JP2004057055A - Method for preventing contamination of nucleic acid, embedded primer used in the method and kit with the primer - Google Patents

Method for preventing contamination of nucleic acid, embedded primer used in the method and kit with the primer Download PDF

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JP2004057055A JP2002218402A JP2002218402A JP2004057055A JP 2004057055 A JP2004057055 A JP 2004057055A JP 2002218402 A JP2002218402 A JP 2002218402A JP 2002218402 A JP2002218402 A JP 2002218402A JP 2004057055 A JP2004057055 A JP 2004057055A
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for preventing the occurrence of a contamination with an impure nucleic acid in a nucleic acid-elongating reaction. <P>SOLUTION: This method for preventing the contamination of the nucleic acid is characterized by having the steps of (1) making a nuclease and an embedded primer comprising an embedding agent and a primer embedded in the embedding agent to exist in a reaction system for carrying out an elongation reaction, (2) maintaining the reaction system described in (1) under conditions for suitably degrading the nucleic acid with the nuclease, (3) enhancing the temperature of the reaction system to inactivate the nuclease, after the maintenance of (2), and maintaining the system under conditions for allowing the primer to flow from the embedded primer, and (4) maintaining the reaction system described in (3) under conditions for giving the suitable elongation reaction, after the maintenance of (3), in the method for using a template nucleic acid and the primer in the presence of a polymerase to elongate the nucleic acid. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚染防止方法、それにおいて使用される抱埋化試薬およびそれを具備するキットに関する。
【0002】
【従来の技術】
確定診断の根拠となる遺伝子検査方法、特に、核酸増幅検査(例えば、ポリメラーゼ連鎖反応;以下、PCR法と記す)では、測定の精度管理、信頼性の保証が重要である。核酸増幅法を用いる際に、最も注意が必要な点はコンタミネーションである。仮に1分子のゲノムが混入しただけでも、反応後には、それが数十万倍に増幅され、フォルスポジティブなどの誤診に繋がる。これまでの汚染防止対策としては、ウラシル−N−グリコシダーゼ(UNG)を用いる方法が知られている。この方法は、dTTPの代わりにdUTPを用いて増幅反応を行い、反応後UNGを使って分解するものである。しかしながらUNG法では、増幅産物の汚染に対しての制御は可能であるが、微量な非増幅産物の汚染については対応できない。
【0003】
従って、現在、全ての汚染に対応可能な汚染防止方法が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような状況に鑑み、本発明の目的は、核酸の伸長反応、特に増幅反応における核酸夾雑物による汚染の発生を防止するための手段を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は、
鋳型核酸とプライマーとを用いポリメラーゼによって目的の核酸を伸長する方法において、
(1)当該伸長反応を行うための反応系にヌクレアーゼと、抱埋剤およびそこに内包されるプライマーを具備する抱埋化プライマーとを存在させることと、
(2)当該ヌクレアーゼが適切に核酸を分解する条件下に前記(1)に記載の反応系を維持することと、
(3)前記(2)の維持することの後に、前記反応系の温度を上昇させることにより、当該ヌクレアーゼを不活性化し、且つ抱埋化プライマーからプライマーを流出させる条件下に維持することと、
(4)前記(3)の維持することの後に、適切な伸長反応が得られる条件下に、前記(3)に記載の反応系を維持することと、
を具備することを特徴とする核酸汚染防止方法;
熱により流動化する抱埋剤と、前記抱埋剤の内部に保持されたプライマーとを具備することを特徴とする抱埋化プライマー;および
容器と、前記容器に収容された上記の抱埋化プライマーとを少なくとも具備する核酸伸長反応用キットである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、核酸検査における汚染対策のための試薬および核酸検査の精度管理方法に関する。
【0007】
本発明に従うと、抱埋化プライマーとヌクレアーゼを使用することにより、核酸の伸長反応における核酸夾雑物による汚染の発生を防止する方法が提供される。
【0008】
1.用語の説明
ここで使用される「核酸を伸長する」の語は、鋳型核酸と、その一部の塩基配列に相補的なプライマーとを用いて、ポリメラーゼを作用させることにより、目的とする核酸を伸長することをいい、更に、そのような伸長と、そのような伸長が繰り返し行われる増幅の両方を示す。
【0009】
ここで使用される「抱埋化プライマー」の語は、抱埋剤の内部に具備され(即ち、内包された)プライマーをいう。ここで使用される「抱埋」とは、プライマーが抱埋剤に包まれることにより、その外界と隔絶され安定に存在することを指す。
【0010】
ここで使用される「適切に伸長反応が得られる条件」とは、ポリメラーゼが核酸鎖を合成するための各種条件、例えば、温度、pH、塩濃度およびdNTPなどの条件が、ポリメラーゼの活性を適切に得るために十分であるような状態を示す。
【0011】
ここで使用される「ヌクレアーゼが適切に核酸を分解する条件」とは、ヌクレアーゼが核酸を分解するための各種条件、例えば、温度、pH、塩濃度および補酵素などの条件が、ヌクレアーゼの活性を適切に得るために十分であるような状態を示す。
【0012】
ここで使用される「反応系」の語は、反応を行うための空間を示す。例えば、容器の内部、およびそこにおいて反応を行うための基体の表面などであればよい。
【0013】
1.汚染防止方法
本発明の1態様を図1を用いて以下に説明する。先ず、そこにおいて伸長反応を行おうとする反応系にヌクレアーゼを添加する。その際、目的とする伸長反応に必要な物質であって、鋳型および鋳型として使用される核酸以外の物質例えば、ポリメラーゼ、dNTP、緩衝剤および抱埋化プライマーなどの伸長反応に必要な物質を存在させておいてよい。ただし好ましくは、鋳型核酸はヌクレアーゼ反応終了後の酵素を不活化した後に添加するのが良い。
【0014】
次に、ヌクレアーゼが核酸分解反応を行い得る条件に、当該反応系を維持する。例えば、5’→3’エキソヌクレアーゼの場合であれば、37℃で数十秒から1時間維持すればよい。選択されるヌクレアーゼに応じて適切な条件が選択されてよい。
【0015】
その後、エキソヌクレアーゼが不活性化され得る条件に、当該反応系を維持する。例えば、5’→3’λ−エキソヌクレアーゼの場合であれば、75℃以上で10分間維持すればよい。選択されるヌクレアーゼに応じて適切な条件が選択されてよい。
【0016】
続いて、鋳型となる所望の核酸を当該反応系に添加し、所望の伸長反応を行う。
【0017】
本態様では、当該反応系へのヌクレアーゼの添加の前、同時またはその後に、目的とする伸長反応に必要な物質であって、鋳型として使用される核酸以外の物質、例えば、ポリメラーゼ、dNTP、緩衝剤および抱埋化プライマーなどの伸長反応に必要な物質を存在させている。その状態で当該反応系の温度を変更して、ヌクレアーゼを活性化し、その後、更に当該温度を変更してヌクレアーゼを不活性化している。抱埋化プライマーは、ヌクレアーゼの不活性化の際の温度により流動化する。流動化により、抱埋剤の内部に存在するプライマーが反応系に放出される。このようにヌクレアーゼの不活性化と同時に抱埋剤の流動化を行うことは当該方法を簡便にしたり、且つ工程を少なくするために有利である。
【0018】
しかしながら、それらの試薬の添加は上述の時期に限定するものではない。即ち、鋳型として使用される核酸以外の目的とする伸長反応に必要な物質、ポリメラーゼ、dNTP、緩衝剤および抱埋化プライマーなどの試薬は、上述のようなヌクレアーゼの添加の前、同時またはその後に限定するものではなく、所望の伸長反応が開始される時点で反応系に存在していればよい。しかしながら、伸長反応に使用される試薬中に目的としない核酸夾雑物が存在している可能性もあるので、それらの試薬についてもヌクレアーゼで処理することが好ましい。
【0019】
また、ヌクレアーゼの不活性化と抱埋剤の流動化とを同時に行わなくてもよく、ヌクレアーゼの不活性化を温度の調節またはその他の条件の変更により行い、その後、抱埋剤の流動化が達成される温度に反応系の温度を上昇させ、プライマーを放出してもよい。しかしながら、ヌクレアーゼの不活性と、抱埋剤の流動化の後に核酸の伸長反応を行うため、所望の伸長反応を阻害しないようにヌクレアーゼの活性化および不活性化、並びに抱埋剤の流動化が行われることが必要である。
【0020】
このような本発明の態様により、核酸の伸長反応における不純核酸による汚染の発生が防止された状態で目的とする増幅などの伸長反応が達成される。このような本願発明の態様に従うと、簡便な操作により核酸汚染が防止され、より高い信頼性を有する伸長方法が提供される。
【0021】
2.抱埋化プライマー
本発明の態様に従って使用され得る抱埋化プライマーとは、それ自身公知の伸長反応において使用されるプライマーと、このプライマーをその内部に抱埋するための抱埋剤とを具備する試薬である。抱埋剤によって抱埋化されることにより、当該プライマーは必要時まで外部環境から隔絶されて安定に保たれる。
【0022】
そのような抱埋化プライマーの例を図2に示す。本発明の態様に従う抱埋化プライマー1は、それ自身公知の伸長反応において使用されるプライマー2と、このプライマーをその内部に抱埋するための抱埋剤3とを具備する試薬である。
【0023】
本発明の態様において使用され得るプライマーは、それ自身公知の核酸の伸長において使用され得るプライマーであればよく、例えば、DNAプライマーであっても、RNAプライマーであってもよい。また、所望に応じて種々の修飾または標識などを施したプライマーが使用されてもよい。また、プライマーの末端はリン酸化されている事が望ましい。
【0024】
本発明の態様に従って使用され得る抱埋剤は、温度に依存して以下のような性質を示す物質であればよい。即ち、比較的低い温度、例えば、好ましくは約50℃〜約75℃以下では固まって流動性を失い、例えば、ゼリー状のような固形形態をとる。その場合にはその内部に抱埋されるプライマーを、当該抱埋剤の存在によってその外部環境から隔絶する。一方、当該抱埋剤は、その流動化温度(若しくは融解温度)またはそれ以上の温度に曝されると、固形形態が崩壊して流動性のある形態になり、その結果、その内容物であるプライマーを当該外部環境に放出する。ここで好ましい流動化温度(若しくは融解温度)は約50〜約75℃以上である。
【0025】
抱埋剤の例は、これらに限定するものではないが、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミドおよび光架橋性樹脂などの合成高分子、並びにカラギーナン、アルギン酸、寒天およびアガロースなどの天然高分子からなるゲル化剤等が挙げられる。
【0026】
抱埋剤によるプライマーの抱埋は、それ自身公知の何れの手段により行ってもよい。例えば、ポリビニルアルコールを抱埋剤として用いる場合には、所望のプライマーをポリビニルアルコール溶液に懸濁し、凍結融解を繰り返してゲルビーズを作製すればよい。得られたゲルビーズを抱埋化プライマーとして使用すればよい。また、アガロースを使う場合は、70℃以上で溶解したアガロース溶液にプライマーを添加して室温に戻すことで抱埋化プライマーを作製できる。更に、作製の際、低温の緩衝溶液中にアガロース溶液を滴下すると簡単にビーズ状のゲルを作製できるので、操作性が向上する。
【0027】
また、上述した本発明の態様に従う核酸の伸長反応における不純核酸による汚染の発生を防止する方法では、プライマーのみを抱埋剤に抱埋した例を示したが、本発明の趣旨によれば、少なくともプライマーが抱埋化されておればよく、従って、ヌクレアーゼ以外の試薬、例えば、ポリメラーゼなどの酵素、dNTPなどの基質、またはそれらの一部を抱埋剤に抱埋し、抱埋化物質として使用してもよい。その場合、プライマーと共に抱埋してもよく、所望の物質を単数で、または複数組み合わせて抱埋してもよい。また、使用されるプライマーのセンス鎖およびアンチセンス鎖は一緒に抱埋されてもよく、別々に抱埋されてもよい。
【0028】
このような抱埋化プライマーおよびそれと組み合わせて使用する抱埋化物質は、汚染防止を達成しつつ核酸を伸長するための抱埋化試薬として、本発明の更なる態様として提供される。
【0029】
3.伸長反応
本発明の態様に従って利用され得る伸長反応は、それ自体公知の一般的に核酸を伸長するために使用される手段であっても、および核酸を増幅するために使用される手段であってもよく、そのような手段で有れば何れも使用してよい。これらに限定するものではないが、例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(一般的にPCRと称される、以下、PCRと記す)や逆転写PCRなどを利用した方法を用いることが可能である。また更に、Nucleic acid strand amplification(NASBA)、Transcription mediated amplification(TMA)、Ligase chain reaction(LCR)、Strand displacement amplification(SDA)、Isothermaland Chimeric primer−initiated Amplification of Nucleic acids(ICANN)および Rolling circle amplification(RCA)法などの手段も本発明の態様に従って利用することが可能である。
【0030】
本発明の態様に従って使用され得るヌクレアーゼは、それ自身公知の何れの核酸分解酵素も使用することが可能である。そのようなヌクレアーゼの例は、これに限定するものではないが、例えば、エキソヌクレアーゼ、3’→5’エキソヌクレアーゼ、5’→3’エキソヌクレアーゼ、λ−エキソヌクレアーゼ、マングビーンヌクレアーゼ、S1ヌクレアーゼ、Bal31ヌクレアーゼ、T7ジーン6エキソヌクレアーゼ、DNase I、およびRNaseなどであり、λ−エキソヌクレアーゼが好ましい。
【0031】
4.抱埋化プライマーを具備するキット
上述した抱埋化プライマーを具備するキットも本発明の1態様である。図3にそのようなキットの1例を示す。本願発明の態様に従うキット4は、少なくとも抱埋化プライマー1と容器5を具備する。キットに具備される抱埋化プライマー1と容器5は、独立してキットに具備されても、容器5に収容されて抱埋化プライマー1が具備されてもよい。
【0032】
容器5は、抱埋化プライマーの乾燥を防止したり、汚染を防止したり、また、そこにおいて実施される反応に有利であるように蓋6を具備していてもよい。図3では容器5と蓋6が一体化している例を示したが、これらが別体で独立して具備されてもよい。また、キット4には、抱埋化プライマーを安定に維持するための溶液7が具備されてもよい。しかしながら、溶液7の存在は必須ではない。更に、キット4には、使用の際までその活性が維持されるような状態でヌクレアーゼが具備されてもよく、例えば、容器5に収容され具備されてもよく、容器5に収容されずに具備されてもよい。
【0033】
本発明の態様に従うと、当該キットに具備される容器5は、そこにおいて核酸の伸長反応を行える容器であってもよく、単に試薬を維持するための容器であってもよい。そのような容器は、一般的に使用されるそれ自身公知の容器を用いることが可能である。例えば、容器の大きさは内容量が約10μL〜約2mLであればよい。また、容器は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネートおよびフルオロカーボンなどの樹脂製またはガラス製などの容器であってよく、例えば、マイクロチューブや試験管などであってよい。また、当該容器は、それ自身公知の複数のウェルを有するマルチウェルプレートまたはマイクロタイタープレートなどの容器であってもよい。
【0034】
また、抱埋化プライマーの他に、上述の他の抱埋化試薬や非抱埋化試薬が、溶液中または溶液外で当該キットに具備されてもよい。
【0035】
5.汚染防止方法の更なる態様
上述した汚染防止方法の更なる態様を図4を用いて説明する。先ず、そこにおいて伸長反応を行おうとする反応系にヌクレアーゼと抱埋化プライマーを添加する。
【0036】
次に、ヌクレアーゼが核酸分解反応を行い得る条件に、当該反応系を維持する。例えば、λ−エキソヌクレアーゼの場合であれば、37℃で1分間維持すればよい。
【0037】
その後、エキソヌクレアーゼが不活性化され得る条件に、当該反応系を維持する。例えば、λ−エキソヌクレアーゼの場合であれば、75℃に10分間維持すればよい。
【0038】
続いて、当該反応系に鋳型となる所望の核酸と、目的とする伸長反応に必要な物質、例えば、ポリメラーゼ、dNTP、緩衝剤および抱埋化プライマーなどの伸長反応に必要な物質を添加し、所望の伸長反応を行う。
【0039】
このような本発明の態様により、核酸の伸長反応における不純核酸による汚染の発生が防止された状態で目的とする増幅などの伸長反応が達成される。このような本願発明の態様に従うと、簡便な操作により核酸汚染が防止され、より高い信頼性を有する伸長方法が提供される。
【0040】
実施例
第1の実施例
図2に示すような、本発明の態様に従う抱埋化試薬を作製した。5’末端をリン酸化したプライマーをポリビニルアルコール溶液に懸濁し、凍結融解を繰り返しゲルビーズを作製した。得られたゲルビーズが抱埋化試薬である抱埋化プライマーである。
【0041】
第2の実施例
図3に示すような本発明の態様に従う抱埋化プライマーを具備するキットを作製した。0.2mLのマイクロチューブ内に、ポリビニルアルコールに抱埋した5’リン酸化プライマーおよび5’ビオチン化プライマー、並びにdNTP、Taqポリメラーゼ、10×PCR緩衝液、λ−ヌクレアーゼを添加し、チューブの蓋を閉めた。これを抱埋化プライマーを具備するキットとした。
【0042】
当該キットは、核酸の増幅を行う際は、使用時に鋳型DNAなどの鋳型核酸を含む溶液を前記マイクロチューブに添加し、所望の条件下で反応を行えばよい。
【0043】
第3の実施例
図5は、本発明の態様に従うに係る汚染防止方法を行った。図2の実施例に記載した通りに作製したキットを使用し、核酸の伸長反応としてPCR増幅反応を行った。また、予め同じプライマーで増幅される異なる長さの鋳型(夾雑物)を添加した。まず、37℃で1分間ヌクレアーゼの反応を行った。次に、75℃で10分間反応させてヌクレアーゼを失活させた。その後、当該チューブ内に鋳型核酸を添加し、95℃で30秒、60℃で30秒、72℃で30秒を40サイクル行い、その前に95℃で10分、後に72℃で10分の処理を行った。これにより核酸鎖が合成された。比較のためにヌクレアーゼのみを除いた反応チューブを用意し同様の実験を行なった。その後、アビジン標識磁気微粒子を用いて、反応産物中のビオチンをこれに結合させることによって反応産物を回収した。続いて、得られた反応産物を温度によって一本鎖核酸にした。次に電気泳動により得られた一本鎖の同定をした。その結果、ヌクレアーゼを添加した系では目的とする反応産物以外の汚染核酸に由来すると思われる夾雑物のバンドは見られなかったが、ヌクレアーゼを添加しなかった系では、夾雑物のバンドが見られた。
【0044】
このような本発明の態様に従う方法により、チューブ内に増幅産物またはゲノムが混入していた場合であっても、ヌクレアーゼによって分解することによって汚染を除去することが可能である。それにより、汚染による誤診などを未然に防ぐことが可能になる。
【0045】
【発明の効果】
上述のような本発明によれば、核酸の伸長反応における不純核酸による汚染の発生を防止するための手段が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の態様に従う核酸伸長反応を示すスキーム図。
【図2】本発明の態様に従う抱埋化プライマーの例を模式的に示す図。
【図3】本発明の態様に従う抱埋化プライマーを具備するキットの例を模式的に示す図。
【図4】本発明の態様に従う核酸伸長反応を示すスキーム図。
【図5】第3の実施例で行った方法の手順をを示すスキーム図。
【符号の説明】
1.抱埋化プライマー  2.プライマー  3.抱埋剤  4.キット  5.容器  6.蓋  7.溶液
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a contamination prevention method, an embedding reagent used in the method, and a kit including the same.
[0002]
[Prior art]
In a genetic test method serving as a basis for a definitive diagnosis, in particular, in a nucleic acid amplification test (eg, polymerase chain reaction; hereinafter, referred to as a PCR method), it is important to control measurement accuracy and to guarantee reliability. When using the nucleic acid amplification method, the most important point is contamination. Even if only one molecule of the genome is mixed, it is amplified several hundred thousand times after the reaction, which leads to false diagnosis such as false positive. As a conventional pollution prevention measure, a method using uracil-N-glycosidase (UNG) is known. In this method, an amplification reaction is performed using dUTP instead of dTTP, and after the reaction, decomposition is performed using UNG. However, the UNG method can control the contamination of the amplification product, but cannot deal with the contamination of a small amount of the non-amplification product.
[0003]
Therefore, at present, there is a demand for a pollution control method capable of dealing with all types of pollution.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above situation, an object of the present invention is to provide a means for preventing the occurrence of contamination by nucleic acid contaminants in a nucleic acid extension reaction, particularly an amplification reaction.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for achieving the above object,
In a method of extending a target nucleic acid by a polymerase using a template nucleic acid and a primer,
(1) Presence of a nuclease and an embedding agent and an embedding primer having a primer contained therein in a reaction system for performing the extension reaction;
(2) maintaining the reaction system according to (1) above under conditions where the nuclease appropriately degrades nucleic acids;
(3) maintaining the conditions under which the nuclease is inactivated by raising the temperature of the reaction system after the maintenance of the above (2) and the primer is allowed to flow out of the embedding primer;
(4) maintaining the reaction system according to (3) under the condition that an appropriate elongation reaction is obtained after maintaining the above (3);
A method for preventing nucleic acid contamination, comprising:
An embedding primer comprising: an embedding agent which is fluidized by heat; and a primer held inside the embedding agent; and a container; and the above-described embedding accommodated in the container. A nucleic acid extension reaction kit comprising at least a primer.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention relates to a reagent for preventing contamination in a nucleic acid test and a method for controlling the accuracy of a nucleic acid test.
[0007]
According to the present invention, there is provided a method for preventing the occurrence of contamination by nucleic acid contaminants in a nucleic acid extension reaction by using an embedding primer and a nuclease.
[0008]
1. Explanation of terms The term "extend a nucleic acid" as used herein means that a nucleic acid of interest is formed by allowing a polymerase to act using a template nucleic acid and a primer complementary to a part of its base sequence. Extension refers to both such extension and amplification in which such extension is performed repeatedly.
[0009]
As used herein, the term "embedding primer" refers to a primer provided (ie, encapsulated) within an embedding agent. As used herein, "embedding" refers to the fact that the primer is wrapped in an embedding agent, thereby being isolated from the outside and stably existing.
[0010]
As used herein, "conditions under which an appropriate extension reaction can be obtained" refers to various conditions for the polymerase to synthesize a nucleic acid chain, for example, conditions such as temperature, pH, salt concentration, and dNTP, which make the activity of the polymerase appropriate. Indicate a condition that is sufficient to obtain
[0011]
As used herein, the term "conditions under which a nuclease appropriately degrades a nucleic acid" refers to various conditions for a nuclease to degrade a nucleic acid, such as conditions such as temperature, pH, salt concentration, and coenzyme. Indicates a condition that is sufficient for proper acquisition.
[0012]
The term “reaction system” as used herein indicates a space for performing a reaction. For example, it may be the inside of a container and the surface of a substrate for performing a reaction therein.
[0013]
1. One embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. First, a nuclease is added to a reaction system in which an extension reaction is to be performed. At this time, there are substances necessary for the intended extension reaction and substances other than the template and nucleic acids used as the template, for example, substances necessary for the extension reaction such as polymerase, dNTP, buffer and embedding primer. You may let it. However, preferably, the template nucleic acid is added after inactivating the enzyme after the nuclease reaction.
[0014]
Next, the reaction system is maintained under conditions under which the nuclease can perform a nucleic acid degradation reaction. For example, in the case of 5 ′ → 3 ′ exonuclease, it may be maintained at 37 ° C. for several tens of seconds to one hour. Appropriate conditions may be selected depending on the nuclease to be selected.
[0015]
Thereafter, the reaction system is maintained under conditions where the exonuclease can be inactivated. For example, in the case of 5 ′ → 3′λ-exonuclease, it may be maintained at 75 ° C. or higher for 10 minutes. Appropriate conditions may be selected depending on the nuclease to be selected.
[0016]
Subsequently, a desired nucleic acid serving as a template is added to the reaction system to perform a desired extension reaction.
[0017]
In this embodiment, before, simultaneously with or after the addition of the nuclease to the reaction system, a substance necessary for the intended extension reaction, other than the nucleic acid used as the template, for example, polymerase, dNTP, buffer Substances required for the extension reaction, such as an agent and an embedding primer, are present. In this state, the temperature of the reaction system is changed to activate the nuclease, and thereafter, the temperature is further changed to inactivate the nuclease. The embedding primer is fluidized by the temperature at which the nuclease is inactivated. The fluidization releases the primer present inside the embedding medium into the reaction system. Performing fluidization of the embedding agent simultaneously with inactivation of the nuclease is advantageous for simplifying the method and reducing the number of steps.
[0018]
However, the addition of those reagents is not limited to the above-mentioned period. That is, the substances required for the intended extension reaction other than the nucleic acid used as the template, the reagents such as polymerase, dNTP, buffer and embedding primer are added before, simultaneously with or after the addition of the nuclease as described above. There is no limitation, and it is sufficient that the compound is present in the reaction system at the time when the desired extension reaction is started. However, undesired nucleic acid contaminants may be present in the reagent used for the extension reaction. Therefore, it is preferable to treat these reagents with nuclease.
[0019]
It is not necessary to simultaneously inactivate the nuclease and fluidize the embedding agent, and inactivate the nuclease by adjusting the temperature or changing other conditions. The temperature of the reaction system may be raised to the temperature achieved to release the primer. However, since the elongation reaction of the nucleic acid is performed after the inactivation of the nuclease and the fluidization of the embedding medium, the activation and inactivation of the nuclease and the fluidization of the embedding medium are performed so as not to inhibit the desired elongation reaction. It needs to be done.
[0020]
According to such an embodiment of the present invention, the target elongation reaction such as amplification is achieved in a state where the generation of contamination by the impure nucleic acid in the elongation reaction of the nucleic acid is prevented. According to such an aspect of the present invention, nucleic acid contamination is prevented by a simple operation, and a more reliable elongation method is provided.
[0021]
2. Embedding primer The embedding primer that can be used according to the embodiment of the present invention includes a primer used in an extension reaction known per se, and an embedding agent for embedding the primer therein. It is a reagent. By embedding with the embedding agent, the primer is isolated from the external environment and kept stable until needed.
[0022]
An example of such an embedding primer is shown in FIG. The embedding primer 1 according to the embodiment of the present invention is a reagent comprising a primer 2 used in an extension reaction known per se and an embedding agent 3 for embedding the primer therein.
[0023]
The primer that can be used in the embodiment of the present invention may be any primer that can be used in extension of a nucleic acid known per se, and may be, for example, a DNA primer or an RNA primer. In addition, primers with various modifications or labels, if desired, may be used. Further, it is desirable that the end of the primer be phosphorylated.
[0024]
The embedding agent that can be used according to the embodiment of the present invention may be any substance that exhibits the following properties depending on the temperature. That is, at a relatively low temperature, for example, preferably about 50 ° C. to about 75 ° C. or less, the solidifies and loses fluidity, and takes a solid form such as a jelly-like form. In that case, the primer embedded therein is isolated from its external environment by the presence of the embedding agent. On the other hand, when the embedding agent is exposed to a temperature at or above its fluidization temperature (or melting temperature), the solid form disintegrates into a fluid form, and as a result, its content is Release the primer into the external environment. The preferred fluidization temperature (or melting temperature) here is from about 50 to about 75 ° C or higher.
[0025]
Examples of embedding agents consist of synthetic polymers such as, but not limited to, polyvinyl alcohol, polyethylene glycol, polyacrylamide and photocrosslinkable resins, and natural polymers such as carrageenan, alginic acid, agar and agarose. Gelling agents and the like can be mentioned.
[0026]
Embedding of the primer with the embedding agent may be performed by any means known per se. For example, when polyvinyl alcohol is used as an embedding agent, gel beads may be prepared by suspending a desired primer in a polyvinyl alcohol solution and repeating freeze-thawing. The obtained gel beads may be used as an embedding primer. When agarose is used, the embedding primer can be prepared by adding the primer to an agarose solution dissolved at 70 ° C. or higher and returning the temperature to room temperature. Further, at the time of preparation, if an agarose solution is dropped into a low-temperature buffer solution, a bead-like gel can be easily prepared, so that operability is improved.
[0027]
Further, in the method for preventing the occurrence of contamination by impure nucleic acid in the nucleic acid extension reaction according to the above-described embodiment of the present invention, an example in which only the primer is embedded in the embedding agent has been described, but according to the gist of the present invention, It is sufficient that at least the primer is embedded, and therefore, reagents other than nucleases, for example, an enzyme such as a polymerase, a substrate such as dNTP, or a part thereof are embedded in an embedding agent, and as an embedding substance, May be used. In that case, the desired substance may be embedded together with the primer, or the desired substance may be embedded alone or in combination. In addition, the sense strand and the antisense strand of the primer used may be embedded together or separately.
[0028]
Such an embedding primer and an embedding substance used in combination therewith are provided as a further aspect of the present invention as an embedding reagent for elongating a nucleic acid while achieving contamination prevention.
[0029]
3. Extension Reactions The extension reactions that can be utilized in accordance with aspects of the present invention can be any means commonly known per se, used to extend nucleic acids, and any means used to amplify nucleic acids. And any such means may be used. Although not limited thereto, for example, a method utilizing a polymerase chain reaction (generally called PCR, hereinafter referred to as PCR), reverse transcription PCR, or the like can be used. Furthermore, Nucleic acid strand amplification (NASBA), Transcription mediated amplification (TMA), Ligase chain reaction (LCR), Strand displacement amplification (SDA), Isothermaland Chimeric primer-initiated Amplification of Nucleic acids (ICANN) and Rolling circle amplification (RCA Means) can also be used in accordance with aspects of the present invention.
[0030]
The nuclease that can be used according to the embodiments of the present invention can use any nuclease known per se. Examples of such nucleases include, but are not limited to, exonuclease, 3 ′ → 5 ′ exonuclease, 5 ′ → 3 ′ exonuclease, λ-exonuclease, mung bean nuclease, S1 nuclease, Bal31 nuclease, T7 gene 6 exonuclease, DNase I, RNase, etc., and λ-exonuclease is preferred.
[0031]
4. Kit comprising an embedding primer A kit comprising the above-described embedding primer is also an aspect of the present invention. FIG. 3 shows an example of such a kit. The kit 4 according to the embodiment of the present invention includes at least the embedding primer 1 and the container 5. The embedding primer 1 and the container 5 provided in the kit may be independently provided in the kit, or the embedding primer 1 may be contained in the container 5 and provided.
[0032]
The container 5 may be provided with a lid 6 to prevent drying of the embedding primer, to prevent contamination and to favor the reactions carried out therein. FIG. 3 shows an example in which the container 5 and the lid 6 are integrated, but these may be provided separately and independently. Further, the kit 4 may include a solution 7 for stably maintaining the embedding primer. However, the presence of solution 7 is not essential. Furthermore, the kit 4 may be provided with a nuclease in such a state that its activity is maintained until use, for example, the kit 4 may be provided in the container 5 or provided without being stored in the container 5. May be done.
[0033]
According to the embodiment of the present invention, the container 5 provided in the kit may be a container in which a nucleic acid elongation reaction can be performed, or may be a container for simply maintaining a reagent. As such a container, a commonly used container known per se can be used. For example, the size of the container may be about 10 μL to about 2 mL. In addition, the container may be a container made of a resin such as polypropylene, polyethylene, polystyrene, polycarbonate, and fluorocarbon, or made of glass, and may be, for example, a microtube or a test tube. The container may be a container such as a multiwell plate or a microtiter plate having a plurality of wells known per se.
[0034]
In addition to the embedding primer, other embedding reagents and non-embedding reagents described above may be provided in the kit in or out of the solution.
[0035]
5. Further Embodiment of Pollution Prevention Method A further embodiment of the above-described contamination prevention method will be described with reference to FIG. First, a nuclease and an embedding primer are added to a reaction system in which an extension reaction is to be performed.
[0036]
Next, the reaction system is maintained under conditions under which the nuclease can perform a nucleic acid degradation reaction. For example, in the case of λ-exonuclease, it may be maintained at 37 ° C. for 1 minute.
[0037]
Thereafter, the reaction system is maintained under conditions where the exonuclease can be inactivated. For example, in the case of λ-exonuclease, the temperature may be maintained at 75 ° C. for 10 minutes.
[0038]
Subsequently, a desired nucleic acid to be used as a template in the reaction system and a substance necessary for an intended extension reaction, for example, a substance necessary for an extension reaction such as a polymerase, dNTP, a buffer and an embedding primer are added, Perform the desired extension reaction.
[0039]
According to such an embodiment of the present invention, the target elongation reaction such as amplification is achieved in a state where the generation of contamination by the impure nucleic acid in the elongation reaction of the nucleic acid is prevented. According to such an aspect of the present invention, nucleic acid contamination is prevented by a simple operation, and a more reliable elongation method is provided.
[0040]
Example 1 Example 1 An embedding reagent according to an embodiment of the present invention was prepared as shown in FIG. The primer phosphorylated at the 5 ′ end was suspended in a polyvinyl alcohol solution, and freeze-thawing was repeated to prepare gel beads. The obtained gel beads are embedding primers as embedding reagents.
[0041]
Second Example A kit comprising an embedding primer according to an embodiment of the present invention as shown in FIG. 3 was prepared. In a 0.2 mL microtube, 5 ′ phosphorylated primer and 5 ′ biotinylated primer embedded in polyvinyl alcohol, and dNTP, Taq polymerase, 10 × PCR buffer, λ-nuclease were added, and the tube lid was closed. Closed. This was used as a kit including the embedding primer.
[0042]
When the kit is used to amplify a nucleic acid, a solution containing a template nucleic acid such as a template DNA may be added to the microtube at the time of use, and the reaction may be performed under desired conditions.
[0043]
Third Embodiment FIG. 5 illustrates a method for preventing contamination according to an embodiment of the present invention. Using the kit prepared as described in the example of FIG. 2, a PCR amplification reaction was performed as a nucleic acid extension reaction. In addition, templates (contaminants) of different lengths, which were amplified with the same primer in advance, were added. First, a nuclease reaction was performed at 37 ° C. for 1 minute. Next, the reaction was carried out at 75 ° C. for 10 minutes to inactivate the nuclease. Thereafter, the template nucleic acid is added into the tube, and the cycle is performed at 95 ° C. for 30 seconds, 60 ° C. for 30 seconds, 72 ° C. for 30 seconds for 40 cycles, before 95 ° C. for 10 minutes, and afterwards at 72 ° C. for 10 minutes. Processing was performed. As a result, a nucleic acid chain was synthesized. For comparison, a reaction tube from which only nuclease was removed was prepared, and the same experiment was performed. Thereafter, biotin in the reaction product was bound to the avidin-labeled magnetic fine particles using the magnetic particle to collect the reaction product. Subsequently, the resulting reaction product was converted into single-stranded nucleic acid depending on the temperature. Next, the single strand obtained by electrophoresis was identified. As a result, in the system to which nuclease was added, no band of contaminants thought to be derived from contaminating nucleic acids other than the target reaction product was observed, but in the system to which nuclease was not added, a band of contaminants was observed. Was.
[0044]
According to the method according to the embodiment of the present invention, even when the amplification product or the genome is contaminated in the tube, it is possible to remove the contamination by decomposing the nuclease. Thereby, it is possible to prevent erroneous diagnosis due to contamination beforehand.
[0045]
【The invention's effect】
According to the present invention as described above, a means for preventing the occurrence of contamination by an impure nucleic acid in a nucleic acid extension reaction is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a scheme showing a nucleic acid extension reaction according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 schematically shows an example of an embedding primer according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 schematically shows an example of a kit including an embedding primer according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a scheme diagram showing a nucleic acid extension reaction according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a scheme diagram showing a procedure of a method performed in a third embodiment.
[Explanation of symbols]
1. 1. Embedding primer Primer 3. Embedding agent 4. Kit 5. Container 6. Lid 7. solution

Claims (10)

鋳型核酸とプライマーとを用いポリメラーゼによって目的の核酸を伸長する方法において、
(1)当該伸長反応を行うための反応系にヌクレアーゼと、抱埋剤およびそこに内包されるプライマーを具備する抱埋化プライマーとを存在させることと、
(2)当該ヌクレアーゼが適切に核酸を分解する条件下に前記(1)に記載の反応系を維持することと、
(3)前記(2)の維持することの後に、前記反応系の温度を上昇させることにより、当該ヌクレアーゼを不活性化し、且つ抱埋化プライマーからプライマーを流出させる条件下に維持することと、
(4)前記(3)の維持することの後に、適切な伸長反応が得られる条件下に、前記(3)に記載の反応系を維持することと、
を具備することを特徴とする核酸汚染防止方法。
In a method of extending a target nucleic acid by a polymerase using a template nucleic acid and a primer,
(1) Presence of a nuclease and an embedding agent and an embedding primer having a primer contained therein in a reaction system for performing the extension reaction;
(2) maintaining the reaction system according to (1) above under conditions where the nuclease appropriately degrades nucleic acids;
(3) maintaining the conditions under which the nuclease is inactivated by raising the temperature of the reaction system after the maintenance of the above (2) and the primer is allowed to flow out of the embedding primer;
(4) maintaining the reaction system according to (3) under the condition that an appropriate elongation reaction is obtained after maintaining the above (3);
A method for preventing nucleic acid contamination, comprising:
鋳型核酸とプライマーとを用いポリメラーゼによって目的の核酸を伸長する方法において、
(1)そこにおいて当該伸長反応を行うための反応系にヌクレアーゼと、抱埋剤およびそこに内包されるプライマーを具備する埋化プライマーと、ポリメラーゼと、基質とを存在させることと、
(2)当該ヌクレアーゼが適切に核酸を分解する条件下に前記(1)に記載の反応系を維持することと、
(3)前記(2)の維持することの後に、前記反応系の温度を上昇させることにより、当該ヌクレアーゼを不活性化し、且つ抱埋化プライマーからプライマーを流出させる条件下に維持することと、
(4)前記(2)の維持することの後に、前記反応系に鋳型核酸を添加することと、
(5)適切な伸長反応が得られる条件下に、前記(4)に記載の反応系を維持することと、
を具備することを特徴とする核酸汚染防止方法。
In a method of extending a target nucleic acid by a polymerase using a template nucleic acid and a primer,
(1) The presence of a nuclease, an embedding agent and an embedding primer comprising an embedding agent and a primer contained therein, a polymerase, and a substrate in a reaction system for performing the extension reaction therein;
(2) maintaining the reaction system according to (1) above under conditions where the nuclease appropriately degrades nucleic acids;
(3) maintaining the conditions under which the nuclease is inactivated by raising the temperature of the reaction system after the maintenance of the above (2) and the primer is allowed to flow out of the embedding primer;
(4) adding a template nucleic acid to the reaction system after maintaining the above (2);
(5) maintaining the reaction system according to the above (4) under conditions where an appropriate extension reaction can be obtained;
A method for preventing nucleic acid contamination, comprising:
前記抱埋化プライマーが、熱により流動化する抱埋剤と、前記抱埋剤の内包されるプライマーとを具備することを特徴とする請求項1または2に記載の核酸汚染防止方法。The method for preventing nucleic acid contamination according to claim 1, wherein the embedding primer includes an embedding agent that is fluidized by heat, and a primer that includes the embedding agent. 前記抱埋剤がゲル化剤であることを特徴とする請求項3に記載の核酸汚染防止方法。The method according to claim 3, wherein the embedding agent is a gelling agent. 前記抱埋剤がポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、光架橋性樹脂、カラギーナン、アルギン酸、寒天およびアガロースからなる群より選択されることを特徴とする請求項3に記載の核酸汚染防止方法。The method according to claim 3, wherein the embedding agent is selected from the group consisting of polyvinyl alcohol, polyethylene glycol, polyacrylamide, a photocrosslinkable resin, carrageenan, alginic acid, agar and agarose. 前記ヌクレアーゼが5’→3’エキソヌクレアーゼであることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の核酸汚染防止方法。The method for preventing nucleic acid contamination according to any one of claims 1 to 5, wherein the nuclease is a 5 'to 3' exonuclease. 熱により流動化する抱埋剤と、前記抱埋剤の内部に保持されたプライマーとを具備することを特徴とする抱埋化プライマー。An embedding primer comprising: an embedding agent that is fluidized by heat; and a primer held inside the embedding agent. 前記抱埋剤がゲル化剤であることを特徴とする請求項7に記載の抱埋化プライマー。The embedding primer according to claim 7, wherein the embedding agent is a gelling agent. 前記抱埋剤がポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、光架橋性樹脂、カラギーナン、アルギン酸、寒天およびアガロースからなる群より選択されることを特徴とする請求項7に記載の抱埋化プライマー。The embedding primer according to claim 7, wherein the embedding agent is selected from the group consisting of polyvinyl alcohol, polyethylene glycol, polyacrylamide, photocrosslinkable resin, carrageenan, alginic acid, agar and agarose. 容器と、前記容器に収容された請求項7から9の何れか1項に記載の抱埋化プライマーとを少なくとも具備する核酸伸長反応用キット。A nucleic acid extension reaction kit comprising at least a container and the embedding primer according to any one of claims 7 to 9 housed in the container.
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