【０００１】
【発明に属する技術分野】
この発明は、電線や光ファイバケーブル等の種々の長尺物にその識別のために取り付ける長尺物識別具に関し、特に、通信設備の識別管理（配線識別管理）を行うために通信ケーブルに取り付ける識別具として適用して好適な長尺物識別具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、通信ケーブルを成端する時、識別管理のため、すなわち個々の通信ケーブルの種類や回線番号等を識別するための識別札を取り付けるが、従来はこの種の識別札として図１３のような丸札１が用いられている。丸札１とは、プラスチックの円形の板に紐２を結びつけたものであり、この丸札１にケーブル種類・回線番号その他の必要な情報を書き込んでから、紐２を通信ケーブルに結び付けて、識別管理に利用している。なお、板の形状が円形でなく長円状の場合もあるが、これも丸札と呼ぶ。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、従来の丸札１は紐２でケーブルに結び付けて固定する。この紐２の長さは、種々のケーブル径に対応できるように、また結ぶ作業がし易いようにある程度長くするが、紐２が他の丸札や他のケーブルと絡むことを防ぐために、通常、丸札１を保持するためのホルダ（ないし治具）を設け、このホルダに各丸札１を保持している。このホルダによって各丸札１を整然と保持できるが、一方で、ホルダのスペースが必要となるので、機器のコンパクト化の要求に対応するためにはホルダを用いない方法が望ましい。特に、管理するケーブルの数が増えると、ホルダのスペースを不要とすることが望まれる。
【０００４】
上記の丸札１を用いた場合に必要となるホルダを不要とするため、本願出願人は先に、情報を書き込んだバーコード等のシールを表面に貼り付けた小さなプラスチック成形品である識別管理用のタグ（長尺物識別具）を発明し特許出願をした（特願２００２−２０３１９３号）。このタグは、そのプラスチック弾性を利用してケーブルに横から直接、緊密に嵌め込んで取り付けるという、緊密嵌合構造である。このタグは、紐を用いないので、紐が絡まることを防ぐホルダ等は不要であり、またそれ自体サイズも小さいので場所を占めず、機器のコンパクト化の制約とならない。
【０００５】
しかし、上記タグにも欠点がある。それは、ケーブル径が変わると、その径に対応したタグが必要となってしまうことである。そのため、金型費用等の物品コストが、対応しなければならないケーブル径の数だけかかってしまうという問題がある。
【０００６】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、紐が絡まることを防ぐためのホルダ等が不要で機器のコンパクト化の制約とならず、長尺物の径に応じてサイズを複数種類用意する必要がなく、１種類ないし僅かの種類のみで種々の長尺物径に対応可能な長尺物識別具を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明は、電線や光ファイバケーブル等の長尺物にその識別のために取り付ける長尺物識別具であって、
識別表示のための表示面と取り付け時に長尺物に当てられる当接面とを備えた本体部と、前記当接面に長尺物を当てた時に当該長尺物に沿ってその両側に並ぶように前記本体部と一体に設けられた、取り付け用の紐を左右交互に引っ掛け回すための複数の突起とを備えたことを特徴とする。
【０００８】
請求項２は、請求項１の長尺物識別具において、突起列の長尺物長手方向両側位置に、長尺物を左右から囲むガイド片を本体部と一体に設けたことを特徴とする。
【０００９】
請求項３は、請求項１又は２の長尺物識別具における本体部と各突起と各ガイド片との全体を樹脂で一体成形したことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の一実施形態の長尺物識別具１１を識別表示用の表示面１２ａ側から見た斜視図、図２はその反対側（長尺物当接面１２ｂ側）から見た斜視図、図３は正面図、図４は平面図、図５は図４のＡ−Ａ断面図、図６は図４のＢ−Ｂ断面図、図７は当該長尺物識別具１１を長尺物８に紐９で取り付けた状態の平面図、図８は同断面図である。この長尺物識別具１１は、例えば、電線又は光ファイバケーブル等の長尺物８にその識別のために取り付ける識別具である。
【００１１】
この長尺物識別具１１は、識別表示のための表示面１２ａと取り付け時に長尺物８に当てられる当接面１２ｂとを備えた本体部１２と、前記当接面１２ｂに長尺物８を当てた時に当該長尺物８に沿ってその両側に並ぶ複数の突起１３とを備えている。また、前記左右の突起１３の列の長尺物長手方向（図３、図４で左右方向）の両側位置に、長尺物８を左右から囲むガイド片１４を設けている。この長尺物識別具１１は、樹脂一体成形によるプラスチック成形品であって、本体部１２と各突起１３と各ガイド片１４との全体が一体成形されている。
【００１２】
前記本体部１２は概ね平板状で、長手方向（図３、図４の左右方向（長尺物長手方向と同じ））の両側部分がテーパ状に内向きに狭まる輪郭を持つが、当接面１２ｂの両側に隆起部１２ｃを持ち、当接面１２ｂと左右の隆起部１２ｃとが、長尺物８を収容する溝状になっている。本体部１２の表示面１２ａには、長尺物８の情報、例えば通信ケーブルであればその種類や回線番号等の情報が表示される。図示例はケーブル情報を記載した二次元バーコードのシール１５を貼り付けた例である。
前記突起１３は、図５、図６にも示すように、本体部１２の当接面１２ｂの左右の隆起部１２ｃから外向きに突出する形状であり、図示例では左右それぞれ４つ設けている。
前記ガイド片１４は、プラスチック弾性で左右に撓むことができ、上端部に爪１４ａを備えている。ガイド片１４の爪１４ａは仮止め用であって、必ずしも長尺物８の抜け止めを図るものではない。長尺物８の径が小さい場合には長尺物８の抜け止めの作用をしないが、やや太い長尺物８の場合は、左右のガイド片１４を押し広げるようにしてガイド片１４間に収容され、爪１４ａが抜け止めの作用もする。この長尺物識別具１１を取り付ける対象の長尺物８の最大径は、図５に記載した長尺物８’ように、左右のガイド片１４間の間隔Ｗ程度であるが、最小径は特に制限はなく、広い範囲の長尺物径に対応可能である。ただし、対象とする長尺物８の径は、長尺物８”で示したように、隆起部１２ｃの高さＨよりある程度大きいことが好ましい。
【００１３】
上記の長尺物識別具１１を長尺物８に取り付ける要領を説明すると、まず、１本の紐９の中間部を長尺物８に複数回巻き付ける。紐９の両端側には十分な長さを残しておく。次いで、長尺物識別具１１の当接面１２ｂを長尺物８に当てる。次いで、図７、図８に示すように、前記紐９を長尺物８の上で左右の突起１３間に靴紐掛け方式で引っ掛け回した後、紐９を締め付けその端部を互いに結ぶ。結び目を９ａで示す。これにより長尺物識別具１１が長尺物８に堅固に固定される。
【００１４】
このように、紐９で固定するものであるから、プラスチック弾性を利用して長尺物に横から緊密に嵌め込んで取り付ける緊密嵌合構造のものと比較して、対応可能な長尺物径の範囲が広い。したがって、例えば通信ケーブルの場合、通常は１種類の長尺物識別具１１のみで種々のケーブル径に対応可能である。仮に１種類でカバーできない場合でも、僅かな種類で対応できる。
【００１５】
上記の実施形態では、長尺物識別具１１の長手方向両側に、長尺物８を左右から囲むガイド片１４を設けたが、このガイド片１４は必ずしも設けなくてもよい。すなわち、図９、図１０に示した長尺物識別具１１Ａのように、単なる平板である本体部１２’の左右部に単に複数の外向きの突起１３’を設けた構造とすることもできる。この構造によっても、前記と概ね同じ要領で、紐９で長尺物８に取り付けることができる。
また、図１１に示した長尺物識別具１１Ｂのように、本体部１２”を平板状でなく、Ｖ形の当接面１２”ｂを持つ形状としてもよい。これにより、長尺物８の径の大小に一層容易に対応できる。
【００１６】
また、長尺物識別具１１を長尺物８に取り付ける際、紐９を長尺物８に予め複数回巻き付けておくことが、堅固な取り付けのために好ましいが、必ずしも、紐９を長尺物８に巻き付けることなく、左右の突起１３間に靴紐掛け方式で掛け回した紐９で長尺物８を当接面１２ｂに強く押し付けることで、取り付けることも可能である。
その場合、紐としてゴムを用いることもできる。ゴム紐の場合は、図１２に示した長尺物識別具１１Ｃのように、輪ゴム（輪状のゴム紐）９’を用いることも可能である。この場合は結ぶ必要がなく、簡単に取り付けができる。
【００１７】
【発明の効果】
本発明の長尺物識別具によれば、表示面と当接面とを備えた本体部の前記当接面の左右両側にそれぞれ複数の突起を設け、紐を前記左右の突起に交互に引っ掛け回して、当該長尺物識別具を長尺物に取り付けるようにしたので、次のような効果を奏する。
▲１▼紐を左右の突起列間に引っ掛け回して、長尺物識別具を長尺物に取り付けるので、紐がフリーに長く延びた状態とはならず、その紐が長尺物に絡まったり、あるいは紐どうしが絡まったりすることは少ない。したがって、長尺物識別具の長尺物への取り付け作業が容易である。
▲２▼長尺物識別具を長尺物に直接接触させて取り付けるので、場所を占めて取り付け作業上の邪魔になることはなく、この点でも長尺物への取り付け作業が容易になる。
▲３▼紐で取り付けるものであるから、広い範囲の長尺物径に対応可能であり、１種類ないし僅かの種類のサイズを用意するだけで済む。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の長尺物識別具の表示面側から見た斜視図である。
【図２】図１の長尺物識別具の長尺物当接面側から見た斜視図である。
【図３】上記長尺物識別具の正面図である。
【図４】図３の平面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ断面図である。
【図６】図４のＢ−Ｂ断面図である。
【図７】上記長尺物識別具を紐で長尺物に取り付けた状態で示した平面図（図４に相当）である。
【図８】上記長尺物識別具を紐で長尺物に取り付けた状態で示した断面図（図６に相当）である。
【図９】本発明の他の実施形態の長尺物識別具を示す平面図である。
【図１０】図９の長尺物識別具の断面図である。
【図１１】図９の長尺物識別具の変形例を示した断面図である。
【図１２】本発明のさらに他の実施形態を示す平面図である。
【図１３】従来の長尺物識別具である丸札の斜視図である。
【符号の説明】
８ 長尺物
９ 紐
１１ 長尺物識別具
１２ 本体部
１２ａ 表示面
１２ｂ 当接面
１２ｃ 隆起部
１３ 突起
１４ ガイド片
１５ 識別用シール[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a long object identifier attached to a long object such as an electric wire or an optical fiber cable for identification, and more particularly to an elongate object identifier attached to a communication cable to perform identification management (wiring identification management) of communication equipment. The present invention relates to a long object identification tool suitable for application as an identification tool.
[0002]
[Prior art]
In general, when terminating a communication cable, an identification tag is attached for identification management, that is, for identifying the type and line number of each communication cable. Conventionally, this type of identification tag is attached as shown in FIG. A round bill 1 is used. The round tag 1 is a plastic circular plate with a string 2 tied thereto. After writing the cable type, line number and other necessary information on the round tag 1, the string 2 is linked to a communication cable. Used for identification management. In some cases, the shape of the plate is not circular but oval, but this is also called a round bill.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional round card 1 is tied to the cable with the string 2 and fixed. The length of the cord 2 is increased to some extent so as to be able to cope with various cable diameters and to facilitate tying work. However, in order to prevent the cord 2 from being entangled with other round bills or other cables, the length of the cord 2 is usually A holder (or a jig) for holding the round bills 1 is provided, and each of the round bills 1 is held in this holder. Each holder 1 can be neatly held by this holder, but on the other hand, a space for the holder is required. Therefore, a method that does not use the holder is desirable in order to respond to a demand for compact equipment. In particular, when the number of cables to be managed increases, it is desired that the space for the holder becomes unnecessary.
[0004]
In order to eliminate the need for a holder that is required when the above-mentioned round tag 1 is used, the applicant of the present application has firstly identified and managed a small plastic molded product in which a seal such as a bar code on which information has been written is attached to the surface. For a tag (elongated object discriminator) for the patent application (Japanese Patent Application No. 2002-203193). This tag has a tight fitting structure in which the tag is directly fitted tightly from the side and attached to the cable by utilizing the plastic elasticity. Since this tag does not use a string, there is no need for a holder or the like for preventing the string from being entangled. In addition, since the tag itself is small in size, it does not occupy a space and does not restrict the compactness of the device.
[0005]
However, these tags also have disadvantages. That is, if the cable diameter changes, a tag corresponding to the diameter is required. For this reason, there is a problem that the cost of goods such as the cost of the mold is increased by the number of cable diameters that must be dealt with.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, does not require a holder or the like to prevent the string from being entangled, does not limit the compactness of the device, and prepares a plurality of sizes according to the diameter of a long object. It is an object of the present invention to provide a long object discriminating tool which can be used for various long object diameters by using only one kind or a few kinds.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for solving the above problems is a long object identifier attached to a long object such as an electric wire or an optical fiber cable for identification thereof.
A main body portion having a display surface for identification display and a contact surface applied to a long object at the time of attachment, and arranged on both sides along the long object when the long object is applied to the contact surface And a plurality of protrusions provided integrally with the main body portion for alternately hooking and pulling a mounting string on the left and right.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the long object identifying tool according to the first aspect, wherein guide pieces that surround the long object from the left and right are integrally provided with the main body at both positions in the longitudinal direction of the long object in the projection row. .
[0009]
A third aspect of the present invention is characterized in that the entirety of the main body, the respective projections, and the respective guide pieces in the elongated object identifying tool according to the first or second aspect is integrally formed of resin.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view of a long object identification tool 11 according to an embodiment of the present invention as viewed from a display surface 12a for identification display, and FIG. 2 is a view from the opposite side (a long object contact surface 12b side). 3 is a front view, FIG. 4 is a plan view, FIG. 5 is a sectional view taken along line AA of FIG. 4, FIG. 6 is a sectional view taken along line BB of FIG. 4, and FIG. FIG. 8 is a plan view showing a state where the long object 8 is attached with a string 9, and FIG. 8 is a sectional view of the same. The long object identification tool 11 is an identification tool attached to the long object 8 such as an electric wire or an optical fiber cable for identification.
[0011]
The long object identification tool 11 includes a main body 12 having a display surface 12a for identification display and a contact surface 12b applied to the long object 8 at the time of attachment, and a long object 8 provided on the contact surface 12b. And a plurality of projections 13 arranged on both sides of the elongated object 8 when the object is hit. In addition, guide pieces 14 are provided at both sides of the row of the left and right protrusions 13 in the longitudinal direction of the long object (the left-right direction in FIGS. 3 and 4) to surround the long object 8 from the left and right. The long object identification tool 11 is a plastic molded product formed by resin integral molding, and the entire body 12, the projections 13, and the guide pieces 14 are integrally molded.
[0012]
The main body 12 has a substantially flat plate shape, and has a profile in which both sides in the longitudinal direction (the left-right direction in FIGS. 3 and 4 (the same as the longitudinal direction of the long object)) taper inward and narrow, but the contact surface The contact surface 12b and the left and right protrusions 12c are formed in a groove shape for accommodating the long object 8 having protrusions 12c on both sides of the protrusion 12b. On the display surface 12a of the main body 12, information on the long object 8, for example, information such as the type and line number of a communication cable is displayed in the case of a communication cable. The illustrated example is an example in which a two-dimensional barcode seal 15 describing cable information is attached.
As shown in FIGS. 5 and 6, the protrusions 13 have a shape protruding outward from right and left raised portions 12c of the contact surface 12b of the main body portion 12, and four protrusions are provided on each of the left and right sides in the illustrated example. .
The guide piece 14 can be bent left and right by plastic elasticity and has a claw 14a at an upper end. The claw 14a of the guide piece 14 is for temporary fixing, and does not necessarily prevent the long object 8 from coming off. When the diameter of the long object 8 is small, it does not act to prevent the long object 8 from coming off. However, when the long object 8 is slightly thick, the left and right guide pieces 14 are pushed out and spread between the guide pieces 14. It is accommodated, and the claw 14a also acts as a stopper. The maximum diameter of the long object 8 to which the long object identification tool 11 is attached is about the distance W between the left and right guide pieces 14 as in the long object 8 ′ shown in FIG. 5, but the minimum diameter is There is no particular limitation, and it can correspond to a wide range of long object diameters. However, it is preferable that the diameter of the target long object 8 is somewhat larger than the height H of the raised portion 12c as shown by the long object 8 ″.
[0013]
The procedure for attaching the long object identification tool 11 to the long object 8 will be described. First, the intermediate portion of one string 9 is wound around the long object 8 a plurality of times. Leave a sufficient length on both ends of the string 9. Next, the contact surface 12 b of the long object identification tool 11 is applied to the long object 8. Next, as shown in FIGS. 7 and 8, the string 9 is hooked around the long object 8 between the left and right projections 13 in a shoelace manner, and then the strings 9 are tightened and their ends are tied together. The knot is indicated by 9a. Thereby, the long object identifier 11 is firmly fixed to the long object 8.
[0014]
In this way, since it is fixed by the string 9, it is possible to cope with a long fitting object diameter which can be accommodated compared to a tight fitting structure which is tightly fitted and attached to a long object from the side by using plastic elasticity. The range is wide. Therefore, for example, in the case of a communication cable, usually, only one kind of the long object identifier 11 can correspond to various cable diameters. Even if one type cannot cover, only a few types can cope.
[0015]
In the above embodiment, the guide pieces 14 that surround the long object 8 from the left and right are provided on both sides in the longitudinal direction of the long object identification tool 11, but the guide pieces 14 are not necessarily provided. That is, a structure in which a plurality of outward projections 13 ′ are simply provided on the left and right portions of a main body 12 ′ that is a simple flat plate, like the long object identification tool 11 A shown in FIGS. . Also with this structure, it can be attached to the long object 8 with the string 9 in substantially the same manner as described above.
Further, as in the case of the long object identifier 11B shown in FIG. 11, the main body portion 12 "may not have a flat plate shape, but may have a V-shaped contact surface 12" b. Thereby, it is possible to more easily cope with the size of the long object 8.
[0016]
When attaching the long object identification tool 11 to the long object 8, it is preferable to wind the string 9 around the long object 8 a plurality of times in advance for firm attachment. Instead of being wound around the object 8, the long object 8 can be attached to the contact surface 12b by strongly pressing the long object 8 between the left and right protrusions 13 using the shoelace hanging method.
In that case, rubber can be used as the string. In the case of a rubber cord, a rubber band (ring-shaped rubber cord) 9 'can be used as in the long object identifier 11C shown in FIG. In this case, there is no need to tie, and mounting is easy.
[0017]
【The invention's effect】
According to the long object identifier of the present invention, a plurality of projections are provided on each of the left and right sides of the contact surface of the main body having a display surface and a contact surface, and a string is alternately hooked on the left and right protrusions. By turning the long object identifier to be attached to the long object, the following effects can be obtained.
(1) Since the long object identifier is attached to the long object by hooking the string between the left and right projection rows, the string does not extend freely long, and the string is entangled with the long object. Or, the strings are rarely entangled. Therefore, the work of attaching the long object identification tool to the long object is easy.
{Circle around (2)} Since the long object discriminating tool is attached by directly contacting the long object, it does not occupy a space and does not hinder the mounting operation. In this respect, the mounting operation on the long object is facilitated.
(3) Since it is attached with a string, it can be applied to a wide range of long object diameters, and only one or a few kinds of sizes need to be prepared.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a long object identification tool according to an embodiment of the present invention as viewed from a display surface side.
FIG. 2 is a perspective view of the long object identification tool in FIG. 1 as viewed from a long object contact surface side.
FIG. 3 is a front view of the long object identifying tool.
FIG. 4 is a plan view of FIG. 3;
FIG. 5 is a sectional view taken along line AA of FIG. 4;
FIG. 6 is a sectional view taken along line BB of FIG. 4;
FIG. 7 is a plan view (corresponding to FIG. 4) showing a state in which the long object identification tool is attached to a long object with a string.
FIG. 8 is a cross-sectional view (corresponding to FIG. 6) showing a state in which the long object identification tool is attached to a long object with a cord.
FIG. 9 is a plan view showing a long object identification tool according to another embodiment of the present invention.
10 is a cross-sectional view of the long object identifier of FIG. 9;
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a modification of the long object identification tool of FIG. 9;
FIG. 12 is a plan view showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a perspective view of a round bill as a conventional long object identification tool.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 8 long object 9 string 11 long object identification tool 12 main body 12a display surface 12b contact surface 12c raised portion 13 protrusion 14 guide piece 15 identification seal
