JP2004075116A

JP2004075116A - Case for electromagnetic cooking

Info

Publication number: JP2004075116A
Application number: JP2002237800A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Isoda; 磯田　正敏
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-08-19
Filing date: 2002-08-19
Publication date: 2004-03-11
Anticipated expiration: 2022-08-19
Also published as: JP4133104B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To simplify the structure of a case for electromagnetic cooking to reduce its manufacturing cost and efficiently carry out the supply and drainage of makeup water for the case. <P>SOLUTION: A water absorbing sheet 6 is sealed in a sheet body 7 and is arranged on the interior of a lid 3 to simplify the structure of the case. When makeup water is supplied to the water absorbing sheet 6 or excess water is drained from it, the lid 3 is held on its outside to be turned upward or downward. A drainage hole 8 is formed on the surface of sheet body 7, which is made of a hydrophobic nonwoven fabric, so that most of the excess water is smoothly drained from the drainage hole 8 without any resistance while part of the excess water soaks out of the surface of the sheet body 7. Meanwhile, most of steam coming out from the water absorbing sheet 6 is discharged through the drainage hole 8 drilled in almost the center of the sheet body 7 toward around the center of a broiled eel 5 as part of the steam passes through the surface of the sheet body 7, thereby the central part of the eel is heated effectively. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁調理用ケースに関し、特に、構造を簡略化し製造コストを削減できると共に、補給水の給排水処理を手際良く実行することができる電磁調理用ケースに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、冷めてしまった食品を加熱調理する手段として電子レンジが用いられている。しかし、電子レンジは無水加熱によって被加熱食品を加熱調理するものであるため、被加熱食品の水分が奪われてしまう。従って、被加熱食品は乾燥して食味が変化してしまうという問題点があった。
【０００３】
そこで、出願人は上記問題点を解決すべく特開平７−３３００４４において、被加熱食品を入れるため上面が開口した受け箱と、その受け箱の上面開口部に被せる蓋体とを備え、蓋体の内面に吸水紙を支持するための補助蓋を着脱自在に設け、覆い蓋と補助蓋との間に形成される空間を受け箱の内部に連通させてなる電磁調理用食品ケースを提案している。この電磁調理用食品ケースによれば、吸水紙に含ませた水が蒸発し、連通部を経て被加熱食品の上面に一様に加水する。よって、被加熱食品の乾燥を抑制することができる。
【０００４】
また、出願人は、特開平９−４７２３５において、薄板紙の袋体に吸水紙を収納した電磁調理用シートを提案している。この電磁調理用シートの袋体の片面には、多数の孔が穿設されている。この電磁調理用シートは、袋体の孔が内側になるように被加熱食品を包み込んだ状態で使用される。この状態で電子レンジによる加熱調理をすれば、袋体内部の吸水紙に含ませた水が蒸発し、袋体に穿設された孔から噴出して、袋体に包まれる被加熱食品に加水する。よって、被加熱食品の乾燥を抑制することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したような電磁調理用ケースでは、吸水紙を配置するために蓋体は２重構造で構成されるので、構造が複雑で製造コストが増加してしまうという問題点があった。また、上述したような電磁調理用シートでは、電磁調理用ケースに比較して構造は簡略化できるものの、吸水紙に補給水を給排水するには袋体自体を把手して、袋体に穿設された孔に向けて水を給水したり、その孔から余剰水を排水させたりする必要がある。よって、補給水の給排水処理の際、手に水が付着したり、袋体はシート状に形成されているので取り扱いに不便である等、手際良く補給水を給排水処理することができないという問題点があった。
【０００６】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、構造を簡略化し製造コストを削減できると共に、補給水の給排水処理を手際良く実行することができる電磁調理用ケースを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項１記載の電磁調理用ケースは、電磁波を利用して加熱調理される被加熱食品を収納するために、上面が開口した受け箱と、その受け箱の上面開口部に覆い被せる蓋体と、前記被加熱食品に応じた水を含水する吸水シートと、その吸水シートの少なくとも一部を封入する袋状に構成され、前記蓋体の内側面に付着され、前記吸水シートに水を含水させた際に生じる余剰水や前記吸水シートから発生する水蒸気を所定の位置から排出させるために、少なくとも前記被加熱食品と対峙する面を疎水性を有する不織布で構成されたシート体と、そのシート体の前記被加熱食品と対峙する面の略中央部に穿設され、前記吸水シートに水を含水させた際に生じる余剰水や前記吸水シートから発生する水蒸気を排出する排出孔とを備えている。
【０００８】
この請求項１記載の電磁調理用ケースによれば、吸水シートに補給水を含水させる際には、蓋体の外側を把手して蓋体の内側面を上方に向ける。蓋体の内側面には、吸水シートを袋状に封入しつつ、その吸水シートに通じる排出孔が穿設されたシート体が付着されているので、蛇口から流出する水を補給水として排出孔から給水する。排出孔から給水された補給水は、吸水シートに吸水される。吸水シートが補給水を吸水すると、残りは余剰水となるため、蓋体の内側面を下方に向けて余剰水を排水する。この際、排出孔が穿設されている面のシート体は、疎水性を有する不織布で構成されているので、余剰水の一部は不織布よりしみ出つつ、大部分の余剰水は抵抗のない排出孔から排水される。このように吸水シートに補給水を含水させた後、被加熱食品を収納した受け箱の上面開口部に蓋体を覆い被せ、この状態で被加熱食品を電磁波によって加熱調理する。加熱調理を開始すると、電磁波は吸水シートに含水させた水を水蒸気に変化させる。この際、吸水シートを封入する袋状の内部は水蒸気によって高圧となり、水蒸気の一部はシート体の表面を通過しつつも、大部分の水蒸気は抵抗のない排出孔から排出され、受け箱に収納されている被加熱食品を加熱、加水する。
【０００９】
請求項２記載の電磁調理用ケースは、請求項１記載の電磁調理用ケースにおいて、前記シート体の全部は、疎水性を有する不織布によって構成されている。
【００１０】
請求項３記載の電磁調理用ケースは、請求項１又は２に記載の電磁調理用ケースにおいて、前記シート体に封入される吸水シートは、その周縁を対峙する前記シート体に付着されている。
【００１１】
請求項４記載の電磁調理用ケースは、請求項１又は２に記載の電磁調理用ケースにおいて、前記シート体に封入される吸水シートは、対峙する前記シート体を付着して形成される袋状の内部に収納されている。
【００１２】
請求項５記載の電磁調理用ケースは、請求項１から４のいずれかに記載の電磁調理用ケースにおいて、前記シート体を前記蓋体の内側面に付着させるために、前記シート体の周縁の一部を前記蓋体の内側面に付着する付着部と、その付着部を除く前記シート体の周縁を、前記電磁波による前記吸水シートの波打ち現象を生起させるために、前記蓋体の内側面に対し非付着とする非付着部とを備えている。
【００１３】
この請求項５記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１から４のいずれかにに記載の電磁調理用ケースと同様に作用する上、蓋体の内側面に付着されるシート体は、シート体の周縁の一部を蓋体の内側面に付着する付着部によって付着されている。一方、その付着部を除くシート体の周縁は、蓋体の内側面に対し非付着とする非付着部とされているので、非付着部ではシート体は上下方向に移動可能になる。よって、電磁波による吸水シートの波打ち現象を生起させる。
【００１４】
請求項６記載の電磁調理用ケースは、請求項１から５のいずれかに記載の電磁調理用ケースにおいて、前記シート体は略矩形状に形成されており、前記非付着部は、対峙する２方向に形成されている。
【００１５】
請求項７記載の電磁調理用ケースは、請求項１から６のいずれかに記載の電磁調理用ケースにおいて、前記被加熱食品は、白米と、その白米の上に載置されたウナギの蒲焼きとによって構成されている。
【００１６】
この請求項７記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１から６のいずれかにに記載の電磁調理用ケースと同様に作用する上、ウナギの蒲焼きには油が含まれているため、白米に比べ加熱されやすい。よって、ウナギの蒲焼きと白米とを共に適温にするためには、ウナギの蒲焼きの加熱を抑制しつつ、白米を加熱することが望ましい。ここで、ウナギの蒲焼きに上方から作用する電磁波は、ウナギの蒲焼きに到達する前に、含水している吸水紙を透過するため、電磁波は減衰されてウナギの蒲焼きに到達することになる。従って、ウナギの蒲焼きの加熱は白米の加熱に比べ抑制される。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図１は、本発明の一実施例である電磁調理用ケース１の斜視図である。電磁調理用ケース１は、電子レンジ等の電磁波を利用して加熱調理される被加熱食品に所量の水分を補給して、被加熱食品の乾燥に伴う食味の低下を抑制するためのものである。本実施例においては、被加熱食品として白米４と、その白米４の上に載置されるウナギの蒲焼き５とを用いた場合について説明する。尚、被加熱食品に関しては、白米４、ウナギの蒲焼き５に限定されるものではない。まず、図１を参照して電磁調理用ケース１の構成のうち、受け箱２と、蓋体３とについて説明する。
【００１８】
受け箱２は、白米４とウナギの蒲焼き５とを収納するためのものであり、内部に収納空間を有する略直方体に形成さている。上面には開口部２ａを有し、開口部２ａから白米４とウナギの蒲焼き５とが出し入れされる。大きさは、幅１３０ｍｍ程度、奥行き１９０ｍｍ程度、深さ５０ｍｍ程度であり、約１５０ｇ〜２５０ｇ程度の白米４と、２５０ｇ〜３５０ｇ程度のウナギの蒲焼き５とを収納できるように構成されている。また、軽量で、安価に製造することができるように、発泡体で構成されている。尚、図示はされていないが、耐熱性を確保すべく、受け箱２の内部には、受け箱２よりひとまわり小さく形成された耐熱シートが組み込まれている。
【００１９】
蓋体３は、受け箱２の上面に形成された開口部２ａに覆い被せるためのものであり、下面が開口された略直方体に形成されている。幅と奥行きとは、受け箱２よりひとまわり大きく、高さは３０ｍｍ程度で構成されている。蓋体３の下面と受け箱２の開口部２ａとが対峙するように蓋体３を受け箱２に覆い被せると、蓋体３の周壁３ｂが受け箱２の周壁２ｂの外側にはめ込まれ、受け箱２の開口部２ａは蓋体３の上面によって覆い被せられる。こうして白米４とウナギの蒲焼き５とは受け箱２と蓋体３とによって封入され、この状態で電子レンジによって加熱調理される。また、蓋体３の上面であって、その内側面３ａには吸水シート６（図３参照）を封入するシート体７が溶着されている。
【００２０】
ここで、図２および図３を参照して吸水シート６と、その吸水シート６を封入するシート体７とについて説明する。図２は蓋体３の内側面３ａに溶着されているシート体７を示す平面図である。図３はシート体７の分解斜視図である。尚、図２において、上述した蓋体３は組み立て以前の状態を示している。即ち、蓋体３は当初板状に形成されており、周壁３ｂを図中鎖線に沿って引き起こし、糊代３ｃを直交する周壁３ｂの内側に折り畳みつつ接着して、図１に示すような略直方体に形成される。
【００２１】
蓋体３の内側面３ａに溶着されている吸水シート６を封入するシート体７は、図３に示すように、第１シート７ａと第２シート７ｂとの２枚のシート材料で構成されている。この第１シート７ａと第２シート７ｂとは、吸水シート６に補給水を含水させた際に生じる余剰水や吸水シート６から発生する水蒸気を第２シート７ｂの略中央部に穿設された排出孔８から排出させるためのものである。第１シート７ａと第２シート７ｂとは共に、ポリエステル製の不織布で構成され、蓋体３の内側面３ａと略同様の大きさに形成されている。また、第２シート７ｂの略中央部には、直径略３０ｍｍ程度の排出孔８が穿設されている。尚、この排出孔８は、第２シート７ｂの略中央部に穿設されていれば、１つに限られず、２つ以上であっても良い。但し、補給水の給水を容易にすべく、ある程度の径を有する排出孔８を１つ若しくは２つ穿設することが好ましい。
【００２２】
一方、第１シート７ａと第２シート７ｂとに封入される吸水シート６は、電子レンジによる加熱調理の際に、白米４とウナギの蒲焼き５とに水分を加水するために、加熱調理に先立ち所量の補給水を含水させるためのものである。吸水シート６は、シート体７の長手方向の長さと略同一に形成され、長手方向と直交する方向の長さをシート体７より短く形成されている。この大きさで本実施例の吸水シート６は、１５ｃｃ〜１７ｃｃ程度の含水能力を有している。
【００２３】
上述のように構成された吸水シート６は、その両面を第１シート７ａと第２シート７ｂとに挟み込まれ、その周縁を対峙する第１シート７ａと第２シート７ｂとに熱溶着され（図２の第１溶着部９参照）、シート体７に封入される。吸水シート６を封入したシート体７は、その長手方向に対向する２辺を蓋体３の内側面３ａに熱溶着される（図２の第２溶着部１０参照）。即ち、シート体７は長手方向に対向する２辺によって蓋体３の内側面３ａに熱溶着され、他の対向する２辺は、蓋体３の内側面３ａに非溶着になっている。よって、シート体７は、蓋体３の内側面３ａに対し上下方向に移動可能に構成されている。
【００２４】
次に、シート体７によって吸水シート６を封入する封入態様についての第２実施例を図４を参照して説明する。図４は、図２に対応する図であり、蓋体３の内側面３ａに熱溶着されているシート体７を示す平面図である。尚、第２実施例は、シート体７によって吸水シート６を封入する封入態様を異にするものであり、第１実施例と同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【００２５】
第２実施例では、吸水シート６の長手方向の長さは、シート体７の長手方向の長さよりひとまわり短く形成され、長手方向と直交する方向の長さは、第１実施例の場合と略同様に形成されている。このように形成された吸水シート６は、第１シート７ａと第２シート７ｂとを熱溶着（図４の第３溶着部１１参照）して形成される袋状の内部に収納される。即ち、第１実施例では、吸水シート６の周縁を第１シート７ａと第２シート７ｂとに挟み込まれ、その周縁を第１シート７ａと第２シート７ｂとに熱溶着され（図２の第１溶着部９参照）、シート体７に封入される。従って、厚み方向の吸水シート６は、第１シート７ａと第２シート７ｂとから露出した状態になっている。
【００２６】
一方、第２実施例における吸水シートは、第１シート７ａと第２シート７ｂとを熱溶着（図４の第３溶着部１１参照）して形成される袋状の内部に収納されるので、厚み方向の吸水シート６が、第１シート７ａと第２シート７ｂとから露出することなく、吸水シート６の全部がシート体７に封入されている。
【００２７】
次に、図５および図６を参照して、上述のように構成された電磁調理用ケース１の使用方法について説明する。図５は、吸水シート６に水を給水する際の様子を示した斜視図である。図６は、電子レンジ１２を用いて加熱調理する際の様子を示した電磁調理用ケース１の断面図である。尚、図６においては、図面の理解を容易にすべく、電子レンジ１２は２点鎖線で示し、白米４とウナギの蒲焼き５とについては断面を示す線を省略する。
【００２８】
受け箱１に収納した白米４とウナギの蒲焼き５とを電子レンジを利用して加熱調理する際には、まず、図３に示すように蓋体３に配置された吸水シート６に所量の補給水を含水させる。吸水シート６に所量の水を含水させるには、蓋体３の外側を把手し、蓋体３の内側面３ａが蛇口に対向するように上向きにする。そして、蛇口から下方に向けて流出する水を、蓋体３に熱溶着された第２シート７ｂの排出孔８から、袋状に構成されているシート体７の内部に給水する。シート体７の内部には、予め所量の含水能力を有する吸水シート６が封入されているので、排出孔８から給水された水のうち１５ｃｃ〜１７ｃｃ程度の水が、吸水シート６に吸水される。
【００２９】
こうして、吸水シート６に所量の補給水を含水させると、吸水シート６に吸水されなかった水は余剰水となるので、余剰水を排水すべく蓋体３の内側面３ａを下方に向け、排出孔８から余剰水を排水する。この際、シート体７は、ポリエステル製の不織布で構成されているので、余剰水の一部はシート体の表面からしみ出ししつつも、大部分の余剰水は抵抗のない排出孔から円滑に排水される。よって、手に水が付着するのを抑制して、手際良く補給水の給排水処理を実行することができる。
【００３０】
このように吸水シートに所量の水を含水させた後、図４に示すように、蓋体３を受け箱２の上面開口部２ａに覆い被せ、電磁調理用ケース１を電子レンジ１２の中に入れて加熱調理を開始する。ここで、電子レンジ１２は電磁波を利用して加熱調理するもので、軸芯１３を中心に電磁調理用ケース１を回転させる回転テーブル１４と、側壁の上方に配置される電磁波を発生するマグネトロン１５とを備え、一般家庭で多く使用される５００Ｗ用のもの使用する。
【００３１】
この電子レンジ１２は、その中央部がマグネトロン１４から最も遠い部位となるため、電子レンジ１２の中央部が他の部位に比較して加熱されにくい。よって、被加熱食品である白米４とウナギの蒲焼き５との中央部分は、他の部分に比べ温度が低く温度むらが生ずる。また、ウナギの蒲焼き５は油分を含んでいるため、白米４に比べて加熱されやすく、ウナギの蒲焼き５と白米４との間で温度むらが生ずる。
【００３２】
しかし、本実施例における電磁調理用ケース１によれば、受け箱２の下方に敷設された白米４は、受け箱２の周壁２ｂを通過する電磁波（図中一点鎖線の矢印参照）によって加熱される。一方、白米４の上に載置されるウナギの蒲焼き５は、蓋体３を通過する電磁波によって加熱される。蓋体３の内側面３ａには、吸水シート６を封入するシート体７が溶着されているので、蓋体３を通過する電磁波は、吸水シートに含水させた補給水を加熱し、水蒸気に変化させた後に、ウナギの蒲焼き５に到達する。よって、ウナギの蒲焼き５を加熱する電磁波は、白米４を加熱する電磁波に比較して減衰されているので、白米４がウナギの蒲焼き５よりも加熱されやすくなる。また、白米４がウナギの蒲焼き５よりも早く加熱されるので、白米４の余熱（図中実線の矢印参照）によって、ウナギの蒲焼き５を効率よく加熱することができる。
【００３３】
また、吸水シート６から発生する水蒸気は、吸水シート６がシート体７に封入されているため、吸水シート６を封入するシート体７の内部は、水蒸気によって高圧となり、水蒸気の一部はシート体７の表面を通過しつつも、その大部分は、は抵抗のない第２シート７ｂの略中央に穿設された排出孔８から円滑に排出される。更に、吸水シート６を封入するシート体７は、長手方向に対向する２辺が蓋体３の内側面３ａに熱溶着（第２溶着部１０）され、他の周縁は非溶着とされているので、吸水シート６から発生する水蒸気によってシート体７が上下に揺れ、シート体７に封入される吸水シート６の波打ち現象を生起させる。よって、袋状の内部で発生する水蒸気の滞留を抑制でき、水蒸気は一層円滑に排出孔８から排出される。
【００３４】
ここで、図４において説明したように、吸水シート６をシート体７の内部に完全に収納した場合には、、吸水シート６から発生する水蒸気が、シート体７から露出した部分から流出することがなく、発生する水蒸気の大部分を抵抗のない排出孔８から排出させることができる。また、複数枚の吸水シート６を袋状の内部に収納すれば、含水量の調節可能範囲が広がるため、水分の乾燥量が異なる多種の被加熱食品に使用でき、汎用性を向上させることができる。
【００３５】
こうして、吸水シート６から発生する大部分の水蒸気は、第２シート７ｂの中央部に穿設された排出孔８からウナギの蒲焼き５の中央部に向けて噴出するので、ウナギの蒲焼き５の中央部は、他の部分に比べて効率よく加熱される。従って、本実施例の電磁調理用ケース１によれば、白米４がウナギの蒲焼き５よりも加熱されやすく、また、ウナギの蒲焼き５の中央部は他の部分に比べて加熱されやすいので、白米４とウナギの蒲焼き５との温度むらを抑制しつつ、共に適温で加熱調理することができる。
【００３６】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【００３７】
例えば、本実施例では、吸水シート６をシート体７の内部に封入するための長手方向の第１溶着部９（第３溶着部１１）と、吸水シート６を封入したシート体７を蓋体３の内側面３ａに溶着するための長手方向の第２溶着部１０とを別々に設ける場合について説明した。しかしながら、この第１溶着部９（第３溶着部１１）と第２溶着部１０とを共通化しても良い。即ち、第１実施例では、蓋体３の内側面３ａと第１シート７ａと吸水シート６と第２シート７ｂとを併せて熱溶着し、第１溶着部９と第２溶着部１０とを共通化させても良い。また、第２実施例では、蓋体３の内側面３ａと第１シート７ａと第２シート７ｂとを熱溶着し、第３溶着部１１と第２溶着部１０とを共通化させても良い。このように、第１溶着部９（第３溶着部１１）と第２溶着部１０とを共通化させれば、製造工程を削減することができる。
【００３８】
【発明の効果】請求項１に記載の電磁調理用ケースによれば、吸水シートはシート体に封入された状態で蓋体の内側に配置されているので、吸水シートを配置するための構造を簡略化することができ、製造コスト削減することができるという効果がある。また、シート体は薄いので、電磁調理用ケースの外観を損なうことなく、吸水シートを設置することができるという効果がある。また、吸水シートに補給水を給水したり余剰水を排水したりする際には、蓋体の外側を把手して、蓋体を上方や下方に向ければ良い。よって、手に水が付着するのを抑制して、手際良く給排水処理を実行することができる。また、排出孔が穿設された面、即ち、被加熱食品と対峙する面のシート体は、疎水性を有する不織布で構成されているので、余剰水の一部は不織布の一部からしみ出つつも、余剰水の大部分を抵抗のない排出孔から円滑に排水することができる。
【００３９】
また、一般家庭で使用される電子レンジの多くは、電磁波を発生させる電磁波発生装置が、電子レンジの略中央部から最も離れた位置に設置されているので、電子レンジの略中央部は他の部分に比べ加熱されにくい。しかし、排出孔が穿設された面のシート体は、疎水性を有する不織布で構成成されているので、吸水シートから発生する水蒸気の一部はシート体の表面を通過しつつも、その大部分はシート体の略中央部に穿設された排出孔から、被加熱食品の略中央部に向けて排出される。よって、被加熱食品の中央部を効率良く加熱することができ、温度むらの少ない加熱調理を実現することができるという効果がある。
【００４０】
請求項２記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１に記載の電磁調理用ケースの奏する効果に加え、シート体の全部は、疎水性を有する不織布で構成されているので、例えば、袋状に構成するシート体の一面を親水性の紙素材で構成した場合に比べて、親水性を有する紙素材によって補給水が吸収されることがなく、一層効率的に請求項１に記載の電磁調理用ケースの奏する効果を奏することができるという効果がある。
【００４１】
請求項３記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１又は２に記載の電磁調理用ケースの奏する効果に加え、シート体に封入される吸水シートは、その周縁を対峙するシート体に付着されている。よって、吸水シートの大部分をシート体によって封入できる。従って、吸水シートから発生する水蒸気の大部分を、排出抵抗のない排出孔から排出させることができるという効果がある。
【００４２】
請求項４記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１又は２に記載の電磁調理用ケースの奏する効果に加え、シート体に封入される吸水シートは、対峙するシート体を付着して形成される袋状の内部に収納されている。よって、吸水シートの全部をシート体によって封入することができる。従って、吸水シートから発生する水蒸気を一層多量に抵抗のない排出孔から排出させることができるという効果がある。また、複数枚の吸水シートを袋状の内部に収納すれば、含水量の調節可能範囲が広がるため、水分の乾燥量が異なる多種の被加熱食品に使用でき、汎用性を向上させることができるという効果がある。
【００４３】
請求項５記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１から４のいずれかに記載の電磁調理用ケースの奏する効果に加え、付着部を除くシート体の周縁は、蓋体の内側面に対し非付着とする非付着部とされているので、非付着部ではシート体は上下方向に移動可能となり、電磁波による吸水シートの波打ち現象を生起させることができる。従って、吸水シートから発生する水蒸気は、波打ち現象によって抵抗のない排出孔に押し出され、水蒸気を一層円滑に排出させることができるという効果がある。
【００４４】
請求項６記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１から５のいずれかに記載の電磁調理用ケースの奏する効果に加え、シート体は略矩形状に形成されており、非付着部は対峙する２方向に形成されている。よって、バランスよく電磁波による波打ち現象を生起させることができるという効果がある。
【００４５】
請求項７記載の電磁調理用ケースによれば、請求項１から６のいずれかに記載の電磁調理用ケースの奏する効果に加え、ウナギの蒲焼きに上方から作用する電磁波は、ウナギの蒲焼きに到達する前に、含水されている吸水紙を透過するため、電磁波は減衰されてウナギの蒲焼きに到達する。よって、ウナギの蒲焼きの加熱状況を白米に比べて抑制することができる。従って、ウナギの蒲焼きが、過剰に加熱されることがなく、ウナギの蒲焼きと白米とを共に適温で加熱調理することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電磁調理用ケースの斜視図である。
【図２】蓋体の内面にシート体を付着した様子を示す平面図である。
【図３】シート体の分解斜視図である。
【図４】第２実施例における蓋体の内面にシート体を付着した様子を示す平面図である。
【図５】吸水シートに補給水を給水する際の様子を示した斜視図である。
【図６】電磁調理用ケースを用いて加熱調理する際の様子を示した断面図である。
【符号の説明】
１　　　　　電磁調理用ケース
２　　　　　受け箱
３　　　　　蓋体
４　　　　　白米
５　　　　　ウナギの蒲焼き
６　　　　　吸水シート
７　　　　　シート体
８　　　　　排出孔
９　　　　　第１溶着部
１０　　　　第２溶着部
１１　　　　第３溶着部
１２　　　　電子レンジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an electromagnetic cooking case, and more particularly, to an electromagnetic cooking case that can simplify the structure and reduce the manufacturing cost, and can perform the supply and drainage of makeup water efficiently. is there.
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, a microwave oven has been used as a means for heating and cooking cooled food. However, since the microwave oven heats and cooks the food to be heated by anhydrous heating, the moisture of the food to be heated is deprived. Therefore, there is a problem that the food to be heated is dried and the taste is changed.
[0003]
In order to solve the above-mentioned problem, the applicant has disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-330044, a receiving box having an upper surface opened for receiving food to be heated, and a lid covering the upper opening of the receiving box. A supplementary lid for supporting the water-absorbing paper is detachably provided on the inner surface of the container, and a food case for electromagnetic cooking is provided in which a space formed between the cover lid and the supplementary lid communicates with the inside of the receiving box. I have. According to this food case for electromagnetic cooking, the water contained in the water-absorbing paper evaporates and is uniformly added to the upper surface of the food to be heated via the communicating portion. Therefore, drying of the food to be heated can be suppressed.
[0004]
In addition, the applicant has proposed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-47235 a sheet for electromagnetic cooking in which absorbent paper is stored in a bag of thin paperboard. Numerous holes are formed in one side of the bag of the electromagnetic cooking sheet. This electromagnetic cooking sheet is used in a state in which the food to be heated is wrapped so that the hole of the bag body is inside. If heating in a microwave oven is performed in this state, the water contained in the water-absorbing paper inside the bag evaporates and spouts out of the holes formed in the bag to add water to the heated food wrapped in the bag. I do. Therefore, drying of the food to be heated can be suppressed.
[0005]
However, in the case of the electromagnetic cooking described above, the lid is formed in a double structure for disposing the water absorbing paper, so that the structure is complicated and the manufacturing cost is increased. There was a problem that it would. Further, in the electromagnetic cooking sheet as described above, although the structure can be simplified as compared with the electromagnetic cooking case, in order to supply and drain makeup water to the water-absorbing paper, the bag itself is grasped and perforated in the bag. It is necessary to supply water to the hole and to drain excess water from the hole. Therefore, during the supply / drainage treatment of makeup water, there is a problem that supply / drainage treatment of makeup water cannot be performed easily, for example, water adheres to hands, and the bag is formed in a sheet shape, which is inconvenient to handle. was there.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides an electromagnetic cooking case capable of simplifying the structure, reducing the manufacturing cost, and performing the supply and drainage treatment of make-up water efficiently. With the goal.
[0007]
In order to achieve this object, an electromagnetic cooking case according to claim 1 has an upper surface opened for storing a food to be heated and cooked using electromagnetic waves. A receiving box, a lid that covers the upper opening of the receiving box, a water-absorbing sheet containing water according to the food to be heated, and a bag shape that encapsulates at least a part of the water-absorbing sheet, A surface that is attached to the inner surface of the lid and faces at least the food to be heated in order to discharge excess water generated when the water-absorbing sheet contains water and water vapor generated from the water-absorbing sheet from a predetermined position. A sheet body made of a nonwoven fabric having hydrophobicity, and the sheet body is pierced at a substantially central portion of a surface facing the food to be heated, and excess water or water generated when the water absorbing sheet is impregnated with water. Is the water absorbing sheet And a discharge hole for discharging the steam generated.
[0008]
According to the electromagnetic cooking case of the first aspect, when the water-absorbent sheet is made to contain makeup water, the outside of the lid is grasped and the inside surface of the lid is turned upward. On the inner surface of the lid, a sheet body with a discharge hole penetrating the water-absorbent sheet is attached while enclosing the water-absorbent sheet in a bag shape. Water supply from The makeup water supplied from the discharge hole is absorbed by the water absorbing sheet. When the water absorbing sheet absorbs make-up water, the remaining water becomes surplus water, so that the surplus water is drained with the inner surface of the lid facing downward. At this time, since the sheet body on the surface where the discharge holes are formed is made of a nonwoven fabric having hydrophobicity, a part of the surplus water seeps out of the nonwoven fabric, and most of the surplus water has no resistance. Drained from the drain. After making the water-absorbent sheet contain the replenishing water, the lid is covered over the upper opening of the receiving box in which the food to be heated is stored, and in this state, the food to be heated is cooked by electromagnetic waves. When heating cooking is started, the electromagnetic wave changes the water contained in the water-absorbing sheet into steam. At this time, the inside of the bag-like shape enclosing the water-absorbing sheet becomes high pressure due to the steam, and while a part of the steam passes through the surface of the sheet body, most of the steam is discharged from the discharge hole having no resistance, and is discharged into the receiving box. Heat and add water to the stored food to be heated.
[0009]
The electromagnetic cooking case according to a second aspect is the electromagnetic cooking case according to the first aspect, wherein the entirety of the sheet body is made of a nonwoven fabric having hydrophobicity.
[0010]
The electromagnetic cooking case according to a third aspect is the electromagnetic cooking case according to the first or second aspect, wherein the water-absorbing sheet sealed in the sheet body is attached to the sheet body facing a peripheral edge thereof.
[0011]
The electromagnetic cooking case according to a fourth aspect is the electromagnetic cooking case according to the first or second aspect, wherein the water-absorbing sheet sealed in the sheet body is formed in a bag shape formed by attaching the opposed sheet body. Is housed inside.
[0012]
The electromagnetic cooking case according to claim 5 is the electromagnetic cooking case according to any one of claims 1 to 4, wherein the sheet body is attached to an inner surface of the lid, and a peripheral edge of the sheet body is attached to the lid. Attachment part that partially adheres to the inner surface of the lid, and the peripheral edge of the sheet body excluding the attachment part, on the inner surface of the lid, in order to cause the water-absorbing sheet to undulate due to the electromagnetic waves. And a non-adhesion portion that does not adhere thereto.
[0013]
According to the electromagnetic cooking case of the fifth aspect, the sheet body attached to the inner surface of the lid body operates in the same manner as the electromagnetic cooking case of any one of the first to fourth aspects, A part of the peripheral edge of the sheet member is attached by an attaching portion that attaches to the inner surface of the lid. On the other hand, the peripheral edge of the sheet body except for the attached portion is a non-attached portion that is not attached to the inner surface of the lid, so that the sheet body can move in the vertical direction at the non-attached portion. Therefore, a waving phenomenon of the water absorbing sheet due to the electromagnetic wave is caused.
[0014]
An electromagnetic cooking case according to a sixth aspect is the electromagnetic cooking case according to any one of the first to fifth aspects, wherein the sheet body is formed in a substantially rectangular shape, and the non-adhering portion is opposed to the second portion. It is formed in the direction.
[0015]
The case for electromagnetic cooking according to claim 7 is the case for electromagnetic cooking according to any one of claims 1 to 6, wherein the food to be heated is white rice, and grilled eel placed on the white rice. It is constituted by.
[0016]
According to the electromagnetic cooking case according to the seventh aspect, in addition to acting in the same manner as the electromagnetic cooking case according to any one of the first to sixth aspects, since eel broiler oil contains oil, It is easier to heat than white rice. Therefore, in order to make the eel kabayaki and the white rice both suitable temperatures, it is desirable to heat the white rice while suppressing the heating of the eel kabayaki. Here, the electromagnetic wave that acts on the eel kabayaki from above passes through the water-absorbing paper before reaching the eel kabayaki, so that the electromagnetic wave is attenuated and reaches the eel kabayaki. Therefore, the heating of the eel kabayaki is suppressed as compared with the heating of the white rice.
[0017]
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a perspective view of an electromagnetic cooking case 1 according to one embodiment of the present invention. The electromagnetic cooking case 1 is for supplying a predetermined amount of moisture to the food to be heated which is cooked using an electromagnetic wave from a microwave oven or the like, so as to suppress a decrease in taste due to drying of the food to be heated. is there. In the present embodiment, a case will be described in which white rice 4 and eel kabayaki 5 placed on the white rice 4 are used as the food to be heated. The food to be heated is not limited to the white rice 4 and the eel kabayaki 5. First, the receiving box 2 and the lid 3 of the configuration of the electromagnetic cooking case 1 will be described with reference to FIG.
[0018]
The receiving box 2 is for storing white rice 4 and eel kabayaki 5, and is formed in a substantially rectangular parallelepiped having a storage space inside. The upper surface has an opening 2a, through which white rice 4 and eel broiled 5 are put in and out. The size is about 130 mm in width, about 190 mm in depth, and about 50 mm in depth, and is configured to be able to store about 150 g to 250 g of white rice 4 and about 250 g to 350 g of eel kabayaki 5. Further, it is made of a foam so that it can be manufactured at a low cost and light weight. Although not shown, a heat-resistant sheet formed slightly smaller than the receiving box 2 is incorporated in the receiving box 2 in order to secure heat resistance.
[0019]
The lid 3 is for covering the opening 2a formed on the upper surface of the receiving box 2, and is formed in a substantially rectangular parallelepiped with an open lower surface. The width and the depth are slightly larger than the receiving box 2 and the height is about 30 mm. When the cover 3 is covered on the receiving box 2 so that the lower surface of the cover 3 and the opening 2a of the receiving box 2 face each other, the peripheral wall 3b of the cover 3 is fitted outside the peripheral wall 2b of the receiving box 2, The opening 2 a of the receiving box 2 is covered with the upper surface of the lid 3. Thus, the white rice 4 and the eel kabayaki 5 are enclosed by the receiving box 2 and the lid 3, and are cooked by a microwave in this state. Further, a sheet member 7 for enclosing a water-absorbing sheet 6 (see FIG. 3) is welded to the upper surface of the lid member 3 and its inner side surface 3a.
[0020]
Here, the water-absorbing sheet 6 and the sheet member 7 enclosing the water-absorbing sheet 6 will be described with reference to FIGS. FIG. 2 is a plan view showing the sheet 7 welded to the inner side surface 3a of the lid 3. FIG. 3 is an exploded perspective view of the sheet member 7. In FIG. 2, the above-mentioned lid 3 shows a state before assembly. That is, the lid 3 is initially formed in a plate shape, raises the peripheral wall 3b along the chain line in the figure, and glues the glue allowance 3c to the inside of the orthogonal peripheral wall 3b while folding the same, as shown in FIG. It is formed in a rectangular parallelepiped.
[0021]
As shown in FIG. 3, the sheet body 7 enclosing the water-absorbing sheet 6 welded to the inner surface 3a of the lid 3 is made of two sheet materials, a first sheet 7a and a second sheet 7b. I have. The first sheet 7a and the second sheet 7b are formed such that surplus water generated when the water-absorbing sheet 6 is replenished with replenishing water and water vapor generated from the water-absorbing sheet 6 are formed in a substantially central portion of the second sheet 7b. This is for discharging from the discharge hole 8. Both the first sheet 7a and the second sheet 7b are made of a non-woven fabric made of polyester, and are formed to have a size substantially similar to the inner surface 3a of the lid 3. A discharge hole 8 having a diameter of about 30 mm is formed at a substantially central portion of the second sheet 7b. The number of the discharge holes 8 is not limited to one, and may be two or more as long as the discharge holes 8 are formed substantially in the center of the second sheet 7b. However, it is preferable to form one or two discharge holes 8 having a certain diameter in order to easily supply the makeup water.
[0022]
On the other hand, the water-absorbing sheet 6 enclosed in the first sheet 7a and the second sheet 7b is preceded by heating in order to add water to the white rice 4 and the eel kabayaki 5 during cooking by microwave. It is for containing the required amount of makeup water. The water-absorbing sheet 6 is formed to have substantially the same length as the sheet body 7 in the longitudinal direction, and is formed to be shorter than the sheet body 7 in the direction perpendicular to the longitudinal direction. With this size, the water-absorbent sheet 6 of the present embodiment has a water-containing capacity of about 15 cc to 17 cc.
[0023]
The water-absorbing sheet 6 configured as described above is sandwiched on both sides by the first sheet 7a and the second sheet 7b, and the peripheral edges thereof are thermally welded to the first sheet 7a and the second sheet 7b facing each other (FIG. 2) (see the first welded portion 9). The sheet body 7 in which the water-absorbent sheet 6 is sealed is heat-welded to the inner surface 3a of the lid 3 at two sides facing the longitudinal direction (see the second welded portion 10 in FIG. 2). That is, the sheet body 7 is thermally welded to the inner surface 3a of the lid 3 by two sides facing each other in the longitudinal direction, and the other two opposite sides are not welded to the inner surface 3a of the lid 3. Therefore, the sheet member 7 is configured to be movable in the vertical direction with respect to the inner side surface 3a of the lid member 3.
[0024]
Next, a description will be given of a second embodiment of a sealing mode in which the water absorbing sheet 6 is sealed by the sheet member 7 with reference to FIG. FIG. 4 is a view corresponding to FIG. 2, and is a plan view showing the sheet body 7 thermally welded to the inner side surface 3 a of the lid body 3. The second embodiment differs from the first embodiment in the manner in which the water-absorbing sheet 6 is sealed by the sheet member 7. The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0025]
In the second embodiment, the length in the longitudinal direction of the water-absorbing sheet 6 is formed to be shorter than the length in the longitudinal direction of the sheet body 7 by a distance, and the length in the direction orthogonal to the longitudinal direction is the same as that in the first embodiment. It is formed in substantially the same manner. The water-absorbing sheet 6 formed in this manner is housed in a bag-like interior formed by heat-welding the first sheet 7a and the second sheet 7b (see the third welding portion 11 in FIG. 4). That is, in the first embodiment, the periphery of the water-absorbent sheet 6 is sandwiched between the first sheet 7a and the second sheet 7b, and the periphery is thermally welded to the first sheet 7a and the second sheet 7b (see FIG. 2). 1 welded portion 9), and sealed in the sheet body 7. Accordingly, the water absorbing sheet 6 in the thickness direction is exposed from the first sheet 7a and the second sheet 7b.
[0026]
On the other hand, the water-absorbent sheet in the second embodiment is housed in a bag-like interior formed by heat-welding the first sheet 7a and the second sheet 7b (see the third welded portion 11 in FIG. 4). The entire water-absorbing sheet 6 is sealed in the sheet body 7 without exposing the water-absorbing sheet 6 in the thickness direction from the first sheet 7a and the second sheet 7b.
[0027]
Next, a method of using the electromagnetic cooking case 1 configured as described above will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a perspective view showing a state when water is supplied to the water absorbing sheet 6. FIG. 6 is a cross-sectional view of the electromagnetic cooking case 1 showing a state of heating and cooking using the microwave oven 12. In FIG. 6, the microwave oven 12 is indicated by a two-dot chain line to facilitate understanding of the drawing, and the lines showing the cross sections of the white rice 4 and the eel kabayaki 5 are omitted.
[0028]
When the white rice 4 and the eel kabayaki 5 stored in the receiving box 1 are heated and cooked using a microwave oven, first, as shown in FIG. Make up with make-up water. In order to make the water-absorbing sheet 6 contain a predetermined amount of water, the outside of the lid 3 is grasped, and the inner surface 3a of the lid 3 is turned upward so as to face the faucet. Then, the water flowing downward from the faucet is supplied to the inside of the bag-shaped sheet member 7 from the discharge hole 8 of the second sheet 7b thermally welded to the lid member 3. Since the water-absorbing sheet 6 having a predetermined water-absorbing capacity is sealed in the sheet body 7 in advance, about 15 cc to 17 cc of water supplied from the discharge hole 8 is absorbed by the water-absorbing sheet 6. You.
[0029]
In this way, when the water-absorbent sheet 6 contains a certain amount of replenishing water, the water that has not been absorbed by the water-absorbent sheet 6 becomes surplus water, so that the inner surface 3a of the lid 3 is turned downward to drain the surplus water. Excess water is drained from the discharge hole 8. At this time, since the sheet body 7 is made of a nonwoven fabric made of polyester, while a part of the surplus water seeps out of the surface of the sheet body, most of the surplus water smoothly flows from the discharge hole having no resistance. Drained. Therefore, it is possible to suppress the attachment of water to the hand, and perform the supply and drainage processing of the makeup water efficiently.
[0030]
After the water-absorbing sheet is impregnated with the required amount of water, the lid 3 is covered with the upper opening 2a of the receiving box 2 as shown in FIG. And start cooking. Here, the microwave oven 12 heats and cooks using an electromagnetic wave, and includes a rotary table 14 for rotating the electromagnetic cooking case 1 about a shaft 13 and a magnetron 15 for generating an electromagnetic wave disposed above a side wall. And used for 500 W, which is often used in ordinary households.
[0031]
Since the central portion of the microwave oven 12 is located farthest from the magnetron 14, the central portion of the microwave oven 12 is less likely to be heated than other portions. Therefore, the temperature of the central portion between the white rice 4 and the eel kabayaki 5, which are the food to be heated, is lower than that of the other portions, causing uneven temperature. Further, since the eel kabayaki 5 contains oil, it is easily heated compared to the white rice 4, and temperature unevenness occurs between the eel kabayaki 5 and the white rice 4.
[0032]
However, according to the electromagnetic cooking case 1 of the present embodiment, the white rice 4 laid below the receiving box 2 is heated by the electromagnetic waves passing through the peripheral wall 2b of the receiving box 2 (see the dashed line arrow in the figure). You. On the other hand, the eel kabayaki 5 placed on the white rice 4 is heated by electromagnetic waves passing through the lid 3. Since the sheet body 7 enclosing the water-absorbing sheet 6 is welded to the inner side surface 3a of the lid body 3, the electromagnetic waves passing through the lid body 3 heat the replenishing water impregnated in the water-absorbing sheet and change to water vapor. After that, it reaches the eel kabayaki 5. Therefore, since the electromagnetic wave for heating the eel kabayaki 5 is attenuated compared to the electromagnetic wave for heating the white rice 4, the white rice 4 is more easily heated than the eel kabayaki 5. Moreover, since the white rice 4 is heated earlier than the eel kabayaki 5, the eel kabayaki 5 can be efficiently heated by the residual heat of the white rice 4 (see the solid arrow in the figure).
[0033]
In addition, since the water vapor generated from the water-absorbing sheet 6 is sealed in the sheet body 7, the inside of the sheet body 7 that encloses the water-absorbing sheet 6 becomes high pressure by the water vapor, and a part of the water vapor is in the sheet body. Most of the second sheet 7b, which passes through the surface of the second sheet 7b, is smoothly discharged from a discharge hole 8 formed substantially in the center of the second sheet 7b having no resistance. Further, the sheet body 7 enclosing the water-absorbing sheet 6 is heat-welded (second welded portion 10) to the inner side surface 3a of the lid 3 at two sides facing in the longitudinal direction, and the other periphery is not welded. Therefore, the water vapor generated from the water-absorbing sheet 6 causes the sheet body 7 to sway up and down, causing a waving phenomenon of the water-absorbing sheet 6 sealed in the sheet body 7. Therefore, the stagnation of steam generated inside the bag can be suppressed, and the steam is more smoothly discharged from the discharge holes 8.
[0034]
Here, as described with reference to FIG. 4, when the water-absorbing sheet 6 is completely stored inside the sheet body 7, the water vapor generated from the water-absorbing sheet 6 flows out of the portion exposed from the sheet body 7. Therefore, most of the generated water vapor can be discharged from the discharge hole 8 having no resistance. Further, if a plurality of water-absorbing sheets 6 are stored in a bag-like shape, the adjustable range of the water content is widened, so that the water-absorbing sheets 6 can be used for various kinds of heated foods having different drying amounts of water, and the versatility can be improved. it can.
[0035]
In this way, most of the water vapor generated from the water-absorbing sheet 6 is blown out from the discharge hole 8 formed in the center of the second sheet 7b toward the center of the eel kabayaki 5, so that the center of the eel kabayaki 5 The part is heated more efficiently than the other parts. Therefore, according to the electromagnetic cooking case 1 of the present embodiment, the white rice 4 is more easily heated than the eel kabayaki 5, and the central part of the eel kabayaki 5 is more easily heated than other parts. It is possible to heat-cook both at an appropriate temperature while suppressing temperature unevenness between the eel kabayaki 4 and the eel kabayaki 5.
[0036]
As described above, the present invention has been described based on the embodiments. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various improvements and modifications can be easily made without departing from the spirit of the present invention. It can be inferred.
[0037]
For example, in the present embodiment, the first welded portion 9 (third welded portion 11) in the longitudinal direction for sealing the water-absorbent sheet 6 inside the sheet body 7 and the sheet body 7 in which the water-absorbent sheet 6 is sealed are covered with a lid. The case where the second welding portion 10 in the longitudinal direction for welding to the inner side surface 3a of 3 is separately provided has been described. However, the first welded portion 9 (third welded portion 11) and the second welded portion 10 may be shared. That is, in the first embodiment, the inner surface 3a of the lid 3 and the first sheet 7a, the water-absorbing sheet 6, and the second sheet 7b are heat-welded together, and the first welded portion 9 and the second welded portion 10 are joined together. They may be shared. Further, in the second embodiment, the inner surface 3a of the lid 3 and the first sheet 7a and the second sheet 7b may be thermally welded, and the third welded portion 11 and the second welded portion 10 may be shared. . As described above, if the first welded portion 9 (the third welded portion 11) and the second welded portion 10 are shared, the number of manufacturing steps can be reduced.
[0038]
According to the electromagnetic cooking case of the present invention, since the water-absorbing sheet is disposed inside the lid while being sealed in the sheet, a structure for arranging the water-absorbing sheet is provided. There is an effect that simplification can be achieved and manufacturing cost can be reduced. Further, since the sheet body is thin, there is an effect that the water-absorbing sheet can be installed without impairing the appearance of the electromagnetic cooking case. Further, when supplying makeup water to the water absorbing sheet or draining excess water, the outside of the lid may be grasped and the lid may be directed upward or downward. Therefore, it is possible to perform the water supply and drainage processing efficiently by suppressing the attachment of water to the hands. Further, since the sheet body on the surface provided with the discharge holes, that is, the sheet body facing the food to be heated is made of a hydrophobic nonwoven fabric, a part of the excess water seeps out of the nonwoven fabric. In addition, most of the surplus water can be smoothly drained from the outlet having no resistance.
[0039]
Also, most microwave ovens used in ordinary households have an electromagnetic wave generator that generates electromagnetic waves installed at a position farthest from a substantially central portion of the microwave oven. It is harder to heat than the part. However, since the sheet body on the surface on which the discharge holes are formed is made of a nonwoven fabric having hydrophobicity, a part of the water vapor generated from the water-absorbing sheet passes through the surface of the sheet body, but is large. The portion is discharged toward a substantially central portion of the food to be heated from a discharge hole formed in a substantially central portion of the sheet body. Therefore, there is an effect that the central portion of the food to be heated can be efficiently heated, and heating and cooking with less temperature unevenness can be realized.
[0040]
According to the electromagnetic cooking case according to the second aspect, in addition to the effect of the electromagnetic cooking case according to the first aspect, the entire sheet body is made of a nonwoven fabric having hydrophobicity. The electromagnetic wave according to claim 1, wherein the supplementary water is not absorbed by the hydrophilic paper material and one side thereof is more efficiently compared to a case where one surface of the sheet body configured in the shape is made of a hydrophilic paper material. There is an effect that the effect of the cooking case can be achieved.
[0041]
According to the electromagnetic cooking case according to the third aspect, in addition to the effects of the electromagnetic cooking case according to the first or second aspect, the water-absorbing sheet sealed in the sheet body adheres to the sheet body facing the periphery thereof. Have been. Therefore, most of the water absorbing sheet can be enclosed by the sheet body. Therefore, there is an effect that most of the water vapor generated from the water absorbing sheet can be discharged from the discharge hole having no discharge resistance.
[0042]
According to the electromagnetic cooking case according to the fourth aspect, in addition to the effect of the electromagnetic cooking case according to the first or second aspect, the water-absorbing sheet enclosed in the sheet body is formed by attaching the facing sheet body. It is housed in a bag-shaped interior. Therefore, the whole of the water-absorbing sheet can be sealed by the sheet body. Accordingly, there is an effect that a larger amount of water vapor generated from the water absorbing sheet can be discharged from the discharge hole having no resistance. In addition, if a plurality of water-absorbing sheets are stored in a bag-like interior, the adjustable range of the water content is widened, so that it can be used for various kinds of foods to be heated with different drying amounts of water, and versatility can be improved. This has the effect.
[0043]
According to the electromagnetic cooking case according to claim 5, in addition to the effect of the electromagnetic cooking case according to any one of claims 1 to 4, the peripheral edge of the sheet body excluding the attachment portion is provided on the inner surface of the lid. On the other hand, since the non-adhesion portion is a non-adhesion portion, the sheet member can move in the vertical direction in the non-adhesion portion, and a waving phenomenon of the water-absorbing sheet due to electromagnetic waves can be caused. Therefore, the water vapor generated from the water-absorbing sheet is pushed out to the discharge hole having no resistance by the waving phenomenon, and there is an effect that the water vapor can be discharged more smoothly.
[0044]
According to the electromagnetic cooking case according to claim 6, in addition to the effect of the electromagnetic cooking case according to any one of claims 1 to 5, the sheet body is formed in a substantially rectangular shape, and the non-adhered portion is It is formed in two opposing directions. Therefore, there is an effect that the waving phenomenon by the electromagnetic wave can be generated in a well-balanced manner.
[0045]
According to the electromagnetic cooking case of the seventh aspect, in addition to the effect of the electromagnetic cooking case according to any one of the first to sixth aspects, the electromagnetic wave acting on the eel kabayaki from above reaches the eel kabayaki. Before passing through, the electromagnetic waves are attenuated and pass through the water-absorbing paper to reach the eel kabayaki. Therefore, the heating condition of eel kabayaki can be suppressed as compared with white rice. Therefore, there is an effect that the eel kabayaki and white rice can be heated and cooked at an appropriate temperature without excessive heating of the eel kabayaki.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an electromagnetic cooking case according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a state in which a sheet is attached to an inner surface of a lid.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a sheet body.
FIG. 4 is a plan view showing a state in which a sheet is attached to the inner surface of a lid according to a second embodiment.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which makeup water is supplied to a water absorbing sheet.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state when cooking by heating using an electromagnetic cooking case.
[Explanation of symbols]
Case for 1 electromagnetic cooking
2 receiving box
3 Lid
4 white rice
5 Broiled eel
6 Water absorption sheet
7 Sheet body
8 discharge holes
9 First welding part
10 Second welding part
11 Third welding part
12 microwave oven

Claims

In order to store the food to be heated which is cooked using electromagnetic waves, in an electromagnetic cooking case including a receiving box having an open upper surface and a lid covering the upper opening of the receiving box,
A water-absorbing sheet containing water according to the food to be heated,
It is formed in a bag shape enclosing at least a part of the water-absorbent sheet, is attached to the inner surface of the lid, and removes excess water generated when the water-absorbent sheet is impregnated with water and water vapor generated from the water-absorbent sheet. In order to be discharged from the position, at least the surface facing the food to be heated, a sheet body composed of a nonwoven fabric having hydrophobicity,
A discharge hole that is formed at a substantially central portion of a surface of the sheet body facing the food to be heated and that discharges excess water generated when the water absorbing sheet is impregnated with water and water vapor generated from the water absorbing sheet. A case for electromagnetic cooking, comprising a case.

The case for electromagnetic cooking according to claim 1, wherein the whole of the sheet body is formed of a nonwoven fabric having hydrophobicity.

3. The electromagnetic cooking case according to claim 1, wherein the water-absorbing sheet sealed in the sheet body is attached to the sheet body facing a peripheral edge thereof. 4.

The electromagnetic cooking case according to claim 1, wherein the water-absorbing sheet sealed in the sheet body is housed in a bag-shaped interior formed by attaching the facing sheet body.

In order to attach the sheet body to the inner surface of the lid, an attaching portion that attaches a part of the periphery of the sheet body to the inner surface of the lid,
A non-adhesion portion that is non-adhesive to the inner surface of the lid to cause a waving phenomenon of the water-absorbing sheet due to the electromagnetic waves, except for a peripheral edge of the sheet body excluding the adhesion portion. The electromagnetic cooking case according to any one of claims 1 to 4, wherein

The electromagnetic cooking case according to claim 5, wherein the sheet body is formed in a substantially rectangular shape, and the non-adhering portions are formed in two opposing directions.

The case for electromagnetic cooking according to claim 1, wherein the food to be heated is composed of white rice and broiled eel placed on the white rice.