JP2004078566A - コンテンツ流通システム - Google Patents

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Abstract

【課題】プロバイダ間でのコンテンツ流通を効率よく行い、ユーザに対するコンテンツ配信のサービス向上を図る。
【解決手段】仲介サーバ30は、要求のあったプロバイダをグループに登録し、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集して、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知し、コンテンツ要求にもとづき、ユーザが指定した指定コンテンツを保持するプロバイダに対して、コンテンツ要求の送信先プロバイダへ指定コンテンツの送信指示を出す。コンテンツサーバ200は、自プロバイダ内のコンテンツの記録を行う。管理サーバ20は、指定コンテンツが自己のコンテンツサーバ200にある場合はユーザへ配信し、コンテンツサーバ200にない場合は、仲介サーバ30へコンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された指定コンテンツをユーザへ配信する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツ流通システムに関し、特にプロバイダ間でコンテンツの流通を行うコンテンツ流通システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの急速な普及と共に、コンピュータやネットワーク自体の高機能化、高性能化が進んでいる。特にインターネットアクセスでは、高速なインターネットアクセスサービスとしてADSLやFTTHなどが普及しており、電子メールやWWWだけでなく、ストリーミングといったマルチメディアデータ通信が行われ、ビデオオンデマンド・サービス等、今まではなかった使われ方も広まってきている。また、プロバイダはユーザに対して、単にインフラを提供するのではなく、動画やゲームなどのコンテンツを提供することで、ビジネスを展開し始めている。
【0003】
通常これらのサービスは、対ユーザ向けに行われており、ユーザがプロバイダに対して登録することで、各コンテンツを利用することになる。したがって、各プロバイダは、集客力のある有力なコンテンツをユーザに提供するために、何らかの方法でコンテンツを入手しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザに対してコンテンツを配信するための手法は多く考えられているが、従来では、プロバイダ間のコンテンツ流通を実現するための明確な手法がない。インターネットを利用したビジネスの推移を考えると、ユーザへのコンテンツ配信サービスは非常に重要であるが、有力なコンテンツを1つのプロバイダですべて持つことは事実上難しい。このため、各プロバイダ間でのスムーズなコンテンツ流通技術への開発要求が高まっている。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、プロバイダ間でのコンテンツ流通を効率よく行い、ユーザに対するコンテンツ配信のサービス向上を図ったコンテンツ流通システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、プロバイダ間でコンテンツの流通を行うコンテンツ流通システム1において、登録要求のあったプロバイダをグループに登録し、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集して、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知し、コンテンツ要求にもとづき、ユーザが指定した指定コンテンツを保持するプロバイダに対して、コンテンツ要求の送信先プロバイダへ指定コンテンツの送信指示を出す仲介サーバ30を含むコンテンツ仲介装置3と、自プロバイダ内のコンテンツの記録を行うコンテンツサーバ200と、送信指示を受信した場合には、送信先プロバイダへ指定コンテンツを送信し、ユーザからの要求に対して、指定コンテンツが自己のコンテンツサーバ200にある場合はユーザへ配信し、コンテンツサーバ200にない場合は、仲介サーバ30へコンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された指定コンテンツをユーザへ配信する管理サーバ20と、から構成されるコンテンツ管理装置2と、を有することを特徴とするコンテンツ流通システム1が提供される。
【0007】
ここで、仲介サーバ30は、要求のあったプロバイダをグループに登録し、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集して、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知し、コンテンツ要求にもとづき、ユーザが指定した指定コンテンツを保持するプロバイダに対して、コンテンツ要求の送信先プロバイダへ指定コンテンツの送信指示を出す。コンテンツサーバ200は、自プロバイダ内のコンテンツの記録を行う。管理サーバ20は、送信指示を受信した場合には、送信先プロバイダへ指定コンテンツを送信し、ユーザからの要求に対して、指定コンテンツが自己のコンテンツサーバ200にある場合はユーザへ配信し、コンテンツサーバ200にない場合は、仲介サーバ30へコンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された指定コンテンツをユーザへ配信する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のコンテンツ流通システムの原理図である。コンテンツ流通システム1は、コンテンツ管理装置2と、コンテンツ仲介装置3から構成され、xSP(x Service Provider:ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)など、インターネット通信回線を介したサービス・プロバイダの総称)間でコンテンツの流通を行うシステムである。
【0009】
ブローカDはコンテンツ仲介装置3を有し、コンテンツ仲介装置3は仲介サーバ30を含む。仲介サーバ30は、登録要求のあったプロバイダをグループに登録して(図ではプロバイダA、B)、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集し、収集した情報をグループ内の全プロバイダ(プロバイダA、B)に通知する。
【0010】
プロバイダA、Bはコンテンツ管理装置2を有し、コンテンツ管理装置2はコンテンツサーバ200と管理サーバ20を含む(プロバイダBもプロバイダA内部と同様な構成をとる)。コンテンツサーバ200は、自プロバイダ内のコンテンツの記録を行う。
【0011】
ここで、プロバイダAの管理サーバ20は、ユーザ所望の指定コンテンツが自己のコンテンツサーバ200にある場合は、ユーザへ直接配信する。もし、コンテンツサーバ200にない場合は、仲介サーバ30へコンテンツ要求を送信する。
【0012】
仲介サーバ30は、コンテンツ要求を受信すると、指定コンテンツを保持するプロバイダ(プロバイダBにあるものとする)に対して、コンテンツ要求の送信先プロバイダ(プロバイダA)へ指定コンテンツの送信指示を出す。すると、プロバイダBは(プロバイダB内の管理サーバは)、プロバイダAへ指定コンテンツを送信する。そして、プロバイダAでは、他プロバイダ(プロバイダB)から送信された指定コンテンツをコンテンツサーバ200で受信した後に、管理サーバ20は指定コンテンツをユーザへ配信する。
【0013】
図2はプロバイダ間の情報の流れを示す図である。プロバイダA、B、Cは、それぞれコンテンツを所持し、仲介を行うプロバイダ(ブローカ)Dを介して、コンテンツ及びコンテンツ流通に関する情報をやりとりする。
【0014】
図3は各プロバイダ内の装置構成を示す図である。コンテンツ流通システム1は、プロバイダA、B、CとブローカDを含み、インターネット10を介して互いに接続する。プロバイダA、B、Cはそれぞれ、コンテンツ管理装置2−1〜2−3を有し、ブローカDは、コンテンツ仲介装置3を有する。コンテンツ管理装置2−1〜2−3はそれぞれ、管理サーバ20−1〜20−3、コンテンツサーバ200−1〜200−3、ゲートウェイ(GW:接続インタフェース部)2a〜2cから構成される。コンテンツ仲介装置3は、仲介サーバ30とGW3aから構成される。それぞれの装置は、GW2a〜2c、3aを介してインターネット10に接続している。
【0015】
なお、本発明では、ブローカDは、コンテンツの仲介制御のみを行うものとするが、ブローカDが管理サーバやコンテンツサーバを持つことで、仲介制御だけでなく、他プロバイダと同じように、コンテンツも取り扱うような構成にしてもよい。
【0016】
次に管理サーバ20の構成について説明する。図4は管理サーバ20の構成を示す図である。管理サーバ20は、ヘッダ識別部21、管理制御部22、メッセージ生成部23、コンテンツ配信部24、コンテンツリスト記録部25、状態記録部26、タイマ部27から構成される。
【0017】
ヘッダ識別部21は、受信したコマンドメッセージのヘッダ認識を行う。管理制御部22は、管理サーバ20内の全体制御を行う。また、ヘッダ認識の結果またはオペレータからの外部入力コマンドにもとづき、メッセージを生成するように、メッセージ生成部23へ指示を出したりする。
【0018】
コンテンツ配信部24は、コンテンツサーバ200(図5で後述)内に格納されているコンテンツをユーザへ配信する。コンテンツリスト記録部25は、コンテンツのリスト情報(どこのプロバイダにはどんなコンテンツがあるかなどの情報)を記録する。状態記録部26は、自己が管理サーバとして動作しているのか、仲介サーバとして動作しているのかを示す情報を記録する。タイマ部27は、他プロバイダからレンタルしたコンテンツのレンタル期間を設定する。
【0019】
次にコンテンツサーバ200の構成について説明する。図5はコンテンツサーバ200の構成を示す図である。コンテンツサーバ200は、ヘッダ識別部201、コンテンツ処理部202、メッセージ生成部203、コンテンツリスト記録部204、コンテンツ記録部205から構成される。
【0020】
ヘッダ識別部201は、受信したコマンドメッセージのヘッダ認識を行う。コンテンツ処理部202は、コンテンツサーバ200内の全体制御を行う。また、ヘッダ認識の結果またはオペレータからの外部入力コマンドにもとづき、メッセージを生成するように、メッセージ生成部203へ指示を出したりする。
【0021】
コンテンツリスト記録部204は、コンテンツのレンタル情報(コンテンツはプロバイダからレンタルしたものか否かなどの情報)を記録する。コンテンツ記録部205は、コンテンツ自身を記録(格納)する。
【0022】
次に仲介サーバ30の構成について説明する。図6は仲介サーバ30の構成を示す図である。仲介サーバ30は、ヘッダ識別部31、仲介制御部32、メッセージ生成部33、コンテンツリスト記録部34、状態記録部35から構成される。
【0023】
ヘッダ識別部31は、受信したコマンドメッセージのヘッダ認識を行う。仲介制御部32は、仲介サーバ30内の全体制御を行う。また、ヘッダ認識の結果にもとづき、メッセージを生成するように、メッセージ生成部33へ指示を出したりする。
【0024】
コンテンツリスト記録部34は、コンテンツのリスト情報(どこのプロバイダにはどんなコンテンツがあるかなどの情報)を記録する。状態記録部35は、自己が管理サーバとして動作しているのか、仲介サーバとして動作しているのかを示す情報を記録する。
【0025】
次にブローカが仲介するコンテンツの流通範囲(グループ)に、プロバイダが登録する場合の動作について説明する。図7はグループにプロバイダを登録する際の処理を示すシーケンス図である。なお、ここの例では、プロバイダA、Bが最初にブローカDに登録し、その後、プロバイダCが追加加入するものとする。
〔S1〕プロバイダA、Bは、コンテンツの相互流通のサービスを受けるために、ブローカDが提供するグループに加入するため、ブローカDに対して登録要求を行う。
〔S2〕ブローカDは、プロバイダA、Bの登録後、登録通知を各プロバイダに送信する。
〔S3〕プロバイダA、Bは、自己のコンテンツ情報をブローカDに送信する。
〔S4〕ブローカDは、グループ内に登録されているプロバイダA、Bに、現在のコンテンツ情報を通知する。
〔S5〕プロバイダCは、ブローカDが提供するグループに加入するため、ブローカDに対して登録要求を行う。
〔S6〕ブローカDは、プロバイダCの登録後、登録通知を送信する。
〔S7〕プロバイダCは、自己のコンテンツ情報をブローカDに送信する。
〔S8〕ブローカDは、プロバイダCが追加加入したことで、コンテンツ情報が変化したので、追加加入にもとづくコンテンツ情報をプロバイダA、B、Cへ送信する。
【0026】
次に図7で上述した各ステップについて、具体的なメッセージのフォーマットを示しながら動作について詳しく説明する。ステップS1(プロバイダからの登録要求)について、プロバイダA、Bは、コンテンツの相互流通のサービスを受けるためには、まず、ブローカDが提供するグループに加入する必要がある。
【0027】
このグループ加入については自動では行わず、プロバイダA、BがブローカDを選択して加入するものである。プロバイダA、Bは、管理サーバ20−1、20−2から加入したいブローカDの仲介サーバ30へ登録要求コマンドメッセージを送信する。なお、以降では、プロバイダAで代表させて説明する。
【0028】
プロバイダAの管理サーバ20−1に対し、オペレータは、管理制御部22へ登録指示を出す(手動入力)。管理制御部22では、登録指示を受けると、メッセージ生成部23に対して登録要求コマンドメッセージを生成するように指示を出す。メッセージ生成部23は、コンテンツリスト記録部25から配下のコンテンツサーバ200に関する情報を取り出し、登録要求コマンドメッセージを生成してブローカDの仲介サーバ30へ送信する。
【0029】
ここで、メッセージのヘッダフォーマットについて説明する。図8はメッセージのヘッダフォーマットを示す図である。図中の括弧内の数字は構成ビットを示す。ステップS1〜ステップS8で用いられる全メッセージのヘッダHは、バージョン(8)、フラグ(8)、コマンド番号(16)、メッセージ長(24)、メッセージ識別子(8)、グループ識別子(16)、個別識別子(16)を含み、これらの情報に続いてコマンド内容が格納される。
【0030】
また、全メッセージは、TCPのプロトコル上で動作する。なお、ヘッダH内のグループ識別子は、他グループと重ならないようにしなければならないため、グループ識別子は、公の機関が割り当てをすることが望ましい。また、個別識別子とは、各プロバイダ内のサーバに付けられた識別子のことである。
【0031】
図9はフラグのフォーマットを示す図である。ヘッダH内のフラグF1は、8ビット構成であり、本発明では下位4ビットを使って、上位4ビットはReserve(予備)とする。なお、フラグF1の下位4ビットの内容については、以降で行うメッセージの説明の中で記載する(下位4ビットの値のみ記載する)。
【0032】
次に登録要求コマンドメッセージ(コマンド番号=1、フラグF1=1000)について説明する。図10は登録要求コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。登録要求コマンドメッセージは、ヘッダHとコマンド内容C1で構成される。
【0033】
コマンド内容C1は、登録要求を出している管理サーバのIPアドレス(32)、コンテンツサーバの個数(16)、コンテンツサーバのIPアドレス(32)から構成される。なお、グループ識別子と個別識別子は、ブローカDから付与されるので、登録要求コマンドメッセージに限りAll“0”を入れて送信する。
【0034】
登録要求コマンドメッセージでは、上記のように管理サーバ20−1配下のコンテンツサーバ200−1の情報(コンテンツサーバの個数、IPアドレス)を通知する必要がある。これについては、手動で管理サーバ20−1に設定してもよいし、以下の情報収集コマンドメッセージを使って自動収集してもよい。
【0035】
図11は情報収集コマンドメッセージのコマンド内容及びコマンド内フラグを示す図である。情報収集コマンドメッセージは、ヘッダHとコマンドC2で構成される。また、コマンド内フラグF2は、8ビット構成であり、本発明では下位2ビットを使って、他の6ビットはReserve(予備)とする(以下、フラグF2の値を示す場合には下位2ビットのみ記載する)。
【0036】
コンテンツサーバ200−1の情報(コンテンツサーバの個数、IPアドレス)を収集する場合には、情報収集コマンドメッセージ(コマンド番号=8、フラグF=1010、コマンド内フラグF2=10)が、同一サブネット内に同報され、コンテンツサーバ200−1がその応答を管理サーバ20−1へ返す。
【0037】
コンテンツサーバ200−1は、ヘッダ識別部201で受信メッセージが情報収集コマンドメッセージであることを識別すると、その情報収集コマンドメッセージは、コンテンツ処理部202へ送られ、応答メッセージを生成するようにメッセージ生成部203に指示を出す。メッセージ生成部203は、情報収集コマンドメッセージ(コマンド番号=8、フラグF=0110、コマンド内フラグF2=01)の応答メッセージを生成し、送信元の管理サーバ20−1に対して送信する。
【0038】
これを受け取った管理サーバ20−1は、コンテンツサーバ200−1に関する情報を登録要求コマンドメッセージに設定して送信する、さらに、情報収集コマンドメッセージから得られたコンテンツサーバ200−1に関する情報は、コンテンツリスト記録部25に登録される。
【0039】
ステップS2(ブローカDからの登録通知)について、仲介サーバ30は、プロバイダAからの登録要求コマンドメッセージを受信した時点で、管理サーバ20−1とコンテンツサーバ200−1を含むプロバイダAを自分のグループに登録する。
【0040】
なお、仲介サーバ30は、管理サーバ20−1から登録要求コマンドメッセージを受信した場合は、ヘッダ識別部31で、受け取ったメッセージが何のメッセージであるかを認識する。そして、受信したメッセージが適切であるかどうかの判断を行い、正しくない場合や自分には関係ないメッセージは破棄する。
【0041】
そして、仲介制御部32は、メッセージが登録要求コマンドメッセージならばプロバイダAの登録処理を行う。この場合、登録要求してきたプロバイダに対して、個別識別子を割り当てることになるが、各プロバイダに割り当てる個別識別子は、グループ内で一意性が保たれていればよいため、仲介サーバ30は重複しないように割り当てる(単純に、順番に割り当ててもよいし、管理サーバ、コンテンツサーバによって分けて個別識別子を割り当ててもよい。ただし、グループ内で一意性が保たれていなければならない)。
【0042】
個別識別子を割り振ると、その個別識別子と各サーバ(管理サーバ20−1、コンテンツサーバ200−1)のIPアドレスとを関連づけし、これらをサーバ情報として保持する。
【0043】
図12はサーバ情報を示す図である。サーバ情報INF1は、個別識別子、場所、IPアドレス、種別から構成される。例えば、プロバイダA内の管理サーバ20−1の個別識別子を“0001001010100101”とし、IPアドレスを135.15.200.57と割り付けている。
【0044】
図13はサーバ動作状態情報を示す図である。サーバ動作状態情報INF2は、自己がどのサーバとして動作しているかを示すもので、仲介サーバ30では、動作状態の欄に仲介サーバと記録される。なお、サーバ情報INF1は、仲介サーバ30内のコンテンツリスト記録部34で保持され、サーバ動作状態情報INF2は、状態記録部35で保持される。
【0045】
プロバイダAの登録処理が終了したら、仲介制御部32は、メッセージ生成部33に対して登録通知メッセージを生成するように指示を出し、メッセージ生成部33はそれにしたがって登録通知メッセージ(コマンド番号=2、フラグF1=1100)を生成し送信する。
【0046】
図14は登録通知コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。コマンド内容C2は、登録要求を出してきた管理サーバのIPアドレス(32)、割り当てた個別識別子(16)、コンテンツサーバのIPアドレス(32)、割り当てた個別識別子(16)から構成される。
【0047】
この登録通知コマンドメッセージは、登録要求コマンドメッセージに対する応答であるとともに、各プロバイダが所持するコンテンツ情報を収集するための要求メッセージにもなっている。したがって、登録通知コマンドメッセージを受信したプロバイダの管理サーバは、コンテンツ情報を仲介サーバ30へ通知する。
【0048】
ステップS3(プロバイダからのコンテンツ情報応答)について、仲介サーバ30から登録通知を受けた管理サーバ20−1は、管理制御部22で自プロバイダにあるコンテンツの情報を回答するために、まずコンテンツ情報を調査する。
【0049】
図15はコンテンツ情報の構成を示す図である。コンテンツ情報INF11は、コンテンツ名、場所、ジャンル情報J、有効期限、価格の項目からなり、管理サーバ20−1内のコンテンツリスト記録部25で保持される。
【0050】
図16はジャンル情報Jを示す図である。ジャンル情報Jは、ジャンルコードとジャンルからなる。なお、これらの情報は、事前に取り決められている必要があるため、公の機関で決められておくことが望ましい。
【0051】
次にコンテンツリスト記録部25で保持される他の情報を図17〜図19に示す。図17は仲介サーバ情報を示す図であり、図18はコンテンツサーバ情報を示す図であり、図19は利用状況情報を示す図である。仲介サーバ情報INF12とコンテンツサーバ情報INF13と利用状況情報INF14は、管理サーバ20−1内のコンテンツリスト記録部25で保持される。
【0052】
仲介サーバ情報INF12は、個別識別子、場所、グループ識別子、IPアドレスの項目からなり、コンテンツサーバ情報INF13は、コンテンツサーバ名、個別識別子、グループ識別子、IPアドレスの項目からなり、利用状況情報INF14は、コンテンツコード、利用回数の項目からなる。
【0053】
図20は管理サーバの状態情報を示す図である。サーバ動作状態情報INF15は、自己がどのサーバとして動作しているかを示すもので、管理サーバ20−1では、動作状態の欄に管理サーバと記録される。
【0054】
ここで、すでに、運用中(ユーザへコンテンツを配信中)であれば、管理サーバ20−1は、コンテンツ情報INF11を有しているが、運用開始直後はこれらの情報は持っていない。
【0055】
コンテンツ情報INF11を管理サーバ20−1自身が持っていない場合には、管理サーバ20−1は、コンテンツサーバ200−1に対して個別識別子を通知するとともにコンテンツ情報INF11を回答してもらうように指示を出す。
【0056】
この場合には、上記の登録通知コマンドメッセージ(コマンド番号=2、フラグF1=1010)を使用する(仲介サーバ30と管理サーバ20−1とでフラグの値は異なる)。このメッセージを受け取ったコンテンツサーバ200−1は、自分に割り当てられた個別識別子をコンテンツリスト記録部204に書き込む。
【0057】
図21はコンテンツリスト記録部204に書き込まれる情報を示す図である。コンテンツリスト記録部204には、コンテンツ情報INF41とコンテンツサーバ情報INF42(自身の情報)が書き込まれる。コンテンツ情報INF41は、コンテンツ名、コンテンツコード、オーナーの項目から構成され、コンテンツサーバ情報INF42は、個別識別子とグループ識別子から構成される。なお、コンテンツコードは、保持しているコンテンツサーバの個別識別子と8ビットの項番から構成されており、グループ内で重複しないようになっている。
【0058】
コンテンツサーバ200−1のコンテンツ処理部202は、メッセージ生成部203に対して、管理サーバ20−1に応答を返すように指示を出す。通知には、コンテンツ情報応答メッセージを使う。
【0059】
図22はコンテンツ情報応答メッセージのコマンド内容を示す図である。コンテンツ情報応答メッセージ(コマンド番号=3、フラグF1=0110)は、ヘッダHとコマンド内容C3からなる。コマンド内容C3は、コンテンツ個数(16)、コンテンツコード(24)、ジャンル(7)、フラグ(1)、価格(16)、Lifetime(16)から構成される。
【0060】
また、これらのコンテンツ情報応答メッセージ、コンテンツ情報通知メッセージは、コンテンツ情報の変更を通知するものであり、それぞれ、コマンド内のフラグ部で、10ならば追加、01ならば削除、11ならばコンテンツ内容の変更を表す。
【0061】
また、コンテンツサーバ200−1は、管理サーバ20−1からの要求でコンテンツ情報を収集し通知するだけでなく、自分の保持するコンテンツに変更があったタイミングでコンテンツ情報を収集し、通知する。
【0062】
また、コンテンツ処理部202は、コンテンツ追加や削除、変更を要求された段階で、コンテンツリスト記録部204の情報を変更する。そして、コンテンツ処理部202は、メッセージ生成部203に対して、管理サーバ20−1にコンテンツ情報の変更を通知するメッセージ(コンテンツ情報応答メッセージ:コマンド番号=3、フラグF1=0110)を生成して、送信するように指示を出す。
【0063】
コンテンツサーバ200−1から応答メッセージをうけた管理サーバ20−1は、受信情報をコンテンツリスト記録部25に記録した上で、コンテンツ情報応答メッセージ(コマンド番号=3、フラグF1=0100)を使って、コンテンツ情報を回答する。
【0064】
ステップS4(ブローカDからのコンテンツ情報通知)について、仲介サーバ30は、自グループ内の各プロバイダからコンテンツ情報を受けると、仲介制御部32では、コンテンツリスト記録部34にある過去の情報と受信情報とを比較する。そして、追加・削除・変更されたものがある場合には、変更の内容だけを通知する。
【0065】
図23は仲介サーバ30のコンテンツリスト記録部34にあるコンテンツ情報を示す図である。コンテンツ情報INF0は、コンテンツ名、コンテンツのある場所、ジャンル、有効期限、価格の項目からなる。
【0066】
運用直後は、仲介サーバ30はコンテンツ情報がないため、グループ内のすべての管理サーバ宛にコンテンツ情報の通知をするように、コンテンツ情報通知メッセージ(コマンド番号=4、フラグF=0001)を送信する(コマンド内のフラグ部はすべて10)。
【0067】
図24はコンテンツ情報通知メッセージのコンテンツ内容を示す図である。コンテンツ情報通知メッセージ(コマンド番号=4、フラグF1=0110)は、ヘッダHとコマンド内容C4からなる。
【0068】
コマンド内容C4は、サーバ個数(16)、コンテンツサーバの個別識別子(16)、コンテンツ個数(16)、コンテンツコード(24)、ジャンル(7)、フラグ(1)、価格(16)、Lifetime(16)から構成される。なお、図22、図24で示したフラグのAdd/Delとは、コンテンツが増えたら、例えば、1を立ててAddとし、コンテンツが減ったら0をDelとする。
【0069】
ステップS5〜ステップS7(プロバイダの追加加入)について、既にグループが形成されている場合でも、上述した方法と同じ手順でプロバイダの追加ができる。また、追加加入するプロバイダの管理サーバが別のグループ(グループG1)に所属していた場合でも、別のグループ(グループG2)に加入することもできる。これは、グループ識別子が一意に設定されていることからグループ識別子を元に判別可能であるためである。
【0070】
ステップS8(ブローカDからのコンテンツ情報通知)について、ステップS5でプロバイダが追加されたことで、仲介サーバ30が保持するコンテンツ情報が更新されたため、各プロバイダの管理サーバ宛てにコンテンツ情報の通知を行う。
【0071】
もし追加されたプロバイダが利用のみを想定して自らコンテンツを提供しない場合(コンテンツを持っていない場合)ならば、コンテンツ情報が変更されていないため、その管理サーバ宛の通知は行わない(仲介サーバ30のサーバ情報にみ更新)。
【0072】
次に障害等何らかの理由で、管理サーバ20の情報が駄目になった場合の、プロバイダからのコンテンツ情報要求と応答について説明する。管理サーバ20は、情報収集コマンド[コマンド番号=8、フラグF1=1001、コマンド内フラグF2=10]を仲介サーバ30に送信する。仲介サーバ30は、情報収集コマンドメッセージを受信すると、情報収集コマンドメッセージを送ってきた管理サーバ20に対して、コンテンツ情報応答メッセージ(コマンド番号=3、フラグF1=0101)によって情報を通知する。
【0073】
これによって各プロバイダが所持するコンテンツ情報を復旧させる。この手順は、要求してきた管理サーバ20に対して情報を通知するため、無駄なトラフィックが発生しない。このときのコマンド内のフラグ部はすべて10として通知される。
【0074】
以上説明したように、本発明によれば、最新のコンテンツ情報を自動的に収集し、変更内容のみ通知することにより、プロバイダ間で相互にコンテンツの情報を効率よく流通させることが可能になる。
【0075】
次にコンテンツの流通及びそれに伴う課金処理について説明する。図25はコンテンツ流通の概略シーケンスを示す図である。
〔S11〕プロバイダAの管理サーバ20−1は、ブローカDの仲介サーバ30からのコンテンツ情報を元に、グループ内で提供可能なコンテンツの情報をユーザに対して提供する。
〔S12〕ユーザは、管理サーバ20−1へコンテンツを要求する。
〔S13〕管理サーバ20−1は、ユーザが要求してきたコンテンツが、自己に存在しない場合は、仲介サーバ30へコンテンツ要求を行う。
〔S14〕仲介サーバ30は、プロバイダBに所望のコンテンツがある場合は、プロバイダBに対して、プロバイダAへコンテンツを送信する旨の指示を出す。
〔S15〕プロバイダBは、プロバイダAに対し、要求されたコンテンツを送信(レンタル)する。レンタルすることで、頻繁にコンテンツが流通することによるトラフィックの増加を低減させることができる。
〔S16〕仲介サーバ30は、プロバイダAに対してレンタルに関する課金処理を開始する。
〔S17〕管理サーバ20−1は、コンテンツをユーザへ配信する。
〔S18〕コンテンツのレンタル期間が過ぎた場合、そのコンテンツの消去を行う。また、利用状況を仲介サーバ30へ通知する。
【0076】
次に動作について詳しく説明する。各プロバイダの管理サーバ20は、仲介サーバ30からのコンテンツ情報を元にユーザに対してコンテンツ情報を提供する。ユーザへの情報提供は、コンテンツのタイトル、ジャンル、価格が通知される(ユーザに対してこれらの情報を提示する方法およびコンテンツの配信方法については、本発明の範囲としない)。
【0077】
ユーザが、管理サーバ20へコンテンツの配信を要求すると、管理サーバ20は、コンテンツの要求が来たことを管理制御部22に通知する。このとき、ユーザが誰か、何のコンテンツを要求しているかの情報も受け取るものとする。
【0078】
管理サーバ20は、ユーザから要求されたコンテンツがどこにあるかをコンテンツリスト記録部25内の情報から判断する。管理制御部22は、ユーザの要求したコンテンツの存在場所が、ローカル(自分自身)か別プロバイダかを判断する。もしローカルに存在するならば(レンタル中であった場合も含む)、コンテンツサーバ200に対してユーザにコンテンツを提供するように指示を出す。
【0079】
別プロバイダに存在する場合、仲介サーバ30に対してコンテンツ要求コマンドを送信するようにメッセージ生成部23に対して指示を出す。このとき、コンテンツをレンタルする場合は(利用側のローカルのコンテンツサーバに一時的に保存を許す場合)は、コンテンツを一時保存するコンテンツサーバを、許可されていない場合は、ユーザのIPアドレスを配送先として、コンテンツ要求コマンドメッセージを作成する。
【0080】
図26はコンテンツ要求コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。コンテンツ要求コマンドメッセージ(コマンド番号=5、フラグF1=1000)は、ヘッダHとコマンド内容C5からなる。コマンド内容C5は、コンテンツコード(24)、ジャンル(7)、価格(16)、コンテンツを格納するコンテンツサーバのIPアドレス(32)から構成される。
【0081】
仲介サーバ30は、コンテンツ要求コマンドメッセージを受け取り、仲介制御部32で認識すると、該当のコンテンツサーバ(ユーザが指定したコンテンツを、プロバイダBが持っているなら、プロバイダB内のコンテンツサーバ)に対してメッセージを転送するようにメッセージ生成部203に指示を出す。
【0082】
この時、仲介サーバ30は、コンテンツに対する課金処理を行う。仲介制御部32は、利用状況をコンテンツリスト記録部34に記録する。図27は利用状況情報を示す図である。利用状況情報INF3は、利用プロバイダ、コンテンツコード、利用回数の項目からなり、コンテンツリスト記録部34で保持される。なお、課金処理では、コンテンツの料金を1回利用毎に課金してもよいし、日単位/月単位等で価格を設定できるようにしてもよい。
【0083】
コンテンツ転送を要求されたコンテンツサーバは、指定されたコンテンツサーバ(例えば、プロバイダAのコンテンツサーバ)に対してコンテンツ送信メッセージを使ってコンテンツを送信する。
【0084】
図28はコンテンツ送信メッセージのコマンド内容を示す図である。コンテンツ送信メッセージ(コマンド番号=6、フラグF1=0100)は、ヘッダHとコマンド内容C6からなる。コマンド内容C6は、コンテンツコード(24)、メッセージ識別子(8)、コンテンツ要求コマンドを送ってきた管理サーバのIPアドレス(32)、コンテンツデータから構成される。コンテンツ送信メッセージを受け取ったコンテンツサーバ200は、コンテンツ記録部205にコンテンツデータを保存する。
【0085】
一方、コンテンツにはLifetimeが設定されているものがあり、レンタル期間が過ぎたものは削除しなければならない(不正利用の防止のため)。この場合、コンテンツ操作コマンドメッセージでコンテンツサーバがコンテンツを受け取ったことを確認した時点で、管理サーバ20のタイマ部27のタイマをスタートさせ、0になったら、コンテンツ削除の指示をコンテンツサーバ200に対して行う。
【0086】
タイマ部27から指示を受けた管理制御部22は、メッセージ生成部23に対してコンテンツ削除のためのメッセージを作成するように指示を出す。コンテンツの削除はコンテンツ操作コマンドメッセージを使う。
【0087】
図29はコンテンツ操作コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。コンテンツ操作コマンドメッセージ(コマンド番号=7、フラグF1=10100、コマンド内フラグF3=1100)は、ヘッダHとコマンド内容C7からなる。コマンド内容C7は、コンテンツコード(24)とコマンド内フラグF3からなる。
【0088】
管理サーバ20は、コンテンツサーバ200に対して、コンテンツ削除要求を行う場合、DとRのフラグを立てて1100とする。コンテンツサーバ200は、コンテンツを削除できた場合はOフラグをセットして1010とし、失敗した場合はFフラグを立てた1001を管理サーバ20に返す。なお、削除できなかった応答メッセージを受信した場合は、確実に削除するため、再度削除を行う。
【0089】
一方、同じコンテンツであっても、レンタル期間が過ぎて削除された場合は再度コンテンツを配信してもらわなければならない。この場合、レンタル期間中であれば、そのままローカルのコンテンツと同様に扱う。
【0090】
また、レンタル中は、ローカルに処理されるため仲介サーバ30で課金処理を一括で行うことができない。そのため、管理サーバ20はレンタル中のコンテンツが削除されたタイミングでコンテンツの利用状況を通知する。
【0091】
コンテンツの利用状況情報INF14(図19)は、レンタルしているコンテンツがローカルで何回利用されたかを記録したもので、利用状況メッセージを使って仲介サーバ30へ通知される。図30は利用状況メッセージのコマンド内容を示す図である。利用状況メッセージ(コマンド番号=9、フラグF1=0001)は、ヘッダHとコマンド内容C9からなる。コマンド内容C9は、コンテンツコード(24)と利用回数(8)から構成される。
【0092】
以上説明したように、本発明によれば、プロバイダ間のコンテンツ流通を実現するために、各プロバイダ間で所持するコンテンツの情報を交換しあい、必要なコンテンツを設定されたポリシーで取り扱うことで、各プロバイダ間のコンテンツ流通を実現可能とした。また、プロバイダ間のコンテンツ流通の課金についてもポリシーを設定し、それにもとづいた処理を行う構成とした。
【0093】
これにより、各プロバイダが本発明の機能を設置しておくだけで、自動的に情報が交換されるため、運用開始後は手動で処理を行う必要がなく、プロバイダ間でのコンテンツの流通が簡単に行えるようになり、ユーザに対するコンテンツ配信のサービス向上を図ることが可能になる。
【0094】
また、コンテンツが登録された場合、自動で処理されてコンテンツ流通が可能となるので、本発明の応用として、ユーザ側で作成したコンテンツを提供・流通させるようなサービスを実現することもできる。このようなユーザ側へシフトした使い方は、IPv6の普及を推進し、新しいインターネットの可能性を提示するものである。
【0095】
(付記1) プロバイダ間でコンテンツの流通を行うコンテンツ流通システムにおいて、
登録要求のあったプロバイダをグループに登録し、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集して、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知し、コンテンツ要求にもとづき、ユーザが指定した指定コンテンツを保持するプロバイダに対して、前記コンテンツ要求の送信先プロバイダへ前記指定コンテンツの送信指示を出す仲介サーバを含むコンテンツ仲介装置と、
自プロバイダ内のコンテンツの記録を行うコンテンツサーバと、前記送信指示を受信した場合には、前記送信先プロバイダへ前記指定コンテンツを送信し、ユーザからの要求に対して、前記指定コンテンツが自己の前記コンテンツサーバにある場合はユーザへ配信し、前記コンテンツサーバにない場合は、前記仲介サーバへ前記コンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された前記指定コンテンツをユーザへ配信する管理サーバと、から構成されるコンテンツ管理装置と、を有することを特徴とするコンテンツ流通システム。
【0096】
(付記2)  前記管理サーバは、情報収集コマンドメッセージにより、前記コンテンツサーバの情報を自動的に収集することを特徴とする付記1記載のコンテンツ流通システム。
【0097】
(付記3)  前記仲介サーバは、プロバイダをグループに登録した際は、登録通知メッセージを送信し、前記登録通知メッセージにより、登録完了の通知と前記プロバイダが所持するコンテンツの情報要求とを行うことを特徴とする付記1記載のコンテンツ流通システム。
【0098】
(付記4) 前記コンテンツサーバは、コンテンツに変更があった場合は応答メッセージにより、変更したコンテンツの情報を前記管理サーバへ通知することを特徴とする付記1記載のコンテンツ流通システム。
【0099】
(付記5) 前記管理サーバは、コンテンツに変更があった場合にのみ、変更内容を含むメッセージを前記仲介サーバへ送信することを特徴とする付記1記載のコンテンツ流通システム。
【0100】
(付記6) 前記管理サーバは、自己が管理するコンテンツの情報に障害が発生した場合、前記仲介サーバへ通知して、前記仲介サーバから正常な情報を受け取り、情報の復旧を行うことを特徴とする付記1記載のコンテンツ流通システム。
【0101】
(付記7) 前記管理サーバは、ユーザからの要求に対して、前記指定コンテンツが自己の前記コンテンツサーバにない場合、他プロバイダから送信された前記指定コンテンツをレンタルしてユーザへ配信することを特徴とする付記1記載のコンテンツ流通システム。
【0102】
(付記8)  前記管理サーバは、他プロバイダからレンタルしてコンテンツを配信する場合、レンタル終了後に利用状況を前記仲介サーバへ通知し、前記仲介サーバは、利用状況にもとづきレンタルに対する課金処理を行うことを特徴とする付記7記載のコンテンツ流通システム。
【0103】
(付記9) 前記管理サーバは、他プロバイダからレンタルしてコンテンツを配信する場合、一定期間が過ぎたコンテンツは削除することを特徴とする付記7記載のコンテンツ流通システム。
【0104】
(付記10) プロバイダ間でコンテンツ流通の仲介制御を行うコンテンツ仲介装置において、
登録要求のあったプロバイダをグループに登録し、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集して、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知し、コンテンツ要求にもとづき、ユーザが指定した指定コンテンツを保持するプロバイダに対して、前記コンテンツ要求の送信先プロバイダへ前記指定コンテンツの送信指示を出す仲介サーバと、
ネットワークとの接続インタフェース制御を行う接続インタフェース部と、
を有することを特徴とするコンテンツ仲介装置。
【0105】
(付記11) プロバイダ間でコンテンツ流通を行うコンテンツ管理装置において、
自プロバイダ内のコンテンツの記録を行うコンテンツサーバと、
仲介サーバからの送信指示を受信した場合には、コンテンツ要求の送信先プロバイダへ、ユーザが指定した指定コンテンツを送信し、ユーザからの要求に対して、前記指定コンテンツが自己の前記コンテンツサーバにある場合はユーザへ配信し、前記コンテンツサーバにない場合は、前記仲介サーバへ前記コンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された前記指定コンテンツをユーザへ配信する管理サーバと、
ネットワークとの接続インタフェース制御を行う接続インタフェース部と、
を有することを特徴とするコンテンツ管理装置。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンテンツ流通システムは、仲介サーバでは、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集し、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知する。また、管理サーバでは、ユーザから要求されたコンテンツが自己のコンテンツサーバにある場合はユーザへ配信し、コンテンツサーバにない場合は、仲介サーバへコンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された指定コンテンツをユーザへ配信する構成とした。これにより、プロバイダ間でのコンテンツ流通を効率よく行うことができ、ユーザに対するコンテンツ配信のサービス向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ流通システムの原理図である。
【図2】プロバイダ間の情報の流れを示す図である。
【図3】各プロバイダ内の装置構成を示す図である。
【図4】管理サーバの構成を示す図である。
【図5】コンテンツサーバの構成を示す図である。
【図6】仲介サーバの構成を示す図である。
【図7】グループにプロバイダを登録する際の処理を示すシーケンス図である。
【図8】メッセージのヘッダフォーマットを示す図である。
【図9】フラグのフォーマットを示す図である。
【図10】登録要求コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。
【図11】情報収集コマンドメッセージのコマンド内容及びコマンド内フラグを示す図である。
【図12】サーバ情報を示す図である。
【図13】サーバ動作状態情報を示す図である。
【図14】登録通知コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。
【図15】コンテンツ情報の構成を示す図である。
【図16】ジャンル情報を示す図である。
【図17】仲介サーバ情報を示す図である。
【図18】コンテンツサーバ情報を示す図である。
【図19】利用状況情報を示す図である。
【図20】管理サーバの状態情報を示す図である。
【図21】コンテンツリスト記録部に書き込まれる情報を示す図である。
【図22】コンテンツ情報応答メッセージのコマンド内容を示す図である。
【図23】仲介サーバのコンテンツリスト記録部にあるコンテンツ情報を示す図である。
【図24】コンテンツ情報通知メッセージのコンテンツ内容を示す図である。
【図25】コンテンツ流通の概略シーケンスを示す図である。
【図26】コンテンツ要求コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。
【図27】利用状況情報を示す図である。
【図28】コンテンツ送信メッセージのコマンド内容を示す図である。
【図29】コンテンツ操作コマンドメッセージのコマンド内容を示す図である。
【図30】利用状況メッセージのコマンド内容を示す図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ流通システム
2 コンテンツ管理装置
20 管理サーバ
200 コンテンツサーバ
3 コンテンツ仲介装置
30 仲介サーバ

Claims (5)

  1. プロバイダ間でコンテンツの流通を行うコンテンツ流通システムにおいて、
    登録要求のあったプロバイダをグループに登録し、各プロバイダが所有するコンテンツの情報を収集して、収集した情報をグループ内の全プロバイダに通知し、コンテンツ要求にもとづき、ユーザが指定した指定コンテンツを保持するプロバイダに対して、前記コンテンツ要求の送信先プロバイダへ前記指定コンテンツの送信指示を出す仲介サーバを含むコンテンツ仲介装置と、
    自プロバイダ内のコンテンツの記録を行うコンテンツサーバと、前記送信指示を受信した場合には、前記送信先プロバイダへ前記指定コンテンツを送信し、ユーザからの要求に対して、前記指定コンテンツが自己の前記コンテンツサーバにある場合はユーザへ配信し、前記コンテンツサーバにない場合は、前記仲介サーバへ前記コンテンツ要求を送信し、他プロバイダから送信された前記指定コンテンツをユーザへ配信する管理サーバと、から構成されるコンテンツ管理装置と、
    を有することを特徴とするコンテンツ流通システム。
  2. 前記仲介サーバは、プロバイダをグループに登録した際は、登録通知メッセージを送信し、前記登録通知メッセージにより、登録完了の通知と前記プロバイダが所持するコンテンツの情報要求とを行うことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ流通システム。
  3. 前記管理サーバは、自己が管理するコンテンツの情報に障害が発生した場合、前記仲介サーバへ通知して、前記仲介サーバから正常な情報を受け取り、情報の復旧を行うことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ流通システム。
  4. 前記管理サーバは、ユーザからの要求に対して、前記指定コンテンツが自己の前記コンテンツサーバにない場合、他プロバイダから送信された前記指定コンテンツをレンタルしてユーザへ配信することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ流通システム。
  5. 前記管理サーバは、他プロバイダからレンタルしてコンテンツを配信する場合、レンタル終了後に利用状況を前記仲介サーバへ通知し、前記仲介サーバは、利用状況にもとづきレンタルに対する課金処理を行うことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ流通システム。
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