JP2004046018A - 発話型語学学習装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先生等の他人の力を借りることなく、いつでも学習者が学習者自身の行動で直接言葉を学習することができて効果的な語学学習を行うことができる発話型語学学習装置を提供する。
【解決手段】居室内における学習者の身体の動きを検出して当該学習者の行動を判定する行動判定装置と、前記行動判定装置により判定された行動により、学習者の行動と関連した語学学習用データを出力する語学学習処理装置と、前記語学学習処理装置の出力データを音声化する音声化処理装置とを備える。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、居室内における学習者の動きから行動を判定して、その行動に対応した表現(例文)を特定の言語で発話し、語学学習を行うことができるようにした発話型語学学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、日本人が英語等の他国語の会話学習を行う時のように、語学学習を行うに際しては従来より種々の方法が用いられている。具体的に説明すると、語学学習用のテキストにおいては、初歩から上級者用に至る複数段階のレベル分けを行い、各レベルにおいて、学習する言語について、各種物品の名称を列記し、歩く、座る、寝る等の種々の行動の態様を例示し、あるいは道を聞く、買い物をする、乗り物に乗る等の生活中における各種のシーンを分類して、そのシーンにおいて用いられる代表的な言葉を例示し、更には種々の例文を示すことが行われている。
【0003】
また、これらの会話の学習においては、上記のようなテキストに加えてカセットテープに先生の声を録音し、これを聴きながらテキストに沿って学習していくことも行われる。また、英会話学校のように先生と対面しながら、先生のカリキュラムに沿って学習することも行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような種々の語学学習法はいずれも何らかのテキスト、カリキュラムに沿って進められるものであり、系統だった学習が可能である反面、特に会話の学習においては、学習者はその言葉が使われる状況を想像しながら学習する必要があり、学習する人にとっては語学の学習能力の他に想像力が必要とされる。そのため、学習者の社会経験の相違、想像力の相違によって学習の効果が異なることとなり、特に、子供は多くの経験をしていないため想像の範囲が狭く、このような学習法では適切な学習が行われないことが多い。
【0005】
また、テレビやビデオテープによって実際にその言葉が使われる状況を例示しながら行う学習方法のように、映像を用いて学習者の想像を補う手段が使われる方法も利用されている。しかしながら、それによっても実際に学習者が経験している状態ではないため、必ずしもその言葉を身体で感じとることができず、この場合も自分がその場にいることを想像しながら学習を行うしかなく、更に、前記のようなテキストに沿った予め決められた言葉しか使われることがないので、状況に応じた種々の態様の言葉を知ることができず、このような学習方法には限界がある。
【0006】
更に、先生と対話しながら英語会話の学習を行う場合においては、その英語が使われるシーンを先生との間で形成することにより、できる限りその言葉が使われる状態に近づけた中で学習することが行われる。しかしながら、この方法によっても実際の場面とは必ずしも一致せず、そのような場面にあるものと想像しながら学習せざるを得ない。また、このような学習方法は、その場面を形成する先生が必要となるため、学習者はその先生のいる学校等に出向くか、その先生に来てもらうしかない。そのため、この学習に多くの時間がかかるか、あるいは多くの費用がかかることとなる。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、先生等の他人の力を借りることなく、いつでも学習者が学習者自身の行動で直接言葉を学習することができて、効果的な語学学習を行うことができる発話型語学学習装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するため、本発明の発話型語学学習装置は、基本構成として、居室内における学習者の身体の動きを検出して当該学習者の行動を判定する行動判定装置と、前記行動判定装置により判定された行動により、学習者の行動と関連した語学学習用データを出力する語学学習処理装置と、前記語学学習処理装置の出力データを音声化する音声化処理装置とを備えることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体(手などの特定部位または複数箇所)について3次元位置測定を行い、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである。例えば、学習者の身体の一部につけた光反射板により動きを取り込むモーションキャプチャーシステムなどが利用できる。
【0010】
また、ここでの行動判定装置は、学習者が操作する器具に取り付けられた信号発信器からの信号により3次元位置測定を行い、学習者が操作する器具の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者が操作する器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとしてもよい。
【0011】
また、同じく、行動判定装置は、学習者の身体の所定部位について3次元位置測定を行い、前記所定部位の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者の所定部位の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとしてもよい。
【0012】
また、行動判定装置は、学習者が手に持つ器具に貼り付けられた信号発信器または学習者が手に持つ器具に貼り付けられた信号受信機と、居室内に置かれた信号発信機または信号受信機による信号の送受信によって、前記器具の空間位置の動きを検出するものであり、前記器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとしてもよい。
【0013】
また、行動判定装置は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体について3次元位置測定を行い、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものであるように構成することもできる。
【0014】
また、本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置は、学習者が操作する器具に取り付けられた信号発信器から発信された信号を居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号によって、前記器具の空間位置の動きを検出するものであり、前記器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとすることができる。
【0015】
本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置は、学習者の身体に取り付けられた信号発信器から発信された信号を居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号により、前記学習者の身体の空間位置の動きを検出するものであり、前記学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとすることができる。
【0016】
本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置は、学習者の身体に取り付けられた第1の信号発信器から発信された第1の信号と、学習者が手に持つ器具に貼り付けられた第2の信号発信器から発信された第2の信号とを居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号によって、前記学習者の身体および器具の空間位置の動きを検出するものであり、前記学習者の身体および器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとすることができる。
【0017】
本発明の発話型語学学習装置において、語学学習処理装置は、学習者の学習レベルを設定する学習レベル設定部を備え、前記学習レベルの設定により出力データを変えるものとすることができる。
【0018】
本発明の発話型語学学習装置において、語学学習処理装置は、複数の言語の語学辞書と学習言語選択指示部とを備え、学習言語選択指示部により指示された言語の語学辞書による学習用データを出力するものとすることができる。
【0019】
また、本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置が、学習者の行動の所定時間の停止を判定すると、語学学習処理装置は、再度学習用データを出力するものとすることができる。
【0020】
また、本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置が、学習者の行動の所定時間の停止を判定すると、語学学習処理装置は、出力した学習用データを母国語により出力するものとすることができる。
【0021】
また、本発明の発話型語学学習装置において、行動判定装置が、学習者の行動の所定時間の停止を判定すると、語学学習処理装置は、出力した学習用データを登録するものとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施する場合の一形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明による発話型語学学習装置の主要機能を示すブロックによるシステム構成とそれらの関係を示す図である。図1において、1は3次元位置測定装置、2は行動判定装置、3は語学学習処理装置、4は音声化処理装置、6は第1の超音波受信機、7は第2の超音波受信機、8は第3の超音波受信機、9は3次元位置測定部、10は動き・行動データベース、13は学習レベル設定部、14は語学学習用例文形成部、15は辞書検索部、16は特定言語翻訳部、17はレベル設定指示部、18は行動・例文データベース、19は語学辞書データベース、20は学習言語選択指示部、21はスピーカである。
【0023】
全体のシステム構成としては、居室内の複数箇所に設置した超音波受信機6,7,8および当該超音波受信機の受信信号により3次元位置を測定する3次元位置測定部9から構成される3次元位置測定装置1、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の一部(手などの身体の所定部位)について測定した3次元位置の動きから学習者の行動を判定する行動判定装置2、行動の判定に応じて例文を生成して出力する語学学習処理装置3、例文を発話するための音声化処理装置4とから構成されているシステムである。
【0024】
3次元位置測定装置1は、例えば、図2に示すように、居室内の例えば天井の複数箇所に設置した超音波受信機6,7,8と、この超音波受信機6,7,8の受信信号により3次元位置を測定する3次元位置測定部9とから構成される。ここでの超音波受信機6,7,8において受信される信号は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の一部に貼り付けられた信号発信器30から発信される信号である。後述するように、信号発信器(30,31,32)が複数個設けられる場合には、それぞれの信号発信器が発信する超音波周波数を異ならせて区別するか、または、発信する信号に識別情報を含ませてそれぞれを区別する。この信号発信器が発信する信号が共に3つの超音波受信機6,7,8により受信されることにより、例えば、その受信信号の位相差から3次元位置が測定される。この3次元位置の測定は、所定の時間間隔(例えば、1秒間に50回程度)で行われ、これの3次元位置の変化を連続して測定することにより、3次元位置の一連の動き(3次元座標値の時系列データ)が測定される。
【0025】
図2に示すように、例えば、学習者5がテーブルにおかれたカップを持ち上げる行動を起こすと、そのカップに貼り付けられた信号発信器30から発信された信号が、共に超音波受信機6,7,8により受信されて3次元位置測定部9において信号処理されて、測定された3次元位置の一連の動き(3次元位置の時系列データ)が、行動判定装置2に入力される。行動判定装置2は、3次元位置測定部9から連続して所定時間毎に入力される3次元位置の時系列データから、カップの動きを判定し、例えば、学習者5がテーブルにおかれたカップを持ち上げる行動を起こしたことを判定する。
【0026】
すなわち、図7に示すように、居室内に置かれているテーブルの表面の3次元空間の座標値が予め登録されており、このテーブルの3次元空間の表面位置の空間領域(座標値)から離れて、カップの位置(座標値)がその上の空間位置の領域に入ったことを判定して、学習者5がテーブルにおかれたカップを持ち上げる行動を起こしたことを判定する。また、このとき、例えば、図3に示すように、学習者5の手首(手の指)に付けられた信号発信器31からの信号を受信していれば、その手首の3次元位置が、カップの3次元位置に近づき、手首の3次元位置とカップの3次元位置とが共に同じ空間領域に入ったことを判定することにより、更に精度良く、学習者5がテーブルにおかれたカップを持ち上げる行動を起こしたことを判定できる。ここでの行動判定装置2による学習者の行動の判定処理は、後述するように、動きと行動とを3次元空間位置のデータ(座標値)に基づいて、それぞれに対応づけたデータが動き・行動データベース10に格納されているので、このデータを参照して行う(図8)。
【0027】
このように判定された行動の判定結果は判定識別符号を付与して、行動判定装置2から出力されて、語学学習処理装置3に入力される。例えば、学習者の行動が、歩いている、座っている、何かを指している、何かを持っている等の行動が、学習者が手に持つ器具(例えばカップ)または学習者の身体の一部(手首)の3次元位置の動きの時系列データから、それぞれの行動パターンとして、判定される。
【0028】
行動判定装置2の処理によって、学習者の行動が行動パターンとして、判定されると、語学学習処理装置3において、それらの行動パターンに対応して、学習者の行動および関連する物体(器具)に関連する例文に関して、語学学習用の言葉を出力する処理を行う。語学学習処理装置3は、図示する実施例では、主要機能部として、学習レベル設定部13、語学学習用例文形成部14、辞書検索部15、特定言語翻訳部16を備えている。
【0029】
学習レベル設定部13は、この装置の外部に設けた学習レベル設定操作部17を操作することにより、この語学学習処理装置3を利用する学習者の学習レベルに合わせて設定を行う。行動判定装置2において、学習者5の行動パターンの判定が同じであっても、出力する語学学習用の例文の形態は、その学習者のレベルに合わせて変化させることができるようにしている。その結果、例えば、図2に示すように、学習者5がテーブルの上のコーヒーカップを持ち上げたことを判定すると、語学学習装置3において、学習レベルが初心者レベルに設定されている場合には、後に述べるような処理を行うことにより、例えば、最終的に「これはカップです。」「あなたはカップを見ています。」のような言葉を英語、フランス語等の学習する所定の言語で発声し、また、中級レベルに設定されている場合には「あなたは椅子に座ってテーブルの上のカップを持ち上げています。」のような比較的複雑な例文を発声するようにしている。
【0030】
語学学習用例文形成部14においては、語学学習処理装置3に入力された行動判定装置2からの判定結果の行動パターンを元に、また、学習レベル設定部13で設定された学習レベルに合わせて、出力すべき例文を形成する。その例文の形成に際しては、図9に示すように、行動・例文データベース18において予め学習レベル別に蓄積された種々の例文を用い、これを検索して、前記のようなレベルに合わせた例文を読み出すことにより行う。
【0031】
出力するべき例文が決まった後は、特定言語翻訳部16において、学習言語選択指示部20で指示された学習する対象の言語である英語、フランス語等の特定の言語への翻訳を行う。この翻訳に際しては、語学学習用例文形成部14で形成された例文について、しかも、学習言語選択指示部20で指示された言語について、語学辞書データベース19に蓄積されたデータを辞書検索部15において検索しながら行う。以上のようにして、翻訳された例文は音声化処理装置4において音声に変換され、スピーカ21から出力される。
【0032】
このような一連の処理により、例えば、図2の例に対応して説明すると、図1の右側列に語学学習処理の例として図示しているようなプロセスに従い処理が進行する。学習者5がテーブルの上のコーヒーカップを手に取るような行動を起こしたとき、学習者5の行動を、複数の信号受信機(6,7,8)および3次元位置測定部9から構成される3次元位置測定装置1により、3次元位置座標値の時系列データとして検出し、行動判定装置2において動き・行動データベース10に格納されたデータを参照して、学習者5の動きから、その行動を判定して、行動パターンを出力する。
【0033】
次いで、出力された行動パターンに基づいて、語学学習処理装置3において学習レベルに合わせて蓄積されている行動や物体(器具)の例文を探し、これを所定の言語に翻訳する。次いで、音声化処理装置4で処理した音声を、スピーカ21から、例えば、「This is a cup. You are looking at a cup.」と出力する。これにより、学習者は自分が現在行った行動に対する英語を実感をもって、例文を聞き取り理解することができ、学習効果を向上することができる。また、上記実施例においては、多くの国の言語の辞書を予め用意することにより、同じ装置を用いて希望の言語の学習を行うことができる。
【0034】
このような語学学習装置を用いることにより、図2に示す例の他、例えば、図3に示すように、学習者5が椅子に座っているときについても、この学習者の行動を、複数の信号受信機(6,7,8)および3次元位置測定部9から構成される3次元位置測定装置1により3次元位置座標値の時系列データ(動き)として検出し、行動判定装置2において動き・行動データベース10に格納されたデータを参照して、学習者5の動きから、その行動パターンを判定する。
【0035】
語学学習装置3が初心者レベルであって、かつ学習言語が英語に設定されているとき、「You sat down on the seat!」とスピーカ21から自動的に発声する。また、図4に示すように、学習者5が歩いていること(行動パターン)を、3次元位置の時系列データ(座標値)により判定できたときには、「You are walking!」と発声する。また、図5に示すように、学習者5がテレビのリモコンを持って、スイッチを入れたことを判定した場合(図示しないが、テレビの電源が入ったことを別途に設けたセンサにより検知するようにしておく)には、「You turned on the television!」と発声することができる。更に、図6に示すように学習者がベッドに移動した行動を判定したときには、「You went to bed!」と発声する。このような行動パターンの判定は、ベッドの空間位置が3次元座標値として予め登録されており、学習者5の身体の一部の3次元位置の座標値が、ベッドに近づいたことを判定することにより行われる。
【0036】
また、行動判定装置2において、学習者の行動が、しばらくの間、停止したような状態を判定すると、更に必要に応じて、再度発音し、更に必要に応じて、同様の行動をとったときには学習者が日本人である場合には日本語等、学習者の母国語で発音するようにすることもできる。また、例えば、学習者が語学学習装置を操作して(例えばリモコンを操作して)、先の言葉が理解できなかった旨の入力を行ったときも、前記と同様の再発音、母国語での発音等を何回も行わせることも可能である。
【0037】
また、このように学習者が理解できないような行動をとり、あるいはその旨の入力が行われたときには、学習者が、このような言葉を理解しにくい傾向があるとして、この言葉をメモリに登録し、その後、同じような行動がとられたときには、この登録されている言葉を優先的に出力する等、効率的な学習を行わせるようにすることができる。更に、必要に応じて、スピーカから出力している言葉を、別に設けた表示装置に表示するように構成することもできる。
【0038】
なお、図1に示す実施例において、語学学習処理装置3には複数の言語の語学辞書データベース19を備え、学習言語選択指示部20で選択した特定の言語に翻訳を行う例を示したが、例えば、この語学学習装置を英語の学習専用とする際には、語学辞書データベース19には英語の辞書データベースのみを備え、学習言語選択指示部20を除くこともできる。
【0039】
また、行動判定装置2としては、学習者が手に持つ器具に貼り付けられた信号発信器と居室内に置かれた信号受信機のと組み合わせ、または、学習者が手に持つ器具の信号受信機と居室内に置かれた信号発信機との組み合わせにより、これらの組み合わせによる信号の送受信の処理によって、器具の空間位置の動きを検出するものであってもよく、その場合の器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動が判定できるものであってもよい。
【0040】
具体的には、行動判定装置2は、超音波式、磁気式、光学式等の三次元位置計測装置や、加速度センサなどの動きの検出を行う装置、スイッチ、接触センサ、ICタグなど位置の変化が検出できる装置を用いることにより、学習者の身体の動きや器具の空間位置の動きや、その変化を検出するものであってもよい。つまり、この場合、学習者の身体や器具の空間位置の動きや変化に対応して学習者の行動を判定できるものであればよい。
【0041】
上述した実施例の説明では、行動判定装置2は、3次元位置測定装置1による空間位置を測定するものとしたが、これに替えて、学習者の身体に取り付けられた信号発信器または学習者の身体に取り付けられた信号受信機と、居室内に置かれた信号発信機または信号受信機による信号の送受信によって、学習者の身体の空間位置の動きを検出するものであってもよい。その場合には、行動判定装置2が、学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定する。
【0042】
また、行動判定装置2として、超音波送受信機による空間位置(3次元位置)の測定に替えて、モーションキャプチャーシステムを利用すると、学習者が手に持つ器具または学習者の身体について3次元位置測定を行い、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きを検出できる。そのため、検出した学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとすることができる。
【0043】
また、前述したように、超音波式、磁気式、光学式等の三次元位置計測装置や、加速度センサなどの動きの検出を行う装置、スイッチ、接触センサ、ICタグなど位置の変化が検出できる装置を用い、これらを学習者が手に持つ器具または学習者に身体に取り付けて、居室内の天井、壁面等に設けられた受信装置または送信装置により信号を検出することで、また、それらの間で信号の送受信の処理を行うことにより、学習者が手に持つ器具および学習者の身体の空間位置の動きを検出し、検出した学習者が手に持つ器具および学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとすることもできる。これにより、高い精度で学習者の行動を判定できる。
【0044】
行動判定装置2は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体に貼り付けられた信号発信機または信号受信機と、居室内に置かれた信号発信機または信号受信機による信号の送受信に利用して、学習者の動きを判定するようにして良い。その場合には、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動が判定できる。
【0045】
また、行動判定装置2は、学習者が操作する器具に取り付けられた信号発信器から発信された信号を居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号によって、前記器具の空間位置の動きを検出するものとし、器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものとしてもよい。このように、行動判定装置2は、様々に変形することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、学習者の行動を判定してその行動に関連する言葉を発声し、先生等の他の人の力を借りることなく、いつでも学習者が身体で直接言葉を理解することができ効果的な語学学習を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発話型語学学習装置の主要機能を示すブロックによるシステム構成とそれらの関係を示す図である。
【図2】本発明による語学学習装置を用いた学習の態様を示す概要図である。
【図3】本発明による語学学習装置を用いた学習の他の態様を示す概要図である。
【図4】本発明による語学学習装置を用いた学習の他の態様を示す概要図である。
【図5】本発明による語学学習装置を用いた学習の他の態様を示す概要図である。
【図6】本発明による語学学習装置を用いた学習の他の態様を示す概要図である。
【図7】本発明による行動判定装置の動作を概略的に説明する図である。
【図8】本発明による行動判定装置の動き・行動データベースの具体例を説明する図である。
【図9】本発明による語学学習装置の行動・例文データベースの具体例を説明する図である。
【符号の説明】
1…3次元位置測定装置、
2…行動判定装置、
3…語学学習処理装置、
4…音声化処理装置、
5…学習者
6…第1の超音波受信機、
7…第2の超音波受信機、
8…第3の超音波受信機、
9…3次元位置測定部、
10…動き・行動データベース、
13…学習レベル設定部、
14…語学学習用例文形成部、
15…辞書検索部、
16…特定言語翻訳部、
17…レベル設定指示部、
18…行動・例文データベース、
19…語学辞書データベース、
20…学習言語選択指示部、
21…スピーカ
30,31,32…信号発信器

Claims (16)

  1. 居室内における学習者の身体の動きを検出して当該学習者の行動を判定する行動判定装置と、
    前記行動判定装置により判定された行動により、学習者の行動と関連した語学学習用データを出力する語学学習処理装置と、
    前記語学学習処理装置の出力データを音声化する音声化処理装置と
    を備えることを特徴とする発話型語学学習装置。
  2. 前記行動判定装置は、学習者が操作する器具に取り付けられた信号発信器からの信号により3次元位置測定を行い、学習者が操作する器具の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者が操作する器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  3. 前記行動判定装置は、学習者の身体の所定部位について3次元位置測定を行い、前記所定部位の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者の所定部位の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  4. 前記行動判定装置は、学習者が手に持つ器具に貼り付けられた信号発信器または学習者が手に持つ器具に貼り付けられた信号受信機と、居室内に置かれた信号発信機または信号受信機による信号の送受信によって、前記器具の空間位置の動きを検出するものであり、前記器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものであることを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  5. 前記行動判定装置は、学習者の身体に取り付けられた信号発信器または学習者の身体に取り付けられた信号受信機と、居室内に置かれた信号発信機または信号受信機による信号の送受信によって、前記身体の空間位置の動きを検出するものであり、前記身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものであることを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  6. 前記行動判定装置は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体について3次元位置測定を行い、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  7. 前記行動判定装置は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きを検出し、前記検出した学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  8. 前記行動判定装置は、学習者が手に持つ器具または学習者の身体に貼り付けられた信号発信機または信号受信機と、居室内に置かれた信号発信機または信号受信機による信号の送受信によって、前記検出した学習者が手に持つ器具または学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  9. 前記行動判定装置は、学習者が操作する器具に取り付けられた信号発信器から発信された信号を居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号によって、前記器具の空間位置の動きを検出するものであり、前記器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  10. 前記行動判定装置は、学習者の身体に取り付けられた信号発信器から発信された信号を居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号により、前記学習者の身体の空間位置の動きを検出するものであり、前記学習者の身体の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  11. 前記行動判定装置は、学習者の身体に取り付けられた第1の信号発信器から発信された第1の信号と、学習者が手に持つ器具に貼り付けられた第2の信号発信器から発信された第2の信号とを居室内の複数箇所で受信する受信機により受信した信号によって、前記学習者の身体および器具の空間位置の動きを検出するものであり、前記学習者の身体および器具の空間位置の動きに対応して学習者の行動を判定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  12. 前記語学学習処理装置は、学習者の学習レベルを設定する学習レベル設定部を備え、前記学習レベルの設定により出力データを変えることを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  13. 前記語学学習処理装置は、複数の言語の語学辞書と学習言語選択指示部とを備え、学習言語選択指示部により指示された言語の語学辞書による学習用データを出力することを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  14. 前記行動判定装置が、学習者の行動の所定時間の停止を判定すると、前記語学学習処理装置は、再度学習用データを出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  15. 前記行動判定装置が、学習者の行動の所定時間の停止を判定すると、前記語学学習処理装置は、出力した学習用データを母国語により出力することを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
  16. 前記行動判定装置が、学習者の行動の所定時間の停止を判定すると、前記語学学習処理装置は、出力した学習用データを登録することを特徴とする請求項1記載の発話型語学学習装置。
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