JP2004057022A

JP2004057022A - Coffee bean, method for producing the coffee bean, apparatus for producing the coffee bean, and coffee beverage

Info

Publication number: JP2004057022A
Application number: JP2002216389A
Authority: JP
Inventors: Norihisa Kawamura; 川村　憲久; Yukihiro Amamiya; 雨宮　幸弘
Original assignee: NISSEE KK
Current assignee: NISSEE KK
Priority date: 2002-07-25
Filing date: 2002-07-25
Publication date: 2004-02-26
Anticipated expiration: 2022-07-25
Also published as: JP4264871B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide coffee beans imparted with flavor peculiar to a coffee beverage just after extraction to make the coffee beverage tastefull; to provide a method for producing the coffee beans; to provide an apparatus for producing the coffee beans; and to provide a coffee beverage. <P>SOLUTION: The coffee beans are obtained by smoking roasted coffee beans A0 so as to be imparted with flavor as well as smoked aroma each peculiar to roasted coffee beans after extraction. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は抽出後に特有の香りを放つことのできるコーヒー焙煎豆の粉砕前の処理方法並びに製造装置、並びにこのような処理を行って得られるコーヒー豆並びにこのコーヒー豆を抽出して得られるコーヒー飲料に関するものである。
【０００２】
【発明の背景】
一般に工業的に大量生産されるコーヒー飲料は、焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆を、コーヒーミルにより粉砕し、ドリップ式やサイフォン式等を応用した大型抽出機により抽出される。
【０００３】
ところでこのように工業的に大量生産されるコーヒー飲料は、家庭などで少量を抽出する場合に比べて熱湯がコーヒー豆である焙煎豆に接触する時間が長いことや、抽出後に長時間保存されることから、香りが飛散してしまうという欠点を有している。そしてこのようなことが缶コーヒー等のコーヒー飲料を、家庭で抽出したコーヒーと比較して嫌う人の理由の一つともなっている。
【０００４】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、抽出後のコーヒー飲料に特有の香りが立つようにし、コーヒー飲料を味わい深いものとすることのできる新規なコーヒー豆並びにこの製造方法並びに製造装置並びにコーヒー飲料の開発を試みたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項１記載のコーヒー豆は、焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆が更にスモーク処理を受けていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、抽出後のコーヒー飲料に特有のスモーク臭の香りとともに風味が備わり、コーヒー飲料が味わい深いものとなる。
【０００６】
また請求項２記載のコーヒー豆の製造方法は、焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆が更にスモーク処理を受けていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、抽出後のコーヒー飲料に特有のスモーク臭の香りとともに風味が備わり、コーヒー飲料が味わい深いものとなる。
【０００７】
更に請求項３記載のコーヒー豆の製造装置は、焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆を載置するための燻煙透過性のトレーと、このトレーを受け入れる燻室と、この燻室へ燻煙を供給する燻煙発生装置とを具備して成ることを特徴として成るものである。
この発明によれば、抽出後のコーヒー飲料に特有のスモーク臭の香りとともに風味が備わり、コーヒー飲料が味わい深いものとなる。また焙煎豆及び燻製処理後のコーヒー豆をトレーで扱うため、作業効率が良い。
【０００８】
更にまた請求項４記載のコーヒー豆の製造装置は、前記請求項３記載の要件に加え、前記トレーは、網トレーであり、この網トレー上に燻煙を透過する透過紙を載置し、その上に前記焙煎豆が載置されることを特徴として成るものである。この発明によれば、網トレーの網目から焙煎豆が落下することが防がれるとともに、スモーク処理後のコーヒー豆の回収作業が容易となる
【０００９】
更にまた請求項５記載のコーヒー豆の製造装置は、前記請求項３または４記載の要件に加え、前記トレーは複数枚載置可能なスモークコンテナに載置されてスモーク処理されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、複数枚のトレーの燻室への出し入れが一度で行うことが可能となり、取り扱いが効率的となる。
【００１０】
更にまた請求項６記載のコーヒー飲料は、焙煎及びスモーク処理が施されたコーヒー豆を、抽出して得られることを特徴として成るものである。
この発明によれば、コーヒー飲料に特有のスモーク臭の香りとともに風味が備わり、コーヒー飲料が味わい深いものとなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。なお以下の説明にあたっては、まず本発明に係るコーヒー豆と、このコーヒー豆から抽出されたコーヒー飲料について説明し、次いで本発明に係るコーヒー豆の製造装置について概略的に説明し、次いでこの製造装置の作動状態の説明と併せて本発明に係るコーヒー豆の製造方法について説明する。
【００１２】
図５中符号Ａ１に示すものが、本発明のコーヒー豆であり、このものは適宜の焙煎がなされた焙煎豆Ａ０に対し、スモーク処理が施されている。また図５に示すコーヒー飲料Ａ２は、このコーヒー豆Ａ１単独若しくはこのコーヒー豆Ａ１とスモーク処理が施されていないコーヒー豆とブレンドしたものをコーヒーミルＭにより挽いて抽出機Ｄにより抽出したものであり、コーヒーの香りに、独特のスモーク臭が付与され従来のコーヒー飲料にない香り及び風味を味わうことができる。
【００１３】
上記本発明のコーヒー豆Ａ１を含有したコーヒー豆を使用して抽出して得られた本発明のコーヒー飲料Ａ２（実施例）と、スモーク処理が施されていないコーヒー豆を使用したコーヒー飲料（比較例１、比較例２）との官能比較試験を以下に示す。
なお本発明の実施例であるコーヒー飲料Ａ２と、比較例１、２のコーヒー飲料とは、ほぼ同種・同量の乳原料（牛乳等）、砂糖の原材料を抽出液に添加し、これを缶に充填して殺菌し、缶コーヒーの形態とし、一時間冷蔵庫で冷却したものである。なお比較例１と比較例２の缶コーヒーとの差異としては、コーヒー豆の配合等が異なっている。また試験対象者は缶コーヒーを週に一回以上飲用する人７１名であり、内訳は２０代が１４人、３０代が３４人、４０代が２３人である。
試験評価内容は、香り、甘味、コク、ミルク感、コーヒー感、苦味、後味の五つの項目について下記表１のような５段階の評価を行った。
【００１４】
【表１】

【００１５】
上記５項目の試験評価結果は、以下の表２のとおりであり、上記試験評価内容５項目について、各人の評価を足し、試験対象者の合計人数で割ったものである。
またこの５項目の試験評価結果から５項目の順位ごとに点数を与え（１位２点、２位１点、３位０点）、各比較例１、２の総合評価平均値と、本発明の実施例の総合評価平均値とを比較した総合比較評価を表３に示す。
【００１６】
【表２】

【００１７】
【表３】

【００１８】
上記表２の試験結果から本発明の実施例であるコーヒー飲料Ａ２は、香り、甘味、後味の項目において、スモーク処理を施していないコーヒー豆を使用した比較例１、２のコーヒー飲料に比べて高い評価を得ている。これは、本発明のコーヒー豆Ａ１の持つ「コーヒーの焙煎臭と調和した燻製特有のスモーキーな香り」が、従来のコーヒーの風味を邪魔することなく、コーヒー飲料に付加され風味が向上したことが評価された結果である。
また総合評価においても、表３に示されるように、本発明の実施例であるコーヒー飲料Ａ２は、スモーク処理を施していないコーヒー豆を使用した比較例のコーヒー飲料に比べて高い評価を得ているものであり、この評価は、２０代、３０代、４０代の全ての世代で共通していた。
【００１９】
本発明のコーヒー豆Ａ１及びこれを抽出したコーヒー飲料Ａ２の実施の形態は以上のようで、次にこの製造装置１について説明する。
図１、２に示されるように、コーヒー豆Ａ１の製造装置１は、焙煎されたコーヒー豆Ａ１である焙煎豆Ａ０を載置するための網トレー２と、この網トレー２上に敷設される透過紙３と、前記網トレー２を複数枚保持するスモークコンテナ４と、このトレーを受け入れる燻室５と、この燻室５へ燻煙Ｓを供給する燻煙発生装置６とを具備して成る。
【００２０】
前記網トレー２は、矩形平板状の金網を用いるもので、この上に、燻煙Ｓを透過させるが焙煎豆Ａ０は通さずに落下させない透過紙３が敷設され、更にその上に焙煎豆Ａ０が載置される。なお網トレー２の網目を細かくした場合には、必ずしも透過紙３は必要なく、更に網トレー２の他、燻煙Ｓを通すことのできる孔が開いたものであれば、適宜のものを用いることが可能である。
【００２１】
スモークコンテナ４は、図４に示されるように高さ２ｍ程度の四角柱形状に枠組みされた枠状部材の下面に車輪４ａを有するとともに、複数の係止溝４ｂを有し、例えば網トレー２を二列で１５段程度支持できるよう構成されている。
【００２２】
燻室５は燻煙Ｓを外部に漏出しない密閉可能な部屋であり、一例として前記スモークコンテナ４が２台収容可能な広さを有している。また内部には燻煙発生装置６により発生された燻煙Ｓをスモークコンテナ４上のトレーへ行き渡らせる循環ファン５ａが具えられている。
【００２３】
燻煙発生装置６は、燻室５に隣接して設けられ、燻煙発生装置６により発生された燻煙Ｓがダクト６ａにて移送されるもので、このダクト６ａの先端は燻室５の天井部に導入されている。なお燻煙材としては、例えばヒッコリが用いられる。
【００２４】
本発明のコーヒー豆Ａ１の製造装置１の一例は以上のようにして成り、以下この作動態様と併せて本発明のコーヒー豆の製造方法について説明する。因みに本発明のコーヒー豆は以下に記載するようなコーヒー豆の製造装置１を用いたスモーク処理に限定されず、従来公知のあるいは今後開発され得る適宜のスモーク処理方法によって製造することも可能である。
（１）焙煎豆の網トレー上への載置
まず図２（ａ）に示されるように網トレー２の上に透過紙３を敷き、その上に図２（ｂ）に示されるように焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆Ａ０を載置する。なお焙煎豆Ａ０の載置にあたっては、焙煎豆Ａ０に燻煙成分が行き渡るように図３（ｂ）に示すように山状に載置せずに、図３（ａ）に示すように平らに載置する。燻煙成分が焙煎豆Ａ０に均一に付加されないと、抽出後のコーヒー飲料Ａ２に独特のスモーク臭が安定して得ることができないためである。
【００２５】
（２）網トレーのスモークコンテナへの載置
網トレー２上に焙煎豆Ａ０が載置されたなら、これをスモークコンテナ４の係止溝４ｂに摺動して差し入れ、スモークコンテナ４へ網トレー２を２列複数段で載置する。そしてこのように網トレー２が載置されたスモークコンテナ４を燻室５へ運び入れる。なおこのように複数枚の網トレー２をスモークコンテナ４で扱うため、作業効率が良い。
【００２６】
（３）スモーク処理
スモークコンテナ４を燻室５へ運び入れ、扉を閉めた後、燻煙材を燃やして燻煙発生装置６から燻煙Ｓを燻室５へ導入する。燻室５へ導入された燻煙Ｓは図１に示されるように循環ファン５ａによりスモークコンテナ４の側方から導入されるように導かれる。
そして一例として１時間３０分後に焙煎豆Ａ０にスモーク臭の差異が生じないようにスモークコンテナ４の位置を入れ替える。スモーク処理開始後、３時間経過後にスモークコンテナ４を燻室５から出し、本発明のスモーク処理されたコーヒー豆Ａ１が完成する。なお上述した燻煙処理に関する時間は、燻室５の広さや燻煙供給量、あるいはスモーク臭の付着所望設定量によって適宜変更されるものである。
【００２７】
（４）コーヒー豆の保存
スモークコンテナ４から網トレー２を取り出し、透過紙３を持ってコーヒー豆Ａ１をアルミニウム製の保存容器７内に流し入れる。なおこの保存容器７は、コーヒー豆Ａ１に付着したスモーク臭を逃さないためのものであり、密閉可能なものである。
【００２８】
また上述した本発明のコーヒー豆、コーヒー飲料、並びにコーヒー豆の製造方法のスモーク処理を行うにあたっては、通常は上述のように既に焙煎処理された焙煎豆Ａ０が供給されて別工程でスモーク処理がされるものであるが、焙煎処理時に併せ、あるいはその前にスモーク処理をすることも可能である。即ち特許請求の範囲に云う「焙煎豆が更にスモーク処理を受けている」とは、焙煎後においてスモーク処理することを限定するものではなく、少なくとも焙煎とスモーク処理との二つの処理がなされていることを意味するものである。
【００２９】
【発明の効果】
請求項１、２及び６記載のコーヒー豆、コーヒー豆の製造方法並びにコーヒー飲料によれば、焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆Ａ０が、更にスモーク処理を受けているため、抽出後のコーヒー飲料Ａ２に特有のスモーク臭の香りとともに風味が備わり、コーヒー飲料Ａ２が味わい深いものとなる。
【００３０】
また請求項３記載のコーヒー豆の製造装置によれば、焙煎されたコーヒー豆である焙煎豆Ａ０を載置するための燻煙透過性のトレーと、このトレーを受け入れる燻室５と、この燻室５へ燻煙Ｓを供給する燻煙発生装置６とを具備して成るため、抽出後のコーヒー飲料Ａ２に特有のスモーク臭の香りとともに風味が備わり、コーヒー飲料Ａ２が味わい深いものとなる。また焙煎豆Ａ０及び燻製処理後のコーヒー豆Ａ１をトレーで扱うため、作業効率が良い。
【００３１】
更に請求項４記載のコーヒー豆の製造装置によれば、トレーは、網トレー２であり、この網トレー２上に燻煙Ｓを透過する透過紙３を載置し、その上に前記焙煎豆Ａ０が載置されるため、網トレー２の網目から焙煎豆Ａ０が落下することが防がれるとともに、スモーク処理後のコーヒー豆Ａ１の回収作業が容易となる。
【００３２】
更にまた請求項５記載のコーヒー豆の製造装置によれば、トレーは複数枚載置可能なスモークコンテナ４に載置されてスモーク処理されるため、複数枚のトレーの燻室５への出し入れが一度で行うことが可能となり、取り扱いが効率的となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のコーヒー豆の製造装置を模式的に示す説明図並びに燻煙途中の焙煎豆を拡大して示す斜視図である。
【図２】本発明の製造方法並びに製造方法において使用する網トレー上への透過紙の載置の様子並びに焙煎豆の載置の様子を示す斜視図である。
【図３】同上焙煎豆の二種の載置態様を比較して示す骨格的縦断面図である。
【図４】同上網トレーのスモークコンテナへの載置の様子を示す斜視図である。
【図５】スモーク処理された本発明のコーヒー豆を使用して本発明のコーヒー飲料を製造する過程を段階的に示す斜視図である。
【符号の説明】
１　　コーヒー豆の製造装置
２　　網トレー
３　　透過紙
４　　スモークコンテナ
４ａ　車輪
４ｂ　係止溝
５　　燻室
５ａ　循環ファン
６　　燻煙発生装置
６ａ　ダクト
７　　保存容器
Ａ０　焙煎豆
Ａ１　コーヒー豆
Ａ２　コーヒー飲料
Ｍ　　コーヒーミル
Ｄ　　抽出機
Ｓ　　燻煙[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for processing roasted coffee beans before pulverization, which can emit a characteristic aroma after extraction, coffee beans obtained by performing such processing, and coffee obtained by extracting the coffee beans. It is about beverages.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Generally, coffee beverages that are mass-produced industrially are obtained by crushing roasted beans, which are roasted coffee beans, with a coffee mill and extracting the coffee beans with a large-sized extractor using a drip-type or siphon-type.
[0003]
By the way, coffee beverages that are mass-produced industrially in this way have a longer contact time between hot water and roasted beans that are coffee beans than when a small amount is extracted at home or the like, and are stored for a long time after extraction. Therefore, there is a disadvantage that the fragrance is scattered. And this is one of the reasons for those who hate coffee beverages such as canned coffee compared to coffee extracted at home.
[0004]
[Technical issues that we attempted to develop]
The present invention has been made in view of such a background, and a novel coffee bean capable of imparting a characteristic aroma to a coffee beverage after extraction and making the coffee beverage delicious, and a method and apparatus for producing the same. And the development of coffee beverages.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
That is, the coffee beans according to claim 1 are characterized in that roasted beans, which are roasted coffee beans, are further subjected to a smoke treatment.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, flavor is provided with the smell of the smoke smell peculiar to a coffee drink after extraction, and a coffee drink becomes tasteful.
[0006]
The method for producing coffee beans according to claim 2 is characterized in that the roasted beans, which are roasted coffee beans, are further subjected to a smoke treatment.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, flavor is provided with the smell of the smoke smell peculiar to a coffee drink after extraction, and a coffee drink becomes tasteful.
[0007]
Further, the apparatus for producing coffee beans according to claim 3 includes a smoke permeable tray for placing roasted beans, which are roasted coffee beans, a smoke chamber for receiving the tray, and a smoke chamber. And a smoke generating device for supplying smoke.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, flavor is provided with the smell of the smoke smell peculiar to a coffee drink after extraction, and a coffee drink becomes tasteful. Also, since the roasted beans and the smoked coffee beans are handled in a tray, the working efficiency is high.
[0008]
Furthermore, in the coffee bean manufacturing apparatus according to claim 4, in addition to the requirements described in claim 3, the tray is a net tray, and a permeable paper that transmits smoke is placed on the net tray. The roasted beans are placed thereon. According to the present invention, the roasted beans are prevented from falling from the mesh of the net tray, and the work of collecting the coffee beans after the smoke treatment is facilitated.
Further, in the coffee bean manufacturing apparatus according to the fifth aspect, in addition to the requirements described in the third or fourth aspect, the tray is placed in a smoke container on which a plurality of trays can be placed and smoked. It consists of
According to the present invention, a plurality of trays can be taken in and out of the smoking chamber at one time, and the handling becomes efficient.
[0010]
Furthermore, the coffee beverage according to claim 6 is obtained by extracting roasted and smoked coffee beans.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, a flavor is provided with the smell of smoke smell peculiar to a coffee drink, and a coffee drink becomes tasteful.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on the illustrated embodiments. In the following description, first, the coffee beans according to the present invention and the coffee beverage extracted from the coffee beans will be described, then the apparatus for manufacturing coffee beans according to the present invention will be schematically described, and then the manufacturing apparatus will be described. The method for producing coffee beans according to the present invention will be described in conjunction with the description of the operation state of.
[0012]
The reference numeral A1 in FIG. 5 denotes a coffee bean of the present invention, and the roasted bean A0 that has been appropriately roasted is subjected to a smoke treatment. The coffee beverage A2 shown in FIG. 5 is obtained by grinding the coffee bean A1 alone or a blend of the coffee bean A1 and the coffee bean that has not been subjected to the smoke treatment and grinding it with a coffee mill M and extracting the coffee bean A1 with an extractor D. In addition, a unique smoke odor is imparted to the scent of coffee, so that scents and flavors not available in conventional coffee beverages can be enjoyed.
[0013]
The coffee beverage A2 (Example) of the present invention obtained by extracting using the coffee beans containing the coffee beans A1 of the present invention (Example) and the coffee beverage using the coffee beans not subjected to the smoke treatment (Comparison) A sensory comparison test with Example 1 and Comparative Example 2) is shown below.
Note that the coffee beverage A2, which is an example of the present invention, and the coffee beverages of Comparative Examples 1 and 2 were prepared by adding substantially the same type and amount of milk raw materials (milk, etc.) and sugar raw materials to the extract, and Into a canned coffee form and cooled in a refrigerator for one hour. The difference between the canned coffee of Comparative Example 1 and the canned coffee of Comparative Example 2 is in the composition of the coffee beans and the like. The test subjects were 71 people who drink canned coffee at least once a week, of which 14 were in their 20s, 34 were in their 30s, and 23 were in their 40s.
The contents of the test evaluation were evaluated in five steps as shown in Table 1 below for five items of aroma, sweetness, richness, milky feeling, coffee feeling, bitterness, and aftertaste.
[0014]
[Table 1]

[0015]
The test evaluation results of the above five items are as shown in Table 2 below. The results of the above five items of the test evaluation were added to the evaluations of each individual and divided by the total number of test subjects.
From the test evaluation results of these five items, points were given for each of the five items (first place, second place, second place, one point, third place, zero point), and the total evaluation average value of each of Comparative Examples 1 and 2 and the present invention. Table 3 shows an overall comparative evaluation comparing the average value of the overall evaluations of the examples of the present invention.
[0016]
[Table 2]

[0017]
[Table 3]

[0018]
From the test results in Table 2 above, the coffee beverage A2, which is an example of the present invention, is compared with the coffee beverages of Comparative Examples 1 and 2 using coffee beans not subjected to smoke treatment in the items of aroma, sweetness, and aftertaste. Has a high reputation. This is because the "smoky scent peculiar to smoked in harmony with the roasted smell of coffee" of the coffee beans A1 of the present invention was added to the coffee beverage without disturbing the flavor of the conventional coffee, and the flavor was improved. Is the result of the evaluation.
In addition, in the overall evaluation, as shown in Table 3, the coffee beverage A2 according to the example of the present invention obtained a higher evaluation than the coffee beverage of the comparative example using the coffee beans not subjected to the smoke treatment. This evaluation was common to all generations in their 20s, 30s, and 40s.
[0019]
The embodiments of the coffee bean A1 and the coffee beverage A2 obtained by extracting the coffee bean according to the present invention are as described above. Next, the production apparatus 1 will be described.
As shown in FIGS. 1 and 2, a manufacturing apparatus 1 for coffee beans A1 includes a net tray 2 for placing roasted beans A0, which are roasted coffee beans A1, and laying on the net tray 2. And a smoke container 4 for holding a plurality of the net trays 2, a smoke chamber 5 for receiving the tray, and a smoke generator 6 for supplying smoke S to the smoke chamber 5. Consisting of
[0020]
The mesh tray 2 uses a rectangular flat-plate-shaped wire mesh, on which a permeable paper 3 that allows smoke S to permeate but does not allow roasted beans A0 to pass through and lay down is further laid thereon. Bean A0 is placed. When the mesh of the mesh tray 2 is made fine, the transparent paper 3 is not necessarily required. In addition to the mesh tray 2, an appropriate material is used as long as it has a hole through which the smoke S can pass. It is possible.
[0021]
As shown in FIG. 4, the smoke container 4 has wheels 4a on the lower surface of a frame-like member framed in a square pillar shape having a height of about 2 m, and has a plurality of locking grooves 4b. Are supported in two rows of about 15 steps.
[0022]
The smoking room 5 is a room that can be closed without leaking the smoke S to the outside, and has an area capable of accommodating two smoke containers 4 as an example. Further, a circulation fan 5a for distributing the smoke S generated by the smoke generator 6 to the tray on the smoke container 4 is provided inside.
[0023]
The smoke generator 6 is provided adjacent to the smoke chamber 5, and the smoke S generated by the smoke generator 6 is transferred through a duct 6a. It is installed in the ceiling. As the smoking material, for example, Hickory is used.
[0024]
One example of the apparatus 1 for producing coffee beans A1 of the present invention is configured as described above. Hereinafter, the method for producing coffee beans of the present invention will be described together with this operation mode. Incidentally, the coffee beans of the present invention are not limited to the smoke treatment using the coffee bean production apparatus 1 as described below, but can also be produced by a conventionally known or future-appropriate suitable smoke treatment method. .
(1) Placement of Roasted Beans on Net Tray First, as shown in FIG. 2 (a), a transparent paper 3 is spread on the net tray 2, and as shown in FIG. The roasted beans A0, which are the roasted coffee beans, are placed. When the roasted beans A0 are placed, they are not placed in a mountain shape as shown in FIG. 3 (b) so that the smoke component spreads over the roasted beans A0, but as shown in FIG. 3 (a). Place flat. This is because if the smoke component is not uniformly added to the roasted beans A0, the smoked odor unique to the coffee beverage A2 after extraction cannot be stably obtained.
[0025]
(2) Placing the Net Tray on the Smoke Container When the roasted beans A0 are placed on the net tray 2, slide the roasted beans A0 into the locking grooves 4b of the smoke container 4 and insert the roasted beans A0 into the smoke container 4. The trays 2 are placed in two rows and a plurality of stages. Then, the smoke container 4 on which the net tray 2 is placed is carried into the smoking room 5. Since a plurality of net trays 2 are handled by the smoke container 4 in this manner, work efficiency is high.
[0026]
(3) Smoke treatment After the smoke container 4 is carried into the smoking room 5 and the door is closed, the smoke material is burned and the smoke S is introduced into the smoking room 5 from the smoke generator 6. The smoke S introduced into the smoking chamber 5 is guided by the circulation fan 5a so as to be introduced from the side of the smoke container 4 as shown in FIG.
Then, as an example, the position of the smoke container 4 is switched so that no difference in smoke smell occurs in the roasted beans A0 after 1 hour and 30 minutes. Three hours after the start of the smoke process, the smoke container 4 is taken out of the smoke chamber 5 to complete the smoked coffee beans A1 of the present invention. The time relating to the above-mentioned smoking process is appropriately changed according to the size of the smoking chamber 5, the amount of smoke supplied, or the desired set amount of smoke odor.
[0027]
(4) Storage of Coffee Beans The net tray 2 is taken out from the smoke container 4, and the coffee beans A 1 are poured into the storage container 7 made of aluminum while holding the transparent paper 3. The storage container 7 is for preventing smoke odor attached to the coffee beans A1 from being missed, and can be sealed.
[0028]
Further, in performing the smoke treatment of the above-described coffee beans, coffee beverages, and the method for producing coffee beans of the present invention, usually, the roasted beans A0 already roasted as described above are supplied and smoked in a separate process. Although the processing is performed, it is also possible to perform the smoke processing together with or before the roasting processing. That is, the phrase "the roasted beans are further subjected to smoke treatment" in the claims does not limit the smoke treatment after roasting, and at least the two treatments of roasting and smoke treatment are performed. It means what is being done.
[0029]
【The invention's effect】
According to the coffee beans, the method for producing coffee beans, and the coffee beverage according to

claims

1, 2, and 6, the roasted beans A0, which are roasted coffee beans, are further subjected to smoke treatment, and thus are extracted. The flavor is provided together with the smell of the smoke odor peculiar to the coffee beverage A2, and the coffee beverage A2 becomes tasteful.
[0030]
According to the apparatus for manufacturing coffee beans according to the third aspect, a smoke-permeable tray for placing the roasted beans A0 as roasted coffee beans, a smoke chamber 5 for receiving the tray, Since the smoke generator 5 is provided with the smoke generator 6 for supplying the smoke S to the smoke chamber 5, the coffee drink A2 has a flavor together with the smell of smoke characteristic of the extracted coffee drink A2, and the coffee drink A2 becomes tasteful. . Further, since the roasted beans A0 and the smoked coffee beans A1 are handled in a tray, the working efficiency is high.
[0031]
Further, according to the coffee bean manufacturing apparatus of the fourth aspect, the tray is a net tray 2, on which the transparent paper 3 permeable to the smoke S is placed and on which the roasting is performed. Since the beans A0 are placed, it is possible to prevent the roasted beans A0 from dropping from the mesh of the net tray 2 and to easily collect the smoked coffee beans A1.
[0032]
Furthermore, according to the coffee bean manufacturing apparatus of the fifth aspect, the trays are placed in the smoke container 4 on which a plurality of trays can be placed and subjected to the smoke treatment, so that a plurality of trays can be put in and out of the smoke chamber 5. It can be performed once, and the handling becomes efficient.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view schematically showing a coffee bean manufacturing apparatus of the present invention and an enlarged perspective view showing roasted beans in the middle of smoking.
FIG. 2 is a perspective view showing a production method of the present invention and a state of placing a transparent paper on a net tray used in the production method and a state of placing roasted beans.
FIG. 3 is a skeletal longitudinal sectional view showing a comparison between two types of loading of the roasted beans.
FIG. 4 is a perspective view showing how the same net tray is placed on a smoke container.
FIG. 5 is a perspective view illustrating a process of manufacturing the coffee beverage of the present invention using the smoked coffee beans of the present invention.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 Coffee bean manufacturing device 2 Net tray 3 Transparent paper 4 Smoke container 4a Wheel 4b Lock groove 5 Smoking room 5a Circulation fan 6 Smoke generator 6a Duct 7 Storage container A0 Roasted beans A1 Coffee beans A2 Coffee drink M Coffee mill D Extractor S Smoke

Claims

Coffee beans, wherein the roasted beans, which are roasted coffee beans, are further subjected to a smoke treatment.

A method for producing coffee beans, wherein the roasted beans, which are roasted coffee beans, are further subjected to a smoke treatment.

It comprises a smoke-permeable tray for placing roasted beans, which are roasted coffee beans, a smoke chamber for receiving the tray, and a smoke generator for supplying smoke to the smoke chamber. An apparatus for producing coffee beans, comprising:

4. The coffee beans according to claim 3, wherein the tray is a net tray, and a transparent paper that allows smoke to pass therethrough is placed on the net tray, and the roasted beans are placed thereon. 5. Manufacturing equipment.

The apparatus for producing coffee beans according to claim 3 or 4, wherein the tray is placed in a smoke container on which a plurality of trays can be placed and subjected to smoke processing.

A coffee beverage obtained by extracting roasted and smoked coffee beans.