JP2004078269A - コンテンツ提供システム - Google Patents
コンテンツ提供システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004078269A JP2004078269A JP2002233443A JP2002233443A JP2004078269A JP 2004078269 A JP2004078269 A JP 2004078269A JP 2002233443 A JP2002233443 A JP 2002233443A JP 2002233443 A JP2002233443 A JP 2002233443A JP 2004078269 A JP2004078269 A JP 2004078269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- server computer
- distribution
- content
- request
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】転送時の時刻情報を暗号化したデータを引数として付加して転送認証を行うにあたり、セキュリティ性を向上させるコンテンツ提供システムを提供する。
【解決手段】アクセス者に配信する配信手段を備える配信サーバコンピュータ10から成るコンテンツ提供システムにおいて、前記配信サーバコンピュータが、受付時刻データを所定の暗号化方法で暗号化した変数を付与したURLリクエストを作成して、前記配信要求を再転送する第1のサーバコンピュータ6bと、前記再転送を受け付け、前記URLリクエストに付与されている変数を所定の復号化方法で復号化して得られた前記受付時刻データと現在時刻との差が所定期間以内である場合に、前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者に配信する第2のサーバコンピュータ7bと、から構成されることを特徴とするコンテンツ提供システム。
【選択図】 図5
【解決手段】アクセス者に配信する配信手段を備える配信サーバコンピュータ10から成るコンテンツ提供システムにおいて、前記配信サーバコンピュータが、受付時刻データを所定の暗号化方法で暗号化した変数を付与したURLリクエストを作成して、前記配信要求を再転送する第1のサーバコンピュータ6bと、前記再転送を受け付け、前記URLリクエストに付与されている変数を所定の復号化方法で復号化して得られた前記受付時刻データと現在時刻との差が所定期間以内である場合に、前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者に配信する第2のサーバコンピュータ7bと、から構成されることを特徴とするコンテンツ提供システム。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、予め会員登録された会員や有償での利用者等、限られた利用者に対しニュース情報、着信メロディーや待ち受け画面データ等の各種コンテンツを提供するコンテンツ提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及とともに、該インターネットへの接続機能を有する携帯電話の爆発的な普及に伴い、最新ニュース情報や特定分野の情報の他、これら携帯電話にて使用できる着信メロディーや待ち受け画面データ等の各種コンテンツを、予め会員登録された会員や有償での利用者等、限られた利用者に提供するサービスが実施されている。
【0003】
これらコンテンツを提供する場合においては、コンテンツを最新のものに更新する必要があるとともに、利用者が要求する多種多様のコンテンツ要求を満たすために、各サイトが自己の得意とするジャンルのコンテンツを相互のサイトの会員利用者等に提供できるように、これら複数のサイトが連携して、自己サイトへのアクセスを、該アクセスにおいて配信要求のあったコンテンツが登録されている他のサイトに転送して、利用者が入手できるコンテンツを充実させることが実施されている。
【0004】
これら自己サイトへのアクセスを、該アクセスにおいて配信要求のあったコンテンツが登録されている他のサイトに転送する場合においては、転送先のサイトのサーバコンピュータに予めこれら自己サイト(転送元サイト)の会員の会員ID等の利用者識別情報のデータベースを送信しておき、前記アクセスを転送する際のURLリクエストに、該転送アクセスのアクセス者の利用者識別情報を引数として付して送信し、該引数と前記データベースの登録データとを照合して認証させる方法があった。
【0005】
しかしながら、これら会員ID等利用者識別情報に基づく転送認証を行う場合には、転送先の提携サイトのサーバコンピュータにも最新の利用者識別情報のデータを送信し、利用者識別情報を更新しておく必要があるため、これらのメンテナンスが大変となってしまう問題があることから、これらの問題を解消する手法として、前記利用者識別情報に代えて、転送時の時刻情報を暗号化したデータを付加して送信し、転送先サイトのサーバコンピュータにおいて該データを複合化しその時刻と現在時刻との差が所定時間以内であるかにより、転送認証を行うものが利用されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これら転送時の時刻情報を引数として付加して送信し、該時刻と現在時刻とに基づいて転送認証を行う手法は、前記した会員ID等利用者識別情報による認証に比較して、メンテナンスに伴う労力を大幅に低減できるメリットがあるものの、前記時刻情報の暗号化または複合化方法が解読されると、該転送先サイトに会員以外の利用者がログインできてしまうこととなり、該転送先サイトにとってセキュリティ性が低下し、損害を被るという問題が生じた。
【0007】
そのため転送先サイトのサーバコンピュータにおいては、セキュリティ性を向上させるために前記暗号化方法を所定の期間で変更する必要が生じるが、その際は転送元サイトのサーバコンピュータにおける復号化のためのプログラムの変更だけでなく該サーバコンピュータにおいても暗号化のためのプログラムを変更しなければならず、該転送元サイトが増える程に、その変更作業に伴う労力と費用が必要となった。
【0008】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、転送時の時刻情報を暗号化したデータを引数として付加して送信し、転送先サイトのサーバコンピュータにおいて複合化された時刻と現在時刻とに基づいて転送認証を行う手法を採用するにあたって、最小限の労力と費用でセキュリティ性を向上させることのできるコンテンツ提供システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明のコンテンツ提供システムは、携帯電話によるアクセス者からの配信要求を受け付ける受付手段と、該配信要求に該当するコンテンツデータを記憶する他のサーバコンピュータに対して該配信要求を転送する転送手段と、を備える転送サーバコンピュータと、
前記転送に基づき前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者の携帯電話に配信する配信手段を備える配信サーバコンピュータとから成るコンテンツ提供システムにおいて、
前記配信サーバコンピュータが、前記転送サーバコンピュータからの転送を受け付けるとともに、該受付時刻データを所定の暗号化方法で暗号化した変数を付与したURLリクエストを作成して、前記配信要求を再転送する第1のサーバコンピュータと、
前記再転送を受け付け、前記URLリクエストに付与されている変数を所定の復号化方法で復号化して得られた前記受付時刻データと現在時刻との差が所定期間以内である場合に、前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者の携帯電話に配信する第2のサーバコンピュータと、から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、セキュリティ性の向上を目的に、前記暗号化−復号化方法を変更する場合、転送元のサーバコンピュータでの該変更に係る作業は必要とせず、配信側のサーバコンピュータにおける作業のみで実施できることから、最小限の労力と費用でセキュリティ性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0011】
(実施例)
図1は、本発明が適用された本実施例のコンテンツ提供システムの構成を示す図であり、インターネット網5に接続された複数の個別の提携サイトA、サイトB、サイトC・・・を有し、これら各サイトA、サイトB、サイトC・・・に登録されているコンテンツが、前記インターネット網5に携帯電話サービス会社2を介して接続可能な情報端末である各サイトに予め会員登録した会員利用者の携帯電話1に配信、提供されるようになっている。(尚、ここでサイトとはある組織の管理下にインターネット上で情報を送受信するための、複数のサーバコンピュータからなるコンピュータシステムをいう。)
これら各サイトの構成を図2に示すサイトBを例に説明すると、各サイトA、B、Cには、インターネット網5並びに他のサイトとの通信を行うための通信装置8と、該通信装置8に接続され、各種のコンテンツデータが記憶されるとともに、該サイトに予め会員登録したアクセス利用者がアクセスするコンテンツサーバ7a〜cと、他のサイトから転送されてきた転送アクセスに基づきURLリクエストをコンテンツサーバ7a〜cに再転送する再転送サーバ6a〜cと、が設けられており、これら両サーバは、前記通信装置8を通じてインターネット網5や他のサイトのサーバとのデータ送受が可能とされているとともに、同一サイトの両サーバ6a〜c,7a〜c間においても、前記通信装置8を介して相互にデータの授受を実施できるようになっている。
【0012】
また、これら各サイトに設けられた再転送サーバ6a〜cとコンテンツサーバ7a〜cには、各々ドメイン名が付与されており、該サイトの会員利用者並びにインターネット網5には、コンテンツサーバ7a〜cのドメイン名が公開されているが、前記再転送サーバ6a〜cに付与されたドメイン名は、提携先のサイトにのみ通知されており、該提携先のコンテンツサーバ7a〜cに転送先のドメイン名として登録され、該ドメイン名が非公開とされている。
【0013】
この本実施例に用いた再転送サーバ6a〜cの構成を図3に基づき説明すると、該再転送サーバ6a〜cは、内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス66に、各動作制御を所定の処理プログラムに基づき実施する中央演算処理装置(CPU)61や、RAM63や、現在の時刻情報や任意の年月日の曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)65や、前記通信装置8とのデータ送受を行う通信インターフェイス62や、磁気ディスクや光磁気ディスクから成り、該再転送サーバ6a〜cが実施する、アクセス利用者の配信要求に該当するURLリクエストを作成する作成処理と、該URLリクエストの再転送の処理を行うための再転送処理プログラムや、該再転送処理の履歴等が登録された再転送履歴データベースとが記憶された記憶装置64が接続された通常のコンピュ−タである。
【0014】
また、前記コンテンツサーバ7a〜cの構成を図4に基づき説明すると基本的には、前記再転送サーバ6a〜cとほぼ同様の構成とされているが、記憶装置74には、コンテンツデータ類が記憶されているコンテンツ記憶部と、アクセス利用者の配信要求を前記再転送サーバ6a〜cに転送するための転送処理プログラムと、前記再転送サーバ6a〜cから再転送された前記URLリクエストを認証し該リクエストに該当するコンテンツデータを配信する配信処理プログラムと、前記転送処理の履歴が登録されている転送履歴データベースと、配信処理の履歴が登録されている配信履歴データベースとが記憶されている。
【0015】
ここで、これら異なるサイト間において行われる転送処理の処理内容について、図5を用いて、転送元のサイトをサイトA9とし、転送先のサイトをサイトB10とする場合を例に詳述する。
【0016】
まず、サイトA9に会員登録した会員が、自身の携帯電話を用いて、公開されているサイトA9のドメイン名であるコンテンツサーバ7aの会員メニューURLにアクセスすると、アクセス利用者から会員IDとパスワードを受け付けて、該アクセス者の認証を実施し、該アクセス者が正規のアクセス者である場合には、ログインを許諾して、会員メニューを配信する。
【0017】
この会員メニューにおいて、会員利用者が他の提携サイトの最新ニュースが掲載されたコンテンツ[コンテンツB1]を選択した場合には、前記転送処理プログラムが起動し、予め[コンテンツB1]に対応して定められたサイトB10の再転送用サーバ6bのURL[http://bbb.com/xxx]に転送処理を実施する。
【0018】
次に再転送用サーバ6bは、コンテンツサーバ7aからの前記転送を受け付けると同時に再転送処理プログラムが起動し、前記選択されたコンテンツ[コンテンツB1]を記憶するコンテンツサーバ7bに再転送処理を行うが、この転送処理においては、その時点の時刻情報(タイムスタンプデータ)[20020703200518(2002年7月3日20時5分18秒)]を入手し、該入手したタイムスタンプデータを所定の方法(アルゴリズム)でエンコード(暗号化)処理して所定の変数[F=$%1&3]へ変換した後、該変換した変数を引数として付与した、前記選択されたコンテンツ[コンテンツB1]にアクセスするためのURLリクエスト[http://BBB.com/yyy/F=$%1&3]を作成し、コンテンツサーバ7bに転送する。
【0019】
該送信に基づき、転送認証サーバ6bは、前記配信処理プログラムを起動させ、受信したURLリクエスト[http://BBB.com/yyy/F=$%1&3]に付与されている引数である変数[F=$%1&3]を所定の方法(アルゴリズム)でデコード(復号化)して時刻情報[20020703200518(2002年7月3日20時5分18秒)]を復元し、その時点での時刻データとの時間差が、所定の時間内(本実施例では0〜5秒内)であれば正規の転送と判断して該転送を認証し、前記選択されたコンテンツ[コンテンツB1]を、前記利用者の情報端末である携帯電話に配信する。
これら一連の処理における前記のタイムスタンプデータのエンコード−デコード処理による認証においては、該エンコード−デコード処理における方法(アルゴリズム)が解析されることによる不正なアクセスを最小限に止めるため、任意の期間で該アルゴリズムを各々において変更する必要があるが、前記のように、エンコード処理を行う再転送サーバ6bとデコード処理を行うコンテンツサーバ7bをサイトB10内に設置することで、前記再転送プログラムおよび配信処理プログラムの修正作業がサイトB10の主催者の任意により行うことができ、また転送元のコンテンツサーバにおいてシステム変更等の作業を実施しなくてもよいことから、提携した転送元サイトが複数あっても、これらセキュリティ向上のための作業を最小限の労力と費用で済ませることができる。
【0020】
尚、前記コンテンツサーバ7aから該再転送サーバ6bへの転送時に指定されるURL[http://bbb.com/xxx]については、該配信要求アクセスが瞬時にコンテンツサーバ7bに再転送されるため、携帯電話の利用者において確認することは不可能であることから、該URLを直接入力して不正にアクセスされることは非常に困難であり、セキュリティが損なわれることはない。
【0021】
また、前記[コンテンツB1]にアクセスした後、携帯電話の「戻る」機能が選択され、前記再転送サーバのURL[http://bbb.com/xxx]にアクセスされた場合は、再転送サーバ6bにて前記コンテンツサーバ7aの会員メニューURLに戻るようにプログラムにて設定しておけば、再度前述した一連の処理により[コンテンツB1]にアクセスされることはない。
【0022】
以上、本発明を図面により説明してきたが、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0024】
(a)請求項1の発明によれば、セキュリティ性の向上を目的に、前記暗号化−復号化方法を変更する場合、転送元のサーバコンピュータでの該変更に係る作業は必要とせず、配信側のサーバコンピュータにおける作業のみで実施できることから、最小限の労力と費用でセキュリティ性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるコンテンツ提供システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例における各サイトの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例における再転送サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例におけるコンテンツサーバの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例におけるコンテンツ提供システムにおける各サイト間の転送処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
l 携帯電話
2 携帯電話会社
5 インターネット網
6a 再転送サーバ(サイトA)
6b 再転送サーバ(サイトB)
6c 再転送サーバ(サイトC)
61、71 CPU
62、72 通信インターフェイス
63、73 RAM
64、74 記憶装置
65、75 RTC
66、76 データバス
7a コンテンツサーバ(サイトA)
7b コンテンツサーバ(サイトB)
7c コンテンツサーバ(サイトC)
8 通信装置
9 サイトA
10 サイトB
【発明の属する技術の分野】
本発明は、予め会員登録された会員や有償での利用者等、限られた利用者に対しニュース情報、着信メロディーや待ち受け画面データ等の各種コンテンツを提供するコンテンツ提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及とともに、該インターネットへの接続機能を有する携帯電話の爆発的な普及に伴い、最新ニュース情報や特定分野の情報の他、これら携帯電話にて使用できる着信メロディーや待ち受け画面データ等の各種コンテンツを、予め会員登録された会員や有償での利用者等、限られた利用者に提供するサービスが実施されている。
【0003】
これらコンテンツを提供する場合においては、コンテンツを最新のものに更新する必要があるとともに、利用者が要求する多種多様のコンテンツ要求を満たすために、各サイトが自己の得意とするジャンルのコンテンツを相互のサイトの会員利用者等に提供できるように、これら複数のサイトが連携して、自己サイトへのアクセスを、該アクセスにおいて配信要求のあったコンテンツが登録されている他のサイトに転送して、利用者が入手できるコンテンツを充実させることが実施されている。
【0004】
これら自己サイトへのアクセスを、該アクセスにおいて配信要求のあったコンテンツが登録されている他のサイトに転送する場合においては、転送先のサイトのサーバコンピュータに予めこれら自己サイト(転送元サイト)の会員の会員ID等の利用者識別情報のデータベースを送信しておき、前記アクセスを転送する際のURLリクエストに、該転送アクセスのアクセス者の利用者識別情報を引数として付して送信し、該引数と前記データベースの登録データとを照合して認証させる方法があった。
【0005】
しかしながら、これら会員ID等利用者識別情報に基づく転送認証を行う場合には、転送先の提携サイトのサーバコンピュータにも最新の利用者識別情報のデータを送信し、利用者識別情報を更新しておく必要があるため、これらのメンテナンスが大変となってしまう問題があることから、これらの問題を解消する手法として、前記利用者識別情報に代えて、転送時の時刻情報を暗号化したデータを付加して送信し、転送先サイトのサーバコンピュータにおいて該データを複合化しその時刻と現在時刻との差が所定時間以内であるかにより、転送認証を行うものが利用されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これら転送時の時刻情報を引数として付加して送信し、該時刻と現在時刻とに基づいて転送認証を行う手法は、前記した会員ID等利用者識別情報による認証に比較して、メンテナンスに伴う労力を大幅に低減できるメリットがあるものの、前記時刻情報の暗号化または複合化方法が解読されると、該転送先サイトに会員以外の利用者がログインできてしまうこととなり、該転送先サイトにとってセキュリティ性が低下し、損害を被るという問題が生じた。
【0007】
そのため転送先サイトのサーバコンピュータにおいては、セキュリティ性を向上させるために前記暗号化方法を所定の期間で変更する必要が生じるが、その際は転送元サイトのサーバコンピュータにおける復号化のためのプログラムの変更だけでなく該サーバコンピュータにおいても暗号化のためのプログラムを変更しなければならず、該転送元サイトが増える程に、その変更作業に伴う労力と費用が必要となった。
【0008】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、転送時の時刻情報を暗号化したデータを引数として付加して送信し、転送先サイトのサーバコンピュータにおいて複合化された時刻と現在時刻とに基づいて転送認証を行う手法を採用するにあたって、最小限の労力と費用でセキュリティ性を向上させることのできるコンテンツ提供システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明のコンテンツ提供システムは、携帯電話によるアクセス者からの配信要求を受け付ける受付手段と、該配信要求に該当するコンテンツデータを記憶する他のサーバコンピュータに対して該配信要求を転送する転送手段と、を備える転送サーバコンピュータと、
前記転送に基づき前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者の携帯電話に配信する配信手段を備える配信サーバコンピュータとから成るコンテンツ提供システムにおいて、
前記配信サーバコンピュータが、前記転送サーバコンピュータからの転送を受け付けるとともに、該受付時刻データを所定の暗号化方法で暗号化した変数を付与したURLリクエストを作成して、前記配信要求を再転送する第1のサーバコンピュータと、
前記再転送を受け付け、前記URLリクエストに付与されている変数を所定の復号化方法で復号化して得られた前記受付時刻データと現在時刻との差が所定期間以内である場合に、前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者の携帯電話に配信する第2のサーバコンピュータと、から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、セキュリティ性の向上を目的に、前記暗号化−復号化方法を変更する場合、転送元のサーバコンピュータでの該変更に係る作業は必要とせず、配信側のサーバコンピュータにおける作業のみで実施できることから、最小限の労力と費用でセキュリティ性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0011】
(実施例)
図1は、本発明が適用された本実施例のコンテンツ提供システムの構成を示す図であり、インターネット網5に接続された複数の個別の提携サイトA、サイトB、サイトC・・・を有し、これら各サイトA、サイトB、サイトC・・・に登録されているコンテンツが、前記インターネット網5に携帯電話サービス会社2を介して接続可能な情報端末である各サイトに予め会員登録した会員利用者の携帯電話1に配信、提供されるようになっている。(尚、ここでサイトとはある組織の管理下にインターネット上で情報を送受信するための、複数のサーバコンピュータからなるコンピュータシステムをいう。)
これら各サイトの構成を図2に示すサイトBを例に説明すると、各サイトA、B、Cには、インターネット網5並びに他のサイトとの通信を行うための通信装置8と、該通信装置8に接続され、各種のコンテンツデータが記憶されるとともに、該サイトに予め会員登録したアクセス利用者がアクセスするコンテンツサーバ7a〜cと、他のサイトから転送されてきた転送アクセスに基づきURLリクエストをコンテンツサーバ7a〜cに再転送する再転送サーバ6a〜cと、が設けられており、これら両サーバは、前記通信装置8を通じてインターネット網5や他のサイトのサーバとのデータ送受が可能とされているとともに、同一サイトの両サーバ6a〜c,7a〜c間においても、前記通信装置8を介して相互にデータの授受を実施できるようになっている。
【0012】
また、これら各サイトに設けられた再転送サーバ6a〜cとコンテンツサーバ7a〜cには、各々ドメイン名が付与されており、該サイトの会員利用者並びにインターネット網5には、コンテンツサーバ7a〜cのドメイン名が公開されているが、前記再転送サーバ6a〜cに付与されたドメイン名は、提携先のサイトにのみ通知されており、該提携先のコンテンツサーバ7a〜cに転送先のドメイン名として登録され、該ドメイン名が非公開とされている。
【0013】
この本実施例に用いた再転送サーバ6a〜cの構成を図3に基づき説明すると、該再転送サーバ6a〜cは、内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス66に、各動作制御を所定の処理プログラムに基づき実施する中央演算処理装置(CPU)61や、RAM63や、現在の時刻情報や任意の年月日の曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)65や、前記通信装置8とのデータ送受を行う通信インターフェイス62や、磁気ディスクや光磁気ディスクから成り、該再転送サーバ6a〜cが実施する、アクセス利用者の配信要求に該当するURLリクエストを作成する作成処理と、該URLリクエストの再転送の処理を行うための再転送処理プログラムや、該再転送処理の履歴等が登録された再転送履歴データベースとが記憶された記憶装置64が接続された通常のコンピュ−タである。
【0014】
また、前記コンテンツサーバ7a〜cの構成を図4に基づき説明すると基本的には、前記再転送サーバ6a〜cとほぼ同様の構成とされているが、記憶装置74には、コンテンツデータ類が記憶されているコンテンツ記憶部と、アクセス利用者の配信要求を前記再転送サーバ6a〜cに転送するための転送処理プログラムと、前記再転送サーバ6a〜cから再転送された前記URLリクエストを認証し該リクエストに該当するコンテンツデータを配信する配信処理プログラムと、前記転送処理の履歴が登録されている転送履歴データベースと、配信処理の履歴が登録されている配信履歴データベースとが記憶されている。
【0015】
ここで、これら異なるサイト間において行われる転送処理の処理内容について、図5を用いて、転送元のサイトをサイトA9とし、転送先のサイトをサイトB10とする場合を例に詳述する。
【0016】
まず、サイトA9に会員登録した会員が、自身の携帯電話を用いて、公開されているサイトA9のドメイン名であるコンテンツサーバ7aの会員メニューURLにアクセスすると、アクセス利用者から会員IDとパスワードを受け付けて、該アクセス者の認証を実施し、該アクセス者が正規のアクセス者である場合には、ログインを許諾して、会員メニューを配信する。
【0017】
この会員メニューにおいて、会員利用者が他の提携サイトの最新ニュースが掲載されたコンテンツ[コンテンツB1]を選択した場合には、前記転送処理プログラムが起動し、予め[コンテンツB1]に対応して定められたサイトB10の再転送用サーバ6bのURL[http://bbb.com/xxx]に転送処理を実施する。
【0018】
次に再転送用サーバ6bは、コンテンツサーバ7aからの前記転送を受け付けると同時に再転送処理プログラムが起動し、前記選択されたコンテンツ[コンテンツB1]を記憶するコンテンツサーバ7bに再転送処理を行うが、この転送処理においては、その時点の時刻情報(タイムスタンプデータ)[20020703200518(2002年7月3日20時5分18秒)]を入手し、該入手したタイムスタンプデータを所定の方法(アルゴリズム)でエンコード(暗号化)処理して所定の変数[F=$%1&3]へ変換した後、該変換した変数を引数として付与した、前記選択されたコンテンツ[コンテンツB1]にアクセスするためのURLリクエスト[http://BBB.com/yyy/F=$%1&3]を作成し、コンテンツサーバ7bに転送する。
【0019】
該送信に基づき、転送認証サーバ6bは、前記配信処理プログラムを起動させ、受信したURLリクエスト[http://BBB.com/yyy/F=$%1&3]に付与されている引数である変数[F=$%1&3]を所定の方法(アルゴリズム)でデコード(復号化)して時刻情報[20020703200518(2002年7月3日20時5分18秒)]を復元し、その時点での時刻データとの時間差が、所定の時間内(本実施例では0〜5秒内)であれば正規の転送と判断して該転送を認証し、前記選択されたコンテンツ[コンテンツB1]を、前記利用者の情報端末である携帯電話に配信する。
これら一連の処理における前記のタイムスタンプデータのエンコード−デコード処理による認証においては、該エンコード−デコード処理における方法(アルゴリズム)が解析されることによる不正なアクセスを最小限に止めるため、任意の期間で該アルゴリズムを各々において変更する必要があるが、前記のように、エンコード処理を行う再転送サーバ6bとデコード処理を行うコンテンツサーバ7bをサイトB10内に設置することで、前記再転送プログラムおよび配信処理プログラムの修正作業がサイトB10の主催者の任意により行うことができ、また転送元のコンテンツサーバにおいてシステム変更等の作業を実施しなくてもよいことから、提携した転送元サイトが複数あっても、これらセキュリティ向上のための作業を最小限の労力と費用で済ませることができる。
【0020】
尚、前記コンテンツサーバ7aから該再転送サーバ6bへの転送時に指定されるURL[http://bbb.com/xxx]については、該配信要求アクセスが瞬時にコンテンツサーバ7bに再転送されるため、携帯電話の利用者において確認することは不可能であることから、該URLを直接入力して不正にアクセスされることは非常に困難であり、セキュリティが損なわれることはない。
【0021】
また、前記[コンテンツB1]にアクセスした後、携帯電話の「戻る」機能が選択され、前記再転送サーバのURL[http://bbb.com/xxx]にアクセスされた場合は、再転送サーバ6bにて前記コンテンツサーバ7aの会員メニューURLに戻るようにプログラムにて設定しておけば、再度前述した一連の処理により[コンテンツB1]にアクセスされることはない。
【0022】
以上、本発明を図面により説明してきたが、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0024】
(a)請求項1の発明によれば、セキュリティ性の向上を目的に、前記暗号化−復号化方法を変更する場合、転送元のサーバコンピュータでの該変更に係る作業は必要とせず、配信側のサーバコンピュータにおける作業のみで実施できることから、最小限の労力と費用でセキュリティ性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるコンテンツ提供システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例における各サイトの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例における再転送サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例におけるコンテンツサーバの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例におけるコンテンツ提供システムにおける各サイト間の転送処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
l 携帯電話
2 携帯電話会社
5 インターネット網
6a 再転送サーバ(サイトA)
6b 再転送サーバ(サイトB)
6c 再転送サーバ(サイトC)
61、71 CPU
62、72 通信インターフェイス
63、73 RAM
64、74 記憶装置
65、75 RTC
66、76 データバス
7a コンテンツサーバ(サイトA)
7b コンテンツサーバ(サイトB)
7c コンテンツサーバ(サイトC)
8 通信装置
9 サイトA
10 サイトB
Claims (1)
- 携帯電話によるアクセス者からの配信要求を受け付ける受付手段と、該配信要求に該当するコンテンツデータを記憶する他のサーバコンピュータに対して該配信要求を転送する転送手段と、を備える転送サーバコンピュータと、
前記転送に基づき前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者の携帯電話に配信する配信手段を備える配信サーバコンピュータと、から成るコンテンツ提供システムにおいて、
前記配信サーバコンピュータが、前記転送サーバコンピュータからの転送を受け付けるとともに、該受付時刻データを所定の暗号化方法で暗号化した変数を付与したURLリクエストを作成して、前記配信要求を再転送する第1のサーバコンピュータと、
前記再転送を受け付け、前記URLリクエストに付与されている変数を所定の復号化方法で復号化して得られた前記受付時刻データと現在時刻との差が所定期間以内である場合に、前記配信要求に該当するコンテンツデータを、前記アクセス者の携帯電話に配信する第2のサーバコンピュータと、から構成されることを特徴とするコンテンツ提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233443A JP2004078269A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | コンテンツ提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233443A JP2004078269A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | コンテンツ提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004078269A true JP2004078269A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233443A Pending JP2004078269A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | コンテンツ提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004078269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006053808A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 作業者認証管理システム |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233443A patent/JP2004078269A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006053808A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 作業者認証管理システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10594498B2 (en) | Method and service-providing server for secure transmission of user-authenticating information | |
CN101350717B (zh) | 一种通过即时通信软件登录第三方服务器的方法及系统 | |
US6421768B1 (en) | Method and system for authentication and single sign on using cryptographically assured cookies in a distributed computer environment | |
US8621206B2 (en) | Authority-neutral certification for multiple-authority PKI environments | |
CN1656772B (zh) | 用于相关流协议集合的保密参数关联 | |
US7082532B1 (en) | Method and system for providing distributed web server authentication | |
CN101405759A (zh) | 用户中心私人数据管理的方法和设备 | |
JP2003527672A (ja) | インターネットホストサーバを介してポータブルデバイスの安全な認証を提供するための方法および装置 | |
US7472123B2 (en) | Server device, communication device, and program for managing contents usage | |
KR20030003704A (ko) | 단말 통신 시스템, 그 방법, 휴대 단말, 서비스 단말, 및상기 휴대 단말의 제어 컴퓨터에 의하여 실행되는 프로그램 | |
JP2007293760A (ja) | 個別認証を用いたシングルサインオン連携方法およびシステム | |
EP1548614B1 (en) | Storage service | |
US20190281023A1 (en) | Process and system for selectable data transmission | |
CN112565294B (zh) | 一种基于区块链电子签名的身份认证方法 | |
US20110307939A1 (en) | Account issuance system, account server, service server, and account issuance method | |
JP6293245B1 (ja) | 強化されたセキュリティを有する取引相互監視システム | |
KR101241864B1 (ko) | 사용자 중심의 아이덴터티 관리 시스템 및 그 방법 | |
US20100088401A1 (en) | Method of transferring data being stored in a database | |
JP2003244123A (ja) | 共通鍵管理システム、共通鍵管理サーバ、共通鍵管理方法、及び共通鍵管理プログラム | |
RU2365044C2 (ru) | Способ и устройство для доставки ключей | |
JP2004078269A (ja) | コンテンツ提供システム | |
JP2005346389A (ja) | コンテンツ配信システム及びコンテンツ視聴権譲与方法 | |
JP3739008B1 (ja) | アカウント管理方法及びシステム | |
JP2006197640A (ja) | 暗号化データ配信サービスシステム | |
JP2003304234A (ja) | Webサービス利用の為の通信方法及び装置並びにwebサービス利用連携方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070410 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070731 |