【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はエアーバッグを膨張収縮させてマッサージを行うエアーマッサージ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、椅子の背もたれ、マット等に１個以上の空気袋（以下エアーバッグと称す）を設け、エアーバッグに対し給気と排気とを交互に繰り返すことによってエアーバッグを膨張収縮させ、これにより身体にマッサージを行うエアーマッサージ装置が知られている。
【０００３】
この一例として、特開平７−１４８２１０号公報に記載のもの（以下従来例１という）が知られている。従来例１は、図６に示された外観斜視図のように、椅子型のエアーマッサージ装置であり、椅子に座って肩や背中のマッサージを受けるものである。
【０００４】
このエアーマッサージ装置の椅子本体１０１の背もたれ１０２は、表生地の内側に短冊状の複数のエアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆが上下一列に配置されている。エアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆにはホース１０３ａ〜１０３ｆにより給排気装置１０４が接続されている。
【０００５】
給排気装置１０４は、図７に示された概略構成ブロック図のように、エアーコンプレッサー（以下エアーポンプと称す）１０５の吐出側に、圧縮空気を浄化して貯えるフィルタータンク（以下エアータンクと称す）１０６、ロータリーバルブ１０７、エアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆが接続されている。ロータリーバルブ１０７は、ステッピングモータ１０８によって回転する回転体（図示せず）を有し、この回転体の回転によりエアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆのうちの一つをエアータンク１０６に接続するとともに他のエアーバッグを外気に連通させるものである。また、エアーポンプ１０５は、エアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆが予め設定された最大圧力まで膨張したときに停止されるように構成されていた。
【０００６】
また、上記のように構成された従来例１では、例えば、エアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆのうちの一つのエアーバッグ１０２ａに給気する場合、コントローラ１０９からの操作指令に基づき制御回路１１０を作動させ、図８のタイムチャートのようにエアーバッグ１０２ａを膨張収縮させていた。すなわち、エアーバッグ１０２ａをエアータンク１０６に接続して給気し、予め設定された最大圧力Ｖｍまで膨張させてこの状態を保持し、所定時間経過後にステッピングモータ１０８を作動してロータリーバルブ１０７を回転させることにより、全てのエアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆを外気に接続する状態にしてエアーバッグ１０２ａの排気を行っていた。なお、他のエアーバッグ１０２ｂ〜１０２ｆについても、順次同様に膨張収縮させるように制御していた。
【０００７】
ところが、上記従来例１では、エアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆの給気間隔が長くなり短時間の間に多数回膨張収縮して身体のつぼを刺激するいわゆる叩きマッサージを行うことができないという問題があった。このため、上記のようにエアーバッグ１０２ａの全量排気を行う前に排気を停止し、一定量の給気と排気を数回繰り返すものが開発された。この装置は、例えば図９のタイムチャートに示すように、ロータリーバルブ１０７の切換制御により一定時間Ｔ１の間エアーバッグ１０２ａに給気を行い、エアーバッグ１０２ａの内圧を最大圧力Ｖｍとし、この状態を一定時間Ｔ２の間保持し、次いで、短時間Ｔ３の間にエアーバッグ１０２ａを複数回脈動（膨張収縮）させていた。このようなものとしては、例えば特開平１１−３３２６９９号公報に記載されたもの（以下従来例２という）がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例２のものについても、機械式エアーマッサージ機のようにさらに早く脈動（膨張収縮）できるものが望まれていた。
【０００９】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、エアーバッグをより高速に脈動させることのできるエアーマッサージ装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るエアーマッサージ装置は、圧縮空気を生成するエアーポンプと、エアーポンプで生成された圧縮空気を蓄積するエアータンクと、エアータンクから供給された空気を１次加圧空気としてノズルから噴出させることにより周囲から空気を吸入して２次加圧空気を吐出口から吐き出すエゼクターと、エゼクターの吐出側に接続されたエアーバッグと、エアータンクとエゼクターとの間に設けられた遮断弁と、エゼクターとエアーバッグとの間に配置された逆止弁と、エアーバッグに接続された排気管と、排気管に設けられた開閉弁とを有することを特徴とする。
【００１１】
このような構造を備えた本発明のエアーマッサージ装置によれば、エゼクターを使用することによりエアーポンプから供給される加圧空気の数倍の加圧空気をエアーバッグに供給することが可能となるので、エアーバッグを速やかに給気することができる。また、エアータンクとエゼクターとの間に遮断弁が設けられるとともにエゼクターとエアーバッグとの間に逆止弁が設けられ、さらに、エアーバッグの排気管に開閉弁が設けられているので、遮断弁と開閉弁とを操作することにより、エアータンクを所定圧力に維持したままエアーバッグを圧力維持又は給排気することができる。したがって、エアーバッグを大気圧力と最大圧力との間で膨張収縮させる１サイクルの間に、エアーバッグを圧力維持、排気、給気させる圧力変化サイクルなどで高速に脈動させることが可能となり、従来にない変化に富んだマッサージ効果を得ることが可能となる。
【００１２】
また、このようなエアーマッサージ装置において、エアーポンプの運転制御並びに遮断弁及び開閉弁の開閉制御によりエアーバッグを所定周期で大気圧力から最大圧力に給気し、次いで所定時間経過した時点で大気圧力まで排気するように膨張収縮させるとともに、この１サイクルの間に、遮断弁及び開閉弁の開閉制御によりエアーバッグを所定時間の最大圧力維持、最大圧力から中間圧力への排気、中間圧力から最大圧力への給気からなる圧力変化サイクルで複数回脈動させるように構成してもよい。
このように構成すれば、エアーバッグによる施療部位への押圧を最大圧力で所定時間保持する処理を含む特色ある高速サイクルの脈動を行うことができ、新規なエアーマッサージを行わせることができる。
【００１３】
また、このように構成されたエアーマッサージ装置において、前記遮断弁を開閉弁としてもよい。
このように構成すると、電磁開閉弁のような汎用性のある弁を遮断弁として使用することができる。
【００１４】
また、前記遮断弁を、エアータンクに対しエアーバッグを選択的に接続又は遮断することができるロータリーバルブとしてもよい。
このように構成すれば、エアーバッグを少数使用するエアーマッサージ装置の場合に、使用するエアーバッグの選択をする弁とエアータンクとエアーバッグとの連通を制御する弁とを兼用化することができるので、ふくらはぎ、足、手などの身体の一部分用の小型ハンディ型エアーマッサージ装置等に好適な構成とすることもできる。
【００１５】
また、前記エアータンクと遮断弁との間に、エアータンクに接続するエアーバッグを選択的に接続又は遮断することができるロータリーバルブを接続したものとしてもよい。
このように構成すれば、エアーバッグを順次所望の速度で膨張収縮させることができ、多数のエアーバッグを備えた椅子型エアーマッサージ装置のように身体の一部を順次マッサージする比較的大型のエアーマッサージ装置等に好適な構成とすることができる。
【００１６】
また、エゼクターと逆止弁とを予め一体的に形成してユニット化したものとしてもよい。
このように構成すれば、エアーマッサージ装置の容量に応じてエゼクター容量及び逆止弁容量を容易に選択して取り付け得る簡便さをもたらすことができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
本発明の実施の形態１を図１〜図４に基づき説明する。図１は本発明の実施の形態１に係るエアーマッサージ装置の給排気回路図であって、エアーバッグに対し給気している場合の空気の流れ状態を示す。図２は同給排気回路図であって、エアーバッグから排気している場合の空気の流れ状態を示す。図３は同エアーマッサージ装置の給排気回路に用いられているエゼクターユニットの説明図である。また、図４は同エアーマッサージ装置におけるエアーバッグの膨張収縮のタイムチャートである。
【００１８】
実施の形態１に係るエアーマッサージ装置は、主として足、手などの身体の一部分に対する小型のハンディ型エアーマッサージ装置を対象とするものであって、従来のエアーマッサージ装置と比較すると、給排気回路に特徴が見られるものである。以下この特徴部分をなす給排気回路を中心に説明する。
【００１９】
このエアーマッサージ装置における給排気回路は、圧縮空気を生成するエアーポンプ１、エアーポンプ１で生成された圧縮空気を蓄積するエアータンク２、遮断弁３、エゼクター４、逆止弁５、エアーバッグ６が順次接続され、さらに、エアーバッグ６に排気管７が接続され、排気管７に開閉弁８が接続されて構成されている。
【００２０】
エアーポンプ１は、圧力検出器９により検出されるエアータンク２内の圧力が所定圧力に維持されるように、オンオフ制御されながら運転される。より具体的に述べると、この実施の形態においては、エアータンク２内の圧力は、予め設定されている所定圧力を下限とし、この所定圧力に対しエアーポンプ１のオンオフ制御に必要なディファレンシャル相当圧力がプラスされた圧力を上限として制御される。
なお、エアーポンプ１をインバータ駆動方式とし、空気吐出量を無段階に制御可能として圧力検出器９により検出されるエアータンク２内の圧力によりＰＩＤ制御などの高度な制御を行えば、エアータンク１内の圧力は、上下限の圧力変動幅をさらに微少にし得ることはいうまでもない。
また、本明細書において、エアータンク２の圧力を所定圧力に維持するというときの「所定圧力」とは、上記説明の場合を除き、上述の上下限の圧力幅を持った圧力のことをいうものとする。
【００２１】
エアータンク２は、エゼクター４に略一定圧力の１次圧縮空気を安定的に供給するためのもので、エアーポンプ１の発停頻度を減少させる効果を有する。
【００２２】
遮断弁３は、一般によく用いられている電磁開閉弁でよい。また、前述の小型ハンディ型エアーマッサージ装置の場合のように、エアーバッグ６が複数用いられている場合には、エアーバッグ６を選択する弁とエアーバッグ６への給気排気を制御する制御弁とを兼用するものとして、ロータリーバルブを用いることもできる。
【００２３】
エゼクター４は、遮断弁３を開放することによりエアータンク２から１次加圧空気の供給を受け、１次加圧空気をノズル４１から噴出させる。これにより、エゼクター４の内部に負圧室４２が形成され、周囲空気を吸入口４３から吸引する。また、エゼクター４は、ノズル４１から噴出された空気と吸入口４３から吸入した空気とを混合してディフューザ４４で昇圧して２次加圧空気とし、この加圧空気を吐出口４ｂからエアーバッグ６へ供給する（図１及び図３参照）。エゼクター４は、このように作用することにより、エアータンク２から供給された１次加圧空気の数倍の２次加圧空気をエアーバッグ６に供給し、エアーバッグ６を大気圧力Ｐ１から所定の最大圧力Ｐ２まで、或いは、中間圧力Ｐ３から所定の最大圧力Ｐ２まで急速に膨張させることができる。
【００２４】
また、このエゼクター４のディフューザ４４の先端部には、吐出口４ｂから吸入口４３へ空気が逆流するのを防止するための逆止弁５が取り付けられている。逆止弁５は、吐出口４ｂから吸入口４３へ空気が逆流する場合に、栓用球５１が弁座部５２に押圧されて逆流を防止する。
このように、この発明の実施の形態においては、逆止弁５がエゼクター４と一体化されエゼクターユニットとして構成されている（図３参照）。
このようにエゼクター４と逆止弁５とを予めエゼクターユニットとしてユニット化し、エゼクター容量及び逆止弁容量の異なるものを数種類用意しておくことにより、エアーマッサージ装置の容量に応じてエゼクター容量及び逆止弁容量を容易に選択して取り付け得る簡便さをもたらすことができる。なお、このようなユニット化は必ずしも必要なものではなく、エゼクター４と逆止弁５とを個別に組み付けしてもよい。
【００２５】
エアーバッグ６は、人体の施療部位に押し当てられるもので、図１に示すようにに、逆止弁５を介してエゼクター４の吐出口４ｂ側に接続されている。この図では１個のみ記載されているが、これに拘泥されるものではなく、複数用いてもよいことは勿論である。
【００２６】
本実施の形態においては給排気回路が上記のように構成されているので、エアーバッグ６の膨張収縮は次のようして行うことができる。
すなわち、エアーバッグの初期給気は、エアーポンプ１を運転するとともに、遮断弁３を開とし開閉弁８を閉とすることにより、エアータンク２の圧力を上昇させながらエアーバッグ６の圧力が最大圧力Ｐ２となるまで給気することにより行われる。エアーバッグ６の圧力が最大圧力Ｐ２となるとき、エアータンク２はこの最大圧力Ｐ２より高い所定圧力になる。そこで、この初期給気において、エアーポンプ１は、エアータンク２の圧力が所定圧力になるまで運転される。また、この初期給気に必要な時間は略一定であり、図４においてはＴａと表わされている。
また、エアーバッグ６が初期給気された後の脈動は、エアータンク２がエアーポンプ１の運転により所定圧力に維持されている状態において、遮断弁３を閉とし開閉弁８を閉とすることによりエアーバッグ６の圧力を一定に維持し、遮断弁３を閉とし開閉弁８を開とすることにより排気が行われ、遮断弁３を開とし開閉弁８を閉とすることにより給気が行われる。
【００２７】
また、上記構成の給排気回路を備えた本実施の形態のエアーマッサージ装置は、制御装置（図示せず）により、エアーバッグ６が図４のタイムチャートのように膨張収縮される。これを以下具体的に説明する。
【００２８】
エアーポンプ１は、所定周期Ｔｏで運転される。そして、エアーバッグ６への初期給気では、所定時間Ｔａの間、遮断弁３を開とし開閉弁８を閉とするとともにエアーポンプ１を運転することにより、エアータンク２の圧力上昇とともにエアーバッグ６の給気が行われる。
【００２９】
そして、エアーポンプ１は、初期給気の完了によりエアータンク２が所定圧力に達した後所定時間Ｔｂの間は、エアータンク２を所定圧力にするように発停制御される。なお、エアータンク２の圧力は圧力検出器９により検出されている。
【００３０】
次いで、エアーバッグ６を、中間圧力Ｐ３と最大圧力Ｐ２との間で複数回脈動させる。この脈動は、まず、所定時間ｔ１の間遮断弁３及び開閉弁８を閉鎖してエアーバッグ６を最大圧力Ｐ２に維持する。次いで、所定時間ｔ２の間遮断弁３を閉鎖するとともに開閉弁８を開放することにより開閉弁８を介してエアーバッグ６を外部に連通させ、エアーバッグ６の圧力が中間圧力Ｐ３になるまで排気する。さらに、その後、所定時間ｔ３の間遮断弁３を開放するとともに開閉弁８を閉鎖してエアーバッグ６を最大圧力Ｐ２まで給気する。このように、エアーバッグ６は、周期ｔ４で脈動させる。
【００３１】
なお、上記脈動において、エアーバッグ６を排気するとき、エアータンク２からの給気が断たれるので、排気時間が短くなる。また、この排気中エアータンク２の圧力は所定圧力に維持されているので、エアーバッグ６への給気時間が短縮される。したがって、前述のエゼクター４による給気時間の短縮効果と相俟って脈動時間をさらに短縮させることができる。
【００３２】
上記のようにエアーバッグ６を、最大圧力Ｐ２での圧力維持、最大圧力Ｐ２から中間圧力Ｐ３への排気、及び中間圧力Ｐ３から最大圧力Ｐ２への給気からなる圧力変化サイクルで脈動させるが、このエアーバッグ６の脈動は、所定時間Ｔｂの間継続される。次いで、エアーポンプ１の運転を停止するとともに遮断弁３を閉じ開閉弁８を開放することにより、エアーバッグ６は、大気圧力Ｐ１になるまで排気されるように制御される。
【００３３】
このように、本実施の形態においては、最大圧力Ｐ２と大気圧力Ｐ１との間で行われる所定周期Ｔｏのエアーバッグ６の圧力変化と、最大圧力Ｐ２での圧力維持、最大圧力Ｐ２から中間圧力Ｐ３への排気、及び中間圧力Ｐ３から最大圧力Ｐ２への給気からなるエアーバッグ６の所定周期Ｔｏより短い周期ｔ４の脈動（高速の圧力変化）とがミックスされた態様で、エアーバッグ６が膨張収縮される。
【００３４】
以上のように構成された実施の形態１は次のような作用効果を奏する。
（１） この実施の形態に係るエアーマッサージ装置では、エアーバッグ６の膨張収縮のためにエゼクター４を使用しているので、給気時間を短くすることができる。また、エアーバッグ６の周期の短い脈動における排気はエアータンク２を所定圧力に維持した状態で行われるので、その後の給気は迅速に行われる。したがって、最大圧力Ｐ２と中間圧力Ｐ３との間でのエアーバッグ６の脈動を高速に行うことができる。
【００３５】
（２） また、実施の形態に係るエアーマッサージ装置では、エアーバッグ６は、最大圧力Ｐ２、大気圧力Ｐ１間の長い周期の圧力変化サイクルと、最大圧力Ｐ２、中間圧力Ｐ３間の短い周期の圧力変化サイクルとの組合せ態様であり、かつ、短い周期の圧力変化サイクルは、高速周期であり、さらに、圧力維持、排気、給気を繰り返す変化に富んだ態様であるので、従来にない快楽感を味わうことができる。
【００３６】
（３） また、遮断弁３を通常の開閉弁として汎用性のある機器で構成することもできる。
【００３７】
（４） また、エアーバッグ６が複数使用されている場合には、遮断弁３をロータリーバルブとして、使用するエアーバッグ６の選択をする弁とエアータンク２とエアーバッグ６との連通を制御する弁とを兼用化することができ、ふくらはぎ、足、手などの身体の一部分用の小型ハンディ型エアーマッサージ装置等に好適な構成とすることもできる。
【００３８】
（５） また、エゼクター４と逆止弁５とを予め一体的に形成してユニット化しているので、エアーマッサージ装置の容量に応じてエゼクター容量及び逆止弁容量を容易に選択して取り付け得る簡便さをもたらすことができる。
【００３９】
（実施の形態２）
次に、実施の形態２について図５に基づき説明する。
実施の形態２は、前述の従来例１に掲げた椅子型エアーマッサージ装置のように身体の一部を順次マッサージするような比較的大型のエアーマッサージ装置に好適な給排気回路を備えたものであって、この給排気回路図を図５に示す。
【００４０】
この図５に示すように、エアータンク２と遮断弁３（この場合電磁開閉弁などの開閉弁）との間にロータリーバルブ１０を設けている。また、このロータリーバルブ１０に対しては、遮断弁３、エゼクター４、逆止弁５、エアーバッグ６、開閉弁８などからなるエアーバッグユニット１１が接続されている。なお、図５において、エアーバッグユニット１１は１個しか記載されていないが、実際の椅子型エアーマッサージ装置等の装置では、１個のエアータンク２に対し複数個のエアーバッグユニット１１が並列に接続される。例えば、前述の図６のような椅子型エアーマッサージ装置においては、背もたれに配置される複数のエアーバッグ１０２ａ〜１０２ｆそれぞれに対しエアーバッグユニット１１が構成される。
【００４１】
なお、エアーバッグユニット１１は、エアーマッサージ装置に組み込まれる前にユニットとして組み立てられている必要はない。ここでは、単に給気回路上におけるブロック単位を意味しているに過ぎない。
【００４２】
このように構成すれば、椅子型エアーマッサージ装置のように、身体の一部を順次マッサージするように比較的多くのエアーバッグ６を設け、これらエアーバッグ６を順々に使用するような比較的大型のエアーマッサージ装置に好適な構成となすことができる。
【００４３】
【発明の効果】
この発明のエアーマッサージ装置によれば、エゼクターを使用することによりエアーポンプから供給される加圧空気の数倍の加圧空気をエアーバッグに供給することが可能となるので、エアーバッグを速やかに給気することができる。また、エアータンクとエゼクターとの間に遮断弁が設けられるとともにエゼクターとエアーバッグとの間に逆止弁が設けられ、さらに、エアーバッグの排気管に開閉弁が設けられているので、遮断弁と開閉弁とを操作することにより、エアータンクを所定圧力に維持したままエアーバッグを圧力維持又は給排気することができる。したがって、エアーバッグを大気圧力と最大圧力との間で膨張収縮させる１サイクルの間に、エアーバッグを圧力維持、排気、給気させる圧力変化サイクルなどで高速に脈動させることが可能となり、従来にない変化に富んだマッサージ効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係るエアーマッサージ装置の給排気回路図であって、エアーバッグに対し給気している場合の空気の流れ状態を示す。
【図２】同給排気回路図であって、エアーバッグから排気している場合の空気の流れ状態を示す。
【図３】同エアーマッサージ装置の給排気回路に用いられているエゼクターユニットの説明図である。
【図４】同エアーマッサージ装置におけるエアーバッグの膨張収縮のタイムチャートである。
【図５】本発明の実施の形態２に係るエアーマッサージ装置の給排気回路図であって、エアーバッグに対し給気している場合の空気の流れ状態を示す。
【図６】従来例に係る椅子型エアーマッサージ装置の外観斜視図である。
【図７】同従来のエアーマッサージ装置の概略構成ブロック図である。
【図８】同従来のエアーマッサージ装置におけるエアーバッグの膨張収縮状態を示したタイムチャートの一例である。
【図９】他の従来例に係るエアーマッサージ装置におけるエアーバッグの膨張収縮状態を示したタイムチャートである。
【符号の説明】
１ エアーポンプ
２ エアータンク
３ 遮断弁（電磁開閉弁）
４ エゼクター
５ 逆止弁
６ エアーバッグ
７ 排気管
８ 開閉弁
９ 圧力検出器
１０ ロータリーバルブ
１１ エアーバッグユニット[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an air massage device for performing massage by inflating and contracting an air bag.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, at least one air bag (hereinafter, referred to as an air bag) is provided on a chair backrest, a mat, or the like, and the air bag is inflated and contracted by alternately supplying and exhausting air to the air bag, thereby allowing the body to inflate and contract. There is known an air massage device for performing massage.
[0003]
As an example of this, one described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-148210 (hereinafter referred to as Conventional Example 1) is known. Conventional example 1 is a chair-type air massage device as shown in the external perspective view shown in FIG. 6, in which a chair and a back massage are performed while sitting on a chair.
[0004]
In a backrest 102 of a chair body 101 of the air massage device, a plurality of strip-shaped airbags 102a to 102f are arranged in a vertical line on the inside of a surface cloth. A supply / exhaust device 104 is connected to the airbags 102a to 102f by hoses 103a to 103f.
[0005]
As shown in the schematic block diagram of FIG. 7, the air supply / exhaust device 104 has a filter tank (hereinafter, referred to as an air tank) for purifying and storing compressed air at a discharge side of an air compressor (hereinafter, referred to as an air pump) 105. ) 106, a rotary valve 107, and air bags 102a to 102f are connected. The rotary valve 107 has a rotating body (not shown) that is rotated by a stepping motor 108. By rotating the rotating body, one of the air bags 102a to 102f is connected to the air tank 106 and the other air bag is rotated. Communicates with the outside air. Further, the air pump 105 is configured to stop when the air bags 102a to 102f are inflated to a preset maximum pressure.
[0006]
Further, in the conventional example 1 configured as described above, for example, when air is supplied to one of the airbags 102a to 102f, the control circuit 110 is operated based on an operation command from the controller 109, The air bag 102a was inflated and contracted as shown in the time chart of FIG. That is, the air bag 102a is connected to the air tank 106 to supply air, and is inflated to a preset maximum pressure Vm to maintain this state. After a predetermined time has elapsed, the stepping motor 108 is operated to rotate the rotary valve 107. By doing so, all the airbags 102a to 102f are connected to the outside air, and the airbag 102a is exhausted. Note that the other airbags 102b to 102f were also controlled so as to be sequentially inflated and contracted.
[0007]
However, in the above-mentioned conventional example 1, there is a problem that a so-called tapping massage for stimulating a body pot by inflating and contracting many times in a short time cannot be performed because the air supply intervals of the airbags 102a to 102f are long. . For this reason, an air bag 102a has been developed in which the exhaust is stopped before exhausting the entire amount of the air bag 102a, and a certain amount of air is supplied and exhausted several times. The device, for example, as shown in the time chart of FIG. 9 performs air supply between the air bag 102a for a predetermined time T 1 by the switching control of the rotary valve 107, the internal pressure of the air bag 102a and the maximum pressure Vm, the state was held for a predetermined time T 2, then it was allowed to multiple pulsing air bag 102a in a short time T 3 (expansion and contraction). Such a device is described in, for example, JP-A-11-332699 (hereinafter referred to as Conventional Example 2).
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, also in the case of the conventional example 2, there is a demand for a device capable of pulsating (expanding and contracting) even earlier, such as a mechanical air massage machine.
[0009]
The present invention has been made in view of such problems existing in the conventional technology. An object of the present invention is to provide an air massage device that can pulsate an air bag at a higher speed.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an air massage device according to the present invention includes an air pump for generating compressed air, an air tank for accumulating compressed air generated by the air pump, and air supplied from the air tank. An ejector that discharges secondary pressurized air from the discharge port by injecting air from the surroundings by ejecting it from the nozzle as the next pressurized air, an air bag connected to the discharge side of the ejector, and an air tank and the ejector , A check valve disposed between the ejector and the airbag, an exhaust pipe connected to the airbag, and an open / close valve provided on the exhaust pipe. .
[0011]
According to the air massage device of the present invention having such a structure, it becomes possible to supply pressurized air several times larger than the pressurized air supplied from the air pump to the air bag by using the ejector. Therefore, the air bag can be supplied quickly. In addition, a shutoff valve is provided between the air tank and the ejector, a check valve is provided between the ejector and the airbag, and an open / close valve is provided on the exhaust pipe of the airbag. By operating the opening and closing valve, the pressure of the air bag can be maintained or the air supply and exhaust can be performed while the air tank is maintained at the predetermined pressure. Therefore, during one cycle of inflating and deflating the air bag between the atmospheric pressure and the maximum pressure, it is possible to pulsate the air bag at a high speed by a pressure change cycle of maintaining, exhausting, and supplying the air bag. It is possible to obtain a massage effect rich in unchanging.
[0012]
In such an air massage device, the air bag is supplied from the atmospheric pressure to the maximum pressure in a predetermined cycle by the operation control of the air pump and the opening and closing control of the shut-off valve and the on-off valve. During this one cycle, the air bag is maintained at the maximum pressure for a predetermined time by opening and closing control of the shut-off valve and the on-off valve, exhausting from the maximum pressure to the intermediate pressure, and from the intermediate pressure to the maximum pressure during one cycle. It may be configured to pulsate a plurality of times in a pressure change cycle consisting of air supply to the pump.
With this configuration, it is possible to perform pulsation in a special high-speed cycle including a process of maintaining the pressure applied to the treatment site by the air bag at the maximum pressure for a predetermined time, and to perform a new air massage.
[0013]
Further, in the air massage device configured as described above, the shutoff valve may be an on-off valve.
With this configuration, a general-purpose valve such as an electromagnetic on-off valve can be used as the shutoff valve.
[0014]
Further, the shut-off valve may be a rotary valve which can selectively connect or shut off the air bag to the air tank.
According to this configuration, in the case of an air massage device using a small number of air bags, a valve for selecting an air bag to be used and a valve for controlling communication between the air tank and the air bag can be shared. Therefore, a configuration suitable for a small-sized hand-held air massage device for a part of the body such as a calf, a foot, and a hand can be adopted.
[0015]
Further, a rotary valve that can selectively connect or shut off an air bag connected to the air tank may be connected between the air tank and the shutoff valve.
According to this structure, the air bag can be inflated and contracted at a desired speed sequentially, and a relatively large air mass that sequentially massages a part of the body like a chair-type air massage device having a large number of air bags. A configuration suitable for a massage device or the like can be obtained.
[0016]
Further, the ejector and the check valve may be integrally formed in advance to form a unit.
According to this structure, it is possible to easily provide the ejector capacity and the check valve capacity according to the capacity of the air massage device, and to easily select and attach the capacity.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Embodiment 1)
First Embodiment A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is an air supply / exhaust circuit diagram of the air massage device according to Embodiment 1 of the present invention, and shows a flow state of air when air is supplied to an air bag. FIG. 2 is an air supply / exhaust circuit diagram showing a flow state of air when air is exhausted from an air bag. FIG. 3 is an explanatory diagram of an ejector unit used in a supply / exhaust circuit of the air massage device. FIG. 4 is a time chart of the inflation and contraction of the air bag in the air massage device.
[0018]
The air massage device according to the first embodiment is intended mainly for a small-sized hand-held air massage device for a part of a body such as a foot or a hand. Features can be seen. Hereinafter, the air supply / exhaust circuit constituting this characteristic portion will be mainly described.
[0019]
An air supply / exhaust circuit in the air massage device includes an air pump 1 for generating compressed air, an air tank 2 for storing compressed air generated by the air pump 1, a shutoff valve 3, an ejector 4, a check valve 5, and an air bag 6. Are sequentially connected, an exhaust pipe 7 is connected to the airbag 6, and an on-off valve 8 is connected to the exhaust pipe 7.
[0020]
The air pump 1 is operated while being turned on and off so that the pressure in the air tank 2 detected by the pressure detector 9 is maintained at a predetermined pressure. More specifically, in this embodiment, the pressure in the air tank 2 is set to a predetermined predetermined pressure as a lower limit, and a pressure equivalent to a differential required for the on / off control of the air pump 1 with respect to the predetermined pressure. Is controlled with the plus pressure as the upper limit.
If the air pump 1 is driven by an inverter and the amount of air discharged can be controlled steplessly and advanced control such as PID control is performed based on the pressure in the air tank 2 detected by the pressure detector 9, the air tank 1 Needless to say, the pressure in the inside can further reduce the upper and lower pressure fluctuation ranges.
Further, in the present specification, “predetermined pressure” when maintaining the pressure of the air tank 2 at a predetermined pressure refers to a pressure having the above-mentioned upper and lower pressure limits except for the case described above. Shall be.
[0021]
The air tank 2 is for stably supplying the primary compressed air having a substantially constant pressure to the ejector 4 and has an effect of reducing the frequency of starting and stopping the air pump 1.
[0022]
The shut-off valve 3 may be a commonly used electromagnetic on-off valve. Further, when a plurality of air bags 6 are used as in the case of the above-mentioned small hand-held air massage device, a valve for selecting the air bag 6 and a control valve for controlling air supply and exhaust to the air bag 6 are provided. Alternatively, a rotary valve can be used.
[0023]
The ejector 4 receives the supply of the primary pressurized air from the air tank 2 by opening the shut-off valve 3, and causes the primary pressurized air to be ejected from the nozzle 41. Thereby, a negative pressure chamber 42 is formed inside the ejector 4, and the ambient air is sucked from the suction port 43. Further, the ejector 4 mixes the air ejected from the nozzle 41 with the air sucked in from the suction port 43 and raises the pressure in the diffuser 44 to produce secondary pressurized air. 6 (see FIGS. 1 and 3). Ejector 4, by acting in this way, by supplying secondary compressed air several times the primary pressurized air supplied from the air tank 2 to the airbag 6, the air bag 6 from the air pressure P 1 given up to the maximum pressure P 2, or, it can be rapidly expanded from the intermediate pressure P 3 up to a predetermined maximum pressure P 2.
[0024]
A check valve 5 for preventing air from flowing back from the discharge port 4b to the suction port 43 is attached to the tip of the diffuser 44 of the ejector 4. When air flows backward from the discharge port 4b to the suction port 43, the check valve 5 presses the plug ball 51 against the valve seat 52 to prevent the reverse flow.
Thus, in the embodiment of the present invention, the check valve 5 is integrated with the ejector 4 and configured as an ejector unit (see FIG. 3).
As described above, the ejector 4 and the check valve 5 are unitized in advance as an ejector unit, and several types having different ejector capacities and check valve capacities are prepared. It can provide the convenience of easily selecting and mounting the stop valve capacity. Note that such unitization is not always necessary, and the ejector 4 and the check valve 5 may be separately assembled.
[0025]
The airbag 6 is pressed against a treatment site of the human body, and is connected to the discharge port 4b side of the ejector 4 via a check valve 5, as shown in FIG. Although only one is shown in this figure, it is needless to say that the present invention is not limited to this, and a plurality may be used.
[0026]
In the present embodiment, since the air supply / exhaust circuit is configured as described above, the inflation and contraction of the airbag 6 can be performed as follows.
That is, the initial air supply of the air bag is performed by operating the air pump 1 and opening the shut-off valve 3 and closing the on-off valve 8 so that the pressure of the air bag 6 is increased while the pressure of the air tank 2 is increased. It is carried out by supply air up to a pressure P 2. When the pressure of the air bag 6 is maximum pressure P 2, the air tank 2 becomes higher predetermined pressure than the maximum pressure P 2. Therefore, in this initial air supply, the air pump 1 is operated until the pressure of the air tank 2 reaches a predetermined pressure. The time required for the initial air supply is substantially constant, and is represented by Ta in FIG.
In addition, the pulsation after the air bag 6 is initially supplied with air is that the shut-off valve 3 is closed and the on-off valve 8 is closed while the air tank 2 is maintained at a predetermined pressure by the operation of the air pump 1. By maintaining the pressure of the air bag 6 at a constant value, the shutoff valve 3 is closed and the on-off valve 8 is opened to perform exhaust, and the air supply is performed by opening the shutoff valve 3 and closing the on-off valve 8. Done.
[0027]
Further, in the air massage device of the present embodiment including the air supply / exhaust circuit having the above configuration, the airbag 6 is inflated and contracted by the control device (not shown) as shown in the time chart of FIG. This will be specifically described below.
[0028]
The air pump 1 is operated at a predetermined period To. In the initial air supply to the air bag 6, the shut-off valve 3 is opened and the on-off valve 8 is closed for a predetermined time Ta, and the air pump 1 is operated. 6 is supplied.
[0029]
The air pump 1 is controlled to start and stop at a predetermined pressure during a predetermined time Tb after the air tank 2 reaches a predetermined pressure upon completion of the initial air supply. The pressure in the air tank 2 is detected by a pressure detector 9.
[0030]
Then, the air bag 6, a plurality of times pulsing between the intermediate pressure P 3 and the maximum pressure P 2. This pulsation is first to keep the air bag 6 to the maximum pressure P 2 by closing the shut-off valve 3 and the on-off valve 8 for a predetermined time t1. Then, it communicates the air bag 6 to the outside through the opening and closing valve 8 by opening the on-off valve 8 with closing between shut-off valve 3 for a predetermined time t2, until the pressure of the air bag 6 becomes intermediate pressure P 3 Exhaust. Further, thereafter, to supply air to the air bag 6 up to the maximum pressure P 2 by closing the on-off valve 8 as well as opens between shut-off valve 3 for a predetermined time t3. Thus, the airbag 6 is pulsated at the cycle t4.
[0031]
In the pulsation, when the air bag 6 is exhausted, the air supply from the air tank 2 is cut off, so that the exhaust time is shortened. Further, since the pressure of the air tank 2 during exhaust is maintained at a predetermined pressure, the time for supplying air to the air bag 6 is reduced. Therefore, the pulsation time can be further reduced in combination with the effect of reducing the air supply time by the ejector 4 described above.
[0032]
The air bag 6 as described above, the pressure maintained at a maximum pressure P 2, the exhaust from the maximum pressure P 2 to the intermediate pressure P 3, and the intermediate pressure the pressure variation cycle comprising a charge air from P 3 to a maximum pressure P 2 The pulsation of the airbag 6 is continued for a predetermined time Tb. Then, by opening the on-off valve 8 closing the shut-off valve 3 to stop the operation of the air pump 1, the air bag 6 is controlled so as to be evacuated to the atmosphere pressure P 1.
[0033]
Thus, in this embodiment, the pressure change of the air bag 6 having a predetermined period To which is performed between the maximum pressure P 2 and the atmospheric pressure P 1, the pressure maintained at a maximum pressure P 2, the maximum pressure P exhaust from the 2 to the intermediate pressure P 3, and an intermediate pressure P 3 maximum pressure charge air consists of air bag 6 of a predetermined period to shorter period t 4 pulsations to P 2 from (fast pressure changes) are mixed In this manner, the airbag 6 is inflated and contracted.
[0034]
The first embodiment configured as described above has the following operational effects.
(1) In the air massage device according to this embodiment, the ejector 4 is used for inflating and contracting the air bag 6, so that the air supply time can be shortened. In addition, since the air bag 6 is evacuated in a short pulsation cycle while maintaining the air tank 2 at a predetermined pressure, the air supply after that is performed quickly. Therefore, it is possible to perform the pulsation of the air bag 6 between the maximum pressure P 2 and the intermediate pressure P 3 at high speed.
[0035]
(2) In the air massage device according to the embodiment, the air bag 6 has a long-period pressure change cycle between the maximum pressure P 2 and the atmospheric pressure P 1 and a pressure change cycle between the maximum pressure P 2 and the intermediate pressure P 3 . It is a combination mode with a short-cycle pressure change cycle, and the short-cycle pressure change cycle is a high-speed cycle, and is a mode rich in changes in which pressure maintenance, exhaust, and air supply are repeated. You can enjoy no pleasure.
[0036]
(3) Further, the shut-off valve 3 may be constituted by a general-purpose device as a normal on-off valve.
[0037]
(4) When a plurality of airbags 6 are used, the shutoff valve 3 is used as a rotary valve to control the communication between the valve for selecting the airbag 6 to be used and the air tank 2 and the airbag 6. The valve can also serve as a valve, and can have a structure suitable for a small-sized hand-held air massage device for a part of the body such as a calf, a foot, and a hand.
[0038]
(5) Further, since the ejector 4 and the check valve 5 are integrally formed in advance and unitized, the ejector capacity and the check valve capacity can be easily selected and attached according to the capacity of the air massage device. Convenience can be provided.
[0039]
(Embodiment 2)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIG.
The second embodiment is provided with a supply / exhaust circuit suitable for a relatively large-sized air massage device that sequentially massages a part of the body like the chair-type air massage device described in the above-mentioned conventional example 1. FIG. 5 shows the supply / exhaust circuit diagram.
[0040]
As shown in FIG. 5, a rotary valve 10 is provided between the air tank 2 and the shut-off valve 3 (in this case, an on-off valve such as an electromagnetic on-off valve). An air bag unit 11 including a shutoff valve 3, an ejector 4, a check valve 5, an air bag 6, an on-off valve 8, and the like is connected to the rotary valve 10. Although only one airbag unit 11 is shown in FIG. 5, in an actual device such as a chair-type air massage device, a plurality of airbag units 11 are arranged in parallel with one air tank 2. Connected. For example, in the chair-type air massage device as shown in FIG. 6, the air bag unit 11 is configured for each of the plurality of air bags 102a to 102f arranged on the backrest.
[0041]
The airbag unit 11 does not need to be assembled as a unit before being incorporated into the air massage device. Here, it simply means a block unit on the air supply circuit.
[0042]
With such a configuration, as in a chair-type air massage device, a relatively large number of airbags 6 are provided so as to sequentially massage a part of the body, and a relatively large number of such airbags 6 are sequentially used. A configuration suitable for a large-sized air massage device can be obtained.
[0043]
【The invention's effect】
According to the air massage device of the present invention, it is possible to supply pressurized air several times the pressurized air supplied from the air pump to the airbag by using the ejector, so that the airbag can be quickly moved. Can supply air. In addition, a shutoff valve is provided between the air tank and the ejector, a check valve is provided between the ejector and the airbag, and an open / close valve is provided on the exhaust pipe of the airbag. By operating the and the on-off valve, the pressure of the air bag can be maintained or the air supply and exhaust can be performed while the air tank is maintained at the predetermined pressure. Therefore, during one cycle of inflating and deflating the air bag between the atmospheric pressure and the maximum pressure, it is possible to pulsate the air bag at a high speed by a pressure change cycle of maintaining, exhausting, and supplying the air bag. It is possible to obtain a massage effect rich in unchanging.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a supply / exhaust circuit diagram of an air massage device according to Embodiment 1 of the present invention, showing a flow state of air when air is supplied to an air bag.
FIG. 2 is an air supply / exhaust circuit diagram showing a flow state of air when air is exhausted from an air bag.
FIG. 3 is an explanatory diagram of an ejector unit used in a supply / exhaust circuit of the air massage device.
FIG. 4 is a time chart of inflation and contraction of an air bag in the air massage device.
FIG. 5 is an air supply / exhaust circuit diagram of the air massage device according to Embodiment 2 of the present invention, showing a flow state of air when air is supplied to an air bag.
FIG. 6 is an external perspective view of a chair-type air massage device according to a conventional example.
FIG. 7 is a schematic block diagram of the conventional air massage device.
FIG. 8 is an example of a time chart showing an inflated and contracted state of an air bag in the conventional air massage device.
FIG. 9 is a time chart showing an inflated and contracted state of an air bag in an air massage device according to another conventional example.
[Explanation of symbols]
1 air pump 2 air tank 3 shut-off valve (electromagnetic on-off valve)
Reference Signs List 4 Ejector 5 Check valve 6 Air bag 7 Exhaust pipe 8 Open / close valve 9 Pressure detector 10 Rotary valve 11 Air bag unit
