンボックスカー等には、スライドドアが設けられ、同スライドドアには、例えば、ドアクローザや、カーテシランプ等の電気負荷が設けられている。このため、スライドドアには、車体に搭載した電源の電力を前記電気負荷に供給するため、ジャンクションスイッチ装置が設けられている。
【０００３】
ジャンクションスイッチ装置は、車体側及びスライドドア側にそれぞれ互いに当接可能に電極（接触子）を備えており、スライドドアの開閉に応じて、両電極が開閉するようにされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年、電気車や、ハイブリッドカーには、高電圧の電源が搭載されてきている。この場合、電源が高電圧であると、前記スライドドアの開閉時に、ジャンクションスイッチの電極間に大きなアークが生ずる。このため、高電圧の電源を備えた車両では、前記アークにより電極の消耗が激しくなり、電極の寿命、すなわち、ジャンクションスイッチ装置の寿命が短くなるおそれがあった。
【０００５】
そこで、アークが生じたとき、そのアークを磁石の磁界で早期に吹消す（消滅する）磁石を、すなわち、磁気消弧が可能に磁石を両電極間に配置することが考えられる。
【０００６】
しかし、スライドドア側及び車体側に設けたジャンクションスイッチ装置の両電極は、剥き出して配置されているため、磁石を配置することが難しい問題があった。
【０００７】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、電源が高圧化された場合、ドアの開閉時に生ずるアークを早期に消滅させて、電極の消耗を抑制することができるドア用ジャンクションスイッチ装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項１に記載の発明は、ドアが閉じられたとき互いに接続する車体側の第１電極とドア側の第２電極とを備えたドア用ジャンクションスイッチ装置において、前記第１電極と第２電極とを前記ドアの開閉に伴って開閉する第１開閉部とし、前記ドア又は車体には、前記第１開閉部に対して直列に接続した第２開閉部を設け、前記第２開閉部は互いに開閉する第３電極と第４電極とを含み、同第３電極と第４電極とは、前記ドアを開いた際に、前記第１開閉部の開放よりも先に開放させる機構部を備え、第３電極と第４電極とが互いに離間した際に生ずるアークに作用して、アークを消滅する磁界付与手段を、第３電極と第４電極の間の周囲に配置したことを要旨とする。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のドア用ジャンクションスイッチ装置において、前記第１開閉部の一方の電極は、第１開閉部の他方の電極に対して接近離間自在に配置され、かつ、前記ドアの閉鎖時に第１開閉部の他方の電極に押圧されることにより、移動可能に配置されており、前記機構部は、前記第２開閉部の一方の電極が、前記第１開閉部の一方の電極と連結されて移動自在に設けられ、かつ、第２開閉部の両電極間の開放時の離間距離が、第１開閉部の一方の電極の開放時に移動する移動距離よりも短くなるように、第２開閉部の両電極を配置した構成と、前記第１開閉部の一方の電極に付設され、前記ドアの閉鎖時に蓄力されるとともに前記ドアの開放時に付勢力により同一方の電極を第１開閉部の他方の電極側に移動する付勢手段と、第２開閉部の両電極の接続時に、両電極の接続時の衝撃を緩衝する緩衝手段を含むことを要旨とする。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、請求項２に記載のドア用ジャンクションスイッチ装置において、前記緩衝手段は、第３電極に付設されていることを要旨とする。
請求項４に記載の発明は、請求項２に記載のドア用ジャンクションスイッチ装置において、前記緩衝手段は、第４電極に付設されていることを要旨とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
以下、本発明を具体化した一実施形態を図１〜図４に従って説明する。
【００１２】
なお、本実施形態では、図１において左側を左、右側を右という。
バッテリー（４２Ｖ系）からなる電源１１は、車体ボディ１２に設置されている。パワーウィンドウを制御する負荷１３は、ドアボディ１４にて形成されている。前記電源１１及び負荷１３は、ジャンクションスイッチ１５を介して、電気的に接続され、ドアボディ１４にてアースされる。
【００１３】
ジャンクションスイッチ１５は、互いに対向配置したボディ側のジャンクション１６とスライドドア側のジャンクション３６とから構成されている。
前記ジャンクション１６は、スイッチケース１７と、機構部としての第１可動接触子１８と、第２可動接触子１９とを備えている。前記ジャンクション１６は、前記車体ボディ１２における前記ドアボディ１４と対向する面である対向面１２ｂから、前記ジャンクション３６側方向（以下、右方向）へ突出するように形成されている。
【００１４】
前記スイッチケース１７は、絶縁性材料から形成され、前記車体ボディ１２に形成された収納孔１２ａに固着され、前記第１可動接触子１８及び第２可動接触子１９を、左右方向へ、往復動可能に収納している。前記スイッチケース１７は、有底円筒状をなすとともに、軸方向の略中央内部には、断面円形状をなす隔壁１７ａが形成されている。隔壁１７ａを挟んでスイッチケース１７内は、ジャンクション３６側に位置する第１室２０と反ジャンクション３６側に位置する第２室２１が形成されている。また、隔壁１７ａの中心には、貫通孔１７ｂが形成され、第１室２０と、第２室２１とは貫通孔１７ｂを介して連通されている。また、前記スイッチケース１７の基端に形成された底壁１７ｃには、貫通孔１７ｄが形成されている。
【００１５】
第１可動接触子１８は、導体となる金属から形成され、それぞれ断面円形をなす先端部２２と、基端部２４と、両端部を連結するとともに両端部よりも小径の連結部２３とから構成されている。前記先端部２２及び基端部２４は、第１室２０及び第２室２１に摺動可能に収納され、連結部２３は貫通孔１７ｂを摺動可能に貫挿して配置されている。基端部２４は図１に示すように隔壁１７ａに対して係止可能な大きさとされている。
【００１６】
連結部２３は、前記先端部２２及び基端部２４に対して、同軸となるようにろう付けにより固着されている。また、第１室２０内において、連結部２３の外周には、付勢手段としてのコイルスプリング２５が巻装されており、同コイルスプリング２５の両端は先端部２２と、前記隔壁１７ａに係止されて、先端部２２を右方向へ付勢している。
【００１７】
先端部２２の先端には、第１電極２２ａが固着されている。ドアボディ１４が開放された際には、コイルスプリング２５の付勢力により、第１電極２２ａはスイッチケース１７から右方向へ距離ｄ１突出している。また、ドアボディ１４が閉じた際には、コイルスプリング２５の付勢力に抗して第１可動接触子１８はジャンクション３６に押圧されて図２に示す状態から、図４に示す最縮小状態になるまでに、距離ｄ２縮むように形成されている。
【００１８】
また、基端部２４の端面には、第３電極２４ａが固着されている。前記基端部２４の外径の大きさは、前記先端部２２と同様である。
前記第２可動接触子１９は、導体となる金属から形成され、それぞれ断面円形をなす先端部２６と、基端部２８と、両端部を連結するとともに両端部よりも小径の連結部２７とから構成されている。前記先端部２６及び連結部２７は、前記先端部２２及び連結部２３の軸線方向の長さよりも短くされている。
【００１９】
前記先端部２６は、第２室２１に摺動可能に収納され、連結部２７は貫通孔１７ｄを摺動可能に貫挿して配置されている。基端部２８は図１に示すように底壁１７ｃに対して係止可能な大きさとされている。
【００２０】
連結部２７は、先端部２６及び基端部２８に対して同軸となるようにろう付けにより固着されている。
また、第２室２１内において、連結部２７の外周には、緩衝手段としてのコイルスプリング２９が巻装されており、同コイルスプリング２９の両端は先端部２６と、底壁１７ｃに係止されて、先端部２６を右方向へ付勢している。先端部２６の先端には、第４電極２６ａが固着されている。
【００２１】
ドアボディ１４が開放された際には、コイルスプリング２９の付勢力により、基端部２８が底壁１７ｃに係止した状態（以下、待機状態という。）となるとともに、第４電極２６ａは図１及び図２に示すように第３電極２４ａと離間配置される。なお、コイルスプリング２９は、先端部２６を待機状態の位置へ付勢するための第２付勢手段、すなわち、本実施形態では右方向へ付勢するための第２付勢手段としても機能する。ここで、コイルスプリング２９を第２付勢手段とするときは、先端部２６は第１付勢手段として機能する。
【００２２】
また、ドアボディ１４が閉じられた際には、コイルスプリング２９の付勢力に抗して、基端部２８が底壁１７ｃから離間するとともに、第４電極２６ａは第３電極２４ａと接触して、図４に示す位置に配置される。
【００２３】
第２室２１において、前記第３電極２４ａと前記第４電極２６ａとが離間した空間域に対応する前記スイッチケース１７の内壁には、磁界付与手段としてのリング状をなす永久磁石３０が埋め込まれて固着されている。前記永久磁石３０は、Ｎ極とＳ極からなり、左右方向に直交する上下方向に磁界が発生する配置構成となっている。
【００２４】
第２可動接触子１９の基端部２８は可撓性を備えたリード線３７に電気的に連結されており、電源１１と接続されている。
ジャンクション３６は、スライドドアのドアボディ１４における車体ボディ１２と対向する面である対向面１４ａのボディ側のジャンクション１６と対向する位置に設けられている。
【００２５】
ジャンクション３６は、断面コ字状をなす絶縁性のスイッチケース３１と断面Ｉ字状をなす固定接触子３２とから構成されている。前記スイッチケース３１は、有底円筒状をなし、前記対向面１４ａに設けられた窪状部１４ｂに嵌合固着されている。固定接触子３２は、スイッチケース３１内に固定されている。また、先端部３３の先端には、第２電極３３ａが固着され、ドアボディ１４が開閉された際に第１電極２２ａと接離可能に対向配置されている。従って、前記第１電極２２ａと第２電極３３ａとから、第１開閉部４０が形成されている。
【００２６】
また、固定接触子３２は、リード線３８を介してドアボディ１４に取り出され、負荷１３へ電気的に接続されている。
本実施形態では、ドアボディ１４が閉じられた際、固定接触子３２が、第１可動接触子１８を押圧したとき、第１可動接触子１８が移動する距離ｄ２は、距離ｄ１よりも短くされている。また、この距離ｄ２は、第３電極２４ａと第４電極２６ａとの最終開放時の離間距離ｄ３よりも長くされている。なお、最終開放時の離間距離ｄ３とは、図１及び図２に示すように、ドアボディ１４が開放し、第１可動接触子１８及び第２可動接触子１９の基端部２４，２８がそれぞれ隔壁１７ａ，底壁１７ｃに係止した際の距離である。
【００２７】
すなわち、ジャンクションスイッチ１５は、ジャンクション３６とジャンクション１６とが接続する場合には、前記第１電極２２ａと前記第２電極３３ａとが接触した後に、前記第３電極２４ａと前記第４電極２６ａとが接触するように構成されている。
【００２８】
一方、前記ジャンクションスイッチ１５は、前記ジャンクション３６とジャンクション１６との接続状態が解除される場合には、前記第３電極２４ａと前記第４電極２６ａとが離れた後に、前記第１電極２２ａと前記第２電極３３ａとが離れるように構成されている。
【００２９】
次に、ジャンクションスイッチ１５の作用について説明する。
さて、車の乗降者等が、図１，２に示すように、スライドドアが開いた状態において、同スライドドアを閉める場合、対向面１４ａに設けられたジャンクション３６は、対向面１２ｂに設けられたボディ側のジャンクション１６に対し、次第に近接していく。そして、ついには、ジャンクション３６の第２電極３３ａは、ジャンクション１６の第１電極２２ａと当接する。
【００３０】
さらに、スライドドアが閉められると、ジャンクション１６の第１可動接触子１８は、対向面１２ｂから突出しているため、ジャンクション３６によって、コイルスプリング２５の付勢力に抗して左方向へ押圧される。すなわち、第１可動接触子１８は、スイッチケース１７内を左方向へ摺動する。その結果、第３電極２４ａは、第４電極２６ａと次第に近接していき、図３に示すような状態になる。
【００３１】
この時、第２開閉部４１において、アークが発生しうるが、そのような場合には、永久磁石３０による右方向と直交する磁力によってアークは消弧される。
さらにスライドドアが閉められると、第３電極２４ａは、第４電極２６ａと接続され、電源１１から、負荷１３への通電が開始される。
【００３２】
さらに、スライドドアが閉められると、第２可動接触子１９は、コイルスプリング２９の付勢力に抗して第１可動接触子１８に押圧され、スイッチケース１７内を左方向へ摺動する。そして、本実施形態では、図４に示すように、前記スライドドアが完全に閉まった時に、コイルスプリング２９は、完全に縮んだ状態となるように設計されている。
【００３３】
さて、次に車の乗降者等が、スライドドアが閉まった状態において、該スライドドアを開ける場合、図４の状態から、ジャンクション３６は、右方向に移動する。この時、第１可動接触子１８及び第２可動接触子１９は、それぞれに設けられたコイルスプリング２５及びコイルスプリング２９による付勢力により、前記スイッチケース１７内を右方向へ摺動する。
【００３４】
さらに、スライドドアが開けられると、第２可動接触子１９は、底壁１７ｃに係止されることにより静止する一方、第１可動接触子１８は、コイルスプリング２５の付勢力によって、前記スイッチケース１７内を右方向へ摺動する。その結果、第３電極２４ａは、第４電極２６ａから離れ、図３に示すような状態になる。すなわち、電源１１から、負荷１３への通電が遮断される。
【００３５】
この時、第２開閉部４１において、アークが発生しうるが、そのような場合には、永久磁石３０による右方向と直交する磁力によってアークは消弧される。
さらに、スライドドアが開けられると、第１可動接触子１８は、隔壁１７ａに係止されることにより静止し、その結果、第２電極３３ａは、第１電極２２ａから離れ、図２に示すような状態に戻る。
【００３６】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
（１）上記実施形態では、前記ジャンクションスイッチ１５は、ジャンクション３６とジャンクション１６とが接続する場合には、前記第１電極２２ａと前記第２電極３３ａとが接触した後に、前記第３電極２４ａと前記第４電極２６ａとが接触するように構成した。
【００３７】
一方、前記ジャンクション３６とボディ側のジャンクション１６との接続状態が解除される場合には、前記第３電極２４ａと前記第４電極２６ａとが離れた後に、前記第１電極２２ａと前記第２電極３３ａとが離れるように構成した。
【００３８】
さらに、磁界付与手段としての永久磁石３０を、第３電極２４ａと第４電極２６ａとの間の周囲に配置することにより、第２開閉部４１にて発生するアークを磁気消弧する構成とした。
【００３９】
従って、スライドドアの開閉に伴い、第２開閉部４１のみで発生しうるアークの発生時間を低減することができ、前記第３電極２４ａ及び第４電極２６ａの消耗を抑制することができる。
【００４０】
（２）さらに、上記実施形態では、前記第３電極２４ａ及び第４電極２６ａの接触方向に対して、直交して磁界が発生するように配置した。
従って、ジャンクションスイッチ１５によって発生するアークを効率的に除去することができる。
【００４１】
（３）上記実施形態では、第２室２１内でのみアークが発生するように、第２室２１内に第３電極２４ａ及び第４電極２６ａを設けた。
従って、ジャンクションスイッチ１５内部のみで、アークが発生するため、乗降者等が感電する危険性はない。
【００４２】
（４）上記実施形態では、連結部２７の外周において、先端部２６と、底壁１７ｃとの間に、前記先端部２６を右方向へ付勢するように、緩衝手段としてのコイルスプリング２９を巻装した。
【００４３】
従って、スライドドアを完全に閉める際において、固定接触子３２と第１可動接触子１８及び第２可動接触子１９との接触を緩衝することができる。
（５）上記実施形態では、第１電極２２ａと第３電極２４ａとを、機構部としての第１可動接触子１８によって同一部材上に形成した。
【００４４】
従って、アークを除去できる機能を有するジャンクションスイッチ１５の小型化を図ることができる。
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
【００４５】
○前記実施形態では、磁界付与手段として永久磁石３０を用いたが、例えば電磁石のように他の磁界付与手段を用いてもよい。
○前記実施形態では、Ｎ極とＳ極とを有する永久磁石３０を、リング状に一体形成したが、例えば、一つの磁石におけるＮ極又はＳ極のうち、いずれか一方のみを第２開閉部４１に対向して設けてもよい。
【００４６】
○前記実施形態では、磁界付与手段としての永久磁石３０を、第３電極２４ａと第４電極２６ａとの接触方向に対して垂直に磁界が発生するように配置したが、略垂直方向に配置してもよい。
【００４７】
○前記実施形態では、電源１１及び負荷１３を、ジャンクションスイッチ１５を介して、電気的に接続し、前記負荷１３をドアボディ１４にてアースする配置としたが、例えば図５に示すような配置にしてもよい。
【００４８】
すなわち、ジャンクションスイッチ１５と直列にジャンクションスイッチ１１５を配置する。同ジャンクションスイッチ１１５は、ボディ側のジャンクション１１６とスライドドア側のジャンクション１３６とを備えている。
【００４９】
ジャンクション１１６は、第３可動接触子１１８と、同第３可動接触子１１８を収納するスイッチケース１１７とを備えている。スイッチケース１１７は、第１実施形態におけるスイッチケース１７と、第２室２１、永久磁石３０、隔壁１７ａを省略した点で相違している。従って、スイッチケース１１７は、第１実施形態における隔壁１７ａの代わりに底壁１１７ｃを備えることにより、第１実施形態における第１室２０と同様の収納室１２０を形成している。
【００５０】
なお、第３可動接触子１１８を構成する各部材及び第３可動接触子１１８に関係する周辺の部材（以下、第３可動接触子等という。）は、第１可動接触子１８を構成する各部材及び第１可動接触子１８に関係する周辺の部材と同じである。従って、第３可動接触子１１８等において、第１可動接触子１８及び第１可動接触子１８に関係する周辺の部材と対応する部材には、第１可動接触子１８側の各部材の符号に１００を加算した符号を付してその説明を省略する。
【００５１】
ジャンクション１３６を構成する各部材は、第１実施形態におけるジャンクション３６を構成する各部材と同じ構成である、従って、ジャンクション１３６において、ジャンクション３６と対応する部材には、ジャンクション３６を構成する各部材の符号に１００を加算した符号を付してその説明を省略する。
【００５２】
そして、電源１１及び負荷１３を、ジャンクションスイッチ１５を介して、電気的に接続し、ジャンクションスイッチ１１５を介して、車体ボディ１２にてアースする配置としてもよい。
【００５３】
○前記実施形態では、緩衝手段としてのコイルスプリング２９を、第２可動接触子１９側に設けたボディ側のジャンクション１６に形成したが、コイルスプリング２９を、第１可動接触子１８側に設けたボディ側のジャンクション５６に形成してもよい。例えば、以下のように、ジャンクション５６を形成しても、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、第１実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付す。
【００５４】
すなわち、図６に示すように、先端に第１電極２２ａを備える第１可動接触子５８における基端面の中央に断面円形の収納孔５０が設けられている。第１可動接触子５８の側面には、先端部よりも小径な小径部５３が略中央から基端に亘って形成されている。同小径部５３は、スイッチケース１７の隔壁１７ａの貫通孔１７ｂの内周面に対して往復動自在に摺動する。小径部５３には、コイルスプリング２５が巻装されている。同コイルスプリング２５のスライドドア側の一端は、小径部５３におけるスライドドア側のリング面５３ａと係止され、他端は、隔壁１７ａと係止されている。
【００５５】
また、第１可動接触子５８における基端には、外向きフランジ５８ａ及び内向きフランジ５８ｂが形成されている。外向きフランジ５８ａが第２室２１側に配置されることにより、第１可動接触子５８は外向きフランジ５８ａによって、隔壁１７ａに係止される構成となっている。
【００５６】
その結果、スライドドアが開放された状態においては、第１可動接触子５８は外向きフランジ５８ａが隔壁１７ａに係止されるとともに、コイルスプリング２５の付勢力により、第１電極２２ａはスイッチケース１７からスライドドア側方向へ距離ｄ１突出している。また、スライドドアが閉じた際には、コイルスプリング２５の付勢力に抗して第１可動接触子５８はジャンクション３６に押圧されて、反スライドドア側に距離ｄ２（＜ｄ１）移動するように形成されている。
【００５７】
収納孔５０には、円柱状をなす第２可動接触子５９がその軸心方向に沿って摺動可能に収納されており、同第２可動接触子５９における基端には、フランジ５９ａが形成されている。そのため、第２可動接触子５９は、フランジ５９ａによって、内向きフランジ５８ｂに係止される構成となっている。
【００５８】
収納孔５０には、コイルスプリング２９が設けられており、そのスライドドア側の一端は、収納孔５０の内底面５０ａと係止され、他端は、第２可動接触子５９の基端面５９ｂと係止されている。その結果、コイルスプリング２９は、第２可動接触子５９を、反スライドドア側に、すなわち、先端を５８ｂから第２室２１内へ突出可能に付勢する。
【００５９】
また、第２可動接触子５９の先端には、第３電極２４ａが備えられており、同第３電極２４ａは、スライドドアが開放された状態において、距離ｄ３離間して第４電極２６ａと対向している。同第４電極２６ａを備える固定接触子５１は、スイッチケース１７の底部に固定されている。
【００６０】
このように構成した場合のジャンクション５６の動作について以下、説明する。
スライドドアが開放された状態から、同スライドドアを閉める場合、ジャンクション３６は、ジャンクション５６に対し、次第に近接していく。そして、ついには、ジャンクション３６の第２電極３３ａは、ジャンクション５６の第１電極２２ａと当接する。
【００６１】
さらに、スライドドアが閉められると、ジャンクション５６の第１可動接触子５８は、ジャンクション３６によって、コイルスプリング２５の付勢力に抗して反スライドドア側方向へ押圧される。すなわち、第１可動接触子５８は、スイッチケース１７内を反スライドドア側方向へ摺動する。その結果、第３電極２４ａは、前記第４電極２６ａと次第に近接していく。
【００６２】
この時、第３電極２４ａと第４電極２６ａとの間にアークが発生しうるが、そのような場合には、永久磁石３０によるスライドドア側方向と直交する磁力によって前記アークは消弧される。
【００６３】
さらにスライドドアが閉められると、第３電極２４ａは、第４電極２６ａと接続され、電源１１から、負荷１３への通電が開始される。
さらに、スライドドアが閉められると、第１可動接触子５８は、コイルスプリング２５の付勢力に抗して、反スライドドア側方向へ摺動する一方、第２可動接触子５９は、固定接触子５１と当接しているため、これ以上反スライドドア側方向へ移動しない。その結果、第２可動接触子５９は、完全にスライドドアが閉められるまで、コイルスプリング２９の付勢力に抗して、収納孔５０内を摺動しつつ、固定接触子５１と当接する状態に留まる。
【００６４】
次に車の乗降者等が、スライドドアが閉まった状態において、同スライドドアを開ける場合、ジャンクション３６は、スライドドア側方向に移動する。この時、第１可動接触子５８は、コイルスプリング２５の付勢力により、スイッチケース１７内をスライドドア側方向へ摺動する。一方、第２可動接触子５９は、コイルスプリング２９の付勢力により、収納孔５０内を摺動しつつ、固定接触子５１と当接する状態に留まる。
【００６５】
さらに、スライドドアが開けられると、第２可動接触子５９は、内向きフランジ５８ｂに係止され、この後は、第１可動接触子５８と一体に移動する。一方、第１可動接触子５８は、コイルスプリング２５の付勢力によって、スイッチケース１７内を右方向へ摺動し続ける。従って、第３電極２４ａは、第４電極２６ａから離れ、電源１１から負荷１３への通電は遮断される。
【００６６】
この時、第３電極２４ａと第４電極２６ａとの間にアークが発生しうるが、そのような場合には、永久磁石３０によるスライドドア側方向と直交する磁力によって前記アークは消弧される。
【００６７】
さらに、スライドドアが開けられると、第１可動接触子５８は、隔壁１７ａに係止されることにより静止し、その結果、第２電極３３ａは、第１電極２２ａから離れ、図６に示すような状態に戻る。
【００６８】
○前記実施形態では、第３電極２４ａ及び第４電極２６ａを車体ボディ１２に設けたが、例えば図７に示すように、第１電極６２ａを車体ボディ１２に設け、第２電極６３ａ、前記第３電極２４ａ及び第４電極２６ａをドアボディ１４に設けたジャンクションスイッチ６５に形成してもよい。
【００６９】
○前記実施形態では、ジャンクションスイッチ１５をスライドドアに具体化したが、例えば運送車の観音開きのドア、いわゆるバックドア等に具体化してもよい。
【００７０】
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
（１）　前記緩衝手段が付設された電極は、対向する他の電極に向かう方向に沿って往復動自在に設けられており、
請求項２における付勢手段を第１付勢手段としたとき、
前記緩衝手段は、前記緩衝手段が付設された電極を、対向する他の電極側に向けて付勢する第２付勢手段を含むことを特徴とする請求項３又は請求項４に記載のドア用ジャンクションスイッチ装置。
【００７１】
（２）　前記磁界付与手段は、永久磁石であることを特徴とする請求項１乃至請求項４のうちいずれか１項に記載のドア用ジャンクションスイッチ装置。
【００７２】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１〜請求項４のうちいずれか一項に記載の発明は、電源が高圧化された場合、ドアの開閉時に生ずるアークを早期に消滅させて、電極の消耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明のドア用ジャンクションスイッチ装置の実施形態を示す概略断面図。
【図２】図１のドア用ジャンクションスイッチ装置の概略断面図。
【図３】図１のドア用ジャンクションスイッチ装置の概略断面図。
【図４】図１のドア用ジャンクションスイッチ装置の概略断面図。
【図５】この発明のドア用ジャンクションスイッチ装置の別例を示す概略断面図。
【図６】この発明のドア用ジャンクションスイッチ装置の別例を示す概略断面図。
【図７】この発明のドア用ジャンクションスイッチ装置の別例を示す概略断面図。
【符号の説明】
１５…ジャンクションスイッチ装置としてのジャンクションスイッチ、１８…第１可動接触子、１９…第２可動接触子、２２ａ…第１電極、２４ａ…第３電極、２５…付勢手段としてのコイルスプリング、２６ａ…第４電極、２９…緩衝手段としてのコイルスプリング、３０…磁界付与手段としての永久磁石、３３ａ…第２電極、４０…第１開閉部、４１…第２開閉部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a junction switch device for a door.
[0002]
[Prior art]
A one-box car or the like is provided with a sliding door, and the sliding door is provided with an electric load such as a door closer or a courtesy lamp. For this reason, the slide door is provided with a junction switch device for supplying electric power of a power source mounted on the vehicle body to the electric load.
[0003]
The junction switch device is provided with electrodes (contacts) on the vehicle body side and the slide door side so as to be able to contact each other, and both electrodes are opened and closed in accordance with opening and closing of the slide door.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in recent years, electric vehicles and hybrid cars have been equipped with high-voltage power supplies. In this case, if the power supply is at a high voltage, a large arc is generated between the electrodes of the junction switch when the slide door is opened and closed. For this reason, in a vehicle provided with a high-voltage power supply, there is a possibility that the electrode may be greatly consumed by the arc and the life of the electrode, that is, the life of the junction switch device may be shortened.
[0005]
Therefore, it is conceivable to arrange a magnet that blows out (dissipates) the arc early by the magnetic field of the magnet when the arc is generated, that is, arranges the magnet between the two electrodes so as to enable magnetic arc extinction.
[0006]
However, since both electrodes of the junction switch device provided on the slide door side and the vehicle body side are exposed, there is a problem that it is difficult to dispose a magnet.
[0007]
The present invention has been made in order to solve the above problems, and an object of the present invention is to suppress the consumption of electrodes by quickly extinguishing an arc generated when a door is opened and closed when a power supply is increased in voltage. It is an object of the present invention to provide a junction switch device for a door.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 provides a door junction switch device including a vehicle body-side first electrode and a door-side second electrode that are connected to each other when the door is closed. A first opening / closing unit that opens and closes the first electrode and the second electrode in accordance with opening / closing of the door, and the door or the vehicle body includes a second opening / closing unit connected in series to the first opening / closing unit. The second opening / closing section includes a third electrode and a fourth electrode that open and close with each other, and the third electrode and the fourth electrode are more open than the first opening / closing section when the door is opened. A magnetic field applying means for extinguishing the arc by acting on an arc generated when the third electrode and the fourth electrode are separated from each other, and providing a magnetic field applying means between the third electrode and the fourth electrode. The gist is that it is located in
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the door junction switch device according to the first aspect, one electrode of the first opening / closing portion is disposed so as to be able to approach and separate from the other electrode of the first opening / closing portion. And, when the door is closed, it is movably arranged by being pressed by the other electrode of the first opening / closing unit, and the mechanism unit is configured such that one electrode of the second opening / closing unit is connected to the first opening / closing unit. The opening and closing distance between the two electrodes of the second opening / closing part is greater than the moving distance when the one electrode of the first opening / closing part is opened. A configuration in which both electrodes of the second opening / closing unit are arranged so as to be shorter, and is attached to one electrode of the first opening / closing unit, and is stored when the door is closed and is biased when the door is opened. Move one electrode to the other electrode side of the first opening / closing part And biasing means that, when connecting both electrodes of the second closing part, is summarized in that comprise buffering means for buffering a shock when connecting the two electrodes.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the door junction switch device according to the second aspect, the buffer means is attached to a third electrode.
According to a fourth aspect of the present invention, in the door junction switch device according to the second aspect, the buffer means is attached to a fourth electrode.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0012]
Note that, in the present embodiment, the left side in FIG.
A power supply 11 composed of a battery (42 V system) is installed in the vehicle body 12. The load 13 for controlling the power window is formed by a door body 14. The power supply 11 and the load 13 are electrically connected via a junction switch 15 and are grounded at the door body 14.
[0013]
The junction switch 15 is composed of a body-side junction 16 and a sliding door-side junction 36 which are arranged to face each other.
The junction 16 includes a switch case 17, a first movable contact 18 as a mechanism, and a second movable contact 19. The junction 16 is formed so as to protrude in a direction toward the junction 36 (hereinafter, rightward) from an opposing surface 12b of the vehicle body 12 that opposes the door body 14.
[0014]
The switch case 17 is formed of an insulating material, is fixed to a storage hole 12a formed in the vehicle body 12, and reciprocates the first movable contact 18 and the second movable contact 19 in the left-right direction. It is stored as possible. The switch case 17 has a bottomed cylindrical shape, and a partition wall 17a having a circular cross section is formed substantially in the center in the axial direction. A first chamber 20 located on the junction 36 side and a second chamber 21 located on the opposite side of the junction 36 are formed in the switch case 17 with the partition wall 17a interposed therebetween. Further, a through hole 17b is formed at the center of the partition wall 17a, and the first chamber 20 and the second chamber 21 communicate with each other via the through hole 17b. The bottom wall 17c formed at the base end of the switch case 17 has a through hole 17d.
[0015]
The first movable contact 18 is formed of a metal serving as a conductor and includes a distal end portion 22 having a circular cross section, a proximal end portion 24, and a connecting portion 23 connecting both ends and having a smaller diameter than both ends. Have been. The distal end portion 22 and the proximal end portion 24 are slidably housed in the first chamber 20 and the second chamber 21, and the connecting portion 23 is slidably inserted through the through hole 17b. As shown in FIG. 1, the base end portion 24 has a size that can be locked to the partition wall 17a.
[0016]
The connecting portion 23 is fixed to the distal end portion 22 and the proximal end portion 24 by brazing so as to be coaxial. In the first chamber 20, a coil spring 25 as an urging means is wound around the outer periphery of the connecting portion 23. Both ends of the coil spring 25 are engaged with the distal end portion 22 and the partition wall 17a. Then, the distal end portion 22 is urged rightward.
[0017]
A first electrode 22a is fixed to the tip of the tip portion 22. When the door body 14 is opened, the first electrode 22a projects rightward from the switch case 17 by a distance d1 by the urging force of the coil spring 25. Further, when the door body 14 is closed, the first movable contact 18 is pressed by the junction 36 against the urging force of the coil spring 25 and changes from the state shown in FIG. By this time, the distance d2 is formed so as to be reduced.
[0018]
Further, a third electrode 24 a is fixed to the end face of the base end 24. The outer diameter of the proximal end 24 is the same as that of the distal end 22.
The second movable contact 19 is formed of a metal serving as a conductor, and includes a distal end portion 26 having a circular cross section, a proximal end portion 28, and a connecting portion 27 which connects both end portions and has a smaller diameter than both end portions. It is configured. The distal end portion 26 and the connecting portion 27 are shorter than the axial length of the distal end portion 22 and the connecting portion 23.
[0019]
The tip portion 26 is slidably housed in the second chamber 21, and the connecting portion 27 is slidably inserted through the through hole 17d. The base end portion 28 has a size that can be locked to the bottom wall 17c as shown in FIG.
[0020]
The connecting portion 27 is fixed by brazing so as to be coaxial with the distal end portion 26 and the proximal end portion 28.
In the second chamber 21, a coil spring 29 as a buffer is wound around the outer periphery of the connecting portion 27, and both ends of the coil spring 29 are engaged with the distal end portion 26 and the bottom wall 17 c. Thus, the distal end portion 26 is urged rightward. A fourth electrode 26a is fixed to the tip of the tip portion 26.
[0021]
When the door body 14 is opened, the base end 28 is locked to the bottom wall 17c (hereinafter, referred to as a standby state) by the urging force of the coil spring 29, and the fourth electrode 26a is shown in FIG. As shown in FIG. 1 and FIG. 2, it is spaced apart from the third electrode 24a. Note that the coil spring 29 also functions as a second urging unit for urging the distal end portion 26 to the standby position, that is, a second urging unit for urging rightward in the present embodiment. . Here, when the coil spring 29 is used as the second urging means, the distal end portion 26 functions as the first urging means.
[0022]
Further, when the door body 14 is closed, the base end 28 separates from the bottom wall 17c against the urging force of the coil spring 29, and the fourth electrode 26a comes into contact with the third electrode 24a. , At the positions shown in FIG.
[0023]
In the second chamber 21, a ring-shaped permanent magnet 30 as a magnetic field applying means is embedded in an inner wall of the switch case 17 corresponding to a space area where the third electrode 24a and the fourth electrode 26a are separated from each other. It is fixed. The permanent magnet 30 has an N pole and an S pole, and is configured to generate a magnetic field in a vertical direction perpendicular to the horizontal direction.
[0024]
The base end 28 of the second movable contact 19 is electrically connected to a lead wire 37 having flexibility, and is connected to the power supply 11.
The junction 36 is provided at a position opposing the junction 16 on the body side on an opposing surface 14a of the door body 14 of the sliding door that opposes the vehicle body 12.
[0025]
The junction 36 includes an insulating switch case 31 having a U-shaped cross section and a fixed contact 32 having an I-shaped cross section. The switch case 31 has a cylindrical shape with a bottom and is fitted and fixed to a concave portion 14b provided on the facing surface 14a. The fixed contact 32 is fixed in the switch case 31. A second electrode 33a is fixed to the tip of the tip portion 33, and is disposed so as to be able to contact and separate from the first electrode 22a when the door body 14 is opened and closed. Therefore, the first opening / closing section 40 is formed by the first electrode 22a and the second electrode 33a.
[0026]
The fixed contact 32 is taken out to the door body 14 via the lead wire 38 and is electrically connected to the load 13.
In the present embodiment, when the fixed contact 32 presses the first movable contact 18 when the door body 14 is closed, the distance d2 that the first movable contact 18 moves is shorter than the distance d1. ing. The distance d2 is longer than the separation distance d3 between the third electrode 24a and the fourth electrode 26a at the time of the final opening. In addition, the separation distance d3 at the time of the final opening is, as shown in FIGS. 1 and 2, when the door body 14 is opened and the base ends 24 and 28 of the first movable contact 18 and the second movable contact 19 are closed. These are the distances when they are locked to the partition wall 17a and the bottom wall 17c, respectively.
[0027]
That is, when the junction 36 and the junction 16 are connected, the junction switch 15 connects the third electrode 24a and the fourth electrode 26a after the first electrode 22a and the second electrode 33a come into contact with each other. It is configured to contact.
[0028]
On the other hand, when the connection state between the junction 36 and the junction 16 is released, the junction switch 15 disconnects the first electrode 22a from the first electrode 22a after the third electrode 24a and the fourth electrode 26a are separated. It is configured to be separated from the second electrode 33a.
[0029]
Next, the operation of the junction switch 15 will be described.
When a passenger or the like of a car closes the slide door in a state where the slide door is open as shown in FIGS. 1 and 2, the junction 36 provided on the facing surface 14a is provided on the facing surface 12b. Gradually approaches the junction 16 on the body side. Finally, the second electrode 33a of the junction 36 comes into contact with the first electrode 22a of the junction 16.
[0030]
Further, when the slide door is closed, the first movable contact 18 of the junction 16 protrudes from the facing surface 12b, and is pressed leftward by the junction 36 against the urging force of the coil spring 25. That is, the first movable contact 18 slides in the switch case 17 to the left. As a result, the third electrode 24a gradually approaches the fourth electrode 26a, and becomes a state as shown in FIG.
[0031]
At this time, an arc may be generated in the second opening / closing section 41. In such a case, the arc is extinguished by the magnetic force of the permanent magnet 30 perpendicular to the right direction.
When the slide door is further closed, the third electrode 24a is connected to the fourth electrode 26a, and power supply from the power supply 11 to the load 13 is started.
[0032]
Further, when the slide door is closed, the second movable contact 19 is pressed by the first movable contact 18 against the urging force of the coil spring 29 and slides in the switch case 17 to the left. In the present embodiment, as shown in FIG. 4, when the slide door is completely closed, the coil spring 29 is designed to be in a completely contracted state.
[0033]
Now, when a passenger or the like of the vehicle next opens the slide door with the slide door closed, the junction 36 moves rightward from the state of FIG. At this time, the first movable contact 18 and the second movable contact 19 slide rightward in the switch case 17 by the biasing force of the coil springs 25 and 29 provided respectively.
[0034]
Further, when the slide door is opened, the second movable contact 19 is stopped by being locked by the bottom wall 17c, while the first movable contact 18 is moved by the biasing force of the coil spring 25 to the switch case. 17 slides rightward. As a result, the third electrode 24a is separated from the fourth electrode 26a, and becomes a state as shown in FIG. That is, the power supply from the power supply 11 to the load 13 is cut off.
[0035]
At this time, an arc may be generated in the second opening / closing section 41. In such a case, the arc is extinguished by the magnetic force of the permanent magnet 30 perpendicular to the right direction.
Further, when the sliding door is opened, the first movable contact 18 is stopped by being locked by the partition wall 17a, and as a result, the second electrode 33a is separated from the first electrode 22a, as shown in FIG. Return to the normal state.
[0036]
Therefore, according to the above embodiment, the following effects can be obtained.
(1) In the above embodiment, when the junction 36 is connected to the junction 16, the junction switch 15 connects the third electrode 24 a to the third electrode 24 a after the first electrode 22 a contacts the second electrode 33 a. The fourth electrode 26a was configured to be in contact with the fourth electrode 26a.
[0037]
On the other hand, when the connection state between the junction 36 and the junction 16 on the body side is released, the first electrode 22a and the second electrode 22a are separated after the third electrode 24a and the fourth electrode 26a are separated. 33a.
[0038]
Further, by arranging the permanent magnet 30 as a magnetic field applying means around the third electrode 24a and the fourth electrode 26a, the arc generated in the second opening / closing section 41 is magnetically extinguished. .
[0039]
Therefore, it is possible to reduce the arc generation time that can be generated only in the second opening / closing section 41 in accordance with the opening / closing of the slide door, and to suppress the consumption of the third electrode 24a and the fourth electrode 26a.
[0040]
(2) Further, in the above-described embodiment, the arrangement is such that a magnetic field is generated orthogonal to the contact direction of the third electrode 24a and the fourth electrode 26a.
Therefore, the arc generated by the junction switch 15 can be efficiently removed.
[0041]
(3) In the above embodiment, the third electrode 24a and the fourth electrode 26a are provided in the second chamber 21 so that an arc is generated only in the second chamber 21.
Therefore, since an arc is generated only inside the junction switch 15, there is no danger that a passenger or the like may get an electric shock.
[0042]
(4) In the above-described embodiment, the coil spring 29 as a buffer is provided between the distal end portion 26 and the bottom wall 17c on the outer periphery of the connecting portion 27 so as to bias the distal end portion 26 rightward. Wound.
[0043]
Therefore, when the sliding door is completely closed, the contact between the fixed contact 32 and the first movable contact 18 and the second movable contact 19 can be buffered.
(5) In the above embodiment, the first electrode 22a and the third electrode 24a are formed on the same member by the first movable contact 18 as a mechanism.
[0044]
Therefore, the size of the junction switch 15 having a function of removing an arc can be reduced.
The above embodiment may be modified as follows.
[0045]
In the above-described embodiment, the permanent magnet 30 is used as the magnetic field applying unit, but another magnetic field applying unit such as an electromagnet may be used.
In the above-described embodiment, the permanent magnet 30 having the N pole and the S pole is integrally formed in a ring shape. For example, only one of the N pole and the S pole in one magnet is used as the second opening / closing unit. 41 may be provided.
[0046]
In the above embodiment, the permanent magnet 30 as the magnetic field applying means is arranged so as to generate a magnetic field perpendicular to the contact direction between the third electrode 24a and the fourth electrode 26a. You may.
[0047]
In the above-described embodiment, the power supply 11 and the load 13 are electrically connected via the junction switch 15, and the load 13 is grounded by the door body 14. However, for example, the layout shown in FIG. It may be.
[0048]
That is, the junction switch 115 is arranged in series with the junction switch 15. The junction switch 115 has a junction 116 on the body side and a junction 136 on the sliding door side.
[0049]
The junction 116 includes a third movable contact 118 and a switch case 117 that houses the third movable contact 118. The switch case 117 is different from the switch case 17 in the first embodiment in that the second chamber 21, the permanent magnet 30, and the partition wall 17a are omitted. Therefore, the switch case 117 includes the bottom wall 117c instead of the partition wall 17a in the first embodiment, thereby forming a storage chamber 120 similar to the first chamber 20 in the first embodiment.
[0050]
In addition, each member constituting the third movable contact 118 and peripheral members related to the third movable contact 118 (hereinafter, referred to as a third movable contact and the like) constitute each of the first movable contact 18. This is the same as the member and peripheral members related to the first movable contact 18. Therefore, in the third movable contact 118 and the like, the members corresponding to the first movable contact 18 and the peripheral members related to the first movable contact 18 are denoted by the reference numerals of the respective members on the first movable contact 18 side. The reference numerals obtained by adding 100 are assigned, and the description is omitted.
[0051]
Each member forming the junction 136 has the same configuration as each member forming the junction 36 in the first embodiment. Therefore, in the junction 136, the members corresponding to the junction 36 are the same as the members forming the junction 36. The reference numeral obtained by adding 100 to the reference numeral is attached, and the description is omitted.
[0052]
Then, the power supply 11 and the load 13 may be electrically connected via the junction switch 15 and grounded in the vehicle body 12 via the junction switch 115.
[0053]
In the above embodiment, the coil spring 29 as the buffering means is formed on the body-side junction 16 provided on the second movable contact 19 side, but the coil spring 29 is provided on the first movable contact 18 side. It may be formed at the junction 56 on the body side. For example, even if the junction 56 is formed as described below, the same effect as that of the above embodiment can be obtained. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the structure same as or equivalent to 1st Embodiment.
[0054]
That is, as shown in FIG. 6, a storage hole 50 having a circular cross section is provided at the center of the base end surface of the first movable contact 58 having the first electrode 22a at the distal end. On the side surface of the first movable contact 58, a small diameter portion 53 smaller in diameter than the distal end portion is formed from substantially the center to the base end. The small diameter portion 53 slides reciprocally on the inner peripheral surface of the through hole 17b of the partition wall 17a of the switch case 17. The coil spring 25 is wound around the small diameter portion 53. One end of the coil spring 25 on the slide door side is engaged with the ring surface 53a of the small diameter portion 53 on the slide door side, and the other end is engaged with the partition wall 17a.
[0055]
An outward flange 58a and an inward flange 58b are formed at the base end of the first movable contact 58. Since the outward flange 58a is disposed on the second chamber 21 side, the first movable contact 58 is configured to be locked to the partition wall 17a by the outward flange 58a.
[0056]
As a result, when the slide door is opened, the first movable contact 58 has the outward flange 58a locked to the partition wall 17a, and the first electrode 22a is connected to the switch case 17 by the urging force of the coil spring 25. From the slide door toward the slide door. Also, when the slide door is closed, the first movable contact 58 is pressed by the junction 36 against the urging force of the coil spring 25 and moves the distance d2 (<d1) toward the side opposite to the slide door. Is formed.
[0057]
A second movable contact 59 having a columnar shape is accommodated in the accommodation hole 50 so as to be slidable along the axial direction thereof, and a flange 59 a is formed at a base end of the second movable contact 59. Have been. Therefore, the second movable contact 59 is configured to be locked to the inward flange 58b by the flange 59a.
[0058]
A coil spring 29 is provided in the storage hole 50, one end of the coil spring 29 on the slide door side is locked with the inner bottom surface 50 a of the storage hole 50, and the other end is connected to the base end surface 59 b of the second movable contact 59. Locked. As a result, the coil spring 29 urges the second movable contact 59 toward the side opposite to the slide door, that is, the distal end so as to protrude into the second chamber 21 from 58b.
[0059]
A third electrode 24a is provided at the tip of the second movable contact 59. The third electrode 24a faces the fourth electrode 26a at a distance d3 when the slide door is open. are doing. The fixed contact 51 having the fourth electrode 26 a is fixed to the bottom of the switch case 17.
[0060]
The operation of the junction 56 having such a configuration will be described below.
When the slide door is closed from a state in which the slide door is opened, the junction 36 gradually approaches the junction 56. Finally, the second electrode 33a of the junction 36 comes into contact with the first electrode 22a of the junction 56.
[0061]
Further, when the slide door is closed, the first movable contact 58 of the junction 56 is pressed by the junction 36 toward the side opposite to the slide door against the urging force of the coil spring 25. That is, the first movable contact 58 slides in the switch case 17 toward the side opposite to the sliding door. As a result, the third electrode 24a gradually approaches the fourth electrode 26a.
[0062]
At this time, an arc may be generated between the third electrode 24a and the fourth electrode 26a. In such a case, the arc is extinguished by the magnetic force of the permanent magnet 30 perpendicular to the sliding door side. .
[0063]
When the slide door is further closed, the third electrode 24a is connected to the fourth electrode 26a, and power supply from the power supply 11 to the load 13 is started.
Further, when the sliding door is closed, the first movable contact 58 slides in the direction opposite to the sliding door against the urging force of the coil spring 25, while the second movable contact 59 becomes the fixed contact. Because it is in contact with 51, it does not move any further in the direction away from the sliding door. As a result, the second movable contact 59 slides in the storage hole 50 against the urging force of the coil spring 29 until it comes into contact with the fixed contact 51 until the slide door is completely closed. stay.
[0064]
Next, when a passenger or the like of the vehicle opens the slide door with the slide door closed, the junction 36 moves toward the slide door. At this time, the first movable contact 58 slides in the switch case 17 toward the slide door by the urging force of the coil spring 25. On the other hand, the second movable contact 59 stays in contact with the fixed contact 51 while sliding in the storage hole 50 by the urging force of the coil spring 29.
[0065]
Further, when the sliding door is opened, the second movable contact 59 is locked by the inward flange 58b, and thereafter moves integrally with the first movable contact 58. On the other hand, the first movable contact 58 continues to slide rightward in the switch case 17 by the urging force of the coil spring 25. Therefore, the third electrode 24a is separated from the fourth electrode 26a, and the power supply from the power supply 11 to the load 13 is cut off.
[0066]
At this time, an arc may be generated between the third electrode 24a and the fourth electrode 26a. In such a case, the arc is extinguished by the magnetic force of the permanent magnet 30 perpendicular to the sliding door side. .
[0067]
Further, when the slide door is opened, the first movable contact 58 is stopped by being locked by the partition wall 17a, and as a result, the second electrode 33a is separated from the first electrode 22a, as shown in FIG. Return to the normal state.
[0068]
In the above embodiment, the third electrode 24a and the fourth electrode 26a are provided on the vehicle body 12, but, for example, as shown in FIG. 7, the first electrode 62a is provided on the vehicle body 12, and the second electrode 63a and the second electrode 63a are provided. The third electrode 24a and the fourth electrode 26a may be formed on a junction switch 65 provided on the door body 14.
[0069]
In the above embodiment, the junction switch 15 is embodied as a sliding door, but may be embodied as, for example, a double door of a transport vehicle, a so-called back door.
[0070]
Next, technical ideas that can be grasped from the above-described embodiment and each example will be described below together with their effects.
(1) The electrode provided with the buffer means is provided so as to be able to reciprocate along a direction toward another electrode facing the electrode.
When the urging means in claim 2 is a first urging means,
5. The door according to claim 3, wherein the buffer unit includes a second urging unit that urges the electrode provided with the buffer unit toward another opposing electrode. 6. Junction switch device.
[0071]
(2) The door junction switch device according to any one of claims 1 to 4, wherein the magnetic field applying unit is a permanent magnet.
[0072]
【The invention's effect】
As described in detail above, the invention according to any one of claims 1 to 4 is capable of quickly extinguishing an arc generated when a door is opened and closed when a power supply is increased in voltage, thereby reducing electrode consumption. Can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an embodiment of a door junction switch device of the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view of the door junction switch device of FIG.
FIG. 3 is a schematic sectional view of the door junction switch device of FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic sectional view of the door junction switch device of FIG. 1;
FIG. 5 is a schematic sectional view showing another example of the door junction switch device of the present invention.
FIG. 6 is a schematic sectional view showing another example of the junction switch device for a door according to the present invention.
FIG. 7 is a schematic sectional view showing another example of the junction switch device for a door of the present invention.
[Explanation of symbols]
Reference numeral 15: a junction switch as a junction switch device; 18, a first movable contact; 19, a second movable contact; 22a, a first electrode; 24a, a third electrode; 25, a coil spring as an urging means; Fourth electrode, 29: coil spring as buffer means, 30: permanent magnet as magnetic field applying means, 33a: second electrode, 40: first opening / closing section, 41: second opening / closing section.

Claims

A door junction switch device comprising a vehicle body-side first electrode and a door-side second electrode connected to each other when the door is closed,
A first opening / closing unit that opens and closes the first electrode and the second electrode in accordance with opening / closing of the door; and a second opening / closing unit connected to the first opening / closing unit in series with the door or the vehicle body. ,
The second opening / closing section includes a third electrode and a fourth electrode that open and close with each other, and the third electrode and the fourth electrode are arranged such that, when the door is opened, the first opening / closing section opens. A magnetic field applying means for extinguishing the arc by acting on an arc generated when the third electrode and the fourth electrode are separated from each other is provided around the third electrode and the fourth electrode; A junction switch device for a door, comprising:

One electrode of the first opening / closing portion is arranged so as to be able to approach and separate from the other electrode of the first opening / closing portion, and is pressed by the other electrode of the first opening / closing portion when the door is closed. , Are movably arranged,
The mechanism section includes:
One electrode of the second opening / closing portion is movably provided in connection with one electrode of the first opening / closing portion, and a separation distance between the two electrodes of the second opening / closing portion at the time of opening is 1st. A configuration in which both electrodes of the second opening / closing section are arranged so as to be shorter than a moving distance that moves when one of the electrodes of the opening / closing section is opened;
An urging member that is attached to one of the electrodes of the first opening / closing portion, stores energy when the door is closed, and moves the same electrode to the other electrode side of the first opening / closing portion by the urging force when the door is opened. Means,
2. The junction switch device for a door according to claim 1, further comprising a buffer means for buffering an impact when the two electrodes of the second opening / closing part are connected.

The door junction switch device according to claim 2, wherein the buffering means is provided on a third electrode.

The door junction switch device according to claim 2, wherein the buffering means is attached to a fourth electrode.