JP2004060158A - Catch basin and its molding method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水枡及びその成形方法に関し、詳しくは、耐衝撃性、特に底部の耐衝撃性を向上させるとともに、樹脂スクラップや使用済みとなった廃材の有効活用を図れる排水枡及びその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、排水枡として合成樹脂、例えばポリ塩化ビニル製の排水枡が用いられているが、排水枡の底部(インバート部)は、上方から落下する排水や、施工時に落下した工具、開蓋時に落下した石等によって破損する危険性がある。このため、排水枡の底部のみを耐衝撃性を有する別部材で形成して嵌め合わせることも行われているが、成形加工に手間が掛かってコストアップとなる。また、排水枡全体を耐衝撃性を有する材料、例えば改質剤を添加した樹脂原料で形成することもできるが、樹脂原料コストが大幅にアップしてしまう。
【0003】
一方、樹脂原料からなる家電製品の筐体や、管継手等の建材製品を射出成形するとき、ゲート等の不要部材やスクラップが発生したり、合成樹脂管を連続して押出成形するとき、成形条件が安定するまでの初期段階に大量のスクラップが発生することがある。また、耐用年数が経過して老朽化した合成樹脂管を更新するとき、使用済みとなった廃材が大量に発生することがある。近年は、このような樹脂スクラップや使用済みとなった廃材の処分が大きな問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、樹脂スクラップや使用済みとなった廃材は、焼却や埋立等により廃棄処分されていたが、樹脂スクラップ等を焼却処分する場合にはダイオキシン等が発生して環境を汚染するという問題が起きている。また、樹脂スクラップや廃材を地中に埋める場合には、埋める場所が問題となるのは勿論のこと、合成樹脂が長期間に亘って分解・腐食されないため、環境破壊の問題が提起されるに至っている。そこで、樹脂スクラップや使用済みとなった廃材を粉砕し、これを再生原料として利用することが提案されるに至っているが(特開2001−41362号公報等参照)、その対応は十分とは言い難いものであった。
【0005】
そこで本発明は、排水枡底部の耐衝撃性を効果的に向上させることができるとともに、樹脂成形品を射出成形あるいは押出成形したときに発生したスクラップや使用済みとなった廃材を有効活用することができる三層構造の樹脂成形品を利用した排水枡及びその成形方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の排水枡は、円筒状をなす桝本体の上方が開口し、桝本体の側壁に排水管の接続部が形成された排水桝において、少なくとも前記枡本体の底部を中間層と該中間層の内外面を覆う内層及び外層とを有する三層構造に形成するとともに、前記中間層を、改質剤を含有する樹脂原料で形成し、前記内層及び外層を、前記改質剤を含有しない未使用の樹脂原料で形成したことを特徴とし、特に、前記中間層を形成する樹脂原料中の改質剤の混合割合が、改質剤を含有しない未使用の樹脂原料100重量部に対して8〜15重量部であることを特徴としている。
【0007】
また、本発明の排水枡は、前記枡本体の全体を中間層と該中間層の内外面を覆う内層及び外層とを有する三層構造に形成するとともに、前記中間層を、樹脂スクラップや廃材を粉砕して得た再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料で形成し、前記内層及び外層を、前記再生原料を含有しない未使用の樹脂原料で形成したことを特徴とし、特に、前記改質剤が前記枡本体の底部を形成する中間層にのみ含有されていることを特徴としている。
【0008】
さらに、上記構成において、樹脂スクラップや廃材の再生原料の割合が、前記桝本体を構成する樹脂原料全体の10〜80重量%であること、前記再生原料が硬質塩化ビニル樹脂のスクラップや廃材からなる再生原料であり、前記未使用の樹脂原料が硬質塩化ビニル樹脂であることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の排水枡の成形方法は、第1の構成として、円筒状をなす桝本体の上方が開口し、桝本体の下部にインバート部を有するとともに、該インバート部に連通して桝本体の側壁に排水管の接続部が形成された排水桝の製造方法において、内金型と外金型とを型締めして桝本体の成形キャビティを形成し、該成形キャビティにおける桝本体のインバート部下面に相当する部位に形成したゲートから成形キャビティ内に未使用の樹脂原料を所定量射出し、次に改質剤を含有する樹脂原料を成形キャビティ内に射出することにより、前記改質剤を含有する樹脂原料からなる中間層を少なくとも前記枡本体の底部に形成して該中間層の内外面を改質剤を含有しない未使用の樹脂原料からなる内層と外層とで覆った状態にすることを特徴としている。
【0010】
さらに、本発明の排水枡の成形方法は、第2の構成として、円筒状をなす桝本体の上方が開口し、桝本体の下部にインバート部を有するとともに、該インバート部に連通して桝本体の側壁に排水管の接続部が形成された排水桝の製造方法において、内金型と外金型とを型締めして桝本体の成形キャビティを形成し、該成形キャビティにおける桝本体のインバート部下面に相当する部位に形成したゲートから成形キャビティ内に未使用の樹脂原料を所定量射出し、次に樹脂スクラップや廃材を粉砕して得た再生原料を含有する樹脂原料を成形キャビティ内に所定量射出し、続けて改質剤を含有する樹脂原料を成形キャビティ内に射出することにより、桝本体の底部に改質剤を含有する樹脂原料からなる中間層を、底部を除く枡本体の全体に前記再生原料を含有する樹脂原料からなる中間層をそれぞれ形成して両中間層の内外面を改質剤及び再生原料を含有しない未使用の樹脂原料からなる内層と外層とで覆った状態にすることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の排水枡の成形方法は、第3の構成として、円筒状をなす桝本体の上方が開口し、桝本体の下部にインバート部を有するとともに、該インバート部に連通して桝本体の側壁に排水管の接続部が形成された排水桝の製造方法において、内金型と外金型とを型締めして桝本体の成形キャビティを形成し、該成形キャビティにおける桝本体のインバート部下面に相当する部位に形成したゲートから成形キャビティ内に未使用の樹脂原料を所定量射出し、次に樹脂スクラップや廃材を粉砕して得た再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料を成形キャビティ内に射出して前記再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料からなる中間層の内外面を再生原料及び改質剤を含有しない未使用の樹脂原料からなる内層と外層とで覆った状態とすることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一形態例を示す排水桝の断面図、図2は図1に示した排水桝の製造工程を示す断面図である。この排水桝は、円筒状をなす桝本体11の上方が開口し、桝本体11の下部にインバート部12を有するとともに、該インバート部12に連通して桝本体11の側壁に排水管の接続部13a,13bが形成されたものであって、樹脂成形品のスクラップや廃材を粉砕して得た再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料で桝本体11の中間層Aを形成するとともに、該中間層Aの内外面を再生原料及び改質剤を含有しない未使用の樹脂原料からなる内層Bと外層Cとで覆ったものである。
【0013】
前記中間層Aに用いられる耐衝撃性改質剤は、樹脂の種類に応じて適当なものを使用することができ、混合量も樹脂の種類や改質の程度に応じて適当に設定することができる。改質剤としては、ゴム系物質、例えばMBS樹脂等を使用することができ、その他の添加剤として、スズ安定剤、熱安定剤、滑剤、加工助剤、顔料、可塑剤、充填剤、耐電防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤等の各種の添加剤を添加することができる。
【0014】
好適な配合例としては、ポリ塩化ビニル100重量部に対し、改質剤8〜15重量部、安定剤0.5〜3重量部、滑剤0.1〜1.0重量部、加工助剤0.1〜1.0重量部、顔料0.1〜1.0重量部を挙げることができる。
【0015】
また、樹脂スクラップや廃材を粉砕して得た再生原料は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなる樹脂成形品、例えばペットボトル、家電製品の筐体や管継手等の建材製品の廃材、射出成形の際に発生したゲート等の不要部材やスクラップを粉砕して得たものである。中間層Aを構成する樹脂原料の主成分としては、再生原料のみ、あるいはこの再生原料に未使用の樹脂原料を混合したものを使用することができ、また、内層B及び外層Cを構成する樹脂原料としては、前記中間層Aと相溶性のある樹脂原料であって、再生原料や改質剤を含有しないポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の未使用の樹脂原料が使用できる。
【0016】
このように中間層Aと、該中間層Aの内外面を覆う内層B及び外層Cとして各種の樹脂原料が使用できるが、塩化ビニル樹脂からなる使用済みの廃材やスクラップが大量に発生している現状や、排水枡に接続する排水管として硬質塩化ビニル樹脂からなるパイプが多用されていることを勘案すると、中間層Aには硬質塩化ビニル樹脂からなる再生原料が好適に使用でき、この中間層Aの内外面を覆う内層B及び外層Cには、再生原料を含有しない未使用の硬質塩化ビニル樹脂が好適に使用できる。
【0017】
また、排水枡を構成する樹脂原料全体に占める前記再生原料の割合は、10〜80重量%とするのが好ましい。この再生原料の割合が10重量%未満では、廃材やスクラップを有効活用するという点では十分な効果が期待できず、逆にこの割合が80重量%を超えると再生原料を含有しない樹脂原料からなる内層B及び外層Cが肉薄となるため、内層B及び外層Cから中間層Aを構成する再生原料が部分的にはみ出して外観を損ねるという事態が発生することになる。因みに、サイズ150〜350の排水枡における側壁部分の肉厚は5〜20mm程度となる。
【0018】
前記排水枡は、射出成形によって製造されるものであって、次にこの製造工程を説明する。図2における符号51,52,53は内金型、61,62は外金型であって、前記内金型と外金型とを型締めすることによって枡本体11の成形キャビティが形成される。この成形キャビティ内に樹脂原料を射出するゲート62Gは外金型62に設けられており、枡本体11のインバート部下面に相当する部位に設けられている。このように円筒状をなす枡本体11の対称かつ中心部近傍位置となるインバート部下面にゲート62Gを設けると、成形キャビティ内に射出した樹脂原料を末端部まで満遍なく行き渡らせることができとともに、ゲート62Gの跡(ゲート口部62M(図1参照))がインバート部下面に現われても人目に触れないという外観上の利点がある。
【0019】
前記ゲート62Gには射出成形機のノズル71が当接できるようになっており、ノズル71内に設けられた第一樹脂流路72から再生原料や改質剤を含有しない未使用の樹脂原料が射出され、第二樹脂流路73から再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料が射出されるようになっている。射出成形操作は、内金型と外金型とを型締めして成形キャビティを形成した後、まず最初に、第一樹脂流路72から再生原料や改質剤を含有しない未使用の樹脂原料を所定量射出する。次いで、樹脂スクラップや廃材を粉砕して得た再生原料及び耐衝撃性を向上させるための改質剤を含有する樹脂原料を第二樹脂流路73から成形キャビティ内に射出し、該キャビティ内を樹脂原料でほぼ充満させる。
【0020】
このとき、先に成形キャビティ内に射出された未使用の樹脂原料中に後から射出された再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料が潜り込み、双方の樹脂原料がキャビティの末端部まで満遍なく行き渡る。すなわち、中間層Aとなる再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料の表面がスキン層(内層B及び外層C)で覆われた状態でキャビティの末端部まで満遍なく行き渡るため、内層B及び外層Cから中間層Aがはみ出すこともない。なお、最初に射出する再生原料及び改質剤を含有しない未使用の樹脂原料と、その後で射出する再生原料及び改質剤を含有する樹脂原料の割合は、中間層Aと内層B及び外層Cの肉厚や、樹脂原料の種類等を考慮して適宜設定することができる。
【0021】
最後に、第一樹脂流路72から再生原料及び改質剤を含有しない未使用の樹脂原料を少量成形キャビティ内に射出する。これにより、ゲート62Gに対応するゲート口部62Mを再生原料及び改質剤を含有しない樹脂原料で覆うことができるとともに、次のショットのためにノズル71の先端部の滞留樹脂を再生原料及び改質剤を含有しない未使用の樹脂原料に置換することができる。以上の成形工程を経て、内金型及び外金型を型開きすると、図1に示したように外観良好な排水桝が得られる。
【0022】
なお、上記説明では、樹脂製排水枡の中間層として、改質剤及び再生原料の双方を含有した樹脂原料を全体に使用したが、再生原料を使用せずに改質剤のみを含有させることによって排水枡全体の耐衝撃性を向上させることができ、また、改質剤を使用せずに再生原料のみを含有させることによってスクラップや廃材の有効活用が図れる。そして、改質剤及び再生原料の双方を含有させることにより、耐衝撃性の向上とスクラップや廃材の有効活用が図れることになる。
【0023】
さらに、前記製造工程において、第一樹脂流路72から再生原料を含有しない未使用の樹脂原料を射出した後、第二樹脂流路73から成形キャビティ内に射出する樹脂原料を、最初に改質剤を含有せずに再生原料を含有する樹脂原料を射出し、続けて改質剤を含有する樹脂原料あるいは改質剤及び再生原料の双方を含有した樹脂原料を射出することにより、桝本体11の底部、即ちインバート部12の部分の中間層Aを改質剤を含有した樹脂原料からなる耐衝撃性に優れたものとし、排水枡の他の部分は、改質剤を含有せずに再生原料を含有した樹脂原料からなる中間層Aとすることができる。
【0024】
このとき、第二樹脂流路73から最初に射出する再生原料を含有した樹脂原料の射出量を、該樹脂原料の射出によってキャビティの7〜8割が満たされる量とし、次に射出する改質剤を含有した樹脂原料でキャビティを満たすように設定することにより、通常の排水枡におけるインバート部12の中間層Aを改質剤によって耐衝撃性を向上させたものにすることができる。これにより、改質剤の使用量を最小限に抑えて必要部分の耐衝撃性を向上させながら、再生原料の有効利用も図れることになる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、三層構造の中間層に改質剤を含有する樹脂原料を使用して排水枡底部(インバート部)の耐衝撃性を向上させるようにしたので、排水枡全体の樹脂に改質剤を添加したものに比べて低コストで所要の耐衝撃性を得ることができる。さらに、中間層に再生原料を含有させることにより、樹脂成形品を射出成形あるいは押出成形したときに発生したスクラップや、老朽化して使用済みとなった廃材を有効活用することができる。また、改質剤や再生原料を含有する中間層の樹脂原料を内層や外層からはみ出させることなく、外観良好な三層構造の蓋が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示す排水桝の断面図である。
【図2】排水桝の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
11…桝本体、12…インバート部、13a,13b…接続部、51,52,53…内金型、61,62…外金型、62G…ゲート、62M…ゲート口部、71…ノズル、72…第一樹脂流路、73…第二樹脂流路、A…中間層、B…内層、C…外層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a drainage basin and a method for forming the same, and more particularly, to a drainage basin capable of improving the impact resistance, particularly the impact resistance at the bottom, and effectively utilizing resin scrap and used waste material, and a method for forming the same. About.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a drainage basin made of synthetic resin, for example, polyvinyl chloride has been used as a drainage basin. The bottom (inverted portion) of the drainage basin has drainage that falls from above, a tool that has dropped during construction, There is a risk of damage due to falling stones. For this reason, although only the bottom of the drainage basin is formed and fitted with another member having impact resistance, the molding process is troublesome and the cost is increased. Further, the entire drainage basin can be formed of a material having impact resistance, for example, a resin raw material to which a modifier is added, but the cost of the resin raw material is greatly increased.
[0003]
On the other hand, when injection molding of housing materials for home appliances made of resin raw materials and building materials such as pipe joints, unnecessary members such as gates and scraps are generated, and when extruding synthetic resin pipes continuously, molding A large amount of scrap may be generated in the initial stage until the conditions are stabilized. Further, when renewing an aging synthetic resin pipe after its useful life, a large amount of used waste material may be generated. In recent years, disposal of such resin scraps and used waste materials has become a major problem.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, resin scraps and used waste materials have been disposed of by incineration or landfill.However, when incinerating resin scraps, there is a problem that dioxin is generated and pollutes the environment. I have. In addition, when burying resin scraps and waste materials in the ground, not only the place where they are buried becomes a problem, but also the problem of environmental destruction is raised because the synthetic resin is not decomposed or corroded for a long time. Has reached. Therefore, it has been proposed to pulverize resin scraps and used waste materials and use them as recycled materials (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-41362). It was difficult.
[0005]
Therefore, the present invention is to improve the impact resistance of the bottom of the drainage basin effectively, and to effectively utilize the scrap and the used waste material generated when the resin molded product is injection-molded or extruded. It is an object of the present invention to provide a drainage basin using a resin molded product having a three-layer structure and a molding method thereof.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the drainage basin of the present invention is a drainage basin in which the upper part of a cylindrical main body is opened and a connection part of a drainage pipe is formed on a side wall of the main body of the drainage basin. A three-layer structure having an intermediate layer and an inner layer and an outer layer covering the inner and outer surfaces of the intermediate layer, the intermediate layer is formed of a resin material containing a modifying agent, the inner layer and the outer layer, It is characterized by being formed from an unused resin raw material not containing a modifier, and in particular, the mixing ratio of the modifier in the resin raw material forming the intermediate layer is preferably an unused resin raw material containing no modifier. It is characterized by 8 to 15 parts by weight for 100 parts by weight.
[0007]
In addition, the drainage basin of the present invention is configured such that the entire basin body is formed in a three-layer structure having an intermediate layer and an inner layer and an outer layer covering the inner and outer surfaces of the intermediate layer. Characterized in that the inner layer and the outer layer are formed of an unused resin material not containing the recycled material, and the inner layer and the outer layer are formed of a resin material containing a recycled material obtained by pulverization and a modifier. It is characterized in that the agent is contained only in the intermediate layer forming the bottom of the main body.
[0008]
Further, in the above configuration, the ratio of the recycled material of the resin scrap and the waste material is 10 to 80% by weight of the entire resin material constituting the box body, and the recycled material is formed of the scrap and the waste material of the hard vinyl chloride resin. It is a recycled material, and the unused resin material is a hard vinyl chloride resin.
[0009]
In addition, the method of forming a drainage basin according to the present invention, as a first configuration, has an opening at an upper portion of a cylindrical main body, an invert portion at a lower portion of the main body, and a main body communicating with the invert portion. In a method for manufacturing a drainage basin having a drain pipe connecting portion formed on a side wall of the basin, a mold cavity of the basin body is formed by clamping an inner mold and an outer mold, and an inverting portion of the basin body in the molding cavity is formed. By injecting a predetermined amount of unused resin material into the molding cavity from the gate formed at the portion corresponding to the lower surface, and then injecting the resin material containing the modifying agent into the molding cavity, An intermediate layer made of a resin material to be contained is formed at least on the bottom portion of the box body, and the inner and outer surfaces of the intermediate layer are covered with an inner layer and an outer layer made of an unused resin material not containing a modifier. As a feature That.
[0010]
Furthermore, the method of forming a drainage basin according to the present invention is characterized in that, as a second configuration, the upper part of the cylindrical basin body is opened, and the basin body has an inverting part at the lower part thereof and communicates with the inverting part. In a method for manufacturing a drainage basin having a drain pipe connecting portion formed on a side wall of the basin, a mold cavity of the basin body is formed by clamping an inner mold and an outer mold, and an inverting portion of the basin body in the molding cavity is formed. A predetermined amount of unused resin material is injected into the molding cavity from a gate formed at a portion corresponding to the lower surface, and then a resin material containing recycled material obtained by pulverizing resin scrap and waste material is placed in the molding cavity. By injecting a fixed amount, and subsequently injecting the resin material containing the modifying agent into the molding cavity, the intermediate layer made of the resin material containing the modifying agent is formed at the bottom of the box body, and the entire box body excluding the bottom is removed. Above An intermediate layer made of a resin material containing a raw material is formed, and the inner and outer surfaces of both intermediate layers are covered with an inner layer and an outer layer made of an unused resin material containing no modifier and recycled material. It is characterized by.
[0011]
The method of forming a drainage basin according to the present invention has, as a third configuration, an opening at the top of a cylindrical main body, an invert portion at a lower portion of the main body, and communication with the invert portion. In a method for manufacturing a drainage basin having a drain pipe connecting portion formed on a side wall of the basin, a mold cavity of the basin body is formed by clamping an inner mold and an outer mold, and an inverting portion of the basin body in the molding cavity is formed. A predetermined amount of unused resin material is injected into the molding cavity from the gate formed at the portion corresponding to the lower surface, and then a resin material containing a recycled material and a modifier obtained by pulverizing resin scrap and waste material is molded. A state in which the inner and outer surfaces of the intermediate layer made of the resin material containing the recycled material and the modifier are injected into the cavity and covered with an inner layer and an outer layer made of the unused resin material not containing the recycled material and the modifier. To do It is characterized.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a sectional view of a drainage basin showing one embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view showing a manufacturing process of the drainage basin shown in FIG. This drainage basin has an opening at the top of a cylindrical
[0013]
As the impact modifier used in the intermediate layer A, an appropriate one can be used according to the type of the resin, and the mixing amount is appropriately set according to the type of the resin and the degree of the modification. Can be. As the modifier, a rubber-based substance, for example, MBS resin, can be used, and as other additives, tin stabilizer, heat stabilizer, lubricant, processing aid, pigment, plasticizer, filler, electric resistance Various additives such as an inhibitor, an ultraviolet absorber, and a flame retardant can be added.
[0014]
Preferable examples of blending are as follows: 8 to 15 parts by weight of a modifier, 0.5 to 3 parts by weight of a stabilizer, 0.1 to 1.0 part by weight of a lubricant, 0 0.1 to 1.0 part by weight, and 0.1 to 1.0 part by weight of a pigment.
[0015]
Recycled raw materials obtained by pulverizing resin scraps and waste materials are used as resin molded products made of polyvinyl chloride, polyethylene, polypropylene, etc., for example, waste materials of building materials such as plastic bottles, housings of household electric appliances and fittings, and injection. It is obtained by crushing unnecessary members such as gates and scrap generated during molding. As a main component of the resin raw material constituting the intermediate layer A, a recycled raw material alone or a mixture of the recycled raw material and an unused resin raw material can be used, and the resin constituting the inner layer B and the outer layer C can be used. As a raw material, a resin raw material that is compatible with the intermediate layer A and that is not used, such as a recycled raw material or a polyvinyl chloride, polyethylene, or polypropylene that does not contain a modifier, can be used.
[0016]
As described above, various resin materials can be used for the intermediate layer A, the inner layer B and the outer layer C covering the inner and outer surfaces of the intermediate layer A, but a large amount of used waste materials and scraps made of vinyl chloride resin are generated. Considering the current situation and the fact that a pipe made of hard vinyl chloride resin is frequently used as a drain pipe connected to a drainage basin, a recycled material made of hard vinyl chloride resin can be suitably used for the intermediate layer A. For the inner layer B and the outer layer C covering the inner and outer surfaces of A, an unused hard vinyl chloride resin containing no recycled material can be suitably used.
[0017]
Further, it is preferable that the ratio of the recycled material to the entire resin material constituting the drainage basin is 10 to 80% by weight. If the proportion of the recycled material is less than 10% by weight, a sufficient effect cannot be expected in terms of effectively utilizing waste materials and scraps. Conversely, if the proportion exceeds 80% by weight, the resin material does not contain the recycled material. Since the inner layer B and the outer layer C become thinner, a situation occurs in which the recycled raw material constituting the intermediate layer A partially protrudes from the inner layer B and the outer layer C to impair the appearance. Incidentally, the wall thickness of the side wall portion of the drainage basin having a size of 150 to 350 is about 5 to 20 mm.
[0018]
The drain basin is manufactured by injection molding. Next, the manufacturing process will be described. In FIG. 2,
[0019]
A
[0020]
At this time, the resin raw material containing the regenerated raw material and the modifier injected later into the unused resin raw material previously injected into the molding cavity, and both resin raw materials spread evenly to the end of the cavity. . That is, since the surface of the resin material containing the regenerating material and the modifying agent to be the intermediate layer A is evenly distributed to the end of the cavity while being covered with the skin layer (the inner layer B and the outer layer C), the inner layer B and the outer layer C The intermediate layer A does not protrude from the surface. In addition, the ratio of the recycled raw material and the unused resin raw material not containing the modifying agent to be injected first, and the ratio of the recycled raw material and the resin raw material containing the modifying agent to be subsequently injected is determined by the intermediate layer A, the inner layer B and the outer layer C. Can be appropriately set in consideration of the thickness of the resin, the type of the resin material, and the like.
[0021]
Lastly, a small amount of unused resin raw material containing no recycled raw material and modifier is injected into the molding cavity from the first
[0022]
In the above description, as the intermediate layer of the resin drainage basin, a resin material containing both a modifying agent and a recycled material is used as a whole, but only the modifying agent is contained without using a recycled material. Thereby, the impact resistance of the entire drainage basin can be improved, and the scrap and waste material can be effectively used by containing only the recycled material without using the modifying agent. By containing both the modifier and the recycled material, the impact resistance can be improved and scrap and waste materials can be effectively used.
[0023]
Further, in the manufacturing process, after injecting an unused resin raw material containing no recycled material from the
[0024]
At this time, the injection amount of the resin raw material containing the regenerated raw material first injected from the second
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the impact resistance of the bottom of the drainage basin (inverted portion) is improved by using a resin material containing a modifier in the intermediate layer having a three-layer structure. The required impact resistance can be obtained at low cost as compared with a resin obtained by adding a modifier to the resin of the entire drain basin. Further, by including a recycled material in the intermediate layer, scrap generated when the resin molded product is injection-molded or extruded, and aging and waste materials that have been used can be effectively used. Further, a lid having a good appearance can be obtained without extruding the resin material of the intermediate layer containing the modifying agent and the recycled material from the inner layer and the outer layer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a drainage basin showing one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a manufacturing process of the drainage basin.
[Explanation of symbols]
11: Masu body, 12: Invert part, 13a, 13b ... Connection part, 51, 52, 53 ... Inner die, 61, 62 ... Outer die, 62G ... Gate, 62M ... Gate opening, 71 ... Nozzle, 72 ... first resin flow path, 73 ... second resin flow path, A ... middle layer, B ... inner layer, C ... outer layer
Claims (9)
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JP2002215727A JP3936638B2 (en) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | Drainage basin and molding method thereof |
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