JP2004069535A - Strain sensor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人間の体重や、自動車等の車両の重量等により生じる外力により発生する歪をセンサ基板に設けた歪検出素子により検出する歪センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の歪センサとしては、実願平4−265号(実開平5−57605号)のマイクロフィルムに開示されたものが知られている。
【0003】
以下、従来の歪センサについて図面を参照しながら説明する。
【0004】
図8は従来の歪センサの斜視図である。
【0005】
図8において、1は金属からなるセンサ基板で、このセンサ基板1は一端側に第1の固定孔2を設けるとともに、他端側に第2の固定孔3を設け、かつ上面に歪ゲージからなる歪検出素子4を設けている。また、センサ基板1における歪検出素子4は素子部5と、この素子部5と電気的に接続されるとともに外方へ向かって突出するリード線6とを有している。
【0006】
以上のように構成された従来の歪センサについて、次にその動作を図面を参照しながら説明する。
【0007】
図9に示すように、予め一対の雌ネジ7を設けた被検出部材8における一対の雌ネジ7にセンサ基板1を介して雄ネジ9を螺合することにより、センサ基板1を被検出部材8に固着する。このとき、被検出部材8に設けた一対の雌ネジ7のピッチの変動を考慮して、センサ基板1を被検出部材8に確実に取り付けできるように、第1の固定孔2および第2の固定孔3の内径は雌ネジ7の外径よりも大きめの寸法となっている。そして、この状態において、被検出部材8に外力が作用すると、被検出部材8が歪を生じ、この歪に伴い、センサ基板1が変形することになる。そしてこのセンサ基板1の変形を、センサ基板1の上面に設けた歪検出素子4の抵抗値の変化による電圧の変化としてリード線6から外部に取り出すことによって、被検出部材8に生じる外力を検出するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成においては、雄ネジ9を雌ネジ7に螺合することによりセンサ基板1を被検出部材8に固着する際、雄ネジ9の捩じり力が働くため、この捩じり力によりセンサ基板1に内部応力が生じることになり、これにより、歪検出素子4が歪んでしまって、センサ基板1に外力が加わらない状態においても、出力信号が発生してしまうことになり、その結果、歪センサの出力信号が不安定になってしまうという課題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、歪センサに外力が加わらない状態においては、出力信号が発生することのない特性の安定した歪センサを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
【0011】
本発明の請求項1に記載の発明は、特に、固定部材、検出部材をそれぞれ上側ワッシャと下側ワッシャで構成するとともに、この上側ワッシャと下側ワッシャでセンサ基板を挟持することにより、固定部材および検出部材をセンサ基板に固定したもので、この構成によれば、上側ワッシャと下側ワッシャでセンサ基板を挟持することにより発生するセンサ基板の板厚と垂直方向の力によって、固定部材および検出部材はセンサ基板に固着されることになるため、センサ基板における固定孔および検出孔の周辺に捩じりによる内部応力が発生することはなくなり、これにより、歪検出素子に応力が加わることがなくなるため、歪センサの出力信号は安定するという作用効果が得られるものである。
【0012】
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、固定部材と検出部材における上側ワッシャと下側ワッシャにそれぞれ挿入部を設けるとともに、これらの挿入部のいずれか一方をセンサ基板における固定孔および検出孔との間に間隙を設けた状態でセンサ基板における固定孔および検出孔に挿入し、さらに前記固定部材と検出部材における上側ワッシャと下側ワッシャにそれぞれ設けた挿入部のいずれか一方の挿入部にいずれか他方の挿入部を圧入することにより、固定部材および検出部材をセンサ基板に固定したもので、この構成によれば、センサ基板に内部応力が加わらない状態で、固定部材および検出部材をセンサ基板に固定することができるとともに、固定部材および検出部材がセンサ基板から外れることもなくなるという作用効果が得られるものである。
【0013】
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、固定部材と検出部材における上側ワッシャにセンサ基板の上面と当接する当接部を設けるとともに、下側ワッシャにセンサ基板の下面と当接する当接部を設け、かつこれらの当接部はそれぞれ円形形状に構成したもので、この構成によれば、上側ワッシャがセンサ基板の上面で周方向に回転するとともに、下側ワッシャがセンサ基板の下面で周方向に回転したとしても、上側ワッシャおよび下側ワッシャにおけるセンサ基板との当接部の位置がセンサ基板における長手方向でずれるということはなくなり、これにより、歪検出素子に加わる曲げ応力が変動してしまうということはないため、歪センサの出力特性は安定するという作用効果が得られるものである。
【0014】
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、固定部材と検出部材における上側ワッシャに挿入部を設けるとともに、固定部材と検出部材における下側ワッシャに孔を設け、前記上側ワッシャにおける挿入部を下側ワッシャの孔に圧入嵌合させることにより、固定部材および検出部材をセンサ基板に固定したもので、この構成によれば、下側ワッシャ全体が上側ワッシャとの圧入に関与することになるとともに、上側ワッシャにおける挿入部の厚みを大きくすることできるため、固定部材および検出部材の強度が向上するという作用効果が得られるものである。
【0015】
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、固定部材と検出部材における下側ワッシャに挿入部を設けるとともに、固定部材と検出部材における上側ワッシャに孔を設け、前記下側ワッシャにおける挿入部を上側ワッシャの孔に圧入嵌合させることにより、固定部材および検出部材をセンサ基板に固定したもので、この構成によれば、上側ワッシャ全体が下側ワッシャとの圧入に関与することになるとともに、下側ワッシャにおける挿入部の厚みを大きくすることができるため、固定部材および検出部材の強度が向上するという作用効果が得られるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態1における歪センサの上面図、図2は同歪センサの側断面図、図3は同歪センサにおける第1の固定部材をセンサ基板に固着する前の状態を示す分解斜視図、図4は同歪センサにおけるセンサ基板の上面図である。
【0018】
図1〜図4において、11はセンサ基板で、このセンサ基板11は、図2に示すように、一端部側に上面から下面にわたって第一の固定孔12を設け、かつ略中央に上面から下面にわたって第2の固定孔13を設け、さらに前記第1の固定孔12と第2の固定孔13との間の略中央に位置して上面から下面にわたって検出孔14を設けている。また、センサ基板11の他端部側には電源電極15を設けており、この電源電極15は第1の歪検出素子16の一端および第2の歪検出素子17の一端に回路パターン18により電気的に接続し、かつ前記第1の歪検出素子16の他端は第1の出力電極19に電気的に接続している。そしてまた、前記第2の歪検出素子17の他端は第2の出力電極20に電気的に接続するとともに、第3の歪検出素子21の一端に電気的に接続し、さらにこの第3の歪検出素子21の他端はGND電極22に電気的に接続している。
【0019】
また、センサ基板11の上面には第4の歪検出素子23を設けており、この第4の歪検出素子23は一端を第1の歪検出素子16の他端および第1の出力電極19に電気的に接続し、かつ他端をGND電極22に電気的に接続している。そして、前記した第1の歪検出素子16、第2の歪検出素子17、第3の歪検出素子21、第4の歪検出素子23、電源電極15、第1の出力電極19、第2の出力電極20、GND電極22および回路パターン18によりブリッジ回路を構成している。そしてまた、センサ基板11の他端部側の上面にはIC24を設けており、このIC24は、第1の出力電極19および第2の出力電極20の電圧の差動電圧を増幅し、センサ基板11の他端部側に設けたコネクタ25より外部に出力するものである。
【0020】
さらに、センサ基板11の他端部側の上面には外部電源電極26を設けており、この外部電源電極26は電源電極15に電気的に接続している。また、センサ基板11の上面には外部GND電極27を設けており、この外部GND電極27はGND電極22に電気的に接続している。
【0021】
28は第1の固定部材で、この第1の固定部材28は、図3に示すように、センサ基板11の上面に当接する金属製の第1の上側ワッシャ29と、センサ基板11の下面に当接する金属製の第1の下側ワッシャ30とにより構成されている。そして、第1の固定部材28における第1の上側ワッシャ29は、センサ基板11の上面と当接する円形形状の当接部31と、センサ基板11における第1の固定孔12に挿入される挿入部32を備えている。また第1の固定部材28における第1の下側ワッシャ30も、上記第1の上側ワッシャ29と同様、センサ基板11の下面と当接する円形形状の当接部33と、センサ基板11における第1の固定孔12に挿入される挿入部34を備えているもので、前記第1の上側ワッシャ29における挿入部32の外周部を第1の下側ワッシャ30における挿入部34の内周部に圧入することにより、第1の固定部材28をセンサ基板11に固定している。この場合、前記第1の下側ワッシャ30における挿入部34は、センサ基板11における第1の固定孔12に、第1の固定孔12との間に間隙を設けた状態で挿入されるもので、この状態で、前記第1の上側ワッシャ29における挿入部32の外周部を第1の下側ワッシャ30における挿入部34の内周部に圧入すると、センサ基板11に内部応力が加わらない状態で、センサ基板11は、第1の固定部材28を構成する第1の上側ワッシャ29と第1の下側ワッシャ30とにより挟持されるものである。このような構造とすることにより、センサ基板11に内部応力が加わらない状態で、第1の固定部材28をセンサ基板11に固定することができるとともに、第1の固定部材28がセンサ基板11から外れることもなくなるという効果を有するものである。
【0022】
35は第2の固定部材で、この第2の固定部材35も、上記第1の固定部材28と同様に、金属製の第2の上側ワッシャ36と、金属製の第2の下側ワッシャ37とにより構成されている。38は検出部材で、この検出部材38は、金属製の検出部上側ワッシャ39と、金属製の検出部下側ワッシャ40とにより構成されている。
【0023】
上記本発明の実施の形態1においては、検出部材38におけるセンサ基板11と当接する端部38aに外力を作用させるとともに、第1の固定部材28におけるセンサ基板11と当接する端部28aおよび第2の固定部材35におけるセンサ基板11と当接する端部35aには反力を作用させるようにしている。
【0024】
以上のように構成された本発明の実施の形態1における歪センサについて、次にその組立方法を説明する。
【0025】
まず、予め準備した金属のベース基材(図示せず)に、第1の固定孔12、第2の固定孔13、検出孔14をプレス加工により形成する。
【0026】
次に、ベース基材(図示せず)の上面にガラスペースト(図示せず)を印刷した後、約850℃で約45分間焼成し、センサ基板11を形成する。
【0027】
次に、センサ基板11の上面に位置してメタルグレーズ系のカーボンのペーストを印刷し、約850℃で約45分間焼成し、センサ基板11の上面に第1の歪検出素子16、第2の歪検出素子17、第3の歪検出素子21および第4の歪検出素子23を形成する。
【0028】
次に、電源電極15、第1の出力電極19、第2の出力電極20、GND電極22および回路パターン18を設ける位置に、銀のペーストを印刷し、約850℃で約45分間焼成し、電源電極15、第1の出力電極19、第2の出力電極20、GND電極22および回路パターン18を形成する。
【0029】
次に、センサ基板11の上面にIC24を実装する。
【0030】
次に、センサ基板11における第1の固定孔12の下側から第1の下側ワッシャ30における挿入部34を挿入した後、第1の固定孔12の上側から第1の上側ワッシャ29における挿入部32を挿入する。そして、第1の下側ワッシャ30における当接部33の上面をセンサ基板11の下面に当接させるとともに、第1の上側ワッシャ29における当接部31の下面をセンサ基板11の上面に当接させる際に、第1の上側ワッシャ29における挿入部32の外周部を、第1の下側ワッシャ30における挿入部34の内周部に圧入することにより、第1の固定部材28をセンサ基板11に固定する。
【0031】
このように、第1の上側ワッシャ29と第1の下側ワッシャ30でセンサ基板11を挟持することにより、第1の固定部材28をセンサ基板11に固定した場合、第1の上側ワッシャ29と第1の下側ワッシャ30でセンサ基板11を挟持することにより発生するセンサ基板11の板厚と垂直の方向の力によって、第1の固定部材28がセンサ基板11に固着されることになるため、センサ基板11における第1の固定孔12の周辺に捩じりによる内部応力が発生することはなくなり、これにより、第1の固定孔12の近傍に位置する第3の歪検出素子21に応力が常に加わることはなくなるため、歪センサの出力信号は安定するという効果を有するものである。
【0032】
次に、第1の固定部材28と同様に、第2の上側ワッシャ36と第2の下側ワッシャ37とにより構成される第2の固定部材35をセンサ基板11における第2の固定孔13の近傍に位置して固定する。
【0033】
最後に、検出部上側ワッシャ39と検出部下側ワッシャ40とにより構成される検出部材38をセンサ基板11における検出孔14の近傍に位置して固定する。
【0034】
以上のように構成し、かつ製造された本発明の実施の形態1における歪センサについて、次にその動作を図面を参照しながら説明する。
【0035】
図5は本発明の実施の形態1における歪センサが動作する状態を示す側断面図である。
【0036】
図5に示すように、検出部材38に上方より外力Fが作用すると、この外力Fによりセンサ基板11は変形する。このとき、検出部材38におけるセンサ基板11と当接する端部38aに外力が作用するとともに、第1の固定部材28におけるセンサ基板11と当接する端部28aおよび第2の固定部材35におけるセンサ基板11と当接する端部35aには反力が作用する。そして、センサ基板11の上面に設けた第1の歪検出素子16および第3の歪検出素子21に引張応力が加わって、第1の歪検出素子16および第3の歪検出素子21の抵抗値が大きくなるとともに、第2の歪検出素子17および第4の歪検出素子23には圧縮応力が加わって、第2の歪検出素子17および第4の歪検出素子23の抵抗値は小さくなる。そして、第1の歪検出素子16、第2の歪検出素子17、第3の歪検出素子21および第4の歪検出素子23によりブリッジ回路が構成されているため、第1の出力電極19および第2の出力電極20の電位差をIC24により差動電圧としてコネクタ25から出力する。
【0037】
ここで、第1の固定部材28に加わる反力は第1の固定部材28を周方向に回転させるベクトルを含んでいるため、第1の固定部材28が回転することが考えられるが、本発明の実施の形態1における歪センサにおいては、図3に示すように、第1の固定部材28における第1の上側ワッシャ29にセンサ基板11の上面と当接する当接部31を設けるとともに、第1の下側ワッシャ30にセンサ基板11の下面と当接する当接部33を設け、かつこれらの当接部31,33はそれぞれ円形形状に構成しているため、第1の上側ワッシャ29がセンサ基板11の上面で周方向に回転するとともに、第1の下側ワッシャ30がセンサ基板11の下面で周方向に回転したとしても、第1の上側ワッシャ29および第1の下側ワッシャ30におけるセンサ基板11との当接部の位置がセンサ基板11における長手方向でずれるということはなくなり、これにより、第1の固定部材28の近傍に設けた第3の歪検出素子21に加わる曲げ応力が変動してしまうということはないため、歪センサの出力特性は安定するという効果を有するものである。
【0038】
なお、上記本発明の実施の形態1においては、センサ基板11における第1の固定孔12の下側から第1の固定部材28を構成する第1の下側ワッシャ30における挿入部34を挿入した後、第1の固定孔12の上側から第1の固定部材28を構成する第1の上側ワッシャ29における挿入部32を挿入し、そして第1の下側ワッシャ30における当接部33の上面をセンサ基板11の下面に当接させるとともに、第1の上側ワッシャ29における当接部31の下面をセンサ基板11の上面に当接させる際に、第1の上側ワッシャ29における挿入部32の外周部を、第1の下側ワッシャ30における挿入部34の内周部に圧入することにより、第1の固定部材28をセンサ基板11に固定するようにしていたが、この実施の形態1とは逆に、センサ基板11における第1の固定孔12の下側から第1の固定部材28を構成する第1の上側ワッシャ29における挿入部32を挿入した後、第1の固定孔12の上側から第1の固定部材28を構成する第1の下側ワッシャ30に挿入部34を挿入し、そして第1の上側ワッシャ29における当接部31の上面をセンサ基板11の下面に当接させるとともに、第1の下側ワッシャ30における当接部33の下面をセンサ基板11の上面に当接させる際に、第1の下側ワッシャ30における挿入部34の内周部を、第1の上側ワッシャ29における挿入部32の外周部に圧入することにより、第1の固定部材28をセンサ基板11に固定するようにした場合でも、上記本発明の実施の形態1と同様の効果を有するものである。
【0039】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4および5に記載の発明について説明する。
【0040】
図6は本発明の実施の形態2における歪センサの側断面図、図7は同歪センサにおける第1の固定部材をセンサ基板に固着する前の状態を示す分解斜視図である。
【0041】
なお、この本発明の実施の形態2においては、上記本発明の実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
【0042】
図6,図7において、本発明の実施の形態2における歪センサは、第1の固定部材41を、図7に示すように、センサ基板11の上面に当接する金属製の第1の上側ワッシャ29と、センサ基板11の下面に当接する金属製の第1の下側ワッシャ42とにより構成している。そして、第1の上側ワッシャ29はセンサ基板11の上面と当接する円形形状の当接部31と、センサ基板11における第1の固定孔12に挿入される挿入部32を備えている。また、第1の下側ワッシャ42は上面がセンサ基板11の下面と当接するとともに、上面から下面にわたって孔43を設けており、そしてこの孔43に第1の上側ワッシャ29における挿入部32を圧入嵌合させることにより、第1の上側ワッシャ29および第1の下側ワッシャ42からなる第1の固定部材41をセンサ基板11に固定している。また、この第1の固定部材41と同様に、第2の固定部材44も、金属製の第1の上側ワッシャ36と、金属製の第2の下側ワッシャ45とにより構成されている。さらに、検出部材46も、金属製の検出部上側ワッシャ39と、金属製の検出部下側ワッシャ47とにより構成されている。
【0043】
上記本発明の実施の形態2においては、第1の固定部材41における第1の上側ワッシャ29に挿入部32を設けるとともに、第1の固定部材41における第1の下側ワッシャ42に孔43を設け、そして第1の上側ワッシャ29における挿入部32を第1の下側ワッシャ42の孔43に圧入嵌合させることにより、第1の固定部材41をセンサ基板11に固定するようにしているため、第1の下側ワッシャ42の全体が第1の上側ワッシャ29との圧入に関与することになるとともに、第1の上側ワッシャ29における挿入部32の厚みを大きくすることができ、その結果、第1の固定部材41の強度が向上するという効果が得られるものである。
【0044】
なお、上記本発明の実施の形態2における歪センサにおいては、第1、第2の固定部材41,44および検出部材46における第1、第2の上側ワッシャ29,36および検出部上側ワッシャ39に挿入部を設けるとともに、第1、第2の固定部材41,44および検出部材46における第1、第2の下側ワッシャ42,45および検出部下側ワッシャ47に孔を設け、前記第1、第2の上側ワッシャ29,36および検出部上側ワッシャ39における挿入部を、第1、第2の下側ワッシャ42,45および検出部下側ワッシャ47における孔に圧入嵌合させることにより、第1、第2の固定部材41,44および検出部材46をセンサ基板11に固定する構成としていたが、これとは逆に、第1、第2の固定部材41,44および検出部材46における第1、第2の下側ワッシャ42,45および検出部下側ワッシャ47に挿入部を設けるとともに、第1、第2の固定部材41,44および検出部材46における第1、第2の上側ワッシャ29,36および検出部上側ワッシャ39に孔を設け、前記第1、第2の下側ワッシャ42,45および検出部下側ワッシャ47における挿入部を、第1、第2の上側ワッシャ29,36および検出部上側ワッシャ39における孔に圧入嵌合させることにより、第1、第2の固定部材41,44および検出部材46をセンサ基板11に固定する構成にした場合でも、上記本発明の実施の形態2における歪センサと同様の効果を有するものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、固定部材、検出部材をそれぞれ上側ワッシャと下側ワッシャで構成するとともに、この上側ワッシャと下側ワッシャでセンサ基板を挟持することにより、固定部材および検出部材をセンサ基板に固定しているため、上側ワッシャと下側ワッシャでセンサ基板を挟持することにより発生するセンサ基板の板厚と垂直方向の力によって、固定部材および検出部材はセンサ基板に固着されることになり、これにより、センサ基板における固定孔および検出孔の周辺に捩じりによる内部応力が発生することはなくなるため、歪検出素子に応力が常に加わることはなくなり、その結果、出力信号の安定した歪センサを提供することができるという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における歪センサの上面図
【図2】同歪センサの側断面図
【図3】同歪センサにおける第1の固定部材をセンサ基板に固着する前の状態を示す分解斜視図
【図4】同歪センサにおけるセンサ基板の上面図
【図5】同歪センサが動作する状態を示す側断面図
【図6】本発明の実施の形態2における歪センサの側断面図
【図7】同歪センサにおける第1の固定部材をセンサ基板に固着する前の状態を示す分解斜視図
【図8】従来の歪センサの斜視図
【図9】従来の歪センサを被検出部材に固着した状態を示す側断面図
【符号の説明】
11 センサ基板
12 第1の固定孔
13 第2の固定孔
14 検出孔
16 第1の歪検出素子
17 第2の歪検出素子
21 第3の歪検出素子
23 第4の歪検出素子
28 第1の固定部材
29 第1の上側ワッシャ
30 第1の下側ワッシャ
31 当接部
32 挿入部
33 当接部
34 挿入部
35 第2の固定部材
36 第2の上側ワッシャ
37 第2の下側ワッシャ
38 検出部材
39 検出部上側ワッシャ
40 検出部下側ワッシャ
41 第1の固定部材
42 第1の下側ワッシャ
43 孔
44 第2の固定部材
45 第2の下側ワッシャ
46 検出部材
47 検出部下側ワッシャ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a strain sensor that detects a strain generated by an external force caused by the weight of a human or a vehicle such as an automobile by a strain detecting element provided on a sensor substrate.
[0002]
[Prior art]
As a conventional strain sensor of this type, there is known a strain sensor disclosed in Japanese Patent Application No. 4-265 (Japanese Utility Model Application No. 5-57605).
[0003]
Hereinafter, a conventional strain sensor will be described with reference to the drawings.
[0004]
FIG. 8 is a perspective view of a conventional strain sensor.
[0005]
In FIG. 8,
[0006]
Next, the operation of the conventional strain sensor configured as described above will be described with reference to the drawings.
[0007]
As shown in FIG. 9, the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional configuration, when the
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide a strain sensor having stable characteristics in which no output signal is generated when no external force is applied to the strain sensor.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has the following configuration.
[0011]
The invention according to
[0012]
The invention according to
[0013]
In the invention according to
[0014]
The invention according to claim 4 of the present invention provides, in particular, an insertion portion in the upper washer in the fixed member and the detection member, a hole in the lower washer in the fixed member and the detection member, and the insertion portion in the upper washer. The fixing member and the detection member are fixed to the sensor substrate by press-fitting into the hole of the lower washer. According to this configuration, the entire lower washer is involved in press-fitting with the upper washer. In addition, since the thickness of the insertion portion of the upper washer can be increased, the effect of improving the strength of the fixing member and the detection member can be obtained.
[0015]
The invention according to claim 5 of the present invention particularly provides an insertion portion in the lower washer of the fixed member and the detection member, and a hole in the upper washer of the fixed member and the detection member, and further includes an insertion portion in the lower washer. Is fixed to the sensor substrate by press-fitting into the hole of the upper washer. According to this configuration, the entire upper washer is involved in press-fitting with the lower washer. Since the thickness of the insertion portion of the lower washer can be increased, the effect of improving the strength of the fixing member and the detection member can be obtained.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Embodiment 1)
Hereinafter, the first embodiment of the present invention will be described with reference to the first to third embodiments.
[0017]
FIG. 1 is a top view of a strain sensor according to
[0018]
1 to 4,
[0019]
A fourth
[0020]
Further, an external
[0021]
[0022]
[0023]
In the first embodiment of the present invention, an external force is applied to the
[0024]
Next, a description will be given of a method of assembling the strain sensor configured as described above according to the first embodiment of the present invention.
[0025]
First, a
[0026]
Next, after printing a glass paste (not shown) on the upper surface of the base substrate (not shown), the glass paste is baked at about 850 ° C. for about 45 minutes to form the
[0027]
Next, a metal glaze-based carbon paste is printed on the upper surface of the
[0028]
Next, a silver paste is printed at a position where the power electrode 15, the first output electrode 19, the
[0029]
Next, the
[0030]
Next, after inserting the
[0031]
As described above, when the first fixing
[0032]
Next, similarly to the first fixing
[0033]
Lastly, the
[0034]
The operation of the strain sensor configured and manufactured as described above according to the first embodiment of the present invention will now be described with reference to the drawings.
[0035]
FIG. 5 is a side sectional view showing a state in which the strain sensor according to
[0036]
As shown in FIG. 5, when an external force F acts on the
[0037]
Here, since the reaction force applied to the first fixing
[0038]
In the first embodiment of the present invention, the
[0039]
(Embodiment 2)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the second embodiment.
[0040]
FIG. 6 is a side sectional view of the strain sensor according to
[0041]
In the second embodiment of the present invention, components having the same configuration as that of the first embodiment of the present invention are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0042]
6 and 7, in the strain sensor according to the second embodiment of the present invention, as shown in FIG. 7, a metal first upper washer that abuts on the upper surface of the
[0043]
In the second embodiment of the present invention, the
[0044]
In the strain sensor according to
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the fixing member and the detection member are configured by the upper washer and the lower washer, respectively, and the sensor substrate is sandwiched between the upper washer and the lower washer, so that the fixing member and the detection member are formed. Since the sensor is fixed to the sensor substrate, the fixing member and the detection member are fixed to the sensor substrate by the force in the vertical direction and the thickness of the sensor substrate generated by sandwiching the sensor substrate between the upper washer and the lower washer. As a result, no internal stress due to torsion is generated around the fixed hole and the detection hole in the sensor substrate, so that the stress is not always applied to the strain detecting element, and as a result, the output signal is stabilized. This has an excellent effect that a strain sensor can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view of a strain sensor according to
DESCRIPTION OF
Claims (5)
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Publications (1)
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