JP2004079404A - Cathode-ray tube for projection, and projection display device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画歪み補正のためのサブ偏向ヨークを備える投写用陰極線管とこれを用いた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、投写用陰極線管を用いた投写型表示装置(例えば、投写型テレビジョン装置)においては、赤色画像用、緑色画像用、青色画像用の3つの投写用陰極線管を投影スクリーンから所定距離だけ離れた位置に並べて配置し、それら3つの投写用陰極線管のフェースプレートに表示された再生画像を投影スクリーンに投影することにより、各々の投写用陰極線管のフェースプレートに表示された再生画像よりも拡大された画像を投影スクリーンに表示する仕組みになっている。
【0003】
図5は投写型表示装置の構成例を概略的に示すもので、(A)はその側面図、(B)はその正面図である。投写型表示装置1の内部には、赤色画像用の投写用陰極線管(以下、赤色用陰極線管と略称)2と緑色画像用の投写用陰極線管(以下、緑色用陰極線管と略称)3と青色画像用の投写用陰極線管(以下、青色用陰極線管と略称)4が組み込まれている。赤色用陰極線管2のフェースプレート近傍には、これと中心軸を一致させた状態で赤色画像用の投写レンズ5が対向状態に配置されている。同様に、緑色用陰極線管3のフェースプレート近傍には、これと中心軸を一致させた状態で緑色画像用の投写レンズ6が対向状態に配置され、青色用陰極線管4のフェースプレート近傍には、これと中心軸を一致させた状態で青色画像用の投写レンズ7が対向状態に配置されている。
【0004】
一方、投写型表示装置1の前面部には投影スクリーン8が垂直に配置されている。また、投写型表示装置1の背面側には投影スクリーン8と対向するように反射板9が斜めに配置されている。投影スクリーン8は、各々の陰極線管2,3,4のフェースプレートに表示された画像を投影するためのものである。この投影スクリーン8は、スクリーン背面側に投写された光学画像をスクリーン前面側に透過させる光透過性を有している。反射板9は、投影スクリーン8と緑色画像用の投写レンズ6との間にその中心軸を一致させた状態で配置されている。
【0005】
以上の投写型表示装置1では、赤色用陰極線管2、緑色用陰極線管3及び青色用陰極線管4の各フェースプレートに表示された画像(赤色画像、緑色画像及び青色画像)が、それぞれに対応する投写レンズ5,6,7を通して集光及び拡大される。拡大された各色の画像は、反射板9により反射されて投影スクリーン8上に投写される。これにより、投影スクリーン8には、赤色、緑色及び青色の3色の画像を重ね合わせたカラー画像が表示される。
【0006】
図6は投写型表示装置に用いられる投写用陰極線管の構成例を示す断面図である。図示した投写用陰極線管10は、上述した赤色用陰極線管2、緑色用陰極線管3及び青色用陰極線管4にそれぞれ適用されるものである。この投写用陰極線管10の本体部分となるガラス製のバルブは、パネル部11と、このパネル部11に接合されるファンネル部12と、このファンネル部12から一体に延出したネック部13とから構成されている。パネル部11は、画像表示のためのフェースプレート14を一体に有するものである。パネル部11のフェースプレート14内面には蛍光体スクリーン15が形成されている。ファンネル部12は漏斗状に形成されている。ファンネル部12にはアノード電圧印加用のアノードボタン16が設けられている。また、ファンネル部12からネック部13に至るコーン部にはメイン偏向ヨーク17が搭載され、さらにメイン偏向ヨーク17の後端部の近傍にサブ偏向ヨーク18が配置されている。サブ偏向ヨーク18はネック部13に搭載されている。ネック部13は円筒状に形成されている。ネック部13の内部には電子銃19が組み込まれている。また、ネック部13の端部にはステム20が取り付けられている。
【0007】
この投写用陰極線管10においては、電子銃19から出射された電子ビーム(不図示)がメイン偏向ヨーク17のメイン偏向磁界により上下左右に偏向される。これにより、蛍光体スクリーン15上では電子ビームのスポットが水平方向及び垂直方向に走査され、このビームスポットの走査によってフェースプレート14に単色の画像が表示される。このとき表示される画像の色は、蛍光体スクリーン15を形成する蛍光体の色に対応したものとなる。
【0008】
ここで、先述した投写型表示装置1において、赤色用陰極線管2、緑色用陰極線管3及び青色用陰極線管4の各フェースプレートにそれぞれ正方形のマス目によるクロスパターン図形を表示して投影スクリーン2に投写すると、この投影スクリーン8上では各画像色に対応するクロスパターン図形が図7(A)〜(C)のように表示される。すなわち、赤色画像に対応するクロスパターン図形は図7(A)に示すように水平台形状に歪んだ画像となり、緑色画像に対応するクロスパターン図形は図7(B)に示すように垂直台形状に歪んだ画像となり、青色画像に対応するクロスパターン図形は図7(C)に示すように赤色画像の場合の歪み形状を左右反転した水平台形状に歪んだ画像となる。
【0009】
そこで従来においては、上記図6に示す投写用陰極線管10が備えるサブ偏向ヨーク18を用いて、投影スクリーン8上での画像の歪みを補正している。サブ偏向ヨーク18は、メイン偏向ヨーク17の後端部の近傍で補正磁界を形成し、この補正磁界によって電子ビームを水平方向及び垂直方向に適宜偏向することにより、投影スクリーン8上での画像の歪みを補正するものである。このサブ偏向ヨーク8を用いて画像の歪みを補正することにより、投影スクリーン8上で各色の画像を正確に位置合わせ(レジストレーション補正)することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術には次のような問題があった。すなわち、サブ偏向ヨーク18を用いて投影スクリーン8上での画像の歪みを補正する場合に、サブ偏向ヨーク18が形成する補正磁界が電子銃19のメインレンズの前段部分まで及ぶため、電子銃19内を蛍光体スクリーン15に向かって進行する電子ビームの軌道がメインレンズの前段部分から曲げられる。そうすると、電子銃19のメインレンズの中心(主軸)からずれたところを電子ビームが通過するため、蛍光体スクリーン15に照射された電子ビームのスポットは、メインレンズのコマ収差の影響を受けてハローをひき、全体に歪んだ形状となる。その結果、投写用陰極線管10のフェースプレート14に表示される画像の品質、ひいては投影スクリーン8に表示される画像の品質が低下するという問題があった。
【0011】
この対策としては、サブ偏向ヨーク18の補正磁界の影響を避けるために、サブ偏向ヨーク18から十分に離れた位置に電子銃19を組み込むことも考えられるが、そうした場合はネック部13の長さを拡大する必要があるため、陰極線管の奥行き寸法が長くなるという別の問題が生じる。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、電子ビームのスポット形状を歪ませることなく、投写スクリーン上での画像の歪みを補正することができる投写用陰極線管とこれを用いた投写型表示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る投写用陰極線管は、カソードから放出された電子ビームの軌道上にビーム集束用のメインレンズを形成する電子銃と、この電子銃から出射された電子ビームを偏向するメイン偏向磁界を形成するメイン偏向ヨークと、このメイン偏向ヨークの後端部の近傍に配置され、投影スクリーン上での画像の歪みを補正するための補正磁界を形成するサブ偏向ヨークと、メインレンズの形成部位よりもカソード寄りに配置され、サブ偏向ヨークが形成する補正磁界と逆向きのコマ収差補正磁界を形成するコマ収差補正用偏向ヨークとを備えた構成となっている。また、本発明に係る投写型表示装置は、上記構成の投写用陰極線管を用いたものとなっている。
【0014】
上記構成の投写用陰極線管とこれを用いた投写型表示装置においては、投影スクリーン上での画像の歪みを補正するためにサブ偏向ヨークで補正磁界を形成した場合に、メインレンズの前段側で上記補正磁界と逆向きのコマ収差補正磁界がコマ収差補正用偏向ヨークによって形成される。これにより、カソードから放出された電子ビームは、コマ収差補正用偏向ヨークのコマ収差補正磁界によって一方向に偏向された後、サブ偏向ヨークの補正磁界によって他方向(上記一方向と反対方向)に偏向される。したがって、コマ収差補正磁界と補正磁界の磁界強度を適宜調整することにより、メインレンズの中心を通るように電子ビームの軌道を修正することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態においては、上記従来の技術で挙げた構成要素と同様の部分に同じ符合を付して説明する。
【0016】
図1は本発明の実施形態に係る投写用陰極線管の構成を概略的に示す側断面図である。図1において、メイン偏向ヨーク17は、電子銃19から出射された電子ビームを偏向するメイン偏向磁界(水平偏向磁界、垂直偏向磁界)を形成するもので、図示はしないが水平偏向コイルと垂直偏向コイルとコアとを備える。水平偏向コイルは、メイン偏向磁界の一つとして、電子ビームが通過する位置に水平偏向磁界を形成し、この水平偏向磁界によって電子ビームを水平方向に偏向することにより、陰極線管の画面(蛍光体スクリーン)上で電子ビームのスポットを水平方向に走査(水平走査)するものである。垂直偏向コイルは、メイン偏向磁界の一つとして、電子ビームが通過する位置に垂直偏向磁界を形成し、この垂直偏向磁界によって電子ビームを垂直方向に偏向することにより、陰極線管の画面上で電子ビームのスポットを垂直方向に走査(垂直走査)するものである。コアは、フェライト等の磁性体からなるもので、水平偏向コイルが発生する水平偏向磁界の強度と垂直偏向コイルが発生する垂直偏向磁界の強度を強める機能を果たす。
【0017】
電子銃19は、電子の放出源となるカソード21と、このカソード21から放出された電子の量、移動速度などを制御する複数のグリッド電極G1〜G5とを備えるものである。電子銃19の中心軸は陰極線管の中心軸(以下、Z軸)と同軸上に配置されている。カソード21から放出された電子は、カソード21と第1グリッド電極G1との間の電位差で引き出されるとともに、第2グリッド電極G2による吸引力によって加速される。一方、第3グリッド電極G3、第4グリッド電極G4及び第5グリッド電極G5は、各々の電極間の電位差によって静電レンズを形成する。この静電レンズは、電子ビームを集束させるビーム集束用(フォーカス用)のメインレンズ22として形成される。メインレンズ22は、カソード21から蛍光体スクリーンに向かう電子ビームの軌道上に形成される。
【0018】
ちなみに、図1においては、第4グリッド電極G4の位置にメインレンズ22が形成された様子を示しているが、Z軸方向におけるメインレンズ22の形成部位は、電子銃19の形式(ユニポテンシャル形、バイポテンシャル形など)や、電子ビーム制御用のグリッド電極の構成(配置、個数など)などによって変わるため、上記第4グリッド電極G4の位置に限定されるものではない。また、メインレンズ22は複数の静電レンズによって形成される場合もある。例えば、第3グリッド電極G3と第4グリッド電極G4との間と、第4グリッド電極G4と第5グリッド電極G5との間に、それぞれ静電レンズが形成される場合は、それら2つの静電レンズの間(ほぼ中間)に当該2つの静電レンズを合成したかたちで等価的に一つのメインレンズが形成されることになる。
【0019】
このように電子銃19が形成するメインレンズ22に対して、このメインレンズ22の形成部位よりもカソード21寄りの位置、より具体的には第1グリッド電極G1及び第2グリッド電極G2とほぼ同じ位置に、コマ収差補正用偏向ヨーク23が配置されている。このコマ収差補正用偏向ヨーク23は、カソード21から放出された電子ビームがメインレンズ22を通過する際のコマ収差を補正するために、サブ偏向ヨーク18が形成する補正磁界と逆向きのコマ収差補正磁界を形成するもので、サブ偏向ヨーク18と同様にネック部に搭載されている。
【0020】
さらに詳述すると、サブ偏向ヨーク18は、水平方向に電子ビームを偏向する水平偏向用のサブコイル18Aと、垂直方向に電子ビームを偏向する垂直偏向用のサブコイル18Bとを用いて構成されている。サブコイル18Aは、図2(A)に示すように、互いに並列に接続(結線)されたコイル対からなるもので、左右一対の円弧状の磁性体コア24,24にそれぞれトロイダル形に巻線されている。これに対して、サブコイル18Bは、図2(B)に示すように、互いに並列に接続(結線)されたコイル対からなるもので、上下一対の円弧状の磁性体コア25,25にそれぞれトロイダル形に巻線されている。図2(A),(B)は蛍光体スクリーン側から見た場合を示している。
【0021】
このサブ偏向ヨーク18において、左右一対のサブコイル18A,18Aに補正電流I1を流すと、この補正電流I1の向き(極性)とコイル巻線方向に対応して、一対のサブコイル18A,18Aが例えば図2(A)のように上向きの補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは上向きの補正磁界によって右方向に偏向される。また、この状態から一対のサブコイル18A,18Aに流す補正電流I1の向き(極性)を反転させると、これにしたがって補正磁界の向きも反転するため、一対のサブコイル18A,18Aは下向きの補正磁界を形成する。
この場合、電子ビームEは下向きの補正磁界によって左方向に偏向される。
【0022】
また、上下一対のサブコイル18B,18Bに補正電流I2を流すと、この補正電流I2の向き(極性)とコイル巻線方向に対応して、一対のサブコイル18A,18Aが例えば図2(B)のように左向きの補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは左向きの補正磁界によって上方向に偏向される。また、この状態から一対のサブコイル18B,18Bに流す補正電流I2の向き(極性)を反転させると、これにしたがって補正磁界の向きも反転するため、一対のサブコイル18B,18Bは右向きの補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは右向きの補正磁界によって下方向に偏向される。
【0023】
一方、コマ収差補正用偏向ヨーク23は、水平方向に電子ビームを偏向する水平偏向用のコマ補正コイル23Aと、垂直方向に電子ビームを偏向する垂直偏向用のコマ補正コイル23Bとを用いて構成されている。コマ補正コイル23Aは、図3(A)に示すように、互いに並列に接続(結線)されたコイル対からなるもので、左右一対の円弧状の磁性体コア26,26にそれぞれトロイダル形に巻線されている。これに対して、コマ補正コイル23Bは、図3(B)に示すように、互いに並列に接続(結線)されたコイル対からなるもので、上下一対の円弧状の磁性体コア27,27にそれぞれトロイダル形に巻線されている。図3(A),(B)は蛍光体スクリーン側から見た場合を示している。
【0024】
このコマ収差補正用偏向ヨーク23において、左右一対のコマ補正コイル23A,23Aに補正電流I3を流すと、この補正電流I3の向き(極性)とコイル巻線方向に対応して、一対のコマ補正コイル23A,23Aが例えば図3(A)のように下向きのコマ収差補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは下向きのコマ収差補正磁界によって左方向に偏向される。また、この状態から一対のコマ補正コイル23A,23Aに流す補正電流I3の向き(極性)を反転させると、これにしたがってコマ収差補正磁界の向きも反転するため、一対のコマ補正コイル23A,23Aは上向きのコマ収差補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは上向きのコマ収差補正磁界によって右方向に偏向される。
【0025】
また、上下一対のコマ補正コイル23B,23Bに補正電流I4を流すと、この補正電流I4の向き(極性)とコイル巻線方向に対応して、一対のコマ補正コイル23B,23Bが例えば図3(B)のように右向きのコマ収差補正補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは右向きのコマ収差補正補正磁界によって下方向に偏向される。また、この状態から一対のコマ補正コイル23B,23Bに流す補正電流I4の向き(極性)を反転させると、これにしたがってコマ収差補正磁界の向きも反転するため、一対のコマ補正コイル23B,23Bは左向きのコマ収差補正磁界を形成する。この場合、電子ビームEは左向きのコマ収差補正磁界によって上方向に偏向される。
【0026】
このように構成されたサブ偏向ヨーク18及びコマ収差補正用偏向ヨーク23においては、サブコイル18Aの巻線方向とコマ補正コイル23Aの巻線方向が互いに逆方向となっており、サブコイル18Bの巻線方向とコマ補正コイル23Bの巻線方向も互いに逆方向となっている。よって、サブコイル18Aとコマ補正コイル23Aにそれぞれ同じ位相波形の補正電流I1,I3を供給すると、サブコイル18Aが形成する磁界に対してコマ補正コイル23Aは常に逆向きの磁界を形成するものとなる。同様に、サブコイル18Bとコマ補正コイル23Bにそれぞれ同じ位相波形の補正電流I2,I4を流すと、サブコイル18Bが形成する磁界に対してコマ補正コイル23Bは常に逆向きの磁界を形成するものとなる。
【0027】
また、コマ補正コイル23Aが形成する磁界の強度はサブコイル18Aが形成する磁界よりも弱く、コマ補正コイル23Bが形成する磁界の強度はサブコイル18Bが形成する磁界よりも弱いものとなっている。このような条件で磁界強度を設定(調整)する理由は、Z軸方向において、コマ収差補正用偏向ヨーク23がサブ偏向ヨーク18よりも電子銃19の前段側(カソード側)に配置され、この前段側での電子ビームの移動速度が後段側での電子ビームの移動速度よりも遅いために、コマ収差補正用偏向ヨーク23がサブ偏向ヨーク18よりも高い偏向感度をもって電子ビームを偏向できるからである。ちなみに、各々のコイルが発生する磁界の強度は、コイルの線材の太さや巻線ターン数、磁性体コアの寸法などにより任意に調整可能である。
【0028】
上記構成からなる投写用陰極線管において、サブ偏向ヨーク18のサブコイル18A,18Bにそれぞれ補正電流I1,I2(図2参照)を供給し、コマ収差補正用偏向ヨーク23のコマ補正コイル23A,23Bにそれぞれ補正電流I3,I4(図3参照)を供給すると、図4に示すように、サブ偏向ヨーク18は補正磁界φH1を形成し、コマ収差補正用偏向ヨーク23は補正磁界φH1と逆向きのコマ収差補正磁界φH2を形成する。
【0029】
すなわち、サブコイル18Aが上向きの磁界を形成するときはコマ補正コイル23Aが下向きの磁界を形成し、サブコイル18Aが下向きの磁界を形成するときはコマ補正コイル23Bが上向きの磁界を形成する。また、サブコイル18Bが左向きの磁界を形成するときはコマ補正コイル23Bが右向きの磁界を形成し、サブコイル18Bが右向きの磁界を形成するときはコマ補正コイル23Bが左向きの磁界を形成する。したがって、サブ偏向ヨーク18が形成する補正磁界φH1とコマ収差補正用偏向ヨーク23が形成するコマ収差補正磁界φH2とは、それぞれ図4に示すような分布形状となる。
【0030】
これにより、サブ偏向ヨーク18による電子ビームの偏向方向とコマ収差補正用偏向ヨーク23による電子ビームの偏向方向が互いに逆方向になるため、電子銃19のメインレンズ22の前段側では、カソード21から放出された電子ビームが、コマ収差補正磁界φH2によって一旦Z軸から離れる方向に偏向された後、補正磁界φH1によってZ軸に近づく方向に偏向される。そのため、メインレンズ22の形成部位では、このメインレンズ22の中心を通るように電子ビームの軌道を修正することができる。
【0031】
その結果、従来のようにサブ偏向ヨーク18の補正磁界φH1で電子ビームを偏向した場合は、そのビーム軌道K1がメインレンズ22の中心からずれるためコマ収差の影響を受けることになるが、本実施形態のようにサブ偏向ヨーク18の補正磁界φH1とコマ収差補正用偏向ヨーク23のコマ収差補正磁界φH2で電子ビームを偏向した場合は、そのビーム軌道K2をメインレンズ22の中心に一致させてコマ収差の影響を抑えることができる。したがって、蛍光体スクリーン上での電子ビームのスポット形状を比較した場合、ビーム軌道K1に沿って移動した電子ビームE1のスポットはハローをひいて歪んだ形状となるが、ビーム軌道K2に沿って移動した電子ビームE2のスポットは歪みのない円形状(ほぼ真円)となる。
【0032】
よって、上記コマ収差補正用偏向ヨーク23を備えた構成において、サブ偏向ヨーク18の補正磁界φH1により投影スクリーン上での画像の歪みを補正する際に、補正磁界φH1で電子ビームを偏向したときに、この電子ビームがメインレンズ22の中心を通過するように、メインレンズ22の前段側にコマ収差補正磁界φH2を形成するとともに、このコマ収差補正磁界φH2の強度を適宜調整することにより、電子ビームのスポット形状を歪ませることなく、投影スクリーン上での画像の歪みを補正することが可能となる。
【0033】
また、コマ収差補正用偏向ヨーク23のコマ補正コイル23A,23Bに供給する補正電流I3,I4は、サブ偏向ヨーク18のサブコイル18A,18Bに供給する補正電流I1,I2と同じ位相波形のものを流用できるため、補正電流供給用の補正回路を、サブ偏向ヨーク18とコマ収差補正用偏向ヨーク23で共用化することができる。これにより、現行の投写用陰極線管でスポット形状の歪みを解消するにあたっては、実質的にコマ収差補正用偏向ヨーク23の追加だけで対処できるため、低コストで導入することができる。
【0034】
なお、上記実施形態においては、サブコイル18Aの巻線方向とコマ補正コイル23Aの巻線方向を互いに逆方向にして、各々のコイル18A,23Aに同じ位相波形の補正電流I1,I3を供給することにより、サブコイル18Aが形成する磁界とコマ補正コイル23Aが形成する磁界が互いに逆向きになるようにしたが、本発明はこれに限らず、サブコイル18Aの巻線方向とコマ補正コイル23Aの巻線方向を互いに同じ方向にして、各々のコイル18A,23Aに互いに逆位相の波形の補正電流I1,I3を供給することにより、上記同様にサブコイル18Aが形成する磁界とコマ補正コイル23Aが形成する磁界が互いに逆向きになるようにしてもよい。また、サブコイル18Bの巻線方向とコマ補正コイル23Bの巻線方向を互いに同じ方向にして、各々のコイル18B,23Bに互いに逆位相の波形の補正電流I2,I4を供給することにより、サブコイル18Bが形成する磁界とコマ補正コイル23Bが形成する磁界が互いに逆向きになるようにしてもよい。この場合、補正電流を供給する補正回路の端子と各コイルにつながる端子の接続関係(結線)を適宜入れ換えるだけで、コイル18A,23Aに流れる補正電流I1,I3の位相を反転するとともに、コイル18B,23Bに流れる補正電流I2,I4の位相を反転することができるため、上記同様に補正回路の共用化を図ることができる。
【0035】
また、サブ偏向ヨーク18の構成としては、円形のリング状の磁性体コアを採用し、当該磁性体コアの左右にそれぞれサブコイル18Aをトロイダル形に巻線するとともに、当該磁性体コアの上下にそれぞれサブコイル18Bをトロイダル形に巻線したものであってもよい。同様に、コマ収差補正用偏向ヨーク23の構成としても、円形のリング状の磁性体コアを採用し、当該磁性体コアの左右にそれぞれコマ補正コイル23Aをトロイダル形に巻線するとともに、当該磁性体コアの上下にそれぞれコマ補正コイル23Bをトロイダル形に巻線したものであってもよい。さらに、サブコイル18A,18B及びコマ補正コイル23A,23Bは、トロイダル形の巻線したものに限らず、サドル形に巻線したものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、メインレンズの前段側でコマ収差補正用偏向ヨークによりコマ収差補正磁界を形成することにより、メインレンズの中心を通るように電子ビームの軌道を修正してコア収差の影響を抑えることができるため、電子ビームのスポット形状を歪ませることなく、投写スクリーン上での画像の歪みを適切に補正することができる。その結果、投影スクリーン上に映し出される表示画像の品質を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投写用陰極線管の構成を示す側断面図である。
【図2】サブ偏向ヨークの構成を説明する図である。
【図3】コマ収差補正用偏向ヨークの構成を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態に係る投写用陰極線管の動作状態を示す図である。
【図5】投写型表示装置の構成例を示す図である。
【図6】投写用陰極線管の構成例を示す断面図である。
【図7】投影スクリーン上での画像の歪み形状を示す図である。
【符号の説明】
1…投写型表示装置、10…投写用陰極線管、17…メイン偏向ヨーク、18…サブ偏向ヨーク、18A,18B…サブコイル、19…電子銃、21…カソード、22…メインレンズ、23…コマ収差補正用偏向ヨーク、23A,23B…コマ補正コイル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a projection cathode ray tube having a sub-deflection yoke for correcting image distortion and a projection display device using the same.
[0002]
[Prior art]
Generally, in a projection display device using a projection cathode ray tube (for example, a projection television device), three projection cathode ray tubes for a red image, a green image, and a blue image are separated by a predetermined distance from a projection screen. By arranging them at remote positions and projecting the reproduced images displayed on the face plates of the three projection cathode ray tubes onto a projection screen, the reproduced images displayed on the face plates of the respective projection cathode ray tubes are reduced. It is designed to display the enlarged image on the projection screen.
[0003]
FIGS. 5A and 5B schematically show a configuration example of a projection display device, wherein FIG. 5A is a side view and FIG. 5B is a front view. Inside the
[0004]
On the other hand, a projection screen 8 is vertically arranged on the front surface of the
[0005]
In the
[0006]
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a configuration example of a projection cathode ray tube used for a projection display device. The illustrated projection
[0007]
In the projection
[0008]
Here, in the projection
[0009]
Therefore, conventionally, the distortion of the image on the projection screen 8 is corrected by using the
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional technique has the following problems. That is, when the distortion of the image on the projection screen 8 is corrected by using the
[0011]
As a countermeasure, an
[0012]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to correct a distortion of an image on a projection screen without distorting a spot shape of an electron beam. An object of the present invention is to provide a cathode ray tube and a projection display device using the same.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The projection cathode ray tube according to the present invention includes an electron gun that forms a main lens for beam focusing on the trajectory of the electron beam emitted from the cathode, and a main deflection magnetic field that deflects the electron beam emitted from the electron gun. A main deflection yoke to be formed, a sub deflection yoke arranged near the rear end of the main deflection yoke to form a correction magnetic field for correcting image distortion on the projection screen, and a main lens formation portion. Are also arranged near the cathode, and have a coma aberration correcting deflection yoke for forming a coma aberration correcting magnetic field in a direction opposite to the correction magnetic field formed by the sub deflection yoke. Further, a projection type display device according to the present invention uses the projection cathode ray tube having the above configuration.
[0014]
In the projection cathode ray tube having the above configuration and a projection type display device using the same, when a correction magnetic field is formed by a sub deflection yoke in order to correct image distortion on a projection screen, the front stage of the main lens is used. A coma aberration correction magnetic field having a direction opposite to the above correction magnetic field is formed by a coma aberration correction deflection yoke. Thus, the electron beam emitted from the cathode is deflected in one direction by the coma aberration correcting magnetic field of the coma aberration correcting deflection yoke, and then is deflected in the other direction (the direction opposite to the one direction) by the correcting magnetic field of the sub deflection yoke. Be deflected. Therefore, by appropriately adjusting the coma aberration correction magnetic field and the magnetic field strength of the correction magnetic field, it is possible to correct the trajectory of the electron beam so as to pass through the center of the main lens.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the present embodiment, the same parts as those of the above-described related art will be denoted by the same reference numerals and described.
[0016]
FIG. 1 is a side sectional view schematically showing a configuration of a projection cathode ray tube according to an embodiment of the present invention. In FIG. 1, a
[0017]
The
[0018]
Incidentally, FIG. 1 shows a state in which the
[0019]
With respect to the
[0020]
More specifically, the
[0021]
In the
In this case, the electron beam E is deflected leftward by the downward correction magnetic field.
[0022]
When the correction current I2 flows through the pair of upper and lower sub-coils 18B, 18B, the pair of sub-coils 18A, 18A correspond to the direction (polarity) of the correction current I2 and the coil winding direction, for example, as shown in FIG. Thus, a correction magnetic field facing left is formed. In this case, the electron beam E is deflected upward by the leftward correction magnetic field. When the direction (polarity) of the correction current I2 flowing through the pair of sub-coils 18B, 18B is reversed from this state, the direction of the correction magnetic field is also reversed accordingly, so that the pair of sub-coils 18B, 18B Form. In this case, the electron beam E is deflected downward by the rightward correction magnetic field.
[0023]
On the other hand, the coma aberration correcting
[0024]
In the coma aberration correcting
[0025]
When a correction current I4 is supplied to the pair of upper and lower frame correction coils 23B, 23B, the pair of frame correction coils 23B, 23B correspond to the direction (polarity) of the correction current I4 and the coil winding direction, for example, as shown in FIG. A rightward coma aberration correction magnetic field is formed as shown in FIG. In this case, the electron beam E is deflected downward by the rightward coma aberration correction magnetic field. When the direction (polarity) of the correction current I4 flowing through the pair of coma correction coils 23B, 23B is reversed from this state, the direction of the coma aberration correction magnetic field is also reversed accordingly, so that the pair of coma correction coils 23B, 23B Form a leftward coma aberration correction magnetic field. In this case, the electron beam E is deflected upward by the leftward coma aberration correction magnetic field.
[0026]
In the
[0027]
Further, the intensity of the magnetic field formed by the
[0028]
In the projection cathode ray tube having the above-described configuration, correction currents I1 and I2 (see FIG. 2) are supplied to the sub-coils 18A and 18B of the
[0029]
That is, when the sub-coil 18A forms an upward magnetic field, the
[0030]
As a result, the direction of deflection of the electron beam by the
[0031]
As a result, when the electron beam is deflected by the correction magnetic field φH1 of the
[0032]
Accordingly, in the configuration including the
[0033]
The correction currents I3, I4 supplied to the coma correction coils 23A, 23B of the
[0034]
In the above embodiment, the winding directions of the sub-coil 18A and the
[0035]
Further, as a configuration of the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the trajectory of the electron beam is corrected so as to pass through the center of the main lens by forming the coma aberration correction magnetic field by the deflection yoke for coma aberration correction on the front side of the main lens. Since the influence of the core aberration can be suppressed, the distortion of the image on the projection screen can be appropriately corrected without distorting the spot shape of the electron beam. As a result, it is possible to improve the quality of the display image projected on the projection screen.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a configuration of a projection cathode ray tube according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of a sub deflection yoke.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a deflection yoke for coma aberration correction.
FIG. 4 is a diagram showing an operation state of the projection cathode ray tube according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example of a projection display device.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a configuration example of a projection cathode ray tube.
FIG. 7 is a diagram showing a distortion shape of an image on a projection screen.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記電子銃から出射された電子ビームを偏向するメイン偏向磁界を形成するメイン偏向ヨークと、
前記メイン偏向ヨークの後端部の近傍に配置され、投影スクリーン上での画像の歪みを補正するための補正磁界を形成するサブ偏向ヨークと、
前記メインレンズの形成部位よりも前記カソード寄りに配置され、前記サブ偏向ヨークが形成する前記補正磁界と逆向きのコマ収差補正磁界を形成するコマ収差補正用偏向ヨークと
を備えることを特徴とする投写用陰極線管。An electron gun that forms a main lens for beam focusing on the trajectory of the electron beam emitted from the cathode,
A main deflection yoke for forming a main deflection magnetic field for deflecting the electron beam emitted from the electron gun,
A sub-deflection yoke arranged near the rear end of the main deflection yoke and forming a correction magnetic field for correcting image distortion on the projection screen;
A coma aberration correcting deflection yoke which is arranged closer to the cathode than the main lens forming portion and forms a coma aberration correcting magnetic field in a direction opposite to the correction magnetic field formed by the sub deflection yoke. Projection cathode ray tube.
前記電子銃から出射された電子ビームを偏向するメイン偏向磁界を形成するメイン偏向ヨークと、
前記メイン偏向ヨークの後端部の近傍に配置され、投影スクリーン上での画像の歪みを補正するための補正磁界を形成するサブ偏向ヨークと、
前記メインレンズの形成部位よりも前記カソード寄りに配置され、前記サブ偏向ヨークが形成する前記補正磁界と逆向きのコマ収差補正磁界を形成するコマ収差補正用偏向ヨークと
を備える投写用陰極線管を用いた
ことを特徴とする投写型表示装置。An electron gun that forms a main lens for beam focusing on the trajectory of the electron beam emitted from the cathode,
A main deflection yoke for forming a main deflection magnetic field for deflecting the electron beam emitted from the electron gun,
A sub-deflection yoke arranged near the rear end of the main deflection yoke and forming a correction magnetic field for correcting image distortion on the projection screen;
A projection cathode ray tube including a coma aberration correcting deflection yoke that is arranged closer to the cathode than the main lens forming portion and forms a coma aberration correcting magnetic field in a direction opposite to the correction magnetic field formed by the sub deflection yoke. A projection display device characterized by using:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002240279A JP2004079404A (en) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | Cathode-ray tube for projection, and projection display device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002240279A JP2004079404A (en) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | Cathode-ray tube for projection, and projection display device |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2002240279A Pending JP2004079404A (en) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | Cathode-ray tube for projection, and projection display device |
Country Status (1)
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2002
- 2002-08-21 JP JP2002240279A patent/JP2004079404A/en active Pending
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