JP2004074696A - キャリブレーション管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク条の複数のプリント装置において、各プリンタ固有の印刷特性に応じて、キャリブレーション処理の制御、管理を行い、印刷特性の変化に即応し、かつ印刷効率を考慮したキャリブレーション処理を実行させ、色むら画像の印刷を軽減させ、経済効果を図る。
【解決手段】ネットワーク上において、サーバーPCから複数のプリンタに対して、キャリブレーションを更新する条件を設定し、サーバーPCからプリンタへ問い合わせたとき、キャリブレーションの更新を必要と判断したとき、サーバーPCはプリンタからキャリブレーションデータを受け取り、補正処理を行い、その補正データをプリンタに送信する。その際、プリンタが印刷中のとき、その印刷ジョブが終了後に前記補正データを送信する。これらの自動処理、および設定を可能とするユーザインターフェースをサーバーPCもしくはクライアントPCに備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワーク上において、サーバーPCから複数のプリンタに対して、キャリブレーションを更新する条件を設定し、サーバーPCからプリンタへ問い合わせたとき、キャリブレーションの更新を必要と判断したとき、サーバーPCはプリンタからキャリブレーションデータを受け取り、補正処理を行い、その補正データをプリンタに送信する。その際、プリンタが印刷中のとき、その印刷ジョブが終了後に前記補正データを送信する。これらの自動処理、および設定を可能とするユーザインターフェースをサーバーPCもしくはクライアントPCに備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキャリブレーション管理方法に関するものであって、ネットワーク上の複数のプリント装置におけるキャリブレーションの制御、管理に関して記載されており、より詳細には、前記制御、管理をユーザインターフェースで一律に行い、印刷特性の変化に対して、即応可能とした効率の良いキャリブレーションを可能とするキャリブレーションの制御、管理方法である。
【0002】
【従来の技術】
一般にプリント装置では、使用している付近の環境によって、その印刷特性が変化する事があると知られている。また、プリンタの使用頻度、インクの吐出量によっても前記印刷特性は変化する。特に、インクジェット方式のプリント装置については、例えば、インクを吐出するためのノズルを有するプリンタヘッドの吐出特性により、前記印刷特性に変化が生じることが知られている。
【0003】
キャリブレーションは、このような印刷特性の変化に対して行われるもので、例えば、プリント装置を使用しているユーザが指示入力を行う方法や、定期的にキャリブレーションを実行するように設定する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の例の1つであるユーザの指示入力によるキャリブレーション実行のタイミングはユーザの判断、もしくは指示入力次第であるため、印刷特性の変化に対して即応していない恐れがあり、印刷した画像に色むらを生じる可能性が多くなり、印刷効率としても経済的にも問題である。
【0005】
また、前記の例の1つである定期的にキャリブレーションを実行するように設定する場合についてだが、例として、キャリブレーション実行の履歴情報(前回のキャリブレーションからの経過時間)に基づき所定時間以上経過した場合にキャリブレーションの実行を促すという方法がある。この例についても、前記実行を促している状態を発見するのが遅ければ、印刷した画像に色むらが出る可能性は十分にあると言える。
【0006】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、ネットワーク条の複数のプリント装置において、各プリンタ固有の印刷特性に応じて、キャリブレーション処理の制御、管理を行い、印刷特性の変化に即応し、かつ印刷効率を考慮したキャリブレーション処理を実行させ、色むら画像の印刷を軽減させ、経済効果を図ることのできるキャリブレーション管理方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記のような問題に対して、プリント装置でキャリブレーションを行う際、キャリブレーションの制御、管理をユーザインターフェースにより一律に行うことを特徴とする。
【0008】
また、サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信する事を特徴とする。
【0009】
また、サーバーPCに登録されているプリント装置に関して、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定可能な機能を有するユーザインターフェースを持つことを特徴とする。
また、ネットワーク上において、キャリブレーションデータを補正するキャリブレーション処理部、および補正したデータをネットワーク上の各プリント装置へ転送するキャリブレーション補正データ転送部を有することを特徴とする。
【0010】
上記の構成を改めて以下(1)〜(5)に整理して示す。
【0011】
(1)サーバーPCに登録されているプリント装置に関して、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定できる機能を有する事を特徴とするユーザインターフェースを備えたキャリブレーション管理方法。
【0012】
(2)プリント装置においてキャリブレーションを行う際、前記プリント装置のプリントキュー内において、印刷ジョブが投入されていたとき、前記印刷ジョブが終了後、直ちにキャリブレーションを行うという自動待ち受け動作を選択可能である手段を有するユーザインターフェースを備えた前項(1)に記載のキャリブレーション管理方法。
【0013】
(3)サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信するキャリブレーション管理方法。
【0014】
(4)ネットワーク上において、前項(3)に記載のキャリブレーションデータを補正するキャリブレーション処理部、および補正したデータをネットワーク上の各プリント装置へ転送するキャリブレーション補正データ転送部を有するキャリブレーション管理方法。
【0015】
(5)ネットワーク上の複数のプリント装置について、キャリブレーションの設定、選択、実行を可能とする手段を有するユーザインターフェースを備えた前項(1)に記載のキャリブレーション管理方法。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳しく説明する。
【0017】
図1は、本発明によってモデル化されたプリンタドライバ21、キャリブレーションデータ補正部22、およびキャリブレーション補正データ転送部23を有するサーバーPC2、ユーザインターフェース11を有するクライアントPC1、およびキャリブレーションデータ31、および41を有するプリント装置(ネットワークプリンタ)3、および4によるネットワーク構成図である。前記ユーザインターフェース11は前記サーバーPC2に備えてもよく、また前記クライアントPC1は1つのネットワーク上に複数存在することも可能であるが、本実施形態においては1台とした。また、プリント装置3,4についても1つのネットワーク上に複数備えることが可能であるが、本実施形態については、2台とした。
【0018】
図2は、キャリブレーションを自動実行と設定している際の、サーバーPC、およびプリント装置間のネゴシエーションを示したフローチャートである。ステップS201において、サーバーPCからプリント装置に対して、キャリブレーションの自動実行させるための条件値を問い合わせる。ステップS202において、前記問い合わせを受けたプリント装置がReady状態であるとき、ステップS203において、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しているか否かの判断をし、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しているとき、ステップS204において、前記キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が印刷中であるか否かの確認を行い、印刷中であるとき、ステップS205において、前記印刷ジョブが終了するまでの待機処理を行い、印刷が終了したとき直ちにキャリブレーションを開始する。キャリブレーションが正常終了した場合、ステップS206において、終了通知を行う。
【0019】
また、前記ステップS202において、プリント装置がReady状態でない場合、ステップS207において、エラー処理を行い、終了となる。
【0020】
また、前記ステップS203において、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しているか否かの判断をした際、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しないとき、前記ステップ207において、定義されたエラー処理を行い、終了となる。
【0021】
また、前記ステップS204において、前記キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が印刷中であるか否かの確認を行い、印刷中でないとき、ステップS208において、直ちにキャリブレーションを開始する。
【0022】
図3はキャリブレーションを管理するユーザインターフェース上におけるフローチャートである。ステップS301において、キャリブレーションの手動操作を行うか否かの選択をし、手動操作を行うと選択をした場合、ステップS302において、キャリブレーションを実行させるプリント装置の選択を行う。ステップS303において、キャリブレーションを実行したいプリント装置がプリント装置一覧にあるとき、ステップS304において、選択したプリントがReady状態であるか否かの確認を行う。前記ステップS304においてReady状態であるとき、ステップS305において、前記選択したプリント装置の確認を行い、ステップS306において、前記選択したプリント装置が印刷中であるか否かを確認する。前記ステップS306において、前記選択したプリント装置が印刷中であるとき、ステップS307において、前記印刷中のジョブが終了するまで待機処理を行い、印刷が終了したとき、直ちにキャリブレーションを開始する。キャリブレーションが正常終了した場合、ステップS308において、終了通知を行う。
【0023】
また、前記ステップS301において、キャリブレーションの手動実行を行わない、すなわち自動実行を選択した場合、自動実行のための設定を行う。ステップS309において、キャリブレーションを自動実行する際の条件値を確認する。ステップS310において、条件値を変更するか否かの選択を行い、変更がある場合、S311において、変更する条件値の選択・および変更を行い、ステップS312において、変更後の条件値の確認を行う。前記ステップS310において、条件値を変更しないと選択したとき、ステップS313において、自動キャリブレーションの開始通知を行い、設定完了となる。
【0024】
また、前記ステップS303において、キャリブレーションを実行したいプリント装置がプリント装置一覧にないとき、ステップS314において、プリンタドライバの追加ウィザードが起動する。
【0025】
また、前記ステップS304において、選択したプリント装置がReady状態でないとき、ステップS315において、エラー処理を行い、終了となる。
【0026】
また、前記ステップS306において、前記キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が印刷中であるか否かの確認を行い、印刷中でないとき、ステップS316において、直ちにキャリブレーションを開始する。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定できるので、プリンタ固有のキャリブレーション制御、および管理が可能となる。
【0028】
また、前記設定をした上で、自動キャリブレーションモードにしておけば、サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信する事を特徴とするので、ユーザの指示入力や判断を待たずにキャリブレーションを実行でき、また印刷特性の変化に対して即応可能となる。それにより、色むらが生じた印刷物を出力しないで済み、印刷効率、経済的効果の良化へつながる。
【0029】
また、プリント装置において、キャリブレーションを行う際、前記プリント装置のプリントキュー内に印刷ジョブが投入されていた場合において、前記印刷ジョブが終了後、直ちにキャリブレーションを行うという自動待ち受け動作を選択することが可能であるので、緊急の印刷時において、キャリブレーションの終了を待つ事による焦燥感、苛立ちを軽減させる事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によってモデル化されたプリンタドライバ、キャリブレーションデータ補正部、およびキャリブレーション補正データ転送部を有するサーバーPC、ユーザインターフェースを有するクライアントPC、およびプリント装置によるネットワーク構成図
【図2】キャリブレーションを自動実行と設定している際の、サーバーPC、およびプリント装置間のネゴシエーションを示したフローチャート
【図3】キャリブレーションを管理するユーザインターフェース上におけるフローチャート
【符号の説明】
1 クライアントPC
2 サーバーPC
3 プリント装置(ネットワークプリンタ1)
4 プリント装置(ネットワークプリンタ2)
5 ネットワーク
11 ユーザインターフェース
21 プリンタドライバ
22 キャリブレーションデータ補正部
23 キャリブレーション補正データ転送部
31 キャリブレーションデータ1
41 キャリブレーションデータ2
【発明の属する技術分野】
本発明はキャリブレーション管理方法に関するものであって、ネットワーク上の複数のプリント装置におけるキャリブレーションの制御、管理に関して記載されており、より詳細には、前記制御、管理をユーザインターフェースで一律に行い、印刷特性の変化に対して、即応可能とした効率の良いキャリブレーションを可能とするキャリブレーションの制御、管理方法である。
【0002】
【従来の技術】
一般にプリント装置では、使用している付近の環境によって、その印刷特性が変化する事があると知られている。また、プリンタの使用頻度、インクの吐出量によっても前記印刷特性は変化する。特に、インクジェット方式のプリント装置については、例えば、インクを吐出するためのノズルを有するプリンタヘッドの吐出特性により、前記印刷特性に変化が生じることが知られている。
【0003】
キャリブレーションは、このような印刷特性の変化に対して行われるもので、例えば、プリント装置を使用しているユーザが指示入力を行う方法や、定期的にキャリブレーションを実行するように設定する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の例の1つであるユーザの指示入力によるキャリブレーション実行のタイミングはユーザの判断、もしくは指示入力次第であるため、印刷特性の変化に対して即応していない恐れがあり、印刷した画像に色むらを生じる可能性が多くなり、印刷効率としても経済的にも問題である。
【0005】
また、前記の例の1つである定期的にキャリブレーションを実行するように設定する場合についてだが、例として、キャリブレーション実行の履歴情報(前回のキャリブレーションからの経過時間)に基づき所定時間以上経過した場合にキャリブレーションの実行を促すという方法がある。この例についても、前記実行を促している状態を発見するのが遅ければ、印刷した画像に色むらが出る可能性は十分にあると言える。
【0006】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、ネットワーク条の複数のプリント装置において、各プリンタ固有の印刷特性に応じて、キャリブレーション処理の制御、管理を行い、印刷特性の変化に即応し、かつ印刷効率を考慮したキャリブレーション処理を実行させ、色むら画像の印刷を軽減させ、経済効果を図ることのできるキャリブレーション管理方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記のような問題に対して、プリント装置でキャリブレーションを行う際、キャリブレーションの制御、管理をユーザインターフェースにより一律に行うことを特徴とする。
【0008】
また、サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信する事を特徴とする。
【0009】
また、サーバーPCに登録されているプリント装置に関して、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定可能な機能を有するユーザインターフェースを持つことを特徴とする。
また、ネットワーク上において、キャリブレーションデータを補正するキャリブレーション処理部、および補正したデータをネットワーク上の各プリント装置へ転送するキャリブレーション補正データ転送部を有することを特徴とする。
【0010】
上記の構成を改めて以下(1)〜(5)に整理して示す。
【0011】
(1)サーバーPCに登録されているプリント装置に関して、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定できる機能を有する事を特徴とするユーザインターフェースを備えたキャリブレーション管理方法。
【0012】
(2)プリント装置においてキャリブレーションを行う際、前記プリント装置のプリントキュー内において、印刷ジョブが投入されていたとき、前記印刷ジョブが終了後、直ちにキャリブレーションを行うという自動待ち受け動作を選択可能である手段を有するユーザインターフェースを備えた前項(1)に記載のキャリブレーション管理方法。
【0013】
(3)サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信するキャリブレーション管理方法。
【0014】
(4)ネットワーク上において、前項(3)に記載のキャリブレーションデータを補正するキャリブレーション処理部、および補正したデータをネットワーク上の各プリント装置へ転送するキャリブレーション補正データ転送部を有するキャリブレーション管理方法。
【0015】
(5)ネットワーク上の複数のプリント装置について、キャリブレーションの設定、選択、実行を可能とする手段を有するユーザインターフェースを備えた前項(1)に記載のキャリブレーション管理方法。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳しく説明する。
【0017】
図1は、本発明によってモデル化されたプリンタドライバ21、キャリブレーションデータ補正部22、およびキャリブレーション補正データ転送部23を有するサーバーPC2、ユーザインターフェース11を有するクライアントPC1、およびキャリブレーションデータ31、および41を有するプリント装置(ネットワークプリンタ)3、および4によるネットワーク構成図である。前記ユーザインターフェース11は前記サーバーPC2に備えてもよく、また前記クライアントPC1は1つのネットワーク上に複数存在することも可能であるが、本実施形態においては1台とした。また、プリント装置3,4についても1つのネットワーク上に複数備えることが可能であるが、本実施形態については、2台とした。
【0018】
図2は、キャリブレーションを自動実行と設定している際の、サーバーPC、およびプリント装置間のネゴシエーションを示したフローチャートである。ステップS201において、サーバーPCからプリント装置に対して、キャリブレーションの自動実行させるための条件値を問い合わせる。ステップS202において、前記問い合わせを受けたプリント装置がReady状態であるとき、ステップS203において、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しているか否かの判断をし、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しているとき、ステップS204において、前記キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が印刷中であるか否かの確認を行い、印刷中であるとき、ステップS205において、前記印刷ジョブが終了するまでの待機処理を行い、印刷が終了したとき直ちにキャリブレーションを開始する。キャリブレーションが正常終了した場合、ステップS206において、終了通知を行う。
【0019】
また、前記ステップS202において、プリント装置がReady状態でない場合、ステップS207において、エラー処理を行い、終了となる。
【0020】
また、前記ステップS203において、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しているか否かの判断をした際、キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が存在しないとき、前記ステップ207において、定義されたエラー処理を行い、終了となる。
【0021】
また、前記ステップS204において、前記キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が印刷中であるか否かの確認を行い、印刷中でないとき、ステップS208において、直ちにキャリブレーションを開始する。
【0022】
図3はキャリブレーションを管理するユーザインターフェース上におけるフローチャートである。ステップS301において、キャリブレーションの手動操作を行うか否かの選択をし、手動操作を行うと選択をした場合、ステップS302において、キャリブレーションを実行させるプリント装置の選択を行う。ステップS303において、キャリブレーションを実行したいプリント装置がプリント装置一覧にあるとき、ステップS304において、選択したプリントがReady状態であるか否かの確認を行う。前記ステップS304においてReady状態であるとき、ステップS305において、前記選択したプリント装置の確認を行い、ステップS306において、前記選択したプリント装置が印刷中であるか否かを確認する。前記ステップS306において、前記選択したプリント装置が印刷中であるとき、ステップS307において、前記印刷中のジョブが終了するまで待機処理を行い、印刷が終了したとき、直ちにキャリブレーションを開始する。キャリブレーションが正常終了した場合、ステップS308において、終了通知を行う。
【0023】
また、前記ステップS301において、キャリブレーションの手動実行を行わない、すなわち自動実行を選択した場合、自動実行のための設定を行う。ステップS309において、キャリブレーションを自動実行する際の条件値を確認する。ステップS310において、条件値を変更するか否かの選択を行い、変更がある場合、S311において、変更する条件値の選択・および変更を行い、ステップS312において、変更後の条件値の確認を行う。前記ステップS310において、条件値を変更しないと選択したとき、ステップS313において、自動キャリブレーションの開始通知を行い、設定完了となる。
【0024】
また、前記ステップS303において、キャリブレーションを実行したいプリント装置がプリント装置一覧にないとき、ステップS314において、プリンタドライバの追加ウィザードが起動する。
【0025】
また、前記ステップS304において、選択したプリント装置がReady状態でないとき、ステップS315において、エラー処理を行い、終了となる。
【0026】
また、前記ステップS306において、前記キャリブレーションを行う必要があるプリント装置が印刷中であるか否かの確認を行い、印刷中でないとき、ステップS316において、直ちにキャリブレーションを開始する。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定できるので、プリンタ固有のキャリブレーション制御、および管理が可能となる。
【0028】
また、前記設定をした上で、自動キャリブレーションモードにしておけば、サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信する事を特徴とするので、ユーザの指示入力や判断を待たずにキャリブレーションを実行でき、また印刷特性の変化に対して即応可能となる。それにより、色むらが生じた印刷物を出力しないで済み、印刷効率、経済的効果の良化へつながる。
【0029】
また、プリント装置において、キャリブレーションを行う際、前記プリント装置のプリントキュー内に印刷ジョブが投入されていた場合において、前記印刷ジョブが終了後、直ちにキャリブレーションを行うという自動待ち受け動作を選択することが可能であるので、緊急の印刷時において、キャリブレーションの終了を待つ事による焦燥感、苛立ちを軽減させる事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によってモデル化されたプリンタドライバ、キャリブレーションデータ補正部、およびキャリブレーション補正データ転送部を有するサーバーPC、ユーザインターフェースを有するクライアントPC、およびプリント装置によるネットワーク構成図
【図2】キャリブレーションを自動実行と設定している際の、サーバーPC、およびプリント装置間のネゴシエーションを示したフローチャート
【図3】キャリブレーションを管理するユーザインターフェース上におけるフローチャート
【符号の説明】
1 クライアントPC
2 サーバーPC
3 プリント装置(ネットワークプリンタ1)
4 プリント装置(ネットワークプリンタ2)
5 ネットワーク
11 ユーザインターフェース
21 プリンタドライバ
22 キャリブレーションデータ補正部
23 キャリブレーション補正データ転送部
31 キャリブレーションデータ1
41 キャリブレーションデータ2
Claims (5)
- サーバーPCに登録されているプリント装置に関して、前記サーバーPCから接続されていて、かつコネクションが確立されているプリント装置に対して、キャリブレーションを行うか否かを判断する事を可能とするための条件として、印刷条件、吐出条件、履歴条件を設定できる機能を有する事を特徴とするユーザインターフェースを備えたことを特徴とするキャリブレーション管理方法。
- プリント装置においてキャリブレーションを行う際、前記プリント装置のプリントキュー内において、印刷ジョブが投入されていたとき、前記印刷ジョブが終了後、直ちにキャリブレーションを行うという自動待ち受け動作を選択可能である手段を有するユーザインターフェースを備えたことを特徴とする前記請求項1に記載のキャリブレーション管理方法。
- サーバーPC側でプリント装置に対して、キャリブレーションの更新が必要であると判断したとき、サーバーPC側より、プリント装置側へ、キャリブレーションデータの送信を依頼し、前記プリント装置は可能であるならば、前記サーバーPC側へキャリブレーションデータを送信することを特徴とするキャリブレーション管理方法。
- ネットワーク上において、前記請求項3に記載のキャリブレーションデータを補正するキャリブレーション処理部、および補正したデータをネットワーク上の各プリント装置へ転送するキャリブレーション補正データ転送部を有することを特徴とするキャリブレーション管理方法。
- ネットワーク上の複数のプリント装置について、キャリブレーションの設定、選択、実行を可能とする手段を有するユーザインターフェースを備えたことを特徴とする前記請求項1に記載のキャリブレーション管理方法。
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2004074696A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010143210A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Canon Inc | 画像形成装置及びその制御方法及びプログラム |
US8223360B2 (en) | 2005-06-30 | 2012-07-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image data processing system, control apparatus, image converting program and method |
US9277098B2 (en) | 2010-12-13 | 2016-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming system having simulation unit |
JP2017129993A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | キヤノン株式会社 | 遠隔保守システム、画像形成装置、外部端末、それらの制御方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-08-21 JP JP2002240734A patent/JP2004074696A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010143210A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Canon Inc | 画像形成装置及びその制御方法及びプログラム |
US9277098B2 (en) | 2010-12-13 | 2016-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming system having simulation unit |
JP2017129993A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | キヤノン株式会社 | 遠隔保守システム、画像形成装置、外部端末、それらの制御方法、及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |