JP2004068349A - Shield machine - Google Patents

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宮 清
Hisateru Ueda
上田 尚輝
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北岡 隆司
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce the generation of cracks by suppressing lateral forces acting on segments. <P>SOLUTION: A shield machine 10 is provided with an excavating body 12 and a cutter head 14. A thrusting shield jack 30 is provided in the excavating body 12. A spreader 50 abutting against a segment 32 is disposed at the extensible end of the shield jack 30. A section where the spreader 50 abuts against the segment 32 is made slidable along the radial direction of a tunnel. The spreader 50 has a body 50a fixed to the end of the extensible plunger 30b, an abutting plate 50b slidably supported by the body 50a in the radial direction of the tunnel and abutting against the segment 32 when the plunger 30b is stretched, and a sliding member 50c interposed between the body 50a and the abutting plate 50b. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シールド掘進機に関し、特に、シールド掘進機の推進用シールドジャッキの改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シールド工法でトンネルを構築する際に用いられるシールド掘進機は、土圧式シールド掘進機を始めとして、各種各様のものが提供されており、例えば、特開2000−320298号公報には、土圧式シールド掘進機の一例が開示されている。
【0003】
この種の掘進機は、上記公報に開示されているものも含めて、通常、筒状の掘進機本体と、掘進機本体の先端側に回転自在に支持され、回転駆動されることで地山を掘削するカッターヘッドと、掘進機本体内に設置され、掘進機本体の後部側に環状に組立てられるセグメントに反力を取って、掘進機本体を推進させるシールドジャッキとを備えている。
【0004】
このような構成のシールド掘進機においては、本体内に設置されるシールドジャッキは、構築しようとするトンネル径に合わせて、トンネル周方向に沿って、所定の間隔を隔てて複数設置される。
【0005】
シールド掘進機に用いられるシールドジャッキは、通常、油圧駆動式のものであって、円筒状の本体と、本体内に一部が内蔵された伸縮プランジャとを備えており、大きな推進力を必要とするので、かなり大きな直径のものが用いられている。
【0006】
一方、シールドジャッキが反力を取るセグメントは、掘削されたトンネル内壁面に沿って、環状に組立てられる。この場合、シールドジャッキ本体の直径と、セグメントの厚みにかなりの差があり、シールドジャッキの軸芯とセグメントの厚み方向の中心との間にかなりの偏心量があって、シールジャッキをそのまま伸長すると、シールドジャッキの一部だけがセグメントに当接することになり、十分な反力を確保することが難しい。
【0007】
そこで、従来は、シールドジャッキの伸縮プランジャとセグメントとの間にスプレッダー部を介装して、このような問題に対処していた。しかしながら、このような従来のシールド掘進機には、以下に説明する技術的な課題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、シールドジャッキの伸縮プランジャとセグメントとの間にスプレッダー部を介装した場合でも、シールドジャッキの伸縮方向の軸心と、セグメントの厚みの中心とが偏心していることには変わりがない。
【0009】
この場合、セグメントの厚みの中心は、シールドジャッキの軸心に対して、外方に位置しているので、シールドジャッキを伸長させて、セグメントに当接させて、反力を取る場合には、セグメントを外方に押しやる横方向の分力が作用し、このような横方向分力がセグメントの端部に加わると、曲線部の施工中や、高い推力が作用した場合に、セグメントにクラックが発生することがあった。
【0010】
セグメントにこのようなクラックが発生すると、特に、二次覆工を省略するトンネル工事では、セグメント自体が仕上げ面となるため、その補修に多大な費用や時間がかかる。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、セグメントに加わる横方向分力を緩和,抑制することにより、クラックの発生を低減することができるシールド掘進機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、筒状の掘進機本体と、前記掘進機本体の先端側に回転自在に支持され、回転駆動されることで地山を掘削するカッターヘッドと、前記掘進機本体内に設置され、前記掘進機本体の後部側に環状に組立てられるセグメントに反力を取って、前記掘進機本体を推進させるシールドジャッキとを備えたシールド掘進機において、前記シールドジャッキの伸縮端に、前記セグメントと当接するスプレッダー部を配置し、前記スプレッダー部が前記セグメンと当接する部位を、トンネル径方向に沿ってスライド移動自在に構成した。
【0013】
このように構成したシールド掘進機によれば、シールドジャッキの伸縮端に、セグメントと当接するスプレッダー部を配置し、スプレッダー部がセグメンと当接する部位を、トンネル径方向に沿ってスライド移動自在に構成しているので、シールドジャッキの軸心とセグメントの厚み中心との間の偏心によって、セグメントを外方に押しやる横方向分力が作用すると、セグメンと当接する部位が、トンネル径方向に沿ってスライド移動して、横方向分力がセグメントに加わることを緩和,抑制する。
【0014】
前記スプレッダー部は、前記シールドジャッキの伸縮プランジャの端部に配置され、そのトンネル軸方向の中心軸を、前記シールドジャッキの軸心に対して、外方に並行移動させた位置に偏心させることができる。
【0015】
前記スプレッダー部は、前記伸縮プランジャの端部に固定される本体と、前記本体にトンネル径方向にスライド移動自在に支持され、前記伸縮プランジャが伸長した際に、前記セグメントに当接する当接プレートと、前記本体と前記当接プレートとの間に介装された滑り部材とで構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1から図4は、本発明にかかるシールド掘進機の一実施例を示している。同図に示した実施例では、本発明を泥水式シールド掘進機に適用した場合を例示している。
【0017】
図1に示したシールド掘進機10は、掘進機本体12と、カッターヘッド14と、隔壁16と、チャンバー18とを備えている。掘進機本体12は、両端が開口した円筒状の前胴部12aおよび後胴部12bを有していて、前胴部12aの後端部と後胴部12bの前端部とが、中折れジャッキ20を介して連結された、いわゆる中折れ方式になっている。
【0018】
カッターヘッド14は、掘進機本体12の前胴部12aの先端側に回転自在に支持されており、厚みのある円盤状の面板14aと、この面板14aの中心に突設されたセンターカッター14bと、面板14aの背面側中心に延設された回転軸14cとを備えている。
【0019】
面板14aの前面には、図示省略の掘削ビットが配置され、掘削ビットの近傍には、スリット状の掘削土砂の取込み用開口部が設けられている。面板14aの内部には、径方向に出没するコピーカッタ14fが内蔵されている。コピーカッタ14fは、面板14a内に設けられた図示省略のジャッキにより出没され、突出状態においては、掘進機本体12の直径よりも大きな径での掘削が可能になる。さらに、面板14aの背面側には、チャンバー18内にあって、掘削土砂を攪拌する攪拌翼14gが複数突設されている。
【0020】
隔壁16は、カッターヘッド14の背面側にあって、チャンバー18を隔成するものであり、本実施例の場合には、掘進機本体12と同じ直径の円板状に形成され、掘進機本体12の前胴部12aから所定間隔だけ後方に後退した位置にあって、前胴部12aの長手軸と直交するようにして、前胴部12aの内周面に外周縁が固設されている。
【0021】
隔壁16には、カッターヘッド14の回転軸14cが回転自在支持され、隔壁16を貫通した回転軸14cの端部には、カッターヘッド14の面板14aを回転駆動する駆動装置14hが連結されている。
【0022】
隔壁16によりカッターヘッド14の背面側に隔成されたチャンバー18には、面板14aが駆動装置14hにより回転駆動されて、ビットにより掘削された土砂が、開口部を介して内部に取り込まれる。
【0023】
隔壁16の上部側には、チャンバー18内に取込まれた掘削土砂と混合する泥水を供給する送泥管22が貫通設置され、送泥管22の先端は、チャンバー18内に開口している。
【0024】
また、隔壁16の下部側には、泥水と掘削土砂との混合物を外部に排出するための排泥管24が貫通設置され、排泥管24の先端は、チャンバー18内に開口していて、この開口が掘削土砂の排出口26となっている。
【0025】
掘進機本体12内には、推進用のシールドジャッキ30が設けられている。このシールドジャッキ30は、掘削の進行に伴って、掘進機本体12の後胴部12bの後端側に順次環状に組み立てられるセグメント32に反力を取って、掘進機本体12を推進させる。
【0026】
以上のような泥水式シールド掘進機としての基本的な構成は、従来のこの種のマシンと同じであるが、本実施例のシールド掘進機10は、以下に説明する点に顕著な特徴がある。
【0027】
すなわち、本実施例の場合、各シールドジャッキ30の伸縮端には、セグメント32と当接するスプレッダー部50を配置し、スプレッダー部50がセグメン32と当接する部位を、トンネル径方向に沿ってスライド移動自在に構成している。
【0028】
シールドジャッキ30は、掘進機本体12の周方向に沿って所定の間隔を隔てて、複数配設され、各シールドジャッキ30は、円筒状のジャッキ本体30aと、ジャッキ本体30a内に一部が内蔵された伸縮プランジャ30bとを備え、ジャッキ本体30aは、フランジ部30cを介して、掘進機本体12の後胴部12aの内面に固設されている。
【0029】
本実施例の場合、シールドジャッキ30は、油圧注入により駆動させると、伸縮プランジャ30bが、トンネル軸方向に沿って後方側に伸長するようになっている。
【0030】
スプレッダー部50は、伸縮プランジャ30bの端部に固定される本体50aと、本体50aにトンネル径方向にスライド移動自在に支持され、伸縮プランジャ30bが伸長した際に、セグメント32に当接する当接プレート50bと、本体50aと当接プレート50bとの間に介装された滑り部材50cとを有している。
【0031】
スプレッダー部50の本体50aは、シールドジャッキ30の伸縮プランジャ30bの端部に配置され、ピンにより伸縮プランジャ30bに枢着支持されていて、そのトンネル軸方向の中心軸L1が、シールドジャッキ30の軸心L2に対して、外方に並行移動させた位置に偏心している。本体50aの中心軸L1は、セグメント32の厚み方向の中心L3とほぼ一致している。
【0032】
当接プレート50bは、概略長方形の平板から構成されていて、トンネル径方向に配置される幅は、セグメント32の厚みよりも若干大きくなっていて、幅方向の中心は、本体50aの中心軸L1と一致している。
当接プレート50bの長手方向の端部には、一対の段付き長孔50dが穿設されていて、この段付き長孔50d内にピン50eを装着することにより、本体50aに取り付けられている。
【0033】
長孔50dは、ピン50eよりも若干大きな幅を有し、トンネル径方向に沿って、所定の長さだけ延設されていて、この構成により、当接プレート50bは、ピン50eが長孔50d内で移動することにより、トンネル径方向にスライド移動自在になっている。
【0034】
滑り部材50cは、例えば、多孔質のオイレス部材であって、扁平な平板状のものが複数介装されていて、当接プレート50bが、トンネル径方向にスライド移動することを容易にしている。
【0035】
さて、以上のように構成したシールド掘進機によれば、シールドジャッキ30の伸縮端に、セグメント32と当接するスプレッダー部50を配置し、スプレッダー部50がセグメンと当接する部位、すなわち、当接プレート50bを、トンネル径方向に沿ってスライド移動自在に構成しているので、シールドジャッキ30の軸心L2とセグメント32の厚み中心L3との間の偏心によって、セグメント32を外方に押しやる横方向分力が作用すると、セグメン32と当接する部位すなわち、当接プレート50bが、トンネル径方向に沿ってスライド移動して、横方向分力がセグメント32に加わることを緩和,抑制する。
【0036】
このようにして、セグメント32に加わる横方向分力が緩和,抑制されると、曲線部の施工中や、高い推力が作用した場合に、セグメント32にクラックが発生することを低減することができる。
【0037】
従って、二次覆工を省略するトンネル工事において、セグメント自体が仕上げ面となる場合でも、クラックの補修に多大な費用や時間がかかることを回避することができる。
【0038】
なお、上記実施例では、本発明を泥水式シールド掘進機に適用した場合を例示したが、本発明の実施は、この形式に限定されることはなく、他の形式のシールド掘進機にも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明にかかるシールド掘進機によれば、セグメントに加わる横力を抑制することにより、クラックの発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシールド掘進機の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1に示したシールドジャッキの要部拡大図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の正面図である。
【符号の説明】
10    シールド掘進機
12    掘進機本体
14    カッターヘッド
30    シールドジャッキ
30a   ジャッキ本体
30b   伸縮プランジャ
32    セグメント
50    スプレッダー部
50a   本体
50b   当接プレート
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a shield machine, and more particularly to an improved technique of a shield jack for propulsion of a shield machine.
[0002]
[Prior art]
Various types of shield excavators used when constructing tunnels by the shield method are provided, including earth pressure type shield excavators. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-320298 discloses an earth pressure type excavator. An example of a shield machine is disclosed.
[0003]
This type of excavator, including the one disclosed in the above-mentioned publication, is generally rotatably supported on a cylindrical excavator body and a tip end side of the excavator body, and is driven to rotate by the ground. And a shield jack installed in the excavator main body and propelling the excavator main body by applying a reaction force to a segment which is annularly assembled on the rear side of the excavator main body.
[0004]
In the shield machine having such a configuration, a plurality of shield jacks installed in the main body are installed at predetermined intervals along the circumferential direction of the tunnel in accordance with the diameter of the tunnel to be constructed.
[0005]
The shield jack used for the shield excavator is usually of a hydraulic drive type, and includes a cylindrical main body and a telescopic plunger partially incorporated in the main body, and requires a large propulsion force. Therefore, those having a considerably large diameter are used.
[0006]
On the other hand, the segment where the shield jack takes a reaction force is assembled in an annular shape along the excavated tunnel inner wall surface. In this case, there is a considerable difference between the diameter of the shield jack body and the thickness of the segment, and there is a considerable amount of eccentricity between the axis of the shield jack and the center in the thickness direction of the segment. However, only a part of the shield jack comes into contact with the segment, and it is difficult to secure a sufficient reaction force.
[0007]
Therefore, conventionally, such a problem has been dealt with by interposing a spreader portion between the telescopic plunger of the shield jack and the segment. However, such a conventional shield machine has a technical problem described below.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
That is, even when the spreader portion is interposed between the telescopic plunger of the shield jack and the segment, the axis of the telescopic direction of the shield jack and the center of the thickness of the segment remain eccentric.
[0009]
In this case, since the center of the thickness of the segment is located outward with respect to the axis of the shield jack, when the shield jack is extended and brought into contact with the segment to take a reaction force, A lateral component force that pushes the segment outward acts, and when such a lateral component force is applied to the end of the segment, cracks may occur in the segment during construction of curved parts or when high thrust acts. Occurred.
[0010]
If such cracks occur in the segment, particularly in tunnel construction where secondary lining is omitted, the segment itself becomes a finished surface, and repair and repair thereof require a great deal of cost and time.
[0011]
The present invention has been made in view of such a conventional problem, and an object of the present invention is to reduce the occurrence of cracks by alleviating or suppressing the lateral component force applied to a segment. It is to provide a shield machine that can perform the work.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a cylindrical excavator main body, a cutter head that is rotatably supported at a tip end side of the excavator main body and excavates a ground by being rotationally driven, A shield jack that is installed in the excavator body and takes a reaction force on a segment that is annularly assembled on the rear side of the excavator body to shield the excavator body. A spreader portion that comes into contact with the segment is arranged at the expansion / contraction end, and a portion where the spreader portion comes into contact with the segment is configured to be slidable along the tunnel radial direction.
[0013]
According to the shield excavator configured as described above, the spreader portion that comes into contact with the segment is arranged at the telescopic end of the shield jack, and the portion where the spreader portion comes into contact with the segment is slidably movable along the tunnel radial direction. When the lateral component force that pushes the segment outward due to the eccentricity between the axis of the shield jack and the center of the thickness of the segment acts, the part that contacts the segment slides along the tunnel radial direction. Move to reduce or suppress the lateral component force from being applied to the segment.
[0014]
The spreader portion is disposed at an end of a telescopic plunger of the shield jack, and the center axis of the tunnel jack in the axial direction of the tunnel may be eccentric to a position shifted in parallel outward with respect to the axis of the shield jack. it can.
[0015]
The spreader portion includes a main body fixed to an end of the telescopic plunger, and a contact plate supported by the main body so as to be slidable in a tunnel radial direction, and when the telescopic plunger is extended, comes into contact with the segment. And a sliding member interposed between the main body and the contact plate.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. 1 to 4 show one embodiment of a shield machine according to the present invention. The embodiment shown in the figure illustrates a case where the present invention is applied to a muddy shield machine.
[0017]
The shield machine 10 shown in FIG. 1 includes a machine body 12, a cutter head 14, a partition 16, and a chamber 18. The excavator body 12 has a cylindrical front body portion 12a and a rear body portion 12b having both ends opened, and a rear end portion of the front body portion 12a and a front end portion of the rear body portion 12b are bent at the center. It is a so-called center-bending method, which is connected via the reference numeral 20.
[0018]
The cutter head 14 is rotatably supported on the tip end side of the front trunk portion 12a of the excavator body 12, and has a thick disk-shaped face plate 14a, and a center cutter 14b protruding from the center of the face plate 14a. , A rotation shaft 14c extending at the center of the back side of the face plate 14a.
[0019]
A not-shown excavation bit is arranged on the front surface of the face plate 14a, and a slit-shaped opening for taking in excavated earth and sand is provided near the excavation bit. A copy cutter 14f that appears and disappears in the radial direction is built in the face plate 14a. The copy cutter 14f is protruded and retracted by a jack (not shown) provided in the face plate 14a. When the copy cutter 14f is in a protruding state, excavation with a diameter larger than the diameter of the excavator body 12 is enabled. Further, a plurality of agitating blades 14g for agitating the excavated earth and sand are provided in the chamber 18 on the back side of the face plate 14a.
[0020]
The partition 16 is on the back side of the cutter head 14 and separates the chamber 18. In the case of the present embodiment, the partition 16 is formed in a disk shape having the same diameter as the excavator main body 12. The outer peripheral edge is fixed to the inner peripheral surface of the front trunk portion 12a at a position retracted rearward from the front trunk portion 12a by a predetermined distance and perpendicular to the longitudinal axis of the front trunk portion 12a. .
[0021]
The rotating shaft 14c of the cutter head 14 is rotatably supported by the partition 16 and a driving device 14h for rotating and driving the face plate 14a of the cutter head 14 is connected to an end of the rotating shaft 14c penetrating the partition 16. .
[0022]
The face plate 14a is rotationally driven by the driving device 14h in the chamber 18 separated by the partition wall 16 on the rear side of the cutter head 14, and the earth and sand excavated by the bit is taken in through the opening.
[0023]
A mud pipe 22 for supplying muddy water mixed with excavated earth and sand taken into the chamber 18 is provided through the upper side of the partition wall 16, and a tip of the mud pipe 22 is opened into the chamber 18. .
[0024]
Further, a drain pipe 24 for discharging a mixture of muddy water and excavated earth and sand to the outside is provided below the partition wall 16, and a tip of the drain pipe 24 is opened in the chamber 18. This opening serves as a discharge port 26 for excavated earth and sand.
[0025]
A shield jack 30 for propulsion is provided in the machine body 12. As the excavation progresses, the shield jack 30 applies a reaction force to the segments 32 that are sequentially assembled in an annular shape on the rear end side of the rear trunk portion 12b of the excavator main body 12, thereby propelling the excavator main body 12.
[0026]
The basic configuration of the above-described muddy shield excavator is the same as that of a conventional machine of this type, but the shield excavator 10 of the present embodiment has remarkable features in the points described below. .
[0027]
That is, in the case of the present embodiment, the spreader portion 50 that comes into contact with the segment 32 is disposed at the telescopic end of each shield jack 30, and the portion where the spreader portion 50 comes into contact with the segment 32 slides along the tunnel radial direction. It is freely configured.
[0028]
A plurality of shield jacks 30 are provided at predetermined intervals along the circumferential direction of the excavator main body 12, and each of the shield jacks 30 is a cylindrical jack main body 30a and a part is built in the jack main body 30a. The jack body 30a is fixed to the inner surface of the rear trunk portion 12a of the excavator body 12 via the flange portion 30c.
[0029]
In the case of this embodiment, when the shield jack 30 is driven by hydraulic pressure injection, the telescopic plunger 30b extends rearward along the tunnel axis direction.
[0030]
The spreader portion 50 is supported by the main body 50a fixed to the end of the telescopic plunger 30b, and slidably movable in the tunnel radial direction by the main body 50a. When the telescopic plunger 30b is extended, the contact plate comes into contact with the segment 32. 50b and a sliding member 50c interposed between the main body 50a and the contact plate 50b.
[0031]
The main body 50a of the spreader portion 50 is disposed at the end of the telescopic plunger 30b of the shield jack 30, is pivotally supported by the telescopic plunger 30b by a pin, and the central axis L1 in the tunnel axis direction is the axis of the shield jack 30. It is eccentric with respect to the center L2 to a position moved outward in parallel. The center axis L1 of the main body 50a substantially coincides with the center L3 of the segment 32 in the thickness direction.
[0032]
The contact plate 50b is formed of a substantially rectangular flat plate, and the width arranged in the tunnel radial direction is slightly larger than the thickness of the segment 32, and the center in the width direction is the center axis L1 of the main body 50a. Matches.
A pair of stepped long holes 50d are drilled at the longitudinal end of the contact plate 50b, and are attached to the main body 50a by mounting pins 50e in the stepped long holes 50d. .
[0033]
The long hole 50d has a slightly larger width than the pin 50e, and extends a predetermined length along the tunnel radial direction. With this configuration, the contact plate 50b allows the pin 50e to be connected to the long hole 50d. By moving within the tunnel, it is slidable in the tunnel radial direction.
[0034]
The sliding member 50c is, for example, a porous oiles member, in which a plurality of flat, flat members are interposed, and facilitates sliding movement of the contact plate 50b in the tunnel radial direction.
[0035]
Now, according to the shield machine described above, the spreader portion 50 that contacts the segment 32 is arranged at the telescopic end of the shield jack 30, and the portion where the spreader portion 50 contacts the segment, that is, the contact plate 50b is configured to be slidable along the tunnel radial direction, so that the eccentricity between the axis L2 of the shield jack 30 and the thickness center L3 of the segment 32 causes the segment 32 to be pushed outward. When a force is applied, a portion that comes into contact with the segment 32, that is, the contact plate 50 b slides along the tunnel radial direction, and reduces or suppresses the application of a lateral component to the segment 32.
[0036]
In this way, when the lateral component force applied to the segment 32 is reduced or suppressed, it is possible to reduce the occurrence of cracks in the segment 32 during the construction of the curved portion or when a high thrust is applied. .
[0037]
Therefore, in the tunnel construction in which the secondary lining is omitted, even if the segment itself becomes the finished surface, it is possible to avoid a large cost and time from repairing the crack.
[0038]
In the above embodiment, the case where the present invention is applied to a muddy shield machine is illustrated. However, the embodiment of the present invention is not limited to this type, and may be applied to other types of shield machine. can do.
[0039]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the shield machine according to the present invention, the occurrence of cracks can be reduced by suppressing the lateral force applied to the segments.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing one embodiment of a shield machine according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of the shield jack shown in FIG.
FIG. 3 is a side view of FIG. 2;
FIG. 4 is a front view of FIG. 2;
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 shield excavator 12 excavator main body 14 cutter head 30 shield jack 30a jack main body 30b telescopic plunger 32 segment 50 spreader section 50a main body 50b contact plate

Claims (3)

筒状の掘進機本体と、
前記掘進機本体の先端側に回転自在に支持され、回転駆動されることで地山を掘削するカッターヘッドと、
前記掘進機本体内に設置され、前記掘進機本体の後部側に環状に組立てられるセグメントに反力を取って、前記掘進機本体を推進させるシールドジャッキとを備えたシールド掘進機において、
前記シールドジャッキの伸縮端に、前記セグメントと当接するスプレッダー部を配置し、前記スプレッダー部が前記セグメンと当接する部位を、トンネル径方向に沿ってスライド移動自在に構成したことを特徴とするシールド掘進機。
A cylindrical excavator body,
A cutter head that is rotatably supported on the tip side of the excavator body and excavates the ground by being rotationally driven,
A shield machine equipped with a shield jack installed in the machine body and taking a reaction force on a segment assembled in an annular shape on the rear side of the machine body to propell the machine body,
A spreader portion that abuts the segment at the telescopic end of the shield jack, and a portion where the spreader portion abuts the segment is configured to be slidable along the radial direction of the tunnel. Machine.
前記スプレッダー部は、前記シールドジャッキの伸縮プランジャの端部に配置され、そのトンネル軸方向の中心軸が、前記シールドジャッキの軸心に対して、外方に並行移動させた位置に偏心していて、前記セグメントの厚み方向の中心にほぼ一致していることを特徴とする請求項1記載のシールド掘進機。The spreader portion is disposed at an end of a telescopic plunger of the shield jack, and a central axis in a tunnel axial direction is eccentric to a position shifted in parallel outward with respect to an axis of the shield jack, The shield machine according to claim 1, wherein the shield machine substantially coincides with the center of the segment in the thickness direction. 前記スプレッダー部は、前記伸縮プランジャの端部に固定される本体と、前記本体にトンネル径方向にスライド移動自在に支持され、前記伸縮プランジャが伸長した際に、前記セグメントに当接する当接プレートと、前記本体と前記当接プレートとの間に介装された滑り部材とを有することを特徴とする請求項1または2記載のシールド掘進機。The spreader section includes a main body fixed to an end of the telescopic plunger, and a contact plate that is slidably supported in the main body so as to be slidable in a tunnel radial direction, and that contacts the segment when the telescopic plunger extends. The shield machine according to claim 1 or 2, further comprising a sliding member interposed between the main body and the contact plate.
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