【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナットまたはボルトの頭を回すスパナ工具に関するものである。
【０００２】
【従来技術】
従来より、ボルトやナットを締め付けたたり、弛めたりするときには、一般的な例として図１３に示すように、両口スパナ５０や輪形スパナ５１、モンキスパナ５２、図示しないＹ字型、十字型のハンドルを有するソケットレンチ等、規格の寸法のスパナ類が使用されている。これら規格のスパナ類は、ボルトやナットの大きさに対応して十分なトルクを得る為に、それぞれそのハンドル部５０ａ、５１ａ、５２ａは寸長に形成されており、作業時における回転半径を大きくとって、締め付けるボルトやナットに手の力を有効に伝えることができるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、ボルトやナットが多数使用されている機械類や電気設備等の高性能化、小形化が進んでおり、また、これら機械や設備に付設される様々な部品や補助機、安全装置等も複雑に入り組んだ場所に固定されており、機器や設備、装置において無駄な空間を極力排除するようにアッセンブルされる結果、従来規格のスパナ類が容易に使えるだけの充分な作業空間が確保されていない場合が多々ある。従って、これら機器、設備、装置類の組立、分解、修理、整備等を行う作業現場においては、従来規格の寸長のスパナ類では、回転半径（作業半径）を大きくとることから操作性が悪く、円滑に作業ができない場合もある。この為に、特定の機器や設備専用のスパナ類が装備されることがあるが、不経済である。
【０００４】
また、ボルトとナットを締め付け合うとき、ネジの共廻りを防止する為に同サイズのスパナを機器の表裏で使用することがあるが、機器の裏側はネジ締め作業の許容空間が狭いことが多く、この為、従来規格の寸長のスパナだけでは作業ができない場合がある。このような作業環境下では長寸のスパナと共に短寸のスパナが必要であるが、多種多様なスパナ類を多数揃えることは不経済であるうえに保管場所もとり、重量も嵩んで運搬にも不便である。
【０００５】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、従来のスパナと同様にボルトやナットに強いトルクをかけて締め付けたり弛めたりできると共に、従来規格のスパナが使いにくい場所でも作業ができるようにすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明は、杆部の先端部に所定間隔をおいて突設された二つの爪から成る係止手段を有する共に前記杆部の後端部に後端開放の筒部を有する補助ハンドルと、前記補助ハンドルが係脱可能に連結するスパナ本体とから成ることを特徴としている。
【０００７】
また、スパナ本体の柄部が短寸に形成され、前記柄部には補助ハンドルの爪が嵌挿する挿通孔が穿設されていることを特徴としており、スパナを使用する作業環境に対応して、スパナ工具を、スパナ本体のまま短寸の状態で使用したり、挿通孔に爪を係止することによりスパナ本体に補助ハンドルを連結して長寸の状態にして使用することができる。
【０００８】
また、補助ハンドルの係止手段における二つの爪間の距離と、スパナ本体における係合口と挿通孔との距離をほぼ同寸法としたことにより、スパナ本体と補助ハンドルを作業環境に対応して使い易い係合方法で連結できると共に、一つの補助ハンドルを用いて異なる大きさや形状の係合口を有する複数のスパナ本体を使い分けることができる。
【０００９】
また、補助ハンドルの係止手段における先方の爪の基軸部を回動可能に軸着すると共に、前記基軸部の先端にレンチ用ソケット連結用の四角ドライブを設けたことにより、折り曲げた先方の爪の基軸部先端にレンチ用ソケットを取り付けてソケットレンチとして使用することができる。
【００１０】
また、補助ハンドルの杆部の断面形状を多角形に形成すると共に、係止手段の後方の爪を前記杆部にスライド可能に取り付け、爪と爪の間の距離を調整して、係合口と挿通孔の距離が異なる多様なスパナ類に対応できるようにしてもよい。
【００１１】
また、補助ハンドルの筒部でスパナ本体を連結し、スパナ工具を最長の状態にして使用することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスパナ工具の好適な実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１３】
図１乃至図７は、本発明に係るスパナ工具Ｓの第一の実施の形態を示しており、スパナ本体２０と、このスパナ本体２０に係脱可能に連結する補助ハンドル１とから構成されている。
【００１４】
スパナ本体２０は、規格のスパナよりも柄部２１が短寸に形成されたショートスパナであり、ナットやボルトの頭が係合する前方開口２の係合口２２と六角穴状の係合口２３を有し、柄部２１の中央には挿通孔２４が穿設されている。
【００１５】
補助ハンドル１は、杆部２と、該杆部２の先端部に所定間隔をおいて突設された二つの爪３ａ、３ｂから成る係止手段３と、杆部２の後端部に形成された後端開口の筒部４とから構成されている。
【００１６】
係止手段３における二つの爪３ａ、３ｂの間の距離Ｗは、スパナ本体２０における各係合口２２、２３と挿通孔２４との距離Ｋ１、Ｋ２と、ほぼ同寸法に設定されており、また、各爪３ａ、３ｂの太さＴ１、Ｔ２は、スパナ本体２０の挿通孔２４の孔径Ｈよりも小さく設定されている。
【００１７】
図３乃至図７は、本実施の形態におけるスパナ本体２０と補助ハンドル１との多様な連結による使用方法を示しており、図に於いて、矢印はスパナ工具Ｓの回転方向を指している。
【００１８】
図３は、補助ハンドル１の係止手段３における前方の爪３ａをスパナ本体２０の挿通孔２４へ嵌挿すると共に係止手段３における後方の爪３ｂをスパナ本体２０の六角穴状の係合口２３へ嵌挿し、スパナ本体２０と補助ハンドル１を係脱可能に連結してロングスパナにセットした状態を示している。スパナ本体２０をショートスパナとしたことにより全体として軽量化されている。ショートスパナとして使用する環境下では、そのままショートスパナとして使用され、必要に応じて補助ハンドル１を連結しロングスパナとしてトルクが得られるように使用される。
【００１９】
このセットの形態では、前方開口の係合口２２を使ってスパナ工具Ｓを両方向に回転することができる。六角穴状の係合口２３を使ってボルトやナットを回す場合は、後方の爪３ｂを前方開口の係合口２２に嵌挿すればよい。
【００２０】
また、スパナ本体２０における係合口２２、２３の大きさや形状は、図示のものに限定されるものではなく、各係合口２２、２３と挿通孔２４との距離Ｋ１、Ｋ２と補助ハンドル１の二つの爪３ａ、３ｂの間の距離Ｗとがほぼ同寸法に設定されておれば、一つの補助ハンドル１を使用して異なる大きさの係合口を有する複数種のスパナ本体２０を操作することが可能である。
【００２１】
図４は、補助ハンドル１の前方の爪３ａをスパナ本体２０の挿通孔２４へ嵌挿すると共に補助ハンドル１の後方の爪３ｂをスパナ本体２０の側縁２５に掛けて操作するように連結した例を示しており、作業環境に対応して、このような連結方法で使用することもできる。
【００２２】
図５は、補助ハンドル１の後方の爪３ｂをスパナ本体２０の挿通孔２４へ嵌挿すると共に補助ハンドル１の前方の爪３ａをスパナ本体２０の側縁２５に掛けて操作するように連結した例を示している。
【００２３】
図６は、補助ハンドル１の後方の爪３ｂをスパナ本体２０の六角穴状の係合口２３へ嵌挿すると共に補助ハンドル１の前方の爪３ａをスパナ本体２０の側縁２５に掛けて操作するように連結した例を示している。
【００２４】
図７は、補助ハンドル１の筒部４の筒穴４ａに、スパナ本体２０における前方開口の係合口２２を形成する一側片部２６を嵌挿し、六角穴状の係合口２３を使ってボルトやナットを回すように連結したものである。
【００２５】
また、補助ハンドル１と係合するスパナ本体２０は、図１乃至図７に図示した形状のスパナに限るものではなく、作業環境に応じて多様な形態のスパナをスパナ本体２０として使用することができる。
【００２６】
図８は、短い柄部２１に挿通孔２４を設けたリングスパナからなるスパナ本体２０であり、図９は、短い柄部２１に挿通孔２４を設けたモンキスパナからなるスパナ本体２０であり、図１０は、短い柄部２１に挿通孔２４を設けた両口スパナからなるスパナ本体２０である。補助ハンドル１を使ってこれらのスパナ本体２０を使い分けることができる。
【００２７】
また、図１１は、補助ハンドル１における筒部４の筒穴４ａに、ソケットレンチ用のＹ字型ハンドル２８のアーム２９を嵌挿した連結状態を示している。小形のＹ字型ハンドル２８でも補助ハンドル１を使うことにより充分なトルクを得ることができる。
【００２８】
このＹ字型ハンドル２８のアーム２９の先端には、それぞれ大きさの異なる四角ドライブ３０が設けてある。各四角ドライブ３０と、大きさの異なるレンチ用ソケット３１の四角差込穴３２とでソケットレンチのホールド機構が構成され、三種類の大きさのレンチ用ソケット３１を使い分けることができる。
【００２９】
図１２は、スパナ工具Ｓにおける別の補助ハンドル１ａによる実施の形態を示しており、基本的には既述した補助ハンドル１と同様であるので、図において、既述した実施の形態と共通する部分については同一符号を付しその説明を省略する。
【００３０】
同図（ａ）に示すように、補助ハンドル１ａは、その係止手段３における先方の爪３ａの基軸部５を後方の爪３ｂ側に回動可能に枢着ピン６により軸着し、先方の爪３ａの基軸部５を後方の爪３ｂ側に折り曲げ可能となっていると共に、前記基軸部５の先端にレンチ用ソケット３１を連結する為の四角ドライブ３０が設けてある。
【００３１】
上記の構成としたことにより、この補助ハンドル１ａは、既述した各種のショートスパナ類と連結してロングスパナとして使用できると共に、同図（ｂ）に示すように、先方の爪３ａの基軸部５を後方の爪３ｂ側に折り曲げ、基軸部５先端の四角ドライブ３０にレンチ用ソケット３１を取付けてソケットレンチとして使用することができる。
【００３２】
また、同図（ｃ）に示すように、先方の爪３ａの基軸部５を後方の爪３ｂ側に折り曲げ、爪３ａと爪３ｂとの間隔を縮めることにより、極端に短い柄部２１のリングスパナからなるスパナ本体２０でも、その挿通孔２４に先方の爪３ａを嵌挿し係合口３３に後方の爪３ｂを嵌挿してロングスパナとして使用することができる。
【００３３】
図１３は、スパナ工具Ｓにおける更に別の補助ハンドル１ｂによる実施の形態を示しており、この補助ハンドル１ｂは、その杆部２ａの断面形状を多角形に形成すると共に、係止手段３の後方の爪３ｂを多角形の杆部２ａにスライド可能にして回転不能に取り付けてある。
【００３４】
上記の構成としたことにより、この補助ハンドル１ｂは、その爪３ａ、３ｂ間の距離を所定間隔とすることにより既述した各種のショートスパナ本体と連結してロングスパナとして使用できると共に、更に、後方の爪３ｂをスライドさせて爪３ａ、３ｂ間の距離を任意の間隔に調整することにより、係合口と挿通孔２４の距離Ｋが異なる更に多様なスパナ本体に対応して使用することができる。また、前方の爪３ａを磁性体とし、ボルトやナットを磁着できるようにしておくと便利である。
【００３５】
尚、図示しないが、補助ハンドル１、１ａにおける係止手段３を周知のスライド機構を用いて杆部２にスライド可能に取り付け、係止手段３の位置を自在に変えるようにしたスライディングハンドルとしてもよい。
【００３６】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【００３７】
本発明によれば、スパナ工具を、スパナ本体と、このスパナ本体に係脱可能に連結する補助ハンドルとから構成してので、スパナ本体を単独で使用したり、スパナ本体と補助ハンドルを連結して使用することにより、ショートスパナとしてもロングスパナとしても使い分けることができる。
【００３８】
また、各種スパナ本体と補助ハンドルとを多様な係合方法で連結できる構成としたので、様々な作業環境に対応して効果的に使用することができる。
【００３９】
従って、多種多様なサイズのスパナを多数揃える必要がなくなり、経済的であると共に、保管場所も小さくて済み、軽量化されて作業にも運搬にも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のスパナ工具の一実施の形態を示す平面図。
【図２】図１のスパナ工具における補助ハンドルのＡ−Ａ矢視方向を示す断面図。
【図３】図１のスパナ工具の一使用方法を示す説明図。
【図４】図１のスパナ工具の別の使用方法を示す説明図。
【図５】図１のスパナ工具の別の使用方法を示す説明図。
【図６】図１のスパナ工具の別の使用方法を示す説明図。
【図７】図１のスパナ工具の別の使用方法を示す説明図。
【図８】図１のスパナ工具において使用される別のスパナ本体を示す（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図。
【図９】図１のスパナ工具において使用される別のスパナ本体を示す平面図。
【図１０】図１のスパナ工具において使用される別のスパナ本体を示す平面図。
【図１１】図１のスパナ工具において使用されるＹ字型ソケットレンチとその使用方法を示す説明図。
【図１２】本発明のスパナ工具の別の実施の形態を示すもので、（ａ）は補助ハンドルの平面図、（ｂ）は使用方法の説明図、（ｃ）は別の使用方法の説明図。
【図１３】本発明のスパナ工具における別の補助ハンドルを示すもので、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視方向の断面図。
【図１４】従来例を示す説明図。
【符号の説明】
１、１ａ，１ｂ 補助ハンドル，２，２ａ 杆部，３ 係止手段，３ａ、３ｂ爪，４ 筒部，５ 基軸部，２０ スパナ本体，２１ 柄部，２２，２３、３３ 係合口，２４ 挿通孔，３０ 四角ドライブ，[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a spanner tool for turning a nut or bolt head.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a bolt or a nut is tightened or loosened, as shown in FIG. 13 as a general example, a two-sided wrench 50, a ring-shaped wrench 51, a monkey wrench 52, a Y-shaped (not shown), and a cross-shaped Standard spanners such as a socket wrench having a handle are used. In order to obtain a sufficient torque corresponding to the size of bolts and nuts, the handle parts 50a, 51a, and 52a of these standards are formed to be long so that the turning radius at the time of work is increased. Thus, hand power can be effectively transmitted to the bolts and nuts to be tightened.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in recent years, the performance and miniaturization of machinery and electrical equipment, etc., in which a large number of bolts and nuts are used, have been advanced, and various parts, auxiliary machines, and safety devices attached to these machines and equipment have been developed. Are fixed in complicated and complicated places, and assemble to minimize wasteful space in equipment, facilities, and equipment, as a result, a sufficient work space for easily using conventional standard spanners is secured. Often not. Therefore, in a work site where these devices, equipment, and devices are assembled, disassembled, repaired, and maintained, the operability is poor because the spanning wrench of the conventional standard has a large turning radius (working radius). In some cases, work cannot be performed smoothly. For this reason, spanners dedicated to specific equipment or equipment may be provided, but this is uneconomical.
[0004]
In addition, when tightening bolts and nuts, the same size wrench may be used on the front and back of the device to prevent the screw from turning around.However, the allowable space for screw tightening work on the back of the device is often narrow. For this reason, work may not be possible only with a conventional standard spanner. In such a working environment, a short spanner is required along with a long spanner, but it is uneconomical to prepare a large number of various spanners, and the storage space is large, the weight is large and it is inconvenient for transportation. It is.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described problem, and can tighten or loosen bolts and nuts by applying a strong torque to the bolts and nuts similarly to a conventional spanner, and can also work in a place where a conventional standard spanner is difficult to use. Is to do so.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention has a locking means consisting of two claws protruding at a front end of a rod portion at a predetermined interval, and has a rear end open at a rear end of the rod portion. And a spanner body to which the auxiliary handle is detachably connected.
[0007]
Further, the handle of the spanner body is formed in a short dimension, and the handle is characterized by being provided with an insertion hole into which the nail of the auxiliary handle is inserted, which corresponds to a work environment in which a spanner is used. Thus, the wrench tool can be used in a short state with the wrench body itself, or an auxiliary handle can be connected to the wrench body by locking a claw in the insertion hole to be used in a long state.
[0008]
In addition, the distance between the two claws in the locking means of the auxiliary handle and the distance between the engagement hole and the insertion hole in the spanner body are substantially the same size, so that the spanner body and the auxiliary handle can be used in accordance with the working environment. In addition to being able to be connected by an easy engaging method, a plurality of wrench bodies having engaging holes of different sizes and shapes can be selectively used by using one auxiliary handle.
[0009]
Also, the base shaft of the front claw of the locking means of the auxiliary handle is rotatably mounted on the shaft, and a square drive for connecting a wrench socket is provided at the tip of the base shaft, so that the bent front claw is provided. A wrench socket can be attached to the tip of the base shaft portion to be used as a socket wrench.
[0010]
Further, the cross section of the rod portion of the auxiliary handle is formed in a polygonal shape, and a claw behind the locking means is slidably attached to the rod portion, and the distance between the claw and the claw is adjusted so that the engagement opening is formed. Various spanners having different insertion hole distances may be used.
[0011]
In addition, the spanner body can be connected to the cylindrical portion of the auxiliary handle so that the spanner tool can be used in the longest state.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the spanner tool of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0013]
FIGS. 1 to 7 show a first embodiment of a spanner tool S according to the present invention, which comprises a spanner main body 20 and an auxiliary handle 1 which is detachably connected to the spanner main body 20. I have.
[0014]
The spanner body 20 is a short spanner in which the handle portion 21 is formed shorter than a standard spanner. The spanner main body 20 includes an engaging opening 22 of the front opening 2 and a hexagonal-shaped engaging opening 23 with which nuts and bolt heads engage. An insertion hole 24 is formed in the center of the handle 21.
[0015]
The auxiliary handle 1 is formed at a rear end of the rod 2, a locking means 3 comprising a rod 2, two claws 3 a, 3 b protruding from the tip of the rod 2 at a predetermined interval. And a cylindrical portion 4 having a rear end opening.
[0016]
The distance W between the two claws 3a and 3b in the locking means 3 is set to be substantially the same as the distance K1 and K2 between each of the engagement ports 22 and 23 and the insertion hole 24 in the spanner body 20. The thicknesses T1, T2 of the claws 3a, 3b are set smaller than the hole diameter H of the insertion hole 24 of the spanner body 20.
[0017]
FIGS. 3 to 7 show various uses of the wrench body 20 and the auxiliary handle 1 in the present embodiment by various connections. In the drawings, arrows indicate the rotation direction of the spanner tool S. FIG.
[0018]
FIG. 3 shows that the front claw 3a of the locking means 3 of the auxiliary handle 1 is inserted into the insertion hole 24 of the spanner body 20, and the rear claw 3b of the locking means 3 is engaged with the hexagonal hole of the spanner body 20. 23, the spanner main body 20 and the auxiliary handle 1 are detachably connected to each other and set to a long spanner. Since the spanner body 20 is a short spanner, the overall weight is reduced. In an environment where the wrench is used as a short wrench, the wrench is used as it is as a short wrench, and the auxiliary handle 1 is connected as necessary to obtain a torque as a long wrench.
[0019]
In this set form, the spanner tool S can be rotated in both directions by using the engagement opening 22 of the front opening. When turning a bolt or a nut using the hexagonal hole-shaped engaging opening 23, the rear claw 3b may be inserted into the engaging opening 22 of the front opening.
[0020]
Further, the size and shape of the engagement ports 22 and 23 in the spanner body 20 are not limited to those shown in the drawings, and the distances K1 and K2 between the engagement ports 22 and 23 and the insertion holes 24 and the two If the distance W between the two claws 3a and 3b is set to be substantially the same, it is possible to use one auxiliary handle 1 to operate a plurality of types of spanner bodies 20 having engagement holes of different sizes. It is possible.
[0021]
FIG. 4 shows a connection in which the front claw 3a of the auxiliary handle 1 is inserted into the insertion hole 24 of the spanner body 20 and the rear claw 3b of the auxiliary handle 1 is hung on the side edge 25 of the spanner body 20 to be operated. An example is shown, and such a connection method can be used according to the work environment.
[0022]
FIG. 5 shows that the rear hook 3b of the auxiliary handle 1 is inserted into the insertion hole 24 of the spanner main body 20, and the front hook 3a of the auxiliary handle 1 is connected to the side edge 25 of the spanner main body 20 so as to be operated. An example is shown.
[0023]
FIG. 6 shows an operation in which the claw 3b on the rear side of the auxiliary handle 1 is inserted into the hexagonal hole-shaped engagement opening 23 of the spanner body 20 and the claw 3a on the front side of the auxiliary handle 1 is hung on the side edge 25 of the spanner body 20. FIG.
[0024]
FIG. 7 shows a case in which one side piece 26 forming an engagement opening 22 of a front opening of the spanner main body 20 is inserted into a cylindrical hole 4a of a cylindrical part 4 of the auxiliary handle 1, and a bolt is formed by using a hexagonal hole-shaped engagement opening 23. And nuts are connected by turning.
[0025]
Further, the spanner body 20 that engages with the auxiliary handle 1 is not limited to the spanner having the shape illustrated in FIGS. 1 to 7, and various types of spanners can be used as the spanner body 20 according to the working environment. it can.
[0026]
FIG. 8 is a spanner main body 20 including a ring spanner having a short handle 21 provided with an insertion hole 24, and FIG. 9 is a spanner main body 20 including a monkey spanner having a short handle 21 provided with an insertion hole 24. Reference numeral 10 denotes a spanner main body 20 including a double-ended wrench having a short handle portion 21 provided with an insertion hole 24. These spanner bodies 20 can be used properly by using the auxiliary handle 1.
[0027]
FIG. 11 shows a connection state in which the arm 29 of the Y-shaped handle 28 for the socket wrench is inserted into the cylinder hole 4a of the cylinder portion 4 of the auxiliary handle 1. Even with the small Y-shaped handle 28, a sufficient torque can be obtained by using the auxiliary handle 1.
[0028]
At the tip of the arm 29 of the Y-shaped handle 28, square drives 30 having different sizes are provided. Each square drive 30 and a square insertion hole 32 of a wrench socket 31 having a different size constitute a socket wrench holding mechanism, and three types of wrench sockets 31 can be used properly.
[0029]
FIG. 12 shows an embodiment using another auxiliary handle 1a in the spanner tool S, which is basically the same as the auxiliary handle 1 described above. Portions are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0030]
As shown in FIG. 1A, the auxiliary handle 1a is pivotally attached to the base 3 of the front claw 3a of the locking means 3 toward the rear claw 3b by a pivot pin 6 so as to be rotatable. The base shaft 5 of the claw 3a can be bent toward the rear claw 3b, and a square drive 30 for connecting a wrench socket 31 to the tip of the base shaft 5 is provided.
[0031]
With the above configuration, the auxiliary handle 1a can be used as a long spanner by connecting with the various short spanners described above, and as shown in FIG. The wrench 5 is bent toward the rear claw 3b, and the wrench socket 31 is attached to the square drive 30 at the tip of the base shaft portion 5, so that it can be used as a socket wrench.
[0032]
Also, as shown in FIG. 3C, the base shaft 5 of the nail 3a on the front side is bent toward the nail 3b on the rear side to reduce the distance between the nail 3a and the nail 3b, so that the ring of the handle 21 which is extremely short is formed. The spanner main body 20 formed of a spanner can also be used as a long spanner by inserting the front claw 3a into the insertion hole 24 and inserting the rear claw 3b into the engagement opening 33.
[0033]
FIG. 13 shows an embodiment using a further auxiliary handle 1b in the spanner tool S. This auxiliary handle 1b has a cross section of a rod portion 2a formed in a polygonal shape, and has a rear side of the locking means 3. Is slidably attached to the polygonal rod 2a so as to be non-rotatable.
[0034]
With the above-described configuration, the auxiliary handle 1b can be used as a long spanner by connecting with the various short spanner bodies described above by setting the distance between the claws 3a and 3b to a predetermined interval. By adjusting the distance between the claws 3a and 3b to an arbitrary distance by sliding the rear claw 3b, it is possible to use the wrench body corresponding to various wrench bodies having different distances K between the engagement opening and the insertion hole 24. . It is convenient to make the front claw 3a a magnetic material so that bolts and nuts can be magnetically attached.
[0035]
Although not shown, the locking means 3 of the auxiliary handles 1 and 1a may be slidably mounted on the rod portion 2 using a well-known slide mechanism so that the position of the locking means 3 can be freely changed. Good.
[0036]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form described above, and has the following effects.
[0037]
According to the present invention, the wrench tool is composed of the wrench main body and the auxiliary handle that is detachably connected to the wrench main body. Therefore, the wrench main body can be used alone, or the wrench main body and the auxiliary handle can be connected. It can be used as a short spanner or a long spanner.
[0038]
In addition, since various spanner bodies and the auxiliary handle can be connected by various engagement methods, it can be effectively used in various work environments.
[0039]
Accordingly, there is no need to prepare a large number of spanners of various sizes, which is economical, and requires only a small storage space, is lightweight, and is convenient for work and transportation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of a spanner tool according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of the auxiliary handle in the spanner tool of FIG.
FIG. 3 is an explanatory view showing one method of using the spanner tool of FIG. 1;
FIG. 4 is an explanatory view showing another method of using the spanner tool of FIG. 1;
FIG. 5 is an explanatory view showing another method of using the spanner tool of FIG. 1;
FIG. 6 is an explanatory view showing another method of using the spanner tool of FIG. 1;
FIG. 7 is an explanatory view showing another method of using the spanner tool of FIG. 1;
8 (a) is a side view and FIG. 8 (b) is a plan view showing another spanner main body used in the spanner tool of FIG.
FIG. 9 is a plan view showing another spanner main body used in the spanner tool of FIG. 1;
FIG. 10 is a plan view showing another spanner main body used in the spanner tool of FIG. 1;
FIG. 11 is an explanatory view showing a Y-shaped socket wrench used in the spanner tool of FIG. 1 and a method of using the same.
12A and 12B show another embodiment of the spanner tool of the present invention, wherein FIG. 12A is a plan view of an auxiliary handle, FIG. 12B is an explanatory diagram of a method of use, and FIG. 12C is a diagram of another method of use. FIG.
FIGS. 13A and 13B show another auxiliary handle in the spanner tool of the present invention, wherein FIG. 13A is a plan view and FIG. 13B is a cross-sectional view of FIG.
FIG. 14 is an explanatory view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
1, 1a, 1b Auxiliary handle, 2, 2a rod, 3 locking means, 3a, 3b pawl, 4 cylinder, 5 base shaft, 20 spanner body, 21 handle, 22, 23, 33 engagement opening, 24 insertion Hole, 30 square drive,
