JP2004078692A - Electricity charge suggesting/supporting device and method coping with risk, and program making computer execute the method - Google Patents

Electricity charge suggesting/supporting device and method coping with risk, and program making computer execute the method Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To efficiently conduct an electricity charge suggestion coping with risk, and absorbing changes in a risk on management by electricity charges. <P>SOLUTION: The electricity charge suggesting/supporting device coping with risk comprises a risk information/risk amount information inputting (receiving) portion 401inputting the risk information about one or a plurality of risks on management of a customer and the risk amount information about increase/decrease in the risk amount of the customer generated with the risk amount; and an electricity charge setting portion 406 setting the electricity charge corresponding to the risk amount on the basis of the risk information and the risk amount information inputted by the risk information/risk amount information inputting (receiving) portion 401. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力会社が顧客に対してリスクの変動に応じて電気料金を変化させる、いわゆるリスク対応型の電気料金を提案する際に用いるリスク対応型電気料金提案支援装置、リスク対応型電気料金提案支援方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、安定した経営をおこなうために、多くの企業（特に中小企業）において、不測の経営上のリスクの変動を抑え、企業収支への影響を緩和したいという要求が高まってきている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術にあっては、企業、特に中小企業にとっては、自らのリスク量自体を正確に把握できなかったという問題点があった。また、たとえ、リスク量を正確に把握できたとしても、そのリスク量を吸収する具体的方法があまり一般的ではなかったという問題点があった。
【０００４】
金融機関を利用したリスクヘッジという方法も考えられるが、これは一定量以上のヘッジ規模（たとえば、為替ヘッジは１００万ドル単位等）がある場合に限られるという事情から、これまで中小企業には適用するのは事実上きわめて困難であった。また、金融機関を利用したヘッジの場合、デリバティブ会計などの複雑な会計処理が必要となり、手続きが煩雑になるという問題点があった。
【０００５】
この発明は、上記課題（問題点）を解決するためになされたものであり、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することが可能なリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置、リスク対応型電気料金提案支援方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報および前記リスクの変動にともなって発生する前記顧客のリスク量の増減に関するリスク量情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、前記リスクの変動に対応した電気料金を設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００７】
この請求項１に記載の発明によれば、リスク量を顧客から直接入力させことができるので、効率的にリスク量の全部または一部を電気料金で吸収することが可能な電気料金を設定することができる。
【０００８】
また、請求項２に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、請求項１に記載の発明において、前記顧客の経営上のリスクが、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【０００９】
この請求項２に記載の発明によれば、経営上のリスクとして、変動することによって企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスクとすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができる。
【００１０】
また、請求項３に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、請求項１または２に記載の発明において、前記顧客のリスク量が、前記顧客の、売上高、費用、利益、貸借対照表上の資産および負債へ与える影響金額のうちうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【００１１】
この請求項３に記載の発明によれば、企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスク量とすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができる。
【００１２】
また、請求項４に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、請求項１〜３のいずれか一つに記載の発明において、前記入力手段が、インターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して前記リスク情報およびリスク量情報を受信することを特徴とする。
【００１３】
この請求項４に記載の発明によれば、顧客ごとの電気料金の提示要求をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して容易におこなうことができる。
【００１４】
また、請求項５に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、請求項１〜４のいずれか一つに記載の発明において、前記設定手段が、前記入力手段によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定することを特徴とする。
【００１５】
この請求項５に記載の発明によれば、リスク量と電気料金とが常に反対方向に働くため、リスク量の吸収を確実におこなうことができる。
【００１６】
また、請求項６に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、請求項１〜５のいずれか一つに記載の発明において、さらに、前記設定手段によって設定された電気料金に関する情報をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して閲覧可能に所定の記憶領域に登録する登録手段を備えたことを特徴とする。
【００１７】
この請求項６に記載の発明によれば、顧客ごとの最適な電気料金をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して容易に知ることができる。
【００１８】
また、請求項７に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置は、請求項６に記載の発明において、さらに、前記設定手段によって設定された電気料金と前記顧客のリスク量との関係に関する情報を作成する作成手段を備え、前記登録手段が、前記作成手段によって作成された情報を登録することを特徴とする。
【００１９】
この請求項７に記載の発明によれば、リスクと電気料金との推移を比較して確認することができるため、リスク量の吸収効果を容易にかつ明確に知ることができる。
【００２０】
また、請求項８に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援方法は、顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報および前記リスクの変動にともなって発生する前記顧客のリスク量に関するリスク量情報を入力する入力工程と、前記入力工程によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、前記リスクの変動に対応した電気料金を設定する設定工程と、を含んだことを特徴とする。
【００２１】
この請求項８に記載の発明によれば、リスク量を顧客から直接入力させることができるので、効率的にリスク量を電気料金で吸収することが可能な電気料金を設定することができる。
【００２２】
また、請求項９に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援方法は、請求項８に記載の発明において、前記顧客の経営上のリスクが、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【００２３】
この請求項９に記載の発明によれば、経営上のリスクとして、変動することによって企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスクとすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができる。
【００２４】
また、請求項１０に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援方法は、請求項８または９に記載の発明において、前記顧客のリスク量が、前記顧客の、売上高、費用、利益、貸借対照表上の資産および負債へ与える影響金額のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【００２５】
この請求項１０に記載の発明によれば、企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスク量とすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができる。
【００２６】
また、請求項１１に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援方法は、請求項８〜１０のいずれか一つに記載の発明において、前記設定工程が、前記入力工程によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定することを特徴とする。
【００２７】
この請求項１１に記載の発明によれば、リスク量と電気料金とが常に反対方向に働くため、リスク量の吸収を確実におこなうことができる。
【００２８】
また、請求項１２に記載の発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援方法は、請求項１１に記載の発明において、さらに、前記設定工程によって設定された電気料金と前記顧客のリスク量との関係に関する情報を作成する作成工程を含んだことを特徴とする。
【００２９】
この請求項１２に記載の発明によれば、リスクと電気料金との推移を比較して確認することができるため、リスク量の吸収効果を容易にかつ明確に知ることができる。
【００３０】
また、請求項１３に記載の発明にかかるプログラムは、前記請求項８〜１２のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることができる。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置、リスク対応型電気料金提案支援方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
【００３２】
（本実施の形態の概要）
まず、この発明の本実施の形態の概要について説明する。顧客企業がさらされている経営上のリスク（金利、為替、天候、株式、原材料、景気等）変動に応じて、電気の使用量に関らず電気料金を変動させる。すなわち、顧客企業のリスク環境が悪化し企業の収支を圧迫するような場合には割り引き、逆にリスク環境が好転し収支が改善するような場合は高めの電気料金を徴収するというものである。換言すれば、電気料金が、コストの変動による企業収支への影響を緩和するバッファーの役割を担うものである。これによって顧客企業は、経営上のリスク（の一部または複数）を電気料金で吸収することができる。
【００３３】
そのためには、顧客から提示された複数のリスクが電気料金の中で有効に吸収できるかどうかを分析する必要がある。ここでは、顧客から提示されたリスク情報と、後述する顧客の電力情報データベース４０３と、顧客企業の財務情報データベース４０５とを用いてそれが可能かどうかを分析し判断する。そして可能と判断された場合には、リスクヘッジ型料金を提示するものである。
【００３４】
ここでリスクとは、将来の不確実性を意味しており、将来何が起こるかわからないような状況で、結果として経済的な損失が発生する可能性のことをいう。ただし、不確実性は将来の収益の源泉でもある。企業が抱えるリスクには、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、格付変動、景気変動、自然災害、信用リスク（売掛先の倒産）、製品等の販売価格の変動、Ｍ＆Ａリスク、税制変更、環境問題、政変などのさまざまなリスクがある。これらのリスクはいずれも、企業経営に何がしかの影響を与えるものである。
【００３５】
また、これらのリスクの多くは、その影響を客観的かつ定量的に把握することが可能である。たとえば、以下のようなものである。
【００３６】
（１）金利変動の企業経営に与える影響は、市場の金利が１％変動したときの企業の支払利息の変動と預金利息の変動の差額としてとらえることができる。
【００３７】
（２）為替レートの企業経営に与える影響は、為替レートが１円／＄変動したときの企業の輸出入代金の増減としてとらえることができる。
【００３８】
（３）異常気象の企業経営に与える影響は、気温１℃、降水量１％、湿度１％等変動したときの企業の売上高または費用の増減としてとらえることができる。
【００３９】
（４）株価変動の企業経営に与える影響は、日経平均株価が１００円変動したときの企業が所有する有価証券の時価の変動としてとらえることができる。
【００４０】
（５）原材料価格変動の企業経営に与える影響は、たとえば企業が原料としている石油価格、アルミ価格、大豆価格、半導体価格が一定幅変動したときの費用の増減としてとらえることができる。
【００４１】
（６）格付変動の企業経営に与える影響は、たとえば格付がＡＡからＡに変動した場合に、企業が金融市場から資金調達する金利の上昇による影響額としてとらえることができる。
【００４２】
（７）景気変動の企業経営に与える影響は、たとえばＧＤＰの成長率、失業率、消費者物価、鉱工業生産指数等の景気変動を表す指数に企業の収支が連動する場合、各指数１％変動したときの企業収支変動額としてとらえることができる。
【００４３】
このように一部のリスクを除いて、多くリスクはその影響を客観的かつ定量的に把握することが可能である。また、客観的かつ定量的に把握できるリスクについては、企業の財務諸表等から外部の第三者が推計できるものもあるが、企業の内部の者でしか把握できないものもある。また、リスクの変動を確率的にとらえて、リスク量を確率を加味して定量的に表すことが可能な場合もある。たとえば、「今後１年間のうちに５％の確率で金利が１％以上変動することが予想され、その場合の影響額が○○円である」と表すことができる。
【００４４】
図１は、この発明の本実施の形態の概要を示す説明図である。図１において、自らが抱えるリスクを電気料金の中で吸収したい顧客１０１は、電力会社１０２のホームページ上から自らの各種リスクに対するリスク量および顧客番号を入力することによって、インターネットやＬＡＮなどのネットワーク１００を介して電力会社１０２へ問い合わせをおこなう（Ｃ１）。
【００４５】
電力会社１０２は、上記問い合わせに対して、顧客１０１が自らのリスク量がわからない場合に、リスク量簡易計算ソフトを送付する（Ｅ１）。そして、顧客１０１の抱える複数のリスクが顧客１０１の電気料金の中で有効に吸収できるような設計が可能かどうかを、各リスクごとに分析する（Ｅ２）。その際、顧客の電力情報データベース４０３の中から、顧客の過去５年間の電力使用量、電力料金、料金の支払い状況などのデータを抽出する（Ｅ３）。また、顧客の財務情報データベース４０５からリスク量計算に必要となるデータを抽出するようにしてもよい（Ｅ４）。
【００４６】
そして、吸収できるリスクの場合は、「お客さまは、△△リスクについては、１単位あたり××円のリスクがあります。これについて次のようなリスク対応型電気料金が設定できました」という応答例を作成し、応答する（Ｅ５）。一方、吸収できないリスクの場合は、「○○リスクについては電気料金の中では吸収できません」という応答例を作成し、応答する（Ｅ６）。
【００４７】
つぎに、顧客１０１は、上記応答に基づいて、複数のリスク対応型電気料金の中から、さらに詳しい情報を得たい、または契約締結を考えたいと思うメニューを選択し、ネットワーク１００を介して、電力会社１０２へ問い合わせる（Ｃ２）。これに対して、電力会社１０２は、選択されたメニューに対して詳細な料金メニューやシミュレーション・ソフトを提示したり、契約いただく場合の留意事項などを提示する（Ｅ７）。これに対して、顧客１０１は、シミュレーションを実施したり、留意事項を確認するなどして、新料金の導入を検討する（Ｃ３）。その結果、電力会社１０２と新料金について成約することになる。
【００４８】
（リスク対応型電気料金提案支援システムの構成）
つぎに、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムの構成について説明する。図２は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムのシステム構成を示す説明図である。図２において、リスク対応型電気料金提案支援システムは、リスク対応型電気料金提案支援装置である電力会社サーバ２００と、電力会社１０２の担当者の担当者端末装置２０１と、顧客１０１の顧客端末装置２０２とが、インターネットやＬＡＮなどのネットワーク１００によって接続されている。
【００４９】
電力会社サーバ２００は、Ｗｅｂサーバとしての役割を果たしてもよく、また、電力会社サーバ２００とは別にＷｅｂサーバ（図示省略）を設けるようにしてもよい。また、担当者端末装置２０１および顧客端末装置２０２には、Ｗｅｂブラウザがインストールされており、電力会社サーバ２００とのデータのやりとりはこのＷｅｂブラウザによっておこなうことができる。
【００５０】
また、担当者端末装置２０１は、顧客先で提案ができるように、携帯型の情報端末装置、たとえばノート型パーソナルコンピュータやＰＤＡ（携帯電話機も含む）であってもよい。
【００５１】
（リスク対応型電気料金提案支援装置のハードウエア構成）
つぎに、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置のハードウエア構成について説明する。図３は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置のハードウエア構成を示す説明図（ブロック図）である。図３において、３０１は装置全体を制御するＣＰＵを、３０２は基本入出力プログラムを記憶したＲＯＭを、３０３はＣＰＵ３０１のワークエリアとして使用されるＲＡＭを、それぞれ示している。
【００５２】
また、３０４はＣＰＵ３０１の制御にしたがってＨＤ（ハードディスク）３０５に対するデータのリード／ライトを制御するＨＤＤ（ハードディスクドライブ）を、３０５はＨＤＤ３０４の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するＨＤを、それぞれ示している。また、３０６はＣＰＵ３０１の制御にしたがってＦＤ（フレキシブルディスク）３０７に対するデータのリード／ライトを制御するＦＤＤ（フレキシブルディスクドライブ）を、３０７はＦＤＤ３０６の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在の記憶媒体の一例としてのＦＤを、それぞれ示している。
【００５３】
また、３０８はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、３０９は通信回線３１０を介してネットワーク１００に接続され、そのネットワーク１００とＣＰＵ３０１とのインタフェースとして機能するＩ／Ｆ（インタフェース）を、それぞれ示している。また、３１１は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、３１２は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。
【００５４】
また、３１３は文字や画像を光学的に読み取るスキャナを、３１４はＣＰＵ３０１の制御にしたがって文字や画像を印刷するプリンタを、３１５は着脱可能な記録媒体であるＣＤ−ＲＯＭを、３１６はＣＤ−ＲＯＭ３１５に対するデータのリードを制御するＣＤ−ＲＯＭドライブを、３００は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【００５５】
（リスク対応型電気料金提案支援装置の機能的構成）
つぎに、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の機能的構成について説明する。図４は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の機能的構成を示す説明図（ブロック図）である。図４において、リスク対応型電気料金提案支援装置は、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１と、電力情報取得部４０２と、電力情報データベース４０３と、財務情報取得部４０４と、財務情報データベース４０５と、電気料金設定部４０６と、関連性情報作成部４０７と、サイト登録部４０８と、を含む構成となっている。
【００５６】
ここで、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１は、顧客１０１の識別情報（たとえば、顧客番号、パスワードなど）、顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報およびそのリスクの変動にともなって発生する顧客のリスク量の増減に関するリスク量情報を入力する。ここで、顧客の経営上のリスクは、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含む。また、顧客のリスク量は、前記顧客の、売上高、費用、利益、貸借対照表上の資産および負債へ与える影響金額のうちの少なくとも一つを含む。リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１は、具体的には、たとえば図３に示したキーボード３１１、マウス（ポインティングデバイス）３１２などによってその機能を実現することができる。
【００５７】
また、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１は、ネットワーク１００を介して顧客１０１の識別情報、リスク情報およびリスク量情報を受信する。このため、顧客１０１ごとのリスク対応型電気料金の作成要求をインターネットやＬＡＮなどのネットワーク１００を介して容易におこなうことができる。リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１は、具体的には、たとえば図３に示したＩ／Ｆ３０９によってその機能を実現することができる。なお、リスク情報・リスク量情報の入力の方法については図８において後述する。
【００５８】
電力情報取得部４０２は、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１によって入力された顧客１０１の識別情報に基づいて、顧客１０１の過去の電力情報を電力情報データベース４０３から取得し、取得した情報を電気料金設定部４０６または関連性情報作成部４０７へ渡す。電力情報取得部４０２は、具体的には、たとえば図３に示したＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５などに記録されたプログラムをＣＰＵ３０１が実行することによってその機能を実現することができる。
【００５９】
電力情報データベース４０３は、具体的には、たとえば図３に示したＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５、ＦＤ３０７、ＣＤ−ＲＯＭ３１５などによってその機能を実現することができ、たとえば図５に示すデータ構成となっている。図５は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の電力情報データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。
【００６０】
図５において、電力情報データベース４０３は、各顧客１０１（顧客Ａ、顧客Ｂ、顧客Ｃ、・・・）に対して、過去の電力使用量の実績（ｋＷｈ）、電気料金、料金の支払い状況などが月単位で格納されている。電力使用量などの情報は、所定の時間隔ごとになっていれば月単位でなくてもよい。たとえば、日単位や週単位の売上高、費用および利益であってもよい。また、電力情報データベース４０３には、上記の項目以外に、契約電力、契約の種別（たとえば業務用電力、産業用電力）などが格納されていてもよい。
【００６１】
財務情報取得部４０４は、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１によって入力された顧客の識別情報に基づいて、顧客１０１の過去の売上高、費用または利益に関する情報を財務情報データベース４０５から取得し、取得した情報を電気料金設定部４０６または関連性情報作成部４０７へ渡す。財務情報取得部４０４は、具体的には、たとえば図３に示したＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５などに記録されたプログラムをＣＰＵ３０１が実行することによってその機能を実現することができる。
【００６２】
財務情報データベース４０５は、具体的には、たとえば図３に示したＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５、ＦＤ３０７、ＣＤ−ＲＯＭ３１５などによってその機能を実現することができ、たとえば図６に示すデータ構成となっている。図６は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の財務情報データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。図６において、財務情報データベース４０５は、各顧客１０１（顧客Ａ、顧客Ｂ、顧客Ｃ、・・・）に対して、過去の売上高および利益に関する情報が月単位で格納されている。財務情報データベース４０５には、売上高、費用、利益のほか、図示は省略するが、貸借対照表上の資産および負債に関する情報、さらには顧客の業績に関するその他の情報（たとえば、資本金、従業員数、債務など）をあわせて格納するようにしてもよい。
【００６３】
売上高、費用および利益の情報はいずれか一つのみでもよく、いずれか２つ以上を組み合わせるようにしてもよい。その際どれを基準とするかは顧客１０１が選択できるようにする。売上高、費用および利益の情報は、所定の時間隔ごとになっていれば月単位でなくてもよい。たとえば、日単位や週単位の売上高、費用および利益であってもよい。
【００６４】
電気料金設定部４０６は、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、リスクの変動に対応した電気料金を設定する。具体的には、電気料金設定部４０６は、たとえば、リスク情報・リスク量情報入力（受信）部４０１によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定することができる。電気料金設定部４０６は、具体的には、たとえば図３に示したＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５などに記録されたプログラムをＣＰＵ３０１が実行することによってその機能を実現することができる。
【００６５】
関連性情報作成部４０７は、リスクの変動とリスク量との関連性、リスクの変動と電気料金の増減額との関連性、リスク対応型電気料金によるリスク量の吸収効果に関する情報を作成する。たとえば、グラフなどを用いておこなう。関連性情報作成部４０７は、具体的には、たとえば図３に示したＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５などに記録されたプログラムをＣＰＵ３０１が実行することによってその機能を実現することができる。このように、顧客１０１ごとのリスクの変動とリスク量との関連性、リスクの変動と電気料金の増減額との関連性、リスク対応型電気料金によるリスク量の吸収効果を容易に知ることができる。なお、関連性情報作成部４０７における関連性情報の作成の具体的な手順については後述する図１３を用いて詳説する。
【００６６】
サイト登録部４０８は、電気料金設定部４０６によって分析された結果に関する情報および関連性情報作成部４０７によって作成された上記関連性情報の少なくとも一つをインターネットやＬＡＮなどのネットワーク１００を介して閲覧可能に所定の記憶領域に登録する。ここで、上記所定の記憶領域は、電力会社サーバ２００が、Ｗｅｂサーバとしての役割を果たす場合には、電力会社サーバ２００内のたとえば図３に示したＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５、ＦＤ３０７、ＣＤ−ＲＯＭ３１５などによってその機能を実現することができる。
【００６７】
また、電力会社サーバ２００とは別にＷｅｂサーバ（図示省略）を設けた場合は、上記所定の記憶領域はそのＷｅｂサーバ内の所定の記憶領域となる。そして、その所定の記憶領域に格納された情報は、クライアント（担当者端末装置２０１、顧客端末装置２０２）からの要求に応じて、当該クライアントへ送信される。
【００６８】
サイト登録部４０８は、具体的には、たとえば図３に示したＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、ＨＤ３０５などに記録されたプログラムをＣＰＵ３０１が実行することによってその機能を実現することができる。このように、顧客１０１ごとのリスクの変動とリスク量との関連性、リスクの変動と電気料金の増減額との関連性、リスク対応型電気料金によるリスク量の吸収効果に関する情報に基づいた料金メニューをインターネットやＬＡＮなどのネットワーク１００を介して容易に知ることができる。
【００６９】
上記構成において、電力情報データベース４０３、財務情報データベース４０５は、リスク対応型電気料金提案支援装置（電力会社サーバ）２００内に設けられているような構成としたが、これらのデータベース４０３、４０５は、リスク対応型電気料金提案支援装置（電力会社サーバ）２００内に設けられている必要はなく、リスク対応型電気料金提案支援装置（電力会社サーバ）２００とインターネットやＬＡＮなどのネットワーク１００を介してそれぞれ別のサーバ（図示省略）内に設けられていてもよい。すなわち、電力情報データベース４０３は電力会社１０２内に、財務情報データベース４０７は各顧客１０１の社内に、それぞれ分散して設置されていてもよい。
【００７０】
その場合、電力情報データベース４０３、財務情報データベース４０５は、図３に示したＩ／Ｆ３０９によってそれらの機能を実現することができる。すなわち、電力情報取得部４０２、財務情報取得部４０４は、ネットワーク１００を介して各データベースが設けられているサーバにアクセスして、送信要求をおこなうことで必要な情報を取得することができる。
【００７１】
（リスク対応型電気料金提案支援装置の処理手順）
つぎに、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の一連の処理の手順について説明する。図７は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の一連の処理の内容を示すフローチャートである。
【００７２】
図７のフローチャートにおいて、まず、サービスを開始するための「サービス」ボタンがクリックされたか否かを判断する（ステップＳ７０１）。ここで、上記「サービス」ボタンがクリックされるのを待って、クリックされた場合（ステップＳ７０１：Ｙｅｓ）は、図８に示す画面１に関する情報を所定の記憶領域に登録し、登録された情報を送信する（ステップＳ７０２）。
【００７３】
そして、図８において、顧客番号入力欄８０１に顧客番号が入力された後に、「簡易計算ソフト希望」ボタン８０３がクリックされたか否かを判断する（ステップＳ７０３）。ここで、「簡易計算ソフト希望」ボタン８０３がクリックされた場合（ステップＳ７０３：Ｙｅｓ）は、簡易計算ソフトを希望した顧客へネットワーク１００を介して送信し（ステップＳ７０４）、その後、ステップＳ７０５へ移行する。
【００７４】
ステップＳ７０３において、「簡易計算ソフト希望」ボタン８０３がクリックされなかった場合（ステップＳ７０３：Ｎｏ）は、ステップＳ７０５へ移行し、ステップＳ７０５では、リスク量に関するデータが入力されたか否かを判断する。そして、リスク量に関するデータが入力されない場合（ステップＳ７０５：Ｎｏ）は、ステップＳ７０３へ戻る。一方、リスク量に関するデータが入力された場合（ステップＳ７０５：Ｙｅｓ）は、つぎに、図８における「送信」ボタン８０２がクリックされたか否かを判断する（ステップＳ７０６）。
【００７５】
そして、「送信」ボタン８０２がクリックされない場合（ステップＳ７０６：Ｎｏ）は、ステップＳ７０３へ戻る。一方、「送信」ボタン８０２がクリックされた場合（ステップＳ７０６：Ｙｅｓ）は、電気料金設定の処理をおこなう（ステップＳ７０７）。なお、電気料金設定の処理の具体的内容については後述する。
【００７６】
そして、図１１に示す画面２に関する情報およびステップＳ７０７において設定処理された電気料金に関する情報（図１２〜図１６の画面３に関する情報）を所定の記憶領域に登録し、登録された情報を送信する（ステップＳ７０８）。そして、受信側では、図１１においては、複数の電気料金プランが表示されいずれかの電気料金に関するボタン１１０１〜１１０４がクリックされたか否かを判断し、対応する画面（図１２〜図１６の画面３に関する情報）を表示する。
【００７７】
つぎに、図１７において、「送信」ボタン１７０１がクリックされたか否かを判断する（ステップＳ７０９）。そして、「送信」ボタン１７０１がクリックされるのを待って、クリックされた場合（ステップＳ７０９：Ｙｅｓ）は、詳しい内容の資料・注意事項に関する情報を所定の記憶領域に登録し、登録された情報を送信し（ステップＳ７１０）、一連の処理を終了する。
【００７８】
（リスク量入力画面の一例）
つぎに、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置（担当者端末装置２０１、顧客端末装置２０２）の表示画面の内容について説明する。図８は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の一例（画面１）を示す説明図である。
【００７９】
顧客（企業）１０１は、自らの抱えるさまざまなリスクを電気料金の中でどのように吸収することができるかということを知るために、電力会社のホームページにアクセスすることになる。そして顧客（企業）１０１によって、ホームページ上の「リスク対応型電気料金のご提案サービス」がクリックされると図８に示す画面１を表示する。
【００８０】
図８においては、顧客番号入力欄８０１に顧客番号（識別番号）を入力させるとともに、一覧表示されたリスク要因のうちの該当するリスク要因に対して売上高増加、費用増加、利益増加のいずれか一つの項目を入力させる。したがって、表のすべてを埋めさせる必要はない。図９は、顧客１０１の入力例を示している。また、該当するチェックボックスがチェックされた後、「簡易計算ソフト希望」ボタン８０３がクリックされると、リスク量簡易計算ソフトを送信する。
【００８１】
（リスク量算出画面の一例）
つぎに、上記簡易計算ソフトによるリスク量算出画面について説明する。図１０は、この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。図１０は「金利１％の変動にともなうリスク量の計算」の場合の例を示しており、図１０において、１．過去５年間の有利子負債金額（年度平均）を入力し、２．過去５年間の支払利息を入力し、３．入力した数字（値）をもとに、市場金利の変動と顧客の支払金利の変動の相関を計算する。
【００８２】
すなわち、
顧客の支払金利＝支払利息÷有利子負債金額
となる。
【００８３】
上記計算結果に基づいて、顧客１０１の相関係数および市場金利感応度を算出し、表示する。ここで、相関係数が高いほど、市場金利と顧客の支払金利とは関係がある。また、感応度は市場金利が１％変動したときに支払金利が何％変動するかを示している。
【００８４】
そして、４．分析結果として、「有利子負債金額×市場金利感応度」によって、市場金利が１％変動した場合の顧客１０１の支払利息を算出し、算出された支払い利息の金額を画面１に入力するように顧客１０１に指示する。
【００８５】
ここで、簡易計算ソフトを顧客に送るのは、顧客１０１が支払金利等の内部情報は電力会社に知られることなくリスク量を把握させるためである。したがって、顧客１０１は、電力会社１０２へは計算の結果出てきた△△億円（市場金利１％の支払利息変動額）という数字だけを知らせればよい。
【００８６】
顧客１０１によってリスク量が入力された後に、図８に示した画面１において「送信」ボタン８０２がクリックされると、図１１に示す画面２を表示する。図１１に、画面１によってリスク量が入力されたリスク要因に対応する、「１．金利変動リスク対応型電気料金」１１０１、「２．気温変動リスク対応型電気料金」１１０２、「３．ＧＤＰ変動リスク対応型電気料金」１１０３、「４．為替変動リスク対応型電気料金」１１０４の各電気料金を示すボタンを表示する。そして、顧客１０１によって上記いずれかのボタンのうち、「１．金利変動リスク対応型電気料金」１１０１がクリックされると、図１２に示す画面３−１を表示する。
【００８７】
（金利変動リスク対応型電気料金提示画面）
図１２および図１３は、金利変動リスク対応型電気料金提案画面の一例を示す説明図である。図１２において、金利変動リスク対応型電気料金は、市場金利が１％を越えると、通常の電気料金から割引が発生する。割引額は想定元本（３０億円）に（市場変動金利−金利１％）を乗じた金額となる。想定元本の３０億円は、顧客１０１の電気料金が０以下にならない限度を見込んで設定する。すなわち、金利に連動して電気料金が割引または割増になる仕組みをつぎの式のように設計した場合、Ｙ円（想定元本）をどのように設定するかが重要になる。
【００８８】
通常の電気料金−Ｙ円×（市場変動金利−金利１％）
ただし、金利１％：基準とする金利、現在の市場金利相当
【００８９】
なぜなら、このＹ円を無限に大きく設定してしまうと、割引の場合に電気料金がマイナスになってしまうことも考えられるからである。そこで、Ｙ円の上限を設定するために、▲１▼金利の変動幅を予測し、▲２▼金利の最大変動時における電気料金の最大割引限度を設定する。
【００９０】
▲１▼の金利の変動幅の予測については、短期金利の先物市場の動向分析から、たとえば最大変動幅を１．５％（現在の金利が１％としたら２．５％になるということ）と予測されたとする（正確には、確率を加味して、１年後に金利が１．５％以上変動する確率は５％未満となるといった分析結果の表現になる）。
【００９１】
▲２▼については、任意に設定することができ、１０％でも５０％でも９０％でもよい（ただし、１００％以上になると電気料金がマイナスとなる可能性が出てくることになる）。この値は最大割引を何％に設定すると顧客１０１にとって魅力的な商品として映るかということで決定すればよい。
【００９２】
ここで、顧客の月間最低電気料金（最も金額が少ない月の電気料金）を５千万円とした場合、▲１▼の金利最大変動予測幅を１．５％とし、▲２▼の電気料金の最大割引限度９０％のもとで、Ｙ円（想定元本）はつぎのように算出することができる。
【００９３】
Ｙ円×１．５％＝５千万円×９０％
Ｙ円＝３０億円
【００９４】
つまり、想定元本３０億円のもとで、金利が予想される最大幅の１．５％上昇した場合４５００万円の割引となり、これは月間最低電気料金５千万円の９０％に相当する。したがって、電気料金が最も少ない月に、予想される最大の割引がおこなわれても電気料金がマイナスにはならない。
【００９５】
このように上記３０億円は、
ア）顧客の月間最低電気料金（最も金額が少ない月の電気料金）
イ）金利最大変動予測幅
ウ）電気料金の最大割引限度
から算出されることになる。
【００９６】
つぎに、この想定元本３０億円と、顧客１０１が図８に示した画面１で入力した、金利１％の変動で費用（支払利息）が１億円増加することは無関係である。すなわち、上記のように３０億円はこの１億円は全く無関係に設定される。この金利１％の変動時に増加する費用（支払利息）１億円の大きさが問題となるのは、金利１％の変動時の電気料金割引額と比較する場合である。具体的には、「金利１％の変動時の電気料金割引額」÷「金利１％の変動時に増加する費用（支払利息）」の比率（吸収比率）を用いる。そして、この比率があまりに小さい（電気料金の額が相対的に少ないときに小さくなる）と金利変動時の支払利息増加リスク量を吸収する手段として、この電気料金メニューは有効ではない（金利１％上昇時の支払利息の増加額に対して、電気料金の割引額があまりに軽微である）ということになる。
【００９７】
上記の例では、想定元本が３０億円で、市場変動金利が１％上昇する（つまり市場変動金利が現行の金利１％よりも１％上昇して２％になる）と
通常の電気料金−３０億円×（市場変動金利−１％）
の算式から、３０億円×（２％−１％）＝３０００万円の割引が発生する。
一方、顧客１０１の支払金利は金利１％の変動で１億円変動するということであるから、
３０００万円／１億円＝３０％
が吸収できるということであり、この顧客１０１にとってはある程度の有効性があると考えることができる。
【００９８】
このように設計した料金メニューが有効かどうかは顧客１０１ごとに検討しなければならない。
【００９９】
図１３では、提示された電気料金によって顧客１０１の費用に対する金利変動リスク量の吸収効果を示している。すなわち、
【０１００】

Figure 2004078692
となる。
【０１０１】
また、図１３に示すグラフからも明らかなように、グラフの傾きが小さくなっており、その分、電気料金による金利変動リスク量の吸収効果が出たことを、顧客１０１に対して容易に認識させることができる。
【０１０２】
（気温変動リスク対応型電気料金提示画面の一例）
顧客１０１によって、図１１に示したいずれかのボタンのうち、「２．気温変動リスク対応型電気料金」１１０２がクリックされると、図１４に示す画面３−２を表示する。図１４は、気温変動リスク対応型電気料金提案画面の一例を示す説明図である。図１４において、気温変動リスク対応型電気料金は、
通常の電気料金−１億円×（今年の夏期気温−基準気温２７℃）
となる。
【０１０３】
この料金の仕組みはつぎのとおりである。すなわち、この電気料金は、今年の夏期気温が２７℃を上回ると、通常の電気料金から割引が発生する。割引額は１億円に（今年の夏期気温−基準気温２７℃）を乗じた金額となる。１億円（想定元本）は、金利変動リスク対応型電気料金と同様に、顧客１０１の電気料金がマイナスにならない限度を見込んで設定する。
【０１０４】
この電気料金によって顧客１０１の利益に対する気温変動リスク量の吸収効果はつぎのとおりである。
Figure 2004078692
【０１０５】
（ＧＤＰ変動リスク対応型電気料金提示画面の一例）
顧客１０１によって、図１１に示したいずれかのボタンのうち、「３．ＧＤＰ変動リスク対応型電気料金」１１０３がクリックされると、図１５に示す画面３−３を表示する。図１５は、ＧＤＰ変動リスク対応型電気料金提案画面の一例を示す説明図である。図１５において、ＧＤＰ変動リスク対応型電気料金では、このリスクについては、顧客１０１の変動リスク量が大きすぎるため、吸収効果のある電気料金を設計することができず、その旨を表示している。
【０１０６】
（為替変動リスク対応型電気料金提示画面の一例）
顧客１０１によって、図１１に示したいずれかのボタンのうち、「４．為替変動リスク対応型電気料金」１１０４がクリックされると、図１６に示す画面３−４を表示する。図１６は、為替変動リスク対応型電気料金提案画面の一例を示す説明図である。図１６において、為替変動リスク対応型電気料金もＧＤＰ変動リスク対応型電気料金と同様に、このリスクについては顧客１０１の変動リスク量が大きすぎるため、吸収効果のある電気料金を設計することができず、その旨を表示している。
【０１０７】
そして、すべての画面３の最後に図１７に示す画面４が続く。画面４において、顧客にとって関心がある電気料金を選択させる。ただし、電気料金が設計できなかった、「３．ＧＤＰ変動リスク対応型電気料金」１１０３および「４．為替変動リスク対応型電気料金」１１０４については、選択することができないようになっている。選択後、「送信」ボタン１７０１がクリックされると、追って、より詳しい内容の資料およびご契約いただく場合の注意事項を送付する。送付する「詳しい内容の資料」「ご契約いただく場合の注意事項」とはたとえば以下のようなものが考えられる。
【０１０８】
「詳しい内容の資料」としては、たとえば　金利連動型料金メニューの場合は、単純なスワップ型のもの以外にも図１８に示すようなものもあり、それらを紹介する。または設定額（前例の３０億円や１億円）を変えた場合のシミュレーション機能がついたソフトを提供するようにしてもよい。
【０１０９】
また、「ご契約いただく場合の注意事項」として、たとえば、市場動向等によっては、新しい電気料金が従来の電気料金よりも高くなることもあることを説明する。また、その旨を理解して顧客が契約することを確認するものがある。
【０１１０】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ビルトイン・スタビライザーとしての効果が期待される。すなわち、電力はすべての企業に使われているものであることから、その電気料金が景気悪化時に安く、景気好転時に高くなるという仕組みは、経済社会全体を見渡したとき景気の変動を自動的に調整することができる。
【０１１１】
また、個別の企業について本件の効果を考えてみると、景気等により売上げが変動することで、従来は安定した収益が確保できなかった企業にとっては、電気料金がそのバッファーとなることで、安定した収益の確保が期待できる。
【０１１２】
また、材料価格等により製造原価が変動することで、従来は安定したマージンが確保できなかった企業にとっては、電気料金がそのバッファーとなることで、安定したマージンの確保が期待できる。特に、電気料金が製造原価全体に占める割合が大きな業種の企業（たとえば、非鉄金属、電機、機械等）にとっては、収支の大きなバッファーを持つことになり、収支安定に大きく寄与することが期待できる。また、当然、各企業のコスト管理や収益管理が大変やりやすくなると考えられる。
【０１１３】
顧客が中小企業の場合に、従来は自社のリスク量自体を測定できなかったものが簡易に測定できるようになるとともに、従来不可能であった少額のリスク吸収の手段を新たに手に入れることができるようになる。なぜならば、は金融機関を利用したリスクヘッジは、一定量以上のヘッジ規模（たとえば、為替ヘッジは１００万ドル単位等）がある場合に限られるという事情から、これまで事実上中小企業にはリスクヘッジ手段がなかったからである。一方、本件では少額であっても電気料金の範囲内で吸収ができる。
【０１１４】
また、金融機関を利用したヘッジの場合、デリバティブ会計等の複雑な会計処理が必要となるが、本件ではあくまでも電気料金であることから、そうした会計処理をおこなうことなく、同様のリスク吸収効果が期待できる。
【０１１５】
さらに、企業が抱える複数のリスクをまとめて電気料金の中で吸収できるという、いわば「リスク吸収のワンストップ・サービス」を実現することができる。企業は、本件のような電気料金提案を通じて、リスクマネジメントの意識を高めることも期待される。
【０１１６】
また、本実施の形態によれば、顧客の抱えるリスクは一つではないので、複数のリスクを組み合わせたもののバッファーになるような電気料金であってもよい。つまり、リスクＡとリスクＢが同時に起こるときに安くなる電気料金とか、リスクＡまたはリスクＢのいずれかが起こるときに安くなる電気料金といったものであってもよい。
【０１１７】
なお、本実施の形態においては、電気料金についてのみ記載したが、電気料金の他、水道料金、ガス料金などにも適用可能である。
【０１１８】
また、本実施の形態において説明したリスク対応型電気料金提案支援方法は、あらかじめ用意されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであってもよく、またそのプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現される。このプログラムは、ＨＤ（ハードディスク）、ＦＤ（フレキシブルディスク）、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【０１１９】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載の発明によれば、入力手段が、顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報および前記リスクの変動にともなって発生する前記顧客のリスク量の増減に関するリスク量情報を入力し、設定手段が、前記入力手段によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、前記リスクの変動に対応した電気料金を設定するため、リスク量を顧客から直接入力させることができ、これによって、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することが可能なリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２０】
また、請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明において、前記顧客の経営上のリスクが、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含むため、経営上のリスクとして、変動することによって企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスクとすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２１】
また、請求項３に記載の発明によれば、請求項１または２に記載の発明において、前記顧客のリスク量が、前記顧客の、売上高、費用および利益のうちの少なくとも一つを含むため、企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスク量とすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２２】
また、請求項４に記載の発明によれば、請求項１〜３のいずれか一つに記載の発明において、前記入力手段が、インターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して前記リスク情報およびリスク量情報を受信するため、顧客ごとの電気料金の提示要求をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して容易におこなうことができ、これによって、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２３】
また、請求項５に記載の発明によれば、請求項１〜４のいずれか一つに記載の発明において、前記設定手段が、前記入力手段によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定するため、リスク量と電気料金とが常に反対方向に働くため、リスク量の吸収を確実におこなうことができ、これによって、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２４】
また、請求項６に記載の発明によれば、請求項１〜５のいずれか一つに記載の発明において、登録手段が、前記設定手段によって設定された電気料金に関する情報をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して閲覧可能に所定の記憶領域に登録するため、顧客ごとの最適な電気料金をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して容易に知ることができ、これによって、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２５】
また、請求項７に記載の発明によれば、請求項６に記載の発明において、作成手段が、前記設定手段によって設定された電気料金と前記顧客のリスク量との関係に関する情報を作成し、前記登録手段が、前記作成手段によって作成された情報を登録するため、リスクと電気料金との推移を比較して確認することができ、リスク量の吸収効果を容易にかつ明確に知ることができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援装置が得られるという効果を奏する。
【０１２６】
また、請求項８に記載の発明によれば、入力工程が、顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報および前記リスクの変動にともなって発生する前記顧客のリスク量に関するリスク量情報を入力し、設定工程が、前記入力工程によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、前記リスクの変動に対応した電気料金を設定するため、リスク量を顧客から直接入力させることができ、これによって、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援方法が得られるという効果を奏する。
【０１２７】
また、請求項９に記載の発明によれば、請求項８に記載の発明において、前記顧客の経営上のリスクが、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含むため、経営上のリスクとして、変動することによって企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスクとすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援方法が得られるという効果を奏する。
【０１２８】
また、請求項１０に記載の発明によれば、請求項８または９に記載の発明において、前記顧客のリスク量が、前記顧客の、売上高、費用および利益のうちの少なくとも一つを含むため、企業収支に対して大きな影響を与えるものをリスク量とすることで、より効果的なリスク量の吸収を図ることができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援方法が得られるという効果を奏する。
【０１２９】
また、請求項１１に記載の発明によれば、請求項８〜１０のいずれか一つに記載の発明において、前記設定工程が、前記入力工程によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定するため、リスク量と電気料金とが常に反対方向に働くため、リスク量の吸収を確実におこなうことができ、これによって、経営上のリスクの変動を電気料金で吸収することができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援方法が得られるという効果を奏する。
【０１３０】
また、請求項１２に記載の発明によれば、請求項１１に記載の発明において、作成工程が、前記設定工程によって設定された電気料金と前記顧客のリスク量との関係に関する情報を作成するため、リスクと電気料金との推移を比較して確認することができ、リスク量の吸収効果を容易にかつ明確に知ることができるリスク対応型電気料金の提案を効率的におこなうことが可能なリスク対応型電気料金提案支援方法が得られるという効果を奏する。
【０１３１】
また、請求項１３に記載の発明によれば、請求項８〜１２のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることによって、請求項８〜１２のいずれか一つの動作をコンピュータによって実現することが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の本実施の形態の概要を示す説明図である。
【図２】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムのシステム構成を示す説明図である。
【図３】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置のハードウエア構成を示す説明図（ブロック図）である。
【図４】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の機能的構成を示す説明図（ブロック図）である。
【図５】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の電力情報データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。
【図６】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の財務情報データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。
【図７】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置の一連の処理の内容を示すフローチャートである。
【図８】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の一例を示す説明図である。
【図９】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１０】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１１】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１２】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１３】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１４】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１５】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１６】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１７】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置を含むリスク対応型電気料金提案支援システムにおける情報端末装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図１８】この発明の本実施の形態にかかるリスク対応型電気料金提案支援装置における料金イメージを示す説明図（グラフ）である。
【符号の説明】
１００　ネットワーク（インターネット、ＬＡＮ）
１０１　顧客
１０２　電力会社
２００　電力会社サーバ（リスク対応型電気料金提案支援装置）
２０１　担当者端末装置
２０２　顧客端末装置
３００　バス
３０１　ＣＰＵ
３０２　ＲＯＭ
３０３　ＲＡＭ
３０４　ＨＤＤ（ハードディスクドライブ）
３０５　ＨＤ（ハードディスク）
３０６　ＦＤＤ（フレキシブルディスクドライブ）
３０７　ＦＤ（フレキシブルディスク）
３０８　ディスプレイ
３０９　Ｉ／Ｆ（インタフェース）
３１０　通信回線
３１１　キーボード
３１２　マウス
３１３　スキャナ
３１４　プリンタ
３１５　ＣＤ−ＲＯＭ
３１６　ＣＤ−ＲＯＭドライブ
４０１　リスク情報・リスク量情報入力（受信）部
４０２　電力情報取得部
４０３　電力情報データベース
４０４　財務情報取得部
４０５　財務情報データベース
４０６　電気料金設定部
４０７　関連性情報作成部
４０８　サイト登録部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a risk-adaptive electricity tariff proposal support device used when a power company proposes a so-called risk-adaptive electricity tariff that changes the electricity tariff according to a change in risk to a customer, and a risk-adaptive electricity tariff The present invention relates to a proposal support method and a program for causing a computer to execute the method.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in order to perform stable management, there has been an increasing demand in many companies (especially small and medium-sized companies) to suppress unexpected fluctuations in management risks and mitigate the effects on corporate balance.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional technology has a problem that companies, especially small and medium-sized companies, cannot accurately grasp their own risk amount. Further, even if the amount of risk can be accurately grasped, there is a problem that a specific method of absorbing the amount of risk is not very common.
[0004]
Risk hedges using financial institutions are also conceivable, but this is limited to cases where the hedge size is a certain amount or more (for example, currency hedges are in units of $ 1 million). It was very difficult to apply in practice. Further, in the case of hedging using a financial institution, there is a problem that complicated accounting processing such as derivative accounting is required, and the procedure becomes complicated.
[0005]
The present invention has been made in order to solve the above problems (problems), and it is an object of the present invention to efficiently propose a risk-adaptive electricity bill that can absorb fluctuations in management risks by an electricity bill. It is an object of the present invention to provide a risk-adaptive electricity tariff proposal support device, a risk-adaptive electricity tariff proposal support method, and a program for causing a computer to execute the method.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a risk-responsive electricity rate proposal support device according to the first aspect of the present invention is generated with risk information relating to one or more risks in the management of a customer and fluctuation of the risks. Input means for inputting risk amount information relating to an increase or decrease in the risk amount of the customer, and setting means for setting an electricity rate corresponding to the change in the risk based on the risk information and the risk amount information input by the input means. And characterized in that:
[0007]
According to the first aspect of the present invention, since the risk amount can be directly input from the customer, an electric bill that can efficiently absorb all or a part of the risk amount with the electricity bill is set. be able to.
[0008]
Further, in the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the business risk of the customer includes interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price, Fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation and rating fluctuation.
[0009]
According to the second aspect of the present invention, as a management risk, a risk that fluctuates greatly on the corporate income and expenditure is regarded as a risk, thereby achieving more effective absorption of the risk amount. Can be.
[0010]
The risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the risk amount of the customer is such that sales amount, cost, profit, It includes at least one of the effects on assets and liabilities on the balance sheet.
[0011]
According to the third aspect of the present invention, the risk amount that has a large effect on the corporate balance can be more effectively absorbed.
[0012]
Further, in the risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the invention described in claim 4, in the invention described in any one of claims 1 to 3, the input unit is connected via a network such as the Internet or a LAN. Receiving the risk information and the risk amount information.
[0013]
According to the fourth aspect of the present invention, it is possible to easily make a request for presenting an electricity bill for each customer via a network such as the Internet or a LAN.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a risk-adaptive electricity rate proposal support device according to any one of the first to fourth aspects, wherein the setting unit is configured to output the risk input by the input unit. When the amount increases more than a predetermined value, the electricity rate is reduced, and when the risk amount decreases below a predetermined value, the electricity rate is set to increase. I do.
[0015]
According to the fifth aspect of the present invention, since the risk amount and the electricity rate always work in opposite directions, it is possible to reliably absorb the risk amount.
[0016]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the risk-adaptive electric rate proposal support device according to any one of the first to fifth aspects, further comprising information on the electricity rate set by the setting means. Is registered in a predetermined storage area so as to be viewable via a network such as the Internet or a LAN.
[0017]
According to the invention described in claim 6, the optimum electricity bill for each customer can be easily known via a network such as the Internet or a LAN.
[0018]
The risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the invention according to claim 7 is the invention according to claim 6, further comprising a relation between the electricity rate set by the setting unit and the risk amount of the customer. Creating means for creating information about the information, wherein the registering means registers the information created by the creating means.
[0019]
According to the invention described in claim 7, since the transition between the risk and the electricity rate can be confirmed by comparison, it is possible to easily and clearly know the effect of absorbing the risk amount.
[0020]
Further, the risk-responsive electricity rate proposal support method according to the invention according to claim 8, further comprises: risk information relating to one or more risks in the management of the customer; and the risk amount of the customer generated due to the fluctuation of the risk. An input step of inputting risk amount information relating to the risk information, and a setting step of setting an electricity rate corresponding to the change in the risk based on the risk information and the risk amount information input in the input step. And
[0021]
According to the invention described in claim 8, since the risk amount can be directly input from the customer, it is possible to set an electricity rate that can efficiently absorb the risk amount with the electricity rate.
[0022]
Further, in the risk-responsive electricity rate proposal support method according to the ninth aspect of the present invention, in the invention according to the eighth aspect, the business risk of the customer includes interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price Fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation and rating fluctuation.
[0023]
According to the ninth aspect of the present invention, as a management risk, a risk that fluctuates greatly on the corporate income and expenditure is set as a risk, thereby achieving more effective absorption of the risk amount. Can be.
[0024]
In the risk-assisted electricity rate proposal support method according to the invention described in claim 10, in the invention described in claim 8 or 9, the risk amount of the customer is such that sales amount, cost, profit, It is characterized by including at least one of the effects on assets and liabilities on the balance sheet.
[0025]
According to the tenth aspect of the present invention, the risk amount that has a large effect on the corporate balance can be more effectively absorbed.
[0026]
Further, in the risk-assisted electricity rate proposal support method according to the invention described in claim 11, in the invention according to any one of claims 8 to 10, the setting step includes the step of: When the amount increases more than a predetermined value, the electricity rate is reduced, and when the risk amount decreases below a predetermined value, the electricity rate is set to increase. I do.
[0027]
According to the eleventh aspect of the present invention, since the risk amount and the electricity rate always work in opposite directions, it is possible to reliably absorb the risk amount.
[0028]
The risk-adaptive electricity rate proposal support method according to the twelfth aspect of the present invention is the invention according to the eleventh aspect, further comprising a relationship between the electricity rate set in the setting step and the risk amount of the customer. And a creating step of creating information on the information.
[0029]
According to the twelfth aspect of the invention, since the transition between the risk and the electricity rate can be confirmed by comparison, the effect of absorbing the risk amount can be easily and clearly known.
[0030]
A program according to a thirteenth aspect of the present invention can cause a computer to execute the method according to any one of the eighth to twelfth aspects.
[0031]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Exemplary embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. I do.
[0032]
(Outline of the present embodiment)
First, an outline of the present embodiment of the present invention will be described. Fluctuate electricity rates irrespective of electricity usage in response to fluctuations in management risks (interest rates, exchange rates, weather, stocks, raw materials, business conditions, etc.) to which client companies are exposed. In other words, discounts are made when the risk environment of the client company deteriorates and the company's balance is squeezed, and conversely, when the risk environment improves and the balance improves, a higher electricity fee is collected. In other words, electricity bills play a role as a buffer to mitigate the impact of fluctuations in costs on corporate earnings. This allows the client company to absorb (or some of) the business risks with electricity rates.
[0033]
To do so, it is necessary to analyze whether the risks presented by customers can be effectively absorbed in the electricity bill. Here, using the risk information presented by the customer, the customer's power information database 403, and the customer company's financial information database 405, which will be described later, it analyzes and determines whether or not it is possible. If it is determined that it is possible, a risk hedging rate is presented.
[0034]
Here, risk refers to uncertainty in the future, and refers to the possibility of economic loss as a result of situations where it is not known what will happen in the future. However, uncertainty is also a source of future revenue. Risks that companies face include interest rate fluctuations, exchange rate fluctuations, extreme weather, stock price fluctuations, raw material price fluctuations, rating fluctuations, economic fluctuations, natural disasters, credit risks (bankruptcy of accounts receivable), fluctuations in sales prices of products, etc. , M & A risk, tax system change, environmental problems, political change and so on. Each of these risks has some effect on corporate management.
[0035]
In addition, the effects of many of these risks can be grasped objectively and quantitatively. For example, it is as follows.
[0036]
(1) The effect of interest rate fluctuations on corporate management can be regarded as the difference between the fluctuations in interest expenses and the fluctuations in deposit interest rates when the market interest rates fluctuate by 1%.
[0037]
(2) The effect of the exchange rate on corporate management can be considered as an increase or decrease in the import and export price of a company when the exchange rate fluctuates by 1 yen / $.
[0038]
(3) The influence of abnormal weather on corporate management can be considered as an increase or decrease in sales or expenses of a company when the temperature fluctuates at 1 ° C., precipitation 1%, humidity 1%, or the like.
[0039]
(4) The effect of fluctuations in stock prices on corporate management can be considered as fluctuations in the market value of securities owned by the company when the Nikkei Stock Average fluctuates by 100 yen.
[0040]
(5) The effect of fluctuations in raw material prices on business management can be regarded as, for example, increases and decreases in costs when the prices of petroleum, aluminum, soybeans, and semiconductors used as raw materials fluctuate by a certain amount.
[0041]
(6) The influence of a change in rating on corporate management can be considered as an effect of an increase in the interest rate at which a company raises funds from the financial market when the rating changes from AA to A, for example.
[0042]
(7) The influence of economic fluctuations on corporate management is, for example, when a company's income and expenditure is linked to indices representing economic fluctuations such as the GDP growth rate, the unemployment rate, the consumer price index, and the industrial production index, each index changes by 1%. Can be regarded as the amount of change in the corporate balance at the time.
[0043]
As described above, except for some risks, the effects of many risks can be grasped objectively and quantitatively. In addition, some risks that can be grasped objectively and quantitatively can be estimated by external third parties from the financial statements of the company, etc., but some risks can only be grasped by persons inside the company. Further, in some cases, it is possible to quantitatively express the amount of risk by taking into account the probability of risk fluctuations and stochastically. For example, it can be expressed as "It is expected that the interest rate will fluctuate by 1% or more with a probability of 5% in the next one year, and the amount of influence in that case is XX yen".
[0044]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an outline of an embodiment of the present invention. In FIG. 1, a customer 101 who wants to absorb his or her own risk in an electricity bill inputs a risk amount for his / her various risks and a customer number from a homepage of a power company 102 to obtain a network 100 such as the Internet or a LAN. (C1).
[0045]
In response to the inquiry, the power company 102 sends risk amount simple calculation software if the customer 101 does not know the risk amount of the customer 101 (E1). Then, it is analyzed for each risk whether or not it is possible to design such that a plurality of risks of the customer 101 can be effectively absorbed in the electricity bill of the customer 101 (E2). At this time, data such as the amount of power used by the customer over the past five years, the power rate, and the payment status of the rate are extracted from the customer's power information database 403 (E3). Further, data necessary for risk amount calculation may be extracted from the customer's financial information database 405 (E4).
[0046]
In the case of a risk that can be absorbed, the customer responds, "The customer has a risk of xx yen per unit. For this risk, the following risk-based electricity rates have been set." Create an example and respond (E5). On the other hand, in the case of a risk that cannot be absorbed, a response example that “the risk cannot be absorbed in the electricity bill” is created and responded (E6).
[0047]
Next, based on the response, the customer 101 selects a menu from among a plurality of risk-responsive electricity rates from which the user wants to obtain more detailed information or wants to conclude a contract, and via the network 100, An inquiry is made to the power company 102 (C2). On the other hand, the power company 102 presents a detailed fee menu and simulation software for the selected menu, and presents matters to be considered when contracting (E7). In response to this, the customer 101 examines the introduction of a new fee by performing a simulation, confirming matters to be considered, and the like (C3). As a result, a contract is made with the power company 102 for the new fee.
[0048]
(Structure of risk-based electricity rate proposal support system)
Next, a configuration of a risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention will be described. FIG. 2 is an explanatory diagram showing a system configuration of a risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention. In FIG. 2, the risk-based electricity rate proposal support system includes a power company server 200 that is a risk-based electricity rate proposal support device, a staff terminal device 201 of a person in charge of the power company 102, and a customer terminal device of the customer 101. 202 are connected by a network 100 such as the Internet or a LAN.
[0049]
The power company server 200 may serve as a Web server, or a Web server (not shown) may be provided separately from the power company server 200. In addition, a web browser is installed in the staff member terminal device 201 and the customer terminal device 202, and data can be exchanged with the power company server 200 using the web browser.
[0050]
Further, the person in charge terminal device 201 may be a portable information terminal device, for example, a notebook personal computer or a PDA (including a mobile phone) so that a proposal can be made at a customer site.
[0051]
(Hardware configuration of risk-responsive electricity rate proposal support device)
Next, a hardware configuration of the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention will be described. FIG. 3 is an explanatory diagram (block diagram) illustrating a hardware configuration of the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention. 3, reference numeral 301 denotes a CPU for controlling the entire apparatus, 302 denotes a ROM storing a basic input / output program, and 303 denotes a RAM used as a work area of the CPU 301.
[0052]
Reference numeral 304 denotes an HDD (hard disk drive) that controls reading / writing of data from / to an HD (hard disk) 305 under the control of the CPU 301, and reference numeral 305 denotes an HD that stores data written under the control of the HDD 304. I have. An FDD (flexible disk drive) 306 controls reading / writing of data from / to an FD (flexible disk) 307 under the control of the CPU 301, and a detachable storage 307 stores data written under the control of the FDD 306. Each FD as an example of a medium is shown.
[0053]
A display 308 displays a cursor, menu, window, or various data such as characters and images. A display 309 is connected to the network 100 via a communication line 310 and functions as an interface between the network 100 and the CPU 301. / F (interface). Reference numeral 311 denotes a keyboard having a plurality of keys for inputting characters, numerical values, various instructions, etc., and 312 denotes a mouse for selecting and executing various instructions, selecting a processing target, moving a cursor, and the like. ing.
[0054]
Reference numeral 313 denotes a scanner for optically reading characters and images; 314, a printer for printing characters and images under the control of the CPU 301; 315, a CD-ROM as a removable recording medium; and 316, a CD-ROM 315. , A CD-ROM drive for controlling the reading of data from and to a bus 300 for connecting the above components.
[0055]
(Functional configuration of risk-responsive electricity rate proposal support device)
Next, a functional configuration of the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention will be described. FIG. 4 is an explanatory diagram (block diagram) illustrating a functional configuration of the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention. In FIG. 4, the risk-responsive electricity rate proposal support device includes a risk information / risk amount information input (reception) unit 401, a power information acquisition unit 402, a power information database 403, a financial information acquisition unit 404, a financial information The configuration includes a database 405, an electricity bill setting unit 406, a relevance information creation unit 407, and a site registration unit 408.
[0056]
Here, the risk information / risk amount information input (reception) unit 401 includes identification information (for example, a customer number and a password) of the customer 101, risk information relating to one or more risks in the management of the customer, and the risk information of the risk. The user inputs risk amount information relating to an increase or decrease in the risk amount of the customer caused by the change. Here, the management risk of the customer includes at least one of interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation and rating fluctuation. Further, the risk amount of the customer includes at least one of the amount of influence on the sales, cost, profit, assets and liabilities on the balance sheet of the customer. Specifically, the function of the risk information / risk information input (reception) unit 401 can be realized by, for example, the keyboard 311 and the mouse (pointing device) 312 shown in FIG.
[0057]
The risk information / risk amount information input (reception) unit 401 receives the identification information, the risk information, and the risk amount information of the customer 101 via the network 100. For this reason, a request for creating a risk-responsive electricity bill for each customer 101 can be easily made via the network 100 such as the Internet or a LAN. Specifically, the function of the risk information / risk amount information input (reception) unit 401 can be realized by, for example, the I / F 309 illustrated in FIG. The method of inputting the risk information / risk amount information will be described later with reference to FIG.
[0058]
The power information acquisition unit 402 acquires and acquires past power information of the customer 101 from the power information database 403 based on the identification information of the customer 101 input by the risk information / risk amount information input (reception) unit 401. The information is passed to the electricity rate setting unit 406 or the relevance information creating unit 407. Specifically, the power information acquisition unit 402 can realize its function by causing the CPU 301 to execute a program recorded in, for example, the ROM 302, the RAM 303, or the HD 305 illustrated in FIG.
[0059]
Specifically, the power information database 403 can realize its function by, for example, the RAM 303, the HD 305, the FD 307, and the CD-ROM 315 shown in FIG. 3, and has a data configuration shown in FIG. 5, for example. FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of the data configuration of the power information database of the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention.
[0060]
In FIG. 5, the power information database 403 includes, for each customer 101 (customer A, customer B, customer C,...), The past power consumption amount (kWh), the electricity rate, the payment status of the rate, and the like. Is stored on a monthly basis. The information such as the power consumption may not be in units of months as long as the information is at predetermined time intervals. For example, sales, expenses and profits may be daily or weekly. In addition, the power information database 403 may store contract power, contract type (for example, commercial power, industrial power), and the like, in addition to the above items.
[0061]
Based on the customer identification information input by the risk information / risk amount information input (reception) unit 401, the financial information acquisition unit 404 obtains information on the past sales, cost, or profit of the customer 101 from the financial information database 405. The acquired information is passed to the electricity rate setting unit 406 or the relevance information creating unit 407. Specifically, the function of the financial information acquisition unit 404 can be realized when the CPU 301 executes a program recorded in, for example, the ROM 302, the RAM 303, or the HD 305 illustrated in FIG.
[0062]
Specifically, the financial information database 405 can realize its function by, for example, the RAM 303, the HD 305, the FD 307, the CD-ROM 315 shown in FIG. 3, and has a data configuration shown in FIG. 6, for example. FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of the data configuration of the financial information database of the risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention. 6, the financial information database 405 stores information on past sales and profits for each customer 101 (customer A, customer B, customer C,...) On a monthly basis. The financial information database 405 includes, in addition to sales, expenses, and profits, information on assets and liabilities on a balance sheet (not shown) and other information on customer performance (for example, capital, the number of employees, etc.). , Debt, etc.).
[0063]
The information of sales, cost, and profit may be only one, or may be a combination of two or more. At this time, the customer 101 can select which reference is to be used. The information of the sales, the cost, and the profit need not be in units of months as long as the information is provided at predetermined time intervals. For example, sales, expenses and profits may be daily or weekly.
[0064]
The electricity rate setting unit 406 sets an electricity rate corresponding to a change in risk based on the risk information and the risk amount information input by the risk information / risk amount information input (reception) unit 401. Specifically, for example, the electricity rate setting unit 406 reduces the electricity rate when the risk amount input by the risk information / risk amount information input (reception) unit 401 exceeds a predetermined value. At the same time, it is possible to set so as to increase the electricity bill when the risk amount becomes smaller than a predetermined value. Specifically, the function of the electricity rate setting unit 406 can be realized when the CPU 301 executes a program recorded in, for example, the ROM 302, the RAM 303, or the HD 305 illustrated in FIG.
[0065]
The relevance information creation unit 407 creates information on the relevance between the change in risk and the amount of risk, the relevance between the change in risk and the amount of change in the electricity rate, and the effect of absorbing the amount of risk by the risk-responsive electricity rate. For example, this is performed using a graph or the like. Specifically, the function of the relevance information creation unit 407 can be realized by the CPU 301 executing a program recorded in, for example, the ROM 302, the RAM 303, or the HD 305 illustrated in FIG. In this manner, it is possible to easily know the relationship between the risk fluctuation and the risk amount for each customer 101, the relation between the risk fluctuation and the increase or decrease in the electricity rate, and the effect of absorbing the risk amount by the risk-responsive electricity rate. it can. It should be noted that a specific procedure for creating the relevance information in the relevancy information creation unit 407 will be described in detail with reference to FIG. 13 described later.
[0066]
The site registration unit 408 can browse, via the network 100 such as the Internet or a LAN, at least one of the information on the result analyzed by the electricity rate setting unit 406 and the relevancy information created by the relevancy information creation unit 407. Is registered in a predetermined storage area. Here, when the power company server 200 plays a role as a Web server, the predetermined storage area is provided by the RAM 303, the HD 305, the FD 307, the CD-ROM 315, or the like shown in FIG. That function can be realized.
[0067]
When a Web server (not shown) is provided separately from the power company server 200, the predetermined storage area is a predetermined storage area in the Web server. Then, the information stored in the predetermined storage area is transmitted to the client in response to a request from the client (responsible terminal device 201, customer terminal device 202).
[0068]
Specifically, the function of the site registration unit 408 can be realized when the CPU 301 executes a program recorded in, for example, the ROM 302, the RAM 303, or the HD 305 illustrated in FIG. As described above, the relationship between the change in risk and the amount of risk for each customer 101, the relationship between the change in risk and the amount of increase or decrease in the electricity rate, and the rate based on the information on the effect of absorbing the amount of risk by the risk-responsive electricity rate The menu can be easily known via the network 100 such as the Internet or a LAN.
[0069]
In the above configuration, the power information database 403 and the financial information database 405 are configured to be provided in the risk-responsive electric rate proposal support device (power company server) 200, but these databases 403 and 405 are It is not necessary to be provided in the risk-responsive electricity rate proposal support device (power company server) 200, and the risk-responsive electricity rate proposal support device (power company server) 200 and the network 100 such as the Internet and LAN, respectively. It may be provided in another server (not shown). That is, the power information database 403 may be installed in the power company 102 and the financial information database 407 may be installed separately in the company of each customer 101.
[0070]
In that case, the power information database 403 and the financial information database 405 can realize their functions by the I / F 309 shown in FIG. That is, the power information obtaining unit 402 and the financial information obtaining unit 404 can access the server provided with each database via the network 100 and make a transmission request to obtain necessary information.
[0071]
(Processing procedure of the risk-based electricity rate proposal support device)
Next, a procedure of a series of processes of the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention will be described. FIG. 7 is a flowchart showing a series of processing contents of the risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention.
[0072]
In the flowchart of FIG. 7, first, it is determined whether a “service” button for starting a service has been clicked (step S701). Here, when the "service" button is clicked and clicked (step S701: Yes), information on the screen 1 shown in FIG. 8 is registered in a predetermined storage area, and the registered information is registered. Is transmitted (step S702).
[0073]
Then, in FIG. 8, after the customer number is entered in the customer number input field 801, it is determined whether or not the “simple calculation software request” button 803 is clicked (step S 703). Here, when the “simple calculation software request” button 803 is clicked (step S703: Yes), the simple calculation software is transmitted to the customer who has requested it via the network 100 (step S704), and then the process proceeds to step S705. I do.
[0074]
If the “simple calculation software request” button 803 has not been clicked in step S703 (step S703: No), the process proceeds to step S705, and it is determined whether or not data relating to the risk amount has been input. If data relating to the risk amount has not been input (step S705: No), the process returns to step S703. On the other hand, when the data regarding the risk amount has been input (step S705: Yes), it is determined whether the “send” button 802 in FIG. 8 has been clicked (step S706).
[0075]
If the “send” button 802 is not clicked (Step S706: No), the process returns to Step S703. On the other hand, when the “send” button 802 is clicked (step S706: Yes), a process of setting an electricity bill is performed (step S707). It should be noted that the specific contents of the processing for setting the electricity rate will be described later.
[0076]
Then, the information about the screen 2 shown in FIG. 11 and the information about the electricity bill set in step S707 (information about the screen 3 in FIGS. 12 to 16) are registered in a predetermined storage area, and the registered information is transmitted. (Step S708). Then, on the receiving side, in FIG. 11, a plurality of electricity bill plans are displayed, and it is determined whether or not any of the buttons 1101 to 1104 relating to any electricity bill is clicked, and the corresponding screen (the screen shown in FIGS. 12 to 16) is displayed. 3) is displayed.
[0077]
Next, in FIG. 17, it is determined whether the “transmit” button 1701 has been clicked (step S709). When the user clicks the “send” button 1701 and clicks it (step S709: Yes), the information about the detailed materials and notes is registered in a predetermined storage area, and the registered information is registered. Is transmitted (step S710), and the series of processing ends.
[0078]
(Example of risk amount input screen)
Next, the display screen of the information terminal device (person in charge terminal device 201, customer terminal device 202) in the risk response type electricity rate proposal support system including the risk response type electricity price proposal support device according to the present embodiment of the present invention. The contents will be described. FIG. 8 is an explanatory diagram showing an example (screen 1) of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention. .
[0079]
The customer (company) 101 accesses the homepage of the power company in order to know how various risks that the customer (company) can absorb in the electricity bill. Then, when the customer (company) 101 clicks on “risk-adaptive electric rate proposal service” on the homepage, a screen 1 shown in FIG. 8 is displayed.
[0080]
In FIG. 8, the customer number (identification number) is entered in the customer number input field 801 and any of the listed risk factors is selected from the group consisting of sales increase, cost increase, and profit increase. Have one item entered. Therefore, it is not necessary to fill the entire table. FIG. 9 shows an input example of the customer 101. When the “simple calculation software request” button 803 is clicked after the corresponding check box is checked, risk amount simple calculation software is transmitted.
[0081]
(Example of risk amount calculation screen)
Next, the risk amount calculation screen using the simple calculation software will be described. FIG. 10 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention. FIG. 10 shows an example of the case of “calculation of the amount of risk associated with a change in interest rate of 1%”. Enter the amount of interest-bearing debt for the past five years (average for the year), and 2. Enter the interest expense for the last 5 years, Based on the input numbers (values), calculate the correlation between the change in the market interest rate and the change in the interest rate paid by the customer.
[0082]
That is,
Interest paid by customers = Interest paid / Interest-bearing debt
It becomes.
[0083]
Based on the above calculation result, the correlation coefficient and market interest rate sensitivity of the customer 101 are calculated and displayed. Here, the higher the correlation coefficient, the more the market interest rate and the interest rate paid by the customer are related. The sensitivity indicates how much the interest rate paid changes when the market interest rate changes by 1%.
[0084]
And 4. As an analysis result, the interest expense of the customer 101 when the market interest rate fluctuates by 1% is calculated based on “the amount of interest-bearing debt × the sensitivity of the market interest rate”, and the customer inputs the calculated interest expense amount on the screen 1. Instruct 101.
[0085]
Here, the reason why the simple calculation software is sent to the customer is for the customer 101 to grasp the amount of risk without the internal information such as the interest rate paid or the like being known to the power company. Therefore, the customer 101 only needs to inform the power company 102 of only the figure of $ 100 million (the amount of interest fluctuation at a market interest rate of 1%) that is obtained as a result of the calculation.
[0086]
When the “send” button 802 is clicked on the screen 1 shown in FIG. 8 after the risk amount is input by the customer 101, a screen 2 shown in FIG. 11 is displayed. In FIG. 11, "1. Interest rate fluctuation risk responsive electricity rates" 1101, "2. Temperature fluctuation risk responsive electricity rates" 1102, and "3. GDP fluctuations" corresponding to the risk factors for which the risk amounts are input on the screen 1. Buttons indicating the respective electricity rates of “risk-adaptive electricity rates” 1103 and “4. Then, when the customer 101 clicks “1. Interest rate fluctuation risk-adaptive electricity bill” 1101 among the above buttons, a screen 3-1 shown in FIG. 12 is displayed.
[0087]
(Electricity rate display screen responding to interest rate fluctuation risk)
FIG. 12 and FIG. 13 are explanatory diagrams showing an example of the interest rate fluctuation risk-responsive electric rate proposal screen. In FIG. 12, the interest rate fluctuation risk-based electricity rates are discounted from normal electricity rates when the market interest rate exceeds 1%. The discount amount is the notional amount (3 billion yen) multiplied by (market fluctuation interest rate-interest rate 1%). The notional amount of 3 billion yen is set in consideration of the limit that the electricity bill of the customer 101 does not become 0 or less. That is, when a mechanism for discounting or increasing the electricity rate in accordance with the interest rate is designed as in the following equation, how to set the Y yen (the notional amount) becomes important.
[0088]
Normal electricity rate-Y yen x (market fluctuation rate-interest rate 1%)
However, interest rate 1%: Base interest rate, equivalent to current market interest rate
[0089]
This is because if this Y-yen is set to be infinitely large, it is conceivable that the electricity rate becomes negative in the case of discount. Therefore, in order to set the upper limit of the Y yen, (1) the fluctuation range of the interest rate is predicted, and (2) the maximum discount limit of the electricity rate at the time of the maximum fluctuation of the interest rate is set.
[0090]
Regarding the forecast of the interest rate fluctuation range in (1), from the analysis of the short-term interest rate futures market, for example, the maximum fluctuation range is 1.5% (2.5% if the current interest rate is 1%). (Accurately, taking into account the probability, the analysis result indicates that the probability that the interest rate will fluctuate by 1.5% or more in one year will be less than 5% in one year).
[0091]
(2) can be set arbitrarily, and may be 10%, 50%, or 90% (however, if it is 100% or more, there is a possibility that the electricity rate will be negative). This value may be determined based on what percentage of the maximum discount is set as an attractive product for the customer 101.
[0092]
Here, assuming that the customer's monthly minimum electricity bill (the electricity bill of the month with the smallest amount) is 50 million yen, the maximum interest rate fluctuation range of (1) is 1.5%, and the electricity bill of (2) is Under the maximum discount limit of 90%, Y yen (notional amount) can be calculated as follows.
[0093]
Y yen x 1.5% = 50 million yen x 90%
Y yen = 3 billion yen
[0094]
In other words, under the notional amount of 3 billion yen, if interest rates rise 1.5% of the expected maximum, the discount will be 45 million yen, which is equivalent to 90% of the minimum monthly electricity fee of 50 million yen. I do. Therefore, even if the expected maximum discount is made in the month in which the electricity rate is lowest, the electricity rate does not become negative.
[0095]
Thus, the above 3 billion yen is
A) The customer's minimum monthly electricity bill (the electricity bill for the month with the least amount)
B) Maximum fluctuation range of interest rates
C) Maximum discount on electricity rates
It will be calculated from.
[0096]
Next, it is irrelevant that the notional amount of 3 billion yen and the cost (interest expense) increased by 100 million yen due to the fluctuation of the interest rate of 1% entered by the customer 101 on the screen 1 shown in FIG. That is, as described above, 3 billion yen is set irrespective of 100 million yen. The cost (interest expense) of 100 million yen that increases when the interest rate fluctuates by 1% becomes a problem when comparing with the electricity rate discount amount when the interest rate fluctuates by 1%. Specifically, the ratio (absorption ratio) of “the discount amount of electricity when the interest rate changes by 1%” ÷ “the cost (interest expense) that increases when the interest rate changes by 1%” is used. If this ratio is too small (it becomes small when the amount of electricity bill is relatively small), this electricity bill menu is not effective (interest rate 1% (The discount rate for electricity bills is so insignificant for the increase in interest payments when rising.)
[0097]
In the above example, if the notional amount is 3 billion yen and the market fluctuation interest rate rises by 1% (that is, the market fluctuation interest rate rises by 1% from the current interest rate of 1% to 2%).
Ordinary electricity rate-3 billion yen x (market fluctuation rate-1%)
From the formula, a discount of 3 billion yen × (2% -1%) = 30 million yen is generated.
On the other hand, the interest rate paid by the customer 101 fluctuates by 100 million yen with a 1% interest rate change.
30 million yen / 100 million yen = 30%
Can be absorbed, and it can be considered that the customer 101 has a certain degree of effectiveness.
[0098]
Whether the price menu designed in this way is valid must be considered for each customer 101.
[0099]
FIG. 13 shows the effect of absorbing the risk of interest rate fluctuation on the cost of the customer 101 by the presented electricity rate. That is,
[0100]
Figure 2004078692
It becomes.
[0101]
Further, as is clear from the graph shown in FIG. 13, the inclination of the graph is small, and the customer 101 can easily recognize that the effect of absorbing the risk of interest rate fluctuation due to the electricity rate has appeared. Can be done.
[0102]
(An example of an electricity price presentation screen that responds to temperature fluctuation risk)
When the customer 101 clicks on “2. Temperature fluctuation risk-responsive electricity rate” 1102 from any of the buttons shown in FIG. 11, a screen 3-2 shown in FIG. 14 is displayed. FIG. 14 is an explanatory diagram showing an example of a temperature fluctuation risk-responsive electricity rate proposal screen. In FIG. 14, the temperature-varying-risk-corresponding electricity rate is
Normal electricity rate-100 million yen x (summer temperature in this year-standard temperature 27 ° C)
It becomes.
[0103]
The mechanism of this fee is as follows. That is, when the summer temperature of this year exceeds 27 ° C., a discount is generated from the normal electricity rate. The discount amount is 100 million yen multiplied by (summer summer temperature-reference temperature 27 ° C). The 100 million yen (notional amount) is set in consideration of the limit that the electricity bill of the customer 101 does not become negative, as in the case of the electricity bill corresponding to the interest rate fluctuation risk.
[0104]
The effect of absorbing the temperature fluctuation risk amount with respect to the profit of the customer 101 by this electricity fee is as follows.
Figure 2004078692
[0105]
(An example of an electricity bill presentation screen that responds to GDP fluctuation risk)
When the customer 101 clicks “3. GDP fluctuation risk-responsive electricity rates” 1103 among the buttons shown in FIG. 11, a screen 3-3 shown in FIG. 15 is displayed. FIG. 15 is an explanatory diagram illustrating an example of a GDP fluctuation risk-responsive electricity rate proposal screen. In FIG. 15, in the case of the electricity rate corresponding to the GDP change risk, the amount of the change risk of the customer 101 is too large for this risk, so that it is not possible to design an electricity rate having an absorbing effect, and the fact is displayed. .
[0106]
(Example of an electricity rate presentation screen that responds to exchange rate fluctuation risk)
When the customer 101 clicks on “4. Currency fluctuation risk-responsive electricity rates” 1104 among the buttons shown in FIG. 11, a screen 3-4 shown in FIG. 16 is displayed. FIG. 16 is an explanatory diagram showing an example of the electricity rate proposal screen responding to exchange rate fluctuation risk. In FIG. 16, as in the case of the electricity rate corresponding to the currency fluctuation risk, the fluctuation rate of the customer 101 is too large for the electricity rate corresponding to the currency fluctuation risk, so that the electricity rate having an absorption effect can be designed. Is displayed.
[0107]
Then, the screen 4 shown in FIG. On the screen 4, the user is caused to select an electricity bill that is of interest to the customer. However, it is not possible to select “3. Electricity tariff corresponding to GDP fluctuation risk” 1103 and “4. Electric tariff corresponding to currency fluctuation risk” 1104 for which electric tariff could not be designed. After the selection, when a “send” button 1701 is clicked, materials with more detailed contents and precautions when contracting are sent later. For example, the "materials with detailed contents" and "notes for contracting" to be sent include the following.
[0108]
As the "materials with detailed contents", for example, in the case of an interest rate-linked rate menu, there are those shown in FIG. 18 other than the simple swap type, and these are introduced. Alternatively, software with a simulation function when the set amount (3 billion yen or 100 million yen in the previous example) is changed may be provided.
[0109]
In addition, as a “cautions when contracting”, it is explained that, for example, a new electricity bill may be higher than a conventional electricity bill depending on market trends and the like. In addition, there is one that understands that fact and confirms that the customer makes a contract.
[0110]
As described above, according to the present embodiment, an effect as a built-in stabilizer is expected. In other words, since electricity is used by all companies, a system in which electricity rates are low when the economy is deteriorating and rise when the economy turns around automatically reflects fluctuations in the economy when the entire economy and society are overlooked. Can be adjusted.
[0111]
Considering the effect of this project on individual companies, sales fluctuate due to economic conditions and other factors. You can expect to secure profits.
[0112]
In addition, companies that could not previously secure a stable margin due to fluctuations in manufacturing costs due to material prices and the like can be expected to secure a stable margin by using electricity rates as a buffer. In particular, for companies in industries where the electricity rate accounts for a large proportion of the total production cost (for example, non-ferrous metals, electric machines, machinery, etc.), they will have a large buffer for the income and expenditure, and can be expected to greatly contribute to the stability of the income . Naturally, it is considered that cost management and profit management of each company will be very easy.
[0113]
When customers are small and medium-sized enterprises, they can now easily measure what their own risk amounts themselves could not be, and obtain new means of absorbing small amounts of risk that were previously impossible. Will be able to This is because risk hedges using financial institutions are limited to those with a certain amount of hedging (for example, currency hedging in units of $ 1 million). There was no hedging instrument. On the other hand, in this case, even a small amount can be absorbed within the range of the electricity bill.
[0114]
In the case of hedging using a financial institution, complicated accounting such as derivative accounting is required.In this case, however, since electricity bills are used, similar risk absorption effects can be expected without such accounting. it can.
[0115]
In addition, it is possible to realize a "one-stop risk absorption service," which means that multiple risks a company has can be absorbed together in the electricity bill. Companies are also expected to raise awareness of risk management through such electricity tariff proposals.
[0116]
Further, according to the present embodiment, since the risk that the customer has is not one, the electricity rate may be a buffer for a combination of a plurality of risks. That is, the electricity rate may be reduced when the risk A and the risk B occur at the same time, or may be reduced when the risk A or the risk B occurs.
[0117]
In the present embodiment, only the electricity bill is described, but the present invention can be applied to a water bill, a gas bill, and the like in addition to the electricity bill.
[0118]
Further, the risk-responsive electricity rate proposal support method described in the present embodiment may be a computer-readable program prepared in advance, and may be executed by a computer such as a personal computer or a workstation. It is realized by. This program is recorded on a computer-readable recording medium such as an HD (hard disk), FD (flexible disk), CD-ROM, MO, or DVD, and is executed by being read from the recording medium by the computer. Further, the program may be a transmission medium that can be distributed via a network such as the Internet or a LAN.
[0119]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the input means includes the risk information relating to one or a plurality of risks relating to the management of the customer and the risk amount of the customer generated due to the fluctuation of the risk. Risk amount information relating to the increase or decrease of the risk information, and the setting means sets the electricity rate corresponding to the fluctuation of the risk based on the risk information and the risk amount information input by the input means, so that the risk amount is set by the customer. A risk-adaptive electricity rate proposal support device that can be directly input, thereby enabling efficient proposal of a risk-adaptive electricity rate that can absorb fluctuations in management risk with the electricity rate Is obtained.
[0120]
According to the second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the business risk of the customer includes interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation. And at least one of rating fluctuations. There is an effect that a risk-responsive electricity rate proposal support device that can efficiently propose risk-responsive electricity rates can be obtained.
[0121]
According to the invention described in claim 3, in the invention described in claim 1 or 2, the risk amount of the customer includes at least one of sales, cost, and profit of the customer. In addition, by setting the risk amount that has a large effect on corporate income and expenditure as a risk amount, it is possible to efficiently propose a risk-responsive electricity rate that can achieve more effective absorption of the risk amount. There is an effect that a type electricity rate proposal support device can be obtained.
[0122]
Further, according to the invention described in claim 4, in the invention described in any one of claims 1 to 3, the input means may include the risk information and the risk amount information via a network such as the Internet or a LAN. , It is possible to easily make a request for the presentation of an electricity bill for each customer via a network such as the Internet or a LAN, and thereby absorb fluctuations in management risks with the electricity bill. There is an effect that a risk-responsive electricity rate proposal support device that can efficiently propose a type electricity rate can be obtained.
[0123]
Further, according to the invention described in claim 5, in the invention described in any one of claims 1 to 4, the setting means sets the risk amount input by the input means to be smaller than a predetermined value. In addition, when the risk amount and the electricity price are set to increase the electricity price when the risk amount decreases below a predetermined value, the risk amount and the electricity price are always in opposite directions. Therefore, it is possible to reliably absorb the amount of risk and thereby efficiently propose risk-responsive electricity rates that can absorb fluctuations in management risks with electricity rates. There is an effect that a risk-responsive electricity rate proposal support device can be obtained.
[0124]
According to the invention described in claim 6, in the invention described in any one of claims 1 to 5, the registration unit stores the information on the electricity bill set by the setting unit, such as the Internet or a LAN. Since it is registered in a predetermined storage area so that it can be browsed via a network, the optimal electricity bill for each customer can be easily known via a network such as the Internet or a LAN. This has the effect of providing a risk-responsive electricity rate proposal support device that can efficiently propose risk-responsive electricity rates that can be absorbed by electricity rates.
[0125]
According to the invention described in claim 7, in the invention described in claim 6, the creation unit creates information on a relationship between the electricity rate set by the setting unit and the risk amount of the customer, Since the registration unit registers the information created by the creation unit, it is possible to compare and confirm the transition between the risk and the electricity rate, and to easily and clearly know the effect of absorbing the risk amount. There is an effect that a risk-adaptive electricity rate proposal support device that can efficiently propose a risk-adaptive electricity rate is obtained.
[0126]
According to the invention as set forth in claim 8, the inputting step includes: risk information relating to one or a plurality of risks relating to the management of the customer; and risk amount information relating to the risk amount of the customer generated due to the fluctuation of the risk. In the setting step, based on the risk information and the risk amount information input in the input step, in order to set the electricity rate corresponding to the fluctuation of the risk, the risk amount can be directly input from the customer This has the effect of providing a risk-responsive electricity rate proposal support method that can efficiently propose risk-responsive electricity rates that can absorb fluctuations in management risks with electricity rates. .
[0127]
According to the ninth aspect of the present invention, in the invention according to the eighth aspect, the business risk of the customer includes interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation. And at least one of rating fluctuations. There is an effect that a risk-responsive electricity rate proposal support method capable of efficiently proposing a risk-responsive electricity rate that can be performed is obtained.
[0128]
According to the invention described in claim 10, in the invention described in claim 8 or 9, the risk amount of the customer includes at least one of sales, cost, and profit of the customer. In addition, by setting the risk amount that has a large effect on corporate income and expenditure as a risk amount, it is possible to efficiently propose a risk-responsive electricity rate that can achieve more effective absorption of the risk amount. There is an effect that a type electricity rate proposal support method can be obtained.
[0129]
According to the eleventh aspect, in the invention according to any one of the eighth to tenth aspects, the setting step includes the step of setting the risk amount input in the input step to a predetermined value. In addition, when the risk amount and the electricity price are set to increase the electricity price when the risk amount decreases below a predetermined value, the risk amount and the electricity price are always in opposite directions. Therefore, it is possible to reliably absorb the amount of risk and thereby efficiently propose risk-responsive electricity rates that can absorb fluctuations in management risks with electricity rates. This has the effect of providing a risk-responsive electricity rate proposal support method.
[0130]
According to a twelfth aspect of the present invention, in the invention of the eleventh aspect, the creating step creates information on a relationship between the electricity rate set in the setting step and the risk amount of the customer. Risks that can be used to efficiently propose risk-aware electricity rates that can be confirmed by comparing the transition of risks and electricity rates and that can easily and clearly know the effect of absorbing the risk amount This has the effect of providing a responsive electricity rate proposal support method.
[0131]
According to the invention of claim 13, by causing a computer to execute the method described in any one of claims 8 to 12, the operation of any one of claims 8 to 12 is performed by the computer. There is an effect that a program that can be realized is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an outline of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a system configuration of a risk-adaptive electricity rate proposal support system including a risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram (block diagram) illustrating a hardware configuration of a risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention;
FIG. 4 is an explanatory diagram (block diagram) showing a functional configuration of a risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of a data configuration of a power information database of the risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of a data configuration of a financial information database of the risk-adaptive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing a series of processing contents of a risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention;
FIG. 8 is an explanatory diagram showing an example of a display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity tariff proposal support system including the risk-adaptive electricity tariff proposal support device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electric rate proposal support system including the risk-adaptive electric rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing another example of a display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 17 is an explanatory diagram showing another example of the display screen of the information terminal device in the risk-adaptive electricity rate proposal support system including the risk-adaptive electricity rate proposal support apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 18 is an explanatory diagram (graph) showing a charge image in the risk-responsive electricity rate proposal support device according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100 networks (Internet, LAN)
101 customers
102 Electric Power Company
200 Power company server (risk-adaptive electricity rate proposal support device)
201 Person in charge terminal device
202 Customer terminal device
300 bus
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 HDD (Hard Disk Drive)
305 HD (hard disk)
306 FDD (Flexible Disk Drive)
307 FD (flexible disk)
308 display
309 I / F (interface)
310 communication line
311 keyboard
312 mouse
313 Scanner
314 printer
315 CD-ROM
316 CD-ROM drive
401 Risk information / risk amount information input (reception) section
402 Power information acquisition unit
403 Power information database
404 Financial Information Acquisition Department
405 Financial Information Database
406 Electricity charge setting section
407 Relevance information creation unit
408 Site Registration Department

Claims (13)

顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報および前記リスクの変動にともなって発生する前記顧客のリスク量の増減に関するリスク量情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、前記リスクの変動に対応した電気料金を設定する設定手段と、
を備えたことを特徴とするリスク対応型電気料金提案支援装置。Input means for inputting risk information relating to one or more risks in the management of the customer and risk amount information relating to an increase or decrease in the risk amount of the customer that occurs with the change in the risk,
Based on the risk information and the risk amount information input by the input unit, setting means for setting an electricity rate corresponding to the change in the risk,
A risk-supporting electricity rate proposal support device characterized by comprising: 前記顧客の経営上のリスクは、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項１に記載のリスク対応型電気料金提案支援装置。The method according to claim 1, wherein the business risk of the customer includes at least one of interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation and rating fluctuation. Risk-assisted electricity rate proposal support device. 前記顧客のリスク量は、前記顧客の、売上高、費用、利益、貸借対照表上の資産および負債へ与える影響金額のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項１または２に記載のリスク対応型電気料金提案支援装置。3. The customer risk amount according to claim 1, wherein the customer's risk amount includes at least one of a sales amount, a cost, a profit, and an amount of influence on assets and liabilities on a balance sheet. Risk-assisted electricity rate proposal support device. 前記入力手段は、インターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して前記リスク情報およびリスク量情報を受信することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに記載のリスク対応型電気料金提案支援装置。The risk-responsive electricity rate proposal support apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the input unit receives the risk information and the risk amount information via a network such as the Internet or a LAN. . 前記設定手段は、前記入力手段によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定することを特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに記載のリスク対応型電気料金提案支援装置。The setting means reduces the electricity rate when the risk amount input by the input means increases beyond a predetermined value, and sets the power rate when the risk amount decreases below a predetermined value. The risk-adaptive electricity rate proposal support device according to any one of claims 1 to 4, wherein the apparatus is set to increase the electricity rate. さらに、前記設定手段によって設定された電気料金に関する情報をインターネットやＬＡＮなどのネットワークを介して閲覧可能に所定の記憶領域に登録する登録手段を備えたことを特徴とする請求項１〜５のいずれか一つに記載のリスク対応型電気料金提案支援装置。6. The information processing apparatus according to claim 1, further comprising a registration unit configured to register information related to the electricity rate set by the setting unit in a predetermined storage area so that the information can be viewed through a network such as the Internet or a LAN. The risk-adaptive electricity rate proposal support device according to any one of the above. さらに、前記設定手段によって設定された電気料金と前記顧客のリスク量との関係に関する情報を作成する作成手段を備え、
前記登録手段は、前記作成手段によって作成された情報を登録することを特徴とする請求項６に記載のリスク対応型電気料金提案支援装置。Further, a creating unit for creating information on a relationship between the electricity rate set by the setting unit and the risk amount of the customer,
7. The apparatus according to claim 6, wherein the registration unit registers the information created by the creation unit. 顧客の経営上の一つまたは複数のリスクに関するリスク情報および前記リスクの変動にともなって発生する前記顧客のリスク量に関するリスク量情報を入力する入力工程と、
前記入力工程によって入力されたリスク情報およびリスク量情報に基づいて、前記リスクの変動に対応した電気料金を設定する設定工程と、
を含んだことを特徴とするリスク対応型電気料金提案支援方法。An input step of inputting risk information on one or more risks in the management of the customer and risk amount information on the risk amount of the customer generated due to the fluctuation of the risk,
Based on the risk information and the risk amount information input by the input step, a setting step of setting an electricity rate corresponding to the change in the risk,
A risk-supporting electricity rate proposal support method characterized by including: 前記顧客の経営上のリスクは、金利変動、為替レート変動、異常気象、株価変動、原材料価格変動、景気変動および格付変動のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項８に記載のリスク対応型電気料金提案支援方法。9. The method according to claim 8, wherein the business risk of the customer includes at least one of interest rate fluctuation, exchange rate fluctuation, abnormal weather, stock price fluctuation, raw material price fluctuation, economic fluctuation and rating fluctuation. Risk-assisted electricity rate proposal support method. 前記顧客のリスク量は、前記顧客の、売上高、費用および、利益、貸借対照表上の資産および負債へ与える影響金額のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項８または９に記載のリスク対応型電気料金提案支援方法。10. The method according to claim 8, wherein the amount of risk of the customer includes at least one of an amount of influence on sales, cost and profit, assets and liabilities on a balance sheet of the customer. Risk-assisted electricity rate proposal support method described. 前記設定工程は、前記入力工程によって入力されたリスク量があらかじめ定められた値よりも増加した場合に前記電気料金を減少させるとともに、前記リスク量があらかじめ定められた値よりも減少した場合に前記電気料金を増加させるように設定することを特徴とする請求項８〜１０のいずれか一つに記載のリスク対応型電気料金提案支援方法。The setting step reduces the electricity rate when the risk amount input by the input step increases from a predetermined value, and decreases the risk amount when the risk amount decreases below a predetermined value. The method according to any one of claims 8 to 10, wherein the method is set to increase the electricity bill. さらに、前記設定工程によって設定された電気料金と前記顧客のリスク量との関係に関する情報を作成する作成工程を含んだことを特徴とする請求項１１に記載のリスク対応型電気料金提案支援方法。The method according to claim 11, further comprising a creation step of creating information on a relationship between the electricity rate set in the setting step and the risk amount of the customer. 前記請求項８〜１２のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。A program for causing a computer to execute the method according to any one of claims 8 to 12.
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