JP2004064177A - 視聴制限方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に視聴制限を行うこと。
【解決手段】端末11で、視聴者の受信ボックス毎の設定情報を作成して、サーバ12に保存しておく。一方、このサーバ2から配信されたデジタル番組に、それぞれ該当するPIDを合成器13で付与し、同じくサーバ12から配信された設定情報等と合成して送出する。合成されたデジタル番組等は、61や62のような状態でCATV網20を流れている。視聴者側では、デジタル番組等を分配器31を経由して、受信ボックス33で受信し、デジタル番組等に含まれる、自受信ボックス宛の設定情報を抽出し、受信ボックス33に設定する。こうすることにより、契約したデジタル番組のPIDしか受信ボックス33に設定されないので、他のデジタル番組は視聴ができず、視聴制限を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】端末11で、視聴者の受信ボックス毎の設定情報を作成して、サーバ12に保存しておく。一方、このサーバ2から配信されたデジタル番組に、それぞれ該当するPIDを合成器13で付与し、同じくサーバ12から配信された設定情報等と合成して送出する。合成されたデジタル番組等は、61や62のような状態でCATV網20を流れている。視聴者側では、デジタル番組等を分配器31を経由して、受信ボックス33で受信し、デジタル番組等に含まれる、自受信ボックス宛の設定情報を抽出し、受信ボックス33に設定する。こうすることにより、契約したデジタル番組のPIDしか受信ボックス33に設定されないので、他のデジタル番組は視聴ができず、視聴制限を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ番組を配信するアナログCATV(cable television)システムに専用デジタル設備を付加して、デジタル番組を流すことによって、CATVシステム全体の番組数を飛躍的に増やす映像伝送方式に於いて、加入者の契約内容に対応して視聴制限を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、CATVシステムは、送端(送信設備)、伝送路、受端(受信設備)で構成されている。
【0003】
送端(送信設備)はヘッドエンドである。「ヘッドエンド」とは、受信アンテナと幹線ケーブルの間にある装置一式をいう。具体的には、ヘッドエンドは、復調装置、増幅装置、周波数変換装置、シグナルプロセッサ装置、変調装置、スクランブラ(上り信号)、(双方向)変復調装置、変換装置、光増幅装置、E/O・O/E変換装置、混合装置、コンピュータなどの制御・管理装置、電源設備などからなる。また、ディジタルCATVでは、ヘッドエンドに、デコーダ装置、多重化装置、コンディショナルアクセス(CA)装置、(デジタル)変調装置などが追加される。
【0004】
伝送路は全同軸伝送路、HFC(hybrid fiber/coax)伝送路に大別される。HFCとは、光ファイバと同軸ケーブルを組合せたCATV設備の名称である。幹線部分は光ファイバを使用し、ノードから先の加入者部分には同軸ケーブルを使用する。
【0005】
受端(受信設備)はテレビ受信機、VTR、ホームターミナル(HT)、セットトップボックス(STB)などである。
【0006】
CATVシステムは、アナログ番組を配信するアナログCATVシステムとデジタル番組を配信するデジタルCATVシステムとに大別される。デジタルCATVシステムでは、情報源符号化方式はMPEG−2Systemsに準拠し、伝送路符号化方式は誤り訂正方式としてRS(204,188)を、変調方式として64QAMを採用している。尚、アナログCATV方式とデジタルCATV方式との間には、伝送路構成については基本的な差はなく、アナログ時代からデジタル時代への移行にあたって、アナログ信号とデジタル信号とを同時伝送することができる点で融通性にも富んでいる。
【0007】
従来のアナログCATVシステムでは、CATV番組を無料番組と有料番組とに分けている。CATVの加入者は無料番組を全員視聴できる。これに対して、有料番組は暗号化して伝送される。契約者のみにその暗号を解く鍵を渡して、契約者のみが有料番組を視聴可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の視聴制限方法では、有料番組毎に暗号を変えて管理する必要がある。そのため、番組数が飛躍的に増えた場合は、暗号化のシステム及びその管理が複雑で面倒になる。また、簡単な暗号化では暗号が容易に解除(解読)され、不法に視聴される可能性がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、番組数が飛躍的に増えた場合でも、管理が容易に行える視聴制限方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、不法に視聴されるのを防止することができる視聴制限方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による視聴制限方法では、視聴制限を行う全てのデジタル番組にID番号(PID=ProgramID)を送出時に付与しておき、加入者側では契約した番組だけが視聴できるように、加入者宅の受信ボックスに当該番組のPIDをネットワークを通して設定することによって、視聴制限を行うことを特徴とする。
【0012】
この視聴制限方法によれば、PIDの設定はネットワークを通してしかできないようにしておけば、視聴者が勝手にPIDを設定することができないので、視聴制限が確実に行われるという効果がある。
【0013】
又、設定情報は、受信ボックス毎に異なるので、受信ボックスIDと設定情報が対になって構成されている。
【0014】
これらの受信ボックス毎の設定情報は、1つの設定情報にまとめられ、デジタル番組を伝送するチャンネルの全てに載せて送られ、どのチャンネルを受信しても受信することができる。
【0015】
受信ボックスでは、受信した1つにまとめられた設定情報の中から、自分宛の設定情報を取り出し、設定する。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態に係る視聴制限方法を実現するCATVシステムを示すシステム構成図である。
【0018】
図1に於いて、図示のCATVシステムは、送端(送信設備)10、伝送路20、受端(受信設備)30で構成されている。
【0019】
図示の送端(送信設備)10は、設定情報を作成するための端末11と、デジタル番組及び設定情報を配信するためのサーバ12と、各種デジタル番組にPIDを付与すると共に、各種デジタル番組等を合成する合成器13と、この合成器13で合成されたデジタル番組等を、アナログCATVの任意のチャンネルのキャリアに載せるための変調器14と、アナログCATVのヘッドエンド15とから構成されている。
【0020】
図示の伝送路20はCATV網である。
【0021】
図示の受端(受信設備)30は、分配器31と、アナログ番組を表示(視聴)するためのテレビ32と、デジタル番組等を受信する受信ボックス33と、デジタル番組等を表示(視聴)するためのパーソナル・コンピュータ(PC)34とから構成されている。
【0022】
ここで、ヘッドエンド15とCATV網20とテレビ32との組み合わせによって、アナログ番組を配信する既存のアナログCATVシステムを構成している。一方、端末11、サーバ12、合成器13、変調器14、分配器31、受信ボックス33、およびパーソナル・コンピュータ(PC)34は、この既存のアナログCATVシステムに付加された専用デジタル設備である。
【0023】
送端(送信設備)10において、端末11、サーバ12、合成器13、および変調器14の組み合わせは、デジタル番組を配信してヘッドエンド15でアナログ番組と合成して合成された番組として配信させるデジタル番組配信手段として働く。
【0024】
このように、アナログ番組を配信する既存のアナログCATVシステムに専用デジタル設備を付加して、デジタル番組を配信する映像伝送方式を採用することにより、番組数を飛躍的に増すことができる。本発明では、このような映像伝送方式に於いて、以下に詳細に説明するように、加入者の契約内容に対応して視聴制限を行う。
【0025】
図2は図1にて、アナログCATVの任意のチャンネルに載せられたデジタル番組等の状態を示した概念図である。
【0026】
図2に於いて、61は合成された各種デジタル番組等によって変調された、アナログCATVの任意のキャリアの内容、62は61と同様に変調された、アナログCATVの任意の他のキャリアの内容を示した図である。
【0027】
図1に於いて、受信ボックス33の設定情報は、端末11で作成されてサーバ12に保存しておき、同じくサーバ12に蓄積されている各種方式のデジタル番組と共に送出される。合成器13でデジタル番組毎に設定されたPIDが、デジタル番組に付与された後に合成され、変調器14に於いて、アナログCATVの任意のチャンネルのキャリアが64QAM(quadrature amplitude modulation)方式によって変調される。
【0028】
変調されたキャリアは、アナログCATVのヘッドエンド15に送られ、従来のアナログ番組と共にCATV網20に流される。
【0029】
このようにして、アナログCATVの1つのチャンネルに載せられたデジタル番組は、図2のように、アナログCATVでは1つの映像しか流せないチャンネルに、複数のデジタル番組等を載せて流すことができる。
【0030】
これらの合成されたデジタル番組等と従来のアナログ番組は、CATV網20を通して加入者宅の受端(受信設備)30へ送られ、アナログ番組は分配器31を通してテレビ32で受信/表示される。
【0031】
一方、デジタル番組等は分配器31を通して受信ボックス33で受信され、PC34で表示される。
【0032】
又、デジタル番組と一緒に送られた受信ボックス33の設定情報は、受信ボックス33で受信され、自分の受信ボックス33に該当する設定情報を抽出し、受信ボックス33の設定を行うことによって、視聴制限を行う。
【0033】
尚、上記設定情報は、デジタル番組用として使用される全てのチャンネルに共通に合成されて、どの受信ボックスでも全て同じ設定情報が受信できる。
【0034】
設定情報には、受信ボックスID、受信周波数、シンボルレート、PID等が含まれている。
【0035】
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能なのはいうまでもない。たとえば、本発明は、PIDにより視聴制限を行うことを特徴とするが、PIDの付与方法や設定情報の作成方法については、手動又は自動にこだわるものでは無く、且つその方法によって初期の目的を損なうものでは無い。又、PIDの他に、視聴回数や視聴期間等の情報によって、更に木目細かな視聴制限を行うことも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、既設のアナログCATVシステムに、特殊な方式のデジタル番組を流すシステムを追加することにより、全体の番組数を飛躍的に増やすことを目的とした映像伝送方式に於いて、追加するデジタル番組にPID(ProgramID)を送信時に付与し、そのPIDを視聴者の受信ボックスに、ネットワークを経由して設定することにより、視聴者の契約内容に基づいた視聴制限を容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム構成図である。
【図2】図1のCATV網を流れるデジタル番組等の信号の状態を示す概念図である。
【符号の説明】
10 送端(送信設備)
11 端末
12 サーバ
13 合成器
14 変調器
15 ヘッドエンド
20 CATV網(伝送路)
30 受端(受信設備)
31 分配器
32 テレビ
33 受信ボックス
34 パーソナル・コンピュータ(PC)
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ番組を配信するアナログCATV(cable television)システムに専用デジタル設備を付加して、デジタル番組を流すことによって、CATVシステム全体の番組数を飛躍的に増やす映像伝送方式に於いて、加入者の契約内容に対応して視聴制限を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、CATVシステムは、送端(送信設備)、伝送路、受端(受信設備)で構成されている。
【0003】
送端(送信設備)はヘッドエンドである。「ヘッドエンド」とは、受信アンテナと幹線ケーブルの間にある装置一式をいう。具体的には、ヘッドエンドは、復調装置、増幅装置、周波数変換装置、シグナルプロセッサ装置、変調装置、スクランブラ(上り信号)、(双方向)変復調装置、変換装置、光増幅装置、E/O・O/E変換装置、混合装置、コンピュータなどの制御・管理装置、電源設備などからなる。また、ディジタルCATVでは、ヘッドエンドに、デコーダ装置、多重化装置、コンディショナルアクセス(CA)装置、(デジタル)変調装置などが追加される。
【0004】
伝送路は全同軸伝送路、HFC(hybrid fiber/coax)伝送路に大別される。HFCとは、光ファイバと同軸ケーブルを組合せたCATV設備の名称である。幹線部分は光ファイバを使用し、ノードから先の加入者部分には同軸ケーブルを使用する。
【0005】
受端(受信設備)はテレビ受信機、VTR、ホームターミナル(HT)、セットトップボックス(STB)などである。
【0006】
CATVシステムは、アナログ番組を配信するアナログCATVシステムとデジタル番組を配信するデジタルCATVシステムとに大別される。デジタルCATVシステムでは、情報源符号化方式はMPEG−2Systemsに準拠し、伝送路符号化方式は誤り訂正方式としてRS(204,188)を、変調方式として64QAMを採用している。尚、アナログCATV方式とデジタルCATV方式との間には、伝送路構成については基本的な差はなく、アナログ時代からデジタル時代への移行にあたって、アナログ信号とデジタル信号とを同時伝送することができる点で融通性にも富んでいる。
【0007】
従来のアナログCATVシステムでは、CATV番組を無料番組と有料番組とに分けている。CATVの加入者は無料番組を全員視聴できる。これに対して、有料番組は暗号化して伝送される。契約者のみにその暗号を解く鍵を渡して、契約者のみが有料番組を視聴可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の視聴制限方法では、有料番組毎に暗号を変えて管理する必要がある。そのため、番組数が飛躍的に増えた場合は、暗号化のシステム及びその管理が複雑で面倒になる。また、簡単な暗号化では暗号が容易に解除(解読)され、不法に視聴される可能性がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、番組数が飛躍的に増えた場合でも、管理が容易に行える視聴制限方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、不法に視聴されるのを防止することができる視聴制限方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による視聴制限方法では、視聴制限を行う全てのデジタル番組にID番号(PID=ProgramID)を送出時に付与しておき、加入者側では契約した番組だけが視聴できるように、加入者宅の受信ボックスに当該番組のPIDをネットワークを通して設定することによって、視聴制限を行うことを特徴とする。
【0012】
この視聴制限方法によれば、PIDの設定はネットワークを通してしかできないようにしておけば、視聴者が勝手にPIDを設定することができないので、視聴制限が確実に行われるという効果がある。
【0013】
又、設定情報は、受信ボックス毎に異なるので、受信ボックスIDと設定情報が対になって構成されている。
【0014】
これらの受信ボックス毎の設定情報は、1つの設定情報にまとめられ、デジタル番組を伝送するチャンネルの全てに載せて送られ、どのチャンネルを受信しても受信することができる。
【0015】
受信ボックスでは、受信した1つにまとめられた設定情報の中から、自分宛の設定情報を取り出し、設定する。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態に係る視聴制限方法を実現するCATVシステムを示すシステム構成図である。
【0018】
図1に於いて、図示のCATVシステムは、送端(送信設備)10、伝送路20、受端(受信設備)30で構成されている。
【0019】
図示の送端(送信設備)10は、設定情報を作成するための端末11と、デジタル番組及び設定情報を配信するためのサーバ12と、各種デジタル番組にPIDを付与すると共に、各種デジタル番組等を合成する合成器13と、この合成器13で合成されたデジタル番組等を、アナログCATVの任意のチャンネルのキャリアに載せるための変調器14と、アナログCATVのヘッドエンド15とから構成されている。
【0020】
図示の伝送路20はCATV網である。
【0021】
図示の受端(受信設備)30は、分配器31と、アナログ番組を表示(視聴)するためのテレビ32と、デジタル番組等を受信する受信ボックス33と、デジタル番組等を表示(視聴)するためのパーソナル・コンピュータ(PC)34とから構成されている。
【0022】
ここで、ヘッドエンド15とCATV網20とテレビ32との組み合わせによって、アナログ番組を配信する既存のアナログCATVシステムを構成している。一方、端末11、サーバ12、合成器13、変調器14、分配器31、受信ボックス33、およびパーソナル・コンピュータ(PC)34は、この既存のアナログCATVシステムに付加された専用デジタル設備である。
【0023】
送端(送信設備)10において、端末11、サーバ12、合成器13、および変調器14の組み合わせは、デジタル番組を配信してヘッドエンド15でアナログ番組と合成して合成された番組として配信させるデジタル番組配信手段として働く。
【0024】
このように、アナログ番組を配信する既存のアナログCATVシステムに専用デジタル設備を付加して、デジタル番組を配信する映像伝送方式を採用することにより、番組数を飛躍的に増すことができる。本発明では、このような映像伝送方式に於いて、以下に詳細に説明するように、加入者の契約内容に対応して視聴制限を行う。
【0025】
図2は図1にて、アナログCATVの任意のチャンネルに載せられたデジタル番組等の状態を示した概念図である。
【0026】
図2に於いて、61は合成された各種デジタル番組等によって変調された、アナログCATVの任意のキャリアの内容、62は61と同様に変調された、アナログCATVの任意の他のキャリアの内容を示した図である。
【0027】
図1に於いて、受信ボックス33の設定情報は、端末11で作成されてサーバ12に保存しておき、同じくサーバ12に蓄積されている各種方式のデジタル番組と共に送出される。合成器13でデジタル番組毎に設定されたPIDが、デジタル番組に付与された後に合成され、変調器14に於いて、アナログCATVの任意のチャンネルのキャリアが64QAM(quadrature amplitude modulation)方式によって変調される。
【0028】
変調されたキャリアは、アナログCATVのヘッドエンド15に送られ、従来のアナログ番組と共にCATV網20に流される。
【0029】
このようにして、アナログCATVの1つのチャンネルに載せられたデジタル番組は、図2のように、アナログCATVでは1つの映像しか流せないチャンネルに、複数のデジタル番組等を載せて流すことができる。
【0030】
これらの合成されたデジタル番組等と従来のアナログ番組は、CATV網20を通して加入者宅の受端(受信設備)30へ送られ、アナログ番組は分配器31を通してテレビ32で受信/表示される。
【0031】
一方、デジタル番組等は分配器31を通して受信ボックス33で受信され、PC34で表示される。
【0032】
又、デジタル番組と一緒に送られた受信ボックス33の設定情報は、受信ボックス33で受信され、自分の受信ボックス33に該当する設定情報を抽出し、受信ボックス33の設定を行うことによって、視聴制限を行う。
【0033】
尚、上記設定情報は、デジタル番組用として使用される全てのチャンネルに共通に合成されて、どの受信ボックスでも全て同じ設定情報が受信できる。
【0034】
設定情報には、受信ボックスID、受信周波数、シンボルレート、PID等が含まれている。
【0035】
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能なのはいうまでもない。たとえば、本発明は、PIDにより視聴制限を行うことを特徴とするが、PIDの付与方法や設定情報の作成方法については、手動又は自動にこだわるものでは無く、且つその方法によって初期の目的を損なうものでは無い。又、PIDの他に、視聴回数や視聴期間等の情報によって、更に木目細かな視聴制限を行うことも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、既設のアナログCATVシステムに、特殊な方式のデジタル番組を流すシステムを追加することにより、全体の番組数を飛躍的に増やすことを目的とした映像伝送方式に於いて、追加するデジタル番組にPID(ProgramID)を送信時に付与し、そのPIDを視聴者の受信ボックスに、ネットワークを経由して設定することにより、視聴者の契約内容に基づいた視聴制限を容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム構成図である。
【図2】図1のCATV網を流れるデジタル番組等の信号の状態を示す概念図である。
【符号の説明】
10 送端(送信設備)
11 端末
12 サーバ
13 合成器
14 変調器
15 ヘッドエンド
20 CATV網(伝送路)
30 受端(受信設備)
31 分配器
32 テレビ
33 受信ボックス
34 パーソナル・コンピュータ(PC)
Claims (11)
- アナログ番組を配信する既設のアナログCATVシステムに専用デジタル設備を付加して、デジタル番組を配信することにより、番組数を飛躍的に増やすことのできる映像伝送方式に於いて、加入者の契約状況を受信設備に設定して、加入者の視聴制限を行うことを特徴とする視聴制限方法。
- 前記既存のアナログCATVシステムは、送信設備としてのヘッドエンドと、受信設備としてのアナログ番組を視聴するためのテレビと、前記ヘッドエンドと前記受信設備との間を接続するCATV網とを有し、
前記専用デジタル設備は、前記送信設備として、前記デジタル番組を配信して前記ヘッドエンドで前記アナログ番組と合成して合成された番組として配信させるデジタル番組配信手段を備え、前記受信設備として、前記合成された番組を前記アナログ番組と前記アナログ番組とに分配する分配器と、該分配されたデジタル番組を受信する受信ボックスと、該受信ボックスで受信されたデジタル番組を視聴するためのパーソナル・コンピュータとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の視聴制限方法。 - 前記デジタル番組配信手段は、前記受信ボックスの設定情報を作成するための端末と、該設定情報と前記デジタル番組を配信するためのサーバと、各種デジタル番組にPIDを付与するとともに、各種デジタル番組等を合成する合成器と、該合成器で合成されたデジタル番組等を、アナログCATVの任意のチャンネルのキャリアに載せるための変調器とを有する、請求項2に記載の視聴制限方法。
- 前記設定情報は前記受信ボックス毎に異なる、請求項3に記載の視聴制限方法。
- 前記受信ボックス毎の設定情報は、1つの設定情報にまとめられ、前記デジタル番組を伝送するチャンネルの全てに載せて送られることを特徴とする、請求項4に記載の視聴制限方法。
- 前記受信ボックスでは、受信した1つにまとめられた設定情報の中から、自分当ての設定情報を取り出し、設定することを特徴とする請求項5に記載の視聴制限方法。
- 視聴制限を行う全てのデジタル番組にID番号(PID=ProgramID)を送出時に付与しておくステップと、
加入者側では契約した番組だけが視聴できるように、加入者宅の受信ボックスに当該番組のPIDをネットワークを通して設定するステップと
を含み、前記加入者の視聴制限を行うことを特徴とする視聴制限方法。 - 前記PIDの設定は前記ネットワークを通してしかできないことを特徴とする請求項7に記載の視聴制限方法。
- 前記PIDを含む設定情報は前記受信ボックス毎に異なる、請求項7に記載の視聴制限方法。
- 前記受信ボックス毎の設定情報は、1つの設定情報にまとめられ、前記デジタル番組を伝送するチャンネルの全てに載せて送られることを特徴とする、請求項9に記載の視聴制限方法。
- 前記受信ボックスでは、受信した1つにまとめられた設定情報の中から、自分当ての設定情報を取り出し、設定することを特徴とする請求項10に記載の視聴制限方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002216159A JP2004064177A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 視聴制限方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002216159A JP2004064177A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 視聴制限方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004064177A true JP2004064177A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31937991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002216159A Withdrawn JP2004064177A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 視聴制限方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004064177A (ja) |
-
2002
- 2002-07-25 JP JP2002216159A patent/JP2004064177A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |