JP2004053924A - Method for production of fixing roller - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、芯金の外周をスポンジで覆い、更に、このスポンジの外周を金属製薄肉スリーブで覆った構成の定着用ローラ、及び、この定着用ローラを備えた定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真方式・静電記録方式・磁気記録方式等の適宜の作像プロセス機構により被記録材(転写材・感光紙・静電記録紙・印刷紙等)に転写方式(間接方式)或いは直接方式で目的の画像情報に対応させて形成担持させた未定着トナー像を、被記録材面に加熱・加圧定着させるための定着装置としては、定着ローラ及び加圧ローラを備えた所謂2ローラ方式の装置構成が広く用いられている。
【0003】
図8に、従来の2ローラ方式の定着装置の概略構成を示す。参照符号80は、加熱用回転体としての定着ローラを示している。この定着ローラ80のアルミニウム製の中空芯金82の内部には、加熱手段としてのハロゲンランプ81が配設されている。このハロゲンランプ81に対して、不図示の電源から通電して発熱させて、定着ローラ80を、中空芯金82の内部から、被加熱材としての被記録材P(以下、転写材と記す)上のトナー画像のトナーを融解させるのに十分な温度に加熱する。
【0004】
また、転写材P上のトナーをオフセットすることなく、転写材上に定着するために、該定着ローラ80の中空芯金82の外側には離型性に優れた性能を示すポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシテトラフルオロエチレン共重合体(PFA)などの離型性層83が形成されている。また、定着ローラ80の表面にはサーミスタ84が接触しており、定着ローラ表面の温度を検知し、適度な温度で転写材上のトナー像を加熱するようにハロゲンランプ81への給電をon/off制御するように構成されている。
【0005】
また、参照符号90は、定着ローラ80に対する加圧部材としての加圧ローラを示しており、定着ローラ80に対して略並行に配列され、ローラ長手両端部において不図示の加圧バネにより付勢されて定着ローラ80に対して圧接した状態に保持されている。この加圧ローラ90は、芯金91の外部にシリコーンゴムを形成した弾性層あるいはシリコーンゴムを発泡して成るスポンジ弾性層92、さらにその外層に定着ローラ80と同様のPTFEあるいはPFAの離型性層93を形成して構成されている。
【0006】
このように2ローラ方式の定着装置を構成することにより、この加圧ローラ90の弾性により定着ローラ80と加圧ローラ90の両ローラ間の圧接ニップ部Nに十分なニップ幅を形成することができることになる。
【0007】
そして、回転させた定着ローラ80と加圧ローラ90のニップ部Nに、未定着トナー像を担持させた転写材Pを画像面を定着ローラ80側にして導入して挟持搬送させることで、定着ローラ80の熱及びニップ部Nで作用される圧力により、トナー像が転写材P面に永久画像として加熱・加圧定着されることになる。
【0008】
ここで、定着ローラ80の中空芯金82は、熱容量をできるだけ小さく抑え、かつより高い熱伝導性を有しながらも機械的強度を満足させるために、20〜30mmの外径で、肉厚1.5〜3mmを必要としていた。更に、最外層を成す離型性層83は熱伝導性が小さいため厚く形成することができず、通常30〜50μmの厚みで形成されていた。
【0009】
また、加圧ローラ90は、転写材Pの搬送中にトナーが融解するのに十分なニップ幅を得るために15〜60度(ASKER−C、300g荷重時)程度のローラ表面硬度が必要となっていた。
【0010】
しかしながら、上記従来例のような2ローラ方式の定着装置の場合、定着ローラ80の中空芯金82の肉厚をできるだけ小さくすることにより熱伝導性を高めることができる反面、熱容量が小さくなるために転写材Pを通紙した場合には、転写材Pへの放熱により定着ローラ80の表面の温度変動(リップル)が大きくなり、よって転写材P上のトナー像の定着性にムラが生じてしまう等の問題が指摘されていた。
【0011】
このため定着ローラ80および加圧ローラ90を使用した2ローラ方式の定着装置においては、昨今求められているウォームアップ時間短縮の実現が容易に達成されていない問題点が発生している。即ち、画像形成装置が動作していない状態であっても、定着ローラ80の表面をある程度加熱状態にしておく必要があり、消費電力が多大となっていた。
【0012】
また、定着ローラ80が剛体であり、加圧ローラ90の弾性のみによってニップ部Nを形成するため、定着ローラ80の形状に沿って転写材Pが搬送される。これにより転写材Pには加熱状態で屈曲するような外圧がかかることになるため、定着装置から排出される転写材Pにはニップ部Nの曲率形状に沿った湾曲のカールが生じる。特に程度が悪いときには定着ローラ80からの分離性能にも悪影響を与える等の問題があった。
【0013】
更に、封筒を通紙した場合においては、封筒の湾曲もしくは変形によりシワが生じ、印刷した宛名がシワにより分断され、極端な場合には解読不可能になる等の問題がある。これは近年の装置の小型化に伴って定着ローラ80の外径が小さくなるほど顕在化する問題であった。
【0014】
更にまた、加圧ローラ90の長手方向両端部の加圧手段で定着ローラ80側に加圧ローラ90を圧接する場合には、小径の加圧ローラ90は軸の撓みにより長手方向中央部に比べ、両端部に向かうにつれ加圧力が増大する。このためニップ部Nの幅はニップ部長手方向で異なり、ニップ部長手方向の中央部に比べ両端部へ向かうにつれ大きくなる。これによりニップ部Nに挟持搬送される転写材Pに及ぶ加圧状態が中央と両端部で異なり、転写材端部は過剰に加圧されるため紙繊維が伸び、波打ちが発生する問題点も指摘されていた。
【0015】
このような問題点を解決するために、例えば、特許第3103140号公報に示されるような、「弾性ローラをスリーブに挿入してローラを形成するに際し、前記弾性ローラを独立気泡を有して形成し、前記スリーブの内径を前記弾性ローラの外径より小さく形成し、前記弾性ローラを真空装置内に放置して前記弾性ローラの外径を前記スリーブの内径より小さくした後、前記スリーブに前記弾性ローラを挿入し一体化することを特徴とするローラの製造方法」により定着ローラを製造することが提案されている。
【0016】
このローラの製造方法によれば、上述した問題点が解決されるとともに、均一なローラを短時間で歩留りよく製造することができるローラの製造方法が提供されることになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した登録公報記載の製造方法で製造されたローラでは、スリーブ中に、これの内径よりも大きく設定した外径を有する弾性ローラを、一旦真空装置中に放置してこれの外径を縮径させた上で挿入しており、弾性ローラの外径がもとに戻った状態で、弾性ローラの外周面とスリーブの内周面とは、単に、所謂圧縮状態での摩擦係合力のみで係止されているに過ぎない状態となっている。
【0018】
この結果、これが定着装置において実際に定着ローラとして加熱されつつ回転駆動される状態で用いられる場合には、これの芯金に回転駆動力が伝達されることになる一方で、スリーブは、加圧ローラと転接することになる。この結果、スリーブと加圧ローラの間の摩擦係合力が強くなると、弾性ローラを構成するスポンジ層とスリーブとの間で相対回転が発生し、これにより、短時間のうちにスポンジ層の外表面がぼろぼろになって、使用不能状態となる問題点が指摘されていて、改善が強く要望されている。
【0019】
また、このような定着ローラを回転駆動する状態において、上述したように、スリーブはスポンジ層になんら固定されている状態ではないので、スリーブがスポンジ層に対して軸方向に沿って変位する状態が発生しえることになる。このように、スリーブがスポンジ層に対して軸方向に沿って変位すると、スリーブの内周面に、スポンジ層の端縁(エッジ)が当接する状態となり、部分的に応力集中が作用する状態となる。このように応力集中が作用すると、この作用部分から割れが発生して、スリーブが壊れるおそれがあり、この観点からも、改善が強く要望されている。
【0020】
この発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、この発明の目的は、実際に回転駆動させた状態でも、長期間に渡り使用可能な状態を継続させることの出来る定着用ローラの製造方法を提供することである。
【0021】
また、この発明の別の目的は、スポンジと金属製薄肉スリーブとの間を接着することにより、スポンジの外周面と金属製薄肉スリーブの内周面との間が周方向に沿って相対移動することを禁止し、スポンジの外周面がぼろぼろになる状態を確実に回避して、長寿命化を図ることの出来る定着用ローラの製造方法を提供することである。
【0022】
また、この発明の他の目的は、スポンジと金属製薄肉スリーブとの間を接着することにより、スポンジの外周面と金属製薄肉スリーブの内周面との間が軸方向に沿って相対移動することを禁止し、スリーブにスポンジ層のエッジが当たって応力集中が発生する事による割れの発生を効果的に抑制して、長寿命化を図ることの出来る定着用ローラの製造方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項1の記載によれば、少なくとも独立気泡を有する円筒状のスポンジ体を、金属製薄肉スリーブの内径寸法以上の外径寸法を有するように加工する第1の工程と、このスポンジ体の外周面及び前記金属製薄肉スリーブの内周面の少なくとも一方に接着剤を塗布する第2の工程と、前記スポンジ体と金属製薄肉スリーブとを加圧容器内に収納して加圧し、該スポンジ体の外径を、該金属製薄肉スリーブの内径よりも径小にさせる第3の工程と、前記加圧容器内において、前記スポンジ体を前記金属製薄肉スリーブ内に挿入して、スリーブ体を形成する第4の工程と、前記スリーブ体を、前記加圧容器から取り出し、前記スポンジ体が膨張して該スポンジ体の外周面を前記金属製薄肉スリーブの内周面に密着させる第5の工程と、前記接着剤を固化して、前記スポンジ体と前記金属製薄肉スリーブとを接着する第6の工程とを具備することを特徴としている。
【0024】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項2の記載によれば、少なくとも独立気泡を有する円筒状のスポンジ体を、金属製薄肉スリーブの内径寸法以上の外径寸法を有するように加工する第1の工程と、このスポンジ体と金属製薄肉スリーブとを加圧容器内に収納して加圧し、該スポンジ体の外径を、該金属製薄肉スリーブの内径よりも径小にさせる第2の工程と、前記加圧容器内において、前記スポンジ体の外周面及び前記金属製薄肉スリーブの内周面の少なくとも一方に接着剤を塗布する第3の工程と、前記加圧容器内において、前記スポンジ体を前記金属製薄肉スリーブ内に挿入して、スリーブ体を形成する第4の工程と、前記スリーブ体を、前記加圧容器から取り出し、前記スポンジ体が膨張して該スポンジ体の外周面を前記金属製薄肉スリーブの内周面に密着させる第5の工程と、前記接着剤を固化して、前記スポンジ体と前記金属製薄肉スリーブとを接着する第6の工程とを具備することを特徴としている。
【0025】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項3の記載によれば、前記第1の工程の寸法出し作業は、研磨加工により実施される事を特徴としている。
【0026】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項4の記載によれば、請求項1に記載の前記第2の工程の塗布作業は、前記接着剤を前記スポンジ体の外周に、全面的に塗布する事を特徴としている。
【0027】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項5の記載によれば、請求項2に記載の前記第3の工程の塗布作業は、前記接着剤を前記スポンジ体の外周に、全面的に塗布する事を特徴としている。
【0028】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項6の記載によれば、請求項1に記載の前記第3の工程において、前記スポンジ体と、前記金属製薄肉スリーブとを、前記加圧容器内に互いに同軸に、且つ、軸方向に沿って移動可能な状態で収納することを特徴としている。
【0029】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項7の記載によれば、請求項2に記載の前記第2の工程において、前記スポンジ体と、前記金属製薄肉スリーブとを、前記加圧容器内に互いに同軸に、且つ、軸方向に沿って移動可能な状態で収納することを特徴としている。
【0030】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項8の記載によれば、前記金属製薄肉スリーブの外周に、離型層を配設する第8の工程を更に具備する事を特徴としている。
【0031】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項9の記載によれば、前記金属製薄肉スリーブの外周に、弾性層を介して離型層を配設する第8の工程に更に具備する事を特徴としている。
【0032】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項10の記載によれば、前記第8の工程において、前記離型層を、フッ素樹脂を塗布することにより形成することを特徴としている。
【0033】
また、この発明に係わる定着用ローラの製造方法は、請求項11の記載によれば、前記第8の工程において、前記離型層を、フッ素樹脂製のチューブを被覆することにより形成することを特徴としている。
【0034】
【好適する実施例の説明】
以下に、この発明に係わる製造方法の一実施例の手順を説明するが、この説明に先立ち、この製造方法により製造された定着用ローラを、2ローラ方式の定着装置の定着ローラに適用した場合につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
(定着装置10の説明)
先ず、図1を参照して、定着装置10の概略構成を説明する。参照符号12は、この発明に係わる一実施例の定着用ローラが適用されるところの、加熱用回転体としての定着ローラを示しており、参照符号14は、この定着ローラ12に所定の圧力で転接する加圧部材としての加圧ローラを示している。尚、この定着ローラ10の外周面には、この表面温度を測定するためのサーミスタ38が接触配置されている。
【0036】
この定着ローラ12は、鉄等の金属製駆動軸16の長手方向端部にある不図示の駆動ギアを介して、不図示の駆動系により、矢印で示す方向に回転駆動される。一方、加圧ローラ14は、鉄製の芯金18の長手方向両端部にある不図示の軸受を介して、不図示の加圧バネにより、定着ローラ12側へ圧接された状態で、定着ローラ12の回転に従動して矢印で示す方向に回転する。参照符号Nは、この両ローラ12、14が互いに転接する圧接ニップ部を示している。
【0037】
(定着ローラ12の説明)
この定着ローラ12は、後述する製造方法により製造されるものであり、図2に取り出して示すように、芯金16と、この芯金16の外周に、プライマー20を介してこれを取り巻くように配設されたスポンジ層22と、このスポンジ層22の外周に、接着剤層24を介して接着された金属製薄肉スリーブ26と、この金属製薄肉スリーブ26の外周にこれを覆うように配設された離型層28とを備えて構成されている。
【0038】
ここで、上述したスポンジ層22は、シリコーンゴムを発泡して形成されたところの、少なくとも独立気泡を含むスポンジ体から構成されている。このスポンジ層22は、金属製薄肉スリーブ26内に嵌入されたスポンジ製チューブから形成されており、嵌入前の状態において、その外径が、スリーブ26の内径よりも径大になるように、図示しない外径研磨装置により、加工されている。具体的には、金属製薄肉スリーブ26の内径は、30.0mmに設定されているが、嵌入前のスポンジ製チューブの外径は、30.5mmになるように、加工されている。
【0039】
また、金属製薄肉スリーブ26は、高い熱伝導を有する金属材料、例えば、鉄・SUS・ニッケル等、具体的には、この実施例においては、ニッケル電鋳製のスリーブから形成されていて、内径が30.0mm、肉厚が10〜100μm、好ましくは30〜50μm、具体的には、肉厚35μmの薄肉スリーブとして形成されている。
【0040】
また、上述したスポンジ層22と金属製薄肉スリーブ26とを接着するために、スポンジ層22の外周面及び金属製薄肉スリーブ26の内周面の少なくとも一方、具体的には、スポンジ層22の外周面には、これの外周への金属製薄肉スリーブ26の嵌入に先立ち、接着剤が全面に渡り塗布されていて接着剤層24が構成されている。
【0041】
ここで、この接着剤層24を構成する接着剤としては、例えばシリコーンゴム系接着剤が用いられており、特に、2液付加LTV(商品名:SE1700、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)が用いられている。また、RTV(商品名:KE45、信越化学工業社製)の接着剤も、用いられ得るものである。
【0042】
ここで、この接着剤層24の層厚としては、5〜100μmの範囲が適切であり、特に、塗布量からの換算として、約50μmに設定されている。尚、接着剤層24の層厚が5μmより薄いと、接着強度が担保されず、一方で、100μmより厚いと、スポンジ層22の断熱効果を損なうこととなり好ましくない。従って、上記したように、接着剤層24の層厚としては、5〜100μmが最適な範囲となるものである。
【0043】
このように、スポンジ層22と金属製薄肉スリーブ26とを互いに接着しているために、定着ローラ12の回転状態において、金属製薄肉スリーブ26と加圧ローラ14との間の摩擦係合力が強くなったとしても、スポンジ層22と金属製薄肉スリーブ26との間で相対回転が発生せず、従来問題となっていたような、短時間のうちにスポンジ層の外表面がぼろぼろになって、使用不能状態となることが、確実に防止されることになり、その効果は絶大である。
【0044】
また、このような定着ローラ12の回転状態において、金属製薄肉スリーブ26はスポンジ層22に接着固定されているので、金属製薄肉スリーブ26がスポンジ層22に対して軸方向に沿って変位する状態が確実に防止されることとなる。この結果、金属製薄肉スリーブ26がスポンジ層22に対して軸方向に沿って変位する事により発生していた所の、応力集中による割れの発生が、確実に防止されることとなり、この観点でも、その効果は絶大である。
【0045】
また、接着剤層24を構成する接着剤として、シリコーンゴム系の接着剤を採用することにより、この接着剤自身に所定の柔らかさ及び弾性を発揮し得ることとなる。この結果、柔らかなスポンジ層22と硬い金属製薄肉スリーブ26とを接着するに際して、両者の間の硬度の違いを効果的に吸収して、ストレスを与えない点で、顕著な効果を奏することが出来るものである。
【0046】
また、この接着剤層24は、上述したように所定の弾性を有しているために、硬い金属製薄肉スリーブ26からの力を、直に、スポンジ層22に伝達することを防止して、所謂保護層としての機能を発揮することが出来るものである。
【0047】
また、離型層28は、PTFEあるいはPFA等のフッ素樹脂から形成されている。例えば、金属製薄肉スリーブ26の外周面にPFAを塗布する事により形成しても良いし、PFA製のチューブを被覆する事により形成しても良いものである。
【0048】
一方、加圧ローラ14は芯金18の外周に、シリコーンゴム製の弾性層30、そして、PTFEあるいはPFA等の離型層32を順次形成して構成されている。
【0049】
また、参照符号34は定着ローラ12の表面を外部より加熱する外部加熱手段としてのハロゲンヒータを示している。このハロゲンヒータ34は、定着ローラ12と加圧ローラ14との圧接ニップ部Nの転写材入口近傍において定着ローラ12に対向させて配設してあり、このハロゲンヒータ34の輻射熱により定着ローラ12の表面が加熱されるようになされている。
【0050】
ここで、ハロゲンヒータ34による定着ローラ12の輻射加熱を効率的に行うために、ハロゲンヒータ34を中にして定着ローラ12と反対側には反射率の高い湾曲した反射板36が配置されており、ハロゲンヒータ34からの輻射熱を発散させずに定着ローラ12側へ反射させるように構成されている。
【0051】
上述した定着ローラ12に対しては、この定着ローラの表面温度を検知するためのサーミスタ38が当接されており、これにより検知された定着ローラ12の表面温度情報は、A/D変換器(不図示)を介してCPU(不図示)へと送られ、これに基づきCPU(不図示)は、ACドライバ(不図示)を介してハロゲンヒータ34のON/OFFを制御することにより、定着ローラ12の表面温度を所定値に制御するように構成されている。
【0052】
このように、定着ローラ12の構成が、内部にスポンジ層22、外部に金属製薄肉スリーブ26を形成しているので、熱容量が小さく熱伝導性に優れた金属スリーブ26は外部からの加熱手段(ハロゲンヒータ)34によって急激に加熱することができることになる。
【0053】
ここで、金属製薄肉スリーブ26の肉厚を薄くしすぎると、加工上の観点からも問題であるが、加工上の観点を満足するために金属製薄肉スリーブ26の厚みをあまり厚くすると、剛性が強くなり、ニップ部Nのニップ幅を十分に得られなくなる問題点が発生する。以上の観点から、定着ローラ12の金属製薄肉スリーブ26は10〜100μmの肉厚で形成することが望ましいことがわかる。
【0054】
また、内部に断熱効果の高い弾性体層としてのスポンジ層22を形成し、その外側に10〜100μmの金属製薄肉スリーブ26を形成した定着ローラ12の表面を、外部の加熱手段34により定着可能な温度に加熱することによって、ウォームアップ時間を短縮することができる。よって画像形成装置が動作していない状態においては従来例のごとく定着ローラ表面を加熱する必要がなく、消費電力を大幅に削減できることになる。
【0055】
また、定着ローラ内部の弾性により小径の加圧ローラ14の芯金18が撓むことによる圧接ニップ部Nの不均一性を解消でき、圧接ニップ部長手方向のニップ幅を均一化することで転写材に同様の負荷を与えるため波打ち等の転写材の不具合を防止できることになる。
【0056】
更に、定着ローラ12にも弾性を持たせてあることから、ニップ幅を広く設定することが容易になり、画像形成装置の高速化をも可能とする定着装置となるものである。
【0057】
この発明に係わる定着用ローラ及び定着装置は、夫々、構成に限定される事なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である事は、言うまでもない。以下に、定着用ローラの他の実施例を、添付図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、上述した構成と同一部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0058】
(定着ローラの他の構成例の説明)
例えば、上述した定着ローラ12においては、離型層28は、金属製薄肉スリーブ26の外周面に直接的に配設されるように説明したが、この定着ローラ12は、このような構成に限定される事なく、例えば図3に他の構成例として示すように、一旦、金属製薄肉スリーブ26の外周面に、シリコーンゴム等の弾性層46を形成し、この弾性層46の外周面に離型層28を形成するように構成してよい事は、言うまでもない。
【0059】
(定着用ローラの他の適用例の説明)
また、この発明に係わる製造方法により製造される定着用ローラを、定着ローラに適用した場合につき説明したが、このような適用に限定される事なく、図4に他の適用例として示すように、この発明に係わる定着用ローラを、加圧ローラ14に適用しても良いことは言うまでもない。
【0060】
(製造装置50の説明)
次に、上述した構成の定着ローラ12を製造するための製造方法を実施するための製造装置50の構成を、図5を参照して、概略的に説明する。
【0061】
この製造装置50は、加圧法により、定着ローラ12のスポンジ層22の外径を縮径させると共に、この縮径させた状態で、スポンジ層22の外周面に接着剤を塗布し、且つ、この塗布動作後、金属製薄肉スリーブ26内に嵌入させることが出来るように構成されている。
【0062】
具体的には、この製造装置50は、上述した動作を加圧環境下で一括して実施するための加圧容器52を備えている。この加圧容器52には、コンプレッサ等の圧力供給機構54が連結されており、この圧力供給機構54が作動することにより、加圧容器52内は、例えば0.5MPaの高圧環境となるようになされている。
【0063】
この製造装置50は、加圧容器52内に、金属製薄肉スリーブ26を起立した状態で保持するスタンド56と、芯金16の外周にスポンジ層22が配設されたスポンジ体Xを、スタンド56に保持した金属製薄肉スリーブ26と同軸な状態で支持すると共に、この同軸状態を維持したままで、軸方向に沿ってこれを移動させることが出来るように構成された支持機構58と、この支持機構58に支持されたスポンジ体Xのスポンジ層22の外周面に、接着剤を一様に塗布するための接着剤塗布機構60が配設されている。
【0064】
尚、上述した支持機構58は、上述したスタンド56及びこれに保持された金属製薄肉スリーブ26を同軸貫通する上下一対の支持軸62、64を備え、両支持軸62,64によりスポンジ体Xは同軸に支持されるように設定されている。また、この支持軸62、64は、図示しない移動機構を介して、互いに一体的に移動駆動されると共に、互いに離間する方向にも移動駆動されるように構成されている。
【0065】
以上のように構成される製造装置50において、以下に、この発明の特徴となる製造方法の手順を、詳細に説明する。
先ず、芯金16とこれの外周を取り巻くように配設された少なくとも独立気泡を有するスポンジ層22とを備えてスポンジ体Xを形成する。このスポンジ体Xの形成工程としては、種々考えられるが、この実施例においては、芯金16の外周面に、前面に渡ってプライマー20を塗布し、この外周に、発泡前のシリコーンゴムを被覆する。そして、この被覆した状態において、シリコーンゴムを発泡させて、スポンジ層22を形成する。この後、このスポンジ層22を円筒状となるように粗加工して、スポンジ体Xを形成する。
【0066】
このように形成されたスポンジ体Xを、金属製薄肉スリーブ26の内径寸法である30.0mm以上の外径寸法としての30.5mmを有するように、図示しない外径研磨装置を用いて、外周面を研削加工する。
【0067】
この後、加圧容器52を開放して、スポンジ体Xを支持機構58の上下一対の支持軸62,64間に挟持すると共に、スタンド56上に金属製薄肉スリーブ26を起立した状態で保持する。
【0068】
この後、加圧容器52を閉じて、圧力供給機構54を起動して、加圧容器52内に収納しているスポンジ体Xを加圧する。これにより、このスポンジ体Xを構成しているスポンジ層22の外径を、金属製薄肉スリーブ26の内径よりも径小にさせる。
【0069】
そして、図6に示すように、接着剤塗布機構60を起動すると共に、図示しない移動機構を起動して、上下一対の支持軸62,64を下降駆動して、両者に支持されるスポンジ体Xを下降させて、スポンジ体Xの外周面及び金属製薄肉スリーブ26の内周面の少なくとも一方、具体的には、スポンジ体Xの外周面に接着剤を塗布して、接着剤層24を形成する。
【0070】
そして、この加圧容器52内において、引き続いて図示しない移動機構を起動して、上下一対の支持軸62,64を下降駆動して、両者に支持されるスポンジ体Xを、金属製薄肉スリーブ26内に挿入して、図7に示すように、スリーブ体Yを形成する。
【0071】
このように加圧容器52内で形成されたスリーブ体Yを、この加圧容器52の加圧状態を解除して大気に開放した上で、ここから取り出し、スポンジ体Xのスポンジ層22が膨張してこのスポンジ層22の外周面を、金属製薄肉スリーブ26の内周面に密着させる。尚、この密着工程においては、加圧容器52の加圧状態を解除した時点で、スポンジ層22の膨張が開始して、加圧状態の解除と殆ど同時に、密着動作が完了することになる。
【0072】
この後、接着剤を固化して、スポンジ体Xと金属製薄肉スリーブ26とを接着する。この接着工程においては、このスリーブ体Yを図示しない恒温槽内に収容し、150℃で30分程度、加熱することにより、接着させるように設定されている。尚、このような加熱による接着動作が完了した後に、エージング動作を行っても良いことは言うまでもない。
【0073】
このようにして、接着動作が完了したスリーブ体Yの金属製薄肉スリーブ26の外周面にフッ素樹脂製の離型層28を形成、具体的には、PFA製のチューブを緊密に被覆させることにより離型層28を形成する。そして、この離型層28の形成により、定着用ローラ12が完成することになる。
【0074】
この発明は、上述した手順に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形可能であることは、言うまでもない。
【0075】
例えば、上述した実施例の手順において、スポンジ体Xを形成するために、芯金16の外周に発泡前のゴムをプライマー20を介して被覆し、この被覆した状態で発泡させることにより、芯金16の外周にスポンジ層22を設けるように説明したが、この発明は、このような手順に限定されることなく、予め、中心部に挿通孔が形成された円筒状のスポンジを形成しておき、この円筒状のスポンジに芯金16を挿通することにより、スポンジ体Xを形成するようにしても良いことは、言うまでもない。要は、芯金16の外周にスポンジ層22が形成されているものであれば、その形成手順を何等問わないものである。
【0076】
また、上述した実施例においては、加圧容器52内において、加圧環境下でスポンジ層22の外周面への接着剤の塗布動作を行うように、換言すれば、縮径されたスポンジ層22の外周面に接着剤を塗布するように説明したが、この発明は、このような手順に限定されることなく、大気中でスポンジ層22の外周面への塗布動作を行っても、換言すれば、縮径される前の段階で、スポンジ層22の外周面に接着剤の塗布動作を行っても、同様の効果を奏することが出来ることは言うまでもない。
【0077】
また、上述した実施例の手順においては、離型層28を、金属製薄肉スリーブ26の外周面に直接的に形成するように説明したが、この発明は、このような手順に限定されることなく、弾性層30を介して離型層28を形成するようにしても良いことは言うまでもない。
【0078】
また、フッ素樹脂製の離型層28の形成に際して、PFAチューブを緊密に被覆することにより行うように説明したが、この発明は、このような手順に限定されることなく、例えば、PFAを、金属製薄肉スリーブ26の外周面に塗布することにより形成しても良いことは言うまでもない。尚、この塗布動作は、金属製薄肉スリーブ26の外周面に形成された弾性層30の外周面に行ってもよいことは、言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、実際に回転駆動させた状態でも、長期間に渡り使用可能な状態を継続させることの出来る定着用ローラの製造方法が提供されることになる。
【0080】
また、この発明によれば、スポンジと金属製薄肉スリーブとの間を接着することにより、スポンジの外周面と金属製薄肉スリーブの内周面との間が周方向に沿って相対移動することを禁止し、スポンジの外周面がぼろぼろになる状態を確実に回避して、長寿命化を図ることの出来る定着用ローラの製造方法が提供されることになる。
【0081】
また、この発明によれば、スポンジと金属製薄肉スリーブとの間を接着することにより、スポンジの外周面と金属製薄肉スリーブの内周面との間が軸方向に沿って相対移動することを禁止し、スリーブにスポンジ層のエッジが当たって応力集中が発生する事による割れの発生を効果的に抑制して、長寿命化を図ることの出来る定着用ローラの製造方法が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる製造方法により製造される定着用ローラを備えた定着装置の一実施例の構成を概略的に示す図である。
【図2】この発明に係わる製造方法により製造された定着用ローラを定着ローラに適用した場合の構成を示す断面図である。
【図3】この発明に係わる製造方法により製造される定着用ローラの他の構成例に係わる構成を概略的に示す図である。
【図4】この発明に係わる製造方法により製造される定着用ローラを、加圧ローラに適用した場合の他の適用例の構成を概略的に示す図である。
【図5】この発明に係わる製造方法を実施するための製造装置の構成を概略的に示す図である。
【図6】この発明に係わる製造方法の一実施例の手順を示すもので、加圧容器内でスポンジ体の外周に接着剤を塗布している状態を示す図である。
【図7】この発明に係わる製造方法の一実施例の手順を示すもので、加圧容器内でスリーブ体が形成された状態を示す図である。
【図8】従来の2ローラ式の定着装置の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10 定着装置
12 定着ローラ
14 加圧ローラ
16 芯金(定着ローラの)
18 芯金(加圧ローラの)
20 プライマー
22 スポンジ層
24 接着剤層
26 金属製薄肉スリーブ
28 離形層
30 弾性層
32 離型層
34 ハロゲンヒータ(外部加熱手段)
36 反射板
38 サーミスタ
46 弾性層
50 製造装置
52 加圧容器
54 圧力供給機構
56 スタンド
58 支持機構
60 接着剤塗布機構
62 (上側の)支持軸
64 (下側の)支持軸
N ニップ部
P 転写材(被加熱材)
X スポンジ体
Y スリーブ体[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a fixing roller in which the outer periphery of a metal core is covered with a sponge and the outer periphery of the sponge is further covered with a thin metal sleeve, and a fixing device provided with the fixing roller.
[0002]
[Prior art]
For example, in an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, and a facsimile, a recording material (transfer material, photosensitive paper, electrostatic recording paper, etc.) is formed by an appropriate image forming process mechanism such as an electrophotographic system, an electrostatic recording system, and a magnetic recording system. A fixing device for heating and pressurizing and fixing an unfixed toner image formed and supported on a printing paper or the like in a transfer system (indirect system) or a direct system in accordance with target image information on a recording material surface. A so-called two-roller type device configuration including a fixing roller and a pressure roller is widely used.
[0003]
FIG. 8 shows a schematic configuration of a conventional two-roller type fixing device.
[0004]
In order to fix the toner on the transfer material P onto the transfer material without offsetting, a polytetrafluoroethylene (polytetrafluoroethylene) having excellent releasability is provided outside the
[0005]
[0006]
By configuring the fixing device of the two-roller type in this way, it is possible to form a sufficient nip width in the press-contact nip portion N between the
[0007]
Then, the transfer material P carrying the unfixed toner image is introduced into the nip portion N between the rotated
[0008]
Here, the
[0009]
Further, the
[0010]
However, in the case of the two-roller type fixing device as in the above-described conventional example, the heat conductivity can be increased by making the thickness of the
[0011]
For this reason, the two-roller type fixing device using the
[0012]
Further, since the
[0013]
Furthermore, when the envelope is passed, wrinkles are generated due to the curvature or deformation of the envelope, and the printed address is divided by the wrinkles. This is a problem that becomes more prominent as the outer diameter of the
[0014]
Furthermore, when the
[0015]
In order to solve such a problem, for example, as shown in Japanese Patent No. 3103140, “When an elastic roller is inserted into a sleeve to form a roller, the elastic roller is formed with closed cells. Then, the inner diameter of the sleeve is formed smaller than the outer diameter of the elastic roller, and the elastic roller is left in a vacuum device to make the outer diameter of the elastic roller smaller than the inner diameter of the sleeve. Manufacturing a fixing roller by "a method of manufacturing a roller characterized by inserting and integrating a roller".
[0016]
According to this roller manufacturing method, the above-mentioned problems are solved, and a roller manufacturing method capable of manufacturing a uniform roller in a short time with good yield is provided.
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the roller manufactured by the manufacturing method described in the above-mentioned registration publication, an elastic roller having an outer diameter set to be larger than the inner diameter of the sleeve is temporarily left in a vacuum device to reduce the outer diameter of the roller. When the outer diameter of the elastic roller has been returned to its original state, the outer peripheral surface of the elastic roller and the inner peripheral surface of the sleeve are simply a frictional engagement force in a so-called compressed state. It is in a state of being merely locked by.
[0018]
As a result, when this is used in a state where the fixing device is actually heated and rotated as a fixing roller, the rotation driving force is transmitted to the core metal, while the sleeve is pressed by the pressure. Rolling contact with the roller. As a result, when the frictional engagement force between the sleeve and the pressure roller is increased, a relative rotation occurs between the sponge layer and the sleeve that constitute the elastic roller, and thereby, the outer surface of the sponge layer is quickly reduced. It has been pointed out that there is a problem in that it becomes ragged and becomes unusable, and improvement is strongly demanded.
[0019]
Further, in a state in which the fixing roller is driven to rotate, as described above, since the sleeve is not fixed to the sponge layer at all, the state in which the sleeve is displaced in the axial direction with respect to the sponge layer. It can happen. As described above, when the sleeve is displaced in the axial direction with respect to the sponge layer, the edge of the sponge layer comes into contact with the inner peripheral surface of the sleeve, and a state in which stress concentration acts partially. Become. When the stress concentration acts as described above, a crack may be generated from the acting portion, and the sleeve may be broken. From this viewpoint, improvement is strongly demanded.
[0020]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a method of manufacturing a fixing roller capable of maintaining a usable state for a long period of time even when actually rotated. To provide.
[0021]
Another object of the present invention is to bond the sponge and the thin metal sleeve so that the outer peripheral surface of the sponge and the inner peripheral surface of the thin metal sleeve relatively move along the circumferential direction. It is an object of the present invention to provide a method of manufacturing a fixing roller which can prohibit the occurrence of the sponge and reliably avoid a state in which the outer peripheral surface of the sponge becomes ragged and can extend the life of the sponge.
[0022]
Another object of the present invention is to bond the sponge and the thin metal sleeve so that the outer peripheral surface of the sponge and the inner circumferential surface of the thin metal sleeve relatively move along the axial direction. To provide a method of manufacturing a fixing roller capable of prolonging its life by effectively preventing cracks caused by stress concentration caused by the edge of the sponge layer hitting the sleeve. It is.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems and achieve the object, according to a first aspect of the present invention, there is provided a method for manufacturing a fixing roller, wherein at least a cylindrical sponge having closed cells is formed of a thin metal sponge. A first step of processing so as to have an outer diameter greater than or equal to an inner diameter of the sleeve, and a second step of applying an adhesive to at least one of an outer peripheral surface of the sponge body and an inner peripheral surface of the thin metal sleeve. A third step of storing the sponge body and the metal thin sleeve in a pressurized container and pressurizing the outer diameter of the sponge body to be smaller than the inner diameter of the metal thin sleeve; A fourth step of inserting the sponge body into the metal thin sleeve in the pressurized container to form a sleeve body, and removing the sleeve body from the pressurized container, and expanding the sponge body. Then A fifth step of bringing the outer peripheral surface of the sponge body into close contact with the inner peripheral surface of the thin metal sleeve, and a sixth step of solidifying the adhesive and bonding the sponge body and the thin metal sleeve. It is characterized by having.
[0024]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a method of manufacturing a fixing roller in which a cylindrical sponge body having at least closed cells has an outer diameter dimension equal to or larger than the inner diameter dimension of a thin metal sleeve. A first step of processing the sponge body and the thin metal sleeve into a pressurized container and pressurizing the outer diameter of the sponge body to be smaller than the inner diameter of the thin metal sleeve. A second step of applying an adhesive to at least one of an outer peripheral surface of the sponge body and an inner peripheral surface of the thin metal sleeve in the pressurized container; In the fourth step, the sponge body is inserted into the thin metal sleeve to form a sleeve body, and the sleeve body is taken out of the pressurized container, and the sponge body expands to form the sponge body. Outside A fifth step of bringing a surface into close contact with the inner peripheral surface of the thin metal sleeve; and a sixth step of solidifying the adhesive and bonding the sponge body and the thin metal sleeve. It is characterized by.
[0025]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a method of manufacturing a fixing roller, wherein the dimensioning operation in the first step is performed by polishing.
[0026]
According to a fourth aspect of the present invention, in the method of manufacturing a fixing roller, the applying operation in the second step according to the first aspect includes applying the adhesive to an outer periphery of the sponge body. It is characterized by being applied entirely.
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, in the method of manufacturing a fixing roller, the applying operation in the third step according to the second aspect includes applying the adhesive to an outer periphery of the sponge body. It is characterized by being applied entirely.
[0028]
According to a sixth aspect of the present invention, in the method for manufacturing a fixing roller according to the sixth aspect, in the third step of the first aspect, the sponge body and the thin metal sleeve are connected to each other. It is characterized by being housed in a pressurized container coaxially and movably along the axial direction.
[0029]
According to a seventh aspect of the present invention, in the method for manufacturing a fixing roller according to the seventh aspect, in the second step of the second aspect, the sponge body and the metal thin sleeve are connected to each other by the method. It is characterized by being housed in a pressurized container coaxially and movably along the axial direction.
[0030]
According to the eighth aspect of the present invention, the method of manufacturing the fixing roller further includes an eighth step of disposing a release layer on the outer periphery of the thin metal sleeve. And
[0031]
According to a ninth aspect of the present invention, in the method of manufacturing a fixing roller according to the ninth aspect, the method further includes an eighth step of disposing a release layer on the outer periphery of the metal thin sleeve via an elastic layer. It is characterized by having.
[0032]
According to a tenth aspect of the method of manufacturing a fixing roller according to the present invention, in the eighth step, the release layer is formed by applying a fluororesin. .
[0033]
In the method for manufacturing a fixing roller according to the present invention, in the eleventh step, in the eighth step, the release layer is formed by coating a tube made of a fluororesin. Features.
[0034]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS
Hereinafter, a procedure of an embodiment of the manufacturing method according to the present invention will be described. Prior to this description, a case where the fixing roller manufactured by this manufacturing method is applied to a fixing roller of a two-roller type fixing device. This will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0035]
(Description of Fixing Device 10)
First, a schematic configuration of the fixing
[0036]
The fixing
[0037]
(Description of fixing roller 12)
The fixing
[0038]
Here, the above-described
[0039]
The metal
[0040]
In order to bond the
[0041]
Here, as the adhesive constituting the
[0042]
Here, the thickness of the
[0043]
As described above, since the
[0044]
Further, in such a rotating state of the fixing
[0045]
In addition, by using a silicone rubber-based adhesive as the adhesive constituting the
[0046]
Further, since the
[0047]
The
[0048]
On the other hand, the
[0049]
[0050]
Here, in order to efficiently perform the radiant heating of the fixing
[0051]
A
[0052]
As described above, since the fixing
[0053]
Here, if the thickness of the metal
[0054]
Further, the surface of the fixing
[0055]
Further, the unevenness of the press-contact nip portion N due to the bending of the
[0056]
Further, since the fixing
[0057]
It goes without saying that the fixing roller and the fixing device according to the present invention are not limited to the respective configurations, and can be variously modified without departing from the gist of the present invention. Hereinafter, another embodiment of the fixing roller will be described with reference to the accompanying drawings. In the following description, the same components as those described above are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0058]
(Description of Another Configuration Example of Fixing Roller)
For example, in the fixing
[0059]
(Description of other application examples of the fixing roller)
Further, the case where the fixing roller manufactured by the manufacturing method according to the present invention is applied to a fixing roller has been described. However, the present invention is not limited to such an application, and as shown in FIG. Needless to say, the fixing roller according to the present invention may be applied to the
[0060]
(Description of manufacturing apparatus 50)
Next, a configuration of a
[0061]
The
[0062]
Specifically, the
[0063]
The
[0064]
The above-described
[0065]
In the
First, the sponge body X is formed including the cored
[0066]
The sponge body X thus formed is subjected to an outer diameter polishing apparatus (not shown) by using an outer diameter polishing apparatus (not shown) so that the sponge body X has an outer diameter of 30.5 mm which is equal to or more than 30.0 mm which is the inner diameter of the metal
[0067]
Thereafter, the
[0068]
Thereafter, the pressurizing
[0069]
Then, as shown in FIG. 6, while activating the
[0070]
Then, in the
[0071]
The sleeve body Y formed in the
[0072]
Thereafter, the adhesive is solidified, and the sponge body X and the
[0073]
In this way, the
[0074]
It is needless to say that the present invention is not limited to the above-described procedure, and can be variously modified without departing from the gist of the present invention.
[0075]
For example, in the procedure of the above-described embodiment, in order to form the sponge body X, the outer periphery of the cored
[0076]
In the above-described embodiment, the operation of applying the adhesive to the outer peripheral surface of the
[0077]
Further, in the procedure of the above-described embodiment, the
[0078]
Moreover, when forming the
[0079]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is provided a method of manufacturing a fixing roller capable of maintaining a usable state for a long period of time even when it is actually driven to rotate.
[0080]
Further, according to the present invention, by bonding between the sponge and the thin metal sleeve, it is possible to relatively move along the circumferential direction between the outer peripheral surface of the sponge and the inner peripheral surface of the thin metal sleeve. Thus, a method of manufacturing a fixing roller capable of prolonging the service life by reliably avoiding a state in which the outer peripheral surface of the sponge is ragged is provided.
[0081]
Further, according to the present invention, by bonding between the sponge and the metal thin sleeve, it is possible to relatively move along the axial direction between the outer peripheral surface of the sponge and the inner peripheral surface of the metal thin sleeve. Forbidden, a method of manufacturing a fixing roller capable of prolonging the service life by effectively suppressing the occurrence of cracks due to the occurrence of stress concentration due to the edge of the sponge layer hitting the sleeve is provided. Become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a configuration of an embodiment of a fixing device including a fixing roller manufactured by a manufacturing method according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a configuration in which a fixing roller manufactured by a manufacturing method according to the present invention is applied to a fixing roller.
FIG. 3 is a diagram schematically showing a configuration relating to another configuration example of the fixing roller manufactured by the manufacturing method according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram schematically showing a configuration of another application example in which a fixing roller manufactured by the manufacturing method according to the present invention is applied to a pressure roller.
FIG. 5 is a diagram schematically showing a configuration of a manufacturing apparatus for performing a manufacturing method according to the present invention.
FIG. 6 is a view showing a procedure of an embodiment of a manufacturing method according to the present invention, and showing a state in which an adhesive is applied to an outer periphery of a sponge body in a pressurized container.
FIG. 7 is a view showing a procedure of an embodiment of the manufacturing method according to the present invention, and showing a state in which a sleeve body is formed in the pressurized container.
FIG. 8 is a diagram schematically showing a configuration of a conventional two-roller type fixing device.
[Explanation of symbols]
10 Fixing device
12 Fixing roller
14 Pressure roller
16 core metal (for fixing roller)
18 core metal (of pressure roller)
20 primers
22 Sponge layer
24 Adhesive layer
26 Thin metal sleeve
28 Release layer
30 elastic layer
32 Release layer
34 Halogen heater (external heating means)
36 Reflector
38 Thermistor
46 elastic layer
50 Manufacturing equipment
52 Pressurized container
54 Pressure supply mechanism
56 stand
58 Support mechanism
60 Adhesive application mechanism
62 (upper) support shaft
64 (lower) support shaft
N nip
P Transfer material (material to be heated)
X sponge body
Y sleeve body
Claims (11)
このスポンジ体の外周面及び前記金属製薄肉スリーブの内周面の少なくとも一方に接着剤を塗布する第2の工程と、
前記スポンジ体と金属製薄肉スリーブとを加圧容器内に収納して加圧し、該スポンジ体の外径を、該金属製薄肉スリーブの内径よりも径小にさせる第3の工程と、
前記加圧容器内において、前記スポンジ体を前記金属製薄肉スリーブ内に挿入して、スリーブ体を形成する第4の工程と、
前記スリーブ体を、前記加圧容器から取り出し、前記スポンジ体が膨張して該スポンジ体の外周面を前記金属製薄肉スリーブの内周面に密着させる第5の工程と、
前記接着剤を固化して、前記スポンジ体と前記金属製薄肉スリーブとを接着する第6の工程と、
を具備することを特徴とする定着用ローラの製造方法。A sponge body including a cored bar and a sponge layer having at least closed cells disposed so as to surround the outer periphery of the cored bar is processed so as to have an outer diameter dimension equal to or larger than the inner diameter dimension of the thin metal sleeve. A first step;
A second step of applying an adhesive to at least one of the outer peripheral surface of the sponge body and the inner peripheral surface of the thin metal sleeve;
A third step of storing the sponge body and the metal thin sleeve in a pressurized container and applying pressure to make the outer diameter of the sponge body smaller than the inner diameter of the metal thin sleeve;
A fourth step of inserting the sponge body into the metal thin sleeve in the pressurized container to form a sleeve body;
A fifth step of removing the sleeve body from the pressure vessel, expanding the sponge body, and bringing the outer peripheral surface of the sponge body into close contact with the inner peripheral surface of the thin metal sleeve;
A sixth step of solidifying the adhesive and bonding the sponge body and the thin metal sleeve;
A method for manufacturing a fixing roller, comprising:
このスポンジ体と金属製薄肉スリーブとを加圧容器内に収納して加圧し、該スポンジ体の外径を、該金属製薄肉スリーブの内径よりも径小にさせる第2の工程と、
前記加圧容器内において、前記スポンジ体の外周面及び前記金属製薄肉スリーブの内周面の少なくとも一方に接着剤を塗布する第3の工程と、
前記加圧容器内において、前記スポンジ体を前記金属製薄肉スリーブ内に挿入して、スリーブ体を形成する第4の工程と、
前記スリーブ体を、前記加圧容器から取り出し、前記スポンジ体が膨張して該スポンジ体の外周面を前記金属製薄肉スリーブの内周面に密着させる第5の工程と、
前記接着剤を固化して、前記スポンジ体と前記金属製薄肉スリーブとを接着する第6の工程と、
を具備することを特徴とする定着用ローラの製造方法。A sponge body including a cored bar and a sponge layer having at least closed cells disposed so as to surround the outer periphery of the cored bar is processed so as to have an outer diameter dimension equal to or larger than the inner diameter dimension of the thin metal sleeve. A first step;
A second step of storing the sponge body and the thin metal sleeve in a pressurized container and applying pressure to make the outer diameter of the sponge body smaller than the inner diameter of the thin metal sleeve;
A third step of applying an adhesive to at least one of the outer peripheral surface of the sponge body and the inner peripheral surface of the thin metal sleeve in the pressurized container;
A fourth step of inserting the sponge body into the metal thin sleeve in the pressurized container to form a sleeve body;
A fifth step of removing the sleeve body from the pressure vessel, expanding the sponge body, and bringing the outer peripheral surface of the sponge body into close contact with the inner peripheral surface of the thin metal sleeve;
A sixth step of solidifying the adhesive and bonding the sponge body and the thin metal sleeve;
A method for manufacturing a fixing roller, comprising:
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