JP2004046555A - Contents data reproduction device - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルメモリプレーヤの如く、音楽データ等のコンテンツデータを再生することが可能な装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のコンテンツデータ再生装置として、音楽データをカード型ＩＣメモリ等の外部メモリに保存することが可能なデジタルメモリプレーヤが知られている。
デジタルメモリプレーヤにおいては、パーソナルコンピュータ等の外部機器を接続することによって、該外部機器から所望の楽曲の音楽データをダウンロードして、外部メモリに保存し、その後、外部メモリから音楽データを読み出すことによって、音楽を聴くことが出来る。
【０００３】
ところで、ダウンロードされる音楽データには、ユーザに再生が許容される期限（再生期限）が付与されているものがあり、この様な音楽データは、再生期限情報と共にデジタルメモリプレーヤにダウンロードされる。該音楽データの再生においては、デジタルメモリプレーヤに内蔵されている時計に基づいて、再生期限が経過していないかどうかが判断され、未経過であれば該音楽データの再生が許容される。
【０００４】
尚、デジタルメモリプレーヤにおいては、上述の内蔵時計を実現するために、専用の時計機能ＩＣ（Ｒｅａｌ Ｔｉｍｅ Ｃｌｏｃｋ ＩＣ）と、該時計機能ＩＣに電源を供給するためのバックアップ電源とが搭載されており、主電源がオフとなった状態でも、実時刻を計測することが可能となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の時計機能ＩＣは、ディスプレイに現在時刻を表示するためにも用いられ、ユーザが自由に設定時刻を変更することが出来る様になっている。
従って、従来のデジタルメモリプレーヤにおいては、ユーザが故意に設定時刻を遅らせることによって、音楽データの再生期限を実質的に延長する不正行為が可能となり、コンテンツの著作権保護に欠ける問題があった。
そこで本発明の目的は、内蔵時計の設定時刻の変更によってもコンテンツデータの再生可能期間を延長することが出来ないコンテンツデータ再生装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るコンテンツデータ再生装置は、
主電源がオフの場合はバックアップ電源から電力の供給を受けて、所定の初期日時を基準として実時間軸上の日時を計測する内蔵時計手段と、
主電源から電力の供給を受けて、カウンターの動作により時間の経過を計測する計時手段と、
主電源がオフの期間は、内蔵時計手段から得られる日時データに基づいて、主電源がオフの期間の長さを検知する一方、主電源がオンの期間は、計時手段から得られる計時データに基づいて、主電源がオンの期間の長さを検知し、前記所定の初期日時に主電源オン期間と主電源オフ期間を加算することによって、実時間軸上の日時を算出する演算処理手段
とを有し、前記算出された実時間軸上の日時を前記再生期限経過の判断に供することを特徴とする。
【０００７】
上記本発明のコンテンツデータ再生装置において、内蔵時計手段は、主電源がオンの期間には主電源から電力の供給を受け、主電源がオフの期間にはバックアップ電源から電力の供給を受けて、予め設定されている初期日時を初期値として実時間軸上の日時を計測する。尚、内蔵時計手段は、主電源がオンの期間にはユーザインターフェースが有効となるため、ユーザの操作によって設定時刻の変更が可能である。
該内蔵時計によって、主電源がオフとなった時点の時刻と、その後に主電源がオンとなった時点の時刻とを検知し、両時刻の差に基づいて、主電源がオフの期間の長さが検知される。ここで、主電源がオフのためにユーザインターフェースは使用不可能であるから、ユーザは操作によって内蔵時計手段の時刻、従って主電源オフ期間を変更することが出来ない。
【０００８】
一方、計時手段は、主電源がオンの期間には主電源から電力の供給を受けて、カウンターが動作し、該カウンターのカウント値に基づいて時間の経過を計測する。該時計手段によって、主電源がオンの期間の長さが検知される。ここで、主電源がオンとなってユーザインターフェースが使用可能となっても、ユーザが操作により、カウンターのカウント値、従って主電源オン期間を変更することは出来ない。
【０００９】
期限管理に用いる実時間軸上の日時は、内蔵時計手段に設定されている所定の初期日時に主電源オン期間と主電源オフ期間を加算することによって算出される。ここで、主電源オン期間と主電源オフ期は何れも、上述の如くユーザの操作によっては変更出来ないので、この様にして算出された実時間軸上の日時を用いた期限管理によって、コンテンツデータの再生可能期間を延長する不正行為を防止することが出来る。
【００１０】
具体的構成においては更に、内蔵時計手段に初期日時を設定したときにフラグをオンとし、バックアップ電源が消耗したときにフラグをオフとするフラグオン／オフ手段と、コンテンツデータの再生操作が行なわれたとき、前記フラグがオフの場合は、内蔵時計手段が消耗した旨をユーザに通知すると共に、該再生操作を無効とする再生制御手段とを具えている。
【００１１】
該具体的構成によれば、バックアップ電源が消耗して内蔵時計手段を用いた上述の期限管理が不可能となったとき、再生操作が無効となるので、この状態での不正な再生行為が防止される。
【００１２】
更に具体的な構成において、内蔵時計手段に対して時刻設定操作が行なわれたとき、前記フラグがオンの場合は、操作に応じた時刻設定処理を実行し、前記フラグがオフの場合は、内蔵時計手段が消耗した旨をユーザに通知すると共に、該時刻設定を無効とする時刻設定制御手段を具えている。
【００１３】
該具体的構成によれば、バックアップ電源が消耗しておらず、上述の期限管理が正常に行なわれている状態では、ユーザは自由に設定時刻の変更を行なうことが出来、これによって現在時刻の表示を修正することが出来る。但し、時刻設定操作が行なわれる場合には、主電源がオンとなっており、実時間軸上の日時の計算において計時手段を用いた主電源オン期間の検知が行なわれているので、該検知が内蔵時計手段の設定時刻の変更によって影響を受けることはない。
これに対し、バックアップ電源が消耗して、上述の期限管理を正常に行なうことが出来なくなった場合には、時刻設定が無効となるので、ユーザによる不正行為が回避される。
【００１４】
【発明の効果】
本発明に係るコンテンツデータ再生装置によれば、内蔵時計の設定時刻を変更したとしてもコンテンツデータの再生可能期間を延長することは出来ないので、コンテンツの著作権を有効に保護することが出来る。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をデジタルメモリプレーヤに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
図１は、本発明に係るデジタルメモリプレーヤ（１６）の構成を表わしており、マイクロコンピュータ（１）とデジタルシグナルプロセンサー（２）とが互いに接続され、マイクロコンピュータ（１）には、ＥＥＰＲＯＭ（３）、ディスプレイ（４）、操作キー群（６）、ＵＳＢコントローラ（７）及び外部メモリコントローラ（８）が接続されている。又、デジタルシグナルプロセンサー（２）にはＤＡ変換回路（５）が接続されると共に、外部メモリコントローラ（８）には外部メモリ用コネクター（９）が接続されている。
【００１６】
上記の各回路は、図２に示す主電源（１０）から電力の供給を受けて動作する。ユーザが電源オン操作を行なうと、マイクロコンピュータ（１）がスイッチＳＷをオンとして、主電源（１０）から上記各回路への電源供給を開始する。
又、マイクロコンピュータ（１）には、内蔵時計となる時計機能ＩＣ（１４）が接続され、該時計機能ＩＣには、二次電池からなるバックアップ電源（１５）が接続されている。主電源（１０）がオンの場合は、該主電源（１０）から時計機能ＩＣ（１４）に電力が供給されるが、主電源（１０）がオフの場合は、バックアップ電源（１５）から時計機能ＩＣ（１４）に電力が供給される。
【００１７】
図１に示すデジタルメモリプレーヤ（１６）においては、外部メモリ用コネクター（９）に外部メモリ（１１）を接続し、ＵＳＢ端子（１３）にパーソナルコンピュータ等の外部機器をした状態で、外部機器から所望の楽曲の音楽データをダウンロードして、外部メモリ（１１）に保存し、その後、ヘッドホン端子（１２）にヘッドホンを接続して、外部メモリ（１１）から音楽データを読み出すことによって、音楽を聴くことが出来る。
【００１８】
上記デジタルメモリプレーヤ（１６）において、マイクロコンピュータ（１）は、時計機能ＩＣ（１４）によって、主電源（１０）がオフとなった時点の時刻と、その後に主電源（１０）がオンとなった時点の時刻との差に基づいて、主電源（１０）がオフの期間の長さＴｏｆｆを検知する。又、マイクロコンピュータ（１）は、内蔵のカウンター（図示省略）のカウント値に基づいて時間の経過を計測し、これによって主電源（１０）がオンの期間の長さＴｏｎを検知する。
そして、マイクロコンピュータ（１）は、図３に示す様に、所定の初期日時Ｔｉｎｉに、主電源オン期間Ｔｏｎと主電源オフ期間Ｔｏｆｆの合計期間（絶対時間）Ｔｚを加算することによって、実時間軸上の現在の日時Ｔｎｏｗを算出する。
【００１９】
図４は、上記デジタルメモリプレーヤ（１６）の出荷時に、時計機能ＩＣ（１４）の初期日時を設定するためにメーカにて実行される絶対時間カウント開始フローを表わしている。
デジタルメモリプレーヤ（１６）の電源がオンとなった状態で、先ずステップＳ１にて、初めての初期設定であるかどうかを判断し、イエスと判断されたときに限って、ステップＳ２へ移行し、内蔵時計即ち時計機能ＩＣの時刻設定を実施した後、ステップＳ３にて、設定した初期時刻をＥＥＰＲＯＭ（３）に記憶する。これによって、時計機能ＩＣ（１４）による計時が開始される。
次にステップＳ４では、内蔵するカウンターの動作によって絶対時間（主電源オン期間Ｔｏｎ）のカウントを開始した後、ステップＳ５にて絶対時間カウントフラグをオンとする。
【００２０】
図５は、デジタルメモリプレーヤ（１６）の主電源（１０）をオフとしたときの処理フローを表わしている。
先ずステップＳ１１にて、主電源（１０）のオフ操作が実行されたかどうかを判断し、イエスと判断されたとき、ステップＳ１２に移行して、その時点のカウンターのカウント値、即ち、直前の主電源オン期間ＴｏｎをＥＥＰＲＯＭ（３）にバックアップする。
次にステップＳ１３では、時計機能ＩＣ（１４）の時刻をＥＥＰＲＯＭ（３）にバックアップした後、ステップＳ１４にて主電源オフ処理を実行する。
【００２１】
図６は、デジタルメモリプレーヤ（１６）の主電源（１０）をオンとしたときの処理フローを表わしている。
先ずステップＳ２１にて、主電源（１０）のオン操作の瞬間であるかどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップＳ２２に移行して、時計機能ＩＣ（１４）の時刻を取得し、ステップＳ２３では、時計機能ＩＣ（１４）から取得した時刻と既にＥＥＰＲＯＭ（３）にバックアップされている時刻との差を算出し、ステップＳ２４にて、その時刻差を主電源オフ期間Ｔｏｆｆとする。
これに対し、主電源（１０）のオン操作後にステップＳ２１にてノーと判断されたときは、ステップＳ２５に移行して、主電源がオフとなるまで、主電源オン期間Ｔｏｎのカウントを繰り返す。これによって、主電源（１０）がオンからオフとなるまでの主電源オン期間Ｔｏｎが得られることになる。
【００２２】
図７は、絶対時間カウントフラグをオフに設定する処理フローを表わしている。
先ずステップＳ３１にて、主電源（１０）がオンであるかどうかを判断し、イエスと判断されたとき、ステップＳ３２に移行して、時計機能ＩＣ（１４）のレジスタの状態を調査する。
次にステップＳ３３では、バックアップ電源（１５）が完全に消耗してメーカでのメンテナンス（新品との交換）が必要であるかどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップＳ３４にて絶対時間カウントフラグをオフに設定する。
【００２３】
また図８は、ユーザ操作に応じて時計機能ＩＣ（１４）による表示時刻を変更するための時刻設定処理ルーチンへ移行するための処理フローを表わしている。
先ずステップＳ５１にて、ユーザからの時刻設定要求があったかどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップＳ５２に移行して、絶対時間カウントフラグがオンであるかどうかを判断する。
ステップＳ５２にてイエスと判断されたときは、ステップＳ５３に移行して、ユーザ操作に応じた時刻設定処理を実行する。これに対し、ステップＳ５２にてノーと判断されたときは、ステップＳ５４に移行して、“バックアップ電源が消耗したために再生期限付きの楽曲については再生することが出来ず、バックアップ電源のメンテナンスのためにメーカへ送って下さい”とのユーザへの通知文をディスプレイ（４）に表示し、時刻設定処理は実行しない。
【００２４】
更に図９は、ユーザ操作に応じて音楽データを再生する際の処理フローを表わしている。
先ずステップＳ６１にて、ユーザが再生せんとする曲は再生期限付きの曲であるかどうかを判断し、ノーと判断されたときはステップＳ６７に移行して、その曲の再生処理を実行する。
一方、ステップＳ６１にてイエスと判断されたときは、ステップＳ６２に移行して、絶対時間フラグがオンであるかどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップＳ６３にて、時計機能ＩＣ（１４）に設定されている初期日時Ｔｉｎｉに主電源オン期間Ｔｏｎと主電源オフ期間の合計値Ｔｚを加算して、現在日時Ｔｎｏｗを算出し、該現在日時Ｔｎｏｗがその曲に設定されている再生開始可能期限を過ぎているかどうかを判断する。
【００２５】
ステップＳ６３にてイエスと判断されたときはステップＳ６４に移行して、該現在日時Ｔｎｏｗがその曲に設定されている再生終了期限を過ぎているかどうかを判断し、ここでノーと判断されたときは、ステップＳ６５にてその曲の再生処理を実行する。
これに対し、絶対時間フラグがオフでステップＳ６２にてノーと判断されたときは、ステップＳ６６にて、“バックアップ電源が消耗したために再生期限付きの楽曲については再生することが出来ず、バックアップ電源のメンテナンスのためにメーカへ送って下さい”とのユーザへの通知文をディスプレイ（４）に表示する。又、現在日時Ｔｎｏｗがその曲の再生開始可能期限を過ぎておらずステップＳ６３にてノーと判断されたとき、及び現在日時Ｔｎｏｗがその曲の再生終了期限を越えておってステップＳ６４にてイエスと判断されたときは、ステップＳ６６にて、“この再生期限付きの曲は再生期限が切れていますので再生することが出来ません”とのユーザへの通知文をディスプレイ（４）に表示し、再生処理は実行しない。
【００２６】
上記デジタルメモリプレーヤ（１６）においては、時計機能ＩＣ（１４）は、主電源（１０）がオフの期間にはバックアップ電源（１５）から電力の供給を受けて動作し、主電源（１０）がオフとなった時点の時刻と、その後に主電源（１０）がオンとなった時点の時刻との差に基づいて、主電源オフ期間が算出される。ここで、主電源（１０）がオフのためにユーザインターフェースは使用不可能であるから、ユーザが操作によって時計機能ＩＣ（１４）の時刻、従って主電源オフ期間を変更することは出来ない。
【００２７】
一方、マイクロコンピュータ（１）は、主電源（１０）がオンの期間には主電源（１０）から電力の供給を受けて、内蔵カウンターが動作し、該カウンターのカウント値に基づいて時間の経過を計測し、これによって主電源オン期間が検知される。ここでユーザは、ユーザインターフェースの操作によっては内蔵カウンターのカウント値、従って主電源オン期間を変更することは出来ない。
【００２８】
この様に、主電源オン期間と主電源オフ期間は何れも、ユーザの操作によっては変更することが出来ないので、初期日時に主電源オン期間と主電源オフ期間を加算することによって得られる実時間軸上の日時は、不正のない正確なものとなり、該日時を用いた期限管理によって、コンテンツデータの再生可能期間を延長する不正行為を防止することが出来る。
【００２９】
又、絶対時間カウントフラグがオフのとき、即ち、バックアップ電源（１５）が完全に消耗して時計機能ＩＣ（１４）を用いた上述の期限管理が不可能となったとき、再生操作や時刻設定操作は無効となるので、この状態での不正な再生行為が防止される。この場合、デジタルメモリプレーヤ（１６）をメーカへ送ることによって、メーカ側でバックアップ電源（１５）を交換し、初期日時の設定（図４）を行なうことにより、時計機能ＩＣ（１４）による日時の計測が再開され、ユーザの再生操作や時刻設定操作が有効となる。
【００３０】
但し、バックアップ電源（１５）が消耗しておらず、上述の期限管理が正常に行なわれている状態では、ユーザは自由に時計機能ＩＣ（１４）の時刻を変更することが出来、これによって現在時刻の表示を修正することが出来る。尚、時刻設定操作が行なわれるときには、主電源（１０）がオンとなっており、実時間軸上の日時の計算においてカウンターを用いた主電源オン期間の検知が行なわれているので、該検知が時計機能ＩＣ（１４）の時刻の変更によって影響を受けることはない。
【００３１】
上述の如く、本発明に係るデジタルメモリプレーヤ（１６）によれば、ユーザが時計機能ＩＣ（１４）の時刻を変更したとしてもコンテンツデータの再生可能期間を延長することは出来ないので、コンテンツの著作権を有効に保護することが出来る。
【００３２】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。また本発明は、デジタルメモリプレーヤ等のオーディオ機器に限らず、デジタルビデオカメラ等の映像機器に実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るデジタルメモリプレーヤの構成を示すブロック図である。
【図２】該デジタルメモリプレーヤの電源系統を示すブロック図である。
【図３】現在日時の計算方法を説明する図である。
【図４】絶対時間カウント開始フローを表わす図である。
【図５】主電源オフ時の処理フローを表わす図である。
【図６】主電源オン時の処理フローを表わす図である。
【図７】絶対時間カウントフラグをオフに設定する処理フローを表わす図である。
【図８】時刻設定処理ルーチンへ移行するための処理フローを表わす図である。
【図９】音楽データを再生する際の処理フローを表わす図である。
【符号の説明】
（１６） デジタルメモリプレーヤ
（１） マイクロコンピュータ
（２） デジタルシグナルプロセンサー
（３） ＥＥＰＲＯＭ
（９） 外部メモリ用コネクター
（１０） 主電源
（１１） 外部メモリ
（１２） ヘッドホン端子
（１３） ＵＳＢ端子
（１４） 時計機能ＩＣ
（１５） バックアップ電源[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus capable of reproducing content data such as music data, such as a digital memory player.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a digital memory player capable of storing music data in an external memory such as a card-type IC memory has been known as this type of content data reproducing apparatus.
In a digital memory player, by connecting an external device such as a personal computer, music data of a desired music is downloaded from the external device, stored in the external memory, and thereafter, the music data is read from the external memory. Listen to music.
[0003]
By the way, some music data to be downloaded is provided with a time limit (reproduction time limit) that allows the user to reproduce, and such music data is downloaded to the digital memory player together with the reproduction time limit information. In reproducing the music data, it is determined based on a clock built in the digital memory player whether or not the reproduction time limit has elapsed, and if not, reproduction of the music data is permitted.
[0004]
In the digital memory player, a dedicated clock function IC (Real Time Clock IC) and a backup power supply for supplying power to the clock function IC are mounted in order to realize the above-described built-in clock. The real time can be measured even when the main power is off.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The clock function IC is also used to display the current time on a display, so that the user can freely change the set time.
Therefore, in the conventional digital memory player, if the user intentionally delays the set time, it becomes possible to perform an illegal act that substantially extends the reproduction period of the music data, and there is a problem that the copyright protection of the content is lacking.
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a content data reproducing apparatus in which the content data reproducible period cannot be extended even by changing the set time of a built-in clock.
[0006]
[Means for solving the problem]
The content data reproducing device according to the present invention comprises:
Built-in clock means for receiving power supply from the backup power supply when the main power supply is off and measuring the date and time on the real time axis based on a predetermined initial date and time,
A timing means for receiving the supply of power from the main power supply and measuring the passage of time by operating a counter;
While the main power is off, the length of the main power-off period is detected based on the date and time data obtained from the built-in clock means. Arithmetic processing means for detecting the length of the period during which the main power is on, and adding the main power-on period and the main power-off period to the predetermined initial date and time to calculate the date and time on the real time axis. Wherein the calculated date and time on the real time axis are used to determine the elapse of the playback time limit.
[0007]
In the content data reproducing apparatus of the present invention, the built-in clock means receives power supply from the main power supply while the main power supply is on, and receives power supply from the backup power supply while the main power supply is off, The date and time on the real time axis are measured using a preset initial date and time as an initial value. The built-in clock means has a user interface that is effective during a period in which the main power is on, so that the set time can be changed by a user operation.
The time when the main power is turned off and the time when the main power is turned on are detected by the built-in clock, and based on the difference between the two times, the length of time during which the main power is off is detected. Is detected. Here, the user interface cannot be used because the main power is off, so that the user cannot change the time of the built-in clock means, that is, the main power off period by operation.
[0008]
On the other hand, the timer measures the power supplied from the main power supply while the main power supply is on, operates the counter, and measures the passage of time based on the count value of the counter. The length of the period during which the main power is on is detected by the clock means. Here, even if the main power is turned on and the user interface can be used, the user cannot change the count value of the counter, that is, the main power-on period, by operation.
[0009]
The date and time on the real time axis used for time limit management is calculated by adding the main power-on period and the main power-off period to a predetermined initial date and time set in the built-in clock means. Since the main power-on period and the main power-off period cannot be changed by the user's operation as described above, the content is managed by the time limit using the date and time on the real time axis calculated in this manner. It is possible to prevent fraudulent acts that extend the data reproducible period.
[0010]
In a specific configuration, furthermore, a flag on / off means for turning on the flag when the initial date and time is set in the built-in clock means and for turning off the flag when the backup power supply is exhausted, and a content data reproducing operation. At this time, when the flag is off, a playback control means for notifying the user that the built-in clock means has been exhausted and invalidating the playback operation is provided.
[0011]
According to this specific configuration, when the backup power supply is exhausted and the above-described time limit management using the built-in clock means cannot be performed, the reproduction operation is invalidated, thereby preventing unauthorized reproduction in this state. Is done.
[0012]
In a more specific configuration, when a time setting operation is performed on the built-in clock means, if the flag is on, a time setting process according to the operation is performed. A time setting control means for notifying the user that the clock means has been exhausted and invalidating the time setting is provided.
[0013]
According to this specific configuration, the user can freely change the set time in a state where the backup power supply is not exhausted and the above-described time limit management is normally performed, thereby enabling the user to change the set time. The display can be modified. However, when the time setting operation is performed, the main power supply is turned on, and the main power supply on period is detected using the time measuring means in the calculation of the date and time on the real time axis. Is not affected by the change of the set time of the internal clock means.
On the other hand, when the backup power supply is exhausted and the above-mentioned time limit management cannot be performed normally, the time setting is invalidated, so that a fraudulent act by the user is avoided.
[0014]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the content data reproducing apparatus which concerns on this invention, even if it changes the set time of a built-in clock, since the reproduction possible period of content data cannot be extended, the copyright of content can be protected effectively.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a digital memory player will be specifically described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a configuration of a digital memory player (16) according to the present invention. A microcomputer (1) and a digital signal prosensor (2) are connected to each other, and an EEPROM ( 3), a display (4), an operation key group (6), a USB controller (7), and an external memory controller (8) are connected. The digital signal prosensor (2) is connected to a DA conversion circuit (5), and the external memory controller (8) is connected to an external memory connector (9).
[0016]
Each of the above circuits operates by receiving power supply from the main power supply (10) shown in FIG. When the user performs a power-on operation, the microcomputer (1) turns on the switch SW and starts power supply from the main power supply (10) to each of the above circuits.
The microcomputer (1) is connected to a clock function IC (14) serving as a built-in clock, and the clock function IC is connected to a backup power supply (15) composed of a secondary battery. When the main power supply (10) is on, power is supplied from the main power supply (10) to the clock function IC (14), but when the main power supply (10) is off, the clock is supplied from the backup power supply (15). Power is supplied to the function IC (14).
[0017]
In the digital memory player (16) shown in FIG. 1, an external memory (11) is connected to the external memory connector (9), and an external device such as a personal computer is connected to the USB terminal (13). Music data of a desired music piece is downloaded and stored in the external memory (11), and then headphones are connected to the headphone terminal (12) to read music data from the external memory (11) to listen to music. I can do it.
[0018]
In the digital memory player (16), the microcomputer (1) is controlled by the clock function IC (14) at the time when the main power supply (10) is turned off, and thereafter, the main power supply (10) is turned on. The main power supply (10) detects the length of time Toff during which the main power supply (10) is off, based on the difference from the time at which the power supply is turned off. The microcomputer (1) measures the passage of time based on the count value of a built-in counter (not shown), and thereby detects the length Ton of the period during which the main power supply (10) is on.
Then, the microcomputer (1) adds the total period (absolute time) Tz of the main power-on period Ton and the main power-off period Toff to the predetermined initial date and time Tini, as shown in FIG. Calculate the current date and time Tnow on the axis.
[0019]
FIG. 4 shows an absolute time counting start flow executed by the manufacturer to set the initial date and time of the clock function IC (14) when the digital memory player (16) is shipped.
In a state where the power of the digital memory player (16) is turned on, first, in step S1, it is determined whether or not the initial setting is made, and only when it is determined to be yes, the process proceeds to step S2. After setting the time of the built-in clock, that is, the clock function IC, the set initial time is stored in the EEPROM (3) in step S3. As a result, clocking by the clock function IC (14) is started.
Next, in step S4, the counting of the absolute time (main power-on period Ton) is started by the operation of the built-in counter, and then the absolute time count flag is turned on in step S5.
[0020]
FIG. 5 shows a processing flow when the main power supply (10) of the digital memory player (16) is turned off.
First, in step S11, it is determined whether or not the operation of turning off the main power supply (10) has been executed. When the determination is affirmative, the process proceeds to step S12, where the count value of the counter at that time, that is, the immediately preceding main The power-on period Ton is backed up in the EEPROM (3).
Next, in step S13, after the time of the clock function IC (14) is backed up in the EEPROM (3), the main power supply off process is executed in step S14.
[0021]
FIG. 6 shows a processing flow when the main power supply (10) of the digital memory player (16) is turned on.
First, in step S21, it is determined whether or not it is the moment when the main power supply (10) is turned on. If the determination is yes, the process proceeds to step S22 to reset the time of the clock function IC (14). In step S23, a difference between the time obtained from the clock function IC (14) and the time already backed up in the EEPROM (3) is calculated. In step S24, the time difference is calculated as the main power off period Toff. And
On the other hand, when it is determined NO in step S21 after the main power supply (10) is turned on, the process proceeds to step S25, and the counting of the main power supply ON period Ton is repeated until the main power supply is turned off. As a result, a main power-on period Ton from when the main power supply (10) is turned on to off is obtained.
[0022]
FIG. 7 shows a processing flow for setting the absolute time count flag to off.
First, in step S31, it is determined whether or not the main power supply (10) is turned on. When the determination is affirmative, the process proceeds to step S32 to check the state of the register of the clock function IC (14).
Next, in step S33, it is determined whether or not the backup power supply (15) is completely consumed and maintenance (replacement with a new one) is necessary at the maker. To set the absolute time count flag to off.
[0023]
FIG. 8 shows a processing flow for shifting to a time setting processing routine for changing the display time by the clock function IC (14) in response to a user operation.
First, in step S51, it is determined whether there is a time setting request from the user. If the determination is yes, the process proceeds to step S52 to determine whether the absolute time count flag is on.
When the determination is YES in step S52, the process proceeds to step S53, and a time setting process according to the user operation is performed. On the other hand, if the determination in step S52 is NO, the process proceeds to step S54, where "the music with the playback time limit cannot be played back because the backup power supply has been exhausted, and the backup power supply is not maintained. To the manufacturer "is displayed on the display (4), and the time setting process is not executed.
[0024]
FIG. 9 shows a processing flow when music data is reproduced according to a user operation.
First, in step S61, it is determined whether or not the song to be played by the user is a song with a playback expiration date. If the answer is no, the process proceeds to step S67 to execute a playback process of the song.
On the other hand, when the determination is YES in step S61, the process proceeds to step S62 to determine whether or not the absolute time flag is ON. When the determination is YES here, the clock is determined in step S63. The current date and time Tnow is calculated by adding the total value Tz of the main power on period Ton and the main power off period to the initial date and time Tini set in the function IC (14), and the current date and time Tnow is set for the song. It is determined whether or not the playback start time limit has expired.
[0025]
If the determination is yes in step S63, the process proceeds to step S64 to determine whether the current date and time Tnow has passed the playback end time limit set for the song. If the determination is no here, Executes the reproduction process of the music in step S65.
On the other hand, if the absolute time flag is off and the determination in step S62 is NO, then in step S66, "the music with the playback time limit cannot be played because the backup power supply has been exhausted. Please send it to the manufacturer for maintenance "on the display (4). Also, when the current date and time Tnow has not passed the reproduction start expiration date of the song and it is determined to be NO in step S63, and when the current date and time Tnow has exceeded the reproduction end time limit of the song and YES in step S64. When it is determined that the song with the playback expiration date has expired and cannot be reproduced in step S66, a message to the user is displayed on the display (4). , No reproduction process is performed.
[0026]
In the digital memory player (16), the clock function IC (14) operates by receiving power from the backup power supply (15) while the main power supply (10) is off, and operates when the main power supply (10) is turned off. The main power-off period is calculated based on the difference between the time when the power is turned off and the time when the main power (10) is turned on thereafter. Here, the user interface cannot be used because the main power supply (10) is off, so that the user cannot change the time of the clock function IC (14), that is, the main power off period, by operation.
[0027]
On the other hand, the microcomputer (1) receives power supply from the main power supply (10) while the main power supply (10) is on, operates the built-in counter, and elapses time based on the count value of the counter. Is measured, whereby the main power-on period is detected. Here, the user cannot change the count value of the built-in counter, that is, the main power-on period, by operating the user interface.
[0028]
As described above, since the main power-on period and the main power-off period cannot be changed by the user's operation, the actual power obtained by adding the main power-on period and the main power-off period to the initial date and time is obtained. The date and time on the time axis is accurate without fraud, and by managing the time limit using the date and time, it is possible to prevent fraudulent acts that extend the reproducible period of the content data.
[0029]
When the absolute time count flag is off, that is, when the backup power supply (15) is completely exhausted and the above-described time limit management using the clock function IC (14) becomes impossible, the reproduction operation and time setting are performed. Since the operation is invalidated, unauthorized reproduction in this state is prevented. In this case, by sending the digital memory player (16) to the maker, the maker exchanges the backup power supply (15) and sets the initial date and time (FIG. 4), thereby setting the date and time by the clock function IC (14). The measurement is restarted, and the user's reproduction operation and time setting operation become effective.
[0030]
However, in a state where the backup power supply (15) is not exhausted and the above-mentioned time limit management is normally performed, the user can freely change the time of the clock function IC (14), thereby The time display can be modified. When the time setting operation is performed, the main power supply (10) is turned on, and the main power supply ON period is detected using a counter in the calculation of the date and time on the real time axis. Is not affected by the change of the time of the clock function IC (14).
[0031]
As described above, according to the digital memory player (16) of the present invention, the reproducible period of the content data cannot be extended even if the user changes the time of the clock function IC (14). Copyright can be effectively protected.
[0032]
The configuration of each part of the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made within the technical scope described in the claims. In addition, the present invention is not limited to audio equipment such as a digital memory player, but can be applied to video equipment such as a digital video camera.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a digital memory player according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a power supply system of the digital memory player.
FIG. 3 is a diagram illustrating a method of calculating a current date and time.
FIG. 4 is a diagram showing an absolute time counting start flow.
FIG. 5 is a diagram illustrating a processing flow when a main power supply is turned off.
FIG. 6 is a diagram illustrating a processing flow when a main power supply is turned on.
FIG. 7 is a diagram illustrating a processing flow for setting an absolute time count flag to off.
FIG. 8 is a diagram illustrating a processing flow for shifting to a time setting processing routine.
FIG. 9 is a diagram showing a processing flow when playing back music data.
[Explanation of symbols]
(16) Digital memory player (1) Microcomputer (2) Digital signal pro sensor (3) EEPROM
(9) External memory connector (10) Main power supply (11) External memory (12) Headphone terminal (13) USB terminal (14) Clock function IC
(15) Backup power supply
Claims (3)
主電源がオフの場合はバックアップ電源から電力の供給を受けて、所定の初期日時を基準として実時間軸上の日時を計測する内蔵時計手段と、
主電源から電力の供給を受けて、カウンターの動作により時間の経過を計測する計時手段と、
主電源がオフの期間は、内蔵時計手段から得られる日時データに基づいて、主電源がオフの期間の長さを検知する一方、主電源がオンの期間は、計時手段から得られる計時データに基づいて、主電源がオンの期間の長さを検知し、前記所定の初期日時に主電源オン期間と主電源オフ期間を加算することによって、実時間軸上の日時を算出する演算処理手段
とを有し、前記算出された実時間軸上の日時を前記再生期限経過の判断に供することを特徴とするコンテンツデータ再生装置。When reproducing audio or video content data with a playback expiration date, it is determined whether the date and time at that time has not passed the playback expiration date, and only when the playback date has not elapsed, the content data to be reproduced. In the playback device,
Built-in clock means for receiving power supply from the backup power supply when the main power supply is off and measuring the date and time on the real time axis based on a predetermined initial date and time,
A timing means for receiving the supply of power from the main power supply and measuring the passage of time by operation of a counter;
While the main power is off, the length of the main power-off period is detected based on the date and time data obtained from the built-in clock means. Arithmetic processing means for detecting the length of the period during which the main power is on, and adding the main power-on period and the main power-off period to the predetermined initial date and time to calculate the date and time on the real time axis. Wherein the calculated date and time on the real time axis are used to determine the elapse of the playback time limit.
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