JP2004068176A

JP2004068176A - Reed for loom

Info

Publication number: JP2004068176A
Application number: JP2002225732A
Authority: JP
Inventors: Hideki Banba; 伴場　秀樹
Original assignee: Tsudakoma Corp; Tsudakoma Industrial Co Ltd
Current assignee: Tsudakoma Corp
Priority date: 2002-08-02
Filing date: 2002-08-02
Publication date: 2004-03-04

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To save the length of a selvage without deteriorating the strength of a reed. <P>SOLUTION: This reed 10 comprises dents 22 having the first dent portions 36 for guiding a weft and a reinforcing member 26 having the second dent portion 40 for guiding the weft, wherein the dents 22 and the reinforcing member 26 are arranged so that the first and second dents 36, 40 communicate with each other to form a groove for guiding the weft and the reinforcing member 26 is disposed at the end of the side opposite to the picking side. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、織機用の筬に関し、特に、補強部材を備えた筬に関する。
【０００２】
【従来の技術】
織機用の筬の１つとして、特開平１０−２０４７５３号公報に記載のものがある。一般に、この種の筬は、上下の口金と左右両端の親羽とにより囲まれた領域に複数の筬羽を緯入れ方向（緯糸の飛走方向）に間隔をおいて配列させている。複数の筬羽は、その上下の部分のみを上下の口金に取り付けて、経糸を通すことができるように整列されている。
【０００３】
そのような筬において、複数の筬羽だけでは緯入れ方向への撓みが生じやすい。筬打ち時に筬が緯入れ方向にたわむと、その箇所が織物欠点となる。
【０００４】
そこで、従来の筬においては、一般に、緯入れ方向両端部に親羽を設け、この親羽により緯入れ方向への筬の撓みを防いでいる。この従来技術によれば、緯入れ側に配置されている親羽は、緯糸の飛走を容易にするために、筬羽の凹欠部と同形同大の凹欠部を有している。これに対し、反緯入れ側の親羽は、緯糸が飛走する側が平坦ないわゆる平板状の形状を有している。
【０００５】
しかし、その親羽の強度を維持するためには、その親羽の緯入れ方向の寸法（幅寸法）を大きくしなければならない。このため、織布から切り離される捨耳の寸法が最低でも親羽の幅寸法となり、またストレッチノズル、ヤーンキャッチャー等を配置する場合には捨耳の長さ寸法が緯糸の案内溝に対応して配置される緯糸フィーラの幅寸法と反緯入れ側の親羽の幅寸法との和以上となり、緯糸が無駄に消費される。
【０００６】
これを防止すべく反筬入れ側の親羽の幅寸法を小さくすると、緯入れ方向への撓みに対する筬の強度が小さくなるから、織機の高速運転の際に緯入れ方向への大きな撓みが筬に生じてしまい、織物欠点が発生しやすい。
【０００７】
【解決しようとする課題】
本発明の目的は、強度を損なうことなく、捨耳の長さを節約することにある。
【０００８】
【解決手段、作用、効果】
本発明に係る筬は、それぞれが緯糸案内用の第１の凹欠部を有する複数の筬羽と、緯糸案内用の第２の凹欠部を有する補強部材とを含む。前記筬羽と前記補強部材とは緯糸の案内溝を形成すべく前記第１及び第２の凹欠部が互いに連通するように配置されており、前記補強部材は平板状の筬に代えて反緯入れ側端部に位置されている。
【０００９】
緯糸の案内溝の一部を形成する凹欠部を備える補強部材を反緯入れ側端部に配置すると、補強部材により筬全体の強度が高められる。このため、筬の強度が損なわれないから、高速運転時の筬の揺れや撓みが防止され、織物欠点が発生しない。
【００１０】
また、緯糸フィーラを補強部材の位置に配置することができるから、従来の筬に比べ、親羽の分だけ筬の幅寸法を小さくすることができる。これにより、筬の反緯入れ側に隣接してストレッチノズルやヤーンキャッチャーを配置しても、捨耳を節約することができる。
【００１１】
さらに、緯糸フィーラのヘッドを補強部材の凹欠部に対向させることにより、緯糸検知が筬の揺れや撓み等による影響を受けず、高い緯糸検出精度とすることができる。
【００１２】
前記補強部材は、前記筬羽と異なる部材により製作されていると共に、前記織機用筬の上下の口金に結合されていてもよい。これにより、筬羽より強度の高い材料を用いることにより補強部材を製作することができるから、補強部材の幅寸法をより小さくすることができる。また、これにより補強部材の強度を筬羽１枚の強度よりも高くすることができる。
【００１３】
前記補強部材の幅寸法を前記筬羽の幅寸法より大きくしてもよい。これにより、筬全体の剛性を高めることができる。また、これにより補強部材の強度を筬羽１枚の強度よりも高くすることができる。
【００１４】
前記第２の凹欠部は、前記筬羽の第１の凹欠部の高さ位置と略同じ位置に形成されていると共に、前記筬羽の第１の凹欠部と同じ方向に向いていてもよい。これにより、第１及び第２の凹欠部で形成される案内溝が確実に連通するから、緯糸を補強部材を通り超して案内溝中に確実に飛走させることができる。
【００１５】
前記補強部材はこれを経糸方向に貫通する１以上の穴を含むことができる。これにより、空気噴射式織機の場合に、緯糸を飛走させるサブノズルからの圧縮空気を補強部材の後方（織後側）に逃がすことができるから、サブノズルからの圧縮空気が補強部材の凹欠部内で乱れにくくなり、緯糸の飛走が補強部材の凹欠部内で乱れにくくなる。
【００１６】
前記穴は前記案内溝及びその近傍を上下方向に伸びるスリットの形状を有していてもよい。これにより、空気噴射式織機の場合に、サブノズルからの圧縮空気を補強部材の後方に確実に逃がすことができるから、サブノズルからの圧縮空気が補強部材の凹欠部内でより乱れにくくなり、緯糸の飛走が補強部材の凹欠部内でより乱れにくくなる。
【００１７】
前記穴はキャッチコードの通過を許す位置に形成されていてもよい。また、前記穴の長さ寸法は、前記キャッチコードの開口運動量より大きく、前記織機用筬の上下の口金の間隔より小さくてもよい。これにより、スリット状の穴にキャッチコードを通すことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図１から図３を参照するに、織機用の筬１０は、緯糸１２を、メインノズル１４から圧縮空気と共に噴射させて経糸開口内を飛走させると共に、緯糸１２の飛走路の途中に配置された複数のサブノズル１６から噴射される圧縮空気によりさらに経糸開口内を飛走させる空気噴射式織機に適用される。
【００１９】
筬１０は、緯入れ側の複数の平羽２０と、製織用の複数の筬羽２２と、反緯入れ側のキャッチコード用の複数の筬羽２４と、補強部材２６と、上部口金（上部取付部材）２８と、下部口金（下部取付部材）３０と、左右の側部口金（結合部材）３２及び３４とを含む。また、筬羽２０，２２及び２４並びに補強部材２６は、共にステンレスで形成されている。
【００２０】
筬羽２０，２２，２４の各々は、上下方向に長くかつ略一定の厚さ寸法を有する帯板状に形成されており、また上下方向の両先端部を丸くされている。
【００２１】
筬羽２２及び２４並びに補強部材２６は、それぞれ、凹欠部３６，３８及び４０を有しており、凹欠部３６，３８及び４０が整列されていることにより案内溝４２が形成されている。
【００２２】
筬羽２０，２２及び２４並びに補強部材２６の各々は、織前側とされる前縁部（表面部）４４と織後側とされる後縁部（裏面部）４６とを有している。
【００２３】
筬羽２２及び２４並びに補強部材２６の各々は、その前縁部４４の上下中央付近に設けられた略三角形状をした凸部４８を有しており、その頂部付近に凹欠部３６及び３８並びに４０を形成している。凹欠部３６，３８及び４０の各々は、２つの側面５０と奥底部（奥底面）５２とにより、角部を丸くされたコ字状の形状を有している。
【００２４】
筬羽２０，２２及び２４並びに補強部材２６は、口金２８，３０，３２，３４によって組まれた枠組みの内側に、それらの配置位置が緯入れ側から、筬羽２０、筬羽２２、補強部材２６及び筬羽２４となるように、配置されている。
【００２５】
筬羽２０，２２，２４の各々は、その厚み方向を緯入れ方向とされかつ凹欠部３６，３８が補強部材２６の凹欠部４０と共に整列して案内溝４２を形成するように、緯入れ方向に間隔をおいて並列的に並べられた状態に、上端部及び下端部をそれぞれコ字状の断面形状を有する上部口金２８の溝２８ａ及び下部口金３０の溝３０ａに嵌入接着されている。
【００２６】
隣り合う筬羽２２の空間、隣り合う筬羽２４の空間、並びに、隣り合う筬羽２０及び２２の間の空間は、上下方向に間隔をおいて配置された一対のスペーサ５４により、経糸を通すための空間とされている。図示の例では、スペーサ５４は圧縮コイルばねであり、圧縮コイルばねの各リング状部は隣り合う筬羽２２、隣り合う筬羽２４、又は、隣り合う筬羽２２及び２４の間に位置されて前記空間を維持している。
【００２７】
側部口金３２，３４の各々は、筬羽２０，２２，２４よりやや厚い厚さ寸法を有する帯状の板材の両端部を厚さ方向に曲げてコ字状に形成されている。
【００２８】
筬羽２０並びに側部口金３２及び３４の前後方向（経糸の飛走方向）の寸法は、緯糸の飛走を妨げないように、緯入れ側端及び反緯入れ側端に位置する筬羽２２又は２４の後縁部４６から凹欠部３６又は３８までの寸法と略同じ寸法とされている。
【００２９】
補強部材２６は、筬羽２２の厚さ寸法の複数倍に対応する緯入れ方向の寸法と、筬羽２２と略同形同大の形状とを有している。補強部材２６は、上下の端部を上下の口金３２，３４に差し込まれていると共に、筬羽２０，２２，２４と異なる材料、特に部材により形成されており、また凹欠部４０が筬羽２２，２４の凹欠部３６，３８と略同じ位置となるように、上下の口金２８，３０にリベットやねじ部材等で取り付けられている。
【００３０】
緯入れ方向における補強部材２６の幅寸法が筬羽２０，２２，２４の幅寸法より大きいと、筬１０全体の剛性が高くなる。また、補強部材２６が筬羽２０，２２，２４と異なる部材により製作されていると共に、上下の口金２８，３０に結合されていると、筬羽２０，２２，２４より強度の高い材料を用いることにより補強部材２６を製作することができ、それにより緯入れ方向における補強部材２６の幅寸法をより小さくすることができる。
【００３１】
そのような補強部材２６は、織機用筬１０の反緯入れ側に位置されていることと、凹欠部４０を有しているものの、前縁部４４に凸部４８を設けていることにより、補強部材２６全体として、大きな強度を有する。このため、緯入れ方向における補強部材２６の幅寸法を従来の親羽の幅寸法よりも大きくすることができるから、筬１０全体の剛性を損なうことなく、捨耳の長さ寸法を小さくすることができる。
【００３２】
図２及び図３に示すように、筬１０は、凹欠部３６により形成される案内溝の部分が製織用の経糸の存在する領域に位置すると共に、案内溝４２が織布（図示せず）の織前と対向するように、下口金３０において、揺動するアーム（図示せず）に取り付けられた筬スレー５６に組み付けられる。
【００３３】
筬スレー５６への筬１０の取り付けの際、筬１０は、その下口金３０を筬スレー５６に形成された溝５９にくさび５８と共に差し込まれ、くさび５８を貫通して筬スレー５６に螺合されたボルト６０により、筬スレー５６に堅固に取り付けられる。
【００３４】
各サブノズル１６はねじ部材６４によりサブノズルホルダ６２に取り付けられている。サブノズルホルダ６２及び緯糸フィーラ６６は、それらに個々に対応されたボルト６８により、筬スレー５６に取り付けられている。各ボルト６８は、矩形状の頭部を有しており、筬スレー５６はボルト６８の頭部を筬スレー５６の長手方向に移動可能に受け入れている凸字状の断面形状を有する取付溝７０を有している。
【００３５】
各ボルト６８は、対応するサブノズルホルダ６２又は緯糸フィーラ６６を貫通しており、またナット７２を先端側に螺合させている。サブノズルホルダ６２及び緯糸フィーラ６６の各々は、対応するボルト６８とナット７２とが締め付けられることにより、筬スレー５６に堅固に取り付けられている。
【００３６】
緯糸フィーラ６６は補強部材２６の配置位置に配置されている。これにより、従来の筬に比べ、緯入れ方向における筬１０の幅寸法を親羽の分だけ小さくすることができるから、筬１０の反緯入れ側に隣接してストレッチノズルやヤーンキャッチャーを配置しても、捨耳を節約することができる。
【００３７】
緯糸フィーラ６６は、緯糸検知用のヘッドを補強部材２６の凹欠部４０に対向されており、緯入れ方向に対する緯糸フィーラの検知幅より補強部材の幅の方を広くしている。これにより、緯糸検知が筬１０の揺れや撓み等による影響を受けず、高い緯糸検出精度に維持される。
【００３８】
緯糸１２は、圧縮空気源（図示せず）からの圧縮空気と共に、メインノズル１４から経糸の開口内へ向けて噴出されると共に、複数のサブノズル１６から案内溝４２の奥底部方向及び緯入れ方向に斜めに噴出される圧縮空気により案内溝４２内を飛走して経糸開口に緯入れされる。
【００３９】
補強部材２６の凹欠部４０は、筬羽２２，２４の凹欠部３６，３８の高さ位置と略同じ位置に形成されていると共に、筬羽２２，２４の凹欠部３６，３８と同じ方向に向けられている。これにより、凹欠部３６，３８，４０で形成される案内溝４２が確実に連通するから、緯糸の先端部は補強部材２６を通り越して案内溝４２中に確実に飛走する。
【００４０】
上記のような筬１０によれば、案内溝４２の一部を形成する凹欠部４０を備える補強部材２６を反緯入れ側端部に備えているから、補強部材２６により筬１０全体の強度が高められる。このため、筬１０の強度が損なわれないから、高速運転時の筬の揺れや撓みが防止され、織物欠点を防止できる。
【００４１】
図４を参照するに、補強部材８０は、図１から図３に示す筬１０における補強部材２６において、三角形状の凸部４８の代わりに、筬羽２２，２４の凹欠部３６，３８に対応する高さに上壁８２と下壁８４を有しており、上壁８２と下壁８４と奥底部８６とによって凹欠部４０を形成し、それら凹欠部３６，３８，４０により案内溝４２を形成している。
【００４２】
補強部材８０を用いた筬は、図１から図３に示す筬１０と同様の作用効果を奏する。また、補強部材８０の質量が図１から図３に示す筬１０の補強部材２６の質量よりも小さいので、筬打ち速度（織機回転数）を速くすることができ、織機の生産性が向上する。
【００４３】
図５を参照するに、補強部材９０は、図１から図３に示す筬１０における補強部材２６に、凹欠部４０を有する前縁部４４から後縁部４６に貫通する複数の穴９２を有している。各穴９２は、補強部材９０の凹欠部４０を略直角に横切って上下方向へ伸びるスリット状とすることができる。
【００４４】
補強部材９０を用いた筬によっても、図１から図３に示す筬１０と同様の作用効果を奏する。また、サブノズル１６から噴射された圧縮空気が、スリット状の複数の穴９２を織前側から織後側に通過して補強部材９０の前縁部４４から後縁部４６に逃げるので、サブノズル１６から噴射された圧縮空気の反射に起因する、案内溝４２からの飛走緯糸の飛び出しが防止される。
【００４５】
図６を参照するに、補強部材９６は、図５に示す筬における補強部材９０において、反緯入れ側の口金３４を省略し、その代わりに緯入れ方向における補強部材９６の幅寸法を大きくし、さらにスリット状の複数の穴９８をキャッチコードの通過位置に形成している。上下方向における各穴９８の長さ寸法は、キャッチコードの開口運動範囲より長くかつ上下の口金２８，３０の間隔よりも小さくされている。
【００４６】
補強部材９６を用いる筬羽は、キャッチコード用の各経糸を穴９８に通すことにより、図１における右側部口金３４及びキャッチコード用の筬羽２４が不要になる。これにより、筬全体の質量が軽減されると共に、補強部材９６がキャッチコード用の筬羽を兼用するため、捨耳の寸法を小さくすることができる。
【００４７】
上述の補強部材２６，８０，９０，９６を反緯入れ側に備える筬の場合、筬全体の強度のバランスの観点から緯入れ側にも補強部材を配置してもよい。その場合、左側口金の替わりに、図７に示す補強部材１００を用いることが好ましい。
【００４８】
補強部材１００は、上下方向における筬羽２２，２４の凹欠部３６，３８の範囲よりも広い範囲にわたって補強部材１００のメインノズル１４に対応する中央部分１０２を背面側にくぼませている。補強部材１００をそのような形状にすることにより、複数のメインノズル１４を設けた場合等に、メインノズル１４の位置調節ができる範囲が広がり、より安定した緯入れを実現することができる。
【００４９】
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。例えば、上述筬１０は、一枚筬のほかに、分割筬にも適用しもよい。分割筬の場合には、全ての分割筬は、同じ筬を用いてもよいし、適宜な形状の筬を組み合わせてもよい。また、上記実施例を適宜組み合わせて実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る筬の第１の実施例を示す正面図である。
【図２】図１に示す筬のサブノズルの部分の概略側面図である。
【図３】図１に示す筬の緯糸フィーラの部分の概略側面図である。
【図４】本発明に係る筬の第２の実施例を示す補強部材の近傍の概略図である。
【図５】本発明に係る筬の第３の実施例を示す補強部材の近傍の概略図であって、（Ａ）は主要部分の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の５Ｂ−５Ｂ線に沿って得た断面図である。
【図６】本発明に係る筬の第４の実施例を示す補強部材の近傍の概略図であって、（Ａ）は主要部分の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の６Ｂ−６Ｂ線に沿って得た断面図である。
【図７】緯入れ側の補強部材の近傍の概略図であって、（Ａ）は主要部分の正面図、（Ｂ）は左側面図である。
【符号の説明】
１０　織機用筬
１２　緯糸
１４　メインノズル
１６　サブノズル
２０，２２，２４　筬羽
２６，８０，９０，９６　補強部材
２８，３０，３２，３４　口金
３６，３８，４０　凹欠部
４２　案内溝
６６　緯糸フィーラ
９２，９８　穴（スリット）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a reed for a loom, and more particularly, to a reed provided with a reinforcing member.
[0002]
[Prior art]
As one of the reeds for a loom, there is one described in JP-A-10-204753. Generally, in this type of reed, a plurality of reed wings are arranged in a region surrounded by upper and lower bases and left and right main wings at intervals in a weft insertion direction (weft flight direction). The plurality of reed wings are arranged such that only upper and lower portions thereof are attached to upper and lower caps so that a warp can pass therethrough.
[0003]
In such a reed, bending in the weft insertion direction is likely to occur only with a plurality of reed wings. If the reed deflects in the weft insertion direction during beating, that portion becomes a fabric defect.
[0004]
Therefore, in the conventional reed, the main wing is generally provided at both ends in the weft insertion direction, and the main wing prevents the reed from bending in the weft insertion direction. According to this conventional technique, the main feather disposed on the weft insertion side has a concave notch having the same shape and the same size as the concave notch of the reed wing in order to facilitate the flight of the weft. . On the other hand, the main feather on the side opposite to the weft insertion side has a so-called flat plate shape in which the side on which the weft runs is flat.
[0005]
However, in order to maintain the strength of the main wing, the dimension (width dimension) of the main wing in the weft insertion direction must be increased. For this reason, the size of the ears separated from the woven fabric is at least the width of the main feather, and when arranging a stretch nozzle, a yarn catcher, etc., the length of the ears corresponds to the guide groove of the weft. The width is equal to or greater than the width of the arranged weft feeler and the width of the main feather on the side opposite to the weft insertion side, and the weft is wasted.
[0006]
If the width of the main wing on the anti-reed side is reduced to prevent this, the strength of the reed against deflection in the weft insertion direction will be reduced. And the fabric defect is likely to occur.
[0007]
[Problem to be solved]
It is an object of the present invention to save the length of the ears without sacrificing strength.
[0008]
[Solutions, actions, and effects]
The reed according to the present invention includes a plurality of reed wings each having a first concave portion for guiding a weft, and a reinforcing member having a second concave portion for guiding a weft. The reed wings and the reinforcing member are arranged so that the first and second concave notches communicate with each other so as to form a weft guide groove, and the reinforcing member is replaced with a flat reed. It is located at the end of the weft insertion side.
[0009]
When the reinforcing member having the concave notch that forms a part of the weft guide groove is disposed at the end opposite to the weft insertion side, the strength of the entire reed is increased by the reinforcing member. For this reason, since the strength of the reed is not impaired, the reed is prevented from shaking or bending during high-speed operation, and no fabric defect occurs.
[0010]
Further, since the weft feeler can be disposed at the position of the reinforcing member, the width of the reed can be reduced by the size of the main feather compared to the conventional reed. Thus, even if the stretch nozzle or the yarn catcher is arranged adjacent to the reed insertion side of the reed, ears can be saved.
[0011]
Further, by causing the head of the weft feeler to face the concave notch of the reinforcing member, the detection of the weft is not affected by shaking or bending of the reed, and high weft detection accuracy can be achieved.
[0012]
The reinforcing member may be made of a member different from the reed feather, and may be coupled to upper and lower bases of the loom reed. Thus, the reinforcing member can be manufactured by using a material having higher strength than the reed wings, so that the width dimension of the reinforcing member can be further reduced. In addition, the strength of the reinforcing member can be made higher than the strength of one reed.
[0013]
The width of the reinforcing member may be larger than the width of the reed. Thereby, the rigidity of the whole reed can be increased. In addition, the strength of the reinforcing member can be made higher than the strength of one reed.
[0014]
The second concave notch is formed at substantially the same position as the height of the first concave notch of the reed dent, and faces in the same direction as the first concave notch of the reed dent. You may. Thus, the guide grooves formed by the first and second concave notches are reliably communicated with each other, so that the weft can pass through the reinforcing member and reliably fly into the guide grooves.
[0015]
The reinforcing member may include one or more holes passing therethrough in the warp direction. Thus, in the case of an air jet loom, the compressed air from the sub-nozzle that causes the weft to fly can be released to the rear (rear side of the weaving) of the reinforcing member. This makes it difficult for the weft to fly in the recessed portion of the reinforcing member.
[0016]
The hole may have a shape of a slit extending vertically in the guide groove and the vicinity thereof. Thereby, in the case of the air jet loom, the compressed air from the sub-nozzle can be reliably released to the rear of the reinforcing member, so that the compressed air from the sub-nozzle is less likely to be disturbed in the concave notch of the reinforcing member, and The flight is less likely to be disturbed in the concave portion of the reinforcing member.
[0017]
The hole may be formed at a position that allows the passage of the catch cord. The length of the hole may be larger than the opening momentum of the catch cord, and may be smaller than the distance between the upper and lower bases of the loom reed. This allows the catch cord to pass through the slit-shaped hole.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Referring to FIGS. 1 to 3, a reed 10 for a loom injects a weft 12 together with compressed air from a main nozzle 14 to fly inside a warp opening and is disposed in the course of the flight path of the weft 12. The present invention is applied to an air jet loom that further travels in the warp shed by compressed air jetted from the plurality of sub nozzles 16.
[0019]
The reed 10 has a plurality of flat wings 20 on the weft insertion side, a plurality of reeds 22 for weaving, a plurality of reeds 24 for a catch cord on the opposite weft insertion side, a reinforcing member 26, and an upper base (upper base). A mounting member 28, a lower base (lower mounting member) 30, and left and right side bases (coupling members) 32 and 34. The reeds 20, 22, and 24 and the reinforcing member 26 are all formed of stainless steel.
[0020]
Each of the reed dents 20, 22, and 24 is formed in a strip shape having a vertically long and substantially constant thickness, and both ends in the vertical direction are rounded.
[0021]
The reed feathers 22 and 24 and the reinforcing member 26 have concave portions 36, 38 and 40, respectively, and the guide grooves 42 are formed by aligning the concave portions 36, 38 and 40. .
[0022]
Each of the reed feathers 20, 22, and 24 and the reinforcing member 26 has a front edge (front surface) 44 that is a weaving front side and a rear edge (back surface) 46 that is a back weaving side.
[0023]
Each of the reed feathers 22 and 24 and the reinforcing member 26 has a substantially triangular convex portion 48 provided near the upper and lower centers of a front edge portion 44 thereof, and concave notches 36 and 38 near its top. And 40 are formed. Each of the concave notches 36, 38 and 40 has a U-shape in which two corners are rounded by two side surfaces 50 and a back bottom (back bottom) 52.
[0024]
The reed feathers 20, 22, and 24 and the reinforcing member 26 are arranged inside the frame assembled by the caps 28, 30, 32, and 34, and are disposed at positions from the weft insertion side. 26 and reed feathers 24 are arranged.
[0025]
Each of the reed feathers 20, 22, and 24 has its thickness direction set to the weft insertion direction, and the recesses 36 and 38 are aligned with the recesses 40 of the reinforcing member 26 to form the guide grooves 42. The upper end and the lower end are fitted and bonded to the groove 28a of the upper base 28 and the groove 30a of the lower base 30 each having a U-shaped cross-section in a state where they are arranged in parallel at intervals in the inserting direction. .
[0026]
The space between the adjacent reeds 22, the space between the adjacent reeds 24, and the space between the adjacent reeds 20 and 22 pass a warp through a pair of spacers 54 arranged at intervals in the vertical direction. It is a space for. In the illustrated example, the spacer 54 is a compression coil spring, and each ring-shaped portion of the compression coil spring is located between the adjacent reeds 22, the adjacent reeds 24, or between the adjacent reeds 22 and 24. The space is maintained.
[0027]
Each of the side caps 32, 34 is formed in a U-shape by bending both ends of a band-shaped plate material having a slightly larger thickness dimension than the reed dents 20, 22, 24 in the thickness direction.
[0028]
The dimensions of the reed wing 20 and the side caps 32 and 34 in the front-rear direction (the flight direction of the warp) are such that the reed wings 22 located at the weft insertion side end and the opposite weft insertion side end do not hinder the weft flight. Alternatively, the dimensions are substantially the same as the dimensions from the rear edge 46 of the 24 to the recess 36 or 38.
[0029]
The reinforcing member 26 has a dimension in the weft insertion direction corresponding to a plurality of times the thickness dimension of the reed dent 22 and a shape substantially the same shape and size as the reed dent 22. The reinforcing member 26 has upper and lower ends inserted into upper and lower bases 32 and 34, and is formed of a material different from the reed dents 20, 22, and 24, particularly a member. The upper and lower bases 28 and 30 are attached to the upper and lower bases 28 and 30 with rivets, screw members, or the like so as to be located at substantially the same positions as the concave notches 36 and 38 of the 22 and 24.
[0030]
If the width of the reinforcing member 26 in the weft insertion direction is larger than the width of the reeds 20, 22, and 24, the rigidity of the entire reed 10 increases. When the reinforcing member 26 is made of a material different from the reeds 20, 22, and 24 and is coupled to the upper and lower bases 28 and 30, a material having higher strength than the reeds 20, 22, and 24 is used. Thereby, the reinforcing member 26 can be manufactured, and thereby the width dimension of the reinforcing member 26 in the weft insertion direction can be further reduced.
[0031]
Such a reinforcing member 26 is located on the side opposite to the weft insertion side of the loom reed 10, and has the concave notch 40, but the convex portion 48 is provided on the front edge portion 44. The reinforcing member 26 as a whole has a large strength. For this reason, since the width dimension of the reinforcing member 26 in the weft insertion direction can be made larger than the width dimension of the conventional main feather, it is possible to reduce the length dimension of the earpiece without impairing the rigidity of the entire reed 10. Can be.
[0032]
As shown in FIGS. 2 and 3, in the reed 10, the guide groove portion formed by the concave notch 36 is located in the region where the warp yarn for weaving exists, and the guide groove 42 is formed of a woven fabric (not shown). ) Is assembled to the reed sleigh 56 attached to the swinging arm (not shown) at the lower mouthpiece 30 so as to face the cloth fell.
[0033]
When the reed 10 is attached to the reed sleigh 56, the lower reed 10 is inserted into the groove 59 formed in the reed sleigh 56 together with the wedge 58, and is screwed into the reed sleigh 56 through the wedge 58. The bolt 60 firmly attaches to the reed sleigh 56.
[0034]
Each sub-nozzle 16 is attached to the sub-nozzle holder 62 by a screw member 64. The sub-nozzle holder 62 and the weft feeler 66 are attached to the reed sleigh 56 by bolts 68 respectively corresponding to them. Each bolt 68 has a rectangular head, and the reed sleigh 56 has a mounting groove 70 having a convex cross-sectional shape that movably receives the head of the bolt 68 in the longitudinal direction of the reed sleigh 56. have.
[0035]
Each bolt 68 passes through the corresponding sub-nozzle holder 62 or weft feeler 66, and a nut 72 is screwed to the tip end side. Each of the sub-nozzle holder 62 and the weft feeler 66 is firmly attached to the reed sley 56 by tightening the corresponding bolt 68 and nut 72.
[0036]
The weft feeler 66 is arranged at the position where the reinforcing member 26 is arranged. As a result, the width of the reed 10 in the weft insertion direction can be reduced by the length of the main feather compared to the conventional reed, so that a stretch nozzle or a yarn catcher is arranged adjacent to the reed 10 on the opposite side of the reed. Even so, ears can be saved.
[0037]
The weft feeler 66 has a head for weft detection facing the concave notch 40 of the reinforcing member 26, and the width of the reinforcing member is wider than the detection width of the weft feeler in the weft insertion direction. As a result, the weft detection is not affected by shaking or bending of the reed 10 and the high weft detection accuracy is maintained.
[0038]
The weft yarn 12 is jetted out of the main nozzle 14 into the opening of the warp yarn together with compressed air from a compressed air source (not shown), and from the plurality of sub-nozzles 16 in the depth direction of the guide groove 42 and the weft insertion direction. The air flies obliquely into the guide groove 42 by compressed air which is jetted obliquely into the warp shedding.
[0039]
The concave notch 40 of the reinforcing member 26 is formed at substantially the same height position as the concave notches 36, 38 of the reed dents 22, 24, and the concave notch 36, 38 of the reed dents 22, 24 is formed. They are oriented in the same direction. Thereby, since the guide groove 42 formed by the concave notches 36, 38, and 40 communicates reliably, the leading end of the weft passes through the reinforcing member 26 and surely flies into the guide groove 42.
[0040]
According to the reed 10 as described above, since the reinforcing member 26 having the concave notch 40 forming a part of the guide groove 42 is provided at the end opposite to the weft insertion side, the strength of the entire reed 10 is enhanced by the reinforcing member 26. Is enhanced. For this reason, since the strength of the reed 10 is not impaired, shaking or bending of the reed at the time of high-speed operation is prevented, and a fabric defect can be prevented.
[0041]
Referring to FIG. 4, the reinforcing member 80 is different from the reinforcing member 26 of the reed 10 shown in FIGS. 1 to 3 in that the triangular protrusions 48 are replaced by the concave notches 36 and 38 of the reeds 22 and 24. An upper wall 82 and a lower wall 84 are provided at corresponding heights, and the upper wall 82, the lower wall 84, and the inner bottom portion 86 form a concave notch 40, which is guided by the concave notches 36, 38, and 40. A groove 42 is formed.
[0042]
The reed using the reinforcing member 80 has the same operation and effect as the reed 10 shown in FIGS. Further, since the mass of the reinforcing member 80 is smaller than the mass of the reinforcing member 26 of the reed 10 shown in FIGS. 1 to 3, the beating speed (loom rotation speed) can be increased, and the productivity of the loom is improved. .
[0043]
Referring to FIG. 5, the reinforcing member 90 includes a plurality of holes 92 penetrating from the front edge portion 44 having the concave notch 40 to the rear edge portion 46 in the reinforcing member 26 of the reed 10 shown in FIGS. 1 to 3. Have. Each of the holes 92 may be formed in a slit shape that extends in a vertical direction across the recessed portion 40 of the reinforcing member 90 at a substantially right angle.
[0044]
The reed using the reinforcing member 90 also has the same operation and effect as the reed 10 shown in FIGS. Further, the compressed air injected from the sub-nozzle 16 passes through the plurality of slit-shaped holes 92 from the front side to the rear side of the weaving and escapes from the front edge portion 44 of the reinforcing member 90 to the rear edge portion 46. Jumping out of the flying weft from the guide groove 42 due to the reflection of the injected compressed air is prevented.
[0045]
Referring to FIG. 6, the reinforcing member 96 is different from the reinforcing member 90 in the reed shown in FIG. 5 in that the base 34 on the side opposite to the weft insertion side is omitted and the width of the reinforcing member 96 in the weft insertion direction is increased. Further, a plurality of slit-shaped holes 98 are formed at positions where the catch cord passes. The length of each hole 98 in the vertical direction is longer than the opening movement range of the catch cord and smaller than the interval between the upper and lower bases 28 and 30.
[0046]
In the reed using the reinforcing member 96, by passing each catch cord warp through the hole 98, the right-side base 34 and the reed 24 for the catch cord in FIG. 1 become unnecessary. Accordingly, the mass of the entire reed is reduced, and the size of the ears can be reduced because the reinforcing member 96 also serves as the reed for the catch cord.
[0047]
In the case of a reed provided with the reinforcing members 26, 80, 90, 96 on the side opposite to the weft insertion side, the reinforcement member may be disposed on the weft insertion side from the viewpoint of the balance of the strength of the entire reed. In that case, it is preferable to use a reinforcing member 100 shown in FIG. 7 instead of the left base.
[0048]
In the reinforcing member 100, a central portion 102 corresponding to the main nozzle 14 of the reinforcing member 100 is recessed on the back side over a range wider than the range of the concave notches 36 and 38 of the reed dents 22 and 24 in the vertical direction. By forming the reinforcing member 100 in such a shape, when a plurality of main nozzles 14 are provided, the range in which the position of the main nozzles 14 can be adjusted is widened, and more stable weft insertion can be realized.
[0049]
The present invention is not limited to the above embodiments, and can be variously modified without departing from the gist thereof. For example, the reed 10 described above may be applied not only to a single reed but also to a divided reed. In the case of divided reeds, all divided reeds may use the same reed or may combine reeds of appropriate shapes. Further, the above embodiments may be implemented in combination as appropriate.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a first embodiment of a reed according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of a sub nozzle portion of the reed shown in FIG.
FIG. 3 is a schematic side view of a weft feeler portion of the reed shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic view of the vicinity of a reinforcing member showing a second embodiment of a reed according to the present invention.
5A and 5B are schematic views showing the vicinity of a reinforcing member showing a third embodiment of a reed according to the present invention, wherein FIG. 5A is a front view of a main part, and FIG. 5B is a 5B-5B line of FIG. FIG.
6A and 6B are schematic views showing the vicinity of a reinforcing member showing a fourth embodiment of the reed according to the present invention, wherein FIG. 6A is a front view of a main part, and FIG. 6B is a line 6B-6B in FIG. FIG.
FIGS. 7A and 7B are schematic views of the vicinity of a reinforcing member on the weft insertion side, wherein FIG. 7A is a front view of a main part, and FIG.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 Reed for loom 12 Weft 14 Main nozzle 16 Sub-nozzle 20, 22, 24 Reed feathers 26, 80, 90, 96 Reinforcing members 28, 30, 32, 34 Caps 36, 38, 40 Depressed notch 42 Guide groove 66 Weft feeler 92 , 98 holes (slits)

Claims

The reed includes a plurality of reeds each having a first concave notch for weft guidance, and a reinforcing member having a second concave notch for weft guidance, wherein the reed and the reinforcing member guide weft yarns. A reed for a loom, wherein the first and second recessed portions are arranged so as to communicate with each other to form a groove, and the reinforcing member is located at an end opposite to the weft insertion side.

2. The reed for a loom according to claim 1, wherein the reinforcing member is made of a member different from the reed feathers and is coupled to upper and lower bases of the reed for the loom. 3.

3. The reed for a loom according to claim 1, wherein the reinforcing member has a width larger than a width of the reed.

The second concave notch is formed at substantially the same height position as the first concave notch of the reed dent, and faces in the same direction as the first concave notch of the reed dent. The reed for a loom according to any one of claims 1 to 3.

The reed for a loom according to any one of claims 1 to 4, wherein the reinforcing member includes one or more holes penetrating the reinforcing member in the warp direction.

The reed for a loom according to claim 5, wherein the hole has a shape of a slit extending vertically in the guide groove and the vicinity thereof.

The reed for a loom according to claim 5 or 6, wherein the hole is formed at a position allowing passage of a catch cord.

The reed for a loom according to claim 6 or 7, wherein a length dimension of the hole is larger than an opening momentum of the catch cord and smaller than an interval between upper and lower bases of the reed for the loom.